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2014年12月 7日 (日)

生きるものの歌

 「デューク・エイセス」の4人組がいま歌うこの歌(永六輔作詞、中村八大作曲)は、フクシマの歌だと、つくづく思う。

  ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=gQBr7LKZ4GA

  ♪ わたしがこの世を去る

    そのとき、未来が来る……

 とにかく、わたしたちが――わたしたちとして、いのちを、なんとしても、つないでいく。

 ガブリエル・マルセルが言うように、その向こうの希望に向かって、絶望があるからこそ、その先に定立可能な希望に向かって、世代をつなぐ「旅する人間」として、存在の神秘の証として、生きてゆかなければならない。

 フクシマから続く、奥の細道を生きていかねばならない。生きるものとして生き続けていかねばならない。

 それはマルセルのいう、アガペー(友愛)の道である。

 わたしたちは、いのちとしてのわたしたちである。

 決して「機能の集合」ではない。

 使い果たした乾電池にように、死んでなくなる機能ではない。

 わたしたちが死んだあとにこそ、わたしたちの存在の影はのこり、わたしたちの知らない――だからほんとうの、そうでしかない、「未来」が来る。

 そのためにこそ、わたしたちは、この被曝・日本の地に、わたしたちの祈りをのこし、新しい世代へ、希望を託さなければならない。

 わたしたちの死んだあとにこそ、ほんとうの未来はあるのだから。

           #

 おととい、がんばりすぎて、きょうは半日、臥せっていた。

 この歌を聴き直し、元気をとりもどし、勇気をもらった。

 あしたはなんとして立ち直りたい!

◎ 生きるものの歌/友よさらば 【CD MAXI】 デューク・エイセス

   ⇒ http://www.universal-music.co.jp/duke-aces/products/upch-80460/

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