2011-03-29

〔★★★★★原発NEWS〕 「フクシマ」 「漏れ出した核物質の管理」段階入り

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」の直近(28日午前11時から=日本時間29

日午前1時から)のブリーフィングで、ロクバウム博士は、「フクシマ」が「炉の損傷・放射性物質の放出」段階から、「損傷した核燃料から放出・漏れ出した核物質の管理」段階に進んだ、との見方を示した。

 So, I think the phase of the accident has moved from core damage, release of material, into management of the material that's been released or discharged from the damaged fuel.

 ⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear-crisis-japan-telepress-transcript-03-28-11.html

Posted by 大沼安史 at 08:42 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★原発NEWS〕 プルトニウム 「使用済み燃料」 由来か? 重量で1% 

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」の直近(28日午前11時から=日本時間29

日午前1時から)のブリーフィングで、エドウィン・ライマン博士は、「フクシマ」で

プルトニムが検出したことに関し、東電の測定データをまだ見ていないと断った上で、

以下のような見解を示し、

 ・ ウラニウム238が中性子を吸収することで生成するプルトにウムが(フクシマ

)で検出されたということだ。
 ・ プールの使用済み燃料の重量で約1%がプルトニウムとして存在していることが

考えられる。
 ・ もうひとつは「3号炉」のMOX燃料が考えられるが、こちらのプルトニムは、

「使用済み」と比べ、量が少ない。

 ――「MOX燃料の状態について何事かを物語るものではないと考える」として、M

OXに比べ、「使用済み燃料」由来の可能性があることを示唆した。

 REPORTER:  I have one follow-up. And so do you think, you know, these

plutoniums are coming from the fuel rods?

  DR. LYMAN:  It could either -- well, you know, I don't know without seeing

what the actual measurements are, but there's plutonium -- in spent fuel, even

spent uranium fuel, there's plutonium that's generated when uranium 238

absorbs neutrons.  So, in the spent fuel in the pool, about 1 percent, by

weight, of some of that fuel could be plutonium.

There's also the MOX fuel in the core of reactor number 3, but that's actually

a relatively small amount of plutonium.  Actually, the plutonium in the MOX

fuel is smaller than the amount of plutonium that would have been in the

uranium fuel in the spent fuel pool.  So, I don't think it says anything one

way or the other about the condition of the MOX fuel.

⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear-crisis-japan-telepress-transcript-03-28-11.html

Posted by 大沼安史 at 07:23 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-28

〔原発NEWS〕 「避難を考えた方がいいレベルの汚染」 福島・飯館村

 飯館村(フクシマかえあ40キロ)の土壌汚染が「チェルノブイリ強制移住」以上―に達している―と、京大の今中哲二助教(原子炉工学)が警告している。

 グリーンピースも既に「避難」を呼びかけている。
 政府は、菅直人内閣はどうするつもりだ。

 枝野のよ、君はまた、「直ちに健康被害は」といって逃げるのか? そういって、クマのぬいぐるみを抱いて、オネンネするつもりか?
 
 ⇒ http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110328000068

Posted by 大沼安史 at 07:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「反映すべき新知見 適切に反映」 保安院長 (昨年の)「年頭の所感」で決意表明?!

 ネットに寺坂信昭・保安院長の「年頭の所感」なるものが載っていた。

 ……昨年8月には、浜岡原子力発電所が大きな地震に見舞われるなど、耐震安全性の確保は引き続き重要な課題となっています。現在、保安院では、平成18年9月に改訂された新耐震指針に照らし、すべての発電所の耐震安全性の確認を着実に進めております。耐震安全性の分野は、平成19年7月に発生した中越沖地震で得られた知見等、近年、急速に新しい技術や知見が得られている分野です。反映すべき新知見を、原子力施設の耐震安全性評価に適切に反映させていきながら、厳格に確認を行ってまいります。……

 「所感」からもう1年以上、過ぎた、「反映すべき新知見を適切に反映し……厳格に確認を行って」いたら、よかったのに。

 ⇒ http://www.nisa.meti.go.jp/safety-

Posted by 大沼安史 at 01:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔☆☆☆☆☆原発NEWS〕 ユーチューブ 【大切な人に伝えてください】小出裕章さん『隠される原子力』

 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=4gFxKiOGSDk

 小笠原信之のブログ( ⇒ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nbsn001/ )で、このビデオを知った。

 畏友・小笠原信之はこう書いている。
 
 「ただちに影響の出るレベルではない」はごまかしの言葉。低レベルでも悪影響は大いにある!

 26日(土)の私のブログで紹介した放射線被曝の「直線しきい値無し仮説」について、京都大学原子力実験室・助教の小出裕章さんが講演の中で詳細に触れており、ユーチューブで公開されている。

 ユーチューブで小出さんは、「まったく健康に影響のない被曝はありえない」と声を強めて訴えている。そうして、「『ただちに影響のないレベル』と言ってはならない」と政府の姿勢を強く批判している。「ただちに影響がでる」という被曝の被害は「死んでしまったり、髪の毛が抜けてしまったりという急性障害であり、そういう被害が出なければいいのか。とんでもない」と言う。

 その根拠として2005年にBEIR(ベイル・米国科学アカデミーの放射線影響評価委員会)が7回目に出した報告書を挙げる。その結論は「被曝のリスクは低線量にいたるまで直線的に存在し続ける」。つまり、どんな低線量でも影響があるというわけで、低線量でも被曝すれば5年後、10年後、20年後にがんを発生する恐れもあるわけだ。

 小出さんは40年間も原発に反対し続けてきた研究者。かつての反原発運動時にも積極的な発言や著述を展開した人。そういう人だから、東の東大と張り合う権威・西の京大にあって今も「助教」だ。かつては「助手」だったことが私の記憶にはある。ひとつ「出世」したわけだが、権威の塊の象牙の塔のありようをよく象徴している…………。

Posted by 大沼安史 at 12:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 米軍 気仙沼の大島で放射能測定

 ロサンゼルス・タイムズの記事についた写真を見て、驚いた。
 なんと「フクシマ」から150キロ離れた、ツナミ被災地の気仙沼の大島で、米海軍が放射能の測定を行っている! 
 ⇒ http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-japan-radiation-20110327,0,744014.story

 これは何を意味するだろう?

 宮城県以北は、放射線測定の空白地帯だ。

 わずかに女川原発だけ。

 どうして残留放射線のモニタリングを実施しないのだ?

 (その女川で地震後、高い数値が検出された時、たしか最初は、女川原発からの漏れのような見方が出て、東北電力がこれを否定したことがあった。女川なら放射線を検出しても、原発だからあり得るという「反射的な判断」がわれわれ宮城の住民の意識に刷り込まれている……)

Posted by 大沼安史 at 10:55 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 「死者が出るのを恐れる」

 ニューヨーク・タイムズに、英国の物理学者で被爆問題の第一人者、米コロンビア大学教授のデイビッド・ブレナーさん(同大学放射線研究センター長)のこんなコメントが出ていた。

 「死者が出るのを恐れる」

 「フクシマ」の現場の作業員に死者が出るのを恐れていると。

 出るかもしれないのを恐れているのではなく、出るだろうことを恐れている。

 But he expects cases of radiation sickness among the workers at the contaminated plant, and, he added, “I fear there will be fatalities.”

 ブレナー教授はCTスキャンや空港での全身X線検査に対しても警告している人だそうだ。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/29/science/earth/29brenner.html

Posted by 大沼安史 at 09:56 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 海中の放射性ヨウ素 コンブとエビに 米研究者 

 ニューヨーク・タイムズによると、米ミシガン大学のキンバリー・J・キアフォット教授は「シーフードのモニターすることは、きわめて重要だ。多くの核種は自然界で濃縮される。たとえば放射性ヨウ素はコンブやエビで濃縮される」
 
 The elevated levels of radiation at and around the Fukushima plant will require careful monitoring of seafood in Japan, said Kimberlee J. Kearfott, a professor of nuclear engineering and radiological sciences at the University of Michigan.

“It is extremely important that seafood be carefully monitored,” she said in an e-mail. “This is because many of the radionuclides are concentrated in the environment,” she added. “For example, iodines are concentrated in kelp (a Japanese food, seaweed) and shrimp.

“Iodines, cesium and strontium are concentrated in other types of seafood,” she continued. “Fish can act like tea or coffee presses. When you push down the plungers, the grounds all end up on one side. In this case, that is the fish.”

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/28/world/asia/28japan.html?pagewanted=2&_r=1&hp

Posted by 大沼安史 at 09:37 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 「プルトニウム」に終日質問

 ニューヨーク・タイムズにこうあった。「(27日の)日曜日の一日中、政府と東電の担当者は、プルトニウムが(3号機)から放出されているのではないか、との質問の対応に追われた」

 All Sunday, the government and company officials fielded questions from the Japanese media about whether plutonium might have escaped from one of the damaged facilities. Mr. Edano said the area around the reactors was being tested for plutonium, but “this is not an easy process.” He said that if the presence of plutonium was confirmed, “we will take measures depending on the situation.”

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/28/world/asia/28japan.html?pagewanted=2&_r=1&hp

 枝野長官は周辺をテストしているが、「かんたんなプロセスではない」と語った。

 「1000万倍」の東電が検知にあたっているのか?

 そんなに難しいことなら、原子力安全委員会の専門家にお出まし願ってはどうか?

Posted by 大沼安史 at 09:18 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 「放射能はあるけれど情報がない 日本でも同じことが起きているようだ」

 「チェルノブイリ」のガイド、タタルチュクさん語る
 オブザーバー紙によると、「チェルノブイリ」で公式ガイドをしているユーリー・タタルチュクさんは、「フクシマ」と重ね合わせて、こう言ったそうだ。

 「日本はまだ、ここまでひどくはないっていない。しかし、多くの共通点がある。1986年に私たちには高い放射能があり、情報はないもなかった。それと同じことが再び、起きているようだ。こうした事故が起きる時のパターンだ」

 As to the comparison between Fukushima and Chernobyl, Tatarchuk is emphatic: "No, it is not as bad in Japan as it was here, not by a long way. But there are lots of similarities. Basically, we had high radiation and no information in 1986, and that seems to be going on once more. That is the pattern when these things happen."

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/27/japan-nuclear-error-radiation-reading

Posted by 大沼安史 at 08:52 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 測定ミス 東電の事故対応能力に疑問

 英紙ガーディアンは、東電が放射線の測定を誤まり、作業員を退避させたことについて、東電の事故対応能力に疑問を投げかけるものだと報じた。

  Further doubt has been cast on a Japanese firm's handling of the Fukushima nuclear crisis after officials admitted overstating high levels of radiation, prompting an evacuation of the nuclear site.

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/27/japan-nuclear-error-radiation-reading

Posted by 大沼安史 at 08:32 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「赤旗」女性記者らの追及を「会見打ち切り」で逃げた東電

 「朝日」の電子版が、26日の東電・武藤副社長会見を詳しく報じている。
 ⇒ http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/articles/2011032700003.html?iref=chumoku

 会見の最後で、「しんぶん赤旗」の女性が質問に立った。質問は2点。「電源が全て失われることを想定していなかったのはなぜか」「最悪の場合をどう想定し、どんな対策をとっているか?」

 国民の誰もが知りたいところだ。

 これに対して武藤副社長がポイントをずらして逃げようとする。2点目の質問にはまったく答えず、「アクシデントマネジメントの手順を我々、実施したということだと思う」などと口走る。

 この場面を、「朝日」の記者はこう記録している。

   ☆

 男性記者から「日本語を分かってない」という声が上がる。しんぶん赤旗の記者の一つ目の質問は確かに、電源の喪失を事前に想定しなかったことの是非を尋ねるものだったが、二つ目の質問は、電源の話ではなく、現時点における「最悪の場合」の想定を尋ねるものだった。会場の記者たちはそれを理解しているが、武藤副社長はそれを理解していないように見える。

 しんぶん赤旗の記者が「最悪の状況をどのように想定いらっしゃるのか」と重ねて質問する。

 …………

 男性の記者が「ちゃんと答えてください」と食い下がる。別の記者が「逃げないできちんと答えたほうが東電さんのためですから」と声をかぶせる。

 武藤副社長は「原子炉の状態をともかく安定させるということだと思います」と言う。

 吉田部長が「予定の時間が参りましたので、本日はこれにて終了させていただきたいと思います。どうもありがとうございました」と言って、午後6時40分、記者会見を打ち切る。

 東電でひっきりなしに開かれてきている記者会見がこのような荒れた状態で終わるのはおそらく初めてと思われる。

  ☆

 「赤旗」の女性記者は偉い! ジャーナリストの社会的な責任を果たそうとしている。応援した男性記者たちも。

 東電の武藤という副社長は企業の社会的な責任を忘れている!

 しかし、どうして「朝日」の記者は「このような荒れた状態」と書くのだろう?

 ようやく、記者の追及が始まっただけのことではないか?

 「荒れた状態」にしたのは質問に答えず、会見を打ち切った東電である。
 「朝日」の記者は、まるで傍観者だ。

 もうひとつ、この記録記事の「中見出し」には恐れ入った。

  ■放射能汚水の来し方と行く末

 まるで方丈記。

 いい加減にしてくれ!

 「日本語を分かっていない」んじゃないか!

Posted by 大沼安史 at 03:56 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 福島第1原発:2号機の汚染水濃度「10万倍」に「訂正」

 毎日新聞
 ⇒  http://mainichi.jp/select/today/news/20110328k0000m040106000c.html

 「10万倍」も、凄い値だ。

 しかし東電はほんとうに「誤まった」のだろうか?  「真実」が漏洩した?

Posted by 大沼安史 at 03:02 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-27

〔原発NEWS〕 1000万倍 測定ミス? やり直しへ

 NHKラジオが言っていた。測定ミスだそうだ。何はともあれ、よかった。
 こんなことで喜ばなければならないとは……

  ☆

 小学高学年の頃だったろうか、中学生のころだったろうか、その頃、しきりに言われ、覚えてしまった核種がある。

 「ストロンチウム」だ。

 中国の核実験による「ストロンチウム」。

 ストロンチウム入りの雨にあたると、頭が禿げると言われていた……。

 今考えれば、そのころから日本に、被爆対策教育は不在だった。

 唯一の被爆国なのに。

 このことで僕は文部省の、ある決定的な犯罪行為を知っているが、その告発は、いずれまたの機会にしよう。

 ともかく、文科省は全国の教育現場で、被爆対策教育を始めなければならない!

Posted by 大沼安史 at 09:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 まばゆいばかりにエキゾチック(異国的)な……放射性JAPAN!

 立法センチメートルあたり29億ベクレルの放射性要素。通常の1千万倍――と聞いて、あの郷ひろみさんのヒット曲、「2億4千万の瞳(エキゾチック・ジャパン)」を思い出してしまった。

 国民一人あたり目は2個。だから「2億4千万の瞳」

 いま、日本の国民は「2億4千万」の怒りと不信の瞳でもって、政府・東電を凝視している。

 ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=nOFrb9C_fWc

 ♪ まばゆいばかりにエキゾチック(異国的)な、放射性ジャパン……?

 こんな日本にだれがした?

 余計なことだけど、ことしの紅白、あるのかな?

Posted by 大沼安史 at 07:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔★原発NEWS〕 ニューヨーク・タイムズが放射能汚染をグラフィックで解説

  ⇒ http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/24/world/asia/how-radiation-contamination-can-travel.html?ref=asia

Posted by 大沼安史 at 05:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★原発NEWS〕 通常の1000万倍 BBCも速報

 ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12872707

Posted by 大沼安史 at 04:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★原発NEWS〕 2号機の水から29億ベクレル(1立方センチ)の放射性ヨウ素 通常の1000万倍

 保安院が発表した。共同通信 ⇒ http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032701000084.html

Posted by 大沼安史 at 03:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★原発NEWS〕 ツナミを過小評価していた政府・東電 「愚かな過ちが滝のように続き、フクシマの大惨事を引き起こした」 米国のツナミ学者が明言

 ニューヨーク・タイムズのオオニシ記者らの記事は、(前述の)米国のツナミ学者、コスタス・シノラキス南カリフォルニア大学の、以下のような言明を紹介している。

 シノラキス氏は日本のツナミ・リスクの過小評価を「大惨事につながった愚かな過ちの滝」(のようなもの)と呼び、(惨事を防いだ)関係データは、ツナミの分野の研究者なら見落とすことが不可能なものだったと明言した。 

 Mr. Synolakis called Japan’s underestimation of the tsunami risk a “cascade of stupid errors that led to the disaster” and said that relevant data was virtually impossible to overlook by anyone in the field.

  ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/27/world/asia/27nuke.html?ref=world&pagewanted=print

 大沼・このシノラキス教授の明言は、決定的に重要だ。
 刑事・民事の今後の追及の証拠ともなる証言だ。

Posted by 大沼安史 at 01:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 東電のツナミ対策の防波堤は台風対策 政府当局者

 NYTのオオニシ記者らの記事によると、東電のスポークスマンはツナミ対策の一環として、高さ5.5メートル(18フィート)の防波堤(ブレークイォーター)を築いたと言っているが、原子力安全委員会の当局者は、ブレークウォーターは台風時の船舶防護を主な目的につくられたもので、ツナミ対策のものでない、と言明している。

 Eighteen-foot-high offshore breakwaters were built as part of the company’s anti-tsunami strategy, said Jun Oshima, a spokesman for Tokyo Electric. But regulators said the breakwaters — mainly intended to shelter boats — offered some resistance against typhoons, but not tsunamis, Mr. Kobayashi said.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/27/world/asia/27nuke.html?pagewanted=2&ref=world
 

Posted by 大沼安史 at 01:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 奥尻島津波 貞観津波にも言及

 NYTのオオニシ記者らの記事は、奥尻島の津波(1993年)にも、「フクシマ」のすぐ北の内陸部、海岸から1.6キロ近くの地点まで到達しら貞観地震(869年)などにも言及している。

 「前例」は、いくらでもあったのだ。政府・東電はもう言い逃れできない。

 オオニシ記者らはそれを「海外」の研究者たちが見ている「最も悲しむべき事実」だと書いている。「国内」にいるわれわれとしても、悲しすぎる事実だ。  

 Perhaps the saddest observation by scientists outside Japan is that, even through the narrow lens of recorded tsunamis, the potential for easily overtopping the anti-tsunami safeguards at Fukushima should have been recognized. In 1993 a magnitude 7.8 quake produced tsunamis with heights greater than 30 feet off Japan’s western coast, spreading wide devastation, according to scientific studies and reports at the time.

On the hard-hit island of Okushiri, “most of the populated areas worst hit by the tsunami were bounded by tsunami walls” as high as 15 feet, according to a report written by Mr. Yanev. That made the walls a foot or two higher than Fukushima’s bluff.

But in a harbinger of what would happen 18 years later, the walls on Okushiri, Mr. Yanev, the expert in seismic risk assessment, wrote, “may have moderated the overall tsunami effects but were ineffective for higher waves.”

And even the distant past was yielding new information that could have served as fresh warnings.

Two decades after Fukushima Daiichi came online, researchers poring through old records estimated that a quake known as Jogan had actually produced a tsunami that reached nearly one mile inland in an area just north of the plant. That tsunami struck in 869.

⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/27/world/asia/27nuke.html?pagewanted=3&ref=world

 大沼:奥尻島に地震・津波の時、僕は札幌にいて、北海道新聞の社会部デスクをしていた。

 大津波の底で、車がヘッドライトを照らしていた!

Posted by 大沼安史 at 01:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★原発NEWS〕 IAEA WHO(世界保健機関)の原発安全対策を阻止

 米国「核を超えて」サイトは、ジュネーブの「世界保健機関(WHO)」前での抗議行動が204週目に入っている、と報じた。⇒ http://www.beyondnuclear.org/

 なぜ、WHOが私たちの「フクシマ」と関係しているか?

 それは、WTOが――英紙ガーディアンが2年前に報じていたように――「国際原子力機関(IAEA)」と、1959年5月28日に、世界の人々の健康を守る機関としてはあるまじき協定を結び、それが今なお効力を保っているからだ。⇒ http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/may/28/who-nuclear-power-chernobyl

 この協定により、こと原発に関し、IAEAはWHOの決めることに対し、なんと「拒否権」を手にしていた(今も手にしている)!

 IAEAが設立(1957年)されて2年後のこと。当時は「平和のための原子(アトムズ・フォー・ピース)」という美名の下、原子力の「平和」利用が始まったばかりのころ。

 こうしてIAEAはWHOという世界の健康の守り手の口に猿轡をはめることに成功したわけだ。

 こんなバカな協定は「フクシマ」の名において即時廃棄されねばらならない。

 ジュネーブのWHOの前で抗議行動が続いてうるのは、ガーディアン紙によるこの暴露報道があったからだろう。

 これまでの抗議行動は、WHOがきちんと原発の放射線対策をとっていたら、「チェルノブイリ」の悲劇はなかったかも知れない、との怒りによるものだった。

 これからはその怒りに「フクシマ」が加わる。

Posted by 大沼安史 at 10:01 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「グリーンピース」の測定チーム 配置に

 「グリーンピース」の放射線測定チームが来日し、配置についた。山形の米沢に拠点を置き、福島市に入って測定しているようだ。

 以下は26日の報告。
 日本の新聞報道、政府の測定値を確認する結果だった。

 ただし、以下に、こんな記述も。気になる。
 
 「いくつかの地点で8日間で年間被爆基準(そんなものがあると信じたとして)に達するとても高い数値だ」

 As we found out today, the radiation levels are high in Fukushima city -- our measurements confirmed levels that have been reported in newspapers and by the government -- in some places so high that you would get your "maximum annual dose" (if you believe in such things) in about 8 days. It's a bit strange to see people biking and going about their business.

 チームは大阪から食品、飲料水を持ち込み、地元の水道水、食品の摂取を避けている。
 
 ⇒ http://www.greenpeace.org/international/en/news/Blogs/makingwaves/from-our-radiation-sampling-team-in-japan/blog/33954

Posted by 大沼安史 at 09:19 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 福島民友「20~30キロ圏内は危険?安全? 住民に募る怒り」

 ⇒ http://www.minyu-net.com/news/news/0326/news8.html

Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「憂慮する科学者たち」定例ブリーフィングなし

 土曜日(現地時間=26日)だから? それともそれどころでないから?

Posted by 大沼安史 at 08:50 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★原発NEWS〕 BBC 「東電が(日本政府から)批判されている」

 英国のBBC放送が、「東電が批判されている」と報じた。日本時間午前7時半すぎの報道にようだ。

  日本政府が東電に対して情報を速やかに出せ、といった。
 枝野長官は「強く求めた」

 つまり、東電が日本政府から批判されている!

 ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12872707

 大沼・注 政府がついに「東電」から距離を置き始めた!

Posted by 大沼安史 at 08:39 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 天野局長 とくに「4号機の使用済み燃料プール」懸念

 IAEAの天野事務局長はさらに、特に「4号炉」の「使用済み燃料プール」への懸念を表明した。

 He said he was particularly concerned about the pool at Reactor No. 4, which contains the entire core of a reactor that was removed shortly before the disaster struck, and is particularly radioactive.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/27/world/asia/27japan.html?_r=1&hp

Posted by 大沼安史 at 08:09 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 天野局長 「最大の問題は使用済み燃料」

 IAEAの天野事務局長はまたニューヨーク・タイムズのインタビューに対し、最大の問題は「使用済み燃料」だと語った。

 Mr. Amano, a former Japanese diplomat who took over the United Nations nuclear agency in late 2009, said in a telephone interview from Vienna that his biggest concern now centered on spent fuel rods sitting in open cooling pools atop the reactor buildings.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/27/world/asia/27japan.html?_r=1&hp

 大沼:「3号機」ではなく、「使用済み燃料」だという天野事務局長。
 「使用済み燃料」を犯人にすれば、「原発」は「シロ」だと言い張れる……?

Posted by 大沼安史 at 08:02 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★原発NEWS〕 「終結にほど遠い」IAEA天野事務局長 ニューヨーク・タイムズに言明

 IAEAの天野事務局長がニューヨーク・タイムズに対し、「なお終結にほど遠い(U.N.’s Nuclear Chief Says Japan Is ‘Far From the End’)」と言明した。

 天野局長は甚大な被害を考えると、数ヵ月と言わなくとも数週間は続き得る、と語った。

 More than two weeks after a devastating earthquake and tsunami, he cautioned that the nuclear emergency could still go on for weeks, if not months, given the enormous damage to the plant.

 天野局長はまた、危機の安全な終息までには、「かなり長い時間がかかる」と付け加えた。

 Safely ending the crisis, he added, “will take quite a long time.”

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/27/world/asia/27japan.html?_r=1&hp

 一時の楽観論から一転した悲観的な見方だ。

 ロイターもタイムズの報道を配信している。⇒ http://af.reuters.com/article/energyOilNews/idAFN267967820110326

Posted by 大沼安史 at 07:47 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-26

〔★原発NEWS〕 「原発は100%安全だ、事故が起きないうちは」?!

 米国の風刺ニュース・サイトに、「原発推進者が、原子炉は完璧に安全だ、何か悪いことが起きないかぎり、と主張」という記事が載っていた。
 ⇒ http://www.theonion.com/articles/nuclear-energy-advocates-insist-us-reactors-comple,19740/

 「原発は100%安全だ、事故が起きないうちは」
  ――ならば、こうも言い換えることができるだろう。
 「原発は100%危険だ、事故が起きたら」

 「原発は100%安全だ、事故が起きないうちは」
  ――これはこうも言い換えることができるだろう。
 「原爆も100%安全だ、爆発しないうちは」

 しかし原発と原爆は、事故が起きたら(爆発したら)危険なのか? (初めて危険なものになるのか?)

 違う!

 原発と原爆は事故が「起きるから(爆発するから)」危険なのだ。
 あるいは「起き得るから(爆発し得るから」危険なのだ。

 つまり危険は事故が起きる前から(爆発する前から)存在する。

 よって「原発は100%安全だ、事故が起きないうちは」は誤り。

 原発は原爆同様、事故が起きる前から100%、危険なものである。

 (このアナロジーは、致死的なウイルスについてもいえる)

Posted by 大沼安史 at 05:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 東京新聞 「下請け協力会社の悲哀 福島原発」

 
 ⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032602000026.html?ref=rank 

Posted by 大沼安史 at 05:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 在日米軍家族 アジア各国へも脱出

 米国防総省は在日米軍家族のアジア各国の「セイフ・ヘイブン(安全地域)」への避難を認めることにした。

 フィリピン、台湾、タイなどへ脱出する家族にはその地域に対応した日当が支払われる。

 ⇒ http://www.stripes.com/news/asian-nations-now-an-option-for-family-members-leaving-japan-1.138886

Posted by 大沼安史 at 03:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕  「私は大丈夫と発言していない」枝野の、この安眠ぶりよ!

 記者会見で枝野官房長官は「私は大丈夫と発言していない」と開き直った。

 では、聞くが、「警戒を要する」「安全とは言えない」と、君は言ったのか!

 この写真の寝顔、ここに再掲するが、「私は大丈夫とは発言してない」顔かなあ~?

 ⇒ http://twitpic.com/49m6pa 

Posted by 大沼安史 at 03:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 被爆国・日本に原発はいかに導入されたか?

 グーグル・ビデオ NHK・現代史スクープ・ドキュメント:「原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~」
  ⇒ http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134&hl=ja#

Posted by 大沼安史 at 03:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 「ヒロシマの犠牲者への最大の裏切り」 大江健三郎さん 「ニューヨーカー」誌に寄稿

 大江健三郎さんが「ニューヨーカー」に書いていた。

 原子炉の建設を通して、人間の命に対する同じ軽蔑を繰り返す過ちは、ヒロシマの犠牲者の記憶に対する最大の裏切りである。

 
 To repeat the error by exhibiting, through the construction of nuclear reactors, the same disrespect for human life is the worst possible betrayal of the memory of Hiroshima’s victims.

 ⇒ http://www.newyorker.com/talk/2011/03/28/110328ta_talk_oe

Posted by 大沼安史 at 02:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔原発NEWS〕 ユーチューブ 英チャンネル4(1995年)「隠された被爆労働-日本の原発労働者」

 原発銀座・若狭。息子さんの遺影を抱いた両親が、写真家の樋口健二さんの質問に答えた。
 「高校を出て、18で原発で働き始めました」

 「29歳で亡くなりました」

 「フクシマ」につながるドキュメントだ。

 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=92fP58sMYus&feature=related
   
   http://www.youtube.com/watch?v=pJeiwVtRaQ8&feature=related

   http://www.youtube.com/watch?v=mgLUTKxItt4&feature=related

Posted by 大沼安史 at 02:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 「チャイナ・シンドローム」の恐れに呪われた政府・東電の発表

 英紙インディペンデントが、日本の原発専門家、田中三彦氏のコメントを紹介していた。

 日本政府・東電が何と言おうと、それは「チャイナ・シンローム」の恐れに取りつかれたものだ。

 Mr Tanaka rejected official assurances that the crisis was easing and criticised the lack of official information on how they were attempting to cool the vessels. He said that whatever is said in pubic the government and TEPCO are haunted by a possible "China Syndrome" – the name given to a total meltdown where molten nuclear fuel burns its ways through the protective vessel and falls to the concrete floor of the reactor triggering a huge release of radioactive material.

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/murky-past-of-japans-troubled-nuclear-industry-revealed-2252469.html

 大沼・注 haunted! ホーンティド。幽霊にとりつかれたような……

 僕は保安院の会見で、ニシヤマという人を見るたびに、「ヒロシマ」「ナガサキ」で犠牲になった無数の被爆者たちの霊があたりに漂っているような気がしてならない。

Posted by 大沼安史 at 01:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「そこに核の嵐の台風の目があった」 英紙記者「フクシマ」原発正門前まで接近取材

 英紙インディペンデントのダニエル・ハウドン記者が東電福島第一原発を目指すドライブ取材を決行した。
 
 「ダイイチ」まで3キロの大熊町。
 
 無人の町。猫と犬がうろつく町。小学校の傘いれに残された傘。
 校庭の桜。

 さらに「ダイイチ」に接近。

 車を運転していた人が呼吸器を取り外し、「そうだ」とだけ言った。現場で闘う人だった。パニックに襲われた話し方だった。「新聞記者とは話せない」と言って、その場を離れて行った。

 を阻止する者はいない。さらに接近した。「フクシマの50人」たちが通り過ぎる。

 白い防護服と白いフード。白いバスに乗って現場に向かっている。

 間もなく、「ダイイチ」の正門前に到着した。

 惨事の最中、そこだけは損害をまぬかれたような無傷の場所だった。 
 「核の嵐」の台風の目にあった。

 東電に車が近づいてきた。手でバッテンのジャスチャーを繰り返す。立ち入り禁止。

 …………

 短いドライブ行だったが、「大惨事の現場に近づいたことは間違いなかった」とハウドン記者は書いた。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/fear-and-devastation-on-the-road-to-japans-nuclear-disaster-zone-2253509.html
 

Posted by 大沼安史 at 12:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 BBCビデオ 東電 「ツナミのせいだ」

 東電のスポークスマンがインタビューに答えていた。
 ナレーションでは東電が責任を認めていると言っていたが、スポークスマンは「原発も政府から認可されたもの、ツナミのせいだ」と責任逃れの発言していた。

 自分たちの人災責任を「政府の認可責任」「自然のツナミ責任」にして逃れようとしているのだな。

 ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12868364

Posted by 大沼安史 at 11:19 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 「3号機」容器 「大きな破れに至っていない」

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」の直近(24日午前11時から=日本時間25

日午前1時から)のブリーフィングで、ライマン博士はさらに「3号機」について、もしも圧力容器の破れが大きく、炉心が溶融し格納容器の底に落下することになれば、たぶん、少なくとも30分、あるいは1時間以内に、容器内圧力の急上昇があるはずだ。そうした状況を彼ら(東電)が検知しているとは思わない」との見解を示した。

 DR. LYMAN:  This is Ed Lyman, one other thing, if there were a large breach in the vessel and the core actually melted through and fell into the containment floor, there would probably be a rapid rise in containment pressure for, you know, at least 30 minutes to an hour or so.  So, I don't think they've detected that yet.  I guess if the containment already were breached, it may not be as rapid, but there would be some indications of a serious change, a serious and rapid change in these parameters.

 ⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear-crisis-japan-telepress-transcript-03-25-11.html

 大沼・まだ時間がある、ということか?

Posted by 大沼安史 at 10:09 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 ニューヨーク・タイムズ 避難圏マップ(更新版)

 ⇒ http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/16/world/asia/japan-nuclear-evaculation-zone.html

Posted by 大沼安史 at 07:55 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-25

〔★原発NEWS〕 保安院よ 東京でアグラをかいていないで「フクシマ」に行き、「3号機」に入って実態を調べろ!

 7時の「24時間安心ラジオ」、NHKのニュースが、保安院の、「3号機」問題の記者会見を伝えていた。

 「と思われる」「との見方を示しました」

 保安院よ、どうして「フクシマ」の現場に入らないのだ。

 その目で直接、確かめるのが、君たちの仕事だろうが! 

 海江田よ、東京消防庁の消防士ばかり責めないで、保安院の役人どもを怒鳴りつけたらどうなんだ!

Posted by 大沼安史 at 07:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★震災NEWS〕 身元不明死者 DNA情報を確保せよ!

 NHKのラジオが身元不明の死者を無縁仏として葬る、と報じている。

 DNA情報が確保されているか、気になった!

Posted by 大沼安史 at 06:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★震災NEWS〕 内閣府「防災情報」に「フクシマ」なし 「大臣に質問するな」……これが日本の報道管理の実態だ


 内閣府防災担当のサイトの「防災情報のページ」を覗いて、驚いた。今、防災が必要なのは「フクシマ」だ。
 フクシマに関する情報は一切ない。

 もうひとつ、驚いたのは、最新ニュースが松本防災相が18日に震災・津波被災地を現地調査する、という「ニュース」だった。

 そこに、報道陣に対して、こんな注意事項があった。

 各現地調査先の随行可、カメラ撮り可。ただし、随行の際の質
疑取材はご遠慮下さい。また、取材に当たっては、現地担当者の
指示にしたがってください。

 松本大臣の随行記者は「質疑取材」禁止!

 記者の大臣への質問は禁止!

 日本のマスコミもずいぶん、なめられたものだ!

 内閣府よ、「防災情報」に「フクシマ」を掲示せよ!

  ⇒ http://www.bousai.go.jp/

松本防災担当大臣は、以下のとおり、東北地方太平洋沖地震に関する被
害の現状等を把握するため現地調査を行います。
1.日 時:平成23年3月18日(金)
2.行 程:別紙のとおり
3.取 材:
(1) 各現地調査先の随行可、カメラ撮り可。ただし、随行の際の質
疑取材はご遠慮下さい。
また、取材に当たっては、現地担当者の
指示にしたがってください。
(2) 取材される方は、社名入りの腕章を着用してください。
(3) 日程・スケジュール等は、予定であり、今後変更・中止される
ことがありますので御了承ください。

Posted by 大沼安史 at 06:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 5:50pm 仙台上空に気味の悪い雲

 南の風だそうだ。仙台上空に気味の悪い雲が流れている。
 
 胸に不快感。ちょっと苦しいような感覚。

 そんな感覚を覚え、思わず窓の外を見たら、黒っぽい雲が低空で。

 「フクシマ」が最悪の破局を回避できたとしても、こういうのがこれから何年も続くと思うと、それだけで気分が重くなる……。

  6:30pm NHKラジオがさっき「上を向いて歩こう」を流していた。

 仙台は小雨。上を向いて歩いたら被爆する。

 ツイッターで、「菅直人 3時間以内にスピーチ」情報が流れている……

Posted by 大沼安史 at 05:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★原発NEWS〕 「6号機」にすべき工事を「5号機」に実施 ケーブル除去で冷却システム停止

 ウォールストリート・ジャーナルによると、2010年8月、こんな信じられない、とんでもない工事ミスがあった。

 「6号機」にしなければならない工事を、なんと「5号機」に対して行ったのだそうだ。この結果、「5号機」の冷却システムは作動しなくなったという。

 日本の規制当局の調査で、冷却システム用のケーブルが誤まって取り去れていたことが分かった。しかし、2週間以上、過ぎてからの発見だった。

 According to Japanese regulatory records, in August 2010, employees at Tokyo Electric Power Co.'s Fukushima Daiichi power plant, armed with plans for work on the complex's No. 6 reactor, instead began conducting work on the facility's No. 5 unit. They then altered work plans on their own, according to the records, leading to a mistake that rendered the unit's cooling system inoperable.

Regulators looking into the issue discovered a cable for controlling the cooling system had mistakenly been removed, an error that wasn't discovered for more than two weeks.

 ⇒ http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703784004576220534048548412.html?mod=WSJ_hp_us_mostpop_read

 大沼・この「工事ミス」を、僕は知らなかった。念のために紹介するが、「フクシマ」の現実とは、こんなとんでもない実態だった。

 どうして保安院は運転停止を命じていなかったのか?

Posted by 大沼安史 at 04:03 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔☆原発NEWS 訂正〕 「憂慮する科学者たち」の記事中、「オーストラリア」は「オーストリア」の誤りでした。

 おわびして訂正します。記事は訂正済みです。

  翻訳ミスが多くなって来た。焦っているようだ。強引な訳もあるかもしれません。これは、と思う部分は原文参照願います。

Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 国土交通省東北地方整備局 空撮ビデオ

 英紙テレグラフ電子版に、国土交通省東北地方整備局の空撮ビデオが掲載された。

 震災直後のフクシマ。

 ⇒ http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/8403485/Aerial-footage-of-Fukushima-just-after-earthquake-and-tsunami-hit.html

Posted by 大沼安史 at 11:27 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔☆☆☆原発NEWS 訂正〕 「ノルウェー」は「オーストリア」の誤り 訂正します

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」のブリーフィングの記事で、

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」の直近(23日午前11時から=日本時間24日午前零時から)のブリーフィングで、ライマン博士は、「フクシマ」からの放射性セシウムの放出量がすでに、「チェルノブイリ」の「20%~50%」に達しているとの報告がノルウェーから出ていること明らかにした。

 ノルウェーとあるのは「オーストリア」の誤りです。

 訂正します。

 UCSに、この報告書について、「ノルウェーのどこの報告か」とメールで問い合わせていたところ、
 Austria’s Central Institute for Meteorology and Geodynamics の報告書である
、との回答がたった今、ありました。

 報告は http://www.zamg.ac.at/ に載っているそうです。

 UCSからはライマン博士は同じブリーフィングの後半部で、「ノルウェーではなく、オーストリアだ」と訂正していました。
 その箇所を見落としていました。お詫びして訂正します。

Posted by 大沼安史 at 10:30 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★ 原発NEWS 訂正済み〕 オーストリア気象局 「放射性ヨウ素」 事故後4日間ですでに「チェルノブリ」の「約20%」を放出

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」の直近(23日午前11時から=日本時間24日午前1時から)のブリーフィングで、ライマン博士は記者の質問に答えた中で、オーストリア気象局が23日、「フクシマ」の放射性ヨウ素放出量が事故後最初の4日間だけですでに「チェルノブイリ」の「約20%」に達している、と報告したことを明らかにした。 

 And the Austrians reported yesterday that the magnitude of iodine 131 released is about 20 percent, that what was released in the first four days of the accident was about 20 percent of what had been released in total from Chernobyl, and cesium 137 release was 20 to 50 percent of what's been released at Chernobyl.  Those are their estimates based on readings from these monitoring stations.

  ⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear-crisis-japan-telepress-transcript-03-24-11.html

Posted by 大沼安史 at 10:08 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★ 原発NEWS〕 残留塩分 燃料ペレットの熱移転 冷却水の流れを阻害する恐れ

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」の直近(23日午前11時から=日本時間24日午前1時から)のブリーフィングでは、海水大量注入による塩分残留問題も取り上げられた。 ⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear-crisis-japan-telepress-transcript-03-24-11.html

 記者の(本ブログ既報のニューヨーク・タイムズの記事に対するコメントを求める)
質問に対し、ロックバウム博士は以下のような見解を示した。

 ・海水冷却は使用済み燃料プールと炉心に対して行われている。

 ・残留した塩分は燃料棒内のペレットからの熱の放出(ひび割れを通した)を絶縁する(妨害とも表現)恐れがある。

 ・残留塩分で冷却する流れを阻止する可能性もある。

 ・残留塩分は腐食も引き起こす。

 ・真水の注入に懸命なのは、塩分を希釈する狙いもある。

 ―― などの見解を示した。

REPORTER:  Thanks, very much.

Can you please comment on the New York Times story about the risk of salt build-up on the inside the reactors and what that might mean?  Hello?

MR. LOCHBAUM:  Yes, this is David Lochbaum, I'll take a first shot at.  The salt water that's being used for both the spent fuel pools and the reactor cores will as that water evaporates leave the salt behind.  If there's complete or near total evacuation of the water, then you have a lot of salt skewing left behind, and it could insulate the fuel and impede the heat transfer from the pellets inside the fuel through the cladding, through the salt layer, to the water, once water is restored.

So, they're, as quickly as they can, they're likely to want to stop injecting sea water, start injecting fresh water to dilute the salt concentration that's already in the spent fuel pools and in the reactors.

So, they're, as quickly as they can, they're likely to want to stop injecting sea water, start injecting fresh water to dilute the salt concentration that's already in the spent fuel pools and in the reactors.

They were basically down to only the option of using sea water, so they were pretty much forced into using that for as long as they only had the one option.

It is complicating what they do, not only because of the effect that the salt could impede heat transfer and potentially block some of the cooling water flow paths, but it's also very corrosive and it will do damage to components in the plant.  So that they need to, as quickly as they can, get out of using sea water, get it back out of the plant as quickly as they can.  And again, they had no option, they had to use the only water they had available, given the baggage, even the baggage that it carried.

 大沼・注 ニューヨーク・タイムズでは炉内の「腐食」の恐れについて言及していた。熱移転、冷却水の流れを阻害する危険性の指摘は、今回が初めて。

 「腐食」「熱移転の封じ込め」「冷却水の流れの阻止」――心配だ。

Posted by 大沼安史 at 09:57 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★ 原発NEWS〕そもそも高過ぎ 「250ミリシーベルト」被爆限界値 NYTが指摘

  3人の下請け労働者が被爆した。
 ニューヨーク・タイムズは、日本政府が「事故後」引き上げた「250ミリシーベルト」という被爆限界値が、そもそも「高すぎる」ことを問題点として指摘していた。

  The three were employed by a subcontractor of Tokyo Electric, Mr. Edano said, and were trying to connect a cable to an injection pump in the basement of the turbine building next to the No. 3 reactor. They were exposed to more than 170 millisieverts of radiation, he said. That is more than the old maximum of 100 millisieverts for workers but less than the new maximum of 250 millisieverts instituted in the days after the disaster. The injuries would appear to raise questions about whether the new maximum is too high.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/25/world/asia/25japan.html?_r=1

Posted by 大沼安史 at 07:34 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-24

〔★ 原発NEWS〕 保安院の役人がWSJ紙に「原発拡大路線に変わりなし」と公言 今後の日本の原子力政策は国民が国会を通して決めること ニシヤマ氏の罷免を要求する!

 ウォールストリートストリート・ジャーナル紙のインタビューに対し、原子力安全・保安院の幹部職員と見られるヒデヒコ・ニシヤマという役人が、「日本は原子力なしに進んで行けない。やめたら停電だ」と公言している。
 ⇒ http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704050204576218470429152728.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
  
 これは重大な発言だ。「フクシマ」でこれだけの事故を起こした責任者(の一人)が、反省するどころか、居直っている。

 今後、日本の原子力政策をどうするかは、このニシヤマという役人が決めることではなく、国民が国会を通じて決めることだ。

 菅直人首相、海江田経産相をさしおいての、この公言。

 罷免ものである。

Posted by 大沼安史 at 06:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 3:30pm 仙台上空は気味の悪い、沈鬱なグレーだ

 午後3時半 仙台の上空は気持ち悪い、沈鬱な「灰色の空」だ。「曇り空」の部類に入るのだろうが、緊密な均質な、靄のような、薄いグレーの盤(プレート)が上空に広がっている――いや、仙台の市街全体が「緊密な靄のようなグレー」にくるまれているような、気持ちの悪い空模様だ。

 僕の住んでいる国見は仙台の西北西。その名の通り、高台にある。東の地平は少し明るい。東に向かって、市街上空を緊密で均質な灰色が広がる。

 薄い灰色がだんだん暗い灰色になっている。

 南東、5メートルの風――だそうだ。

Posted by 大沼安史 at 03:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★ 原発NEWS〕 塩分残留問題 仏原子力安全局も指摘

 海水注入による炉内への塩分残留の危険性については、フランス原子力安全局も警告している。

 短期間に炉の冷却を妨害することもあり得る、としている。

 Les effets liés à la présence de sel dans l’eau injectée pourraient altérer le refroidissement du combustible à très court terme

 ⇒ http://www.irsn.fr/FR/Actualites_presse/Actualites/Documents/IRSN_Seisme-Japon_Point-situation-23032011-06h.pdf

Posted by 大沼安史 at 01:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★ 原発NEWS〕 「4号機の圧力容器の鋼鉄に欠陥」 製造過程で「歪み」 上司が隠蔽指示 日本人エンジニアが20年以上前に告発

 ブルームバーグは、元「日立」合弁会社の日本人エンジニアが、自身がかかわった「4号機」の格納容器の鋼鉄に欠陥がある恐れがあると言明していることを明らかにした。⇒ http://www.bloomberg.com/news/2011-03-23/fukushima-engineer-says-he-covered-up-flaw-at-shut-reactor.html

 日本人エンジニア(タカナ・ミツヒコ=田中三彦氏)は、作業に従事していた1974年の時点において、自ら「製造欠陥(a manufacturing defect )」隠しに関与したことを認めているという。
 
 「4号機」を日本人エンジニアは「時限爆弾」だと指摘している。

 田中氏によると、「4号機」の圧力容器は「バブコック日立」社の呉工場(鋳造所)での製造最終工程で損傷した。

 圧力容器(格納容器 直径6メートル、高さ20メートル))を大型溶鉱炉に中に据え、「溶接によるストレス(welding stress)」を最終的な仕上げの作業で損傷した。

 仕上げの処理は、圧力容器の鉄鋼を600度以上に熱し、やわらかにするものだった。

 圧力容器を炉に内部に送り込む最中、圧力容器を内側から支えてた留め金(brace)がそのまま放置されたか(内部で)落下した。

 そのまま溶鉱炉への送風が行われ(熱処理が行われ)たが、作業後、冷却した圧力容器を調べたところ、鉄鋼の側壁が歪んでいるのが確認された。

 この結果、圧力容器の高さと直径に3センチ4ミリ以上の歪みが出た。

 これは原子力の規制で、廃棄処分にしなければならない欠陥だった。田中氏の上司は氏に誰にも気付かれないよう形を整える(reshape)よう命じた――という。

 Tanaka says the reactor pressure vessel inside Fukushima’s unit No. 4 was damaged at a Babcock-Hitachi foundry in Kure City, in Hiroshima prefecture, during the last step of a manufacturing process that took 2 1/2 years and cost tens of millions of dollars. If the mistake had been discovered, the company might have been bankrupted, he said.

 Inside a blast furnace the size of a small airplane hanger the reactor pressure vessel was being treated one last time to remove welding stress. The cylinder, 20 meters tall and 6 meters in diameter, was heated to more than 600 degrees Celsius (1,112 degrees Fahrenheit), a temperature that softens metal.

 Braces that were supposed to have been placed inside during the blasting were either forgotten or fell over when the cylinder was wheeled into the furnace. After the vessel cooled, workers found that its walls had warped, Tanaka said.

 The vessel had sagged so that its height and width differed by more than 34 millimeters, meaning it should have been scrapped, according to nuclear regulations. Rather than sacrifice years of work and risk the company’s survival, Tanaka’s boss asked him to reshape the vessel so that no-one would know it had ever been damaged.

 田中氏は、日立はこの製造に2年半を数十万ドルを投入しており、欠陥が明らかになっていたら、会社は破産していたかも知れない、と語った。

 田中氏はこの問題を岩波新書をすでに詳しく書いており、その結果、1988年には通産省が関心を示していたという。

 この問題について「日立」のスポークスマンは、田中氏が修繕しおうとした格納容器の鋼鉄の「へこみ(dent)」について同氏と議論し、(日立として)何の問題もないと結論付けたと言っている。

 しかし同スポークスマンはそれ(1988年の議論)以来、日立としの見解の見直しをかけていないことも認めた。

 大沼 : 田中氏は「チェルノブイリ」の惨事を見て、原発エンジニアとしてのキャリアを投げ打ち、警告を鳴らし続けてきた人だ。

 氏の捨て身の警告に耳を傾けておくべきだった。 

Posted by 大沼安史 at 11:35 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-23

〔原発 NEWS〕 「1号機」 炉内温度 400度近くに 

〔原発 NEWS〕 「1号機」炉内温度 400度近くに 
 ロイター電によると、東電の副社長は「1号炉」の炉内温度が通常の302度(摂氏)を大幅に上回る380~390度に達していることを明らかにした。
 
 ……a TEPCO executive vice president, Sakae Muto, said the core of reactor No.1 was now a worry with its temperature at 380-390 Celsius (715-735 Fahrenheit).

"We need to strive to bring that down a bit," Muto told a news conference, adding that the reactor was built to run at a temperature of 302 C (575 F).

 ⇒ http://au.news.yahoo.com/thewest/a/-/world/9057107/japan-battles-crippled-nuclear-plant-radiation-fears-grow/

  大沼:2号機、3号機からも煙が上がった。

     どうして20~30キロ圏の避難民に脱出命令を出さないのだ?

     どうして米軍並みの80圏外への脱出を支持しないのだ?

Posted by 大沼安史 at 05:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発 NEWS〕 「フクシマ」と「タイタニック」

 「憂慮する科学者たち」のブリーフィングで、「フクシマ」を「タイタニック」にたとえる指摘があった。

 史上最大の海難事故「タイタニック」と、史上最悪の原発事故になりかねない「フクシマ」と。

 事故の規模だけでなく、事故原因も共通する。

 氷山の警告を無視した「タイタニック」。事故の警告を無視し「フクシマ」を運転して来た日本政府と東電。

 「タイタニック」の乗員は手違いで双眼鏡をロッカーから取り出せない状態で出航してした。もちろん、引き返さなかった。

 氷山に気付いたのは、450メートル手前。巨大な船は小回りが効かない。

 「フクシマ」の非常用の発電機を地下室に置いていた。
 津波で水をかぶってしまった。原発の燃料も、すぐには冷えない。

 USCのブリーフィングでは「タイタニック」の1年後、シカゴ港で起きた「イーストランド号」転覆事件(884人)の転覆事故にも触れていた。

 「フクシマ」後にも備え、慎重に対策を進めなければならない。

Posted by 大沼安史 at 03:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★ 原発 NEWS〕 「フクシマ」 設計を超える使用済み燃料を蓄積 6年分 東電の清水社長に説明責任 英紙ガーディアンが追及報道 

 英紙ガーディアンは、「フクシマは設計を大きく上回る使用済み燃料を貯め込んでいたことが東電の資料で明らかになった――と報じた。
 
 The power plant at the centre of the biggest civilian nuclear crisis in Japan's history contained far more spent fuel rods than it was designed to store, while its technicians repeatedly failed to carry out mandatory safety checks, according to documents from the reactor's operator.

 これは東電がIAEAに報告、その後、同社のウィブサイトに掲示していたことだが、東電は「フクシマ」になんと6年分の使用済み燃料を抱え込んでいた。

 When the plant was struck by a huge earthquake and tsunami, its reactors, designed by US scientists 50 years ago, contained the equivalent of almost six years of highly radioactive uranium fuel produced by the facility, according to a presentation Tepco gave to the International Atomic Energy Agency and later posted on the company's website.

 ガーディアン紙は、この事実は、コスト削減に努めて来た東電の清水社長に、どうして安全な貯蔵をせず、原発内に蓄積して来たか、説明する責任を課すものだと指摘している。

 同紙によれば、事故発生時、「フクシマ」には約4000の使用済み燃料棒の集合体があった。(4号機のプールだけで集合体546本)

 同紙はまた東電の「点検逃れ」についても追及している。

Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発 NEWS〕  フクシマ沖80圏外に退避した米空母「ロナルド・レーガン」 「サークル・ウィリアム(ハッチ・通気孔を全閉鎖)」モード

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、たまたま韓国での軍事演習に参加しようと福島沖を航行、事故に遭遇した米空母「ロナルド・レーガン」は現在、80キロ圏外の沖合いに退避し、「サークル・ウィリアム」モードにあるという。

 この「サークル・ウィリアム」モードとは同名の小説に由来するもので、空母のハッチ、通気孔を全閉鎖に、放射能の艦内流入を防ぐモードだという。

 On the Ronald Reagan, emissions from the crippled plant have been an acute concern for the Americans. The Navy fliers said they were trying to stay at least 50 miles away. When helicopters returned from relief, they and their crew were carefully scanned with Geiger counters.

Multimedia 1 of 7NEXTPREV The Destruction and AftermathPhotos of the unfolding disaster in Japan.

The carrier itself has also pulled back to at least 100 miles away from the reactors. When the wind near the plant changed direction, the Ronald Reagan went into what sailors called “Circle William” mode — closing off all hatches and ventilation openings to prevent outside air from entering. Crew members said radiation was something the ship had not had to deal with in years.

“We’re digging out the old cold war-era manuals on how to protect the ship from radiation,” said Commander Aguilar, the squadron chief.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/23/world/asia/23reagan.html?pagewanted=2&hp

Posted by 大沼安史 at 10:49 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★ 原発 NEWS〕 「使用済み燃料プール」への放水  「沸騰」させるだけ

 「憂慮する核科学者たち(UCS)」の直近(22日午前11時から=日本時間23日午前零時から)のブリーフィングで、ロックバウム博士は「今のところ、使用済み燃料の冷却努力は、水を注入し、注入した水を沸騰点まで熱しているだけだ。使用済み燃料、及び炉心の冷却をもたらすものになっていない」と語った。

 博士はまた「沸騰」し続けている限りは、燃料にそれ以上のダメージはない、とも見方も示した。

 To date, those cooling efforts have been a mixture of just adding water and allowing the heat to warm that water up to the point of boiling and not really having forced cooling through the spent fuel pools and the reactor cores.

 As long as the pool is boiling and the water level remains above the top of active fuel, or the fuel in storage racks, that fuel is not going to be damaged any further.

  ⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear-crisis-japan-telepress-transcript-03-22-11.html

Posted by 大沼安史 at 09:41 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発 NEWS〕 盟友 小笠原信之 ブログで本格報道を開始

 「計画停電」と「生業」の合間を縫って、僕の盟友である、フリージャーナリスト(東京大学客員教授)、小笠原信之がブログで報道を始めています。
 ⇒ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nbsn001/

 僕もそうだけど、彼は北海道新聞の現役記者時代から「原発推進」を批判する記者活動(それだけでは、もちろんありませんが……)を続け、ついに中途退社をした男です。「中途退社」でも、「記者としての実績」でも、僕の「先輩」であります。

 二人して、情報隠蔽、情報操作、責任逃れと闘います。

 以下は、彼が僕のことを心配して、彼のブログに載せてくれた励ましと今後の取り組みへのメッセージです。これは、このブログを読んでくださっているみなさんへのメッセージでもあります。

    ☆

 倒れないでくださいよ。明らかにオーバーペースなので、心配しました。

 この後の問題は、以前として突発的な爆発、放射能飛散の恐れはあるだろうけれど、それと並行して、今漏れている放射能汚染がその数値を高めると同時にその範囲を間違いなく広げ、かつ魚介類や海草類、さらにはさまざまな動物を通して生体濃縮が進み、その面でも汚染が深刻度を増していくことでしょう。

 それは1年、2年、5年、10年単位で考えねばならないことであり、こんなタイムスパンで時間・空間軸を掛け合わせたシミュレーションを国がしっかりやるべきでしょう。とにかく、人災なのだから、一段落ついたら責任追及もしっかりやらなくてはならないよね。それこそ、メディアの出番だが、そのメディアのずさん報道の責任も大きいから嫌になる。

Posted by 大沼安史 at 07:09 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-22

〔★ 原発 NEWS〕 オーストラリア 高圧遠隔放水車を米軍横田基地に空輸

 
 オーストラリア政府は米政府の要請で、高圧遠隔放水車を西部パースから大型輸送機で横田基地に空輸した。

 遠隔放水車は米国のベクテル社製。遠隔操縦ができる。

 輸送機は22日朝に一機、同日内に2機目が到着する。

 (ということは少なくとも、2台は来るということだ)
 
 ⇒ http://www.heraldsun.com.au/news/breaking-news/australia-delivers-water-cannon-to-japan/story-e6frf7jx-1226026064515

Posted by 大沼安史 at 06:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★★★ 原発 NEWS〕国(経産省保安院)、事故の1ヵ月前、最老朽の「1号機」の「10年運転延長」を承認 問題だらけにもかかわず決定――ニューヨーク・タイムズが暴露 政府と東電の「天下り・なれあい」にも批判 佐藤栄佐久・元福島県知事、「同じ羽根のムジナ鳥だ」

  「フクシマ」大事故が発生するちょうど1ヵ月前、日本政府の原子力安全・保安院が、安全性の警告が出ているにもかかわらず、6つの炉の中で最も老朽化した1号機の「10年間運転延長」を承認していた!――と、ニューヨーク・タイムズが報じた。⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/22/world/asia/22nuclear.html?_r=1&hp

 同紙はなんと電子版記事に、2月7日付で、経産省(原子力安全・保安院)が出したプレス発表、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所1号炉の高経年化技術評価書の審査結果及び長期保守管理方針に係る保安規定の変更認可について」という文書まで、(たぶん証拠として&日本人である私たちにご覧あれ、と)掲載した。⇒ http://www.meti.go.jp/press/20110207001/20110207001.pdf

 こんな「プレス発表」が行われていたのだ。

 その結論部分は、以下の通り。

 3. この結果及び独立行政法人原子力安全基盤機構による技術的妥当性の確認結果を踏まえるとともに、専門的意見を聴取するため、高経年化技術評価WGを6回開催し、総合的な審査を行った結果、「高経年化技術評価」及び「長期保守管理方針」について審査基準(高経年化対策実施ガイドライン等)に適合するものと判断し、本日、原子炉等規制法第37条第1項に基づく認可を行いました。また、その結果を原子力安全委員会に報告しました。
 4. 今後、東京電力は、保全計画に今般、認可を行った福島第一原子力発電所1号炉の長期保守管理方針に基づき、具体的な保全対策を反映することとなっています。当院は、保全計画の適切性を事前確認し、確認した保全計画に基づき、高経年化対策が適切に実施されているかについて、立入検査等により厳格に確認することとしています。

 事故の1ヵ月前のこの段階で、原子力安全・保安院が「廃炉」を決めていたら――あるいは「立入検査等により厳格に確認」していたら、「フクシマ」は回避されていたかも知れないわけだ。
 (こんな事実を、ニューヨーク・タイムズに教えてもらわなくちゃならない日本人の悲しさよ……。日本のマスコミは何をしていたのだ? 「フクシマ」の10年延長問題を検証した記事、見たことないぞ!)

 タイムズの記事は、さらにこう踏み込んでいる。

 この問題を審査した原子力安全委員会が、「1号機」の非常用ディーゼル発電機の亀裂(ストレス・クラック)の問題を指摘していたのだ。発電機に亀裂があると海水が進入し、故障につながる。津波による非常用発電機の故障――これこそ、今回の事故で起きたことだと、タイムズ紙は指摘している。
 
 「10年延長」が認められた数週間後、東電は給水ポンプ、ディーゼル発電機を含む冷却システムで、33もの設備の点検を怠っていた(1~6号機の全てにおいて)ことを認めていた(この点はルモンド、インディペンデント紙既報)。

 保安院は今回の事故前にHPにこの事実を掲載している。
 保安院は「メンテナンスの管理も不十分、点検の質も不十分」と指摘していた。

 (「10年延長」を承認した後でなく、承認する前に指摘し、改善させるのは、本来の順序ではないか)

 タイムズ紙は、「フクシマ」の老朽炉の「運転延長措置」の決定、および「点検逃れ」は、東電と政府当局の「不健康な関係」(批判者の表現)を浮き彫りにするもの、と書いている。

 The decision to extend the reactor’s life, and the inspection failures at all six reactors, highlight what critics describe as unhealthy ties between power plant operators and the Japanese regulators that oversee them.

 タイムズ紙はまた審査にあった委員会の委員の大半が大学(アカデミア)の研究者であり、自分たちを任命した(雇った)機関に、めったのことでは挑戦しない、とも指摘している。
 (御用学者の責任は、ここにもある。これは厳しく批判されねばならない)

 「1号機」の「10年延長」を承認するにあたって保安院は2月初め、東電に対し格納容器へのる放射線によるダメージ、圧力抑制室のスプレーの腐食、炉の主要ボルトの腐食、炉への給水の流れを測定する際の伝導問題をモニターするよう指示していた。
  
 In approving the extension in early February, regulators told Tokyo Electric to monitor potential damage from radiation to the reactor’s pressure vessel, which holds fuel rods; corrosion of the spray heads used to douse the suppression chamber; corrosion of key bolts at the reactor; and conduction problems in a gauge that measures the flow of water into the reactor, according to a report published in early February.

 こうした疑問があるにもかかわらず、「10年延長」が承認された「1号機」は、GE(ゼネラル・エレクトリック)社によって1971年に建設されたもの。東電は延長分をふくめ、寿命は60年ある、と主張していた。

 「フクシマ」の設計に携わったこともある、エンジニアの田中三彦氏は、「フクシマ」の原子炉は時代遅れで、とくに「圧力抑制室」が小さすぎるため、今回の事故で東電は何ども圧力を逃さざるを得ず、放出放射能の食品・水汚染を引き起こした、と批判した。

 Mitsuhiko Tanaka, an engineer who worked on the design of the reactors at the Fukushima Daiichi plant, said the reactors there were outdated, particularly their small suppression chambers, which increased the risk that pressure would build up within the reactor, a fault eliminated in newer reactors. Since the tsunami, officials at Fukushima Daiichi have tried to relieve rising pressure inside the reactors, several times resorting to releasing radioactive steam into the atmosphere, a measure that in turn has contributed to the contamination of food and water in the area.

 また元福島県知事の佐藤栄佐久氏も「もともと信用できない組織が日本の原発の安全を担っている。東電は長い隠蔽の歴史を持っているが、それに限った問題ではない。システムの全体に欠陥がある」と批判した。
 
 “An organization that is inherently untrustworthy is charged with ensuring the safety of Japan’s nuclear plants,” said Mr. Sato, governor from 1988 to 2006. “So the problem is not limited to Tokyo Electric, which has a long history of cover-ups, but it’s the whole system that is flawed. That’s frightening.”

 通産省と保安院は東電その他の電力会社と馴れ合い、「天下り」先にしているが、この点について佐藤元知事は「同じ羽根のムジナ鳥どもだ」(意訳です)と語った。

 The ministry and the agency, in turn, share cozy ties with Tokyo Electric and other operators — some of which offer lucrative jobs to former ministry officials in a practice known as “amakudari,” or descent from heaven.

“They’re all birds of a feather,” Mr. Sato, 71, said in an interview at his home in Koriyama, in Fukushima Prefecture.

Posted by 大沼安史 at 03:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔震災NEWS〕 冷水シャワーを浴びる

 思い切って冷水シャワーを浴びた。電子レンジでつくったドンブリ一杯分のお湯で、頭と体を洗った。シャンプーとボディーソープのドロドロの泡を、水シャワーで一気に洗い流した。

 苦しいほど、冷たかった。
 津波にのまれた人のことを思った。

Posted by 大沼安史 at 02:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 ルモンド 「日本のプレス」批判

〔原発NEWS〕  ルモンド 「日本のプレス」批判
 ルモンドに「批判される日本のプレス」という記事が載った。
 読み始めて、ああ日本もエジプトやチュニジアとあんまり変わりなかったんだと思った。
 たしかに、「ツイッター」と「BBC」を情報源にしているわけだから。

 ルモンドの記事には日本の「記者クラブ」批判も載っていた。
 記者と役人が一体化(ゴチャ混ぜ)している……たしかにその通りだ。

 「国境なき記者団」は2002年に、こんな評価を下しているというのだ。

 日本の記者クラブ・システムは「日本の状況に対する国内プレスの情報と海外プレスの情報の間に危険なほどに乖離を生み出している」。

 今回の「フクシマ」でもこの乖離は、とんでもないものになっている。

 だから、ルモンドも言っているように、英語を読めるわれわれは(何とか読める僕は)、英米メディアにこんどもまた頼っているのだ。

 そして、自ら「ツイッター掲示板」( ⇒ http://twitter.com/earthquake_jp#)を立ち上げ、「あいまいでも後だしジャンケン(?)」でもない、操作されない情報を回覧しているのだ。

 役所や大企業に依拠し、忠誠を誓う、権力者に「(迎)融合」した日本のマスコミよ。

 だから君たちは信用を失っているのだ。
 新聞が読まれない理由はそこにある。

 ⇒ http://www.lemonde.fr/planete/article/2011/03/21/nucleaire-la-presse-japonaise-critiquee_1496218_3244.html

Posted by 大沼安史 at 02:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「命のつながり」、または「核のサムライ」 シンゴさんとマサオおじいさんのこと 

 英紙ガーディアンのスザンヌ・ゴールデンバーグ記者が、「フクシマ」で命がけで苦闘する「カンノ・シンゴ」さんにスポットをあてた記事を書いている。

 シンゴさんの祖父、「マサオ」さんの言葉――「みんな(シンゴさんたちを)サムライだと言っているよ」を紹介し、被爆しながら復旧作業にあたる人々を「核のサムライ」だと讃えた。

 ゴールデンバーグ記者は、シンゴさんのおじいさんのマサオさんに、避難先に米沢の体育館でインタビューした。

 マサオさん原発の近くのタバコ農家。孫のシンゴさんは地震のあとも原発での仕事に出たそうだ。

 マサオさんたちは南相馬に暮らしていた。シンゴさんは家族と親類を避難させると、電話での召集に応じ、原発に向かったそうだ。

 原発に戻るというシンゴさんに親戚は電話で「行くな」と説得した。「自分の家族(奥さんとお嬢さん)もいるだろう。農家だろう。エンジニアじゃないだろう。会社よりも家族を考えろ」

 シンゴさんが原発に戻ったのは18日の金曜日。

 それから何の連絡もない。

 そんな孫を「みんなサムライだと言ってるよ」という、奥羽山脈を超えて米沢まで落ち延びた祖父。

 ゴールデンバーグ記者は、書いた。

 マサオさんのように原発の危機に身近な人間的な関係を持つ人々は、500人の人間的な勇気に心動かされ、感謝している、日本の首相が(血の通わないダンボールの)「英雄」像を捏(こ)ね上げているところに、マサオさんたちは「血肉のつながり」を見ているのだ。

 Those with a close personal connection to the crisis, like Masao Kanno, are moved and grateful for the personal courage of the 500 or so workers still at the plant. But where Japan's prime minister and others have conjured up cardboard heroes, he sees a flesh-and-blood relation.

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/21/nuclear-samurai-fukushima-japan-reactor

 大沼:ゴールデンバーグさんってジャーナリストは、ほんと凄いな!
    私たち(菅直人を含む)日本人に「血肉のつながり」をもって、「核のサムライたち」と共にあれ、と言っているんだな……。

 さっき、NHK仙台のアナウンサーがラジオで嗚咽をこらえていた……。
 このアナウンサーも「血肉のつながり」を持てる人なんだろうな……。

 「血肉のつながり」とは「命のつながり」のことだ。 

Posted by 大沼安史 at 10:32 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 UCSブリーフィング 「3号機で煙が上がったが、2日前の段階と比べれば全体状況はかなり改善」

 UCSのロックバウム博士は直近のブリーフイングで、以下のように語った。

 作業員の前にいくつかの挑戦が立ちはだかっている。3号機から煙が上がって一時的な退避をせざるを得ない状況になっている。なお挑戦と立し向かい続けなければならないが、2日前から比べれば、状況はかなり改善されている。

 There's still some challenges laying ahead for the workers.  There was a report just not too many hours ago of smoke coming out of the Unit 3 reactor building that required workers to once again be evacuated until the situation and the cause of that problem could be determined and better fixes or alternate plans made.  So, there continue to be challenges faced, but the situation overall is much better than it was a couple of days ago. Thanks, Elliott.

 大沼:今回のブリーフィングでUCSの司会者が、われわれは反原発でもなく原発推進でもなく中立的な立場にある、とわざわざ断っていた。

 もしかしたら――これは単なる憶測だが、USCに対して、相当な圧力がかかっているのかも知れない。

 それより、もっと気になるのは、米政府が、もうここまで来たら「日本の情報隠し」に加担し、彼ら(日本政府)の責任で決着をつけさせようと結論づけたのではないか、ということだ。

 秋田に入った海兵隊も、あくまで支援、前面に立たないと言っている。

Posted by 大沼安史 at 09:17 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 14メートルを上回る津波 想定はたったの「5.7メートル」

 NHKラジオで言っていた。想定(最大5.7メートル)を倍以上、上回る「14メートルを超える津波が襲ったと。

 繰り返す。「明治三陸津波」は38メートルだった! 「想定」の6倍以上。「想定」は6分の1以下。

Posted by 大沼安史 at 07:39 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「土壌汚染深刻、何十年も何十年も続く問題だ」 フランス原子力安全局長が警告

 英紙テレブラフによると、フランス原子力安全局のアンドレ=クロード・ラコステ局長は「フクシマ」の放射能汚染について、「何十年も、何十年も続く」問題だと語った。
 ラコステ局長は「放射性物質が土壌にたまることは深刻な問題だ。気象によって、放射能は100キロほど離れた場所でも起こりうる」と付け加えた。

 However, Andre-Claude Lacoste, head of France's Nuclear Safety Authority, said local contamination would be a problem "for decades and decades." He added: "Ground deposits of radioactive particles are significant. Given the weather, it is likely that contaminations have occurred up to 100km (60 miles) or so."

 ⇒ http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/japan-earthquake-and-tsunami-in/8395985/Japan-nuclear-crisis-Fears-mount-over-radioactive-waste-in-food.html

Posted by 大沼安史 at 07:33 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-21

〔原発NEWS〕 「真っ黒い煙」はNHKの目には「灰色がかった」ものに見える

 NHKによると、「21日午後3時55分ごろ、東京電力福島第一原子力発電所3号機から灰色がかった煙が上がり、その後、煙は少なくなったものの、今も出続けているということです」。

 保安院では「真っ黒な煙」と言っているのに……。

 それも「灰色」ではなく「灰色がかった」

 「薄める」んだ、NHKは。
 
 ⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110321/t10014812351000.html

Posted by 大沼安史 at 06:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔震災NEWS〕  スーパームーンに祈る 写真ギャラリー 

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/science/gallery/2011/mar/20/super-moon-in-pictures#/?picture=372849120&index=1

Posted by 大沼安史 at 06:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「3号機」から灰色の煙 AFP速報 保安院 「真っ黒な煙」

 ⇒ http://www.abc.net.au/news/stories/2011/03/21/3169782.htm?section=justin

 3時55分の発生。NHKのラジオで保安院の会見が流れていてたが、「真っ黒い煙」と表現していた。「真っ黒の煙が灰色になったりしている」とも言っていた。

 AFPが「灰色」と言っているのは、東電の発表による。

 保安院は原因不明としている。

 

Posted by 大沼安史 at 05:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「安定ヨウ素剤」問題で地元紙が報道

 「安定ヨウ素」剤遅配に関して福島民友新聞が、以下のような点を報じている。
 ⇒ http://www.minyu-net.com/news/news/0321/news6.html

 ① 福島県 「15日に避難が完了しているのに、16日に指示してきたので当惑した」などと述べた。

 ② 安定ヨウ素の服用基準は「100ミリ」だが、保安院は線量を計測しないままで(16日に)指示した。

  (福島民友新聞は記事に「国が根拠ないままヨウ素剤投与を指示」という見出しをつけているが、IAEAへの日本政府の報告では、日本の原子力安全委員会が16日に配給(投与)を勧告した、とある。それでは、日本の原子力安全委員会は根拠のないことをした、というわけか?……)

 ③ 指示は「文書」で16日午前に出された
  (本ブログでふれたように、いわき市では19日になっても「指示」がないため、独自判断で配給を行っている。文書で、ということは現物が残っているはずだから、証拠として是非とも開示してほしい。これは今後の追及のポイントになることだ))

 ④ 保安院のオフサイトセンター(大熊町)が震災で非常用電源が故障 通信網寸断で機能不全に 「気配りが足らなかった。混乱を招いたことをおわびしたい」(横田一磨福島第1検査官事務所長)と陳謝。
 
 この福島民友の記事は、よく分からない。

 地元のメディアの責任として、以下のことを明らかにしていただきたい。

 ① なぜ保安院は「16日午前」まで配給指示をしなかったのか?

 ② 安定ヨウ素剤は、避難した人々に――とくに子どもたちにどの程度、投与されたたのか?

Posted by 大沼安史 at 03:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 世銀 日本復興に5年、20兆円 かかる

 AP電によると、世界銀行は、日本の復興には5年の月日と2350億ドル(約20兆円)がかかる、と試算を発表した。

 ⇒ http://www.nytimes.com/aponline/2011/03/20/business/AP-AS-Japan-Earthquake.html?ref=aponline

Posted by 大沼安史 at 01:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「この大事な時に、信じられないほどの情報コントロールと情報操作が続いている」

 前記、英紙インディペンデントの記事の結びに、カナダ・バンクーバーの「平和哲学センター」の・サトコ・ノリマツさんの手厳しい、日本政府批判が載っていた。

 「いま、大事なこの時に、信じられないほどの情報コントロール、情報操作が行われている」

 "There is incredible information control and manipulation going on at this critical time," said Satoko Norimatsu, the head of the Vancouver-based Peace Philosophy Centre, an anti-nuclear group.

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/atombomb-survivors-fear-new-generation-face-familiar-discrimination-2247780.html

Posted by 大沼安史 at 11:32 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★ 原発NEWS〕  UCSブリーフィング 「安定ヨウ素」の遅配   「日本政府認める」 「もっと早く配るべきだった」 

UCSのブリーフィングでライマン博士は、

 日本政府が、事故の重大さの評価を誤り、「安定ヨウ素」の配給の遅れを認めた、との報告がある

 ―― とした上で、「もっと早くに配給すべきだった」と批判した。

 ライマン博士はさらに、日本政府がこの(事故評価の失敗)教訓に学ばず、避難を加速しているないことが理解できない、と述べた。

 There were reports today that the Japanese have admitted that they delayed distribution of potassium iodide because of an incorrect assessment of the severity of the accident, and they should have distributed them sooner, and so I don't understand why they don't take a lesson from that and, again, accelerate emergency evacuations of the zone.

  ⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear

-crisis-japan-telepress-transcript-03-20-11.html

 大沼、日本政府が「安定ヨウ素」の遅配を認めた?! そんな情報がワシントンでは流れている!

 しかし、博士の言うようにどうして避難を拡大しないのだろう?
 せめて、子どもたちだけでも、赤ちゃんと母親だけでも、少なくとも80キロ圏外に脱出させるべきではないか!

Posted by 大沼安史 at 10:26 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 UCSブリーフィング 核燃料の「まとまり」 炉の水没効果を低下の恐れ

 UCSのブリーフィングで、ライマン博士はさらに、以下のような懸念を表明してい

る。

 3つ目の問題は、炉心の(核燃料の)一部が「ひとまとまり」になってしまった時に

生まれる危険だ。

 そうした「まとまり」ができると、全体の冷却がさらに困難になる。「まとまり」の

外側が冷却水で満たされたとしても、その中心線の加熱は続きて溶解し、圧力容器の底に落ちてたまってしまう(そして前述の通り、圧力容器の鋼鉄を攻撃し始める……)。
 だから海水を注入し、炉を水浸しにしても、炉のダメージはその効果に疑問を投げか

けるものになる。

 One should also note that if part of the core fuses into a single mass, that

it is, again, harder to cool the entire mass, and even if you get coolant on

the outside of this mass, the central line may continue to heat up and

eventually liquefy at the center and then drip down, again, to the bottom of

the vessel. So, the fact that the cores have experienced some damage raises

questions about the efficacy, even if the cooling is restored and they're

reflooded.
  ⇒ http://www.ucsusa.org/nuclear_power/nuclear_power_risk/safety/nuclear-crisis-japan-telepress-transcript-03-20-11.html

Posted by 大沼安史 at 10:01 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★原発NEWS〕 米エネルギー長官 「時間の経過とともに事態はよりコントロールされて来ている」

 米国のスチーブン・チュ・エネルギー長官は20日、フォックス・ニュース(TV)で、「一刻一刻、一日一日、事態はよりコントロールされている」と語った。

Steven Chu, the United States secretary of energy, also conveyed optimism in an interview on “Fox News Sunday,” saying that “with each passing hour, each passing day, things are more under control.” Japanese technicians who are trying to limit the spread of radiation “are making very good progress,” he said.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/21/world/asia/21japan.html?_r=1&hp

Posted by 大沼安史 at 08:47 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 雨だから…… 菅直人 被災地視察中止

 悪天候だから、止めたと、NHKが言っていた。

 雨が少し降るだけじゃないか?

 傘をさせば、安全だと言ってたじゃないか?

 風下の雨の中、傘をさして立ってみたら、どうだ!

 東電の歴代社長と、通産の責任者たちと一緒に、雨の中に立ち、「安全だ」と叫んでみてはどうか?

Posted by 大沼安史 at 08:13 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 住民の被爆 拡大 福島で43人 服を脱ぎ捨てる 肌をふき取られる……

 福島民友新聞によると、福島県内で17日まで「スクリーニング」を受けた1万4198人のうち、43人が県設定基準値(毎分10万カウウント)を超えていた。

 記事はこう続く。「43人は衣服を脱ぐなどして再調査した結果、基準値を下回ったため、県は部分的な拭き取りで対応した」

 服を脱いで捨てる。露出した肌だけ、ふき取る……「43人」のその時の「気持ち」を思うと、胸が痛む。そして、こういうとんでもない事態を引き起こした者に対する怒りがこみあげる。

 私たちもまた「43人」の中の「一人」なのだ

 ⇒ http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9806128&newsMode=article

Posted by 大沼安史 at 08:01 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★ 原発NEWS〕 いわき市 「安定ヨウ素」 国の「指示なし」に19日から開始 日本政府 IAEAに虚偽の報告か

 毎日放送によると、いわき市は19日から、「国の指示なし」に「安定ヨウ素」の市民への配布を開始した。
 「国の指示なし」の配布は原子力災害特別措置法違反だが、同市は「万一に備えて
配った」。

 ということは、政府(原子力安全委員会)の「フクシマ爆発3日後の16日」に「配布勧告」は嘘だったわけだ。

 IAEAに「16日に勧告しました」と日本政府が報告しているのは嘘だったわけだ。 

 ⇒ http://www.mbs.jp/news/jnn_4679196_zen.shtml 

 これは今度の政府責任を追及する、ひとつの根拠となる報道なので、以下に毎日放送の記事の全文を掲げる。

 福島第一原発事故によって住民に不安が広がっていることから、いわき市では国の指示なく住民に安定ヨウ素剤を配りました。これは法律に違反していますが、市は万が一に備えたものだとしています。

 安定ヨウ素剤は、体内被ばく後すぐに服用すれば、甲状腺がんを防ぐ効果がありますが、一方で副作用などがあるため、原子力災害特別措置法では、国の指示後に住民に配布することが定められています。

 しかし、いわき市は、これを無視した形で19日から40歳以下の市民への配布に踏み切りました。いわき市の渡辺敬夫市長は、「市民の不安に思う気持ちにこたえ、万が一に備えるために配った」と話しています。

 「政府もヨウ素剤を使用した事がない。そういう設計ができていない」(いわき市 渡辺敬夫市長)

 いわき市では、市から指示があったときに服用するように呼びかけています。また、専門家も冷静な対応を呼びかけています。

 「アレルギーのある方はジンマシンが出たり、かゆみが出たり、ショックも起こりえる。甲状腺の病気のある方は悪化する事もある。あくまでも慎重に服用ということになる」(放射線医療に詳しい 斎藤紀医師)
(20日17:40)

Posted by 大沼安史 at 07:32 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-20

〔原発NEWS〕 NHKよ、どうして君は「受信料免除」と言わないんだ?

 NHKにもの申す。どうして君(といってどうか分からないが)、被災者の受信料を免除すると言わないんだ?

 とくに東北は苦しんでいるのだ。口座引き落としてで、被災者の貯金を減らすつもりなのか?

 免除するのが当然ではないか?

 契約している人には払ってもらいます?

 政府の提灯持ちしてくせに、ふざけるんじゃない!

  被災地の受信料、銀行口座引き落としを、集金をただちに停止せよ!

 ⇒ http://www.nhk.or.jp/

Posted by 大沼安史 at 08:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔★★★ 原発NEWS〕 東電経営陣 「海水注入遅れ」に批判 GE(ゼネラル・エレクトリック)の事故対応手続きに従わず?

 ニューヨーク・タイムズは、東電の経営陣(役員)が海水注入の決断を先送りし、事態を悪化させたのではないか、と疑問を投げかける記事を掲載した。

 それによると、東電経営陣が「海水注入」をしたのは、事故発生の翌日、それも水素爆発が起きてから「4時間以上」経ったあと。

 「使用済み燃料」についても同様で、その気なら、もっと早く対応できていたはずだという指摘だ。

 「フクシマ」と同じGE社の原子炉を操作して経験のある米国の専門家によると、GEの緊急事態操作手続きには、こうした場合、炉を水浸しにする方法が「非常に明確」に書かれているし、オペレーターは年に何度も、海水注入の訓練をしているはずだと語った。

 このGE社の操作手続きには「炉内の温度や圧力」に応じて採るべき対応措置が記されている。

 ニューヨーク・タイムズによると、東電はこうした「炉内温度や圧力」のデータを開示していない。

 日本の専門家もまた、「東電の役員たちは、金曜日(11日)の午後になっても、まだ必死に動かなかった。原子炉のことばかりが彼らの頭にあった。そして炉は自動停止していた。使用済み燃料の問題に対し、もっと早く準備できたはずだ」と厳しく批判した。

 東電が直ちに炉の海水注入に踏み切らなかったことについて、日本の専門家は、(海水注入は廃炉につながり、原発を新規につくるには膨大な経費がかかることなので)、「経済的にタフな決断を迫られたから」と見ている。

 タイムズによれば、使用済み燃料プールの問題で可能性として考えられるのが、冷却水の蒸発ではなく、地震によりプールに亀裂が走り、燃料棒がむき出しになった場合である。冷却水の温度、及び水位をどんなふうにモニターしていたかは、今度の第三者による調査に待たねばならないが、どんなデータがオペレーターに与えられていたか、見逃しの問題を含めて検証されねばらない。

 このほか、タイムズによれば、

 ① 炉内の温度、圧力が低いうちに海水注入を決断していれば、よりかんたんにできたはずだ。
 ② 事故後、数時間は発電所の蓄電器が使えたはずだ。

 ③ 炉が自動停止した直後に海水を注入していれば、より少ない海水で抑えることができた。水蒸気の発生も少なくて済んだ。

 ④ 海水注入後、仮に燃料棒が再び露出しても、水素ガスの発生はよりスローなものになったはずだ。

 ⑤ たとえ炉心で部分溶融が起きていたとしても、その日のうちであれば、少ない海水量で済んだはずだ。

 ―― とも指摘している。
 
 タイムズはさらに、事故後、原発のエンジニアが発電機の復旧の方に引っ張られていたことも問題点として指摘している。

 
 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/20/world/asia/20time.html?hpw

Posted by 大沼安史 at 06:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔★★★ 原発NEWS〕 保安院の現地対策本部(福島市)の当局者 「安定ヨウ素」を「3日遅れ」で配給 明かす

 
  AP電によると、福島市の保安院現地対策本部の当局者は、「安定ヨウ素」剤に(AP電では「安定ヨウ素」ではなく「ヨウ化カリウム」剤といっている。「安定ヨウ素」はIAEAの発表による)ついて、以下の事実を明らかにした。

 ① 「3号炉」が爆発した13日の日曜日に配給すべきだったが、配給命令は3日後(16日に)出た。

 ② 「この(配給)決断をして、もっと早く、広報すべきだった」

 

Amid concerns of wider contamination, a nuclear safety official said the government was caught off-guard by the accident's severity and only belatedly realized the need to give potassium iodide to those living within 12 miles (20 kilometers) of the Fukushima Dai-ichi nuclear complex.

The pills help reduce the chances of thyroid cancer, one of the diseases that may develop from radiation exposure. The official, Kazuma Yokota, said an explosion at the plant's Unit 3 reactor last Sunday should have triggered the distribution. But the order only came three days later.

"We should have made this decision and announced it sooner," Yokota told reporters at the emergency command center in the city of Fukushima. "It is true that we had not foreseen a disaster of these proportions. We had not practiced or trained for something this bad. We must admit that we were not fully prepared."

 ⇒ http://hosted.ap.org/dynamic/stories/A/AS_JAPAN_EARTHQUAKE?SITE=DCSAS&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT

 大沼: では3日後、16日に実際に配給・服用は行われたか、という疑問が残る。

     それにしても、大事な、大事な(少なくとも)3日間、原発至近の避難民はヨウ素剤なしにすごさなければならなかったわけだ。

 政府の罪は大きい。

Posted by 大沼安史 at 02:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「3号機」ガス放出 AP電

 ⇒ http://hosted.ap.org/dynamic/stories/A/AS_JAPAN_EARTHQUAKE?SITE=DCSAS&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT

Posted by 大沼安史 at 02:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 米軍家族 第一陣 横田を出発

 星条旗紙によると、米軍家族の避難が19日から始まった。同日午後5時ごろ、横田基地から第一陣、約230人がシアトル向けに出発した。

 三沢、厚木でも避難準備が始まった。

 ⇒ http://www.stripes.com/first-military-evacuation-flight-leaves-japan-1.138263

Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 フランシス・フクヤマ 「政治の変革に使える」 歴史の始まり?

 AP通信によると、米国スタンフォード大学の哲学者、フランシス・フクヤマ氏は、今回の危機に、世界の政治的な変革を電撃的に活性化する可能性を見ている。

 「今回のような自然災害は、誰もが災難に遭うことを想起させるがゆえに、政治のトーン、性格を全面的につくり変える機会として使え得るものだと、私にはたしかに思える」

 But amid tragedy, Francis Fukuyama, the eminent Stanford philosopher and author of "The End of History and the Last Man," sees the possibility for the crisis to become a galvanizing force for political change in the world.

"It does seem to me a natural disaster like this, because it reminds everybody of how commonly vulnerable they are, could be used as an opportunity to reshape the whole tone and character of politics," Fukuyama told The Associated Press.

 「原発(核)事故」に言及せず、あくまでも「自然災害」と言っているあたり、米軍のシンクタンク(事実上)、ランド研究所出身のフクヤマ氏らしいが、「今回の危機を政治変革に使える」とはどういうことか?

 ネオコンに戻り、日本の体制変革でもお考えなのだろうか?

 『歴史の終わり』を書いたフクヤマ氏だが、早速、「歴史の始まり」という本の構想を練り始めたのではないか(もちろん、勝手な想像だが……)。

 ⇒ http://hosted2.ap.org/APDefault/*/Article_2011-03-19-AS-Japan-Earthquake-Global-Tragedy/id-ff6ad9706bdc40ec8a6624877110d1d6

Posted by 大沼安史 at 11:30 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 シュピーゲル 世界の専門家 日本側専門家とコンタクト 情報を交換 非公開フォーラムで議論

 シュピーゲル誌の「日本のチェルノブイリ」は、その第3部「核惨事へのカウントダウン」の中で、世界の専門家たちがメールや電話で連絡を取り合い、一般には非公開のオンラインの「フォラーム」で議論し合い、状況を分析していた、と報じている。

 各国の専門家たちは日本の専門家とコンタクトを持っており、日本政府の「公式発表」とは別に、状況を把握しているらしい。

 そしてその結論は?

 「これが続けばメルトダウンだ」

 While the Japanese engineers were struggling to avert looming disaster, reactor safety experts around the world were sitting in front of their computers and monitoring the progress of the chain reaction in horror. They sent each other emails, spoke on the phone and discussed the problem in special forums closed to the public. There was hardly any official information, but they all had their contacts with experts in Japan. "The situation is very serious," Hahn concluded immediately after learning that the cooling system had failed. "If this continues," an employee with the Japanese nuclear energy agency admitted on Friday evening, "we could, in a worst-case scenario, see a meltdown."

 ⇒ http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,750773-3,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 90年代に宮古で教えていたハーバード大学のミラー教授がNYTに寄稿

 ハーバードの歴史学の教授、イアン・ジャレド・ミラーさんが(Ian Jared Miller)がニューヨーク・タイムズに寄稿した。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/20/opinion/20miller.html?ref=opinion&pagewanted=all

 ミラーさんは書いた。

 私は私の「ホーム」(宮古のTaro)に行く。行って新しく、違った何かを見つけるんだ、と。

ミラーさんはきっと、苦難に立ち向かった何事かをなしたTaro地区を見たいんだろうな。

Posted by 大沼安史 at 09:03 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 米国人 仙台を17日に脱出 ロイター・ビデオ

 仙台からアメリカ人が脱出していた。
 知らなかった!
 それも17日の木曜日に。
 チャーター機が待っているのだという。

 ロイターのビデオを観て分かった。
 
 ⇒ http://www.reuters.com/article/video/idUSTRE72A0SS20110319?videoId=197141910

Posted by 大沼安史 at 07:06 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-19

〔★★★ 原発NEWS〕保安院 16日段階ですでに20キロ圏避難者へ「安定ヨウ素」摂取を勧告 避難所に25万単位供給 IAEAが明らかに 保安院「緊急情報ホームページ」で一切伝えず!

 ニューヨーク・タイムズが伝えたロイター電によると、IAEAは、日本の保安院が16日、関係する地元自治体に対し、20圏から避難する人々に「安定ヨウ素」の摂取法を教えるよう勧告した――ことを明らかにした。

 On March 16, "Japan's Nuclear Safety Commission recommended local authorities to instruct evacuees leaving the 20-kilometre area to ingest stable (not radioactive) iodine," the IAEA said.

 IAEAによると、日本は避難所に23万単位の安定ヨウ素をすでに供給している。

 Earlier this week, the Vienna-based U.N. agency said Japan had provided 230,000 units of stable iodine to evacuation centers as a precautionary measure in the nuclear emergency.

 「安定ヨウ素」は錠剤、シロップは甲状腺のガンを防ぐのに役立ち得る。

 Taken as pills or syrup, stable iodine can be used to help protect against thyroid cancer in the case of radioactive exposure in a nuclear accident.

 ⇒ http://www.nytimes.com/reuters/2011/03/19/world/asia/international-us-japan-nuclear-iodine-iaea.html?hp

 大沼:保安院は16日にこんな措置をとっていた!

    きわめて大事な情報だ。保安院の緊急時連絡ホームページに一言もない!
     ⇒ http://kinkyu.nisa.go.jp/kinkyu/

    服用はいつから開始されたのだろう?

Posted by 大沼安史 at 06:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 3月19日午前8時 仙台 南の風  西の風の「神風」よ、吹け!

 風向きをチェックしたら、「南の風」だ。

 こっちに来る!

 仙台から英国人がバスで脱出した理由が分かった。天気予報をチェックしていたんだな……きっと。

 さすがだ。

 そして、あのバス、きっと特別に東北自動車道の走行許可もらったんだろうな。

 NHKのラジオは、あいかわらず、リクエスト局と、「励ましのメッセージ」の朗読だ。

 前にアンパンマンの歌を流していた。励まされたけれど、「歌」より、アンパンをくれ、という思いの人も多かったろう。

 いま、「神風」は西の風だ。「フクシマ」に吹き続ける西の風だ。

Posted by 大沼安史 at 08:25 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 IAEA 「時間との競走」

 英紙ガーディアンによると、IAEAの天野事務局長は「フクシマ」の戦いについて、「時間との競争」になっている、と警告した。

 IAEAは独自に放射線の測定を始めた。
  ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/18/japan-nuclear-crisis-iaea-information

 大沼:天野事務局長はたぶん「事後」に辞任に追い込まれるだろう。

Posted by 大沼安史 at 08:01 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2011-03-18

〔原発NEWS〕 「原発難民」、サダコおばあちゃん、山形へ ニューヨーク・タイムズがルポ

 ニューヨーク・タイムズの記者が山形に入り、福島から逃げて来た「原発難民」のルポルタージュを書いた。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/18/world/asia/18displaced.html?hp

 70歳のサダコおばあちゃんに取材している。

 そう、ヒロシマの折鶴の少女、SADAKO さんと同名。そしてその原爆少女、佐々木禎子さん(1943年~1955年)が生きていらしたら、このフクシマのサダコさんとほぼ同い年。

 なんて国なんだ、日本は!

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 4号炉プール側壁に穴か亀裂 米原子力規制委が評価 注水の効果に疑問

 ロサンゼルス・タイムズによると、米原子力規制委員会は4号炉プールの側壁に亀裂か穴が開いている、との評価を下した。

 事故発生時、同原発にいた米国人からも、(使用済み燃料プールの構造などについて)聴取し、判断した。

 決定的な証拠と、規制委の専門家らは言っている。

 It was compelling evidence, they said, that the wall of the No. 4 reactor pool has a significant hole or crack

 注水の効果が疑問視される事態になった。

 ⇒ http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-japan-quake-wrapup-20110318,0,2262753.story

Posted by 大沼安史 at 06:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 中国大使館 宮城・福島・茨城・岩手に避難バス派遣を準備

 英紙ガーディアンによると、東京の中国大使館は宮城・福島・茨城・岩手の各県に避難バスを派遣する準備に入った。

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/16/britain-urging-citizens-leave-tokyo?intcmp=239

Posted by 大沼安史 at 05:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 氷雪を投下せよ!

 英紙ガーディアンに「フクシマ」を最悪事態から救うアイデアを募るブログが開設された。
 上空からの水の投下より、雪や氷を使ってみては、という提案が出た。

 ⇒  http://www.guardian.co.uk/world/blog/2011/mar/17/how-would-you-solve-fukushima?CMP=twt_gu

Posted by 大沼安史 at 04:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 中国で「塩」買いパニック

 英紙ガーディアンによると、中国で「イオン化した塩」が放射能の防護に効くとの噂が広がり、北京のスーパーで「塩」買いパニックが起きた。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/17/chinese-panic-buy-salt-japan?intcmp=239

 「フクシマ」が万が一、チェルノブイリ化すれば、風向きによっては、北京、上海などもいわゆる高濃度汚染地域(ホットスポット)になる可能性がある。

Posted by 大沼安史 at 01:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 お父さん原発に行っちゃったよ 母さんがあんなに泣いたの初めて

 ツイッターに、こんな「つぶやき」が載った。

  お父さん原発行っちゃったよ一度避難した原発の人も呼び出された戻ってるんだって。母さんがあんなに泣いたの初めて聞いた。原発の人たちは自分を犠牲にみんなを守ろうと必死なんだよ。みんな生きてほんとに生きて原発の人たちの気持ちを無駄にしないお父さん生きてもどってきて

 3月13日 saho

  ⇒ http://twitter.com/#!/kochuchu06/status/47303206098833408

  このツイッターを、僕は英紙インディペンデントの記事で知った。
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/a-fathers-goodbye-live-well-i-cannot-be-home-for-a-while-2245411.html

 この記事は、あの「フクシマ50」(フクシマの50人)をはじめ、現場で懸命の作業にあたる人々に敬意を表した記事だ。

 saho さん。僕も祈るから。

Posted by 大沼安史 at 12:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-17

〔原発NEWS〕 日本の指導者の正直さの欠如

 ニューヨーク・タイムズは「日本の指導者の正直さの欠如( Dearth of Candor From Japan’s Leadership )」と題する解説記事を掲げた。
  ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/17/world/asia/17tokyo.html?ref=asia

  記事の内容は、見出しを見れば分かるし、私たち日本人のほとんど誰もが思っていることである。

 「大きな音、白い煙、調査している」

 こんなことなら、バカでも(つまり、この私でも)「発表」できる。

 このブログにも書いたことだが、枝野長官は「爆発音」を「ポン」と表現した。

 あいまいな表現、ただいま調査中……

 タイムズ紙の記事は、……Japanese public are frustrated by government and power company officials’failure to communicate clearly and promptly about the nuclear crisis. と述べた。

 政府(特に枝野長官)と東電の当局者が、この核危機に際し、明確に速やかにコミュニケートできないことが日本の人々をいらだたせている……

 NHKの国際放送は、枝野長官ら日本の当局者の「発表」を同時通訳で全世界に流している。世界の人々も日本の当局者の「発表」を聞いているのだ。(それをたとえば、ニューヨーク・タイムズ電子版のライブ・アップデイトで視聴することができる)

 いらだっているのは、日本の私たちだけでなく世界の人も同じだ。

 タイムズの記事についた写真の説明文は、簡潔、かつストレートなものだった。

 菅首相が会見場に姿を見せた時の写真。「彼の未熟さが今回の危機で姿を見せた」                                                                                                                                             

Posted by 大沼安史 at 10:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 あと「48時間」が運命の時 仏専門家が警告

 英紙デイリー・テレグラフによれば、フランスの放射線防護・原子力安全研究所のティエル・シャルル氏は、以下のように語った。

 「これから48時間が決定的な時になるだろう。私は悲観的だ、日曜日以来、効いた解決策をほとんど目にしていないからだ」

 シャルル氏はしかし、「全てが失われているわけではない」と付け加えた。

 Thierry Charles, a safety official at France’s Institute for Radiological Protection and Nuclear Safety (IRSN), said: “The next 48 hours will be decisive. I am pessimistic because, since Sunday, I have seen that almost none of the solutions has worked.” He described the situation as “a major risk”, but added: “All is not lost.”

 ⇒ http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/8387051/Japan-nuclear-plant-Just-48-hours-to-avoid-another-Chernobyl.html

 大沼: シャルル氏の発言は少なくとも半日以上前の発言だ。
 ということは、「48時間」ではなく「36時間」しかない、ということか。

 「フクシマ」への送電復旧を急げ!

 現場の最後の戦いの成功を祈る!
 

Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 イギリス大使館 東京及び東京以北への旅行中止を勧告

 イギリスの東京大使館は、英国民に対して東京、及び東京以北への不必要な旅行をとりやめるよう勧告を行った。
 ⇒ http://ukinjapan.fco.gov.uk/en/help-for-british-nationals/travel-advice

Posted by 大沼安史 at 08:05 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 米国研究評議会(NRC)、2006年時点で「使用済み燃料火災」を警告

 前記のワシントン・ポスト紙記事によると、米政府機関の米国研究評議会(NRC)は2006年にまとめた報告書の中で、使用済み燃料の火災が「大量の放射性物質の放出を引き起こすことがありうる」と警告してた。⇒ http://www.washingtonpost.com/national/us-urges-americans-within-50-miles-of-japanese-nuclear-plant-to-evacuate/2011/03/16/ABwTmha_story_2.html

 報告書はまた、事故時に使用済み燃料の水没を維持するため、「有り余るほどの、多岐にわたる」冷却システムを設置することを推奨していた。 

 Concerns about the dangers of storing used uranium fuel in relatively poorly shielded pools above reactors increased with the fear of terrorism after the Sept. 11, 2001, attacks, causing industry experts to dispute the design. In 2006, the National Research Council issued a report saying in part that a uranium fuel fire “could result in the release of large amounts of radioactive material.”
 The NRC report also recommended that nuclear power plants build “redundant and diverse” coolant systems to keep the fuel underwater during a crisis.

 大沼: この報告書は、「9・11」を受け、「テロリスト」による原発攻撃を想定して出されたもの。
 米国とともに「テロとの闘い」を繰り広げる日本にとっても重要な報告である。
 ワシントンの日本大使館はだから、もちろん、言うまでも泣く、報告書を入手し、本国政府に伝達していたはずである。もちろん、日本国民の安全のために、日本国民の血税を使って!  5年も前に!

 

Posted by 大沼安史 at 07:57 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-16

〔原発NEWS〕 政府、プルトニム燃料の3号機を最優先

 ニューヨーク・タイムズが伝えたロイター電によると、政府はプルトニウムのMOX燃料の3号機を最優先とする。4号機はその次ぎの優先順序だそうだ。

 ⇒ http://www.nytimes.com/reuters/2011/03/16/world/asia/international-us-japan-quake-nuclear-radiation.html?hp

 ロイター電によると、現場で作業にあたる人員は50人から180人に増員されている。

 また、NHKラジオによると、機動隊が放水車で3号機への注水作業に取り組む。 

Posted by 大沼安史 at 09:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔震災NEWS〕 校庭に「SOS」 仏リベラシオン紙 ツナミの前後の衛星写真を掲載

 ⇒ http://www.liberation.fr/seisme-japon-mars-2011-avant-apres.html

 
 

Posted by 大沼安史 at 08:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 NHK 「原発のトラブル」と表現

 8時のラジオ・ニュースを聞いていたら、NHKのアナウンサーが「原発のトラブル」と、「フクシマ」の大惨事を表現していた。

  だから、フランス政府が在京フランス人に国外退避、もしくは南部(西部の間違い?)への避難を呼びかけるのだ。

  エール・フランスは東京・パリ便を増便しているという。

 
 

Posted by 大沼安史 at 08:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 保安院・緊急情報ホームページ 「想定外(内)?」の機能麻痺

 保安院の「地域住民をはじめたとした国民の皆様に向け、迅速に情報提供を行う」緊急情報ページが16日昼過ぎから6時間近く、更新されていない。

 何の情報提供もないのだ。

 「想定外」それとも、これも「想定内」の情報コントロール?

 いい加減にしろ!
 
 ⇒ http://kinkyu.nisa.go.jp/kinkyu/

Posted by 大沼安史 at 06:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「MARKⅠ」格納容器 40年前から米の規制当局者が相次いで「破裂」を警告

 ニューヨーク・タイムズによると、「フクシマ」の格納容器の「MARK(マーク)Ⅰ」タイプに対して、今から40年も前の1972年段階かた、米国の専門家から使用中止を求める警告が出ていた。

 「もしもマークⅠ型原発の冷却システムが故障したら、炉の周囲を包む格納容器は燃料棒の加熱でおそらく破裂するだろう。危険な放射性物質が環境に放出される」
 If the cooling systems ever failed at a “Mark 1” nuclear reactor, the primary containment vessel surrounding the reactor would probably burst as the fuel rods inside overheated. Dangerous radiation would spew into the environment.

 最初に警告したのは、米原子力エネルギー委員会の安全担当、ステファン・H・ハナウアー氏。

 許容できない安全リスクを持った格納容器である、というのが使用中止を求める結論だが、その最大理由としてハナウアー氏は以下の問題点を挙げたそうだ。

 ★ 格納容器のデザインが小さすぎる(水素の圧力、及び水素爆発によって破裂する可能性がより高い)

 このハウアナー氏に続いて、後に米国の原子力規制委員会の委員長となったジョセフ・ヘンドリー氏も、「こうしたシステム(マークⅠ)を禁止する考え方に引かれる」と、同じ1972年に語っている。

 それどころか、1980年代の半ばには、米原子力規制委員会の当局者、ハロルド・デントン氏が「事故で燃料棒が加熱し溶解すれば、90%の蓋然性で破裂する」と警告を発してもいる。

 同紙によれば、「MARKⅠ」は米国のGE社が1960年代に開発し、より安価でかんたんに建設できるとセールスポイントに売り込みを図ったものだそうだ。

 MARKⅠ型はその後、改良が進んだが、同紙によれば、「フクシマ」がその改良型かどうかは不明。
   
 同紙によれば、「フクシマ」の事故で、GE株は値下がりしているという。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16contain.html?ref=asia

 大沼:反原発運動家ではなく、米政府の当局者、それも専門家が「もう使うな」「事故を起こしたら90%、破裂する」と叫んだもの――それが「フクシマ」の「格納容器」だったわけだ!

 こんなものを、日本の政府はよくもまあぬけぬけと、「安全だ」「安全だ」と繰り返して来たものだ!

Posted by 大沼安史 at 12:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕  厚生労働省 現場作業員の許容被爆量を一気に2.5倍、250ミリシーベルトに引き上げ

 前記、ニューヨーク・タイムズの記事の中に、気がかりなことが出ていた。

 厚生労働省が、(現場で最後ディフェンスにあたる50人を含む)作業員の被爆許容限度を100ミリシーベルトから、一挙に250ミリシーベルトに上げた、というのだ。
 この250ミリシーベルトというのは、アメリカの原発作業員の許容量の実に5倍にあたるという。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16workers.html?_r=1

 いったい、どういうつもりなんだ、厚生省は?

 ひどいじゃないか!

 安全なところで作業させた、とでも言い張るつもりなのか?

 
 

Posted by 大沼安史 at 11:45 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 コスト削減で使用済み燃料を原子炉の至近に ロシアの専門家が厳しく批判 チェルノブイリの教訓を生かさず

 英紙ガーディアンの「天野IAEA」批判記事の中で、「最も強烈な批判」として、ロシア人の専門家、ユーリー・アンドレーエフ氏の声が紹介されていた。

 アンドレーエフ氏は1986年のチェルノブイリ事故のあと、汚染の除去に取り組んだ人。現在、オーストリア政府環境省のアドバイザーを務めている。

 アンドレーエフによれば、「フクシマ」の使用済み燃料は原子炉のあまりにも近くに置かれている。だから4号機で火災が起きた。

 なぜ、原子炉の至近に置いたか? 理由はもちろん、安全のためではなく「コストの削減」。

 「日本の原発関係者は金儲けに非常に貪欲だから、スペースの全てを使おうとする。だから、冷却プールから水が抜ければすぐ、火災の可能性につながるのだ」

 アンドレーエフ氏はIAEAそれ自体についても、「IAEAはイランなどの核査察はするものの、(日本などを)査察する権限を持たず、原子力産業を批判できない」として、「だから、真実を隠そうとする。偽の規制機関だ」と非難。

 同氏はさらに、、チェルノブイリの事故のあと、世界の原子力産業界は事実の隠蔽に努めて来た。教訓を汲み取ろうとしなかった」と指摘した。

 

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/15/nuclear-watchdog-response-japanese-disaster

Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 Shizuoka に世界が注目 「浜岡原発」を停止せよ

 英紙ガーディアンの「フクシマ・アップデイト」を見て、驚いた。Shizuoka の見出しが出ている。⇒ http://www.guardian.co.uk/world/blog/2011/mar/15/japan-earthquake-and-tsunami-japan

 震度6.2の直下型地震。

 ガーディアンはなぜ、Shizuoka を見出しにとったか?

 それはおそらく、世界の原発関係者が Shizuoka に注目しているからだ。

 「浜岡原発」である。

 「フクシマ」の次が「シズオカ」にならないよう、国民のひとりとして菅直人に「浜岡・即時運転停止」を要求する。

 一時的でもいい、止めてください。新潟の「柏崎」と一緒に。

Posted by 大沼安史 at 09:11 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-15

〔原発NEWS〕 海水注入は消防車で

 英BBCによると、

 ① 電子炉への海水注入は、消防車と、タービン室に備え付けの消火設備を使って行われている。

 ② 現場で作業にあたっているチームが考え出した注水方法

 ―― だそうだ。

 An official with the Tokyo Electric Power Company (Tepco), which runs the site, said seawater was being pumped in both by fire engines and via the system installed to extinguish fires in the power station's turbine hall.

 He told BBC News that the use of this methodology had never been foreseen - it had been invented by the team on the ground at Fukushima.

 ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-12737508

 がんばれ、現場のみなさん!

Posted by 大沼安史 at 09:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 「ジョージ・ワシントン」被爆 米海軍ヨコスカ基地でも放射能を検出

 米海軍はヨコスカ基地のドックで修理中の米空母「ジョージ・ワシントン」で15日午前7時、フクシマからの低レベルの放射性物質を検知した、と発表した。
 
 ⇒ http://edition.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/03/15/japan.nuclear.reactors/?hpt=T1

Posted by 大沼安史 at 08:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 4号炉火災 政府当局者 IAEAに「放射性物質、ダイレクトに大気中に放出」と報告

 ワシントン・ポスト紙によると、4号炉の火災について日本政府当局者はIAEAに対し、「(火災により)放射性物質はダイレクトに大気中に放出されている」と報告していた。
 
 And while the fire at the fourth reactor had been extinguished, Japanese officials told the International Atomic Energy Agency that because of the blaze “radioactivity is being released directly into the atmosphere,” the agency said.

 ⇒ http://www.washingtonpost.com/business/economy/nuclear-crisis-deepens-as-third-reactor-loses-cooling-capacity/2011/03/14/ABk6rQV_story.html

 菅よ、枝野の「ポン助」よ、それならそうと、日本国民に対し、状況をきちんと説明し、警戒を呼びかけるのが筋ではないか!

Posted by 大沼安史 at 08:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 原子力資料情報室からのメッセージ 

 原子力資料情報室が「福島原発の危機について私たちは考えます」とのメッセージを、ウィブサイトに掲げた。
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1020

 これを読んで、今日昼前の菅直人首相による、あの「国民へのメッセージ」の無様さ、醜悪さ加減を思い出した。

 「冷静に行動しろ」としか言えない――そして「あとは東電が発表する」としか言えない男が首相に居座り続けている、この最大不幸国家よ。

 菅直人よ、国民は冷静だよ。あなたとか、枝野こそ、冷静に行動したらどうか?

 だから、原子力資料情報室はいまや、日本の灯台だ。塔だ。

 スタッフのみなさん、がんばれ!

Posted by 大沼安史 at 08:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 ペンタゴン 「フクシマ」へのネットアクセスを遮断

 米国防総省(ペンタゴン)のサイバー司令部は、同省職員(米軍人)のユーチューブなどへのアクセスをシャットダウンした。

 「サロン・コム」の報道では、「日本の地震」の映像に対する視聴需要が激増していて、ネットがパンク状態になっているため。

 ここでいう「地震」になかには「フクシマ」が当然含まれていよう。米軍の軍人もまた「核の惨事」に対し(あるいは、日本人の苦難に対し)、強い同情的な関心を示しているはずである。

 (それとも他に理由があるとでも言うのか?)

 ⇒ http://www.salon.com/news/feature/2011/03/14/japan_pentagon_bloocks_website_access

Posted by 大沼安史 at 06:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 祈ってください

 知り合いの女性から、こんなメールをいただいた。

 僕も、フクシマの現場で奮闘する皆さんを思い――この国の未来を思いながら、祈ることにしよう。

      ☆

  「祈って下さい」

  お願いがあります。

  私達に出来る事。

  それは祈ること。

  目には見えませんが、

  思い・思念には、エネルギーがあります。

  思ったら成ったという体験が

  ここ数年増えていると思います。

  福島の原発に対して

  温度が下がっていくことを

  水が増えて行くことを

  住民の方々が

  ホッとして

  穏やかな表情であることを

  イメージして

  ことばにして祈って下さい。

  上手に表現できなくても良いです。

  あなた自身のことばで

  真の思いで

  祈って下さい。

  時間を決めて

  一斉に祈れば思いが重なって

  力となるかもしれません。

  これから

  午後3時、午後7時、午後9時

  午前7時、9時、12時

  毎日祈って下さい。

  あなたがご飯を食べるとき
  休憩している時、
  朝目覚めたとき
  夜に眠る前に
  祈って下さい。

Posted by 大沼安史 at 06:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 使用済み燃料プール 大爆発の恐れ

 ニューヨーク・タイムズによると、原子炉本体とは別に、その上部に設置された使用済み燃料の冷却プールが大爆発し、炉のメルトダウンを上回る最悪の事態になりうる恐れがあるという。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/15/world/asia/15fuel.html?hp

 プールの冷却装置が働かず、大爆発に至る最悪シナリオだ。

 4号機では使用済み燃料プールの燃料が燃え、火災が起きた(ようだ)。

 プールの冷却装置が効かないなら、ここでも海水を注入するしかない?
 
 それでもダメなら、この最悪シナリオに行き着く…………

 同紙によると、このような場合、どんな事態になるか、ブルックヘブン研究所が1997年に研究結果を発表している。

 それによると、半径500マイル(800キロ)以内で100人が即死、13万8000人が死亡するという。

 また、半径2170マイル(3490キロ)まで汚染され、損害額は5460億ドルに達する。

 このブルックヘブンの研究は、フクシマと同じ沸騰水型の炉での想定だそうだ。

Posted by 大沼安史 at 06:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 もしも大事故が起こったら

 原子力資料情報室は「もしも大事故が起こったら」と題する、一般向けの参考資料をウェブ・サイトに掲げた。
  ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1019

 大事故発生後の風下(風速3メートル)における「全員避難」の距離的範囲、時間的余裕などをわかりやすく図で示している。

 図によれば、たとえば仙台が風下になった場合、発生から6時間以内に避難しなければならない。

Posted by 大沼安史 at 05:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 仏産業相 「核の破局」のシナリオ 否定できず

 ルモンド紙によると、フランスのエリック・ベッソン産業相は14日、最終判断を下し、フクシマ原発事故について、「核の破局」のシナリオを排除できないと認識していると言明した。

 ……et convient que l'hypothèse d'une "catastrophe nucléaire" n'est plus à exclure.

 ⇒ http://www.lemonde.fr/politique/article/2011/03/14/japon-comment-le-discours-du-gouvernement-francais-a-evolue_1493013_823448.html

  

Posted by 大沼安史 at 02:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 菅首相、「4号炉で火災」 枝野長官 2号炉の爆発を「ポン」と表現 

 菅首相は15日午前11時から、国民向けのメッセージで語った。その中で、首相は、4号炉でも火災が起きている事実を明らかにした。

 続く、枝野長官の会見によると、休止中の4号炉には使用済み核燃料があり、それが熱を持って火災に発展したらしい。

 また長官は2号炉の「爆発音」について「ポン」と、おならか何かのような表現で形容した。

 首相はメッセージの中で、「冷静に行動していただきたい」と国民に呼びかけたが、政府が冷静に行動しておれば、これほどの惨事に発展しなかったような気もするがいかがか。

 それにしても枝野の「ポン」発言――この「ポン助」が!

Posted by 大沼安史 at 11:17 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 2号機メルトダウン ヒロシマ、ナガサキ……そしてフクシマ

 最後の砦が壊れた。2号機でついに内部爆発が起きた。

 格納容器を圧力を下げるためガス抜きしたことから、(水素爆発を防ぐ)密封窒素が失われ、水素爆発を起こしたということか?

 それとも、いきなり(小規模な)水蒸気爆発?

 メルトダウンの暴走が始まっている……たぶん。そして、いまに水蒸気爆発!

 メルトダウンが始まっている以上、間もなく海水をぶち込めなくなる。冷やせなくなる。ぶち込んだら水蒸気爆発だ。

 ぶちこまなくても水蒸気爆発だ。
 溶解した燃料棒がサプレッション・プールに落ち込んで水蒸気爆発!

 チャイナ!

 ####

 2号機の放棄は1、3号にも連鎖で波及、すこし離れた4、5号機を巻き込んだ「連鎖爆発」が起きる……

 そうして、日本のチェルノブイリ、フクシマが生まれる。チェルノブイリを数倍するフクシマが生まれる。

 ヒロシマ、ナガサキ……そしてフクシマ。

 原爆開発の派生物である原発が、日本を滅ぼそうとしている?……

 福島第一原発は「石棺」で覆われることになろう。

 福島の浜通りは、「放射性ゴーストランド」と化す。

 ####

 「原発時限爆弾」を仕掛け、それがどれほど素晴らしく「安全」か、国民を洗脳し続けた挙句、ついに「爆発」させた者どもらは、厳しく処罰されなければならない。
 お先棒をかついで来たマスコミも同罪だ。

 昭和の亡国、戦争。
 平成の亡国、原発。

 ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ

 ####

  現場ではいまも「作業員」が、一線の「社員」が、「自衛隊員」が最後の戦いを繰り広げている。

 がんばってほしい! 私たちを助けてほしい!

 なんとか活路を拓いてほしい。

 東京にいるお偉いゴロツキどもとちがって、みなさんは英雄だ!

 感謝申し上げる。

 

 

Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 IAEA 「放出放射性物質」で「風向き」をモニター 日本の政府・気象庁はなぜ「黒い風」予報をネグっているのか?

 IAEA(国際原子力機関)の「フクシマ原発事故アップデート」を見て、ショックを受けた。
 IAEAでは、世界気象機関と連携して、関係各国に、東電福島原発群からの大気中に放出された放射性物質の動向を、気象予報でモニターし、関係各国に通報している、という。

 IAEAによれば、放射性物質を含んだ「黒い大気」は、これまで東の方向へ移動、今後、3日間はこのパターンが続くと見ている。 

 In partnership with the World Meteorological Organization, the IAEA is continuing to monitor weather forecasts and is providing updates to member states. Since the incident began, winds have been moving away from the Japanese coast to the East, and predictions call for the same patterns to persist for the next three days.

 ⇒ http://www.iaea.org/newscenter/news/tsunamiupdate01.html

 今、ことさら「黒い大気」と意訳したのは他でもない。あの「黒い雨」を想起してのことだ。

 それが風に乗って、人々に襲い掛かる。つまりは「黒い風」。

 日本の政府は――日本の気象庁は、国民に対して「黒い風」警戒警報を出すべきだ。

 NHKも、国民に「落ち着いてください」とばかり言ってないで、「黒い風が近づいています。家の中に避難してください」と言うべきである。

 もう一点――これは言うまでもないことだが、IEAEがモニター(監視)していることでもわかるように、フクシマからは大量の、かなりの濃度の危険な「黒い大気」の塊が放出されているわけだ。

 本ブログで紹介した、米空母の「ロナルド・レーガン」を襲った、放射線雲もそのひとつであろう。

 あかんなほんとうにだめだのう政権の隠蔽体質は厳しく批判されねばならない。

Posted by 大沼安史 at 08:35 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 河野太郎議員、日本の官僚・電力会社を厳しく非難……米政府当局者に ウィキ国務省電で明らかに

 ウィキリークスが暴露した米国の東京大使館秘密電(2008・10・24)で、河野太郎衆院議員が2008年10月21日、来日した米政府の当局者(エネルギー・経済担当)との夕食の席で、とくに核の再処理における、コスト、安全面の問題を取り上げ、日本の原子力業界に対する「強い反対」を表明していたことが明らかになった。

 河野太郎議員はまた、「日本の官僚、電力会社が時代遅れの原子力エネルギー戦略を続け、代替エネルギーの開発を抑圧し、国会議員や国民から情報を隠し続けている」と厳しく批判した。

 Lower House Diet Member Taro Kono voiced his strong opposition to the nuclear industry in Japan, especially nuclear reprocessing, based on issues of cost, safety, and security during a dinner with a visiting staffdel, Energy Attache and Economic Officer October 21. Kono also criticized the Japanese bureaucracy and power companies for continuing an outdated nuclear energy strategy, suppressing development of alternative energy, and keeping information from Diet members and the public.

 英紙ガーディアンが報じた。 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1008

 河野太郎氏にもの申す。

 今こそ、これまで反原発を訴えてきた政治的な経験と知識を生かし、原子力産官複合体による欺瞞の全てを明らかにせよ!

 リーダーシップを発揮して、原発利権をむさぼって来たものの極悪非道ぶりを追及せよ!

Posted by 大沼安史 at 07:57 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-14

〔原発NEWS〕 1号機爆発 菅首相のヘリ視察が引き鉄? 

 13日夜、外国特派員協会で開かれた原子力資料情報室の記者会見で、質問に立った日本人ビデオ・ジャーナリストが、以下のような見方を示していた。

 1号機の水素爆発は12日午後3時30分ごろの発生だが、その日朝、8時過ぎ、菅首相が自衛隊のヘリで現地を視察したことで、現場で続く、ガス抜き(放出)作業が中断を余儀なくされ、結果的に水素爆発という事態を招いたのではないか、という指摘だ。

 放射性のガスを空中に放出して、ヘリでお出ましになる菅首相を被爆させてはならないと、官邸サイドからお達しが出ていたとしたら、問題だ。(首相の身の安全を考えたら、そのくらいするのが、官邸当局者としては当然のことだし、それは義務である。それが、たとえ首相のパフォーマンスのためであったとしても……)

 地上の現場で被爆しながら、それこそ命がけで最悪の事態を回避しようと、おそらくは不眠不休でがばっている皆さんと、空からご視察の菅首相の好対照。

 主流メディアの記者諸君には、ぜひとも事実関係を究明していただきたい。

Posted by 大沼安史 at 11:29 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 フランス大使館 メールで在日フランス人に関東脱出を指示か?

 13日夜、東京の外国特派員協会で開かれた原子資料情報室の記者会見で、参加した外国人のビジネス・オウナーが、友人からのメールで、フランス大使館が関東から在日フランス人全員に対し、脱出するようアドバイスしていることを知らされた、と語った。(ビデオの最後近くを参照)
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1009

 (事実とすれば、フランス大使館は首都圏に危機が迫っていると認識しているわけだから、大変なことだ。主流マスコミの確認をお願いする)

 ビジネスオーナーは、大使館の声明の全文を見てはいないが、メールを寄せた友人はまともな人だという。

 ビジネスオーナーは、友人のメールの最初の行を読み上げ、東京を脱出すべきか、アドバイスを求めた。

Posted by 大沼安史 at 10:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 IAEA アップデイト

 国際原子力機関(IAEA)が、日本政府の原子力安全委員会からの報告をアップデイトで報じている。

 枝野長官の記者会見よりも明確だ。

 英語なので、日本語のように言葉の綾でごまかせないから?!……

 女川原発での放射物質検地は東北電力の言うように、シロだったようだ。福島から届いたもののようだ。 

 ⇒ http://www.iaea.org/newscenter/news/tsunamiupdate01.html

Posted by 大沼安史 at 07:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 ニューヨーク・タイムズがグラフィックで「部分メルトダウン」を図解

 ⇒ http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/the-explosion-at-the-japanese-reactor.html?ref=asia

 

Posted by 大沼安史 at 07:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 3号炉、格納容器は破損せず

 原子力資料情報室は3号炉の爆発について、「水素爆発であることがほぼ確実になりました。原子炉容器、格納容器とも破損はしていないとの発表は、間違いないようです」とする続報を発表した。
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1013

 これは先の、俯瞰映像から格納容器は見えない、との判断を訂正するもの。

 ヘイル・メアリー、祈りは通じつつあるのか?

 しかし、こんどは2号機が……。

 現地の東電オペレーターの皆さんのふんばりに期待したい。

 ネバー・ギブアップ!

 

Posted by 大沼安史 at 07:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 チェルノブイリを上回る汚染?!

 原子力資料情報室は13日の記者会見の際、ジャーナリストの広河隆一氏らが現地・双葉町入りし、放射線量を測定したところ、1ミリデシベルまで測かることのできる測定器3台の針が振り切れたことを明らかにした。

 双葉厚生病院(原発から4キロ)などでの測定。

 広河氏がチェルノブイリで原子炉跡から4キロほど離れた地点で測定した際の数値は、0.4ミリデシベルだったという。

 チェルノブイリでの測定は事故直後ではないと見られるが、「グラウンドゼロ」から4キロの地点はもちろん、今なお一般の立ち入りは禁止されている。

 福島の浜通りは、チャルノブイリ並みのゴーストタウンに変わろうとしている……
 
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1008

Posted by 大沼安史 at 04:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 米空母「ロナルド・レーガン」、放射能雲を通過

 ニューヨーク・タイムズによれば、福島沖に展開する米空母「ロナルド・レーガン」が「福島・第一」から放出された放射能雲の中を通過、乗組員たちが1ヶ月分の被爆量をわずか約1時間で被爆していたことが分かった。
 
 米当局者は「リスクは軽微」としているという。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/14/world/asia/14plume.html?_r=1&ref=asia
 

Posted by 大沼安史 at 03:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 米軍ヘリ、96キロ離れた地点で大気中から放射性物質を検出

 ニューヨーク・タイムズによると、米軍ヘリが東電福島第一の爆発現場から60マイル(96キロ)離れた上空で、セシウム137やヨード121と見られる放射性物質を検出した。

 ペンタゴンが13日に明らかにした。
 現在、詳しい分析を進めている。

 これについて同紙は、放射能による環境汚染が拡大していることを示唆している、と述べている。

 But Pentagon officials reported Sunday that helicopters flying 60 miles from the plant picked up small amounts of radioactive particulates — still being analyzed, but presumed to include cesium-137 and iodine-121 — suggesting widening environmental contamination.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/14/world/asia/japan-fukushima-nuclear-reactor.html?partner=rss&emc=rss

 

Posted by 大沼安史 at 03:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔原発NEWS〕 爆発した3号炉(プルトニウム炉)、格納容器、吹き飛ぶ?

 福島第一・3号炉(プルトニウム炉)の建屋が破壊され、キノコ雲が立ち上がった爆発で、原子力資料情報室 は14日午後1時前、「俯瞰の映像では、格納容器が見えない」と報じた。
  ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1012

 格納容器が吹き飛ばされたということか?

 そうなると、1号機で政府が説明した「建屋内にたまった水素の爆発で建屋が吹き飛んだ」という「ストーリー」を適用するわけにはいかない。「格納容器」自体が(一緒に)爆発したのではないか?

 枝野官房長官は、「格納容器の健全性は保たれている」と語ったが、「(東電の?)所長の認識」「――と報告されている」と「逃げ」を打っている。

 

Posted by 大沼安史 at 02:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 原子力資料室 緊急記者会見ビデオ

 ⇒ http://www.ustream.tv/recorded/13269582

   http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1008

 海水をぶち込む最後の選択を迫られた政府・東電!

 これは、「ヘイル・メアリー」という最後の手段だ。

 3号機から爆発音!

 聖母マリアよ、救世主を産んでくれ! 人類を救ってくれ!
 

Posted by 大沼安史 at 10:12 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 3号機、巨大爆発 大気被爆注意報、発令!

  14日午前11時ごろ、福島第一・3号機、爆発!⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1011

  原子力情報資料室 : テレビの映像を見ると,数百メートル以上に放射能雲が立ち上り,いまのところ西よりの風にのって,海側にながれていますが,風向きに注意!!!

