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2010-12-12

〔いんさいど世界〕 PISA・読解力・上海

 OECDの「ピザ(PISA)」(「ピザ」と発音する)で、日本は今回、〈「読解力」が前回15位から8位になり、初回00年の水準に回復〉(読売)した。
 ⇒ http://news.google.co.jp/news/more?pz=1&cf=all&ned=jp&cf=all&ncl=d50BKzIxpvzKeVMbKHkV2BnyYIhkM

 なぜ、日本の15歳の「読解力」は、少し高まったか?

 日本の文科省の学習指導要領による「統制教育」が威力を発揮したとみる者は、おそらく1人もおるまい。

 では、なぜ?

 これはもちろん、僕の勝手な「読解」に過ぎないが、メールののやりとりが、15歳の読解力を上げている、からだろう。

 しかし、メールのやりとりは前年も同じ程度、行われていたはず。

 にもかかわらず、どうして「読解力」は「上がった」のか?

 思うに……15歳同士の間の人間関係の断絶の深化が、この1年で、さらに進んだためではないか?

 個の分断が、否応なしに、相手の言わんとする意味、狙いをさぐりあてる「読解力」を育てている…………?

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 さて、今回の(2009年の)調査には、上海が初参加し、いきなり「全分野トップ」を達成した。

 ニューヨーク・タイムズ (⇒ http://www.nytimes.com/2010/12/07/education/07education.html )によれば、上海でのテストは、オーストラリアのテストNPOの監督下で行われたそうだ。(米国の専門家は、上海のテスト結果の正確さは疑い得ない、と同紙に語っている)

 上海を知る米国の専門家によれば、今回の結果で最も重要なことは、「中国は暗記学習の国」という、広く信じられていた仮説が一蹴されたことだそう。

 では、「暗記」でなくて何が?

 その答えに直接結びつくものかどうかは知らないが、タイムズ紙の記事には、こうある。

 In Shanghai, the authorities have undertaken important curricular reforms, and educators have been given more freedom to experiment.

 上海では当局がカリキュラム改革を進め、教師にはより大きな(教育)実験の自由が与えられている。

 ここに、上海と日本の、決定的な違いが?!

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 日本の子どもたちは「いい会社」に入りたがるが、中国では「起業して社長になる」と言う子どもが多いそうだ。

 師走の街を、寒風に吹かれながら、喪服のような黒服で、成算なき就活を続ける、日本の若者たち。

 僕の住む仙台の街角で飛び交う元気のいい言葉は、ほとんどが中国語である!

Posted by 大沼安史 at 05:01 午後 いんさいど世界 |

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