2009-12-05

〔NEWS〕 チャータースクール 「5000校」を突破

 ワシントン・ポスト紙によると、米国のチャータースクールは、この秋の新学期で「5000校」を突破、5043校に達した。
 前年度は4624校だったから、400校以上、増えたことになる。

 州別ではカリフォルニア860校、アリゾナ566校、フロリダ413校、テキサス387校、オハイオ338校――の順。

 〔大沼 注〕 日本の教育改革は、中学校で「塾」を開設するのが、画期的なことだともてはやされている、お寒い現状だ。
 
 公立学校のスペースを「塾」に使わせることができるなら、「空き教室」を、有志の教師たちが立ち上げる「チャータースクール」として、活用を認めるべきではないか?

 教師たちが、自分の教育理念に誇りを持ち、自分たちの教育を――教育界のボスどもの目を気にせず、文科省・亡国官僚どもの顔色をうかがわず――自分たちの手づくりの公立学校、すなわちチャータースクール方式で実践する……そんな動きの、どこが公教育の破壊なのか? そんな教師を取り組みを、どうして、教育改革派まで、「市場原理主義」だといって潰すのか?

 ニューヨークのあのイーストハーレム(SD4)の奇跡を実現したのは、自分たちで自分の学校をつくる、公立学校の教師の熱意ではなかったのか?

 教育の自由を守る教師たちの取り組みに、「市場原理主義」の悪罵を投げつけるなかれ!

⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/11/29/AR2009112902359.html

Posted by 大沼安史 at 06:53 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2009-06-12

〔NEWS〕 アメリカの公立高校トップ100 うち17校がチャータースクール

 米誌「ニューズ・ウイーク」(電子版)は6月4日、米国の公立高校・トップ1500を発表したが、中でも成果を収めているトップ100校中、17校がチャータースクールであることが分かった。

 チャータースクール組織、全米公立チャータースクール連盟が報じた。

 米国の公立ハイスクールにおけるチャータースクールの構成比は5・5%。

 トップ100校に占める割合は、それを多く上回った。

  

⇒  http://www.publiccharters.org/node/960

  http://www.newsweek.com/id/201160

Posted by 大沼安史 at 11:11 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2009-02-25

〔NEWS〕 オバマ大統領 一般教書演説 「チャータースクールを拡大する」

 オバマ米大統領は一般教書演説で、公教育の改革問題に触れ、「われわれはチャータースクールへの関与を拡大する(And we will expand our commitment to charter schools.)」と言明した。

 オバマ新政権の教育政策の全容は、近々、ダンカン教育長官によって明らかにされるとみられるが、シカゴの教育長を務めた同長官は、教員組合にも理解を示しながら、公教育の官僚主義に批判的なスタンスをとった人物だ。

 オバマ大統領の今回の教書演説は、ダンカン長官との「合意」の下で行われたはず。
 ということは即ち、オバマ政権の教育政策は、ブッシュ政権の下で進んだ、「テスト至上主義の新自由主義教育政策」とは一線を画した、反統制主義の「公教育リニューアル」路線を辿ることになりそうだ。

 〔大沼・注〕 日本では「チャータースクール」の一側面をとらえて「新自由主義だ」と囃し立て、戦前教育を踏襲する、「統制教育」の擁護者としての役割を十二分に発揮している「お方」が多い。

 日本の「統制教育」の実態がどのようなものか、「大分」の例をみれば分かるはずだ。

 「学力少国民」の大量生産!……

 「チャータースクール」は、アメリカの北欧、ミネソタの市民運動の中から生まれたものであることを忘れてはならない。

⇒  http://www.whitehouse.gov/the_press_office/Remarks-of-President-Barack-Obama-Address-to-Joint-Session-of-Congress/

Posted by 大沼安史 at 09:34 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2008-10-28

〔NEWS〕 環境チャータースクールが初の全米会議 「川の学校」もあるそうだ!