   政府やNHKがやらないので、代わりに(勝手に)被爆注意報を発令する。

  枝野官房長官の「発表」の声が震えていた。これはかなり危ないかも知れない……

  枝野は1号機と同じ「水素爆発」としているが、 原子力情報資料室は判断を留保している。

  水蒸気爆発かも知れない…… 

  風は幸い、いまのところ西向き。海へ。

 大気中に放射性物質を「放出した」東電福島巨大原発基地の本日(14日)の風向きは天気予報(福島・浜通り)によると、「南の風」。
 以北の人は、なるべく家の中にいた方がいい。

  

Posted by 大沼安史 at 09:04 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-10

〔ウィスコンシン NEWS〕 ネオリベ共和党 公務員の団体交渉権剥奪法案を可決

  ウィスコンシン州の上院は9日、ウォーカー知事与党の共和党が、警官・消防士を除く、州公務員の団体交渉権を奪う法案を、民主党議員の欠席のまま、強硬可決した。

 州公務員の団体交渉権交渉権を奪う条項は元々、州予算案に組み込まれていたが、これを審議するには、議会定数(出席議員)を確保しなければならないが、民主党議員14人は全員、州外に出てボイコット。

 このため、共和党は団体交渉権をめぐる条項を予算案から切り離し、民主党議員がいくらボイコットしても、出席議員の過半数の賛成があれば成立させることができる一般法案につくり変え、強行採決で成立させた。

 これは暴挙である。

 共和党のネオコンどもよ、よくもやってくれたな。

 しかし、これは暴挙であるがゆえに、ウィスコンシンの民衆革命を正当化するものになり得る。

 ウィスコンシンの共和党は、ムバラク化した。

 民衆の総抵抗で、ウォーカーらをたたき出さねばならない。 

  ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/10/wisconsin-republicans-cut-collective-bargaining-unions

  http://www.nytimes.com/2011/03/10/us/10wisconsin.html?hp

Posted by 大沼安史 at 08:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-09

〔ウィスコンシン NEWS〕 軍は弾圧する側に回るな! 「イラク戦争に反対するイラク復員兵の会」、労働者の闘いに連帯を表明

 「イラク戦争に反対するイラク復員兵の会(IVAW)」が、ウィイスコンシンの公務員労働者の闘いに連帯を表明した。
  ⇒ http://www.ivaw.org/blog/we-are-public-employees-too

 IVAWはウィスコンシン州兵を含む全米軍に対して、労働者を弾圧する命令に対して抗するよう呼びかけている。

 イラク・アフガン戦争を継続している輩と、ウィスコンシンのウォーカー知事のような連中は、同じ穴のムジナなのだ。

 イラク戦争のベテランたちは、そのことを知っているから、ウィスコンシンに連帯を表明したのだ。

 軍人は民衆のための存在。民衆を弾圧する側に立ってはならない、と。

 これは日本の警察官、自衛隊にも言えることだ。

 権力者の金まみれ利権を、彼らの保身を守ることが、諸君の任務ではない。

 ふつうの庶民を――農民を、勤労者を――すなわち、諸君の出身階層の日本の一般民衆を守るのが、君らの務めだろう。

 日本も今に、エジプト・ウィスコンシン並みのことが起きる。

 その時、問われるのが君らの「決断」である。 

Posted by 大沼安史 at 07:36 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-06

〔ウィスコンシン NEWS〕 マイケル・ムーア監督 マディソン入りして連帯の檄

 ドキュメンタリー映画「華氏911」などで有名なマイケル・ムーア監督が5日、マディソン入りし、抗議集会で、数千人の参加者に対し、連帯の檄を飛ばした。

 「われわれも一緒に戦う。ギブアップしないでくれ」
 「マディソンは最初の一歩だ。この国の富裕層は一線を踏み越えた」
  ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-12658349

  (受けて立とうじゃないか、と呼びかけたムーア監督。出身地のミシガンでの労働者たちの苦しみを知っている人だ……)

 一方、共和党上院議員のリコール運動に対抗して、知事支持派も民主党上院議員のリコール運動を開始した。⇒
 http://www.nytimes.com/2011/03/06/us/06wisconsin.html

Posted by 大沼安史 at 04:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-04

〔ウィスコンシン NEWS〕 共和党上院議員のリコール運動始まる

 共和党のスコット・ウォーカー知事を支持する州議会上院の共和党議員に対するリコール運動が始まった。
  ⇒ http://thinkprogress.org/2011/03/02/wisconsin-recall-2/

 同州法では在任1年以上の議員らに対してリコールをかけることができる。上院議員をリコールする場合、その選挙区の州知事選有効投票数の25%の賛同署名を、60日以内に集めればよい。

 地元の民主党によると、共和党の上院議員3人を放逐するだけで、民主党が上院をコントロールし、知事のネオリベ攻撃を阻止することができる。 

 ウォーカー知事をリコールするには、来年1月まで待たねばならない。
 しかし、遠い先のことではない。
 

Posted by 大沼安史 at 08:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ウィスコンシン NEWS〕 1500人のレイオフ 通告開始

 スコット・ウォーカー知事は17日、州の公務員1500人に対してレイオフの事前通告を開始すると表明した。
  ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/04/us/04states.html?_r=1&ref=us

 州議会での審議がストップしていることから、強硬策に打って出た。

 州議会上院の民主党議員は全員、州外に出て、定数割れで議会を開会できない状態を維持している。

 共和党側はこれら州外にいる上院議員に対し、18日から1日100ドルの罰金を課し始める予定だ。

 

Posted by 大沼安史 at 08:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-03-01

ウィスコンシンへの返信メール

 ウィスコンシン在住の日本人女性から、本ブログあて、メールをいただいた。

 以下はそれに対する(英語?の)返信メール。彼女に、「ねえ、見て、日本人のブログに、私あての返信メール、のってるよ」と、彼や彼のお母さんに言ってもらいたいので(一緒に見てもらいたいので)ここに再掲する。

  It is very good to know that my blog about WI is being read by a fellow Japanese living in WI.

  Almost 20 years ago, I got a bus ride on a Greyhound from Ann Arbor.  On the way to St. Paul, Minnesota, I , just a transit passenger, traveled through WI with a brief stop at Madison.

  Reading and writing about ‘WI Resistence,’ my memories about Midwest landscape come across my mind : Rollling hills in a countryside and a Mac' on a roadside.

  Thank you for the e-mail.  I hope you will soon overcome this ugly Tea-Party thing.

  Like an Egyptian youngman holding a banner standing at Taharir Plaza in Cairo, I stand with you and your husband.

  Yasushi Onuma      

   

 

Posted by 大沼安史 at 03:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-28

〔ウィスコンシンNEWS〕 最初の勝利! マディソンのプロテスト 州議会占拠継続を勝ち取る  

 州都マディソンの州議会を占拠の継続が認められた。27日の日曜日かぎりで退去を求めていた議会事務局が譲歩し、占拠は継続されることになった。

 ニューヨーク・タイムズはこれを、「象徴的なことであれ、これはひとつの勝利である」と書いた。

 州議会の事務局長は共和党のウォーカー知事に任命された共和党員だが、26日(土)の7万人抗議デモを受け、退去通告を撤回した。

 州知事の公務員組合つぶしに抗議する、州警察の警察官でつくる「ウィスコンシン・プロフェッショナル警察協会」の最高幹部は、「冷静な判断が広がって来た……今や、このショーを演じているのは(われわれ)州警の警察官だ」と語った。

 警察の組合が、プロテストの先頭に立っていることを自負する「ウィスコンシン革命」。

 ウォーカー知事のネオリベ攻撃に対する民衆の怒りはとどまるところを知らない。

 ウィスコンシン州立大学マディソン校の学生たちが寝袋を持って、議会の泊り込みプロテストに参加するなど、支援の輪も広がっている。

 知事の自宅を抗議の民衆が包囲し、警官隊が道路を通行止めして守る状況にもなっている。

 カイロのタハリール広場がマディソンの州議会前広場に移って来た!

⇒ http://www.nytimes.com/2011/02/28/us/28wisconsin.html?_r=1&hpw

Posted by 大沼安史 at 07:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-26

〔見ぃ~っけ!〕 マリー・メラさんのギャラリー

 ドイツの画家、マリー・メラさんのギャラリー・サイト。
  ⇒ http://www.ateliermariemella.com/links/links.htm

 僕のお気に入りは、flo という作品。

 flo って何? ラテン語? 息? それとも、お風呂???
 

Posted by 大沼安史 at 07:27 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-23

〔リビアNEWS〕 カダフィ 生き残り=「国体」護持へ死に者狂い

 カダフィが「国体」護持の巻き返しに出ている。
 昔、レーガンに空爆され、半ば破壊された宮殿跡から、国営放送で演説した。

 1時間にわたる演説は、孤独なワンマンショーだった。

 リビアは世界をリードして来た。

 おれはリビアの栄誉だ。

 ゴキブリどもを殺せ。

 死ぬまで戦う――。

  権力に恋々とする菅直人も醜いが、カダフィはそれ以上に醜悪だ。

 ところで、なぜ、リビアの民衆は撃たれ、殺されたか?

 それは外人「傭兵」を、カダフィが雇っていたからだ。

 カダフィに金で雇われた、サブ・サハラの傭兵たちが、リビアの民衆を撃ち殺した。

 同胞ではないから、引き鉄を引きやすかったのだろう。

 引き鉄を引かなければ、生きていけないから。

 カダフィは演説の中で、こうも言ったそうだ。

 天安門事件を引き合いに。

 「国体」を守るためには、多少の犠牲もやむを得ずと。

 日本の――仙台の街で暮らす僕に、では何ができるか?

 「アヴァーズ(「声」)」サイトに登録している僕は、国連あてのネット請願に署名した。⇒ http://www.avaaz.org/en/libya_stop_the_crackdown/?fpla
 
 リビア民衆への空爆を止めよ! カダフィ一族の資産を凍結せよ!

 ####

 以下に、リビア情勢を伝えるサイトを掲げた。

 僕はいま「コミュニケーション連帯(コミュニカティブ・ソリダリティー)」がグローバル規模で起きて、まさに世界民衆のマルチチュードな決起が続いていると考えている一人だが、この動きは消すことはできない。

 カダフィは実弾で「声」を消そうとしてるが、命は奪えても「声」は消せない。

 「声」はいまや、ネット上で、「響き」となって、「残像」となって残るからだ。

 
 ツイッター「リビア・ニュース・メディア」⇒ http://twitter.com/LibyaNewMedia

      「リビア青年運動」⇒ http://twitter.com/ShababLibya

      「アット・ベンガジ」 ⇒ http://twitter.com/search?q=%23Benghazi

  ⇒ http://www.afrol.com/articles/37407

 ガーディアン ライブ・アップデート⇒ http://www.guardian.co.uk/world/blog/2011/feb/22/libya-erupts-gaddafi-live-updates

 「世界は何と言っているか?」 ⇒ http://www.guardian.co.uk/news/datablog/interactive/2011/feb/22/libya-comment

 「グーグル リビア情勢マップ」 ⇒ http://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF8&hl=en&msa=0&msid=215454646984933465708.00049c59184ae1136341a

 「トリポリに傭兵配備」ビデオ ⇒ http://www.libyafeb17.com/?p=1582

Posted by 大沼安史 at 08:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-21

〔エジプトNEWS〕 女子高生らが「新聞」を発行 当局の締め付けを突破 「言論の自由」を拡大

 米国の反戦・平和放送局「デモクラシーNOW」で、カイロ発のうれしいニュースが報じられていた。

 女子高校生らが「エル・ゴーナル」(ジャーナルの意味)という新聞の刊行を、紙媒体とネットで開始したのだ。

 エジプトでは当局の許可がないと新聞を発行できない。「ゴーナル」編集部は、そんな締め付けを突破して、刊行に打って出た。

 サナ・サイフさんという女子高生、17歳が、インタビューに、こう答えていた。

 「自由のラインを拡大する絶好のチャンスじゃない。新聞、出しちゃって、どうしていけないの。それも、政府の許可なしにさ――というわけ」

 「この新聞は、つまり、タハリール広場の声……ブログみたいなの」  
  ⇒ http://www.democracynow.org/2011/2/18/its_time_to_push_the_borders

Posted by 大沼安史 at 07:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-18

〔エジプトNEWS〕 タハリール広場 パノラマ写真

 BBCのサイトにカイロ・タハリール広場の空撮パノラマ写真が掲載された。 
  ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/world-12434787

 マルチチュード(連帯する民衆)で埋まったタハリール広場の全景。

 クリック・ポイントをクリックすると、地上の様子がウィンドウで開く。

 「トイレ」をクリックすればトイレが!(2時間待ちだと、インディペンデントが書いていたっけ!)

 「幼稚園」をクリックすれば、子連れの母親たちが広場で開いた「タハリール幼稚園(?」のスナップ写真を見ることができる。

 これがエジプト革命! 

Posted by 大沼安史 at 10:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-13

〔エジプトNEWS〕 数百人が「広場」に残留 軍評議会に今後のスケジュールの明示を要求

 英BBC放送によると、13日の日曜日、カイロのタハリール広場では、軍最高評議会に今後の政治的なタイムテーブル(スケジュール)を明らかにするよう要求する人々が数百人、残留し、なおプロテストを続けている。

 タハリール広場ではこの日早朝、軍と残留組との間で小競り合いが起きたとの情報もあるが、BBC特派員によれば、残留者の軍による「排除」は、手荒ではないかたちで行われたという。

 広場にはしかし、それでもまだ数百人が残っており、軍最高評議会に選挙などのタイムテーブルを要求している。タイムテーブルが示されるまで、広場での座り込みを続ける構えだ。 

  ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=wTLawhG1zI4

 ムバラクを紅海の保養地、シャルムエルシェイクに「国内追放」したとされる軍最高評議会は、「自由で民主的な国家」づくりにコミットとするとは「約束」したものの、選挙など政治体制移行のタイムテーブルを示していない。

 また、ムバラク政権の内閣もそのまま状態だ。

 英紙ガーディアンによれば、活動家グループの「広場」での残留プロテストは、こうした不透明な状況に抗議、今後の道筋を明確化しようというもの。

 タハリール広場では「民衆評議会」が置かれ、「人民コミュニケ」の発表も行われているそうだ。 

 ⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2011/feb/12/egypt-military-leaders-fall-out-protesters

 

Posted by 大沼安史 at 06:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-07

〔エジプトNEWS〕 オバマの特使はムバラクのロビイスト カイロでムバラクの居座りをヨイショする発言  

 英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者が、オバマ大統領の特使としてカイロ入りした元駐エジプト大使、フランク・ワイズナーの「トンデモ発言」と、この元米外交官の「トンデモ・コネクション」を暴露した。 
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-envoys-business-link-to-egypt-2206329.html

 ワイズナーの「トンデモ発言」とは、オバマが辞めろといっているムバラク大統領について、(オバマの特使として立場にもかかわらず、4日のカイロでの記者会見で)「ムバラク大統領がリーダーシップを発揮し続けることが決定に重要だ。(今回の事態は)大統領にとって自分の伝説を綴る格好の機会だ」と語ったこと。

 米国務省もワイズナー自身も「個人の資格での発言」としているが、とんだファルス(笑劇)ではある。

 問題はしかし、むしろワイズナーの「トンデモ・コネクション」の方だ。

 フィスク記者によれば、ワイズナーはなんと、ムバラクを顧客とするアメリカの法律事務所の顧問を務めているのだという。

 つまり、ムバラク(のロビー事務所)に雇われた男が、カイロに乗り込んだわけ。雇い主にモノ申しに! 

 ムバラクのロビイストが、「ムバラク・ヨイショ」発言をする。ワイズナーとしては当然のことをしたまで……?!

 こうなると、もう「ドタバタ喜劇」というしかない。

 思いがけない「エジプト革命」の勃発に、アメリカの指導部は混乱し、浮き足だっているようだ。
 

Posted by 大沼安史 at 08:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-05

〔エジプトNEWS〕 広場の希望 イスラムの祈りを守るクリスチャン

 カイロのタハリール広場で撮影された写真。
 祈りを捧げるイスラム教徒を、クリスチャンが「人間の鎖」で守っている。
 「希望の輪」!
 
 ⇒ http://globalvoicesonline.org/2011/02/04/egypt-inside-tahrir-square/gv-post3-2/

Posted by 大沼安史 at 01:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔エジプトNEWS〕 広場の「新政府委員会」

 現地で取材活動にあたる英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者によれば、カイロのタハリール広場に陣取った民衆が、「新政府」の在り方について旧権力を話し合う、交渉団を選んだ。 ⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/fisk/robert-fisk-exhausted-scared-and-trapped-protesters-put-forward-plan-for-future-2205079.html
 

 交渉団に選ばれたのは、25人。

 ムーサ・アラブ連盟事務局長、ノーベル賞受賞者でオバマにアドバイスしてきたエジプト系アメリカ人、アーメド・ズワイリ、ムスリム同胞団に近いイスラム神学者、モハマド・セリム・アワ、ワフド党のバダウィ党首、携帯会社を経営するビジネスマン、ナジブ・スエズの各氏らが含まれている。

 交渉団は24時間以内にスレイマン副大統領に会見する予定だそうだ。

 交渉団の選出法、及び広場に生れた「委員会」の実態は明らかではないが、フィスク記者はこの動きを「大規模街頭デモを、ムバラク打倒後の未来を産み出す政治的マシーンに変える、最初の真剣な動き」としている。

Posted by 大沼安史 at 12:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-04

〔エジプトNEWS〕 ムバラク 即時退陣を拒否 自分の死を自ら宣告 「暴露」脅し(?)で延命図る

 ムバラクがオバマが要求した「即時退陣」を拒否した。

 ムバラクは、アメリカのTV局にインタビューに答え、「私が今辞めたら、カオス(混沌)が起きる」と述べ、次の総選挙まで居座る考えを示した。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/feb/04/mubarak-stands-fast

 ムバラクは見栄を切って言った。「私は逃げ出しはしない。わたしは(エジプトの)土になる」

 これについて、英インディペンデントのジョハン・ハリ記者は、こんな見方を示した。

 推定250億ドルもの資産(財産)の国外持ち出しと、自分の身の安全を保障してくれる後継者擁立のため、時間稼ぎをしている――と。⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/johann-hari/johann-hari-we-all-helped-suppress-the-egyptians-so-how-do-we-change-2203579.html

 ムバラクとしては自分の身を守るために「駆け引き」に出ているのだろうが、アメリカが恐れているのは、エジプトのカオス(混沌)ではない。中東全体――とくに湾岸・石油地帯のカオスを恐れているのだ。

 「中東・石油カオス」を回避するためには、アメリカの権力は何でもする。

 たとえばエジプト軍にクーデターを起こさせ、ムバラクを殺害する――なんてことも平気でする。

 間もなく、オバマ政権はムバラクに対して最後通牒を発するだろう。

 オバマ政権はムバラクが拒否することを願っている。

 口封じできるからだ。

 中東における秘密の全てを――あるいは9・11に関する全ての秘密を。

 しかし、この程度のことは、ムバラクにしろ、当然、予測できるはずのもの。

 ここから、ひとつ決定的な疑問が湧く。

 ムバラクはなぜ、強気でいることができるのか?

 僕(大沼)の推理はこうだ。

 ムバラクは「俺を追い落としたら、中東・9・11関連のあらゆる機密文書を暴露する」とオバマ政権を脅しているのではないか!

 ムバラクは、暗殺された前任のサダトの後継者だ。今回もまた、狡知を尽くし、おのれの延命のためにあらゆる策謀に打って出ることだろう。

 ムバラクの「暴露」を封じ込めつつ、ムバラクをどう消すか?――これが今、ホワイトハウス・ラングレー・ペンタゴンが知恵を絞っていることだろう。 

 

Posted by 大沼安史 at 06:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-02

〔エジプトNEWS〕 インターネットのブラックアウトに対抗 電話で「ナマ声」をアップ 「一本道を歩け! 風さえも、地面さえもが変わった」

 ムバラク政権がインターネットを遮断する中、グーグルとツイッターが、電話で「ナマ声」をアップする「スピーク・ツー・ツイッター」システムを立ち上げた。
 ⇒ http://japan.cnet.com/news/society/20425718/

 パソコンが使えなくても、そこに電話をかければ、自分の意見をツイートできるシステム。  ⇒ http://twitter.com/speak2tweet#

 英紙インディペンデントが、そのいくつかを英訳で紹介しているので、以下に掲げたい。⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/fisk/robert-fisk-secular-and-devout-rich-and-poor-they-marched-together-with-one-goal-2201504.html

 ・ カイロのタハリール広場にいるわれわれは200万人。ムバラクが去るまで、ここを立ち去らない。

 ・ ここで引き下がったら、よりひどいことになるだけ。道は一本しかない。最後まで進まなければならない。でも、私は風を感じる。新しい風、違った風。風さえも、私たちが歩く地面さえも変わっている。

 ・ 私はエジプト人だ。地球上のあらゆる人々の助けが必要だ。でも、独裁者に責任をとらせるべきは、私たちエジプト人だけではない。世界の全てが世界の独裁者たちに責任をとらせるべきだ。

Posted by 大沼安史 at 01:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-02-01

〔NEWS〕 エジプト軍、「民衆に武力を行使せず」言明

  エジプト軍は言った。民主主義を求める民衆に対して、その武力を行使しない、と。

 軍は民衆を撃たない――この,、エジプト軍の言明は、歴史的ともいっていい画期的なものである。⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/jan/31/egyptian-army-pledges-no-force

 60安保の際、CIAエージェントの岸信介は自衛隊の治安出動を再三にわたって求めた。その要求を蹴ったのが、赤城宗徳防衛長官だった。

 軍を、民衆を殺す道具として。使いたがる権力者!

 だから僕は、日本の自衛隊のみなさんにも、今回のエジプト軍の決定を重く受け止めていただきたいのだ。

 いずれ、日本の民衆を決起し、永田町・霞が関を取り囲む日が来るだろう。

 その時、自衛隊が権力の側に立たず――権力の「撃て」の命令に従わず、民衆を側に立って民衆を守り抜く……そういう場面が必ず来るはずだ。

 そのときのためにも、日本の自衛隊諸君――今回のエジプト革命を注目していただきたい。

 日本の権力の腐敗を見据え、(民衆ではなく)権力者を打倒できるのは、自衛隊員よ、君たちである。

Posted by 大沼安史 at 08:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-01-30

〔見ぃ~けっ!〕 阿部加奈恵さんのギャラリー

 鹿児島出身、旭川在住の画家、阿部加奈恵さんのギャラリー・サイトを覗いて、いっぺんにファンになってしまった。
 ⇒ http://abekanae.com/

 みなさんも、ぜひ、どうぞ!

 ギャラリーの作品に、My fish という、ネコちゃんとお魚の絵があって、これがとても愉快。

 

Posted by 大沼安史 at 12:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-01-26

〔NEWS〕 遂に刊行! 『伝わる!文章力が身につく本』

 畏友かつ親友・同志である小笠原信之(フリージャーナリスト・東京大学客員教授)が書いた『伝わる!文章力が身につく本』(高橋書店、A4判・208ページ、1260円)が、間もなく(29日から)全国の書店の店頭に並ぶ。

 ジャーナリストとして、「日本語」を書き続けて40年。
 彼の筆には、偉ぶったところも、おためごかしも、ズラシもスカシも――要するに、おかしな「ウソ」がない。ごまかさないのだ。
 
 だから、彼の文章は「伝わる」――(これは彼の読者であれば、誰しも同感するところだろう)。

 その彼が、記者人生の全てを注ぎ込んで、「日本語を書くための本」を書いた。

 「日本語」にとって――日本語で生きる私たちにとって、こんな喜ばしいことはない。

 中身の章立て、主な項目は以下の通り。

第1章 文の土台を固めよう……正確に伝える/あいまいさをなくす/スッキリさせる/言葉のレベルをそろえる、など

第2章 内容を豊かにしよう……文に変化をつける/ステレオタイプ表現に注意する/表現を引き締める/文をやわらかくする、など

第3章 語法を意識しよう……主語/助詞/助動詞/述語・述部

第4章 組み立てのノウハウを知ろう……文章の組み立て 

巻末特集 知っておくと便利なこと……表現・表記のルール/同音異義語一覧/言い換え表現一覧/書き終えた後にすること

 
 表紙のデザインもいい。

 まるで、清潔なマチス。
 僕のブログの「机の上の空」、に拝借したくなりそうな、いい感じのデザインだ。

(赤ではなく)黄色い太陽、窓の空の青。その下の机の上の原稿用紙の白。そこに書かれた文字の黒。

 その下の、マリンブルーの、小さな波頭の連続。

 そしてなんといっても、画面に落ち着きとやさしさを与えているのが、根のような、地下茎のような小豆色だ。

 心の中から根によって吸い上げらたものが、意味の世界に波となって浮上し、机の上で文字となり、世界の窓へと開かれてゆく……。

 小笠原信之は、私の――私たちの、日本語の先生である。私自身、これまで何度、文章の間違いを正してもらったことか!

 学生諸君はもちろん、国語の教師、ジャーナリストなど、「日本語のプロを自認している人」にも、ぜひとも読んでもらいたい!

Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-01-12

〔NEWS〕 豪クイーンズランド大洪水 「内陸ツナミ」が襲う

 ノア以来の「聖書」的規模ともいわれる豪・東北部、クイーンズランド州を襲った大洪水は、なお猛威をふるっている。

 英紙ガーディアンによると、ブリースベーンの西、トゥーウームバでは10日、「内陸瞬間ツナミ("inland instant tsunami")」が「水の壁」になって街を下り、路上の歩行者や車をのみ込み、10人が死亡した。⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/jan/11/brisbane-residents-flee-homes-floodwaters

 トゥーウームバは標高600メートル。「ツナミ」は渓谷を下って、人口200万の豪州第3の都市、ブリスベーンに向かっている。

 ブリスベーンでは一部で堤防が決壊しており、低地の住民は非難を開始している。

 クイーンズランド大洪水はすでに半月、これまで14人が死亡。40人以上が行方不明になっている。

  ロイター電(邦文)⇒ http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-18973620110112

Posted by 大沼安史 at 05:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2011-01-06

〔NEWS〕 オバマ 対中政策をリセット アジア政策担当者、退任へ

 ワシントン・ポストが報じたところによると、オバマ政権は対アジア政策の退任させるなどして、対中国政策をリセットする。
⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2011/01/05/AR2011010505493.html

 オバマ政権のアジア政策を推進して来たのは、対中政策でタカ派色の強いキャンベル国務省事務次官と、国家安全保障会議のアジア担当、ジェフリー・ベイダーの親密コンビだが、ベイダーは胡錦濤国家主席のワシントン国賓訪問を受け、退任することになった。

 ベイダーの後任には大阪総領事、神戸領事を歴任した「ジャパン・ハンド」のダニエル・ラッセル氏が有力視されているが、日本を重視派の期待に反し、「中国」が、オバマ政権の対アジア政策を引き続き支配して行くことになる――とポスト紙は報じている。

 NATOリスボン・サミットで東方政策へ方向転換はしたものの、その後、中国の巻き返しに遭い、オバマ政権としては、反中・アジア政策面で、息切れ状態。

 「米中対決」から「米中連携」へと舵を戻す――そういう流れなのか?

 ならば、「前原首相」など問題外、選択肢としてはありえない。

 米国と中国はもともと「反日・連合国」として同志であったことを、日本の「あかんなほんとに政権」の面々は、まずもって再確認すべきであろう。

 「反中国」で生き残れるなんて、思うんじゃないぞ! このバカ(ン)なおらんと政権の亡者どもめが!

 

Posted by 大沼安史 at 07:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-12-23

〔NEWS〕 今日(23日) 渋谷で「日本語で聞く〈冬の兵士〉の声」

 イラク・アフガン帰還米兵たちの、戦争の真実の証言を聴く「日本語で聞く〈冬の兵士〉の声――イラク・アフガン帰還兵の証言朗読会」が23日午後6時から、東京・渋谷の渋谷アップリンク・ファクトリーで開かれる。

 反戦イラク帰還兵の会・アーロン・グランツ著の『冬の兵士 イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実』を日本語に翻訳、岩波書店から出版した、翻訳集団・TUPの主催。

 朗読するのは、「映画人9条の会」などに所属する俳優のみなさん。
 
 会場では、森住卓の写真展、『イラク戦争の子どもたち』も同時開催される。

 チケットは予約(700円〔メール予約〕、当日1000円。
  ⇒ 予約アドレス:fuyunoheishi@yahoo.co.jp

  ☆

 私はTUPのメンバーではないが(またその資格もない人間だが)、「翻訳も〔は〕ジャーナリズム」と考える一人として、こうした朗読会が持たれることを喜ぶ。

 イラク・アフガンの戦争の現実が、日本語になって、私たちに、伝わって来る…………。

Posted by 大沼安史 at 07:48 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-12-14

〔NEWS〕 米軍への「思いやり」 5年、現状維持 「年金」、来年度から削減 日本国民を愚弄する「あかんなあほんと」政権

 サイケイによると、「政府は14日、平成23年度以降の在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について、22年度の水準(約1881億円)を5年間維持することで米国と合意したと発表した」そうだ。

 日本の消費者物価が下がっているにもかかわず!

  ⇒  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101214/plc1012141753011-n1.htm   

 その一方で、日本国民の年金は減らすという。消費者物価が下がっているから。
  ⇒ http://www.nhk.or.jp/news/html/20101214/t10015839021000.html  

 戦後日本を汗水たらして支えてきた、老齢世代の虎の子(すずめの涙)、「年金」を減らす、と平気でのたまう菅直人政権。

 米軍への「思いやり」については、今後5年間も現行水準を維持するというから、あきれる。国民への「おもいやり」は、どうした? 

 あかんなほんと――。

 売国奴よ、そう、君のことだ――菅直人君、君のことだ。

 君は「日本の首相」ではない。失せろ!  

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2010-11-23

〔NEWS〕 サッカー界のキング、カントナが呼びかけ、大銀行から預金を引き出せ! 金融バブルを爆発させ民衆の生活を破壊した金融ドラゴンどもに鉄槌を下し、真の革命を! 「12月7日」に一斉引き出しの動き

 サッカー界のキング、フランス人元サッカー選手、エリック・カントナ氏(44)が、仏紙「プレス・オセアン」とのインタビューで、サルコジ政権の年金ぼったくり、予算大幅削減に抗議し、真の「レヴォルシオン」を実現するため、金融バブルを爆発させ、民衆の生活を破壊した大銀行から一斉に預金を引き出すよう呼びかけた。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/nov/20/eric-cantona-bank-protest-campaign

 カントナ氏のインタビューはビデオでもユーチューブなどへ流れ、呼応した人々が、早速、オンライン・サイトをアップ。「一斉引き出し」決行の日を「12月7日」と定め、総決起を求めている。
 ⇒ http://www.bankrun2010.com/

 カントナ氏は現役を退いたあと、俳優として活躍する一方、故ピエール神父が創設した慈善財団でも活動、サルコジ政権の住宅政策の無策に「レッドカード」を出すなど、社会的な発言を続いている。

 ナントの新聞、「プレス・オセアン」とのインタビューで、カントナ氏は、

 「街頭に出ることは今日、どんな意味を持っているのだろう。デモをする? 自己満足かも。とにかく、もうそれじゃあ、ダメだ」

 「われわれは、革命を起こすために人殺しの武器をとらない。革命はいまや、かんたんだ。この国のシステムって何だろう? それは銀行権力の上に築かれたものだ。システムをぶっこわすには、だから銀行を通せばいい」

 「300万人がプラカードを持って通りデモをする。その300万人が銀行に行って預金を引き出せば、銀行は倒れる。300万人……いや1千万人が……。銀行は倒れる。そこに(われわれにとっての)脅威はない。真の革命が起きる」

 ネットで早速、呼応サイト、「バンクラン(銀行とりつけ)ドット・コム」を立ち上げたのは、舞台監督や映画製作者たち。

 その一人、24歳の俳優、ヤン。サルファティさんは、「私たちは別にアナーキストでもなければ政党や組織に属しているわけではありません。(預金引き出しは)プロテストの新しいやり方だと考えているだけです」と、英紙ガーディアンに取材に応えた。

 カントナ選手は現役の頃、狙い済ましたループシュートやドラブシュートで全世界のサッカーファンを唸らせた。
 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=bke3tAmmuXM&feature=fvsr

 針の穴を抜くような正確な軌道。

 灯台下暗しというか、意外なポイントに目をつけたものだ。

 この「預金引き出し」運動、「ウォールストリート」をかかえたアメリカにも……あるには日本にも飛び火しそうな気配である。

 非暴力直接行動によるレジスタンス……やり方はほかにもいろいろあるだろう。日本のわれわれも、知恵の絞り時かも知れない。

 カントナ氏WIKI ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8A

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2010-11-14

〔NEWS〕 スーチー女史 かくも美しく、語りき

 この人は監禁下の自宅で、祈り続けていたのではないだろうか?
 だから、こういう美しい表情を保つことができたのでなかろうか?

 英国BBC放送のビデオニュース、「スーチー女史、支持者に告ぐ――「希望を捨てることなかれ」を観て、思わず涙をこぼしてしまった。⇒ http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-11752047
  
 BBCの記事から、彼女の言葉を引用する。

 「わたしたちはともに行動しなければなりません。私たちビルマ人は運命を信じがちですが、変革を欲するならば、わたしたちは自分たちの手に成し遂げなければならないのです」
"We must work together. We Burmese tend to believe in fate, but if we want change we have to do it ourselves."

  先週の選挙にふれて、女史はこうも語った。
「民衆の参加のないところで、何事も達成されることはないのです」
"Nothing can be achieved without the participation of the people."

 そして、
 「デモクラシーは人々が政府をチェックするとき、生れるものです。人々がわたしをチェックすること、私は受け入れます」とも。
"Democracy is when the people keep a government in check. I will accept the people keeping me in check."

 自宅を出て、人々とともに「歩いた」。スーチー女史!

 白のブラウス、青紫のスカート。

 髪にゆわえた、白と赤、黄色の花。

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2010-11-10

〔NEWS〕 「地球に対する戦争を終えるとき」 ヴァンダナ・シヴァ女史、「シドニー平和賞」受賞スピーチ(全文)

 インドの農業・エコロジー運動家のヴァンダナ・シヴァ女史が6日、「シドニー平和賞」を受賞した。

 以下は、7日付けの地元紙、「エイジ」に掲載された「受賞スピーチ」(編集済み)の全文の拙訳である。⇒ http://www.theage.com.au/opinion/society-and-culture/time-to-end-war-against-the-earth-20101103-17dxt.html

(この「編集済みのテキスト」は、出典である「エイジ」紙ばかりか、シドニー・モーニング・ヘラルド紙にも全く同じものが掲載されており、女史によって予め用意され、マスコミ向けに配布されたもののようだ)

 僕には女史のこの受賞スピーチが、世界を「正気」へと導く、この同時代における「世界最高のスピーチ」のように思われる。

 勇気と、洞察と、詩的な優美さにあふれた女史のスピーチの一端を伝えられれば幸いである。

                                      ☆

 ヴァンダナ・シヴァ : 「いま、地球に対する戦争を終えるとき(Time to End War Against the Earth )」

 今、「戦争」を思うとき、私たちの心は「イラク」や「アフガニスタン」に向かいます。しかし、もっと大きな戦争が、今、戦われてもいます、それは私たちの生きる、この地球という惑星に対する戦争です。この「地球に対する戦争」の根は、エコロジーと倫理が定めた限界を敬うことに失敗した「経済」にあります――不平等には限界があることを、不正義には限界があることを、欲望と経済の集中には限界があることへの敬意を忘れた「経済」に、根を下したものなのです。

 一握りの大企業や強国が、地球の資源に対するコントロールを追い求め、この私たちの地球を、何でも売りに出してしまうスーパーマーケットに変えようとしているのです。彼らは私たちの水を、遺伝子を、細胞を、臓器を、知識を、文化を、さらには未来をも売ろうとしているのです。

 いまアフガニスタンとイラクで続き、今度も戦われて行こうそる「戦争」は、単に「石油のために血を流す」ものではありません。すでに明らかなように、「戦争」は「食料」のためにも「遺伝子と生物多様性」のためにも、「水」のためにも血を流すものになって行くことを、私たちは目の当たりにすることでしょう。

 こうした「軍・産・農」を支える戦争のメンタリティーは、「モンサント」社の殺虫剤の商品名、「駆り立てる(Round-Up)」「山刀(Machete)」「投げ縄(Lasso)」――を見れば明らかです。「モンサイト」と合併した、「アメリカン・ホーム・プロダクト」社も、その製品の殺虫剤に、「ペンタゴン(米国防総省)」とか「スカドロン(航空団)」といった、同じように攻撃的な名前をつけています。これは「戦争の言葉」です。私たちの「持続可能性(Sustainability) 」は、(そうではなく)「地球との平和」を土台にしたものです。

 「地球に対する戦争」は、私たちの精神の中で始まるものです。暴力的な思考から、暴力的な行為が形成されるのです。暴力的なカテゴリーを考え出すから、暴力の道具が作られるのです。産業化された農業・食糧・生産が依拠している「メタファー(隠喩)」や「メソッド(方法)」ほど、このことをハッキリ示してものはありません。戦時下において、人々を殺す毒や爆発物を生産する工場は、戦争が終わると、農薬工場に変身するのです。

 「1984年」は、食糧が産み出される方法に何か恐ろしいことが起きているという事実に、私を気付かせてくれた年でした。(インドの)パンジャブの動乱とボパール(化学工場)での惨事によって、「農業」がまるで「戦争」と化したかのように見えたのです。私が『「緑の革命』の暴力』という本を書き、「ナヴダンヤ(九つの種子)」という、毒にまみれない農の運動を始めたのは、このときのことです。

 戦争のための毒ガスとして始まった農薬はこれまで、疫病をコントロールできずに来ました。遺伝子操作が、有毒な化学物質に代わるものと考えられたこともあります。しかし、実際は逆に、殺虫剤の使用量を増加させ、「農民に対する戦争」を解き放っただけでした。

 飼料と農薬のコスト高は農民たちを負債の罠にはめているのです。負債の罠は農民たちを自殺へと追い込んでいます。政府の公式データによっても、インドでは1997年以来、20万人以上の農民が自殺を図っているのです。

 「地球との平和を築く」ことは常に、倫理とエコロジーの絶対命令であったことです。それは今や、私たちが生物種として生き延びるための絶対命令になっているのです。

 土に対する、生物多様性に対する、水に対する、大気に対する、農場や農産物に対する暴力は、人々が食べることを不可能にする、「戦争のような食糧システム」を産み出しています。いま、10億人が飢えているのです。20億人が、肥満、糖尿病、高血圧、癌といった、食べものに関係する病に苦しんでいます。

 この持続するはずのない発展には、3つのレベルの暴力が含まれています。第一は、地球に対する暴力です。環境の危機として現れているものです。第二は、人々に対する暴力です。貧困、欠乏、難民化として現れているものです。第三は、戦争と紛争としての暴力です。これは際限なき貪欲を満たすため、他国や他の共同体に眠る資源を力で掴み取るものです。

 「生」のあらゆる側面が商品化されると、たとえ1日に1ドル以上、稼げたとしても、「生活」はさらにコストのかさむものになり、人々はさらに貧しくなってしまいます。他方、人々は「マネー経済」なしに、物質的に豊かであり得ます。土地に対してアクセスでき、土地が肥沃で、川の水が汚れずに流れ、文化が豊かで、美しい住と衣、そして美味な食をもたらす伝統が生き続け、社会的な結束があり、地域の共同体に連帯と協働の精神がありさえすれば……。

 市場経済の領域、さらには人工物でしかない資本としてのマネーが、社会の最高の組織原則、及び生活に福祉を推し量るたったひとつの物差しに祭り上げられたとき、それは自然と社会の命を維持・存続させうるプロセスを切り崩すものになって行くのです。

 私たちは金持ちになればなるほど、エコロジーと文化の面ではますます貧しくなって行きます。マネーで測られる豊かさの成長は、物質的・文化的・環境的・精神的なレベルにおける貧困の増大を招くものです。

 生活をつなぐ、ほうとうの通貨とは、生きることそのものです。こうした視点に立つことで、以下のような問題が提起されます。私たちはいま、この世界において、自分自身をどう見ているのだろう? 人は何のための生きるのか? 私たちは、金儲けのために資源をがぶのみする、単なる機械に過ぎないのか? それとも私たちはそれよりももっと高い目的、目標を持ったものではないか?
 
 私は「地球デモクラシー(arth democracy)」というものが、あらゆる生物種、あらゆる人々、あらゆる文化に固有な価値に基づく「生きるデモクラシー(living democracies)」を、私たちに思い描かせ、創造させて行くものだと確信しています。「地球デモクラシー」とは、この地球の大事な資源の公正で平等な共有と、この地球の資源をどう使うかの決定の分かち合いのことでもあります。

 「地球デモクラシー」は、水、食べ物、健康、教育、仕事、生計の諸権利を含む「生きる権利」の基礎をかたちづくる、命及び基本的人権の持続するエコロジーのプロセスを守るものです。

 私たちは選択を迫られています。企業の貪欲による市場の法則に従い続けるか、地球のエコシステムと生物の多様性を維持する「ガイアの法則」を取るかどうかの選択を迫られています。

 人々の食べ物、水へのニーズは、食べ物と水を供給する自然の能力が守られていてこそ、はじめて満たされ得るものです。死んだ土や川は食べ物や水を恵んでくれません。

 「母なる地球」の諸権利を守り抜くことはそれゆえ、最も重要な、人権と社会正義を守る戦いであるわけです。それは私たちの時代の、最も広汎なる平和運動であります。

Posted by 大沼安史 at 08:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-10-27

〔重要NEWS〕 アメリカ アフガンで敗れたり!―― ロシア 米・NATOの「アフガン戦争」を支援 旧ソ連軍の撤退から21年ぶりの‘アフガン復帰’ 兵站ルートを保証 ヘリを供与 「グルジア」で取引 来月のNATOリスボン・サミットで正式発表へ 英紙インディペンデントがスクープ報道

 「アメリカ軍事帝国」がついに、「アフガン戦争」での「敗北」を認めた。自力では勝てない……。

 タリバンの攻勢でパキスタン・ルートの補給もままならない苦境下、ロシアに救い手を求めたのだ。

 ロシアに助けてもらわなければ、来年7月からの、米軍(NATO軍)撤退開始も、覚束ない、と。

 そして、ロシアが助け舟を出した。

 ロシアが支援合意――英紙インディペンデントがスクープで報じた。

http://www.independent.co.uk/news/world/politics/exclusive-afghanistan-russia-steps-in-to-help-nato-2117468.html

http://www.independent.co.uk/opinion/leading-articles/leading-article-natos-afghan-endgame-begins-with-a-helping-hand-from-russia-2117150.html

http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/anne-penketh-natos-siren-song-may-well-drown-out-moscows-bitter-experience-2117470.html

 ロシア・ルートでの補給の確保と軍用ヘリ(MMi-21)の供与などがロシア側の支援の柱。ロシア軍の直接介入はない見通しだが、ロシアのアフガン関与は、旧ソ連軍のアフガン撤退(1989年)以来、21年ぶり。

 チェチェン問題などに苦しむロシアとしては、アフガンの「安定」は望むところだが、インディペンデント紙によると、今回の合意は、アメリカ側からの強い働きかけによる。「乞食に選ぶ権利はない」と、同紙は手厳しく指摘している。

 ロシアの支援合意は、来月、リスボンで行われるNATOのサミットにロシアのメドヴェージェフ大統領が出席して正式に公表される見通し。

 ロシア側は見返りに、「グルジア問題」からの「離脱」を、米・NATO側に約束させた。
 これは水面下での「取引」で、公式に明らかにされる種類のものではない。

 パキスタン・ルートに代わるロシア・ルート(地上)での補給は、実はこれまでも限定的な形で続けられており、ロシア領空内の航空機の通過も認められて来た。

 バルト海の不凍港、リガ(ラトビア)からロシア領内を通過し、アフガンに入る兵站ルートが全面的に開かれることで、オバマ政権は来年7月からの米軍など撤退開始を前に、底の抜けたカルザイ傀儡政権の土台を少しでも下支えしたい考えのようだ。

 ロシア軍ヘリのMi-21 はすでに5機が、米軍の友軍のポーランド軍に供与され、アフガンでの戦闘に使用されている。

 ロシアは、このMi-21ヘリを今後、「数十機」アフガン政府軍の供与する。

 ロシアはまた、アフガン政府軍と麻薬取締部隊の訓練も行うという。

 インディペンデント紙は、アフガンに「デモクラシー」を移植するなど夢想に終わり、今や、アメリカはタリバンとの和平交渉に望みをつなぐまでに追い込まれている、と指摘している。

 タリバンを交渉のテーブルに就かせることができるか、どうかも、パキスタンの軍情報部頼りだと。

 そんな切羽詰まったところで、ロシアにすがりついたアメリカ!……

 アメリカは旧ソ連同様、アフガンで敗れたのだ。

 ロシアの救いの手のなかで、アフガン戦争のエンドゲーム(終幕)は幕を開けようとしている。

 (イラクもそうだったが、アフガンでも、日本はアメリカの「テロとの戦争」を支持して来た。それが、この結末……!)

Posted by 大沼安史 at 01:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-26

〔NEWS〕 ガーディアン紙 米軍アパッチ・ヘリ「7・12」イラク住民虐殺事件を再報道 死者は「19人」 「蜂の巣」にされたヴァン 生き残った兄妹にインタビュー 

 英紙ガーディアン(電子版)は25日、2007年7月12日、バクダッド市内ニュー・バクダッドで起きた、米軍アパッチ・ヘリ、「クレージーホース18」によるイラク住民の機関砲掃射虐殺事件を再検証し、報じた。

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/25/wikileaks-apache-attack-iraqi-civilians

 それによると、現場で殺されたイラク人は当初、報道の12人より7人多い19人。

 アパッチが「撃たせてくれ」と掃射の許可を受け、30ミリ機関砲で蜂の巣にしたヴァンは、タクシー運転手のサラーさんのヴァン。

 サラーさんは爆発音を聴いて、急いで現場に救助に駆けつけていた。当時9歳(現在12歳)の長男サジャド君と当時4歳(現在7歳)の長女、ドゥアさんをヴァンに乗せて。

 (もしもサラーさんが武装抵抗勢力=テロリストで、米軍と戦おうとしていたなら、幼い子ども2人をヴァンに乗せて現場に駆けつけるはずがない!――大沼)

 ガーディアンの電子版の記事についた、「ウィキリークス」公開の実写ビデオを、あらためて見ていただきたい(開始後6分50秒前後以降)。

 サラーさんは、現場で倒れていたイラク人男性を助けようとしていたのだ。

 「撃たせてくれ!」と司令官の掃射許可を求める「クレージーホース18」!

 サラーさんの兄弟は、ガーディアンの取材に対し、こう言っている。

 「(ビデオを)観て、ショックを受けました。米軍兵士らがいかに暴力的か、彼らが自分の眼下で起きていることをいかに理解していなかったかを目の当たりにしてショックを受けました。わたしのきょうだいは救助しようとしていただけなのに……。イラクの文化の中で、同じこと(救助中の人を掃射で殺す)をする人はいません」

 生き残った兄のサジャド君も言っている。「あの人たち(地上部隊の米兵)は私を(現場から)運び去った。米兵の腕の中で、僕は恐ろしかった。何が起きたか、分からなかった。妹がどこにいるか分からなかった」

 サジャド君は妹とともに、グリーンゾーン内で手当てを受けたが、妹のドゥアさんは12発以上、も被弾していたそうだ。

 夫を米軍ヘリの掃射で失ったサラーさんの奥さんは、心に傷を負って入院したまま。二人の子どもの世話もできないでいるそうだ。

 サラーさんの遺体は、サラーさんの兄弟がバグダッドのモルグ(死体置き場)を探しまくって見つけた。

 サラーさんの兄弟が米軍基地に乗り込むと、大佐が出て来て謝り、「これしかできないけれど」と言って、5000ドルを差し出したそうだ。

 ガーディアン紙の再検証・再報道に敬意を表する。

Posted by 大沼安史 at 11:45 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-23

〔重要 NEWS〕 発覚! あの実写ビデオの米軍アパッチ・ヘリの僚機が「4日後」に東部バグダッドで、こんどは14人をガン・ラン(Gun Run 撃ちっ放し掃射)で虐殺! 同じ(?)アパッチ・ヘリ、 「5ヵ月前」にも「降伏」の意志表示をしたイラク人を虐殺! ウィキリークス イラク戦争 米軍機密文書 新たに40万件 暴露・公表

 ウィキリークスがイラク戦争の米軍機密文書をまたも、オンラインで公開した。⇒ http://www.wikileaks.org/

 40万件近い膨大なもの。アメリカの人々、日本の私たち、世界の人々の目に触れずにいた、イラク戦争の現実の(それでも)一端が示された。

 ウィキリークスのサイトによると、今回、新たに「暴露」した米軍機密文書は39万1832件。

 2004年1月1日から、2009年12月31日までの期間をカバーしている(2004年5月と2009年3月を除く)。

 ウィキリークスは英紙ガーディアンなどの西側報道機関のほか、今回、「アルジャジーラ」とも連携、原資料(ファイル)を提供し分析を進めて来た。

 ガーディアン ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/22/iraq-war-logs-military-leaks
 アルジャジーラ⇒ http://english.aljazeera.net/secretiraqfiles/

            

 以下、ガーディアンの報道から、内容を紹介する。〔 ( )内は大沼のコメントです 〕

 【イラク戦争……ありふれた1日の出来事】

  ガーディアン紙は今回、公開された米軍機密ファイルを元に、イラク戦争たけなわの「2006年10月17日」を、電子版で再現した。⇒ http://www.guardian.co.uk/world/interactive/2010/aug/13/iraq-war-logs?intcmp=239

 その日の死者はイラク人136人、アメリカ人10人。
 武力行使数百件。

 以下、その日の始まりの部分だけ、紹介する。

 00:00(午前0時0分) 真夜中――すでに戦闘が続いている。バグダッド市内南部の米歩兵部隊の基地に、ロケット弾が撃ち込まれたのだ。酸素タンクが炎上。米軍が反撃、イラクの民間人が砲弾の破片を胸に受け、負傷…………

 地図とテキストをグラフィックで表示する、新たな報道手法。
 ガーディアンの努力に脱帽!

 【「降伏」を求めているのに……あの米軍ヘリが5ヵ月前にもイラク人を掃射】

  2007年2月22日、バグダッドで、米軍アパッチ・ヘリ「クレージーホース」が(あるいは僚機が)トラックを攻撃した。トラックから男たちが飛び出した。

 「こちら、クレイジーホース。降伏を求めています」

 タジ基地の司令官が、基地に配属された「法律家」と協議。
 「法律家は、航空機への降伏は不可。なお有効なターゲットだと言っている」として、逃げる男たちを(機関砲で)掃射し、トラックにはヘルファイア・ミサイルを撃ち込んだ。

 (なんてことだ! 地上部隊でないと、降伏は受け容れられない、とは……)

 この米軍ヘリ「クレージーホース」とは、その5ヵ月後、バグダッドで起きた、イラクの民衆に対して機関砲掃射を行った(ウィキリークスに掃射実写ビデオが公開された)、あのヘリ、もしくは僚機である。

 (このヘリのクルーは、今回の「降伏を求めている」との基地への通信でも分かるように、トリガー・ハッピーではない。
 しかし、「攻撃許可」が出れば、平然と発射の引き鉄を引く彼ら……)
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/22/iraq-war-logs-apache-insurgents-surrender?intcmp=239

 【電動ドリルなどの拷問を黙認】

  イラク政府軍の武装勢力(容疑者)に対する凄惨な拷問のありさまも報告されている。

 両腕を首の後ろで縛り、天井から吊るして、電動ドリルで拷問を加えていた事例も。

 米軍が2004年6月に出した、Frago と呼ばれる命令で、米軍(英軍)兵士がその場に居合わせた事件以外、拷問の調査は行なわないことになったことから、サダム・フセイン下の同胞に対するリンチまがいの暴力的尋問が復活した。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/22/iraq-detainee-abuse-torture-saddam?intcmp=239

 【検問所で民間人を虐殺】

  2005年9月23日の夜のことだった。バグダッド市内南部、マサイッブ近くの路上の検問所。

 検問所の米兵2人が近づいて来る1台の車に気付き、両手とフラッシュライトを降って、停車を求めた(一方的なサイン)。

 車は止まらなかった。警告の威嚇射撃を行なった。続いて2人はM249自動機銃を発射した。それぞれ、100発以上、撃ち込んだ。

 車の運転席と助手席で、イラク人の夫婦が死亡。後方座席にいた、9歳と6歳になる子どもは奇跡的に助かった。

 今回、暴露された米軍ファイルには、こんな報告が多数、含まれている。
 ただし、いかに部下の米兵たちが手続きに従って行動したかを褒めそやす、上官からの報告。

 ガーディアンは、こうした誤認死者の中には数十人の女性、子どもたちが含まれてる、と指摘している。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/22/iraq-checkpoint-killings-american-troops?intcmp=239

 【6万6千人のイラク民間人が死亡】

  今回、暴露された米軍ファイルで、2004年から2009年までの間に、イラクの民間人、6万6081人が殺されていたことが確認された。

 ガーディアンの分析では、このうち1万5000人以上は、民間の集計団体「イラク・ボディー・カウント」も把握していなかった、未報告の犠牲者だった。

 この間、「敵」として殺されたイラク人は、2万3984人を数えている。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/22/true-civilian-body-count-iraq?intcmp=239

 【無人スパイ飛行船 イランの空へ】 

  ジャンボ・ジェット機を膨らませたような米軍の無人スパイ飛行船、「JLens」が係留装置の不具合で、イラク内の基地から飛び立ち、イラン方面に飛び去る事故が2度にわたって起きていたことが、今回、暴露されたの米軍ファイルで分かった。

 2006年4月と2006年10月の事故。

 最初の「放出」の報告は、飛行船を「さらに追跡」で終わっており、ハイテク監視気球がイランの手に落ちた可能性もある。

 次の「放出」の際は、F18戦闘機が撃墜のため飛び立った……。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/22/iraq-war-logs-spy-balloons-iran?intcmp=239

 【米軍アパッチ・ヘリ 機関砲掃射虐殺事件の4日後に、さらに14人を虐殺】

 2007年7月12日、バグダッド市内ニューバクダッドで12人を機関砲掃射で虐殺(実写ビデオがウィキリークスで暴露・公開されたその事件)した米軍のアパッチ・ヘリの僚機(クレージーホース20、とクレージーホース21。ニューバクダッドで掃射したのは、クレージーホース18)が4日後の同月16日に、今度はバクダット市内東部地区で、同じような地上掃射を行い、14人のイラク民間人を殺害していたことが、今回暴露された米軍機密ファイルで分かった。

 銀行を家宅捜索した地上部隊が射撃を受けたことでアパッチ・ヘ2機が出動。

 AIF(反政府ゲリラ)の3つのターゲットに掃射を加えた。

 このあと、アパッチのうちの1機は「AIFの可能性のあるイラク人の群れ」を発見。もう1機の「最後のガン・ラン(地上掃射)」を浴びせた。

 イラク人の協力者からの電話連絡で、「14人殺害」が確認された。

 これはニューバグダッドでの掃射の犠牲者を2人上回る。

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/oct/22/apache-helicopters-kill-iraqi-civilians?intcmp=239 

   ★

 ウイキリークスの今回の「公開」には、予告されたいたアフガン虐殺実写ビデオは含まれていない。

Posted by 大沼安史 at 06:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-20

〔NEWS〕 フランス10月革命? 英紙ガーディアンが電子版でライブ報道を開始!

 英紙ガーディアンがフランスのサルコジ打倒ゼネストのライブ報道(同時速報)を電子版で開始した。

  ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/blog/2010/oct/20/french-strikes
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/news/blog/2010/oct/19/french-strikes-protests-live

 高校生も合流したフランスの年金プロテストは勢力を保ち、衰ええるどころか、発達している。フランス10月革命?!

 ルモンドは世界のプレスが「フレンチ・スト」の行方に注目していると報じている。 ⇒
  http://www.lemonde.fr/societe/article/2010/10/19/les-french-strikes-passionnent-la-presse-etrangere_1428380_3224.html#ens_id=1305816

 そう、その通り! だから、本ブログもその一翼を、ほんのちょっとだけど担おうとしているわけだ。

 日本の大マスコミも、せっかく電子版があるのだから、「ライブ速報」を続けてみてはどうか?

 えっ? 「ストは迷惑」、だから、「やめろ」だと?

 そういえば、日本の大マスコミは「60年安保」でも「スト権スト」の時も、「スト迷惑」大キャンペーンを、それこそ死に物狂いで続けていたっけ!

Posted by 大沼安史 at 09:01 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-13

〔NEWS〕 「10・12」 フランス、燃ゆ! 年金改悪 サルコジ政権打倒へ 最多の350万人近くがデモ 大学・高校生が初参加

 サルコジ政権による「年金改悪」を阻止しようとするフランス民衆のプロテストが大きなうねりとなって高まり、広がっている。ルモンド紙によると、「10・12」のデモにはフランス全土で、過去最多の「350万人近く」が参加した。

 これはフランス国民20人に1人が街頭に出たことを意味するもので、年金改悪に対する民衆の怒りのほどを表すものだ。

 10・12のデモのもうひとつ特徴は、大学生・高校生が初めて抗議行動に加わったことだ。

 労組の間では無期限ストライキを模索する動きも出ている。

 サルコジのネオリベ年金改悪をフランスの民衆が阻止するかどうか、全世界が注視している。 
 ⇒ http://www.lemonde.fr/societe/infographie/2010/10/12/la-carte-des-manifestations-du-12-octobre_1424313_3224.html

 AFP写真 ⇒ http://www.afpbb.com/article/politics/2765926/6319760?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

 ルモンド写真 ⇒ http://www.lemonde.fr/societe/infographie/2010/10/12/la-carte-des-manifestations-du-12-octobre_1424313_3224.html

Posted by 大沼安史 at 01:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-12

〔NEWS〕 「10・10・10」 全世界で7000を超す「地球環境を守れ」イベント

 2010年10月10日の「10・10・10」(テン・テン・テン)の日に、全世界で「地球環境を守れ」イベントが一斉に行われた。
 CO2濃度を350ppmに戻す運動を続けている「350オルグ」が呼びかけたるもので、インター・プレス・サービス(IPS)や「ネーション」誌の報道によると、世界188ヵ国で、7000を超すイベント、「10・10・10 グローバル・ワーク・パーティー」が開かれたという。

 海面上昇で水没の危機にさらされているモルディヴではナシード大統領が家の屋根に太陽発電パネルを設置したそうだ。

 ニューヨークのハーレムでは地元の高校の屋根を白ペンキで塗る作業が行われたらしい、太陽光を宇宙に反射させてしまうためだ。

 日本でも各地で、江ノ島エコウオークや自転車ライドなど、以下のような(⇒ http://www.350.org/map#/map/29.6880527498568/148.0078125/4)にような催しがあった。 

 カナダ出身のハリウッド女優のエレン・ページさんは「呼びかけ」のビデオで、「日本では相撲の力士が自転車に乗ってアピールするそう。私、見てみたい」と言っていた。⇒ http://www.youtube.com/watch?v=5gkldRVR54Y&feature=player_embedded

 そんな相撲協会のイベント、あった?

 この女優さん、もしかしら、僕がその日、なじみの仙台駅近くの中華屋さんへ、自転車で「飲み」にでかけ、全世界の人々と「連帯」するつもりなのを、ゴッチャンコしたんじゃないかしら……??!!

 ことしは10・10・10だが、来年はたぶん、「11・11・11」が行われるだろう。

 でも来年の11月11日の前には、来年の夏がある……。

 ことしのように「エアコン・扇風機なし(使用せず!」で、耐え切ることができるかな?

 ⇒ http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=53114

  http://www.commondreams.org/view/2010/10/08

  http://www.350.org/map

Posted by 大沼安史 at 11:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-10

〔広告〕 ジョン・レノンの「イマジン」から、ファンタジー小説が生れました! 『NONO(のの)と頑爺(がんじい)のレモン革命』 「世直し」をイマジン!

 ジョンとヨーコの、あのアムステルダムでの「ベッド・イン」にはじまり、日本の国会前での「イマジン」の大合唱で終わる、ファンダジー小説、拙著 『NONOと頑爺のレモン革命』を、ぜひ(お買い上げになり)お読みになってください。

 僕が関係する仙台の市民出版社、「本の森」からの、「60年安保」50周年を記念した出版です。⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/4196.html

 なお、本ブログの『NONOと頑爺のレモン革命』関係の記事は、以下に集めてあります。

 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/cat21443359/index.html

Posted by 大沼安史 at 12:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 祝!ジョン・レノン 「70歳」 平和の灯台 「イマジン・ピースタワー」 点灯!

 ジョン・レノンさんの「70歳」の誕生日の9日、アイスランドにある「イマジン・ピースタワー」が点灯した。

 現地時間、午後7時45分(日本時間、10日午前4時45分)。

 「イマジン・ピースタワー」は、レイキャビーク近くの島にある。
 
 タワーを建てたオノ・さんが、息子のショーンさんとともに現地で点灯。記念のコンサートを開いた。

 命日の12月8日まで、平和の希望の光を放つ。

 ライブ映像 (⇒ http://www.earthcam.com/cams/iceland/reykjavik/ )を見たら、漆黒の夜を背景に、青い光が一直線に伸びていた。
 「青」は「地球の色」だ。

 オノ ・ ヨーコさんが、ビデオメッセージで呼びかけていた。
 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=7D4fTnHKuWo

 Think peace! Act peace! Speak peace! And, IMAGINE PEACE !

Posted by 大沼安史 at 07:58 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-05

〔NEWS〕 「WTCの瓦礫の処理は不適切。死者への敬意がない」――「9・11遺族」の訴えを米最高裁がつれなく却下

 WTC(世界貿易センター)の現場で、あの9・11に肉親を失った遺族たちが、①瓦礫の8分の1、22万3千トンがなお、全く(あるいは不十分にしか)スクリーニングにかけられいない②瓦礫をステートン島での埋め立てに使っている廃棄のやり方にも、死者に対する敬意が感じられない――として、ニューヨーク市当局を相手取り、丁寧な瓦礫の処理を求めていた裁判で連邦最高裁はこのほど、訴えを却下しる判決を下した。

 法廷に提出された記録によれば、WTCで亡くなった2752人の犠牲者のうち、まだ1100人について身元を特定するものが未発見・不特定のままだという。

 医学的な鑑定による特定作業は続けられているというが、事件発生かたすでに9年――。あまりに遅すぎる。

 日本人の犠牲者らの身元の特定はどうなっているのか?

 在京、在ニューヨークの記者諸君の調査報道に期待する。
 
 ⇒ http://911truthnews.com/appeal-rejected-on-911-victims-remains/

Posted by 大沼安史 at 08:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-04

〔NEWS〕 ハンセン博士 ホワイトハウス前で逮捕!

 NASA(米航空宇宙局)ゴダート研究所の所長で、地球温暖化問題に警告を発し続けるジェームズ・ハンセン博士が4日、ホワイトハウス前で行われたプロテストに参加し、逮捕された。 ⇒ http://ht.ly/2L05a

 プロテストは、アパラチアなどで進む石炭の山頂露天掘りを中止するよう求めたもの。

 数百人の参加者の大半は若者たちで、「山の生態系は戻らない」「石炭のために山を吹き飛ばすことは人々に毒を盛ることだ」などと書いたプラカードを掲げ、オバマ政権のエネルギー政策に抗議した。

 ハンセン博士はコロンビア大学の教授も務める地球温暖化問題の第一人者ともいえる地球(宇宙)物理学者だが、これ以上、温暖化が進むと、取り返しのつかない(後戻りのきかない)「破局点(ティッピング・ポイント)を超えるとして、公の場で積極的に発言し、世界の指導者にCO2の削減に取り組むよう書簡を送っている。

 ハンセン博士は自らの研究結果をもとに、非暴力直接行動のプロテストにも参加するようになり、昨年7月23日には、西バージニアで、石炭の山頂露天掘り阻止しようと道路を封鎖する抗議行動で、女優のダリル・ハンナさんらとともに逮捕されている。⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/jun/24/james-hansen-daryl-hannah-mining-protest

 ハンセン博士はなぜ、「所長室・教授室」内にこもらない、アンガージュする科学者になったのか?

 それは、未来世代のために、地球環境を残すためには、どうしても今、温暖化にブレーキをかけねばならない、と思い定めたからだ。⇒   http://www.guardian.co.uk/environment/cif-green/2010/aug/26/james-hansen-climate-change

 英紙ガーディアンに掲載されたエッセイでハンセン博士は、①石炭の利用を急速になくす②タール・サンドに手をつけない③石油を最後の一滴まで求めるような真似はしない――をしなければ、自分の孫を含む人類の未来世代の明日はない、と警告している。

 僕が遅まきながら「地球温暖化問題」と向き合うようになったのは、実は博士の『孫たちを襲う嵐』という本を読んでから(それまでは、「温暖化陰謀論」などに、かなり影響されていた……)。

 それもジェームズ・ハンセンという人が、学窓にこもらず、「逮捕」というリスクまで引き受け、警鐘を鳴らし続けている、「行動する科学者」である事実を知ったからだ。

 ジェームズ・ハンセンという、一人のアメリカ人科学者は、われわれ日本人を含む、人類の救済者かもしれない。

〔本ブログのハンセン博士に関する記事〕

 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2010/02/post-82b9.html

   http://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=64433675&blog_id=153575

   http://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=64624555&blog_id=153575

Posted by 大沼安史 at 07:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-03

〔NEWS〕 ガザ救援船襲撃事件 イスラエル軍 処刑スタイル・至近距離で19歳のアメリカの青年活動家を射殺 国連人権事務所が調査報告書で結論

 ジューネーブの国連人権高等弁務官事務所は、ことし5月31日、ガザ沖で起きた、イスラエル軍特殊部隊による救援船襲撃事件に関する調査報告書を発表した。
 ⇒ http://www2.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/docs/15session/A.HRC.15.21_en.pdf

 米国のジャーナリスト、ガレス・ポーター記者によれば、5人のトルコ人活動家とともにイスラエル軍に射殺された唯一のアメリカ人、フルカン・ドガンさん(19歳、トルコ系アメリカ人)もまた、至近距離で処刑スタイルで射殺されていたことが、同報告書で確認された。 ⇒ http://www.truth-out.org/un-fact-finding-mission-says-israelis-executed-us-citizen-furkan-dogan63609sa

   http://www.commondreams.org/video/2010/09/30-0

 国連弁務官事務所の報告書は、検視・解剖結果を踏まえたもの。

 報告書によれば、ドガンさんは救援船、マヴィ・マルマラ号の甲板で撮影中、イスラエル兵につかまり、顔など頭部に2発、背中と左足(脚)に1発ずつ撃たれた。

 顔面への射撃は至近距離からのもので、 甲板に仰向けに倒れたところを撃たれた。

 ガレス・ポーター記者によれば、国連の報告書が出たにもかかわらず、米国内の主流メディアはこの事実を一切、報道していない。

 フルカン・ドガンさんについては、Wikiを参照 ⇒ 
  http://en.wikipedia.org/wiki/Furkan_Do%C4%9Fan

Posted by 大沼安史 at 06:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-10-02

〔緊急アピール〕 NHKの、この「沖縄」報道を見よ! テレビを廃棄し、NHK受信料不払い運動を広げよう! 沖縄は全県を挙げてNHK受信料の不払いで対抗せよ!

 琉球新報によれば、仲井知事は2日、「就任後初めて沖縄を訪問している馬淵澄夫沖縄担当相と県庁で会談し、米軍普天間飛行場を名護市辺野古崎に移設すると明記した日米共同声明を見直し、飛行場を県外に移設するよう正式に要求した」。
 ⇒ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-168303-storytopic-53.html

 沖縄は「要求した」、のだ……。琉球新報によれば――。

 これが「みなさまのNHK」になると、こう変わる。

 馬淵沖縄北方担当大臣は、沖縄県内の市町村を代表する4つの団体と懇談を行い、この中で、名護市の稲嶺市長は、アメリカ軍普天間基地の移設問題について、さきの日米合意に基づく名護市辺野古への移設に反対する考えをあらためて示しました。

 ⇒ http://www.nhk.or.jp/news/html/20101002/t10014344871000.html

 琉球新報の記事との違いは決定的かつ重大だ。

 これはほんとにひどすぎる。「考えを示した」のではなく、「要求した」のだ!

 もう、黙ってはいられない! 全国のブログ読者(同志)諸君、NHKの視聴をボイコットしようではないか!

 「NHKを観ない運動」を、ただちに始めようではないか!

 最も効果的なのは、受信料の支払いを拒否することである。

 ただ、テレビがあるのに、これをやると、裁判にかけられるそうだから(仙台でもあった!)、こうなったら、テレビを廃棄するしかない!

 NHKによれば、テレビを一台でも家の中に持っていたら、受信料を払う義務が生じるそうだから、テレビを廃棄処分にするしかないのだ。

 かく言う私(大沼)は、テレビを廃棄した人間である。

 民放のお笑いタレントのダジャレや、クルマのCMも、もうたくさん!

 沖縄の人々に連帯する意味でも、(民放も)NHKも観てはならない。テレビを粗大ゴミに出して、NHKの受信料の不払い運動を広げよう!

 それが沖縄の人々との連帯の道であり、NHK内で苦闘する人々との連帯の道でもある。

 こんなNHKの御用報道に受信料を払わされている沖縄の人々は気の毒だ!

 沖縄民衆はNHKを全県でボイコットせよ!

 米軍基地の連中は、テレビを持っているのに、受信料、払っていないはずだぞ!

 30代で年収1000万円を超えているらしい、「御用ジャーナリズム化・大本営化・翼賛化・おこぼれワンワン・リッチな生活、保障されてます……」のNHKに対して、NHK受信料不払いで鉄槌を下そう!

 テレビのない生活、サバサバしますよ! 

Posted by 大沼安史 at 07:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-27

〔NEWS〕 サッカー(ホームレス)ワールドカップ ブラジルが優勝

 ブラジルのリオで開かれていたサッカー(ホームレス)W杯の決勝戦は26日に行われ、男子はブラジルがチリを6-0で破って優勝した。

 女子もブラジルがメキシコを7-3で圧倒、ブラジルは男女そろって栄冠を手にした。

⇒ http://www.homelessworldcup.org/news/rio-2010-homeless-world-cup-champions-brazil

Posted by 大沼安史 at 04:36 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-09-23

〔重要 NEWS〕 尖閣列島中国漁船事件 中国政府 希土類 対日輸出を全面停止

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)は23日、中国政府が日本に対し、希土類の鉱物資源の輸出を全面的に停止した、と報じた。

 希土類はハイブリット車や風力発電のタービン、誘導ミサイルなどハイテク製品の生産に欠かせない希少な資源で、中国はそのうちの数種類について、全世界の埋蔵量の99%を保有している。

 日本はその中国の希土類の主要な輸入国。
 米国は希土類の鉱山を閉山したことから、希土類を使った製品(部品)を日本からの輸入に頼っているという。

 今回の中国政府による対日禁輸措置は、日本国内に止まらず、米国に対しても影響を及ぼすもので、菅直人政権としては、それだけに慎重な対応を迫られよう。

 ニューヨーク・タイムズの取材にたいし、「トヨタ」のスポークスマンは情報がないのでコメントできないとしている。

 日本政府筋も、中国政府から何の連絡もない、と話しているそうだ。

⇒ http://www.nytimes.com/2010/09/23/business/global/23rare.html?_r=1&hp

Posted by 大沼安史 at 03:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-16

〔NEWS〕 世銀 昨年 「石炭」関連に史上空前の投資

 環境報道で世界をリードする英紙ガーディアンは15日、米国主導の世界ネオリベ権力の支配装置である世界銀行が、昨年(2009年)、火力発電など「石炭」に対し、史上空前の34億ドルも投資した、と報じた。⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2010/sep/15/world-bank-coal

 世銀の投資とは、そのコントロールを狙ったもの。
 投資先には、南アの巨大・石炭火発、メデュピ発電所の建設費融資も含まれている。

 世界が地球温暖化に総力を挙げて取り組まなくてはならない時に、世銀のこの大盤振る舞い。

 ガーディアンの電子版の記事についてた、ポーランドのベウハトゥフにある、欧州最大の石炭火発の煙突から、澄み渡った大空に向かって煙が噴き出して写真は、ショッキングだった。

 化石燃料からの離脱、代替エネルギーの確保に全力を挙げねばならないのに、このありさま。

 でも、これは他国の問題ではない。日本にあてはまることだ。
 日本の政府(環境省)は、何やっているんだ!

⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2010/sep/15/world-bank-coal

Posted by 大沼安史 at 06:15 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-14

〔重要 NEWS〕 仏紙ルモンドがサルコジ・ネオリベ政権と全面対決 「報道の自由」を賭けて告発 サルコジの情報機関を使った「ディープスロート」狩りの違法性を追及 フランス版「ウォーターゲート」事件の様相

 フランスのジャーナリズムの良心ともいうべきルモンド紙が、サルコジ・ネオリベ政権と全面対決し、徹底的に戦いぬく不退転の姿勢を示した。

 サルコジに対する違法献金疑惑問題をめぐる同紙報道の情報源を、サルコジ政権が政府の情報機関を使って不法に「摘発」したことに対し、出版の自由を定めた法律に違反するとして告訴したのだ。⇒ http://www.lemonde.fr/politique/article/2010/09/13/affaire-woerth-le-monde-va-deposer-une-plainte-contre-x-pour-violation-du-secret-des-sources_1410327_823448.html

 ルモンド側は、サルコジ政権の違法な活動を裏付ける証拠を握っている(といわれ)、その告発は、フランス版ウォーターゲート事件ともいうべき――おそらくは「サルコジ辞任」に行き着くであろう、たいへんな破壊力を秘めたものになっている。

 サルコジ政権は本ブログで既報(⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/09/post-4b28.html ) 
の通り、米英ネオリベ権力によって据えられたものだが、「年金改悪」に加え、ロマ族(ジプシー)に対する国外退去問題など、ナチス並みの凶暴な姿勢をとっている。今回のルモンド紙の反撃は、こうしたサルコジ的なネオリベ路線の一掃を目指したもの。これ以上、黙っていられないとして、レジスタンス的な徹底抗戦構えを明らかにしたもので、その断固たる姿勢と、今度の戦いの行方に全世界の注目が集まっている。

 ルモンドによると、サルコジがDCRI(国内中央情報局)を使って、「情報源」のあぶりだしをしたのは、同紙が7月18、19日付で報じた「リリアン・ベタンクール(サルコジに対して違法献金を行った疑いが持たれている、フランスの女性大富豪)側近が(献金を仲介したとされる)ブルト労(雇用)相を窮地に追い込む」と報じたのがきっかけ。

 ブルト労相は、元々、サルコジの選対マネージャーだった男だが、「ロレアル化粧品」の大株主で、フランス一の大富豪であるリリアン・ベタンクールの側近に対して、自分の妻の雇用を働きかけた疑いが持たれ、警察の事情聴取を受けた。

 その聴取の内容がルモンド紙に全面的にすっぱ抜かれたことから、サルコジはDCRIに命じて、漏洩元を追及、司法大臣のある側近を犯人と決めつけ、懲罰左遷人事を行った。

 ルモンド紙の今回の告訴は、こうしたサルコジ政権の違法性を真正面から取り上げ、全面対決する姿勢を明らかにしたもの。

 フランスには「1881年」に制定された「出版の自由」を守る法律があり、それを昨年1月に強化したのは、ほかならぬサルコジ政権だった。

 改正された法律は、「ジャーナリストの情報源の秘密は、その公共的な情報提供の使命において保護される」と規定しており、ルモンドはこれを根拠に、サルコジと徹底対決する方針。

 ルモンドのエリク・フォットリャノ編集局長は、テレビ「チャンネル1」に対し、「われわれは証拠を知っているし、持っている」と明言、サルコジの不法行為の立証に対する「確信」を明らかにした。

 ルモンドはまた、今回のサルコジ政権告発にあたって社説、「ルモンド・エリゼー(大統領府)・情報の自由」なる社説を掲げ、自らの姿勢をアピールしてもいる。
 ⇒ http://www.lemonde.fr/idees/article/2010/09/13/le-monde-l-elysee-et-la-liberte-d-informer_1410326_3232.html#ens_id=1373579

 この中でルモンドは、「デモクラシーの良識は、ここ(この問題)で、再び原則の問題となった」と指摘、今回のサルコジ告発が、(フランスの)デモクラシーを守る原則的な戦いであると言明した。

 ルモンドよ、「政治家のラカイユ(クズ)」、サルコジをニクソンのように追い詰め、放逐せよ!

 日本のマスコミよ、すこしはルモンドのような意地を持て!

 北海道新聞の幹部諸君よ、警察庁キャリアのワルどもの「特別背任ですよ」などという脅しにビビらず、、「道警裏金(幹部吸い上げ)問題」をもう一度、徹底的に洗い直し、徹底的に戦いなさい!

Posted by 大沼安史 at 07:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-09

〔NEWS〕 アフガン人3人を「うさばらし殺人」 「指」を記念品に 「キル・チーム」の米兵5人 「戦争犯罪」明るみに

 アフガニスタンに駐留する米陸軍の兵士5人が、気晴らしに「殺しのチーム(キル・チーム)」をつくり、アフガン民間人、少なくとも3人を手榴弾などで殺害、遺体から指を切除して「戦利品」としていたことが発覚した。
 英紙ガーディアンが報じた。 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/sep/09/us-soldiers-afghan-civilians-fingers

 5人は米陸軍ストライカー歩兵旅団に所属、南部カンダハル州のラムロッド前進基地に駐屯していた下級兵士たち。

 イラクでの戦闘体験のある25歳の伍長が基地に着任、「民間人殺し」の楽しさを吹聴したことで、影響を受けた若い兵士たちが「キル・チーム」をつくり、今年になって、パトロール中に手榴弾と銃撃で、少なくともアフガン人男性3人を殺害した。

 記念に遺体の指を持ち帰ったり、遺体のそばで記念撮影したりしていたという。

 軍の裁判で有罪が決まれば、死刑もしくは終身刑となる。5人は容疑を否定しているという。

 今年5月、基地内で兵士がハッシッシを吸引していることが明るみに出、軍の内部捜査で、今回の戦争犯罪が明るみに出た。

 若い兵士たちの、この「スポーツとしての殺人」…………日々、緊張を強いられる中、その恐怖をマッチョ的に――「殺しのゲーム」で紛らわせていた、そんな気がしてならない。

 そんな米兵の憂さ晴らしで殺されなければならないアフガン人も哀れでならないが、「鬼畜化」した若い米兵らも哀れ。

 そんなアフガン戦争を――ブッシュ、オバマ政権に命じられるまま、「支援」し続ける日本の私たちも、哀れである。

Posted by 大沼安史 at 06:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラン当局 「姦通罪」の女性に対する石打ち死刑の執行を停止

 仏紙リベラシオン(電子版)は、イラン当局が、姦通罪でサキネ・モハマディ・アシュティアニ(Sakineh Mohammadi-Ashtiani)女囚に宣告していた石打ちによる死刑の執行を停止した、と報じた。
 ⇒ http://www.liberation.fr/monde/01012288969-la-lapidation-de-sakineh-suspendue

 同紙によれば、サキネさん(41歳、2人の息子の母)は2006年に姦通の罪で石打ちによる死刑判決を言い渡された。(彼女の年齢については、43歳説もある)

 サキネさんは姦通の事実を否定。リベラシオンをはじめ、英紙ガーディアンなど欧米のマスコミ、人権団体が彼女の助命運動を続けていた。

 ヴァチカンもアピールする事態に発展していたが、イラン当局が「ラマダン」明けに刑を執行するのではないか、との観測も流れていた。⇒ http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2753874/6153441

 また、英紙タイムズが、彼女の写真ではない別人の写真を掲載、その後、取り消して謝罪するなど、イラク当局を刺激する「誤報」もあり、懸念が高まっていた。⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/sep/04/sakineh-mohammadi-ashtiani-lashes-photograph

 この「写真」の漏洩をめぐって、サキネさんは最近、99回の鞭打ちの刑を受けたらしい。

Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-08

〔NEWS〕 怒りのフランス 「年金改悪」に「200万人」――いや、もしかしたら「300万人」が史上空前の抗議デモ ネオリベ・サルコジ政権の「財政再建」に名をかりた国民生活破壊攻撃に反撃!

 日経新聞の電子版によれば、フランスで7日、サルコジ政権の年金改正法案に反対し、「200万人とみられる」大規模デモ行われた。
 ⇒ http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2E5E2E0958DE2E5E2EBE0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

 一方、ルモンドは「110万人から300万人」が参加したと伝えている。

 最大で「300万人」……う~ん、史上空前の規模かも?

 フランス各地のデモの写真報道は ⇒ http://www.lemonde.fr/societe/infographie/2010/09/07/la-carte-des-manifestations-en-france_1407653_3224.html#ens_id=1305816

 

Posted by 大沼安史 at 07:34 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「全国学力テスト」を再開し、「沖縄戦・集団自決・教科書検閲問題」が発覚した、あの安倍晋三政権下の「2007年」……日本の公的教育支出は「世界」最低だった! サイテー! サイアク そう、韓国以下!

⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog2/2010/09/post-31ef.html

Posted by 大沼安史 at 07:11 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-05

〈お知らせ〉 緑の日の丸 頑爺同盟&頑婆ガールズ 世直し公式サイト 近日OPEN!

  以下の「方向」で、「開設準備」が進んでいます!!

 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog4/2010/09/post-693f.html

Posted by 大沼安史 at 07:27 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-04

〔NEWS〕 スウェーデン当局 ウィキリークス アサンジ氏に対するレイプ疑惑、蒸し返す

 英紙インディペンデトによると、スウェーデン当局は、ウィキリークスの代表、ジュリアン・アサンジ氏に対する、レイプ疑惑を蒸し返した。

 スウェーデンの政権は中道右派。いったんは取り下げた、レイプ疑惑をもういちど蒸し返すなんて、米国の圧力を跳ね返せないからなんだろうな……。

 アメリカの戦争権力は、それだけ焦っている。追い込まれている。

 だって、イラクであのありさまで、アフガンでも、この体たらく――だもん。

 御用マスコミのおかげで、ナントカ面目を保っているものの、実態は悲惨なもの。

 ただただ、アメリカの軍事(石油)産業を潤おわせているだけ。

 アサンジ氏よ、アメリカがまたつけあがり始めたら、例の「保険暗号化マル秘米軍文書」、一挙、暴露に踏み切ったらいい。分析は二の次でいいじゃないか……。

 何がレイプ!……(それも一週間、一緒に過ごした女性に対し??)。 

 米軍に「レイプ」されているのは、イラクであり、アフガンであり、日本の沖縄である。

 スウェーデン当局よ、捕まるならオバマを捕まえなさい!

⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/europe/rape-investigation-into-wikileaks-chief-reopens-2068162.html

Posted by 大沼安史 at 06:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-09-02

〔NEWS〕 地球温暖化懐疑論の世界的なリーダーが転向

 英紙ガーディアンは「地球温暖化」に対して疑問を投げかけて来た、温暖化懐疑論の世界的第一人者、スウェーデンのビヨン・ロンブルク氏が態度を全面転換し、「人類が直面すべき挑戦だ」との態度に転向したことを明らかにした。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2010/aug/30/bjorn-lomborg-climate-change-u-turn

 ロンブルク氏はこれまで、地球温暖化に警告を発する批判的な科学者たちを「ヒトラー」になぞらえていた人物。

 ロングルク氏は近く出版する著書で、「今後、毎年、1000億ドルと投資すれば、今世紀の末までに、問題を解決できる」との見方を示しているという。

 日本の懐疑論者の、たとえば櫻井よしこさんにも、見解をうかがいたいところだ。

Posted by 大沼安史 at 06:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-19

〔重要 NEWS〕 大気中のCO2 ついに「390ppm」を突破! 

  地球温暖化をモニターしている「Atmosphere Monthly」(ニュースレター)は、大気中の二酸化炭素濃度が米国海洋大気局(NOAA)のことし7月の観測で、390.09ppmに達したと報じた。
 ⇒ http://www.co2now.org/Current-CO2/Atmospheric-News/atmosphere-monthly-august-2010.html
 
 1年前、2009年7月は、387.74ppm だった。

  「390ppm」の大台に乗ったのは、近・現代において初めて。

 「Atmosphere Monthly」によれば、産業革命までの、少なくとも過去210万年の間における、地球の大気中の炭酸ガス濃度は、172~300ppm の範囲に止まっっていた。

  それが今や、「400ppm」になんなんとする勢い。

 アメリカのジェームズ・ハンセン博士は、今世紀以内に350ppm以内に戻さないと大変なことになる(450ppm になったら、破局になだれ込む)と警告している。

Posted by 大沼安史 at 12:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-18

〔NEWS〕 イスラエル兵士たちの「記念スナップ」写真

 除隊したイスラエル軍の女性兵士が自分の Facebookに載せた、兵役中の記念写真が波紋を広げている。

 目隠しされ、手を縛られたパレスチナ人の男、3人の前で、なぜかうっとりした表情をみせる、イスラエルの女性の名(ファーストネーム)は、エデン(Eden)!

 彼女が Facebook の「写真集」につけたタイトルは「陸軍――私の人生の最高の年」。

 批判が湧き上がってから、彼女はこう言った。「間違ったことしたなんて、今も思っていません」。

 彼女の「記念写真」が問題になったあと、イスラエルの退役軍人でつくるグループ、「沈黙を破って」が、現役兵士らが撮影した「記念写真」を集め、公表した。

 英紙ガーディアンが転載している。死体が横たわる、残酷な写真もあるので注意!⇒ http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2010/aug/17/israel-palestinian-territories#/?picture=365845328&index=0

 イスラエル軍のふだんの「活動」の、日常スナップである!
 
 記事 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/aug/17/israel-soldier-facebook-palestinian-prisoners

      http://www.guardian.co.uk/world/2010/aug/17/israel-soldier-facebook-palestinian-prisoners

      http://www.commondreams.org/headline/2010/08/16-9

Posted by 大沼安史 at 08:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-16

〔NEWS〕 ドイツ経済、好調 秘密は首切りご法度の「クルツアルバイト(短縮労働)」制度

 ドイツ経済が2010年4-6月期に、1990年の東西ドイツ統一以来最高となる2,2%成長を達成し、ひとり気を吐いている。
 共同電によると、好調は輸出や内需に支えられたせいだという。 ⇒ http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081301000729.html

 四半期で2.2%とは、年率換算では9%近い!

 これに対してニューヨーク・タイムズが、これに付け加えるべき、重要な社会的なファクターを指摘していた。

 Kurzalbeit(クルツアルバイト)が、ここに来て効果を表している、との見方である。⇒ http://www.nytimes.com/2010/08/14/world/europe/14germany.html?_r=1&hp

 「クルツアルバイト」とはつまり「短い労働」「短縮労働」を意味するが、不景気だからといって労働者の首をきらない企業に対し、政府が補助金を出し、労使双方を支援して、ワークシェアリングを続けながら、状況の好転を待つ仕組み。

 解雇、合理化に走らないドイツ的な知恵が、経済不安の増幅を回避させ、金融危機の下降スパイラルから、ドイツ経済を救ったかたちだ。

 米国サルまね(いやポチまね)のネオリベ人減らし・首切り政策をとって来た、日本の政府当局者はハラキリものである。

  

Posted by 大沼安史 at 10:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-15

〔NEWS〕 ロシア森林火災 核都市サロフの南東17キロに ロシア当局「核を避難」 米政府が緊急支援

 ロシアからの報道によると、森林火災の前線は核都市サロフの南東17キロにあるポポフカ村まで到達しており、勢いは衰えていない。

 ロシア政府はサロフの「核」の避難を終えているとしている。

 米政府の緊急支援は電話での米ロ首脳同士の話し合いで決まったもので、2機の大型輸送機が14日早朝mモスクワ郊外に空港に着陸した。
 また、カリフォルニア州のシュワ知事が決定した救援機も到着した。

 報道は「米国の軍事支援」だと報じている。

 米政府の支援はさらに続く予定。

⇒ http://gulfnews.com/news/world/other-world/russia-receives-us-military-aid-as-fire-rages-near-nuclear-site-1.668292

Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-09

〔NEWS〕 海の植物プランクトン 年率1%で減少続く 

 英紙インディペンデントの報道によると、海の植物プランクトンが年に1%のペースで減少しているのだそうだ。
 カナダの研究チームによって明らかになった。
  ⇒ http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/the-dead-sea-global-warming-blamed-for-40-per-cent-decline-in-the-oceans-phytoplankton-2038074.html

 毎年1%といっても、過去100年のスパンでみると、なんと40%にも……。とくに1950年代以降の減り方が目立つという。

 植物プランクトン? そんな原生生物のことなんか、わしら知らんよ、と言うなかれ。

 海の植物プランクトンたちは私たちが呼吸している酸素の、なんと「半分」を供給してくれている大事な存在なのだ。

 で、なぜ、減っているか? これも地球温暖化がからんでいるらしい。
 う~ん。また困ったことになってきたなあ~。

Posted by 大沼安史 at 05:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-08

〔NEWS〕 ロシア軍、核兵器生産基地の周囲に運河建設 森林火災の波及を阻止

 森林火災対策でロシア軍は、モスクワの東350キロのあるサロフ核兵器生産基地の周囲に運河を掘り、防御態勢を固めた。

 サロフ基地は1949年、旧ソ連初の原爆を生産した秘密都市で、その後も核兵器の設計、製造で主要な役割を果たして来た。

 サロフ基地は森林地帯のど真ん中にある。

⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/aug/08/russia-nuclear-base-wildfires

Posted by 大沼安史 at 12:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-07

〔NEWS〕 菅直人 ヒロシマでの「核抑止2枚舌」に被爆者らが抗議

 中国新聞は速報で、広島県原水協と広島県被団協が、菅直人首相の、6日の記念式典後の記者会見での、「核抑止は我が国にとって必要」発言を問題視し、さっそく抗議文を送った、と報じた。⇒ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201008070174.html

 広島市の平和宣言は、「核抑止」からの離脱を求めている。

 菅首相は式典のあいさつでは「核兵器のない世界の実現へ先頭に立って行動する道義的責任を有する」と誓っていた!

 にもかかわらず、ヒロシマを地獄と化した、大量虐殺・大量破壊兵器である「核」を、そのヒロシマの地で、それも慰霊祭直後に、「抑止力があるから必要です」と持ち上げてみせた、被爆国・日本の菅直人首相!

 「核の傘」に突き刺されたヒロシマで、よくも言えたものだ。

 「核」に抑止力があるなら、どうしてアメリカはヒロシマへの原爆攻撃を思いとどまらなかったのか?(開発した科学者の間からも、あれだけ、やめないさいとの声が上がっていたのに……)

 「核抑止」は正当化できる?……ならば北朝鮮の核開発も正当化できるというのか?……

 菅直人よ、君はつまり、こんなタワケたこと言っているのだ。 「核兵器のない世界の実現へ先頭に立って行動する道義的責任を有する我が国にとって核抑止は必要」である、と。!?

  ダブルな舌先とヘラヘラしたつくり笑いのご都合主義が、どれだけ被爆者の(国民の)怒りを呼んでいるか、菅直人よ、君は知るべきである。

 

Posted by 大沼安史 at 06:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ロシア森林火災 チェルノブイリ原発事故汚染地区に迫る 地中廃棄の放射性物質、大気中に放出の恐れ

 ロシアの森林火災が、チェルノブイリ原発事故後、放射能廃棄物を地中に廃棄処分したブリャンスク地区に迫っている。

 火災が廃棄地を覆うことになれば、大気中に放射能が排出される恐れがあり、ロシア非常事態省では警戒を強めている。

 森林火災による大規模な二酸化炭素の大気放出に続いて、こんどは放射性ガス?……

 とんでもないことになって来た。

⇒ http://rt.com/Top_News/2010-08-06/russia-wildfires-contamination-emergency.html?fullstory

Posted by 大沼安史 at 05:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-06

〔重要NEWS〕 Hiroshima and the Art of Outrage 大江健三郎氏がニューヨーク・タイムズに寄稿

 作家の大江健三郎氏がニューヨーク・タイムズ(電子版)に寄稿した。題して Hiroshima and the Art of Outrage(ヒロシマと怒りの作法)。
  ⇒ http://www.nytimes.com/2010/08/06/opinion/06oe.html?_r=1&hp

     時事通信⇒ http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010080600652

 上記、時事通信の記事も取り上げているが、大江氏の、特に「核の傘」に関する批判は実に痛烈だ。

  And what about the bombing victims who will fill the venue? Wouldn’t they feel a sense of outrage if they were told that it’s their moral responsibility, as citizens of the only atom-bombed country, to choose to live under the protection of a nuclear umbrella, and that wanting to discard that umbrella in favor of freedom is, conversely, an abdication of responsibility?

 (拙訳)(6日に)そしてヒロシマの慰霊会場を埋めることになるだろう被爆者たちについては、どういうことになるだろう? もしも被爆者たちが、唯一の被爆国の市民として、「核の傘」の保護に生きることを選ぶのが、その道徳的な責任だと言われて、彼らは激しい怒りを覚えない、とでも言うのか? また自由を求めて核の傘を捨て去りたいと願うことは、責任の放棄になってしまうのか?

 アメリカの「核」の通過を認めようとする菅直人政権に対する、大江氏のこの痛烈な批判!

 大江氏は、ヒロシマに救援の品を持って出かけた母親の体験(母親の友人の被爆体験)にふれたあと、こう書いて文章を結んでいる。

  As for me, on the day last week when I learned about the revival of the nuclear-umbrella ideology, I looked at myself sitting alone in my study in the dead of night . . . . . . and what I saw was an aged, powerless human being, motionless under the weight of this great outrage, just feeling the peculiarly concentrated tension, as if doing so (while doing nothing) were an art form in itself. And for that old Japanese man, perhaps sitting there alone in silent protest will be his own “late work.”

 (拙訳)私について言えば、「核の傘」イデオロギーの復活を知った先週のある日、私は死んだような夜の書斎に独り座っている自分自身を見ていたのだった……私が見たもの、それは、まるでそうすることが(何もしていないにもかかわらず)、それ自体において、ある作法であるかのように、この大いなる怒りの重みの下で身じろぐことなく、ただただ、不思議に集中した緊張感を感じている、年老いた、力のない、一人の人間の姿だった。この年老いた日本の男にとっては、沈黙の抗議の中で、そこに独り座り続けることはおそらく、彼自身の「最新の作品」になるものである。

 大江氏の書斎からの、気迫のこもった、言葉による、怒りのプロテストに敬意を表する。

Posted by 大沼安史 at 06:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-05

〔NEWS〕「道路のアスファルトさえも……」 英紙がロシア・火炎地獄インフェルノをルポ 「アメリカの気象兵器のせいだ」

  森林火災の煙がモスクワの街を覆っている。
 猛暑。道端の草も枯れて、散歩の犬も家でごろごろしている。風邪のシーズンでもないのに、マスクをして歩くモスクワ市民。

 地下鉄の地下空間がオアシスとなったモスクワ……。

 そんな記事が英紙インディペンデントに出ていた。
  ⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/lena-melnikova-dark-rumours-in-a-city-suffering-a-nightmare-of-heat-and-smog-2043554.html

 熱波が冷戦時代を思い出させたらしい。モスクワに、こんな噂が流れているそうだ。
 「これはアメリカの気象兵器のせいだ」

 モスクワから100キロ離れた、モンコヴォイェ村。400人が暮らすこの村は5日にすべて焼失した。7人が死亡、7人が行方不明。

 同紙によると( ⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/europe/russian-wildfires-even-the-road-seemed-to-be-on-fire-it-was-like-descending-into-hell-2043553.html )、火炎はこんなふうに襲って来た。

 その日の朝、村人は「異変」に気付き、目をさました。午前10時、全員がパスポートなど持って集まった。
 警察や消防に電話したが、自分たちで対策をとれ、と言われた。

 アヌルエフさんはサイドカーつきのオートバイに奥さんを乗せて逃げようした。そこへ火炎が襲って来た。アヌルエフさんは奥さんを、オートバイの自分の前に乗せ、危機一髪で脱出に成功した。

 アヌルエフさんは言った。
 「周りは何もかも火の海だった。家も木も、地面さえも――みんな燃え上がっていた。道路のアスファルトさえも燃えているようだった。まるで地獄に落ちてゆくようだった」 
 

Posted by 大沼安史 at 11:03 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-08-02

〔NEWS〕 白樺の森が燃えている ロシア 熱波による森林火災で34人が死亡

 ロシアからのAP電( ⇒ http://hosted.ap.org/dynamic/stories/E/EU_RUSSIA_FIRES?SITE=DCSAS&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT )に、白樺の森が炎上している写真が添えられていた。

 森林火災による死者は34人に達している。

 白樺が燃える……これにはきっと、あのヤースナヤ・ポリャーナの家のベランダ(ポーチ)に寝床を敷いて、夏の夜を満喫した(蚊に襲われながら)、杜翁(ト翁=杜(森)の爺さん)こと、トルストイ翁も驚いていることだろう。

 熱波で(寒地・高地に育つ)白樺の森が燃えている――これはただごとではない!

Posted by 大沼安史 at 05:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 北朝鮮の地雷 洪水で韓国漂着 爆死者も

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)の報道によると、豪雨による洪水で、軍事境界線沿いに敷設された北朝鮮の地雷が韓国側に漂着、漣川(Yeoncheon)で韓国人男性1人が爆死した。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2010/08/02/world/asia/02korea.html?_r=1&hp

 北朝鮮の地雷は木箱に格納されたもので、踏んだり、開けたりすると爆発する仕掛け。今回の豪雨ですでに35発が韓国内で発見されている。

Posted by 大沼安史 at 05:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-07-31

〔NEWS〕 ロシアの森が燃えている! 24万人が避難 木造民家1257戸焼失 トルストイよ、「緑の杖」で、世界の無能な指導者たちに、目覚めの「渇~っ」を!

 熱波にあえぐロシアで、森が燃え続け、ピート(泥炭)が燻り続け、すでに24万人が避難しているそうだ。
 ⇒ http://www.abc.net.au/news/stories/2010/07/31/2969640.htm?section=world

 豪ABCテレビのサイトに掲載されていた、ロシア発のロイター電で知った。
 2年前の夏、世界ではじめて熱波による大規模「森林火災インフェルノ」を経験したオーストラリアの人たちにしたら、他人事ではないのだろう。
 次の夏、こんどはまた、オーストラリアが……と不安を覚えるのも当然のことだ。

 ロイター電には、燃える自宅の前にたたずむ、自宅モスクワの南500キロ、マスロフカの女性(52歳)の声が引用されていた。「何処へ行ったらいいか。消防へ通報したけど、誰も出てくれなかった」

 燃えるロシアの森。焼失家屋(民家)1257戸。

 トルストイアンの私としては、モスクワの200キロ南にある、あのヤースナヤ・ポリャーナが気になる。
 8月には、トルストイの100年忌で、子孫らが全世界から集まるというのに、あの白樺の並木道は大丈夫だろうか。

 ロシアでは農業地帯の一部で旱魃被害が広がり、小麦の世界価格を引き上げているそうだ。
 熱波と旱魃のおかげで、ロシアの農家数千戸が破産の危機に立たされているという。

 プーチン首相もモスクワで会議の予定をキャンセル、被災地に飛んだそうだ。

 「暑さ対策は熱い紅茶が一番」などととぼけたことを言っていたプーチンさんだが、事態の深刻さにようやく気付いた、ということか。

 米国のオバマ政権はもちろんのこと、プーチンさんもまた、そして日本の菅直人政権も、おのれの保身にばかり「熱を上げ」、この待ったなしの「地球暑熱化の危機」に、まともに向き合おうとしない。

 トルストイさん、化けて出て来て、あなたの「緑の杖」で、世界の先進国の指導者たちの無責任ボンクラ頭に、「非暴力主義的・渇~ッ」を加えてくれませんか!? 
  

Posted by 大沼安史 at 08:10 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-07-25

〔重要NEWS〕 ファルージャ ヒロシマを上回る後遺症 白血病38倍増 米海兵隊 ウラニウム新兵器を使用か? 

 米海兵隊が2004年に猛攻撃を行い、瓦礫の山と化したイラクの都市、ファルージャで、遺伝子変異物質に被爆したことで起きる後遺症が多発していることが、英アルスター大学の研究者と地元医師らの調査で分かった。インディペンデント紙のパトリック・コバーン記者が報じた。
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/toxic-legacy-of-us-assault-on-fallujah-worse-than-hiroshima-2034065.html

 疫学調査はことし1、2月、アルスター大学のクリス・バスビー客員教授と、地元イラク人医師11人のチームで行われ、711家族、4800人を診察した。

 その結果、米海兵隊の攻撃後、白血病を発症した人は、以前の38倍にも達した。また、乳がん患者も10倍増。

 発症したがんのタイプは、「ヒロシマ(の被爆者)に似ている」という。

 とくに白血病の38倍増は、ヒロシマの「17倍増」をはるかに上回るもの。

 また、ヒロシマで起きたのと同じ、新生児の男子が激減する(18%減)現象も確認された。

 バスビー氏は、米海兵隊がどんな兵器を使用したか特定できないが、何らかのタイプのウラニウム(兵器)が使用され、それによって後遺症被害が出ているものと見ている。「私の推察では、彼らは建物を破壊し、中に居る住民を殺す新兵器を使ったようです」

 海兵隊はファルージャ攻撃で白燐弾を使用(当初、否定したいたが、その後、認める)、さらには貫通能力の高い劣化ウラン弾を使用した疑いが持たれている。しかし、この劣化ウラン弾はすでに知られたもの。バスビー氏があえて「新兵器」使用の疑いを提起した意味は大きい。
 海兵隊はウラニウムを使った、劣化ウラン弾以外の新兵器をひそかに使用したのではないか?

 調査によれば、ファルージャでは乳児死亡率も1000人あたり80人(エジプト同17人)に達しているという。

 そして、なんと、頭をふたつ持つ女の子も誕生しているそう。

 コバーン記者のレポートには、被害者の写真も添えられており、ファルージャの被害が異常なものであることを告発している。

 日本政府が沖縄の辺野古の海を殺してまで代替飛行場をつくる米海兵隊の、このおぞましき所業よ。

 「ヒロシマの日」を前に、「イラク戦争」を支持したものどもは懺悔すべきである。

Posted by 大沼安史 at 07:40 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-07-23

〔NEWS〕  コバ金さん、逝く

 敬愛申し上げるジャーナリスト、小林金三氏が18日午後2時、お亡くなりになった。
 コバ金さん、逝く!
 嗚呼、あの、コバ金さんが死んだ!

  北海道新聞訃報 ⇒ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fuhou/242571.html

 コバ金さんのことを、コラムで2度、書いています。

  「もう一人の「龍馬」が、そしてわが敬愛する「コバキン」さんが、教えてくれたこと」⇒  
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2010/02/post-31e7.html

 「風景は平和である」⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2010/04/post-3db3.html

Posted by 大沼安史 at 07:28 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-07-17

〔NEWS〕 アウシュビッツ 生存者のダンス!

 アウシュビッツを生き延びたユダヤ人生存者、アドレク・コーン氏(89歳)と、その娘、ジェインさん、及びその3人の孫が、アウシュビッツやダッハウなどで踊る、ダンス・ビデオがユーチューブでヒットしている。
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=bRJK9J07zPs

 ビデオを制作したのは、娘さんのジェインさん(オーストラリア在住)。

 70年代のヒット曲、グロリア・ゲイナーの「I Will Survive」に合わせて踊った。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/music/news/auschwitz-i-will-survive-dance-video-is-internet-sensation-2027725.html

 ただ、はしゃいで踊っているわけではない。踊り出す前に、黙祷をささげている。踊り出したコーン氏が、つらさに耐え切れなくなり、孫に慰められているような場面もある。

 だからぼくなど、これは死のダンスではなく、生の踊りだ、別に悪いことじゃないと思うが、そういう意見だけではないようだ。

 みなさんは、どうお考えですか?
  
I Will Survive 歌詞

At first I was afraid I was petrified.
Kept thinking I could never live without you by my side.
But then I spent so many nights
Thinking how you did me wrong.
And I grew strong!
And I learned how to get along!
So now you're back from out of space.
I just walked in to find you here with that sad look upon your face.

I should have changed that stupid lock!
I should have made you leave your key!
If I had known for just one second you'd be back to bother me.

Go on now, go, walk out that door!
Just turn around now‚
cause you're not welcome any more.
Weren't you the one who tried to hurt (crush) me with goodbye?

Did I crumble
Did I lay down and die
Oh no, not I! I will survive!
Oh and as long as I know how to love I know I stay alive.
I've got all my life to live, I've got all my love to give.
And I'll survive!
I will survive! Hey, hey.

It took all the strength I had not to fall apart.
Kept tryin' hard to mend the pieces of my broken heart!
And I spent oh so many nights
just feeling sorry for myself. I used to cry!
But now I hold my head up high.
And you see me somebody new!
I'm not that chained-up little person still in love with you.

And so you feel like droppin' in,
and just expect me to be free,
now I'm saving all my loving for someone who is loving me!

Go on now...

Posted by 大沼安史 at 05:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-07-13

〔NEWS〕 参院選沖縄 再選の島尻氏(自民) 辺野古移転・日米共同声明の「撤回」を政府に申し入れへ 訪米も表明

 参院選沖縄選挙区で再選された自民党公認の島尻安伊子氏(45)は、沖縄タイムスの当選者インタビューに応じ、米軍普天間飛行場移設問題について「地元合意のない辺野古(移設)は無理」と述べ、日米共同声明の撤回を政府に求める立場を明確化するとともに、訪米して理解を求めると言明した。
 ⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-13_8030/

Posted by 大沼安史 at 06:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-07-11

〔NEWS〕 米中央軍の新司令官に指名のマティス将軍(海兵隊)「やつらを撃ち殺すのは、ものすごく楽しいことだ」発言に批判集まる

 米中央軍の新司令官に指名された、海兵隊のジェームズ・マティス将軍が、2005年の指導者セミナーで、「だから(アフガニスタンの)やつらを撃ち殺すことは、ものすごく楽しいことだ(So it's a hell of a lot of fun to shoot them.)」と発言していたことがわかった。
 発言ビデオは、イスラム世界を中心に広がり、怒りと反発を招いているという。
 英紙インディペンデントが報じた。 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/its-fun-to-kill-in-afghanistan-says-top-us-commander-2023155.html

 マティス将軍はイラクのファルージャ侵攻の際も指揮した海兵隊の最高幹部。

 将軍は「狂犬」というニックネームを持っているそうだが、「人を撃ち殺すことが楽しい」犬はいない。
 
 こうした「異常殺人者」率いる組織(海兵隊)が、「普天間」に居座り、「辺野古」の海を殺そうとしている。
 
 その「殺人趣味男」の組織を支援する、日本政府のみっともなさよ!

 ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=MkXtWwNDSdA&feature=fvsr
 (問題発言は、ビデオの最初と最後の部分に) 

Posted by 大沼安史 at 01:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-07-09

〔重要NEWS〕 米ニクソン政権 米海軍EC121偵察機 日本海上空撃墜事件で 北朝鮮「核攻撃」計画  ワシントンの非政府組織が情報自由法で機密文書を入手  その名も「フリーダム・ドロップ」作戦 

 1969年(昭和44年)4月15日、厚木基地を発進した米海軍のEC121偵察機が日本海上空で北朝鮮の戦闘機によって撃墜され、乗員31人が死亡する事件があったが、その報復として当時の米ニクソン政権が北朝鮮に対する核攻撃へ向け、作戦計画を立てていたことが、ワシントンの非政府組織、「国家安全保障アーカイブ」が情報自由法に基づき入手した機密文書で明らかになった。
 英ガーディアン ⇒   http://www.guardian.co.uk/world/2010/jul/07/nixon-north-korea-nuclear-strike
 英テレグラフ ⇒ http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/northkorea/7878422/Richard-Nixon-planned-nuclear-strike-on-North-Korea.html

 (このとき「核攻撃」が検討されたことについては、日本の時事通信がすでに、ことし2010年6月24日、「北朝鮮への核攻撃検討―米公文書=偵察機撃墜受けニクソン政権」として報じているようだが、筆者〔大沼〕未見。
 また、読売新聞も今年5月9日、「米機撃墜でニクソン政権、北朝鮮空爆を検討」とのワシントン特派員電を載せているが、「空爆」に核攻撃が含まれていたとは報じていない。⇒ http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100508-OYT1T01156.htm )

 「国家安全保障アーカイブ(文書館)」が入手した機密資料16点は、その内容分析とともに、同アーカイブのサイトで公開されている。 ⇒ http://www.gwu.edu/~nsarchiv/NSAEBB/NSAEBB322/index.htm

 このうち、北朝鮮に対する核攻撃「フリーダム・ドロップ(Freedom Drop)」作戦については、第12文書の「レアード国防長官から、国家安全保障会議のキッシンジャー宛ての覚書(1969年6月25日付)」で言及されている。
 
 それによると、第1のオプション(選択肢)は「懲罰的な攻撃」で、北朝鮮の12の軍事目標に対し、0.2~10キロトンの核兵器による攻撃を行う。攻撃は、韓国配備の空軍戦術戦闘機、空母艦載機、陸軍のオネストジョン/サージェント・ミサイルのいずれか、もしくはその組み合わせで行う。

 第2のオプションは、北朝鮮が韓国を空から攻撃した場合の対応措置として、北朝鮮の空軍力を無力化するもので、70キロトンの核兵器の使用も含まれる。北朝鮮の16の空軍基地の全てを攻撃する。攻撃は、韓国配備の空軍戦術戦闘機、空母艦載機、陸軍のオネストジョン/サージェント・ミサイルのいずれか、もしくはその組み合わせで行う。

 第3の最終オプションは、10~70キロトンの核兵器を使用、北朝鮮の戦闘力の大半を壊滅する。第1、第2の攻撃目標に加え、22の軍事目標を追加する。攻撃は、韓国配備の空軍戦術戦闘機、空母艦載機、陸軍のオネストジョン/サージェント・ミサイルのいずれか、もしくはその組み合わせで行う。

 ――――としている。

 また、この核攻撃による韓国軍、及び同盟軍の戦傷者については10%未満。民間人の犠牲は「100人から数千人」と見積もっている。

 当時の米軍が北朝鮮に対する核攻撃で、たったこれしか犠牲が出ない、と予測していたこと自体、驚くべきことだが、ニクソン政権が北朝鮮に対する核攻撃はもちろん、通常兵器による武力報復を回避したことは、当然のことながら、賢明な判断だったといえる。

 (ニクソン大統領が「狂人理論」という対ソ挑発・核攻撃ジェスチャーを繰り返したことは、『戦争の家』〔ジェームズ・キャロル著、大沼訳、緑風出版〕を参照)

 仮に、米側が北朝鮮報復に踏み切っていたなら、日本の米軍基地からの出撃もあったはず。

 実際、第1文書「レアードからキッシンジャー宛覚書(同年4月15日付)」には、「米国としては、オキナワのカデナAB基地、日本のヨコタ。ミサワの戦術戦闘機(F105、F4)……を投入することもできる」との記述もある……。

 「国家安全保障アーカイブ」が入手し、ネットで公開した文書には、米側が日本側の合意を得たとか、日本側が攻撃に反対したといった記述は見当たらない。

 厚木から偵察機を飛ばし、日本政府(国民)のことなどそっちのけで、核攻撃作戦まで練る、アメリカという国!

 「対等な」はずの「日米安保同盟」の、この現実よ!

 ◇参考 EC121撃墜事件  日本語Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%B5%B7%E8%BB%8DEC-121%E6%A9%9F%E6%92%83%E5%A2%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 同・英語Wiki ⇒  http://en.wikipedia.org/wiki/EC-121_shootdown_incident 

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2010-07-08

〔重要NEWS〕 オバマ アフガン増派戦略 年末に見直し 来年後半からの削減開始を伊紙に明言

 仏紙ルモンドによれば、オバマ大統領は8日、イタリア紙、コリエレ・デラ・セラのインタビューに対し、今年の末にアフガン増派戦略が効果的かどうか見直し、来年2011年半ば(前半)以降、すぐに全面撤退するわけではないが、削減開始の移行期を開始する、と語った。
 ⇒ http://www.lemonde.fr/ameriques/article/2010/07/08/barack-obama-annonce-un-changement-de-strategie-en-afghanistan_1384986_3222.html

 オバマ大統領は昨年もアフガン戦略の見直し、出口戦略の検討を示唆していたが、今回の伊紙への言明は、増派戦略の転換と、アフガン現地に展開する米軍の削減に言及した点で、重要な意味を持つ。ルモンドがこの伊紙インタビューを取り上げたのは、この点に着目したためだろう。

 ルモンド紙の記事にもあるように、米連邦下院はアフガンへの米軍再増派にともなう予算措置を承認したばかり。
 増派路線が続くと、アフガンの「ベトナム化」にも行き着きかねないとの批判も出ており、オバマ大統領はそうした泥沼化への懸念を払拭するために、「年末見直し・来年後半の削減開始」を表明したものとみられる。

 オバマ大統領のコリエレ・デラ・セラ紙にたいする表明は、ワシントン・ポスト紙が、オバマがベルルスコーニ首相と懇意にしていると発言した部分を取り上げたAP電を載せているだけで、米国主流メディアからは、なぜか「無視」されている。⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/07/08/AR2010070801413.html

 ホワイトハウス、ペンタゴンあたりから「緘口令」が敷かれたせいかも知れない。

 「米軍、来年半ば以降、アフガンから撤退開始」――このオバマの明言をウヤムヤにしてはならない。

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2010-07-07

〔NEWS〕 ニューヨーク熱波 39.4度C

 ニューヨークを6日、熱波が襲った。セントラルパークで午後3時11分、華氏103度(摂氏39.4度)を記録した。
 1999年の華氏101度(摂氏38.3度)を上回る史上最高気温!

 7月の初旬のこのヒートウエーブ。地球暑熱化による地獄の始まり……。 

 ⇒ http://www.nytimes.com/2010/07/07/nyregion/07heat.html?src=mv

Posted by 大沼安史 at 11:51 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-07-05

〔NEWS〕 「間抜けすぎる」スパイ団摘発事件が「米ロ核軍縮(START)条約」をつぶしてしまうワシントンの現実

 米連邦議会の専門紙、「ザ・ヒル」は2日、FBIによる「ロシア・スパイ団」の「摘発」の結果、オバマが調印した米ロ核軍縮条約(START)の批准が厳しくなる見通しを示した。

 オバマが上院で3分の2以上の条約批准賛成票を獲得するには、共和党から最低8人、支持をとりつけなければならない。そんな危うい綱渡りをしていたところへ、この降って沸いたような、「ロシア・スバイ団事件」。

 これで米国民のロシアに対する感情が悪化することは必至だから、それが「条約批准」崩壊の最後の一押し(ラスト・ストロー(最後のひと藁)になるかもしれない、と「ヒル」紙は書いている。
 ⇒ http://thehill.com/homenews/administration/106903-russian-spy-ring-may-be-last-straw-for-obama-nuke-treaty

 それにしても、なんとも間抜けな「スパイ団」どもよ!

 英紙インディペデントによれば、たとえば「美人すぎるスパイ」、アンナ・チャップマンがニューヨークで使ったとされるパソコン通信の「WiーHi」という発信装置は、誰でもかんたんに買えて、かんたんに盗聴できる代物。
 まるでアマチュア、スパイならスパイらしく、傍聴がほとんど不可能は「ウルトラ・ワンドバンド・ラジオ」という装置を(これもショップで売っているから)使えばよかったのに、と専門家はあきれているそうだ。

 「美人すぎる」アンナさんの父親は「KGB」の元「高官」(と、アンナさんの元旦那さん言っている。ちなみ、この旦那さん、英国のマスコミに「アンナ・ストーリー」を「売っている」とか。なお、英紙ガーディアンが、モスクワの彼女の実家を調べたら、KGBの中堅職員用のアパートだった!)、だから彼女は、KGBの流れを汲むロシアのスパイに違いない、などという短絡的な見方が横行していることについて、ロシアの関係者はこういって笑い飛ばしたそうだ。
 
 「あんなお粗末な作戦をしたら、昔なら(スパイもコントローラーも)銃殺ものだね!」

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/americas/mystery-of-the-sleeper-cell-that-gave-russian-espionage-a-bad-name-2017232.html   

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2010-07-02

〔NEWS〕 中国が英語による24時間ニュース国際衛星放送 その名も「CNCワールド」 ニューヨークにプレスルーム

 中国が1日、英語による24時間国際TV衛星放送、「CNC (China Xinhua News Network Corporation)ワールド」を開始した。ニューヨークのタイムズ広場には、プレスルームが設けるという。

 新華社 ⇒ http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2010-07/01/c_13378575.htm
 ニューヨーク・タイムズ ⇒ http://www.nytimes.com/2010/07/02/world/asia/02china.html?_r=1&hp

   ☆ ☆

 日本では「英語」を「ご主人さまのお言葉」としてありがたがる風潮があるが、中国のCNC立ち上げにはもっと、実利・実用的な発想があるような気がする。
 
 以前、デンマークを訪ねた時、一般向けのラジオで、英語とドイツ語のニュースが流れているのを聞いてビックリしたことがある。
 デンマークは自国語、デンマーク語を政府支援の下、死守している国だが、英語やドイツ語も併せて使えるようにしている。中国も同じような発想だろう。

 日本語を「国語」化し、旧・敵性語の「漢字」を制限する一方、イングリッシュを「学校英語」と化し、イングリッシュによる世界との自由なコミュニケーションを防いでいる政府・文科省とは、そもそもスタンスが違うのだ。 

Posted by 大沼安史 at 03:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 トロントで大暴れした「暴徒」、実は機動隊員?

 カナダのグローバル・リサーチ研究所は、先のトロントG8・20で、スターバックスの窓を壊し、パトカーの屋根に上って破壊した「暴徒」の新聞報道写真を分析、履いていた特別製の機動隊用靴(ブーツ)から、暴徒を装った「警官」による「やらせ」と断定するレポートを報じた。
  ⇒ http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=19928

 カナダの治安当局は2007年にも同じ手を使って、抗議する市民を貶めた前科がある。

Posted by 大沼安史 at 02:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-06-30

〔NEWS〕 沖縄タイムス社説 小虫=オキナワを押し潰す怪物「アメリッポン」

 トロントでの日米首脳会談で「辺野古移設」をうたい上げた菅政権に対して、沖縄タイムスが30日、《押し潰される「小の虫」》と題する社説を掲げた。

 「小の虫」とはもちろん沖縄のことである。社説はこう指摘する。
 
 ……アメリッポンという言葉は「アメリカ」と「ニッポン」の合成語で、「対米追従」「対米融合」などを意味するが、アメリッポンという名の怪物が、自分の利益を優先して「小の虫」を押し潰(つぶ)そうとしているようにも見える。

 菅直人よ、勘違いするのではない。「アメリッポン」というの名の「モンスター・ポチ」とは、ほかでもない、君のことだ。
 つくり笑いを浮かべながら、「小の虫」を踏み潰すんじゃない!

⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-30_7652/

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〔NEWS〕 パリの空の下、セーヌは発電する!

 花のパリを流れるセーヌ川で、「河力発電」が計画されている。
 パリジャン紙が28日に報じた。⇒ http://www.leparisien.fr/paris-75/paris-des-hydroliennes-sous-les-ponts-pour-capter-l-energie-de-la-seine-28-06-2010-979943.php

 ガガリアーノ、トゥールネル、マリー、シャンジュの4つの橋の下に、スクリュー・タービンを2基ずつ据え付ける。
 セーヌはこの4つの橋のところで、流れが速まっているのだそうだ。その水流の勢いを利用する。

 来年(2011年)1月までに発注先を決定し、4月には最初の発電機が設置されるそうだ。

 仙台は日本の水力発電発祥の地。広瀬川の大橋の下あたりに発電機を設置してはいかが?

 仙台の市長さん、アンパンマン施設の建設もいいけど、パリの市役所に見習い、このくらいのこと、考えなさい!

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2010-06-25

〔NEWS〕 ギリシャ政府 エーゲ海の島、売ります!

 財政難に苦しむギリシャ政府がエーゲ海の島の国有地を外資に売却(あるいは長期貸し出し)しようとしている。

 まさに「売国土」――「国土」を売り渡す「政府」って何なんだ!(と書いたとたん、沖縄の米軍基地問題を思い出して、赤面してしまった……)

 エーゲ海南部、キクラデス諸島にある世界的な観光地、ミコノス島の国有地も目下「売り出し中」。

 ロードス島の区画には、ロシアや中国の投資家が関心を示しているそうだ。
 
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/jun/24/greece-islands-sale-save-economy

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2010-06-20

〔ビデオNEWS〕 映画「キャタピラー」 沖縄で上映開始

 映画「キャタピラー」の上映が19日、那覇市の桜坂劇場で始まった。

 カンヌ映画祭で銀熊賞を受賞した主演の寺島しのぶさんや若松孝二監督らが舞台あいさつした。

 あいさつの模様を、沖縄タイムズが電子版のビデオで紹介した。
⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/gallery/1/

 南アW杯の開幕イベントで、ツツ大司教が、「醜い毛虫(キャタピター)が、いま美しい蝶になった」と、その歴史的な意義を語っていたが、映画「キャタピラー」が沖縄で上映が開始される意味も大きい。

 戦争で手足をもがれた悲劇の毛虫は、沖縄で平和の蝶になって空を舞う……。

Posted by 大沼安史 at 12:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-06-18

〔NEWS〕 アイスランドが調査報道を守る「メディア・ヘイブン」に

 アイスランド国会は17日、同国が調査報道で真相報道にあたるジャーナリストを訴訟圧力から守る「メディア・ヘイブン(避難港)」となる法案を圧倒的な賛成多数で可決した。

 権力による報道統制・歪曲が進む中、調査報道の必要性は世界的に高まっているが、調査報道を受ける権力側(大企業など)が「訴訟ツーリズム(お出かけ提訴)」といわれる手法で、ロンドンなどで自在に裁判を提訴。それに対応する裁判費用が巨額なものになることから、英紙ガーディアンのような良心的・進歩的なメディアを苦しめていた。

 アイスランドの今回の決定は、同国にベースを置けば、調査報道する側はそうした不当な圧力から自己防衛できるというもの。

 日本でも調査報道に携わり、真相を暴露したジャーナリストが、権力の圧力で所属する機関から弾圧にさらされる異常事態も起きており、アイスランドを拠点とした取材・報道活動に動くグループも当然、出て来よう。

 日本の独立系(フリー)のジャーナリストたちで、レイキャビークに本拠を置く組織を立ち上げる時かも知れない。 

⇒ http://wire.antiwar.com/2010/06/17/iceland-parliament-votes-for-strong-media-laws/ 

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 スーチー女史 65歳  世界への「伝言」は「あなたの自由を使ってください!」 英紙がネットで「写真集」を公開

 ビルマ民主化運動の指導者、スーチー女史が19日、65歳の誕生日を迎える。

 65歳! よくもここまでがんばって来たものだ。

 そんなスーチーさんの、世界への「伝言」を含む、ビルマの別の(男の)民主化運動家の手書きの書簡が国外に持ち出され、その内容が英紙インディペンデントによって報じられた。

 彼女の英語による「伝言」は、以下の通り。

 Please use your liberty to promote ours.

 あなたの自由を私たちの自由のために使ってください。

 世界への伝言 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/aung-san-suu-kyis-desperate-plea-to-the-world-2003669.html

 一方、英紙ガーディアンはスーチー女史の写真集を電子版に掲げた。

   写真集 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2010/jun/17/aung-san-suu-kyi-photographs 

 1971年の英国留学の際のパスポートの写真も含まれている。雪の中にたたずむ「おしん」のような写真も
 

Posted by 大沼安史 at 06:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-06-17

〔NEWS〕 「オバマは第3期ブッシュ政権」 エルズバーグ博士が独誌との会見で言明

 ダニエル・エルズバーグ博士はドイツのシュピーゲル誌(英語電子版)との会見で、「オバマはいくつかの重要な点でブッシュ政権の3期目以外のなにものでもない」と批判した。
⇒ http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,699677,00.html

 1971年に「ペンタゴン文書」を暴露し、ベトナム戦争の真相を白日の下にさらけ出したエルズバーグ博士だが、79歳になっても、その正義を愛する心に衰えはない。

 博士はさらに、続けてこう言った。
 「オバマは、市民的自由の侵害、憲法違反、中東での戦争で、ブッシュ政権の最悪部分を継続している」

 ついにエルズバーグ博士からも見限られたオバマ! 

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〔NEWS〕 日本「金と女」で捕鯨集票工作 英紙が調査報道

 英紙サンデー・タイムズ(タイムズ日曜版)は13日、日本が「大規模捕鯨」の継続のため支持を取り付けようとして、国際捕鯨委員会(IWC)に加盟する小国をターゲットに、「現金」と「売春婦」をあてがっている、との調査報道の結果を報じた。
 ⇒ http://www.timesonline.co.uk/tol/news/environment/article7149091.ece

 この買収工作について日本政府は否定しているが、同紙の取材班は工作を受けた国の当局者の「証言」を録画しているとしている、

 タンザニアの当局者の証言によれば、経費全額日本持ちで日本での会議に出席した同国の漁業大臣や役人たちに対し、「いい女たち(グッド・ガールズ)」(コールガール)が提供されたという。。

 また、ギニアの水産当局者は、IWCの開会中、日本はふつう、ギニアの漁業大臣に対し、1日最低1000ドルの「現金」供与を行っている、と証言している。

 事実とすれば国辱もの。日本の愛国ジャナーリズムは事実の究明に総力を挙げねばならない。

Posted by 大沼安史 at 07:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-06-14

〔NEWS〕 イスラエル軍 ガザ救援船襲撃 「記録映像」の持ち出しに成功 「デモクラシーNOW」が特報 

 イスラエル軍特殊部隊によるガザ救援船襲撃の模様を船内から(で)実写した「映像」がイ軍の没収を免れ、持ち出された。

 映像は、急襲したイスラエル軍のヘリを捉えているほか、銃弾を浴びて負傷した人々の生々しい姿を映し出している。

 「デモクラシーNOW」が報じた。

 イスラエル右派政権による暴挙を許してはならない。

⇒ http://www.democracynow.org/2010/6/10/exclusive_journalist_smuggles_out_video_of

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2010-06-01

〔NEWS〕 ガザ救援船急襲事件 英ガーディアン(電子版)がライブ・ブログ

 英紙ガーディアンが電子版に、イスラエル軍特殊部隊によるガザ救援船急激事件でライブ・ブログを開設した。
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/blog/2010/jun/01/israel-flotilla-raid-fallout-live

 同紙はコペンハーゲン環境サミットの際も、会議の模様を刻一刻、伝えるライブ・ブログを開設し、会議そのものに対して、国際世論の影響力を及ぼしている。

 それに続く、今回のライブ・ブログ。
 新聞の電子版ジャーナリズムの未来形を先取りした、新しい報道のあり方と言えるかも知れない。

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2010-05-31

〔NEWS〕 沖縄タイムズが社説で指摘 「抑止」「地理的優位性」など「まやかし」に過ぎない  平野・岡田・北沢・石破氏は自分の「地元に誘致」せよ!

 沖縄タイムスの社説(電子版、30日掲載)、[安保の歪み]解消されない不公平 県民に「悔しい思い」を読んで、教えられた。その通りだと思った。鳩山退陣など「政局」問題へのすり替えを図る在京大手メディアとの、この、あまりにも大きな違い!
⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-30_6895/

 書き出しは、「鳩山由紀夫首相が迷走したことで、日米同盟のいびつな姿がより鮮明にあぶり出された。
 結局、すべてがNIMBY(Not In My Backyard=ニンビー)である。自分の家の裏庭はやめてくれ、という考え方だ。多くの政治家が「安保は大事だ」と言うが、負担については口をつぐむ。
 「抑止力」「地理的優位性」という検証不可能な言葉を隠れみのにしながら、現状維持にしがみつこうとする。」

 社説の核心部分は;

 「まず海兵隊の体制、任務、活動について「学べば学ぶほど」沖縄でなくてもいいことに気付く。いま現在、沖縄から1600人の海兵隊員がイラク、アフガンなど対テロ戦争に派遣されている。

 残る部隊はタイ、フィリピン、韓国、オーストラリアなど同盟国と共同訓練するために遠征している。6カ月のローテーションで米本国から派遣され、長崎県佐世保に配備されている強襲揚陸艦に乗船して巡回している。

 今年は2月にタイでの共同訓練があり、グアムで訓練した4月にかけて、普天間に残っていたヘリコプターはたったの2機しかいなかった(宜野湾市の目視調査)。

 この状況を知れば、「抑止」とか「地理的優位性」という言葉がまやかしであることが分かるはずだ。」

 そして痛烈な批判!

