〔渇っ! BOO仙人の連坊語録〕 誰が、日本語を殺したか?
【注】 この「BOO仙人」(またの名をBOO寛、あるいは連坊小路の良寛さま???)の、ありがたい御言葉は、小生(大沼)の盟友、小笠原信之(フリージャーナリスト)のブログ、「閑居愚考」の「コメント」欄に、ななんと仙人さま直々に、お寄せになられたもの(あるいは、それに加筆したもの)であります。
BOO仙人は、いずれ、『ヘイヘイ語録』として上梓したいものじゃの、などとおっしゃられております。(ヘイヘイ? 永平なら、聞いたこと、あるけど……???)
⇒ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nbsn001/comment/20090724/1248415752#comment
誰が、日本語を殺したか?
むむ、われらの世代の(コトバの)ベースは……たぶん何もない?!――お主の言う通りじゃな。
それはなぜか?――わしはの、「国語」教育を含む、文部省の「国(=愚)民化・統制教育」が元凶と信じておる。子どもの生きる時間・空間を囲い込む「ネオ国民学校」の「国語教育」が元凶なんじゃ。
そうじゃ「国語」。「国」語。「日本(人)語」じゃなく。
「検閲教科書」で「正しい読解」を強制し、コトバをつくり・コトバで遊び・コトバで自己=他者=世界へ向かう道筋を全部閉ざしておる。
サンズイを跳ねないから×、間違った解釈だから×、起承転結じゃないから×、字がキタナイから×、60点しかとれないから×、95点だから○、正しい答えだから花○
なんじゃ、ウカンムリじゃなく、ナベブタに見えるとぉ~??
なら、文部省国語統制局長(?)に聞くが、お前さん、あの良寛さまの、あの素晴らしい、崩しの漢字と仮名、どお、お考えかな?
な、何…………キタナイ、跳ねてない、×だ、零点だ、「1」だ、落第だ、とぉ~~
ま、それはともかく、ではなぜ、この国では、コトバの世界を「校門」で封鎖しておるか?
コトバは未来を、可能性を拓くものだから、子どものコトバを封じておるのじゃ!
コトバは人間の、新しい可能性を生み出すものだから、コトバを殺しておるのじゃ!
コトバ(自分&他者&世界=希望)を持った新世代による「世直し」を怖がっておるのじゃ。
「国語」とはの、日本人の「コトバ」をたわめる、「日本語」をつぶす、「日本人」を飼い殺す、仕掛けなんじゃよ。
言論の自由・表現の自由・思想の自由……すべては「コトバの自由」、じゃがなもし。
わしはの、この国のコトバは今、あの戦時中並みの低レベルへ落とし込まれているとみる。
コトバを考えず、コトバを疑わず、自分のコトバを持たず、愛のコトバも忘れ、黙って、お国のために生きて死んで行け!
誰がコトバを、本を殺したか?
そう、きまっとる。「お国」の「国語教育」じゃがなモチ。
Posted by 大沼安史 at 09:14 午前 BOO仙人の連坊語録 | Permalink | トラックバック (0)