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2006-02-08

〔NEWS〕 米マサチューセッツ州でバウチャー導入論議

 米国東海岸、マサチューセッツ州で、バウチャー導入をめぐる論議が湧き上がっている。ボストンのシンクタンク、「パイオニア研究所」がイニシアチブを取って、制度化へ向けた調査や提言活動を強めている。
 1月31日にはボストンで、「マサチューセッツにおける学校選択と教育改革」と題するフォーラムを開催し、公教育の抜本的な改革について考えた。
 
 パイオニア研究所は、バウチャーをめぐり、研究論文を2本まとめ、ネット上で公開している。
 昨年8月に発表した「マサチューセッツ私立学校調査」と、ことし1月に出した「議論の枠組みをつくる:学校バウチャーに関するケーススタディー」だ。

 私立学校調査は、州内の私立校のバウチャーに対する評価、参加意思などをまとめたもの。
 それによると、回答校の72%、138校がバウチャーへの参加(バウチャーを手に志願する生徒を受け入れる)の意思を表明した。
 そうした私立校が最低、どれくらいの額(年額)のバウチャーで生徒を引き受けるか、調べたところ、第8学年までは平均4000ドルちょっと、それ以上の学年では同8800ドルでOK、という結果が出た。
 これらのバウチャー希望額は、4分の3の制度参加の意思を表明している私立学校において、公立学校における生徒1人あたりの年間支出を下回ることもわかった。

 一方、議論の枠組みペーパーでは、マサチューセッツ州では、1993年以来、400億ドルもの公費が公教育システムに投入されて来たものの、ボストンなどの地域で、75%近い生徒が成績不振を続けている状況などが報告されている。

 (大沼 注)
 日本でも同様の調査が必要だろう。
 バウチャーをめぐる議論は、現実に沿って、私学の協力を得ながら進める必要がある。

⇒http://www.pioneerinstitute.org

Posted by 大沼安史 at 12:47 午後 バウチャー |

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