 環境教育を進めるチャータースクールによる初の全米会議が11月7日から3日間の日程で、ウィスコンシン州マディソンで開かれる。

 ウィスコンシン大学の環境教育研究所が「グリーンCSネットワーク」と共催する。

 この「グリーンCSネット」のサイトを覗いたら、ウィスコンシン州内の環境CS3校による小さな組織とわかった。

 そのうちの1校、「ウィスコンシン・リバー・アカデミー」のHPを見て、こういう学校っていいな、としみじみ思った。

 ウィスコンシン川を舞台に、アウトドア学習を繰り広げているのである。
 川で漁をしたり、ボートを漕いだり。

 宮城県にだって、「阿武隈川アカデミー」をつくれるはず、とついつい思った。

 

⇒  http://www.greencharterschools.org/partnersites.htm

 http://www.wisconsinriveracademy.org/

Posted by 大沼安史 at 10:42 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2007-10-04

〔NEWS〕 米国のチャータースクール 4147校に

 米国のNPO、教育改革センターがまとめたところによると、全米のチャータースクール数は9月の新学期に4147校に達した。

 子どもたちの在籍数は124万1706人に上っている。

 州別ではカリフォルニアが最も多く、710校。以下、アリゾナ(482校)、フロリダ(379校)、オハイオ(315校)、テキサス(300校)―の順。

 チャータースクール運動の発祥地であるミネソタは147校。


http://www.edreform.com/index.cfm?fuseAction=document&documentID=2716&sectionID=5&NEWSYEAR=2007

Posted by 大沼安史 at 12:54 午前 チャータースクール | | トラックバック (0)

2007-09-28

〔NEWS〕 チャータースクールにも公立と同額の公的資金援助を メリーランド州の裁判所が判決

 米ハートランド研究所(在シカゴ)によると、東部メリーランド州の控訴裁判所がチャータースクールの子どもに対しても、ふつうの公立学校の生徒と同額の公的資金援助を行うことを求める判決を下していることがわかった。

 同州の2004-2005年度における、公立学校生徒1人あたりの公的資金支出額は11000ドルだが、チャータースクールに出ている資金は、生徒1人あたり、その半額以下という実態だ。

 「チャータースクール同額」判決が出たのは、ことし7月31日のこと。
 この裁判は、同州教委がチャータースクール法の趣旨を「同額支援」と解釈したことに対し、州内の学区教委が反発、裁判になっていた。
 控訴審は一審の判断を踏襲した。

 控訴審判決を受け、次の州議会で州法の改正が審議される予定だ。


http://www.heartland.org/article.cfm?artId=22015

 

Posted by 大沼安史 at 06:24 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2007-09-27

〔NEWS〕 シュワ知事 チャータースクール支援法に署名

 米カリフォルニア州のシュワルツネガー知事は9月21日、サンジエゴ市内のチャータースクール、「KIPPアデラント・進学アカデミー」を訪問し、その場で同州内のチャータースクールを財政支援する法案に署名した。

 成立したSB20号法は、低所得者層の子どもたちのためのチャータースクールの家賃負担などを、ファンドを創設して軽減するもので、1800万ドル(20億円)の州費を投入する。

〔大沼・注〕 週末に大型バイクを疾駆させる、筋肉派知事、シュワちゃんもまた、チャータースクール運動の良き理解者のようだ。

 それに比べて、日本の文科省の「教育再生」なるものの、いかにふやけて、いい加減なものか……。

 たとえば、「教科書」からの集団「自決」の「削除」と「ゆとり」退治……。

 得意技の「国技」は、居丈高な、弱いものいじめだけ……。

 まるで、どこかの相撲部屋じゃないか。

 この「国」の公教育には、ボディーをビルドアップしようとする意志のカケラも感じられない。


 http://www.signonsandiego.com/news/politics/20070922-9999-7m22gov.html

Posted by 大沼安史 at 09:17 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2007-06-30

