「デューク・エイセス」の4人組がいま歌うこの歌(永六輔作詞、中村八大作曲)は、フクシマの歌だと、つくづく思う。
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=gQBr7LKZ4GA
♪ わたしがこの世を去る
そのとき、未来が来る……
とにかく、わたしたちが――わたしたちとして、いのちを、なんとしても、つないでいく。
ガブリエル・マルセルが言うように、その向こうの希望に向かって、絶望があるからこそ、その先に定立可能な希望に向かって、世代をつなぐ「旅する人間」として、存在の神秘の証として、生きてゆかなければならない。
フクシマから続く、奥の細道を生きていかねばならない。生きるものとして生き続けていかねばならない。
それはマルセルのいう、アガペー(友愛)の道である。
わたしたちは、いのちとしてのわたしたちである。
決して「機能の集合」ではない。
使い果たした乾電池にように、死んでなくなる機能ではない。
わたしたちが死んだあとにこそ、わたしたちの存在の影はのこり、わたしたちの知らない――だからほんとうの、そうでしかない、「未来」が来る。
そのためにこそ、わたしたちは、この被曝・日本の地に、わたしたちの祈りをのこし、新しい世代へ、希望を託さなければならない。
わたしたちの死んだあとにこそ、ほんとうの未来はあるのだから。
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おととい、がんばりすぎて、きょうは半日、臥せっていた。
この歌を聴き直し、元気をとりもどし、勇気をもらった。
あしたはなんとして立ち直りたい!
◎ 生きるものの歌/友よさらば 【CD MAXI】 デューク・エイセス
⇒ http://www.universal-music.co.jp/duke-aces/products/upch-80460/
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