 「中東や中央アジアへ展開するなら米本国から直接派遣すればいい。船がある長崎を軸に沖縄までの距離で円を描くと、九州全域はもとより平野博文官房長官の大阪府、岡田克也外相の三重県、北沢俊美防衛相の長野県のいずれも移転地になり得る。元防衛大臣で自民党の石破茂氏の鳥取県あたりも北朝鮮をにらむにはナイスロケーションだ。」

 平野氏も岡田氏も北沢氏も石破氏も、そんなに海兵隊の抑止力が大事なら、海兵隊飛行場の「地元誘致」に踏み切るべきだろう。 

Posted by 大沼安史 at 07:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 海兵隊 エリック上等兵(19歳) アフガンに死す この母の嘆きを見よ!

 
 英紙インディペンデント(電子版、5月27日付け)に、米国のアーリントン墓地で、最愛の息子の死を嘆く母の写真が掲載された。
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/the-past-seven-days-in-photographs-806086.html

 母、モニカさん。息子、海兵隊上等兵、エリック君(19歳)。

 ことし2月21日、アフガン南部で戦死した。
 ワシントン州レッドモンド出身。

 シアトル・タイムズに訃報が出ていた。⇒ http://seattletimes.nwsource.com/html/obituaries/2011166638_redmondmarine24m.html

 写真も載っていた。ハンサムなエリック。

 4代目の海兵。
 父親のスティーブンさんは、言った。卒業した高校の貧しい生徒のため、毎年必ず学用品をプレゼントする、やさしい息子だった、と。

 エリックさんのような若い海兵を、これ以上、死地に追いやってはいけない。
 
 アフガン反戦は米兵とその家族のためにも、これ以上続けてはならない。

 きょう、31日は、米国の戦没将兵追悼記念日、Memorial Day、メモリアルデー。

Posted by 大沼安史 at 06:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕  イラク・アフガン戦争 戦費「1兆ドル」を突破

 イラク・アフガン戦争の戦費が5月30日に「1兆ドル」を突破したそうだ。
⇒ http://rethinkafghanistan.com/

 人殺しと破壊の戦争に「1兆ドル」!

 それだけあれば、ほかにもっといいこと、できるのに。

 「フェースブック」に「1兆ドル」でできたことコーナーができた。
⇒ http://apps.facebook.com/onetrillion/

 アフガンの働き手全員を一年間雇っても、たったの120億ドル!

 「新・アポロ計画」をやり遂げても、たったの1700億ドル!

 米国の最長戦争、イラク・アフガン戦争は、この調子だとまだまだ続いてゆく。

 「1兆ドル」――それでだれが儲けているのか? 

 学生100万人の年間奨学金で。わずか79億ドル!
 
 100万人の年間医療費で、わずか34億ドル!

 この「不条理」のなかに「日本」も「沖縄」も組み込まれている。

Posted by 大沼安史 at 05:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-19

〔NEWS〕 イスラエル、チョムスキー氏の入国を拒否 

 イスラエルは16日、西岸ラマラのビーア・ザイト大学での講義のためにヨルダン国境を通過しようとした、米国の平和運動家、ノーム・チョムスキー氏(言語学者)の入国を拒否した。

 ⇒ http://www.haaretz.com/news/national/noam-chomsky-denied-entry-into-israel-and-west-bank-1.290701

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〔NEWS〕 エルヴィス・コステロ イスラエル公演をキャンセル パレスチナ人と連帯

 英国のミュージシャン(シンガー・ソングライター)、エルヴィス・コステロ氏が6月末から、イスラエル国内で開催することになっていた2回の公演をキャンセルした。
公式HP⇒ http://www.elviscostello.com/news/it-is-after-considerable-contemplation/44
 英紙ガーディアン報道 ⇒ http://www.guardian.co.uk/music/2010/may/18/elvis-costello-cancels-israel-concerts

 公式サイトでコステロ氏は、「コンサートの予定表に自分の名前を付け加えるだけのことが、歌われる以上の反響を広げ、罪もない人々の苦悩を感受しない政治的な行為と解釈される場合がある」「これは私の本能と良心の問題だ」と公演中止の決断理由を書いている。
 
 コステロ氏はまた、「私は、こうしたことを書かないですむよりよい時代をイマジンすることができる」と、イスラエルでコンサートができる平和の日が到来する希望を語った。

 イスラエル右翼政権による強硬策に抗議し、すでに米国のジャズ・ミュージシャン、ギル・スコット・ヘロン、バンドのサンタナも、公演を拒否している。

  コステロ氏のWiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD

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2010-05-18

〔NEWS〕 南極調査捕鯨に沿岸捕鯨基地が反発 ニューヨーク・タイムズが「鮎川発」レポート

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)は15日、日本の伝統鯨文化を支える沿岸捕鯨基地、宮城県の「鮎川発」のレポートを報じた。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2010/05/16/world/asia/16whaling.html?hpw=&pagewanted=all

 「日の丸捕鯨」といえば、政府=水産庁主導の「鯨研」による「南氷洋・調査捕鯨」が頭に浮かぶが、これと一緒くたにされてならないのが、鮎川などに伝わる、日本の沿岸捕鯨の伝統。

 マーティン・ファクラー特派員によるレポートは、この点について「(鮎川の)地元の人々は今、長い間続いて来たタブーを破り、政府の南氷洋での捕鯨に対し、反対の声を上げている。南氷洋の捕鯨により、より限定された地元の捕鯨まで国際的な非難を浴びている」と指摘、巻き添えを食いかねない沿岸捕鯨の地元の声を伝えている。

 レポートには石巻市議の 石森市雄氏も登場し、「南極の海の調査捕鯨は、捕鯨文化を守るものではない」と批判。

 捕鯨問題に詳しい、東北大学、石井敦教授の、「調査捕鯨は科学と文化を守っていると主張しているが、実は官僚の自己利益を守っているだけだ」との、霞ヶ関に対する厳しい指摘も紹介されている。

 ファクラー記者は南氷洋調査捕鯨が「少なくとも5人の高級官僚に鯨研での役職を提供、そのうちの1人には年間13万ドルもの給与を支払っており、また(捕鯨船団を運行する)共同船舶も元官僚を1人、雇っている」と暴露し、調査捕鯨が農水省(水産庁)の「天下り」先となっている事実を明らかにした。

 中央の高級官僚の天下りの役には立っても、伝統の鯨文化を守り続けて来た沿岸捕鯨の町には何の恩恵ももたらしていない、この現実。

 ファクラー記者のレポートには、鮎川の港で、象牙のような鯨の歯細工の工芸品を売る、チジマツ・ユキタカさん(82歳)の「南極の捕鯨はこの町の何の助けにもなっていない」という声も紹介されている。

 国際捕鯨委員会(IWC)では、現行の南氷洋での調査捕鯨を段階的に縮小し、代わりに沿岸捕鯨を認める議長・副議長提案をたたき台に検討が進んでおり、来月、モロッコで開かれる総会で結論が出来る見通しだ。

 同提案は、日本の沿岸捕鯨として、鮎川と、網走(北海道)、和田(千葉県)、太地(和歌山県)の4ヵ所を挙げている。  ⇒  http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2010042302000223.html?ref=mnrk

Posted by 大沼安史 at 10:16 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-16

〔NEWS〕 UCLA 戦時中の強制収容で学業を中断された日系の元学生に名誉学士号を授与

 米カリフォリニア州立大学ロサンゼルス校で15日、名誉学士号の授与式が行われた。

 ジーン・ブロック学長から名誉学士号が手渡されたのは、太平洋戦争開始時点で、同校に学生として在籍、その後、強制収容所に移され、学業を中途で断念しなければならなかった、48人の日系人(一部の人はすでに死去)。

 カリフォルニア州立大学の理事会が昨年、決定し、シュワ知事が承認していた名誉回復措置。

 晴れの授与式に臨んだ元学生の日系人たちは、90歳前後の高齢で、杖をついたり、車椅子に乗って式に臨んだ人もいたそうだ。

 在校生手作りのリボン、花輪、ローブをまとい、学帽をかぶった日系人たちの名前をブロック学長が読み上げるたびに、出席した親族。関係者から歓声が上がったそうだ。

 授与者を代表してスピーチに立ったのは、フミオ・ロバート・ナカさん(86歳)。マンザナ収容所を出たあと、ハーバードで博士号を取得、レーダー研究で実績を挙げた人だ。

 ⇒ http://www.latimes.com/news/local/la-me-honorary-degree-20100516,0,404762.story

Posted by 大沼安史 at 04:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-14

〔NEWS〕 琉球新報 社説で「嘉手納も撤去論議」を提起 「普天間」問題、拡大の様相

 琉球新報が14日、「米軍実弾訓練 危険な嘉手納も撤去論議を」と題する社説を掲げた。
⇒ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162054-storytopic-11.html

 それによると、「住宅密集地の上空で耳をつんざく爆音を轟(とどろ)かせ、恐怖を振りまく訓練が、米軍嘉手納飛行場周辺で連日、繰り返されている」
 「訓練は常駐機だけでなく、米海兵隊岩国基地(山口県)所属のFA18戦闘攻撃機など「外来米軍機」が沖縄に飛来し、県民の頭上で暴れまくっている」――のだそうだ。

 そして、「しかも、住宅密集地にある嘉手納で危険なクラスター爆弾を使った実弾訓練が実施されているという」。

 嘉手納でなんとクラスター爆弾を使った実弾訓練! 「12日は訓練中に不具合を起こした戦闘機が緊急着陸し、騒然とする様子も確認されている」そうだ。

 「問題がより深刻なのはクラスター爆弾の使用の有無すら外務省沖縄事務所が「承知していない」(久野和博副所長)ということだ。
 取材を受け初めて「米軍に確認を進めたい」(同)と動く。県民の命を軽視する、あまりに無責任な対応ではないか」

 何のための外務省、何のための沖縄事務所か?

 「日米安保条約を盾に、米軍は深夜未明の離着陸を強行し、住宅密集地上空で国際的に禁止される無差別大量殺害兵器の訓練を実施する。
 命を守るはずの安保が県民の命を脅かす。そんな「安保の暴挙」が、沖縄ではいつまで続くのか」

 「返還・移転問題が政局を揺るがす「普天間」のみならず、嘉手納飛行場も「世界一危険な基地」にほかならない。撤去を論議したい」

 「普天間」に続き、「嘉手納」も、撤去の焦点となって来たわけだが、「安保の暴挙」とは、それにしても本質を突いた表現ではある。

 日米安保は米軍が日本(及び沖縄)の安全を保障するものではなく、安全を、生活を破壊するものである。

Posted by 大沼安史 at 06:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 アフガン米軍 タリバンでないと証明できないアフガン人をその場で処刑 シーモア・ハーシュ氏が告発

 米国の調査ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏がこのほど(4月24日)、ジュネーブで開かれた「グローバル調査報道ジャーナリスト会議」で、アフガン米軍がタリバンではないと証明できないアフガン人を、その場(戦場)で処刑している事実を暴露、告発した。

 米軍当局は前線の兵士に対し、捕まえたアフガン人がタリバンかどうか、1~2日以内に決定し、タリバンではないと分かったら釈放せよ、と命令しているそうだ。

 ハーシュ氏は異なる5、6人の関係者から、これは(タリバンではないと証明されたかったアフガン人の)現場での処刑を意味するという。

⇒ http://www.michaelmoore.com/words/must-read/seymour-hersh-battlefield-executions-us-military-afghanistan

Posted by 大沼安史 at 06:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「アフガン」マーケット、米軍産複合体の最大の「市場」に 初めて「イラク」を抜く

 「アフガニスタン戦争」という米軍産複合体の「戦争プロジェクト」が、この2月、支出ベースで初めて「イラク戦争」を上回った。
 米紙・USAツデーが報じた。⇒ http://www.usatoday.com/news/world/afghanistan/2010-05-12-afghan_N.htm?csp=34

 「戦争の家」こと、ペンタゴン(米国防総省)のアフガン戦争での支出は、戦線のパキスタンへの拡大、兵士の増派により、この2月、67億ドルに達した。対するイラクでの戦費は、同月、55億ドル。

 アフガンとイランの米軍の支出比は2008年が3対1、2009年は2対1近くと、その差は縮まっていたが、2月に初めて逆転した。

 アメリカの軍産複合体にとって、アフガンはイラクに続く「特需」になった。
 「テロとの戦い」の“美名”の下、アメリカの防衛産業のために流れされた、おびただしい人のいのちの血潮よ!

Posted by 大沼安史 at 06:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-12

〔NEWS〕  琉球新報が社説、「米は平身低頭して謝り、沖縄の声に耳を傾けよ」

 民衆とともに歩むジャーナリズムの論説は力強い。琉球新報の12日付けの社説を読んで、またもそう思った。

 ストレートな批判。また一枚、目からウロコが落ちた。普天間基地問題は、米国のモラル(のなさ)の問題でもあることに気付かされた。
 ⇒ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161935-storytopic-11.html 

 普天間問題の源流にあるのは、少女に対する暴行事件と大学構内へのヘリ墜落という「社会常識に照らせば、米側は平身低頭して謝り、沖縄の人々の『異議申し立て』に誠実に耳を傾けなければならないはず」の事件・事件だった。

 「惨事の加害者はどちらも米側である」

 「一般社会で事件や事故が起きると、加害者は被害者に頭を下げ、過失や罪をわびる。被害の程度が大きい場合はわびても済まず、一定の罪を償う。それが主権国家にほぼ共通した被害者と加害者の関係であ」るはずなのに、「日米交渉となると、その常識が通用しない」

 それどころか「ヘリ基地機能の移設先をめぐり、米側が厳しい条件を突き付けてくる。これに日本政府がたじろぎ、まともに言い返せないという構図である」

 「それはおかしい。どうして鳩山由紀夫首相は『問題を大きくしたのはあなたたちですよ。少しは自覚しているのですか』」と、ただせないのだろうか」

 少女に対する集団レイプ。大学のキャンパスへの「墜落テロ」――自らを律する抑止力なき米軍の、このモラルなき、モンストラス(怪物的)な加害者ぶりよ!

 米軍は、(日本の一部である)「沖縄」を(安保条約に違反し?!)守ってはいないのである!   

Posted by 大沼安史 at 10:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「ハトヤマは意気地なしで卑しむべきだが、米政府の傲慢さはさらに遺憾だ」 チャルマーズ・ジョンソン氏が米軍基地問題で沖縄民衆との連帯を表明

 ジャパノロジストであり、米国の軍事世界帝国化に対する厳しい批判者でもある国際的に有名な政治学者のチャルマーズ・ジョンソン氏が6日付のロサンゼルス・タイムズ紙に論評を寄せ、米軍基地に反対する沖縄民衆との連帯を表明した。
 英文記事と日本語訳 ⇒ http://closethebase.org/2010/05/06/chalmers-johnsons-op-ed-in-the-la-times/ (このブログの訳は上記日本語訳ではなく、拙訳です)

 「沖縄戦、再び(Another battle of Okinawa)」と題した同紙オピニオン欄への寄稿は、「アメリカのわれわれが沖縄に植え込んだ歴史ほど悲しいものはない」と、悲惨な沖縄戦以降の沖縄の戦後史を振り返り、普天間移設問題の経緯を紹介した上で、
 「ハトヤマは意気地なしで卑しむべきだが、日本人をこの深い屈辱の袋小路に追い込んだ米政府の傲慢さはさらに遺憾である」と批判。
 
  I find Hatoyama’s behavior craven and despicable, but I deplore even more the U.S. government’s arrogance in forcing the Japanese to this deeply humiliating impasse.

 アメリカは「高飛車な態度をやめ(馬から下りて)」、普天間の海兵隊を、同氏がその近くに住む米カリフォルニア州サンジエゴのペンドルトン基地など米本土に戻し、この65年間の沖縄の人々の辛抱に感謝するよう、強く求めた。

 世界的に名高い政治学者で、著書『通産省』で知日派としても知られるチャルマーズ・ジョンソン氏が、「沖縄米軍基地にNO」を突きつけた意味は小さなものではない。
 よくぞ書いてくれた、と思う。
 

Posted by 大沼安史 at 09:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-11

〔NEWS〕 これぞ未曾有1? 麻生政権、「交換公文」でアフリカ・ジブチに軍事基地を“無条約”、「国民の同意」なしにゲット!  

 あの未曾有(ゆう)な麻生政権下の昨年4月、日本政府はアフリカのジブチ共和国から、国会の批准を必要としない「交換公文(書簡)」を抜け道に使い、軍事基地を設置する合意を取り付けていた!

 外務省HPで、遅まきながら「交換公文」に目を通し、「こんなことも知らなかったんだ」と、いやな気分になった。
 ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/pirate/djibouti.html

 当時の中曽根外務大臣が署名した「日本の自衛隊等の地位に関する交換公文」には、こう明記されている。(ゴシック強調は大沼)

 14 部隊(自衛隊のこと)、海上保安庁及び連絡事務所は、ジブチ共和国政府の事前の許可を得て、活動及びこの取極び効果的な実施のための必要に応じ、施設を建造し、改造し、又はその他の方法によりこれを変更することが認められる。

 ここでいう「施設」について「交換公文」は、こう定義する。

 「施設」とは、活動のため又はこの取極っび効果的な実施のため、部隊、海上保安庁、連絡事務所又は要因が必要とするすべての建物、居住施設及び土地をいう。

 「施設」は(新)日米安保条約にも出て来るもので、要は「軍事基地」の意味。

 先のブログ( http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2010/05/post-85f9.html )でも述べたように、日本はこんな外務大臣署名の「公式な手紙の交換」の交換で、条約を結ばず、国会の審議も承認(批准)も経ないで、アフリカの角の一角に軍事基地を置こうとしている!

 国民(国会)の「同意」なしに……これはとんでもないことではないか!
 いつもの裏交渉だよ、と笑って見過ごすわけにはいかない。
 

Posted by 大沼安史 at 09:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-08

〔NEWS〕 ギリシャ デモの民衆とともに闘う、「闘犬」ケネロス

 ギリシャ政府の民衆デモに敢然と連帯し、ともに闘う犬がいる。「ギリシャ犬・ケネロス」といわれる、雑種の大型犬だ。

 2年ほど前から街頭にデビュー。
 今回の危機の高まりの中ではデモの最前線に登場、催涙ガスや火炎瓶の炎をものともせず、デモの民衆を支援している。まさに「闘犬」!
 
 その活躍ぶりを、英紙ガーディアンのスライド・ショーで見た。
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2010/may/06/greece-protest

 14枚の組写真。とくに5枚目が凄い。デモ隊の前に、哲学者のような風貌で、静坐するケネロス!

 牛乳ボトルの「差し入れ」で、ノドを潤す姿も! ガンバレ! 

Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要NEWS〕 韓国海軍艦艇、米原子力潜水艦と誤って交戦の可能性 原潜も現場近くに沈没 信頼すべき国際ジャーナリスト・田中宇氏が指摘

 韓国海軍の艦艇、「天安」が魚雷によって爆発・沈没した問題で、「天安」が付近、海底に潜んでいた米海軍の原子力潜水艦と誤って交戦したの見方が浮上している。
 
 信頼すべき国際問題ジャーナリスト、田中宇(さかい)氏が報じた。  
 ⇒  田中 宇 韓国軍艦「天安」沈没の深層  http://tanakanews.com/100507korea.htm   

 田中氏によれば、付近の現場海域に米軍の原潜が沈没しており、その事実は、一部韓国メディアによって速報されたが、その後、「封印」されてしまった。

 「天安」は米潜水艦の現場海域での潜水待機を知らずに(知らされずに)交戦、水雷などで撃沈に成功したものの、反撃の魚雷を受けたものと見られる。 

Posted by 大沼安史 at 06:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-07

〔NEWS〕 沖縄タイムズ 社説 「普天間」大迷走 民主党に骨はないのか

 沖縄タイムズが7日、怒りの社説を掲げた。〈「普天間」大迷走 民主党に骨はないのか〉⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-07_6280/

 これが「沖縄の声」だ。本土の新聞は転載すべきである。骨があるなら。

 社説は厳しく指摘する。

 ・「海兵隊の存在を学べば学ぶにつけ、米軍全体の中での役割と抑止力に思い至った」と臆面(おくめん)もなく言った。これを言うために来たのか。首相就任以来、一体何をしてきたというのか。

 批判は具体的だ。

 ・首相は朝鮮半島と台湾海峡を念頭に置いているはずだが、沖縄の海兵隊は長崎県佐世保を母港とする海軍艦船で移動する。朝鮮半島をにらむのであれば、九州中北部で海兵隊の全機能を集約するほうが合理的だ。台湾へ向かうにも起点はやはり長崎にならざるを得ない。九州中北部だけでなく、自衛隊演習場を抱える本州など候補地はいくらでもあるではないか。

 ・海兵隊の主任務は紛争地からの米民間人の救出だ。海兵隊の抑止力とは何か。首相から具体的な説明は何もない。

 そして断言する。

 ・地元合意のない基地建設はあり得ない。

 僕は北海道で新聞記者になりたての1970年代の初め、東端の根室で、沖縄タイムズを購読していた。
 反骨のジャーナリスト、新川明さんがいて健筆をふるっていたことを憶えている(ぼくの記憶ではたしか、「反骨の系譜」という連載をなさっていた)。

 沖縄ジャーナリズムは健在だ。気骨と反骨は、たしかに受け継がれている。   

 ・沖縄の民意を軽んじるのもいいかげんにしてもらいたい。

 その通りである。

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2010-05-05

〔NEWS〕 怒りの島、沖縄 「琉球新報」が「鳩山首相は米政府、外務・防衛官僚の言い分を無批判に受け入れるな!」社説

 鳩山首相が沖縄入りし、「沖縄の皆さまに負担をお願いしなければならない」「(国外移転の可能性について)抑止力の観点から難しく、現実的には不可能だ」と、「基地の島」の人々に「屈服」を迫った。

 琉球新報が社説で、静かな怒りをみなぎらせ、本土の首相を、本土の政府を手厳しく批判した。「首相来県 民意傾聴し「県内」断念を 新基地建設しては禍根残す」(5日付)
⇒  http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161672-storytopic-11.html

 首相が「ニシキの御旗」に掲げる「抑止力」について、「社説」は以下のように、その虚妄を真っ直ぐ衝いた。

 ―― そもそも、普天間飛行場、もしくは代替基地を沖縄に置き続けることが「抑止力」になるという発想自体、極めて疑わしい。普天間飛行場の面積は嘉手納飛行場の4分の1弱で、十数機の固定翼機と三十数機のヘリコプターが常駐しているとされる。
 これらの航空機は訓練などでたびたび国外に派遣されており、実質的に飛行場がもぬけの殻同然になる場合も少なくない。そのような基地がどうして抑止力として機能し得るのか。政府側から納得のいく説明は一切なされていない。
 首相は、米政府や外務・防衛官僚の言い分を無批判に受け入れる前に、普天間飛行場が存在する意味をじっくりと考えるべきだ。――

 琉球新報の主張は、実にまっとうである。対する、鳩山首相の――日本政府の、この恐るべき無責任と節操のなさよ。

 戦時中、戦後、復帰後……そして今回。「皇軍」が、「占領米軍」が、「同盟米軍」が、沖縄を「基地の島」として、いいように使って来た。
 
 「皇軍」「米軍」「本土政府」の側には、何の「抑止力」も働かなかった。何の自制心もなく、「自決」を、「犠牲」を、「提供」を、沖縄に強い続けて来た。

 鳩山首相は琉球新報のいうとおり、沖縄の民の意志に耳を傾けるべきである。

 「米軍の皆さまに(国外退去という)負担をお願いしなければらない」と言い出せない「抑止力」の呪縛から、自らを解き放て!

 どうしても「抑止力の観点」にこだわるというなら、「努力」を「抑止」せず、「現実的に可能な」道をあくまで追求せよ!

Posted by 大沼安史 at 01:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-04

〔NEWS〕 沖縄タイムズ 社説 「鳩山首相来県 県内移設は無理だ」

 沖縄タイムズの4日付け、社説、「鳩山首相来県 県内移設は無理だ」を読んで、心を揺さぶられた。⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-04_6230/

 沖縄の世論は――民衆とともに活動するジャーナリズムは、どうしてこんなに、優しく、鋭く、強いのだろう、と思った。

 鳩山首相のおかれた立場を、ちゃんとわかって、こう一言、添える優しさ。

 「鳩山首相を政治的に追いつめるために普天間問題を政争の具にするようなことがあってはならない」

 旧政権(自民党)にツケを回された鳩山政権。  
 「 国民向けには『沖縄の負担軽減』」といい、米国に対しては『抑止力の強化』を主張するという言葉の便利な使い分けが旧政権には目立った。そのつけが今、鳩山政権に回ってきているのである」

 沖縄の論説は、率直だ。もって回った言い方を拒否する。鋭く、本質に迫り、こう言い切る。

 「では、袋小路に入った今の状況を打開するにはどうすればいいのか」
 「普天間の危険性除去について、5月末までに具体的な道筋をつけること。その上で、国会にこの問題を議論するための特別委員会を設け、九州の候補地やグアム、テニアンなどの検討結果を明らかにすること。委員会に米国高官や米軍幹部を証人として招き、海兵隊の役割や21世紀の抑止力について米側の考えを聞くこと」
 「なぜ、日本に海兵隊が必要なのか、在日米海兵隊の駐留目的は何なのかを明らかにする必要がある」

 批判の言葉には、ストレートな強さがある。

 「普天間の代替施設建設と海兵隊のグアム移転のために日本側は1兆円を超える巨額の税金を投じようとしているが、それは安全保障の利益と釣り合いのとれたものなのか」
 「はっきりさせるべき点はあまりにも多い。そうした疑問点を封印したまま海兵隊のヘリ基地を移設しようとしても、日本中どこでも反対にあうだけだ」

 「国益」がどうの、と喚きたてる、一部本土メディアの「御用書き」どもの駄文との、あまりもの違い!

Posted by 大沼安史 at 08:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要 NEWS〕 日本初の海外軍事基地、「アフリカの角」のジブチに 来年早い時期に運用開始 海自幹部がAFP通信に言明  無条約・国会を無視!!

 遅ればせながら、重要ニュースをひとつ。
 本ブログへのトラックバック、「マスコミに載らない海外記事」 ⇒ http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/nato-5500.html
 で教えていただいたことだが、日本の海上自衛隊の「キタガワ・ケイゾー司令官」が、フランスのAFP通信に対して、アフリカの角のジブチに、日本初の国外軍事基地は来年早々にも開設される、と言明したそうだ。

 「ストップNATO」( ⇒ http://rickrozoff.wordpress.com/2010/04/26/japanese-military-joins-u-s-and-nato-in-horn-of-africa/ )
 や、
 「グローバル・リサーチ研究所(カナダ)」( ⇒  http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=18869 )
 が、掲載した、リック・ロゾフ氏(米国シカゴ在住の国際関係アナリスト)の記事、「日本軍、アフリカの角で米、NATO軍に参加(Japanese Military Joins U.S. And NATO In Horn Of Africa )」でわかった。

 そのレポートで、ロゾフ氏が引用していたAFP電が、シンガポールのストレート・タイムズ紙に載っていたので、以下に全文の邦訳(拙訳、ゴシック強調は大沼)を掲載し、記録として残す。
  ⇒  http://www.straitstimes.com/BreakingNews/Asia/Story/STIStory_518384.html

 日本初の海外軍事基地 (Japan's 1st foreign military base)
 ジブチ発――日本は初の軍事基地を、付近海域で増加する海賊に反撃するため、アデン湾を臨む、紅海南端の戦略地点にあるアフリカの小国、ジブチに開設しようとしている。
 
 4000万ドルで建設される基地は来年の早い時期における完成が見込まれ、無法なソマリアの銃撃手の群れによる船舶ハイジャック、船舶に対する攻撃を抑止する国際的な取り組みを強化することになろう。

 「ジブチ基地」は日本にとって新たな地歩を切り開くものだ。日本は第二次世界大戦以来、これまで実戦部隊を持たず、戦争を戦うことはできない。しかし、日本は自衛隊と言う、米国の占領時代の終わり、1952年も組織された軍事力を持っている。

 「これは、国外唯一の、そしてアフリカで最初の日本の基地になるでしょう」と、日本海軍の司令官(captain )で、現地での作戦展開の調整官であるケイゾー・キタガワは、AFP通信に語った。「われわれは海賊と戦うために、われわれの自衛のために配備されている。日本は海洋国家であり、年に2万席の船舶が航行するアデン湾における海賊の増加は懸念される事態だ」と。

 彼(キタガワ)はアデン湾の海上交通の10%は日本のもので、日本の輸入の90%は、2年前、海賊の襲撃で制圧されかかった、この決定的に重要なシーレーンに依存している、と説明。「われわれの兵員、装備を配備する駐屯地(camp)が建設される。われわれは今現在は米軍基地に駐留している」と語った。

 アデン湾では2008年以来、多国籍軍の艦隊が海上ハイジャックを防ぐためにパトロールしている。「海の安全はだから、日本にとって不可欠もの……この地域の安定は日本の利益になる」と、キタガワは付け加えた。最近の何年かにわたり、ソマリアの海賊は、この重要なルートを航行する日本の船舶(複数)をハイジャックしている。
 ――AFP

 日本発の海外軍事基地の開設!……海自艦艇の派遣は聞いていたが?
 いったい何時、決定されたのだろう。
 
 外務省HPの「ジブチ共和国」の頁をみても、日本の経済協力のための調査団派遣は出ているが、4000万ドルを投入しての軍事基地の開設の話は出ていない。  外務省・ジブチ共和国の頁 ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/djibouti/index.html
    外務省 調査団派遣 ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/4/1190510_1096.html
 
 例の、国民に知らせず、目隠ししておいて、こっそり、いつの間にか海外基地を建設している、この政府のやり口は、卑劣であり、きびしく批判されねばならない。

  軍事基地の設置は、ジブチと日本が条約を結んで――つまり、少なくとも日本の国会の承認を条件として、行われるべきものであろう。

 国会を無視して強行したとなれば、大問題だ!

 それに海賊対策であれば、海保の巡視船(武装している)で十分だろうし、海保職員のタンカー乗船(南極の捕鯨船には乗っている)でも事足りることである。

 

Posted by 大沼安史 at 05:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-03

〔祝 憲法記念日〕 仙台発 「9条ロゴ」完成!

Photo_3

                 ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪

 憲法記念日である。「9条」の記念日である。
 仙台はさわやかな五月晴れ。
 公園を散歩すると、葉桜が朝の風に揺れていた。花びらの小さなさくら色の群れ、花びらを守るように伸びる若葉の緑色。その清潔で明るく平和な色彩のコーラス。

 上記の「9条ロゴ」は、私の友人のイラストレーター(仙台在住)、羽倉玖美子さんにお願いして描いてもらったものだ。 

 「憲法9条」よ、全世界に広がれ!
 「憲法9条」よ、緑の地球を守れ!

 そんな願いのこもったデザインだ。
 「9条」を大事にするみなさんに是非とも、使っていただきたい。(画像をクリックすると、データを取ることができます)

 羽倉さんは、「ロゴの上に、地球は を載せるといいかも」とおっしゃっている。
 もちろん、使い方も自由。
 仙台市の連坊に住む僕は、「連坊9条の会」を勝手に名乗っているので、この「ロゴ」の上に「連坊」と載せるつもりだ。

 会員のたくさんいる会で、このロゴをのぼりやチラシなどにお使いになる場合は、私経由で、羽倉さんにお知らせ願いたい。
 (私へのメール連絡は、このブログの左上、カレンダーの下の「プロフィール」から) 

Posted by 大沼安史 at 11:42 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-05-01

〔NEWS〕 ハイチPKO自衛隊は“幽霊部隊”? アメリカの「ポチ部隊」?

 自衛隊はハイチでPKO活動に従事している――はずなのに、国連のハイチPKO部隊の公式サイトでは、いくら待っても、その事実は確認されない。PKO参加国のリストに、今現在、「JAPAN」の文字はないのである。 ⇒ http://www.un.org/en/peacekeeping/missions/minustah/facts.shtml

 これは、どうしたことか?
 その一方で、日本の防衛省は、ちゃんとPKO活動している、とPRに余念がない。 防衛省 ⇒ http://www.mod.go.jp/j/approach/kokusai_heiwa/haiti_pko/20100209.pdf
 
 日本の自衛隊はもしかしたら、ブラジルが司令官の現地PKOの直接指揮下にあるのではなく、ハイチに展開する米軍の指揮下にあるため、カウントされていないのかも知れない。

 主流マスコミよ、確認を!

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2010-04-30

〔NEWS〕 琉球新報が社説で本土マスコミ、中央官僚を批判

 沖縄への「ごり押し」局面を迎えた米軍基地問題で、琉球新報が30日に社説を掲げた。「鳩山首相来県 民の声は『普天間撤去』だ」 
⇒ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161485-storytopic-11.html

 「最低でも県外」とあおりながら「実は県内」と詭弁(きべん)を弄(ろう)すなら、県民への背信行為というほかない――当然の指摘である。

 琉球新報の社説はしかし、「県民は鳩山首相になお望みを託している。普天間県外移設や、野党時代とは言え『常時駐留なき安保』を主張したリーダーは、首相経験者では異例だからだ」として、首相のギリギリのリーダーシップに期待をつないでいる。

 そして、こう本土マスコミ、政治家、官僚たちを厳しく批判する。

  この国では政治家やメディアが米国の心証を害する鳩山首相を異端扱いしている。閣僚や官僚の抵抗を前にたじろく首相を「リーダーシップが欠如」と批判し、普天間の「5月末決着」が実現しなければ退陣を迫るありさまだ。

 「日米同盟」を金科玉条のものとして過大評価せず、外交・安全保障政策の選択肢の一つと相対化して見る感覚、長期にわたり外国軍隊が常時駐留することに疑念を挟む感覚のどこがいけないのか。

 首相に民意否定を促す官僚群。政権内の「辺野古回帰」は紛れもない民意の封殺であり、主権在民の否定、民主主義国家の自殺行為だ。こんな乱暴は断じて許せない。

 ――まったくもって同感である。
 
 鳩山首相よ、沖縄の「民の声」を聞いて、「政府案撤回」を言明するのだ。仕切り直しをするのだ。「安保見直し」に取り掛かれ!

Posted by 大沼安史 at 05:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-04-29

〔NEWS〕 「沖縄に米軍基地はいらない」 米市民団体「ネットワーク・フォア沖縄(NO)」がワシントン・ポストに全面意見広告 沖縄タイムズが日本政府案を一蹴する社説

 米国の市民団体、「ネットワーク・フォー沖縄(略称NO)」が28日付けのワシントン・ポスト紙に全面意見広告を出した。
 ⇒ http://closethebase.org/2010/04/28/official-press-release-april-28-2010/

 男の子がフェンスにしがみついて米軍機の着陸を見ている写真に、「あなたの裏庭に30もの軍事基地を欲しいですか?」というキャプションがつけられている。痛烈な批判である。

 「NO」のインタビュー窓口に名を連ねている人の中に、アン・ライトさんがいた。
 アメリカ陸軍の元大佐で元外交官。イラク戦争に反対した人だ。
 こういう人が「沖縄の米軍基地にNO」と言っている……ワシントンにいる日本のメディアは彼女にインタビューすべきである。

 一方、沖縄の地元紙、沖縄タイムスは社説を掲げ、政府が打ち出した「くい打ち&徳之島」案について、「地元の合意を得る余地はまったくない」と一蹴した。⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-29_6123/

 琉球新報によれば、徳之島町長は、首相に「面会したいというなら、面会して断りたい」との意向を示している。⇒ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161475-storytopic-3.htm

 アメリカの市民と沖縄と徳之島の人々の連帯の環が生まれた。そのうち、普天間基地へ、徳之島の猛牛たちが突撃アピールを敢行するかも知れない……。

Posted by 大沼安史 at 06:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-04-17

〔NEWS〕 反核、平和を愛する日本の作家死す ルモンドが井上ひさしさんを追悼 

 フランスのルモンド紙(電子版)が17日、井上ひさしさんの追悼記事を載せた。

 記事は井上さんを「熱心な反核活動家で平和を愛する人」と紹介、作家の大江健三郎さんと「9条の会」を結成したことや、「ナガサキ」をテーマにした作品が未完のままに終わったことなどに触れている。

 記事はさらに、「原爆は日本人に向け投げられただけではなく、全人類に対しても投げられた」との、井上さんの訴えを紹介している。

 フランスでは井上さんの「12人の手紙」が、仏訳で出版されているそうだ。

 ⇒ http://www.lemonde.fr/carnet/article/2010/04/16/hisashi-inoue-ecrivain-japonais_1334945_3382.html

Posted by 大沼安史 at 05:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-04-08

〔NEWS〕 「撃ち続けろ、撃ち続けろ、撃ち続けろ、撃ち続けろ」 「ナイス、グッドな掃射だぜ」 米軍ヘリ 機関砲掃射による虐殺 全交信

 「デモクラシーNOW」が、米軍ヘリのイラク民衆に対する機関砲掃射ビデオをめぐる米兵らの通信の一部始終(トランスクリプト)を掲載した。
 
 以下はその拙訳……。僕なりの、怒りをこめた日本語訳である。

               ◇

米軍兵士1:あそこに立っている、あの連中、見える?
US SOLDIER 1: See all those people standing down there?

兵士2:ぬかるなよ。やつらが見えるポジションをとれ。
US SOLDIER 2: Stay firm. And open the courtyard.

兵士1:はい、了解。たぶん、20人くらい。ひとかたまりになって。間違いありません。
US SOLDIER 1: Yeah, roger. I just estimate there’s probably about twenty of them. There’s one, yeah.

兵士2:そうか、わかった。
US SOLDIER 2: Oh, yeah.

兵士1:でも、はっきりしない。
US SOLDIER 1: I don’t know if that’s—

兵士3:ヘイ、こちら司令部、「マムシ1-6号」どうぞ。
US SOLDIER 3: Hey Bushmaster element, Copperhead one-six.

兵士2:武器を持っている。
US SOLDIER 2: That’s a weapon.

兵士1:間違いない。「ホテル 2-6号」、「クレージー・ホース 1-8号」
US SOLDIER 1: Yeah. Hotel two-six, Crazy Horse one-eight .

兵士4:「マムシ1-6号」、司令部「ブッシュマスター 6-ロメオ」「了解」
US SOLDIER 4: Copperhead one-six, Bushmaster six-Romeo. Roger.

兵士1:武器を持っている何人かを確認。間違いなし。あいつは武器を持っている。「ホテル 2-6」号、「クレージーホース 1-8号」。武器を持っているのは、5、6人だ。掃射の許可を。
US SOLDIER 1: Have individuals with weapons. Yep, he’s got a weapon, too. Hotel two-six, Crazy Horse one-eight. Have five to six individuals with AK-47s. Request permission to engage .

兵士5:了解。わが陣地の東に展開する友軍なし。戦闘に自由に従事可能。以上。
US SOLDIER 5: Roger that. We have no personnel east of our position. So you are free to engage. Over.

兵士2:了解。戦闘に従事する。
US SOLDIER 2: All right, we’ll be engaging.

兵士1:了解。行くぞ。やるぞ。でも今は、やつらを殺れない。建物の陰に隠れてしまった。
US SOLDIER 1: Roger, go ahead. I’m gonna—I cant get ‘em now, because they’re behind that building.

兵士3:司令部、どうぞ。こちら、「マムシ 1-6」号。
US SOLDIER 3: Hey Bushmaster element, Copperhead one-six.

兵士1:あの男、手榴弾発射装置(RPG)を持っている!
US SOLDIER 1: He’s got an RPG!

兵士2:了解。RPGを持った男を照準にとられた。
US SOLDIER 2: Alright, we got a guy with an RPG.

兵士1:発射します。OKですね。
US SOLDIER 1: I’m gonna fire. OK.

兵士2・いやダメだ。ちょっと待て。様子を見よう。
US SOLDIER 2: No, hold on. Let’s come around.

兵士1:建物の陰。いま見ているすぐそのすぐ後ろの。
US SOLDIER 1: Behind building right now from our point of view.

兵士2」:OKだ。出てくるのを待つぞ。
US SOLDIER 2: OK, we’re going to come around.

兵士1:「ホテル 2-6」号。RPGを持った男を捕捉。発射準備完了。だめた、うまく撃てない(t—yeah を hit—yeahと解釈)。撃っている奴を捕捉。でも建物の陰だ。こん畜生!
US SOLDIER 1: Hotel two-six, I have eyes on individual with RPG, getting ready to fire. We won’t—yeah, we got a guy shooting, and now he’s behind the building. God damn it!

兵士5:違うよ。やつは、照準のすぐ目の前。そう一時の方向。だから、見えないんだ。
US SOLDIER 5: Uh, negative. He was right in front of the Brad, about there, one o’clock. Haven’t seen anything since then.

兵士2:この(ののしりの言葉)。ゲットしたら、撃て。
US SOLDIER 2: Just [expletive]. Once you get on, just open up.

兵士1:撃つさ。
US SOLDIER 1: I am.

兵士4:やつらを視認。4台のハムビ車両に向かっている。そっちにいってるぞ。
US SOLDIER 4: I see your element, got about four Humvees, out along this—

兵士2;見えてるか。
US SOLDIER 2: You’re clear.

兵士1:大丈夫。掃射。
US SOLDIER 1: Alright, firing.

兵士4:撃ち殺したら教えてくれ。
US SOLDIER 4: Let me know when you’ve got them.

兵士2:一斉掃射だ。皆殺しだ。
US SOLDIER 2: Let’s shoot. Light ‘em all up.

兵士1:行くぞ、撃て!
US SOLDIER 1: Come on, fire!

兵士2:撃ち続けろ、撃ち続けろ、撃ち続けろ、撃ち続けろ。
US SOLDIER 2: Keep shootin’. Keep shootin’. Keep shootin’. Keep shootin’.

兵士6:「ホテル」、こちら司令部2-6.こちら司令部2-6。引き揚げるぞ。今!
US SOLDIER 6: Hotel, Bushmaster two-six, Bushmaster two-six, we need to move, time now!

兵士2:了解。8人の敵との戦闘行動に従事。
US SOLDIER 2: Alright, we just engaged all eight individuals.

兵士1:まだ2人いる。掃射を続行。
US SOLDIER 1: We saw two birds. We’re still firing.

兵士2:了解。
US SOLDIER 2: Roger.

兵士1:やったぜ。
US SOLDIER 1: I got ‘em.

兵士3:「6-2」号、こちら「2-6」号。次の任務に移動。
US SOLDIER 3: Two-six, this is two-six, we’re mobile.

兵士2:おっと。ごめん。何が起きているんだ?
US SOLDIER 2: Oops, I’m sorry. What was going on?

兵士1:くそったれたことさ、カイル。
US SOLDIER 1: God damn it, Kyle.

兵士2;ごめん、ハハハ。おれ、撃ったぜ。わからせて、やったぜ。だいたいのところ8人。戦闘で殺したわけさ。RPGにカラシニコフ、持っていた。「ホテル 2-6」号、「クレージホース 1-8」号。
US SOLDIER 2: Sorry, hahaha, I hit ‘em—Roger. Currently engaging approximately eight individuals, KIA, RPGs and AK-47s. Hotel two-six, Crazy Horse one-eight.

兵士1:よく、やったぜ。見よろ、あの野郎どもの死体を!
US SOLDIER 1: Oh, yeah, look at those dead bastards.

兵士2:ナイス、グッドな掃射だぜ。
US SOLDIER 2: Nice. Good shootin’.

兵士1;ありがと。
US SOLDIER 1: Thank you.

兵士2:怪我したのが1人。這って逃げようとしてるぜ。
US SOLDIER 2: One individual appears to be wounded, trying to crawl away.

兵士3:了解。そっちに向かう・
US SOLDIER 3: Roger, we’re going to move down there.

兵士2:了解。撃ち止めだな。
US SOLDIER 2: Roger, we’ll cease fire.

兵士1:そうだな。もう撃たない。おい、あの男、立ち上がっているぞ。
US SOLDIER 1: Yeah, we won’t shoot anymore. He’s getting up.

兵士2:でも、そいつ、武器を持っていない?
US SOLDIER 2: If he has a weapon, though, in his hand?

兵士1:いや、持っていないな。見ていないから。交差点の角に向かって、這っているの、見えるよね。よし、照準に収めた。やつの近くに威嚇射撃したぞ。君らも掃射を加えたようだな。どうなったら見ることにしよう。
US SOLDIER 1: No, I haven’t seen one yet. I see you guys got that guy crawling right now on the curb. Yeah, I got him. I put two rounds near him, and you guys were shooting over there, too, so we’ll see.

兵士3:わかった。了解。
US SOLDIER 3: Yeah, roger that.

兵士4:司令部3-6へ。こちら「ホテル 2-7」。どうぞ。
US SOLDIER 4: Bushmaster three-six Element, this is Hotel two-seven. Over.

兵士3:「ホテル 2-7」、司令部7.どうぞ。
US SOLDIER 3: Hotel Two-Seven, Bushmaster Seven. Go ahead.

兵士4:了解。指揮下にあることを確認したかっただけ。どうぞ。

US SOLDIER 4: Roger. I’m just trying to make sure that you guys have my turf. Over.

兵士3:了解。指揮下にあることを確認。
US SOLDIER 3: Roger, we got your turf.

兵士2:お前さん、何言ってるんだよ。余計なこと言わずに武器を手にしな。
US SOLDIER 2: Come on, buddy. All you gotta do is pick up a weapon.

兵士1:あのバン、どこへ行った?
US SOLDIER 1: Where’s that van at?

兵士2:死体のそばにだ。
US SOLDIER 2: Right down there by the bodies.

兵士1:わかった。
US SOLDIER 1: OK, yeah.

兵士2:司令部、クレージーホース。現場に人が集まっている。たぶん、遺体と武器を回収しに。
US SOLDIER 2: Bushmaster, Crazy Horse. We have individuals going to the scene, looks like possibly picking up bodies and weapons.

兵士1:撃たせてくれ。撃ってもいいか?
US SOLDIER 1: Let me engage. Can I shoot?

兵士2:了解。でも待て。「クレージーホース 1-8」、掃射の許可を求めている。
US SOLDIER 2: Roger. Break. Crazy Horse one-eight, request permission to engage.

兵士3:でも、負傷者を救出してるんだろう?
US SOLDIER 3: Picking up the wounded?

兵士1:そうだけど、おれたち、掃射の許可を求めてるんだ。許可しろよ、撃たせろよ。
US SOLDIER 1: Yeah, we’re trying to get permission to engage. Come on, let us shoot!

兵士2:司令部、こちら「クレージホース 1-8」。
US SOLDIER 2: Bushmaster, Crazy Horse one-eight.

兵士1:やつら、助け出そうとしている。
US SOLDIER 1: They’re taking him.

兵士2:司令部、こちら「クレージホース 1-8」。
US SOLDIER 2: Bushmaster, Crazy Horse one-eight.

兵士4;こちら司令部ー7。続行を許可する。
US SOLDIER 4: This is Bushmaster seven, go ahead.

兵士2:了解。黒のSUV車かボンゴトラックを捕捉。遺体を収容中。掃射の許可を。
US SOLDIER 2: Roger. We have a black SUV—or Bongo truck picking up the bodies. Request permission to engage.

兵士4:司令部ー7、了解。こちら、司令部ー7。了解。戦闘に従事せよ。
US SOLDIER 4: Bushmaster seven, roger. This is Bushmaster seven, roger. Engage.

兵士2:「1-8」、従事します。完了。
US SOLDIER 2: One-eight, engage. Clear.

兵士1:やれ!
US SOLDIER 1: Come on!

兵士2:殲滅、殲滅。
US SOLDIER 2: Clear. Clear.

兵士1:われら、戦闘に従事。
US SOLDIER 1: We’re engaging.

兵士2:掃射しまくり。完了。
US SOLDIER 2: Coming around. Clear.

兵士1:了解。やっているね……。
US SOLDIER 1: Roger. Trying to—

兵士1:完了。
US SOLDIER 2: Clear.

兵士1:聞こえたよ。やつら、見えない。土煙で見えない。
US SOLDIER 1: I hear ‘em—I lost ’em in the dust.

兵士3:いや、見える。
US SOLDIER 3: I got ’em.

兵士2:道路の真ん中にバンが。死体は12人から15人。
US SOLDIER 2: Should have a van in the middle of the road with about twelve to fifteen bodies.

兵士1:そうか、ちゃんと見てくれ。(ヘリの)風防ガラス越しにな、ハハ。
US SOLDIER 1: Oh yeah, look at that. Right through the windshield! Ha ha!

 ⇒ http://www.democracynow.org/2010/4/6/massacre_caught_on_tape_us_military

Posted by 大沼安史 at 08:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-03-31

〔NEWS〕 イラン大統領 「9・11は大きな陰謀」と明言

 ロイター電によると、イランのアフマドネジャド大統領は29日、「9・11」について、「大きな陰謀(ビッグ・ファブリケーション)」と述べた。

 同大統領はことし1月、「9・11」を「怪しい」と言っていたが、今回はさらに踏み込んだ。

 オバマとサルコジによるイラン制裁強化合意の動きに反発しての発言のようだが、国家元首が「9・11」をここまで言い切ったのは、恐らく初めてではないか。

 ⇒ http://www.reuters.com/article/idUSTRE6251AO20100306

Posted by 大沼安史 at 05:29 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-03-25

〔NEWS〕 イタリアで「紫人間」運動 盛り上がる ネットで連帯する「スミレ色の怒り」 目指すはベルルスコーニの追放

 今月28、29日に行われるイタリアの統一地方選挙を前に、「紫人間(  il popolo viola )」運動という、新タイプに政治運動が盛り上がっている。

 本部の事務所もなければ、党首もいない、フェースブックやトゥッターでつながる、ネット運動。ローマの街中に駐車中のオンボロ・キャンピングカー内の一台のノートパソコンによって組織された、まったく新しいタイプの政治運動だ。
 
 なぜ、紫(といっても、赤紫ではなくて、スミレ色=青紫)なのかも、よくわからない。既成政党が使っていない色だから、という説もあるが……。

 目指すは、スキャンダルにまみれたベルルスコーニ首相の追い落とし。

 イタリアでは昨年12月、ローマでの「ベルルスコーニは要らないデー」のデモに25万人が参加。この3月13日にも同じ規模のデモが行われるなど、追放運動が盛り上がっている。

 デモに参加した「紫人間」たちは、スミレ色の服を着て、現政権への抗議の声を上げた。

 「紫人間」の現登録者数は、25万7000人だが、政治的な影響力を人員数で判断してならない。民衆の垣根を越えた、連帯運動だから、裾野は広大である。

 日本でも、わざわざ政党をつくるのではなく、こうした狙いを定めた、シングル(ダブルでもトリプルでもOK)・イッシューの政治運動づくりは可能なはず。

 たとえば、通貨取引税の創設とか、炭素税の民衆直接還元とかといった目標を掲げ、シンボルカラーを立てて民衆運動を立ち上げ、賛成する候補者に投票してゆく……。

 「非核3原則の法制化」なら、9条のある日本の美しい姿を目指すものだから、「桜人間(il popolo ciliegio)」運動、なんて、どうだろう?!

 ⇒ http://www.workersliberty.org/story/2010/03/18/italys-purple-populism 

   http://www.independent.co.uk/news/world/europe/purple-protests-on-streets-of-rome-1926996.html

  http://www.facebook.com/pages/Il-popolo-viola/196502997854

  公式サイト ⇒ http://www.ilpopoloviola.it/

Posted by 大沼安史 at 07:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米国人の投資コンサルタントを拉致・監禁 返済迫る ドイツの年金生活のお年寄りグループに有罪判決

 米国人の投資コンサルタントを監禁・拉致し、「お金を返せ」と迫った、ドイツのお年寄りグループ4人に対し、ドイツ南部・トラウンスタインの地裁が23日、有罪判決を下した。

 4人の被告(夫婦2組、ほかにもう1人が犯行に加わったが、病気で不起訴)は、いずれも年金生活者。
 このうち、リーダーの74歳の男性(ローラント被告)には懲役6年の実刑判決が下った。この男性の妻(80歳)は執行猶予1年半。
 もう1人の男性(ウイリー被告、61歳)は懲役4年(実刑)、その妻は1年9ヵ月の執行猶予判決だった。

 お年寄りたちが「投資」で失った「被害額」の総額は、ざっと3億円(=340万ドル=250万ユーロ)。

 余生を過ごす「虎の子」が消えたのだから、「返せ」と迫る気持ちは分かるが、このお年寄りたち、怒りにまかせて、実力行使=犯行に及んでしまった。その手口がけっこう荒っぽかったことから、地元では「年金ギャング(シュピーゲル誌)」とも。

 「年金ギャング」に拉致・監禁されたのは、ジェームズ・アムバーン(57歳)という米国人投資コンサルタント。

 アムバーン氏は1990年代の終わりから、フロリダを拠点に不動産投資を開始、ドイツ語に堪能なことから、ドイツで出資者を募っていた。
 初めのうちは順調で配当もけっこうな額に上ったというが、米国の不動産バブルが弾けたのをキッカケに、2005年以降、経営難に。

 「虎の子」を預けていた被告たちとの間で、出資金の返済をめぐってトラブルになった。

 で、事件が起きたのは、昨年(2009年)6月。
 ドイツの南西部、シュパイヤーにある邸宅に、ローラントとウイリーの2人がアムバーン氏を訪ねた。

 アムバーン氏は不在。そこで2人は氏の帰りを待ち、パブから帰宅したアムバーン氏を地面に倒し、粘着テープでサルグツワをはめ、体をぐるぐる巻きに。
 手押し車のボックスに押し込んで、それをズタ袋で包み、離れた場所に停めてあった銀色(シルバー!)に「アウディ」まで移動、アウバーン氏をトランクに積み込んだ。

 2人はそのまま車を走らせ、500キロ離れた、ドイツ南東部、キーム湖畔にあるローラント被告の別荘を目指した。

 途中、アムバーン氏はトランクの中で粘着テープを外し、置いてあったバールで車体を内側から乱打。これに気づいたローラント被告はトランクを開けて、アムバーン氏を殴りつけ、あばら骨2本を骨折させたそうだ。

 アムバーン氏がキーム湖の別荘に監禁されていたのは、4日間だけだった。
 「金を返す」ふりをして、スイスの銀行へファクスを送り、その中に、かんたんな暗号(不明)で「警察に通報してくれ」とのSOSを仕込んだのだ。

 それから数時間も経たないうちに、キーム湖の別荘は、ドイツの対テロ特殊部隊に包囲されたという……。

 アムバーン氏はファクスで「救援」を求める前に、一度、逃げ出したことがある。雨の中、パンツ一丁で飛び出し、リゾート地の通りで「ヘルプ!」と叫んだが、2人に車で追いつかれ、「こいつは泥棒だ」ということになって連れ戻されたそうだ。

 「こいつは泥棒だ!」――なるほど、「年金ギャング」の主張にも、一理はある。アムバーン氏の場合は「合法」とはいえ、「年金生活者」を狙ったハゲタカのそしりを完全に免れるものなのかどうか?……

  "spektakulären Fall von Selbstjustiz"――ドイツのお年寄りたちによる「自己正義のスペクタクル事件」は、さまざまな教訓と反省点を遺したと言える気がする。
    

 AP ⇒ http://www.theaustralian.com.au/news/world/kidnap-of-adviser-brings-jail-for-retirees/story-e6frg6so-1225844943129

 DW(英文) ⇒ http://www.dw-world.de/dw/article/0,,5383084,00.html

 インディペンデント ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/europe/jailed-pensioner-gang-who-kidnapped-financial-adviser-1926172.html

 シュピーゲル ⇒  http://www.spiegel.de/wirtschaft/soziales/0,1518,685248,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:55 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-03-22

〔NEWS〕 米下院 医療保険改革法案を可決 日系3世の民主党 ドリス・マツイ議員が締めくくりの賛成演説

 オバマ大統領が内政の最重要課題としてきた医療保険改革法案が21日夜の本会議で、賛成多数で可決した。
 日経新聞 ⇒ http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E0E2E2E18DE0E0E2E1E0E2E3E29F9FEAE2E2E2;at=ALL
 ニューヨーク・タイムズ ⇒ http://www.nytimes.com/2010/03/22/health/policy/22health.html?hp

 締めくくりの賛成演説を行ったのは、カリフォルニア(サクラメント)選出の民主党下院議員、ドリス・オカダ・マツイ議員だった。
 ⇒ http://www.matsui.house.gov/index2.php?option=com_content&do_pdf=1&id=2204

 ドリス・オカダ・マツイさんは日系3世。1944年にアリゾナ州ポストンの日系人収容所で生まれた。カリフォルニア州立大学のバークリーで心理学を専攻。Wiki ⇒  http://en.wikipedia.org/wiki/Doris_Matsui

 亡くなったご主人のロバート(ボブ)・マツイ議員のあとを継いで、2005年に下院議員になった。

 僕はアメリカの医療保険改革に基本的に賛成する一人だから、日系人のドリス・マツイさんが審議の締めくくりで、最後の賛成演説をしたことが、すなおに嬉しい。

 で、ちょっと彼女のことをネットで調べてみたら、お父さん(2世)はイチロー・オカダといって、ライター(物書き)だったことが分かった。

 まさか、日系アメリカ人の戦争体験を書いた有名な小説、昔、読んだ記憶のある、「ノーノーボーイ」の著者、ジョン・オカダのことかと思ったら、違った。でも、関係、あるかも知れない。

 上記のニューヨーク・タイムズの記事も、彼女の言葉を引用していた。

 可決した法案は、「アメリカの家族、数百万人の生活の質を高める」と。

 下院を通った法案は、オバマの言うように、「ラジカルな変革ではないが、主要な改革である」ことはたしかだ。

 ドリス・マツイ議員の今後のご活躍を祈る。

Posted by 大沼安史 at 08:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 社・共・緑 女性党首トリオ サルコジを粉砕

 フランスの選挙で、社会党、共産党、緑の党の「左派連合」が、サルコジの右派に圧勝した。
 共同通信 ⇒ http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032201000011.html

 3党の党首は、いずれも女性。
 社会党:マルティーヌ・オブリー
 共産党:マリー・ジョルジュ・ビュフェ
 緑の党:セシル・デュフロ

 3人そろい踏みの連帯写真は、 
 ⇒  http://www.parti-socialiste.fr/articles/la-gauche-rassemblee-conference-de-presse-de-martine-aubry-cecile-duflot-et-marie-george-bu

 日本にも新しい政治の流れをつくりださなければ……。

         △   ▼   △   

 僕が今、できたらいいな、と思うのは、若者・女性・老人を中心とした新党を軸(接着剤)とする、保革を問わない、世直し護憲連合だ。

 新党の名前も一応、考えている。

 「連帯・日本」……

 

Posted by 大沼安史 at 06:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク開戦7周年 ホワイトハウスへ抗議デモ シンディー・シーハンさん 逮捕

 イラク開戦(2003年3月18日)7周年で、19日、「数千人」(主催者発表、1万人)の人々がホワイトハウスに対し、平和的な抗議行動を行った。

 「棺」をホワイトハウスの前に置いて、イラク・アフガンからの即時撤退を求めた。

 息子のケイシーさんをイラクで失った「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが「ホワイトハウスの戦争犯罪者とのハネムーンは終わった」と、ブッシュ路線を引き継ぐオバマ大統領に「三行半」を突きつけた。

 彼女の決別宣言に対する、デモ参加者の「拍手」は「ほどほど」だった。オバマに、まだ期待をかけたい、というのだろう。

 ホワイトハウスの敷地に入ったとして、シーハンさんを含む8人が逮捕された。 
 
 米軍を、イラクやアフガンの「敷地」内に、勝手に送り込んでいるのに……。

 プロテストは、ニューヨークのタイムズ広場でも行われた。数十人が米軍のリクルートセンター前で抗議。「怒れるおばあちゃん」グループは、「♪ この国は壊れた、アホな戦争のおかげで」と反戦歌を歌った。

 ロスやシスコでも数百人規模の抗議が行われた。 

 ⇒ http://www.commondreams.org/headline/2010/03/20-5

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2010-03-21

〔NEWS〕 南ア・シャープヴィルの悲劇 50周年

 アパルトヘイト下の南アフリカで起きた「シャープヴィルの悲劇」――。

 移動の自由を奪う人種隔離政策に抗議する黒人住民に対して白人警官が銃撃を加え、69人が死亡、180人が負傷した、大虐殺事件だ。

 1960年3月21日、ヨハネスブルクの南、約50キロ、シャープヴィルで起きたこの事件は、アパルトヘイトの残虐に世界の目を向け、歴史を変える原点になった。

 アパルトヘイト体制が崩壊した2年後の1996年、ネルソン・マンデラは、シャープヴィルの競技場で、新憲法に署名した。

 記念日のこの日、3月21日は、現在、南アの「人権の日」になっている。

 その、シャープヴィルの現在を取材した記事が英紙ガーディアンに、スライドショー(写真)付きで出ていた。(警告:虐殺現場の写真が出ています)

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2010/mar/19/south-africa-sharpeville-massacre-anniversary

 生き残った元学生活動家が言った。「警官の射撃で死体が転がったあと、空に黒雲が出て、15分間、雨を降らせた。雨は死体の血を洗い流した……」
 

 当時、16歳の女性は、いま76歳。
 身重の体を撃たれたが、無事出産したそうだ。

 普段着で抗議する民衆に対する無差別銃撃だった。

 それから半世紀――。

 住民の貧困は改善されない。先月、タイヤを燃やす抗議行動があったそうだ。

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2010-03-16

〔NEWS〕 ジェシー・ヴェントゥーラ氏の「9・11 WTC 爆破疑惑」の記事を、ハフィントン・ポストが掲載後に削除 

 ジェシー・ヴェントゥーラ氏、58歳。米国のミネソタ州の元知事。元プロレスラー。米海軍特殊部隊「シールズ」元隊員。  Wiki ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Jesse_Ventura 
 
 政界引退後は、テレビ番組で、アラスカに配備された「電離層ヒーター=統合物理学兵器 HAARP」の謎に迫る( ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=uZOt29NR0FY )など、「アメリカの陰謀」を告発している人。

 そのヴェントゥーラ氏が、近著『アメリカの陰謀(American Conspiracies)』の発刊に合わせ、アメリカで人気のネット・ジャーナリズム、「ハフィントン・ポスト(The Huffington Post)」(略称、「ハフポ」)に、「何人かの人々にとって、9・11に起きた出来事の探究は終わっていない(For Some, the Search for What Happened on 9/11 Isn't Over)」を載せた。

 それが、間もなく、「ハフポ」の編集方針に合わないとして、急遽、削除されたことが今、波紋を広げている。
 
 アメリカの主流メディアは、なぜか「9・11」疑惑に対して口を噤んでいる。そんな中で起きた、今回の「削除」劇……。自己検閲? 「ハフポ」よ、お前もか?――というわけである。

 で、その「幻のハフポ記事」とはそもそも、どんな内容のものだったか?

 カナダの「グローバル・リサーチ研」のサイトに「再掲」( ⇒ http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=18100
 )されたものを見ると、「世界貿易センタービル(WTC)」(1、2.7号棟)の「崩壊」が「爆破」によるものではないか、と疑問を提起したものだった。

 ・ WTCは建設当時、最大の航空機だったボーイング707型機(エンジン4基)が時速600マイルの速度で突っ込んでも耐えるように設計されていた。9・11に衝突した航空機はエンジン2基、衝突速度は440、550マイルに過ぎなかった。

 ・ 現場から、超高性能爆薬の「ナノ・サーマイト」が、コペンハーゲン大学のニルス・ハリット教授らによって発見された。ハリット教授らは「オープン化学物理ジャーナル」に論文を発表。「崩壊」は「爆破」によるものと見ている。

 ――など、「周知」の「事実」に基づき、疑問を投げかけただけの記事だったが、にもかかわらず、「削除」の憂き目にあってしまった。

 果敢さが売り物だったはずの「ハフポ」までも……先日の藤田幸久議員へのワシントン・ポスト紙の「社説・個人攻撃」といい、アメリカでは「9・11」に蓋しようとする巨大な力が、どうも働いているようだ。 

 「9・11」の虚構が崩れれば、「対テロ永久世界戦争」の根拠も消えるわけだから、アメリカの「闇の権力」としては必死の押さえ込みを続けるしかない。

 ヴェントゥーラ氏の近著、『アメリカの陰謀』が、今日、アメリカから届いた。全14章。リンカーンの暗殺に始まり、マルコムX、キング師らの暗殺、政府の麻薬取引関与、「盗まれた大統領選」、「ウォールストリートの陰謀」、9・11、さらには「アメリカ・デモクラシーを終える秘密計画」と、「定番?疑惑」のそろい踏みである。

 来年、2011年の「9・11」10周年のヤマ場に向け、ヴェントゥーラ氏の動きにも目を離せなくなった。

 無事の健闘を祈る!

Posted by 大沼安史 at 07:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-03-11

〔NEWS〕 米下院 アフガン撤退決議を否決 若きケネディ議員 取材にも来ない報道陣を「侮蔑に値する」と痛烈批判

 米連邦議会下院は10日、デニス・クチニチ議員(民主、オハイオ)が提案したアフガンからの米軍撤退決議を、365-65の圧倒多数で否決した。

 ⇒  http://www.commondreams.org/headline/2010/03/10-10

 下院の審議は2時間半に渡って続いたが、この中で、パトリック・ケネディ議員(民主、ロードアイランド)は、取材にも現れない報道陣を、以下のように、痛烈に批判した。

 「ここいるプレスは1人、2人、それしかいなじゃないか。エリック・マッサ(下院議員、スタッフに対する性的ハラスメントをした)のことは、24/7(24時間、一週間ぶっ続けで)、テレビで報道している。今、われわれは(もっともっと大事な)戦争と平和を議論しているんだ。30億ドル。1000人もの米兵が死んでいるのに、ここにプレスはいない、プレスはいない!」

 「アメリカの民衆が怒っているのはなぜか、分かっているのか? 自分たちが選出して送り出した議会がしていることを何も見ていないからだよ。プレスのせいだ。アメリカ合衆国のプレスは国民的に最も重要な問題を取材していない。この国のために犠牲になった人たちを忘れている。米国の報道界よ、お前たちは今、侮蔑に値する」

 ⇒ http://www.huffingtonpost.com/2010/03/10/patrick-kennedy-press-cor_n_493848.html

 セックススキャンダルは取り上げるが、アフガン戦争の議会審議は、どうせ否決されるから、と取材もしない、というアメリカの主流メディアの、この堕落ぶり!

 下院議場で怒り狂ったパトリック・ケネディ議員とは、亡くなったテッド・ケネディ上院議員の息子さんである。
 ケネディ一族のエースだ。(ほかにも、暗殺されたロバート・ケネディの息子さんも、市民運動家として活動している)

 アメリカ主流メディアの無力は今に始まったことではないが、とくに「9・11」以降はひどい状況だ。

 「イラク戦争」など「世界テロ戦争」という「永久戦争」が開始されてからというもの、踏み込んだ取材はあまり見られない。

 先日など(8日)、ワシントン・ポスト紙が「9・11のファンダジーを抱く日本の指導的政治家」なる論説を掲げ、民主党の藤田幸久参議院議員のことを個人攻撃していた。
 ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/07/AR2010030702354.html?sub=AR

 ブッシュのポチ論説委員? みっともないったら、ありゃしない!

 藤田氏には、僕も2度ほどお目にかかったことがあるが、誠実な、常識をわきまえた、教養のある(政治家には珍しい?)紳士である。

 藤田氏は「9・11は陰謀だ」といっているのではなく、不可解な部分が多すぎる、納得の行く解明を、と呼びかけているだけだ。それが結局、アメリカのためにもなると。

 ワシントン・ポストもかつては、サツ回りの事件記者2人組がかぎまわって、あのウオーターゲート事件を暴いたことがあるのだから、世界中からわき上がってる、「9・11」の真相究明を望む声に応えてはどうか!

 

Posted by 大沼安史 at 07:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-03-10

〔ハイチ NOW〕 雨季 近づく 疫病蔓延の恐れ

 ハイチは数週間後に雨季を迎えるそうだ。

 独誌シュピーゲルは言う。首都ポルトープランスはさならが、ひとつの巨大な難民村と化している。そして全国では、赤十字社調べて130万人もの難民。

 大雨が始まり、汚物が溢れ出すと、チフスや赤痢などが大流行する恐れがある。「際限なく」流行する恐れがある。

 自衛隊員もたいへんだ。でも、がんばってほしい。無事の活動を祈る。
 
⇒  http://www.spiegel.de/panorama/gesellschaft/0,1518,682418,00.html

Posted by 大沼安史 at 05:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-03-04

〔NEWS〕 トヨタよ、「水素自動車」でリベンジせよ! 車の「事故」はアメリカの得意技の陰謀だ あの9・11 「お手伝いさんは見ていた!」を想起せよ!

 最近の「朝日」(わが、なお敬愛する)船橋洋一主筆の「日米、奇跡の同盟」論コラムは、悲しすぎるほど、切ないほど、読むに耐えない(おそらく、自分でも分っていると思うけれど……)。
 でも、彼の今日の「トヨタ問題」に関するコラムの最後の部分は、よかった!

 「トヨタに求められているのは……化石燃料からの決別という決断である」

 まさしく、その通り。

 日本はすでに「水」で車を走らせるテクノロジーを開発している。
 ⇒ http://interactive.zogby.com/fuse/messageview.cfm?catid=27&threadid=7495

 それがなかなか「実用化」されないのは、日本における(石油メジャーにつながった)既得権益(旧」・石油公団)の妨害があるせいだ。

 この「既得権益」につながった勢力が、日本の「水素自動車テクノロジー」を闇に葬ろうとしている……(おそらく)。

 そんな折、突如、浮上した、今回の「トヨタ問題」!

 「ハイブリット車」憎し、の米保守派の過剰反応だが、船橋主筆の言うとおりである。トヨタよ、こうなったら水素自動車開発=実用化で、諸悪の根源である、軍産複合体の一翼を担う石油メジャーをたたきつぶそうではないか!

 ジェームズ・ハンセン博士の言うとおり、地球温暖化は待ったなしなのだから、石油を一滴もつかわない、「水」をエネルギーにした、エコカーの生産に全力を挙げたらいい。

 復讐を、全人類になりかわって、徹底的にやりきればいい。

 ついでにもうひとつ、トヨタの豊田社長に一言、申し上げると、米国というところは、ミステリアスな「車の事故」(そして航空機事故)の「メッカ」である、ということだ。

 一例を挙げよう。
 あの「9・11」で、ブッシュ大統領の実弟(マービン・ブッシュ)のベイビーシッターをしていたお手伝いさんの62歳の女性が、ミステリアスな「事故死」を遂げているのだ。

 聞けば、マービン・ブッシュが経営する会社は、あの世界貿易センターの電子セキュリティーを担当していたという。

 豊田社長よ、もはや臆することはない。
 言ってあげなさい。やつらをビビらせるのだ。
 朝日の船橋主筆の言うとおり、言っておあげなさい。

 トヨタはこれを気に、脱石油の水素自動車の世界普及に全力を挙げます」と。 

⇒  http://www.youtube.com/watch?v=bvay28lZiHU&feature=player_embedded#at=105

   http://playtoh.wordpress.com/2006/10/18/who-was-bertha-champagne/

    http://interactive.zogby.com/fuse/messageview.cfm?catid=27&threadid=7495

Posted by 大沼安史 at 08:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-03-01

〔NEWS〕 エッフェル塔先端で風速173キロを観測 仏山岳部で最大200キロにも ハリケーンがフランスを直撃

 欧州西部を襲ったハリケーンは猛烈な暴風を伴うものだった。

 英紙インディペンデントによると、28日、フランスを直撃したハリケーンで、パリ・エッフェル塔先端の風速計は、風速(時速)108マイル(172.8キロ)を観測。
 また、フランスのネット報道では、山岳部の風速は200キロにも達した。
 
 1999年以来の超大型のハリケーン。
 地球温暖化は、嵐をさらに凶暴なものにしている……。

 フランスの報道 ⇒  http://www.20minutes.fr/article/387790/France-Xynthia-catastrophe-nationale.php

 インディペンデント紙 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/europe/atlantic-storm-kills-55-as-it-rages-across-europe-1913789.html

  東京新聞 ⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030102000191.html

Posted by 大沼安史 at 04:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-28

〔NEWS〕 バンクーバー発 5大陸に広がれ 炭素税の輪 

 先に紹介した、ジェームズ・ハンセン博士の警世の書、『私の孫たちを襲う嵐』から、「炭素税」にからむ大事な話を、もうひとつ。

 博士によれば、冬季五輪が開催中のカナダ西海岸、バンクーバーのある「ブリテッシュ・コロンビア(BC)州」は、「炭素税」を導入した先進地なのだそうで。

 中道右派の州政府政権が、ガソリン等化石燃料の消費に課税する炭素税導入を表明したのは、2008年2月のこと。実際の導入は、その年の7月。たった5ヵ月の早業だった。

 昨年(2009年)5月の州知事選挙で「存廃」が争点となったが、現職が勝利。存続が決まり、今に至っている。
 反対していた野党も、支持を表明したそうだ。

 なぜ、BC州民は「炭素税」に「イエス」と言ったのか?
 それはそれによって所得税が減税になるからだ。

 ハンセン博士の「炭素税提案」は、すでに述べたように、もっとラジカルだが、基本線はBCの炭素税の理念と同じである。

 日本では神奈川県で検討が始まっているが、うごきがにぶい。

 日本のバンクーバー五輪取材班には、閉会式のあと、すこしBC現地にに居残ってもらって、ぜひとも、「炭素税」の好調な飛翔ぶりを取材してもらいたいものだ。 
 

  BCの炭素税選挙については ⇒  http://greeninc.blogs.nytimes.com/2009/05/14/british-columbias-carbon-tax-survives/

  神奈川県 炭素税を検討 ⇒ http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kankyokeikaku/cool/lpro6.html

Posted by 大沼安史 at 05:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-27

〔NEWS〕 負けるな日本! 「ジャパン・バッシング」に対し、米国から連帯の声 米国債を売って、在日米軍基地を見直せ!

 TOYOTAを公聴会でさらしものにするなど、米国のジャパン・バッシングが続いている。そんな中、負けるな日本!――と声援をおくる米国人ブロガーが現れた。

 マイク・ウィトニーさん。(ワシントン州在住のフリーランスの方らしい)
 その最新の記事、「鳩山首相はどうやったら、“ジャパン・バッシング”を止めることができるか」が、いろんなサイトに「転載」されて、注目を集めている。

 マイクさんはトヨタに対し、修理と補償に全力を傾けるよう求めるとともに、米国内で環境汚染・破壊を続ける米国企業を見逃し、イラクでは戦争で100万人もの人々を殺害した自国、連邦議会の姿勢を厳しく批判。

 鳩山首相に対して、
 ①保有米国債を毎週5%のペースで売却し続ける②在日米軍基地問題を見直す(存続を考える)委員会を設ける、など、対抗策をとるよう提案している。

 マイクさん、いわく。「日本は国として名誉を守る必要がある」。

 連邦議会のとくに石油メジャーの影響下にある共和党の議員らは、脱石油のハイブリット車を走らせているトヨタが気に入らないのだろうな。

 あのゴーマンな日本たたき。そのどこに、「奇跡の日米同盟」があるのか?…… 

⇒  http://www.informationclearinghouse.info/article24865.htm

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〔NEWS〕 米国の建築家らが「9・11 世界貿易センター(WTC)#1・2・7の倒壊」で、連邦議会に再調査、真相究明を要求

 米国の建築家・技術者でつくる「9・11の真実のためのA&E(アーキテクツ&エンジニーアズ)」が、WTCの倒壊の真相を究明するため、独立した調査を求めて、連邦議会に対する請願活動を展開している。

 すでに1072人の建築専門家が署名。ほかに大学の建築学科の学生など7042人が賛同の署名を行っている。

 同組織は、サンフランシスコの建築家、リチャード・ゲイジ氏が創設したもので、専門的な立場から、WTCの北棟(1号棟)、南棟(2号棟)、7号棟の3棟の倒壊は、「爆破」によるものと見ている。

 WTCはデトロイトを拠点に活躍した日系の世界的な建築家、ミノル・ヤマサキ氏の設計による。
 飛行機の体当たりで、全面的に崩れ落ちるような、もろい構造ではなかったはずだ。

 日本の建築専門家も、専門家として、意志表示をするなり、なんらかのアクションを起こすべきだろう。

 来年は「9・11」10周年。

 ⇒ http://www.ae911truth.org/

 付記 デトロイトの近くに「アップランド・ヒル・ファーム・スクール」というフリースクールがあって、いちど訪ねたことがある。

 ミノル・ヤマサキ氏のお嬢さんのケイティーさんもかかわっていた。

 平和を大切にする人々だった。

 ミノル・ヤマサキ氏の記念碑的建築を「爆破」した者らよ、出て来い!

 
  ★ 参考 WTC北棟(1号棟)の「爆破」崩壊映像 

 ミネソタ大学ダルース校の名誉教授、ジェームズ・フェッザー氏(科学哲学、「9・11の真実を求める学者たち」創始者)らが指摘するように、タワーの手前の角に近い部分などで、下に向かって連続的に爆発が起きている。
⇒  ⇒  http://www.youtube.com/watch?v=7VmOQg2_DBU&feature=player_embedded# 

Posted by 大沼安史 at 07:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-23

〔NEWS〕 「日本のデモクラシーを尊重せよ!」 「沖縄」基地問題で米国の市民組織、「正義の外交」が運動を開始

 米国の市民組織、「正義の外交」が、沖縄の「普天間」問題で、日本の民主主義の声を尊重せよ、と、オバマ大統領、連邦議会へのアピール運動を繰り広げている。
⇒  http://salsa.democracyinaction.org/o/1439/p/dia/action/public/?action_KEY=2237

 頼もしい限りのことだ。

 日本では外務省と、その手先と化した大マスコミによって、「外交の継続性」「日米同盟の強化」の大合唱が続いているが、アメリカの草の根から、こういう「まともな声」が出ていることは、どうしたわけか、一切、報じていない。

 情けないというか、恥ずかしい、限りである。

 恥ずかしいといえば、岡田外務大臣、ほんと、恥ずかしい、というか、かわいそうだったなあ。

 オーストラリアで、「南氷洋・日の丸・大量捕鯨」問題に対し、どれだけ反発があるか、外務省から、ちゃんと知らされずに、「歴訪」を始めたんだよな。

 現地の世論を動向を、いちはやく本国政府に伝えるのが、(国民の税金で維持されている)外務省の務めだろうに。(あの真珠湾攻撃前の、「最後通牒」をきちんと手渡せなかった、あのずさんな仕事ぶりが思い出される!)

 ついで言えば、「トヨタ」も、ほんとに気の毒だなあ。アメリカが「トヨタたたき」をどう仕掛けようとしているか、外務省から何の警告も受けていないわけだから。(何のために北米局があり、大使館があるんだ!!! 全員、キャリアはクビだ!!!)

 で、話を戻して、岡田外相にお願い!

 岡田さん、「沖縄」に関し、アメリカでも「日本のデモクラシーの判断を尊重せよ」という声が高まっているのだから、海兵隊は今すぐ、日本&沖縄から出ていきなさい、と言いなさい。

 それが主権(デモクラシー)国家の外務大臣というものでしょう? 違いますか? 

Posted by 大沼安史 at 06:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-02-22

〔ビデオ NEWS〕 チョスドフスキー教授が予言 米・NATO・イスラエルが対イラン攻撃へ 中国・ロシアを巻き込む「第3次世界大戦」の恐れ

 カナダ・グローバル・リサーチ研のM・チョスドフスキー教授が20日、ロシアの英語衛星テレビ、「ロシア・ツデー」に出演し、

 ① 米・NATO・イスラエルがイラン攻撃に向けて、態勢を整えている 

 ② 中国・ロシアを間接的に狙ったもので、「第3次世界大戦」の可能性をはらんでいる

 ③ 戦争準備態勢は2004年に始まり、「イランの核」を世界の脅威とするキャンペーンを進めてきた

 ④ 中東は石油の6割、イランは1割を埋蔵している戦略的な地域。狙いは石油だ

 ――などと指摘、対イラク攻撃に「ミニ核」が使用される恐れもあると警告した。

 信頼すべきチョスドフスキー教授(オタワ大学)が、ここまで公然と「開戦を予告」したのは、僕の知るところ、これが初めて。要警戒である。

 米・NATOが「対イラン攻撃」を既定のこととして準備をしている――と考えると、オバマの「アフガン増派」のほんとうの狙いが見えてくる……。

⇒  http://www.youtube.com/watch?v=C4p1kD8CZX8&feature=player_embedded

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2010-02-18

〔NEWS〕 年金運用損 なんと9兆6670億円! なのに、独法理事長(日銀出身)は多額のボーナスをゲット! ウォールストリートのハゲタカに「投資一任」!

 厚生年金、国民年金の積立金を管理・運用している「年金積立金管理運用独立行政法人(管理運用法人)」が平成20年度に出した運用損が、なんと「9兆6670億円」に達していたことが、同法人のネット公開資料で判明した。

 「9兆円」とも「10兆円」ともいわれていた「運用失敗」の、国民への付け回し額が、これでハッキリした(もちろん、公表された数字が「正確」であることを前提とした話だが……)。

 ざっと、9兆7千億円……天文学的な損失である。

 にもかかわらず、日銀出身の理事長は、平成20年度に1986万4千円もの高給をはんでいる。うち賞与(ボーナス)は563万3千円。

 これだけ運用損を出しながら、高額なボーナスを懐にするとは恐れ入った。

 本来ならクビ=解雇ものだと思うが、いかがなものか?
 所管の長妻厚生大臣にうかがいたいものだ。

 同法人の「平成20年度業務概況書」をさらに詳しく眺めて、またも愕然とした。「運用受託機関」に、ウォールストリートのハゲタカどもが名を連ねているではないか!

 ゴールドマン・サックス(GS)、JPモルガン……

 GSは言うまでもなく、今回のギリシャ国家財政破綻危機で、財政赤字隠しをした張本人として、国際社会から指摘されている、トンデモ・ハゲタカである。

 そんなところに「投資一任」(同、92頁)していたというのだから、あいた口がふさがらない。

 理事長の川瀬隆弘なる人物は、日銀の企画局長をした人物。理事には、厚生労働省健康局総務課長をしたキャリア官僚が出向者として名を連ねている……。

 あなたがたは、「投資一任」しただけのこと、私たちには責任はありません、と言い張るおつもりか?

 われわれ国民はコツコツ年金を積み立てているのだ。積み立て期間が足りないと、積み立てした分をゴッソリ、国にもっていかれたりもしている。

 こういう不正義を、長妻大臣よ、あなたは今後とも見過ごすおつもりか?

 年金を払わないというなら、積み立てた分を返しなさい!

 9兆7千億もアナを開けた、独法幹部に責任をとらせ、退職金を含め、報酬を年金基金に返すように言いなさい!

  それが社会正義というものではありませんか?

 (まさか、国民のトラの子・年金基金が役所の「特別会計」の赤字隠しに使われている、なんてこと、ないでしょうね?!……)

 ⇒ http://www.gpif.go.jp/index.html 

    http://www.gpif.go.jp/kanri/pdf/kanri03_h20_p04.pdf

 
 

Posted by 大沼安史 at 07:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-17

〔NEWS〕 ドバイ警察 ハマス指導者のホテル暗殺事件 一部始終をビデオで公開

 湾岸のドバイの超高級ホテルで、1月19日夜、ハマスの指導者が、何者かに暗殺された事件で、ドバイ警察は、ホテルや空港などを監視カメラによる、犯行グループの映像を公開した。

 犯行グループは、暗殺実行チーム(2人1組)を2チーム、作戦の監視チームを3チーム、投入するなど、組織的な連係プレーで、イスラム過激派、ハマスの指導者、ハマムード・アブフー氏(50歳)を、ドバイの最高級ホテル、アル・ブスタン・ホテルの「230号室」で殺害した。

 警察の検死では、同氏は、脳内血圧の急上昇で死亡したとされる。どのような手口で、殺害されたかは明らかにされていない。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、アブフー氏はシリアを拠点として活動していたハマスの指導者で、軍事部門のリーダーのひとり。これまでイスラエルの暗殺の企てを何度も潜り抜けて来た人物だった。

 暗殺されたアブフー氏がドバイの空港に到着し、入国手続きを済ませたのは、空港の監視カメラによると、1月19日午後3時20分。

 同氏は同3時25分、空港近くのアル・ブスタン・オテル、230号室にチェックインした。

 同氏のドバイ入りを、暗殺グループは事前に察知しており、犯行(午後8時27分前後)の8時間ほど前から、活動を始めていた。

 暗殺グループのリーダー格とみられるのが、ガイルという女性とケヴィンという男性(英紙インディペンデントによると、英国籍の実在に人物のパスポートを所持していたらしい)。

 ドバイ入りするなり、アル・ブスタン・ホテルの近くのホテルにチェックイン、ショッピングセンターで、他の暗殺チームと合流し、作戦を開始した。

 監視チームを3チーム配置し、アル・ブスタン・ホテルの「230号室」の真向かいの「237号室」を確保。

 暗殺実行犯の2チーム(計4人)が、一時外出からホテルに帰って来たアブフー氏の部屋に侵入。殺害したあと、ドバイ空港から全員、出国した。

 アブフー氏が遺体で発見されたのは、翌20日の午後1時半だった。

 水際立った犯行の手口からみて、イスラエルのモサドの仕業と見られる。

 ドバイはイランとの関係も深い「窓口」で、アブフー氏はイラン関係者と接触したものとみられる。

 英紙インディペンデントによると、ドバイはイランの国際金融の窓口の役割を果たしており、それが米国の怒りを買って、先の金融危機に追い込まれた。

 まるで、ジョン・ルカレのスパイ小説を地で行ったような、暗殺事件。

 こんなことを、イスラエルはいつまで繰り返して行こうというのか。 
 

⇒     http://thelede.blogs.nytimes.com/2010/02/16/assassins-of-hamas-official-caught-on-tape-dubai-says/?scp=1&sq=Dubai%20killing&st=cse

       http://www.nytimes.com/2010/01/30/world/middleeast/30dubai.html

Posted by 大沼安史 at 09:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-15

〔NEWS〕 その名も弱きを助ける「ロビン・フッド・税」 世界の経済学者が緊急導入を提唱 日本流に言ったら「遠山の金さん・税」ってことかな?

 英紙インディペンデント(電子版、15日付)に、「桜吹雪」が目に浮かぶ、痛快な記事が載っていた。

 ハーバード大学から京都大学まで、全世界およそ350人の経済学者たちが、通貨など国際的な投機に対して「緊急課税」を求めている共同声明を公開状のかたちで発表したのだそうだ。
 (日本からは誰が署名したのだろう? 伊東光晴さんは、たしか京都大学の名誉教授じゃないかしら)

 ジョセフ・スティーグリッツらノーベル経済学賞受賞者2人を含むエコノミストたちの呼びかけは、通貨、株式、その他証券類などの投機に0.05%の課税をせよ、というもの。

 「この課税はすでに十分、練り上げられたアイデアである。今回の世界金融危機は、規制されざる金融の危険性と、金融セクターと社会のリンクが崩壊した姿を、私たちにまざまざと示した。このリンクを修復し、金融セクターが社会に対して返済するべき時である」

 This tax is an idea that has come of age. The financial crisis has shown us the dangers of unregulated finance, and the link between the financial sector and society has been broken. It is time to fix this link and for the financial sector to give something back to society.

 なかなかの啖呵。悪党どもめが、返しやがれっ!!――てなわけ。   

 このアイデア、ご存知のように一般には、言いだしっぺのアメリカの経済学者の名前を冠して「トービン税」と呼ばれたり、世界の貧困問題や環境問題のための「国際連帯税」と言われているものだが、インディペンデント紙は「ロビン・フッド・税」と呼んでいる。

 義賊、ロビン・フッドよ、シャーウッドの森から出て来て、シティーやウオールストリートの金融ドラゴンどもをやっつけろ。やつらが濡れ手に粟でぼろもうけした上がりを、貧者にばらまけ――という次第。

 (ただし、この「ロビン・フッド税」――インディペンデント紙の「創作」ではない。英国では、すでにフツーに使われている言葉だ。たとえば、⇒ http://robinhoodtax.org.uk/

 日本流に言えば(翻訳すれば)、「ネズミ小僧次郎吉・税」と相成るが、ここはやはり「遠山の金さん・税」といった方が、なんかカッコいい。
 杉良太郎さん(と、ついでに、僕が大好きな伍代夏子さん)をイメージできるし……

 ま、国際的な投機に課税するのもいいが――もちろん、大賛成だが、と同時に、今やアフガン戦争などすぐやめにして、ジャージー島とかケイマン諸島とか、租税逃れのタックス・ヘイブンに対する「上陸(侵攻)作戦」を決行するときではないのか?!

 日本の政権も、たとえば日本銀行のシニョレージぼろ儲けウハウハ「株主」どもから株券を取り上げ、ホームレスや貧困家庭の支援に回すべきではないのか?! 

 次の参院選では、「ロビン・フッド」……あ、いや「遠山の金さん・マニフェスト」の登場に期待したい。

⇒  http://www.independent.co.uk/news/business/news/hundreds-of-ecomomists-call-for-tax-on-currency-speculation-1899534.html

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2010-02-12

〔ハイチ NOW〕 チョムスキー氏らが公開状 「ハイチ民衆の力の行使こそ最も重要な目標でなければならない」

 米国のノーム・チョムスキー氏をはじめ、カナダなどのハイチ民衆支援組織代表、現地ジャーナリストら9人による連名の公開状が、英紙ガーディアンに掲載された。

 1月22日付けの記事で、少し時間が経っているが、ハイチ問題の核心を衝き、ハイチ支援のあり方を問う内容なので、全文(記事中のリンクは除く)を拙訳で紹介したい。

 日本政府が自衛隊員を国連のPKO要員として派遣した今こそ、チョムスキー氏らの訴えに耳を傾けねばならない、と思うからだ。

                ◇

   Haitian empowerment must be the prime goal

 私たち公開状の署名人一同は、ハイチの震災犠牲者に不可欠な救援物資を届けるのに、スキャンダラスな遅延が起きていることに強い怒りを感じる。米政府が、救援物資の分配よりも外国人兵士の増強を優先した結果、どれほどの人が不必要な死を迎えなければならなかったか知れない。私たちは現地の米軍司令官らに、救援活動の実施の指揮をハイチの指導者たちの手に即刻戻し、現地の当局者を支援するというならば、排除するのではなく彼らを即刻援助するよう要求する。

 「セキュリティー」や「暴力」に対する、取り憑かれたような外国の懸念は、ポルトープランスの路上における、ハイチ民衆の忍耐と連帯のレベルの現状をみれば、否定される。米国と国連の当局者は長い間、続いてきたパターンを維持し、ハイチの民衆とその代表たちを、完全にお門違いの恐怖と猜疑心で扱い続けようとしている。私たちは事実上の支配者であるあなた方に、ハイチの民衆が今回の危機に対処する力を強めうる、あらゆることをなすよう求める。私たちはまた、当然の帰結として、ハイチにおいて最も支持され、最も人々を士気を高めることのできる政治指導者、ジャン・ベトラン・アリスティド(彼の率いる政党は、この国の民主的な選挙の最終回で国会の議席の90%を獲得している)が、2004年、米国、カナダ、フランスの後押しで政権の座から追われ以来、憲法違反の亡命状態に置かれている今の立場から帰国できるよう、それを即刻認めるよう要求する。

 もしもハイチの復興作業が外国軍兵士と国際開発機関の監督下で続けられるなら、それはハイチの大多数の民衆の利益にはならない。私たちは国際社会の指導者たちにハイチの主権を尊重し、国際的な支援の方向性を、新自由主義や低賃金労働による搾取、非政府機関による施しに向いたものから、ハイチ自国政府、及びハイチの政府機関に向かうものへと切り替えるよう求める。私たちはフランスがハイチに対して負っている巨額な負債を全額、それも今すぐ支払うよう要求する。

 そして何よりも私たちは、ハイチの復興活動が、全てを包みこむ、ある目標に向けたガイダンスの下に、進められることを要求する。そのガイダンスとは、ハイチの民衆が政治的にも経済的にも自らの力を行使することである。

⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/22/haitian-empowerment-prime-goal

Posted by 大沼安史 at 10:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 国連PKO部隊は「出てゆけ」 ハイチ震災難民がデモ

 HaitiAction.netによると、2月11日、ポルトープランスで、ハイチの震災難民が、国連のPKO司令部に対して、「ハイチから出てゆけ」と抗議デモを行った。
 
 震災難民はポルトープランスだけで30万人に達しており、疫病が広がる中、プレヴァル政権と国連の被災者救援活動の無能・腐敗ぶりに対して不満が募っている。

 デモ隊は米軍が占拠している空港に向かって行進。国連PKO司令部の前で、ハイチ国警に阻止された。

 〔大沼・注〕 この記事を読んで、「国連のPKO」だから、ハイチの現地の人々に歓迎されるはずだ――などと簡単に信じ込んではならない、と思った。

 記事を引いた下記サイトの他の記事を読むといい。ハイチ民衆とともにあったジャスト神父を、国連のPKO部隊が「射殺」したとの告発記事が出ている。、国連PKO部隊がスラムの「太陽の町」でも虐殺事件を起こしている、との告発記事もある。

 もちろん、日本の自衛隊が派遣される前の話ではあるが……。 

⇒  http://www.haitiaction.net/News/HIP/2_11_10/2_11_10.html

Posted by 大沼安史 at 09:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 熱波 リオを襲う 体感で50度以上 前日・前々日はブラジル南部で32人が死亡

 熱波が17日(水曜日)、ブラジルのリオデジャネイロを襲った。
 観測では「40度Cを大きく超え」、体感では「50度C以上」にも達したそうだ。

 15、16日にはリオの南350キロ、サンパウロに近いサントスで、老人32人が熱波で死亡した。

 リオでは16日(火曜日)、最高気温46.3度Cを記録した。

 南半球ではこの「夏」、オーストラリアにも熱波が襲い、シドニーで連日、40度を越えるなど、地球暑熱化が際立っている。

 もしかしたら地球は、後戻りのきかない「ティッピイング・ポイント」に到達しているのかも知れない…………!!

⇒  http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5hNQaqAMnwvIsEmuWYAZG1aDYtHZw

  一方、北半球の「真冬」のインドのデリーでは7日に最高気温が30・1度を記録する異常な暑さになったが、その後、気温は下がっているようだ。
 ⇒ http://www.ptinews.com/news/511353_Minimum-temperature-dips-in-Delhi

Posted by 大沼安史 at 05:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-11

〔NEWS〕 英紙ガーディアンが地球温暖化・メール漏洩(クライマト・ゲート)事件について全面的な調査報道を実施

 コペンハーゲンでの「環境サミット」を前にした昨年11月、地球温暖化問題の研究拠点である、英国イースト・アングリア大学気候調査班のEメールが大量の漏洩し、温暖化否定論者のキャンペーンの「材料」とされた事件を調査していた英紙ガーディアンが、その結果を電子版で公表した。

 同紙の調査結果の電子版での公表は、漏洩された全Eメールを含むもので、世界の科学界に対してコメントを求め、あの事件とは何だったか、事実関係を究明する一方、温暖化否定論者による、サウンドバイト、すなわち「つまみ食い(いいとこ出し)」による事実の歪曲による、「温暖化否定」キャンペーンに使われたことなども明らかにしている。

 同紙は、自ら下した結論(推定を含む)に対する所見を今後とも客観的にレヴューしてゆく態勢を整え、この問題に対する調査報道をさらに深化してゆく構えだ。

 電子版を通じ、「公開性」と「双方向性」を追求しようとする同紙の姿勢は、ネット時代の新たな報道のあり方を提起したものとしても注目される。

 さて、同紙の環境専門家、フレッド・ピアス氏による、調査報道結果(2月9日付)は、12項目(パート)に及ぶ、長大なものだ。

 その中から、ひとつだけ、調査結果を紹介すると、「パート2」で、メールの漏洩で勢いづいた、温暖化否定論者(政治家)によるキャンペーンの「嘘」が暴かれている。

 前アラスカ州知事のサラ・ポーリンや、共和党のジェームズ・インホフェ上院議員らが、1999年に発せられた漏洩メールに「トリック」とか「(温度)の低下を隠す」という言葉があるのを知って(誰かに知らされて)、地球の気温が低下している事実に蓋するものだと、ワシントン・ポスト紙への寄稿などで非難の大合唱を上げたが、それが実はまったく違った意味で使われたものだということが、同紙の調査で判明した。

 メールが言及した「トリック」とは、1998年発表論文でのグラフ化のデバイスを指すものであり、その98年時点では、地球気温の低下という「温暖化の不在」現象は(起ころうとはしているものの)まだ起きていなかったのだ。

 同紙の調査報道は、「ホッケーのステック」グラフ問題、「年輪」問題、中国の気象観測所のロケーション問題などに対しても、まるで科学論文のような厳密さでその真相に迫っているので、関心のある方はお読みになっていただきたい。 

 この2日間、仕事の合間を縫って、プリントアウトしていた「調査報道」結果に目を通して来たが、さすが環境報道で世界をリードするガーディアン紙ならではの力作である。

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2010/feb/09/climate-change-data-request-war
 (上記は「パート1」のリンク。記事の右サイドに「パート2~12」までのリンクが張られています) 

Posted by 大沼安史 at 05:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-09

〔NEWS〕 メダルより住まいを! バンクーバーで「貧困オリンピック」プロテスト

 冬季五輪の開催地、カナダ・バンクーバーで7日、「貧困オリンピック(Poverty Olympic)」と銘打った抗議行動が行われたそうだ。
 
 ロイター電が報じた、小さなニュースだが、何か深く問いかけるものがある。

 デモは、ホームレスたちに対する支援を求めたもので、200人以上が参加したそうだ。

 デモが行われたのは、バンクーバーの貧民区、「ダウンタウン・イーストサイド」。

 バンクーバーでは2002年以来、ホームレスが373%も増加、現在2660人(英紙ガーディアン)に達している。

 「1億6600万ドルもかけてスケートリンクをつくっても、路上で寝ているわれわれには、何の意味もない」――これは、7日のデモで、ホームレスの男性が語った言葉。記憶にとどめるべき訴えだ。

 3日付けの「ガーディアン」には、ホームレスのこんな「予言」が紹介されていた。

 「間もなく、クリーンアップ(ホームレスの一掃)が始まるんだ」

 華やかな冬のスポーツの祭典、オリンピックの「ブラック・アイ(恥)」となるホームレスの追い出しが始まる、と予言しているのだ。

 大都会の谷間の、路上をさすらう、51歳の男性の、予言の言葉。

 メダルの前に、ホーム=Home(住まい)の授与を!

⇒  http://www.commondreams.org/headline/2010/02/08-4

  http://www.guardian.co.uk/world/2010/feb/03/vancouver-winter-olympics-homeless-row

Posted by 大沼安史 at 06:15 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-02-07

〔NEWS〕 石油マネーが温暖化否定キャンペーンを支援 権威ある英紙が報道

 インディペンデント紙(電子版)は7日、地球温暖化を否定するキャンペーンに、オイル・マネーが投じられている、と報じた。

 同紙に名指しされた、キャンペーンの背後に潜むキープレーヤーは「エクソン・モービル」社で、過去数年間だけで数十万ドルを、温暖化に疑問を投げかける人々に寄付したという。

 オイル・マネーは、自由市場主義を唱え、地球温暖化を否定する、米国の「アトラス経済研究財団」、英国の「国際政策ネットワーク」といったシンクタンクに投下されている。

 うち「アトラス」は2008年に、同社から10万ドルを受け取っている。

 同紙によれば、「アトラス」は温暖化を否定する、30を超す外国のシンクタンクを支援している。

 まさか、日本には、そんな油まみれの金で買われた「識者」はいないはず、だが……。

⇒  http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/thinktanks-take-oil-money-and-use-it-to-fund-climate-deniers-1891747.html

Posted by 大沼安史 at 05:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-03

〔NEWS〕 オバマ政権 核兵器予算 6億ドル以上増額し70億ドル規模に レーガン時代初期以来の伸び オバマよ、君にヒロシマに来る資格はない!

 オバマ政権の2011会計年度(2010年10月~)の核兵器予算が70億ドルを超えるものになっていることが、分かった。
 前年度対比で6億2400万ドルもの増額。
 
 これだけの核兵器予算の伸びは、レーガン時代の初期以来のものだという。

 核兵器の備蓄を減らす、との国際公約とは裏腹に、核戦力の近代化による増強を目指すオバマ政権。

 米国の核監視団体、「ロス・アラモス・スタディー・グループ」の代表は、「上院共和党」に対するオバマ政権の「完全降伏」だと批判している。

 米政府国家核安全保障局のダゴスティノ局長は、「アメリカは軍縮へ向け、最高の核兵器工場、核科学者、核技術者、エンジニアを持つ必要がある」と語っている。

 核軍縮のための核戦力の増強?!

 オバマよ、君にヒロシマに来る資格はない。 

⇒  http://www.commondreams.org/headline/2010/02/01-11

Posted by 大沼安史 at 08:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-02

〔ハイチ NOW〕 国連PKO隊員 震災で「77人」が犠牲に …… それとは別に、ハイチPKOでは「1・12」の前に「57人」もの犠牲者が出ている そこに自衛隊員は派遣されようとしている!!

 ハイチの大地震で、現地で活動していた国連PKO隊員、77人がお亡くなりになった。国連がサイトで発表した。
⇒ http://www.un.org/en/peacekeeping/missions/minustah/memoriam.shtml

   http://www.un.org/en/memorial/haiti/

 なお、本ブログ既報の通り、これとは別に(震災以前において)、ハイチPKO活動では、すでに57人が犠牲になられている。

⇒ http://www.un.org/en/peacekeeping/missions/minustah/facts.shtml

 以下は、この国連サイトからのコピー。

Fatalities (prior to 12 January 2010)
37 military personnel
7 police
8 international civilian personnel
5 local civilian personnel
_____
57 total

 国連サイトでは「数字(人数)」が出ているが、それぞれの人にそれぞれの人生が、家族があったはず。

 恐らくは、主に銃撃を受けてのこととは見られるが、どのような状況で、お亡くなりになったのか、日本の外務省はもちろん、把握しているはずだ。(知らずに、防衛省と一緒に「対米貢献PKO」の旗を振った、とは言わせない!!!)

 マスコミは、国民の「自衛隊ハイチ派遣」に対する判断材料として、「57人」の死亡状況を報じるべきだろう。

Posted by 大沼安史 at 01:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-02-01

〔NEWS〕 英大学の環境Eメール漏洩はおそらく外国情報機関によるもの

 コペンハーゲンでの環境サミットを前に、英イースト・アングリア大学気象研究班の数百件ものメールが漏洩した問題で、英政府の前・首席科学者であるデイビッド・キング卿は、おそらくは外国情報機関による組織されたハッキングだ、と言明した。

 英紙インディペンデントが伝えた。

 キング卿はブレア政権で政府のチーフ・サイエンティストを務めた英国科学界の重鎮。

 同紙のインタビューに対し、キング卿は、メールの漏洩はコペンハーゲンつぶしのためだった可能性があることを示唆した。

 キング卿はさらに、メールはハッキングは、外国、あるいは環境保護に反対する米国のロビイストのために、プロのチームが行ったもの、と語った。

 メールは同大学のバックアップ・サーバーから、過去13年にわたり、盗み出されていた。
           ◇

 外国の情報機関とはどこか? 石油資本に「買い取られた」政府の情報機関の仕業だとしたら、一番に疑われるのは、米国のNSAだろう。

 情報機関が、なんと世界の世論操作に動いているこの現実!

 これは前代未聞の、たいへんな「暴露」である。

⇒  http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/climate-emails-hacked-by-spies-1885147.html

Posted by 大沼安史 at 07:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-30

〔NEWS〕 私のことを、こう思い出してほしい ハワード・ジン氏が「遺言」

 亡くなったハワード・ジン氏が、カメラに向かって「私のことをこう思い出してほしい」と、まるで「遺言」のように語るビデオがネットで公開された。
 
 ⇒ http://www.commondreams.org/video/2010/01/29-2

  あなたはどんなふうに思い出されたいですか?

  そうだね、もしもわたしが思い出されたいとしたら、世界を、戦争を、人権を、平等を、違ったふうに考えることを紹介し、より多くの人がそう考えるようにしたことかな。  

 それから、権力がこれまで富と兵器を持つ人々の手中にあったことを、しかし権力は究極において民衆自身の手にあり、民衆はそれを使うことができるんだということ、より多くの人に知ってもらえたことだね。歴史のある瞬間に、民衆は自分たちの権力を使ったんだ。南部の黒人たち、自分たちの権力を使ったんだ。婦人解放運動の人々も使った。反戦運動の人々も使った。独裁者を倒したほかの国々の人々も使った。

私は、人々がかつて持たなかった、希望と権力を人々に感じさせた人間として思い出されたいな。

  あなたの哲学は?

  私は、そうだね、デモクラティックなソーシャリズム(民主主義的な社会主義)を信じている。経済システムの動機が企業利益ではない社会が必要だと信じている。民衆の福祉、保健、雇用といったものが動機でなくちゃならない。しかし今、支配しているのは、企業利益を動機とする経済システムだ。富の平等がより進んだ社会、そして平和な社会は、その資源を自国の民衆、あるいはよその人々のために使うはずだ。

 私はね、戦争を不平や問題の解決手段とはしない世界を信じている。国境が一掃される、と信じている。連中は「グローバリゼーション」という言葉を使っているね。でも彼らはそれを、国境を超えた企業活動の自由という、非常に狭い意味で使ってるんだ。私たちに必要なのはしかし、民衆と物事が国境を超えて結びつく自由だ。

 私がいま、(このアメリカという)この監獄国家で語る「社会主義」はね、経済に対して介入を強めるが、市民的自由の剥奪はないものだ。ハリウッドの脚本作家のダルトン・トランボは、とても簡潔な、こんな指摘をしている。彼は言った、(必要なのは)「監獄なき社会主義」だと。

Posted by 大沼安史 at 10:15 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-29

〔NEWS〕 デモクラシーNOW ハワード・ジン氏を追悼 

 ジン氏の戦争体験インタビュー、アリス・ウオーカー、ノーム・チョムスキー、ナオミ・クライン各氏らへのインタビューが含まれています。

 ⇒  http://www.commondreams.org/video/2010/01/28

Posted by 大沼安史 at 07:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ハワード・ジン氏 : 「嘆かないで、運動を組織しなさい!」

 ハワード・ジン氏の地元の有力紙、ボストン・グローブが、同氏の死を悼む社説を掲げた。

 タイトルは、「ハワード・ジン:『嘆かないで、運動を組織しなさい!』」。

 読者に対して、ハワード・ジンの「思い」を伝える見出しだった。

 社説は、ジン氏が、怒らない人だった、と書いていた。信じられないこともかもしれないが、と。

 デモでジン氏と向き合った警察官たちは、みな、氏と握手をしたがったそうだ。

 多くの人が世界は狂っていると思った、あの1970年代のピークにおいても、ジン氏は怒りをあらわにすることがなかった。その代わりに、怒りをどこに向けるべきか、その焦点を人々に示した。

 怒らなかったわけはなかろうが、無力から生まれた怒り、フラストレーションが固化した怒りを拒絶した人だった。

 高潔な完全さ。ジン氏は創造することを望んだ、思いやりのある世界をすでに体現していた!

 グローブ紙の言うとおりだ。
 
 社説の見出しの言うとおり、ジン氏は怒らず、静かに、(いまでもなお)言い続けているのだ。「嘆かないで、運動を組織しなさい!」
 
⇒  http://www.boston.com/yourtown/newton/articles/2010/01/29/zinn_dont_mourn_organize/

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〔ハイチ NOW〕 連帯&支援ソング 「わが愛のハイチ」

 ♪ わが愛のハイチ わたしは見捨てない!
 
 BONO、JayZ(アメリカのラッパー)、リアーナ(バルバドスのアーチスト)、ザ・エッジ(英・アイリッシュのミュージシャン)がチームを組んで、ハイチ震災被災者に対する連帯&支援ソングを歌っている。

  題して Stranded (Haiti Mon Amour)
  苦難の中で(わが愛のハイチ)

 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=MiNNR88g3pw

 米国のビルボード・ヒット・チャートをのぞいたら、いきなり第16位に登場していた。⇒ http://www.billboard.com/charts/hot-100#/charts/hot-100?order=gainer

 ハイチ・モナムール……もちろん、あの「ヒロシマ・モナムール」が含意されたタイトルだ。

 ハイチ支援のネット窓口も立ち上がった。
  寄付先 ⇒  https://hopeforhaitinow.org/Default.asp

 「対米貢献PKO」だとか、「渡りに舟PKO」とかしか考えられない、北沢防衛大臣以下、日本政府関係者の賎しさよ!
 それに比べて、このミュージシャンたちの、凛とした美しさよ!

Posted by 大沼安史 at 06:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-27

〔ハイチ NOW〕 ファビエンヌ、15歳の物売りの少女 頭を撃たれて死亡 父は言った、「警官が撃った」 そのハイチ国警を支援に、陸上自衛隊員は駆り出される……すでに各国隊員ら57人もの死者が出ているハイチでのPKO活動のために

 英紙ガーディアン(電子版)に、何者かに射殺された、物売りの少女の、2枚の悲しい写真と、少女をめぐる記事が掲載されていた。
 (警告 無残な遺体の写真が掲載されています)⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/26/haiti-earthquake-shooting-girl-story

 フェビエンヌ、15歳。
 19日のことだった。首都ポルトープランスの「大通り」に近いの、地震で崩れた屋根の上で、頭から血を流し、倒れていた。

 知らせを聞いて父親が駆けつけた。
 彼女のポケットの所持金と、彼女が携えていた椅子がなくなっていた。

 少し前、現場近くで群集の略奪騒ぎがあった。男たちに交じって、ピンクのミニスカートをはいた彼女が、プラスチックの椅子2個と3枚の絵を持っている姿が目撃された。

 路上でハイチ国家警察の警官が威嚇射撃を行い、彼女は屋根の上に逃げた。

 頭に銃創が3つ。父親は「至近距離から3回撃たれた。警察官が撃った」と言った。しかし、その事実を証明する者はいない。

 出店でモノを売り、両親と5人の兄弟姉妹の家計を支える、将来は看護師になりたいという、しっかり者だった。
 モノを仕入れては売り、利ざやをかせぐ。その利ざやが家族の夕ご飯(ライス)になった。

 ガーディアン電子版に掲載された写真の一枚は、父親のオサムさんが彼女の遺体を肩におぶって、家へ連れて帰る姿を、真正面から写したものだった。

 大地震をせっかく生きのびたのに。
 幼いころから手をかけずに育て、ろくにおぶってあげたこともなかったのに。
 父親の胸中、おして知るべしである。

 父親は借金をして車を借り、田舎の親戚を頼って、彼女の遺体を埋葬して来た。

              #

 ハイチへの陸上自衛隊派遣が決まった。国連の平和維持活動に施設部隊が送り込まれる。
 戦闘部隊ではないのが救いだが、ハイチの現地では警察の支援も「PKO部隊」の任務になっているという。

 自衛隊の施設大隊が警察支援に駆り出されることのないよう、日本政府は事前の調整活動を怠らず、万全の準備を重ねるべきだ。

 今朝の新聞には、防衛省、渡りに船、とか、拙速感も否めず、とか、対米貢献をアピール、とか出ていたが、そんないい加減なことでは済まないことである。

 下手すると、上記、ガーディアンの記事のような騒ぎに――あるいはもっとひどい騒乱に巻き込まれる恐れがあるからだ。

 物売りの少女の父親の言っていることが真実ならば、ハイチの国家警察は、非武装の子どもを至近距離から撃ち殺すような連中である。そんな輩を支援しなければならない自衛隊員のことを、少しは考えた上での派遣決定であったのか?

              #

 ポルトープランスには、50万人もの貧しい人々が生きる、「太陽の町( Cité Soleil)」という大スラムがある。
 そこに生きるギャングの生態を追ったドキュメンタリー映画、「太陽の町の幽霊」をネットで観た。
 ⇒ http://video.google.com/videoplay?docid=-7286252698576738978#

 なんと、子どもまでが銃を抱えている……。

 当然、「太陽の町」も震災被害を受けているはずだ。そこに出向くPKO部隊が直面するものは、維持すべき「平和な市民生活」すらない、過酷な現実であろう。

              #

 国連のハイチPKO活動ではこれまで、57人もの死者が出ている。そのうち各国派遣部隊の兵士の死者は37人、警官の死者は7人に達している(残る13人のうち8人は外国民間人で、5人は現地関係者)。⇒ http://www.un.org/en/peacekeeping/missions/minustah/facts.shtml

 たいへんな場所であり、たいへんな任務であるわけだ。

 昔、日本の政府は、ハイチの地続きの隣国、ドミニカに対し、日本人移民を「カリブの楽園」だと嘘を言って多数送り込み、多くの自殺者を出す、棄民政策を強行したが、今回の自衛隊ハイチ派遣にも、そんな政府当局の、安直で無責任な姿勢を感じる。

              #

 自衛隊派遣の旗をふった北沢俊美・防衛大臣に一言、申し上げる。

 自衛隊員をハイチに送り込むというなら、「太陽の町の幽霊」のビデオを観るなり、現地の実情を予習した上で、隊員に同行し、最低1週間は、隊の先頭に立って、現地での復旧・治安維持活動にあたられよ。

 昔の大本営の連中のように、自分は東京のソファーにふんぞり返って、隊員(兵士)だけを最前線に送り込むような真似は、しないでいただきたい。

 自衛隊員にドミニカ移民の二の舞を演じさせてはならない。

Posted by 大沼安史 at 08:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 飢餓大国アメリカ 家族持ち4世帯に1世帯が食べ物を買う金に事欠く 「GNP世界1」の実相

 米国の家族持ち世帯の24.1%が2009年に食べ物を買うお金に事欠く経験を一度以上、していることが、アンチ・ハンガー団体、食糧研究行動センターの調べで明らかになった。

 こうした「食べ物に事欠く(フード・ハードシップ)」世帯は、全世帯ベースで見ると、18.2%、5世帯に1世帯に達している。

 日本もアメリカの並みの相対的貧困率の国。アメリカのような「フード・スタンプ」がない分、事態はさらに深刻化している恐れもある。

 
⇒  http://www.commondreams.org/headline/2010/01/26-12

Posted by 大沼安史 at 05:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-26

〔ハイチ NOW〕 配給食糧を分け合う人々

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)に、「飢えと闘うため、ハイチの人々は配給食糧を分け合っている」という見出しの記事が載っていた。 

 食料自給率48%。52%を輸入に依存して(させられて)来たハイチ。(それでも日本の自給率40%よりはまだまし。日本の農水省よ、クジラなんかより、この責任をチャンと取れ!)

 救援の食糧配給活動は強化されているものの、食糧危機=飢えはさらに深刻化しているのが現状だという。

 ハイチのあるお母さんがタイムズ記者に、鶏の半身のカットを容れたポットを示し、こう言ったそうだ。
 「ふだんがは2人前。いまは20人で分け合っている」

 震源に近いカリフールの町では、比較的余裕のある人たちが格安のスープ・キッチンを開き、飢えた人々を救っている。

 助け合い、みんで生きのびようとするハイチの人々はエライ! 

⇒  http://www.nytimes.com/2010/01/26/world/americas/26hunger.html?ref=world

Posted by 大沼安史 at 06:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 英政府 トービン税(通貨取引税)導入へ意欲 オバマ政権も同調の可能性

 英紙インディペンデントによると、英国のブラウン首相は25日の記者会見で、トービン税(通貨=為替取引税)の創設に向けた動きが「牽引力を獲得している」と語り、実現の可能性を示唆した。

 国際的な為替取引に課税するトービン税は、世界の貧困問題を解決する決め手として、フランスのNGO、[アタック」などが提唱して来たものだ。
 英国のブラウン政権がこれに着目したのは、先のコペンハーゲン環境サミットで、新興国の環境対策支援の財源とする提案が、アフリカ諸国からなされたのがきっかけ。

 いわゆる国際連帯税の一つであるトービン税の導入に、これまで壁となって立ちふさがっていたのは、ウオールストリートを持つ米政府だったが、英財務省筋は、オバマ政権がここに来てウオールストリートとの対決に転じていることから、同調の可能性はあると見ている。

 日本も「ただ金」=「ほぼゼロ金利YEN」を全世界に向かって乱発、「円キャリ」でグローバル金融・富裕層ぼろもうけ・ウハウハ・バブル膨張(&崩壊)の片棒をかついだ責任があるのだから、「トービン税」導入に向けた議論に積極的に関与すべきだろう。

⇒  http://www.independent.co.uk/news/business/news/tobin-tax-on-banks-has-support-claims-brown-1878928.html

Posted by 大沼安史 at 06:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米アフガン大使 本国政府あて警告極秘電 ニューヨーク・タイムズが全文入手し暴露

 ニューヨーク・タイムズは駐アフガン大使が昨年11月、本国(米)政府あて送った極秘電2通(同月6日付、9日付)の全文を入手し、電子版で公開した。

 カール・アイケンベリー大使のこれら極秘電の内容は、そのアウトラインがすでに報じられているが、今回、タイムズ紙は極秘電の現物をすっぱ抜いた。

 大使はアフガンのカルザイ大統領を「不十分な戦略パートナー」であり、「主権問題をめぐるあらゆる責任を回避し続けている」と非難。
 現地米軍最高司令官、オバマが結局、これを受け容れることになったマックリスタルの米軍増派攻勢提案についても、詳細にわたる批判を行っていた。

 アイケンベリー大使は米陸軍の退役中将。軍事専門家でもある大使が、米軍の増派・攻勢計画を論難していたことは、注目に値する。 

  ⇒  http://www.nytimes.com/2010/01/26/world/asia/26strategy.html?hp

  極秘電 全文 ⇒ http://documents.nytimes.com/eikenberry-s-memos-on-the-strategy-in-afghanistan#p=1

Posted by 大沼安史 at 05:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-25

〔NEWS〕 ベネズエラのチャベス大統領 ハイチ地震は米国の地震兵器 HAARPの攻撃

 ベネズエラのチャベス大統領が、ハイチ地震について、米国の「地殻 兵器(テクトニク)」によるものと発言していたことが、イラン国営プレスTV(英語国際放送)の報道で明らかになった。

 ⇒  http://www.youtube.com/watch?v=Q9QtZkT8OBQ&feature=player_embedded

 チャベスの発言は地元のスペイン語紙「ABC」が報じた。
 それによると、チャベスは情報をロシア海軍のの北洋艦隊のレポートで情報を得たという。

 ABCは、米海軍がHAARP(アラスカなどに展開する統合地球物理兵器)を誤って発動、ハイチ地震を引き起こした。米海軍の狙いはイランだった――と伝えているという。
 

 イラン・プレスTV  ⇒ http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=116688&sectionid=351020704

Posted by 大沼安史 at 06:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 米軍の展開 その影に「石油」

 ハイチの震災に対し、米政府がすばやい反応を示し、米軍を続々と現地に送り込んでいる。 

 米軍はマイアミに司令部を置く「南方軍」(中南米管轄)の指揮下、空母「カール・ヴィンソン」や上陸用舟艇を派遣、最終的に9000人から1万人を現地に展開させる方針だ。

 この米政府の本腰を入れた対応ぶりについて、支持率急降下に悩むオバマ政権による、人気回復をねらった「人道支援」との見方が強かったが、ここに来て、今回の軍事作戦の影に「石油」がちらつき出した。

 カナダのグローバル・リサーチ研究所が掲載した論文( ⇒ http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=17149 によれば、米国はハイチのおける石油埋蔵を1970年代の初めには確認済みで、中東の油田が枯渇した時に備え、手をつけずにいたそうだ。

 (たとえば、1972年の石油専門誌では、ハイチ北部の湾を、スーパータンカーが進入できる規模に開削する計画が報じられている。また、1973年11月、ハイチの米大使館員が米国務省に対して行った報告では、当時のハイチ政府が製油所や石油積み出し施設の建設を提案したことや、米国の石油会社3社が同大使館に接触した事実が明らかにされている、という)

 ハイチに石油が埋蔵されていることは、この国が米国のガルフ油田、ベネズエラの油田の中間にある地理的関係からも分かるような気がもするが、この「ハイチに石油」という視点で、ハイチ現代史を眺めると、石油資本の代理人でもあるブッシュ父子がなぜ、この国のクーデター(1991、2004年)に関与したか、その動機がはっきりする。

 上記、グローバル・リサーチ研掲載論文には、パパ・ブッシュの時代にすでに、ハイチ北部の港は「プライベート港」化されたことも書かれている。

 クーデターでハイチを追われた(貧民区で活動していた元神父の)アイスティード前大統領は亡命先の南アフリカで、ハイチへの帰還を求めているが、アイスティード氏が国民の期待に応え復帰すれば、「石油国有化」に出るのは必至。

 それを加味して考えれば、米軍による救援に名をかりた「ハイチ占領」は、現在の傀儡政権を支え、「石油ナショナリズム」の火の手が上がるのを阻止する布石以外の何ものでもなくなる。

 すでに米軍の救援活動は、早くもその「正体」――救援よりも軍事優先の姿をあらわにしている。ハイチ唯一の空港、ポルトープランス空港の管制を支配下に置き、「国境なき医師団」やフランス政府の救援機の着陸を拒否するなど、米軍による「ハイチ占領」が進んでいる。

 傀儡政権下、国営製粉工場やセメント工場の閉鎖で、小麦、セメントを米国からの輸入に頼らざるを得なくなったハイチ。
 
 そしてこんどは石油までも……?!

 人道的側面にだけ目を奪われず、アメリカのハイチ占領の行方を見守らねばならない。 

 
 参考 ⇒ http://www.nytimes.com/aponline/2010/01/15/us/politics/AP-US-US-Haiti-Earthquake.html?_r=1

      http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=17000

http://www.youtube.com/watch?v=gWpxDX-7y60&feature=related

Posted by 大沼安史 at 11:09 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-01-24

〔NEWS〕 米保守派シンクタンク、CSISに 日本政府の防衛省、公調、内調の職員が客員研究員

 保守系のシンクタンクとして知られるワシントンのCSIS(戦略国際問題研究所)の日本部に、客員研究員として、日本の防衛省、公安調査庁、内閣官房内閣情報調査室の職員が加わっている。

 ジェトロや損保会社、NTTの職員も客員研究員として名を連ねている。

 ⇒ http://csis.org/programs/japan-chair/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95%E3%83%BB%E5%AE%A2%E5%93%A1%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%93%A1

 CSISは米国の軍事権力の政策研究拠点のひとつ。そこで日本の防衛・公安関係者が研究員として活動している。

 そこで一体、何が「研究」されているか、日本政府は明らかにすべきだ。

Posted by 大沼安史 at 12:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-22

〔NEWS〕「朝日」主筆、船橋洋一氏 米保守派シンクタンク CSISで講演 「ハトヤマ、カンらは皆、ベトナム反戦運動世代だ」と指摘

 これは迷った挙句、ブログに書くことである。僕は(いまでも)朝日の船橋洋一さん(主筆)のことを尊敬申し上げているのだが、最近の彼のコラムや発言を見ると、「どうしてあなたはそんなにも『日米同盟』」の重要性をあげつらうのか」と、疑問に思えてならない。

 そこで質問。船橋さん、あなたはあの小泉ジュニアが研究員をした、ワシントンの保守派シンクタンク、CSISで、昨年12月16日、「民主党政権下の日米関係」という講演をなさいましたよね。
⇒ http://csis.org/multimedia/audio-us-japan-relations-under-dpj-government

 どうしてあなたは、そこで、鳩山、菅、平野、仙石、赤松、千葉など、民主党のコアを形成する連中を、ベトナム反戦運動に参加した戦後世代だと、言ったのですか?
 (講演開始、約8分40秒後)

 ベトナム戦争を進めた、核戦争好戦派さえも集まる、CSISという保守シンクタンクにおいて。

 私はあなたがワシントンの保守派に対して、日本の新しい現実を知ってほしい、という意味で、ウエークアップ・コールとして敢えて発言したと思いたいのですが、いかがでしょうか?

 リベラルな朝日新聞がCSISという、核の増強をよしとする、アメリカ軍事保守派のシンクタンクと今後一切、縁を切ることを望みます。

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 コロラドから駆けつけた医師の涙 生き延びたハイチの若い女性 「血の飲んで生き延びた」

 デモクラシーNOWが、ポルトーオウプラーンスの救援施設、「マタイ25」の模様をレポートしていた。

 米国のコロラド市民病院の小児科の救急医師、エリック・サム氏(ベトナム系?)が、インタビューに応え、泣いていた。

 医師が泣いていた!

  麻酔なしの切断手術!

 「マタイ25」の裏はサッカー場で、被災者の救援場所となっている。

 23歳のハイチ人女性に、エイミー・グッドマンさんがインタビューした。

 どうやって生き延びたの?

 「血を飲んでいました」が、答えだった。

http://www.democracynow.org/2010/1/21/in_haiti_stories_of_desperation_and

Posted by 大沼安史 at 06:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 空港に到着した水ボトル、ハイチの被災者ではなくアメリカ大使館へ

 デモクラシーNOWのキャスター、エイミー・グッドマンさんが、ハイチのポルトウプラーンスに到着した援助物資が空港で足止めを食い、被災者のもとへ届いていない状況を、現場からレポートしていた。

 空港で水のボトルが運び出されようとしたので、彼女が取材のマイクを向けた。
 マイクを向けられたハイチ人の男性は言った。「ハイチのアメリカ大使館に雇われている。ボトルの水は、米大使館に運ぶ」と。

 エイミー・グッドマンさんは、中国が地球を半周し、救援機を派遣したことにも言及していた。

 日本政府は、いったい何をしているのだろう。
 アメリカに気兼ねして、手をこまねいているのか?

 「地震国」としての「国際貢献」?――それを言うなら、実行していほしいものだ。

⇒  http://www.democracynow.org/2010/1/21/bottled_water_supplies_in_port_au

Posted by 大沼安史 at 06:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-21

〔ハイチ NOW〕 ワシントンがハイチ破壊の「震源」だ 地震の前に経済収奪 国を売られたハイチ 「(米軍の)ガンはいらない、ガーゼを送れ」!

 ハイチの震災被災地入りしている「デモクラシーNOW」のキャスター、エイミー・グッドマンさんが20日、地元ハイチの週刊紙、「ハイチ・リベルテ(自由ハイチ)」のキム・アイヴス記者にインタビューし、ハイチの震災被害の背景にある歴史的な問題点に迫っていた。⇒  http://www.democracynow.org/2010/1/20/journalist_kim_ives_on_how_decades

 今回の震災を歴史的な視野からとらえ直した、ハイチという国の現実に踏み込む、深みのあるレポートだった。

 「ほんとうの震源地はワシントン。米国はハイチの基幹産業を売り飛ばし、傀儡政権を据えて、国づくりを阻んで来た」と、厳しく告発するアイヴス記者。オバマ政権は救援で米軍を送り込んだが、米国のハイチ収奪の歴史を糊塗することはできない。

 アイブス記者の指摘で特に驚かされたのは、パパ・ブッシュ以来、2度に及ぶクーデター(1991、2004年)で確立した米国の事実上の支配下、製粉とセメントの国営企業が民間に売却され、すぐさま工場閉鎖となって、以来、小麦もセメントも、米国からの輸入に頼らざるを得ない状況が続いて来たことだ。
 このうち、国営の製粉会社の売却先の民間企業はキッシンジャーが役員に名を連ねた企業だったそうだ。
 そしてハイチは、実は石灰岩の国。セメントの材料に不足しない、本来なら輸出国になれる国なのに、逆に輸入品に頼らざる得ない――ハイチはそんな経済的な不条理を強いられて来たのだ。

 ワシントンを震源とする政治・経済大地震で、ガタガタにされて来たハイチ。
 大統領に選ばれたアイスティード氏(貧民街で活動していた神父)を米国が国外追放したあと、ワシントンによって据えられたプレヴァル政権は、国営の電話会社「テレコ」を今回の震災の1週間前に、ベトナムの企業に売り払ったばかりだった。「テレコ」には最新の通信機器が納品され、いつでも使えるようになっているのに、プレヴァル政権は外国資本への売却を強行した。

 ハイチの国民国家としての「自立」を阻み続けて来た米国。故国を裏切り続けてきたハイチの傀儡政権。ハイチの国家インフラが土台から骨抜きされていたわけで、震災後、統治機能が全面敵に麻痺したのも、当然の成り行きだったわけだ。

 そんな状況の中で、ハイチ民衆は、どう震災に立ち向かっているか?
 アイブス記者は、大地震を生き延びた民衆が自治組織を立ち上げ、犠牲者の捜索、救援物資の分配などに取り組んでいると指摘している。

 突然、救援物資が届いても、地元の民衆組織が対応しているので混乱はないという。外国メディアが叫んでいる「アナーキー状態」はなく、地域のセキュリティーも民衆組織の手で守られているそうだ。

 アイヴス記者によれば、むしろ問題なのはハイチ入りした米軍の存在。
 ポルトオウプラーンスの「総合病院」には、収容された患者に食料などを届けに住民が詰めかけているが、病院前を米海兵隊が占拠し、阻止線を張っているので、中に入ることができないという。

 「海兵隊は英語でわめき散らしている。喜劇的な悲劇だ」と、アイブス記者。「ガン(銃)ではなくガーゼ」(同記者に対する医師の言葉)が必要な事態なのに、武装した米兵がハイチ民衆の前に壁となって立ちはだかっている、この不条理!

