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2007-10-02

〔NEWS〕 「集団自決」削除 「教科書検定審議会」の担当部会のメンバーは「集団辞任」せよ

 沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述が高校の検定教科書から削除された問題で、沖縄の人びとらの怒りが高まる中、渡海文部大臣は10月2日の会見で、教科書会社から訂正申請があった場合、その内容について同省の「教科用図書検定調査審議会」の意見を聞く考えを明らかにしたという。

 これは、筋が通らない話だ。

 同審議会(とくに社会科担当の第2部会)は、ほかならぬ「削除」を答申したところである。

 そんなとんでもない決定を下した審議委員たちはまずもって全員、解任し、新たに信頼できるメンバーを選びなおして審議するのが筋ではないか。

 文科省のサイトに以下のような審議会の「総会議事録」なるものが出ていた。たぶん、この席で「削除」答申が全会一致で決定されたと見られる。

 他の科目も含め、わずか1時間の総会。
 関係部会の「報告」も以下のようなおざなりなものだ。

 「削除」答申がこの席で正式決定されたなら、この総会に出席した審議委員でいまなお残留しているメンバーは全員、責任を取って即時「集団辞任」すべきである。
   

 ■ 総会(17年度第2回)議事録

1. 日時 平成18年3月29日(火曜日)15時~16時
2. 場所 パレスホテルゴールデンルーム
3. 出席者 別紙
4. 議事 ○  事務局から開会が告げられ、議事に先立ち、布村大臣官房審議官から挨拶があった。
     ○  事務局から配付資料の確認があった。
         ○  平成17年度の各部会における審議経過等について、各部会長等から次のとおり報告があった。
 

(第2部会)
 第2部会よりご報告いたします。
 平成17年度の第2部会は、検定申請のあった「地理歴史科」32点、「公民科」23点、合計55点の申請図書について審議しました。
 慎重に審議したところ、いずれの申請図書についても欠陥があると認められたので、合否の判定を留保し、欠陥箇所の申請者による修正を、再度審議しました。その結果、検定意見に沿った適切な修正がなされたと判断し、全55点を合格と判定しました。
 次に各科目について、今年度の検定の概略を報告します。
 まず、「世界史」では、諸地域世界の歴史的展開について、適正な視点、時系列の整合性と論理展開の正確さなどに留意し、不適切な記述には修正を求めました。
 「日本史」では、近現代史を中心として、現在の学説状況や事実関係に即した適切なものに修正を求めました。
 「地理」及び「地図」については、地形や環境にかかわる表記に誤解のおそれのあるものや、図表等に、学習上必要な年次、縮尺、出典などが明示されていないものがありましたが、検定意見により適切に修正されました。
 「現代社会」では、政治制度や国内外の政治状況について、また経済の基礎概念やわが国の経済制度について、さらに今日論議されているさまざまな倫理的な課題について、扱いの適切性、記述の正確性などに欠陥のあると認められるものについては修正されました。
 「倫理」については、倫理思想の記述の正確性、生命倫理や家族の問題など現代の倫理的課題に関する扱いの不適切なものに修正を求めました。
 「政治・経済」では、わが国のODA政策、エネルギー政策などについて、誤解の恐れのある表現や不正確な記述が見られましたが、検定により修正されました。
 以上です。

  別紙 第2部会(社会)の出席者は次の通り。

 揚村 洋一郎,、太田 公、 紀平 英作、 小室 正紀、杉本 良男、栖原 弥生、高橋 文博、谷 聖美、羽入 佐和子、広瀬 順皓、廣部 和也、二木 謙一、宮地 忠明、村木 逸子、山本 孝宏、山田 卓生、渡辺 真知子


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/tosho/gijiroku/001/06102310.htm

Posted by 大沼安史 at 07:59 午後 NEWS |

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