〔NEWS〕 オバマ大統領 一般教書演説 「チャータースクールを拡大する」
オバマ米大統領は一般教書演説で、公教育の改革問題に触れ、「われわれはチャータースクールへの関与を拡大する(And we will expand our commitment to charter schools.)」と言明した。
オバマ新政権の教育政策の全容は、近々、ダンカン教育長官によって明らかにされるとみられるが、シカゴの教育長を務めた同長官は、教員組合にも理解を示しながら、公教育の官僚主義に批判的なスタンスをとった人物だ。
オバマ大統領の今回の教書演説は、ダンカン長官との「合意」の下で行われたはず。
ということは即ち、オバマ政権の教育政策は、ブッシュ政権の下で進んだ、「テスト至上主義の新自由主義教育政策」とは一線を画した、反統制主義の「公教育リニューアル」路線を辿ることになりそうだ。
〔大沼・注〕 日本では「チャータースクール」の一側面をとらえて「新自由主義だ」と囃し立て、戦前教育を踏襲する、「統制教育」の擁護者としての役割を十二分に発揮している「お方」が多い。
日本の「統制教育」の実態がどのようなものか、「大分」の例をみれば分かるはずだ。
「学力少国民」の大量生産!……
「チャータースクール」は、アメリカの北欧、ミネソタの市民運動の中から生まれたものであることを忘れてはならない。
Posted by 大沼安史 at 09:34 午後 チャータースクール | Permalink | トラックバック (0)