 これまたアイブス記者の指摘で分かったことだが、ハイチの人々は1804年、最初で最後の奴隷革命による黒人共和国を創設した、自立心に富む誇り高い人々の末裔だそうだ。そのハイチに米海兵隊が侵攻したのは、1915年のこと。それ以来、ほぼ一貫して、米国は傀儡政権を通じ、ハイチの間接支配を続けて来た。

 ハイチの独裁者を中心にこの国を食い尽くして来たもの――それはインタビューの中でエイミー・グッドマンさんが指摘した、「独裁者がますます富裕になる中で、民衆はますます貧困になる」クレプトプラシー(泥棒政治)!

 アイブス記者が所属する地元の「自由ハイチ」電子版( ⇒ http://www.haiti-liberte.com/ )を覗いたら、フロントに、こんな大見出しをつけていた。

 Haïti ruinée et occupée!

 崩壊し、占領されたハイチ!

 オバマ政権が今度、ハイチの復興に真剣に取り組むというなら、パパ・ブッシュ、クリントン、ムスコ・ブッシュと続いて来た、ハイチに対する収奪政策を反省・謝罪すべきである。 
 

Posted by 大沼安史 at 05:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-01-20

〔NEWS〕 小笠原信之著、『ペンの自由を貫いて 伝説の記者・須田禎一』、書評相次ぐ

 畏友、小笠原信之の、『ペンの自由を貫いて 伝説の記者・須田禎一』(緑風出版)に対する、新聞の書評が相次いでいる。

  東京・中日新聞 ⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/book/jicho/jicho20100119.html

 北海道新聞 ⇒ http://www5.hokkaido-np.co.jp/books/

 労作である。僕も早速一読して、「意欲の糧」とした。須田禎一さんという希代のジャーナリストを、若い頃、記者という職業人たるもの、かくあるべし、と思い定めて、ほんとうに良かったと思った。悔い多き自分の人生を、少しは肯定できるような気がした。
 
 同調圧力、出世主義に負けずに生きることは、さまざまな犠牲を伴うものだが、自由のペンがあれば、一筋の、生きた証だけは残すことができる……。
 

Posted by 大沼安史 at 12:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-19

〔ハイチ NEWS〕 フロリダの豪華客船 ハイチ 楽園の休日

 英紙ガーディアンが17日に報じたところよると、ハイチの震災被災地から100キロ近く離れた、ハイチ北部のプライベート・ビーチ、ラバディーの入り江に、米国フロリダの豪華客船、「インデペンデンス・オブ・シー(海の独立)」号が15日に投錨、第2船、「ナビゲーター・オブ・シー」号もこれに続いて停泊する予定だ。

 このクルーズを決行した船会社は、被災者に対する救援物資を積み込んでいる。今回のクリーズの利益の寄付も表明している。

 ハイチ政府から借り上げたプライベート・ビーチのあるラバディーの入り江は、楽園のような、風光明媚なところ。
 ここで休日をエンジョイする予定だが、乗客の一人は、「被災者を思えば、浜辺で日光を浴びたり、水遊びしたり、バーベキューを食べたり、カクテルを飲んだりなんかできるもんじゃない」と話しているそうだ。
 

⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/17/cruise-ships-haiti-earthquake

Posted by 大沼安史 at 08:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 アフガン、イラク戦争はキリスト教「十字軍」の戦争? 米軍の小銃の照準器に聖書の言葉が刻印されていた!

 米軍がアフガンなどで使用している高性能小銃の照準器に、聖書の言葉が刻印されていることが、米ABC放送の調べで明るみに出た。

 この聖書の言葉を刻印した照準器つきの小銃は、アフガン、イラクの政府軍兵士(イスラム教徒)の訓練にも使われている。

 照準器は米国のメーカー、トリジコン社の製品で、米海兵隊だけで80万個を納入する契約が結ばれている。同社は米陸軍とも契約している。

 照準機に刻まれた聖書の言葉は、 「光に闇の中から輝き出よ、と言われた神は、私たちの心を照らし、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせてくださったのです」(コリント人への手紙 第二 4:6)や、「わたしは世の光だ。わたしに従う者は闇の中を歩くことがなく,命の光を持つことになる」(ヨハネによる福音書 8:12)など。

 同社のHPには、キリスト教を讃える文が掲載されているという。

 米軍当局は、照準器の刻印に兵士は気づいていなかった、としている。今後の扱いについて検討中。

 これではまるで「十字軍」。
 非暴力主義を貫いたキリストも泣きたくなるような話だ。

 アメリカ社会の深部で進むキリスト教原理主義による右傾化の傾向が、こんなところでも明らかになった。

⇒ http://www.commondreams.org/headline/2010/01/18-8

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 路上に臨時ラジオ局 被災者情報を発信 

 仏紙ルモンド電子版も、ブログでハイチ報道を続けている。
 ⇒ http://news.blog.lemonde.fr/2010/01/18/une-radio-au-service-des-sinistres/

 18日付のブログによると、ハイチのラジオ局、「ラジオ・カリブ」は被災地の路上に臨時放送局を開設、被災者情報などを伝えているそうだ。

 発電機で発電し、赤い大アイテナから、FM波を使い、フランス語、クレオール語で放送しているそうだ。

 震災など災害時、ラジオは威力を発揮する。

 

    

Posted by 大沼安史 at 02:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 まるでガザのようだ

 デモクラシーNOWのエイミー・グッドマンのTwitter「ブログ報告」、続報 

 ⇒ http://twitter.com/democracy_now
 
 (日本時間、1月19日 午後1時頃(現地時間 19日午前0時頃)

 ジャーナリストのキム・アイヴスは言った。「まるでガザのようだ」と。至るところにテント村があり、難民がいる。何時、どのように、ハイチは再建されるのか?

    

Posted by 大沼安史 at 01:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 生き残った人々の尊厳、ここに

 ニューヨーク・タイムズも電子版ブログニュースで、ハイチの模様の「速報」を続けている。
 ⇒ http://thelede.blogs.nytimes.com/2010/01/18/latest-updates-on-the-crisis-in-haiti/?hp
 
 このNYTブログ速報から、とりあえず、一件だけ、紹介しよう。
 日曜(17日)時点で、アップされたハイチの映画学校のディレクターの記事だ。

 西側メディアでは、は略奪や暴行が起きていると報じられているがジャクメルの街を歩き回った限り、1件も目撃しなかった。

 住民は協力し合って、素手で瓦礫を掘っている。

 「ハイチは生き残った人々を誇ることができる。なお続く悲劇を前にした生存者の尊厳の品格には驚くべきものがある」

    

Posted by 大沼安史 at 01:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ハイチ NOW〕 夜の闇の中、それでも被災者は歌う

 デモクラシーNOWのエイミー・グッドマンさんがハイチ入りし、Twitterで、現地の模様の「ブログ報告」を開始した。⇒ http://twitter.com/democracy_now

 当ブログではデモクラシーNOWの動きに呼応しエイミー・グッドマンさんの報告を中心に、現地からの報道を日本語に直し、同時並行でお伝えしてゆく。

 〔エイミー・グッドマンさんの報告〕
 (日本時間、1月19日 午後零時12分)夜になった。ハイチは闇の中に沈んだ。被災者はしかし、歌っている。あまりにも多くの死。これほどの死臭を嗅ぐとは思わなかった。

  ◇ エイミーさんの主な過去ログ
  :(同日午前10時頃 エイミーさんたちのクルーは、「マタイの医師団」の活動拠点にいるようだ。今で切断手術の準備をしている)

    

Posted by 大沼安史 at 01:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-18

〔NEWS〕 「国境なき医師団」の救援機 米軍がハイチ着陸を拒否

 英紙ガーディアンによると、「国境なき医師団」が貨物機で医薬品をハイチに搬入しようとたところ、航空管制をしている現地米軍によって、ポルトオウプラーンス空港への着陸を拒否された。

 国連、および米国防総省から事前の許可を得ているにもかかわらず、着陸できなかった。
 貨物機は隣のドミニカに着陸、医薬品はトラックで陸路、ハイチに向かったが、到着が24時間、遅れたそうだ。

 一刻も争わねばならないという、この時に。
 アメリカは「戦争破壊」はお得意の18番のようだが、「自然災害支援」では目覚しい働きをしていない。
 今回も、ハリケーン・カトリーナの二の舞を繰り返しているようだ。

 震災は、「天災テロ」の最強のもの。
 前大統領のジョージ・ブッシュがクリントンとともに、ハイチ震災救援・復興をコーディネートするよう、オバマに依頼され、動き出したそうだが、「テロとの戦争」で破壊活動しかしなかった男に、どんな救援・復興活動ができる、というのか!  

⇒  http://www.commondreams.org/further/2010/01/17-1

Posted by 大沼安史 at 07:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-13

〔ビデオ NEWS〕 ウクライナの砂のアーチスト、「砂のアニメーション」で「平和」を訴え

 ウクライナの砂のアーチスト、クシニア・シモーノワさん(24歳)が第2次世界大戦中、ナチスの占領された祖国の当時の悲劇を、「砂のアニメーション」で表現し、その様子がユーチューブで放映され、世界中の話題になっている。

 当ブログ読者諸氏はすでにご存知のことかも知れないが、私は聞いてもいなかったことなので、遅ればせながら、紹介したい。(まだ、ご存知でない方も、あるいはいらっしゃるかも知れないので)

⇒  http://www.youtube.com/watch?v=vOhf3OvRXKg&feature=player_embedded#

 シモーノアさんはクリミアの岸辺育ち。黒海の海の砂の感触に親しんで育ったのだそうだ。

 

Posted by 大沼安史 at 06:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 グーグルが中国サイト フィルタリングを解除 ハッカーが人権活動家らのGメールに侵入企図に抗議 中国撤退も

 英紙インディペンデントによると、グーグルが中国向けサイトで4年前から行って来たフィルタリング(自主検閲)を全面解除した。

 中国当局の仕業とは明言していないが、グーグルのメールシステム(Gメール)で、中国の人権運動家のメールを傍受しようと企図した抗議し、フィルタリングを停止した。

 中国撤退も辞さない構えだ。

⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/americas/google-threatens-to-quit-china-over-cyberattacks-1866220.html

Posted by 大沼安史 at 12:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-11

〔NEWS〕 バスラで英兵が62歳のイラク人女性を拷問・殺害し、路上に放棄

 英紙インディペンド記事で、英兵がイラク南部バスラを占領していた2006年11月、サビーハ・クドゥール・タリブさんという、当時62歳の女性(祖母)を拷問の上、殺害し、英軍の死体袋に入れて道路に放棄していたことが明るみに出た。

 英陸軍憲兵隊が捜査しているという。

 警告 以下リンクのインディペンデントの記事には、サビーハさんの遺体のカラー写真が添えてあります。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/uk-troops-executed-iraqi-grandmother-1863887.html

 現地警察の報告書によると、サビーハさんは英軍に逮捕されていた。手首に手錠をかけられたあとがあり、体には拷問された跡があった。

 英国防省はサビーハさんが「プリンス・オブ・ウェールズ王立連隊」の英兵によって射殺されたことは認めている。

 英兵によってサビーハさんが逮捕・連行される直前、サビーハさんらの家を英軍が攻撃。サビーハさんの息子のカリームさんが撃たれて死亡した。カリームさんの息子(サビーハさんの孫)の見ている前で、サビーハさんは4、5人の英兵に車で連行された、という。

 米兵のアフガンでの学童射殺に続く、民間人虐殺事件の発覚!

 あの「シー・シェパード」の連中にも一言、言ってみたくなる。
 鯨を守る? 大いに結構! ならば同時に、戦争での「殺人」にも反対せよ!

 

Posted by 大沼安史 at 07:03 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-09

〔NEWS〕 『戦争の家』が完結 下巻発行  朝日新聞1面に広告!

 今朝、近くのコンビニで買った朝日新聞の朝刊(9日付け)の一面下の、サンヤツと呼ばれる書籍広告欄に、ジェームズ・キャロル著、小生(大沼)訳、『戦争の家ペンタゴン』[下]の宣伝(緑風出版)が載っていた。

 『戦争の家ペンタゴン』[下] ――その(まさに!)「活字」でもって、新年会明けの、まだアルコール分と眠気が残った目がいっぺんに醒めた。

 位置取りも、最右翼。畏友、小笠原信之著の『ペンの自由を貫いて 伝説の記者・須田禎一』と一緒だから、感慨もひとしおである。

 私と小笠原の、フリーの歩みの到達点が、サンヤツの右サイドにあった。

             *

 「朝日」の船橋洋一・主筆が、7日付けの同紙コラム「日本@世界」で、「日米関係で大きくつまずくようだと民主党は外交を任せられない政党として国民に見限られる恐れがある」と指摘していた。

 沖縄基地問題で軋む「日米関係」が、今後の日本の針路を左右する重大な外交テーマである――この点では船橋氏の意見に何の異論もないが、われわれ国民としては、「外交を任せられない政党」を「見限る」前に、軍事同盟を組んで来た相手の正体を「見究める」必要がある。

 「日米関係」の「米」とは何なのか、「見切る」努力が求められている今、船橋氏が主筆を務める「朝日」に、『戦争の家ペンタゴン』下巻発行の告知が出たことは、この点からも、喜ばしいことだ。

             *

 イラク・アフガン・パキスタン・そしてイエメン……。
 オバマはなぜ、米国の軍事権力に屈し、「正義の戦争」論を唱えるようになったのか?
 
 その答えを、「戦争の家ペンタゴン」は、知っている。

 著者のジェーム・キャロル氏は、下巻の中で、アーリントンの国立墓地の丘から、ペンタゴンに向かって、こんな悲痛な問いを発している。

  「戦争の家」よ、答えるのだ。
  お前は、誰を犠牲にして来たのだ。
  殺戮者であるお前は、一体、何ものなのだ? 
 答えよ!

 これは「日米関係」の再定義において、われわれ日本人が相手を見究めるために問うべき問いでもある。

 ⇒ 「下巻・訳者あとがき・未定稿」 http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2009/11/post-88f6.html

   「上巻・訳者まえがき・未定稿」 http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/11/post-7b83.html

Posted by 大沼安史 at 07:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-07

〔NEWS〕 アフガンで米兵が子どもたち9人を含む10人を射殺 ガジ・カーン村の惨事 アフガンのソンミ村的様相 寝台から引きずり出し、手錠をかけて

 アフガニスタン東部クナル州のガジ・カーン村で12月27日、米軍が夜間侵攻作戦を行い、無抵抗の学童8人と羊飼いの少年1人、そして大人の農民の男性の計10人を射殺した模様だ。

 英紙タイムズのカブール特派員、ジェローム・スターキー記者が31日付の同紙で報道した。
 スターキー記者は6日、デモクラシーNOWの電話インタビューにも応じ、取材結果を明らかにした。

 同記者が現地の学校の校長らに電話取材で確認したところによると、殺された学童は11歳から17歳までの8人。羊飼いの少年の年齢はわかっていない。また、一緒に射殺されたのは地元の農民で、射撃音で外に出たところを撃たれた。

 学童たちはベットから引きずり出された。射殺された10人の中には手錠をかけられた者もいたという。

 この事態を受け、アフガンのカルザイ大統領はアルジャジーラのインタビューに応え、アメリカ側に米兵の引渡しを要求する考えを示した。
 
 年明けの4日にはカブールやジャララバードで反米抗議デモが行われた。大学生ら数百人が参加したデモには、10歳の子どもも加わっていたという。

 同記者の取材に対し、現地の西側軍事筋は射殺されたのは武装抵抗勢力だと述べた。

 アフガンでは年末から年明けにかけての2週間の間に、30人近い民間人が殺害されたという。

 今回のカジ・カーン村の虐殺は、ベトナム戦争時のソンミ村(ミライ)事件のように、戦争の流れを変えるものになるかもしれない……いや、そうでなければならない。

 「正義の戦争」だと?――オバマよ、寝言を言うのではない。

  英タイムズ記事 ⇒ http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/Afghanistan/article6971638.ece

  デモクラシーNOW ⇒ http://www.democracynow.org/2010/1/6/us_led_forces_accused_of_executing
 

Posted by 大沼安史 at 07:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 元水産庁次長が理事長の鯨研の調査捕鯨団監視船、第2昭南丸 回避義務のある右舷方海上のシーシェパード抗議船に「体当たり攻撃(?)」 音響兵器(LAPD)も使用か?

 日本の調査捕鯨団の監視船、第2昭南丸が南極海で、シーシェパードの抗議船「アディ・ギル」号に、舳先から突っ込んだ。
 過失による事故か、故意による体当たり攻撃か?

 調査捕鯨の実施団体、財団法人日本鯨類研究所側が公表した、第2昭南丸側から撮影したビデオでも、アディ・ギル号は第2昭南丸進行方向の右舷側にあり、昭南丸側に回避義務がある。⇒ http://www.youtube.com/watch?v=5gATb8CMVVg&feature=player_embedded

 一方、シーシェパード側が公表したビデオを見ると、第2昭南丸は衝突前、まるでアディ・ギル号に狙いを定めるように舳先を右旋回させて突進し、ギリギリのところで左に舵を切っている。⇒ http://www.youtube.com/watch?v=SRF05e_r3UQ&feature=related

 相手がいくら悪名(?)高きシーシェパードでも、これはどう見ても、第2昭南丸に非がある。

 日本は武士道の国。「日の丸」を背負って「調査捕鯨」なるものを続行するというなら、耐えがたきを耐え、あくまでもフェアプレーでのぞむのが筋ではないか?

 それに、鯨類研究所の公表ビデオでは、LAPD(長距離音響装置)によるものをみられる、奇怪な金属音がこだましている。これがもしも、米軍がイラクで使っている音響兵器のLAPDであれば、これまた問題になろう。

 そもそも、(クジラたちの生息を守るために)「調査のために捕鯨する」(クジラを殺す)」という破綻した名目とロジックで、南氷洋まで出かけていって、沿岸捕鯨とは比べ物にならないスケールで、組織的な捕鯨活動を続行すること自体、無理がある。

 自ら「国と特に密接な関係がある」特例民法法人に該当しない(同研究所HP)と主張する、一財団法人(日本鯨類研究所)に、事業を許し、特別融資までしていること自体に問題があるのではないか?
 (下記のグリーンピース・ジャパンの記事を参照)

 同研究所のサイトによると、理事長は「水産庁次長」をした農水省高級官僚OB。同研究所は国の特別融資を得て、返済もままならないにもかかわず、公開された資料によれば、この理事長どの、年収1242万円(月額103万5000円)もの高額報酬を得ている。

 これすなわち、天下りのための調査捕鯨……そう言われても仕方ないことではないか?

 日本として、あくまで南氷洋で捕鯨を続ける、というのであれば、「調査捕鯨」などと言わず、はっきり遠洋漁業として捕鯨を継続すると宣言し、正々堂々、国際捕鯨条約を脱退すべきだろう。

 「調査捕鯨」を続行すべきかどうか、「事業仕分け」の対象としても論議すべき時だ。

 
 財団法人日本鯨類研究所 ⇒ http://www.icrwhale.org/YakuinList.pdf

 CNN http://www.youtube.com/watch?v=AnNGIqpgrcM&feature=related

 共同通信 ⇒ http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010010701000402.html

 LAPD 長距離音響装置 Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%9F%BF%E5%85%B5%E5%99%A8

 グリーンピース・ジャパン ⇒ http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20091110oc_html

Posted by 大沼安史 at 04:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2010-01-06

〔NEWS〕 ガザ自由行進 ホロコーストを生き延びた85歳の在米ユダヤ人女性、ヘディー・エプスタインさんも参加 ハンガーストで連帯を表明

 遅きに失したことだが、日本のマスコミが取り上げなかったことなので、記しておきたい。

 在米のユダヤ人女性、85歳になるヘディー・エプスタインさんが、年末から年明けにかけて行われた「ガザ自由行進」に参加したそうだ。

 12月28日のエジプトのカイロでの抗議行動では、「私たちは犯罪者に見えますか? 私たちはガザに人道的な支援を届けに行くだけです。ガザの人々は今だけではなく、もう何年もイスラエルによる占領で苦しみ、飢えているのです」と演説。
 エジプト政府の妨害に抗議して、連帯のハンガーストライキを行った。

 「ガザ自由行進」は、イスラエルのよって封鎖されたガザの人々に救援物資を届けようと、「ガザ不法攻撃を終える国際連合」が呼びかけたもので、世界の43ヵ国から1400人もの人々がカイロに結集、イスラエル軍によるガザ侵攻一周年に合わせ、ガザ救援の大行進を行おうとした。

 参加者はしかし、カイロ市内に集まったところでエジプト当局の妨害に遭い、足止めを食った。
 (ヘディーさんらのハンストなどが国際的な注目を集めたせいか)エジプト政府は結局、参加者の一部、86人のガザ入りだけは認めた(ヘディーさんは、ガザ入りできなかった)。

 ガザ入りしたアメリカの大学生は、現地の10歳くらいの男の子に「どうしてパレスチナ人だけがひどい目に遭わなければならないか」と訊かれ、絶句したとブログに書いていた。

 日本ではまったくといっていいほど注目されなかったことだが、この自由行進は「ガザ」問題の緊急性をあたらめて世界の人々に提起した。

 ヘディーさんは1924年8月15日、ドイツ・フライブルクのユダヤ人家庭に生まれた。「キンダートランスポート(子ども輸送)」という、ユダヤ人の子どもをナチの手から救うプロジェクトで、家族(後にアウシュビッツに送られる)と別れ、英国に逃れたのは、1939年の春、14歳の時。結局、それが、肉親との最後の別れになった。

 戦後、ニュルンベルクでのナチスの医師に対する裁判の事務局で働いたあと、1948年、親類を頼って米国へ。
 住宅問題など社会活動、平和運動に参加し、ホロコーストを生き延びた平和を願うユダヤ人として2003年以来、5回もヨルダン川西岸に入り、パレスチナ人と連帯する活動を続けて来た。

 ユダヤ人でありながら――いや、だからこそ、イスラエルの非人道的な行為を非難し続けるヘディーさん。

 彼女のサイトに、家族と別れ、英国に渡った14歳当時の写真が載っていた。拡大して見て、左目の、強いまなざしに圧倒された。不正義を射抜くような鋭い視線だった。

 その71年後――。
 85歳の高齢をおして、カイロ入りし、ハンストを行ったヘディー・エプスタインさん。
 それは、現代という苛酷な時代を生き抜いて来た、一人のユダヤ人女性による、人生の全てを注ぎ込んだ、正義の実現を求める訴えだった、といえるだろう。

 ヘデイーさんには、ドイツ語による自伝があるそうだ。
 Erinnern ist nicht genug
 記憶するだけでは足りない

 イスラエルの包囲下、窮地に立たされたガザの人々を思うだけではなく、救援行動に立ち上がってガザの飢餓に連帯する断食ストまで行い、正義を愛するユダヤ人の一人として、ユダヤ民族本来の尊厳と誇りを守り抜いたヘディーさんに対し、当ブログとしても敬意を表する。
  

 ヘディー・エプスタインさん ⇒ http://www.hedyepstein.com/

 ヘディーさんがハンスト ⇒ http://www.gazafreedommarch.org/article.php?id=5253

 ニューヨーク・タイムズ 報道 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/12/30/world/middleeast/30egypt.html?_r=1

 http://www.nytimes.com/2010/01/01/world/middleeast/01gaza.html?scp=3&sq=Gaza&st=cse

 「ガザ 自由の行進」サイト ビデオも視聴可 ⇒ http://www.gazafreedommarch.org/article.php?list=type&type=416 

 ⇒  http://www.youtube.com/gazafreedommarch#p/u

Posted by 大沼安史 at 08:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2010-01-03

〔NEWS〕 ニューヨーク・タイムズが新年社説 「日本的10年を回避する」

 ニューヨーク・タイムズ紙が2日、2010年の年頭の社説を掲げた。 
 Avoiding a Japanese Decade……無能な日本政府の、「失われた10年」の失敗を繰り返すな、というオバマ政権に対する呼びかけである。日本の庶民として、読んでいて辛くなる、アメリカの指導的な高級紙の社説ではある。

 The Japanese government lacked the resolve to do what was necessary. It failed to fix its banks and stopped its early fiscal stimulus before recovery had taken hold,……

 日本の政府には必要なことをなす決意が欠けていた。銀行建て直しに失敗し、まだしっかり根付いていないうちに景気刺激策を打ち切ってしまった……

  In 1997, after three years of tepid growth, the Japanese government stopped its stimulus: it raised a consumption tax, ended a temporary income tax cut, increased social security premiums and nipped recovery in the bud.

 日本政府は1997年に、3年間のもたもたした成長のあと、景気刺激策をやめてしまった。消費税を引き上げ、所得減税をやめ、社会保障料を引き上げ、景気の回復をつぼみのうちに摘んでしまった。

 1997年(平成9年)、「失楽園」と「酒鬼薔薇」の年。

 消費税引き上げは、第2次橋本内閣の手で。閣僚名簿を見ていたら、大事な経済企画庁の長官のポストに、あの漢字の読めない男が就いていた。

 日本って、なんてついてない国なんだ。未曾有(みぞゆう)の無能を、その後もずっと踏襲(ふしゅう)してたわけだから。

 タイムズ社説の締めの言葉――。
 
 If there is an overarching lesson from Japan’s lost decade, it is that half measures don’t pay.

 日本の教訓=中途半端はカネの無駄遣い。

 半端なことばかりして、ツケだけは満額、国民に……。
 そうして、2010年を迎えた今、日本は、「失われた10年」×2。
 
 
⇒  http://www.nytimes.com/2010/01/03/opinion/03sun1.html?hp

Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-31

☆ 2009年の終わりに This Love Will Carry Us Into The New Year!

 2009年大晦日の夕方、仙台は雪が降ったあと晴れ上がって、雲が薄いピンクに染まっています。

 あと、数時間で、あけまして。

 ことしの最後のブログは、ことし最後の一曲。

 This Love Will Carry ⇒  http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/

Posted by 大沼安史 at 04:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-24

〔NEWS〕 『戦争の家』下巻 刊行! 

  ジェームズ・キャロル著、『戦争の家』の拙訳・下巻が、東京の緑風出版から刊行された。そろそろ書店に並ぶ。
 
 ことし3月31日に出た上巻が668頁。今回の下巻が685頁。

 下巻は、4月に東京の大学を辞めてつくった、区切りの時間の中から生まれたもので、感慨もひとしおである。

 私は翻訳もジャーナリズムであり得る、と考えている一人だ。翻訳によるジャーナリズムも、なければならない、と考えている一人だ。

 同時代において伝達されるべき、「ニューズ」としての翻訳。

 私は締め切りに間に合わせようと懸命になっている社会部記者のように、この『戦争の家』という同時代の大河ノンフィクションに立ち向かい、一刻も、一日も早くと、持てる気力と体力のほとんど全てを注ぎ込んだ。

 それもこれも、この本を日本語にして日本の読者に伝えたいという、ジャーナリスティックな思いに突き動かされたからである。(たぶん、私はこの翻訳を通して、自分もまた、なおジャーナリストであると自認したかったのだろう!)

 なぜ、アメリカの軍事権力が、私たちの同時代にとって問題なのか?――それはオバマの「変節」を見れば一目瞭然のことである。オバマは「戦争の家」の、まさに軍門に屈したのだ。
 そしてそれはワシントンにおけるパワーゲームに限ったことではない。「日米関係」を規定するものとして、「戦争の家」は日本社会にも重い影をなげかけているのだ。

 その「戦争の家」の正体を暴きだしたのが、ジェームズ・キャロルというジャーナリスト(新聞コラムニスト)であり作家(小説家)であるアメリカ人が渾身の力を振り絞って書いた、この山のような大作である。

 私はこの力作から、読み通しただけで立ち去ることはできなかった。逃げるようで卑怯な感じがした。だから、己の力と置かれた状況を顧みず、立ち向かったのだ。翻訳もまたジャーナリズム、翻訳者もまたジャーナリストと自分に言い聞かせながら。

 下巻の内容については、すでに「訳者あとがき」の未定稿を、本ブログに先行掲載しているので、お読みになっていただきたい。⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2009/11/post-88f6.html

 下巻の校正作業が終わって私は、出版を引き受けてくれた「緑風出版」のT氏に対し、感謝のメールを出した。

 この本の出版をよくぞ引き受けてくださった、とお礼を述べ、敬意を表したのである。〔緑風出版HP ⇒ http://www.ryokufu.com/ryokufu-home.html

 訳出作業中、畏友、小笠原信之〔『ペンの自由を貫いて 伝説の記者 須田禎一』(緑風出版)などの著書があるジャーナリスト〕をはじめ、仙台の出版社「本の森」代表、大内悦男氏ら友人諸氏より、温かい励ましとアドバイスをいただき、ようやくゴールに辿り着くことができた。
 ここで改めて、感謝申し上げる。

                   2009年12月24日
                         大沼 安史

 (AMAZON ⇒  http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AE%E5%AE%B6-%E4%B8%8B%E5%B7%BB%E2%80%95%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%B3-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%AB/dp/4846109151/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1261631439&sr=8-1 )

  「本日の一曲」は Wintersong  カナダの歌手 サラ・マクラクランの悲しく美しいクリスマスの歌

 ⇒  http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/

Posted by 大沼安史 at 02:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-23

〔COP15 NEWS〕 中国は如何に「コペンハーゲン合意」をつぶしたか? 英紙ガーディアン記者が証言記事  「私はその場に居合わせた」

 COP15を現場で取材したガーディアン紙のマーク・ライナス記者が、22日付の同紙(電子版)に、「中国がコペンハーゲンでの協定つぶしをしたことを、私はどうして知ったか? その部屋に、私は居合わせたからだ」との見出しの記事を書き、中国代表団が「合意」を骨抜きにしていくありさまを証言した。

 ライナス記者は18日夜に開始された、ぎりぎりの最終調整の場に、某国の代表団の一員として入り込むことに成功、いわゆる「壁にとまったハエ」として、交渉の成り行きを直接、目のあたりにした。

 ライナス記者によれば、中国の戦略はシンプルなものだった。2週間にわたって公開の場で協議が行われないよう、ブロックし続ける。そして密室協議を、西側諸国が、またも世界の貧困国支援に失敗したものとして印象付ける……。

 この中国戦略が投げたエサに食いついたのが、民間の援助団体、環境保護団体で、「豊かな国の新興国いじめだ」(地球の友インターナショナル)といった先進国非難の大合唱を上げた、とライナス記者は指摘する。

 オバマが加わったその一室での密室協議には、20数ヵ国の首脳をはじめ50~60人が参加したが、オバマの真ん前に座った中国代表は、温首相ではなく、中国外務省の次官クラス。

 その中国高官は協議を中断させては携帯電話で「上司」の指示を仰ぎ、「数字」に対しては悉く、「ノー」を言い続けた。

 「2020年」の中期目標は「可能な限り速やかに」に変わり、「2050年の50%削減目標」もカット、「2050年まで先進国80%削減目標」も、中国の「ノー」で合意できなかった。

 ドイツのメルケル首相など、「私たちは目標さえ立てられないか」と、絶望のあまり両手を投げ出した。
 
 中国はまた、島国など低標高国が求める「1.5度以内」盛り込みにも反対したが、モルジブ大統領の強い抵抗に遭い、実効性のない表現で「合意文書」に盛られることになった。

 ではなぜ、中国はこれほどまでに非妥協的な姿勢を貫いたのか?
 この点についてライナス記者は、中国としては石炭エネルギーに頼らないと経済発展を続けられないので、強硬姿勢を貫いたものとみている。

 一方、アメリカのオバマについてライナス記者は、必死になって合意をまとめようとした、と密室協議の場での積極姿勢については評価している。
 オバマにとって、連邦議会上院の批判をかわすためにも、中国の関与を取り付けるのことは必須のことだったが、温首相に代わって外務省の役人と話し合わねばならないなど、屈辱を味わう結果に終わった、と。

 こうしてライナス記者は「中国が悪い。オバマを意図的に辱め、西側リーダーに非難を背負わせる、とんでもない『合意』を主張し続けた」と結論づけるわけだが、中国の戦略は確かに、批判・非難に値するとしても、「中国だけ」に責任の全てを転嫁することはできない。
 中国が「コペンつぶし」の主犯であるなら、「京都つぶし」に雪崩を打った西側(先進国)もまたその共犯であるだろう。

 非難合戦をするだけでは、「地球ホロコースト」は回避できない。 
 
⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/22/copenhagen-climate-change-mark-lynas

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2009-12-21

〔NEWS〕 「怒れるおばあちゃん」たち、「戦争のオモチャ」に対して抗議行動 「平和なXマス」を訴え

 「おばあちゃん平和旅団(Granny Peace Brigade )」と「怒れるおばあちゃん(Raging Grannies )」のメンバー20人が18日、ニューヨーク・ブルックリンの大型店で、「戦争のオモチャ」に反対する抗議行動を行った。

 「平和なXマス」を願ってのプロテスト。

 おばあちゃんたちは、ジョン・レノンの「Give Peace a Chnace」を歌い、クリスマス・キャロルの替え歌を合唱した。

 94歳になるリリアンおばあちゃんは、こう語った。

 「私たちはここ(この世)に永遠にいることはできません。しかし、たとえ私たちが生きているうちに、イラク、アフガンでの嘆かわしい戦争を止めさせることができなくとも、少なくとも私たちは自分たちのできる範囲内で、これまで長い間続けて来た、殺し合いと無駄遣いの悪循環はやめなくちゃならないことを、孫たちにしっかりと教え込むのでなければなりません。正しく健康なオモチャを取り戻すための闘いを続けることを、私たちは決意しています」

http://www.commondreams.org/further/2009/12/19

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〔COP15 NEWS〕 英紙インディペンデントのジョハン・ハリ記者 地球を守る「非暴力直接行動」を呼びかけ

 英紙インディペンデントの環境問題担当記者、ジョハン・ハリ氏が21日の同紙(電子版)で、地球を守る非暴力直接行動を呼びかけた。

 石炭火発への石炭列車を取り囲め、空港の滑走路新設を阻め――と。

 記事のタイトルは「コペンハーゲンが破局に終わったあと、それは私たち次第である」。

 他人事ではないのだから自らの問題として行動を起そう、と訴えたのだ。

 ハリ記者は「2度」以内の上昇に抑える、の「2度」の重大な意味を、ピクニックと体温の違いにたとえて、こう説明する。

 ピクニックに出かけて、気温が予想より±2度違っても、それはたいしたことではない。しかし、ピクニックに出かけるわれわれの体温が2度上昇したら――つまり高熱を発したら、ピクニックどころではない、と。

 プラス2度とは地球の「体温」の上昇のことであるのだ。

 ハリ記者はさらに、この「プラス2度」が「臨界点」であることを、懸命に訴える。プラス2度を越えてしまったら、最早、後戻りできないのだと。

 極地帯の永久凍土は溶け、熱帯雨林は燃え上がる……ポイント・オブ・ノーリターンは、すぐ目の前に来ているのだと。

 ハリ記者は、記事の中で、「石油ロビー」のポチに成り果てた米連邦議会上院に足をとられたオバマを批判し、ヒマラヤの水資源に依拠する中国人民を結果的に裏切った中国の温首相を非難しているが、COP15があんな結果に終わった以上、「民主主義を奉じる、ふつうの市民による大衆運動」で、「世界政治の力学」をチェンジするしかないと主張を展開する。 

 白熱電球を取り替え、政治が最善を尽くしてくれるだろうと希望して待つ時は、とうに過ぎてしまった、と。

 ハリ記者は最後にこう指摘して、世界の人々に対する「檄」のような記事を結んでいる。

 コペンハーゲンは価値あるものをひとつ残した。ひとつだけ残した。われわれが今、自己防衛を始めなければ、誰も助けてくれない、という教訓だけを残した。……

 この切迫した、必死の訴え!
 日本の同じ21日付の新聞のコラムと比べてみるがよい。
 某紙の看板コラムの書き出しは、こうだ。「要するに、肝心なことは先送りらしい。……」
 「……先送りらしい」ではない。「先送りされてしまった!」のだ。 
  

http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/johann-hari/after-the-catastrophe-in-copenhagen-its-up-to-us-1846366.html

「本日の歌」は Greenfields   コペンハーゲン挽歌

 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/

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2009-12-20

〔COP15 NEWS〕 「陰謀」と「漏洩」による「留意」

 英紙ガーディアンによると、コペンハーゲンのCOP15は、途上国を排除して進められた密室での「陰謀」が、会議開催後、関係筋の「漏洩」で発覚、その後、コピー機に機密文書をわざと置き忘れるといった「漏洩の洪水」が常態化し、さながら「漏洩で会議が進む」事態に至っていたという。

 最終「合意」案は8種類つくられたが、そのも数分以内に増刷されて、会場に出回ったそうだ。

 本ブログで既報(⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2009/12/post-ccf1.html )の通り、漏洩の極めつけは、「2度以内」の国連案を検討すると、実は「3度」の上昇になる、との極秘分析報告書の漏洩。
 国連事務局筋からのリークだったそうだ。

 そして挙句の果てが、「承認」でも「同意」でもない、「留意」による「合意」での逃げ切り。

 要はメチャクチャ&ハチャメチャな、空前の大混乱が続いていたわけである。 

⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/20/copenhagen-climate-global-warming

「本日の歌」は Ae Fond Kiss   心を洗ってくれる、スコットランドの歌だ。

  ⇒  http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/2009/12/ae-fond-kiss.html

Posted by 大沼安史 at 12:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 アフリカから「ホロコースト協定だ」との批判の声 ベネズエラの女性代表が自傷行為で抗議 「国連に対するクーデターだ」

 英紙ガーディアンによると、COP15の「強硬決着」に抗議して、G77のルムンバ・ディ・アピング議長(スーダン)が「コペンハーゲン合意」をホロコーストにたとえて批判した。

 「(これは)アフリカに対して自殺協定にサインしろ、と言っているようなものだ。少数の国々の経済的な依存を維持するために、灰になれという協定にサインしろ、といっている。これはかつてヨーロッパで600万人の人々を焼却炉に送り込だ価値観に基づく最終解決策だ」

 また、ベネズエラの代表団の女性は、手の平をカットし、血を流しながら、こうでもしなければ訴えを聞いてもらえないのか、と抗議し、「国連に対するクーデターを今、目の当たりにしているのです」と非難した。

 これほどの反発で出たことを、無視してはいけない。

 該当箇所は記事の終わりに ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/19/copenhagen-closes-weak-deal

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2009-12-19

〔COP15 NEWS〕 なんて素敵な選曲! デンマーク女王の晩餐会で王立近衛連隊楽団が奏でた歌

 先進国を中心に各国首脳が無能さを曝け出したCOP15で18日夜、マルグレーテ女王主催の晩餐会が開かれた。

 晩餐会ではデンマークの王立近衛連隊楽団の演奏があったが、女王様の選んだ曲目を知って、思わず脱帽した!

 素晴らしい選曲!

 ガーディアン紙( ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/19/copenhagen-summit-talks-deadline )によれば、演目の一つは、ビードルズのHere comes the sun!

 お日様は昇る! 希望に満ちた歌!
 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=OZtQh5EIgWQ

 歌詞もすばらしい。
 Here comes the sun お日様だ
 Here comes the sun お日様だ
 It's alright    もう大丈夫
 It's alright    もう大丈夫

 でも、会議の中身の方は、ちっとも大丈夫じゃなかったんだけれど……。

 この歌には実は、こんな歌詞も。

  Little darling, i feel that ice is slowly melting
 ねえ、君。僕、感じるんだ。氷がゆっくり溶けているぜ
  Little darling, it seems like years since it's been clear
 ねえ、君。ハッキリ証拠が出たあと、もう何年も過ぎたみたいだ

 さりげない、キツーイ一発……いや、一曲。

 でも、楽団の演奏はこれだけじゃなかった。その、もう一曲がモロ、凄すぎ!

  Here's That Rainy Day うわ、あの雨の日だ!

  フランク・シナトラのスタンダード・ナンバー。
 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=YvJ5yPD0l9o

 歌いだしが、

 Maybe I shoud have saved those leftover dreams
  たぶん俺はあの残りの夢を大事にしておくべきだったんだ
 (地球環境を守る夢を……)

 そして、こんなエンディング。

  Funny how love becomess a cold rainy day
  おかしいよね。愛が冷たい雨の日になるなんて
 (愛は地球を救う〔はずの〕会議は冷たい雨模様)

 マルガレーテ女王に乾杯!

  ☆ 本日の一曲は 島倉千代子さんの「恋しているんだもん」 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/

Posted by 大沼安史 at 05:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 オバマ 5ヵ国協議で「画期的な合意」を切り拓く 

 オバマ大統領は18日、中国、インド、ブラジル、南アフリカの首脳と5ヵ国会議を開催した。

 この場で諮ったペラ「3頁」の「政治合意」案が、COP15の全体会議にかけれたのだそうだ。ニューヨーク・タイムズに、そう出ていた。

 いかにも、オバマがリーダーシップを発揮して、「合意」に漕ぎ着けたような書き方だ。

 その「画期的な合意」に拍手を!

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/12/19/science/earth/19climate.html?pagewanted=2&_r=1&hp

Posted by 大沼安史 at 04:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 コテンパーゲンで廃棄されたもの

 英紙インディペンデントのジャーナリスト、ジョハン・ハリ(Johann Hari)氏が、同紙に「コペンハーゲンが無視した真実(The truths Copenhagen ignored)」 との、COP15を総括する記事を書いていた。

 「彼らは合意を結ばなかった。世界で最も標高の低い国々と、世界の氷河と、北極と、そして数百万の命の棺に蓋をした」

 They didn't seal the deal; they sealed the coffin for the world's low-lying islands, its glaciers, its North Pole, and millions of lives.  

 その通り!

 総括記事の中でハリ氏は、コペンハーゲンでコテンパンにのされ、廃棄された「理念」(アイデア)が3つあると指摘していた。

 ①「国際環境裁判所」 何米のボリビアが創設を提案したものだ。条約で合意した削減に違反した国を処罰する国際司法法廷。たとえば、カナダは京都議定書に調印しながら、温暖化ガスの排出量を26%増やしているのに、何の咎めもない。

 ②「化石燃焼は地下に眠らせておけ」 世界的な権威ある科学誌、『ネーチャー』の掲載論文によると、人類が利用できる化石燃料はすでに発見済みの最大60%。ということは、これ以上、探査を続ける必要はない。探査にモラトリアムをかけなければならない。

 ③「気象債務」 大気中の温暖化ガスの7割は先進国発。その影響の7割は新興国に出ている。先進国はそれだけ環境問題で「負債」(責任)を抱えている。

 先進国の指導者は、人類の生存よりも、オイルマネーに浸かった惰性を選んだ、とハリ氏は結論づけているが、その通りだ。  

 ⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/johann-hari/johann-hari-the-truths-copenhagen-ignored-1845114.html

Posted by 大沼安史 at 04:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-18

〔COP15 NEWS〕  オバマ演説 全文

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/18/obama-speech-copenhagen-climate-summit

 オバマは言った。「われわれは、共通の脅威を前に、勇敢に、そして決定的に行動できると、私は信じている。だから、私はここに来たのだ」

 I believe that we can act boldly, and decisively, in the face of this common threat. And that is why I have come here today.

 オバマは気象変動・温暖化を「共通の脅威」と言った。テロリストと同格に引き上げ、戦う姿勢を強調した。

 しかし、アフガン増派のように、目に見えたかたちで戦いを「エスカレート」させる、具体的な言葉はなかった。

Posted by 大沼安史 at 09:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔COP15 NEWS〕  18日(現地時間)午後0時41分 オバマ演説終了

 ガーディアンの速報ブログによると

 オバマ、お義理の拍手のあと、そそくさ退場。

 短い演説の中でオバマ、ヒラリーの「1000億ドル」を繰り返す。

 ガーディアン速報ブログ(ONをクリックすると自動更新。なお、時刻表示はグリニッジ標準時 コペンとの時差は1時間) ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/blog/2009/dec/18/copenhagen-climate-change-summit-liveblog
 

 

Posted by 大沼安史 at 08:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕  18日(現地時間)午後0時32分 オバマ演説開始

 ガーディアンの速報ブログによると

 オバマ 「われわれの集団行動能力が疑問にさらされている」と発言。
 Our ability to take collective action is in doubt、

  大沼注 : オバマ、敗北を宣言! しかし、そこまでCOPを追い込んだのは、君たち、アメリカだろうに。

 ガーディアン速報ブログ(ONをクリックすると自動更新。なお、時刻表示はグリニッジ標準時 コペンとの時差は1時間) ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/blog/2009/dec/18/copenhagen-climate-change-summit-liveblog
 

 

Posted by 大沼安史 at 08:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕  18日(現地時間)午後0時23分 プロテスターが髪を丸刈り抗議

 ガーディアンの速報ブログによると、ベラセンター近くで、環境保護活動家たちが、自分たちの髪を切る、丸刈りプロテスト。

 ガーディアン速報ブログ(ONをクリックすると自動更新。なお、時刻表示はグリニッジ標準時 コペンとの時差は1時間) ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/blog/2009/dec/18/copenhagen-climate-change-summit-liveblog
 

 

Posted by 大沼安史 at 08:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕  18日(現地時間)午後0時15分 ルラ・ブラジル大統領 「不満」を表明

 ガーディアンの速報ブログによると、中国の温首相の演説、午後0時11分(現地時間)に終了。新味なし。
 同15分 ルラ大統領、会議の結果「不満」を表明。

 ガーディアン速報ブログ(ONをクリックすると自動更新されます。なお、時刻表示はグリニッジ標準時 コペンとの時差は1時間) ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/blog/2009/dec/18/copenhagen-climate-change-summit-liveblog
 

 

Posted by 大沼安史 at 08:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 未明にたった「2枚(頁)」の「合意文書」案 「2度」、法的に拘束せず 

  ガーディアン紙の報道によると、18日早朝、開かれた先進国を中心とする28カ国の協議で、同日現地時間午後3時の調印が予定されている「合意文書」の草案がまとまった。

 それによると、たったの2頁のテキスト案には、合意国は世界気温の上昇「2度以内」に抑える「べき(ought)」との表現が盛り込まれたが、法的な拘束力は設定されていない。

 削減幅も「ディープ・カット」という抽象表現にとどまっている。ただし、この点に関しては「引き続き協議」とのこと。

 また、2010年12月、メキシコシティーで開かれる次の会合まで、引き続き協議する、との表現も。

 また今後3年間、年100億ドル、2020年までに年1000億ドル(ヒラリー提案)の途上国に対する援助も盛り込まれているが、詳細は欠落している。

 世界はこの程度の指導者しか持っていないことを知らしめる、お寒い「ペラ2枚」テキストではある。

 ガーディアンのブログによると、オバマはCOP会場のベラセンターには向わず、空港近くのホテルで、各国首脳と協議しているそう。

 ベルセンターでは温・中国首相がすでに着席しているそうだ。

 会場は各国代表のボディーランゲージでみるかぎり、悲観ムードが漂っているそうだ。 

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/18/copenhagen-world-leaders-document 

 

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 「50%削減」 ジョージ・モンビオ氏 オバマよ、君が演説で言うべきはコレだ!

 英国の環境活動家・ジャーナリスト、ジョージ・モンビオ氏がガーディアン紙に、オバマがコペンハーゲン演説で本来、語るべき「スピーチ・テキスト」を発表した。その一部を紹介する。

 「私はここに、米国が2020年までに、1990年対比で50%削減することを約束します。これは他の国々とは関係なく、一方的に削減するものであります。私はみなさんに、この私と競争するよう求めるものであります。私たちは互いに相手を乗り越える削減率を競い合わねばなりません。足を引っ張り合ってはなりません」

 I hereby commit the United States to cutting greenhouse gases by 50% against our 1990 levels by 2020. I commit to this cut regardless of what other nations might do, but I urge you to compete with me to exceed it. We should be striving to outbid each other, not to undercut each other.

 ⇒  http://www.guardian.co.uk/commentisfree/cif-green/2009/dec/16/copenhagen-deal-barack-obama-speech

 

Posted by 大沼安史 at 07:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 ヒラリー「1000億ドル」スピーチにナオミ・クラインが、「恫喝」は止めよ、と批判 

 ヒラリー・クリントン米国務長官のコペンハーゲン「1000億ドルだ。合意に反対したら、やらない」演説に対し、ナオミ・クラインが、「むき出しの恫喝」だと批判した。

 「デモクラシーNOW]のインタビューに答えた。賛成である。

 ナオミ・クラインは、タイなどの経済危機につけ込んだ、IMFによる、かつての「経済構造改革」と同じで、新興国の手を縛るものになると指摘。

 さらに「緑の部屋」と呼ばれる「密室」において、ひそかに事が進められている現状を糾弾した。
 
 ⇒ http://www.democracynow.org/2009/12/17/a_naked_form_of_blackmail_naomi

Posted by 大沼安史 at 06:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 オバマ コペンへ手土産なし 仏紙報道 ヒラリー、「年1000億ドル」の空手形 アメリカはその6倍もの軍事予算を組むくせに!

 ルモンド紙によれば、オバマ大統領は明確な途上国資金援助提案を持たずにコペンハーゲン入りするという。米政府当局者の話として伝えた。

 ⇒  http://www.lemonde.fr/le-rechauffement-climatique/article/2009/12/17/obama-ne-devrait-pas-prendre-de-nouveaux-engagements-financiers-pour-les-pays-pauvres_1282393_1270066.html#ens_id=1275475

 英紙インディペデントによると、先乗りしたヒラリー国務長官が「年1000億ドル」を表明したことで、英国のブラウン首相が急に勢いづいたそうだが、同紙によれば、ヒラリーは米国としてどれだけ出すか言ったわけではない。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/china-holds-the-world-to-ransom-1844247.html

 「1000億ドル」を空手形にしないためには、「政治合意」で法的拘束力を持たせなければならないが、オバマはポケットに何も入れないで、顔見世のお付き合いで済ませ、アメリカはコミットしましたという姿勢だけを印象づけるつもりだろうから、残念ながら期待薄。

 アメリカの連邦下院は15日、新年度の軍事予算案を賛成多数で可決したが、その額、なんと6360億ドル!

 6分の1を途上国支援の「環境基金」に毎年、繰り込めばいいだけのことじゃあないか!

 オバマよ、それが世界の最先進汚染国の義務ではないか?

Posted by 大沼安史 at 12:03 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 実は「2度」ではなく「3度」の気温上昇 国連秘密分析資料をガーディアン紙が入手し暴露 新たに5億5000万人が飢餓に直面

 英紙ガーディアンは、COP15で15日に(おそらくは新興国を除く――大沼注)関係国に配布された国連の秘密分析資料を入手し、暴露した。

 それによると、現在、COP15で提起されている新たな温暖化対策の合意案は、地球の平均温度を「2度」の上昇に食い止めるものとされていたが、国連の秘密分析では「3度」上昇するのだそうだ。

 この「3度上昇」によって、どれだけの環境破壊が進むか、英国の研究で見てみると、5億5000万人が新たに飢餓に直面し、沿海部に住む最大1億7000万人が高波の被害に遭うほか、地球上の生物種の最大50%が絶滅の危機にさらされるという。

 「2度」でも地球は危ういといわれていたのに、このありさま。

 この資料は日本政府にも配布されたはずだ。日本の報道機関はただちに公開を迫る必要がある。
 日本政府よ、「京都」の自動?延長がいやなら、この資料を公開し、決裂・白紙撤回⇒交渉の仕切りなおしを宣言せよ! 

http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/17/un-leaked-report-copenhagen-3c

Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 ガーディアン紙 京都議定書の延長決まると報道

 環境報道で世界をリードする英紙ガーディアンの電子版に、17日午後2時50分(グリニッジ標準時)付で、こんな見出しの記事が掲載された。

 Victory for developing nations as rich countries abandon effort to kill off Kyoto

 先進国が京都議定書殺しを放棄 途上国が勝利

 一方、18日付の朝日の朝刊(7面)には、「(京都議定書の延長による)米中義務なしを懸念 産業界、政府に訴え」の記事。

 ガーディアンの報道の通りだとすると、日本(の政府・交渉団、同行の記者団の一部)は「時差ボケ」で脳死状態に陥っていることになる……。

 COP15がどんな結果に終わろうとも、日本の「交渉(?)」ぶりの検証は避けられない。日本のマスコミよ、政府のブリーフィングに踊らされず、自己検証を含め、徹底的にメスを入れよ!

 仮に今回のCOP15が「日本ひとり負け」に終わったとしたら、交渉当事者の責任逃れは許されないところだ。最低限、担当官僚を更迭、環境対策チームを一新すべきではないか!
 

⇒ http://www.guardian.co.uk/environment/2009/dec/17/developing-nations-kyoto

Posted by 大沼安史 at 09:31 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-17

〔COP15 NEWS〕 私はヒマラヤから来た。私たちは木を抱き締め、山を抱き締める! 私たちの雪を盗むな! インドの女性活動家、ヴァンダナ・シヴァ女史がコペンハーゲンからアピール!

 インドの女性活動家、ヴァンダナ・シヴァ(Vandana Shiva )女史がコペンハーゲンでのプロテストに参加し、「私はヒマラヤから来た。私たちの雪を盗むな!」と力強く演説、米国をはじめとする先進汚染国に対し、責任ある対応を求めた。

 ヴェンダナ・シヴァ女史(57歳)は、カナダの大学から量子力学の研究で博士号を取得した物理学者。哲学者でもあり、インド古来のヴェーダの教えに基づく環境保護、有機農業の実践者でもある。1993年には、環境保護運動の功績を讃えられ、「もうひとつのノーベル賞」といわれる、「ライト・ライブリフッド賞」を受賞した。

 そのシヴァ女史が12月5日、全世界から集まった環境保護派の集会で演説した。
⇒http://movie.pochi2.info/video/watchframe/6aebfab5bf7670f4

 以下はその一部。

  私はヒマラヤから、やって来ました。私はデリーに事務所を持っていますが、住んではいません。汚染された街です。車に乗っ取られた。私はヒマラヤから来たのです。氷河は溶けています。村々は洪水にさらされるか、干上がっているかのどちらかです。農業も崩壊しています。私の住む地域では今年、農作物の90%がダメになりました。川の70%が干上がってしまうました。地元の人々がそうしたのではありません。私の環境運動の旅は「チプコ」(後述)をともに始まりました。女たちが木を抱く運動です。今私たちは山を抱いています。そして汚染者たちにこう言っているのです。「汚染するのは止めにしなさい。あなたがたは水を盗んでいる! 食べ物を盗んでいる。私たちの雪を盗んでいる!」と。

I come from the Himalaya. I just had an office in Delhi; I don’t live in Delhi. It’s a polluted city. The automobile has taken over. I come from the Himalaya. Our glaciers are melting. Our villages are getting flooded out or drying up. Agriculture is collapsing. Ninety percent of the food production in my area has collapsed in this year. Seventy percent of the streams have dried up. And that is not happening because of what the local people did. My journey in the environment movement began with Chipko, where women came out to hug the trees. We are now hugging our mountains and telling the polluters, “You’ve got to stop polluting, because you are stealing our water, you are stealing our food, you are stealing our snows

 シヴァ女史の言う「チプコ」とは、インドで1970年代から始まった、村の女が樹木の周りを囲んで(抱いて)、緑を伐採から守る運動。女史はこの運動に参加し、環境保護に取り組み出したのだ。現在、有機農業を実践しているという。

 シヴァ女史は「デモクラシーNOW」のエイミー・グッドマンさんのインタビューに応え( ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Jm-eYE3A9e8 )、こう語った。

 「アメリカはドナー(贈与者)ではない。ポリューター(汚染者)です。汚染者は償いの代価を支払わなければなりません。環境債務を支払うべきです。これは施しの問題ではない。これは正義の問題です」

 これは先進汚染国である日本にもあてはまる指摘だろう。 

 シヴァ女史の言うとおりだ。われわれ日本人もまた、「汚染者」として自己認識することから始めなければならない。ヒマラヤの氷河を、もしかしたら守れるかも知れない、かすかな望みは、そこから――そこからのみ、生まれる。 

  ヴァンダナ・シヴァさん Wiki⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Vandana_Shiva

    チプコ運動 ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Vandana_Shiva

Posted by 大沼安史 at 07:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔COP15 NEWS〕 英ブラウン首相 エチオピア「トービン税」提案で打開に動く 広がる悲観ムード 

 英紙インディペンデントによれば、コペンハーゲンのCOP15で英国のブラウン首相は16日、エチオピアのゼナウィ首相の「トービン税」提案を、国連のバン事務総長、米国のジョン・ケリー上院議員にぶつけ、説得を試みた模様だ。

 これに対し、バン事務総長は理解を示したらしいが、ケリー議員の「反応」は、同紙の記事から判断するに、どうも芳しくなかったようである。

 英国のエネルギー・気候変動担当相、エド・ミルバンド氏は16日夜、次のように語ったそうだ。

 "If this agreement were to fail because of issues of substance it would be a tragedy, but if it were to fail because of issues of process it would be a farce."

 もしも合意達成が中身の問題でできなければ、悲劇になるわけだが、もしもそれがプロセス(手続き)によるものなら、お笑い草になるだろう。

  "If we fail, people all over the world will be furious and they will be right to be furious."

 もしもわれわれが合意できなかったなら、世界中の人々は怒るだろうし、怒る権利を持つことになるだろう。

 ミルバンド担当大臣が、ここで「プロセス(手続き)」に言及したのは、ケリー氏が共同提案者として提出した、「温暖化対策法案」が、いまアメリカの議会にかかっており、ケリー氏が身動きのとれない状況にあることを示唆したかったから、かも知れない。

 せっかくの「トービン税」による打開策が、「手続きの壁」にぶちあたり、葬り去られることを嘆いての発言かも知れない。

  ケリー氏(民主党)もオバマ政権も、軍事産業とともにウオールストリ-ト(金融権力)を支持基盤としているから、「トービン税」導入論を、連邦議会における手続き問題を言い立てることで葬り去ろうとしているのかも知れない。

  ⇒ http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/climate-talks-on-brink-of-failure-as-time-runs-out-1843073.html

Posted by 大沼安史 at 12:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-16

〔NEWS〕 コペンハーゲンのプロテスト・ソングはボブ・ディランの A Hard Rain's A-Gonna Fall

 デモクラシーNOW(http://www.democracynow.org/)のキャスター、エイミー・グッドマンさんがコペンハーゲンからのライブ放送で、ボブ・ディランの A Hard Rain's A-Gonna Fall がプロテスターのシンボルソングになっている、と報じていた。

 1960年代の歌だ。 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=axGwD9B8SxY

 原詩で確かめて、なるほどと思った。
 たとえば、歌の最後の部分、拙訳で紹介すると、こうなる。

そこでは飢えていることは醜いことで、人間たちは忘れられている
そこでは色は黒しかなく 数はゼロしかない
僕はそれを言うんだ 考えるんだ 話すんだ 呼吸するんだ 
そしてみんなに見えるように、山の上から映すんだ
それから僕は海の上に立つんだ 沈み始めるまで立つんだ
でも僕はその時、僕の歌を歌い出すんだ ずっと前から覚えていた歌を
そして今、激しい、激しい、激しい、激しい
激しい雨が落ちて来る……

Where hunger is ugly, where souls are forgotten,
Where black is the color, where none is the number,
And I'll tell it and think it and speak it and breathe it,
And reflect it from the mountain so all souls can see it,
Then I'll stand on the ocean until I start sinkin',
But I'll know my song well before I start singin',
And it's a hard, it's a hard, it's a hard, it's a hard,
It's a hard rain's a-gonna fall.

◎ 歌詞 (JETSによる日本語訳詩 は ⇒ http://www.geocities.jp/buyer02jp/bob-dylan/hard-rain.html ) 

Oh, where have you been, my blue-eyed son?
Oh, where have you been, my darling young one?
I've stumbled on the side of twelve misty mountains,
I've walked and I've crawled on six crooked highways,
I've stepped in the middle of seven sad forests,
I've been out in front of a dozen dead oceans,
I've been ten thousand miles in the mouth of a graveyard,
And it's a hard, and it's a hard, it's a hard, and it's a hard,
And it's a hard rain's a-gonna fall.

Oh, what did you see, my blue-eyed son?
Oh, what did you see, my darling young one?
I saw a newborn baby with wild wolves all around it
I saw a highway of diamonds with nobody on it,
I saw a black branch with blood that kept drippin',
I saw a room full of men with their hammers a-bleedin',
I saw a white ladder all covered with water,
I saw ten thousand talkers whose tongues were all broken,
I saw guns and sharp swords in the hands of young children,
And it's a hard, and it's a hard, it's a hard, it's a hard,
And it's a hard rain's a-gonna fall.

And what did you hear, my blue-eyed son?
And what did you hear, my darling young one?
I heard the sound of a thunder, it roared out a warnin',
Heard the roar of a wave that could drown the whole world,
Heard one hundred drummers whose hands were a-blazin',
Heard ten thousand whisperin' and nobody listenin',
Heard one person starve, I heard many people laughin',
Heard the song of a poet who died in the gutter,
Heard the sound of a clown who cried in the alley,
And it's a hard, and it's a hard, it's a hard, it's a hard,
And it's a hard rain's a-gonna fall.

Oh, who did you meet, my blue-eyed son?
Who did you meet, my darling young one?
I met a young child beside a dead pony,
I met a white man who walked a black dog,
I met a young woman whose body was burning,
I met a young girl, she gave me a rainbow,
I met one man who was wounded in love,
I met another man who was wounded with hatred,
And it's a hard, it's a hard, it's a hard, it's a hard,
It's a hard rain's a-gonna fall.

Oh, what'll you do now, my blue-eyed son?
And, what'll you do now, my darling young one?
I'm a-goin' back out 'fore the rain starts a-fallin',
I'll walk to the depths of the deepest dark forest,
Where the people are many and their hands are all empty,
Where the pellets of poison are flooding their waters,
Where the home in the valley meets the damp dirty prison,
Where the executioner's face is always well hidden,
Where hunger is ugly, where souls are forgotten,
Where black is the color, where none is the number,
And I'll tell it and think it and speak it and breathe it,
And reflect it from the mountain so all souls can see it,
Then I'll stand on the ocean until I start sinkin',
But I'll know my song well before I start singin',
And it's a hard, it's a hard, it's a hard, it's a hard,
It's a hard rain's a-gonna fall.

Posted by 大沼安史 at 07:36 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔URGENT 重要NEWS〕 コペンハーゲンで待望の打開策 エチオピアが「トービン税」などで世界環境基金創設を提案 英仏が支持

 英紙インディペンデントによれば、アフリカ連盟を代表して15日夜、コペンハーゲン入りした、エチオピアのメレス・ゼナウィ首相は、新興国の環境対策支援で創設される「世界環境基金」の恒久財源として、為替取引に課税する「トービン税」、及び空輸・海運税を創設する打開際を示した。

 これに対して、英国のブラウン首相、フランスのサルコジ大統領は支持を表明。

 このエチオピア案の行方が、コペンハーゲンの成否を決める情勢になって来た。

 国際連帯税のとして構想された「トービン税」は、国際的な為替取引に課税するもので、世界の環境団体が導入を呼びかけていた。貧困対策としても期待されている。

 同紙は「トービン税」の導入で、毎年、1000億ドルの税収を見込む研究もあると指摘した。

 「トービン税」の導入は、ウォールストリートを抱えた米国が忌避すると見られるが、シティーを抱えた英国が支持に回ったことで、実現性が出て来た。

 鳩山政権は様子見を決め込むのではなく、早速「支持」を表明すべきである。 

⇒ http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/climate-conference-make-bankers-pay-for-deal-1841970.html

 トービン税については ⇒ http://pol.cside4.jp/economic/46.html

Posted by 大沼安史 at 01:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-15

〔NEWS〕 オバマ、パキスタンの大都市、クエッタ攻撃の構え 無人攻撃機でタリバン後方司令部を狙う

 米紙ロサンゼルス・タイムズは、オバマ政権がパキスタン・バルチスタン州の州都・クエッタのタリバン後方司令部に対し。CIAの無人攻撃機「プリデーター」による攻撃を行う構えを見せている、と報じた。

 CIA「プリデーター」による攻撃は、これまでアフガン国境に隣接した辺境地帯で行われていたが、クエッタに対する攻撃は、人口の密集した都市部への攻撃になるわけで、実行されれば、ベトナム戦争の際のカンボジア侵攻に似た軍事エスカレーションとなる。

 CIAはブッシュの時代、国防長官の指揮下に入り、軍事行動を行うまでに至っている。

 オバマ政権が強硬姿勢を見せているのは、パキスタン政府がタリバンの指導者たちの引渡しを拒否しているため。

 クエッタ攻撃が行われればパキスタンの反米感情はさらに高まり、その分、パキスタン当局も苦しい立場に追い込まれる。それを見越して、パキスタン側に「協力」を迫る作戦と見られる。

 同紙によれば、クエッタは人口85万の大都市。 

 「3万人増派」でアフガン戦争決着に向け、見通しをつけたいオバマ政権だが、「アフガン戦争」は、ますます「アフガン・パキスタン戦争」の様相を深めて来た。 

⇒ http://www.latimes.com/news/nation-and-world/la-fg-us-pakistan14-2009dec14,0,119787,print.story

☆ 『本日の歌」は Eilen Jewell の Back to Dallas

   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/

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2009-12-14

〔NEWS〕 緑のマネー・ビラ&闘う男は女装する! イランの民衆が非暴力抵抗戦術

 イランで当局の弾圧下、民主化運動が続いている。非暴力の闘いだ。
 そんなイラン民衆の苦闘の中から、こんな新しい抵抗戦術が生まれた。

 ひとつは、紙幣をビラにしてしまうやり方。
 抵抗運動のシンボルカラーの緑で「V」サインを書き込んだり、「騙し屋ハメネイ、権力の亡者アハマディネジャド」などと書き込み、流通させているそうだ。

 なかには、殺されたテヘランの女性、ネダさんの写真を貼り付けたものもあるそうだ。

 マネーに乗って天下を回る、民衆の声!

 ⇒ http://payvand.com/blog/blog/2009/11/16/exhibit-iranian-banknotes-uprising/

 もうひとつは、本ブログ、名付けて「闘う男は女装する」キャンペーン。

 イラン当局が民主化運動を貶めようと、逮捕した男子学生に髭を剃らせ、青のスカーフと黒のチャドルを着せた「女装写真」をメディアで流したことに抗議、イランの男たちがスカーフを被って、FACEBOOKに登場するなど連帯の輪を広げている。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/men-turn-tables-on-regime-by-donning-headscarves-and-dresses-1839889.html

 なるほど、非暴力抵抗運動の戦術は、思いがけない、身近にあるもの。

 日本でも、たとえば役人の「天下り」に抗議して、該当者を全リストアップするHPを立ち上げ、「公金返還請求書」送付する運動を盛り上げるとか、いろんなやり方がありそうだ。

 「輝け! 日本天下り大賞」の創設、なんてのもいいなあ~!
 「税金ドロボー長者番付」を発表するのもいいかも?!

  ☆ 「本日の歌」は エタ・ジェームズさん  I'd Rather Go Blind

   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/

   ずるくないから好きだ!    

Posted by 大沼安史 at 06:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-12-09

〔NEWS〕 イランの学生たちが反政府デモを継続

 ニューヨーク・タイムズによると、学生を中心としたイラン民主化運動デモは8日、当局の弾圧にもかかわらず2日目に突入した。

 抗議行動はテヘラン大学や近くの広場で行われ、催涙ガス弾の発射、逮捕が相次いでいる。

 今回の抗議行動の特徴は、大統領選の不正に抗議するレベルを越え、最高宗教指導者のハメネイ師を非難する体制批判の運動になっていることだ。

 ハメネイ師の肖像が焼かれいるほか、イラン革命の指導者、ホメイニ師に対する批判も出ているという。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/12/09/world/middleeast/09iran.html?_r=1&hpw

 ビデオ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=2iQwV99Pbrw 

Posted by 大沼安史 at 07:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 アフガン復興資金 一日平均1000万ドルが国外流出 国外に持ち出し蓄財に励むカブール腐敗・汚職政権

 ロサンゼルス・タイムズによると、カブール空港から、1日あたり平均1000万ドルのペースで、アフガン政府の腐敗した当局者、実業家が蓄財、税金逃れで資金を国外に持ち出していることが、米当局による秘密調査で明らかになった。

 調査は19日間行われ、この間1億9000万ドルが、ドバイなどへ持ち出されたという。麻薬取引関係者も持ち出しているそうだ。
 
 ⇒ http://www.latimes.com/news/nation-and-world/la-fg-afghanistan-cash7-2009dec07,0,6226073.story

 麻薬ディーラーは、すくなくとも自分たちが「稼いだ」金だから罪は軽い(?)が(しかし、誰が麻薬代、払っているのだ!)、問題は政府当局者による、復興資金の「中抜き」。

 鳩山政権もまた、小泉政権に続き、50億ドル規模の支援を表明したが ⇒ http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091110k0000e010026000c.html
 カルザイ政権の汚職高官どもを太らせる結果にならないよう、外務省は使途の徹底調査を行うべきだ。
 それが外務省の役人の務め。「密約」づくりに励むだけが職務ではなかろう。

 とりあえずは、小泉政権時代の「50億ドル」の使途を確認し、公表していただきたい。

 (ついでに言えば、最近、外務省がさかんに「外交の継続性」を言い立て、「密約」&「密約隠し」という国民に対するダブル背信行為から目をそらそうと画策しているが、「外交の不透明性の継続」も狙っているのだろう!)

 そうそう、思い出した。そういえば、外務省には、機密費を「中抜き」し、愛人を囲ったり、サラブレッドの競走馬を購入していた、カルザイ政権並みの腐敗した当局者がいたなあ~。
 日本の外務省も、腐敗したカルザイ政権並みかあ~!

Posted by 大沼安史 at 07:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔ビデオ NEWS〕 米軍、空からアフガンの村を攻撃 逃げまどう人々を掃射

 米軍の対地攻撃機、AC-130スペクターが、アフガンの集落を攻撃する模様を機上から実写した映像だ。

 ⇒ http://pubpages.unh.edu/~mwherold/AC130_Gunship.wmv

 
 米国のニューハンプシャー大学のマーク・ヘロルド教授が、アフガン戦争のクロニクルHPに掲載した。

 2001年10月の攻撃シーン。モスクから逃げ出す人々に掃射を浴びせている。

 これはブッシュ時代の戦闘シーンだから、オバマの責任ではないが、オバマ政権は同じようなことを――CIAの無人攻撃機による攻撃を許可している。 

 「アフガン戦争」の現実の一端である。地上の人を、虫けらのように撃ち殺す、この非情さ! オバマよ、恥を知れ! 

 マーク・ヘロルド教授のアフガンHP ⇒ http://pubpages.unh.edu/~mwherold/

 AC-130については Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/AC-130

Posted by 大沼安史 at 05:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-12-08

〔NEWS〕 第1回「9条の国」連坊小路・平和賞 アフガンの女性、ジョヤ氏に決定! 仙台「偽有舌」大賞はオバマ大統領に!

 市井の片隅から、平和を愛する人を讃える「連坊小路・平和賞」の選考委員会が8日、「9条の国」の東北に位置する、仙台市・連坊小路で開かれ、晴れの第1回授賞者に、米軍に支えられたアフガンの腐敗政権と闘い、人権を蹂躙するタリバンに対してもプロテストを続ける、アフガン人女性のマラライ・ジョヤ氏が選ばれた。

 米国の世界的な言語学者で平和運動家、ノーム・チョムスキー氏の「推薦」。
 ⇒ http://www.voltairenet.org/article162933.html#article162933

 チョムスキー氏は、フランスの「ヴォルテール・ネットワーク」サイトで、ノーベル平和賞を受けるべきはオバマではなく、マラライ・ジョヤ氏であると指摘していたが、「連坊小路・平和賞」選考委員会は、オスロの委員会がオバマへの授賞決定を翻すことはないと判断、オスロに代わってジョヤ氏に平和賞を贈ることにした。

 「アフガンで最も勇敢な女性」と呼ばれるジョヤ氏は31歳。アフガン政府の「軍閥」「戦争犯罪者」たちの不法行為をを告発するとともに、人権、とりわけ女性の権利を無視するタリバンとも対決、カルザイ政権によってアフガン国会の議員活動を停止させられ、現在、地下生活を余儀なくされている。

 なお、「連坊小路・平和賞」のジョヤ氏に対する授賞理由は、チョムスキー氏の推薦の弁と同じなので、ここに氏の推薦文を掲げる。

 Throughout, Joya worked effectively for human rights, particularly for women; she was elected to parliament and then expelled when she continued to denounce warlord atrocities. She now lives underground under heavy protection, but she continues the struggle, in word and deed. By such actions, repeated everywhere as best we can, the prospects for peace edge closer to hopes.
 
 ……彼女は厳重な保護下、地下生活を強いられているが、言葉と行動で闘いを継続している。彼女が続けているような、最善の行動を、私たちがあらゆる場所で取ることで、アフガンの平和の展望は希望へと近づく。

 ジョヤ氏の経歴については、Wiki ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Malalai_Joya

 なお、平和を愛する「連坊小路」委員会は、「平和賞」と合わせ、「仙台・偽有舌」大賞も創設、その第1回授賞者として、アメリカのオバマ大統領を選んだ。

 オバマ氏は、米軍最高司令官として、アフガニスタンでの軍事エスカレーションを承認、「コブラの怒り」などという作戦を発動しながら、ノーベル平和賞をピックアップしにゆくゴーマンさと、「戦争」を「平和」と言いくるめる、離れ業的な「二枚舌」の持ち主。

 選考委員会は、あの、ちゃっかりノーベル賞ゲットの、(「栄ちゃん」と呼ばれたがった)わが国の「核密約」宰相にも勝るとも劣らない、その「コブラ並みの厚顔と毒舌」を高く評価。投票の結果、オバマ9票、日本の外務省「密約」否定官僚1票という圧倒的多数で、オバマ大統領への授賞を決定した。

 「9条の国」仙台・連坊小路「平和賞」委員会は、今後、「神の国」の真珠湾奇襲攻撃を、反省的に記念するため、毎年、12月8日に、その年、世界で最も勇敢に、平和のために闘った人を選考、「ハトが9の形をしたオリーブの枝をくわえている」図柄の「平和メダル」を贈る。
 副賞は、仙台名物の「牛タン」。

 なお、「仙台・偽有舌」大賞受賞者に対しては、侮蔑のみを贈る、としている。

Posted by 大沼安史 at 07:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 アメリカ社会崩壊……20%以上の水道が汚染

 ニューヨーク。タイムズに、ショッキングなニュースが出ていた。
 全米の水道(浄水)システムの20%以上が環境基準を満たしておらず、砒素やテトラクロロエチレン(溶剤)といった発ガン物質を含んでいることが、同紙の分析で分かったそうだ。

 そして連邦政府の監督庁は、判明した分の6%未満にしか罰則を適用していない、という。野放し!

 汚染水道水を数百万人の人が飲み続けている米国社会。
 「軍事・超大きな政府」を支える「民生・超小さな政府」の縮図がここにある。

⇒ http://www.nytimes.com/2009/12/08/business/energy-environment/08water.html?_r=1&hpw

Posted by 大沼安史 at 05:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イランで学生数万人が決起

 英紙インディペンデントによると、イラン各地で7日、学生たちが決起し、数万人が街頭デモを行った。

 テヘラン大学周辺では「独裁者に死を」と叫ぶ数千人の学生たちが警官隊とバシジ民兵と衝突した。

 催涙ガスのほか、銃撃音も聞かれたという。   

⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/students-beaten-in-new-iran-protests-1836059.html

 抗議行動の模様は早速、ユーチューブでも流れた。

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=b1TI1vAxQzM&feature=related

  http://www.youtube.com/watch?v=VTE7TVgaq0U&NR=1

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2009-12-07

〔NEWS〕 パリッ子に愛された大亀のKiki、146歳で大往生 コペンハーゲンに思いを託し……

 コペンハーゲンでは人間どもが「鼻息荒く」デモしている最中、キキは死んだ……仏紙リベラシオンの環境問題ブログに、こんな書き出しの記事が載った。

 パリの国立自然史博物館(植物園の動物園?)で、11月30日、146歳の大往生。

 キキ。セイシェルの大亀。オス。体重250キロ。

 このキキ君、どうも自分の種が絶滅の危機にあることを察していたらしく、「鼻息荒く」ラブラブに励んで来たそう。その「咆哮」たるや、園中に響きわたる大音響で、それがパリっ子の評判になり、アイドルになっていたそうだ。

 キキのためにも、われわれ人類は、コペンハーゲンで地球を守る第一歩を標(しる)さねば、ねっ!

 キキといえば、日本では、バロン・フジタの(真珠のような柔肌の)あのキキが有名。
 ドデカイ甲羅を背負ったオスの大亀に、キキだなんて、どうして名付けたんだろう?

⇒ http://environnement.blogs.liberation.fr/noualhat/2009/12/et-pendant-ce-temps.html

  http://www.guardian.co.uk/world/2009/dec/06/french-mourn-tortoise-kiki

Posted by 大沼安史 at 07:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 オバマのアフガン戦争 開始 「コブラの怒り」作戦発動 海兵隊がタリバンの拠点、ナウザド突入 英紙記者が同行取材

 英紙インディペンデントは7日、同紙のキム・セムクプタ記者による、米海兵隊の「コブラの怒り」作戦同行ルポを掲載した。  ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/marines-launch-their-first-postsurge-operation-1835516.html

 「コブラの怒り」作戦は、アフガン・ヘルマンド州の中心部に位置する、人口1万の町、ナウザドの奪回を目指して行われた。

 ナウザドは2年前、タリバンが占拠し、以来、タリバンの軍事・麻薬のセンターになっていた、とされる。「パキスタン通り」とも言われ、パキスタン経由でアラブの戦士たちが集散する拠点でもあった、とされる。

 このナウザドの奪還を目指したのは、米海兵隊(第4海兵連隊第3大隊 *沖縄駐留の部隊ではない)の1000人を中心とする1500人の多国籍軍(英軍、デンマーク軍、アフガン政府軍も参加)。

 米軍前進基地のキャンプ・キャファレットから出発した部隊は、タリバンの反撃に遭いながら、タリバンの退路を断つため、ナウザドへ四方から進出した。

 セムクプタ記者は、第3大隊のリマ中隊に同行。海兵隊の歩兵がタリバンの戦士を追い込んだところへ、空からミサイル攻撃が行われた。

 しかし、ナウザドにはタリバンの大部隊は、どうやらいなかったらしい。地元の住民の尋ねると、16歳になる少年は「いま、ここにはいない。夜やって来て、食糧を出せという」と答えた。

 〔大沼・注 包囲作戦とはいうが、タリバンはとっくに退却していたのではないか? それに、海兵隊の攻撃で、一般住民にも犠牲者が出たのではないか、やはり気になる〕

 セムクプタ記者によれば、侵攻作戦を前に、海兵隊の若い兵士たちに、従軍牧師は、こう言ったそうだ。「あなたがたは神の怒りと憤りの遂行者だ。正義をなすのに、強くあれ(You are the instrument of the Lord's wrath and indignation. Be strong in administering justice.)」と。

 オバマ的な弁舌の妙ではある。

 〔大沼・注 作戦に「コブラの怒り」とつけるその感覚。そして、従軍牧師による、まるでタリバンの呪文のような、「神の怒りを下せ」発言……これがアフガン増派・攻撃エスカレートを決めた「オバマのアフガン戦争」の一側面……いや本質を示す現実である。そして、「コブラの怒り」が荒れ狂う中、オスロで間もなく、ノーベル平和賞受賞演説をするオバマ!……セムクプタ記者には、授賞式にあわせた、現地からの続報に期待する〕 

Posted by 大沼安史 at 05:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-11-30

〔NEWS〕 アメリカ人の8人に1人がフードスタンプ(給食券) 日本政府も支給せよ!

 ニューヨーク・タイムズ紙が「フードスタンプ」(給食券)に焦点を当てた、貧困者救出・特集キャンペーンを続けている。

 最近の記事 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/11/29/us/29foodstamps.html?_r=1&em を読んで、アメリカの大不況の深刻さにあらためて目を向けさせられた。

 なんと米国民の8人に1人が、フードスタンプで命をつないでいるのだ。子どもでは4人に1人のとんでもない割合に達している。

 このフードスタンプ、1969年から米政府(農務省)が始めているものだが、かつては「失敗した福祉制度」と言われていたそうだ。それがいま、ここに来て、アメリカ人の「命綱」となっている。

 月約100ドルのバウチャー(金券)で、食品を購入できる。日本もアメリカに負けない貧困大国なのだから、民間の「炊き出し」に任せず、鳩山政権としても、即導入すべきだろう。

 オバマよ、アフガンで戦争している時ではない。

Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%97
 

Posted by 大沼安史 at 06:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-27

〔NEWS〕 オバマ 「戦争の家」に白旗! アフガン侵略、2017年まで継続を言明

 ああ、オバマ、君もまたついに、「戦争の家」(アメリカ軍事権力)の軍門に下るのか?
 2017年まで、アフガンに駐留する、だと?

 それでアフガン民衆が、世界民衆が――そして(今なお君の応援団である、一人の日本人である)僕が、納得するとでも思っているのか?

 カルザイだって「あと5年」と言っていたではないか。なのに、どうして「あと8年」なんだ?

 君は、あのクリントンのように、ただただ「再選」されたいがために、あと8年などと言うのか?

 僕は、君の「妥協」を「よし」として来た。わが日本の安藤昌益流の穏健路線かと思おうとして来た。しかし、これは度が過ぎている。

 君は、「一期(4年)」でいいのだ。

 ぼくは「一期」でやめる。しかし、これだけはやる。
 議会がぼくを潰すなら潰せ。
 しかし、ぼくはやる!
 ――と、何故、言えないんだ。

 見損なったぞ、オバマ!

 君はコペンハーゲンに行ったついでに、オスロに寄って「平和賞」ゲットするそうだな。

 そして「核なき世界」の夢を、オスロで再び、高らかにうたうんだそうだな。

 ただ、単に、「核」を口実に、イランの石油・天然ガス資源を狙いたいがために。
 じゃ、イスラエルの「核」はどうした?
 IAEAのイスラエルNPT条約入り決議に、君は、だらしのない「日本政府」をも引きずり込んで、どうして「反対」したのだ?

 バカな! これから8年も、アフガン侵略を続けるだと?

 オバマよ、最早、君は、ジョージ・オーウエルのビッグブラザー並みのカス人間に成り果てた!

 あの、反対派を装って、ウィンストン・スミスをたぶらかす、(たしか)「オブライエン」並みの、卑劣漢ではないか!
 
 「戦争は平和」こそ、君の「ノーベル賞」の受賞演説のテーマになるべきものだ。

 君の「ノーベル戦争賞」に呪いあれ!

 君はもう、ヒロシマに来るな! 来る資格はない! 

⇒ http://www.commondreams.org/headline/2009/11/26-6

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-11-26

〔NEWS〕 オバマ アフガン増派演説を ウエストポイント(米陸軍士官学校)で 「撤退」にも言及 ニューヨーク・タイムズが報道

 ニューヨーク・タイムズによると、オバマ大統領は12月1日夜の全米向けプライムタイムTV演説を、ウエストポイント(陸軍士官学校)から行う。

 増派だけでなく、米軍の「撤退」にも言及する。

 ホワイトハウスの報道官は記者団に対する事前説明で、「アフガンはもう、9年目。これからまた8年、9年いるわけではない」と語った。

 「ウエストポイント」はブッシュが2002年と2008年の2回、「予防戦争ドクトリン」という、世界軍事支配戦略を打ち上げたところ。

 「撤退」の前提条件、規模、スケジュールももちろんだが、オバマが、この、無法なブッシュ戦略をどう「撒き戻す」かも、演説の焦点だ。

 オバマよ、「予防戦争」などという、ウォルフォウィッツが捏ね上げたネオコンの戦略に対し、明確な決別宣言を行え! 
   
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/11/26/us/politics/26afghan.html?_r=1&hpw
  

Posted by 大沼安史 at 12:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-25

〔NEWS〕 オバマ アフガン戦争 米軍増派で「決着」発言 

 ニューヨーク・タイムズによれば、オバマ大統領は24日の記者会見で、アフガニスタンに「決着」をつけると言明した。

 その一方で、大統領の補佐官たちは同盟国に対して、「2万5000人から3万人」の米軍増派を伝えており、オバマの言う「決着」は、即「和平」に繋がるものではない。

 本ブログはオバマ政権が23日の協議で、「3万4000人増派」を最終決定したとの報道を「再報道」したが、このニューヨーク・ダイムズの報道でも、オバマ政権筋は、この「~3万人」という数字がリミットではなく、今後の情勢次第では増加がありうると含みを持たせており、増派が「3万」を突破する可能性は強い。

 オバマよ、ノーベル平和賞の授与式があるからと言って、こんな「小出しエスカレーション」で逃げるとは、狡猾というより卑劣なことではないか?

 オバマに対してもう一度言う。
 12月1日の正式発表で、「出口戦略」が語られないなら、君のオスロにおける「ノーベル平和賞」は、(世界金融危機の最中)日本の風邪薬で「酔っ払った」経済担当大臣「ローマ記者会見」並みの、世界政治史に残る笑劇(ファルス)になるだろう。

 「正気」で語れば語るほど、美辞麗句を吐けば吐くほど、醜態をさらすことになるのだ。

 オバマよ、君はもう、わかっているんだよな。
 だから、歴代大統領が決してしなかった、二つの「タブー破り」をしたんだよな。

 戦場からの戦死者の棺の出迎えと、アーリントン墓地への(イラク・アフガン)戦死者たちの墓参と。

 君はもしかしたら、(これは僕のカンに過ぎないが、たぶん、国務省の政策企画室長に起用した女性国際政治学者の進言で)ジェームズ・キャロル氏の『戦争の家』を読み、氏の呼びかけに応え、「決断」を前にアーリントンの丘にのぼったのではないか?

 君もわかっている通り、アフガン「決着」をつけたいなら「撤退」とその後の「復興」支援しかない。

 オバマよ、12月1日のテレビ演説では、併せて「出口戦略」も語れ! 明確に「撤退」を口にせよ!
  
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/11/25/us/politics/25policy.html?partner=rss&emc=rss
  

Posted by 大沼安史 at 12:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-24

〔NEWS〕 オバマ アフガンへ 米軍 3万4000人増派へ 米紙報道

 オバマ政権が23日夜の協議で、アフガンへ米軍を3万4000人増派することを最終決定した、という。
 
 信頼し得るマクラッキー新聞連合がワシントン発で報じた。

 正式発表は12月1日だという。

 民主党のカーター政権、クリントン政権同様、アメリカ「戦争の家」(ペンタゴン=軍産複合体)の「軍門」に下るオバマ……

 このまま行けば、オバマは、「ベトナム」の泥沼にはまり込んだ、あのジョンソン(民主党)の二の舞になる。

 オバマにもし、われわれが「希望」をつなぐとすれば、「増派」にあわせ「出口戦略」の提起がなされた場合である。

 それさえ打ち出されない場合、オバマの12月10日のノーベ平和賞受賞演説は、笑劇なる。

 ノーベル賞受賞スピーチが気高いトーンになればなるほど、オバマの「ダブルトーク」は鮮明なものになるだろう。

 米国はブッシュ政権で、戦争を常態化させてしまった。G・オーウェルの『1984年』の、まさに War is Peace である。 

   
 ⇒ http://www.commondreams.org/headline/2009/11/24
  

Posted by 大沼安史 at 05:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-11-23

〔NEWS〕  『戦争の家』下巻 訳者あとがき

 ジェームズ・キャロル著、『戦争の家』の「下巻」(緑風出版)の校正作業を昨夜、終えた。目標としていた「年内刊行」に辿り着き、ただただ、ほっとしている。

  上巻より、少し厚い、680頁を超すボリューム。達成感、なきにしもあらず――である。

 未定稿だが、「下巻」の「訳者あとがき」を、以下に。刊行の際にはぜひ、ブログ読者諸氏の一読を乞う。

                  ◇

 
 本巻(下巻)は、米国の作家・新聞コラムニスト、ジェームズ・キャロル( James Carroll )氏によって書かれた『戦争の家』(原著、House of War, Houghton Mifflin社刊、二〇〇六年)の後半部分を訳出したものだ。

 「戦争の家=ペンタゴン」を軸とした、この大河ノンフィクションは、ケネディの一九六〇年代から、今世紀(二一世紀)初頭のジョージ・W・ブッシュの時代まで、五十年の流れをカバーする。
 下巻はつまり、時間的に「私たちの時代」の物語である。
 若い読者にとっても、私(大沼)のような還暦を迎えた「戦後世代」の人間にとっても、記憶の時間の長短はともかく、同じ「いま=現時点」から直接、〝地続き〟で振り返ることのできる、「われらの時代」の「同時代史」である。
 
 では次に視点を換え、私たち日本の読者の生きる「ここ=現地点」から見た場合、この『戦争の家』下巻の世界は、空間的に、どんな場所にあるか?
 『戦争の家』の下巻はもちろん、米国人による「米国の軍事権力」を描き出した同時代のクロニクルだが、そうしたアメリカ中心の物語と、日本の私たちは、どんな位置関係にあるのか?

 訳者として、これはもう、どうしても先に言っておきたいことだが、ここでもまた私たちは、『戦争の家』(の特に「下巻」)に綴られた「世界」と、まさに直接、〝地続き〟であるのだ。
 いや、むしろ、日本の私たちは、「戦争の家=ペンタゴン」を核とした「世界空間」の中に包摂され、その部分と化している、と言った方がより正確だろう。
 「沖縄」を、「安保」を考え合わせれば、よりハッキリする。

 「日本」をその一部、部分空間として構造化しながら聳え立つ、「軍事世界帝国=アメリカ」。そしてその中核にある、権力の爆心としての「五角の要塞」、米国防総省――。
 私たちが生きる「世界・空間」の構造を、ジェームズ・キャロル氏のこの本は、私たち日本の読者にも、そこで流れた「時間」を背景に「開示」している。

 私たちの「世界」とは実は、こういうところだった!
 私たちが生きて来た「歴史」とは実は、こうだった!
 訳し終えて今、胸にこみ上げるのは、悔しさも入り混じった納得の思いである。日暮れつつある今、ようやく辿り着き、もっと早く来ることができたらよかったのにと反省しつつ、それでも、この真実の場所に立てた安堵である。
 『戦争の家』の物語は、日本の私たちの物語でもあった。私たち日本人の目の前に、「世界」と「歴史」の驚くべき姿を「開示」して見せる物語でもあった。

 それにしても今、訳出を終えた達成感の中に、ある種の屈辱感が残るのは何故か?
 すでに上巻をお読みになった方なら、お分かりのことと思うが(そしてこれは、上巻の「訳者あとがき」でも告白したことだが)、自分は「何も知らなかった」「何も知らずに生きて来た」事実を、遂に決定的に知ってしまったからだ。
 上巻の部分は、私の記憶に残っていない過去に関する部分だから、まだ少しは許せる(もちろん、ヒロシマ・ナガサキに関する、私の無知は、まだ私の心を疼かせるものだが……)。しかし、下巻部分は、自分もまたそこで生きて来た「同時代」のことではないか!

 一例を挙げれば(本文に出ていることなので内容は省くが)、ロナルド・レーガンを追い詰め、ゴルバチョフからの呼びかけに応えさせて行く、大きな社会的圧力となった「聖域(サンクチュアリ)運動」である(私は全く知らなかった!)。あるいは、「ベリガン兄弟」の「鋤(プロウシェアズ)」の反核運動である(少しは聞いていたが、その「意味」は分からなかった!)。

 知っていたことでも、知識の断片として記憶の隅にあるだけで、私は実は「何も知らなかった」のだ。
 しかし、知らなかったことを今さら悔しがっても、それだけでは意味がない。問題は、「戦後の民主教育」を受け、大学にも進み、社会に出てからは新聞記者として、新聞の特派員として、内外でそれなりの経験を積み、それ相応の知識を身につけて来た、私という、ただ今、満六十歳の標準的な日本人が、なぜ、「知らなかったか」ということである。
 これは、私たちの一人ひとりの「歴史意識」「世界観」にかかわる重大な問題であろう。

 われわれ日本人はなぜ、特にアメリカとの関係において、「同時代」の「歴史」も、「同時代」の「世界」も知らないままでいるのか?
 この重大な問いに対して今、もしも私が、『戦争の家』の物語を世に伝える「語り部」の役目を自らに課し、身のほども弁えずに答えるとするなら、私たちは多分、私たちの「いま」「ここ」から〝地続き〟であるべき、「同時代」の真実から遠ざけられて来たからだ。
 「歴史(無)教育」と「発表報道プロパガンダ」による「洗脳=世論操作」の成果!
 だから、日本の若者は「えっ、アメリカと戦争、したの?」と驚き、われわれのような戦後生まれの人間まで、ヒロシマへの「原爆投下……」などと平気で言うようになってしまったのだ。

 事情はもちろん、米国においても同じである。これは本書下巻部分でキャロル氏に教えてもらったことだが、「ベトナム戦争」の最終局面のニュース報道は「パリ」が舞台になり、激しい戦闘が続く「ベトナム」現地のことは消されてしまった。パリでの「和平」協議ばかりが「ニュース」として流されたからだ。
 ジェームズ・キャロル氏は、こうした「洗脳=世論操作」、「修正主義」という名の「歴史の歪曲」、軍産複合権力のプロパガンダに抗して、『戦争の家』の物語を書き切った。「同時代」の「歴史」と「世界」の「真実」を書き抜いた。教科書的な断片的な知識の羅列ではなく、権力者の、絶えず「戦争」を正当化する「正史」の嘘を暴露する物語を書き通した。

 『戦争の家』の物語が、私たち日本の読者にも「同時代」を「開示」するのは、それが戦後、一貫して米国の「属国」であり続けた、この国の「歴史意識」「世界観」の歪みを正す、「真実」の物語であるからだ。

 物語の前半部分(上巻)においては、あの「一九四三年一月」の「運命の週」に流れ出した、破局に向かう「潮流」が、歴代の大統領ら当事者を巻き込みつつ、激流となって世界を覆う姿が描き出されているが、下巻部分では、その「核戦力」を主体にした「潮流」――「ナイアガラ」へ向かう「流れ」とともに、無名の民衆による「平和運動」の「潮流」が取り出されている。

 「戦争の家=ペンタゴン」に発する破壊的・破滅的な流れと、核のない・戦争のない世界を求める平和の流れと。
 私たちの「同時代」を流れるものは、基本的にこの二つである。この対抗関係、力関係の中で、世界はこの五十年間、動いて来たのだ。
 「ナイアガラ」に向かう「潮流」について言えば、そのおかげで「世界」は(私たちは)何度も、奈落の底に落ちる寸前まで流されて来たのである。
 「ベルリン危機」に続く、下巻最初の山場、「キューバ・ミサイル危機」の「運命の十三日」。
 ソ連に対し、「核攻撃のフェイント」を三度もかけたニクソン。
 「ナイアガラ」の勢いは「冷戦後」、弱まるどころか、逆に強まり、「クリントンへの幻滅」を経て、ジョージ・W・ブッシュの時代に、「テロとの世界戦争」を梃子とした「アメリカ帝国」の「世界占領」に行き着く。

 もうひとつの「平和」の流れは、「ナイアガラ」に向かう流れに立ち向かう「対抗潮流」である。「ナイアガラ」が「核」という最悪の「暴力」に依拠するものであるのに対し、この「平和」の流れは、民衆による「非暴力直接行動」に依拠する。
 この「非暴力」の「平和」運動こそ、実は米ソが「核」でもって睨み合う「冷戦」を終結に導いたものだった。ポーランドの「連帯」に始まる「ソ連帝国」内の民衆の運動は、その徹底した非暴力直接行動でもって、東西を分断する「鉄」をも溶かし、「壁」をも崩壊させた。
 それは、米国内でも「核凍結」運動となって噴出し、「核軍縮」の道を切り拓いたのだ。

 「冷戦」に勝ったのは、アメリカの軍事力ではなかった!
 「鉄のカーテン」の東側、「ソ連帝国」内で起きた、軍事的な抑圧を否定する、民衆の非暴力運動だった。それが「鉄の支配」を足元から突き崩したのだ。ゴルバチョフの登場は、この流れの中でのことである。

 「戦争」の流れと、「非暴力・平和」の流れは、それぞれの「九・一一」を自己の歴史の中に刻んで来た。
 「九月十一日」――二〇〇一年の「九・一一」は最早、言うまでもなかろう。ニューヨークの世界貿易センターとともに、「ペンタゴン=米国防総省」が「テロ攻撃」で破壊された日だ。
 一九九〇年の「九・一一」。これは「パパ・ブッシュ」が、「冷戦」終結という格好の平和のチャンスに目をつぶり、米国による一極支配、すなわち「新世界秩序」を宣言する演説を行った日だ。
 そしてその四十九年前、一九四一年の「九・一一」は、「戦争の家=ペンタゴン」着工の日である。

 一方、「平和」の流れの「九・一一」は、一九〇六年に始まると、キャロル氏は言う。南アフリカで、一人のインド人が、人種差別に抗して立ち上がった。あの、ガンディーだった。ガンディーの「非暴力の運動」は、この日に始まった。
 その流れは第二次世界大戦直後の米国において――一九四五年の「九・一一」において、時の陸軍長官、スティムソンに、「核の独占」の放棄を主張させるようになる。ヒロシマ、ナガサキのすぐ後のことだ。
 スティムソンのこの主張は、もうひとつの「九・一一」の流れに抑え込まれ、実を結ぶことはなかったが、この「平和の九・一一」の流れの中から、ケネディの、いまなお私たちの胸を打つ、あの「平和の戦略」演説が生まれたのだ。マーチン・ルーサー・キング師の「私には夢がある」演説が生まれたのだ。

 キング師の演説は、一般には人種差別の撤廃を呼びかけたものと見られているが、それだけではなかった。「反戦」と「平和」を呼びかけていた。キング師もまた、ガンディー主義者だった。
 そんな流れがあったから、一九六七年十月二十一日(「十・二一」、当時、日本ではこの日を「国際反戦デー」と言った)の「戦争の家=ペンタゴン」への大デモも起きたのだ。

 この大群衆の中に、当時、カトリックの神学生だった、若いキャロル氏もいた。
 米国史上初の国防総省に対するデモで、ヒッピーたちは「悪魔祓い」の儀式を執り行ったという。その幼稚さを笑うなかれ! 
 デモが解散させられた後、現場に残った人々の間から、静かに湧きあがったのは、「聖しこの夜」の合唱だった。平和を祈るそのナイーブさを、笑ってはならない。
 『戦争の家』の物語は、だから「戦争」に抗する、「平和」を願う、非暴力の直接行動の物語でもある。

 上巻の読者はもうご存知のように、ジェームズ・キャロル氏の父親、ジョセフ(ジョー)・キャロル氏は、「家(ペンタゴン)」の首脳だった人物だ。中将まで昇り詰めた高級軍人だ。国防総省に乗り込んで来たロバート・マクナマラによって、DIA(防衛情報局)の初代局長に抜擢された男だ。
 ベトナム戦争を続ける「家(ペンタゴン)」の首脳である父に、ベトナム戦争に反対する息子は反発し、父と子の関係は冷えたものになるが、父、ジョセフ・キャロル中将は、ソ連の核戦力と意図の評価をめぐって、軍備増強(ABM配備)を正当化する「過大評価」を拒否し、時のレアード国防長官によって左遷人事を発令され、そのショックで緊急入院、そのまま退役の道を辿ることになる。
 下巻では、父が語らずに逝ったその真実が、父の年齢に達した息子によって――このことを書くためもあって、作家・ジャーリストになった息子によって、遂に明かされることになるのだ。
 父親、ジョセフ・キャロルが、ベトナム戦争でも、アメリカは戦争に勝てないとの正確な情報評価を下し、それが当時の上司、マクナマラの議会証言の根拠となり、マクナマラの辞任につながった事実も含めて。
 そう、息子、ジェームズ・キャロルは、父の名誉のために、この『戦争の家』を書いたのだ。

 「家(ペンタゴン)」の「ナイアガラ」へ向かう流れに抗して弾かれ、緊急入院した父の病室へ、カトリックの神父になってまだ半年の、息子は駆けつけ、ベッドサイドに座った。
 その時、父と子の間に起きたことを、息子はこう書くのである。

   戸惑っている私に、父は握手を求めて来た。父は、嗚咽はしなかった。一点の穢(けが)れもない声で、こう言っただけだった。「私に神の祝福を与えてくれますか? 神父さん」と。
   私たちはそれから少し、ぎこちない会話を交わした。それから私は、父がしてほしいことを分かっていたから、神父の作法で、父の額を撫でた。私は父の銀髪の柔らかさに驚いた。父は眼を閉じていた。私は私の右手で、父の上で十字を切り、そして祈った。「願わくは神の恵みの、聖父と聖子と聖霊の祝福の、あらんことを。今もいつも世々にいたるまで」
                                    
 
 著者のジェームズ・キャロル氏は、父の真実を知らずにいた自分の無理解を悔い、苛まれて生きて来た人である。アルツハイマーを発症、そのまま人生と閉じた父親を破滅に追い込んだのは、自分かも知れないと、自分を責め続けた人だ。
 この『戦争の家』の物語中でも、折にふれ、その点に言及するキャロル氏だが、それは父の思い出を綴った前作、『あるアメリカ人の鎮魂歌(An American Requiem: God, My Father, and the War that Came Between Us)』(一九九六年の全米図書賞受賞作)に書かれた、あるエピソードを見れば、よく分かる。

 父、ジョセフが「家(ペンタゴン)」内で、「ナイアガラ」の流れと最後の闘いを続けていた(左遷人事に遭う半年前の)一九六九年二月、カトリックの聖職に就いた息子は、父の官舎があるワシントン郊外、ボーリング空軍基地の教会で、初めての説教を行った。 
 両親と兄弟、そして軍の高官らが居並ぶ前で、息子は旧約聖書・エゼキエル書の一節、第三七章、「骨の谷」を引用し、こう語りかけた。
 「人の子よ、これらの骨は生くるや? 時間に焼かれた骨は、枯れた骨は生きることができるでしょうか? 日に焼かれ、そして何よりも……」
 ここで一息おいて、神父になり立ての息子は、聖書にない言葉を付け加えた。
 「……(ベトナム人のように)ナパームに焼かれて」

 『戦争の家』の物語は、だから「父と子」の――そして、父を悼み、父の孤独な闘いを讃える息子の物語でもあるのだ。

 ジェームズ・キャロル氏は、その後、カトリックの神父を辞める。そして、作家として生きる決意をする。そして、アメリカの現実から目を逸らさない新聞コラムニストでもある作家(小説家、詩人)となる。
 ではなぜ、キャロル氏は作家の道を志し、この『戦争の家』の物語を書くに至ったか?
 下巻の中で示される理由は、二つだ。
 一つは「言葉」。
 キャロル氏は、こう書いている。

  私が生涯を通して続けて来たことは、まるで単純なことだった。それはただ、「平和」を確立し、もう二度と揺るがないようにする、そんな「言葉」を語ることだった。
   だから、今、私が書いている、この長い「戦争の家」の物語は、その「言葉」そのものなのである。
   その「言葉」は、私たちが生きる基本的な前提を再興するものでなければならない。その「言葉」が語ることができれば、それは(キャロル氏の息子の)パトリックの、あの思い出せない中国語のように、私たち全員を救うものになるだろう。
   が、今、またも明らかなのは、私もまた、その「言葉」を思い起こすことができないでいることだ。

 ここで書かれている「パトリックの、思い出せない中国語」とは、キャロル氏の父(パトリリックにとっては祖父)ジョセフが亡くなった後、幼いパトリックが見た悪夢に出て来たものだ。
 今聞いたばかりの「中国語」を思い出せば、父親は死なずに助かるのに、僕はそれを思い出せない……キャロル氏の長男は、そんな夢を見て、泣きじゃくっていたのだ。
 注釈はこれで十分だろう。

 もう一つの動機は、父親の「命令」である。上巻の読者はすでにお分かりのように、キャロル氏はワシントンで大学生だった当時、夜、父親を国防総省に車で迎えに行った帰り、こう指示される。

 いざとなったら、家族を車に乗せ、お前が運転して、南のリッチモンドに逃げろ!

 幸い、核戦争は、「ベルリン危機」下のその時、回避されたが、キャロル氏はその夜の父の命令を、こう受け止めたのだ。

  父は私に、あの夜、差し迫った核戦争の恐怖を伝えた。それは私に、何事かをなせ、という命令でもあった。だから、私はこの本を書いたのだ。

 『戦争の家』の物語はだから、著者、ジェームズ・キャロル氏が、その人生の重みを「言葉」一つひとつに込め、「私たちが生きる基本的な前提の再興」のため、何事かとなそうと渾身の力を振り絞って書いた、「ナイアガラ」の死の流れに対抗する、一筋の、しかし圧倒的な、平和の言葉の迸りである。
 だから本書は、ふつうの歴史書とは違うのだ。あの五角の「家」に立ち向かう、倒れることを拒否する言葉の大建築である。
 
 『戦争の家』の最後の舞台は、「家(ペンタゴン)」を見下ろすアーリントン墓地の丘の上である。父母の眠る墓所に立って、キャロル氏は最後に、読者に対して、ある呼びかけをして、長い物語を閉じている。
 それは、私たちに合流を求める呼びかけだ。短い人生を破壊する戦争を憎み、限りある命をともに生き抜こうという呼びかけだ。

 その呼びかけに応え、私はこの本を訳したのだ。大学教員の任期切れを幸いに、仙台に帰郷し、春移行、失業をいいことに、いくらか余裕を持って、この下巻の翻訳作業を続けて来たのだ。
 冒頭、述べたように、訳了した達成感の中には、今頃になってようやく気づいた悔しい思いはあるが、本書の翻訳を通じ、自分の人生と重なる「同時代」の歴史と構造の大枠をつかむことができたのは、私個人にとって意味あることであり、私の残された人生に対する確かな指針でもある。
 もう一つ、翻訳をして嬉しかったのは、訳文を綴りながら、憲法「九条」の尊さを何度も噛み締めることができたことだ。それは私たちの手に今、「九条」がある嬉しさだった。

 キャロル氏の両親の墓は、アーリントンの国立墓地にあるが、私の両親は十年以上も前から、今私が暮す仙台市・連坊のアパートに近いお寺のお墓の中にいる。
 仙台生まれの母親は、昭和二十年(一九四五)七月十日未明の「仙台大空襲」の時、死にかけた。炎に包まれ、倒れていたところを、兵隊さんに助けられたそうだ。
 今年(二〇〇九年)の「仙台大空襲」記念日の四日前(七月六日)、ロバート・マクナマラが九十三歳で亡くなった。
 その訃報を、私は翌日、七日の朝、コメンテーターとして出演するために出かけた地元のラジオ局で知った。
 私は早速、自分が受け持つコーナーで、マクナマラが戦時中、仙台を含む日本各地の焼夷弾攻撃で、空爆効率化の任務で携わっていた経歴の持ち主であることを、地元のリスナーに伝えた。
 この『戦争の家』の物語にあるように、マクナマラは仙台を含む日本の諸都市に対する無差別空爆に関わったことを悔い、戦後、何十年も経っているのに、思い出しては嗚咽するような男だったことも伝えた。
 それは、子どもの私に「戦争はやんだ(嫌だ)」と何度も言った、死んだ母親に対する報告でもあった。
 焼夷弾の雨を降らす側にいた、マクナマラという、戦後、国防長官になったアメリカ人は、最後に戦争を否定した男だった、と。

 「戦争の家」の物語は、死者と生者で、ともに「平和の家」をつくる物語である

    二〇〇九年秋   帰郷した仙台にて
                           大沼 安史
   

  

Posted by 大沼安史 at 01:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (2)

2009-11-18

〔NEWS〕 天皇陛下へ「最敬礼」したオバマを米国の右翼=ネオコンが批判

 来日したオバマ大統領が天皇陛下に最敬礼のお辞儀をしたことが、米国内で問題になっていたが、そのオバマ批判が、米国のネオコンから出ていたことが分かったので、遅ればせながら書いておきたい。

 AFPによれば、右翼のFOXテレビに出演した、ネオコンの親玉のひとり、ウィリアム・クリストルは、あのジェスチャー(最敬礼)は、アメリカがどれだけ弱体化したかを物語るものだと語ったそうだ。

 保守派のビル・ベネットという人物はCNNで「醜い。見たくもない」と語ったそうだ。

 右翼=ネオコンどもが何を言うか!

 無礼ものめが、下がれおろう!

 日本の象徴である天皇陛下に対して、最敬礼したオバマのどこが悪い!

 日本のポチ保守政権が「思いやり予算」だあ、「核の撤去費」だあ、「治外法権OKっすよ。米兵レイプ、事件にしませんから……」だあ、「沖縄密約、袖の下」だあ――と、ゴマ・スリスリばかりして来たから、ネオコン=右翼どもがつけあがり、こういうエチケットを知らないことをほざきおるのだ。

 聞けば、普天間問題で、アメリカの保守派が、米軍を日本から引き揚げろ、といっているとか。

 おう、出ていってもらおうじゃないか! 安保廃棄だ、オキナワを解放せよ!

 鳩山政権は、天皇陛下に対する「最敬礼」を問題視する、非礼・礼儀知らずの米右翼=ネオコンに対し、日本政府として正式に抗議せよ!
   
 ⇒ http://news.yahoo.com/s/afp/20091116/pl_afp/japanusdiplomacyasiaobama

  

Posted by 大沼安史 at 09:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-17

【NEWS】  『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』 いよいよ店頭へ!!



 畏友・小笠原信之の、渾身の労作、『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』(緑風出版、2625円)が、いよいよ刊行される。

 執筆開始から5年。それ以前の資料収集、この本を書くに至った動機の形成期間を含めれば、少なくとも30年の歳月が投じられた力作である。

 須田禎一(すだ・ていいち)――日本の新聞ジャーナリズムが「60年安保」で“総崩れ”になる中、北海道新聞(道新)に拠って、孤高のコラムを書き続けた、伝説の記者。

 「新聞の戦争責任」を背負い、戦後、「朝日」を退社、道新に移って、論説の仲間とともに、民衆のペンを揮い、言論の自由を貫いた、伝説の記者。

 僕もまた、須田禎一さんの本を読んで「育った」世代だから、須田さんの「記者」としての、及びがたい力量、あの最早、美しくさえある、真似のできない、鋭利な文章の切れ味を少しは知っているので――書き手、小笠原の「生きざま」「書きっぷり」も知っているから――現役のジャーナリスト、志願者、マスコミ関係者、マスコミの現状を憂うる方々など、諸氏必読の書だと、ほんとうに、断言できる!

 袖文に、こうある。

<本書は伝説の新聞記者・須田禎一の「筆」と「生涯」に肉薄する書である。敗戦日本の針路を決める講和条約には全方位の友好を目指す全面講和論を最後まで貫き、東大生・樺美智子が権力に虐殺された「60年安保」では、<ともあれ事態の収拾を>と呼びかけた在京「七社共同宣言」の事なかれ主義を徹底批判した。北方領土問題然り、ベトナム戦争然り。全身全霊を傾けて胸のすく硬派の筆を振るいながらも、情にもろく、理想の火を燃やし続けた、人間味あふれるジャーナリストが存在した。彼が激動の「昭和」と格闘し、遺してくれたものは何か?
 須田・生誕100年の今、ジャーナリズムはやせ細るばかりである。その「再生の書」として本書を世に送る。<新聞が死んだ>と言わしめた60年安保から半世紀。今こそ、私たちが須田禎一から学ぶことは多い!>

 来週には全国有名書店に並ぶはず。

 本ブログの読者諸氏の一読をお願いする。

 版元・緑風出版 ⇒ http://www.ryokufu.com/ryokufu-home.html

Posted by 大沼安史 at 10:37 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-13

〔NEWS〕 アフガン不条理劇場  米軍軍事物資の輸送委託先の現地企業 タリバンに安全輸送の「保険料」支払い 委託費(アメリカ国民の税金)の   10%(2.2億ドル) タリバンの懐へ 

 米誌「ネーション」が、アフガン戦争の不条理さを浮き彫りにするスクープ報道を放ち、それを英紙ガーディアンが転載した。
 
 戦争を継続するには兵站の確保、軍事物資の輸送の確保が不可欠だが、アフガンの米軍から物資の輸送を委託された輸送業者が、輸送の安全を確保するため、タリバンに「保険料」を支払っているそうだ。

 米軍が契約を結んだ6社に対する委託料(2年間)は、総額なんと22億ドル。その10%がタリバンに支払われいるそうだ。ということは2億2千万ドルが、タリバンの懐に転がリ込む(込んだ)わけ。
 アフガンのGDPの10%に相当する米国民の血税が6社に渡り、その10%がタリバンに手渡されたわけだ。
 そして、タリバンはそれを戦費に充て、米軍と戦っている。これはもうファルス(笑劇)を通り越した、笑うに笑えぬ悲劇である。

 6社のうちの1社は、カルザイ大統領の従兄弟で、ヘロイン取引などで米国で訴追されたこともある、ポパル兄弟。

 ポパル兄弟は「ワタン・グループ」という企業集団を所有。運送会社のほか、「ワタン・リスク・マネジメント」という傭兵集団を擁しているそうだ。

 アフガンではFHIというアメリカ系の輸送会社が「保険料」を支払わず、輸送にあたっているが、そのトラック部隊はほとんど毎回、タリバンの攻撃を受けているそうだ。

 アフガンの地獄の沙汰も、金次第……。
  
  
 ネーション誌⇒ http://www.thenation.com/doc/20091130/roston

 ガーディアン版 http://www.guardian.co.uk/world/2009/nov/13/us-trucks-security-taliban

  

Posted by 大沼安史 at 05:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-12

〔NEWS〕 オバマ アフガン問題で協議 アイケンベリー大使も出席 ホワイトハウスでの検討会議を前にアーリントン国立墓地を訪問

 ニューヨーク・タイムズによると、オバマ大統領は11日午後2時半から2時間20分にわたって、ホワイトハウスで、アフガン問題の協議を行った。

 会議には「米軍増派」に慎重な対応を求めるアイケンベリー駐アフガン大使も出席。
 オバマ大統領はアイケンベリー大使に対し、その懸念について質問したという。

 米軍部がアフガン増派について、4つの増派オプション(選択肢)を提示。これに対して、オバマ大統領はそのそれぞれについて「どんなふうに、修繕あるいは変えることができるか」質問したという。

 米政府当局者は同紙に対し、大統領の質問の「中心的な焦点」は、「結果が目に見えるまでどれほどかかるのか、撤退はできるのか」にあったという。

 ということはすなわち、オバマは「撤退」を意識、あるいは模索していることではないのか!〔大沼・注〕

 このタイムズの記事で、もうひとつ、絶対に見逃してはならないのは、オバマ大統領が、この協議に先立ち、雨に濡れたアーリントン国立墓地の「セクション60」(イラク、アフガン戦死者埋葬地域)を訪問していることだ。

 「復員兵の日」の行事とはいえ、この訪問の意味は大きい。
 歴代の大統領は、戦争をめぐる政策決定をするのに際し、誰一人として、アーリントンを訪れた者はいないからだ。

 僕(大沼)が訳出して、近々出版される、『戦争の家』という、ガルブレイス賞(ノンフィクション大賞)に輝いた本の(邦訳・下巻)中で、著者のジェームズ・キャロル氏は、戦争するしないという重大な決定をする前に、アーリントンの墓地に立てば、おのずと違った判断が生まれるだろうと述べ、米国の指導者に対して、その際、アーリントンの丘に登るよう求めていた。

 読書家で知られるオバマは、もしかしたら、キャロル氏の『戦争の家』を読んでいるのではないか……?

  だとしたなら――

   
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/11/12/us/politics/12policy.html?partner=rss&emc=rss

  

Posted by 大沼安史 at 06:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米国の駐アフガン大使がオバマ大統領に米軍増派を懸念する「直訴」秘密電報(覚書) ワシントン・ポストが報道

 ワシントン・ポストによると、米国のカール・アイケンベリー駐アフガニスタン大使が、この1週間内に2度にわたり、米軍のアフガン増派に懸念を表明する覚書を極秘電でオバマ大統領に送っていた。

 アイケンベリー大使は、2006年から2007年にかけ、駐留アフガン米軍の司令官を務めた、退役軍人(大将)。
 後任にあたるマックリスタル現司令官の増派要求に対して、「ノー」を突きつけたアイケンベリー大使の意見具申の持つ意味は重い。

 米軍当局はアジア歴訪を前に、オバマ大統領にいくつかの選択肢を提示したが、いずれも増派プラン。1万人から4万人まで、アフガンに派遣する内容だ。

 オバマ大統領は、これらの「増派選択肢」を抱えて東京に来るわけだが、アイケンベリーの「直訴」も当然、揺れる心の中で、大きなウエートを占めているはず。

 日本政府(鳩山政権)としては、この際、アイケンベリー大使に同意する意見を述べ、アフガン和平の仲介に積極的に取り組む旨、表明すべきである。
  
 ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/11/11/AR2009111118432.html?hpid=topnews

  

Posted by 大沼安史 at 05:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-11-11

〔NEWS〕 パキスタンの核が行方不明に? ことし初夏、米国の緊急対応チームが出動 S・ハーシュ氏が「パキスタンの核」問題をレポート

 米国の信頼すべき調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ記者が、『ニューヨーカー』誌で、パキスタンの核問題の現状をレポートしている。
 ⇒ http://www.newyorker.com/reporting/2009/11/16/091116fa_fact_hersh?currentPage=all

 Defending The Arsenal(核の兵器庫を守る)とのタイトルの長文の記事。

 アフガン・パキスタン戦争が激化する中、パキスタンの核がイスラム過激派の手に落ちるのではないか、との懸念が高まっているが、管理体制は万全なのか?

 ハーシュ氏はこの点について、現在、ロンドンに住むムシャラフ前大統領から、こんなコメントを引き出している。

 「核攻撃にも平気な、深いトンネルがある」

 このムシャラフ発言は、パキスタンが核兵器を運搬・貯蔵する巨大なトンネル網を保持していることを確認したものだ。

 また、パキスタンのある核専門家は、地下トンネルについて、「ビッグ・アンクル(米国情報機関)の偵察衛星でも、モニターできない」と語ったそうだ。

 パキスタンの核は、核そのものと起爆装置、及び運搬手段(爆撃機、ミサイル)を分離する安全対策が取られているが、米国は特に起爆装置を重視し、その運び出しのための作戦計画も準備されているという。

 起爆装置を、運び出しに使うC17輸送機にどれだけ積み込むことができるか、核の移転・隠匿場所も含め、検討されているそうだ。

 恐らくはこの作戦計画に沿ってのことと見られるが、ことしの夏の初めに、パキスタンの核が行方不明になった、との警報で、ワシントン郊外のアンドリュース空軍基地から、極秘の緊急対応チームが、パキスタンに向け、飛び立ったそうだ。

 警報はその後、間違いを分かったが、その時、緊急対応チームは湾岸のドバイに達していたそうだ。

 「危機」がホンモノだったとして、パキスタン当局は、米側に核の本当の在り処を明らかにしただろうか?

 少なくとも、全ては明らかにしなかったはず。どこが別の極秘の場所に移してしまったはずだ――とは、米国防総省アドバイザーの見方だ。

 (別の米国の前情報当局者は、「パキスタンは核弾頭の数、そのうちのいくつかの貯蔵場所、その指揮・統制システムを、われわれに見させてくれた……われわれはその安全対策の計画書も入手した。安全が破られた時の対策を議論することもできた」と語っている) 

 極秘の地下トンネル網が存在するとして、それはパキスタンのどこにあるのか?
 ラホールの西、サルゴダにあるパキスタン空軍基地を挙げるのは、米国務省の前当局者だ。しかし、同基地はアンドリュース空軍基地ほどの広大なスペース。そこに核が保管されていると分かったとしても、その基地の何処にあるのか分からなければ意味がない。

 ハーシュ記者はパキスタンでの取材後、ニューデリーに飛んで、インド情報筋と接触したが、そのインド当局者は「パキスタン軍の大佐クラスの動きを懸念している」と語ったそうだ。

 つまりは、パキスタン軍の中堅指導部による、「パキスタン軍・核クーデター」の恐れ……。

 となると、アフガン・パキスタン問題の沈静化がますます急務になるわけだが、ハーシュ記者は、この点に関しても、ムシャラフ前大統領から、重要なコメントを引き出している。

 「イスラム教徒はオバマを高く評価している。受け容れられていることを利用しなければならない。タリバンに対してもだ。彼らと政治的に対応することを試みなければならない」

 パキスタンの核を安全に管理するためにも、アフ・パク戦争は止めなければならない……。

  

Posted by 大沼安史 at 06:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-08

〔NEWS〕 「壁」崩壊20年 音楽実験室・ベルリン BBC・ラジオが特集

   
 ⇒ http://www.bbc.co.uk/programmes/b00nnzmg#synopsis

   画面上のListen部分をクリック!

 ※ 注意! 有効期間7日間です。その間にお聴きください。それ以降は、上記アドレスが無効になります。 

  

Posted by 大沼安史 at 10:37 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-06

〔NEWS〕 世界平和へ 出発!           http://peace. スタート!

 米スタンフォード大学の学生たちが、 世界平和を願って、 http://peace.を立ち上げた。⇒  http://peace.stanford.edu/

 日本でいま、はやりの言葉を使えば、ネットで結ぶ、世界平和の「1丁目1番地」。

 この「ポータル・アドレス」(?)の平和サイトが増殖すればするほど、「1丁目1番地○○号」は人の笑顔、人情にあふれる、「グローバル横丁」になる!

 昨日はニコニコ笑うことができなかったけれど、今日から、明日から、 ニコニコ笑って明け暮れる――こ~こは、そんな世界を目指す http://peace.

(なぜ、「1丁目1番地」が つきなのか、ご存知ない、若い読者の方は  ⇒  http://www.youtube.com/watch?v=e3LynOXhqXM を視聴願います! そうそう、ついでに、「1丁目1番地」のすぐそばの? 「バス通り裏」にも、どうぞ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=rWdXVZG7lSg&feature=related

  Facebookでも早速、平和サイトを開設した。
 ⇒  http://peace.facebook.com/

 「敵対」する者同士が対話するサイト。
 たとえば、過去24時間の間、パレスチナとイスラエル人、計5095人が、このサイトを通じて、「言葉」を交し合ったそうだ。

Posted by 大沼安史 at 07:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS コラム〕 テキサスの米陸軍基地乱射事件 ハサン軍医(精神科医)を苦しめたもの

 米陸軍最大の基地、フォート・フッド(テキサス州)で起きた、軍医(精神科医、階級は少佐)による、銃乱射・大量死傷事件――。

 12人を殺し、31人を負傷させたニダル・マリク・ハサン少佐は、その名から分かるように中東アラブ系のアメリカ人。しかも、イスラム教徒だそうだ。

 ワシントン郊外の陸軍病院(ウォルター・リード)から、最近、同基地に転勤して来たという。

 戦地に配属された経験はなかった。しかし、間もなく(年内)にイラクに派遣されることになっていたという。

 米国在住のいとこの証言によれば、ハサン軍医は、イラク及びアフガンの戦場への配属に抵抗していたという。

 いとこによれば、ハサン軍医は中東系であり、イスラム教徒であることから、米軍の同僚に、忠誠心を疑われていたそうだ。
 名誉の除隊を勝ち取るため、弁護士を探そうとさえしていた。

 ハサン軍医は、戦場帰りの米兵のカウンセリングにあたっていたそうだ。(ということはつまり、ハサン軍医は、米兵が戦地で見た地獄、体験した地獄を、「共有」する立場にあった……米兵の精神の傷口から覗く、戦争の現実を「追体験」していた!)

 米軍の精神科医とは、「人を殺してはいけない」タブーを「命令」でもって破らされた兵士が精神のバランスを崩した時、それを「回復」させ、「平常心」をもって殺人を続行させるのが任務である。

 「殺人」をしても平気な「正常=異常」さに戻す、これが彼らの務めなのだ。

 イラク戦争が始まった頃、バグダッド近くの米軍基地で、白人の軍医(精神科医)が、たしかトレーラーの中で自殺した。

 ハサン軍医もおそらくは、自殺した軍医と同じような精神状態ではなかったか?
 殺戮(殺人)もまた、自己破壊の衝動によるものだから。

 軍の中で精神科医であることの難しさ。
 それに、アラブ系とイスラム教徒であるという要素が加わったなら、苦悩は倍化せざるを得ない。

 英紙ガーディアンによれば、昨年、自殺した米軍兵士は、169人(確定)。

 米軍はもはや、限界を超えてしまっている。
 人間として耐えられない一線を超えてしまっている。

 イラク・アフガン戦争を止めなければならない、もうひとつの理由がここにある。  

 ⇒  http://www.nytimes.com/2009/11/06/us/06suspect.html?_r=1&ref=global-home

       http://www.guardian.co.uk/world/2009/nov/06/nidal-malik-hasan-fort-hood-shooting1

  

Posted by 大沼安史 at 04:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-05

〔NEWS〕 アフガン人(政府)警官が団欒の英軍兵士たちを機銃掃射 5人が死亡 6人が重傷 パトリック・コバーン記者が英軍当局者の「オフレコ発言」を公表 「アフガン政府は殺人者と悪党の巣」

 英軍が駐留するアフガニスタンのヘルムンドで4日、検問所内で団欒していた英軍兵士らに向かって、「現地の同僚」であるはずのアフガン政府の警官が突然、機関銃を乱射した。

 英軍兵士たちは無防備で、5人が射殺され、6人が重傷を追った。

 犯人の警官は、仲間の援助射撃の中、オートバイに乗って逃走した。
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/killed-by-the-enemy-within-1814779.html

 豹変――ではないだろう。アフガン警官は、ルサンチマンを抱えて、英軍と行動をともにして来たはずだから。

 NATO軍とともに戦う「アフガン政府」の兵士・警官……「フィクション」の化けの皮が、流血の惨事の中で剥がれた。

 僕の尊敬する同紙のパトリック・コバーン記者が、コメント記事で、英軍当局者の、「オフレコ発言」を明らかにしていた。

 カブールで取材した時、いかに作戦がうまくいっているか、ブリーフィングした英軍当局者に、ほんとのところどうなんだ?――と、オフレコ(発言者の身元を明かさない)を条件に聞いてみたそうなのだ。

 当局者は言ったそうだ。「アフガン政府は殺人者と悪党どもの巣だ」と。
  ⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/patrick-cockburn-deaths-bring-whole-afghan-strategy-into-question-1814783.html

 アフガンの人々にとって、英軍も、米軍も「侵略者」でしかない。「政府」を名乗る、「殺人者」「悪党」だけが、同盟者だと言っているだけだ。

 英軍よ、米軍よ、アフガンから手を引け!

