〔NEWS〕 ハーバード教育大学院 「教育指導博士課程」を新設 3年・学費無料
ニューヨーク・タイムズの黒人コラムニスト、ボブ・ハーバート氏のコラム(4日付)で、ハーバード大学の教育大学院(スクール・オブ・エデュケーション)が、米国の次世代の教育を担う人材を育てる、「教育指導」の博士課程(doctorate in education leadership (Ed.L.D.)を開設することを知った。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/12/05/opinion/05herbert.html?_r=1&em
定員25人。3年課程。学費無料だという。
おまけに、ハーバードのビジネス・スクール、行政大学院とも連携して、MBAタイプの実践型教育を施すそうだ。
アメリカも大不況下にあり、大学院への進学は難しい。そんな厳しい状況の中で、学費免除を打ち出したハーバードの教育大学院。
同大学院74年ぶりの、新たな博士コースの新設だという。
日本では教員養成で「6年制」が取り沙汰されているが、富裕層の子弟(あるいは、失業の心配のないお役人の子弟)でもなければ、学費が続かず、無理なことは目に見えている。〔つまり、金持ちと役人の子だけが教員になれる!〕
鳩山政権がもし、6年かけて教育崩壊を「逆転」させる人材を養成するなら、せめて最後の2年間だけでも「学費免除」にするべきだろう。