〔NEWS〕 教組がチャータースクール ニューヨーク進出を支援 教組連係のチャータースクール「グリーン・ドット」(緑の点)がサウス・ブロンクスに高校新設を計画 

 ロサンゼルスでチャータースクールを展開する「グリーン・ドット」が、ニューヨーク進出計画を進めている。ニューヨーク・タイムズ(電子版)が6月28日に伝えた。

 開設場所は、同市最大のスラムのひとつ、サウス・ブロンクス。
 米国nの教育運動家、ジョナサン・コゾルが、著書、『アメージング・グレース』で、その悲惨さをルポした、あのサウス・ブロンクスだ。

 そこに、州政府の認可で、チャーター高校を開設する計画だ。

 「グリーン・ドット」のNY進出を支援しているのは、UFT(統一教組)。
 新設のチャーター高校は、UFTとの間で労使協定を結ぶ。

 労使協定には「労働時間数」は盛り込まれないが、「プロフェッショナルな労働日」を過ごす、との条項が設けられる。教師の身分保障(テニュア)の規定もないが、解雇権の濫用を防ぐため、解雇に関するガイドラインが設けられる。

 「グリーン・ドット」はロサンゼルスで教組との連係によるチャータースクールづくりと取り組んでおり、これをUFTが評価し、ニューヨーク進出を求めた。

 UFT自身、ニューヨークのブルックリンで、2校、チャータースクールを展開している。

〔大沼・注〕

 日本で「チャータースクール」を口にすると、「左派」から決まって返ってくるのが、「新自由主義」の非難だ。

 「ネオリベラリズム」の非難の大合唱のなかで、「日本型チャータースクール」を求める動きは足踏みを余儀なくされ、結果的に右派の「統制教育」がまかり通る、残念な事態になっている。

 チャータースクールとは「公教育」を破壊するものではなく、「公教育」に新しい息吹とかたちを持ち込むものである。

 かつてニューヨークのイースト・ハーレムで公立学校の改革運動に邁進し、いまマサチューセッツに移ってチャータースクールを開くデボラ・マイヤー女史の実践は、「ネオリベ」でもなんでもない。

 「ネオリベ」を警戒するあまり、「リベ」まで窒息させ、「教育ファシズム」の露払いをすることは、断じてあってならない。


http://www.nytimes.com/2007/06/28/nyregion/28schools.html?ref=education

http://www.greendot.org/news/union_to_help_charter_firm_start_school_in_the_bronx.html

Posted by 大沼安史 at 12:27 午前 チャータースクール | | トラックバック (0)

2007-01-08

〔NEWS〕 アメリカ チャータースクール 4000校に

 米国のチャータースクールが2006-07年度において、全米で3977校に達していることが、ワシントンのNPO「教育改革センター」の調べで明らかになった。
 
 同年度開校の新設チャータースクールは、全米で381校。

 開校数が州別で最も多いのは、カリフォルニアで625校。

 以下、②アリゾナ(466校)③フロリダ(391校)④オハイオ(269校)⑤ミシガン(241校)。
 
 チャータースクール発祥の地のミネソタは137校となっている。

 在籍者の全米総数は、約115万人。


http://www.edreform.com/index.cfm?fuseAction=stateStats&pSectionID=15&cSectionID=44

Posted by 大沼安史 at 06:34 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2007-01-04

〔NEWS〕 チャータースクール認可機関を新設 教委が違憲訴訟 米フロリダ州

 米フロリダ州の地元紙、サウス・フロリダ・サン・センチネル(電子版、1月3日付け)が報じたところによると、パームビーチなど州内9つの教育委員会は州教育省を相手取り、州議会の法制定により、昨年8月、設置されたチャータースクールの認可機関、「フロリダ優秀学校委員会」が州憲法に違反するとして、その廃止を求め裁判を起した。