 

Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-04

〔NEWS〕 カルザイ、「麻薬密売者」と「戦争犯罪者」を従え「勝利宣言」 ロバート・フィスク氏、アフガン政権の腐敗は「南ベトナム政府」と同じだ!

 英紙インディペンデント(電子版)のカブール特派員電によると、カルザイが、大統領選の同伴者(副大統領)2人とともに「勝利」演説を行なったそうだ。

 同紙によれば、カルザイが演説で従えた2人は、米政府当局者から「麻薬密売」の批判を浴びているカシムという男と、最近、人権団体から「戦争犯罪」を追及されたハリリという男だそうだ。

 戦乱の地に咲いた、芥子の花のような、腐敗した傀儡・カルザイ政権。
 (ニューヨーク・タイムズによれば、カルザイの弟はCIAから資金援助を受けた、麻薬密売人だそうだ……)

 同紙の看板記者、中東報道の世界的な権威、ロバート・フィスク記者が早速、コメントしていた。

 ベトナム戦争当時の、あの腐敗した南ベトナム政権のようだと。

 喜劇的な――いや民衆にとっては悲劇的な、、末期極限状況(症状)を呈するアフガン情勢。
  

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/karzai-rules-out-sacking-corrupt-afghan-ministers-1814195.html

   ロバート・フィクス氏の記事 http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/fisk/robert-fisk-america-is-performing-its-familiar-role-of-propping-up-a-dictator-1814194.html

Posted by 大沼安史 at 06:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-03

〔NEWS〕 「ベルリンの壁」 ゲートを「開けた」のは、東独の警備兵の、この人だった!

 ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、ロジャー・コーエンさんが「歴史を動かしたもの(The Hinge of History)」というコラムで、20年前、1989年11月9日の「ベルリンの壁」“崩壊”の日、東西ベルリンを分かつゲートを、自分の判断で「開けた」、一人の東ドイツ警備兵、ハロルド・イエーガーさんのことを、ビデオを付きで紹介していた。

  ⇒ http://www.nytimes.com/2009/11/03/opinion/03iht-edcohen.html

    (ビデオは記事画面の左下に)

 その日、東独政府の高官は「いますぐ、通行の自由を認める」と記者会見で語ったものの、「壁」のゲートを警備する、イエーガーさんの詰め所には、何の指示も来ない。

 ゲートに押し寄せた東ドイツ(ベルリン)の市民の群れ。

 上司に指示を仰いでも、「お前の判断にまかせる」。

 迷ったイエーガーさんは、破局を防ぐため、「ゲート」を開ける決断を下した。

 「壁」のゲートを開けたのは、そう、この人だった。

 イエーガーさんは、いまベルリン近郊で、暮らしている。
 温室で、」花を育てながら。

 イエーガーさんは言った。「東ドイツ」の復活は、決してあってはならない――。

 

Posted by 大沼安史 at 07:15 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-02

〔NEWS〕 スペイン市民戦争で処刑された詩人、ロルカらの集団埋葬地を発掘

 英紙インディペンデント(電子版)は、スペインのグラナダ郊外で、スペイン内戦中の1936年8月18日、ファスシトによって処刑(射殺)された、詩人、ガルシア・ロルカを含む、4000人の人民政府(共和国)支持派の集団埋葬地で、発掘調査が始まった、と報じた。

 ヴィズナール渓谷の現場は、雨のよる土砂の流出を食い止めるため、松の植林が行われた。

 大量処刑が行われたのは、道路際で1キロにもわたって並ばされ、虐殺されたという。

 発掘調査による身元の確認作業は2ヵ月間、続くという。

 「ロルカ」は確認されるのだろうか?
 

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/europe/lorcas-grave-awakens-other-ghosts-1813199.html

     Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%82%AB

Posted by 大沼安史 at 05:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-11-01

〔NEWS〕 「アメリカにもペレストロイカは必要だ」 「ベルリンの壁」崩壊20周年 ゴルバチョフ氏 記念式典でパパ・ブッシュに語る

 「壁」崩壊を記念した式典が10月31日、ベルリンで開かれ、ブッシュ(パパ)、コール、ゴルバショフが顔を合わせた。

 パパ・ブッシュは「ベルリンの壁」崩壊に、どう対処していいか分からず、沈黙を守り、せっかくの「冷戦終結」を、軍事国家・アメリカの民生転換につなげることのできなかった男だ。逆に、アメリカの世界帝国化(新世界秩序)に走ってしまった男だ。

 「ベルリンの壁」を“東側”から崩壊させた立役者は、民衆であり、ゴルバチョフだったわけだが、その彼が、〔軍事国家=アメリカの代表でもある〕そのパパ・ブッシュに向かって、こう言ったそうだ。

 「あなた方もペレストロイカ(改革)をする必要がある」

 ゴルバチョフは、パパ・ブッシュにハシゴを外され、見殺しにされた男だ。

 彼のこの一言には、万感の思いが込められていたはずだ。
 

 ⇒ http://www.spiegel.de/politik/deutschland/0,1518,658505,00.html

Posted by 大沼安史 at 05:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-30

〔NEWS〕 米軍を4万人増派? 学校を4万校をつくりなさい! NYTコラムニスト、ニコラス・クリストフ氏が提言

 ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、ニコラス・クリストフ氏が、アフガン問題で、まっとうな主張をしていた。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/29/opinion/29kristof.html?_r=1&em

 米軍を4万人増派するのではなく、アフガンに学校を4万校、つくろう、と呼びかけたのだ。

 軍事という破壊を送りこむのではなく、教育という希望を贈ろうというアイデアだ。

 これはすでに本ブログで取り上げたことだが、アフガンでは西側のボランティア団体が地道に学校づくりを進めている。⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/07/post_d950.htm
 アフガンの未来をつくる子どもたちに期待をかけているのだ。

 教育によるアフガン再生!――米軍4万人をアフガンに送り込み、数年間、戦争を続ける戦費だけで、アフガンの人々全員に大学院教育を施し、全員を「博士(Phd)」にできる!――と、クリストフ氏は指摘する。

 まったくもってその通り。大賛成だ。

 コラムの中で、クリストフ氏は、パキスタンとバングラデシュを比較している。
 ふたつの国はかつて、ひとつの国(旧・パキスタン)だったが、現在のパキスタン(旧・西パキスタン)にアメリカが「9・11」以降、投入した軍事援助は150億ドルに上る。

 その(現)パキスタンの僻地の女性の識字率は、たった3%。対するバングラデュは、高校では女子が男子を上回る状況だ。

 そう、バングラデュには、あの「グラミン銀行」やBARCがあって、社会的な連帯が草の根から生まれている。
 
 草の根を焼き払い、民衆を殺戮する戦争からは、何も生まれてこないのだ。

 銃弾でなく、チョーク。
 作戦計画書ではなく、教科書。
 陣地ではなく、教室。

 いま、アフガンに必要なのは、平和な学び舎である。

Posted by 大沼安史 at 07:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-29

〔重要 NEWS〕 オバマ アフガンで死んだ米兵ら  18人の遺体を未明の空軍基地で出迎え 

 オバマ大統領が28日深夜、大統領専用ヘリ、「マリーン1」で、デラウェア州ドーバー空軍基地に飛び、アフガンから無言の帰国を果たした米兵、及び麻薬取締局員、計18人を出迎えた。

 オバマ大統領は29日未明、同空軍基地の教会で行なわれた式に参列。遺族たちともプライベートな時間を持ったという。

 ドーバー基地は、イラク・アフガンからの戦死者の帰還場所。ブッシュは出迎えに出かけたことはない。

 星条旗に覆われた棺。遺族の悲しみ……戦争の帰結に敢えて相対したオバマ。

 オバマよ、それは君がアフガン撤退を決意したからなのか?

  オバマよ、君は「ノーベル平和賞」の賞金を、イラク、アフガンで倒れた兵士たちの子どもの奨学基金にしようと考えているのではないか?

 そうだよな、オバマ!
 

 ⇒ http://www.huffingtonpost.com/2009/10/29/obama-heads-to-dover-air-_n_337930.html

Posted by 大沼安史 at 07:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-28

〔NEWS〕 アフガン麻薬トレード 黒幕のカルザイ大統領の弟にCIAが資金供与 ニューヨーク・タイムズがスクープ暴露報道

 ニューヨーク・タイムズ紙のジェームズ・ライゼン記者が、同僚の記者とともに、またまた大スクープを報じた。

 ブッシュ政権によってアフガニスタンに大統領に据えられた、元西側石油会社役員、カルザイの実弟、アーマド・ワリ・カルザイが、アフガン産の麻薬(それもヘロイン)取引のディーラーであり、しかも、その「弟・カルザイ」が、アメリカCIA(中央情報局)から定期的に資金提供を受けていた、というのだ。

 ライゼン記者は昨年10月、アフガン第二の都市、カンダハルで2004年、現地治安警察が、トレーラー内のコンクリート・ブロックの下から、大量のヘロインを発見、押収したところ、弟・カルザイが電話をかけて来て、手出しするな、と命じた――ことをスクープしたが、今回はさらに踏む込み、その弟・カルザイが、CIAから資金供与を受けている手先だったことを(までは)突き止めた。

 ライゼン記者らは、今回の暴露が、アメリカのアフガン「戦争ストラテジー」に対し、深刻な疑問を提起している、と指摘しているが、こうしたスクープ報道が可能となったのも、ライゼン記者らに対し、オバマ政権内部から――政権内の「ディープスロート」から、何らかの示唆、リーク、情報提供があったからだろう。

 そうしたリークなり情報提供が、オバマ(政権本流=中道左派、もしくはオバマ本人)の「承認(黙認)」の下、なされたとすれば、アフガン戦争の「デスカレーション」(戦線縮小)も在り得るわけで、歓迎すべきことではある。

 で、このライゼン記者らのスクープ記事を、僕なりに読んでの感想だが、どうもオバマ政権の、軍事タカ派・強硬派に対する、リークによる「寸止めの威嚇」のような気がしてならない。

 「麻薬取引の黒幕であるカルザイの弟にCIAが資金供与」から、「麻薬ディーラーとして悪名高き、CIAがカルザイの弟を使って、アフガンを拠点に麻薬ビジネスしている」までは、あと、ほんの一歩の距離。

 しかし、ライゼン記者らの「スクープ」は、そこまでは踏み込ま(め)なかった。
 ま、ここは、次回(?)の大スクープに向けた「宿題」として、今後の取材活動に期待することにしよう。

 ところで、今回のライゼン記者らの「スクープ」が、それでもなお、衝撃的であるのは、「アフガンの麻薬取引の親玉とCIAのコネクション」が暴露されたことである。

 本ブログで先ごろ紹介した、FBI翻訳官、シベール・エドモンズ氏の宣誓証言は、〔CIAが〕NATO軍機を使って、トルコ・ブリュッセル経由で、アメリカのシカゴとパターソン(ニュージャージー)に麻薬を運び込み、売り捌いていることを告発したものだが、今回のライゼン記者らのスクープは、麻薬の「出所」を確認したもの、と言える。

 ライゼン記者らには、この「アフガン産ヘロイン CIAコネクション 密売ルート」にメスを入れることを期待したい。

 ライゼン記者は、『CIA秘録』という本を書き、岸信介首相とCIA(前身のOSS)との関係を暴露した人だ。

 その関係で、ライゼン記者に、もうひとつお願いしたいのが、CIAが前身のOSS時代から、旧日本軍の対中国「第2次阿片戦争」を見習って、西南アジアを舞台に麻薬ビジネスを手がけ、資金源にしていた事実の発掘と確認である。

 そう、「麻薬のCIA」は今に始まった話ではないのだ。そして、CIAに麻薬の「うまみ」を教えたのは、旧日本軍である……

 ライゼン記者には、こうした「歴史の闇」を切り裂く報道を期待したい(ほんとうなら、日本のマスコミに期待したいところだが……)。

 話を飛躍させてしまった。
 元に戻って、今一度、確認するならば、ライゼン記者らの今回のスクープは、アフガン戦争に終止符を打つ上で、大きなインパクトを持つものだ。 

 大統領選挙の大がかりな不正に続く、「カルザイの弟がヘロイン取引。CIAが資金援助」。

 ここまで暴露されたなら、「カルザイによるデモクラシー」を支援するための「アフガン戦争」――などと、とても言えたものではない。

 オバマ政権内のタカ派(CIA長官をしていゲーツ現・国防長官ら)も、米軍増派の大義名分を立てづらくなった、と思っているだろう。

 楽観はできないが、ライゼン記者らのスクープは、アフガン和平に向け、一定の展望を、たしかに開いた。 

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/28/world/asia/28intel.html?_r=1&ref=global-home&pagewanted=all

   ライゼン記者 2008年10月の報道 ⇒http://www.nytimes.com/2008/10/05/world/asia/05afghan.html

Posted by 大沼安史 at 09:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-27

〔NEWS〕 アフガンでなぜ戦い続けなければならないのか?……米国務省で初の抗議の辞任 元海兵隊大尉、マシュー・ホー氏(36歳)

【訂正】 ホー氏の階級、「大佐」は「大尉」の誤りでした。訂正します。

 なお、小生(大沼)へのメールは、画面左上の「プロフィール」から、お願いします。

 今回の「訂正」は、ある読者の方のご指摘によるものです。

                   ☆   ☆

 米紙ワシントン・ポストによると、米国務省〔日本の外務省にあたる〕の、36歳になる中堅スタッフが、アフガンでの戦争継続に疑問を投げかけ、辞任した。

 元海兵隊大尉で、イラクなどでの戦歴もある、マシュー・ホー氏。
 アフガンでの戦争継続に抗議して辞職する政府職員が、遂に現れた!

 Hoh という名前からすると、ベトナム系のアメリカ人かも知れないがハッキリしない。

 アフガン現地で文民として働いた経験の持ち主だそうだ。

 そのホー氏が、抗議の辞任!

 オバマよ、彼の声を聞け!

    

 ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/26/AR2009102603394.html?hpid=topnews

Posted by 大沼安史 at 08:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-26

〔NEWS〕 一人でもやる 歩く 英軍兵士 アフガンでの戦闘を拒否 ロンドンで反戦デモの先頭に

 英軍の兵士、ジョー・グレントンさん(28歳、伍長)が、アフガンでの戦闘に就くことを拒否し、24日、ロンドンで行われた反戦デモの先頭に立った。

 グレイトンさんは、アフガンでの戦闘をすでに経験済みで、戦場に戻り、銃を執ることを拒んだ。
 軍法会議にかけられることを覚悟しての、たった一人の「決起」。そして、反戦デモへの参加。

 ベ平連の小田実さんが言っていた、「一人でもやる」「とにかく歩く」を、一人の英軍兵士がやり出した!

 これは「小さな出来事」ではない。(小さいけれど)大きな第一歩である。「大ニュース」である。(日本のマスコミは取り上げないだろうけれど……)

 グレイトンさんは、「世界最貧国のひとつに戦争をしかけている。私には(戦わない)選択しかない」「兵士だからといって、命令に従っただけと言うことはできない」との声明を発表した。

 トラファルガー広場に向かうデモは数千人規模に達し、ロンドン中心部の交通は麻痺した。 

 ⇒ http://www.commondreams.org/headline/2009/10/24-3

Posted by 大沼安史 at 05:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-24

〔NEWS〕 小笠原信之著 『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』 出版近し!

 畏友・小笠原信之が、4年ぶりに、「全面書き下ろし」の、念願の一作を出す。
 『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』(緑風出版)

 須田禎一(すだ・ていいち)……

  僕が1971年に「道新」(北海道新聞)に入社したのも、この人が、60年安保当時の、論説委員・コラムニストとして、「交響するペン」で書きのこしたものがあったからだ。

 けれど入社した、須田さんなき新聞社は違っていた。新人研修のときに早くも、先輩の社員から、「須田禎一? 過去の人だね」と言われ、須田さんが書いていた(たしか、朝日新聞の浜松支局時代の話だったと思う……)、『人が犬を噛むのはニュースではない。犬が人を噛んだ――それがあくまでニュースなのだ』という、まっとうの説を逆転させた、『人が犬を噛んだら、それがニュースだ』式・新聞報道論を聞かされ、唖然としたものだ。

 今思えば、僕がその後、45歳で、小笠原信之のあとを追って「道新」を去ることになる遠因は、1971年にしてすでに、須田さんの存在が、意図的にかどうか知らないが、組織内で消されていたことに遡る。
 (当時、すでに、佐藤栄作の自宅の「寝室」まで入って寝てきた「伝説」の政治記者が、道新の権力者になっていた。その人自体、悪人では決してなかったけれど――社の階段の踊り場で立ち話したことがあった……僕を励ましてくれたな……)

 須田さんという人の評伝を書く――そういう志を立て、意志を貫き通し、遂に書き上げた小笠原と須田さんの「関係」について、(別に聞く必要もないので)聞いたこともないが、小笠原もまた、「須田さん」と同じような目で、「組織ジャーナリズム」(ここでいう「組織」とは、あまり良い意味ではない)の「大本営報道」の現実を見つめ、その限界を見て取り、会社員記者を辞めて、フリーの記者生活に踏み切ったのだろう。

 人は……いや、須田さんのような「記者」は、「交響のペン」をふるおうとして壁に突き当たった時、それを捨てず、「独弦のペン」として、独り書き続け、なお交響を求めるものだ。

 小笠原信之もまた、そういう、交響を願う「独弦のペン」の「記者」の一人である。「須田禎一」を書くのに最もふさわしい、ペンの持ち主だ。
 その彼が須田さんを書いた!……実に喜ばしいことではないか!

 須田さんのペンがもっと早くに交響していれば、日本の政治の、どん底への堕落は、もっともっと早いうちに是正されたはずだ。

 が、僕らには「今」と「これから」しかない。
 御用化したジャーナリズムからの決別と再生!

 盟友・小笠原信之が間もなく出す、この『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』(緑風出版)は、とくに「道新」の若い記者諸君に読んでもらいたい。
 新たなる出発の書、指針の書に、間違いなく、なるはずのものだから。

 そして来年は、「60年安保」の50周年――。「1960年」を、戦後ジャナーリズムの観点から捉え返す、現代史の検証の書としても、この『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』は、重要な意味を持つに違いない。

 本ブログの読者の一読を乞う。
  
 小笠原信之のブログ「閑居愚考」は⇒ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nbsn001/   

Posted by 大沼安史 at 01:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-23

〔NEWS〕 ニューヨーク・タイムズ記者 「タリバン捕囚記」 エピローグ

 デイビッド・ローズ記者の「タリバン捕囚記」の最終回、「エピローグ」の主なポイントを。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/22/world/asia/22epilogue.html

 脱出に成功、パキスタン軍の基地に逃げ込んで助かったローズ記者と助手のタヒールだったが、タリバンたちのアジトに置き去りにされた、ドライバーのアサドは、どんな目に遭ったか?

 ローズ記者は解放された後、アサドと電話で話をしたという(つまり、アサドは生きていた!)。

 アサドによると、二人が消えたことをタリバンたちが知ったのは、翌朝だった。最初は二人ともトイレか、と思ったという。

 脱走を知ったタリバンはアサドを追及した。何も知らされていないアサドは、鎖につながれ、地下室に17日間、拘束されていた。

 アフガンのアサドのファミリーは、タリバンに解放を要求。アサドは一人になった時、隙を見て逃走、タクシーを拾って、アフガン国境まで逃げ延びた。

 ローズ記者が「どうしてタリバンからカラシニコフをもらったのか」質したところ、「持つよう命令された」と、アサドは答えた。

 アサドもまた、タリバンの言うことを聞いて生き延びようとしたわけだ。

 それと、身代金。

 身代金はニューヨーク・タイムズ、ローズ記者の家族とも、支払っていないそうだ。

 そして、最後に、ローズ記者による重大な指摘をひとつ。

 ローズ記者を拉致したのは、「ハカニス」というタリバンの氏族だが、米政府当局者によれば、この「ハカニス」の行動を、パキスタンの情報部(ISI)は見てみぬふりしているそうだ。

 それどころか、ISIは「ハニカス」、及び他のタリバン・グループに資金・武器援助をしているとの指摘もあるそうだ。

 その「ハニカス」は、いまなお自爆攻撃を続けている……

 ISIはあの「9・11」でも、何らかの関与をしたものと疑いが持たれている組織。
 「イスラムの核の父」カーン博士ともども、アメリカはとんでもない「モンスター」を育ててしまったものだ。 

Posted by 大沼安史 at 05:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-22

〔NEWS〕 ニューヨーク・タイムズ記者 「タリバン捕囚記」 第5回 「脱出」

 ニューヨーク・タイムズ、デイビッド・ローズ記者の「タリバン捕囚記」の、さらに続きを。

 連載第5回の見出しは「一本の綱と祈り」――彼と現地助手(アフガン人)、タヒールが、ついに「脱出」に成功するまで。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/22/world/asia/22hostage.html?hp

 脱出決行の日は7月20日。決行予定時刻は午前1時だった。

 パキスタンの北ワジリスタンの中心都市、ミラム・シャー。
 タリバンに拉致され、アフガン、パキスタンを転々と移動、9ヵ所目の拘束場所で、ついに脱出することを決めた。

 拘束したタリバンの「解放に向けて交渉中」という言葉がウソだということが分かったからだ。いつ何時、殺されるか知れない……。

 そして、1本のロープ……。放置されていたのをこっそり回収し、古着などの下に隠しておいた、車の牽引用ロープがあった。

 それを使えば、壁を乗り越えて、15メートル下の通りに逃れることができる……。

 ローズ記者とタヒールは、タリバンの耳を気にしながら、どうやって逃げるか、段取りを話し合った。ある日、戦闘による停電があって、ファンが回わり出した。その音が、二人の密談を消してくれた。

 一緒に捕まった若いアフガン人ドライバーのアサドは、連れていかないことにした。
 信用できない。タリバンたちと仲良くなり、カラシニコフさえ手渡されている。「脱出」を持ちかけたら、タリバンに筒抜けになるのは間違いないことだった。

 その夜は、雑魚寝するタリバンたちを熟睡させる必要があった。
 夜遅くまで、21日の午後11時ごろまで、一緒に将棋のようなゲームをした。

 そして、横になった。

 ローズ記者は心の中で「神さま、おゆるしを」と、2000回、唱えることにした。
 タリバンから、「1日、1000回、唱え続ければ、解放する」と言われて、毎日、続けたことがあった。解放されなかったが、1000回唱えるのに1時間かかることが分かった。

 決行時刻の午前1時まで、あと2時間……2000回。

 打ち合わせ通り、「トイレに」最初に起き出したのは、ローズ記者だった。タヒールを少しつつくと、寝言のような、うめき声を上げた。たしかに、起きていた。

 タリバンたちは熟睡していた。もし、気づかれたたら、「トイレだ」と言えばいい。

 ローズ記者はトイレにしゃがんで待ち続けた。タヒールはなかなか現れない……と、その時、暗闇の中から、幽霊のように片足が現れた。そして、もうひとつの片足が……タヒールだった。

 ロープを垂らした。地上まで届かなかったので、結び直した。まだ足りなかったが、タヒールから先に壁を乗り越え、ロープで脱出した。ローズ記者が続いた。タヒールが残したサンダルをズボンの中に入れて。

 通りには人影はなかった。
 タヒールは涸れ川の河床を歩き出した。踵が痛いと、タヒールは言った。
 遠くまで歩けないかもしれない、と。
 ローズ記者も指に怪我していることに気づいた。二人とも、あのロープで切っていた。

 どこへ逃げる?

 街のメーンゲートは、アラブやチェチェンの戦士が固めているので、そこで捕まったら、一巻の終わりだ。

 「別のゲートがある。そっちに行こう」。タヒールに従い、そっちに向かうことにした。

 歩きながら、ローズ記者はタヒールに何度もアピールした。「このミラム・シャーには、パキスタン軍の基地があるから、そこに行って“投降”しよう」と。

 が、タヒールはウンと言わない。足に怪我しているのに、アフガン国境に向かうつもりらしい……。

 舗装路に出た。ミラム・シャーのメインストリートだった。ガソリンのスタンドがあった。

 突然、通りに面した屋根の上から、軽機関銃を向けられた。

 捕まった!?

 パキスタン軍の基地だった。

 タヒールが現地語で警戒中のパキスタン兵士と話をしている。パシュトン語。「ジャーナリスト」と言っている。

 ジャーナリスト? 髭ぼうぼう、誰がどう見ても、自爆テロの戦士としか見えない、ローズ記者の外見だった。

 挙げ続けた両手が、持ちこたえられなくなった。服をほどけて、腹部に爆薬を巻いていないことを見せようと、タヒールに言った。
 パキスタン兵の許可が出た。ようやく、手を下げることができた。

 タヒールは兵士たちに、困った人は助ける「パシュトンの掟」を持ち出し、説得を試みた。
 いま、上官に連絡しているところだから、「待て」を言われた。

 基地がだめなら、モスクに行くしかない。行かせてくれ――そういうと、地面に腹ばいになるよう命じられた。

 そして――遂に……。

 パキスタンの兵士たちは驚くほど丁重だった。兵士の一人が英語で「ハウアーユー」と言った。。「ハウアーユー?」……ローズ記者は一瞬、答えに詰まった。

 トラックに乗せられ、基地の奥に向かった。
 
 ベッドから起きたばかりのような「上官」は、基地の司令官だった。英語を話した。

 電話をかけたいというと、カードを探してくる、といって待たされた。
 電話のカードが届いた。

 電話番号を紙に書いて渡し、ニューヨークの自宅にかけた。

 留守電に向かって叫んだ。

 すると、妻の母親が出た。社に連絡すること、タヒールの家族をカブールから退去されることなど、必要なこと伝えた。
 通話の最後に、「心配をかけてごめん」と、義母にゆるしを乞うた。

 そして……司令官はローズ記者に、もう一度、自宅に電話をかけることを許してくれた。

 こんどは彼女だった。奥さんのクリスティンが出た。

 これまでずっと考え続けて来た、奇跡が起きた時の言葉を、彼女に言った。

 「これからの人生、君の好きにしていいから」

 彼女は言った。

 「イエス」……「イエス」と。 

Posted by 大沼安史 at 07:03 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「戦争犯罪者」 ブッシュのカナダ講演に抗議デモ

 ジョージ・W・ブッシュ前米大統領が10月20日、カナダ・エドモントンで行った講演会で、数百人が会場の外で抗議集会を開き、「ブッシュは嘘つき 数千人が死んだ」「ブッシュは戦争犯罪人」「カナダはブッシュ(藪)の国ではない」などと叫んで気勢を上げた。

 ブッシュの講演チケット2000枚は完売した。
 講演の中でブッシュは、核開発を進める北朝鮮とイランは、北朝鮮の方が気がかりだ、と語ったという。
 
 ブッシュはカリガリー、トロントでも講演を行い、抗議デモの「歓迎」を受けた。21日にはモントリオールで講演するが、ここでもデモが計画されている。

 ⇒ http://www.commondreams.org/headline/2009/10/21-5

Posted by 大沼安史 at 05:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-21

〔NEWS〕 無人攻撃機 ミサイルを発射 デイビッド・ローズ記者 タリバン捕囚記

 引き続き、ニューヨーク・タイムズ紙の、デイビッド・ローズ記者による「タリバン捕囚記」を。
 連載第4回は、米軍の無人攻撃機による、上空からのミサイル攻撃について。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/21/world/asia/21hostage.html?_r=1&hp=&pagewanted=all

 ことし3月25日のこと。ローズ記者らが監禁されている家の、すぐそばへ、米軍の無人攻撃機がミサイルを撃ち込んだそうだ。

 (無人攻撃機は、米本土の米軍基地から、リモート操縦され、カメラの「視覚」でもって視認したターゲットにミサイルを発射している。ローズ記者によれば、タリバンは、この無人攻撃機の攻撃を恐れ、ブッシュ以上にオバマを憎んでいるという)

 ローズ記者は覚悟したそうだ。
 もし、犠牲者の中に、女子どもが含まれていたら、間違いなく、リベンジに遭い、処刑されると。

 そして、こう思ったそうだ。処刑のシーンはビデオ撮影されるだろうから、やがて視聴することになる家族のために、最後まで落ち着いた態度をとろうと。

 監視していたタリバンたちは、ローズ記者にスカーフで顔を隠せ、と言った。上空の無人攻撃機がカメラで識別するから、という言うのだ。

 タリバンたちはこう思い込んでいたのだ。ミサイル攻撃は、ローズ記者を殺すためだと。
 ローズ記者を消してしまえば、同記者を人質にとっている、彼らタリバンの一派、「ハガニス」を英雄にしてくて済む、だからミサイルで狙い撃ちして来た、というロジックだった。

 15分後、攻撃現場に駆けつけたタリバンが戻って来た。ミサイルは車2台を破壊し、乗っていアラブの戦士と地元のタリバン、計7人が死亡した……。

 住民は犠牲にならなかった……。ローズ記者は、復讐を免れたのだった。
 (実は監視のタリバンの一人が、ローズ記者を攻撃現場に連れていって斬首し、そのシーンをビデオに撮ろうと主張、リーダーがこれを却下していた……そうだ)

 無人攻撃機のミサイル攻撃は、誰か手引きしている者がいるのではないか、との疑いが、タリバンやアラブ戦士たちの間にパニックを引き起した。

 ローズ記者は攻撃の数日後、アラブの戦士たちが「通報者」を捕まえて「自白」させ、その場で足を切り落としたあげく、斬首し、みせしめに市場に遺体をさらした――との噂を耳にした。

 タリバンたちはDVD再生装置を持っていてビデオを見ていたが、人気は自爆攻撃志願者の最後の日々を記録したビデオだったそうだ。

 タリバン指導部による、若い戦士たちへのメッセージは、ただひとつ、「死」とは遠くにある運命ではなく、フレンドリーな仲間であり、お前たちのゴールである――。

 監視のタリバンの若者たちは、1冊の本を、みんなで回し読みしてた。殉教の栄光を説いた本だった。一人の若者は、まるで小学生のように、声に出して読んでいたという。

 ああ、まるで、戦前・戦時中の「神の国=日本」!

Posted by 大沼安史 at 06:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-10-20

〔NEWS〕 タリバンと歌ったビートルズ          ♪ She Loves You ! NYT ローズ記者 幽囚体験記

 アフガニスタンで取材中、タリバンに拘束され、その後、脱出に成功したニューヨーク・タイムズ紙、デイビッド・ローズ(David Rohde)記者の体験記、連載第3回に、心温まるシーンがあったので、紹介しよう。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/20/world/asia/20hostage.html?_r=1&partner=rss&emc=rss&pagewanted=all 

 冬の夜、夕食後に、タリバンの戦士たちは無聊を慰めるため、パシュトン族の歌を何時間も歌い続けたそうだ。ローズ記者は歌が下手で、パシュトン語の発音もひどかったが、それでもタリバンの戦士たちは、一緒に歌うよう、彼に命じたそうだ。

 いろんなタリバンのバラードを歌ったそうだ。ある夜には、「♪ お前らは原爆を持っている。しかし、俺たちには自殺爆弾がある」という「タリバン・ソング」さえも。

 別の晩には、タリバンの戦士に、アメリカの歌、歌え、と命じられたそうだ。
 ローズ記者はまず、フランク・シナトラの『ニューヨーク、ニューヨーク』を歌って聞かせた。そして、これは田舎の村から出て来た男が、ニューヨークで一旗上げようと必死になり、家族を支えようとする話だ、と説明した。
 そして次に、ローズ記者が歌ったのは、ブルース・スプリングスティーンの『ボーン・トゥー・ラン』。平均的なアメリカ人が、生きるために人生と闘っている歌だと。

 訪ねて来たタリバン司令官の前で歌わされたこともあった。猿芝居の猿のような気がした。司令官たちが、ローズ記者の歌を聴いて、笑い転げていたからだ。

 (そして、いよいよ、心温まるシーンが……)

 戦士たちに快楽主義者と思われるのがいやで、ラブ・ソングは避けていたローズ記者だったが、タリバンたちは実は、ロマンチックな歌が大好きな連中だった。何語でもよかった。

 それじゃあ、ビートルズの『She Loves You』、ひとつ歌ってみるか……。ローズ記者にそんな考えが浮かんだ。奥さんから届いた、赤十字社を通じた手紙で、タリバンたちに最も人気がある曲がそれだと教えられていたからだ。

 “She loves you — yeah, yeah, yeah!!!”――カラシニコフ(軽機関銃)を床に置いて、みんなで合唱した!
  
                *

 ――このくだりを読んで、僕は、ほんとに嬉しくなった。「タリバン」を誤解するなかれ、被害妄想を膨らますなかれ!
 みんな人間なのだ。 
 
 ここに和平の――相互理解の、鍵がある。不信と解いて、話し合いに入る、きっかけとしてのビートルズ!
 “She loves you — yeah, yeah, yeah!!!”

  

Posted by 大沼安史 at 06:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-18

〔NEWS〕 スラヴォイ・ジジェク 「デモクラシーNOW」に再登場

 ⇒ http://www.democracynow.org/2009/10/15/slovenian_philosopher_slavoj_zizek_on_the

 英語のトランスクリプト付き。
 
 2008年3月のインタビューはこちら ⇒ http://democracynow.jp/submov/20080311-3/

Posted by 大沼安史 at 06:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 7ヵ月と10日 タリバンに囚われて ニューヨーク・タイムズ デイビッド・ローズ記者 俘虜記 連載開始

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)で、デイビッド・ローズ記者の捕虜体験記の連載が始まった。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/18/world/asia/18hostage.html?_r=1&ref=global-home&pagewanted=all

 6回連載の第1回を読んで、気になった点を、印象に残った点をいくつか抜書き」すると――

 □ ローズ記者を拘束したタリバンたちが、こう言っていたという。

 
 America, Europe and Israel preached democracy, human rights and impartial justice to the Muslim world, they said, but failed to follow those principles themselves.

 JAPANはまだ、入っていない……

 
 □ お前は何人? 正直にアメリカ人と答えると、顔を輝かせて言った。「血のメッセージをオバマに送ることができる」

 □ 自爆テロ志願者、カリ。現実感を喪失している感じ。タリバン仲間にも「おかしい」と言われている……(やはり、度が過ぎている、ということか? ここに打開の可能性があるかも)

 □ パキスタン軍が放棄した検問所はタリバンが運営。「合言葉」で確認。

 ローズ記者はアフガンに関する本を出そうと、カブールの「タリバン司令官」にインタビューに向かったところを、昨年11月10日、拘束された。その「司令官」の名前を出しても、「知らない」とニベもなかったそうだ。

 ローズ記者は結婚したばかり。
 最終的に、同行のアフガン人助手らとともに脱出に成功する。

 「タリバン国」の内側からのレポート。貴重な体験記。

 こういう新聞のルポルタージュを、版権の問題を気にせず、リアルタイムで翻訳できる(許可される)仕組みがあるといいのに……。

Posted by 大沼安史 at 06:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-10-12

〔NEWS〕 「核」と「軍」の掌握を狙う パキスタン軍総司令部襲撃事件 「非核化」 緊急課題に

 パキスタンで起きた武装過激派による軍総司令部襲撃事件で、「イスラムの核」の危険な意味が改めて浮上した。

 武装過激派の司令部襲撃は、単なるリベンジの攻撃ではなかったようだ。
 それは、たとえばルモンド紙の記事を見てもわかる。

 ヒラリー・クリントンが懸念しているのは、パキスタンの核兵器である。

 武装過激派はきっと、陸軍の総司令部を占拠し、兵士に「反乱」を呼びかける一方、核兵器、および核物質の「奪取」を狙ったのだろう。

 アフガンの「タリバン」と連携する国内の武装過激派の戦意=憎悪を鎮めるためにも、アフガンからの米軍の撤退――そう、それは減員ではなく、「撤退」でなければならない――を急がなければならない。

 その一方で、北朝鮮の核開発を支援した(そして、あの「サナエさん」が命がけで、北朝鮮とカーン研究所の秘密を暴こうとした)パキスタンの核サークルを解体し、国内核施設の「封印」と、核兵器の国外移転管理を早急に実施しなければならない。

 (そうでなければ、イスラマバードで北朝鮮関係者に射殺された「サナエさん」は、浮かばれまい)

  ※ サナエ(SANAE)さんについては http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/07/post_98fd.html

    で触れています。

 岡田外相よ、君がパキスタンで考えなければならないのは(話し合わねばならないのは)、パキスタンの「非核化」のことである。  
 

 ⇒ FT http://www.ft.com/cms/s/0/8c31b842-b692-11de-8a28-00144feab49a.html?ftcamp=rss

   ルモンド http://www.lemonde.fr/ameriques/article/2009/10/11/l-arsenal-nucleaire-pakistanais-preoccupe-hillary-clinton_1252426_3222.html   

Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-11

〔NEWS〕 ノーベル平和賞委員会は解散し、ファンド(原資)を国際的な平和団体に委ねよ 米国の良心、歴史家、ハワード・ジン氏が提案

 「米国の良心」ともいうべき、歴史家のハワード・ジン氏が、英紙ガーディアンに、「オバマ、ノーベル平和賞」に関して、『戦争と平和賞』なる一文を寄せていた。
 ⇒ http://www.guardian.co.uk/commentisfree/cifamerica/2009/oct/09/nobel-peace-prize-war-obama

 大統領選で「オバマ支持」を表明した老歴史学者は、ノーベル平和賞を受賞を聞いて、さずがに心が暗くなったそうだ。

 「ほんとうにショックだった」そうだ。ノーベル平和賞の歴史をたどり、とんでもない面々が、受賞していることに思い至るまでは……。

 そう、あのキッシンジャーまでが、臆面もなく受賞しているのだ!

 しかし、ジン氏は挙げていないが、日本の「政治史の汚点」ともいうべき、「ウソヲつき作」こと、佐藤栄作のような、売国奴さえ「平和賞」に輝いているのだから、オスロの選考委員会の「政治判断」のお粗末さ加減は知れている。

 (僕〔大沼〕としては、たとえばグラミン銀行のユーヌス博士を選んだあたり、同選考委員会の見識を評価するものだが、時々、思い出したようにやる、「政治判断」に基づく授賞はいただけない)

 で、ジン氏のこの寄稿文で、僕が何より、感心したのは、過去の「トンデモ授賞」の事例を踏まえ、オスロの委員会に「退場」を促していることである。

 平和賞のファンド(原資)を、国際的な新選考機関(団体)に譲って、選考をそこに任せなさい、と提案しているのだ。

 大賛成である。

 ところで、ジン氏のように、僕もまた、今回の「オバマ受賞」にショックを受けた一人だが、僕の場合は、「あんた方、『平和賞』でオバマを潰す気か? あんたたち、オバマが「戦争の家」を相手に、どれだけ苦闘しているのか知っているのか? オバマを潰したら、次のアメリカ政権は、ブッシュ以上の超タカ派ファッショ政権になってしまうんだぞ。あんたたち、それを知らずに、授賞を決めたのか」という、選考委員会の「浅はかさ」に対する怒りだった。

 もしも、オスロの委員会が、そう、たとえば50年前に解散し、選考を国際的な平和団体の幹事会にでも委ねていたら、佐藤栄作のような「密約男」が「平和賞」に選ばれる、ブラック・ジョークはあり得なかったろう。

 代わりに、「ベ平連」とか、「小田実」さんが選ばれていたことは確実だ。

 オスロの委員会よ、君たちは「ガーディアン」くらい読んでいるはずだから、わかっているよな。
 ハワード・ジン氏がどれだけの人間か、分かっているよな。

 だったら、ジン氏の言うとおりにしなさい。

 (ついでに、鳩山政権の岡田外相にも一言。岡田さん、「核持ち込み密約」の証拠を揃えて、佐藤栄作の二枚舌を暴き、オスロの委員会に、授賞剥奪を申し出なさい。それが日本人たる私たちの「汚名」を注ぐ、最低限の務めではありませんか!) 

Posted by 大沼安史 at 06:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-10

〔NEWS〕 オバマよ、ノーベル平和賞、おめでとう! それにふさわしこと、しろよな! アフガンから撤退だ。できなければ、平和賞をオスロに返せ! マイケル・ムーア監督が公開書簡(全文 非公式訳)

 金曜日 10月9日、2009年

 親愛なるオバマ大統領閣下

 あなたは「平和の人」であると本日、認められました。なんとすてきなことでしょう。あなたのあの素早い、政権初期のあの言明――あなたは言いましたね。グアンタナモを閉鎖する、イラクから米軍を撤収する、核兵器のない世界を望んでいる、と。
 そしてイランの人々に対しては、1953年に民主的な手続きによって選ばれた政権を転覆したのは、われわれアメリカだと言いましたよね。カイロではイスラム世界に対して、素晴らしい演説をした。「テロに対する戦争」などという意味のない言い方はやめる、拷問も止めると。

 こうしたことで私たちは、そして他の世界の人たちは、それまでの8年間の惨憺たる出来事を考えながら、少しは安全な世の中になったなと感じることができました。政権発足後、早くも8ヵ月――あなたは路線を180度転換し、この国を正気な方向に導いてくださった。

 しかし……。

 あなたがアフガン戦争の8周年、9年目入りの2日目に、受賞することになった「ノーベル平和賞」は、誰にとってもアイロニー(皮肉)でしかありません。
 あなたは今、まさに十字路に立たされているのです。米軍の将軍たちの言うことを聞いて、戦争を拡大することもできます(ただそれは、もうとっくに予告された敗北を喫する結果に終わるだけのことですが)。あるいは逆に、「ブッシュの戦争は終わった」と、宣言することもできます。そしてアフガンから、兵士を帰国されることができる。それこそ、真の「平和の男」がなすべきことではないですか?

 あの、前任の野郎が失敗したこと――9・11で3000人も殺した責任もある犯人、もしくは犯罪者集団を、あなたが捕まえようとすることは、何も間違ったことではありません。しかし、あなたは戦車や兵隊でもって、それをしてはならないのです。あなたは犯罪者を追っている、軍隊と追っかけているのではないのです。ネズミの駆除に〔ノーベルが発明した〕ダイナマイトは使わないでしょう?!

 タリバン問題も別問題です。それはアフガンの人たちが解決すべき問題です。それは私たちアメリカ人が1776年に、フランス人が1789年に、キューバ人が1959年に、ニカラグア人が1979年に、東ベルリンの市民が1989年に為したのと同じことなのです。
 自由を意志する人々が起した革命に、ひとつ確かなことがあります。最終的に人々が自分たちで、自由を実現したということです。他の人たちは支援はできます。しかし、自由は装甲戦闘車両のハムビーのフロントシートから生まれるものではありません。

 アフガニスタンへの介入を今すぐ、止めるべきです。もし止めなければ、あなたにはノーベル平和賞をオスロに返還する以外、道は残されていません。

 あなたの
 マイケル・ムーア

 追伸 あなたに反対する連中は、あなたがこの国に、これだけの善意をもたらしたのに、今朝方いっぱい、あなたを攻撃し続けました。アメリカ人はどうしてこうも人を憎むのでしょう? 

 私はこんな思いにとらわれました。もしも、あなたが今日の午後、癌の治療法を発見したとしますよね。そしたら、あの連中、民間の癌センターがいらなくなるから、あなたは民間の事業活動を破壊している、と非難することでしょう。

 たしかにあなたはノーベル平和賞にふさわしいことを何もしていない、という人たちもい、ます。しかし、私に言わせてもらえば、あなたが憎悪の地雷原にすすんで踏み込み、前の大統領が仕出かした取り返しのつかないダメージを回復しようとしていることは、私だけでなく、数百万人の他の人々が認めていることです。

 それってほんとうに勇敢な行為だと思う。あなたの受賞理由はそこにある。

 全世界がいまアメリカを――あなたと頼っているのです。彼らの願いを却下してはなりません。
 

 ⇒ http://www.commondreams.org/print/48104

Posted by 大沼安史 at 07:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 オバマ ノーベル賞受賞コメント(全文)  「行動への呼びかけと受け止める」 非公式訳

 グッド・モーニング!
 実は今朝、これで、目覚めようとは思っていませんでした。
 この知らせを聞いた後、娘のマリアが私のところへ来て、言いました。「パパ、ノーベル平和賞、取ったのね。でも、今日は〔愛犬=ファーストドッグの〕ボーの誕生日よ」
 そして、サラがこう続けました。「それとね、3連休の週末が来るのよ」〔米国も12日の月曜日はコロンブスのアメリカ発見の日で休み〕
 ですから――私は、娘たちの期待に応えなければならないのです……。

 私はノーベル委員会の決定に驚きもし、謙虚な思いに包まれてもおります。ひとつ、ハッキリさせておきたいのは、私自身が何かを達成して受賞したものではないと、私自身、思っていることです。むしろ、世界の全ての人々の切望のための、アメリカのリーダーシップを認めてくださったもの、と思います。

 正直なところ、私はこれまでの、並みいる世界を変革した受賞者の方々と肩を並べられるだけの人間ではない、と感じています。そうした受賞者の皆さんこそ、その勇敢な平和の追求を通して、私を、そして世界の全て人々を鼓舞して来た方々であります。
 
 しかし、私はこのノーベル平和賞が、これまで受賞された男性や女性、そして全てのアメリカ人が築き上げたいと願う、そうした世界を映し出すものであることを知っています。その世界とは、私たちアメリカの建国の礎となった独立宣言や憲法といった文書に命を吹き込むものであります。

 私はまた、ノーベル平和賞の歴史を通して、それがある特定の達成のみを讃えるものではないことも知っています。それは一群の主義・原則に弾みを与えるものとしてもあり続けて来たのです。
 
 それこそ、私がこの賞の受賞を、ある行動への呼びかけとして受け止める理由でもあるのです。その呼びかけは、21世紀における共通の挑戦に立ち向かうよう全ての国の人々に対して行われたものなのです。

 しかし、こうした挑戦は、一人の指導者、一国の国民だけでできるものではありません。だから、私の政権もまた、私たちが求めるべき世界に対し責任を果たすため、新たな時代への参画を築こうと、これまで活動して来たわけです。

 私たちは、核兵器がより多くに国に拡散し、核のホロコーストの恐怖がより多くの人々を危機に曝す世界を容認することはできません。
 
 そこに私たちが、核兵器なき世界を目指し、具体的なステップを踏み出した理由があるのです。あらゆる国々に、原子力を平和利用する権利がある一方、すべての国々に、その平和利用の意図を実地に示す責任があるのです。

 私たちは、気候変動による増大する脅威を容認することもできません。それは私たちが子どもたちに引き渡す世界を永久に損ない、紛争と飢饉の種子を播き、海岸線を破壊し、都市を廃墟としかねないからです。
 
 世界の全ての国々がエネルギーの使い方を変える責任を受け入れ、共有しなければならないのは、そのためです。

 私たちは、互いに相手に対する見方を一方的に定め、違った見方をしていても構わないという態度を許してはなりません。私たちが、信仰、人種、宗教の違いを超え、相互の利益、お互いの尊敬に基づく新しい出発を追求しなければならないのは、このためであります。

 私たちはまた、こんなにも長い間、こんなにも多くの苦痛と苦難を課してきた対立を、自分たちの側から解決しなければなりません。そして、私たちのその努力には、あの最終的な実現――イスラエル人とパレスチナ人全ての、自分自身の国で平和に安全に生きて行く権利に向けた、揺るぎのない関与が含まれなければならないのです。

 私たちは、すべての人々が求める機会と尊厳が、より多くの人々に対して拒否される世界を容認することはできません。機会と尊厳――それは教育を受け、人間的な生活をする能力であります。未来に対し希望を抱くことなく、病気や暴力の恐怖の中で生きていかなくてもいい安全であります。

 私たちは紛争が平和裏に解決され、繁栄が幅広く共有される世界の実現に向け努力する中で、今、私たちが知る世界の現状とも向き合わねばなりません。

 私はまた、ひとつの戦争を終える一方、アメリカの人々と私たちの同盟者を直接、脅威に曝している容赦なき敵と向き合うため、別の戦場で活動することに責任を持つ、国家の最高司令官であります。そして私は、数百万人もの人々に職を求めさせて来た世界経済危機の衝撃にも対処しねければならないと自覚しております。

 これらの懸念こそ、私が日々、アメリカの同胞のために立ち向かっていることであります。

 私たちが直面する課題のいくつかは、私が大統領でいるうちに達成されることはないでしょう。核兵器の廃絶のようなことは、私が生きている間に実現しないかも知れません。

 しかし、ある個人、ある国家だけの力では為し得ないという認識がある限り、これらの挑戦を解決することは可能であります。

 受賞したノ-ベル平和賞は、ただ単に、私の政権の努力に対するものではありません。世界中の人々の勇気ある試みに対するものであります。
 
 私が受賞したこの賞は、正義と尊前を求める、すべての人々によって共有されなければならないのは、そのためです。だからこれは、自分の訴えを聞いてもらう権利のため、殴打と銃弾に直面しながら、静かに通りを歩いた、あの若い女性〔テヘランの女性、ネダさんのこと〕のための賞でもあるのです。デモクラシーへのコミットの放棄を拒絶しているだけで、自宅に監禁されている指導者〔スーチー女史〕のための賞でもあるのです。世界の反対側で生きる大事な人のために、日々、軍務を続け、犠牲を払っている兵士のための賞でもあるのです。平和のために自己の安全と自由、そして時には自分の命さえ犠牲にする、世界中、すべての男女のための賞でもあるのです。
 
 それは常に、アメリカの原則であり続けて来たものであります。それこそ、世界が常にアメリカに目を向けて来た理由であります。そしてそれはまた、私が信ずるに、アメリカがこれからも世界を導いて行く理由でもあるのです。

 サンキュー・ベリー・マッチ。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/09/us/politics/09obama-text.html?_r=1&pagewanted=print

 〔訳者・注〕 言わずもがなの注目点を、いくつか。

 ひとつは、オバマが、自分は米軍の「最高司令官」だと言っている点である。

 もうひとつは、核兵器の廃棄がオバマの目の黒いうちは実現しないかも知れない――などと言っていることである。

 オバマは「正直な現実主義者」なので、そうした「現実(性)」を言うのは彼の性向として分かる気もするが、ノーベル委員会が(そして世界の人々が)メダルを贈って彼に願をかけたのは、そんな「現実」を変えてもらいたいからである。

 オバマよ、オスロの「受賞演説」では、米軍の司令官であるアメリカの大統領として、任期中の「核兵器廃絶」を語りたまえ! アフガンからの撤退を語りたまえ!

 平和賞に誓って語りたまえ! 

 あの日本の二枚舌首相のような振る舞いは、見たくもない。

                     *  

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Posted by 大沼安史 at 02:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-09

〔NEWS〕 イラン当局 デモ参加者に死刑判決

 英紙ガーディアン(電子版)によると、イラン当局はアハマディネジャド「再選」に抗議するデモに参加した男性(37歳)に対し、死刑判決を下した。

 先のイラン反政府デモで死刑判決が出たのは初めて。今後、死刑ラッシュが続きかねないとの恐怖心をかき立てている。

 死刑判決を受けたのは、モハマド・レザ・ザマリさんという人物で、海外の王党派組織に属すると「自供」したという。

 反政府デモをして「死刑」!

 かつての日本の「治安維持法」、「大逆事件」を思わせる、残忍さである。

 日本の外務省は、イラン大使を呼びつけて、抗議せよ! 抗議しないなら、せめて「遺憾」の意を伝えよ!
 

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/oct/08/mohammad-reza-ali-amani-death

Posted by 大沼安史 at 01:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-08

〔NEWS〕 石油取引で「ドル外し」報道 藤井財相 「何も知らない」と否定 英紙報道

 英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者の、「石油取引で米ドル使用を停止、通貨バスケットへ 秘密協議進む」報道で、サウジなどと話し合いを続けていたと名指しされた日本の藤井・財務大臣は、「何も知らない」と「否定」したそうだ。

 同紙が伝えた。

 フィスク記者の報道で、ゴールド価格は急騰、ドル安が進行している。

 同紙のニューヨーク特電によれば、アメリカは米国債の償還を軽減するため、さらなる「ドル安」を実は望んでいるそうだ。  

 う~ん、となると、アメリカも「黙認」ということか?!

 そして日本は米国債を抱えたまま、「超・円高」へ。

 しかし、これだけの「大変な騒ぎ」を何ひとつ報道しない日本のメディアって何?
 藤井大臣が「知らない」と言った、だけでも、報道してくれよ!
  
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/business/news/dollar-tumbles-on-report-of-its-demise-1798713.html

Posted by 大沼安史 at 07:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イランの核科学者 サウジ巡礼中、“蒸発”

  英紙インディペンデント(電子版)が8日に掲載したAP電によると、イランの核科学者、シャーラム・アミリ氏がことし6月、サウジのメッカに巡礼に行ったまま“蒸発”した。

 イラン外務省は、同氏を「イラン市民」とだけして、その“蒸発”に米政府が関与していると非難しているが、同氏の妻によれば、アミリ氏はイラン国内の大学で核テクノロジーの研究に従事している。

 イランの核開発問題は、先ごろ、コムの秘密濃縮施設の存在が明らかになり、イラン政府が査察受け入れを表明するなど、イラン側が「譲歩」する姿勢を見せている。

 アミリ氏の“蒸発”は、これと関係するものかも知れない。

 AP電によれば、2007年にはトルコで、イラン元国防相が「行方不明」になっているという。
 

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/mystery-as-iran-nuclear-scientist-disappears-1799410.html

Posted by 大沼安史 at 04:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 パトリック・コバーン記者   「アフガンで1年以内に勝つ? ナンセンスを言うのではない!」 米軍部の主張を一蹴 

 英紙インディペンデントのパトリック・コバーン記者が8日付の同紙電子版で、アフガン戦争に対する「戦争の家=米国防総省」のスタンスを、「ナンセンスを言うな」と斬り捨ていた。

 米軍当局者が、アフガンで勝つも負けるも、この1年が勝負、などと言い出している――だから、米軍を増派せよ、と脅していることに対し、「バカも休み休み言え」と斬り返していた。

 なぜ、1年で勝てないのか?
 いわゆる「タリバン」がパキスタンの支援を受けている――これがひとつ。

 徹底したゲリラ戦術で、米軍にダメージを与え続けている――これが二番目の理由だ。

 米兵を4万人増派するとどうなるのか? タリバンにとってそれだけ「戦果」が上がることになるだけ。獲物ウジャウジャ、選り取り見取り、である。

 米軍や保守派から、増派を迫られ続けるオバマに対する、コバーン氏の“アドバイス”は、時間はある、焦らないで考えろ!

 コバーン氏がこの記事の中で提示している、アフガン政府治安部隊の待遇改善の必要性、「タリバン」が人口の4割ちょっとを占めるパシュトン族に限られている実態、そしてその「タリバン」に対する、パキスタンの支援――など、いくつかのファクターを、オバマに代わって考え合わせてみても、その何処からも「米軍増派」という「答え」は出て来ない。

 久しぶりに読んだ、コバーン記者の、切れ味のいい解説記事。
 息子さんのご病気にもかかわらず、心挫けず、健筆をふるう氏に、あらためて声援をおくりたい。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/patrick-cockburn-to-say-this-war-must-be-won-in-a-year-is-nonsense-1799296.html

Posted by 大沼安史 at 04:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-07

〔コラム 机の上の空〕 「光通信」、または西沢潤一先生のこと

 今から12年前のことだ。私は今は亡き、盟友・小池平和(ひらかず)さんと、仙台・川内にある「半導体研究所」に、西沢潤一先生を訪ねた。

 当時、小池さんと私は、仙台に市民出版社「本の森」を、郷土史家ら友人・知人からの出資で、有限会社としてスタートさせたばかり。あたって砕けろ!だった。

 新聞社出身(小池さんは毎日新聞、私は北海道新聞の記者だった)の私たちは、ダメ元(ダメでもともと)精神で、 西沢先生に、本を出してくれないか、と談判に行った。

 拍子抜けしたことを今でも、よく憶えている。
 「いいですよ」――この西沢先生の一言に、小池さんと私は顔を見合わせた。

 わけもわからない、「本の森」などという、出来たばっかりの、名もない出版社の私たちのために、一発返事で協力を約束してくれた。

 その場で早速、出版企画を詰め、半導体研究所を辞去した小池さんと私は、玄関を出るなり快哉を叫んだ。「西沢さんって、なんて人なんだ」と、二人で感心し合った。

 こんなことがあって、私たちの「本の森」は西沢潤一先生の本を相次いで出させていただくことになるのだが、私個人についていえば、こんな思い出がある。

 私は「本の森」を創設した後、上京して教員生活を始めた。その頃、知り合ったミニコミの編集者が、どうしても西沢先生に、上京の際、インタビューしたいと言うので、仲介したことがある。

 私が「そういうことなんですが、先生、インタビューに応じていただけますか」と、おそるおそる、うががいを立てると、これまた一発返事で、OKだった。

 もちろん、無料のインタビュー。その席に私も同席したが、科学的知識ゼロの編集者の、あきれるほど素朴すぎる問いに、いやな顔せず、喫茶店の入口で「時間ですよ」と盛んにジェスチャーを送ってくる科学技術庁の人たちに「もう少し、もう少し」と目で合図しながら、最後まで、根気よく、丁寧に話してくださったのだ。

 ここで私が何を言いたいか、というと、西沢潤一先生とは、そういう人間である、ということだ。
 男気があるというか、真人間であるというか。

 「本の森」で先生の本づくりをさせていただいた頃、私は何度か、半導体研究所に通い、先生にインタビューした。

 中でも印象に残るのが、先生の旧制仙台二中時代の思い出話である。先生の美術部の先輩が、顧問の教師に、どうして戦争に行って死なねばならないのか、その不条理を問いただしたというのだ。

 西沢先生は石原都知事にも好かれ、いろんなところに引っ張り出されているので、まるで「右翼」のようにも思われているが、実は戦争が大嫌いな、平和主義者なのだ。
 武力ではなく、科学技術で生きて行く……これが、西沢先生の言う「創造立国=日本」の意味である。

 2009年ノーベル物理学賞の発表があった。光通信の実用化に向けて、技術的な面で画期的な貢献をした、西沢先生の研究仲間の、チャールズ・カオ博士が受賞することになった。

 私は西沢先生の大ファンだから、「えっ、どうして?」と、ついつい思ってしまったが、先生の朝日新聞でのコメントを読んで納得した。

 「光ファイバーの実用化について絞れば、カオ氏の貢献は大きい。受賞おめでとうと伝えたい」

 業績は業績として、きちんと評価し、そして「おめでとう」と言った西沢先生!

 そう、西沢さんは、そういう人なのだ。カオ博士の受賞に「どうして?」という思いはあるはずだが、西沢先生は「うん、そうだな」と納得すると、年下のライバルにも、心から祝福を贈ることができる人だ。

 仙台の名代のおすし屋さんとか名店に行くと、だいたい必ず、西沢先生の「愚直一徹」の色紙にお目にかかることができる。

 文は人なり……西沢先生って、ほんとうに愚直一徹な、純情な人なのだ。相手の頼みにちゃんと応える。聞かれたら、真剣にアドバイスする。

 先生はもう心の整理をつけていらっしゃる、と思うが、ノーベル賞とはいえ、賞は賞、選ぶのは凡人である。あのトルストイでさえ弾かれ、フランスのなんとかという詩人にもっていかれたのだから。

 でも、世の人々に知ってもらいたいのは、西沢先生の業績は「光通信」にとどまらない、ことだ。たとえば、発光ダイオード。ここでも、ノーベル賞クラスの業績を残している。

 だから、きっと……。

 西沢先生、きっと、あの中村修二氏と共同で、「発光ダイオード」の開発で(中村氏は光の3原色のうち、青を開発。西沢先生はほかの2色を開発)、必ずノーベル賞に選ばれますから、(もし気落ちしているとしたら)気落ちしないでくださいね……。

 そんな余計なことを心の中で語りかけたら、「ワッハッハ」という、あの豪快な笑いが返って来た気がした。

 あの「ワッハッハ」で、またひとつ、思い出した!
 大きな飴玉をポーンと口に入れ、あの子どものような笑顔で、光ファイバーでも、発光ダイオードでもなく、「サイリスタ整流子」について、レクチャーしてくださった西沢先生!

 「このサイリスタ整流子を使えばね、中国で発電したのをね、直流にして日本まで持って来れるんですよ」と目を輝かせて語ってくれた西沢先生!

 仙台の誇り、西沢潤一先生、万歳!

 来年こそ、ノーベル賞……、万歳!  

Posted by 大沼安史 at 08:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-06

〔URGENT! 緊急! 重要NEWS〕 2018年までに米ドルでの石油取引停止へ ☆人民元・ユーロ・円・金・湾岸統一通貨による「通貨バスケット」を創設 ロシアも参加へ ☆サウジなど湾岸産油国が中露仏日と秘密交渉 ☆英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者がスクープ報道

 中東報道の世界的第一人者、英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者が、6日付の同紙(電子版)で、歴史的ともいえる大スクープを放った。

 「ドル崩壊」との主見出しがついたフィスク氏の記事は、湾岸アラブ筋と香港の中国金融筋の双方から裏づけを取って報じたものだ。

 米ドルでの石油取引を停止し、新たに創設する、人民元・ユーロ・円・金(ゴールド)・新設する湾岸統一通貨による「通貨バスケット」による取引に切り替える。 
 
 この問題に関するロシア、中国、日本、ブラジルの各国財務相、中央銀行総裁による秘密協議は、「これから」ではなく「すでに」行われている、という。

 米国はこの秘密協議が行われたことを察知しているが、合意内容までは把握していない。米国は、「忠実な」同盟国であった日本や湾岸アラブ諸国が参加する、この国際的な「陰謀団(カバル)」に対し、闘いを挑むことになるに違いない――とフィスク氏は指摘している。

 米ドルでの取引を停止する時期は、「今後9年以内」=「2018年目標」と想定している。また、中国筋によれば、「通貨バスケット」による取引開始まで、当面のつなぎとして、金(ゴールト)で決済を行う。
 最近の金の世界的な急騰は、こうした動きを背景にしたものとみられる。

 フィスク氏の指摘で気がかりなのは、この動きの中で、米中間の対立・覇権争いが激化するのではないか、との恐れだ。

 しかし、中国金融当局筋は、オバマ政権は国内経済の建て直しに追われ、この問題に手を出すことはない、との見方と示している。
 

  米国が「不参加」を説得できるのは英国くらい。
 協議はすでにかなり煮詰まっており、ロシア(ルーブル)も「通貨バスケット」への参加を表明することになりそうだ。
              

                                    △  △  △

 いよいよ、「ドル凋落」が、現実化して来た。世界基軸通貨の座から引き摺りおろされようとしている「$」!

 米国は「抜け駆け」に走った日本政府を今後、抑えにかかるだろう。「通貨バスケット」から身を引くよう、迫って来るに違いない。

 自民党政権が今なお続いていたなら、確実に米国の言いなりになったはず。しかし、民主党にどれだけの「独立心」があるか、やはり気になる……。

 米国債を買い続けますから、許してください、と言っているうち、日本経済の底が抜け、「通貨バスケット」から排除される、なんてことにならなければよいが……。
   
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/business/news/the-demise-of-the-dollar-1798175.html

Posted by 大沼安史 at 12:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-05

〔NEWS〕 アフガンで武装抵抗勢力がまたも米軍部隊を殲滅 米兵8人が戦死――皆殺し……「ワナット村の悲劇」を再現

 アフガニスタンのパキスタン国境に近いヌリスタン州で10月3日夜、武装抵抗勢力が米軍基地を襲い、米兵8人を殺害した。

 2008年のワナット村の悲劇(米兵9人戦死)を再現するもの。

 ニューヨーク・タイムズ紙(5日付)はヌリスタン州知事(アフガン人)の「タリバン」の兵士たちの仕業、との主張を紹介しているが、記事の冒頭のリードの中では、「部族民兵の集団」による攻撃だと明記している。
 (下記の共同の記事では、例によって「タリバンが……」となっている。「タリバン」だ、「アルカイダ」と盛んに言われているが、一般の現地部族であることが多い点に注意!)

 攻撃は同夜、近くのモスク、及び村落から行われた。

 現地の州知事は、米兵と一緒にいたアフガン警察の2人も死亡、(生き残った)アフガン警察官は「タリバン」に拉致された、と言っている。

 ということは、つまり、米兵は皆殺しにあったわけだ!

 同日付のNYTの解説記事はまた、アメリカの保守派のコラムニスト、ジョージ・ウィルまでがアフガンでの戦線縮小を言い出していることに触れていた。

 アフガンの現地もアメリカの後方世論も、いまや敗戦モード!
 
 
 ⇒ 
     NYT http://www.nytimes.com/2009/10/05/world/asia/05afghan.html?_r=2&ref=global-home

      http://www.nytimes.com/2009/10/04/weekinreview/04traub.html?ref=asia

     共同通信の記事 http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100401000254.html

Posted by 大沼安史 at 06:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-03

〔NEWS〕 アフガン撤退へ? オバマ コペンハーゲンで米軍現地司令官と緊急会談

 コペンハーゲンでシカゴ五輪PR演説を行ったオバマ大統領が10月2日の演説終了後、コペンハーゲン空港に駐機中の大統領専用機内で、アフガニスタン米軍の最高司令官、スタンレー・マックリスタル将軍と、25分間にわたって会談した。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/03/world/asia/03mcchrystal.html?ref=asia 
  (会談写真は http://www.nytimes.com/imagepages/2009/10/03/world/03mcchrystal.ready.html
 
 マックリスタル将軍はロンドンでの講演の帰途、コペンハーゲンに立ち寄ったものだが、オバマはなぜ、マックリスタ司令官と「会談」し、その模様を「写真」まで公表し、明らかにしたのか?

 同司令官は米軍を新たに「4万人増派」しなければ敗北する、と明言している現地司令官だ。

 4万人を新たに増派(オバマはことし初め、2万1千人を増派している)して、ことしの年末までに、アフガン駐留米軍を10万8千人態勢まで増強するシナリオは、バイデン副大統領らによる、戦線縮小提案と(アルカイダ狩りに作戦を集中)と「対立」するものとされており、オバマがそのどちらに与するか、注目されているわけだが、考えてみれば、どちらも要は「負けない}(それも疑わしいことだが)だけで、「勝てない」ことは明らか。

 となれば、これ以上、泥沼にはまり込むよりは、戦線縮小という撤退への第一歩を踏み出した方が無難のはず。

 そのために、オバマは現地司令官と直接話し合う、そんな「手続き」を踏んだのではないか?――そうとしか、僕には思えないのだが、どうだろう? 甘すぎるかな?

 もしも、米兵を大量増派するというなら、「エアフォース・ワン」内で、ロンドン出張帰りの現地司令官と、五輪PRついでに緊急会談することもあるまい。これまで通り、米軍の総本山=国防総省の意見具申に従い、正式な指揮命令系統の意思決定チャンネルを通して「増派」を命令すれば済むのだから。

 同じタイムズ紙の紙面(電子版、3日付)に、「アフガンで勝てない」方程式(テンプレート)が現地での米軍の戦略を決定付けている、との記事が掲載されていた。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/03/world/asia/03battle.html?_r=1&ref=global-home

 昨年(2008年)7月、パキスタンに隣接するクナル州ワナット村で、米軍の空挺部隊がアフガンの武装集団200人に攻撃され、9人が戦死する負け戦の戦闘があったが、現地米軍はこの戦闘を詳細に検証し、「勝てない」教訓を実地に学んだそうだ。

 それでもう、これは勝てないと分かったから、マックリスタ司令官も(自分から撤退・縮小を言えないから)、4万人増派などという「無理難題」を、わざわざ持ち出したのではないか?

 アフガンの流れは変わった、アメリカは撤退へ動き出す、と言ってよいかも知れない。   

Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-10-01

〔NEWS〕 ミツバチ大量死 原因はネオニコチノイド系農薬!? 英国で「解明ドキュメンタリー映画」が完成

 英紙インディペンデント(電子版)に、ミツバチの大量死の原因を追究したドキュメンタリー映画、『消える蜂たち』が10月に公開される、との記事が出ていた。
  ⇒ http://www.independent.co.uk/environment/nature/new-film-blames-drug-firm-for-plight-of-honey-bees-1795148.html

 『消える蜂たち』が示唆する原因は、ネオニコチノイド系の農薬!
 「ガウチョ」という商品名で販売されているもので、フランスでは養蜂家の抗議で使用が禁止されているが、アメリカをはじめ、その他の国々では広く使われているそうだ。

 その、「その他の国々」に、私たちの「日本」も含まれ、このネオニコチノイド系農薬に疑いの目を向ける養蜂家がいることを、10月1日の朝日新聞(統合版)で知った。

 岩手県の養蜂家、藤原誠太氏が「私の視点」に書いていた。

 この農薬(成長中の作物に散布するのではなく、種子段階で浸す?)、インディペンデント紙はドイツの「バイエル」の製品だと出ていたが(バイエルは因果関係を否定)、日本では「全農」が販売しているそうだ。

 疑いが指摘されている以上、日本の農水省としても、調査ぐらい始めるのが筋だが、藤原氏によれば、(農水省は)「大量死の原因はわからない」と言い続け、被害の実態調査すら行おうとしない――というからあきれる。

 農水省から全農に天下りしてる(?)から、こういうことになるわけ??

 これは新政権の農水行政の試金石になる、重大な問題だ。農業記者諸君の調査報道に期待する!

Posted by 大沼安史 at 06:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-30

〔NEWS〕 イラクでの戦闘従事を拒否 日系のワタダ中尉、罪に問われず除隊

イラクでの戦闘従事は戦争犯罪にあたるとして出征を拒否した日系のアーレン・ワタダ中尉(31歳 米陸軍)が罪に問われず、除隊することになった。

 ロサンゼルス・タイムズが伝えた。

 軍事裁判が審理不能(ミストライアル)になり、その後のワタダ中尉の処遇が注目されていた。

 除隊は中尉が申し出たという。

 信念を貫き通した日系人だった。ホノルルのご両親もこれでホッとされたことだろう。

 ワタダ中尉の弁護団は、「良心に従い独り立ち向かった英雄であり、愛国者だ」との声明を発表したが、その通りだと思う。
 

 ⇒ http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-watada-discharge29-2009sep29,0,103553.story

Posted by 大沼安史 at 07:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-29

〔頑爺の……これぞNEWSじゃぁ~!〕 「資本主義~ある愛の詩(うた)」 マイケル・ムーア監督が新作を公開

 「華氏911」「シッコ」のマイケル・ムーア監督の最新作、『資本主義~ある愛の詩(うた) Capitalism: A Love Story』が10月2日、全米で一斉に上映されておる。

 いいドキュメンタリーじゃそうじゃ。

 マイケル・ムーアよ、ナオミ・クラインは君のことを、アメリカの資本主義というものを、わかりやすく、しかもあますところなく教えてくれる、「アメリカの先生」と呼んでいたが、その通りらしいの! 

 君は、アメリカの資本主義なるものの幻想を木っ端微塵に粉砕し、その実態を暴き立ててくれたというではないか!

 アメリカの資本主義の暴露は、もち、日本にも通じること。あらためて君に敬意を表する。

 で、どんなフィルムか?――といことだが、最初に、いままさに「マイホーム」を追い出されようとする、ノースカロライナの人が撮った映像が出てくるそうじゃな。

 事務所に送られて来たビデオを観て、君はナ、何なんだコレハ?――と思ったそうだが、それを見て、警察の車が7台も家を取り囲み、「住人」を追い出しにかかる、資本主義の国=自由の国のアメリカの現実を見て、君は何としても、その「資本主義」を「肝」の部分において告発しようと思った!……だから、この映画を撮ったそうじゃな!

 イギナ~シ!

 サブムライムだか何だか知れないが、最初に「犠牲」になったのは、わしらのような高齢者だったそうじゃないか。
 老人をだましよって、クソ餓鬼どもが!

 その次に狙われたのが、貧困層だそうじゃな!
 そのローンをデリバティブ化し、儲けるだけ儲けておいて、あいつら貧乏人がローンを払わないから問題が起きたと、貧乏人に責任転嫁したそうじゃないか、アメリカの金融ドラゴンどもは……。

 クソッ垂れめが!

 で、なんじゃな、マイケルよ、君はこんどの映画でも、やってくれたそうじゃないか!
 ズタ袋を持って、「おれたちの金、返せ」と、金融ドラゴンの牙城に迫って行ったそうじゃないか。「市民による現行犯逮捕」も辞ささいと。

 それにしても、マイケルよ、アメリカって資本主義は何なんだ?

 君は最富裕層の1%が、富の95%を独占する国、それがアメリカだって言っているが、それって国か?

 君はあるところで、こうも言っておったよな。

 今、部屋の中に10人がいる、ピザを一皿、出前で届けてもらった、そのビザを10等分して……そのうちの最も金のある1人が9切れを自分のものにしてしまった。残る9人が残された一切れを奪い合っている――それがアメリカの資本主義の現実だと。

 ひどい話じゃが、日本も負けとらんぞ。

 しかしな、マイケルよ、君が偉いのは、ただ批判するだけじゃなく、「希望」という「代案」をきちんと示していることじゃな。

 サンフランシスコの北に工場を持つ、協同組合方式のパン屋さんのことを紹介しているそうじゃないか? 平等な賃金! オーガニックな安全な食の提供!

 社会的企業の可能性を、君はちゃんと示しているそうじゃないか!

 「人間の顔をした」資本主義の新しい可能性を、君は示唆しているそうじゃないか!

 わしはの、だから君を尊敬しとるのじゃ。

 マイケルよ、わしもの、実は「日本版」を考えとる!

 国民年金・厚生年金の運用団体がの、10兆円、摩(す)っても、国民に謝りもしない日本の役人天国の姿を、映像で暴露したいと思っとる。

 日本銀行の「株主」という連中がどれほどウハウハぼろ儲けしちょるか暴き出そうと思っておるのじゃ。
 
 マイケルよ、その時は、素人のわしの指導、よろしく頼むぞ!
 
 君より10歳年上の、日本の頑固な爺(じじい)の一人として、マイケルよ、君の新作が大ヒットし、アメリカの世直しの起爆剤になることを祈る!

 ⇒ マイケル・ムーア監督HP http://www.michaelmoore.com/

   デモクラシーNOW http://www.democracynow.org/features/michael_moore

Posted by 大沼安史 at 07:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-28

〔NEWS〕 イタリアでまた「偽」米国債 1160億ドル(約11兆円相当) ジェノア在住の女性らフィリピン人男女2人を逮捕  キアッソの日本人2人が所持したものと「類似性」 イタリア当局者が言明

 イタリア発のロイター電、及び、米ウォールストリート・ジャーナル紙はこのほど、イタリア当局が総額1160億ドル相当の「偽」米国債を押収、ジェノア在住のフィリピン人女性とその兄弟の男性1人の2人を逮捕した、と報じた。

 8月にミラノの空港でまず、1030億ドル分の「偽」米国債が入った小包を発見。その連絡先から、容疑者が浮かび、その後、残る130億ドル分が発見された。

 イタリアの当局者は、ロイターの取材に対して、2人のフィリピン人が、米国とつながりのある国際組織で役割を果たしていた、との見方を明らかにした。

 当局者はまた、7月、スイス国境のキアッソで、日本人2人が保持していた1340億ドル相当の「偽」米国債と、その造られ方で「多くの類似性」がある、と語った。

 押収した「偽」米国債は、実際は発行されていない「1934年発行」のものだったという。

 フィリピン人2人は身柄を拘束されている、とされるが、キアッソの事件と関連性があるというのなら、なぜかすでに「釈放」されている日本人男性2人について、イタリア当局から日本政府(警察庁)に対し、身柄の拘束と引渡し要求が来ているかも知れない。

 この点、日本の報道陣の取材に期待したい。

 ところで、筆者(大沼)は、先にキアッソで押収された「偽」米国債が、日本の政権交代を見越して隠匿を図った、「M資金」(原資、米政府から還付されたもの)ではないか、との疑いを捨てきれずにいる。

 フィリピンもまた、旧日本軍の「埋蔵金」の舞台とされており、事件の全容解明が待たれるところだ。
   

   「フォーブス」誌掲載ロイター電 ⇒ http://www.forbes.com/feeds/reuters/2009/09/24/2009-09-24T171747Z_01_LO202012_RTRIDST_0_USA-ITALY-COUNTERFEIT_print.html

    WSJ記事 ⇒ http://online.wsj.com/article/SB125383238988839035.html

                  ☆

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 「歴史の封印を解き、歴史の真実を見詰め、平和を、9条を守り抜く」異色の政治ファンタジー小説!
 戦後政治最大の謎とされる「M資金」に日本・オランダ混血の美少女NONO(のの)が挑み、 頑爺(がんじぃ)が「9条」を守る「改憲」阻止の闘いに、命の炎を燃やす。 6月15日、夜の国会前・・・イマジン! 「レモン革命」の奇跡が起きる! 卒業式の日の丸・蒸発事件をテーマにした『緑の日の丸』の続編。小田実氏へのオマージュ!

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2009-09-27

〔NEWS〕 太陽ムシャムシャ 日の丸・ファーストレディー 幸夫人 「超・合格」世界デビュー

 何を隠そう、私は、「ユッキー」(ゆきおさん)……ではなく、奥様のミユッキー(幸)夫人のファンである。

 「太陽ムシャムシャ」の「日の丸弁当」――あ、いや「日の丸ファーストレディー」が、今回の「世界戦」をどう闘い抜くか……「UFOがどうの」「金星がどうの」「トム・クルーズがどうの」といった「大騒音」が世界中に渦巻く中、彼女がデビュー戦(USAラウンド)をいかに飾るか、気になって仕方がなかった。

 で、休日の午前中を使い、「ミユッキー」の「デビュー戦」を“ジャッジ”する探索活動をネット上で繰り広げた、のであ~る!

 その結果を、先に述べるならば、な、な~んと、「超・合格」!!
 
 小生、4半世紀もの会社員ジャーナリスト歴の持ち主。ファンの目、ではなく、元新聞記者(それも社会部記者)の目で、「ミユッキー」のパフォーマンスぶりを評価した結果がコレ、「超・合格」!

 「宝塚」の舞台を観おわった時のような(想像するしかないが)、感激と興奮に浸っておるのであ~る。

 お疑いなら、これを見よ!
 BBCのニュースであ~る。⇒ http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/8274513.stm

 この電子版の記事のメーン写真は、G20+国連事務総長夫人たちが、25日の金曜日、ピッツバーグの公立パフォーマンス芸術学校(CAPA)を訪問した時の記念写真である。

 われらがミユッキーが後列に追いやられているのは、きわめて遺憾なことだが、彼女のこのパフォーマンスを見よ!

 第一列のサルコジの妻、カーラ夫人の陰に隠れないで、クビを伸ばして、ちゃんと「顔出し」しているではないか!

 偉い!
 カーラ夫人は現役のミュージシャンだから、CAPAのような場所で、「別格」扱いされるのは当然だとして、しかし、われらがミユッキーだって、元タカラジェンヌ。どうだ、この笑顔は! ワールドクラスの笑顔ではないか!

 そしてBBCのこの記事! よ~く、読んでいただきたいのだが、なな~んと、われらがミユッキーは、記事本文中では、カーラより先、第3位についけている。
 つまり、ミシェル、サラ(英国FL)の次。

 BBCは英国放送協会なので、サラFL(ファーストレディーの略)に触れないわけにいかない事情はわかるが、ま、それはさておき、問題はわれらがミユッキーに対する評価である。

 オフビート(offbeat)!!……調子外れ?? いや、オフ・ザ・キー(ふざけてはいません!)の「調子外れ」ではなく、よい意味での「普通じゃない」(悪い意味もあると辞書には出ていたが……)。

 BBCの好意的な評価は、記事についたミユッキーの写真の扱いにも現れている。写真の順番としてはカーラの後塵を拝しているが、ミシェル夫人とのツーショットは、堂々たる「主役」級。
 ここでも(一段と)輝くばかりの笑顔を見せている!!

 どうだ、これがうわさの、ライジングサンの国、卑弥呼、いや、ミユキ・スマ~イル!!
 
 カーラなどとは、「品」が違うのじゃ!

 フランスの「パリジャン」誌は、身びいきで1位ミシェル、2位カーラ、3位ミユッキーなどと書いてたが、
 ⇒ パリジャン http://www.leparisien.fr/international/apres-michelle-aux-usa-et-carla-en-france-voici-miyuki-au-japon-02-09-2009-625189.php

 この「BBCの笑顔」で「写真判定」をすれば、1位・ミユッキー・ミシェル同着、鼻(は結構、高そうだが)の差で、3位カーラという結果にしかならない。

 歌だって、ヅカガールなのだから、うまいに決まっている。ピッツバーグ入りする前、ニューヨークで、「桜、桜、弥生の空は……」を歌ったそうだが、聞いてみたかったなあ~。 
 
 ⇒ http://www.thedailybeast.com/blogs-and-stories/2009-09-25/japans-maverick-first-lady/

 それに、日の丸FLとしての最初の公式デビューの地は、国連のユニセフ。
 ここらあたりが、カーラとの違いだ。
 しかし、ユニセフ大使の黒柳徹子さんとミユッキーって、どことなく似ていない?!
 ⇒ http://www.unicef.org/infobycountry/japan_51206.html

 でも、おかしかったのは、CAPAでのミシェルさん(USAFL)のスピーチ。
 ⇒ http://www.thepittsburghchannel.com/video/21116264/index.html

 ミシェルさんたら、さかんに世界の文化に「距離」はない、と連発していたが、一度、ニヤッと笑っていたっけ。

 あれはたぶん、心の中で、「金星とも……」なんて、きっと思っていたんじゃないかな。

 しかし、CAPAなんて、フツーじゃない(日本の学習指導要領・統制教育じゃ、絶対、考えられない)、パフォーマンス芸術の公立学校(6~12学年、800人)で、G20+1FLの「顔見世」興行を打ったあたり、オバマ政権のミユッキー(ついでに、カーラも)への配慮かも知れないな。

 CAPAでは。ヨーヨーマ(パリ生まれの中国人)、サラ・バレリス、トリーシャ・イヤウッドといった大スターも、歌を、演奏を聞かせたそうだ。 

 サラ・バレリス Gravity  ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=A_U6iSAn_fY
 彼女のHP http://www.sarabmusic.com/
 
 トリーシャ・イヤウッド How Do I lve  ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=qWJ77PP7JkA
  彼女のHP http://www.trishayearwood.com/main/index.php

 でも、幸さん、これで決まりだね!

 マダム・オフビート(もちろん、いい意味で!)!!

 官邸のドブネズミ役人どもに負けずに、思う存分、「ニューエイジ・ジャパン」を世界に振り撒いてね!!

 

Posted by 大沼安史 at 02:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「日本は世界の架け橋になる」 鳩山首相 国連演説(英文) 全文

 鳩山首相が9月24日、国連総会で演説した。

 その演説に、本ブログは「日本は世界の架け橋になる」演説と命名する。略して「架け橋」演説。

 英文テキストの全文は ⇒  http://www.un.org/ga/64/generaldebate/pdf/JP_en.pdf

 外務省HPの日本語訳 ⇒ http://www.un.org/ga/64/generaldebate/pdf/JP_en.pdf

 「官僚の作文」ではない、「政治家の演説」だった。たぶん、鳩山氏のスピーチライターがまとめたものだろう。

 戦前と戦後を比較した演説の冒頭部分は、とくに切れ味がよかった。戦前においてさえ、ふつうのことだった「選挙を通じた政権交代」が、戦後、これまでほぼ一貫してなかったことを指摘したくだりだ。

 日本の戦後政治の異常性が、一気に明らかになった! それも、国連総会の場で!

 日本の戦後政治において選挙による政権交代がなかったのは、しかし、1945年夏の敗戦後に始まったことではない。戦中・戦前の「神の国・軍国ファシズム」の時代からそうだった。そのことに触れれば、もっとよかったのに……。

 首相はまた、祖父の鳩山一郎が「友愛」の“創始者”であるようなことを演説で述べているが、その祖父が戦前、文部大臣をしていた時、「トルストイの『復活』にみる刑法思想」なる講演を、東京の専修大学(そう、鳩山さん、あなたが教壇に立っていた大学です!)で行った滝川幸辰・京都大学教授に対し、「休職処分」を下した張本人であることを述べ、トルストイの平和思想と祖父の「友愛」思想との間にどんな関連があるか触れれていたら、もっと、もっと、よかったのに……。

 そして「架け橋」を言うなら、上海で朝鮮の民族主義者の怒りの標的となった重光氏ではなく(爆弾を投げた民族主義者は、金沢の連隊の道路下に〔毎日、軍靴で踏み躙るために〕埋められた!)、新渡戸稲造氏の言葉を引用すればよかったのに……。

 「私はこの国連総会に太平洋を超えてやって来ましたが、太平洋は世界の海に通じています。私も新渡戸稲造に学び、世界の架け橋になりたい。彼が事務総長を務めた国連の前身、国際連盟から脱退した、神の国・日本のあのような愚挙が二度と起きないよう、恒久平和の架け橋になりたい」とでも言ったら、もっと、もっと、もっと、よかったのに……。

 しかし、これを割り引いても、鳩山首相の国連演説は、内容的に素晴らしいものだった。

 ようやく、「言葉」を持った「首相」が、私たちの国にも登場した!
 「国語の国」に、「日本語、いや英語、いやコトバ」で演説できるリーダーが生まれた!

 しかし、それにしても外務省はHPに演説の「写真」ではなく、「動画」(ノーカット版)を載せるべきではないか! ユーチューブに投稿し、日本国内はもちろん、全世界の人々にメッセージを送るべきではないか!

 それこそ首相演説に言う、「グローバリゼーション」の「光の部分」ではないか!
 
 内閣府や外務省の広報担当者よ、首相のハシゴ――いや、「架け橋」外しは止めなさい!
  
 最後に、首相に一言。

 いい内容の演説でした。ユッキー(と呼ばれたいそうなので、そう呼びます)、がんばれ、と声援をおくります。

  

Posted by 大沼安史 at 10:04 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-26

〔NEWS〕 G20の影の下で 「音波砲(サウンド・キャノン」)で非暴力の抗議デモを制圧

 「デモクラシーNOW」(25日付)が、「G20」が開かれたピッツバーグにおける、非暴力レジスタンスの模様を、現場からの映像で伝えた。
 ⇒ http://www.democracynow.org/blog/2009/9/25/steve 

 公園からデモ行進に移ろうとするデモ隊に立ちはだかる警察の機動隊(やけに立派な装備をしている!)。
 
 催涙ガス弾が撃ち込まれ、デモ隊の目に中和液を注入する姿も(ぼくら70年世代ではレモンの汁を目に絞り込んだものだ! 下記の拙著の小説、『NONOと頑爺とレモン革命』を参照)。

 しかし、なんといっても驚いたのは「音波砲(サウンド・キャノン)」が、アメリカでデモ鎮圧に初登場したことだ。
 おそらく、ビデオ音声を超えた、よほど耳にこたえる「キーキー音」だったのだろう。

 日本のマスコミよ、君たちはレジスタンスの現場に記者を配置し、このキーキー音を聞いたか?
 またしてもプロテストの現場を見ずに、「G20が○○××で成功!」などと記事を書いているのではないか?

 同じ「デモクラシーNOW」が、あのマイケル・ムーア監督に、ニューヨークとLAで先行上映が始まった最新作『資本主義~ある愛の物語』でインタビューしていた。
 
 ⇒  http://www.democracynow.org/blog/2009/9/25/steve 

 その中でムーア監督は、こんなわ分かりやすい譬えを語っていた。

 10人の前に10等分された一枚のピザがある。10人のうちの1人が、10切れのうちの9切れを自分のものだと持ち去って行った。残る1枚を9人が奪い合っている……これが今の状況だと。

 日本も同じだ。
 ハトヤマ氏のような超富裕層(高額所得者)に対し、累進税率の徹底強化を行わねばならない。

 ハトヤマ・ユキオ氏よ、祖父以来の巨額な蓄財を、君は恥じねばならないのだ。

 フラテルニティ(友愛)を言う以上は――。
 
 

Posted by 大沼安史 at 06:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-25

〔重要NEWS〕 ビン・ラディン一派と武器をNATO軍機で送り込み 帰りの便で麻薬を輸送 ベルギー経由で英国、米国にも流入 ★国務省高官らが「核」を含む機密情報を漏洩 イスラエル、パキスタンなどが買い取り ☆「9・11」内部告発者 FBI元翻訳官、シベール・エドモンズさんが新たな証言 ★ウォルフォウィッツらペンタゴンのネオコンたちが「9・11」の4ヵ月も前に、トルコ・ルートでのイラク侵攻を密議

  FBIワシントン翻訳センターで傍受情報の処理に当たっていた元FBI翻訳官(ペルシャ語、トルコ語)、シベール・エドモンズさんが、米国の保守系雑誌、『アメリカン・コンサーバティブ』のインタビューで、2001年の「9・11」に向かう情勢の中で知り得た衝撃の新事実を明らかにした。

 ブッシュ政権下、「国家機密」に触れるとして「口封じ」され、今なお「緘口令」が続いている、彼女の最初の内部告発――「9・11やらせ」疑惑には直接的は繋がらない新証言だが、NATO軍機が「ビン・ラディン一派」をトルコを中継基地に紛争の地に武器もろとも送り込み、帰り軍機で麻薬を輸送、麻薬はベルギー経由で米英へ輸送されていた――など、驚くべき事実の数々が新たに暴露されている。

 このエドモンズ氏の今回の告発証言は、ことし8月8日、彼女がオハイオ州の連邦裁判所で行った宣誓証言を元に、同誌のコラムニスト、フィリップ・ジラルディ氏によるインタビューの中で行われた。
 
 同誌は、新保守主義(ネオコン)とは一線を画す、伝統敵な保守主義の立場に立つ有力誌で、エドモンズ氏は、「9・11」事件に元々、疑惑のまなざしを向ける左派系のメディアではなく、敢えて保守派の同誌を選んでインタビューに応じたものとみられる。

 (筆者〔大沼〕は、エドモンズ氏の同誌での発言を、ネットの反戦サイト、「アンチ・ウォー・ドット・コム」への、ジラルディ氏の寄稿で知った。「アンチ・ウォー・ドット・コム」には、右派の論客、パット・ブキャナン氏も、反ネオコンの立場から一時、盛んに寄稿していた)

 シベール・エドモンズ氏がインタビューで明らかにした事実は主に、FBI翻訳センターに保管されていた、1996年後半から、(彼女がFBIを解雇された)2002年4月までの「トルコ語ファイル」に基づく。つまり、FBIが盗聴していた、トルコ語などの会話等の傍受記録をもとにしたものであり、極めて信憑性が高い。

 ここで予め、なぜいきなり「トルコ」が出て来るか、説明しておくと、トルコ情報部はイスラエル情報部と密接な関係を保っており、米国の情報機関等とも連携している(ただし、捜査機関のFBIとは直接はつながっていない)存在だからだ。

 さて、エドモンズ氏の同誌での告発で、名指しされた中心人物は、ブッシュ政権の国務省で、ナンバー3(国防次官)を務めたマーク・グロスマン氏(以下、エドモンズ氏を除き、全て、敬称略)。

 グロスマンは米国の駐トルコ大使だった頃、トルコ情報部の武装組織のリーダー、メーメト・エイミュール(事件後、米国で永住権を取得)も絡んだ汚職事件に関与した疑いが持たれた人物。帰任後、国務省の次官となり、アーミテージ副長官に続く、ナンバー3の重職に就いた。

 トルコ時代、このグロスマンの下にいたのが、ダグラス・ディッカーソンという空軍少佐で、この男は帰国後、ネオコンの国防次官、ダグラス・ファイスの元で働き始めた。(ファイスは米国の軍事産業、ノースロップ・グラマン社のイスラエル代表を務めていた!)

 このグロスマン(及び、ディッカーソン)がワシントンで始めた“サイドビジネス”が、機密情報の漏洩。
 エドモンズ氏によれば、「グロスマンは直接、トルコとイスラエルのコンタクト(接触者)を援助していたほか」、コンタクトたちに連邦議会のメンバーを紹介していた。

 議会関係者の中で、米国の機密情報を横流ししていたトップは、親イスラエル派のトム・ラントス議員。ラントス議員のスタッフは、イスラエル・ロビー(で、トルコのスパイとされるジョージタウン大学教授とも密接なつながりのある)のアラン・マコウスキーという男で、このマコウスキーを通じて、防衛政策ブリーフィングで得た機密情報を流していた。

 イスラエルにとって無用な機密情報はトルコ筋に渡り、そこからさらにパキスタン情報部に売り渡されたいた、という。

 エドモンズ氏によれば、グロスマンを頂点とする「国務省ルート」のほか、「国防総省」ルートでも機密人事情報の漏洩が行われたいたという。
 彼女が漏洩当事者として名指していているのは、デッーカーソンのボスとなったダグラス・ファイス(国防次官)と、リチャード・パール(国防委員)のネオコン2人組。ファイスとパールは、情報を漏洩しそうなペンタゴン関係者のリストを作成、関係者の「弱み」(住宅ローンの額など)を含めて、グロスマンに手渡していた。
 また、エドモンズ氏によれば、米軍の機密研究に従事する「ランド研究所」の関係者のリストも漏洩されていたという。

 情報源は米国内中西部の空軍基地にもいて、機密情報をCDやDVD化して、トルコ、イスラエルに漏洩していた。エドモンズ氏によれば、ワシントンのトルコ大使館の武官がその中に「何らかの重要な情報」を発見し、デトロイトでサウジのビジネスマン2人に対して「超高額」で売り渡していた可能性が強い。

 売り渡されていた機密情報には、「核」はもちろん、核兵器テクノロジー、通常兵器テクノロジー、ペンタゴンの防衛情報が含まれていたという。情報提供料は、ロス・アラモス研究所などに勤務するトルコ人若手核科学者の場合、4千ドル~5千ドルという「ピーナツ」報酬だったが、デトロイトでのサウジ・ビジネスマンとの取引では35万ドルから40万ドルの超高値がついていた。〔参考までに言えば、サウジも独自の核開発に意欲を見せているといわれている〕

 こうした国家機密情報の外国情報機関への売り渡しは犯罪行為であるとエドモンズ氏は告発しているわけだが、それにしても、ネオコンらの無法・腐敗ぶりはひど過ぎる。しかし、エドモンズ氏の同誌での告発は、これでもまだ序の口に過ぎない。

 たとえば、あの2001年「9・11」の4ヵ月前のこと。これはFBIのトルコ関係者への盗聴で確認されていたことだが、ファイスとパール、そしてウォルフォウィッツ(国防副長官)のネオコン3人組が、ワシントン市内で、駐米トルコ大使と会談し、イラク侵攻と、その後のイラク分割を話し合っていた。米軍がトルコ・ルートでイラク北部から進入、イラク北部をトルコに占領させ(クルド人を支配させる)計画を話し合っていた。〔トルコ・ルートでの米軍の侵攻は、トルコ議会の反対で最終的に流れた〕

 この事実は、「9・11」があったから、イラクのサダムが「アルカイダを支援しているから(ついでに「大量破壊兵器を保有しているから」)、イラクに侵攻した、というブッシュ政権の「公式の筋書き」を覆すものである。「9・11」の4ヵ月前にはすでに、ブッシュ政権の少なくともネオコンたちは、「イラク侵攻」を同盟国、トルコの大使と協議していた!

 さて、こうしたワシントンの政権中枢に対するトルコ情報部などの工作をFBIが察知し、マークし始めたのは、1997年初め、クリントン政権でのこと。共和党の議会関係者への盗聴などが始まったが、そこへ突如、クリントンの「セックス・スキャンダル」が「発覚」。ワシントンでの捜査活動にはブレーキがかかったが、シカゴのFBI(なぜ、シカゴが出てくるかは後述)は捜査を継続していたという。

 こうした事実を告発した後、ここでようやく、「アルカイダ」関係の彼女の証言が飛び出すわけだが、FBIの傍受テープ(1997年~2001年)では「アルカイダ」の「ア」の字はないものの、常に「ムジャヒディン(イスラムの聖戦士)」とか「ビンラディンズ(複数形)」という言葉が飛び交っていたという。

 「ビンラディンズ」は自家用機でアゼルバイジャンやタジキスタンにも飛び、アゼルバイジャンではトルコ大使が行動をともにしていた。

 こうした「ビンラディンズ(たち)」は、「100%」グロスマンの指揮下、パキスタン、サウジの援助の下、東トルキスタンからキルギスタン、あるいはキルギスタンからアゼルバイジャン、そしてアゼルバイジャンからはその一部がチェチェン、あるいはボスニアに(ムジャヒディンたちが)送り込まれていた。
 それも、「これらすべてのビンラディンズ(たち)は」、なんと「NATO軍機」に乗って、「トルコから」送り出されていたという。しかも、「片道は人々と武器を乗せ、片道には麻薬を乗せて」!
 
 麻薬を積んだNATO軍機はベルギーまで飛び、麻薬はそこから英国と米国に軍用機で運び込まれていた。米国の麻薬の搬入先は、ニュージャージーのパターソン(空軍基地)と、シカゴ(ここで遂に、シカゴが出て来る!)だった。
 麻薬はまたトルコの外交官によっても持ち込まれていたという。

 エドモンズ氏は麻薬のオペレーションの主体はどこか分からないとしているが、インタビューアーのジラルディ氏はCIAではないかと見ている。

 かりにCIAでないとしても、米政府機関は麻薬の密売にまで関与していた!……これは凄い証言である!
 〔CIAが資金づくりで麻薬オペレーションに手を染めていることは、かねがね指摘されていたことだが、エドモンズ氏のようなFBI関係者が、宣誓証言までして内部告発した例を、私(大沼)は知らない〕

 さて、エドモンズ氏の長いインタビューの終着地は、シカゴである。同氏によれば、シカゴはトルコ・マフィアの活動拠点でもあるが、もちろん、あのオバマの出身地(政治的基盤)でもある。

 エドモンズ氏は、オバマが上院議員時代、他の告発者と連名でオバマに対し、調査を求める書簡を送ったが、返事はなかったそうだ。
 オバマは大統領になっても、ブッシュ政権時代のエドモンズ氏に対する、国家機密緘口令は撤回されないまま、現在に至っている。

 オバマの政治家としての人脈から見て、「変化は起こりそうにない。変化があるとすれば、悪い方に向くだけ」と、エドモンズ氏は悲観的な見方を示し、インタビューを結んでいる。

 彼女の「悲観」に、オバマはどう応えるか? 

 彼女の言う「ナイーブなブロガー」に過ぎない私(大沼)としては、エドモンズ氏がここまで全面的に暴露しているのだから、オバマ政権として、無視を決め込むことはできなかろう、と、そこに一縷の望みを繋ぎたい気持ちではある。

 それにしても、「アメリカ軍事帝国」の「闇」は深すぎる……。「9・11」だって、そのとんでもない巨大な黒い霧は、何ら晴らされることなく、われわれの同時代史になお重く立ち込めたままだ。

 エドモンズ氏がブッシュ政権のアシュクロフト司法長官によってかけられた国家機密緘口令とは、たとえば、「9・11」4ヵ月前の時点で、FBIが「同時多発テロ」をすでに察知し、上層部に報告していた事実である。

 同氏はテロ事件後、「9・11調査特別委員会」に対しても告発し、公開質問状を出してまで真相究明を求めたが、返って来たのは、「これ以上、発言したら逮捕する」との緘口令だった。

 同誌のインタビュー記事が、どんな反応を引き起すか(引き起さないか)、注目される……。

 ⇒  http://www.amconmag.com/article/2009/nov/01/00006/

    http://original.antiwar.com/giraldi/2009/09/23/listening-to-sibel-edmonds/

Posted by 大沼安史 at 03:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-24

〔NEWS〕 日本はアメリカの猫である……??

 世界的な経済紙、フィナンシャル・タイムズのコラムニスト(アジア・エディター、前東京支局長)のデイビッド・ピリング氏が、鳩山新首相の外交デビューに合わせ、電子版にコラムを書いていた。
 題して「ジャパン・プードル、アメリカのリースを引っ張る」。
 ⇒  http://www.ft.com/cms/s/0/33c970c6-a870-11de-9242-00144feabdc0.html

 日米関係が、飼い主(米国)と飼い犬(日本)の関係に譬えられて久しいが、ここまで露骨な言い方(見出しの付け方)をされたのは、初めてではなかろうか?

 それもハスキー犬とか土佐犬じゃなくて、ラップトップ(膝上)ペットのプードルだなんて……。アンクル・サムのペットは、ジャパニーズ・プードル……だった!!??

 国際社会では、そんなイメージが「しばしば一人歩き」していた、と! う~ん、情けないのお。(アメリカのポチ論は、あのヤクザ出身の保守政治家の自虐コメントのレベルを超えていた!)

 しかし、このコラム、中身を読んでゆくと、単純な「日本=アメリカの愛犬ポチ論」(以下、「愛犬論」)でないことがわかる。
 
 ピリング氏はつまり、「愛犬論」という固定的な見方に修正を迫っているのだ。
 

 「犬」ではなく、「猫」!! な、な~んと、日本「愛猫論」!!

 ピリング氏は厳かに、こう宣言する。
 
 「(もち……いや)もし、日本がアメリカのペットであるなら、プードルより強い意志力を持つ猫である。行きたい場所にでかける習慣を持つ猫である」

 褒められたんでしょうか?……

 それでは、当のアメリカは「ハトヤマ・JAPAN」をどう見ているのか?
 ピリング氏がコラムで引用している、日本通の国務次官補、カート・キャンベル氏のコメントもまた、泣かせてくれる。

 「日本が自信と独立心を持つことは重要なことである」!!!

 自信と独立心……うん、犬じゃなくて猫だね――どう考えても。

 しかし、それにしても、犬から猫に「昇格」したところで、同じ、アメリカのペットに変わりなしじゃあねぇ~。

 こんなハトヤマ政権に対し、オバマ政権は(飼い主らしく、現実的な対応策をとって)「沖縄」で「息をつく(時間的な)余裕」を与えた、なんてピリング氏は書いているが、ここはひとつ、ジャパノロジスト・ジャーナリストで目下、売り出し中の同氏に対し、「カウンター・ネコ・パ~ンチ」をお見舞いしてやろうではないか!

 「沖縄で山猫スト、米軍基地縮小へ」「日本政府、米軍基地に核査察」「注文の多い料理店にブッシュ前大統領を招待(ピリングさん、この意味、わかる?)」「政府保有米国債を処分へ」……

  我輩は猫である、ただのペットではない!

                 ☆

  新刊NEWS NONO頑爺レモン革命 
     大沼 安史著  定価1680円(本体1600円+税)
  ⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/4196.html

 「60年安保」から半世紀を迎える今、平和を、憲法9条をどのように守っていくか。
 「歴史の封印を解き、歴史の真実を見詰め、平和を、9条を守り抜く」異色の政治ファンタジー小説!
 戦後政治最大の謎とされる「M資金」に日本・オランダ混血の美少女NONO(のの)が挑み、 頑爺(がんじぃ)が「9条」を守る「改憲」阻止の闘いに、命の炎を燃やす。 6月15日、夜の国会前・・・イマジン! 「レモン革命」の奇跡が起きる! 卒業式の日の丸・蒸発事件をテーマにした『緑の日の丸』の続編。小田実氏へのオマージュ!
  
 ネット購入は ブックサービスで ⇒ http://www.bookservice.jp/bs/PSRRES1001.do?doWindowDispatch=book&ssc=1&sk=01&scn=I490418419X

 

Posted by 大沼安史 at 06:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-23

〔NEWS〕 G20 ピッツバーグ戒厳令 アメリカ引き裂く 鬱積する民衆の怒り ファシズムによる囲い込みの危機も クリス・ヘッジス氏が警告

 米国のジャーナリスト、クリス・ヘッジス氏(元ニューヨーク・タイムズ記者)がネット誌、「トルース・ディッグ(真実を暴く)」に、「グローバリゼーションの破産」と題した記事を書いていた。
 ⇒  http://www.truthdig.com/report/item/20090921_globalization_goes_bankrupt/

 切迫したトーンで書かれたものだった。

 「アメリカを、棄民された人々の怒りが引き裂いている」――そんな書き出しのヘッジス氏の記事は、24、25日に、ピッツバーグで開催される「G20」に向けたもので、ウォールストリートに象徴される「グローバルな金融支配」に対する、持たざる者を犠牲した「救済」はもうゴメンだ、高額報酬規制などのゴマカシでオチャを濁すのは許さないとする、まっとうな怒りを顕わにしたものだった。

 現地ピッツバーグには、イラク帰りの戦闘部隊も配備されるなど、「戒厳令」状態。デモ参加者への食糧を運ぶトラックまで、立ち入りを阻止されているという。
 
 なぜ、これほどの厳戒態勢を敷いているか?

 「権力の中枢」は、知っているからだ、とヘッジス氏は言う。自分たちがどれだけの犯罪的行為を行っているか、知っているからこそ、「G20」のお祭り騒ぎを「成功」させようとしているのだ、と。

 ヘッジス氏によれば、アメリカは報道機関も大学なども今や、「道徳的に破産状態」で、支配権力に対抗する「道徳的な自立の声を生み出すスペース」をつくり出せていないという。

 このまま、左翼が手を拱いていると、右翼のファシズムによる民衆の囲い込みを始めるに違いない……。

 ヘッジス氏の警告には、切迫した響きが篭っているが、これはもちろん、日本にも言えることだろう。
 
 ところで、この「ピッツバーグG20」は、鳩山新政権の「国際経済」問題におけるデビューの場でもある。あの「風邪薬で酔っ払い男」のような大臣が出席しないだけ、まだ救われるが、「タダ金垂れ流し&円キャリ」をやりまくった日本として率直に反省・謝罪し、「国際為替取引税」の創設ぐらい提案するのが、経済破綻最先進国である日本の務めではないか?  
 

Posted by 大沼安史 at 04:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ユーチューブに「HAARP」(統合地球物理学兵器)問題で登場

 小生のラジオ(仙台・東北放送)でのコメントが、リスナーによって、ユーチューブにアップされた。
 このほど、TT氏からのメールでの連絡でわかった。(アップロードして下さったリスナーの方、そしてTTさん、ありがとう!)
 
 コメントの中身は、米軍がアラスカに配備したHAARP(ハープ)という統合地球物理学兵器についてです。

 ⇒  http://www.youtube.com/watch?v=8AMlqRsHUXI

 なお、コメントの最後に、通信社電(「米中関係は世界で最も重要な二ヵ国関係である」と、オバマが発言)したことへの「アドリブ一言」と付け加えたが、オバマは実はそうは言っていないので、念のために――(つまり、通信社電の誤訳 正しくは「米中関係もまた、世界の中の重要な二ヵ国関係のひとつになった」です。これは訂正されずに、そのままになってるのじゃないかしら……)。

Posted by 大沼安史 at 08:18 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-09-21

〔NEWS〕 オバマよ、「核態勢見直し(NPR)」を徹底し、シンセキ氏とともにヒロシマに来給え! 「戦争の家=ペンタゴン」に負けてはならない

 英紙ガーディアンのスクープ報道で、オバマ大統領が国防総省(ペンタゴン)が提出した「核態勢見直し(NPR)」(原案)を、「臆病すぎる」(大幅な核削減に踏み込んでいない)として突き返し、新たなNPRを出すよう命じたそうだ。
 
 ⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2009/sep/20/barack-obama-us-nuclear-weapons

   http://www.guardian.co.uk/world/2009/sep/20/pentagon-obama-nuclear-arms/print

 オバマは24日に国連安保理で議長を務める予定。本来なら、これに合わせ、「核なき世界」を目指す第一歩として、新NPRを発表したかったのではないか、と思う。

 NPRの突き返しは、オバマもまた、「戦争の家=ペンタゴン」からの強力な「抵抗」に曝されていることを示唆するものだ。

 ブッシュ政権の8年間で「一極軍事世界帝国」化へと突き進んだアメリカを「脱構築」する作業は、容易なことではない。

 共和党はもちろん、与党である民主党もまた、防衛産業に依拠している事情があるから、簡単にターンを決めることはできない。

 にもかかわらず、オバマはよくやっている。
 「戦争の家」に、NPRを突き返す?……これはクリントンにも、カーターにも出来なかったことだ。

 ポーランドとチェコへの「ミサイル防衛システム」配備計画の破棄にしても、オバマでなければ出来なかったことではないか。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/americas/obama-shoots-down-son-of-stars-wars-missile-shield-1789437.html

 「冷戦」がようやく、「ソ連帝国」内における非暴力運動と、米国内における「核凍結」及び「聖域運動」によって崩壊したのに、単独主義で世界覇権へ暴走して来たアメリカに、ようやく、まともなブレーキがかかり始めた、と見るべきだろう。

 保守派との妥協カードとしてアフガニスタンに足を突っ込んできたオバマ政権だが、ここに来て「泥沼化=第三のベトナム化」がはっきりして来たことから、撤退の具体的な検討に入ったようだ。

 オバマ自身、アフガンの現地司令官の増派要求に対し明言を避けている。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/09/21/world/asia/21prexy.html?_r=1

 保守派との妥協の中で「第三の道」を探り続けて来たオバマだが、これ以上の右傾化は支持基盤に対する裏切りにつながることでもあり、オプションとはなり得ない。

 おそらくオバマは、心の中で保守派に対し「ここまで譲歩したのに……」「国保でも足を引っ張られただけだ……」との思いを募らせているのではないか。

 オバマよ、「戦争の家」の抵抗を打ち破り、NPRを大幅に削減して、ヒロシマに来給え!

 その時は、ヒロシマにルーツを持つ、シンセキ・退役軍人長官を同行したらいい。

 シンセキ氏は、ブッシュのイラク戦争開始時、あまりのずさんに抗議の声を挙げた日系アメリカ軍人の星だ。そんなシンセキ氏だからこそ、あなたは政権入りを求めたのではなかったか!

 オバマよ、負けないためにも、とりあえずヒロシマに来給え!  

Posted by 大沼安史 at 09:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-16

〔NEWS〕 UNION! 組合! と高く掲げよ! クリスタル・リー・サットンさん(映画「ノーマ・レイ」のモデル)が死去

 「私はダンボールの切れ端に、大きく、UNION(労働組合)と書きました。そして作業台に上に立ち上がったのです。そしてゆっくり、一回りしたのです。仲間の工員たちは紡績機を止めて、私にVサインを贈ってくれました。工場は突然、静けさに包まれたのです」 

 “I took a piece of cardboard and wrote the word ‘union’ on it in big letters, got up on my worktable, and slowly turned it around. The workers started cutting their machines off and giving me the victory sign. All of a sudden the plant was very quiet.”

 1973年、米国南部、ノースカロライナ州の紡績工場で、労働組合を結成しようとしていた33歳の女性が突然、解雇を通告された。

 3人の子どもの母親。低賃金、長時労働。綿クズを吸い込む劣悪な労働環境。
 16年間も働いて来た職場から追い出されたようとした時、彼女は決然と最後の闘いに出る。

 工場の作業台の上で、UNIONと書いた紙を両手で頭上高く掲げたのだ。

 そう、映画『ノーマ・レイ』の、サリー・フィールド演じる、あのシーンは、現実に起きたことだった!
 (ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=3qilQ_gfm3w )
 
 「ノーマ・レイ」のモデル、クリスタル・リー・サットンさんが9月11日、68歳でお亡くなりになった。

 両親も紡績工場の工員。家は貧しく、彼女も10代半ばから働きに出た。

 紡績工は当時、「綿クズ」と蔑まれていたそうだ。「ワーキング・プアだったから(“Because they working poor.”)」と。
 

 小学校6年の時、「お金で、違いがある」ことを知った、とインタビューで語っている。

 紡績工場での彼女の闘いは、労働組合の結成で最終的に勝利する。UNION――団結が実現したからだ。

 彼女の闘いはニューヨーク・タイムズ記者のノンフィクションで描かれ、それがもとで1979年に映画化された。(彼女の実名が使われなかったのは、法的な問題(??)があったからだそうだ)

 UNION! 団結! 組合! 

 これは、日本のワーキング・プアが掲げるべき、閉塞突破のキーワードであろう。

 それを独り、敢然と掲げてみせた、クリスタル・リー・サットンさんの死を悼む。   
  

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/09/15/us/15sutton.html?_r=1&scp=1&sq=Crystal%20Lee%20Sutton,&st=cse

  http://www.crystalleesutton.com/tn_article.html
 

 http://www.crystalleesutton.com/index.html

                 ☆

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Posted by 大沼安史 at 07:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-12

〔NEWS〕 ハリウッド・スター チャーリー・シーンさん 「9・11」でオバマに真相究明をアピール 大統領との「架空会見」も公表

 ハリウッドの映画スター、チャーリー・シーンさんが、「9・11」の真相究明を求める、ビデオ・アピールを発表し、全世界に波紋を投げかけています。

 チャーリー・シーンさんが、ビデオでアピールした相手は、大統領選の時、応援団として、チャーリーさんが一肌脱いだ、オバマ大統領。

 チャーリーさんは、ビデオ・アピールだけでなく、オバマ大統領に対し、「9・11」の疑惑の数々をぶつける、「架空インタビュー・大統領との20分」との「会見記」も発表し、謎の全貌を描き出しています。

 あの、2001年の「9・11」から早くも8年――。記憶は薄れがちですが、闇は深まるなかり。
 チャーリー・シーンさんの今回の告発で、真相解明に向け、新たな機運が生まれるかも知れません。
 いや、生まれなければなりませんね。あれだけの大事件――ふつうの刑事事件だって捜査のやり直しとか、再審というのがあるのですから……。

 「ユーチューブ」に載ったビデオは

 ⇒  http://www.youtube.com/watch?v=ZyKR2-A0KPU&eurl=http%3A%2F%2Fwww%2Eprisonplanet%2Ecom%2Ftwenty%2Dminutes%2Dwith%2Dthe%2Dpresident%2Ehtml&feature=player_embedded#t=302

 は見ていただくとして、オバマ大統領との「架空会見記」の内容を紹介することにしましょう。

 「公式報告書を隅から隅まで読んだ」というオバマ大統領に対し、チャーリー・シーンさんは、「それは私も、遺族もみんな読んでいます」と言って、最初にこんな質問をぶつけます。

 「ケネディ暗殺」「真珠湾攻撃」後、どれくらい経って政府の調査が始まったか、ご存知ですか?

 答え:ケネディ:17日後、真珠湾:11日後

 では、「9・11」は?

 オバマ「遺族にとっては長い時間、待たされたってことだろうね」
 CS(チャーリー・シーンのイニシャル)「長い時間でした。440日後、つまり14ヵ月後」

 で、このあとは、もうあまり時間がない、ということで、CSさんのオバマ大統領に対するブリーフィングになるのですが、

 いきなり出て来るのが、FBIのお尋ね者リストにビン・ラディンが載っていない、って事実。
 そんなのウソと思ったCS氏、FBIに確認の電話を入れたんだそうです。そしたら、リストに載せてないのは、証拠が十分、そろってないから、との返事。
 FBIの上部機関の米司法省も、刑事訴追していないというんですから、アレレですね。

 このあと、CSさんが全部で「20の謎」を極簡単に説明して行くのですが、ここで紹介しておきたいのは、「WTC7」(世界貿易サンター7号館ビル)の「沈み込み自壊」ですね。

 ハイジャック機が体当たりした世界貿易センタービル(WTC)の南北両タワーとまったく同じに、土台が瞬間的に消えてしまったように、沈み込みながら崩壊したんです。体当たり攻撃も受けていないのに、です。

 時間はこの日の午後5時20分。
 ところが、この「26分前」に、英国のBBC放送のニュース・キャスターは「WTC7」も倒壊しました、って「過去形」で言っちゃっているんだそうです。
 CNNのレポーターなんか、もっと早くて、1時間10分前に「速報」している!

 それから、WTCでは突っ込んだ航空機のブラックボックスも発見されているのだそうです。ニューヨークの消防士さん(マイク・ベローネさんとニコラス・ディマスさんの2人です)が発見して、FBIに通報したのですが、かん口令を敷かれて、その後、音沙汰なし。

 この2人の消防士さん、3年待ったんだそうですけど、何の発表もないものですから、2004年にカミングアウトして、事実を公表してるんだそうです。

 「9・11」については、すでにご存知のように、疑惑がゴマンとあり、日本の刑事さんの言わせたら、「真っ黒だね」という状況なんですが、もうひとつだけ、「新事実」(ぼくが知らなかっただけですが……)、当日朝、ホワイトハウス上空を、空軍のボーイング747型機を改造したE4=Bっていう、スパイ機が飛んでるんですね。

 あれって何なんでしょう?

 「会見」の締め括りは、もちろん、オバマ大統領の力強い、約束の言葉。

 「私はいつも、歴史の正しいサイドに立っている。サンキュー、チャーリー。あとでまた連絡する」

 真相調査、架空じゃなく、ほんとにしてほしいですね。 

 
 ⇒ http://www.prisonplanet.com/twenty-minutes-with-the-president.html
 

 

Posted by 大沼安史 at 08:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-07

〔NEWS〕 「戦争の家」下巻 下訳が完了 

 ジェームズ・キャロル氏の「戦争の家」の下巻(後半)部分〔今秋、緑風出版から刊行〕を、今、ようやく訳し終えた。
 もちろん、第一稿、これから見直しをかけねばならない。

 「上巻」の作業では、大学教員の本業があって、まるで余裕のない、夢遊病状態(?)での翻訳仕事だったが、春以降の「失業」状態が幸いし、いくらか落ち着いて取り組むことができた。

 夏休みなしだったこともあって、カラダの状態はよくないが、精神状態は、いい。

 仙台は、早、秋の気配。

 先ほど、エピローグの最後の部分を訳出中、キーボード横に、はらりと一本、光るものが落ちた。銀色の蜘蛛の糸のような白髪だった。

 実りの秋。ボロなカラダを持たせて、実らせねばならないものが、まだ、いくつかある。
 ああ、急に、柿が食べたくなった……。

 以下は、「戦争の家」の(下巻)エピローグの最終部分の訳稿(未定稿)。
 読んでいただければ、どんな内容の本なのか、お分かりいただける、と思う。

 キャロル氏が「物語」の最後に「用意」した舞台は、両親(父親は空軍の中将。筋を通し、政権の上層部とぶつかって左遷人事に遭った人だ)の墓のある、アーリントン墓地。

 「戦争の家=ペンタゴン」を見下ろす丘の上で、キャロル氏は、最後の最後で、読者に対し、ある呼びかけをして、長い物語を閉じている。

 「戦争の家」の物語は、「平和の家」をつくる物語である。

            ☆  ☆  ☆
 
 

私は今、アーリントンの丘に立っている。丘に来れば、父と母の眠る場所に必ず行く。両親の墓石は「無名戦士(ザ・アンノウン)の墓」から、二、三百メートルほど斜面を下ったところにある。

 墓石の面には、父の軍歴と階級が刻まれている。父が亡くなった日付も……。そう、私の父は一九九一年、湾岸戦争が始まった日に死んだのだ。

私の父は――少なくとも私にとっては、知られざる(アンノウン)兵士だった。私は父の生前、父の真実を知らなかったが、今、少しずつ分かりかけている。

今、墓の周りを見渡せば、そこには父と同世代の人々の墓石が並んでいる。皆、モスクワとの核戦争をしない道を見つけ出した人たちの墓だ。条約をつくり、それを守ろうとした人たちの墓だ。国際的な絆の網の目を大切にした人たちの墓だ。激情に流された人に平静になれと言い、押しとどめた人たちの墓だ。リベラルな人々が疑うことを許した人たちの墓だ。「冷戦」が熱核戦争に至らず、冷えたまま終わることを、「鉄のカーテン」の向こう側のパートナーと協力し、実現した人たちの墓だ。

私はそこに、称賛すべき何かを見るのである。そしてまた、あの流れが、逆に強まっていることに遺憾の意を禁じえないのだ。

私の父やその同僚たちは、宗教的な原理主義者でもなければ、政治的な原理主義者でもなかった。しかし、その後継者たちは、そのどちらでもある。
 「神の家」となった「戦争の家」に警戒を怠ってはならない。

私が今、書き終えようとしているこの本は、子どもの私を父が連れて行ってくれた、「大きな家」の物語だ。幼い私は、その大きさだけが目に入った。他のものを見ることはできなかった。

私は本書を、父と母を讃え、愛するために書いた。
父は私に、あの夜、差し迫った核戦争の恐怖を伝えた。それは私に、何事かをなせ、という命令でもあった。だから、私はこの本を書いたのだ。

父親を先に葬るだけ長生きした息子なら誰でもそうであるように、私もまた私の父から、私も死ぬべき存在であるという、究極の教えを受けた。

それにしても、私たちがこの地上にある時間はなんと限られていることか? 命はあまりにも短い。

 だからこそ、私は言うのだ。戦争で人殺しなんかしていないで、生きる道を見つけるんだ、と。

 私は今、生きているから、この本を書いたのだ。死んだ両親以上に、これから生きて行く、私の子どもたちを愛して書いたのだ。

 そして、皆さんの子どもたち、一人ひとりのために。

 子どもたちの未来を、一緒に守ろうではありませんか。

                  ☆

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Posted by 大沼安史 at 10:37 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-04

〔NEWS〕 日本のファースレディーは金星人じゃない、金星にちょっと出かけて来ただけ! ニューヨーク・タイムズ(電子版)も 鳩山首相夫人・幸(ミユキ)さん、「UFOでお出かけ」報道

 われらが翔んでるファーストレディー、ハトヤマ・ミユキさん、「UFOに乗って金星へお出かけ」記事が、ついにニューヨーク・タイムズ(電子版)にも登場した。
 
 見出しが、なかなかいい。
 「日本のファースレディーは金星人じゃない、金星にちょっと出かけて来ただけ!」

 記事についていた写真を見て、はは~んと一人合点。

 ユキオさんって、ほんと見た目、宇宙人――いや、金星人だよね。

 ま、考えてみれば、われわれは皆、宇宙の中の地球って星に生きる宇宙人なわけだよね。

 というと、金星人・ユキオさんの言う「友愛」って、われわれ「地球人」に対する、同じ宇宙人としての連帯ってわけか???!!! 

 ⇒  http://thelede.blogs.nytimes.com/2009/09/03/japans-new-first-lady-not-from-venus-was-only-visiting/

Posted by 大沼安史 at 06:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-09-03

〔NEWS〕 翔んでる!日本のファーストレディー 鳩山首相の幸(ミユキ)夫人が激白 「私は宇宙人に誘拐された!」 英有力紙が電子版で全世界に報道!

 私が最も信頼する新聞、英紙インディペンデント(電子版)の、「最もよく見られた記事」リストを見ていて……目が点になってしまった。

 堂々のトップに輝いていたのが――なんと「私はエイリアンに誘拐された! 日本のファーストレディーが告白!」

 (私は「テレビを見ない主義」なので、もしかして、これってもう日本的には、知れ渡っていることかも知れないが……)もう、驚いてしまった。
 
 そして、その記事

 ⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/asia/i-have-been-abducted-by-aliens-says-japans-first-lady-1780888.html

 を、パソコンの画面に呼び出して、またまたビックリ。

 ほ、ほんとうに、は、鳩山幸夫人は、そう「告白」していた!

 20年前の夜、寝ているうちに宇宙人に拉致され、三角形のUFOに乗って、連れていかれたのは、なんと金星!

 とても美しく、とてもグリーンなところだった(緑がいっぱい?)

 ――と。

 自著にそう書いているのだそうだ。す、すごい!

 インディペンデント紙の電子版は、世界的に閲覧されているものだから、日本のファーストレディーの激白は、いまや全世界の「常識」。「うらやましいわ、ネ~」などと、世界中の美人有閑マダムたちの格好の話題にもなっているはず……!!!

 UFOで地球に帰ることはできても、覆水は盆に返らず。
 発言の取り消しは最早、不可能であ~る!
 

 う~ん、でも、たしか、幸さんの旦那様って、「宇宙人」ってニックネームの持ち主だったよね。
 
 だったら、こう言ってごまかせばいい。

 「あら、や~ね~。宇宙人って、うちのダーリン、ユキオのことよ。金星? うちの特別ベッドルームはね、『金星の間』って言うの! インテリア、グリーン、なのよ~」

 でも、マジな話、私的には、こういう、ステキな&夢見る&オシャレなファーストレディーが、このクソな日本に誕生することは、いいこと。大歓迎! 日本にとってプラスの出来事、だと思う。

 ミユキさん、オバマのミシェル夫人なんか、メじゃないよね!

 自慢のトンデモ・ファッションで、一発、かましてやりな!

   

Posted by 大沼安史 at 07:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-08-30

〔NEWS〕 総選挙インタビューで河北新報に登場!

 仙台の地元紙、河北新報に登場しました。「総選挙インタビュー」です。

 ⇒  http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090820_09.htm
 
 写真で、手に持っているのが、拙訳で出した、ジェームズ・キャロル著、『戦争の家』(緑風出版)の上巻です。

 こんどの選挙に宮城1区から立候補した、郡和子さん(民主党)が、朝日新聞宮城県版(29日付)・立候補者アンケート、「感銘を受けた本」に取り上げてくれていたので、ビックリ。

 下巻の翻訳作業は9月上旬に終わる予定です。

              ☆

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Posted by 大沼安史 at 07:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-08-25

〔NEWS〕 「怒りの波、東京を襲う」 与謝野財務相が惨敗宣言!

 スポニチによれば、与謝野財務相は25日の記者会見で、30日投開票の衆院選の情勢について「今の勢いでいくと、国会があたかも(民主党の)一党独裁になりかねない雰囲気だ」との懸念を示した――そうだ。

 スポニチ ⇒ http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090825028.html

 共同通信の配信を報じたと見られるが、この「懸念を示した」という(あるいは、考えを示した、とか見解を表明した、という)記事のスタイル、何とかならないものだろうか?……

 「懸念を示した」???――「発言」のサブスタンスから、「距離」を置く(置くことを認める)、この新聞の官報表現、いつ聞いても(読んでも)不快感を禁じ得ないが、われらの「スポニチ」はやはり違う、自分の裁量でなんとでもつけれる「見出し」では、名誉挽回とばかりに、庶民語を使って、キッチリ決めてくれた。

 ボロ負け予想に与謝野氏「民主の一党独裁になりかねない」

 ボロ負け……惨敗。

 政権党の閣僚が、記者会見でここまで言う……これはもう、戦いを前にシッポを巻いて逃げ出す犬のようなものだ。

 「惨敗」宣言ではないか!。
 
 これは新聞なら1面トップ、NHKなら7時のトップニュース級の「大ニュース」である。

 フィナンシャル・タイムズ(FT)も、そう判断したらしく、電子版のフロントに、この与謝野発言を伝えるロイター電を載せた。(ロイター電はサンケイ新聞に依拠)

 
 FT紙  ⇒  http://www.ft.com/cms/s/0/9586b564-9117-11de-bc99-00144feabdc0.html

 いわく、与謝野氏は、

  warned on Tuesday parliament risks being dominated by a single party.

 まるで自分たちが、あの「自民党をぶっこわす・郵政選挙」で「一党独裁」になり、この世の最後の栄華を極めた過去を、お忘れのような口ぶりではある。 

 そして、

  The situation is tough. The angry waves of the Democratic Party are attacking all over Tokyo.

    情勢は厳しい。民主党を支持する怒りの波は、東京じゅうを襲っている。

 これではまるで、自民党の失政に怒りを爆発させた国民(都民)を、ゴジラだ、モスラだ、と言っているようなものではないか?

 この与謝野発言は、麻生首相の「金がねえなら結婚しないほうがいい」発言よりも、もっともっと凄い、超弩級の「失言」ではある。

Posted by 大沼安史 at 05:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-08-22

〔NEWS〕 ソンミ村虐殺事件 カリー元中尉 41年後の謝罪

 1968年3月16日、ベトナム・ソンミ村ミライ地区で起きた、米軍による村民虐殺事件から、41年が過ぎた。

 事件でただ一人、有罪判決(終身刑)を受け、その後、減刑され、釈放されたウィリアム・カリー元米陸軍中尉(66歳、当時25歳)が、このほど、オハイオ州コロンバスで開かれた、社会奉仕団体、キワニス・クラブの集まりで、事件後、初めて、謝罪した。

 地元紙の「レジャー・エンクワイアラー」が、21日に報じた。

 「あの日、ミライで起きたことに良心の呵責を覚えず、一日たりとも過ごしたことはない」 

 “There is not a day that goes by that I do not feel remorse for what happened that day in My Lai.”

  その日、米軍の機銃掃射などで殺された村民は、504人。

 カリー中尉は裁判で、上官(大尉、軍事法廷で無罪)の命令だったと訴えたが、この集まりでも主張を繰り返した。

 会場からの「違法な命令に従うこと自体、違法なことではないか」との質問に、カリー氏はこう答えた。

 「その通りだと思います。命令を受けた時、どうして抗議しなかったのか、とお尋ねであれば、私は中尉、命令は司令官が出ていて、私はそれに従った、と答えることでしょう――私は愚かにも、従ってしまった」

 カリー氏は出所したあと、結婚。いま、28歳になる長男と、アトランタで暮らしているそうだ。

 この事件では、虐殺を上空から目撃した米軍ヘリのパイロットが、「止めないと、(カリー中尉らを)撃つ」と威嚇し、制止しようとした、との話も伝えられているが、この点についてカリー氏は、こう言明した。

 「ヘリのパイロットは、子どもたちを(ヘリで、ほかへ)連れ出すことができないか、と聞いて来た。上官の大尉にパイロットの意向を伝えると、大尉は連れ出しても構わない、と言った」

 せめて、子どもたちだけでも、救いたい、ということだったのだろうか?

 しかしソンミ村ミライ地区の子どもたち(173人)は、家族とともに殺されたのである。

 戦争とは、こういうクソなものなのだ。
 だから、「ベ平連」の小田実氏は、吉川勇一氏は、「殺すな!」と言ったのだ。

 だから、「9条」は守らなければならないのだ! 
 

 「レジャー・エンクワイアラー」紙の記事 ⇒  http://www.ledger-enquirer.com/news/story/813820.html

 「ミライ事件(ソンミ村虐殺事件)」Wiki
     ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%9F%E6%9D%91%E8%99%90%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 「ウィリアム・カリー氏」Wiki
     ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/William_Calley

              ◎ ◎ ◎
 
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2009-08-20

〔NEWS〕 「国保」へ オバマ 踏ん張る 「巻き返し」 正面突破の可能性も

 全米5000万人の無保険者を救済する「国保」の導入へ向け、オバマ政権が最後の踏ん張りを見せている。

 いったんは「国保」オプションを放棄か?――と伝えられ、「自己責任論者+共和党+保険会社」連合軍の前に、白旗を掲げるのか、と危ぶまれていたオバマだったが、民主党内のリベラル派や労組の支援もあって、ここに来て勢いを盛り返し、「巻き返し」に出る構えも見せている。

 共和党の「理解」を得ずに、民主党のみで正面突破を図れ、とする動きもあり、戦いはいよいよ正念場を迎えた。

 そんなオバマ大統領は19日、「国保」創設を支持する宗教指導者の者らの前で演説、
 
 「国保」問題は、倫理的・道徳的義務の核心にあるものだ(“a core ethical and moral obligation” )

 と述べ、議論の「原点」を指し示した。

 ⇒  http://www.nytimes.com/2009/08/20/us/politics/20obama.html?_r=1&hpw

 オバマの、「政治」を取り戻す戦いは、なおも続く。

 がんばれ、オバマ、負けるな、オバマ!

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2009-08-17

〔NEWS〕  オバマ、危うし! 屈するな、オバマ! 「国保」創設 背水の夏の陣

 オバマがバカンス返上で「国民健康保険」制度の創設へ向け、奮戦している。(壁に跳ね返され、膝を屈しようとしている!)
 大統領選のキャンペーンのように、タウンホール・ミーティングに出かけ、マイクを握って熱く語っている。(が、内心、負け戦かも知れない、と思っている?)

 負けるな、オバマ! 立つんだ、オバマ! ロープ際から反撃せよ!

 
 「負け戦」は、保険会社の圧力(&CM効果で)で、連邦議会の動きが止まり、共和党・保守派から「国保は社会主義」との非難の大合唱が湧き上がっているからだ。

 が、オバマは役所や議会に「丸投げ」せず、大統領として、自ら「リスク」を取り、最後の戦いに打って出た!
 
 今月11日、オバマはニューハンプシャー州のポーツマスに飛んで、タウンホール・ミーティングに臨んだ。

 そこでの、オバマの訴えは激烈なものだった。
 ワシントン・ポスト紙によると、オバマは1800人の参加者を前に、こう言ったそうだ。

 ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/10/AR2009081002447.html?hpid=topnews

 「健康保険改革の法案通過に近づくたび、特定利益団体が、持てるもの全てを動員して反撃をしかけて来る。彼らは影響力を行使している。彼らは政治的な同盟者を使い、アメリカ国民を脅かし、間違った方法に導こうとする。彼らはテレビコマーシャルを始めた。いつものやり口だ。われわれは彼らに、二度とそれをさせてはならない。今回は、させない。今は、させない」

 会場の周辺には保守派が抗議に集まり、「大きな政府」に反対し、「NOバマ、死のケア」と叫ぶ。

 アメリカ政治の底流には、ブッシュを二度もホワイトハイスに送り込んだ、こうした保守的潮流があるのだ。

 そこに切り込んでゆくオバマ! 

 オバマは16日付のニューヨーク・タイムズ紙にも寄稿し、論陣を張った。
 「なぜ、わたしたちにヘルスケア改革が必要か?」

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/08/16/opinion/16obama.html?_r=1

 「改革を懸念する人もいるが、ほとんどの人は、何かをしなければならないと知っている。保険会社に説明責任をとらせ、アメリカ人に保健の面で安定と安心感を与えるべきであると理解している」

 「これは政治の駆け引きの問題ではない。これは人々の生活、生活のあり方の問題だ」

 が、17日のワシントン・ポスト(電子版 AP電)は、オバマが姿勢を後退させた、と報じている。このままでは、リベラル派を怒らせる結果に終わると――。   

 ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/17/AR2009081700289_pf.html

 国営保険ではなく、「国保(協同)組合」を立ち上げて、民間保険会社と競合させる妥協案の模索が始まっているらしいのだ。

 民主党としては、それで「勝利」を宣言して決着を図るハラ積もりづもりのようだ。

 それでいいのか、オバマ!

 立て、立つんだ、オバマ!

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Posted by 大沼安史 at 07:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-08-02

〔NEWS〕 最高裁国民審査 竹内行夫・最高裁判事に×をつけて「9条」を守ろう!  小泉政権の外務次官 イラク派兵を推進

 総選挙と同時に行われる、最高裁判事の国民審査で、竹内行夫判事に×をつけよう、という市民運動が広がっている。⇒  http://liveinpeace.jp/kokuminshinsa.html

 社保庁長官上がりの女性判事は、政府が「ヤバイ」と感じ、「勇退」させたようだが、この竹内氏は、居座り続けている。

 最高裁は、小泉政権の外務次官、自衛隊のイラク派兵を進めた外務官僚の「天下り先」に堕してしまったのか?

 「9条」削除を睨んだ、政略人事だとしたら、なおさら許すわけにはいかない!

 小生も、たった1個だけだが、大きく×印を書くことにしよう。

 

 ⇒  http://liveinpeace.jp/kokuminshinsa.html
 
   最高裁の頁は ⇒ http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/takeuchi.html

Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-07-30

〔NEWS〕 デズモンド・ツツ氏がスーチー女史を励ます言葉

 英紙ガーディアンに、南アフリカの平和運動家、デズモンド・ツツ氏(元南ア聖公会ケープタウン大主教)の、「スーチー女史・賛」が掲載された。

 ビルマ軍政の「カンガルー裁判」の「判決」を前に、スーチー女史に対して励ましの言葉を贈り、国際社会に対して、女史釈放運動に加わるよう求めたものだ。

  ⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2009/jul/30/desmond-tutu-aung-san-suu-kyi
 
 この中で、ツツ氏は、世界(日本を含む)とビルマの現状を、簡潔にこう指摘している。

 Our world is sometimes lacking wise and good leadership or, as in the case of Burma, the leadership is forbidden to lead.

 私たちの世界は時折、賢き善き指導者を欠くことがある。あるいは、ビルマの場合のように、指導者(女史のこと)が指導を禁じられていることも。

 そして、スーチーさんに対する酷い仕打ちを、こう批判する。

 Burma's generals are crueller still. They try to use her as leverage to make her submit to their will. They refused to allow her husband to visit one last time when he was dying of cancer. She has grandchildren she has never even met. Yet her will and determination have stayed strong despite her being kept in detention for so many years.

 ビルマの将軍たちはさらに残酷だ。彼らは彼女を、彼の意志に屈服せようと、梃子のように使っている。彼女の夫がガンで死のうとする時、夫の求めた入国を認めなかった。彼女は孫たちにも会えないでいる。しかし、何年もの長い間、拘禁されているにもかかわらず、彼女の意志、彼女の決意は強固にあり続けている。

 スーチーさんは夫に会いに出国することもできたが、いったん出たら最後、帰国の道を閉ざされるとわかっているから、ビルマに踏みとどまった。

 ツツ氏は「ミャンマー」の「将軍たち」を「犯罪者」と言い、そのようなものとして対処するよう求めている。

 民主党の新政権は、ミャンマーに対する外交姿勢を見直し、軍政に対し、直ちに女史を釈放するよう申し入れるべきだ。

Posted by 大沼安史 at 06:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-07-18

〔NEWS〕 バグダッドで拉致された息子へ イギリスの母がビデオ・メッセージ

 英紙ガーディアン(電子版)に、イギリスの母のビデオ・メッセージが掲載された。

 母親のアヴリルさん(53歳)がビデオカメラに向かって呼びかけたのは、バグダッドで2年以上、行方不明になっている息子のピーターさん(35歳)。

 2007年5月29日、バグダッドのイラク財務省で、コンピューターにソフトをインストール中、押し入った男たちに拘束され、連れ去られた。

 ピーターさんを、拉致グループはこれまで二度、ビデオに撮影し、送りつけて来た。ピーターさんが犯人が構えるカメラに向かって話す姿を、アヴリルさんは観ている。

 アヴリルさんは、ガーディアンのビデオ・カメラに向かって(ピーターさんに向かって)、言った。そこにさりげなく、あなたのビデオを観たわよ、とのメッセージを込めて。

 「ピーター、誰も忘れていないよ、忘れてなんかいない。あなたが(ビデオで)なんと言おうと」

 ガーディアンのビデオは、そこで場面を転換し、ピーターさんが拉致グループのカメラに向かって、「何と言ったらいいか、分からない。ぼくはシャイ(内気)だから」と言葉を濁している姿を映し出し、再び、アヴリルさんの表情を正面からとらえた。

 母が最後に、涙をこらえながら、快活な口調で言った。

 「早く、帰っておいでよ。そばに立ってよ、カウボーイ!」

 辞書を引いたら、「カウボーイ=勇敢な男」と出ていた。 

 ⇒  http://www.guardian.co.uk/politics/2009/jul/17/iraq-hostage-peter-moore-mother

Posted by 大沼安史 at 09:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-07-14

〔NEWS〕 英紙報道 「日本の民衆が(麻生)首相の侮辱にリベンジ」

 英国の高級紙、インディペンデント(電子版)に、すごい(主)見出しの記事が載っていた。
 「日本人、首相の侮辱にリベンジ!」

 都議選の結果をもとにした記事だが、脇(サブ)見出しもすごい。

 The overweight, the homeless, the old: Taro Aso has offended them all. Now the party that has dominated Japanese politics for 40 years is paying the price

 麻生太郎はメタボも、ホームレスも、高齢者も、みんなみんな怒らせた。日本の政治を40年間にわたって支配して来た自民党は、ツケを支払いつつある。

 なるほどね、その通りだね。

 記事には、太郎の「大口たたき(ビッグ・マウス)」なんて表現も。

 「大口」とはもちろん、「ほとんど毎晩のようにレストランなどで飲み食いした」(同紙)方の「口」ではない。

 Mr Aso is the latest in a string of dud leaders to test the patience of Japan's long-suffering voters.

 麻生氏は、日本の長い間苦しんできた選挙民の我慢のほどをテストする、一連のトンデモ(Dud)リーダーの最新男だ。

 Dud(ダッド)だって! だめな人、完全な失敗、 失敗作、不発弾(ミサイル)の意味。

 日本の新聞も、このぐらい精確な表現で記事を書くべきだろう。

⇒   http://www.independent.co.uk/news/world/asia/japanese-take-their-revenge-for-pms-insults-1744967.html

Posted by 大沼安史 at 01:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 命名! 「マンガ解散」&「戦後総決算・世直し総選挙」

 おたくマンガ男・麻生首相が、ついに国会解散を宣言した。
 「解散」の通称は、まだ(ついて)ない。

 で、勝手に命名すると……

 若い人なら、「オッソぉーっ(遅すぎ)解散」っていうかも知れないが、ここは常識的に「マンガ解散」ではどうか?

 読み飽きた、もう見たくも、読みたくもない、世界民主主義の歴史に残る(たらいまわし、ほうりなげ、いすわりの3拍子そろった)、笑うに笑えぬ、ギネスもの「マンガ解散」!

 「総選挙」にも命名すると、こちらは「戦後総決算・世直し総選挙」ということになろう。

 自ら招いた「昭和20年」の破局を、「一億総懺悔」で乗りきり、「国体護持」に成功した「永(田町)・霞(ヶ関)複合体」が、ここに来て、ついに行き詰まり、地獄のエンマさまとの面会を前に、国民の最終審判を受ける総選挙、それが、「マンガ解散」による、今回の「総選挙」である。

 「永・霞(ナガカ=長かぁ~、あるいはナガカス=長すぎたカス、と読む)複合体」の戦後支配下、政治・経済・社会の何もかもが劣化してしまった日本!

 戦後を生きて来た「戦後世代」が「後期高齢者」を先頭に、自らの人生を重ね合わせながら、「ナガカス」どもにレッドカードの「一票」を投じる「戦後総決算・世直し総選挙」!

 もしかしたら、「異常気象」に期待し、「超酷暑」下の投票率低下をあてこんだ日程設定かも知れないが、あの「昭和20年」のような、ずるずる、ネバネバ、姑息・無責任な「国体護持」は、あってはならない。

 国民は耐えがたきを十二分に耐えて来たのだから……!!

   

Posted by 大沼安史 at 10:31 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-07-13

〔NEWS〕 ガーナのレゲエ歌手 オバマ賛歌を熱唱!

 アフリカ・ガーナの人気レゲエ歌手、ブラッカ・ラスタさんが、オバマ賛歌、「バラク・オバマ」を歌っている。
 ⇒  http://www.youtube.com/watch?v=L85YF0pyPH0

 ニューヨーク・タイムズが、オバマの「テーマソング」だと書いていた。

 ⇒ http://thecaucus.blogs.nytimes.com/2009/07/12/a-theme-song-for-obamas-ghana-visit/

 聴いて見たけど、う~ん、リフレーンはいいけど……!!!???

Posted by 大沼安史 at 05:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-07-10

〔イランNEWS UPDATED〕 テヘランで再び街頭デモ 「緑のマスク」を着用

 英紙インディペンデントによると、テヘランで9日、若者たちによる街頭デモが行なわれた。

  ⇒ 夕方の中心部の映像 http://www.youtube.com/watch?v=2adQe1CBmSc&eurl=http%3A%2F%2Fwww%2Ehuffingtonpost%2Ecom%2F2009%2F07%2F09%2Firan%2Duprising%2Dblogging%2Dth%5Fn%5F228454%2Ehtml&feature=player_embedded

 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=fOilefnWmIc&eurl=http%3A%2F%2Fwww%2Ehuffingtonpost%2Ecom%2F2009%2F07%2F09%2Firan%2Duprising%2Dblogging%2Dth%5Fn%5F228454%2Ehtml&feature=player_embedded

 「緑のマスク」を着用していた。

 イランの「緑の革命」は活力を失ってはいないようだ。

⇒   http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/shots-fired-to-clear-streets-as-iranians-defy-ban-on-protests-1740228.html

 イランのデモ再開については、ニューヨーク・タイムズも詳しく報じている。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2009/07/10/world/middleeast/10iran.html?hpw

 記事内にビデオの「窓」もある。

 

Posted by 大沼安史 at 04:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-07-09

〔イランNEWS〕 最高宗教指導者、ハメネイの息子が武力弾圧の民兵組織を指揮

 英紙ガーディアンの報道で、イランの最高宗教指導者、ハメネイ氏の息子が、民衆デモを武力弾圧した民兵組織の指揮をとっていることがわかった。

  息子に暴力装置を握らせて、権力維持を図る……北朝鮮の正日・正雲父子と同じ構図だ。 

⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/jul/08/khamenei-son-controls-iran-militia

Posted by 大沼安史 at 01:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-07-08

〔イランNEWS〕 3日間のゼネストを開始 

 イラン「緑の革命」は、街頭デモ武力鎮圧の後、新たな闘争戦術を模索していたが、7日から3日間のゼネストに入った。

  ⇒ http://online.wsj.com/article/SB124701049387008635.html
 
 職場を、銀行を、バザールをサボタージュする。
 抵抗の市民たちはモスクに集まったり、自宅に閉じこもったりしているそうだ。

 ムサビ、カルビの反対派大統領候補の両氏に、ハタミ前大統領が合流、三者共同の声明を発表、政府の弾圧停止を呼びかけている。

 

Posted by 大沼安史 at 08:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-07-05

〔イランNEWS〕 イランの最重要聖職者グループ 選挙は不当と言明

 ニューヨーク・タイムズによれば、イランの最も重要な聖職者グループは4日、今回の大統領選、及び、その結果に基づく新政権(アハマドジャンド政権)には「正統性がない」とする声明を発表した。

 イラン「緑の革命」は、政権の血の弾圧で鎮圧されたが、ここに来て、遂に「揺れ戻し」が来た!

 ⇒  http://www.nytimes.com/2009/07/05/world/middleeast/05iran.html?_r=1
 

Posted by 大沼安史 at 09:15 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-07-03

〔NEWS〕 中国が「ネット言論統制」を強化  「緑のダム」規制、とりあえず「延期」

 一党独裁国家・中国が、「ネット言論統制」を強めている。インターネットを通じた「コミュニケーション」をブロック、デモクラシーの開花を懸命に防ごうとしている。

 「天安門事件」20周年(6月4日)では何があったか?
 記念日に向けた前段で中国当局が仕掛けたのは、若者たちに人気の「ツィッター」や「ユーチューブ」といった、国外のメディア・ソーシャル・サイトへのサクセスの遮断だった。

 中国国内のブログ・サイトも「一時閉鎖」に追い込まれ、「メンテナンス中」といった表示が出るだけになった。
 ⇒ http://mashable.com/2009/06/04/great-firewall-china/
 
 「天安門事件」20周年を無事(?)乗り切った中国当局が、次に放った矢は、世界的な検索エンジン、「グーグル」に対する「妨害」。

 「グーグル」が「いかがわしいコンテンツ」を中国国内に蔓延させている、との非難だった。
 「グーグル」は単なる検索エンジン。いかがわしいコンテンツを制作、流布しているわけではない。にもかかわらず、6月24日から、妨害行為に乗り出し、翌25日には中国外務省が、グーグルを非難するまでエスカレートした。 

 ⇒ http://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/news/google-slammed-as-china-and-us-quarrel-over-internet-1720576.html

 6月のこの時点で中国当局がムキになったのは、「天安門事件」以外に、もうひとつ、理由があったからだ。

 「緑のダム」検閲ソフト義務化問題。

 「緑のダム」は、中国の軍部系企業2社が開発した、「ポルノ規制ソフト」で、中国政府は7月以降、国内で販売されるパソコンに、同ソフトの搭載を義務付けたのだ。

 この中国政府の動きに、国内外から「言論統制」だと批判と反発が湧き上がったのは当然だが(ユーザーの判断で、市販のフィルタリング・ソフトをインストールすればいいだけのことで、聞いたこともない中国企業のソフトを、強制的に、一斉義務化するのはおかしい)、中でも中国当局を手厳しく非難したのは、アメリカのオバマ政権。

 中国当局が米系企業の「グーグル」を「妨害」したのは、そんな米中の応酬の最中のことだった。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/news/china-demands-porn-blocking-software-on-all-pcs-1700480.html

 が、この「緑のダム」ソフトの義務化は、ドタキャンになる。義務化開始の1日前、6月30日に、中国当局が「延期」と発表したのだ。

 ⇒ http://online.wsj.com/article/SB124636491863372821.html

 この中国当局の「後退」に、喜んだのは、中国の若者たちで、ぼくらの反対運動が実を結んだ(反対のTシャツをつくったりして運動していた)と、祝勝パーティーするグループの姿も。

 ⇒ http://www.ft.com/cms/s/744ae9be-6639-11de-a034-00144feabdc0,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0%2F744ae9be-6639-11de-a034-00144feabdc0.html&_i_referer=

 しかし、今回の中国当局の「延期」措置、国内外の反対世論に押されて「白旗」を掲げたか、というと、どうもそうではなさそう。

 「緑のダム」ソフト自体に「欠陥」があり、義務化すれば、世界の笑いものになることに気づいたせいらしい。

 英国の新聞、インディペンデントが「緑のダム」を実際にテストしてみたら、豚肉料理(ロースト・ポーク)の映像までブロックされてしまったそうだ。
 豚肉を人間の肌と誤認したらしい。

 映画俳優のジョニー・ディップも、漫画のキャラも、「緑のダム」の「おメガネ」に叶わないそうだから、このソフトのレベルの低さが分かる。

 ⇒ http://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/news/chinas-internet-porn-filter--no-garfield-please-1725411.html

 もちろん、中国当局は「緑のダム」を諦めたわけではない。
 バージョン・アップしたものを、いずれ強制するはずだ。

 そしてそう遠くない将来、うわさの「ファイア・ウォール万里の長城」を築き上げるに違いない。

 対抗する動きも、もちろん出ている。
 これは、イランの若者たちもどんどんダウンロード中のものだが、カナダ企業が開発した「ゴーストネット」というソフトがあって、これを使えば、どんな「防火壁」でも透過し、希望のサイトにアクセスできるそうだ。

 中国のネット人口は、なんと2億5000万人。もちろん世界1だ。

 中国の独裁政権と国内外のネチズン(ネット市民)との闘いが、こんご、ますます激化することだけは間違いない。 
 

Posted by 大沼安史 at 08:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-29

〔イランNEWS〕 2000人以上が拘束 数百人「行方不明」 

 パリ発のAFP電で、こんな数字が出ていた。

 パリの本部を置く、FIDH(国際人権連盟)がまとめた数字で、この拘束された「2000人以上」とは、「拘束」が(場所を含め)家族かによって確認されたものだろう。
 「拘束」下、どんなひどい目に遭っているか、心配だが、問題は「行方不明」の「数百人」である。

 先日、90年代の終わりに当局に逮捕され、「行方不明」になったテヘラン大学の学生の「体験記」を読んだが、警察の施設ではなく、郊外の軍の施設のようなとこへ連れてゆかれて、殴る蹴るの拷問を受けたそうだ。

 「神の国」の「特高」たちの無法ぶりに抗議する! 

 ⇒  http://news.yahoo.com/s/afp/20090628/wl_afp/iranunrestrights
 

Posted by 大沼安史 at 05:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-28

〔イランNEWS〕 「世界は沈黙し続けることはできない」  フランスの哲学者 ベルナール・アンリ・レヴィ 公開書簡 仏政府に不正選挙結果を認めるな、と要求

 フランスの哲学者、ベルナール・アンリ・レビィが「イラン民衆と連帯する」公開書簡を発表した。イラン系など他の10人と共同署名した書簡は、フランス政府に不正選挙結果を認めず、

 ①全ての政治犯、デモ参加者の即時釈放
 ②デモに対する弾圧の停止
 ③イランにおける表現の自由の尊重

 ――を、イラン当局に迫るよう訴えている。

 書簡の中でレヴィは「世界は沈黙し続けることはできない」と述べている。
 その通りだ。

 書簡は仏政府宛のものだが、日本政府も、同じ「神の国」(森喜朗・元首相は断言した!)だからといって(戦前の「特高」を見習ったようなイラン当局の弾圧ぶりだからといって)、アハマドネジャドの「再選」を認めるべきではない。

 公開書簡は英語版もつくられ、レヴィ自身がビデオ・カメラの前でで読み上げている。(フランス語テキストのビデオもある)
 ⇒ http://www.dailymotion.com/video/x9o0n8_message-to-the-young-people-of-iran_news

 書簡の英語テキストは
 ⇒  http://www.huffingtonpost.com/bernardhenri-levy/in-solidarity-with-the-ir_b_221859.html?view=print
 

Posted by 大沼安史 at 09:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ルモンド・ディプロ(日本語・電子版)がイラン経済の危機的な状況を指摘

 ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版2009年6月号に、ラミーネ・モタメド=ネジャード(Ramine Motamed-Nejad、パリ第一大学ソルボンヌ経済センター助教授)による論文、『対イラク戦争後のイラン経済』(土田修氏訳)が掲載された。

 イラン経済の実態がよくわかる記事だ。
 
 たとえば、

 国営企業の民営化は少数の人々の財産を肥やしたが、大多数の労働者を失業の危険にさらし、家計をますます苦しくさせた。民営化された企業の所有者が、会社の備品をあらかじめ売り払った後に破産を申し立てたり、労働者の賃金不払いや、純然たる首切りという手段に訴えたりしたからだ。1990年代同様にインフレが再燃し、インフレ率は公式には2008年に25%(別の計算によれば50%)、2009年の最初の3カ月間に60%以上にも達した。

 ことしの第一四半期だけで、60%ものインフレ率!

 イラン民衆の怒りが爆発するのも当然である。
 アハマジャネドが「圧勝」するわけがない。

 ⇒  http://www.diplo.jp/articles09/0906-3.html
 

Posted by 大沼安史 at 08:21 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-27

〔イランNEWS〕 ムサビ氏のサイト、攻撃を受けてダウン 体制派聖職者 テヘラン大学で デモ参加者に「死刑」要求演説

 英紙インディペンデントによると、反体制運動指導者、ムサビ氏のサイトがハッカー攻撃を受け、閉鎖に追い込まれたという。
 
 「神の国」側の「血の弾圧」は効を奏しているらしく、ムサビ氏は追い込まれている。

 こうした中、体制派聖職者のカタミ師がテヘラン大学で演説、デモ参加者は「無慈悲に、死刑でもって罰せよ」と呼びかけた。

 この演説はイラン全国に放映された。 

 ⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/iran-uprising-fizzles-out-as-mousavi-backtracks-1721550.html
 

Posted by 大沼安史 at 12:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-25

〔イランNEWS〕 ネダさんの射殺はBBC記者の「やらせ」と政府主張 遺族、当局によってアパートを退去させられる  

 英紙ガーディンが報じたところでは、テヘランでの抗議デモを見ていて撃たれて死んだネダさんについて、政府当局は、英国のBBC放送の記者(国外追放済み)が「ごろつき」を雇って殺させた「やらせ」であり、ネダさんは政府系民兵組織「バシジ」の「殉教者」であると主張している。

 テヘラン市内東部のメシュキニ通りにあるネダさん一家が住む4階建てのアパートの一室が、現在、もぬけの殻。

 隣人の話では、ネダさんの遺族は警察によって黒布の喪章をかけることができず、翌日になって、どこかに退去させられた、という。

 隣人はネダさんの遺族に慰めの言葉をかけることもできなかかった、彼女はインチキ選挙の犠牲になった、と言っている。

 ⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/24/neda-soltan-iran-family-forced-out
 

Posted by 大沼安史 at 08:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔イランNEWS〕 「プレスの屠殺人(Butcher of the press)」が取り調べを指揮

 英紙タイムズによると、イラン当局は、市民から「プレスの屠殺人(Butcher of the press)」と恐れられている人物に、デモ参加者に対する取り調べをさせている。 

 サーイド・マルザタヴィ(Saaed Mortazavi )という悪名高き男で、2003年に、カナダ系イラン人の女性写真ジャーナリス、ザーラ・カゼミさんを逮捕し、暴行と拷問を加え、死に至らしめたそうだ。

 カゼミさん(54歳)はテヘランの刑務所周辺で逮捕された。
 その「死」を発表したのが、マルザタヴィで、「尋問中、脳卒中で死んだ」と言った。

 
 ⇒  http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article6570089.ece
 

Posted by 大沼安史 at 08:24 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-24

〔イランNEWS〕 「神の国」当局 ブロッガー33人を逮捕

 「国境なき記者団」によれば、イラン当局は、反体制派のブロッガーをすでに33人逮捕している。
 
 逮捕されたブロッガーのリストは、以下のリンクに。 

 ⇒  http://www.rsf.org/spip.php?page=article&id_article=33474
 

Posted by 大沼安史 at 07:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔イランNEWS〕 緑のアームバンドで「連帯」のイラン代表サッカー・チームの選手たちが「引退」強いられる 日本代表チームよ、緑のアームバンドで「連帯」を表明せよ!

 英紙ガーディアンによると、韓国でのW杯サッカー・アウェー戦で、イラン国内での民主化運動に「連帯」して、緑のアームバンドを着用、プレーを続けたイラン代表チームのメンバーのうち、4選手が「引退」したという。 
 
   Ali Karimi(31歳)さん、Mehdi Mahdavikia(32)さん、Hosein Ka'abi(24)さん、Vahid Hashemian(32)さん――の4人。
 
 試合では他の2人の選手が、制止を振り切り、緑のバンドを身につけ、プレーしたが、この2人がどうなったか、は不明。

 サッカー選手が「引退」を強いられる……プレーできなくなる、だけならまだしも、よりひどい懲罰を加えられているとしたら……(そう考えることが、可能だから、苦しい……)。

 4人のうち、Karimi選手はドイツ・ブンデス・リーグの「バイエルン」で、Hashemian選手は「ボッヘム」、Mahdavikia選手は「フランクフルト」でプレーしているという。

 4人はマスコミとのインタビューを禁じられている。

 韓国戦でイランは1対1で引き分け、W杯本選出場はならなかった。

 権力の暴力は、スポーツを利用しはするが、反逆の芽が出たら、すぐ摘み取るもの……

 今回のイラン「神の国」政権の暴挙は、ヒトラーのベルリン五輪で、前回、ロス五輪で金を獲得した「バロン西=西中尉」に「落馬」を指示(?)、ドイツの選手に勝たせた(?)日本の当時の権力者の醜さに通じるものがある。

 日本の「Jリーグ」は、アハマドジェネドに抗議せよ!

 日本のサッカー選手たちよ、イランの仲間に「連帯」して、緑のアームバンドでプレーせよ!

 

 ⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/23/iran-football-protest-ban
 

Posted by 大沼安史 at 07:58 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-23

〔イランNEWS〕 ネダに捧げる詩

 ネダさんに捧げる英語の詩がネットに載り、ニューヨーク・タイムズの紹介で、世界に広がっている。マンダナという人の詩だ。

 以下は拙訳。

  ネダ・アグハ・ソルタン(1982~2009年)に捧げる詩
                      マンダナ作

  ここにいるんだ、ネダ
  さえずる小鳥たちも
  緑の森も
  かぐわしい花も……みんな歌っている
  春の訪れを歌っている
  行くんじゃない ネダ……
  
  ここにいるんだ、ネダ
  一緒に通りで歌ってくれ
  命、万歳
  死よ、くたばれと歌ってくれ
  太陽よ、輝けと   
  寒さよ、出て行け、と言ってくれ
  行くんじゃない ネダ……
  
  ここにいてくれ ネダ 
  この街を見るんだ
  揺らぐ宮殿の土台を
  テヘランの楓の木の梢を見るんだ 
  やつらはぼくらを「ゴミ」という ならば
  連中の胸に穢れの息を吹き込もう
  行くんじゃない ネダ

  怖がるんじゃない
  花火の音さ 銃弾じゃないさ
  大いなる炎が産んだスパークだよ
  燃えてるんだ ぼくらは
  警棒と銃撃の油で、みんな 燃えている
  行くんじゃない ネダ   

  おお、ネダ、ネダ
  息をするんだ
  立ち上がるんだ
  檻を揺すぶれ
  鉄格子を破れ
  行くんじゃない ネダ

  行かないで ネダ
  立ち止まるんだ
  雲の向こうを見れば
  太陽の女神が輝き出す
  君とそっくりの
  行くんじゃない ネダ
  おお 神様 行くんじゃない……

   

 A Poem for Neda Agha Soltan (1982-2009)
        Written by Mandana

  Stay, Neda—
  The twittering birds,
  Green-garbed forests,
  Scented blossoms… all sing
  of spring’s arrival
  Don’t go, Neda…

  Stay, Neda—
  Sing with your people in the streets
  Say, Long live life!
  Down with death!
  Tell the sun to shine,
  the cold to depart
  Don’t go, Neda…

  Stay, Neda—
  Look at this city
  At the shaken foundations of palaces,
  The height of Tehran’s maple trees,
  They call us “dust,” and if so
  Let us sully the air for the oppressor
  Don’t go, Neda

  Don’t be afraid
  It is the sound of fireworks, not bullets
  The offspring-sparks of a great flame
  We are aflame, Fueled
  by baton-cracks and gunshots
  We are ablaze
  Don’t go Neda…

  Oh Neda, Neda!
  Breathe
  Rise
  Shatter the cage
  Break through the bars
  Don’t go, Neda

  Don’t go, Neda—
  Wait—
  Look beyond the clouds
  Lady sun is breaking through
  She is just like you
  Don’t go Neda
  Oh God, don’t go…

 ⇒  http://cdeemer2007.blogspot.com/2009/06/poem-for-neda.html
 

Posted by 大沼安史 at 07:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔イラン 写真NEWS〕 微笑むネダさん

 英紙インディペンデントと米紙ロサンゼルス・タイムズが電子版に、ネダさんの写真を掲載した。

 微笑むネダさん。
 
 やさしい目をした人だった。

 ⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/neda-ndash-the-tragic-face-of-irans-uprising-1714130.html?action=Popup&ino=1

    http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-neda-agha-soltan-pictures,0,5241125.photogallery
 

Posted by 大沼安史 at 06:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔イランNEWS〕 ネダは哲学の学生だった! ネダに捧げる歌も……♪君は幾千もの花を育てる

 英紙ガーディアンによると、テヘランの街頭で、体制派民兵に狙撃されて死亡したネダさんは哲学を専攻する学生で、旅行会社のパートをしていたという。

 彼女はケータイで話ながら歩いていて狙撃された。
 ケータイは市民の抵抗の武器になっており、そのため狙われたのでは、との見方も出ている。

 イラン政府当局はネダさんの遺族に対し、イスラムによる葬儀をしてはならないと命じているという。

 また、ポラング・アザドという歌手はネダさんに捧げるを歌を歌い始めた。

   〔警告 アザドさんの歌が流れる、以下の映像コンテンツには無残なイメージが含まれています〕

  ⇒  http://www.youtube.com/watch?v=6ndDcQJW8a8
 
   

 ♪ 君は幾千もの花を育てる
   君は去り、ぼくの忍耐も終わった
   ……
   君の愛らしい顔は求めるものにあふれている
   おやすみ イランの乙女

   
 

⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/22/neda-soltani-death-iran

Posted by 大沼安史 at 01:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔イランNEWS〕 19歳の青年 撃たれ死亡 遺族に銃弾代を請求

 ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)に、テヘランで19歳の青年が撃たれて死亡。死体置き場に遺体を引き取りに行った遺族に対し、当局側が「銃弾代」として3000ドル相当の金額の支払いを求めた――との記事が載っていた。

 死んだ息子の父親は、自分が対イラク戦争を戦った元兵士であること、そんな金はないと言うと、葬儀をテヘラン市外で行なうことを条件に、遺体の引渡しに応じたという。
 

⇒ http://online.wsj.com/article/SB124571865270639351.html

Posted by 大沼安史 at 12:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-21

〔イランNEWS〕 「神の国」をめぐる闘い 「ビロード革命」を恐怖する体制派 ロバート・フィスク記者が指摘 ムサビ氏 「ゼネストで抵抗」を呼びかけ

 テヘランで取材中の英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者が、イラン情勢が「神の国」をめぐる闘いになっている、と指摘している。

 イランの現体制は、1979年のイスラム革命(ホメイニの革命)を継承するものだが、今の最高指導者のハメネイ氏が、「奇矯かつ、幻覚を見ているような」アフマディネジャド大統領の側に立ち、選挙の不正に抗議する民衆を「スパイ、傭兵」だと呼んで、弾圧を容認する方針を示したことで、「神の国」の体制そのものに対する反発のエネルギーが噴き出し始めた。

 フィスク記者によれば、最高宗教指導者のハメネイ師は19日(金曜日)の説教で、「ビロード革命」に言及したという。言うまでもなく、東欧における民主化革命を指す言葉で、イラン体制派は、イランでも同じような「ビロード革命」が起きるのではないか、と危機意識を高めている。

 ハメネイ師の弾圧容認は、「怒り」ではなく「恐怖」から来ている……これが中東問題の権威でもあるベテラン、フィスク記者の見方だ。 
 
  ⇒  http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/fisk/robert-fisk-battle-for-the-islamic-republic-1711554.html
 
 また、同じくインディペンデント(電子版)の別の記者の報道によれば、当局による弾圧が始まった、20日の集会・デモでは、広場に詰め掛けた3000人の市民が「ハメネイに死を!」と叫ぶ場面も見られたという

  ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/protesters-cry-death-to-khamenei-1711553.html

 一方、ニューヨーク・タイムズによれば、「イランのガンジー」として非暴力・抵抗運動を続けて来たムサビ氏は20日、テヘラン内部の集会で演説、「もし、私が捕まったら、ゼネ・ストで対抗するよう」呼びかけ、「私は殉教者となる用意ができている」と語った。

  ⇒ http://www.nytimes.com/2009/06/21/world/middleeast/21iran.html?partner=rss&emc=rss

 

Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-18

〔NEWS〕 イランのサッカーチーム、ムサビ氏に連帯する緑のアームバンドでプレー!

 私が毎日立ち寄る「アンチWARコム」(⇒ http://www.anti-war.com/)に、ホントにいい写真が載っていた。

 「緑のアームバンド」をしたイラン代表サッカー・チームの写真だった。

 17日、韓国で行われたWカップのアウェー戦。

 イランの衛星中継されたこの試合のピッチに立った選手のうち、カリム主将以下、少なくとも8人が「緑のアームバンド」をつけていた。

 「緑のアームバンド」は、ムサビ候補のシンボル・カラーだ。

 韓国のフィールドから、「連帯」のあいさつを贈った、イラン・ナショナルチームの選手たち。

 すごいことをしてくれたものだ。 

 おお、世界は変わるかも知れない……そんな希望をふくらませてくれた一枚の写真だった。

 イラン・チームにも、「オーレ」だぁ~!!! 

⇒  http://news.yahoo.com/s/time/20090617/wl_time/08599190521300

  

Posted by 大沼安史 at 08:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2009-06-11

〔NEWS〕 シドニー大学の「反戦講座」、つぶされる!

 小生の「智恵袋」でもある、畏友YO氏からのメール連絡で、シドニー大学の「反戦講座」(本ブログ既報)が急遽、キャンセルされたことがわかった。

 米豪軍事訓練に抗議する「パイ投げ」なども「講座」のプログラムにあったそうだ。

 理由も告げない、突然の中止だそう。

 くそっ、残念!

  

Posted by 大沼安史 at 06:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-06-09

〔NEWS〕 シドニー大学が学生向け「反戦プロテスト」講座 米豪軍事訓練の現場で抗議活動を実地演習 

 オーストラリア紙、ヘラルド・サン紙(電子版)に、シドニー大学の「平和・紛争研究センター」が、学生たちのため、「平和と活動訓練コース」を開講する、という記事を読んだ。

 6週間のコース。
 受講料、500豪ドルの中には、クイーンズランドでの行われる、米豪合同軍事訓練「魔よけの刀」に対する抗議行動への現地参加費も含まれているという。

 学生たちは7月12日、現地の空港を「封鎖」する抗議行動に参加するが、逮捕者が出ることも予想されるという。

 キャンパスから、プロテストの現場へ。
 それも正規の「クラス」として?

 「単位」も、つくのだろうか?

 非暴力のプロテスト。
 こういうのって、いいね! 
 

⇒  http://www.news.com.au/heraldsun/story/0,21985,25603087-5005961,00.html

Posted by 大沼安史 at 07:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-05-23

〔NEWS〕 ワタダ中尉 再審まぬかれる 米当局が再訴追を断念

 イラクへの出征を拒否、軍事裁判にかけられ、裁判手続きの不備で処分保留を状態が続いていた日系の米陸軍、ワタダ中尉について、米司法省はこのほど再審を断念した。

 ワタダ中尉はほかに2件、イラク戦争を公然と批判したことで軍事裁判にかけられる可能性が残っているが、所属する陸軍基地の判断で決まるという。

 オバマ政権下、米司法省が常識的な判断をするようになった、ということか。

⇒  http://www.truthout.org/051409R

Posted by 大沼安史 at 07:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-05-22

〔NEWS〕  ブルース・スプリングスティーンがフォスターの名曲、「きびしい時代はもうやってこない」をツアーで熱唱

 「夢づくり(“Working on a Dream” )」米国内ツアー中のブルース・スプリングスティーンが、「金髪のジェニー」や「峠の我が家」などの作曲者として、日本でも有名なステファン・フォスター(1826~64年)の「きびしい時代はもうやってこない」を熱唱している。

 ニューヨーク・タイムズで読み、ユーチューブでロス公演の模様を見た。

 ロジャー・ワーグナー合唱団のCDで聴いたものとはまた違う、雄叫びのような、すさまじい歌いぶりだった。

 ワーグナー合唱団のCDの解説では、1854年、フォスター、28歳の年に書かれた曲で、この年、イリノイ州では、リンカーンによる初めての奴隷制度反対演説が行われているという。

 ♪ 人生の喜びのなかで立ち止まり、流れた涙を数えようではないか
   われら皆、貧しき人々とともに悲しみの涙をのむ時
   耳に鳴り響いてやまない永遠の歌がある
   おお、きびしい時代は、もう来ない

 この歌は南北戦争でも敵味方を超えて、戦線の両側で歌われた歌だそう。

 ビデオで観る、ブルース・スプリングスティーンの熱唱には、苛酷な現実にめげない、アメリカの民衆の負けじ魂がこもっているようだ。

 ♪ 我が陋屋の扉の周りを、お前は何日も付き纏い続けたが
   おお、きびしい時代よ、お前はもう、来ない

        * * * * 

〔歌詞〕「きびしい時代はもうやってこない」 Hard Times Come Again No More
(Stephen Foster)

 (注: Tis とは It is のこと)

1. Let us pause in life's pleasures and count its many tears,
   While we all sup sorrow with the poor;
   There's a song that will linger forever in our ears;
   Oh Hard times come again no more.

Chorus:
   Tis the song, the sigh of the weary,
   Hard Times, hard times, come again no more
   Many days you have lingered around my cabin door;
   Oh hard times come again no more.

2. While we seek mirth and beauty and music light and gay,
   There are frail forms fainting at the door;
   Though their voices are silent, their pleading looks will say
   Oh hard times come again no more.

3. There's a pale drooping maiden who toils her life away,
   With a worn heart whose better days are o'er:
   Though her voice would be merry, 'tis sighing all the day,
   Oh hard times come again no more.

4. Tis a sigh that is wafted across the troubled wave,
   Tis a wail that is heard upon the shore
   Tis a dirge that is murmured around the lowly grave
   Oh hard times come again no more.

⇒ http://www.nytimes.com/2009/05/23/arts/music/23springsteen.html?hp 

  http://www.youtube.com/watch?v=5Jz5s-51-BA

Posted by 大沼安史 at 08:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-05-18

〔NEWS〕 アメリカの市民よ、決起せよ! 歴史家のハワード・ジンが呼びかけ 「オバマは政治家 われわれは市民 われわれは彼を白紙委任したわけではない われわれ市民はヴィジョンを持ち、われわれの考えをオバマに告げなければならない」

 アメリカのリベラル派を代表する「プログレッシブ」誌(電子版)が、歴史家、ハワード・ジン氏の「オバマ論」を掲載した。

 拷問写真の開示撤回、軍事裁判の継続など、最近、「逆コース」が目立つオバマ大統領について、「アメリカの良心」というべきジン氏が率直な評価を下し、オバマをホワイトハウスに送り込んだリベラル派として今度、オバマに対してどんなスタンスを採るべきか、語ったものだ。

 この中でジン氏は、オバマはあくまでも「政治家」であり、「市民ではない」と指摘。「われわれ市民は彼に白紙委任状(白紙の小切手)を渡すのではなく、われわれ自身がヴィジョンを打ち出し、われわれの考えをオバマに告げなければならない」と述べ、オバマに政治軌道の修正を迫るため、市民運動を強化するよう呼びかけた。

 ハワード・ジン氏は「初めからオバマが好きだった」と告白する一方、2006年の上院予備選で、オバマが平和主義者の候補ではなく、タカ派のリーバーマンを支援したことを指摘し、「彼は政治家である」事実を見逃してはならないと強調した。
 
 ジン氏はさらに、オバマもまた歴代の大統領が党派を超えて陥った、「ナショナリズム」と「資本主義」の「二つの政治遺産」から逃れることができていないと語り、オバマに対して無条件に夢を託すのではなく、市民である「われわれこそが夢を抱き、まともな社会の実現を希求しなければならない」と訴えた。

 大統領ではなく、民衆の政治運動がアメリカを変えた(民衆の運動で、大統領が動いた)実例としてジン氏は、リンカーンの「奴隷解放」と、ルーズベルトの「ニューディール」のふたつの例を示し、「希望の光」はそこにある、と指摘した。

 ジン氏によれば、「ニューディール」政策では20万点もの芸術作品が制作され、そこで描かれた数千点もの「壁画」が今も残っているという。観劇料を格安にする政策もとられ、ふだん劇場にいけない人も演劇を楽しむことができたという。

 ジン氏はさらに、オバマが「軍事的使命感の思考様式」から脱していないと批判、「イラクからの撤退」公約を思い出させ、「オキナワだけで14もの米軍基地を置いている」現状を変えさせなければならない、と述べた。

 結びの言葉でジン氏は、アメリカ民衆の歴史を振り返り、「彼らはただ文句を言っているだけではなかった。彼らは働きかけ、活動し、組織し、必要なときには反乱さえした……それこそ今日、われわれがしなければならないことである」と述べ、アメリカの市民に対し決起を求めた。 

⇒  http://www.progressive.org/zinn0509.html

Posted by 大沼安史 at 06:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-05-16

〔NEWS〕 初の「気象難民」は南太平洋・カルテレット島から 水没の危機 住民 ブーゲンビリア島への移住を開始

 遂に、地球温暖化による「気象難民」(Climate refugees)が出現――パプア・ニューギニアの東、南太平洋に浮かぶカルテレット諸島の住民が、海面上昇に伴う水没の危機の現実化の中で、近くのブーゲンビリア島に「移住」を開始したそうだ。

 英国のジャナーリスト、ジョージ・モンビオ氏が、「ガーディアン」紙に書いたコラムで知った。
 氏は氏で、ジョン・フリーマンという人物の通報で、この事実を知ったという。

 モンビオ氏が引用する「ソロモン・タイムズ」(電子版)の記事などによると、6日(5月)に、最初の5つの家族の家長が、南西80キロにあるブーゲンビリア島テインプツ地区に渡り、移住の準備を始めた。

 島(環礁)の最高地点は海抜1.7メートル(1.5メートルという説も)。
 
 春になると高潮が押し寄せて、野菜、果物を育てる農園を破壊するようになったそうだ。

 島の人口は、2600人。

 「全人口」が気象異変で、ふるさとを放棄し、移住を強いられるのは、史上初めて、という。

  

⇒   http://solomontimes.com/news.aspx?nwID=3964

     http://www.guardian.co.uk/environment/georgemonbiot/2009/may/07/monbiot-climate-change-evacuation
 
     http://en.wikipedia.org/wiki/Carteret_Islands

  〔地図〕http://en.wikipedia.org/wiki/File:Bvdistricts.svg

  〔CNN報道〕http://www.cnn.com/CNN/Programs/anderson.cooper.360/blog/2007/07/pacific-swallowing-remote-island-chain.html

Posted by 大沼安史 at 08:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-05-12

〔NEWS〕 「イワン雷帝」再拘留でドイツへ送還 ユダヤ人29万人を殺害 

 戦時中、ポーランド東部のソビボル絶滅収容所の看守としてユダヤ人29万人の殺害に関与したとされるイワン・デムヤンユク容疑者(89歳)が11日、米国オハイオ州から、ドイツのミュンヘンに送還された。
 ニューヨーク・タイムズなどが報じた。

 同容疑者は「イワン雷帝」として恐れらていた人物で、23年前、いったんイスラエルで裁判にかけられ、死刑を求刑されたが、同容疑者に有利な新証拠が現れ、身柄の拘束を解かれ、米国に帰っていた。

 ドイツの検察当局は、今度こそ、訴追するに足る十分な証拠が揃っていると自信を深めている。
  
 デムヤンユク容疑者は高齢で病気を抱えており、裁判になったとしても、尋問に耐えれるかどうかは不明。

               *  *

 「アジア戦争記録文学邦訳プロジェクト」を提案する

 「イワン雷帝」に対する今回の再拘留は、ニュルンベルク裁判以来続いて来たナチス戦犯に対する追及の最終章の幕開けである。

 戦後64年、89歳のナチス戦犯を、法の裁きの下に立たせようとする、ドイツという国……。

 同じ「元ファシズム国家」なのに、日本とはずいぶん違うものだ。

 岸信介のような「A級戦犯」が生き延び、「総理大臣」となって自ら恥じることのない国だから、その孫が調子に乗って、この国は「美しい国」だ、「従軍慰安婦は客観的な事実でない」などと抜かすのも当然である。 

 ニューヨーク・タイムズで「イワン雷帝」のニュースを知り、ミュンヘンの「南ドイツ新聞」のサイトに入ったら、タイムズ紙以上の、力のこもった報道ぶりだった。電子版の本記には「ビデオ」クリップまでついている。

 そこまでやる……なんたる違い!

 ドイツではエリ・ヴィーゼルやプリモ・レヴィら絶滅収容所経験のあるユダヤ人たちの記録文学がドイツ語訳で出版されている。
 
 同様に、われわれ日本人が日本語訳で読まねばならない、中国、朝鮮半島などの文献で、未訳のものは、ドイツ以上に多いはずだ。

 生存する当事者がほとんどいなくなった現在、日本政府としてできることは――少なくともそのひとつは、遅まきながら、中国など、侵略された側に残る、記録文学など「歴史の証言」の邦訳作業だろう。

 過去を直視する「アジア戦争記録文学邦訳プロジェクト」を提案する。  

⇒  http://www.nytimes.com/2009/05/13/world/europe/13german.html?hp

     http://www.sueddeutsche.de/,tt4m1/politik/604/468171/text/

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2009-05-10

〔NEWS〕 元カミカゼ(特攻隊員) Seimei (生命)の画家 吉田堅治氏 パリに死す 英紙が追悼記事

 英紙インディペンデントとガーディアンの死亡記事で、パリ・モンパルナスのアトリエを拠点に、「生命 Seimei」の絵を描き続けていた日本人画家、吉田堅治氏のことを初めて知った。

 死亡記事で吉田氏のことを初めて知るとは……これはもうわが不明を恥じるほかない。

 お亡くなりになったのは、ことし2月24日。84歳だったそうだ。
 
 その死を遅ればせながら聞いた、インディペンデントとガーディアンの美術記者が、それぞれ長文の追悼記事を載せた。
 
 吉田堅治氏は、なぜか日本で、個展を一度も開かなかった人だが、英国ではロンドンの「オクトーバー・ギャラリー」や大英博物館(美術館)の「個展」開催を求めるなど、評価が高かった。

 追悼文を書いた記者たちは、吉田堅治氏の絵に心を動かされた人たちだ。両紙の記事を読んで分かった。

 両紙の記事によれば、吉田氏は大阪・池田の生まれ。美術学校の教師見習いをしていた1943年、帝国海軍に召集され、カミカゼのパイロットとなった。

 敗戦が若い画家の「生命」を救ったわけだが、恩師のフクドメ・マサル氏(平和主義者で戦時中、獄死)から「銃ととるのでなく絵筆を持て」と教えられたことを忘れず、戦後一貫して、「生命」の尊さを描き続けて来た。

 パリに出たのは、1964年。恩師と同窓生の生命を奪った「東・西」二つの伝統の敵対を超える、和解による融合を、絵画的に表現しようとして、モンパルナスのアトリエで仕事を始めた。

 作品には、全て「生命 Seimei」と名づけた。エジプトやメキシコなどに足をのばすなど、世界の舞台に絵を描き続けたが、描くテーマは、ひとつ――「生命 Seimei」だった。

 日本の画壇、美術ジャーナリズムからは無視されたが、1993年には大英博物館の求めで個展を開いた。皮肉にも、同博物館の「日本ギャラリー」のオープン記念だった。

 2007年には「オクトーバー・ギャラリー」で、「Inochi To Heiwa」というタイトルの個展を開いた。

 その展示作品を、下記の同ギャラリーの「サイト」で見て、

 「見る者を、敬虔な沈黙、あるいは涙に誘う」

 と書いた、ガーディアン紙記者の批評を納得できる気がした。

 神戸とパリを行ったり来たりして仕事をしている、画家の松野真理さんのブログに、亡くなる少し前の、吉田堅治氏の写真が載っていた。

 「パリの孤独」に耐え、絵筆一筋に生きて来た人の、生涯を終える直前の、食卓でのスナップ写真だった。

 「生命 Seimei(あるいはInochi)」を描き続け、遂には「平和 Heiwa」〈に(To)〉繋ぎ切った吉田堅治氏の画業は、日本でも広く、知られるべきであろう。 

⇒  http://www.independent.co.uk/news/obituaries/kenji-yoshida-artist-whose-work-was-shaped-by-his-wartime-experiences-1681851.html

  http://www.guardian.co.uk/world/2009/mar/16/kenji-yoshida-obituary

  〈松野真理さんのブログ〉 http://d.hatena.ne.jp/marimatsuno/20090119

  〈ロンドンのオクトーバー・ギャラリー〉         http://www.octobergallery.co.uk/artists/yoshida/index.shtml

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2009-04-28

〔重要NEWS〕 豚インフル 生物兵器が起源か? 1976年に米軍基地で発生     オバマ、メキシコで感染まぬかれる 博物館ツアーでガイドの学者が翌日、死亡

 世界的な流行が懸念される「豚インフルエンザ」が1976年2月、米国ニュージャージー州の米陸軍基地、フォート・ディックスで発生、兵士12人が感染し、1人が死亡していたことを、米紙ニューヨーク・タイムズ紙が2005年10月に報じていたことが分かった。

 これを受け、フォード大統領(当時)は米国民に対するワクチン投与を決定、投与が開始されたが、投与された500人が麻痺症状を起こし、30人以上が死亡する事態となった。

 この事実より、今回の「豚インフルエンザ」ウイルスもまた、米軍の生物兵器起源のものとの疑いが出て来るが、テキサス州ダラス郡の医療責任者は記者会見で、「実験室でつくられたもの」と言明した。

 一方、英紙インディペンデントが27日に報じたところによると、メキシコを訪問したアメリカのオバマ大統領は17日、メキシコ・シティーの博物館を視察したが、このとき、館内を案内した考古学者のソリス博士が、翌18日、「風邪のような症状」で急死していたことが明らかになった。

 直接の死因は肺炎、「豚インフル」に感染したものではない、とメキシコ政府は言っている。

 ホワイトハウスは、メキシコで接触した考古学者が風邪のような症状で死亡した事実をオバマ大統領に告知。健康チェックを行なったが、感染は免れた、としている。 

 CIA拷問、核、キューバとの関係改善……オバマに対する「豚インフル」テロではなかったことを祈る……。

⇒ http://www.nytimes.com/2005/10/23/weekinreview/23pollack.html?_r=1

 http://www.independent.co.uk/news/world/americas/obamas-host-dies-from-flulike-symptoms-1674743.html

  http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=13353

  http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=13376

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2009-04-25

〔NEWS〕 中国 ドル離れ 金(ゴールド)を買い増し 1000トンの大台に 産金国としては世界トップに

 フィナンシャル・タイムズ紙によると、中国政府は金の買い増しを続けた結果、1054トンを保有するまでになった。これは2003年の600トンから4割もの増加で、現在、世界第5位の金保有国だという。

 「ドル離れ」を進める中国は、昨年、南アフリカを抜いて、世界1の産金国となったそうだ。

 アメリカのクズ国債、ボロ債券を抱え込むだけの日本との何たる違いか?

 
⇒  http://www.ft.com/cms/s/0/1d23f80c-30aa-11de-bc38-00144feabdc0,dwp_uuid=413b4c2e-b9f8-11dc-abcb-0000779fd2ac.html?nclick_check=1

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2009-04-24

〔NEWS〕 パトリック・コバーン記者 「オーウェル賞」を受賞

 イラク報道の第一人者、英紙インディペンデントのバグダッド特派員、パトリック・コバーン記者が、英国の最も権威ある報道大賞の、2009年「オーウェル賞」を受賞した。

 授賞理由はコバーン記者について、「現場から報道することが、よきジャーナリズムの礎石であることを、あらためて思い知らせてくれた」と、高く評価している。

 〔大沼・註〕コバーン記者の著書、『イラク占領-戦争と占領』(緑風出版)を訳出させていただいたものとして、非常に嬉しいことである。

 コバーン記者くらい、ブッシュ政権のプロパガンダに抗し、「イラク戦争」の真実を告げた西側ジャーナリストを、私はほかに知らない。
  

⇒ http://www.independent.co.uk/news/media/press/cockburn-wins-top-journalism-award-1673482.html

Posted by 大沼安史 at 05:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-04-23

〔NEWS〕 CIAの拘束下、35人が消息不明

 米国の公益ネット・ジャナーリズム、「プロパブリカ」が報じたところによると、CIAによって拉致・拘束された、アルカイダのメンバーとされる35人が「消息不明」のままだ。

 「プロパブリカ」が行方不明者のリストを公表、CIA側に確認を求めているが、回答は返っていない。 
 
 拷問問題が明るみに出たあと、ブッシュ政権の無法ぶりがまたも表面化した。

 それにしても、ブッシュ政権はなぜ、拘束したアルカイダ関係者を「闇」の中に置こうとしたのか?
 それは何のための「口封じ」??

⇒  http://www.propublica.org/article/dozens-of-prisoners-held-by-cia-still-missing-fates-unknown-422

  http://www.propublica.org/article/list-of-likely-cia-prisoners-who-are-still-missing-422

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2009-04-20

〔NEWS〕 オバマ大統領 予算の無駄遣退治へ 「「90日以内に1億ドルをカットせよ」 閣僚に厳命

 ワシントン・ポスト紙は、オバマ大統領が閣僚に対して、「90日以内に1億ドルをカットせよ」と厳命、予算の無駄遣い退治に乗り出した。コレ、ホント。

 日本の新聞各紙によると、日本の麻生首相は閣僚に対し、「90日以内に100億円、カットせよ」と指示した……というのはウソ。

 天下り先の整理すれば、こんなの簡単にできるはずなのにね。

⇒  http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/04/20/AR2009042000641.html?hpid=topnews

Posted by 大沼安史 at 08:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 CIA アルカイダ容疑者2人に水責め拷問、計266回

 ニューヨーク。タイムズによると、CIAがアルカイダ容疑者2人に対し、ウォーターボーディングという水責めの拷問を計266回も加えていたことが明るみに出た。

 2005年の米司法省のメモによれば、CIAはそのうちの1人に対し、同年8月の1ヵ月間だけで、なんと83回も「波乗り」を繰り返していたという。

 CIAはまた、別の容疑者に対し、2003年の3月1ヵ月間だけで、実に183回も水責め拷問を加えていた。
 つまり、1日に6回も。
 
 ブッシュのアメリカの無法ぶりが明るみ出た。

⇒ http://www.nytimes.com/2009/04/20/world/20detain.html?partner=rss&emc=rss

Posted by 大沼安史 at 04:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-04-19

〔NEWS〕 サルコジ オバマを愚弄発言 「お前さん、CO2のこと、分かっちゃいないな」「俺はね、オバマに、海の上、歩きな、というつもりさ。やっこさん、歩くぜ、きっと」

 フランス政界の「ラカイユ」(屑)、サルコジが15日、国会議員との昼食会で行った、オバマ大統領に対する愚弄発言が波紋を呼んでいる。

 仏紙リベラシオンの16日の暴露報道で明るみに出た。

 サルコジはオバマ大統領を「繊細なエスプリの持ち主、とても知性的でとてもカリスマ的だ」と、いったんは持ち上げたあと、「就任して2ヵ月。大臣の経験もない。いろんな点で自分の考え(ポジシオン)を持っていない」と指摘(まあ、ここまでは許せるとして……)、さらに「俺はね、あいつに言ったんだよ。お前さん、CO2で俺たちしていること、理解してないな、俺はそう信じている」って言い放った。

 サルコジ直言居士?(一応、韻を踏んでます!)

 この発言、一見、的を衝いたもののようにもとれるが、昼食会の席でサルコジは、ほかにもドイツのメルケル首相を「俺の路線についてくるしかなかった」女と言うなど、「ナニサマ」発言を連発していたから、この「オバマ評」も、そうした流れの一環とみるのが自然だ。

 仏誌レクスプレス(16日付け)によれば、サルコジは「俺が言ったんで、オバマのやつ、6月6日のノルマンディー上陸記念日に来るって約束したんだぜ。俺はね、オバマに英仏海峡の上を歩いて渡りな、って言うつもりさ。やっこさん、俺の言うこと聞いて、〔キリストのような救世主気取りで……〕歩こうとするぜ」と、オバマのことをバカにしたそうだ。

 ブッシュ(マケイン)の引きで大統領になった、フランス社会の屑が何を言うか!

⇒  http://www.liberation.fr/politiques/0101562718-sarkozy-et-les-glands-de-ce-monde

  http://www.lexpress.fr/outils/imprimer.asp?id=754246

Posted by 大沼安史 at 07:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕  英紙がアドバルーン・スクープ 「イスラエル イラン攻撃態勢整える」

 英紙タイムズが18日、報じたところによると、イスラエル軍はイラン核施設に対する攻撃態勢を整えた、そうだ。

 「イスラエル、イラン攻撃か?」は、タイムズ紙の「十八番」。

 イスラエルが強硬姿勢を見せた時は、舞台裏で何かが起きている時。

 中東和平、一大ブレークスルーの前兆か?…… 

⇒  http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article6115903.ece

Posted by 大沼安史 at 05:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 オバマ大統領 ニカラグアのオルテガ氏とも握手 チャベス氏、「ブッシュと違い、知性がある」

 カリブの島国トリニダード・トバゴの首都ポートオブスペインで開かれていた米州サミットで18日、アメリカのオバマ大統領が、ベネズエラのチャベス大統領と通算3度目の握手を交わしたそうだ。

 チャベス大統領はオバマ氏について、「前任者と違って知性がある」と語ったという。

 オバマ大統領はまた、レーガン政権によって政権を座を追われて、2007年に復帰したニカラグアのオルテガ大統領とも握手を交わした。

 サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)を率い、1979年、「歌う革命」に成功、「コントラ事件」など米国主導の「反革命」で追われ、2年前、返り咲いたオルテガ氏が、合衆国の大統領と「握手」とは……。

 時代の風向きは大きく変わった。 

⇒  http://wire.antiwar.com/2009/04/18/obama-extends-hands-to-chavez-ortega-at-summit-2/

Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-04-01

仙台へ帰郷しました ソーシャル・ビジネスの地方出版社「本の森」 ボランティア復帰の弁

 復帰初日の朝は小雨だった。傘をさして歩き出したが、ぽつりぽつりと来るだけの4月の春雨。濡れて行こうと、傘を閉じ、一番町一丁目の「本の森」まで歩き通した。

 東京の大学を「勇退」して仙台に帰郷、専任(?)ボランティアとして、復社を果した。これまでも時々、東京から戻って手伝いをしていたが、今日からは完全復帰。大内代表の下で、電話番等、「本の森」のお手伝いをさせていただく。

 昔、「本の森」創立の頃――そう、かれこれ12年前に――、使っていた机に座って、仕事始め。
 創業の頃を思い出し、懐かしさが募る。
 仙台生まれの私にとって「本の森」は、第二のふるさとである。

 横浜のアパートを引き払い、仙台へ向かう新幹線の中で、私は隣の席の若者に聞こえないように、小さく、「小池さん、帰るからね」と、何度か口の中で呟いた。

 小池さん――小池平和(ひらかず)氏は、岩手・一関在住の元毎日新聞記者。出版活動を通じた郷土文化づくりに第二の人生を賭けた、「本の森」創立の同志であり、初代の代表だった人。「本の森」の育ての親で、小池さんなしに「本の森」はあり得なかった。

 家族の事情で「中途退社」し、東京あたりで大学教員を始めた私の分まで仕事をかぶり、激務を続ける中、体をこわして亡くなった。

 今なお、申し訳なさで胸が疼く。
 恩返しは、「本の森」でのお手伝いでするほかはない、と痛切に思う。

 大内代表の好意で、完全ボランティアながら、「編集長」という肩書きをいただいた。1997年2月の創業当時の立場への完全復帰である。

 有志で始め、有志で続けて来たソーシャル・ビジネスとしての「本の森」。
 私もまた、小池平和さんの志を継ぐ一人として、一番町一丁目のこの「本の森」の事務所で、人に役立つ仕事を続けたいと思う。

 学生の頃、片平のキャンパスに通った、古本屋が並び、銭湯もある界隈で毎日を過ごし、日々、人生のグラン・スワール(大いなる夕べ)を迎えることができる幸せは、私にとって、金銭には替えられない、大いなる喜びである。

 帰郷・帰社の弁の最後に、もう一度、こう言って、誓いの言葉としよう。

 「小池さん、帰って来たからね」

Posted by 大沼安史 at 08:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-01-15

〔ガザ侵攻 NEWS〕  国連難民事務所をイスラエル軍が白リン弾攻撃

 英紙インディペンデントが15日、AP、及びロイター電で伝えたところによると、ガザにある国連の高等難民弁務官事務所が、イスラエル軍の白リン弾によると見られる攻撃で炎上した。

 「白リン弾、3発による攻撃」と非難したのは、国連の現地スポークスマン。

 同紙によれば、国連事務所は無傷だとする近隣の人の証言もあるという。

〔大沼 注〕 国連の事務所まで攻撃するとは……早速、筆者は15日午後9時過ぎ、日本の「国連広報センター」のHPにアクセスしてみた。

 すると、ニュースは前日の「14日付け」。

 ま、「新年会」で「今日はもういい、飲みの行こうぜ」ということかも知れないが、お粗末に過ぎる。

 国連「広報」センターなのではないですか? あなた方は?

 日本国民の税金も入っているのでしょうが?

 だったら、ガザ問題についても、しっかり「広報」する責任はあると思いますが、いかがですか?

 幸田シャーミンさん、この点について、あなたはどうお思いですか?

⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/un-headquarters-struck-by-israeli-shells-1367067.html

  

Posted by 大沼安史 at 09:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-01-14

〔ガザ侵攻 NEWS〕 イスラエル軍 新兵器    DIMEを使用 ノルウェーの医師らが告発

 AFP通信が報じたところによると、ガザに侵攻したイスラエル軍が「DIME」と言われる新兵器を使用している疑いが浮上した。

 ガザ地区で救急医療活動を続けていたノルウェーの医師2人が告発した。

 告発によると、「DIME」(濃縮慣性金属爆弾)は新世代の小型爆弾で、爆発すると半径5~10メートル以内にいる人体に対し、強烈な「パワー」を及ぼし、粉砕・殺害する。

 普通の爆弾の場合、「破片」が飛び散るが、医師らが治療にあたった負傷者は、「破片」の直撃を受けることなしに、からだを引き裂かれた。

 タングステンの金属粉末を爆発させる新兵器ではないか、との説もある。

 「白リン弾」に続く、「新兵器」の登場……イスラエル軍よ、攻撃を中止し、即時撤退せよ!!

⇒  http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5jLfdWctpr2BuBzTdSi3oks4THJxg

  http://www.strategypage.com/htmw/htairw/articles/20090114.aspx

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2009-01-10

〔ガザ侵攻 NEWS〕 母親の遺体のそばにいた幼子4人を救助

 英紙インディペンデント(電子版)が1月9日、報じたところによると、イスラエル軍が侵攻したガザ地区の瓦礫の中から、母親(複数形)の遺体のそばで4日間、飲まず食わずでいた、幼い子どもたち4人が救急隊員によって救出された。

 4人は立っていれないほど弱っていたという。

 爆撃された、同じ民家の瓦礫の下からは、成人の男性生存者1人も、12人の遺体とともに発見・収容された。

 殺された母親のそばで生き抜いた幼い子どもたち。
 母親の必死の願いが通じたのか……。  

⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/gaza-under-fire-children-found-next-to-dead-mothers-1242607.html

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2009-01-08

〔ガザ侵攻 NEWS〕 イスラエル ガザ沖天然ガス権益の確保が狙い 資源戦争の様相

 グローバル・リサーチのミッチェル・チョスドフスキー教授(オタワ大学)が、イスラエルのガザ侵攻は沖合に眠る天然ガス資源の確保が狙いとの見方を示している。

 教授によれば、ガザ沖の海底天然ガス資源(埋蔵量=1兆4000億立方フィート)は2000年に発見された。法的にはパレスチナ自治政府の権益だが、アラファトの死、ファタ派の凋落などで、イスラエルが「事実上」、支配下においており、採掘権の60%を持つ「英国ガス」はハマスを素通りし、テルアビブ(イスラエル政府)と交渉を進めているという。

 イスラエル政府は2007年時点で、パレスチナ自治政府を通じ、ガザ沖天然ガスを購入する方針を承認したが、その後、「英国ガス」との間で結んだ合意で、天然ガスのパイプラインをイスラエル領のアシュケロンまで繋ぐことを決めるなど、自らの権益とする動きを強めて来た、という。

 中東問題の地政学分析を得意とするチョスドフスキー教授の指摘だけに、説得力ある見方だが、それが実際にそうだとしたら、イスラエルとしては「ガザ併合」まで進まざるを得ない。

 が、「ガザの領土化」をイスラエルが単独で推し進めることは、国際世論もあり、難しいところ。
 となると、イスラエルとしては軍事占領を続ける一方、「平和維持部隊」を呼び込んで駐留させることで、ガザを「準国土化」し、オフショアの天然ガス権益を確保する――といった線を考えている……と見るのが妥当なところか?!

 教授の言うとおり、「ガザ戦争」は、イラクの石油の確保に動いたアメリカにならったイスラエルの「資源戦争」……かも知れない。 

 イスラエルが今回の侵攻作戦につけた作戦名、「キャスト・リード(Cast Lead)作戦」とは、「水深を測る」である。

⇒  http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=11680

Posted by 大沼安史 at 11:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔ガザ侵攻 NEWS〕 イスラエル発 反戦の声 エイミー・グッドマン 伝える

 ニューヨークの「消防署スタジオ」から全世界へ発信を続ける、「デモクラシーNOW」の女性キャスター、エイミー・グッドマン氏が、ネット誌の「トルース・ディグ」で、イスラエル発の「反戦の声」を報じた。

 一般のマスコミでブラックアウトされて来たイスラエル国内の反戦の動きの一端が、彼女の取材で、その姿を現した。

 グッドマン氏によれば、先週末、テルアビブで1万人規模の平和デモが行われた。
 デモにはイスラエルのベテラン平和運動家、ウリ・アヴネリさんも参加、イスラエル軍のガザ侵攻を「犯罪戦争」と非難した。

 アヴェナリーさんは今回の軍事行動を、二月に行われる選挙の票稼ぎのためのものだと指摘、国防軍の兵士を使うな、と厳しく批判した。

 イスラエルの有力紙、「ハーレツ」のギデオン・レヴィ記者もグッドマン氏に対して、「(イスラエル軍の空爆で)今日、5人姉妹が(死亡し)葬られた。聞いたこともないことだ。こんなこと、続けられるわけがない」と語った。

 右派リクードのネタニヤフ党首はガザ侵攻を支持するタカ派のトップだが、甥のジョナサン・ベン・アルツィさんは1年半、刑務所暮らしを強いられた良心的兵役拒否者で、現在、米国のブラウン大学に留学中。

 ジョナサンさんはグッドマン氏に、「イスラエル政府に、はっきり、やめろと言うべきだ」と、米国の介入を求めた。

 イスラエルでは、平和団体の「グシュ・シャローム」がハーレツ紙に反戦意見広告を掲載。ハイファの裁判所が、政府が拘束した反戦活動家を釈放する命令を出すなど、ガザ侵攻に対するプロテストの動きが出ている。

⇒  http://www.truthdig.com/report/item/20090106_israeli_voices_for_peace/

Posted by 大沼安史 at 10:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-01-05

〔ガザ侵攻 NEWS〕 屋根上で煮炊きしていた少年2人にイスラエル軍のミサイル 

 イスラエル紙、「ハーレツ」(電子版、1月5日付)によると、イスラエル軍攻撃下のガザ地区で4日午前、自宅の屋根の上で火を起こし、煮炊きしていた10歳と11歳の少年2人をイスラエル軍のミサイルが襲い、10歳の子が死亡、11歳の子が重傷を負った。

 ガザを取材中の同紙記者、アミラス・ハス氏への電話による通報だが、確認しようがない状況だ。

 ハス記者はこう書いている。

 「戦車が砲弾を吐き散らし、ヘリコプターが雨あられのように射撃し、戦闘機が地響きを巻き起こしている。そんな中でも人びとは、火を起して煮炊きすることがハマスの軍事部門に加わることと同じくらい危険なことだと、なかなか理解できずにいる」

 ガザ東部では3日夜、80歳代の老女2人と14歳、10歳の少年、さらには13歳の少女が砲弾あるいはミサイルの犠牲になり、負傷した。

 5人はその後、20時間経っても、手当てを受けることなく、血を流し続け、放置されていたという。

 ガザに盲ること、なかれ! 

⇒  http://www.haaretz.com/hasen/spages/1052606.html

Posted by 大沼安史 at 10:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イスラエルのガザ侵攻作戦 半年前に計画 米大統領選当日に「停戦」違反の空爆でハマスを挑発 泥沼化でオバマ新政権の手足を縛る

 イスラエル軍がガザに地上侵攻した。作戦名、「キャスト・リード」。地中海に沿ったガザ地区に対する制圧作戦とはいえ、「水深を測る」とは、何のもの言いぞ。

 停戦違反のロケット攻撃をしたハマスに対する「報復」――そんな「国際世論」が形成されつつある中、カナダ・オタワ大学のミッチェル・チョスドフスキー教授(グローバル・リサーチ研究所を主宰)が異論を投げかけている。

 チョスドクスキー教授によれば、イスラエルの「キャスト・リード」作戦は、突発的なものでもなんでもなく、時間をかけ、入念に計画されたものだそうだ。

 チョスドフスキー教授が引用する、イスラエル紙、「ハーレツ」の軍事専門記者、バラク・ラヴィッド氏の報道によれば、イスラエルはなんと「6ヵ月前」の時点で、作戦の準備に取り掛かったていたという。

 同教授はまた、昨年(2008年)11月4日、米大統領選当日のどさくさに紛れて、イスラエル軍がガザを空爆、ハマス側を挑発していたとの、「ワーカーズ・アクション」記者、シャムス・クック氏の指摘も紹介している。

 これに対してハマスはイスラエルに対して手製のロケット弾で報復。

 こうした既定事実をつくったあと、12月8日、テレアビブで、米国のジョン・ネグロポンテ国防次官がモサドを含むイスラエル当局者と最終協議し、クリスマスの2日後に「作戦」の前段、空爆が開始された――という経過を辿った。これが、ことの真相だそうだ。

 この、「作戦」計画づくりが「半年前」に始まり、「侵攻」を地ならしする「空爆」が「米大統領選当日」に行われたと意味をどう解すべきか?

 オバマ氏との関連でいえば、「半年前」はオバマが「イラク撤退」を掲げて大統領選を優位に戦い出した時期で、「大統領選当日」とはむろん、オバマが圧勝を果たした時である。

 その点に着目すれば、今回のイスラエル軍の「ガザ侵攻」には、オバマ新政権の手足を縛り、身動きを取れなくする狙いが込められている、と見るのが自然だ。

 イラクでは密かに米軍の増強が続いており、イスラエルと手を握る米国の軍事エスタブリッシュメントは、オバマに冷や水を浴びせかけようとしている。

 アラブ世界が動くに動けない情勢を見越し、中東「泥沼化」戦略で「現状のティラニー」を維持しようと、侵攻に踏み切った、米軍部&イスラエル。
   
 20日に新大統領に就任するオバマの対応が注目される。

 (注) 「キャスト・リード」の意味、間違っていたので、上記原稿、一部を訂正しています。

⇒  http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=11606

   http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=11573

Posted by 大沼安史 at 09:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2009-01-01

〔新年の辞〕 さらば、妖怪国家!

 英紙インディペンデントに、アメリカのラッパー、Jay-Z氏による、以下のような名文句が紹介されていた。 

"Rosa Parks sat so that Martin could walk. Martin walked so Obama could run. Obama is running so we all could fly."

 ローザ・パークスが(米国南部・モンゴメリーのバスの白人優先席に)座ったから、マーチン(ルサー・キング師)はマーチ(行進)することができた。マーチンが行進したから、オバマは(大統領選に)走ることができた、オバマが今、走っている。オレたちみんな飛べるかもしれないぜ。

 座って⇒歩いて⇒走って⇒みんなで飛ぶ……アメリカのデモクラシーの進化の方向を指す「動詞」の連続である。

 翻って、われらが「日本」はどうだろう?

 「(昭和の妖怪)岸信介が(居)座ったから、(孫の)安部晋三がハイハイできた。安部晋三がハイハイしたから、麻生がナイナイできた。麻生が今、(何も出来)ナイナイしている。オレたちみんなお陀仏になるかもしれないぜ。

 逆コース国家=日本!

 (座って⇒這って⇒おしゃぶりを咥えて⇒みんな、お陀仏) マイナス方向への「動詞」の連続!

 ことしこそ、さらば、「妖怪国家」!、と言える年にしよう。

 新年をまさしく「新しい年」にするために!

 「ものごとの、なんのことはない裏側」(ロートレアモン)を、机の上のパソコンから覗き見る本ブログ、「机の上の空」!

 あけまして、おめでとう! 「新年」こそ、よろしく!!!  

   

⇒  http://www.independent.co.uk/news/people/news/the-best-quotes-of-2008-1217875.html?action=Popup

Posted by 大沼安史 at 02:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-12-23

〔NEWS〕 ハワイ発の和風グルメ 全世界へ オバマが好きな「ハムにぎり」(スパム・むすび)って何?

 故郷ハワイで静養中のオバマ次期大統領が、地元のゴルフ場で食べた「ハワイアン・グルメ」に、全世界の注目が集まっている。

 Spam Musubi(スパム・むすび)――訳して「ハムにぎり」。日系移民が生み出した、和風グルメだ。

 「むすび」と言っても、オニギリではない。(別名、Spam Sushiとも)

 お寿司の「にぎり」の仲間だ。

 「玉(卵焼き)のにぎり」を想像していただきたい。あの卵の部分に、缶詰の肉(ハム)=スパムの厚切りが乗っていて、それを海苔のテープでぐるり、ひと巻き。

 そう、まさに「ハムにぎり」。

 このつくり方がYouTubeで流れるなど、いまや大人気の和風ハワイアン・新グルメだが、おむすびやさん、おすし屋さん(特に小生、お好みの回転系)、ハンバーガー屋さんなど、本邦における「里帰り(?)デビュー」の日が待ち望まれている。

⇒  http://www.huffingtonpost.com/2008/12/22/spam-musubi-obamas-hawaii_n_152854.html

    △△△ 本の森 出版NEWS  △△△ 

 わかる「裁判員制度」 ~その概要と実際~
   氏家 和男
   定価1890円(本体1800円+税)
  http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/4097.html

  前・日弁連副会長の著者が、さまざまな疑問や質問を想定し  て、150問以上にわたって丁寧に解説。裁判員裁判の事例や最新の法令・政令も収録。一般市民ばかりでなく、企業の担当者や自営業者も使える内容。

☆ 緑の日の丸
   大沼 安史
   定価1680円(本体1600円+税)
  http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/891.html

  「大分教育汚職事件」を「予言」! 君が代、日の丸問題、不登校、いじめなど、教育界が抱える様々な問題をテーマに、制度疲労で壊れかかった日本に再び「緑」をよみがえらせるには何が必要か。明日を担う若い命を育てるには何をすれば良いかを、小説形式で提言。

杜の都・仙台の「本の森」は、郷土史家、教師、元新聞記者らが地域の文化運動として立ち上げた市民出版社です。本にしたい原稿募集中!
⇒  http://homepage2.nifty.com/forest-g/index.html

Posted by 大沼安史 at 09:03 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-11-15

「アメリカ帝国」の権力の爆心に迫る J・キャロル著、『戦争の家』 刊行へ 訳者(大沼)まえがき(未定稿)

小生が翻訳作業を続けていた、ジェームズ・キャロル氏の『戦争の家』(仮題)の原著前半部分が、近く「上巻」として発刊されることになりました。版元は緑風出版です。  その「訳者まえがき」(未定稿)を掲載し、内容を紹介したいと思います。  

          ◇

戦争の家 アメリカ帝国 権力の爆心

訳者 まえがき

 米国の著名な作家・新聞コラムニスト、ジェームズ・キャロル( James Carroll )氏によって書かれた本書、『戦争の家』(原著、House of War, Houghton Mifflin社刊、二〇〇六年)は、その名の通り「戦争の家=ペンタゴン」を軸とした、「アメリカの権力」の全体像を描ききる、壮大な「同時代」の物語である。

  「ペンタゴン=五角形」とは言うまでもなく、米国の首都、ワシントンの川向こう、バージニアに建つ、五角形の巨大な「国防総省」のことだ。

 今、「同時代」の物語と書いたが、これは米国(だけ)の現代史を意味しない。日本を含む、世界の、「戦争の家」をめぐる「同時代」史である。また、ここで言う「物語」も、フィクションのことではない。ノンフィクションである。大河物語のようなノンフィクション。

 原著は二〇〇七年の「ガルブレイス賞」に輝いた。高名な経済学者を記念したこの賞は、アメリカ・ペンクラブが二年ごと、最優秀ノンフィクション作品に対し授与している権威ある賞である。

 本書が綴る「同時代」の時間的な範囲は、「第二次世界大戦」から「イラク戦争」の現在まで。つまり本書、現在から見詰めなおした「現代史」、六〇年の物語である。

 そこには「冷戦」を含め、常に「戦争」があり、その中核にはいつも「戦争の家」があった。その「家」を核とする「アメリカの権力」があった。それこそが、この六〇年のわれわれの同時代史を貫く中心線である。その線分上のさまざまポイントで、さまざまな悲劇がつくられて来た。

 本書、『戦争の家』上巻は、原著の前半部分である。本来は、邦訳作業を全て終えた時点で、上下二巻、同時刊行の形をとるのが理想だが、二〇〇八年になってイラク・アフガン戦争がいよいよ行き詰まり、秋にはウォールストリート発の金融・経済危機が世界を覆い尽くすなど、「アメリカ帝国」の没落が一挙に明らかになったことから、訳出済みの原著前半部分を急遽、邦訳の上巻として先行出版することにした。

 ブッシュ政権下において最悪なものと化した「アメリカの権力」――史上空前の規模へと巨大化したその実態に迫るうえで、本書の提示する、「戦争の家=ペンタゴン」を軸とした史的・構造的なパースペクティブは、(日本のわれわれにとっても)きわめて有効な理解の道具となり得る……そんな願いを込めた先行出版である。

 原著の副題は、直訳すると、「ペンタゴンとアメリカの権力の破滅的な勃興(The Pentagon and the Disastrous Rise of American Power )」になる。

 世界は今、まさにその「アメリカ権力の破滅的な勃興物語」の「最終章」を迎えているような気がしてならない。

 訳者(大沼)の私が今、そうした理解に立ち得ているのも、著者であるジェームズ・キャロル(James Carroll)氏が精魂傾け、精緻に綴った「戦争の家」の物語を、読者の一人として一通り辿り終えたからである。

 私は戦後生まれの「七〇年世代」。学生の頃、ベトナム反戦デモにも加わり、就職して新聞記者となってから、特派員として「湾岸戦争」を追うなど、それなりに国際問題に対する関心を持続して来たつもりでいたが、そこで得た知識がどれだけ断片的なもので表層的なものだったか、本書を読んで痛切に思い知らされた。

 「戦史」も「現代史」も、「外交史」も「軍縮史」も、それなりに目を通していたつもりが、本当のところ、実は「何も知らなかった」ことに気付かされ、愕然とした。

 ここでいう「何も知らなかった」とは、個々の(しかし、それも限定的ものだが)知識は「知っていても」(知ったつもりになっていても)、その深い連関を知らず、実は何の全体像を持ち得えいなかった(知らなかった)ということである。

 とりあえず、ひとつだけ告白するとすれば、それは、われわれのヒロシマ、ナガサキである。わかったつもりでいた、「私のヒロシマ、ナガサキ」である。

 トルーマンはなぜ日本の都市(民間人)に対して、原爆攻撃を敢行したのか? そもそも「原爆」とは何なのか? 

 私は何もわかっていなかったのだ。その現場の恐ろしさも、その悲劇の世界史的な意味も。私はキャロル氏の記述を読んで、たとえそれが入り口の理解であるにせよ、初めてわかった気がした。

 キャロル氏は、原爆攻撃に反対する「シラードの嘆願書」がトルーマンの元へ事前に届かずに終わった背景、キョートが標的から外れた経過など、それぞれ決定的な意味を持つ個別の事実を積み重ねながら、あの「原爆攻撃の真の目的」論争についても説得力ある議論を行っている。

 この「目的」論争に対するキャロル氏の結論は、「日本本土への侵攻回避」(「トルーマンの正論」)と「ソ連への威嚇」(いわゆる「歴史修正主義」の見方)の二元論的対立を超えた、総合的なものだ。

 このように「原爆」を含む、われらが同時代の全体像を歴史の忘却と隠蔽の霧の中から析出し、歪曲を正して、われわれ読者に巨大なその姿を開示するもの――それが、ジェームズ・キャロル氏という、当代きってのリベラルな作家・新聞コラムニストによる、この「戦争の家」の物語である。

 この同時代の物語には、同類の歴史書、解説書以上に、われわれに対し圧倒的な力で語りかけて来るものがある。その迫力は、著者のキャロル氏自身が「戦争の家の子」だった事実による。

 キャロル氏は自分自身に「戦争の家の子」だった霧に包まれた過去があるからこそ、自分の人生の問題として、「戦争の家=ペンタゴン」を問い、その「家」を核とする「アメリカの権力」の構造と歴史の謎に立ち向かったのだ。

 では、キャロル氏の言う、この「戦争の家の子」とは何を意味するものなのか?―― 第二次世界大戦最中の一九四三年一月二十二日(この日付を暫しの間、憶えておいていただきたい)に、シカゴで生まれたキャロル氏は、FBI(連邦捜査局)のエージェントだった父親の転勤でワシントンに移り住む。そして戦後間もない一九四七年、父親が米空軍のOSI(特別捜査局)の初代局長に抜擢されたことで、父親の勤務する五角の建物、「戦争の家」を、時々、父に連れられて遊びに行く、少年時代の「遊び場」とするようになるのだ。

 父、ジョセフは米軍の情報機関、DIA(防衛情報局)の初代局長になるなど、最後は中将まで昇進した人物。キャロル少年はそんな「将軍の子」として、将来の空軍入りを目指し、多感な青春時代を過ごすことになる。

 そんなキャロル氏に転機が訪れるのは、ワシントンのジョージタウン大学の学生時代。「ベルリン危機」をめぐる核戦争の不安の最中、軍人への道から、神父の道へ針路を変え、カトリックの大学でキリスト教神学を学ぶことになる。

 それから暫く経って、ボストン大学づきの神父になり、かたわら作家活動を始めるキャロル氏だが、「戦争の家」との縁は切れない。

 その「家」には「父」がいて、その「家」は「ベトナム戦争」という不正義の戦争を続けていたからだ。

 「父」のいるペンタゴンへの反戦デモ。

 その「家」で、「父」は何をしていたのか、という心の中で疼き続ける疑問……。

 それら「戦争の家」をめぐるキャロル氏の人生のすべてを込めた自己定義、それが「戦争の家の子」である。そんな「戦争の家の子」による「戦争の家」の物語――それが本書である。

 キャロル氏は父ジョセフとの「父と子」の関係に絞った回想録を、『あるアメリカ人の鎮魂歌(An American Requiem: God, My Father, and the War that Came Between Us)』として出版し、ライターとして最高の栄誉である一九九六年の全米図書賞(ナショナル・ブック・アワード)を受賞しているが、本書では、「父の子」から「戦争の家の子」へと、視野を一気に拡大し、「戦争の家」の物語として書き上げたのだ。

 キャロル氏自ら言う「戦争の家の子」の含意はしかし、これだけではない。氏がこの世に生まれ出た誕生日(一九四三年一月二十二日)が、「家」の誕生の時期と重なるのだ。記録によれば、ポトマック河畔に五角の「家」が完成したのは、同じ「一九四三年一月」の「十五日」。つまり、「家」とキャロル氏はほぼ時を同じくしてこの世に生を享け、ともに歳月を重ねて来たのである。

 キャロル氏が、この「一九四三年一月」下旬のこの週に、物語の第一の山場を置いたのは、「自分」と「家」の「誕生時期の一致」という「偶然」に、全ての意味を求めているからではない。

 それは、この年の、この月の、この週こそ、それ以上に世界の運命を分けた、歴史の分岐点だったからである。

 カサブランカ会談で「無条件降伏」要求が打ち出されたのも、この時。

 「家」の建築を監督したレズリー・グローヴズの指揮下、「マンハッタン計画」が本格的に動き出したのも、この時……。

 「無条件降伏」要求は戦争を「全面戦争」化して、敵の「全面破壊」、すなわち民間人をも標的とした、「トーキョー大空襲」などの「空爆」の道を切り拓き、「マンハッタン計画」はヒロシマ、ナガサキへの「原爆」を産んで、「核」という戦争テクノロジーの悪魔を解き放った。

 二〇世紀後半から今世紀初めにかけての「戦争の家」による世界覇権の土台は、実にこの運命の週に築かれたのである。

 (本書が言及している、「偶然の一致」をもう一例挙げれば、それは「九月十一日」である。二〇〇一年のその日は同時多発テロで、「ペンタゴン」にアメリカン航空七七便が突っ込んだとされる日だが、その「ペンタゴン」の起工式は一九四一年の「9・11」に行われた……)

  上巻は、この歴史の分水嶺としての「一九四三年一月」を最初の山場に、アイゼンハワー大統領が「軍産複合体」への警戒を呼びかけて退任し、ケネディーが新大統領になって「ベルリン危機」など一連の危機を潜り抜ける時期までを主にカバーしている。「朝鮮戦争」も、「スーパー」と呼ばれた「水爆」の開発も、米ソ核競争の開始も、この期間内のことだ。

 これら一連の出来事は下巻が描くその後の事件を含め、本書では「家」をめぐり、相互に連関し合い、一つに収斂してゆくものと捉えられているのである。

 キャロル氏はこうした歴史的な出来事の意味を、「戦争の家」という、アメリカ権力の爆心(グラウンド・ゼロ)とも言うべき原点に繰り返し立ち返りつつ、明らかにして行くが、「戦争の家の子」としての、さまざまな個人的な体験も同時に綴っている。

 中でも印象的なのは、「ベルリン危機」がその頂点を迎えていた「一九六一年八月のある夜」の出来事である。

 当時、大学生だったキャロル氏は「戦争の家」まで、父を車で迎えに行き、自宅へ戻る途中、「将軍」である父に、こう言われたというのだ。

 「その時が来たら、みんな〔家族〕を車に乗せるんだ。そして南へ走れ。一号線(ルート・ワン)を行け。リッチモンドに向うんだ。行けるところまで行け」

 言うまでもなかろう。核戦争になってソ連の核攻撃があるかも知れないから、その時が来たらワシントンを脱出しろ、という指示だった。

 世界はそこまで破滅の淵に近づいていたのである。

 もうひとつだけ、こんどは日本に関わるところで、キャロル氏の体験を紹介するなら、第二次世界大戦中、米陸軍航空隊で「空爆」を効率化する分析任務に就いていた、ロバート・マクナマラ元国防長官に対するインタビューの描写を挙げないわけにはいかない。

 

  「そしてあの時、一九四五年に、あなたはトーキョーで何が起きたか、ほんとうのところ、知らなかった?」

 「そう、その時は知らなかった」

 「でも、今は?……今、あなたはそれについてどう思いますか?」

 マクナマラの目に涙があふれた。

 「今?」

 「はい、今」

 「今思うと、そうだね、あれは戦争犯罪だった」

 そう言うなりマクナマラは、いまにも嗚咽(おえつ)しそうになり、こらえながら続けた。

 「あれは、わたしが咎(とが)められるべき、二つの戦争犯罪のひとつだった」――  

 前口上はこのくらいにして、最後に読者の参考のために以下を付記しておく。 

 この「あとがき」と内容的に一部、重複するが、著者、ジェームズ・キャロル氏の経歴や作品については、巻末の「著者紹介」を参照していただきたい。

 キャロル氏が『ボストン・グローブ』紙に書き続けている新聞コラムを読みたい人は、同紙のサイト(http://www.boston.com/bostonglobe/editorial_opinion/oped/)を覗くとよい。

 米国を代表する歴史家、ハワード・ジン氏が称賛するキャロル氏の「エレガントな文体」と硬質な批判精神に、リアルタイムで触れることができるだろう。

 なお、本書の下巻は、この上巻と同じ分量になる。

 「戦争の家」の壮大な物語はまだまだ続く。

  二〇〇八年十一月、米大統領選でオバマ氏が勝利した翌日、横浜にて

                                大沼 安史

Posted by 大沼安史 at 11:08 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-10-23

〔NEWS〕 「オバマに投票する」 ハワード・ジン氏が表明

 わが尊敬するアメリカの歴史家、ハワード・ジン氏が、「オバマに投票する」と表明した。オバマリアンの小生としては、二重にうれしいニュースである。

 ジン氏はしかし、もしも(大統領に当選した)オバマ氏が「社会的な運動」を広げることができなければ、「変化のポテンシャル」を十全のものにすることは出来ないと、釘を刺した。

 ジン氏はオバマ氏へ投票する理由をして、オバマは(今のところ)「根底的な変化を代表してはいない」が、変化を切り開く可能性は保持していると指摘した。

 オバマ氏とマケイン氏の「違い」は小さいが、その小さな違いが歴史を大きく変える可能性はあり、今がその時だ、とも述べた。

 ジン氏はまた大恐慌後に大統領になったルーズベルトを動かしたのは、当時、全米で湧き起こった(ゼネ)ストであると振り返り、同じようなワシントンを変える「社会運動」が、今回の場合、住宅危機におけるマイホーム強制立ち退きに対する抵抗により、無名の誰かによって始まる可能性を示唆した。

 ジン氏は自らも参加した1960年代のアメリカ南部における黒人たちの非暴力抵抗運動にふれ、「グリーンズボロで座り込んだ若者たちも、その後、運動が大きく広がることを知らなかったではないか」と語り、草の根の民衆の力による社会改革に期待感をにじませた。
 

⇒  http://therealnews.com/t/index.php?option=com_content&task=view&id=31&Itemid=74&jumival=2606&updaterx=2008-10-22+12%3A16%3A40

Posted by 大沼安史 at 07:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-09-30

〔NEWS〕 アメリカで「テント村」拡大 本ブログ、「ブッシュヴィル」と命名

 AP電(9月28日発)がアメリカ国内で、ホームレスたちの「テント村」が拡大していると報じた。

 全米ホームレス連合によると、全米の61%もの自治体がホームレスが増加している、としている。

 ネバダ州のレノでは、職を求めてやって来た人々が仕事を見つけられず、「テント村」生活を余儀なくされている。

 あの「大恐慌」時にも、全米各地に同じような「テント村」が生まれ、当時のフーヴァー大統領の名前を冠して「フーヴァーヴィル(ヴィルは町の意味)」と呼ばれた。

 僭越ではあるが、現代アメリカの「テント村」につき、本ブログは以下のように「命名」したいと思う。

 「ブッシュヴィル」

 イラク帰りのホームレスもたくさん出ているブッシュのアメリカ。

 「コンパッション(思いやり)保守主義」を掲げて当選したブッシュさん、テキサス州クロフォードにある「ブッシュ牧場」をホームレスのため開放しては、いかが? 
  

⇒  http://www.truthout.org/093008N

Posted by 大沼安史 at 10:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-09-28

〔NEWS〕 ●日本 「アルカイダの友だちの友だち」の同志閣僚、中山成彬氏が「国土交通」相を「自爆テロ辞任」 ★米国 共和党の「次々期(?)」大統領候補、ペイリン氏に自陣営から「子育て」を口実に「身を引きなさい」コール 

 日米政界が「大混乱」で歩調を合わせている。日米政権党(自民・共和)のドタバタ・そろい踏み。

 片や、麻生新内閣の閣僚名簿に「アルカイダの友だちの友だち」とともに名を連ねる、中山国土交通大臣が「日教組をぶっ壊す」と「自爆テロ発言」を行い、麻生氏の「ニコニコ顔選挙戦」の面(ツラ)に泥を塗りたくれば、

 片や、あのペイリン女史も負けじと、魅力的な「馬脚?」を露呈、どっちもどっちの「日米・負け戦連携」を強めている。

 中山氏については最早、いうまでもないが、ペイリン氏についてはちょっと説明しておこう。

 マケイン氏(が当選して同氏)に何かあったら、アメリカ初の女性大統領になるペイリン氏(共和党副大統領候補)のお粗末さ加減がしだいにハッキリして(キリスト教右派の彼女は、なんと「神の国」発言なんてのを、チャンとしている! イラク行きの州兵に「神に遣わされるのだから、ガンバルのよ、なんて訓示をしたこともあるそうだ)、共和党支持層をいらだたせているのだ。

 右派の女性コラムニスト、「ナショナル・レビュー」誌のキャサリン・パーカー女史からは、「今となっては、あなただけがマケインを救えるのよ(副大統領候補に選んでしまった以上、首にできないから)、自分から身を引きなさい。生まれた赤ちゃんを育てるため、って言えば、口実になるでしょ」なんて、「引導」を渡される始末。

Only Palin can save McCain, her party, and the country she loves. She can bow out for personal reasons, perhaps because she wants to spend more time with her newborn. No one would criticize a mother who puts her family first.
 
 そういえば、ペイリン氏のテレビ・インタビューを見たベテラン男性解説者が、「こんなひどい候補、初めて見た」なんて言っていたっけ。

 日本もひどすぎだけど、アメリカもひどすぎだなあ…………      
 

   http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200809280060.html

  http://article.nationalreview.com/?q=MDZiMDhjYTU1NmI5Y2MwZjg2MWNiMWMyYTUxZDkwNTE=

    http://www.independent.co.uk/news/world/americas/palin-sends-the-cringe-meter-off-the-dial-944774.html

Posted by 大沼安史 at 01:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-09-27

〔NEWS〕 2008年のノーベル平和賞は 獄中の中国人活動家、胡佳氏に? 観測報道に中国政府が不快感 10月10日のオスロでの発表に注目集まる

 2008年のノーベル平和賞が、獄中の中国人人権活動家、胡佳(フ・ジア)氏に贈られるのではないか、との期待感が高まっている。

 オスロ(ノルウェー)にある国際平和研究所のトネソン所長が最有力候補に挙げたことから、受賞を待望する声が、とくに世界の人権団体関係者の間で強まっている。

 これに対して中国外務省のスポークスマンが「どこから出たニュースか知らないが、ノーベル賞はそれにふさわしい人に授与されるべきだ」と牽制する発言を行い、国際問題化しかねない状況になっている。

 それにしても、日本ではあまり知られていない、この胡佳(フ・ジア)氏とはどんな人物なのか?

 写真、あるいはネットの上のビデオで見る胡佳氏は、拍子抜けするほどの優男だ。35歳。奥さんの曾金燕(ゼン・ジンヤン)氏も人権活動家で、二人の間には一粒だねがいる。

 それがどうして当局に睨まれ、国家転覆扇動罪で逮捕、投獄されてしまったのか?

 それは胡佳氏がエイズ患者を支援する運動を行い、チベットの民族自決を支持する運動を続けて来たからだ。

 おまけに胡佳氏は大学で学んだ情報工学の知識を活かし、自分たちの運動をネットを通じ、映像やメッセージで広く伝えてきた来たからだ。

 例えば胡佳氏は北京のアパートに軟禁中の昨年夏、アパートの前に陣取って監視を続け、外出しようとする奥さんを妨害する「公安」の姿をビデオで実写、ネットを通じ全世界に「公開」した。

 2年前から拘留、自宅軟禁を繰り返し、ことし4月には「北京五輪」を前に3年6月の禁固刑を言い渡され、現在、獄中にある胡佳氏だが、当局に狙い撃ちされたのは、「北京五輪」を国家の威信をかけた最重要行事として取り組む当局を厳しく批判する「公開状」を昨年9月に発表したため、とみられる。

 国際人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」を通じて発表された公開状は、中国における人権抑圧の悲惨な実態を告発、北京五輪を契機に人権状況の改善を求めるものだった。

 公開状に書かれた実例をひとつだけ挙げると、円盤投げの障害者記録(国内)を持つファング・ゼン氏が、北京五輪に北京パラリンピックの中国代表チームから外されたという。

 車椅子のファング・ゼン氏はなぜ代表入りしなかったか?
 それは氏が両脚を戦車に轢かれて失ったからだ。
 いつ? 1989年6月4日。
 どこで? 天安門広場で。

 ゼン氏は友人を助けようとして戦車に轢かれてしまったそうだ。

 胡佳氏は、ゼン氏のような43タイプのアスリートたちが五輪から排除されたことを指摘、国際社会に対し、オリンピックの陰の「真実」に目を向けるように訴えたわけだ。

 中国ではことしの夏のオリンピック後も、人権状況はまったく改善されていないという。その現実を象徴する存在こそ、胡佳氏なわけで、その彼にノーベル平和賞が授賞されるとなれば、その釈放を含め、国際的な大問題になることは必死な情勢だ。

 授賞が正式決定すれば、11月のオスロでの授賞式には曾金燕夫人が代理出席することになるが(夫人も共同授賞する、との観測もある)、中国政府がすんなり彼女の出国を認めるかどうか、これまた不透明な部分だ。
(先の胡佳氏の「公開状」によれば、2007年のマグササイ賞を獄中受賞した盲目の活動家、チェン・グアンチェン氏の夫人が代理出席のため、フィリピンに向おうとしたところ、北京空港で拘束、連行されたという)

 胡佳氏は果たして、ノーベル平和賞の授賞者に選ばれるのか?

 オスロ国際平和研究所のトネソン所長は発言は、「権威筋による予想」であるだけに、信頼性は高い。

 北京の優男(でも筋金入り)人権活動家に、北京五輪の金メダル並み、いやそれ以上の「メダル」が贈られる!

 そのアナウンスの瞬間に向け、希望のカウントダウンが始まった!

⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2008/sep/24/nobelpeaceprize.hujia

   http://www.independent.co.uk/news/world/asia/beijing-issues-warning-over-peace-prize-choice-942826.html

  http://afp.google.com/article/ALeqM5jIxCHWn889GVRQXdedLtIFAsH0Ig

  http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/27/china.humanrights

Posted by 大沼安史 at 04:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-09-26

〔NEWS〕 メタンガスの「煙突」 北極海に出現 温暖化対策、待ったなし!

 北極の海の海底から、メタンガスが「煙突」状に噴き出し、大気中に広がり出していることが、シベリア沿岸での海洋調査で明らかになった。

 海底に眠っていたメタンガスが地球温暖化で泡になって海面に上昇しているという。
 
 メタンガスは2酸化炭素の20倍もの「温室効果」を持つと言われ、これが空気中に大量放出される事態になれば、温暖化が一気に加速するのは必至。

 待ったなしの対策が求められている。

 英紙インディペンデント(電子版)が9月23日に報じた。

 スウェーデン、ロシアなどの科学者ら研究者チームを乗せたロシア調査船は、シベリア北部沿岸の全海域を航行してデータを収集した。
 その結果、東シベリア海やラプテフ海など数箇所(数千平方マイル)の海域で、最大値、自然界の100倍もの濃度のメタンガスを検出した。放出量は数百万トンに達していると見られる。
 

 研究者たちは、海面が海底から煙突上に噴き上げるメタンガスで泡立つ現場を目撃している。

 なぜ、海底下のメタンガスが噴出しているのか?

 この問いに対する研究者らの答えはこうだ。

 海底のメタンガスを覆っていた永久凍土の「蓋」が地球温暖化で溶け出し、亀裂をついてガスが漏れ出しているというのだ。

 北極海の海底、沿岸部地下に眠るメタンガスは、全地球の石炭を上回る炭素を含有しており、この大量放出が始まれば、温暖化はさらに加速。それが永久凍土の解凍をさらに進め、ますますメタンが放出される、恐怖の悪循環が生まれることになる。

 北極の海底から噴き出るメタンガスの存在が浮かび上がった、2003年のこと。それが今回(なんと9月21日のこと!)、ハッキリ確認されたわけだが、初期の海洋調査(95年以降)ではまったく検知されておらず、地球温暖化の急激な進展ぶりを物語っている。

 北極の海はこの数十年に4度C上昇している。
  

⇒  http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/exclusive-the-methane-time-bomb-938932.html

Posted by 大沼安史 at 07:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (2)

〔NEWS〕 米陸軍の精鋭部隊、第3歩兵師団第1旅団戦闘チームを米国内に配備 「暴動鎮圧」を想定 

 米紙、アーミー・タイムズによると、ペンタゴンは米陸軍のイラク帰りの精鋭部隊、「第3歩兵師団第1旅団戦闘チーム」を、米本土へのテロ攻撃に対して編成された「北方軍」(司令部=コロラド州・ピターソン空軍基地)の中に組み込み、この10月から1年間の予定で、国内配備に就かせている。

 配備先は同チームの本拠である、ジョージア州のフォート・スュチュアート基地。

 「非致死性の戦闘パッケージ」を習得、暴動の鎮圧などにあたる。

 同チームはこの4月まで、イラクで15ヵ月、実戦配備されていた。

 ストライカー装甲車両を装備した同チームは機動性が高く、イラクでは輸送の護衛などにあたっていた。

 同チームは年明け以降、CCMRF(シースマフ・結果管理対応部隊)と呼ばれることになっている。

〔大沼・注〕 アメリカはいま未曾有の危機に直面している。大恐慌へ突入する瀬戸際にあり、今度、社会的な混乱が予想される。

 今回のイラク実戦部隊の国内配備は明らかに、国内の治安対策だろう。 

 「イラク・アフガン・パキスタン戦争」プラス「金融危機」……「ブッシュのアメリカ」は崩壊へ向け、坂道を滑り出した。

⇒  http://www.armytimes.com/news/2008/09/army_homeland_090708w/

  http://www.salon.com/opinion/greenwald/2008/09/24/army/print.html

Posted by 大沼安史 at 07:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-09-11

〔NEWS〕 クチニッチ議員 「9・11」を前に ブッシュ大統領弾劾を請願

 米民主党のクチニッチ下院議員(オハイオ州選出)は「9・11」記念日を前にした9月10日、下院本会議で、ブッシュ大統領の弾劾を求める請願を行った。

 ロサンゼルス・タイムズ紙によると、すでに提出済みの10万人の「署名」に加え、新たに5万人の追加署名を用意し、連邦議会下院のペロシ議長に嘆願書を手渡した。

 請願の趣旨説明の演説でクチニッチ議員は、「弾劾は真実に迫る第一歩だ。アメリカ人は嘘を付かれた。嘘に基づき戦争を始めた。イラク戦争は9・11と何の関係もない」と語った。

(大沼・注) 民主党の副大統領候補、バイデン氏は先ごろの遊説で、ブッシュ・チャイニーを刑事訴追する構えを明らかにしている。

 タイムズ紙の記事は、ワシントン政界で、クチニッチ議員の弾劾要求をまともに取り上げる者はいないとの見方を示しているが、オバマ政権がどんな姿勢を打ち出すかで状況は変わり得る。

 「イラク開戦」をめぐる「嘘」を「9・11」の真相究明につなげることができるか?
 アメリカのデモクラシーの力量が問われている。

⇒ http://latimesblogs.latimes.com/presidentbush/2008/09/impeach-the-pre.html 

Posted by 大沼安史 at 06:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「9・11」 「黒幕はビンラディンじゃない」 ホワイトハウス報道官が言明!! ブッシュ政権の公式見解を自ら否定

 ホワイトハウスのダナ・ペリノ報道官は9月10日の記者会見で、質問する記者が「……でも、オサマ・ビンラディンは9・11の黒幕ですよね」と言いかけたところを遮り、「いや、ハーリド・シェイク・モハンメドが黒幕だ。今、刑務所にいるじゃない」と語り、ビンラディンを「9・11」の黒幕(マスターマインド)として来た、ブッシュ政権の公式見解を自ら否定した。

 ついうっかり、ビンラディンじゃありません、と言ってしまった(思わず舌を滑らせた?)ブッシュ政権の女性報道官。

 アルカイダとの「テロとの戦い」の根拠を自ら覆す言明ではある。

 ブッシュ政権の「公式説明」に綻びが生まれた。

  それじゃあ、アフガンでの軍事力の行使は何のため???

⇒  http://thinkprogress.org/2008/09/10/seventh-anniversary-white-house/

Posted by 大沼安史 at 05:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-09-08

〔NEWS〕 金正日 重病説

 英紙インディペンデントが報じたところによると、北朝鮮の指導者、金正日の動向が3週間以上にわたって不明な上、中国人の医師5人が北朝鮮入りしたまま、帰っていない、という。

 ⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/asia/where-is-koreas-kim-jong-il-921719.html

Posted by 大沼安史 at 03:25 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-09-02

〔NEWS〕 共和党大会 10000人が抗議デモ 284人を逮捕

 共和党の大会が始まったミネソタ州のセントポールで9月1日、約10000人による抗議デモが行われた。

 地元紙の「スター・トリビューン」によると、デモは平和裏に始まったが、午後になって一部の参加者が座り込みをするなどでして、州兵、警察官と対峙し、結局、284人が逮捕された。 

 また、ロサンゼルス・タイムズ紙電子版のビデオ報道は、ブッシュ・マケイン・ラインに抗議する人びとの集会の模様と、参加者へのインタビューを報じているが、先の民主党大会でオバマ候補が演説の中で使った「エイト・イズ・イナフ(8年間で、もうたくさん)!」のスローガンが早くも登場、合言葉になっている姿を映し出した。
  

⇒  http://www.startribune.com/politics/27736044.html?elr=KArksLckD8EQDUoaEyqyP4O:DW3ckUiD3aPc:_Yyc:aULPQL7PQLanchO7DiUs

  http://www.latimes.com/

Posted by 大沼安史 at 06:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-08-29

〔NEWS〕 イラク帰還兵らがデモ行進をリード 米民主党大会 オバマ側近にメッセージ手渡す

 オバマ氏を大統領候補に指名した民主党大会が開かれたデンバーで8月27日、イラク帰還米兵ら50人のリードで、4000人が参加する反戦デモが行われた。

 帰還兵代表はオバマ陣営の担当責任者と会い、①米軍の即時撤退②復員兵に対する支援③イラク人に対する賠償――を求める、オバマ候補宛てのメッセージを託した。
  

⇒ http://ivaw.org/

 http://www.latimes.com/news/politics/la-na-protest28-2008aug28,0,2351344.story

 http://thecaucus.blogs.nytimes.com/2008/08/27/anti-war-demonstration-ends/ 

  http://www.rockymountainnews.com/news/2008/aug/27/3000-march-largest-demonstration-dnc/

Posted by 大沼安史 at 05:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-08-05

〔NEWS〕 モーガン・フリーマン氏 交通事故で重体

 英紙ガーディアンによると、米国の黒人俳優、映画『ショーシャンクの空に』のRED役で知られるモーガン・フリーマン氏(71歳)が8月3日、自宅のあるミシシッピー州チャールストンで横転事故を起こし、重体となった。

〔大沼・注〕 映画『ショーシャンクの空に』を、学生たちと一緒に観たばかり。感想文を書いてくれた学生もいた。
 老優の回復を祈る。
  

⇒  http://www.guardian.co.uk/film/2008/aug/04/morgan.freeman.seriously.hurt.in.crash

Posted by 大沼安史 at 04:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-07-30

〔NEWS〕ベルリン20万人集会 オバマ氏をドイツ女性記者がジムで直撃 & オバマ氏を「世界1の富豪」が支援

 ミーハーな「オバマリアン?」である小生(大沼)として、どうしても載せておきたい話題が2つある。遅ればせながら報告させていただく。

 【話題その1】 オバマ氏のベルリン演説(7月24日)になんと20万人もの人びとが集まったことはご承知のことと思われるが、その日、ベルリンのホテル(リッツ・カールトン)のジムで、同氏が独紙「ビルト」の女性記者に「直撃取材」されていたことはあまり知られていない。

 独誌「シュピーゲル」(英語版、ドイツ語版にも掲載)によると、ジムに網を張り、オバマ氏を待ち伏せしていたのは、ジュディス・ボネスキーという女性記者(27歳)。

 ジュディス記者はオバマ氏がジムに現れると、「記者」と名乗らず、「ファン」(なのかもしれない)のフリをして近づき、一緒に「2ショット」写真まで撮った。

 彼女によると、・「オバマって以外に背が高い(187センチ)」
          ・「32キロのダンベルを左右の手で10回ずつ持ち    上げても汗ひとつかいていなかった(「なんて人!」」
 ――とか。

 彼女の記事と写真は翌日付けの「ビルト」に載ったが、オバマ氏には同夜10時45分、ベルリン市内のレストランで遅い晩御飯を食べているとき、「ビルト」の編集人から、刷り上ったばかりの紙面が手渡された。

 厳しい「報道管制」をかいくぐっての快挙に拍手」!

 【話題その2】 10日間にわたる中東・欧州歴訪から帰ったオバマ氏、早速、ワシントンでの「経済サミット」に臨んだ(7月28日)。

 英紙「ガーディアン」によれば、この「サミット」(シンポジウム)には、元FBR議長のポール・ヴォルカーや、ルービン元財務長官ら錚々たる経済リーダーが顔を揃えたが、その中に、富豪「世界1」のウォーレン・ビュフェット氏が含まれていたという。

 同紙の電子版の見出しは、「ビュフェット、経済危機解決でオバマに加担」。

 投資家として財を成したビュフェット氏は、ビル・ゲイツ財団に私財の寄付を申し出ているなど、慈善家としても知られている。

 「オマハの賢人」として有名な同氏の「投資先」は「オバマ」!

 さすが、ちゃんと人を見ている。

⇒ http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,568532,00.html

http://www.guardian.co.uk/world/2008/jul/29/barackobama.uselections2008

Posted by 大沼安史 at 06:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-07-23

〔NEWS〕 米・イラク首脳会談 「2010年中の米軍撤退」で合意 オバマ次期大統領とマリキ現首相が一致

 中東を歴訪していた米国の次期大統領、オバマ氏は7月21日、バグダッドで、イラクのマリキ首相を会談した。

 オバマ氏は「16ヵ月」以内に米軍のイラク撤退を完了されることを「公約」に掲げているが、マリキ首相はこれに呼応する形で、ドイツの「シュピーゲル」誌(英語版)のインタビュー(7月19日付、同誌英語電子版)に対し、「オバマ候補は16ヵ月と言っている。われわれが思うに、これは米軍撤退の正しい時間的な枠組みだ。少し変わる可能性もあるが……」と述べた。

  Maliki: As soon as possible, as far as we're concerned. U.S. presidential candidate Barack Obama talks about 16 months. That, we think, would be the right timeframe for a withdrawal, with the possibility of slight changes. 

 オバマ氏の訪問に合わせた、このマリキ首相の首相の発言は、イラク政府の首脳として初めて米軍の撤退スケジュールを示したもの。

 このため、バグダッドで行われた会談は、事実上、オバマ氏の「公約」を、イラク政府としても「支持」するショー的な色彩を帯びた。

 英紙インデペンデントのパトリック・コバーン記者(イラク特派員)によれば、ブッシュ政権はこれに反発。

 イラク駐留米軍は慌てて、「マルキ首相の発言は誤解と通訳ミスによるもの」との、同首相のスポークスマン、ダバグ氏の「声明」を発表した。

 これに対して、「シュピーゲル」誌側は、「通訳はマリキ首相側が用意した」としてインタビュー記事の撤回を拒否している。

 で、真相はどうだったか、というと、イラク報道の権威的存在である、パトリック・コバーン記者によれば、マリキ氏は、オバマ氏の16ヵ月撤退計画は「イラクにおける米軍の存在に終止符を打つ上で適切なものになりうる」と述べていたのだそうだ。

 In reality, Mr Maliki did say Mr Obama's 16-month plan "could be suitable to end the presence of the forces in Iraq".

 つまり、「シュピーゲル」のインタビュー記事に誤りはなかったわけだ。

 それにしても、火中の栗を拾いに行く、オバマの意欲と行動力には驚かされる。オバマの今回の中東歴訪で見えて来た彼の戦略デザインは、イラク問題を「イスラエル・パレスチナ」「イラン」問題と連関させて解決しようとする、連立「和平」方程式・戦略である。

 「イラン」の核問題を解決して「イラク」を安定化させる一方、イスラエルがイランから受けている脅威を低減させ、パレスチナ問題を和解に向け動かして行く……。

 オバマ氏の外交アドバイザーはなんと「300人」もいると言われるが、やることがスピーディーで、実際的・現実的である。

 このブログ記事の冒頭、オバマ氏のことを「次期大統領」と書いたが、今回のイラク・中東歴訪で彼は、いまやすでに、レーム・ダックのブッシュに代わり、アメリカの「現職」大統領である。

⇒  http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,566852,00.html

 http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/boost-for-obama-over-iraq-withdrawal-873769.html

 

Posted by 大沼安史 at 11:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-07-16

〔NEWS〕「みずほ」&「大和」 米SECが空売り禁止対象銘柄へ指定

 米証券取引委員会(SEC)は、「みずほフィナンシャル・グループ」と「大和証券グループ」の日本法人2社を含む17社について、株の「空売り」を禁止する措置を講じた。

 株価の下落を見込んだ「投機」を未然に防ぐ措置だそうだ。

 アメリカの金融バブルのツケをしょいこまされた両者の危機的状況が、SECの「お墨付き」でハッキリした形だ。
 
 SECが発表した「空売り禁止」対象社リストは以下の通り。

 BNP Paribas Securities Corp.   
 Bank of America Corporation   
 Barclays PLC   
 Citigroup Inc.   
 Credit Suisse Group   

 Daiwa Securities Group Inc. 
 Deutsche Bank Group AG   
 Allianz SE   
 Goldman, Sachs Group Inc 
 Royal Bank ADS   
 HSBC Holdings PLC ADS   
 J. P. Morgan Chase & Co.   
 Lehman Brothers Holdings Inc. 
 Merrill Lynch & Co., Inc.   
 Mizuho Financial Group, Inc.   
 Morgan Stanley   
 UBS AG   
 Freddie Mac   
 Fannie Mae   

 リストにはゴールドマン・サックスを始め、アメリカ金融機関の大御所がリストに犇いている。
 「金融バブル」の崩壊で、ヤバヤバのトンデモ危機が生まれているのだ。

 それにしても、アメリカの当局のやることは素早い。

 日本の当局は「みずほ」「大和」の株「空売り」をどう規制するつもりだろう?

 えっ、もう「空売り」を仕掛けているから、規制するなら「事後的」でお願いしま~す、だって?

 政府、メディアのインサイダー野郎どもが、いい加減にしろ!!! 

  

⇒  http://www.sec.gov/news/press/2008/2008-143.htm

  http://online.wsj.com/article_print/SB121614248005255151.html

Posted by 大沼安史 at 08:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-07-14

〔NEWS〕 ファニー&フレディーに「日本」はどれだけ「投資」しているのか?

 米政府系住宅金融機関2社、「ファニーメイ」と「フレディーマック」に対する「救済策」が打ち出された(7月14日、各紙夕刊報道)。

 心配なのは、「日本」がどれだけ両社に「入れ込んでいるか」である。

 ウォールストリート・ジャーナル(14日付、電子版)によれば、世界の中央銀行(日銀も??)、年金資金なども、両社の株、債権に「投資」しているという。

 日本の報道機関の「実態解明」が待たれる。

 日本の「年金」は昨年度、なんと「5兆8000億円」もの「超(いや兆?)大損」をこきながら、厚労省の大臣以下、誰一人として責任を取っていない。

 それだけ、国民の虎の子の「年金積み立て金」を減らしておきながら、ほっかぶりするなんて、どうしても許せない。

 また、同じことを繰り返さないためにも、現役新聞記者諸君のガンバリに期待する。 
  

⇒  http://online.wsj.com/article/SB121599678751249785.html?mod=hps_us_whats_news

Posted by 大沼安史 at 07:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 オバマ 英国で「大統領」に選出

 英高級紙、ガーディアン(電子版)が7月14日に報じたところでは、同紙が世論調査機関とともに実施した、米大統領選をめぐる英国民の世論調査の結果、5対1の圧倒的な大差で、オバマ氏がマケイン氏を抑え、次期大統領に「選出」された。

 オバマ氏はイラクやアフガンなどを歴訪したのち、今月下旬、英国入りする。

 米国とアングロ・サクソン同盟を組むパートナーが「オバマ大統領」を「指名」したわけで、オバマ陣営の本番での勝利はますます確実なものになった。

 
⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2008/jul/14/barackobama.johnmccain

Posted by 大沼安史 at 06:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-06-29

〔NEWS〕 北極に氷なし!

 英紙インデイペンデント(電子版、6月27日付)が、「北極にいま氷はない」と報じた。

 考えられないことが、ついに史上初めて、いま、起きている!

 ユーラシア大陸寄りの部分に氷の帯は続いているものの、北極とその周辺は海が顔をのぞかせ、天候にさえ恵まれれば、ボートを漕いで北極の海面にたどり着くことも可能。

 科学者たちの予測では、この夏、完全に氷のない北極海になる確率は、50対50だそうだ。

〔大沼・注〕 「洞爺湖サミット」の会場となる、あの山頂の豪華ホテルは、札幌のバブリーな建築会社が、いまはなき「拓銀」から湯水のように金を引き出して建てた「バブルの館」である。

 そんなところで、ソロスの言う「スーパーバブル」が崩壊し始めた今、「環境サミット」を開こうというだから、日本の政府も趣味(?)が悪い。

 海外の記者団から、「このホテル、バブルの館っていうそうじゃないですか? こういうところでサミットを開く?……どういうつもりなんです? あんたら正気か?」と突っ込まれたら、どう答えるつもりだろう。

 北極から氷が消えた非常事態の中、ゴマカシ&先送りの「TOYA宣言」を出そうものなら、「レークTOYA」の名は、いかにも日本的な不作為の代名詞として、歴史に刻み込まれるだろう。

 「TOYA」の悲劇は、あの青函連絡船の転覆だけで十分である。
  

⇒  http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/exclusive-no-ice-at-the-north-pole-855406.html

Posted by 大沼安史 at 04:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-06-28

〔NEWS〕 ブッシュを汚水とともに流し去ろう! シスコで11月に住民投票 汚水終末処理場を「BUSH記念」と命名

 英紙ガーディアンによると、サンフランシコで11月の大統領選に合わせ、同市最大の汚水終末処理場への「命名」を決める住民投票が行われることになった。

 提案される命名案は「ジョージ・ブッシュ記念(汚水終末処理場)」。

 「サンフランシスコ・大統領記念委員会」という市民グループが、提案に必要な署名を集め終わった。

 「命名」とともに、賛同市民による「ブッシュ一斉フラッシュ(便器洗浄)」も呼びかけるという。

 シスコでは2006年にもブッシュ・チャイニー弾劾決議が採択されており、処理場への「命名」提案は可決される見通しだ。

 

⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/americas/san-francisco-to-vote-on-naming-sewer-after-george-bush-855433.html

Posted by 大沼安史 at 01:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-06-17

〔NEWS〕 「債権証券化バブル」崩壊……国際金融資本 延命に血道

 米ウォ-ルストリート、英シティーなどに巣食う「ドラゴン」(国際金融資本)どもが、自らの生命線である金融システムの維持・延命に血道をあげているようだ。

 FT紙によると、ロンドンのヘッジ・ファンド、「チェーン・キャピタル」が運営、破綻したSIV(投資ビークル)を、米国の大手投資銀行、ゴールドマン・サックスが救済するそうだ。

 SIVとは、サブプライム住宅ローンなどを組み込んだ「COD」(債務担保証券)を、投資銀行から仕入れては売りまくっていた「別会社」を指すが、ロンドンのこのSIVは、デフォルト、あるいはデフォルトの恐れの強い、筋悪のCODを70億ドルも抱え込んでしまったらしい。
  
 たぶん、このSIVの「親」であるヘッジ・ファンドも、CODをヘッジする「CDS」なるデリバティブ保険を売りまくった挙げ句、参照債務のデフォルトで、莫大な保険金の支払いを迫られ、追い詰められたはずだ。

 FT紙によると、救済に乗り出したゴールドマン・サックスの今年第2四半期の業績は前年同期よりは落ちているものの、予想外の「好調」ぶり。

 最近は、日本のGDPにしろ、アメリカのGDPにしろ、「予想外に好調」ばかりで、眉につばつけて見るほかないが、国際金融資本が各国政府、中央銀行とともに、史上空前の「COD+CDS危機」を、ソフトランディングでなんとか凌ごうとしている姿が伺い知れる。

 FT紙は、ゴールドマン・サックスによるロンドンSIV買収・救済で「闇の銀行界」の延命に希望の灯がともったような書き方をしているが、「金融ツナミ」に巻き込まれた人々(たとえばサブプライム・ホームレス)の救済はどうなっているのか?