 同委員会ができたことで、同州でチャータースクールを新設したいグループは、教委ではなく直接、同委に対して認可申請できる。
 9人のメンバーからなる同委は昨年9月に初会合を開き、今年最初の認可を行う見通し。

 フロリダ州の憲法は「教育委員会は学区内のすべての無償公立学校を運営、支配、監督する」と定めている。

(大沼・注)
 学区教委レベルだけでなく州レベルの認可機関を置くのは、教委レベルでの「妨害」を排除するものだが、それだけ、教委の存在感が薄まることになり、この背反をどうするか、知恵の出しどころだろう。対立をどう乗り越え、意味ある学校を創り出すか、それがいちばん大事なところだ。
 

http://www.sun-sentinel.com/news/local/southflorida/sfl-cchartersuit03jan03,0,6483911.story?coll=sfla-home-headlines

Posted by 大沼安史 at 06:15 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2006-10-29

〔NEWS〕 チャータースクールは「合憲」 オハイオ州最高裁

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)が伝えたAP電によると、米国オハイオ州の最高裁判所は10月25日、同州のチャータースクールを合憲とする判決を下した。
 最高裁判事4対3による僅差の合憲判決だった。
 裁判は州内の教育委員会、教員組合らが起していた。

 多数派による意見(判決)のなかで、ジュディス・ランジンガー判事は、州議会には、異なる基準含め、公立学校(コモンスクール)の基準・要件を定める権限と裁量を持つ、と指摘した。

 反対派は、チャータースクールによって、ふつうの公立校へのファンドが削減されると批判していた。
 オハイオ州では1998年にチャータースクール法が制定され、昨年段階で250校が展開している。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/10/25/AR2006102500837_pf.html

Posted by 大沼安史 at 12:06 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2006-02-08

〔NEWS〕 ニューヨーク市に50校のチャータースクール独自追加枠

 米ニューヨーク州のパタキ州知事は、ニューヨーク市に対してチャータースクールの50校分の独自追加枠を与える方針を明らかにした。州議会に提案する。
 具体的にはニューヨーク市に対して、ニューヨーク州立大学に与えている認可権限を付与し、独自に最大50校の認可を認める。
 パタキ知事はまた、州内のチャータースクール認可上限の「100校」を「300校」に3倍増する考えを表明した。
 現在の上限「100校」については、1月に最後の4校の認可が決まって、すでにまんどに消化されている。

http://www.nytimes.com/2006/02/08/nyregion/08charter.html

Posted by 大沼安史 at 01:55 午後 チャータースクール | | トラックバック (0)

2006-01-25

〔NEWS〕 ニューオルリーンズの公立校 チャータースクールのネットワーク主体に ハリケーンが吹き飛ばした教育官僚制

 ハリケーン「カトリーナ」に直撃された米国南部、ニューオルリーンズの公教育が、チャータースクールのネットワークを中軸とするかたちで再建されることになった。

 米誌「エデュケーション・ウイーク」(電子版)がこのほど(1月18日付け)、報じた。

 ニューオルリーンズの公立学校システムは、ハリケーン被害により、地元教育委員会による運営が困難になり、ルイジアナ州政府の管轄下に入る。

 州議会で成立した州法によると、州政府は同市の公立校117校のうち102校までを直営できることになったが、その大半はチャータースクールとして再開される見通しだ。
 すでに授業を再開している公立17校のうち、15校までチャータースクールとして再開校した。

 教育委員会を頂点とした教育官僚制によらず、チャータースクールのネットワークが、ニューオルリーンズの公教育再興の土台を形づくることになった。
 

 (大沼 注)

 トップ・ダウンではなくボトム・アップ。

 統制ではなく、下からの創造。

 ハリケーンが教育官僚制を解体し、草の根に学校ネットワークの根付かせた。

Posted by 大沼安史 at 11:16 午前 チャータースクール | | トラックバック (0)