 「ドラゴン」どもに、たとえば為替取引税を課税して、その「ボロ儲け」を吸い上げる、といった、国際社会による抜本的な規制の創設が急務になっている。

⇒  http://www.ft.com/cms/s/0/db9ed2e0-3bd5-11dd-9cb2-0000779fd2ac,dwp_uuid=ffa475a0-f3ff-11dc-aaad-0000779fd2ac.html

  http://www.ft.com/cms/s/0/54ec522a-3c68-11dd-b958-0000779fd2ac.html

Posted by 大沼安史 at 11:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 ゴア氏 オバマ支持を表明

 アル・ゴア元・米副大統領が「オバマ支持」を表明した。

 ゴア氏はオバマ政権で「環境長官」に就任するとの観測もあるが、本人は「あり得ないことだ」と否定している。
 
 

⇒  http://www.guardian.co.uk/politics/2008/jun/16/algore.barackobama

Posted by 大沼安史 at 10:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-05-24

〔NEWS〕 乾くスペイン 大旱魃 バルセロナへ フランスから「水船」 異常気象が地中海・カタロニア地方を襲う

 スペインの地中海側、バルセロナを中心としたカタロニア地方が大旱魃に喘いでいる。冬の雨は昨シーズンも降らず、水不足が深刻化している。

 異常気象がもたらした「乾くバルセロナ」。お隣、フランスのマルセイユからの、タンカーによる飲料水の緊急輸入も始まっている。

 スペイン気象協会はこのほど、旱魃警報を発した。同協会が日照りの警報を出したのは、なんと史上、初めて。カタロニアは水不足の危機に瀕している。

 連続18ヵ月、降雨がない。おかげでダムの貯水量は19%のレベルへと低下した。15%を切ると、水底の沈殿物が浮いてくるので取水できないという。

 つい最近、雨が2日、降ったが、干天の慈雨にはならなかった。まさに焼け石に水。

 公園の噴水も止まり、ビーチのシャワーも止まった。

 カタロニア地方のサンタ・ロマでは、人造湖の水が完全に干上がり、乾いて罅割れた湖底から、11世紀のキリスト教会の石造建築が姿を見せ、日光の直射を浴びている。

 今月(5月)13日には、バルセロナの南80キロの海辺の町、タランゴラからタンカーで水が運び込まれた。2000万リットル。18万人分の生活水。バルセロナだけで、人口160万人、あっという間に蛇口から流れ出た。

 22日にはマルセイユから3600万リットルの飲料水を積んだタンカーが、バロセロナに向け出発した。名づけて、海を渡る「水道橋」。

 マルセイユからの「補給」はとりあえず、今後3ヵ月、続けられるが、まとまった降雨がなければ水飢饉は解消されない。

 アンダルシア地方のアルメリアの海水蒸留プラントから「真水」の供給も受けているが、「恵みの水」としては当てにならない。

 そこで抜本的な対策として浮かびあがっているのが、ピレネー山脈から流れ出る川を「我田引水」する巨大プロジェクトだが、水路を変えれば、こんどは流域が水不足に陥るので、実現の見通しは立っていないという。

 もうひとつ、これは実現に向け、急ピッチで建設工事が進められているのが、バルセロナにヨーローッパ最大級の海水蒸留プラントを設置する計画。

 来年、完成する予定だが、これができてもバルセロナな人口の20%しか給水できないそうだ。

 間もなく夏。
 バルセロナにとって、晴れ上がった地中海の青空は、いまや脅威でしかない。 
 

⇒   http://www.independent.co.uk/news/europe/spains-drought-a-glimpse-of-our-future-833587.html
http://news.ninemsn.com.au/article.aspx?id=563042

  http://www.terradaily.com/reports/Severe_Spanish_drought_sparks_regional_fights_over_water_999.html
 

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Posted by 大沼安史 at 08:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-05-20

〔NEWS〕オバマ氏 アイオワでの「勝利宣言」、回避の見通し

 英紙インディペンデントによると、オバマ氏が予定していたアイオワでの「勝利宣言」は回避される見通しとなった。

 ヒラリー陣営に配慮したもの。

 オバマ氏は予備選における攻勢の基点となったアイオワに20日夜に「帰り」、キャンペーンのサイクルが完結したことだけは有権者に示す。

⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/americas/obama-to-complete-circle-in-iowa-as-final-votes-loom-831032.html

Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-05-19

〔NEWS〕 オレゴンのオバマ氏の集会 7万5千人もの規模(マルチチュード)に 火曜日(20日)、アイオワで「勝利宣言」へ

 ニューヨーク・タイムズが報じたところによると、オバマ氏が18日(日)、オレゴン州ポートランドのウィラメット河畔で開いた集会に、なんと7万5千人が詰めかけた。

 天候にも恵まれ、川面にはカヤックなどのボートも浮かんだ。

 予備選を戦うオバマ氏の集会としては空前の規模。

 オバマ氏は20日、ことし1月、初戦を飾ったアイオワ州で「勝利宣言」する見通しだ。

⇒  http://www.nytimes.com/2008/05/19/us/politics/19campaign.html

Posted by 大沼安史 at 03:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-05-11

〔ビルマから〕 死者150万人にも 軍事独裁政権 二次災害を拡大

 英紙インディペンデントは、国際的支援団体、「オックスファム」の見方として、ビルマのサンロンによる犠牲者が150万人に達する恐れがある、と報じた。

 軍事政権の無策による、疫病の蔓延などによる二次災害が本災害の規模を上回る。

 救援団体へのビザ発給を拒む軍事政権に、国際的な非難が高まっている。

〔大沼・注〕 北朝鮮もそうだが、ビルマ(ミャンマー)の軍事独裁政権も、戦時中の、わが日本の権力者たち、そっくりだ。

 ミャンマー軍事政権も、その「国体護持」に汲々として、民衆の命など二の次と思っている。

 文芸誌「すばる」5月号に、井上ひさしさんのヒロシマ朗読劇、「少年口伝隊1945」の脚本が掲載されていた。

 「リトル・ボーイ、ビッグ・タイフーン」を改題したもので、広島の国民学校6年生、3人組が主人公だ。

 そのうちの一人、「勝利」は戦後間もない「九月十七日」に「行方不明」となる。

 アメリカが「おちんちん(原爆)」を炸裂させたヒロシマを、こんどは強烈な台風(ビッグ・タイフーン)が襲い、山津波、高潮などで、「勝利」を含む、被爆者ら多数の命が奪われた。

 日本の権力者も、ミャンマーの同類同様、手を拱いて、被災者を見捨てたのである。

 一方で、「これこそわが県の子女の純潔を守る防波堤として」、早速「占領軍兵士のための性的慰安施設」を広島県内の尾道など3ヵ所に設置する……といった、アメリカへの迎合、ポチぶりを如何なく発揮しておきながら、台風被害を予防する「防波堤」づくりを怠った、日本のファシスト権力者たち。
 
 そうした「ゾンビの正統なる後継」である日本の現政権に、ミャンマー軍事政権を非難する資格は、元からない、と言わねばならない。
 
 
⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/asia/burma-death-toll-could-reach-15-million-825911.html

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Posted by 大沼安史 at 08:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-05-09

〔NEWS〕 ルモンド紙 「パリ5月革命」回顧特集

 1968年5月のパリ……。あの「5月革命」から、もう40年、経ったのだ。

 ルモンド紙が、電子版で回顧特集を組んでいる。

 当時の記事が無料で読める。写真もまた無料で見ることができる。

 ついでに「プラハの春」の記事も。

 史料としてダウンロードを!

 日本の新聞にも、60年安保、70年安保を、電子版で特集してもらいたいものだ。
 ルモンドに見習うべきである。

⇒  http://www.lemonde.fr/web/vi/0,47-0@2-1004868,54-1039949,0.html

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Posted by 大沼安史 at 11:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-05-08

〔NEWS〕 「ヒラリーよ、降りなさい」 マクガバン氏が勧告

 英紙ガーディアンによると、ヒラリー・クリントン陣営の長老、ジョージ・マクガバン氏が、彼女に指名争いから降りるよう勧告した。

〔大沼・注〕 民主党左派のかつてのリーダーで、元大統領候補のマクガバン氏がヒラリー陣営にいたとは知らなかった。

 その彼が、ヒラリーを斬って捨てた。

 流れは「オバマ」に向かっている。 

⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2008/may/08/hillaryclinton.barackobama

Posted by 大沼安史 at 03:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-04-26

〔NEWS〕 イラン攻撃 「潜在的な軍事行動コースとして準備」 米軍統合参謀本部議長が警告

 米軍の統合参謀本部議長、マイケル・ムレン提督は4月25日の記者会見で、ペンタゴンは「潜在的な軍事行動のコース」を、イランに対する複数の選択肢のひとつとして計画している、と述べた。

 米軍の制服組トップの発言は、あからさまに「イラン攻撃」の可能性があることを明言したもの。

 ムレン提督は、「われわれが軍事能力をあなどるのは間違い」と、イランに対して警告を発した。

☆〔大沼・注〕 イラン攻撃の下地づくりが進んでいる……そうとれる発言を、米軍のトップがした。

 いま、アメリカ帝国にとっての切り札はひとつ、地上の「生」(バイオ)を全滅させかねない、神をも畏れぬ破壊的な軍事力である。トニ・ネグリ氏らの言う、「バイオ・パワー」化した軍事力だ。ブッシュのアメリカには、これがある。

 それはムレン提督がいみじくも指摘したように、「コースになった軍事行動」として、ほとんど自動的に突き進んでゆくものだろう。

 米軍にとっては、戦争しているときも、していないときも、毎日、毎月、毎年が戦争なのだ。開戦前と後の区別は、実はない。常時、戦争という「コース」を進んでいる。

 「イラン攻撃あり」と提督が記者会見で発言したのは、バイオ・パワー発現の地、五角形の爆心地、「ペンタゴン」。

 この爆心に発した衝撃波は、イラクで渦巻き、アフガンで失速したが、まだまだ余力はある、と提督はすごんでみせた。

 対イラン攻撃は実は米軍部が反対していると聞いていたが(思っていたが)、どうもそうではなくなって来たらしい。

 「イラク情勢」への喝入れ、「マケイン」へのヨイショで、イラン攻撃に踏み切ろうとしている……

⇒  http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/25/AR2008042501480_pf.html

Posted by 大沼安史 at 02:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-04-25

〔NEWS〕 イスラエルが越境破壊したシリア「核」(?)施設に「北朝鮮」関係者 撮影「ビデオ」でイスラエル、攻撃を決断 WP紙が報道

 昨年9月6日、イスラエルが越境空爆で破壊したシリアの「核」施設に、「北朝鮮」の関係者がいる様子を撮影した「ビデオ」が存在すると、米情報当局者が主張していることが、ワシントン・ポスト紙の報道で明らかになった。

 米情報当局者によれば、この「ビデオ」の存在が、イスラエルにシリアが北朝鮮の支援で核開発しているとの確信を持たせ、攻撃に踏み切らせた、という。

 米情報当局は連邦議会に「ビデオ」の存在を開示し始めているが、撮影されたシリアの施設の内部構造は、北朝鮮の原子炉と酷似しているという。

 しかし、米情報当局はシリアの施設が稼動には至っておらず、ウラニウムも搬入されていなかったことを議会に伝える方針だ。

 この「ビデオ」は昨年夏に撮影されたもので、イスラエルの攻撃以前にブッシュ政権も入手しているという。

 これに対し、シリアの駐米大使は「イラクの大量破壊兵器と同じでっち上げだ」と非難。米国の各専門家からも、シリアの施設がほんとうに核開発施設なのか極めて疑わしい、との指摘が出ている。

 なぜ、現時点でブッシュ政権(=米情報当局)が「ビデオ」の「存在」を「開示」したか、という点について同紙は、米国側は北朝鮮との関係改善の条件として、シリアへの核開発援助を認めるよう注文をつけており、言い逃れを未然に防ぐ狙いもある、としている。
 

⇒  http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/23/AR2008042302906.html?hpid=topnews

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Posted by 大沼安史 at 12:24 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-04-22

〔NEWS〕 マイケル・ムーア監督、「オバマ支持」表明

 「華氏911」の映画監督、マイケル・ムーア氏が、「オバマ支持」を表明した。

 「ぼくはミシガンにいるのでペンシルバニアで投票できないが、ぼくのためにオバマに1票入れてくれ」と、呼びかけている。

☆(大沼)
 オバマ氏はフィラデルフィアのラジオ局のインタビューで、「負けるだろう」と述べ、ヒラリー候補に敗北する可能性が強いことを認めたそうだ。

 しかし、オバマ氏は「予想以上の僅差」になるに違いないとも語った。

 ヒラリー候補はオバマ氏に得票率で10%、差をつけなければレースに残るのは難しい情勢だそうだ。

 ヒラリー候補は父親がペンシルバニア北部の炭鉱の町出身。

 ⇒ http://www.michaelmoore.com/ 

Posted by 大沼安史 at 01:00 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-04-21

〔イラクから〕 サドル師が最後通牒 

 英紙、タイムズが4月21日に報じたところによると、イラク・シーア派の急進的指導者、サドル師が先週末、米軍、イラク政府軍による同師派に対する攻撃が停止されないとき、「全面戦争」に入ると警告する最後通牒を発した。

 バグダッドのサドル・シティー、南部バスラなどでは同師派、マハド軍に対する米軍、政府軍の攻撃が続いている。 

⇒  http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/iraq/article3785041.ece

Posted by 大沼安史 at 09:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 フィナンシャル・タイムズが「オバマ支持」表明

 世界的な経済紙、フィナンシャル・タイムズが社説で「オバマ支持」を表明した。

 FT紙は、米国民主党は火曜日のペンシルバニア予備選後、速やかにオバマ擁立正式決定に動きべきだと主張。

 その理由として、(ヒラリーより)オバマの方が「よりよい候補者」である点を挙げた。

   ☆(大沼)  FT紙の言うとおりだと思う。

 アリーナいっぱいの聴衆を魅する、その雄弁さ。デマゴーグではない、その真摯さ。党の壁を超えてゆくやわらかな姿勢。

 一言で言えば、オバマは「違いを超える男」である。違いを認め、その上でコモンを探り、連帯(ユニオン)のより完全化を目指す。

 ペンシルバニア情勢は、オバマが追い上げ、先行するヒラリーとの差を縮めているそうだ(ニューヨーク・タイムズ)。

 勝ちそうな気がしてきた。

⇒  http://www.ft.com/cms/s/0/19c88b7c-0f00-11dd-9646-0000779fd2ac.html

Posted by 大沼安史 at 09:15 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 花の香 大気汚染で流れず 到達距離、300メートル以内に縮小 米大学の調査で判明 この春も「ミツバチ群崩壊シンドローム」発生

 開花の春に、暗いニュースが聞こえて来た。英紙インディペンデントによれば、米国の大学の調査で、花の香の到達距離が大気汚染の影響で大幅に減少していることが分かったという。

 香りが届かなければ、受粉に活躍するミツバチたちも途方に暮れてしまう。昨年、米国で大発生したCCD(ミツバチ群崩壊症候群)も、案外、ここらあたりにも原因があるかも知れない。

 バージニア大学の研究者たち突き止めたのは、キンギョソウという花を使った調査。この花の香り(香りの分子)は、大気があまり汚染されていない環境では、ふつう1000メートルから1200メートルまで到達するという。〔ということはタクシーの初乗り区間程度、ということになりますか……〕

 ところが排気ガスなどで汚染された環境では大気中のオゾンや窒素化合物と結合することで、2、300メートルしか届かない。自然状態での到達距離の「4分の1~3分の1」までダウンしてしまうわけだ。

 風に乗ってほのかに漂う花の香りは、われわれ人間の心を和ませてくれるものだが、問題はミツバチたち。香りが飛んで来なければ、花のありかをゲットできなくなるから、これはもう死活の問題である。

 ミツバチたちが蜜を吸いつつ受粉に精を出してくれなければ、植物たちもお手上げ。せっかくの開花が何の意味もなくなる。受粉しないと実が成らないから、農業が壊滅する恐れも……これが昨年来、とくに米国で深刻化している、いわゆるCCD(ミツバチ群崩壊シンドローム)という、ミツバチ大量失踪に伴う恐怖のシナリオだが、バージニア大学の研究を考えると、この花の香りの問題も影響しているのではないか、と思いたくもなってしまう。

 ミツバチたちにしてみれば、どこからの花の香りがしてこない世界は、まさに「沈黙の春」の世界である。「ああ、世界は終わったのだ! もうどこかに消え去るしかない」と、ミツバチたちが事態を直感したとしても、そう的外れではないだろう。

 さて、気になる今シーズンのCCDだが、米国内のニュース報道(USAツデ-など)によると、まだ収束していない。群れぐるみ死滅したり、息絶え絶えになったりして、ますます養蜂家らを心配させているという。

 カリフォルニアではアーモンドの受粉に活躍するミツバチたちのレンタル料が、CCDによる減少で高騰しているそう。

 ことしの輝く春に暗い影を落としている。
 

  

⇒  http://www.independent.co.uk/environment/nature/why-flowers-have-lost-their-scent-812168.html

 http://www.usatoday.com/news/nation/2008-04-08-beekeepers_N.htm

 http://www.latimes.com/features/food/la-fo-almondbee26mar26,1,3887712,print.story

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Posted by 大沼安史 at 08:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-04-17

〔NEWS〕 ブルース・スプリングスティーンがオバマ支持を表明

 大ヒット、『ボーン・イン・ザUSA』でおなじみのアメリカを代表するシンガー・ソング・ライター、愛称「ボス」こと、ブルース・スプリングスティーンがオバマ支持を表明した。

 草の根の庶民の声を「代唱」するブルース・スプリングスティーンが態度を明らかにしたことで、このところ、守勢に追い込まれていたオバマ候補にまたも勝機が見えて来た。

 ヒラリーとの天王山の戦いは来週火曜日(22日)、舞台はペンシルバニア。

 これに勝てば文句なし、敗れても小差であれば、民主党の大統領チケットを手にすることができる。

 ガンバレ、オバマ。
 ペンシルバニアで勝ったら、好きな白身のサシミと緑茶アイス、(たぶん誰かが)差し入れるぞ!!?? 

⇒  http://www.guardian.co.uk/world/2008/apr/17/barackobama.uselections2008

Posted by 大沼安史 at 02:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-04-14

〔NEWS〕 アメリカ人の自殺の20%は米軍兵士 政府機関の調査で判明

 ブルームバーグの報道によると、アメリカ人の自殺の約20%が、現役・退役の米軍人であることが、米疾病予防センター(CDCP)の調査で分かった。

 2005年のデータをまとめたもので、この年、1821人の兵士が自殺した。約半数が鬱病にかかり、3分の1が遺書を残していた。

 米陸軍の昨年の調査では、2003年から06年にかけ、イラクに駐留した米軍兵士の自殺率が、米軍の全体平均のそれを40%も上回ることが確認されている。
 

⇒  http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601124&sid=aqlUKTADVlAM&refer=home

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Posted by 大沼安史 at 10:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米国とイランの関係者 「核」をめぐり、5年も「裏交渉」を継続

 英紙インディペンデントが4月14日に報じたところによると、米国とイランの関係者が「核」をめぐり、すでに5年間も「裏交渉」を続けていることが分かった。
 
 ストックホルム国際平和研究所がスポンサーになり、米国国連協会が進めて来たもので、米国側は元外交官や核の専門家が参加。イラン側の参加者の中には、イラン国内の核施設とつながりのある科学者たちが含まれているという。

 同紙の電話取材に対し、元米国務省高官のトーマス・ピカリング氏が明らかにした。

 話し合いは、米国、イラン以外の第三国で行われて来たという。

 〔大沼・注〕イランのウラン濃縮は認める一方、軍事転用を行わない保証をする妥協案が模索されて来たようだ。

 久々にホッとする話題ではある。

⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/politics/us-and-iran-holding-secret-talks-on-nuclear-programme-808647.html

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Posted by 大沼安史 at 06:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-04-06

〔NEWS〕 英政府当局者が警告、イラク駐留米軍司令官、「イラン参戦」宣言の恐れ

 英紙デーリー・テレグラフは4月5日、英政府当局者が、イラク駐留米軍のペトラエス司令官が、イランがイラクにおいて参戦していると宣言するのではないか、と警告している――と報じた。

 イラク情勢は、バスラでの戦闘激化、バグダッドの「グリーンゾーン」に対する連日の砲撃で、このところ悪化の一途を辿っている。スンニ派による武装抵抗が沈静化する中、シーア派の武装勢力は引き続き、イラクの安定を阻む強力な立場を維持している。

 ペトラエス司令官は来週、ワシントンでイラク情勢について証言することになっているが、英政府当局者は、同司令官がその際、イランがイラクに参戦して米軍に対して攻撃を仕掛けていると言い切り、それを足場に、イラク国内の軍事施設への攻撃する恐れがある、と警告を発した。

〔大沼・注〕 米国の同盟国、英政府中枢から、米軍による対イラン攻撃をめぐり、警戒警報が出た。外部の観察者の指摘ではなく、インナーサークル内からの警告である。要注意だ。

 ブッシュ・マケインの共和党ラインが、米大統領選に向け、「イラン攻撃」という「選挙戦」に打って出る危険が現実のものになりつつある……。 

⇒  http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2008/04/05/wiran105.xml

Posted by 大沼安史 at 12:54 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-04-05

〔NEWS〕 英紙が「2008年アメリカ大恐慌」と「直言見出し」

 インディペンデント紙が4月1日付けの電子版で、ズバリ「2008年アメリカ大恐慌」と言い切った「直言見出し」つきで、米国の経済危機の深化ぶりを報じた。

 念のために言うと、もちろん、エイプリル・フールの記事ではない。

 今回の「グレート・ディプレッション」、抑え込みは果たして可能か?

 日本の「エコ」(家=経済)に生きるわれわれとしても、非公式通貨による自己防衛策を、真剣に考えるべき時期に来ている。

 英国の経済誌「エコノミスト」の表現をかりれば、世界はいま、まさに「金融・核の冬」の危機に立っているのだ。

 チープ・マネー(円、オイルマネー等)の「乱れ撃ち」で、世界のエコノミーはいまや、死滅の危機に瀕している。

 「アメリカ経済のメルトダウン」(炉心融溶)との表現も、あちこちで目にするようになった。

 この先、どうなるか、正直、不安である。

⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/americas/usa-2008-the-great-depression-803095.html

 

Posted by 大沼安史 at 10:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「この国は間違ったコースに向かっている」 アメリカ人の81%が回答

 ニューヨーク・タイムズとCBSテレビの合同世論調査で、アメリカ人の実に81%もが、米国が「かなり深刻なかたちで、間違ったコースに向かっている」と感じていることが分かった。
 4月4日、同紙が報じた。
 2002年初めの調査でそう答えた人はわずか35%、昨年でも69%にとどまっていたのが、ここに来てさらに増加した。

〔大沼・注〕 オバマ氏の支持がなぜ広がっているのか、端的に示す数字ではある。
 「ブッシュのアメリカ」に忠実な、わが日本政府は、「間違ったコース」に向かっているのか、いないのか?
 答えは、もはや言うまでもない。

 選挙があるたびに電話してくる、知り合いの女性(ある宗教団体に所属)から、留守電が入っていた。

 総選挙間近……次の総選挙は日本を「間違ったコース」から引き戻すチャンスである。
  

⇒  http://www.nytimes.com/2008/04/04/us/04poll.html?scp=1&sq=things+have+pretty+seriously+gotten+off+on+the+wrong+track&st=nyt

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Posted by 大沼安史 at 10:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-03-25

〔NEWS〕 中国官憲 チベット人僧侶や尼僧に発砲 2人死亡か? 四川省炉霍(ルーフォー)

 中国四川省のチベット人居住地、炉霍(ルーフォー)で3月24日、チベット人の僧侶、尼僧ら数百人のデモ隊に中国官憲が発砲した、と、英紙タイムズ(電子版)が25日、報じた。
 
 同紙によると、デモは夕方4時から始まった。200人の尼僧、それを同じ数の僧侶が政府庁舎に向かって行進を始めた。これにチベット人の農民、牧畜民数百人が合流したという。

 このデモ隊に向かって武装警官が発砲、目撃者によれば「2人が死亡」したという。 

⇒ http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article3612661.ece

Posted by 大沼安史 at 02:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-03-11

〔NEWS〕 「牢獄国家」=アメリカ ニューヨーク・タイムズが社説 「刑務所」予算が「大学」並みの州も 「マネーと命のとてつもない無駄づかい」

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が3月10日、「牢獄国家」と題する社説を掲げた。

 本ブログ既報の通り、アメリカの成人「100人に1人以上」(20歳から34歳の黒人男性について言えば、実に9人に1人!)が鉄格子の向こうにいるという、アメリカのとんでもない実態を論じた社説だ。

 昨年(2007年)に全米50州が投じた公費(刑務所費)は440億ドル。20年前の1987年には110億ドル近くだったから、4倍も増加したわけである。

 バーモント、コネチカット、デラウェア、ミシガン、オレゴンの各州では、刑務所予算が高等教育(大学)予算と匹敵している。

 「マネー(お金)とライブス(人の命)のとんでもない無駄遣い」と社説は指摘し、厳罰化による刑務所囲い込みでは犯罪の抑止(低下)につながらないと問題を提起、この国アメリカはいよいよ、財政及び道徳の両面から刑務所というコストに直面する時期に歩み入っている、と述べている。

⇒ http://www.nytimes.com/2008/03/10/opinion/10mon1.html?ex=1362888000&en=f88496033b368d5c&ei=5088&partner=rssnyt&emc=rss

Posted by 大沼安史 at 12:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-03-08

〔NEWS〕 オバマ候補の外交アドバイザー、ハーバード大学教授、サマンサ・パワーさんが「オフレコ発言」で、ヒラリーを「何でもしてのけるモンスター」と発言 

 英スコットランドの新聞、「スコッツマン」は3月8日付の紙面で、オバマ候補の外交アドバイザー(無報酬)、サマンサ・パワー・ハーバード大学教授との会見記事を掲載した。

 その中でパワー教授は、

 「彼女(ヒラリー)はモンスターだ。これはオフレコだけれど、彼女は何でもしてのけている」

 「見て考えればわかる。ゲッ。相手が貧乏だと、仕事を奪っているのはオバマだと言い出す。こういうやり方はこれからもっとひどくなるわね。これまで彼女が差し出した騙しの山を見てごらんなさい。魅力的じゃないわね」

 などと語った。

  She is a monster, too – that is off the record – she is stooping to anything.

 You just look at her and think, 'Ergh'. But if you are poor and she is telling you some story about how Obama is going to take your job away, maybe it will be more effective. The amount of deceit she has put forward is really unattractive.

 同紙の編集人は、パワー教授がレコーダーを止めろと言っていない、掲載したことに問題はない、などと語っている。

 この発言のあと、パワー教授はオバマ陣営のアドバイザーを辞任した。

〔大沼・注〕 オバマよ、ひるまず「怪物」に立ち向かえ!

 インタビューは、パワー教授の新著のキャンペーン先、ロンドンで行われた。

 わたしは、彼女がインタビューに答え、話をしている様子をビデオで視聴したことがあるが、頭の回転がとても速い人で、喋り方も超早口。その早口で彼女は、彼女の本音を語ったわけだ。

 会見の途中で彼女は、「スコッツマン」の記者が端折らず書いているように、たしかに「これ、オフレコね」とは言っている。つまり彼女は、彼女の意識の中では「オフレコの本音インタビュー」に答えたわけだ。

 (彼女自身、「ボストン・グローブ紙」などで記者をした過去があり、その経験が英紙にも通じるとの思い込みがあったかも知れない……)

 多分、それを百も承知で、「スコッツマン」が掲載に踏み切ったのは、記事の中にもある通り、それが彼女の個人的見解にとどまらず「オバマ陣営」の「本音」と捉えたからだ。

 その「本音」こそ、報じる価値あり、と編集人は判断したわけだ(と少なくとも主張できる!)。

 これをどう見るか、ジャーナリズムの専門家の判断は分かれると、ワシントン・ポスト紙のメディア問題担当記者は報じているが、わたしは(実はパワー教授を尊敬しており、彼女の本を2冊、取り寄せているところだが……)「報じたのは正解」と考える。

 その理由は、「オフレコ」は安易に発動されてはならないことだし、そもそもそれは内部告発者などリスクを背負った人を保護するものであるからだ。

 (付け加えれば、身元を秘匿した「権力者」の「世論操作」に使われてはならないもの……それが「オフレコ」であるだろう。日本のマスコミは、この「迎合匿名報道」が多すぎる……)

 ピュリッツアー賞を取ったこともある、実績あるジャーナリスト(彼女は大学教授だが、ジャーナリスト〔ただし、フリーの…〕としても現役だ)として、それを彼女自身、知っているからこそ、彼女は「スコッツマン」に抗議することもなく、オバマ候補への悪影響を慮って辞任したのである。

 次に、彼女が使った「モンスター(怪物)」という言葉についていえば、相手はヒラリー(上院議員)という公人(政治家)、使ったことはまったく問題ない。それを自己検閲せずに掲載した「スコッツマン」の姿勢も評価すべきことだ。

 また、「スコッツマン」は、パワー教授のこの発言がオバマの命取りになるかも知れないと書いているが、この点については同意しがたい。

 彼女のこの一言が、人を魔物に変え、(イラク)「開戦」にゴーサインを出す怪物と化す、ワシントンの権力政治の伏魔殿的実態を白日のもとにさらけ出したとも言えるからだ。

 オバマのキャンペーンは本来、「変化」を実現する「社会運動」だったはずではないか?

 であるならば、運動の目的ははっきりしている。

 オバマの使命は、モンスターと化した「ワシントンの権力政治」を退治すること。

 この基本線から後退するようなオバマであれば、彼は最早、「オバマ」ではなくなるだろう。

 「アメリカ」という国をここまで怪物化した、ワシントン政治という「怪物」に立ち向かうのが、オバマに対するアメリカの、いや世界民衆の期待である。     

⇒  http://news.scotsman.com/latestnews/Hillary-Clintons-a-monster-Obama.3854371.jp

  http://thescotsman.scotsman.com/politics/Obama-aide-quits-over-Scotsman.3857569.jp

 http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/story/2008/03/08/ST2008030800063.html

Posted by 大沼安史 at 06:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-03-06

〔NEWS〕 オバマ 逆襲へ ヒラリーの還付税額開示を要求

 オハイオ、テキサスで惜敗したオバマ陣営が、逆襲を開始する。

 ヒラリーの還付税額の開示を要求するなど、彼女の「超リッチ」な実像を暴き出し、誰が大衆のほんとうの味方なのか明らかにする作戦だ。

 がんばれオバマ、負けるなオバマ

⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2008/mar/05/hillaryclinton.barackobama1/print

http://www.nytimes.com/2008/03/06/us/politics/06obama.html?_r=1&hp&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 12:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-02-29

〔NEWS〕 イラク戦費 少なくとも「3兆ドル」!    J・スティーグリッツ氏が算出 米国経済バブル形成・崩壊の「要因」

 ノーベル経済学賞受賞のジョセフ・スティーグリッツ氏(米コロンビア大学教授)が2月27日、ロンドンのシンクタンクで講演し、「イラク戦争」の戦費が少なくとも「3兆ドル」に達することを明らかにした。

 ハーバード大学のリンダ・ビルムズ教授との共著で出版する新著、『3兆ドル戦争』の概要を説明したもので、今後の駐留経費、債務利払い、帰還兵へのカウンセル経費などを加えると、「5兆ドルから7兆ドル」規模に膨れ上がるという。

 ブッシュ政権が「イラク開戦」時に予測したイラク戦費は、わずか(?)「20億ドル」。

 スティーグリッツ教授からが情報自由法などで入手した公文書などを分析した結果、この「20億ドル」という額、イラク戦争を「4日間」続行し得る額とわかった。イラク戦争は「10日間ごとに50億ドル」がかかる、とんでもない「出血戦」なのだ。

 これでアメリカ人の生活にどんな影響が出ているかというと、おかげでアメリカの家計は、一世帯あたり「毎月、138ドル」の(税金)支払いを強いられているという。

 スティーグリッツ教授はさらに、イラク戦争が「米国経済」全般に、どんな影響を及ぼしているかの点にも触れ、戦費支出に伴う「クレジット・クランチ」を避けるため、米国の中央銀行が“安い信用の洪水”政策を続けた結果、「住宅・消費バブル」が発生、それが崩壊して「不況」を招いている、と指摘した。

 教授のこの指摘は重要である。日本では(いや世界でも)、「サブプライム」問題がすべての元凶だと言われ、まるで「マイホーム」の夢を抱いた低所得者層が悪いように喧伝されているが、ほんとうの「悪」は、やはり「イラク戦争」。いやそれを始めたブッシュ政権だったわけだ。

 ブッシュの罪は大きい、いや大きすぎる。   

⇒ http://www.theaustralian.news.com.au/story/0,25197,23286149-2703,00.html

http://www.freep.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20080228/NEWS07/802280453/1009/NEWS07

http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/28/iraq.afghanistan

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⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/  

Posted by 大沼安史 at 10:29 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 刑務所暮らしの米国民(成人) 「100人に1人」ラインを遂に突破! 「アメリカ」の真実の姿!

 ニューヨーク・タイムズ(電子版、2月28日付)によると、刑務所暮らしをする米国民(成人)が遂に「100人に1人」ラインを突破し、「99.1人に1人」まで増加しているという。

 米国史上初めてのことだそうだ。〔ということは、それだけ格差が拡大し、社会崩壊が進んでいることになる。大恐慌時さえも上回っている、ということか?……〕

 人種別だとヒスパニックが「36人に1人」、黒人は「15人に1人」(黒人男性の20歳から34歳の年齢層に限ると、実に9人に1人だそうだ)。

 オバマ候補が彗星のように現れた理由は、ここにあるのだろう。

 ブッシュのアメリカは国内を植民地化して、富を特権層に集中させ、その一方で「牢獄国家」を経営、治安をよくやく維持しているのである。
  

⇒  http://www.nytimes.com/2008/02/28/us/28cnd-prison.html?em&ex=1204434000&en=f278697addfa4b13&ei=5087%0A

 

Posted by 大沼安史 at 09:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-26

〔NEWS〕 北朝鮮 こんどはエリック・クラプトンを招待

  フィナンシャル・タイムズによると、北朝鮮が英国のギタリスト&シンガー、エリック・クラプトン氏を来年、ピョンヤンで公演するよう招待したという。

 北朝鮮フィルが今夏、ロンドンで公演するお返しだそうだ。

 これに対してクラプトン氏も「原則同意」しているという。

 北朝鮮ではロックやポップ音楽は禁止されており、その意味でクラプトン氏の公演は画期的なものとなる。

〔大沼・コメント〕 エリック・クラプトンのことはあまりよく知らないが、あの「Tears in Heaven」だけは、素晴らしい曲なのでメロディーラインを覚えていた。〈そういえば、女性歌手〔たしかノラ・ジョーンズ??〕のカバーで何度も聴いていた!……いま、思い出した!〉

 FT紙の記事を読んで、早速、YouTubeで、演奏を視聴して見た。

 思っていた通り、題名に反して?(いや、題名通り!……わたしにとっては)泣かせる歌だった。
 2度、3度と聞き、CDを買おうと思った。

 歌詞で気になるところがあった。

 ♪ Beyond the door
      There's peace I'm sure
      And I know there'll be no more
      Tears in Heaven ……

 この歌を聴いて、ピョンヤンの聴衆はどう思うか、想像した。

 支配層のエリートしかコンサート・チケットを手にできないはずだが、その特権層の彼・女らが、歌詞のこの部分(いや、ほかにもまだある)をどんな思いで聴くのか、想像を巡らせた。

 「地上の天国」=北朝鮮。人民の涙が流れすぎた「地上の楽園」=北朝鮮。
 その閉じられた扉の向こうの「天国」に、歌詞が言うように、もう涙は流れないと、誰が言い切れるのか?

 それでも、クラプトンがピョンヤンで歌い演奏することは間違いなくいいことだ。
 NYフィルのように、クラプトンの演奏もまた、国営テレビで全国に流れ、北朝鮮の人民が、この歌詞を口ずさめる日がほんとうに来ることを祈る。
 

⇒ http://www.ft.com/cms/s/0/c44cb6ae-e3d1-11dc-8799-0000779fd2ac.html

 Tears in Heaven    http://jp.youtube.com/watch?v=VRsJlAJvOSM

Posted by 大沼安史 at 02:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 ヒラリー陣営 オバマ中傷キャンペーンを開始

 英紙インディペンデントによると、壁際においつめられたヒラリー陣営が先週、遂に対オバマ中傷キャンペーンを開始した。

 アフリカ・ソマリの老人たちの着る衣装を身にまとい、頭にターバンをまいた「オマバの写真」を配っているという。

 オバマ候補(上院議員)が2006年、米議員団に加わってアフリカ5ヵ国を歴訪した際、撮影された写真だ。

〔大沼・注〕 「アフリカの土民」「異教徒」のイメージを掻き立てる戦略らしいが、相手に異物を塗った来るスメア・キャンペーンは、自らの恥をさらすようなものだ。
 
 
⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/americas/clinton-accused-of-smear-over-obama-picture-787288.html 

Posted by 大沼安史 at 01:29 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-02-20

〔NEWS〕 NY交響楽団 北朝鮮国営TVが放映へ

 ニューヨーク・フィルのピョンヤン公演が2月26日に行われるが、演奏の模様を北朝鮮国営TVが全国放映することになった。
 
 演目はガーシュインの「パリのアメリカ人」と、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」だそうだ。

 「新世界から」のクラシック楽団、「ピョンヤンのアメリカ人(音楽家)」たちは、1920年代の「パリの喧騒」を、この地上最後の沈黙の全体主義国家で、どんな名演を行おうというのか?

 それを北朝鮮の人びとはどんな思いで聴こうというのか?

 演奏会の後景に流れるのは、「朝鮮戦争」の記憶であり、「新世界」への希求だろう。そこへ「戦中間」の「平和の春」を奏で、雪解けへとつないでゆく。

 NYフィルの選曲は自分たちの使命を心得ている。  

⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/americas/ny-philharmonic-concert-to-be-broadcast-across-north-korea-784422.html

Posted by 大沼安史 at 01:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-19

〔NEWS〕 ヒラリー、オバマに経済政策をパクられたと非難

 ヒラリーがオバマ候補に「経済政策」をマネされた、と非難しているそうだ。

 ウィスコンシンの戦い前の中傷戦術。
 「パクリ」を騒ぎ立てるとは、彼女もよほど追い詰められているのだろう。

 オバマの「経済政策」についていえば、あのFDR元議長、ヴォルカーがオバマ支持に回っていることは見逃せない。

 共和党陣営はオバマを「シカゴの社会主義者」などと非難し出しているが、あのスターリン主義大嫌い男のジョージ・ソロスだってオバマを支持しているのである。

 日本の既成政治経済権力にとって、オバマは手ごわい相手だ。「経済政策」をヒラリーからパクるような程度の男ではない。 

⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/19/johnmccain.hillaryclinton

Posted by 大沼安史 at 03:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 国会で「9・11」疑惑を追及 藤田幸久(民主)参院議員 「ボルテール・ネット」で紹介 

 参議院の藤田幸久議員(民主)が1月10日、参院委員会において、「9・11」疑惑を追及した。

 その詳報(英文による一問一答とビデオ)が、フランスの「ボルテール・ネット」のサイトを通じ、全世界に紹介された。

 ビデオを見て、藤田氏の指摘に目のウロコが落ちた。

 「9・11」では、機中の2人を含め24人の日本人が「殺害」されている。
 これはれっきとした「犯罪」である。日本政府は遺体の確認を含め、ちゃんと捜査したのか?……と迫ったのだ。

 これに対する政府委員の「答弁」を見るがいい。
 「一般論では」などと、日本政府(警察)としてロクな捜査もしていなかったことを自ら「白状」しているのだ。

 ブッシュ政権のポチは、これだけの数の自国民が殺されても自分からは真相究明に動かなかった。

 ひどい話である。

 それにしても藤田議員が今になってこの問題を「国会追及」したのはいかなる次第か?

 藤田氏とは一度、会ったことがあり、政治家には珍しく誠実な人だと思った印象が残っている。

 したがって藤田氏なりに真相究明への思いがあって質問に立ったことはわかるのだが、民主党として藤田氏に質問させることで「9・11」疑惑追及を国会で行ったのはなぜか?

 考えられるのは、給油法をめぐり米国が小沢氏に対して、田中角栄の二の舞になるよとでも言わんばかりに恫喝をかけてきたことに対する「しっぺ返し」――との見方である。

 ブッシュ政権がレームダック状態に入ったのを見てとり、ブッシュ政権に威嚇のジャブを放った……こう考える見方である……いや、わたしはそう考えている!!

 ブッシュ政権(&イギリス アングロサクソン連合)のやり方があまりに傲慢・強引なことから、最近ではサウジがロンドン地下鉄テロの秘密、明らかにしようかと脅しを入れたりして牽制球を投げるまでになっている(石油のドル決済離れを狙って……)。

 いずれにせよ、「9・11」は過去のことではない。まだ、終わったことではない。
 真相究明が待たれるところだ。

 藤田議員の国会質問にあらためて拍手を贈りたい。
 

⇒ http://www.voltairenet.org/article154708.html

http://www.election.ne.jp/10870/37036.html

Posted by 大沼安史 at 02:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-16

〔NEWS〕 オバマVSマケイン どっちが勝つ 英紙が早くもシミュレーション

 英国の高級紙、ガーディアン(電子版)が「オバマVSマケイン どっちが勝つ」記事を掲載した。

 先見の明があるというか、気が早いというか?

 同紙のワシントン特派員で、小生お気に入りのスザンヌ・ゴールデンバーグ記者(ヒズボラ戦争ルポで見せたあの勇敢さは忘れられない!)らによる署名入りの記事。

 マケインが71歳。オバマは46歳。

 「旧世界」対「新世界」の戦いになるわけだが、「愚見」によれば、勝敗は「目」いや、「名」に見えている。(実はこれ、世界のマスコミがまだふれていないことである!!!???)

 負けるのはマケイン。負け・犬(ケイン)、マケイン(ヌ)であるからだ。

 ねっ、わかるでしょ! ……(わかりませんよね! 単なるコジツケ……??)

 負けた!か? マケイン。(ダジャレも、小浜市がオバマしジ、ぐらい飛ばさないとシュールじゃないんだよ! わかったか、マケイン! ン? ナンダトォ~ おれはマケインだとぉ~)

 ……と土曜の朝から、独り盛り上がる〔59回目の誕生日を焼肉で祝ったばかりの〕小生(大沼)は小浜市民ではなく、横浜市民だが、れっきとした札付き「オバマ支持者」である。

 それにしても「小浜市」は鋭い国際感覚を持っている。「オバマはきっと勝つ」と言い切って、真冬の日本海側から応援キャンペーンに乗り出しているのだから。

 これ、スゴすぎ!

 この辺が、霞ヶ関&永田町の「米共和党のポチ」どもとは違うところだ。

 オバマの就任式にはきっと、小浜市長も招待されることだろう。

⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/16/uselections2008.barackobama

 

Posted by 大沼安史 at 10:19 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-13

〔NEWS〕 「われわれの運動は止まらない。ワシントンに変化が生まれるまで」 オバマ氏 勝利演説ハイライト

 バージニアなどの予備選を制したオバマ氏の勝利演説のハイライト部分は以下の通り。

□ そしてわれわれはワシントンDC(の予備選)でも勝った。われわれの運動は、ワシントンに変化が生まれるまで止まらない。そして今夜、われわれはその道を歩いている。

 (And though we won in Washington D.C., this movement won't stop until there's change in Washington. And tonight, we're on our way.)

□ われわれはこの道がかんたんなものではないことを知っている。しかし、われわれは、いまやこの瞬間、冷笑者たちがもはや、われわれの希望が誤りだったと言えなくなっていることも知っている。
 (We know our road will not be easy. But we also know that at this moment the cynics can no longer say our hope is false. )

□ これはいまや、新しいアメリカの多数派である。下から変化が生まれたときの変革の姿だ。こんどの選挙では、あなたがたの声に耳が傾けられるだろう。

 (This is the new American majority. This is what change looks like when it happens from the bottom up. And in this election, your voices will be heard. )

□ なぜなら、これほどまで多くの人びとが不況の中、物価の値上がりに苦しんでいるときに、ワシントンの現状はただ手を拱いているから。それは今回、今年に限らない。同じワシントンのプレーヤーたちと、またひとつ、違った結果が出るだけの、同じワシントンのゲームを一緒に続けることはもうできない。それはふつうのアメリカ人が負け続けるゲームでしかないからだ。

 (Because at a time when so many people are struggling to keep up with soaring costs in a sluggish economy, we know that the status quo in Washington just won't do. Not this time. Not this year. We can't keep playing the same Washington game with the same Washington players and expect a different result – because it's a game that ordinary Americans are losing. )

□ ……それだからこそわれわれには、ウォールストリートだけでなく、(アメリカの町の)メーンストリートの声に耳を傾ける大統領が必要だ。楽なときも、苦難のときも労働者とともに立つ大統領が必要だ。

 (……and that's why we need a President who will listen to Main Street – not just Wall Street; a President who will stand with workers not just when it's easy, but when it's hard. )

□ 今回の予備選の選択とはこれだ。それは(ワシントンの)ゲームを続けるか、ゲームをやめるかの選択である。それは選挙を良いものに変える変化である。われわれが信じることのできる変化である。それは過去対未来の選択である。

 (That's the choice in this primary. It's about whether we choose to play the game, or whether we choose to end it; it's change that polls well, or change we can believe in; it's the past versus the future.)

□ もしもわれわれがいまとは違った道、正しい道を採っていれば、アフガニスタンでの仕事もすでに終わっていたかも知れない。ビンラディンとの戦いにもっと多くの資源を回すことが出来たかもしれない。バグダッドで数十億ドルを使う代わりに、われわれの学校、病院、道路、橋にお金を回すことができていたかも知れない――それこそアメリカの民衆がいま、われわれにさせなければならないと考えていることである。

 (If we had chosen a different path, the right path, we could have finished the job in Afghanistan, and put more resources into the fight against bin Laden; and instead of spending hundreds of billions of dollars in Baghdad, we could have put that money into our schools and hospitals, our road and bridges – and that's what the American people need us to do right now. )

□ われわれはこの国に新しい方向を必要としている。どこに行ってもわたしは、一日たりとも変化を待てないアメリカ人に出会う。彼・女らは演説を聞くだけに来ているのではない。彼・女らは、彼・女ら自身の人生において、政治が何事かをなしうることを知る必要があるのだ。アメリカの夢をまだ追い続けることができることを知る必要があるのだ。

 (We need a new direction in this country. Everywhere I go, I meet Americans who can't wait another day for change. They're not just showing up to hear a speech – they need to know that politics can make a difference in their lives, that it's not too late to reclaim the American Dream. )

□ この選挙戦の、われわれの使命はここにある。基本的な信念を確認するため、わたしはあなたがた兄弟の守り手である。わたしの姉妹の守り手である。われわれをひとつの民衆として、ひとつの国民にする守り手である。立ち上がり、可能なものへ手を差し伸べるときだ。ともに立ち上がり、手を差し伸べれば、この国を愛する者はこの国を変えることができる。

 (That is our calling in this campaign. To reaffirm that fundamental belief – I am my brother's keeper, I am my sister's keeper – that makes us one people, and one nation. It's time to stand up and reach for what's possible, because together, people who love their country can change it. )

□ わたしは今日、この場にいるべき人間ではなかったかも知れない。わたしはお金と地位の中に生れ落ちたのではない。わたしはハワイの十代の母に生まれた。わたしの父は、わたしが二歳のとき、去っていった。しまし、わたしの家族はわたしに愛をくれた。わたしに教育を与えてくれた。そして何よりも希望を――われわれが自ら手を伸ばし、つかもうと戦い、そして働き続ければ、われわれの手の届かない夢などないのだという希望を与えてくれたのだ。

 (I should not be here today. I was not born into money or status. I was born to a teenage mom in Hawaii, and my dad left us when I was two. But my family gave me love, they gave me education, and most of all they gave me hope – hope that in America, no dream is beyond our grasp if we reach for it, and fight for it, and work for it. )

□ アメリカの人びとの声は、このあり得ない旅路にあるわたしたちを、こんなにも遠くまで運んでくれた。しかし、わたしたちはさらに長い道のりを歩まなければならない……われわれの未来は否定されないだろう。変化のための、われわれの時が来た。

 (The voices of the American people have carried us a great distance on this improbable journey, but we have much further to go. ……our future will not be denied; and our time for change has come.)
 
⇒ http://www.nytimes.com/2008/02/12/us/politics/12text-obama.html?hp=&pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 02:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 オバマ氏、黒人人口の少ないバージニアでも勝利 リベラル白人富裕層も支持 アメリカ変革運動の色彩

 本ブログ、「机の上の空」の「公認」候補、オバマ氏がバージニアでも勝利を収めた。

 ワシントンDC、メリーランドは黒人が多く、オバマ氏が勝つのは当然だが、バージニアの場合、黒人は人口の10%に達せず、そこでヒラリーに圧勝した意味は大きい。

 ワシントンの郊外に位置する北バージニア地区は、教育程度の高い富裕層(白人)の住む地域だが、オバマ氏はそこでも支持された。

 オバマ氏のキャンペーンは、貧困層を基盤に、リベラルな富裕層を巻き込んだ社会改革運動の様相を強めている。

⇒ http://blog.washingtonpost.com/livecoverage/2008/02/potomac_primary_democrats.html?referrer=email

Posted by 大沼安史 at 10:11 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-12

〔NEWS〕 ブッシュ政権 「カンガルー法廷」で「9・11」容疑者を裁判 グアンタナモ軍事法廷 死刑求刑へ

 英紙インディペンデント(電子版)のトップに、「9・11に関与したとされる男たちを“カンガルー法廷”で裁くことで非難される米国」という見出しの記事が掲載された。

 「見出し」をくどくど「逐語訳」したのは言うまでもない。
 この英国を代表する(世界の)高級紙が「カンガルー・コート(法廷)」という、思い切った言葉をカッコ付きながら主見出しに使っていることを、ここで強調しておきたいからだ。

 「カンガルー・コート」とは、カンガルーが飛び跳ねるように法の手続きをすっ飛ばす「イカサマ裁判」のことを指す。

 インディペンデント紙は、ブッシュ政権が自前の「カンガルー・コート」に、「9・11」に関与したとされる6人を引っ立てて、強引に死刑判決を下そうとしている、と厳しく批判しているのだ。

 ハリク・シェイド・モハメド容疑者(パキスタン人、「9・11」とウォールストリート・ジャーナル紙のパール記者殺害に関わったとされる)ら6人が裁判にかけらるのは、米国の連邦裁判所ではなく、グアンタナモ基地内の軍事法廷。

 そんな遠隔地での裁判ではなく、ちゃんとした、まともな裁判をしなさい、という声が上がっていると、インディペンデント紙は指摘しているのだ。当然のことである。

 ブッシュ政権では、共和党のマケイン大統領候補の選挙キャンペーンを応援する開廷スケジュールも検討しており、これじゃまるで「政治ショー」ではないか、との批判も。

 おまけに6人の「証言」「自白」なるものも、「ウォーターボーディング」という拷問によって得られたものだ。

 ほんとうに「9・11」の真相を明らかにしたいなら、米本土の連邦裁判所で、正当な手続きにのっとり、正々堂々、公開の裁判を行うのが筋というものだろう。

 ブッシュ大統領よ、君がそんなに「カンガルー」(カンガルー・コートの発祥地はなんと、ブッシュの地元、テキサスだそうだ!)をしたいなら、オーストラリアにでもいって、テロリストらしきカンガルーたちを捕まえ、ボクシングで決闘でもして見給え。

 ダウンしたカンガルーたちに口から水を流し込み、その上に乗って「ほら吐け」「やれ吐け」とわめきながら、ギブアップを迫ったらいい。

 君がやろうとしていることは(やってきたことは)、その程度のことだ。リンチ、見せしめと、どう違うというのか。

 フロントの「見出し」で「カンガルー・コート」とうたったインディペンデント紙エディターの見識に敬意を表したい。
 
 
⇒  http://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-accused-of-using-kangaroo-court-to-try-men-accused-of-role-in-september-11-attacks-781007.html

Posted by 大沼安史 at 01:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-02-08

〔NEWS〕 「毒ギョーザ」は日本軍遺棄「毒ガス」に対する「報復」か???……そうではないことを切に祈る

 「毒ギョーザ」事件で気になることがひとつあるので書いておく。

 それは「工場」所在地が河北省の石家荘で、日本軍が毒ガスを遺棄していた場所(のひとつ)であることだ。
 
 1991年に地元の中学で発見され、2003年に日本政府が現地に調査団を送り込んでいるらしい。

 それに「石家荘」は、日中戦争時、日本軍が華北の拠点としていたところでもある。

 「まさか」とは思うが、こんな「毒ガス」(あるいは「日本の侵略」に対する恨み)が事件に背景にあるとしたら大問題だ。

 “犯行”が行われた昨年6月~暮れの時点は、従軍慰安婦問題=米下院決議、阿部首相による「客観的事実ではありません」発言がクローズアップされた時期にも(すこしズレるが)重なる。

 日本の捜査当局にはこの点も視野に置いた、徹底調査を望む。


 http://j.peopledaily.com.cn/2003/09/08/jp20030908_32193.html 

 http://j.people.com.cn/2003/09/05/jp20030905_32144.html

Posted by 大沼安史 at 01:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-07

〔NEWS〕 「スーパーチューズデー」 オバマ氏が「勝利」 獲得代議員でヒラリーを上回る

 米大統領予備選の山場、「スーパーチューズデー」での「勝者」は、日本のマスコミが伝えるように「ヒラリー」ではなく、実は「オバマ」であったことが、ワシントンの政治専門紙「ポリチコ」の報道で分かった。

 「ポリチコ」の報道では、米3大ネットワークのひとつ、「NBC」によれば、「オバマ」派代議員は「840人~849」。これに対して「ヒラリー」派は「829人~838人」にとどまっている。

 オバマ陣営のカウントでは、「845人対836人」で、オバマ優勢となっている。

 一方、英紙ガーディアンによれば、次回予備選の戦いの場となる7州には、ルイジアナやメリーランドなど黒人有権者の多い地域が含まれ、オバマ氏が勝者となりそうな見通し。

 オバマ陣営は個人による小額献金の急激な積み上がりにより、資金面でもヒラリーを圧倒しており、「オバマ大統領」誕生に一歩近づいた形だ。

〔大沼・注〕 スーパーチューズデー後のオバマ候補の「映像」を見て、「あれっ?」と思った。実に落ち着いていて、「余裕と風格」さえ漂わせているのだ。

 日本のある民放テレビが「ヒラリー圧勝」と報じていたので、ちょっと「意外」だった。

 そこで調べてみると、結果は実は「オバマ勝利」。

 な、何なんだ? これは!……

 ところで本ブログは「オバマ」支持を表明している。(参考までに言うと、ニューヨーク・タイムズの論説委員会は「ヒラリー」支持を表明し、その理由付けに対し一部から批判が浴びせられている……)

 勝った、買(ママ)った! スーパーチューズデーで勝ったぞぉ~! 

 ガンバレ、オバマ! オオヌマ(ママ)、ガンバレ!(笑い)

 日本政府は「オバマ政権」を視野に、対応策の検討に早急に入るべきだ。  

⇒ http://www.politico.com/news/stories/0208/8358.html

 http://www.guardian.co.uk/uselections08/barackobama/story/0,,2253603,00.html

  http://www.asahi.com/international/update/0207/TKY200802060468.html

 http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008020702085642.html

Posted by 大沼安史 at 01:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-06

〔NEWS〕「9・11」調査委員会の事務局長 ブッシュ擁護の圧力 NYT記者が新著で暴露

 「9・11」調査委員会のフィリップ・ゼリコフ事務局長が「同時多発テロ」に関する報告書を作成するにあたって、ブッシュ大統領にとって都合の悪いことを省くようスタッフを威嚇していたことが、ニューヨーク・タイムズ紙のフィリップ・シェノン記者の新著、『委員会――9・11の調査をめぐる検定されざる歴史』で暴露された。

 ゼリコフ事務局長はライス・現国務長官と共著の本も出した人。その「中立性」に、かねがね疑問が集まっていた。

〔大沼・注〕 「9・11」調査委員会の「報告書」なるものがいかにデタラメなものかは、いわゆる「陰謀理論家(コンスピラシー・セオリスト)」などの間では「常識」だったが、今回、ニューヨーク・タイムズという有力な主流ジャーナリストの手で問題視されたことは大きい。

 早速、取り寄せて読んでみるが、米国ではブッシュ政権がいよいよ「レームダック状態」に入ったいま、「9・11」真相報道が噴き出す可能性、なしとしない。

 「9・11」問題を命がけで追及、事務所を破壊され、海外脱出を強いられたマイケル・ルパート氏などは、口封じのためか毒を盛られたりもしている。

 真相究明はジャーナリズムの責任で、勇敢な「個人まかせ」にしてよいものではない。

 米国の組織ジャーナリストよ、「9・11」真相究明に乗り出せ!!
 

⇒ http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2008/02/05/winquiry105.xml

Posted by 大沼安史 at 02:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「わたしはスケープゴートにはならない」フランスの銀行の巨額損失事件 「トレーダー」が反撃開始

 フランスの銀行、ソシエテ・ジェネラルのトレーダー、ジェローム・ケルビエルさん(31歳)が、弁護士立会いの下、AFP通信と会見し、「わたしはスケープゴートにならない」と語り、彼個人に取引失敗の全責任を押し付けようとする流れに対し反撃を開始した。

 会見でケルビエルさんは「部分的な責任はある」と認める一方、「銀行から金を奪うといった野心はなかった」として、背任容疑を否定した。

 〔大沼・注〕 ケルビエルさんに対しては、実母が「断固支援」を表明、金融グローバル化と格差拡大に苦しむフランスの一般民衆からも支援の声が高まっているそうだ。

 マクドナルド店を襲った、あの農民のように、「ごろつきトレーダー」のレッテルが「英雄」に張り替えられる日も近い……かもしれない。

 ケルビエルさんは「プレーン・バニラ(日本語的に言えば「素うどん」あるいは「かけそば」?)」と呼ばれる、その世界では極く一般的な金融派生商品の取引を担当、49億ユーロ(約7800億円)の損失を出し、背任などの容疑で当局の任意捜査を受けているが、真の元凶は世界的なハイパー過剰流動性と、世界経済のカジノ化である。

 そしてその金融バブルを産み出した張本人のひとりが、「格安マネー大放出」⇒「円キャリ」の大盤振る舞いをしていた(る)、われらが日本銀行だ。

 故・城山三郎氏が名前を口にするのも嫌がった、あの○○氏(村上ファンドに儲けさせてもらった……)が「総裁」の座に居座っている、われらが中央銀行である。

 そういえば、ある有力な日銀元総裁は、フランスとなぜか関係があるそうな……。

 ケルビエルさん、もしもあなたの顧客に、日銀関係者、日本の政治家など日本の権力者が含まれているなら、是非とも暴露していただきたい。

 切にお願い申し上げるとともに、貴君のさらなる反撃の成功を心からお祈り申し上げる。
 

⇒ http://www.lemonde.fr/web/imprimer_element/0,40-0@2-3234,50-1007801,0.html

Posted by 大沼安史 at 01:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-02-05

〔NEWS〕 デ・ニーロもオバマ支持

 ハリウッドのスーパースター、ロバート・デ・ニーロがオバマ支持を表明した。

⇒  http://www.guardian.co.uk/uselections08/barackobama/story/0,,2252667,00.html

Posted by 大沼安史 at 01:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「新しい旅に出るときが来ました」 ジョン・バエズがオバマ支持表明

 歌手のジョン・バエズさんが民主党大統領候補のオバマ氏を支持すると、サンフランシスコ・クロニクル紙への投書で表明した。

 「あまりの長きにわたって分裂していたこの国に癒しと団結をもたらす者がいるとすれば、それはバラク・オバマです。新しい旅に出るときが来ました」

 If anyone can begin the process of healing and bring unity to a country that has been divided for too long, it is Barack Obama. It is time to begin a new journey.

⇒  http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2008/02/03/ED50UO8QM.DTL&hw=Baez+Obama&sn=001&sc=1000

Posted by 大沼安史 at 12:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-01-29

〔重要NEWS〕 「日本の脱ナチ化」を ジョージ・ソロス ダボスで語る

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)の「ダボス日記」を読んで、「寒気」(?)を感じた。

 スイスの冬のリゾート地のホテルで、米国&世界政治経済に影響力を持つユダヤ人大富豪、ジョージ・ソロス氏が1月25日の土曜日、世界経済フォーラムを取材中の米国人記者たちをランチに招待し、さまざまな問題に対し、率直な見解・意見を表明したのだ。

 〔ソロス氏がダボスで、今回の世界不況を戦後最大のものだと述べたことは、日本の一部主流マスコミでも紹介されているので、今回は省く〕

 ソロス氏が米記者団との懇談で述べた中身で(われわれ日本人にとって)最も注目されるのは、「日本(とトルコ……アルメニア人虐殺問題に言及していると思われる)が、暗い歴史の過去を認めるのを嫌がっていることで傷ついている」と発言し、さらにこう続けていることだ。

 「アメリカはドイツで導入した政策をフォローする必要がある」「われわれはある種の脱ナチ化(de-Nazification)のプロセスを行わなければならない」と。

 これは戦後日本に巣くい続けている「戦前的なもの」のパージを提案したものと、とることができる。

 ソロス氏はつまり、日本の右派勢力(政治経済の官僚統制=抵抗勢力)の排除を行うべきだと提案しているのである。

 この懇談の席でソロス氏は、「オバマ支持」を表明(予備選でヒラリーが勝ったら「ヒラリー支持」)した。

 ブッシュ後の民主党政権はもしかしたら、ソロス氏のアドバイスに沿って、「日本の1940年体制」の本格解体に乗り出してくるかもしれない。

 だから、本ブログでは何度も口を酸っぱくして言って来たのだ。「美しい国」……言いたい気持ちはわかる。「事実ではありません」……言いたい心情はわかる。しかし、単なる「イデオロギー回帰」ではダメなのだ。政治経済の官僚統制・支配の解体に踏み切らないと、この国に未来はない。

 ソロス氏の昼飯論議を雑談と聞き流してはいけない。

⇒ 
http://dealbook.blogs.nytimes.com/2007/01/27/george-soros-backs-obama-but-hedges-his-bets/?scp=1-b&sq=Soros%2C+Japan&st=nyt

Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2008-01-25

〔NEWS〕 ブッシュ政権 嘘・嘘・嘘……なんと「935連発」 「9・11」後の2年間 世論操作の集中砲火 まるで「WMD=Weapon of Mass Deception(大量破壊欺瞞)」 米研究所の調査で判明

 ブッシュ政権が2001年の「9・11」以降、2年間の間に、実に935件もの「嘘」をつき、世論を欺いていたことが、米国の「公共正直センター(センター・フォー・パブリック・インテグリティー)」の調査で分かった。

 核の「キノコ雲」とか、「イエローケーキ・ウラニウム」など、いわゆる「WMD(大量破壊兵器)疑惑」のフレームアップに使われて「嘘」を集積すると、38万語に達するという。

 同センターの委託で調査し、報告書を執筆したチャールス・ルイス氏らは、「一言で言えば、ブッシュ政権は 組織的に宣伝され、2003年3月19日のイラク軍事侵攻でその頂点を迎えた誤った情報をもとにアメリカを戦争に引きずり込んだ」と指摘している。

 これはもう、大沼の勝手な「もじり」で言えば、嘘の「WMD=Weapon of Mass Deception(大量破壊欺瞞)」である。

 「大量破壊兵器」は嘘だったが、「大量破壊欺瞞」はイラク侵攻、イラク占領をもたらし、イラクという主権国を破滅の危機に追い込んでいる。

 これだけでも「ブッシュのアメリカ」の罪は重いが、「9・11」そのものが「やらせ」とわかったら、タダではすまないだろう。「ブッシュ政権後」の「真相究明」がのぞまれる。

⇒  http://www.publicintegrity.org/default.aspx

  http://www.commondreams.org/archive/2008/01/23/6551/

Posted by 大沼安史 at 02:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-01-23

〔重要NEWS〕 米政府高官も関与 核物質・情報を売りさばく トルコ・イスラエル・パキスタン…… 闇のネットワークが暗躍 FBI内部告発者、S・エドモンズさんが暴露 ブッシュ政権が封印

 英紙サンデー・タイムズが、FBI(米連邦捜査局)内部告発者、シベール・エドモンズさんらの指摘をもとに、米政府高官も関与した核物質・情報密売スキャンダル暴露キャンペーンを続けている。

 米国の核施設から盗み出した核物質・情報を国際的な核の闇市場で売りさばいているという密売事件で、在米のトルコ、イスラエル、パキスタンのエージェント(情報部員)が関わり、ネットワークの中枢には米国務省、国防総省の「高官」がいる、とんでもない構図のスキャンダルだ。

 サンデー・タイムズは、イスラエルによるイラク原子炉(オシラク炉)空爆破壊や、イスラエル核開発をめぐるスクープ(バヌヌ事件)報道で知られる高級紙。
 同紙の追及(1月6日付、同20日付)の連打に対し、米国の主流メディアは沈黙を守っているが、今後の展開次第では、ブッシュ政権の屋台骨を揺るがしかねない、破壊的な可能性を秘めている。

 サンデー・タイムズの情報源の一人となった、S・エドモンズさんは、9・11後、トルコ語など中東の言語に堪能なことから、ワシントンにあるFBI翻訳センターで、傍受された電話での会話の翻訳にあたり、9・11前後のFBI上層部によるサボタージュ、情報隠蔽を内部告発して解雇された「ホイッスル・ブロワー」(警告の笛を吹く人=内部告発者)。

 彼女は9・11後、「調査委員会」が米上院での秘密会で証言したが、米司法省から国家安全保障を危うくするとして「発言」を封じられていた。

 今回、エドモンズさんがサンデー・タイムズとコンタクトをとったのは、二つの理由から。
 ひとつは、米司法省が2002年1月までに、彼女に関する「プログラム」を打ち切ったことがわかったこと。もうひとつは、同紙が昨年(2007年)11月25日の紙面で、アルカイダのテロリスト(現在、トルコの刑務所に収監)がトルコ滞在中、9・11ハイジャッカーたちの訓練を支援した、と報じたことから、同紙なら調査報道に取り組んでくれるのではないか、と期待したためだ。

 同紙は、「密売スキャンダル」の証拠である、「封印」された問題のFBIの関係ファイル、「203A-WF-210023」の存在を、米国の市民団体「リバティー・コアリション」に通報した「匿名の内部告発者」(身元は明らかにされていない)の「告発の手紙」とともに、「リバティー・コアリション」が情報自由法に基づき、情報公開を求め、「存在しない」と申請を却下された同ファイルの存在を確証する文書を入手。さらに、FBI、CIA関係者に取材して報道に踏み切った。

 同紙に対するエドモンズさんの暴露(S・E)と同紙の取材結果(S・T)は次の通り。

 ① (S・E)「トルコとイスラエル」のエージェントは、核情報を扱うロス・アラモス研究所など米国内の「あらゆる」軍事施設、研究機関に、PHD研究者らを「モグラ(モール)」として潜入させ、毎月、数回の頻度で核物質を取り引きしていた。
 トルコのエージェントは入手した秘密文書をコピーし、高値のつけたところなどへ売りさばいていた。

 ② (S・E)エドモンズさんは電話盗聴テープ〔彼女によれば、盗聴録音テープは1997年以降のものだったという〕に録音された、米国の当局者が15000ドルの現金による賄賂の受け渡しをアレンジする会話を聞いた。ワシントンの「アメリカ・トルコ評議会」など、トルコの在米外交ネットワークの場所が指定された。

 ③ (S・E)核物質・核情報の買い手の中にはパキスタン政府が含まれていた。トルコのエージェントはしばしば、パキスタンの軍情報部、「ISI」のために動いていた。トルコのエージェントの方が目立たず、動きやすかったからだ。「こうした取引をわたしは2年半の職務の間に少なくとも3回、(盗聴で)耳にした」

 ④ (S・E)彼女によれば、核の秘密情報の入った「パッケージ」は、外交官などをカバーとして装ったトルコ情報部員によって、ワシントンのトルコ大使館に配達された。

 ⑤ (S・T)パキスタン側のチーフは、ISI長官を務めていたマームード・アーマド将軍だった。〔同紙によると、このアーマド将軍は同時多発テロ直前、アタ容疑者に10万ドルを電信送金した疑いがもたれている〕アーマドは〔「イスラムの核の父」〕カーン博士と近い人物で、盗み出された核情報はカーンを通じ「ならずもの国家」に流れた可能性がある。

 ⑥ (S・E)エドモンズさんによると、このスキャンダルには、「よく知られた」米国務省の高官〔現在、退任。匿名の告発者の「手紙」で名指しされた。S・Tの取材に対し、事実無根と関与を否定。「手紙」はまた、この高官がトルコの関係者にCIAのフロント企業に接触するなと警告した電話の盗聴記録もある、としている〕)が関与しており、FBIのターゲット(捜査対象)になっていた外国のエージェントが国務省高官に電話をかけ、釈放・国外退去を依頼、「4人が尋問されずに国外追放」となった。〔大沼:この4人は、9・11後にニュージャージで捕まったイスラエル・エージェントである可能性がある〕

 ⑦ (S・E)エドモンズさんによれば、ペンタゴン(国防総省)の「数人の高官」も関与していた。その中の1人は、米国の一般家庭でも知られた高官だった。〔大沼:ラムズフェルド、あるいはウォルフォビッツあたりか……??〕

 ⑧ (S・E)エドモンズさんによれば、FBIは2000年夏、トルコのエージェントがデトロイトでサウジのビジネスマン2人と会い、アラバマ州の米空軍基地から入手した核情報を25万ドルの値をつけ売りさばこうとする現場を監視していた。

 ブッシュ政権(司法省)が「封印」するのも当然な(???)、前代未聞のスキャンダルだ。エドモンズさんは公開の公聴会の開催を要求しているが、ブッシュ政権がこれに応ずる気配はない。

 ブッシュ政権はいま「終末期」を迎え、「イラク占領」などさまざまな問題を抱えながら、ダッチロール状態に入りつつある。

 こうした「末期症状」のなかでさらに「内部告発」「暴露」が続くようだと、危機が進化し、政権の命取りになる可能性も高い。
 「9・11やらせ疑惑」の追及に発展する可能性さえはらんでいる。

 こんごのサンデー・タイムズの「続報」報道、米マスコミの「後追い」に注目しよう。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article3137695.ece

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article3216737.ece

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/europe/article2936761.ece

Posted by 大沼安史 at 02:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-01-21

〔NEWS〕 日本を国連常任理事国に 英首相が提案

 英国のブラウン首相が日本を国連の常任理事国にする下地作りに乗り出しているそうだ。

  ドイツ、インド、ブラジル、そしてアフリカ代表(1、2ヵ国)と一緒に常任理事国するべく、秘密折衝に入っているという。

⇒  http://news.independent.co.uk/world/article3356210.ece

Posted by 大沼安史 at 01:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-01-15

〔NEWS〕 指紋・掌紋・虹彩……米FBIが主導でグローバルな「生体認証」データベース構築 その名も「空のサーバー」 

 米国主導による「生体認証」のデータベース構築が世界規模で構築されてようとしている。
 英紙ガーディアンが1月15日に暴露したもので、その名も「空のサーバー」。

 米国のほかオーストラリア、カナダなどアングロサクソン系5ヵ国が参加し、「テロリスト」や「犯罪者」の指紋・掌紋・虹彩などバイオメトリクス情報を共有するという。

 (大沼・注)日本政府も昨年11月から、16歳以上の外国人に対し、入国の際、指紋と顔写真を義務付けているが、これもFBI=米連邦捜査局主導の動きの一環かも知れない。

 このアングロサクソン系5ヵ国は、全世界盗聴・盗視・盗読ネットワーク、「エシェロン」を秘密運用しているが、今回の「空のサーバー」はそれを補完・強化するものだろう。

 そのうち、日本政府へも「参加せよ」との圧力がかかるかも……いや、すでに警察・入管当局による、バイオメトリクス情報の提供が始まっているかも知れない。

 新聞・テレビの主流メディアの記者には是非とも、この点に探りを入れてほしい。

⇒ http://www.guardian.co.uk/print/0,,332065468-105744,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-01-14

〔NEWS〕 ブッシュよ、「自由」を語るなら、サウジ、エジプトのブロッガーの釈放を独裁者に迫れ! 世界の人権団体が要求

 ブッシュよ、お前が「自由」を語るなら、サウジ、エジプトの獄中にいるブロッガーの釈放を、両国の独裁者たちに求めよ!……アムネスティー・インターナショナルなどの人権団体が、中東歴訪中の大統領に、こんな要求を突きつけた。

 ブロッガーの端くれとして、わたしも(大沼)も、ブッシュに迫りたい。「自由」を標榜する国の大統領であるのだから、サウジ、エジプトのブロッガーを、塀の中から奪還してみよ、と。

 英紙インディペンデント(電子版)が1月14日付の記事で報じた。

 アムネスティーなどが釈放を求めているブロッガーは、サウジのファウアド・アル・ファルハン氏と、エジプトのアブデル・カリム・スレイマン氏。

 ファルハン氏(32歳)は実名でサウジの政治・社会問題をブログで分析し、昨年暮れ、当局に逮捕され、罪名も告げられないまま、すでに35日、獄中につながれている。

 スレイマン氏(20歳代)は「カリム・アメル」の名前で、昨年2月、エジプトのムバラク大統領を独裁者とグログ上で批判するなどしたことから、4年の刑を言い渡され、獄中にある。

 ブッシュ大統領は13日、アラブ首長国連邦で演説し、デモクラシーにとっての「表現の自由」の必要性を強調したそうだ。

 それなら、ブッシュよ、口先だけでなく、釈放を実際に勝ち取ってみな、と迫っているわけだが、日本政府も「テロとの戦い」ばかり言っていないで、たまには「言論の自由」「人権の尊さ」に言及してみてはどうか?

 「中国」「北朝鮮」「ミャンマー」……言うべき国は中東のほかにもいっぱいある。

⇒ http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article3336093.ece

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Posted by 大沼安史 at 09:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 オーウェルもビックリ!……「監視社会化」する英国 保釈犯罪者の体内にスパイ・チップの埋め込みを計画

 ジョージ・オーウェルが生きていたら、きっと「1984年」の「続編」を書きたい気持ちになるだろう。英国の「監視社会化」がさらに進もうとしているのだ。

 保釈された犯罪者の体内に「スパイ・チップ」を埋め込み、動静をモニターする計画が進められているという。
 英紙インディペンデント(電子版、1月13日付)が英国内務省の動きをスクープ報道し、警鐘を鳴らした。

 報道によると、刑務所から保釈で社会に“復帰”した犯罪者の体内に皮下注射で、米粒2粒の大きさの、コンピューター・チップと銅線のアンテナ、発信装置の入った強化ガラス製のカプセルを埋め込む。

 コンピューター・チップには犯罪者の個人データが記憶されており、犯罪者の動静をGPS(ナビ・システム)でモニターする。

 ある特定の犯罪者がいまどこにいるか、リアルタイムで把握し、犯罪者の「再犯」に防ぐ狙いだ。

 英国内務省の当局者はインディペンデント紙の取材に対し、計画を進めていることを確認した。

 「スパイ・チップ」と呼ばれるこの方式、犯罪者をどんどん保釈し、パンク寸前の刑務所の収容者を減らすのが狙いだ。

 英国の刑務所の収容者数は急増の一途をたどり、この10年間で2万人増えて、現在8万人に達している。警察署内での留置者は昨年(2007年)だけで、前年の、驚くなかれ13倍に増えている。

 このため英政府は今後、6ヵ年で「超巨大(スーパー)刑務所」を2ヵ所新設するなどして2万人の「定員増」を図るが、それでも対応しきれないことから、「スパイ・チップ」つきで“野放し”する方向で準備に入った。

 実は英国ではすでに「格子なき刑務所」プロジェクトの名の下、保釈した犯罪者の足首にブレスレット(足環)を取り付け、、携帯電話の通信ネットワークを利用して監視を続けるシステムを2005年から稼動して来た。ところが、「足環」を壊すなどして「逃亡」する受刑者が急増したりしたことから、昨年から休止し、信頼性の高いシステムへの切り替えを検討して来た。

 この「スパイ・チップ」、米国のベリ・チップ社が世界的な業界リーダーだが、もともとは犬な牛などペット、家畜用に開発されたもの。それが人間にも使われるようになっており、米国では刑務所内で他の受刑者の脅威となっているギャングに対して埋め込まれ、刑務所内の動静の監視に使われているそうだ。

 こうした英政府の動きに対して、「リバティー」など人権擁護団体から反発が出ているが、「足環」よりいい、という意見や、性犯罪者の監視対策として有効といった声もあり、このままスンナリ、実現してしまう恐れもある。

 英政府の計画では、「スパイ・チップ」は当面、保釈した犯罪者の「監視」に限定したシステムにする予定だが、技術開発が進めば、「バイブ警報」や「電気ショック」で犯罪者をリモートコントロールするようなところまで行き着くのは必至だ。

 英国でうまく行けば、日本政府も当然、真似しようとするだろう。日本の人権団体も今のうちから、反対運動を強める必要がある。

 
⇒ http://news.independent.co.uk/uk/politics/article3333852.ece

Posted by 大沼安史 at 12:11 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-01-11

〔NEWS〕 ホルムズ海峡 イラン艦艇・一触即発事件 「自爆攻撃するぞ」 ブッシュ政権 ビデオ音声 でっち上げ疑惑

 ホルムズ海峡で6日に起きた、米艦とイラン艦艇とのニアミス事件は、ブッシュ政権のフレームアップである疑いが濃厚となった。

 米政府が8日に公表した現場の様子をとらえたビデオでは、なまりの強い英語による「攻撃するぞ。お前らは数分以内に爆破される」という「自爆攻撃」の脅しの声がかぶっていたが、10日、イラン側が公開した、ビデオによる交信の音声は声質が違っており、内容も「連合軍の軍艦73号、こちらイラン海軍のパトロールボート」と、米艦に呼びかけるものだった。

 ペンタゴン当局者も、ビデオの「自爆脅迫」が現場のイラン艦艇から直接出されたものでないことを認めたそうだ。

⇒  http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,2239119,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ケリー氏 「オバマ候補を支持」

 2004年大統領選の民主党候補、ジョン・ケリー氏が、オバマ候補の支持を表明した。今月26日に行われるサウスカロライナ州での予備選で同候補を支援する。

 ケリー氏は「誰がオバマ氏以上にアメリカの政治史に新しい一頁を開くのか?」と問いかけ、ホワイトハウスにおける「権力の移行ではなく、権力の変容」をオバマ氏に託した。

 ケリー氏の「オバマ氏支持」はヒラリー候補によって大きな打撃だ。

http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/01/post_678d.html href="http://news.independent.co.uk/world/americas/article3328416.ece">http://news.independent.co.uk/world/americas/article3328416.ece

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Posted by 大沼安史 at 05:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-01-09

〔NEWS〕ヒラリー 巻き返す ニューハンプシャー

 ヒラリーがニューハンプシャーの予備選で巻き返し、僅差でオバマ候補を破った。
 
 オバマに勝つために「変化」を言い出し、無党派層、とりわけ「若者」を取り込む巻き返しに出ていたヒラリーが、息を吹き返した。

 オバマに期待をつなぐわたしとしては残念な結果だ。
 巻き返せ、オバマ!

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Posted by 大沼安史 at 02:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2008-01-07

〔NEWS〕 デモクラティック・スクール 「サドベリー・バレー校」の代表、ダニエル・グリーンバーグ博士(PhD)の開校30年記念講話集、『自由な学びが見えてきた ~ サドベリー・レクチャーズ』、日本語版(本邦初訳)を出版 

 ダニエル・グリーンバーグ氏のレクチャー集、『自由な学びが見えてきた』を、拙訳(大沼訳)で緑風出版から出版しました。

 かねがね翻訳作業を続けていたもので、またも出版社(緑風出版)のご理解と励ましにより、出版にこぎつけました。

 訳者として……「日本にサドベリー校を」と願うひとりとして、是非、読んでいただきたいと思います。

 とくに「会話」の重要性を「語りおろした」部分は圧巻です。
 目からウロコがおちました。こどもたちの「私語」の意味、それを抑圧する無理解……小生もまた、いわゆる「自由教育」について20年近く、学んできたものですが、教えられることばかりでした。

 「ポスト産業社会」に入った斜陽・日の丸=日本における「教育再生」の道は、戦前・戦中型の「統制教育」の復活ではなく、サドベリー流の「デモクラティックな教育」にある……そのことをいっそうクリアに見せてくれる一冊です。

 広げていただければ、幸いです。「解題」は下記(6行ほど下)参照。

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 ○○○○ 以下は、『自由な学びが見えてきた』の「訳者あとがき」です。

 
 ★ 訳者あとがき 解説・解題に代えて

 本書は「サドベリー・バレー校」の創始者で、その中心的指導者であるダニエル・グリーバーグ氏による、同校の創立三十周年を記念した連続講話をまとめた原著、A Clearer View : New Insights into the Sudbury School Model (二〇〇〇年、サドベリー・バレー校出版会)の全訳である。

 原著のタイトルが示すように、この本は、サドベリーの一九六八年以来の歩みを、三十年後の時点で振り返り、「デモクラシーの学校」であるサドベリーの基本理念を再検討し、経験の広がりと奥行きの中でその本質に焦点をあて、「サドベリー教育」の本質をより鮮明な視野(クリアラー・ビュー)の中でとらえ返したものだ。

 三十年という時間は長く、その経験は重い。それは「歴史の単位」といってよいほどの時間の流れである。その三十年に及ぶ実践の積み重ねの中で、「サドベリーの教育」の基本理念は、当事者(子ども、スタッフ、親)によってどのように「生きられ」、どう深まって行ったか?
 その再検証の結果を、包み隠さず、あますところなく語ったものが、本書に収録されたグリーンバーグ氏による、この全六回の三十周年記念連続講話(レクチャー)である。

 第一講の「遊びの意味」が語られたのは、一九九七年十月二十八日。最終の第六講、「サドベリーが全員のためのものではない理由」が行われたのは、翌九八年三月二十五日。

 つまり、グリーンバーグ氏による連続講話は、半年間近い時間の流れの中で、月一、二回のゆったりしたペースで、じっくり語られたものなのだ。

 それは二十世紀の教育改革運動のひとつの頂点を自ら築き、新たな学校モデルとして全世界に広がり出した「サドベリー」の、最初の熟成と言っても構わない、完成度の高いものである。

 自画自賛ではない、徹底した自問自答。
 教育的な「言説」にありがちな、現実を隠蔽する美辞麗句を見事に排した、平易で透明な言葉づかい。
 それは元々、コロンビア大学で教えていた物理学者で科学史家でもある、グリーンバーグ氏の真骨頂を示すものである。

 第一講は「遊び」の意味を縦横に論じたものだが、訳者が感心させられたのは、「遊び」と「革新(イノベーション)」の相似を指摘した部分である。

 「遊び」と「革新(イノベーション)」をともに「広い枠組」と「狭い枠組」の二つに分け、それぞれが対応し合っていることを、科学史を振り返ることで明確に指摘したところなど、「サドベリー」で子どもたちの「遊び」を目の当たりにして来た科学史家、グリーンバーグ氏ならでは見事なものだ。
 各自の創意工夫による「革新」が経済の主エンジンになるべき「後(ポスト)・産業期」を迎えた今、日本にも「自由な遊び」を基調とする「サドベリー教育」が必要な理由はここにあると言える。
 
 第二講は「会話」の死活的な重要性を指摘したものだが、ここでも目のうろこが落ちる思いがした。
 子どもたちの「会話」(おしゃべり、話し合い)の「起源」を、古代ギリシャのアリステレスの学園に求め、二〇世紀理論物理学の砦であったコペンハーゲンの「ニールス・ボーア研究所」の逸話で補強しながら、その教育的な意味を開示してみせたあたり、古代ギリシャ哲学に関する著作を持つ、グリーンバーグ氏ならでは力技である。
 
 これを読めば、わが国の教育現場における「私語」に対する見方も一新されることだろう。

 第三講は「親」の役割について述べたものだ。
 グリーンバーグ氏はサドベリーのスタッフ(教師)であると同時に、子どもをサドベリーに通わせる親であった経験を元に、家族の転居といった「大きな決断」は親が、それ以外の「小さな決断」は、サドベリーにおける日々の決断を含め、すべて子どもに任せ、その子どもの「決断」を親として守り抜く必要性を指摘している。
 それこそが、子どもに「干渉」しながら、子どもの「独立」を促す、「親」の矛盾した立場を解決する現実的な道だ、と。
 
 このくだりを読んで、なるほど、子どもに「干渉しない保護」というのもあるのか、と気づかされるのは、訳者であるわたし一人ではないだろう。

 第四講は、サドベリーの中心的な指導者(創設者、当事者)であるグリーンバーグ氏が、「デモクラシーの学校」理論を全面的に語り下ろしたもので、連続講話の山場とも言うべき部分だ。
 
 グリーンバーグ氏は「サドベリー教育」の素地を「アメリカのデモクラシー」に求め、その核心的コンセプトである、「個人に対する権利の付与(インディヴィジュアル・エンパワーメント)」を現実化するものこそ、サドベリー的な「デモクラシーの学校」であると主張する。
 
 つまり、サドベリーにはアメリカのデモクラシーが息づき、子どもたちにパワーが与えられているということだ。言い換えれば、サドベリーのデモクラシーとは、アメリカのデモクラシーの理想の「小宇宙」であるのだ。
 その点で言うと、「日本の学校」には子どもに対するエンパワーメントを軸とした「デモクラシー」の「デ」の字もない。
 ということは、学校の現実を拡大した「日本社会」にも実は「デモクラシーがない(あるいは不足している)」ということか?……

 さて、第五講は「子どもの自立」と「役割モデル」の関係に焦点を合わせたものだ。

 「サドベリー教育」のひとつの特長は、四歳から十八歳までの子どもが入り混じり、群れのようになって育つ「年齢ミックス」教育だが、この「年齢ミックス」が子どもたちの「役割モデル」としてどのような役割を果たしているか、具体的な事例をもとに詳しく分析されている。

 子どもの群れを「学年」「学級」に分割・隔離し、「教室」の枠内に閉じ込めておくことが、果たして「正気の沙汰」なのか、日本人のわれわれにも鋭く反省を迫るくだりだ。

 最終講の第六講は、全体を締め括るクライマックスの部分である。

 ここでは「サドベリー教育」の根幹にある「自由な学び」を阻害しているものの正体が明らかにされる。「時代」はいまや「後(ポスト)・産業期」入りしているにもかかわらず、子どもの主体性を奪い、子どもを無力化する「産業期」の学校教育の弊害が「学習障害」としてなお居座り、子どもが「自由な学び」という「自然状態」に帰るのを阻んでいると、グリーンバーグ氏は指摘するのだ。

 これを日本にあてはめれば、わが国の「後(ポスト)・産業社会」化を阻んでいるのは、文部科学省の「統制教育」である、ということになる。

 文科省とはすなわち、子どもの主体的な学びを破壊する「学習障害」の総元締めであり、速やかな「後(ポスト)・産業期」への移行を図らなければならないわが国の「国益」さえも損う「元凶」、というわけだ。
 
 グリーンバーグ氏の「連続講話」が行われたのは、サドベリーの「納屋(バーン)」校舎(といっても昔、納屋として使われていた棟を改築しただけのことだが)である。

 ここは卒業式など「全校集会」が行われる場所だが、訳者であるわたしは、本書を翻訳中、アリストテレスやプラトンの時代の古代ギリシャの「学園」(アカデミヤ)とは、もしかしたらこの「納屋」のような雰囲気のものだったのではなかったか、との空想に何度もとらわれた。

 話者が自ら問いかけて真理に迫り、聞き手が質問して「対話」が生まれる、あの「アカデミア」の雰囲気を勝手に想像したのである。

 そう、「サドベリー」とはまさに、現代の「学園(アカデミア)」であると。

 こんな「サドベリー」を日本にも欲しい。「管理と統制のゾンビ」が「再生」するのではなく、「子どもの学びが再生する」学校が欲しい。
 そう願うのは、訳者一人に限ったことではないだろう。これは、本書を読み終えた読者諸氏に共通する切実な思いではないか。

 本書は、緑風出版から二〇〇六年四月に出た、ダニエル・グリーンバーグ著、『世界一素敵な学校』の続編である。併せて読んでいただければ幸いである。

 なお、本書(日本語版)では、一九九九年に来日し、全国各地で講演を行ったダニエル・グリーンバーグ氏による「日本訪問記」と、サドベリーの卒業者の証言をいくつかまとめた、訳者による「サドベリー素描」なる一文を付録として添えた。

 とくにグリーンバーグ氏による「日本訪問記」は、日本における教育改革の方向を指し示すもので、ぜひ読んでいただきたいものである。
 
 最後に訳者の特権(?)として、私的なことに触れることをお許しいただきたい。

 本書の第六講に、「太陽」を「緑」色に描いた女の子の話が出て来る。
 このくだりを読んで触発されたわたしは、「自由が丘サドベリースクール」という架空の「学校」を舞台にした、『緑の日の丸』という小説を書き、二〇〇七年一月、仙台市の出版社、「本の森」から刊行した。

 このときも実は、書きながら何度も思った。
 日本にもサドベリーを!

 これが間もなく還暦を迎えようとする「七〇年世代」の訳者の、見果てぬ最後の夢である。

                               二〇〇七年十一月 横浜で
                                  訳者 大沼 安史

Posted by 大沼安史 at 12:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-12-30

〔NEWS〕 ブット暗殺 真犯人は「サングラスをかけた背広の男」 その背後の白衣の男が自爆 英紙デイリー・テレグラフが報道

 テレグラフ紙が報じた「真犯人の写真」は、現場に居合わせたアマチュア写真家が撮影したもので、パキスタンの「夜明け」テレビが速報したものだ。

 同紙は、車に同乗していたブット女史の側近の「目撃証言」を紹介しているが、これは独自取材によるスクープのようだ。その側近は独シュピーゲル誌によると、以前、同紙の特派員を務めていたという。

⇒  http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml;jsessionid=ZYPOZE3BEMPVPQFIQMFCFFWAVCBQYIV0?xml=/news/2007/12/30/wbhutto130.xml

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Posted by 大沼安史 at 11:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-12-10

〔NEWS〕 CIAがイラク核科学者を「一本釣り」 「頭脳漏出(ブレーン・ドレイン)」作戦で5人を確保 LAT紙が報道

 米ロサンゼルス・タイムズ紙は12月9日、米国情報機関のCIAが2005年から秘密裏に実施した「頭脳漏出(Brain Drain)」作戦で、イランの核科学者5人を国外に脱出させたと報じた。

 イランの「頭脳」を流出させ、核開発能力を殺ぐ作戦。

 米情報機関はさきごろ、イランは2003年に核開発を中止したとの「評価」をまとめたが、この報告づくりにも、亡命科学者の情報が一定程度、生かされたものと見られる。


http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-usiran9dec09,0,3638197.story?coll=la-home-center

Posted by 大沼安史 at 06:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-12-09

〔NEWS〕 英国 全家庭電力を風力発電で 2020年まで沿岸に「風のファーム」張り巡らす

 英紙インディペンデント(電子版)は12月9日、英政府のハットン産業相が10日、ベルリンでの会議の席上、英国沿岸に風力発電所(「風のファーム」)を展開し、2020年までに英国内の全家庭分の電力を風力で産み出す、との計画を発表すると伝えた。

 風力発電で産み出すのは、すでに計画済みの風力発電分と合わせ32ギガ・ワット。

 ロンドンでは8日、氷雨を衝いて数千人が米国大使館までデモ行進し、ブッシュ政権に対して地球環境保護に踏み切るよう要求した。

〔大沼〕 日本も英国同様、島国。「道路特定財源」を使えば、風力発電所銀座(??)を全国に開設できるのではないか?

⇒ http://environment.independent.co.uk/green_living/article3236132.ece

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Posted by 大沼安史 at 10:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-11-12

〔NEWS〕 デンバーで反戦復員兵50人がパレードに参加

 米コロラド州デンバーで11月10日、恒例の「ベテラン(復員兵)・デー」のパレードに、50人の反戦復員兵が初参加して行進した。

 主催者のデンバー連合復員兵評議会は当初、昨年のパレードでの混乱を理由に反戦復員兵の参加を許可しない方針でいたが、前日になって認める決定を下した。

 反戦復員兵たちは「イラクは砂漠のベトナムだ」などのメッセージを掲げて行進。拍手と野次を浴びたそうだ。

 アメリカの底流に「イラク反戦」の動きが根付きだしたかたちだ。 


  http://washingtontimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20071111/NATION/111110031/1002&template=printart

Posted by 大沼安史 at 06:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イスラエル シリアによる原子炉攻撃を警戒 「パトリオット」部隊を配備

 英紙サンデー・タイムズ(電子版)が11月11日に報じたところによると、イスラエルは核兵器開発の中枢である「ディモナ炉」を防護する警戒警報を前週だけで30回も発していた。

 シリアの核施設に対する報復を警戒しての措置。

 ネゲブ砂漠にある同原子炉には、「パトリオット」ミサイル部隊が配備されている。 


  http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article2848246.ece

Posted by 大沼安史 at 05:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-11-09

〔NEWS〕 ワタダ中尉 「再審なし」の可能性

 米紙シアトル・ポスト・インテリジェンサー(電子版)が11月9日、報じたところによると、イラクへの出征を拒否して軍事裁判にかけられた日系アメリカ人陸軍将校、アーレン・ワタダ中尉の再審は行われてない見通しが強まった。

 シアトルの連邦判事が、「一事不再理」の原則に立ち、再審を止める予備的な判断を示したためで、ワタダ中尉への訴追は見送られるそうな見通しだ。

 よかった。 


http://seattlepi.nwsource.com/local/338914_watada09.html

Posted by 大沼安史 at 06:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 混迷パキスタン 米情報機関 「イスラムの核」を監視

 ロサンゼルス・タイムズ(電子版)が11月8日に報じたところによると、米国の情報機関がパキスタンの保有する「核」の保全に神経を尖らせている。

 いまのところ、ムシャラフ政権の核の管理体制は揺らいでいないが、混乱がさらにエスカレートすれば、「拡散」の危険も出てくることから、CIAをはじめとする各情報機関が監視体制を一斉に強化している。

 米情報機関が描く最悪のシナリオは、アルカイダなどテロリストのネットワークが、パキスタン内の核施設を襲う、というものだそうだ。

 パキスタン軍部の一部恐強硬派がテロ組織と連係することも想定されている。

 核爆弾の奪取までいかなくとも、核物質の確保に成功すれば、「核」の製造まであと一歩だからだ。

 西側の核の専門家らは、パキスタンが「核」を50発つくるだけの高度濃縮ウランの製造に成功している、と見ている。

 ムシャラフ大統領はパキスタン軍の内部に「戦略計画部門」という専門組織をおき、「核」を一括管理している。

 そのムシャラフが権力の座を追われたあとの「核」の行方が懸念されるところだ。

 CIAの元長官、ジョージ・テネットがこの春に刊行した著書によれば、2001年の「9・11」の数週間前、パキスタンの核専門家2人が、アフガンでビンラディンと会い、アルカイダの核武装について話し合っている。
 情報筋によれば、その2人は現在、それぞれの自宅に軟禁されているという。


http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-nukes8nov08,1,3301346.story

Posted by 大沼安史 at 06:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-11-08

〔NEWS〕 「戦争とはテロである」 ハワード・ジン氏 学生に「服従の撤回」を呼びかけ

 米国の歴史家で反戦活動家でもあるハワード・ジン氏は11月6日夜、ボストン大学のモース講堂で講演し、アメリカ人はいまや「政府に対する服従を引き揚げる」必要があると述べ、ブッシュ政権に対する抵抗を呼びかけた。

 ボストン大学の学生新聞が報じたもので、同大学で教えていたこともあるジン氏は、「(ブッシュ政権のいう)テロとの戦争とは食わせ物である。テロとは、どこにでもある考えのひとつだ。それに対して戦争を仕掛けられるものではない。もし、テロというものが、あらかじめ定められたある重要な目的を達成するため、罪も無い人びとを殺すものなら、人びとに対する戦争はテロである。戦争とはテロなのだ。イラクにおけるわれわれの戦争テロは、世界貿易センターの双子のタワーの死者より、さらに、さらに多くの人びとを殺している」と指摘。

 さらにジン氏は革命こそ、アメリカ人が採り得る唯一の選択肢だと述べ、会場の200人の聴衆に対して「違った世界」に向けて「民衆」の運動を組織するよう呼びかけた。 

 〔大沼・注〕 日本の政府は「テロとの闘いこそ、国際社会における日本の任務」などと決まり文句を抜かしているが、アメリカ史の泰斗、ハワード・ジン氏によれば、「テロとの闘いは、人びとに対する戦争」で、「テロこそ戦争」である。

 ジン氏が呼びかける「不服従」は、日本政府にも向けられたものだ。


 http://media.www.dailyfreepress.com/media/storage/paper87/news/2007/11/07/News/Zinn-Renews.Call.To.End.sham.War-3084467.shtml

Posted by 大沼安史 at 03:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (2)

2007-11-04

〔NEWS〕 「イラク開戦」に「貢献」 「移動生物兵器ラボ」を“告発”したガセネタたれこみ男、コード名、「カーブボール」の身元判明 CBSテレビが突き止める 

 米CBSのニュース番組「60ミニッツ」は11月4日、サダム・フセインが「移動生物兵器ラボ」を持っていると“内部告発”、ブッシュ政権の「イラク開戦」口実づくりに貢献した、暗号名、「カーブボール」の身元を突き止め、放映した。

 「カーブボール」はこれまで、イラク戦争の開戦を煽った、「イラク国民会議」のアハマド・チャラビの側近の兄弟、と判明していたが、実名が確認されたのは、今回が初めて。

 ラフィド・アハマド・アルワンという男で、イラクの大学での「化学」の成績評価は低く、バグダッドではタクシーを運転していたこともあった。性犯罪で入獄したことも。20代の後半、ドイツに渡って、見習い技術者として働いていたが、CIAのいうような「プロジェクト長」ではなかったという。

 アメリカの「永住権」欲しさに口から出まかせを言い、ドイツ情報機関から酷評されていた人物だが、ブッシュ政権の「口実」集めのなかで一躍、「出世」を遂げ、「大量破壊兵器」の「脅威」演出に一役買った。

 〔大沼・注〕 所詮は実直に、直球勝負で生きて来なかった男。そんな男の「曲(くせ)球」が、ブッシュ政権の思惑のど真ん中をつき、「スター選手」の座にまつりあげられていた……。

 拙著、『戦争の闇 情報の幻』でも書いたことだが、「世論」とは「曲げられる」ものなのだ。
 イラク開戦へ向かう局面の中で、事実の捏造・歪曲に協力させられた、米マスコミ、CBSの反撃。
 
 遅まきながら、ホワイトハウスも動くに動けない、リベンジの一球が決まった!!


http://www.cbsnews.com/stories/2007/11/01/60minutes/main3440577.shtml

Posted by 大沼安史 at 12:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-11-03

〔NEWS〕 シリア核施設を空爆したのは米軍機 しかも「核爆弾」を使用 ???  「アル・ジャジーラが報道」とイスラエル紙が報道

 イスラエルのエルサレム・ポスト紙(電子版)が11月2日に報じたところによると、アル・ジャジーラ(電子版)は11月2日、9月6日のシリアの「核施設」(黒鉛炉)を空爆したのは、伝えられたようにイスラエル軍機ではなく、実は米軍機(F15、F16各1機)で、それも戦術核(核爆弾)を使用したと報道した、と伝えた。

 シリアの核施設は、投下された核爆弾1個によって完全に破壊されたという。

 「イスラエル、アラブ筋」による「情報」とされる。

 「イスラエル軍機」が空爆した、というのは米軍機による攻撃を隠蔽するカバーだった、という。

〔大沼・注〕 アルジャジーラ・ネットのサイトで確認しようとしたが、できなかった。
 エルサレム・ポストの「誤報」とは考えにくい。
 今後の推移に注目しよう。 


http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1192380718519&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull

Posted by 大沼安史 at 01:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-11-02

〔NEWS〕 「9・11」 サウジ情報機関 実行班グループを「追跡」 米が対応していればテロは防げたはず バンダル王子が言明

 CNN(電子版)が報じたところによると、サウジアラビアのバンダル王子(アブドラ国王の国家安全保障問題アドバイザー、前駐米大使)は10月1日、アラブ衛星テレビ「アル・アラビア」で、2001年の「9・11」同時多発テロの際、サウジの情報機関は実行犯グループのほとんどを、「照準を当て」ながら「活発に追跡」していたことを明らかにした。

 バンダル王子はさらに、「もしもアメリカの治安当局がサウジの治安当局と真剣に、信頼できる方法で関与しいたら、わたしの意見では、事件を防げたと思う」と述べた。

 アブドラ国王が、「ロンドン地下鉄テロ」の際、英当局に事前にサウジ諜報機関の情報を知らせていたと言明したことに続く暴露。

 「9・11」(ニューヨーク、ワシントン)、「7・7」(ロンドン)テロの「真相」の一端が闇の中から覗いたかたちだ。


http://www.cnn.com/2007/WORLD/meast/11/01/saudiarabia.terrorism/index.html

Posted by 大沼安史 at 06:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-10-29

〔NEWS〕 サウジ国王 訪英前に言明 ロンドン地下鉄テロ事件で 英政府はサウジ情報活用に失敗 テロを阻止できず

 英紙ガーディアン(電子版、10月29日付け)に、サウジアラビアのアブドラ国王が訪英を前に、英BBC放送と会見した、との記事が掲載された。

 読んでビックリした。

 サウジ国王は、2005年7月7日のロンドン地下鉄同時多発テロについて、サウジは情報を事前に英当局に提供していたのに、その活用に失敗し、テロを未然に防がなかった、と言明したというのだ。

 国王自ら異例の発言!
 それも、これから英国を訪問するというそのときに。

 本ブログでも指摘した通り、あの「7・7」テロも、アメリカの「9・11」同様、謎に満ちた事件だった。

 「テロ」を“やらせ”て政治的に利用する……あってはならないことなのに……。


http://www.guardian.co.uk/saudi/story/0,,2201181,00.html

Posted by 大沼安史 at 08:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 サウジ国王 訪英前に言明 ロンドン地下鉄テロ事件で 英政府はサウジ情報活用に失敗 テロを阻止できず

 英紙ガーディアン(電子版、10月29日付け)に、サウジアラビアのアブドラ国王が訪英を前に、英BBC放送と会見した、との記事が掲載された。

 読んでビックリした。

 サウジ国王は、2005年7月7日のロンドン地下鉄同時多発テロについて、サウジは情報を事前に英当局に提供していたのに、その活用に失敗し、テロを未然に防がなかった、と言明したというのだ。

 国王自ら異例の発言!
 それも、これから英国を訪問するというそのときに。

 本ブログでも指摘した通り、あの「7・7」テロも、アメリカの「9・11」同様、謎に満ちた事件だった。

 「テロ」を“やらせ”て政治的に利用する……あってはならないことなのに……。


http://www.guardian.co.uk/saudi/story/0,,2201181,00.html

Posted by 大沼安史 at 08:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-10-28

〔NEWS〕 全米でイラク反戦行動 シスコでは「3万人」がダイ・イン 

 全米各地で10月27日、イラク戦争に反対する抗議行動が一斉に行われた。
 連邦議会上院が開戦を容認した5周年の日に合わせたプロテスト。サンフランシスコでは主催者側発表で「3万人」が参加するなど、各地で盛り上がりを見せた。

 サンフランスコのデモ参加者たちはこの日、市内マーケット通りで路上に倒れ伏す「ダイ・イン」を3分間、行った。
 イラク戦争で亡くなった100万人を超すイラク人犠牲者を追悼する、連帯の“die-in”。

 再開されたデモ行進は、女性たちの反戦団体、「コード・ピンク」の指導者らを先頭に、ドロレス公園へと練り歩いた。
 デモ隊のなかには「怒れるおばあちゃん」たちの姿もあった。昔の反戦歌を歌いながら、歩き通した。

 ドロレス公園では、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんや、アメリカ先住民の「AIM」(アメリカ・インディアン運動)の指導者、デニス・バンク氏らが演説した。

 シンディーさんはナンシー・ペロシ下院議長(民主党)に対抗して次期下院選への出馬を表明しており、平和の一票を、彼女に投じるよう呼びかけた。

 デニス・バンク氏は「若者たちがいることに、希望を感じる」と述べ、ベトナム戦争を終結へと動かしたステューデント・パワーの再現を訴えた。

 「軍人家族は発言する」に所属する、母親のアン・レーズラーさんの息子さんは、イラクでトラウマを背負い、PTSDになって帰って来た。「イラク戦争は上院が始めた戦争だ。上院議員たちの手は血で濡れている」と非難した。

 シカゴでは警察発表で「5000人」がデモに参加した。インディアナなどから「反戦列車」でシカゴ入りした人も多かった。

 参加者のひとり、ジェームズ・レッドマン氏はイラク帰りの復員兵。
 「米軍は標的になっている。勝てるとは思えない。解決はない。軍事的な解決はない」と訴えた。

 ニューヨークでは雨の中、デモが行われた。ボストンでも、シアトルでも。
 
 反戦デモが滅多に起きないユタ州のソルトレーク・シティーでも市民たちが立ち上がった。

 反戦デモはカナダのオンタリオでも行われ、ウォータールーでは復員兵と平和運動家がともに行進する姿も見られた。

http://www.oct27.org/national

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/10/27/AR2007102701427.html?hpid=sec-nation

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2007/10/28/BAJHT0ULT.DTL

http://cbs2chicago.com/local/war.protest.march.2.413874.html

http://www.post-trib.com/news/622893,peacetrain.article

http://www.king5.com/localnews/stories/NW_102707WAB_iraq_protest_KS.1b1b85c9c.html

http://news.therecord.com/News/BreakingNews/article/262110

Posted by 大沼安史 at 07:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-10-22

〔NEWS〕 10・27 イラク反戦 全米統一行動

 10月27日、全米各地で、イラク反戦の統一行動が行われる。
 「平和・正義連合」(UPJ)が呼びかけている。


http://www.oct27.org/

Posted by 大沼安史 at 05:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-10-04

〔NEWS〕 ミャンマー 1700人が工科大学旧校舎に拘束 日本政府は東京新聞通信員 ウィン・ザウ氏を救出せよ!

 英紙タイムズのケネス・デンビー特派員が、10月3日の同紙(電子版)にヤンゴンから報じたところによると、女性200人、10歳の少年僧を含む1700人の僧侶、市民が、郊外の国立工科大旧校舎に拘束されている。

 同紙によれば、この工科大学旧キャンパスのほかにも、秘密の収容所が設けられているらしい。

 こうした拘束者の中には、東京新聞の通信員で、元大学教師のウィン・ザウ氏(56歳)も含まれている。

 ザウ氏は9月28日午前零時過ぎ、自宅のドアをノックした平服姿の6人の男に呼び出され、そのまま消息を絶った。
 6人のうちの2人はミャンマー内務省の職員だと名乗った。ほかの4人は押し黙っていた。彼らはザウ氏に尋問したいので同行するように求めた。

 ザウ氏の家族は当局に氏の消息を尋ねたが、返事はない。ザウ氏は糖尿病を患っており、9日分のインシュリンしか持っていない。

 ザウ氏は日本企業(東京新聞)の雇員である。日本政府はミャンマー政府にただちに釈放を要求してほしい。


http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article2577636.ece

Posted by 大沼安史 at 12:41 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-10-01

〔NEWS〕 S・ハーシュ記者が深層レポート ブッシュ政権 対イラン攻撃計画を練り直し 革命防衛隊の殲滅に力点移す

 米国の信頼すべき調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ記者は、米誌「ニューヨーカー」最新号で、ブッシュ政権の対イラン攻撃計画の現状をレポートした。

 それによると、ホワイトハウスはこの夏、チェイニー副大統領の圧力で、統合参謀本部に対し、対イラン攻撃計画を練り直すように指示。

 この結果、これまでのイラン核開発施設を目標としていた攻撃計画は、イランの革命防衛隊殲滅を狙ったものに切り替えられた。

 テヘラン、その他の革命防衛隊の基地などを攻撃する。

 攻撃計画を練り直した背景について、ハーシュ記者は、①ブッシュ政権のイラン核脅威キャンペーンが米国民を納得させるのに失敗した②ホワイトハウスも、イランが少なくとも5年間は核を持たないとの米核情報機関の共通認識にコミットしだした③イランがイラク戦争を通じ、地政学的な勝者として現れ始めている――の3つの点を指摘している。

 イラク戦争の形勢を挽回するために、イラク国内シーア派に影響力を持つイランの中軸である革命防衛隊を叩く新戦略を描いたわけだ。

 練り直された新たな攻撃計画は、ペンタゴンの首脳部で支持を集めている。

 攻撃準備はすでに完了しており、ミサイルなどの照準プログラムも完了した。
 攻撃は空爆に加え、米軍特殊部隊が侵攻し、革命防衛隊の基地などを壊滅する。

 対イラン攻撃が核施設を中心とした全面攻撃から、革命防衛隊に的を絞った限定的なものに後退したことについて、イスラエル筋からは懸念の声が出ているそうだ。

 情報筋によると、イランの革命防衛隊は宗教指導者に対し、アメリカの攻撃に立ち向かうことができると表明、アメリカの軍艦にペンキを塗ることさえ出来ていると自信のほどを表明した(ハーシュ記者によれば、湾岸のカタールでこの春、米艦に牛の目がスプレーで描かれる事件があった)。

 政治学者のブレジンスキーも、イランがイラクやアフガニスタンで反撃を強化し、アメリカが「こんご20年間、地域戦争に巻き込まれる恐れがある」と警告している。

  退役将軍はハーシュ記者に対し、「イランがイラクの国境を越えて攻撃」することがあれば、それが対イラン攻撃の口実(引き鉄)になるとの見方を明らかにした。


http://www.newyorker.com/reporting/2007/10/08/071008fa_fact_hersh?printable=true

Posted by 大沼安史 at 09:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-09-30

〔NEWS〕 「イランを空爆せよ」 ネオコンの「ゴッドファザー」 N・ポドレッツ ブッシュ大統領に申し入れ

  英紙タイムズ(電子版、9月30日付け)によると、米国のネオコンの指導的立場にあるノーマン・ポドレッツがブッシュ大統領に「イラン空爆」の意見具申を行った。

 ポドレッツ自ら、サンデー・タイムズとのインタビューで明らかにした。

 二人はこの春、ニューヨーク市内のホテルで密談した。

 ポドレッツによれば、ブッシュ大統領はそのとき、態度を保留したが、ポドレッツはいまなお、ブッシュはイランの核開発を見逃したまま、大統領執務室を去らない、と確信しているそうだ。

 「イラン攻撃」の恐れが、いよいよ高まって来た。要警戒である。 


http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article2558296.ece

Posted by 大沼安史 at 07:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米空軍 対イラン攻撃に備え、湾岸諸国、ヨルダンの空軍と合同訓練

 英紙テレグラフ(電子版、9月30日付け)が報じたところによると、米空軍は湾岸のアラブ首相国連邦に統一司令部を設け、湾岸諸国、ヨルダンの空軍と合同訓練を続けている、という。


http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/09/30/wiran130.xml

Posted by 大沼安史 at 06:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-09-29

〔NEWS〕 ミャンマーで死す 長井健司さん、「生前」の最後(?)の写真

 オスロに拠点を置く「民主ビルマの声」のサイトに、ヤンゴンでミャンマー軍兵士に射殺された日本人カメラマン、長井健司さんの,、現地で取材活動をする「生前」最後(?)の写真が掲載された。 

 ◆ なお、長井さんが至近距離から銃撃される模様は、同サイトの「ホーム」に戻り、左画面の、映像が縦に3つ並んでいる部分をクリックすると出てくる。

 〔追記〕 長井さんの受難のシーンを、英紙ガーディアンがサイトに転載した。         ⇒http://www.guardian.co.uk/news/video/2007/sep/28/japanese.journalist.shot

  
 

http://english.dvb.no/photo1.php

Posted by 大沼安史 at 08:24 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-09-13

〔NEWS〕 安部首相陣辞任 英BBC放送が問うWHY?

 安部首相はなぜ、政権を投げ出したか?

 日本のマスコミは政界とあれだけベッタリしているにもかかわらず、「答え」を示していない。読者も視聴者も、何がなんだか「羅生門」状態である。

 そんな中、英BBC放送(電子版)が簡潔な解説記事を載せ、辞任の謎解きに挑戦した。

 それを読んで、なるほど思った。

 BBCによると、考えられる理由は3つ。

 安部首相の盟友(コリーグ)の間で、安部はもう邪魔だ、という見方が広がったのではないか、ということが一つ。
 
 二番目は、病気説だが、オーストラリアではピンピンしていたではないか、とBBCは疑問を投げかける。

 三つ目の「真打ち」は、とんでもない「スキャンダル」が発覚寸前となり、慌てて逃げを打ったという見方だ。

 日本の週刊誌が追及しているという「相続税脱税疑惑」は、これなのか?

 「脱税」となると、出所は「財務省」の可能性が強い。

 本間阪大教授のスキャンダル暴露のときと同様、日本の「官庁の中の官庁」が、「官の支配」死守のため牙をむいたのかも知れない。

 日本のマスコミの真相究明に期待する。


http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6991545.stm

Posted by 大沼安史 at 08:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「麻生首相」で「日本売り」続く フィナンシャル・タイムズ紙がコラムで予想

 世界的に権威ある経済紙、フィナンシャル・タイムズ紙は9月12日付け(電子版)のLEXコラムで、①安部首相の後継に麻生氏が選ばれれば、日本は「小泉以前」に戻る②世界の投資家の「日本売り」は当面続くだろう――との予想を明らかにした。


http://www.ft.com/cms/s/1/a8e4d5ca-610b-11dc-bf25-0000779fd2ac.html 

Posted by 大沼安史 at 08:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-09-05

〔NEWS〕 中国人民解放軍ハッカー集団 「大雨男」 イギリス政府機関にも侵入

 英紙ガーディアン(電子版)が9月5日、報じたところにょると、中国の人民解放軍のハッカー集団、通称「大雨男(タイタン・レイン)」と見られるグループが、英国の、外務省その他、主要政府機関に対する「攻撃」を続けている、と報じた。

 英国では昨年、議会・下院のコンピューターがダウンし、当初、ハッカーの個人的な犯行とみられていたが、その後、中国の「組織ハッカー集団」によるものと判明したという。

 中国人民解放軍の「サイバー戦士」による攻撃は、ドイツ政府機関などでも明るみ出ているが、英国の専門家は、中国軍部が中国共産党大会の開催を前に、自らの力を誇示しているのではないか、との見方を示している。
 


http://www.guardian.co.uk/technology/2007/sep/04/news.internet

Posted by 大沼安史 at 08:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-09-04

〔NEWS〕 中国人民解放軍ハッカー 米国防総省のコンピューター・ネットワークに侵入 ゲイツ国防長官のPCも被害に? FT紙が報道

 世界的な権威ある経済紙、フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)は9月3日、米国防総省のコンピュター・ネットワークに6月、ハッカーが侵入したと報じた。

 ゲイツ国防長官のPCを含むネットワークへの侵入で、ペンタゴンがこれまで受けた中では「最も成功した」サイバー攻撃だったという。

 ハッカーがどれだけ機密情報を入手したか、分かっていない。

 FT紙に対しアメリカの関係筋は、中国の人民解放軍が攻撃の発信源である可能性が極めて高いを述べた。

 FT紙は記事の見出しに「中国軍 ペンタゴンに侵入」と明記している。


http://www.ft.com/cms/s/0/9dba9ba2-5a3b-11dc-9bcd-0000779fd2ac.html

Posted by 大沼安史 at 02:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-09-02

〔NEWS〕 米軍が対イラン「3日間戦争」を作戦計画 英紙サンデー・タイムズが報道

 英紙サンデー・タイムズ(電子版)は9月2日、アメリカの国家安全保障問題専門家の話をして、米国防総省が対イラン「3日間戦争」の作戦計画を策定した、と報じた。

 攻撃目標は1200ヵ所で、核施設にとどまらず、イラン軍の全面的な壊滅に追い込む作戦という。
 
 〔大沼・注〕  いよいよキナ臭くなって来た。

 ブッシュ大統領がこのところ「ハイ」状態にあるのは、すでに対イラン攻撃を命令しているからかも知れない。

 要注意である。

 ⇒
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article2369001.ece

Posted by 大沼安史 at 03:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-08-31

〔NEWS〕 米軍、対イラン攻撃を準備 ダン・プレッシュ博士ら英国の専門家が警告

 米ネット紙、「RAWストーリー」は8月31日、ロンドン大学国際問題研究・外交センター所長のダン・プレッシュ博士ら英国の専門家チームが、米軍による対イラン攻撃を分析した研究論文をまとめた、と報じた。

 私見(大沼)によれば、その中で注目すべきは、以下の3点である。

 ① 米軍の対イラン攻撃はいますぐ実行可能な状態になっているが、攻撃目標は核開発施設に限定されていない。イランの政権転覆もしくはイランの弱体・無力化を狙った全面攻撃、「フル・スペクトル・アプローチ」が採用される。

 ② 核も実戦配備されているが、使用されない公算が強い。かりに使用されるとすれば、ナタンツの核施設に対する通常爆弾による攻撃が失敗に終わったときだろう。

 ③ 米軍は本格的な地上侵攻を回避する考えだが、ペルシャ湾に海兵隊を配備しており、同湾のタンカー通行の確保などのため、イランの湾岸部への上陸作戦が行われる可能性がある。

 アメリカではネオコンたちの「イラン攻撃」大合唱が起きている。
 ブッシュ政権が攻撃のタイミングをうかがっているのは当然のことだが、本格審議入りできないでいる「イラク石油法」の早期制定をあきらめ、「見切り攻撃」に踏み切る恐れも出て来た。

 「9.11」へ向け、要注意である。 


http://rawstory.com/news/2007/Study_US_preparing_massive_military_attack_0828.html
 

Posted by 大沼安史 at 12:29 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2007-08-09

〔重要NEWS〕 巣鴨釈放:「いまや、われわれは民主主義者だ」、「復活」のお披露目はCIA高官との歌舞伎座そろい踏み、エージェントの情報で国会での「反乱」を阻止 CIAに「恒久支援」を求める CIAに金で買われた岸信介首相 賀屋興宣氏も手先に ニューヨーク・タイムズ紙のティム・ワイナー記者(ピュリッツアー賞受賞記者)の近著、『灰の遺産 CIAの歴史』で暴露

 「岸信介はCIAの助けで日本の首相になり、支配政党の首領になった」 
 
 ニューヨーク・タイムズ紙のピュリッツアー賞受賞記者、ティム・ワイナー氏の近著、作、『灰の遺産 CIAの歴史』に、こんなとんでもないことが出ていた。

 「CIAの秘密の武器は……冷たい現金だった」という書き出しの、同書の第12章。

 祖父の岸首相を尊敬しているという安部首相にはぜひとも読んで点検してもらいた部分だ。例のごとく、「客観的な事実ではありません」というなら、ワイナー記者を相手に名誉毀損の裁判を起こしてほしい。

 ことは一国の名誉にかかわることである。「60年安保」を強行した岸首相が、米国の諜報機関、CIAの操り人形だったと決め付けられているのだから、ただちに「反論」すべきであろう。

 岸首相は、対米戦争の宣戦の詔勅に署名した、東条内閣の一人。そんな戦争指導者の命令に従い、彼らを信じて「鬼畜」との戦いに死んだ、「靖国」の「英霊」たちが聞いたら、「そんなバカな。おれたちは何のために死んだんだ?」と、唖然とすることだろう。

 岸信介氏らを信じ、死んで行った「英霊」たちのためにも、安部首相はワイナー記者相手の裁判で、「岸信介=CIAの犬」説は完全なデッチ上げだと証明し、祖父の名誉を、日本の戦争指導者の名誉を、戦後の日本の保守政治の名誉を守り抜いていただきたい。

 それでは、ワイナー記者は、『灰の遺産』第12章で、どんな「事実」を暴露しているか?

 この章でワイナー記者は、岸首相とともに、児玉誉士夫についても書いているのだが、ここは岸信介氏に限って、主なポイントを列挙しておこう(敬称略)。

 ① 日米開戦後の1942年、岸は軟禁中の米国大使、ジョセフ・グルーをゴルフに招いた(聖戦中に岸はなんと、敵性スポーツのゴルフをしていた。それも鬼畜の大使と!)。二人はそれ以来、友人になった。岸が戦後、巣鴨から釈放されたとき、グルーはCIAのフロント組織、「自由ヨーロッバ国民委員会」の初代委員長だった。〔大沼・注〕つまり、影響力を行使できる立場にあった」

 ② 岸は巣鴨から釈放されると、まっすぐ首相官邸に向かった。官房長官の弟、佐藤栄作がスーツを用意して待っていた。「なんかヘンだね」と岸は佐藤に言った、「いまやわれわれは民主主義者だ」

 ③ 岸は「ニューズウイーク」誌の東京支局長、ハリー・カーンから英語の手ほどきを受け、米国の政治家を紹介してもらった。カーンはアレン・ダレスの親友で、CIAの対日パイプになった人物だ。

 ④ 1954年5月、岸は東京の歌舞伎座で政治家として復活を果した。岸は歌舞伎座に、米国大使館でCIAの情報・宣伝担当をしていたビル・ハチンソンを招いた。幕間、岸はハチンソンを連れ、日本の特権層の友人たちに彼を紹介して回った。それは岸の政治的な劇場となった。アメリカの後ろ盾があることを公的にアナウンスしたものだった。

 ⑤ その後、1年にわたって、岸はハチンソンの自宅の居間で、CIAや米国務省の担当者と秘密裏の会合を続けた。ハチンソンはこう証言している。「彼(岸)は明に、アメリカの少なくとも暗黙の支持を欲しがっていた」。この会合で、その40年間の日米関係の土台が築かれた。
 岸は支配政党の「自由党」を躓かせ、名前を変えて再建し、それを運営したいと言った。彼はまた、日本の外交をアメリカの欲望とフィットするかたちに変更することを誓った。その代わり、米国の秘密の支援がほしいと岸は頼んだ。

 ⑥ ダレスが岸に会ったのは、1955年8月のことだった。ダレス国務長官は、一対一で岸に、支持を期待していると言った。日本の保守層が一体化し、共産主義と闘うアメリカを支持できるかどうか
聞いた。

 ⑦ 岸は米国大使館の高官であるサム・バーガーに言った。若くて地位の低い、日本で知られていない人間を、連絡役にするのがベストだと。お鉢は、CIAのクライド・マカヴォイに回った。マカヴォイは沖縄戦の経験者で、フリーで新聞記者の仕事をしていた。クライドが来日してすぐ、バーガーは彼を岸に紹介した。これにより、CIAの外国政治指導者との関係のなかでより強固なもののひとつが生まれることになった。 
 
 ⑧ CIAと自民党の最も重要なやりとりは、情報提供に対する金(マネー)の支払いだった。マネーは自民党の支持の取り付けと、その内部の情報提供者のリクルートすることに使われた。アメリカ人たちは、若い将来性のある自民党政治家に金を支払っていた。彼らはのちに、国会議員や大臣、長老政治家になっていった。

 ⑨ CIAはイタリアでの失敗に懲り、アメリカの実業家を金の運び屋に使った。その中には、岸が建設しようとしていた自衛隊に売り込みを図る、ロッキード社の重役も含まれていた。

 〔大沼・注〕後の「ロッキード事件」に登場する「ロッキード社」は、CIAに実は使われていたのだ! ロッキード事件が田中角栄追い落としを狙った、CIA陰謀であるとの見方に、またひとつ、傍証が出た。

 ⑩ 1957年11月、岸は「自由民主党」の名の下、保守勢力を糾合した。自民党の指導者として岸は、国会に議席を持つ人間をリクルートし、彼の配下に入れる工作を、CIAに許可した。

 ⑪ 政権トップに登り詰める中で岸は、安保条約の改定をアメリカ側に約束した。岸との連絡役のCIAのケース・オフィサー、クライド・マカヴォイは、戦後日本の外交についてレポートすることができた。

 ⑫ 1957年2月、岸が日本の首相になる日、国会で安保条約にかかわる死活的に重要な手続きが行われる予定だった。これについて、マカヴォイは、こう証言した。「岸とわたしはその日のクーデターを流産させた」と。マカヴォイはさらにこう語った。「アメリカと日本は、合意に向かって動いていた。これを日本共産党は特別な脅威を感づいた。投票が行われるこの日、共産党は国会で反乱を起こす計画を立てた。このことをわたしは、わたしの情報源の、左翼の社会党の本部員の通報で知った。岸は天皇に謁見する予定だったが、わたしは緊急会談を申し入れた。岸はモーニングにシルクハット、縞のズボン、コートの出で立ちで、秘密の会合場所に現れた。わたしは岸に話す権限を与えられていなかったが、岸に共産党が国会で反乱を企てていると教えた。国会の慣例では、午前10時半か11時に、食事などのため審議が中断することになっていた。岸は休憩と取るなと自民党の国会議員に命じた。自民党議員以外の議員が退席したすきに、自民党は彼らだけで法案を採決し、通してしまった」

 ⑬ 1957年6月、岸はアメリカを訪問、ヤンキースタジアムで始球式を行い、白人専用のゴルフ場でゴルフをした。岸は新しい日本大使に決まっていた、マッカーサー将軍の甥、ダグラス・マッカーサー2世に、もしアメリカが権力基盤強化の手助けをしてくれれば、日米安保条約は国会で成立するだろうし、高まる左翼の潮流も取り除くことができると語りかけた。岸は、一連の内密の支払いではなく、CIAによる財政的支援の恒久的な財源を求めた(Kishi wanted a permanent source of financial support from the CIA rather than a series of surreptitious payments.)。

 ⑭ アイゼンハワー大統領は自民党の有力者へのCIAの金の支払いを承認した。CIAの役割を知らない政治家は、アメリカの大企業からの金だと思い込まされた。CIAの金はすくなくとも15年間、4代の大統領にわたって続いた。

 ⑮ 岸信介とともに、戦時内閣で大蔵大臣を務めた元戦犯の賀屋 も釈放され、国会議員として復活した前後に、CIAによってリクルートされた。賀屋のCIAとの関係は、1968年にピークを迎えた。賀屋は、選挙戦を自民党に有利なものにするCIAの秘密作戦で中軸の役割を果した。

 ―― 以上が、ワイナー記者の暴露のハイライト部分である。
 CIAの機密文書の解禁で、岸信介がCIAのエージェントであったことは明らかになっていたが、これほど深い関係だとは知らなかった。

 安部首相にお願いする。どうか、従軍慰安婦問題と同じように、「嘘だ」と言ってくれ!
 国会答弁の公式の場で、ニューヨーク・タイムズ記者の書いていることは嘘だと言って、裁判を起こしてくれ!
 
 あなたの祖父ばかりか、日本の戦後政治の正統性が問われているのだ。日本人全体の名誉がかかっているのだ。

 ピュリッツアー賞の事務局にも、賞の取り消しを要求してくれ!

 そうしたあとで、「靖国」に公式参拝し、祖父の岸信介は潔白だと「英霊」たちに報告してほしい。
 
 それがあなたの、日本の首相としての、岸信介氏の孫としての責務である。

Posted by 大沼安史 at 09:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (3)

2007-07-31

〔NEWS〕 韓国人慰安婦が見守る中、米下院「公式謝罪要求」決議 賛成議員 日本の対応、「吐き気がする」と非難

 米下院は7月30日の本会議で、従軍慰安婦問題で安部首相に公式謝罪を求める決議案を採択した。
 
 ロイター電によると、下院本会議場には韓国人元慰安婦のヨン・スー・リーさんが傍聴に駆けつけ、議事を見守った。

 決議案を提出した日系アメリカ人のマイク・ホンダ議員は「本日、米下院は日本政府に対し、慰安婦たちがこうむった不尊厳(indignity)に対し、紛れなく曖昧さのない公式を謝罪を行うべきである、とのメッセージを送る」と語った。

 AP電によれば、決議を支持したトム・ラントス議員(カリフォルニア、民主)は、「歴史を歪め、否定し、犠牲者に非難を押し付けるゲームを行った」日本の一部の者たちの企てについて「吐き気がする」と表現した。

〔大沼 解説コラム〕 ムカつく?日本 または ジャパン ヴァミッティング?                          ( Japan, Vomiting? )

 ラントス議員の「吐き気がする」の原語は“nauseating”である。「反吐(へど)が出そう」と訳した方がいいかも知れない。

 下院での決議を前に、日本の加藤・駐米大使が下院関係者に、慰安婦決議をしたらイラク復興支援を見直す、との「脅しの書簡」を送っていたことが、ワシントン・ポスト紙に暴露された(本ブログ既報)。

 また、日本の国会議員らがワシントン・ポスト紙に出した意見広告では、終戦後、占領軍が慰安所の開設を日本側に要望した、と指摘し、お互い様じゃないか、とも言いたげな、こすからさ、醜悪さを「全面広告」してしまった(本ブログ既報)。

 この「指摘」について、米下院当局ではすでに調査に入っており、「客観的な文書による証拠」が発見されず、逆に日本側が一般婦女子の貞操の「防波堤」として特殊慰安所を開設していたことがバレたりすると、事態がさらに複雑化するのは必至である。何らかのかたちで訴訟が提起されないとも限らない。

 こういう、安部政権と一部日本側関係者のあさましい対応に、「反吐を吐きたくなる」のは、ラントス議員だけではなかろう。日本人であるわたしもまた、むかついて仕方がない。

 参院選で日本人は「美しい国」に「ノー」と言った。
 「慰安婦」問題は、マロニエの根よりも雄弁に、嘔吐感を誘いながら、「戦後レジーム」からの慌しい「脱却」の意味を問うている。  


http://www.nytimes.com/reuters/washington/politics-japan-usa-sexslaves.html

http://www.nytimes.com/aponline/us/AP-US-Japan-Comfort-Women.html 

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2007-07-28

〔NEWS〕 英雄パット・ティルマン 至近距離から射殺の疑い AP通信がペンンタゴン文書を入手して暴露 

 AP通信は7月27日、元アメフトのスター選手で「対テロ戦争」の“英雄”、パット・ティルマン氏の死因について、9メートル前後の至近距離からM16自動小銃で撃たれた可能性がある、と報じた。

 遠くにいたのでアフガンのゲリラと誤認してしまい、味方と気付かず発射してしまった、とするペンタゴンの公式発表のシナリオを崩す、意図的な「射殺説」の「根拠」がついに浮上した。

 AP通信がペンタゴンの2300ページに及ぶ、ペンタゴンの関係文書を、情報自由法に基づき入手。

 分析した結果、ティルマン氏の遺体を検死した医師が、遺体の銃痕の間隔が遠方からの射撃にしては狭すぎることに気付き、9メートル前後の至近距離からの銃撃による可能性があると証言していた事実を掘り起こした。

 ティルマン氏は9・11のあと、テロとの戦いに志願、陸軍のレンジャー部隊に加わり、イラクに出征したあと、アフガンに回って軍務に就いていた。

 本ブログが既報したように、ティルマン氏は2004年にアフガン山中で友軍に射殺される前、一時帰国した際、反戦運動のリーダーであるチョムスキー氏に電話を入れるなど、「対テロ戦争」に疑いを持ち始めていた。

 その矢先の「友軍誤射」とあって、ペンタゴンが「平和の英雄」になりかけたテイルマン氏を抹殺した、との疑いが出ていた。 


http://www.commondreams.org/archive/2007/07/27/2819/print/ 

Posted by 大沼安史 at 07:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-07-18

〔NEWS〕 加藤駐米大使が米下院に警告書簡 慰安婦決議 「日米関係に深刻な損害」と“威嚇” 決議採択の場合、「イラク復興支援」見直しを示唆 安部首相が訓令か ホンダ議員 これを一蹴

 ワシントン・ポスト紙は7月18日、日本の加藤良三駐米大使が米下院指導者らに対し、従軍慰安婦問題で明確な謝罪を求める決議を下院が行った場合、日米関係に深刻、かつ長期的なダメージが生まれると警告する書簡を送っていたと報じた。

 同紙は大使の書簡を入手している。

 それによると、7月22日付けで出された大使の書簡は、下院が決議を通した場合、日本政府は米国のイラク政策の数少ない忠実な支持者の役割を見直すかも知れない、とも述べている。

 これについて日系アメリカ人のホンダ議員は、決議は日米の外交、通商関係を損なうものではないと述べ、「安部首相が従軍慰安婦問題について強制はないかも知れないと言い張るなら、わたしの考えではそれは本当の謝罪にはならない」との認識を示した。

 加藤大使の書簡について、ジョージ・ワシントン大学のマイケル・グリーン教授は、日本政府がブッシュ説得に失敗したので、強行な表現の書簡を出すことにした、との見方を示した。

 〔大沼・注〕
 いくら本国政府(安部内閣)の訓令とはいえ、アホな書簡を出したものだ。駐米大使として、首相官邸(外務省?)の訓令に、断固背いてほしかった。

 安部内閣訓令の最大の問題は、「従軍慰安婦決議」と「イラク復興支援」をまるで取引可能なもののようにリンケージさせた点である。
 下院で慰安婦決議を通したら、イラク支援は中止しますよ、という小児病的な威嚇にもならない、負け犬の遠吠えのような恫喝。

 みっともない限りである。

 安部政権、安部首相の取り囲みはみな、やはりアホの集団でしかなかったのか……。
 あの骨のあるS氏が入院していなかったら、こんなことにはならなかったはずだが、書簡が明るみになった以上、もう手遅れ。後の祭りである。

 それにしても「イラク」と「従軍慰安婦」は時空を超えた、別次元の問題である。どこでどう結びつくか、理解しがたい。

 そもそも、「イラク復興支援」とは、米国が「従軍慰安婦」を取り上げない「謝礼」として「奮発」したものだったのか?……

 アメリカを本気で威嚇するつもりなら、ニューヨーク連銀にブタ積みしている米国債を売り飛ばしてやる(橋本龍太郎氏はかつてコロンビア大学での講演で、そう示唆して見せた!)と言い放つか、日米安保破棄、米軍は日本から出て行け、ぐらい、言ってほしかった!

 加藤書簡で下院関係者は日本政府にお灸を据えなくちゃと、ますます強固に意志を固めたはずだ。

 まさか書簡をワシントン・ポスト紙にタレ込まれるとは思わなかったのだろうが、こういう浅薄なバカどもに、これ以上、日本の政治、外交を任せてはならない。   


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/17/AR2007071701802.html

Posted by 大沼安史 at 10:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 英雄 パット・ティルマン“殺し” ホンダ議員ら ラムズフェルド前国防長官らを喚問要求 

 元アメリカン・フットボールのスター選手で、対テロの戦いに志願した英雄、パット・ティルマン氏の同士討ちによる射殺死亡事件を調査している米下院の監視・政府改革委員会のヘンリー・ワクスマン委員長らは7月18日、ラムズフェルド前国防長官やマイヤーズ前統合参謀本部議長らを8月1日の公聴会に証人として喚問する方針を明らかにした。

 サンフランシスコ・クロニクル紙によると、この動きにはカリフォルニア州選出の日系アメリカ人で、日本軍による従軍慰安婦決議に中心的な役割を果たしたホンダ議員も参加、「アメリカの英雄の家族と全国民はいまだ闇のなかに置かれている」と、ペンタゴンによる真相の隠蔽に抗議している。

 ティルマン氏は志願してイラクに出征後、「イラク戦争」に対する見方を転換、反戦の立場に近づいたところでアフガン送りとなり、2004年に不可解な状況の中で友軍兵士に射殺された。


http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2007/07/17/MNG0OR1N5C1.DTL

Posted by 大沼安史 at 09:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-07-09

〔NEWS〕 ニューヨーク・タイムズが「イラク撤退」社説

 ニューヨーク・タイムズ紙は7月8日、イラク撤退を求める長文の社説を掲載した。

 「帰還の道」と題した社説は、「アメリカはイラクを去る時だ。ペンタゴンが整然とした脱出を組織するのに必要な時間を越えて、引き伸ばしてはならない」とのリードがついており、ブッシュ政権の「デマゴギー」を厳しく指摘し、できるだけ早期に安全な撤退をするよう決断を求めている。

 有力紙、ニューヨーク・タイムズの「撤退社説」は、ワシントンの風向きに影響を及ぼすことになろう。


http://www.nytimes.com/2007/07/08/opinion/08sun1.html?em&ex=1184126400&en=e5a24f27f2faf8bb&ei=5087%0A

Posted by 大沼安史 at 11:00 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 中国で米国のドキュメンタリー映画 「南京」上映開始 盧溝橋70周年 

 中国で、南京大虐殺事件の米国製ドキュメンタリー映画、「南京」の上映が開始された。

 英紙インディペンデント(電子版、7月5日付け)によると、オスカー賞を受賞したこともある米国人ドキュメンタリー映画監督のビル・グッテンターク氏が、ダン・ストゥルマン氏とともに制作した、90分のフィルム。

 事件当時、南京にいた米国人宣教師、ジョン・マギーの撮影フィルムなどを構成されているという。

 中国上映は六月末、北京で始まり、七月七日からは、全国100の映画館で上映が開始された。

 折りしも、日本が中国に本格侵略を開始した、盧溝橋事件の70周年というタイミング。

 「反日」の高まりが心配される。


http://news.independent.co.uk/world/asia/article2737120.ece

Posted by 大沼安史 at 10:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-07-07

〔NEWS〕「イラク駐留は石油があるから」 豪防衛相が言明

 オーストラリアのネルソン防衛相は7月5日、ABC放送のインタビューに応じ、同国政府がオーストラリア軍のイラク駐留を延長したことについて、「イラクばかりか中東全域はエネルギー、とりわけ石油の供給源であり、未熟な撤退で何か起きるか考える必要がある」と延べ、「イラク占領」の狙いが「石油」になることを明らかにした。

 ハワード首相はネルソン防衛相の言明を直ちに否定、「われわれがそこにいるのは石油のためではない」と火消しに躍起となった。

(大沼・注)
 ネルソン氏は口が滑りやすいか、正直なのどちらかである。

 真実はひとつ、「石油のためのイラク戦争&占領」。

 イラクの「復興支援」ではまったくない。


http://news.independent.co.uk/world/australasia/article2739741.ece

Posted by 大沼安史 at 04:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-06-27

〔NEWS〕 「日本兵を憎まずにいられますか?」 米下院委「慰安婦」決議採択のその日、中国人「慰安婦」が名乗り出て告発

 米下院外交委が「慰安婦」決議案を圧倒的多数で採択したその日、6月26日の朝、米紙ワシントン・ポスト紙は中国発のロイター電を掲載、現在91歳になる中国人女性が長い沈黙を破って、日本軍の「慰安婦」だった過去を明らかにしたと報じた。

 名乗り出たのは、江蘇省・如皐(ルガオ)に住むザオ・フェニンさん。

 証言によると、彼女が「日本の兵士(複数)」によって、夫の姉妹の一人とともに、中国・東部の村から拉致されたのは、22歳のとき。粉引きの石の下に隠れていたのを見つかり、足首をつかんで引きずり出された。

 ザオさんらは車につながれたあと、縛られて車に乗せられ、慰安所に連れ込まれた。そこには少なくとも20人の中国人女性がいた。

 「1日4、5時間、拷問を受けたあと、食べ物を出されたが、わたしたちは泣いて、食べたいと思わなかった」とザオさん。
 
 ザオさんはロイター記者にそれ以上、語ろうとしなかったが、息子のジアンさん(62歳)によると、ザオさんはジアンさんに、日本兵に毎日、強姦されていたと打ち明けた、という。

 「もしもあなたがそうだったら、彼ら(日本兵)を憎ますにいかれますか? もちろん、わたしは憎んでいます」とザオさん。

 「でも、戦争のあと、日本人はみな帰って行った。わたしは年老いた。日本兵たちはもう死んでいるだろう」と語った。

 息子のジアンさんによると、ザオさんは、「慰安婦」だったと名乗りでたレイ・グィユンさんがことし4月、脳内出血で死亡したあと、自分の過去を語り出した。

 
                 ◇

 一方、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙(6月27日付け、電子版)に掲載された台湾発のAP電によると、台北の日本政府代表部前で同日、86歳になる元「慰安婦」の台湾人女性が2人、謝罪を求めて、抗議行動を行った。

 チェン・タオさんとチェン・ヤンさんの2人。

 タオさんは「日本政府がいまなお、謝罪を拒否していることが不思議でならない。わたしは闘いをやめない」と語った。
 
 台北婦人支援財団によると、台湾の「慰安婦」は推定、2000人。そのうち、生存者は25人しかいない。

〔大沼・注〕

 元「慰安婦」に対する安部政権の“姿勢”とは、以下のようなものだ。

 ザオさん、2人のチェンさん、悔しかったら、「(拉致を裏付ける)公式文書」を探し出して、それから言いなさいよ(と、涼しげな「カメラ目線」で!!!)。

 そしたら「客観的事実」として認めます。

 えっ、公式文書がない!!??、なら事実として認めるわけにはいきませんなぁ……。
 残念ですが……(と、またも涼しげな「カメラ目線」で!!!)

 まるで「社保庁」。

 

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/06/26/AR2007062601445.html

http://www.iht.com/articles/ap/2007/06/27/asia/AS-GEN-Taiwan-Comfort-Women.php

Posted by 大沼安史 at 09:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2007-06-26

〔NEWS〕 フランス政府 カナダ製の携帯端末「ブラックベリー」を使用禁止 米諜報機関、NSA(国家安全保障局)による盗聴の恐れ

 ルモンド紙(電子版、6月19日付け)が報じたところによると、フランス政府はカナダ製携帯端末「ブラックベリー」の公務に関する使用禁止の徹底を図ろうとしている。

 「ブラックベリー」は米英のサーバーを通じて携帯電話はメールが配信されているが、フランス政府の経済防諜責任者は、同紙に対し、「傍受の危険は現実のものである。これは経済戦争だ」と語った。

 フランスの国防相による「ブラックベリー」禁止通達は、1年半前に出され、今回、改めて通達された。こっそり使っている政府関係者がまだいることから、禁止を徹底した。「政府情報が外国の手のなかに出回るのは問題外のことだ」と、通達は述べている。

〔大沼・注〕
 米国のNSAといえば、英国、カナダなどアングロ・サクソンの同盟国を配下に、グローバルな盗聴・盗視網、「エシェロン」を運用している本家本元である。「ブラックベリー」の通信傍受など、お手のものだろう。

 ルモンドによれば、「ブラックベリー」利用者は、全世界で、700万人近く。日本でも普及している。

 政府や企業関係者はただちに使用を中止すべき、かもしれない。


http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0,36-925472,0.html

Posted by 大沼安史 at 12:33 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-06-19

〔NEWS〕 国連、ガンジー生誕の日を「国際非暴力の日」と宣言

 国連はガンジー生誕の日である(1869年)「10月2日」を「国際非暴力の日」とすることを宣言した。
 各国政府に、この日を「非暴力を広げる日」として記念するよう求めている。 

〔大沼・注〕

 「イラク戦争」を続ける米国は、そしてそれを支持する日本政府は、「10月2日」をどう迎えようとするのか?


http://www.un.org/News/Press/docs/2007/ga10601.doc.htm

Posted by 大沼安史 at 12:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-06-18

〔NEWS〕 イスラエル ガザ攻撃を計画 サンデー・タイムズ紙が報道

 ハマスが武力制圧したガザに対して、イスラエルが攻撃を計画している、と英紙サンデー・タイムズ(電子版、6月17日付け)が報じた。

 イスラエル軍筋が同紙に明らかにしたところによると、攻撃は「数週間」以内に実施される。2万の兵力を投入、数日のうちにハマスの拠点を制圧する。

 ハマスはガザに12000人の兵力を展開。ファタ派との内戦の勝利したことで、同派の武器・弾薬を手中に収めており、イスラエルが軍事侵攻するとなれば、激しい抵抗に遭うそうだ。

〔大沼・注〕
 ブッシュ政権の「イラク戦争」を軸とする中東政策の失敗は、西はガザ地区、東はパキスタンまで、イスラム穏健派の凋落を加速させ、過激派を台頭させる「負の戦果」を生み出してしまった。

 いまや、収拾のつかない事態になっているともいえる。


http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article1942918.ece

Posted by 大沼安史 at 01:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-06-08

〔NEWS〕 CIA秘密収容所 ポーランドとルーマニアに 欧州評議会が調査報告書 タイも開設を受け入れ 

 「テロ容疑者」とされる人物を拘禁、尋問する米国CIA(中央情報局)の秘密収容所が、2002年から2005年の間、ポーランドとルーマニアに開設されていたことが、6月8日公表の欧州評議会調査報告書で確認された。
 
 仏紙ルモンド(電子版、8日付け)によると、欧州評議会の調査に当たっていたのは、スイスのディック・マーティー上院議員。

 マーティー議員の調査の結果、CIA秘密収容所はポーランドのズィマニーと、ルーマニアのスタレキエクティ両空軍基地に、両国政府首脳の承認の下、設置されていたことがわかった。
 
 このうちズィマニー基地の施設では「9・11」テロの「頭脳」とされる、ハーリド・モマメド容疑者が拘束されていた。

 このCIA秘密収容所は、ブッシュ大統領が「9・11」後、2001年9月27日に秘密大統領令に署名して承認された。

 これを受けて、NATO同盟国(ポーランドを含む)と加盟希望国(ルーマニアを含む)が翌月、2001年10月4日に対応を協議。

 米国の援助に頼らざるを得ない「経済的な弱さ」を抱えた両国が、設置国に選ばれた。

 報告によると、タイとディエゴガルシアも同様の施設を受け入れたという。

〔大沼・注〕
 CIAの不法活動が、欧州評議会という、権威ある国際機関の公式調査でついに暴かれた!

 このことの持つ意味は大きい。注目点は2つ。

 ひとつは、米国がグローバルなかたちで「影の帝国」支配を広げ、違法な活動を続けていたことが正式に確認されたこと。

 もうひとつは、ヨーロッパが米国の「無法」に対して、ささやかな「反旗」を翻したことだ。(ヨーロッパは米英主導の「エシェロン」にも反発したことがある)  

 「アメリカ帝国」の、「終わりの始まり」(のひとつ)を示すものかも知れない。


http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3222,36-920487@51-919940,0.html

Posted by 大沼安史 at 08:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2007-06-07

〔NEWS〕 イラク労働運動女性指導者 ワシントンで「イラク石油法」と「イラク占領」に抗議

 UPI通信(電子版)が6月6日に報じたところによると、イラクの労働運動の女性指導者、ハシミヤ・ムーシン・フセインさんが同日、ワシントンで、イラク国会に提案されている「石油法」に抗議し、民主党有力議員に面会するなどロビー活動を行った。

 ハシミヤさんはイラク電力労組の委員長。米国の平和団体の招きで訪米した。

 ハシミヤさんは、ブッシュ政権の思惑通りのかたちで石油法が成立すると、「新たな悲劇の連続が始まる。石油の利益の70%以上もが外国の石油企業の支配下に入るためだ」と警告した。

(大沼・注)

 「イラク石油法案」のパッケージは現在、イラク国会にかかっているが、イラクの各派の綱引きと抵抗で、審議は難航している。

 かりに「石油法」の成立が流れたら、アメリカにとって何のためのイラク占領だったか問われる、ブッシュ政権にとって極めて困難な状況が生まれるだろう。

 それは、リビー補佐官有罪判決などとは比較にならないマグニチュードを秘めており、ブッシュ批判が一挙に噴出。政治的な危機を突破するため、政権が「イラン攻撃」に踏み切る、最悪の事態も予想される。


http://www.upi.com/Security_Terrorism/Briefing/2007/06/06/iraqi_labor_protests_oil_law_us_troops/9212/

Posted by 大沼安史 at 07:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-06-04

〔NEWS〕 トルコ軍 イラク・クルディスタンを砲撃 軍事侵攻の恐れも

 イラクのアルビル発ロイター電(電子版、6月3日付け)が伝えたところによると、イラク国境に結集したトルコ軍は1日、イラク・クルディスタンのトルコからの分離独立を求めるクルド人グループ、クルド労働者党(PKK)の軍事拠点に砲撃を加えた。

(大沼・注)
 トルコ軍はクルディスタンの石油を狙って、軍事侵攻を開始するかも知れない。要注意である。


http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/COL342931.htm

Posted by 大沼安史 at 03:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-31

〔NEWS〕 「美しい国」は「平和な国」 日本 平和国家ランキングで第5位を維持

 英誌「エコノミスト」の情報部門が5月30日に発表した「グローバル・平和インデックス(平和国家ランキング)」で、日本は第5位にランクされた。

 トップは、①ノルウェーで、以下②ニュージーランド、③デンマーク、④アイルランド――の順。

 日本は、⑤スウェーデン、⑥フィンランドの上を行っている。

 最悪は121位のイラクで、そのイラクに「地獄」をもたらした米国は、96位。97位のイランと肩を並べている。

 「憲法9条」がなお、日本を「平和国家」の上位国につなぎとめているわけだが、「9条」が消され、米国と「集団自衛」軍事行動をはじめるようなことになれば、この国は「国際社会における名誉ある地位」から一気に転落するだろう。

 日の丸自衛隊がイラクの最前線に投入され、自衛隊員が血を流すようなことはあってはならないことだ。

 「自主憲法」の制定の動きには、現行9条の精神をより明確化させた「新9条」制定運動で対抗するのもひとつの方法であろう。

 「美しい国」が目指すべきは、世界で最も平和な、戦争をしない日本である。


http://www.eiu.com/index.asp

http://www.commondreams.org/archive/2007/05/30/1553/

Posted by 大沼安史 at 06:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-29

〔NEWS〕 「平和の母」シーハンさん イラク反戦活動停止を宣言 民主党の姿勢に失望

 英紙ガーディアンが5月29日に報じたところによると、米国のイラク反戦運動の先頭に立ち、ブッシュ政権を許さない活動を続けてきた、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさん(49歳)は27日付けの米連邦議会の民主党議員あて公開状のなかで、アメリカ反戦運動の“顔”としての役割を止め、母親として家庭に戻ると宣言した。

 シンディーさんは「辞任」の理由について、民主党に対して、ブッシュ政権を支える共和党と同じ基準を適用しようとしたところ、彼女への民主党の支持が揺るぎはじめ、「左翼」から悪罵を投げつけらるようになったことを挙げた。

 民主党が「イラク撤退」に躊躇していることに党員としいて失望、活動からの撤退を決めたらしい。

 シンディーさんは、息子のケイシーさんがイラクで意味もない戦死を強いられたことに抗議、ブッシュ大統領のテキサス州の牧場前に座り込むなど、反戦活動を続けて来た。


http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,,2090192,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:44 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-22

〔NEWS〕 パトリック・コバーン著『イラク占領』 増刷出来! 週刊朝日に上野昂志氏が書評

 パトリック・コバーンの『イラク占領 戦争と抵抗』(緑風出版)が増刷された。「イラクものは売れない」との、大方の予想に反した“健闘”ぶりだ。

 これはもとより、バグダッドに踏みとどまり命がけの報道を続けるコバーンに対して、日本の読書界が示した評価だが、酒井啓子氏、高橋和夫氏ら識者の鑑識眼とその書評によるところも大きいように思う。

 そんな折、本日発売の週刊朝日の読書欄「週刊図書館」に、評論家の上野昂志氏による「書評」が掲載された。

 1ページを使い切った長文の書評。イラクで起きている「事実」を直視するには、「まず本書を読むことだ」と言い切ってくださった。訳者として、とても嬉しい。

Posted by 大沼安史 at 09:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-15

〔NEWS〕 『イラク占領』 日経新聞でも書評 高橋和夫氏「米国の傲慢が生む無数の悲劇」

 日本経済新聞(5月13日付け)に、パトリック・コバーン著、『イラク占領 戦争と抵抗』(緑風出版)の書評が掲載された。

 高橋和夫・放送大学準教授によるもので、コバーンの本の存在価値を、その「手織り絨毯」のような「叙述」「詳述」による、「イラクの現代史」の直接的な「現場経験」感覚であると指摘し、「コバーンが達意の文章で織り上げた絨毯に浮かび上がっているデザインは、アメリカの無謀、無知、無能であり、傲慢さである。その傲慢さが無数の悲劇を生み出し、それがイラク人のアメリカへの怒りの源泉となっている」と述べている。

 コバーンの本の価値をその核心において端的に示す、見事な「評」である。訳者(わたし)が原著者(コバーン)になりかわることはできないことが、それでも、やはり嬉しい。

 先日、「朝日」に載った酒井啓子氏の力のこもった書評は、多くの読者の心を揺さぶり(その「読者」のなかにはもちろん、わたしも含まれている……)、ネット書店の「アマゾン」では掲載当日、同書がランキングの上位に突然、急浮上した。

 高橋氏の「書評」からも、同じような、こころ揺さぶられるものを、わたし自身、感じた(と同時に、小さな勇気のようなものも頂戴した……)。

 「本」と「読み手」を結んで、ひとつに織り上げる、書評のチカラ、というべきものを、あらためて「体感」した。

Posted by 大沼安史 at 09:03 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-12

〔NEWS〕 「社会のクズ(racaille)」サルコジ 仏新大統領に 「第三の道」のアンソニー・ギデンズ氏 「サッッチャーリズム・フランス版」の「強行」に警告

 地中海のマルタ島で大富豪の豪華ヨットに乗って「祝・当選バカンス」を楽しんだフランス上流「社会のクズ(racaille)」、サルコジ仏新大統領に対し、英国の社会学者、アンソニー・ギデンズがルモンド紙との会見(電子版、5月8日付け)で警告した。

 サルコジがサッチャー路線を採ろうとするのではないか、との見方に対するコメントを述べたもので、ギデンズ氏は「サッチャーリズムは移行期の一形態。どの国民に対しても薦められるものではない」と、フランスにおける適用に釘を刺した。

 ギデンズ氏はサッチャー元首相について、「彼女は不平等をひどくし、公共サービスの現代化を怠った」と指摘したあと、英国のブレア政権がサッチャー・メージャー政権後に実施した「持続可能な経済的な繁栄と社会正義を結合した」「第三の道」路線の意義、成果を強調。英国では保守派(党)も中道右寄りのスタンスながら「第三の道」に傾斜しているとして、フランスでもその方向での改革は、かんたんなものではないが実現は可能だ、と述べた。

(大沼・注)
 「経済的な繁栄(「いざなぎ」越え、したとされる、「円ジャブ(ジャブ)景気」)」と「社会正義」が結合していないのは、われらが「日本」もそうである。

 「戦時レジーム」=「1940年体制」(官僚支配+統制政治経済)がいまだ居座り、「公共サービスの現代化」に抵抗している。

 先日の日経新聞には、特殊法人が独立行政法人に移行する際、累積債務の穴埋めで政府出資金(国民の財産)を12兆円も、コッソリちょろまかしていた、というスクープ記事が出ていた。

 これはもう、ビューロクラシー(官僚政治)どころか、クレプトクラシー(泥棒政治)の世界の話ではないか!!  

 問題は「戦後レジーム」ではなく「戦時レジーム」である。
 その清算もしないで(できないで)、「サッチャー路線」に走る日本の上流「社会のクズ」たち。

 「社会正義」の実現のため、「公共サービスの現代化」に努めるのが先ではないか?

 「夕張」「人身事故」「保護費打ち切り」…………。ああ、ナントカ還元水流れる、この、美しい国よ!


http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0,36-907159,0.html

Posted by 大沼安史 at 09:27 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-07

〔NEWS〕  ロサンゼルス・タイムズが「イラク撤退」社説

 米ロサンゼルス・タイムズ(LAT、電子版)は5月6日、「兵士たちを帰還させよ―イラク人に必要なのは占領ではなく政治的和解だ。米軍はイラクの内戦の審判をするべきでない」と題する社説を掲げた。

 有力紙のひとつが「イラク撤退」の社説を掲げたことは、米国の世論の動きを反映したもので、ブッシュ政権は国内的にますます追い込まれたかたちだ。

 社説のなかでLATは、

 「3500億ドル以上の戦費を費やし、3363人の米兵が殺され、24310人の米兵が戦傷した戦争の4年間が過ぎたいま、イラクの政治的な解決は外国軍による無期限の占領の影の下では達成できないことが、ますますハッキリしたように思われる」

  After four years of war, more than $350 billion spent and 3,363 U.S. soldiers killed and 24,310 wounded, it seems increasingly obvious that an Iraqi political settlement cannot be achieved in the shadow of an indefinite foreign occupation.

 と述べ、

 「イラクに多大な投資をしたことで、アメリカ人は撤退を戦争をほとんど同じくらい苦痛に感じてしまいそうだ。しかし、わたしたちが不可避のことへの計画づくりを遅らせれば遅らせるだけ、結果はさらに悪いものになりそうだ。いまや引き揚げの時である」

  Having invested so much in Iraq, Americans are likely to find disengagement almost as painful as war. But the longer we delay planning for the inevitable, the worse the outcome is likely to be. The time has come to leave.

 と、早期撤兵を呼びかけた。


http://www.latimes.com/news/opinion/editorials/la-ed-iraq6may06,0,6475755.story?coll=la-news-comment-editorials

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-06

〔NEWS〕 P・コバーン著『イラク占領 戦争と抵抗』 酒井啓子氏が朝日新聞で書評

 「中東現代政治」のわが国における第一人者、酒井啓子氏(東京外語大学教授)が5月6日付け、朝日新聞の「読書」欄に、パトリック・コバーン著、『イラク占領 戦争と抵抗』(緑風出版)の書評を寄せた。
 
 熱がこもった、しかも的確な書評だった。そんな酒井氏の評価を受けたのはもちろん、原著者のP・コバーン氏だが、イラクで起きている真実のため、一日も早く、そして何としても必ず、原著の邦訳を送り出そうと、突貫で翻訳した訳者としては、酒井氏の書評は身にしみてありがたく、嬉しかった。

 酒井氏はたとえばこう書いている。

 「情報の精度だけではない。米政権がどう失敗していったか、なぜイラク人が反米化していったか、かつて存在しなかった宗派対立がいかに醸成されたか、政治分析の的確さも抜群だ」

 的を射抜いた指摘である。酒井氏が言うように、「情報収集、分析力、表現力のいずれも優れた、超一流のイラクウオッチャーである」P・コバーンの筆致は深く鋭く、イラクを「完全な無法状態」に突き落とした「米政権のイラク政策の大失敗」を徹底的に暴露しているのである。

 原著の出版後、コバーン氏を通じて「イラク政府」関係者が「和平案」を提起したり、コバーン氏の「(一定)評価」する人物が駐留イラク米軍の最高司令官に抜擢されるなど、本書の影響力はかなりのものである。「教科書」とは言わないまでも、ロンドンやワシントンの政府当局者の「参考書」になったことは間違いないところだ。

 酒井氏からは書評のなかで、「誤植」「誤記」が多すぎるとお叱りをいただいた。今後、「重版」に向けて全面的に見直しをするつもりだが、イラクをめぐる一般マスコミ(各社間の違いもある)の表記と、専門家の正確な表記のズレをどうすべきか、頭を痛めている。
 (酒井氏が書評で教示してくださったように、イスラム教「スンナ派」と、一般マスコミの「スンニ派」の違いは、その一例である。「アル」を消してしまっていいのかどうか、など、いろんな問題がある)

 訳者としては通信社の表記を基準としたいわゆる「新聞表記」に拠ったつもりでいたが、力及ばずだった。申し訳ない。 

Posted by 大沼安史 at 12:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-03

〔NEWS〕 CCD(蜂群崩壊症候群)、南米ブラジルにも飛び火

 ミツバチの群れが蒸発したり大量死するCCD(蜂群崩壊症候群)が南米のブラジルにも飛び火した。カナダでも報告されている。ニューヨーク・タイムズが伝えたAP電でわかった。

 本ブログで既報の通り、CCDは欧州にも拡大している。
 アジアは、日本は大丈夫だろうか?


http://www.nytimes.com/aponline/us/AP-Honeybee-Die-Off.html

Posted by 大沼安史 at 02:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「新世界経済秩序」への胎動 ベネズエラのチャベズ大統領 IMF・世銀離脱を宣言 最後の外資石油プロジェクトを国営化

 ラテン・アメリカ左派政権の“風雲児”、ベネズエラのチャベズ大統領が最近、新世界(経済)秩序への胎動のような、シンボリックな動きに出た。

 4月30日に「IMF・世界銀行」からの離脱を宣言し、翌、5月1日のメーデーには沿岸部、ホセの石油精製施設で演説、オリノコ地域で米欧石油資本により進められて来た石油プロジェクトを国営化すると発表した。これでベネズエラの石油事業はすべて国営化されることになる。

 チャベズ大統領は1999年に政権に就くやIMFからの借り入れを返済、世銀借り入れも5年前倒しで、すでに完済している。

 チャベズ大統領は「われわれはもう、ワシントンに出向く必要はない」「いずれこれらの機関(IMF・世銀)は自らの重みで崩壊していくだろう」と語った。

 ベネズエラはIMFに40億ドルを拠出しているが、これも引き出される見込みだ。

 チャベス大統領は同国の石油収入を基に、ラテン・アメリカ各国とともに「南銀行」を設立する構想を持っている。

 ホセ精油所での演説でチャベズ大統領は、「われわれの自然の豊かさが、ベネズエラ民衆以外のほかの者の手にあった時代が、今日、終わりを告げた」と語った。

(大沼・注)

 「アメリカ帝国」の支配=「ワシントン・コンセンサス」の終わりがいま、始まった。そんなな気がする。
 ジョージ・モンビオの言うとおり、「不同意の時代」の幕が開け、グローバルな経済デモクラシーを基盤とする「同意の時代」へ進もうとしている。そんな感じがして来た。 

 このブログでは、今後、チャベズらラテン・アメリカの左派の動向にも注目することにする。
 

http://www.commondreams.org/archive/2007/05/01/890/

http://www.nytimes.com/2007/05/02/world/americas/02venezuela.html?_r=1&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 01:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-05-02

〔NEWS〕 安部首相、クウェートの空自隊員に“最高司令官”として訓示 同行FT紙東京特派員が報道

 安部首相の中東歴訪に同行取材している、フェイナンシャル・タイムズ紙のデービッド・ピリング東京支局長は同紙電子版(5月1日付け)に、「安部 “平和主義”軍隊の指揮を執る」とのタイトルの記事を載せた。

 クウェート・アリ・アルサレム基地発の特電で、安部首相が日本時間の1日午後、同基地を訪れ、イラクへの空輸活動にあたる航空自衛隊員を前に訓示した模様を報じた。

 このなかでピリング支局長は、「日本は陸海空軍を持つことを憲法で禁止されているが、最高司令官を持ってはならないとは誰も言っていない」と指摘したうえで、安部首相は自衛隊員に感謝の意を伝えるなかで、自らを「最高司令官」としてみせた、と報じた。

 海外で活動する空自隊員に首相が訓示したのは、これが初めて。

 記事のなかでピリング支局長は、米政府の元アジア問題アドバイザー、マイケル・グリーン氏の、「安部は祖父(岸信介)ができなかったことをしたいのだ」との指摘を紹介している。

 
(大沼・注)
 ピリング記者は下記の記事を書いた日本の同行記者たちとは違った視点で、「安部首相 クウェート空自訓示」をとらえている。

 ピリング記者の見方はあたっているような気がする。安部首相は中東で「日本軍最高司令官」としてのデビューを果たした気でいるのだ。

 それにしても、「イラクの青藍(せいらん)の天空を貫き……」(北海道新聞)には参った。
 安部首相は青藍の天空の下で、どれだけ犠牲の鮮血が流れているか知っているのだろうか?

■ 北海道新聞(電子版) : 首相は約二百人の隊員を前に訓示し、「五百回近くに上る運航を無事故で達成できたのは、全隊員が一丸となった努力のたまものである」と強調。「おのおのの努力の積み重ねが内外からの高い評価につながっている」とたたえ、「イラクの青藍(せいらん)の天空を貫き、わが国の代表として復興に引き続き大きく貢献してくれると確信している」と激励した。

■ 朝日新聞(電子版) : 首相は、C130輸送機の前に整列して迎えた隊員らに対し、「イラクにおける治安情勢は依然として厳しく、特にバグダッドをはじめイラクへの運航は予断を許さない。500回近くにのぼる運航を無事故で達成できたのは、全隊員が一丸となった努力のたまものだ」と訓示した。  


http://www.ft.com/cms/s/94b13086-f805-11db-baa1-000b5df10621.html

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/23703.html

http://www.asahi.com/politics/update/0501/TKY200705010401.html

Posted by 大沼安史 at 01:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 「ウォーターゲート事件」暴露のカール・バーンスタイン ヒラリー「立志伝」の虚偽暴く 調査報道による大著 6月中旬 出版へ

 英紙タイムズ(電子版)が4月29日に報じたところによると、「ウォーターゲート事件」を暴露した立役者のひとり、カール・バーンスタイン氏が6月19日に、米民主党の大統領選有力候補のヒラリー・クリントン上院議員に対する調査報道を640頁もの大著にまとめ、出版する。

 本のタイトルは、『A Women in Charge:the Life of Hillary Rodham Clinton』。ビル・クリントン前大統領の夫であるヒラリー議員の「立志伝」の虚偽を、議員の友人だった女性の残した記録文書を元に暴く内容だという。

(大沼・注)
 ビル・クリントンは、アーカンソーの大富豪によって大統領にしてもらった男だという説を読んだことがある。その大富豪は、謎のビッグ・ブラザー・ソフト「PROMIS」をめぐる疑惑にも関与しているとも。

 クリントン夫妻の影の部分を、バーンスタインはどこまで暴露するのか?
 発売が楽しみだ。


http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article1719879.ece

Posted by 大沼安史 at 10:05 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-04-29

〔NEWS〕 ブッシュ政権 とりわけチェイニー大統領は最初からイラクに狙いをつけていた! テネット元CIA長官が新著で暴露

 ワシントン・ポスト(電子版、4月28日付け)が報じたところによると、ジョージ・テネット元CIA長官は新著、『嵐の目の中で』で、ブッシュ政権、とりわけチェイニー副大統領が政権発足当初からイラク侵攻の狙いをつけていたことを暴露した。

(大沼・注)
 かねがね指摘されていたことだが、ブッシュ政権のCIA長官だった人物が証言したことで、「9・11やらせテロ説」がますます信憑性を帯びて来たかたちだ。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/04/27/AR2007042700550_pf.html

Posted by 大沼安史 at 04:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 元「慰安」婦 安部首相の「謝罪」を受け入れず マイク・ホンダ下院議員 ブッシュは「被害者でもないのにどうして謝罪を受け入れられるのか?」と根本的な疑問を提示

 ニューヨーク・タイムズ紙のオオニシ東京支局長による、「日本の指導者、性奴隷発言で薄氷を踏む(Japan's Leader Walks Thin Line With Remarks on Swx Slavery)」との見出しの記事が、4月28日の同紙電子版に掲載された。

 安部首相による、米大統領山荘での「謝罪」発言に対する「反応」をまとめた。

 このなかで、オーストラリア・アデレード在住のオランダ人元「慰安」婦、ヤン・ルフ・オヘルネさん(84歳)は、オオニシ記者の電話インタビューに次のように答え、批判した。

 「彼は口ぶり(tune)を変えてはいない。非常に用心深く自分の言葉を使った。問題から逃れつつある、と考えている」

 日本政府の閣議決定と国会決議にもとづく「ごまかしのない謝罪」を求め、米下院に決議案を提出している日系アメリカ人議員、マイク・ホンダ氏も、オオニシ支局長の電話取材に答え、「アメリカの大統領がどうして(日本の)首相の謝罪を受け入れるられるのか? 彼(ブッシュ)は、性奴隷の犠牲者ではないのに」と、あの不条理劇を思わせる、共同会見での喜劇的なやりとりを批判した。

 ホンダ議員は5月に決議案を採決に持ち込みたいとしている。

 オオニシ支局長はさらに、アメリカにおいて(日本軍による)性奴隷問題への関心の高まりが、アメリカのアジア政策を、日本の現在の指導者(安部政権)とリンクさせることに懸念を掻き立てていると指摘し、安部政権が「慰安婦」問題に決着をつけずに放置したまま、東アジアにおいて健全な民主主義国家、人権の守り手として振舞い続けると、「アメリカ知識人の間に、日本はほんとうに民主主義国家なのか、ほんとうに人権に関与しているのか、疑問を提起する」だろう、との、ジョージ・ワシントン大学教授の日本政治専門家、マイク・モチズキ氏の論評を紹介している。

(大沼・注)

 日本のメディアは、「当事者」である元「慰安婦」たちに意見を求めたのだろうか?
 「大本営発表」報道は、なお健在?……

  ところで、オオニシ氏の記事に、安部首相がブッシュ大統領の牧場(テキサス州クロフォード)への「招待」にあずかった、と書かれていた。

 次回の訪米時のことだが、そのときもまだ、ブッシュは「イラク戦争」をやめていないだろうから、安部首相のクロフォード入りは、シンディー・シーハンさんら反戦運動家の猛烈な抗議のなか、決行されることになるだろう。

 「慰安」婦問題での「アメリカ大統領」への「謝罪」といい、史上最悪のトンデモ大統領、ジョージ・W・ブッシュへのみっともないスリヨリといい、「対日イメージ」は悪化するばかりだ。

 ブッシュとしたら、もっとましな男に「同盟国の指導者」として、来てもらいたかっただろうが、私見によれば、安部首相の方がまだしも誠実である。

 われらが安部首相としては、ナンデこんな男(this man)の牧場にまで行かなきゃならないのか、というのが本音だろう。

 クロフォードには行くんじゃない。「戦争犯罪人」の共犯になってどうする!! 


http://www.nytimes.com/2007/04/28/world/asia/29japancnd.html?_r=1&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 03:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (2)

2007-04-26

〔NEWS〕 「14歳の少女と聞いて、引き返した」元皇軍兵士2人 「慰安婦」問題で記者会見し証言

 ワシントン・ポストやボストン・グローブ紙(電子版)が報じた東京発のロイター電(4月25日付け)によると、元日本軍兵士2人が同日、都内で記者会見し、従軍「慰安婦」について証言した。

 証言したのは。元衛生兵だったイチロー・コヤマさん(87歳)と、キヨシ・サカクラさんの2人。

 コヤマさんは戦地で「慰安所」に行ったことを認めたが、女性たちが強制され、兵士に奉仕していたことは知らなかった、と述べた。
 さらにコヤマさんは、元「慰安婦」たちのビデオ証言を見て(事実を知り)泣いた、「わたしは知らなかった。罪の意識もなかった。しかし、わたしはいま問題の重さを知っている。わたしは心の底から彼女たちに謝罪したい」と語った。

 2年前に亡くなった、コヤマさんの戦友の一人は「みんなかわいそうだ。騙されて連れて来られたのだから」と語っていた、という。

 一方、サカクラさんは証拠はないが軍が慰安婦をかきあつめたと思うと述べ、「弾の飛び交う戦場に来る朝鮮人、中国人女性はいない」と付け加えた。

 サカクラさんも慰安所に行ったことを認めたが、相手が14歳の少女だと聞いて、そのまま引き返したことがある、と語った。
 


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/04/25/AR2007042500133.html

http://www.boston.com/news/world/asia/articles/2007/04/25/japanese_ex_soldiers_call_for_apology_to_sex_slaves/

Posted by 大沼安史 at 03:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-04-25

〔NEWS〕 「日本の《償い》が《性の奴隷》だった女性たちの怒りを掻き立てている」 NYT紙のオオニシ東京特派員が報道 安部政権 訪米前の「幕引き」に失敗

 ニューヨーク・タイムズ紙のノリミツ・オオニシ東京特派員は4月24日、「アジア女性基金」が先月、活動を停止しても、従軍「慰安婦」問題はまだ終わっていないとする記事を同紙に載せ、新たな角度から「慰安婦」問題に光を当てた。

 「日本の《償い》が《性の奴隷》だった女性たちの怒りを掻き立てている」との「見出し」(電子版)のついた長文の記事で、同基金によるお金の支給について、責任を真正面から引き受けようとしないTOKYOによる、(元慰安婦にとって)拷問を受けるような試練だったとする批判派の声を紹介した。
 
 オランダ人元「慰安婦」、エレン・ファン・デル・プレーグさん(84歳)は、オオニシ特派員の電話取材に対し、見舞金を受け取らない理由を、「日本政府からのものではなかったから」と述べ、さらにこう付け加えた。「なにか間違いを仕出かしたら、ごめんなさい、許してという勇気を持たなくちゃなりません。しかし、日本政府は今まで決して責任を完全に引き受けようとはしませんでした」

 オランダの民間窓口団体、「プロジェクト実行委員会」の代表によると、オランダでは79人の元「慰安婦」が同基金からお金を受け取った。
 安部首相の「客観的事実ではありません」国会答弁が伝わると、そのうちの4人から実行委に連絡が入った。「どうして、またこんなことが?」「どんなつもりでまた、こんなことを……」という電話だった。

 「基金」による問題処理に最も反発が激しいのは韓国で、オオニシ特派員は韓国人の元「慰安婦」にも取材した。

 ソウル郊外にある元「慰安婦」のためのシェルター(家)で、イ・オクセオンさん(80歳)は、「基金は慰安婦の口を閉ざすものだ」と批判した。

 「基金」の金を受け取ったリー。ヨングネヤオさん(81歳)は19歳で「慰安婦」にさせられ、ビルマでひどい目に遭った。
 8歳のときから借家ぐらし。自分の家がほしいと思っていた。数年前、「基金」の職員が来て、「これがラストチャンスになるかも」と、支払いを申し出た。

 「基金」の金を受け取った元「慰安婦」は285人。台湾、フィリピン、韓国、オランダの女性たちで、中国、北朝鮮、マレーシア、ミャンマー、東ティモールの該当者に対しては、支払いの申し出をしなかったという。

 安部首相訪米直前の、このニューヨーク・タイムズ紙の報道は、「性奴隷」問題に安易な「幕切れ」がないことを示したものだ。
 きちんとしたこんごの「政府としての対策」を持っていかないと、アメリカのメディアの手厳しい質問にさらされ、立ち往生することもありうる。
 大丈夫だろうか? 
    

http://www.nytimes.com/2007/04/25/world/asia/25japan.html?ex=1335153600&en=b0568f4fb50a4abb&ei=5090&partner=rssuserland&emc=rss

Posted by 大沼安史 at 11:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-04-19

〔NEWS〕「慰安婦」問題 特派員協会 会見 外国紙がAP、AFP電を掲載

 4月17日に東京・有楽町の特派員協会で行われた、吉見、林両教授らの「従軍慰安婦」に関する記者会見が、AP電、AFP電で世界に報じられた。

 日本のメディアはこの会見を事実上、ほとんど無視した。

 グーグルの「ニュース」によると、米国ではボストン・グローブ、サンフランシスコ・クロニクル紙など有力紙が取り上げ、アジアではタイペイ・タイムズやジャカルタ・ポストなどが、他社電を含め「東京発」の記事を電子版に載せている。


http://www.guardian.co.uk/worldlatest/story/0,,-6565861,00.html

http://www.boston.com/news/world/asia/articles/2007/04/17/historians_find_new_proof_on_sex_slaves/

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/n/a/2007/04/17/international/i150407D45.DTL&type=politics

http://www.bruneitimes.com.bn/details.php?shape_ID=27328

Posted by 大沼安史 at 11:15 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「日本のメディアはひどすぎる」 吉見、林教授らが「慰安婦」問題で外国特派員と会見 

 戦争責任資料センター(JWRCC)は4月17日、東京・有楽町の外国特派員協会で会見し、従軍慰安婦の徴用に軍の関与があったことを示す資料が、極東国際軍事裁判(東京裁判)の証拠書類で確認され、日本政府はその戦犯裁判をサンフランシコ平和条約で受け容れている、ことなどを明らかにした。

 ビデオニュース・ドットコムがビデオ映像に収めた会見の記録は、同ドットコム

⇒   http://www.videonews.com/

  が無料で放映している。

 会見したのは、「戦争責任資料センター」の吉見義明(中央大)、林博史(関東学院大学)の両教授と、西尾瑠美子・女性たちの戦争と平和資料館館長の3人。

 会見の動機を問われた林教授は、回答のなかで、「日本のメディアは安部首相ら日本政府をきちんと批判しようとしない。日本のメディアの状況はひどすぎる」と語った。

Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-04-16

〔重要NEWS〕 「ミツバチ蒸発」 欧州に拡大 携帯電話原因説も

 米国で問題になっている「ミツバチ蒸発」が、欧州に拡大した。

 英紙インディペンデント(電子版)が4月15日に報じたところによると、養蜂家のミツバチが集団で消えたり、大量死するミステリアスな現象は、ドイツ、スイス、スペイン、ポルトガル、ギリシャにも拡大。ついには英国にも飛び火した。

 ロンドンの大手養蜂業者のひとつは先週、飼育しているミツバチ群れ、40集団のうち23集団が突如、いなくなった、と語った。

 CCD(蜂群崩壊症候群)と呼ばれる現象は米国で確認され、同紙によれば、米国の西海岸で60%、東海岸では70%ものミツバチが消えている。

 ミツバチは受粉に欠かせないもので、CCDで欧州に拡大したことで、世界的な農作物への影響が懸念されている。

 こうしたなかでドイツの大学の研究者たちが、携帯電話の電磁波が関係しているのではないか、との仮説を提示した。

 CDCの原因については、ダニ説、農薬説、地球温暖化原因説などが取り沙汰されているが、わかっていない。


http://news.independent.co.uk/environment/wildlife/article2449968.ece

Posted by 大沼安史 at 06:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-04-07

〔NEWS〕「沖縄人は怒っている」 文科省の「集団自決隠蔽」検閲問題で米軍準機関紙「星条旗」紙が現地から報道

 米軍の準機関紙「星条旗」紙(電子版=太平洋版)は4月8日、「沖縄人は怒っている」とのオキナワ発の記事を掲載した。

 文科省の検閲で、日本軍による「集団自決」の強制がなかったことにされたことに、「オキナワン」は怒りを発している、という。

 記事には、「生き証人」のノブアキ・キンジョウさん(80歳)の証言などが詳しく紹介されている。

 日本の一般紙ではなく、米軍の「星条旗」紙でオキナワの怒りを知る、この不条理さよ!

 日本の本土ジャーナリズムよ、問題を徹底追及し、文科省の「検閲」の実態を暴き出してくれ!

 「星条旗」紙も、(「検定」ではなく)ちゃんと「検閲」と書いているではないか?
 「検閲=憲法違反」を続ける文科省を許すな!

 いつだれがどう判断し、そうなったのか、関係者の実名を挙げて追及せよ!

 

http://stripes.com/article.asp?section=104&article=44933

Posted by 大沼安史 at 06:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 太平洋戦争中の日系人抑留の再現、許すまじ 移民3世の日系人女性ら、「不法拘束」のイスラム教徒移民の裁判を支援

 移民3世の日系アメリカ人女性ら3人が、「9・11」後、米司法当局に「不当拘束」されたイスラム教徒の移民男性の裁判を支援する活動に立ち上がった。

 祖父母らが「真珠湾後」に米政府によって不当に抑留された過ちの再現に抗議し、法廷助言者として4月3日、ニューヨークでの連邦巡回控訴裁判所に意見陳述書(適要書)を提出した。
 
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、昨年6月、ニューヨーク・ブルックリンの連邦地裁で敗訴判決を受けたイブラヒーム・トゥルクメンさんの支援に立ち上がったのは、ホリー・ヤスイさん、ジェイ・ヒラバヤシさん、カレン・コレマツ・ヘイさんの日系人3人。

 トゥルクメンさんはビザの期限が切れているだけで、テロ容疑者として不当に拘束されている。

 支援に立ち上がった3人は「アメリカ史における悲劇的なエピソードを繰り返すべきではない」と、意見陳述書で述べている。

 そのうちの1人、ホリー・ヤスイさん(53歳)は、現在、メキシコ在住。作家兼デザイナーとして活動している・

 彼女の祖父のマスオ・ヤスイさんは1903年、米国に移民。オレゴン州のフッドリバーに入植してリンゴ園を開き、成功したが、真珠湾の数日後、身柄を拘束され、戦後、1950年代にFBIに追われているとの妄想のなかで自殺したという。

 彼女の父親のミノルさんは他の日系移民とともに不当拘束を訴え、裁判を起したが、1944年の米最高裁判決で敗訴。
 米政府がようやく過ちを認め、1人あたり2万ドルを補償、日系移民の名誉を回復したのは、1988年のことだった。

 (大沼・注) アメリカにホリー・ヤスイさんのような「日系人」がいることを知って、わたしはうれしくなった。「美しい」某国の「指導者」たちとは違った、正義の心の持ち主がいると知って、ほんとうにうれしく思った。
 立ち上がった3人に「祖父母の祖国」より、エールをおくる。 


http://www.nytimes.com/2007/04/03/nyregion/03detain.html?ex=1333252800&en=b1f1ba0dd06501a3&ei=5090&partner=rssuserland&emc=rss

Posted by 大沼安史 at 04:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔新刊案内〕 ● 教育再生マニフェスト小説    『緑の日の丸』 発売中!!

  ★ 「週刊金曜日」書評 「統制・強制を笑い飛ばそう!」 

      『緑の日の丸』
        
          大沼安史著 1600円 本の森 刊

         卒業式の「日の丸」が消えた! 「緑の学校」が日本を救う!

         「日の丸・君が代」の強制を超えて……

          希望の春に繰り返される、悪夢のような「統制卒業式」。
          戦前・戦中の負の遺産をどう克服すべきか?

          本書では新しいナショナリズムのあり方についても提言しました。
          名づけて「緑のナショナリズム」!!

          「教育再生会議」では統制教育が再生するばかりです。
          「改訂・基本法」では、文科省だけが栄え、子どもたちはスポイルされ、結果として、日本は滅んで行くことでしょう。

          いまこそ、「緑の国づくり」、「緑の教育再生」に取り組んで行かねばなりません。          
          
         
  
 ●○ 申し込みは⇒ http://www.bk1.co.jp/product/2753554 ○●
 

Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔新刊案内〕 パトリック・コバーン著、大沼安史訳 『イラク占領-戦争と抵抗』(緑風出版)刊行!

★ 『イラク占領-戦争と抵抗』(パトリック・コバーン著、大沼安史訳 緑風出版)

 米軍が要塞化して「政府」とともに立て篭もる「グリーゾーン」(安全地帯)の外、バグダッド市内の現場に踏みとどまり、命がけで取材・報道を続ける英紙インディペンデント特派員のイラク・ルポ。

「占領」の真実とは何か?……

 四六判、372頁。定価2800円+税。


http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E5%8D%A0%E9%A0%98%E2%80%95%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E6%8A%B5%E6%8A%97-%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4846107078/ref=sr_1_11/250-4873564-3022623?ie=UTF8&s=books&qid=1175902862&sr=8-11

Posted by 大沼安史 at 08:49 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-03-18

〔NEWS〕 寒風をついて「3・17イラク反戦」デモ 2万人がワシントンに結集 40年前のベトナム反戦マーチを再現 ペンタゴン(国防総省)に抗議 「ブッシュを戦争犯罪人として逮捕せよ」 S・シーハンさん 叫ぶ 

 ブッシュ政権によるイラク侵攻4周年を前に、「イラク戦争」に抗議する反戦デモが3月17日(土曜日)、首都ワシントンで行われた。

 「社会主義解放党」と関係する「ANSWER(「戦争と人種差別をやめさせるため、いますぐ行動を!」)」という団体が呼びかけたもので、全米各地から、学生、労働者、市民、復員兵ら、主催者側発表で「1万5000人から3万人」(警察の非公式推定で1万人から2万人。ここではロサンゼルス・タイムズの「2万人」説を採用する)が参加した。

 デモは、「メモリアル橋」からアーリントン墓地、ペンタゴンに向かうコース。40年前の1967年、ベトナム戦争に抗議して行われ、戦争終結に向かう流れをつくったデモと同じルートを歩いた。

 デモ行進開始を前に、「メモリアル橋」前では決起集会が開かれ、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが、ブッシュ大統領とその軍事アドバイザーたちを「戦争犯罪人」と呼ぶ、非難演説を行った。「わたしたちはホワイトハウスにいる輩を追い出し、人道に対する犯罪の罪で逮捕することを望む」と。

 寒風をついて動き出したデモ隊の長さは2.4キロに達した。
 
 バージニア州メルファからやってきたモウリーン・ドゥーレイさん(58歳)は40年前、18歳のとき、「ベトナム戦争反対」叫び、同じ道を歩いた。「わたしはこの戦争(イラク戦争)に反対する人びとのひとりに数えられるために、今日ここにやって来た」と語った。

 ミシガン州からは、ジュディー・クレヴィルさんら、おばばちゃん3姉妹が参加した。3人とも初めての反戦活動。みな、お孫さんたちの写真を持ってデモ行進した。

 ニューヨークのコロンビア大学の女性研究者(37歳)は学生たちとともにバスでワシントン入りした。

 シアトルから空路、ワシントン入りした女性(41歳)は、航空券を母親から誕生日のお祝いでもらったという。

 西海岸、カリフォルニア州スットクトンから来たラリー・イェペズさん(58歳)は、東海岸、メイン州ピッツトンに住む、ベトナム戦の戦友、ジャック・フィッツジェラルドさん(58歳)と、この反戦デモで、40年ぶりに再会した。
 負傷したラリーさんを、衛生兵だったジャックさんが助けた。ラリーさんの背中には「わたしたちの兵士を支えよ。彼らを帰還させよ」のスローガンが縫い付けられていた。

 同じカリフォルニからは、海兵隊員として朝鮮戦争を戦ったポール・ミラーさん(72歳)はもうひとりの兄弟と空路、やって来た。「嘘をつかれるのは御免だ。若い海兵隊員らが足を吹き飛ばされ、命を落としているをみて辛い気持ちだ」と語った。

 中部のアイオワ州からは農民たちが抗議に駆けつけた。クリスティンさんという50歳の女性は、今日中に帰れば、日曜日の豚の出荷ができると時間を気にしていた。

 デモ行進開始1時間後の午前2時ごろ、学生、労働者とみられる約200人の若者がペンタゴンに突入を図り、警官隊ともみあいになり、5人が逮捕された。若者たちは「アナーキスト」を名乗っていたという。
 デモ隊は総じて、警官や警備の兵士に対して礼を尽くしていた(リスペクトしていた)。

 前日の16日の金曜日には、「イラクの平和の証人となるキリスト者」の約100人が、ホワイトハウス前で抗議集会をして、警官隊に追い払われた。

 17日の「イラク反戦」デモに対しては、戦争を支持する復員兵ら数千人がワシントンに集まり、デモ隊に向かって「裏切り者」「アメリカを出て行け」と叫んだ。
 インターネットで、反戦デモ隊が「ベトナム戦没者慰霊碑」を糞尿やペンキで汚す、というデマが流れ、慰霊碑を守るために集まった人も多かった。

 この日の反戦デモは、サンフランシスコやロサンゼルスなど全米各地で行われたほか、6000人が参加したトルコのイスタンブールをはじめ、コペンハーゲン、プラハ、アテネなど世界の各都市でも行われた。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/17/AR2007031700539.html

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/17/AR2007031701280.html

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/17/AR2007031701379.html

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/17/AR2007031700950.html

http://www.nytimes.com/2007/03/18/us/18protest.html?_r=1&oref=slogin

http://www.latimes.com/news/la-na-protest18mar18,1,7841277.story

http://news.yahoo.com/s/afp/20070318/wl_afp/usiraqwaranniversaryprotest

http://www.dailycomet.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20070317/APN/703173255

http://www.dailybreeze.com/news/regstate/articles/6556042.html

http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=THEHILLPOL.story&STORY=/www/story/03-15-2007/0004547334&EDATE=THU%2BMar%2B15%2B2007,%2B05:56%2BPM

http://www.unitedforpeace.org/article.php?id=3524

Posted by 大沼安史 at 06:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-03-17

〔NEWS〕 従軍慰安婦 「強制連行」の証拠(記述)なし 安部政権が閣議決定 駐日アメリカ大使 「彼女たちは日本軍にレイプされた」と発言

 安部政権は3月16日、慰安婦問題で反省と謝罪を表明した1993年の河野洋平官房長官談話に関し、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」とする答弁書を閣議決定した。

 社民党の辻元清美衆院議員の質問主意書に答えた。
 (質問主意書と答弁書は、下記⇒の辻元議員のHP参照)

 これについてニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は、オオニシ東京支局長による、「日本、第二次大戦の性奴隷における役割の否定を繰り返す」との見出しの記事を掲載した。

 このなかでオオニシ支局長は、シーファー駐日大使の

「わたしは(連邦議会下院小委で)証言した(元慰安婦の)女性たちの証言と信じる」
「わたしは彼女たちが、売春に従事するよう強制されたと思う。それはつまり、彼女たちが当時、日本軍にレイプされたということだ。それがあったとわたしは思う。それは遺憾なことであり、ひどいことだと、思う。それが、あった。事実それ自体がすべてを語っている」

 との発言を引いている。

(大沼・注)
 NHKを通じて「謝った」と思ったら、こんどは「否定」の閣議決定。
 辻元議員への答弁書は、東京発のニュースになって、全世界に流れた(AP通信も速報している)。

 問題は軍や官憲による直接的な「強制連行」の「記述」の有無ではなく、慰安所で朝鮮、台湾などの女性たちが軍用性奴隷としてて「強制性交」を強いられたかどうか、である。

 「ナントカ還元水」レベルのいい加減な答弁は、「国会」内では通用しても、国際社会では通用しない。

 「慰安婦」問題が事実無根の言いがかり、でっち上げ、というなら、シーファー大使を呼びつけて厳重に抗議すべきだろう。
 

http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/03/16-1215.html

http://www.sankei.co.jp/seiji/seisaku/070316/ssk070316003.htm

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070316&j=0023&k=200703163091

http://www.nytimes.com/2007/03/17/world/asia/17japan.html?_r=1&oref=slogin&ref=asia&pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 07:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔緊急アピール〕 悲しみを背負い また走り出した男 都知事選出馬 浅野史郎氏へのオマージュ

 都知事選に立候補した浅野史郎さんは、わたしの学校の先輩である。高校(仙台二高)の1期先輩で、高校時代の制服姿の彼を、後輩のぼくはまだ、よく覚えている。

 彼は東大法学部に進み、ひとつ年下のわたしは地元の東北大学法学部に進んだ。

 大学を出たわたしは、60年安保の新聞各社「共同宣言」(「よってきたる所以は別として」もうデモはやめよう!)に、当時、ただ1社、与しなかった「北海道新聞社」に憧れ(「道新」の須田禎一論説主幹に憧れ)、同社を受験して、北海道で記者生活を始めた。(須田さんは「朝日」の出身。上海特派員などを務め、戦後、自ら報道責任を引き受けて退社、道新に入社し、リベラルな健筆をふるった)

 浅野先輩は東大を出たあと、厚生省に入り、北海道庁に出向して福祉課長を務めた。
 当時、札幌にいたわたしは、特にこちらから挨拶する理由もなかったで、彼が同じ札幌にいることはわかっていても、会いに行かなかった。

 あれは1986年の春のことだった。わたしは当時、道新の東京支社にいて、国鉄の分割民営化を取材したあと、厚生省(厚生記者会)詰めになっていた。そこへ浅野さんが北海道から戻って来た。本省(厚生省)の障害福祉課長として。

 ある日、厚生省の広報課の若い職員が、厚生記者会(記者クラブ)のわたしのところへ、メモも持って来た。「浅野課長」のメモだった。「会いに来い」というメモだった。

 わたしは彼のメッセージを無視した。会いに行かなかった。
 なぜか?
 当時のわたしは、「エイズ問題」で責任を回避し、「血液製剤」ではなく「同性愛」が問題と言い張る「厚生省」が許せなかった。その役所のキャリア公務員である浅野さんをもまた、ついでに許せなかった。

 そんな浅野さんに対するわたしの評価が変わったのは、彼が厚生省を辞め、文字通り無手勝流で、「宮城県知事選」に立候補したときのことだった。
 厚生省の「キャリア」を投げ捨て、からだひとつで立ち向かった浅野さん。

 わたしは彼を見直したのだ。再評価したのだ。仙台二高の同窓として、ひとりの人間として、浅野さんを見くびり、密かに蔑んでいた自分自身を自己批判したのである。

 都知事選への「出馬」が取り沙汰されていたころ、わたしは「出るんじゃない」と、浅野さんを説得したい思いに駆られた。
 宮城県知事としての「重責」を終え、ようやく家族そろった平安な日々に戻れたんじゃないですか、もう務めは果たしたでしょう、と。

 しかし、浅野さんは、にもかかわらず「家族と話しあって出馬を決めた」。
 それは、なぜか?

 それは、障害者福祉を人生のテーマとする浅野さんの義侠心のせいである。正義の心のせいである。
 浅野さんは真っ直ぐな人。意気に感じ、不正義に立ち向かう人なのだ。

 彼が宮城県知事選に名乗りを上げたのは、「宮城県知事」と「仙台市長」が「汚職」で同時逮捕される、ふるさとの汚辱を見過ごすことができなかったからだ。
 だから、無手勝つ流で、無謀な立候補を企てた。

 勝てるとわかっていたから出た……というのは、後だしジャンケンのアト知恵に過ぎない。
 浅野さんは「勝てない選挙に出て、勝った」のだ。

 週刊誌に早くも「浅野バッシング」が出ていると聞いて、さっそく目を通した。
 わたしが知る「事実」とは、違ったことが出ていた。悲しくなった。県知事と政令都市市長がダブルで逮捕される土地柄で、「政官の情報公開」に挑むことがどれほど大変なことか、週刊誌の編集部は、まったく知らない(知りたくもない)様子だった。

 週刊誌の記事のなかで浅野さんは「怒っています」とだけコメントしていた。
 ネガティブ・キャンペーンに対する、彼らしい、潔い「怒りのコメント」だった。

 わたしは仙台にいたころ、浅野さんの周辺を取材して、県知事に再選された彼の悲しみを知った。その事実をわたしは結局、活字にしなかった。

 浅野さんがそれを語らない以上、わたしのようなものに語る資格はないと思い定め、記事にしなかった。彼自身の悲しみであり、人生であり、他人の口出しすることではない。

 都知事選へ、浅野さんはまたも、真剣に考えた末、出馬を決心した。
 
 その彼に、権力への欲もなければ、傲慢さのカケラもないことは、彼を知る誰もが、肯くところである。

 わたしはたまたま、「浅野」さんを、「新しい日本の首相」と想定して、『緑の日の丸』という小説を書いた。 
 「浅野」さんなら、「浅野」先輩なら、自己犠牲を乗り越え、困難な政治課題に、無私の心で立ち向かってくれると期待したからだ。

 「都知事」はある意味で、「首相」よりもストレートな力を行使できるポストである。

 わたしは「浅野都知事」に期待する。
 ブログ読者にもサポートをお願いしたい。

 もう一度、言おう。浅野さんは自らの悲しみを知るゆえ、他者の悲しみを理解できる人である。わが子に国会議員のバッヂをつけさせ、恬として恥じない、どこかの傲慢な男とは違うのだ。 
 
 わたしは東京都民ではないが、浅野さんへの支持をここに表明する。

 浅野さんよ、走れ!
 メロスのように、走り抜いてくれ!

 悲しみを糧に、怒りを胸に、「都知事選」に勝利せよ!

 

Posted by 大沼安史 at 12:05 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (4)

2007-03-03

〔NEWS〕 波紋広げる従軍慰安婦「証拠なし」の安部首相発言  日本政府 1993年「河野官房長官談話」否定を準備 ニューヨーク・タイムズ紙が報道 中山〔訂正〕議員が「業者運営の大学の学食」衝撃発言

 米ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3月2日、ノリミツ・オオニシ特派員による東京発特電を掲載し、安部首相が1日、旧日本軍の「従軍慰安婦(軍用性奴隷)」問題で「強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実」と、従来の政府公式見解に反する言明を行ったと報じた。

 他の有力な米紙では、ワシントン・ポスト(電子版)が2日、東京発のAP電を掲載して首相の言明を報じ、「過去の日本政府の謝罪に疑問を投げかけ、アジアの近隣諸国との脆弱な緊張緩和(デタント)を危うくしている」と指摘した。

 また、日系アメリカ人が多い西海岸の有力紙、ロサンゼルス・タイムズ(電子版)も、ブルース・ワレス特派員による、「第二次大戦の性奴隷問題で、日本で新たな論争の火花」との東京発特電を載せた。

 韓国紙の中央日報、朝鮮日報の両紙も電子版でそれぞれ、報道・論評を行った。

 このなかで、ニューヨーク・タイムズ紙は、日本政府が1993年の「河野官房長官談話」を「否認(reject))する準備を進めていると報じた。
 
 同紙とAP電は、ナリアキ・ナカヤマ〔訂正:ナカムラではなくナカヤマでした。最近、老人力がついてきて……。おわびして訂正します〕氏ら自民党の国会議員120人が1993年の河野官房長官談話の「公式改訂(official revision)」を推進しているとも指摘した。
(この事実を、日本のメディアは伝えているのだろうか?)

 ニューヨーク・タイムズ紙はさらに、AP電を引用するかたちでナカムラ氏の以下のような「衝撃的発言」を報じた。

 「(従軍慰安婦問題を)民間の企業によって運営される大学の学食(カフェテリア)と比較して言う人たちもいる」

 「需要があるところ、商売は生まれる。しかし、女性たちが日本軍によってサービスを強いられたとは的外れの言い方だ。この問題は事実に基づき、日本の名誉のために再考されるべきだ」

 一方、ロサンゼルス・タイムズ紙は、安部首相が1993年談話を改訂もしくは論議再開を行うつもりはないとの発言も併せて紹介している。

(大沼・注)

 米国の連邦議会下院の従軍慰安婦に関する公聴会の資料をウェブサイトからダウンロードし、ざっと目を通して驚いたことがある。

 米国の「対中国」の輸出と「対日本」の輸出推移を比較したグラフが目に飛び込んで来た。

 日本よりも中国……これは先の「アーミテージ・ナイ報告」の基調ともなっている米国のスタンスである。
 アーミテージ氏とハーバードのナイ教授はこれを「超党派(共和・民主)」の姿勢だと言い切っている。

 麻生外相はさきの衆議院予算委員会の質疑で、現在、決議案が上程されている米連邦議会下院小委での従軍慰安婦公聴会について、「(決議に)反対している(共和党の)議員も傍聴している」から心配ない、というような暢気な答弁を(たぶん、外務省の役人の気休め報告で)しているが、事態は楽観を許されない。

 本ブログでもいずれふれるつもりだが、さきごろ「公開」されたCIA機密文書で、元大本営参謀(ノモンハン事件、バターン・死の行進、ガダルカナ作戦などに関与)の辻政信(戦後、自民党の国会議員)がCIAのスパイであったことが判明した。

 米国では戦後、「戦犯」から一転、「免責」された旧体制指導者の責任を改めて追及する動きが出ているのである。

 安部首相は自身が元A級戦犯で、児玉誉士夫(この人もCIAのスパイだった)と一緒に巣鴨から「釈放」された岸信介元首相の「孫」である立場を(そして、国際連盟を脱退した松岡洋右の甥」である「戦前・戦後レジーム」の申し子であることを)、一時も忘れてはならない。

 アジアは、そして世界は、安部首相を「歴史のレンズ」を通して見守っているのである。

 あのヨーロッパ知識人に影響力を持つ、仏高級誌「ルモンド・ディプロマテーク」も、安部首相の登場を「硫黄の過去」が復活した、と衝撃を持って受け止めていたではないか?

 安部首相は軽率な発言を慎み、「政府公式見解」を拒否する、蒙昧な自民党議員らを厳しく叱責すべきである。

 「美しい国のナショナリズム」は正直で、潔いものでなければならない。

                        *

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                    *   
 
 

http://www.nytimes.com/2007/03/02/world/asia/02japan.html

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/01/AR2007030101498_pf.html

http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-japan2mar02,1,2332050.story

http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-briefs3.2mar03,1,7859959.story

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=85111&servcode=100&sectcode=110

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/03/20070303000007.html

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070303/usa070303001.htm

Posted by 大沼安史 at 09:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (3)

2007-03-02

〔NEWS〕 ワタダ中尉 軍事裁判 7月16日に開廷

 Yahooニューズが伝えたAP電(2月28日付け)によると、イラク出征を拒否した日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉に対する軍事裁判が7月16日に開廷することになった。

 ワタダ中尉の弁護人は「一事不再理」の憲法条項の適用と求めていく考えを明らかにした。

(大沼・注)
 米陸軍当局の意向通り、かりに「7月」に開廷するとしても、まだ先のことで、支援運動を強化する時間はある。
 減刑を含むワタダ中尉「救済」で最も有効なのは、もちろん、米国、世界における反戦運動の高まりである。

 ■ イラク・イラン情勢の今後(私見)

 ここで、こんごのイラク情勢・イラン情勢がどう推移するか、現代段階での私見を述べておきたい。

 ① ブッシュ政権は今月(3月)10日、バグダッドで開かれる、イラン、シリア参加の会議に出席することを表明したことで、柔軟な方針に転換したとの観測も流れているが、それは草案が固まった「イラク新石油法」の国会通過・成立(イラク石油資源の「確保」の合法化)を図る、一時的な融和的環境づくりのためである。

 ② 新石油法が通過したあと、ブッシュ政権が対イラン攻撃に乗り出す可能性が強い。「シーア派=イラン、ヒズボラ」退治・封じ込めのためには、なんとしてもイラン核武装化を未然に阻止しなければならないと、判断しているからだ。

 ③ イランを軍事的に徹底に叩いたあと、「イラク占領」を永続化し、石油資源の収奪を続ける。

 ……こうした流れになるものと考えている。  


http://news.yahoo.com/s/ap/20070228/ap_on_re_us/war_objector

Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-28

〔NEWS〕 ブッシュ政権が「軌道修正(Redirection)」 S・ハーシュ記者が指摘 シーア派封じ込めでスンニ過激派を秘密支援

 米国の調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏は2月25日発売の米誌「ニューヨーカー」に、「軌道修正(The Redirecion)」と題したレポートを発表、ブッシュ政権がチェイニー副大統領主導で、イラン=シーア派を封じ込めるため、アルカイダを含む、スンニ派過激組織に対する秘密援助を、サウジその他経由で行っていることを暴露した。
 
 「軌道修正」グループには、サウジのバンダル王子(前駐米大使)も参加、秘密活動の部分は、チェイニー副大統領が仕切っている。

 一方、対イラン攻撃では、米軍の統合参謀本部内に特別計画グループがすでに設置され、ブッシュ大統領の命令で24時間以内に攻撃できる態勢ができている。

 イラン沖には現在、空母2隻を中心とした機動部隊が展開しているが、3隻目の投入論も出ているという(そうなると、米軍の対イラン攻撃の時期はずれこむ)。

 ハーシュ記者はレバノンで「ヒズボラ」指導者、ナスララ師との会見にも成功、「レバノンとシリアのシーア派を、イラク南部(のシーア派地区)に追い出そうと考えているかもしれない。そんな臭いがする」との見解を引き出した。
 
 

http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,,2021436,00.html

http://www.newyorker.com/fact/content/articles/070305fa_fact_hersh

Posted by 大沼安史 at 03:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-27

〔NEWS〕 ワタダ中尉を再起訴 米陸軍

 米紙オリンピアン(電子版、2月24日付け)によると、米陸軍は23日、イラク出征を拒否した日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉を再起訴した。

 ワシントン州フォート・ルイス基地でのワタダ中尉に対する軍事裁判は事前の司法協議の混乱をめぐって審理中止が宣言されており、米陸軍当局が再度、軍事裁判を行うかどうか注目されていた。

 起訴の罪状は変わっておらず、一事不再理の原則が適用されるかどうか、今後の焦点のひとつになっている。


http://www.theolympian.com/112/story/67233.html

Posted by 大沼安史 at 07:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-21

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         「日の丸・君が代」の強制を超えて……

          また陰鬱な卒業式シーズンがやって来ます。
          戦前・戦中の悪夢をどう克服すべきか?
          本書では新しいナショナリズムのあり方についても提言しました。
          名づけて「緑のナショナリズム」!!

          「教育再生会議」では「統制教育」が再生するばかりです。
          「改訂・基本法」では、文科省だけが栄える一方、子どもたちはスポイルされ、結果として、日本は滅んで行くことでしょう。

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Posted by 大沼安史 at 10:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-20

〔NEWS〕 米軍の対イラン攻撃 核施設だけでなく軍事施設もターゲットに BBCが報道

 英BBC放送は2月19日、米軍の中央軍司令部(在フロリダ)高官の話として、対イラン攻撃の攻撃目標が核施設ばかりか、イラン軍の空軍、海軍基地、ミサイル基地、軍司令部をも含むものである、と報じた。


http://newsvote.bbc.co.uk/mpapps/pagetools/print/news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6376639.stm

Posted by 大沼安史 at 02:29 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-10

〔NEWS〕 米国の「イラン攻撃」準備 高ステージに ワシントンの消息筋(複数)が言明 英紙ガーディアンが報道

 英紙ガーディアン(電子版、2月10日付け)によると、ブッシュ政権の「イラン攻撃」準備がさらに進んだステージに達していることが明らかになった。
 同紙の複数の情報筋によって確認された。

 ブッシュ政権は最近、「イラン攻撃はない」とトーンダウンに務めているが、言葉とは裏腹にイランの核施設に対する攻撃準備が進んでいることがわかった。

 同紙によれば、アメリカは「春」までにイラン攻撃態勢を完了する。

 ブッシュ大統領がイラン沖に派遣した空母「ジョン・ステニス」を中心とする機動部隊は、あと10日で現場海域に到達し、すでに配備されている空母「アイゼンハワー」の機動部隊を支援する。

 湾岸地域には「パトリオット」ミサイルも追加配備される。
 ペルシャ湾には掃海艇が追加配備される。

 ブッシュ大統領は石油備蓄の命令を出したことも、対イラン攻撃の兆候とみられる。

(大沼・注)
 アメリカはイラク戦争へのイラン関与を問題視しており、これもひとつの「口実」となりそうな気配だ。
 日本政府は早急に対応策をまとめなければならない。


http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,2010086,00.html

Posted by 大沼安史 at 05:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-08

〔NEWS〕 ワタダ中尉裁判 審理無効(ミストライヤル)に 一事不再理で放免の可能性

 イラク出征を拒否したアーレン・ワタダ中尉に対する軍事法廷は2月7日、ワシントン州フォート・ルイス基地で3日目の審理を行い、ヘッド判事が審理無効(ミストライヤル)を宣言、審理を中止した。

 開廷の1週間前、検察側と弁護側が交わした訴因を絞り込む訴訟手続きの合意内容をめぐって、ヘッド判事が、ワタダ中尉の法廷での「無罪主張」と矛盾すると指摘、これ以上、審理を継続できないとして、審理無効を決めた。

 事前の訴訟手続き合意では、検察側がワタダ中尉が出征拒否とイラク戦争反対の演説を公開の場で行ったことを認めたとして、その2つの訴因について取り下げて起訴していた。

 これにより、ワタダ中尉の量刑の可能性は6年以下から4年以下の懲役に引き下げられたが、ワタダ中尉はこの2点についても無罪を主張。

 このため、ヘッド判事は訴訟手続き合意に混乱があるとして、審理を打ち切った。

 ワタダ中尉側は審理の続行を求めたが、検察側はヘッド判事の判断に同意した。

 軍事法廷は3月半ばに再審の日程を組んでいるが、2つの訴因が追加され再審が行われることがありうる一方、一事不再理の原則が適用され、このまま放免される可能性も出ている。

 

http://seattlepi.nwsource.com/local/302885_watada08.asp

Posted by 大沼安史 at 11:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-07

〔NEWS〕 ワタダ中尉 軍事裁判2日目 弁護側 「市民的不服従」と主張

 イラク出征を拒否した日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉(28歳)の軍事裁判は2日目の2月6日、米ワシントン州のフォート・ルイス陸軍基地で審理を続行した。

 検察官のスコット・ファン・スウェリゲン大尉はこの日の冒頭陳述で、ワタダ中尉は「彼自身と、彼の部隊、米陸軍の将校団に対し、恥辱と不名誉をもたらした」と論難した。

 これに対して中尉のエリック・ゼッツ弁護人は、「彼は(ビデオ声明で)大統領や指揮官、仲間の兵士らを攻撃してはいない。彼はただ、この戦争に驚いただけだ。それが非合法で道徳的に間違っていることに」と述べ、「中尉の行ったことはせいぜい、市民的不服従のひとつのかたちである」と反論した。

 軍事法廷には、中尉の上官のジョン・ヘッド中佐が検察側証人として出廷、ワタダ中尉が公開の場で出征拒否を表明したことについて、「がっかりした。すこし裏切られた気がした」と語った。

 ゼッツ弁護人は、陪審の7人の陸軍将校に対し、ワタダ中尉の意見を直接、聞いてほしいと求めた。

 裁判は7日の木曜日まで続く予定。


http://seattlepi.nwsource.com/local/302668_watada07.html

http://seattlepi.nwsource.com/local/302668_watada07.html

http://www.latimes.com/news/printedition/asection/la-na-briefs6.5feb06,1,4078456.story

http://www.latimes.com/news/printedition/la-na-officer5feb05,1,3723276,print.story

http://seattlepi.nwsource.com/local/302569_watada06.html

http://news.yahoo.com/s/afp/20070205/pl_afp/usiraqmilitaryjustice_070205174815

Posted by 大沼安史 at 06:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-05

〔NEWS〕 イラク出征拒否 日系アメリカ人 ワタダ中尉 軍事法廷 開廷 

 イラク出征を拒否した日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉(28歳)を裁く軍事法廷が2月5日(月)、米ワシントン州フォート・ルイスの米軍基地で開廷した。

 地元紙、シアトル・ポスト・インテリジェンサー(電子版⇒)によると、初日のこの日は陪審を選定に費やされ、実質的な審理は持ち越された。

 ワタダ中尉の支援者は全米各地から現地入りしており、基地近くを走るハイウェー「インターステート5号線」の「119番出口」を中心に、抗議行動を繰り広げる。6日には基地前で、人形劇を路上上演し、無罪を訴える。

 中尉の行動を批判するグループ、「われわれの兵士を支持する作戦」は「122番出口」に集まり、ハイウェーに架かる高架を「自由の橋」と名づけ、星条旗を振るなどしている。

 フォート・ルイス基地内では、米陸軍第4ストライカー軍団大歩兵師団が、ブッシュ大統領のイラク増派で動員され、訓練を受けている。
 

http://seattlepi.nwsource.com/local/302439_watada05.html

Posted by 大沼安史 at 06:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-02-04

〔NEWS〕 モサドがイラン人核科学者を暗殺

 英紙サンデータイムズ(電子版、2月4日付け)によると、米国務省によって運営されているイラク向け放送、「ラジオ・ファルダ」は、イランの指導的な核科学者、アルデシル・ハサンプル氏が1月15日に、イスラエル情報機関のモサドによって毒殺されたと報じた。

 ハサンブル氏はイランのイスファハンの核関連施設で働いていた。 


http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2089-2583167,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:33 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 反戦おばあちゃん6人、抗議行動で逮捕

 米オレゴン州ポートランドで2月2日、75歳以下6人の女性たちが陸軍徴兵センターの前で抗議行動を続け、逮捕された。

 反戦を叫んだ6人は、反戦団体、「ポートランド増派防止旅団」に参加するアン・ハントワークさん(75歳)、マーシャ・オドムさん(66歳)たちで、地元のテレビ局の報道によると、自らおばあちゃん」を名乗っているという。

 6人の中には49歳の女性が含まれているが、残る5人は61歳以上。

 ホートランド市内の北にある徴兵センター前に抗議行動を行った理由を、参加者の一人、パトリシア・シュウィーベルトさん(61歳)はこう語ったそうだ。

 「とてもかんたんなことよ。子どもたちにここに来て、徴兵されてほしくないのよ」
 

http://www.commondreams.org/headlines07/0203-04.htm

Posted by 大沼安史 at 10:24 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-31

〔NEWS〕 「イラク反戦」首都集会 主催者推定で「50万人」結集

 インター・プレス・サービスの報道によると、1月27日、首都ワシントンに結集した参加者の数は、主催者推定で「50万人」に達していた。


http://www.truthout.org/docs_2006/013007A.shtml

Posted by 大沼安史 at 08:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

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Posted by 大沼安史 at 12:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 アメリカ「イラン攻撃」 欧州政府高官らに危機感 「時計は時を刻んいる」

 英紙ガーディアン(電子版、1月31日付け)が報じたところによると、ヨーロッパの政府高官らが、米国による「イラン攻撃」に不安を感じているという。

 イランの核施設に対する空爆を実施するのではないかと危機感を強めているのだ。

 ある高官は「時計は時を刻んでいる。アメリカ政府の(イランに対する)言葉遣いは変わった」と述べ、ブッシュ政権の対イラン攻撃が“秒読み段階”に入っていることを示唆した。

(大沼・注)
 対イラン空爆ではルーマニアなど旧東欧からのルートも使用されるのではないか、との見方も出ており、要注意である。


http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,2002329,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-28

〔NEWS〕 イラク反戦デモ ワシントンに10万人が結集 シスコなど全米各地でもプロテスト 若者たちが立ち上がる ジェーン・フォンダも決起 

 全米の市民が「イラク反戦」に立ち上がった。1月27日の統一行動日、戦死した米兵の遺族や復員米兵らの呼びかけに応え、10万人(ロサンゼルス・タイムズ紙)が首都ワシントンに結集、ブッシュ大統領の米軍増派に抗議し、即時撤退の要求を突きつけた。

 首都の抗議行動では、アパシー(無関心)をかなぐり捨てた(ワシントン・ポスト紙)学生ら若者たちが多数参加、ベトナム戦争時を思わせる場面も見られた。

 ベトナム戦争反対運動の先頭に立った女優のジェーン・フォンダさん(69歳)も、34年ぶりに反戦運動に復帰、「もはや沈黙は選択肢ではない」と、全米の人びとに運動への参加を呼びかけた。
 
 ワシントンでのプロテストに呼応して、フロリダ、テキサス、ウィスコンシン、マサチューセッツなど全米各地でも集会が開かれ、西海岸の中心都市、サンフランシスコ、ロサンゼルスでは数千人規模の抗議運動が行われた。

 「ナショナル・モール」を中心に行われた首都抗議行動は、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんらによる「平和と正義のための連合」の呼びかけで行われた。

 「10万人」(ロサンゼルス・タイムズ紙以外のメディアは、参加者数を「数万人」としている)は、イラク戦争開始以来、最大規模の動員。シンディーさんはこれを「決定的なうねりが起きている」と表現した。

 この日、ワシントンは晴れだった。空に薄く月がかかっていた。30歳以下の若い世代の姿も目立った。

 急進派の学生同盟、SDSの姿もあった。ノンポリの学生たちもいた。ベトナム戦争時、学生運動の拠点となったニューヨークのコロンビア大学からも、学生たち150人が駆けつけた。

 イラク出征を拒否したアーレン・ワタダ中尉の父親の演説もあった。多くの学生が中尉への連帯を表明した。

 ベトナム反戦を闘った「60年代世代」のベビーブーマーたちもいた。コロンビア大学闘争を指導し、その後、過激派に走ったマーク・ラッド氏もいた。ラッド氏は「われわれの恥ずべき歴史に学んでほしい」と、若い世代に訴えた。  


http://www.unitedforpeace.org/

http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-rallies28jan28,0,6942524.story?coll=la-home-headlines

http://www.nytimes.com/2007/01/28/washington/28protest.html?ei=5094&en=defcbb536a8a2453&hp=&ex=1170046800&adxnnl=1&partner=homepage&adxnnlx=1169977824-zQrOqqWqJ1YmjTpqvGO2yw

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/27/AR2007012700629.html

http://news.yahoo.com/s/ap/20070128/ap_on_re_us/iraq_protest;_ylt=AplAyfmQAFGuI6gy720jQLhH2ocA;_ylu=X3oDMTA3MjBwMWtkBHNlYwM3MTg-

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/27/AR2007012701486_pf.html

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/27/AR2007012701215_pf.html

http://news.yahoo.com/s/ap/20070127/ap_on_re_us/iraq_protest_vignettes

http://sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2007/01/27/BAG6GNQBK75.DTL

Posted by 大沼安史 at 07:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-27

〔NEWS〕 安部首相 「失敗演説」 ビッグな内政政策 打ち出せず FT紙が報道

 世界の世論に大きな影響力を持つ、高級経済紙、フィナンシャル・タイムズ(電子版、1月26日付け)は、安部首相の施政方針演説を、ビッグな内政イニシアチブを盛り込むことができず、人気挽回にもしくじった「失敗演説」だったと報じた。

(大沼・注)
 残念なことではある。なんだか、安部首相が気の毒になって来た。

 「カントリー・アイデンティティー」とか、またもとんでもない「カタカナ英語」も飛び出した演説だったそうだが、「ブレーン」といわれる取り巻きがよほど程度が低いからこうなってしまうのだろう。

 官房副長官のS氏などは、なかなかの人物だと思うが、そういう人材がいてもダメだというのだから、ほかの連中のオツム(脳力)がよほど低いに違いない。

 「戦後レジームからの脱却」などという売り文句も、この国が戦前型ナショナリズムに回帰すれば、「米中二極枢軸化」のなかではいずれ生きていけなくなるリアリズムに目を向けてから言ってほしいものだ。
    
 

http://www.ft.com/home/asia

Posted by 大沼安史 at 08:14 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-25

〔NEWS〕CIAエージェント漏洩事件 リビー被告弁護団 爆弾発言  「ホワイトハウスの生贄にされた」

 イラクの大量破壊兵器捏造疑惑をめぐるCIAエージェント実名漏洩事件で偽証罪などで起訴されたリビー被告(元チェイニー副大統領補佐官)の裁判が1月23日、ワシントンの連邦地裁で開かれた。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、リビー被告のウェルズ弁護士は裁判の冒頭、声明を発表、リビー被告がブッシュ大統領の政治顧問、カール・ローブ氏を守ろうとするホワイトハウスによってスケープゴート(生贄の山羊)にされたと主張した。

(大沼・注)
 「記憶にない」「覚えてない」戦術では乗り切れないと判断したのだろうか?
 ブッシュの足元で「時限爆弾」が時を刻み始めた??


http://www.nytimes.com/2007/01/24/us/24libby.html?_r=1&oref=slogin
 

Posted by 大沼安史 at 06:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-22

〔NEWS〕 米軍の対イラン先制攻撃 空軍機、潜水艦、対艦ミサイルの壊滅目指す 大規模攻撃の恐れ、元国務省アナリストが警告

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、1月19日付け)が掲載したロイター電によると、元国務省情報調査局のトップアナリスト、ウェイン・ホワイト氏は同日、ワシントンのシンクタンク「中東政策評議会」で講演、米軍のよる対イラン攻撃が核施設に対する限定的なものではなく、空軍機、潜水艦、対艦ミサイルの壊滅を目指した大規模なものになる、と警告した。
 
(大沼・注)
 レイム・ダック状態のブッシュ政権内ネオコン強硬派は、どうやら「対イラン攻撃」を、イラク情勢を打開し、米国内世論を動員する唯一の道筋と考えているようだ。

 攻撃に踏み切る場合、イランの報復を封じ込める必要があるから、ホワイト氏の言うとおり、攻撃が大規模なものになるのは当然である。

 つまり、「対イラン攻撃」ではなくて、「対イラン戦争」が始まる。

 もちろん、ブッシュとしても戦争突入に不安を感じており、この「戦争カード」を最後の切り札に、できればイランに対して核開発の中止と、イラクに対する不介入を約束させたいはずだ。

 しかし、イラク・イランをめぐる情勢は、米軍の軍事力の行使の方向に動いている。
 米軍は武装抵抗を制圧はできないが、軍事施設を破壊する能力には自信を持っている。

 圧倒的な軍事力でイランを叩き、その一方で「新石油法」をイラク議会で早急に成立させ、イラク侵攻の「戦争目的」を達成する。

 ブッシュにとっては、イラクの石油を確保すればいいのだ。
 石油施設を守備するために、米軍を半永久的にイラクに駐留させる。
 そのためには、イランとの間に「戦争状態」が生まれ、緊張が維持される方が望ましい。 

 そんなふうに、ワシントンのネオコン強硬派は、ブッシュをそそのかしているのだろう。

 ブッシュをホワイトハイスに送り出した「軍油複合体」にすれば、ブッシュにどんな汚名を着せられようと、問題ではない。
 「9・11」まで演出してスタートさせた「資源確保戦略」を完遂すればそれでいいのだ。

 彼らはもはや、対イラン攻撃を、イラク利権を防衛する戦いと位置づけているに違いない。
 

http://www.nytimes.com/reuters/news/news-iran-usa-experts.html?_r=1&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 08:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-19

〔NEWS〕 イラク出征拒否 ワタダ中尉 2月5日に米軍法廷開廷 裁判官 イラク戦争の合法性論議を拒否 ワタダ中尉 「声明」を発表 両親、ビデオで訴え 米軍現役兵ら「イラク撤退」を求め、連邦議会で要請活動

 イラク出征を拒否した唯一の米軍将校、日系アメリカ人のアーレン・ワタダ中尉(28歳)を裁く軍事法廷が2月5日、米ワシントン州の陸軍基地、フォート・ルイスで開かれる。

 これを前に1月16日、軍裁判官のジョン・ヘッド判事は、ワダタ中尉側が求めていた、イラク戦争の合法性審議には立ち入らないとして、被告の要請を拒否した。
 ヘッド判事は「政治的な問題」は今回の訴追と無関係だと、拒否の理由を述べた。

 これに対して、ワタダ被告のエリック・シーズ弁護士は、ワタダ中尉がなぜ出征を拒否したか、本人質問で明らかにする方針を明らかにした。

 ヘッド判事の決定を受けてワタダ中尉は18日、声明を発表。「わたしはこの戦争が非合法であり非道徳的であるという信念とともに立つ」と決意を述べた。

 こうしたなかでワタダ中尉の両親、ロバートさんとキャロリン・ホーさんは反戦サイト、「トゥルースアウト」にビデオ出演、ひとびとの支援を呼びかけた。

 一方、ワシントンの連邦議会では16日、米軍現役兵士らによる反戦団体「訂正アピール(アピール・フォー・リドレス)」のメンバーらがロビー活動を行った。

 メンバーは将校100人を含む現役兵1000人の署名簿を手に、議員の事務所を回り、米軍の早期撤退を求めた。

 代表の海兵隊員、リアム・マッドン軍曹(22歳)は「数千人が死んでいるのに、沈黙しているわけにはいかない」と語った。

 ワタダ中尉に対しては、ダニエル・エルズバーグ博士らが支援を表明している。 


http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-watada18jan18,1,108354.story

http://www.truthout.org/docs_2006/011707A.shtml

http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-antiwar17jan17,1,1998591.story

Posted by 大沼安史 at 04:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2007-01-15

〔NEWS解説〕 米「対イラン・イラク国内戦線」開く バグダッド制圧へ布石 サドル・シティー攻撃へ 来日するチェイニーに、安部首相は「自重」を求めよ!

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、1月15日付け)に、D・サンガー記者による、「新たな戦線を開く―イラク国内イラン人に対して」と題する「ニュース分析」が掲載された。

 米国、「対イラン・イラク国内戦線」構築――というわけだが、別に新しい視点ではない。
 たとえば、英紙インディペンデントなどは12日付けの紙面で、同紙の外交エディターが、「ブッシュの強行戦術はイランに対する“宣戦布告”である」との指摘を行っている。

 米軍はイラク国内で「イラン人狩り」を始めている。クルド人の都市、北部アルビルの空港で、イラクの外交官(革命防衛隊員との見方も)5人を拘束するなど、イラク国内へのイラン政府の影響力排除に動き出している。

 なぜ、こうした動きに出ているのか?

 ひとつはクルド人陣営の一部を長年にわたって支援して来たイランの影響力を切断。北部クルディスタンを安定化させたうえで、クルド人部隊をバグダッドに投入、サドル・シティーなどシーア派居住区の制圧を図る狙いが、米軍サイドにあるからだ。

 バグダッドはシーア派が着々と勢力を拡大し、米軍は本丸の「グリーンゾーン」以外、コントロールできない状態に追い込まれている。
 
 こうした状況を逆転する(改善する)……これが米軍の短期的な狙いである。

 もうひとつは、「核施設攻撃」を名目に掲げて行う、「対イラン攻撃」への布石である。
 ベトナム戦争を内部告発したダニエル・エルズバーグ博士は昨年暮れ、ストックホルムでの授賞セレモニーで、米国のイラン攻撃を予言する警告演説を行っている。

 もしかしたらブッシュ政権は、事態打開の切り札をして「イラン攻撃」を、すでに決断しているのかも知れない。

 とすれば、チェイニー副大統領が近々、来日するのは、その通告と協力依頼が目的であろう。

 ならばチェイニーは、安部政権に対し、対イラン戦のため、①「円=フリーマネー化」の維持(日銀の利率据え置き)②対イラク借款未放棄部分の放棄③自衛隊の協力強化④軍事費の分担――などを求めるはずだ。

 しかし、イラク国内ではイランに近いシーア派だけが問題なのではない。スンニ派も、サダムの「殉教」の後、過激化し、男性全員のムジャヒディン化など強行姿勢を打ち出すようになっている。

 米軍にとって本来の「敵」はシーア派でもなければスンニ派でもなく、自分自身なのだ。
 自らの占領軍としての存在自体が、イラク人の武装抵抗を呼び寄せている。

 安部首相にいま、「世界平和」「イラクの復興支援」の面で果たしうる役割があるとすれば、それはチェイニーに対して自重を求めることだろう。

 イラクを「美しい国」に戻せ、米軍を引け、イランを攻撃するな、と、事実上のアメリカ大統領であるチェイニーに断固、申し入れるべきである。

 「米国のポチ」にならない――それが安部首相が進むべき、「戦後レジームからの脱却」の道である。
   

http://www.nytimes.com/2007/01/15/washington/politicsspecial/15strategy.html?_r=1&oref=slogin

http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-sunnis15jan15,0,2880562,print.story?coll=la-home-headlines

Posted by 大沼安史 at 08:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-11

[NEWS] 米軍増派でバグダッドを分割支配 「ゲットー(外出禁止区域)」づくりに着手

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版、1月10日付け)によると、ブッシュ政権は2万の増派兵力の主力を首都バグダッドに投入、郊外陣地に立てこもっている駐留部隊とともに市街地に進出、市内を9つに分割し、適当な地区から「ゲイティド(gated)・コミュニティー(外出禁止区域)」づくりに着手する。

 区域内の武装抵抗勢力を一掃し、秩序を回復したあと、住民に職をあっせんするなどして民意をつかむプラン。

 いわば住民を隔離するゲットー化の手法で、米軍はベトナム戦争当時、「戦略村」を開設して失敗した経験がある。

 米軍のバグダッド市内進出は住民の反発を招きかねないもので、市街戦がさらに激化する恐れがある。


http://www.latimes.com/news/la-na-military11jan11,1,2212095.story?ctrack=1&cset=true
 
 
 

Posted by 大沼安史 at 07:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-10

〔NEWS〕 「生薬」でも「派兵」でも、「戦争」には勝てず??? イラク増派、P・コバーン記者 ブッシュ大統領にアドバイス

 イラク問題をカバーする英紙インディペンデントのパトリック・コバーン記者が、イラク駐留米軍の増強を図ろうとするブッシュ大統領に、紙面でアドバイスしていた。

 いくら米兵を送り込んでも「平和」は来ないから、やめた方がいいという、親身(?)のアドバイスだった。

 コバーン記者は、ロバート・フィスク氏と並ぶ、インディペンデント紙の看板記者だが、フィスク氏同様、自分の足で歩き、自分の目で確かめる取材活動を続けて来た人。
 
 その報道の背景には「歴史」に対する深い知識があって、奥行きのある記事を書き続けている。

 そのコバーン記者の同紙電子版(1月8日付け)の記事を読んで、勉強させられた。
 コバーン氏によれば、いまのブッシュ大統領は150年前、英国と阿片戦争を戦った中国の皇帝とそっくりだという。

 皇帝は取り巻き側近のこう吹きまれ、安心しきっていたそうd。「大丈夫ですよ、陛下。中国は英国への大黄を輸出を全面的に止めていますから、そのうちやつら、集団便秘になって戦えなくなります」と。

 大日本帝国の「神風」に似た「大黄禁輸」ではあるが、米軍増派はその程度のものに過ぎないとコバーン氏は言う。ビロウついで言うならば、要するに、そんなことでは屁のつっかえにもならないってことだ。

 増派した米軍はバグダッドに展開するようだが、スンニ、シーア派ともそれぞれ戦闘意識は高揚しており、仮に米軍が個別の戦闘で勝利を収めたとしても、それは「殉教者」を大量に生み出すだけで、逆効果にしかならない、というのが、コバーン氏の見立てである。

 ところで筆者(大沼)は現在、コバーン氏の「イラク占領」という本を翻訳中だが、そこに面白い歴史的な比較が出ている。
 赤軍支配下のベルリン(1945年)と、米軍支配下のバグダッド(2003年)の比較である。

 赤軍は廃墟ベルリンの復興に成功したのに、なぜ米軍=アメリカはダメだったか?――とコクバーン氏は問題を提起する。

 ブッシュのワシントンはニューオルリーンズでもそうだったように、無能で腐敗している。
 その無能がいくら頭数をそろえたところで、無能は無能なのだ。

 負けを取り戻そうと、ここ一番の賭けに出たブッシュ大統領。が、結果は目に見えている。

 「裏目」に出るだけである。


http://comment.independent.co.uk/commentators/article2134847.ece  

Posted by 大沼安史 at 03:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-07

〔重要NEWS〕 イスラエルが対イラン核攻撃を準備 英紙サンデー・オブザーバー ナタンツなど3地点 通常爆弾投下後に核爆弾(バンカー・バスター)を使用

 英紙サンデー・オブザーバー(電子版、1月7日付け)が報じたところによると、イスラエルはイランの核施設に対し、核による空爆を行う準備を進めている。

 攻撃目標は、ナタンツ(ウラン濃縮施設)、イスファハン(ウラン転換施設)、アラク(重水炉)のイラン国内3地点。

 ナタンやイスファハンは、通常爆弾を投下して「開口」後、貫通核爆弾(バンカー・バスター)を使用、地下施設を破壊する。

 攻撃するイスラエル空軍機は、ネゲブ砂漠のハトゼリム基地、テルアビブ南方のテル・ノフ基地に所属する空挺団で、イラン攻撃に備え、ジブラルタル上空との間を往復するなど、長距離空爆の訓練を続けている。

 イラン攻撃のルートは3ルート検討されており、うちひとつはトルコ領空を通過する。

 イスラエルとアメリカの当局者はこの問題でこれまで数回、協議している。

 イスラエルが核攻撃に踏み切るのは通常兵器による攻撃ではイラン核施設の破壊は困難と最終判断が出て、なおかつブッシュ政権が「同意」した場合。
 消息筋は「事後同意」もありうるとしている。

 サンデー・オブザーバー紙はこれまで、①イスラエルのイラク・オシラク炉攻撃②イスラエルの核技術者による暴露、など、イスラエルの核問題報道では定評のある高級紙だ。

 今回の同紙の「スクープ」は、イランに核開発放棄を迫る「最後通牒」の要素も含んでいるといえる。

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2089-2535310,00.html

Posted by 大沼安史 at 07:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2007-01-05

〔NEWS〕 ネオコン 「イラク増派」でブッシュを後押し 

 ネオコン内の有力グループが「イラク増派」を強力に主張し、それに後押しされるかたちでブッシュ政権が兵力増強に動き出しているようだ。
 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版、1月4日付け)の報道で明らかになった。

 それによると、イラク駐留米軍の増強を提言しているのは、「アメリカン・エンタープライズ研究所」のフレデリック・ケーガンと、ネオコン誌「ウイークリー・スタンダード」の編集人であるウイリアム・クリストルらのグループ。

 軍事アナリストであるケーガンは12月に「勝利を選び取る――イラクにおける成功計画」と題する論文(⇒)を発表、それが「ブッシュ政権の現行の考え方に影響力を及ぼしている」という。

 これまで米軍はラムズフェルド前国防長官の下で、米軍増派に消極的だったが、ケーガンらはこれとは逆に、駐留米軍を増強、駐屯地に引きこもるのではなく、イラク国内の紛争地点に出てゆき、市民生活の秩序の回復にあたり、現地住民を交流を進める戦略を提唱している。

 タイムズ紙によると、こうした増派論に対してはネオコン内部でも否定的な意見があるが、ブッシュ大統領はケーガンからの提言に沿うかたちで来週、2万人から3万人規模の増強計画を発表する見通しとなっている。
 

http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-neocons4jan04,0,779950.story?coll=la-home-headlines

http://www.aei.org/publications/pubID.25292/pub_detail.asp

Posted by 大沼安史 at 06:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-12-23

〔NEWS〕 パトリック・コクバーン氏の『イラク占領』、邦訳決定 

 英インディペンデント紙の中東特派員、パトリック・コクバーン氏の最新刊、『イラク占領』の日本語版刊行が決まった。
 原書の著作権を持つ同氏が中東の取材先から、邦訳に同意したもの。
 翻訳は、わたし(大沼)があたり、近日刊行を目指す。
 
 コクバーン氏はイラク情勢を現場から報じ続けた、第一線のジャーナリスト。同書は、「イラク戦争」を、イラクの側から捉え返した、イラク戦争報道の名著である。
 乞う、ご期待! 

Posted by 大沼安史 at 09:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク出征拒否のワタダ中尉 ハワイに帰省 教会で演説 日系社会 スタンディング・オーベーション

 米ハワイの地元紙、ホノルル・スター・トリビューン紙(電子版、12月20日付け)が報じたところによると、イラク出征を拒否、軍事法廷で裁かれるハワイ出身の日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉がハワイに帰省、モイリーリの教会で演説し、聴衆総立ちの喝采を受けた。

 ホノルル生まれのワタダ中尉は年明けに、ワシントン州の陸軍基地で軍事裁判にかけられる。有罪となれば最大6年の懲役刑に処せられる。

 演説のなかでワタダ中尉は、アメリカの民衆はブッシュ政権に「嘘をつかれ、騙され、裏切られた」と指摘、イラク戦争は「合衆国憲法に対する犯罪だ」と弾劾した。

 ワタダ中尉はまた、「自分の部隊と離れることは苦しいことだったが、この狂気を止めるには何かをしなければならなかった」と語った。

(大沼・注)
 トリビューン紙の記事についていた、日系人に励まされるワタダ中尉の写真は、すべてを物語って余りある。
 なにより表情が美しい。
 ワタダ中尉を生み出した、ハワイの日系社会こそ「美しい国」と呼ばれるにふさわしいと思った。
 安部首相よ、あなたも政治的打算を離れ、ワタダ中尉に連帯のメッセージを贈り、中尉のような「いい顔」になってみないか?
 松岡洋右、岸信介のDNAを持つ、あなたが「変身」することで、日本は歴史的転回を果たしうる。
 安部晋三氏よ、「美しい国」を言うなら、ワタダ中尉の支援に立ち上がりたまえ!
  

http://starbulletin.com/2006/12/20/news/story11.html

Posted by 大沼安史 at 09:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-12-22

〔NEWS〕「無実プロジェクト」 188人目は「終身刑」の男性

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、12月22日付け)に、うれしい記事が出ていた。米国で冤罪を晴らす運動を続ける、NPO「無実プロジェクト」の手で、殺人の罪でニューヨーク州内の刑務所で終身刑服役中のロイ・ブラウン氏が獄中から救出される見通しとなった。
 DNA鑑定などでブラウン服役囚の無罪が確定した。
 ブラウン氏は1991年にソーシャル・ワーカーの女性を殺害したとして逮捕され、有罪判決を受けていた。
 同氏は同プロジェクト188人目の無罪確定者になる。

(大沼・注)
 タイムズ紙の記事には書いていないが、「無実プロジェクト」とは、ノースウェスタン大学のジャーナリズム大学院のデービッド・プロテス教授が院生たちと始めた、濡れ衣晴らしの活動だ。

 わたしが1月に出す、「教育再生プロジェクト小説」、 『緑の日の丸』 (本の森)は、このプロテス先生のプロジェクトをモデルのひとつにしている(それで、上記の記事を読んでうれしくなった!!)。

 フリースクール「自由が丘サドベリー・スクール」のスタッフ、子どもたちが「無罪探偵団」を結成、近くの公立中学での「100万円蒸発事件」、卒業式の「日の丸蒸発事件」を解決。それがきっかけになって教育界における「構造腐敗」が発覚、日本が「緑の国づくり」に進むモーメンタムを生み出す、というストーリーである。

 「日の丸」はなぜ「赤」でなく「緑」でなければならないか?
 それは読んでのお楽しみに!!

〔近刊案内〕
 
 ●       『緑の日の丸』                   ○
         大沼安史著 1600円 本の森 刊

         卒業式の「日の丸」が消えた! 「緑の学校」が日本を救う!
  
 ●○ 詳しくは⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/891.html ○●


http://www.nytimes.com/2006/12/21/nyregion/21brown.html?_r=1&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 09:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-12-21

〔NEWS〕 バーモントの反戦おばあちゃん ローズマリーさん 州最高裁で無罪判決

 米バーモント州ベニントンに住む、平和運動家のローズマリー・ジャコウスキーさん(69歳)が、さきごろ州最高裁で無罪判決を勝ち取った。
 ローズマリーさんは2003年3月20日、ベニントン市内の交差点で、イラク戦争に反対し、ほかの11人の仲間を抗議行動を行い、逮捕された。
 交通を妨害したとして1審で有罪となったが、州最高裁に上告したところ、11月22日、無罪判決を言い渡された。
 彼女は「交通を妨害したのではなく、イラク戦争に反対しただけ」と語った。
 一緒に逮捕された他のメンバーは罪を受け入れたが、彼女だけは「何も悪いことをしていない」と拒否していた。
 彼女は元教師。現在はジャーナリストとして活動している。
 身長145.6センチの小柄なおばあちゃんだが、一本、筋金が通っている。

(大沼・注)
 バーモントからは先の中間選挙で、米国史上初の社会主義上院議員が生まれた。
 「リンゴと蜂蜜にリベラリズム(?)」……おもしろい州である。


http://news.yahoo.com/s/ap/20061218/ap_on_re_us/peace_activist_2

Posted by 大沼安史 at 10:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-12-19

〔NEWS〕 米軍(統合参謀本部) ホワイトハウスの「イラク増派」計画 「明確な作戦目的」に欠けると批判

 ワシントン・ポスト紙(電子版、12月19日付け)が報じたところによると、ホワイトハウスが検討の俎上にのせているイラクへの米軍増派について、当の統合参謀本部自体が「明確な作戦目的(ミッション)を欠いたものであると認識していることが、関係筋の証言で明らかになった。
 同筋はまた、統合参謀本部はまた、イラク増派計画について「選択肢の少なさ」による「執着」と見ていると指摘した。
 米軍のトップが「イラク増派」に対して厳しい態度をとっているのは、それが「イラク侵攻以来、最も重大な決定」となるため。
 同紙によれば、ペンタゴン(国防総省)は先週のブッシュ大統領への定ブリーフィングで、短期的な増援は、イラク戦争の終了時において、米国に「より大きな諸問題」を引き起こしかねないと警告したという。

(大沼・注)

 最高司令官(大統領)に対する、米軍の「反乱」が始まった???

 

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/12/18/AR2006121801477_pf.html

Posted by 大沼安史 at 06:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-12-18

〔NEWS〕 パウエル前国務長官 「イラク敗戦」 来年半ばからの撤退開始を提言

 パウエル前米国務長官は12月17日のテレビ番組に出演、長い沈黙を破り、「イラク戦争」について見解を明らかにした。
 18日付けのワシントン・ポスト紙によると、パウエル前長官は「イラク情勢は“重大かつ悪化”している。われわれは勝っていない。負けいている」と、「イラク敗戦」の認識を明らかにした。
 前長官はまた、米軍の増派では状況を変えることができないと指摘、来年2007年半ばからの撤退開始を求めた。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/12/17/AR2006121700494.html?nav=hcmodule

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2006-12-15

〔新刊案内〕 ● 教育再生マニフェスト小説 『緑の日の丸』新年1月刊行!! ●

         『緑の日の丸』
         大沼安史著 1600円 本の森 刊

         卒業式の「日の丸」が消えた! 「緑の学校」が日本を救う!
  
 ●○ 詳しくは⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/891.html ○●

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〔NEWS〕 「ぼくは、民衆の思考をコントロールする権力者の敵になった」 ホリエモンがFT紙で「逆襲」会見

 ホリエモンがフィナンシャル・タイムズ紙(電子版、12月14日付け)の会見に応じ、「古い日本の嫉妬深いエリート」に対し「逆襲」を試みた。
 ホリエモンがFT紙のような権威あるメディアのインタビューを受けたのは、保釈後、初めて。
 
 以下は、彼の「発言」のハイライト部分。

 「ぼくが有名になるにつれ、彼らがぼくを捕まえる気になっていることがはっきりしてきた。ぼくは、民衆の思考をコントロールする権力者の敵になった。政府より強大な検察当局の敵になった。そのふたつの力のおかげでいまのぼくがいる」

 「ぼくは若者たちに夢を与えた。しかし、そうした夢は官僚機構にとって危険なものだった」

 「ぼくはまだ日本を変えたいと思っている。豊かな国にしたいと思っている。しかし、塀のなかからそうしたいとは思わない」  


http://www.ft.com/cms/s/be791252-8baf-11db-a61f-0000779e2340.html

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〔NEWS〕 米軍 イラクへ35000人増派を検討

 バグダッドを訪れたジョン・マッケイン米上院議員は12月14日、現地司令官らと会談後、イラクに対して最大10個旅団、3万5000人を増派することが検討されていることを明らかにした。 
 ニューヨーク・タイムズ紙が15日に伝えた。

(大沼・注)
 どこまで続く、ぬかるみぞ。
 イラク戦争はむしろ、日中戦争に似てきた!


http://www.nytimes.com/2006/12/15/world/middleeast/15iraq.html?_r=1&oref=slogin

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〔NEWS〕 パレスチナの子どもたちにとって2006年は最悪の年のひとつ 123人が死亡 ユニセフが報告

 パレスチナの子どもたちにとって、2006年が最悪の年のひとつになったことが、ユニセフの発表で明らかになった。
 ことしは紛争で123人が死亡したが、これは昨年(05年)を倍も上回る数。
 その一方でなお、約340人の子どもたちが拘束施設に抑留されているという。


http://wafa.ps/english/body.asp?id=8807

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2006-12-14

〔新刊案内〕 ● 教育再生マニフェスト小説           『緑の日の丸』   新年1月刊行!! ●

                 『緑の日の丸』
         大沼安史著 1600円 本の森 刊

         卒業式の「日の丸」が消えた! 「緑の学校」が日本を救う!
  
 ●○ 詳しくは⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/891.html ○●

Posted by 大沼安史 at 02:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米軍撤退あればスンニ派武装勢力を支援 サウジ国王が表明

 ニューヨーク・タイムズ(電子版、12月13日付け)の報道によると、サウジアラビアのアブドラ国王は、2週間前にサウジを訪問したチェイニー米副大統領に対し、米軍がイラクから撤退した場合、サウジとしてスンニ派に対して資金援助を行うことがありうるとのメッセージを伝えていたことがわかった。

 同紙は情報源として、米政府筋とアラブ外交筋を挙げている。

 アブドラ国王はチェイニー副大統領に対し、イラク・スンニ派への資金援助は、シーア派勢力とのいかなる「戦争状態」においても実施することがありうると伝えた。

(大沼・注)
 イラクからの米軍撤退は当面、ありえないというブッシュ政権のスタンスを「強化」するリークではある。
 出所はチェイニーのオフィスか?
 

http://www.nytimes.com/2006/12/13/world/middleeast/13saudi.html?_r=1&oref=slogin

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2006-12-10

〔NEWS〕 生活保護「母子加算」廃止? NHKよ、お前はジャーナリズムなのか? 責任者よ、大臣よ、出て来い!

 居酒屋でNHKテレビ゙の夜7時のニュースを見て唖然とした。「厚生労働省」が生活保護の「母子加算」を廃止する「方針」だという。

 怒りが込み上げた。

 「厚生労働省」が「決めた」というなら、どうして「大臣」に突っ込みをいれないんだ?
 省の責任者は「大臣」だろうが?
 どうして、「大臣」のコメントを求めないんだ?

 もしも、政治家=大臣抜きで、厚生労働省の事務方レベルで決めたというならから、どうして君らの「ニュース・ソース」を明らかにしないのか?

 せめて「厚生労働省高官」と、なぜ、言えなのか?

 君たちはなぜ、「厚生労働省」が「決めた」と、「方針」決定を、「組織責任に転嫁=非人間化」し、「当事者責任」をあいまいにするのか?
 「決めた」なら。「決めた」人間=官僚は誰なんだ?
 大臣はOKしたのか?
 決めた官僚の責任者は誰なんだ?
 それこそが問題だろうに。そこを取材したのか。君たちは?

 NHKよ。恥を知りたまえ!

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2006-12-03

〔NEWS〕謎のイタリア人、スカラメラ「教授」 毒物症状現れず

 ロンドン発のAP電(12月2日付け)が報じたところによると、毒殺されたリドビネンコ氏とロンドンのスシ・バーで接触したイタリア人「教授」、マリオ・スカラメラ氏に毒物症状が出ていないことがわかった。

 同氏は1日時点での検査で「ポロニウム210」の陽性反応が出ていたが、入院先のロンドン大学付属病院の医師たちは、極めて低レベルの「ポロニウム210」にさらされただけ、との見方を示している。

(大沼・注)
 こうなると、リトビネコ氏に出ていた「自作自演(=ポロニウム自殺)説」は、スカラメラ氏のためにあるようなものではないか。
 スカラメラ氏=エージェント説が強まる所以である。
  

http://news.yahoo.com/s/ap/20061202/ap_on_re_eu/britain_poisoned_spy

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〔NEWS〕 文科省、教育基本法改正案に「国家統制強化条項」を「挿入」  「構想日本」が指摘「やらせ」理由が判明

詳しくは⇒ https://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=15469480&blog_id=184076

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2006-12-02

〔NEWS〕 マリオ「教授」 リトビネンコ氏に「暗殺」を警告 実行グループのリーダーは柔道有段者(特殊部隊出身)、黒髪のロシア人 警告の「Eメール」にKGBのOB組織「尊厳と名誉」のリーダー、ヴェリチコ元KBG将軍の名前

 英紙ガーディアン(電子版、12月2日付け)の報道で、イタリア人、マリオ・スカラメラ氏が11月1日、ロンドン市内のスシ・バーで、リトビネンコ氏に対し、両氏を含む5人に対する暗殺計画が進んでいることを、ロシアから受信した「Eメール」を示して警告していたことがわかった。

 スカラメラ氏の「警告」内容は、以下の通り。

 ① 暗殺計画のターゲットになっているのは、リトビネンコ、スカラメラ氏のほか、
   ・リトビネンコ氏のパトロンでロンドン亡命中のロシア人富豪、ベレゾフスキー氏
   ・ロンドンへのロシア人亡命者、ウラジミール・ブコフスキー氏
   ・リトビネンコ氏と連係してKBGスパイ活動の解明にあたるイタリア国会の上院議員  で「ミトローキン調査委員会」委員長のパウロ・グザンティ氏

   ――の計5人

 ② 暗殺の特別作戦を指揮しているのは、ロシア軍の特殊部隊「スペツナーズ」出身の柔道家(黒帯マスター)で、英語とポルトガル語を流暢に話す、黒髪の細身の男。右足を引きずっている。セントペテルブルクの拠点を置くヒットマン組織を運営。

 ③ スカラメラ、グザンティの両氏に対する「行動計画」には、ヴァレンチン・ヴェリチコ元KGB将軍が関与の疑い(Eメールで名指しされている)。同氏はKGBのOB3000人が結集する「尊厳と名誉」のトップ。「尊厳と名誉」はモスクワ郊外に本拠を置き、24以上もの会社を経営(ボディーガード会社、銀行などを含む)。

 スカラメラ氏がこの「警告」を告げると、リトビネンコ氏は「映画みたいだな」と一笑に付し、取り合わなかったという。

 スカラメラ氏が受信した「Eメール」は、FSB(連邦保安庁、KGBはその前身)のエージェントの息子と見られる。
 リトビネンコ氏はそのエージェント(もしくはその息子)を信じておらず、取り合わなかったらしい。

 しかし、リトビネンコ氏はスカラメラ氏の警告に対して、情報をチェックし返事をすると、その場で約束した。

 スカラメラ氏はリトビネンコ氏と情報交換で度々会っており、スカラメラ氏によれば、リトビネンコ氏からの情報で、聖書をくり抜いた空洞に手榴弾と起爆装置を入れ、イタリアに持ち込もうとした、キエフから来た6人組を、イタリア司法当局が逮捕したこともあるという。
 このグループは、グザンンティ上院議員暗殺を狙っていたとみられるという。
 

http://www.guardian.co.uk/print/0,,329651168-103610,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 マリオ「教授」も「ポロニウム210」汚染 尿検査で判明 12月1日夜 ロンドンの病院に入院 リトビネンコ氏と同時期に毒を盛られた可能性 リ氏、致死量の100倍を摂取 リ氏の妻も汚染

 英紙ガーディアン(電子版、12月2日付け)によると、毒殺されたリトビネンコ氏とロンドンのスシ・バーで接触した、謎のイタリア人、マリオ・スカラメラ氏が同市内での尿検査の結果、「ポロニウム201」に汚染されていることがわかり、12月1日夜、市内の大学病院に入院した。
 マリオ氏の摂取量は「致死量になるうる」ものだが、症状は現れていない。

 同紙によれば、新たにリトビネンコ氏の妻、マリナさんも微量ながら「ポロニウム210」に汚染されていることがわかった。

 一方、同紙の取材で、毒殺されたリトビネンコ氏は致死量の100倍もの「ポロニウム210」を盛られたいたことがわかった。価格でいえば、2000万ポンド(20億円)に相当する量だという。


http://www.guardian.co.uk/russia/article/0,,1962354,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-12-01

〔NEWS〕 毒を盛られたガイダル氏 (続報) リトビネコ毒殺 ロシア諜報機関内不穏分子の仕業か? サッカー観戦ファンに混じって5人以上の実行犯グループがロンドン入り

 英紙ガーディアンは12月1日、リトビネンコ氏が死亡した翌日、アイルランドで毒を盛られた、ロシアのガイダル元首相について、モスクワ特派員らによる取材結果を報じた。

 それによると、ガイダル氏(50歳)の意識が朦朧としはじめたのは、ダブリンの西、マイヌースの大学での講演を終えようとしていたときだった。(その後、30分以上、床に倒れれ鼻から出血し、血を吐いたのは、フィナンシャル・タイムズ紙の報道を同じ)

 ガイダル氏はモスクワに戻って入院し、現在、容態は安定しているが、体重は半減したという。

 入院中のガイダル氏に対して、プーチン大統領は電話で見舞ったという。

 ダブリンのロシア大使館では「胃腸病による」との見方を示しているが、側近によれば、ガイダル氏は健康で、ジョギングもしていたという。

 一方、同じガーディアン氏は同日、リトビネンコ氏の毒殺について、英国の情報機関がロシアの諜報機関(秘密警察)内の「不穏分子」による犯行との見方を強めている、と報じた。
 実行犯グループは5人もしくはそれ以上で、11月1日、ロンドンで行われたロシア・サッカーチームの対アーセナル戦観戦ファンに混じってロンドン入りし、すぐ帰国したという。

 英国情報機関はしかし、プーチン政権による「公式」の関与については否定しているという。
 


http://www.guardian.co.uk/russia/article/0,,1961549,00.html

http://www.guardian.co.uk/russia/article/0,,1961546,00.html

Posted by 大沼安史 at 05:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-30

〔NEWS〕 ガイダル元首相も毒盛られる(訂正済み さしかえ版)

 英紙フィナンシャル・タイムズ紙が11月28日、報じたところによると、ロシアのガイダル元首相は、リトビネンコ氏が〔訂正 死亡した〕翌日、講演のため滞在中のアイルランドのマイヌースで毒を盛られ、一時、重体になっていた。

 元首相は反プーチン派。その日はホテルでかんたんな朝食を摂った。
 講演会場に現れたガイダル氏はそのときから顔面蒼白で、自著『帝国の死』に関する質問に答えているとき変調をきたし、会場を退席。フロアに倒れた。

 ガイダル氏は35分間も血を吐き、鼻からも出血、意識不明になった。

 放射性物質は検出されなかったが、どのような毒だったかも不明。

 ガイダル氏の元側近は、毒を盛られたことはハッキリしているが、ロシア当局の仕業ではない、との見方を同紙に示している。

(大沼・注)
 リトビネンコ氏は毒を盛られた1日午後、ガイダル氏の元ボディーガードのロシア人実業家と、ロンドン市内のホテルの「パイント・バー」で会っている。
 
 

http://www.ft.com/cms/s/1bc23f9c-7f21-11db-b193-0000779e2340.html

Posted by 大沼安史 at 07:50 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 リトビネンコ氏 FSB(ロシア連邦保安庁)の核物質密輸を「手配」の過去 マリオ「教授」がスシ・バーで打ち明けられたと英警察に「証言」 

 英紙インディイペンデント(電子版、11月29日)によると、毒殺されたロシア人亡命者、アレクサンドル・リトビネンコ氏とロンドンのスシ・バーであったイタリア人、マリオ・スカラメラに対する英国警察による事情聴取が28日、同市内の秘密の場所で行われた。

 調べに対してマリオ「教授」は、スシ・バーでの2人が会ったのは、2人に対する「死の脅迫」があり、そことを「議論」するためだった、と語った。

 また、マリオ「教授」は、リトビネンコ氏から、同氏がFSB(前身はKGB)のため核物質の密輸出を「手配(オーガナイズ)したことを聞かされたいた、と語った。
 「教授」は、その持ち出し作戦について同氏から聞いた、とも語った。

 (大沼・注)

 本ブログ既報のように、マリオ「教授」は昨年、ロシアからイタリアへのウラニウム密輸をイタリア警察当局へ通報した人物だ。

 リトビネンコ氏が「語った」という、「核物質作戦」とはこれを指すものなのか?

 

http://news.independent.co.uk/uk/crime/article2023856.ece

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2006-11-28

〔NEWS〕 英警察 ベレゾフスキー氏のオフィスで「ポロニウム」を検出

 英紙ガーディアン(電子版)が11月28日に報じたところによると、英警察当局は毒殺されたリトビネンコ氏のパトロンであり、同じくロンドンに亡命しているロシア人富豪、ボリス・ベレゾフスキーの同市内のオフィスから、毒殺の使われたと同じ放射性物質「ポロニウム201」を検出した、と報じた。

 警察はまた、同市内のセキュリティー&リスク管理会社「エリニス」の事務所から、同物質を検出した。
 「エリニス」社のスポークスマンは、リトビネンコ氏は入院する前、「まったく無関係」な用事で同社を訪れていたという。 


http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,,1958714,00.html

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〔NEWS〕 謎のイタリア人 マリオ「教授」は「核の専門家」だった! 旧ソ連からの濃縮ウラニウム密輸を伊当局に通報したことも  英紙、ナポリで会見に成功 南米コロンビアに「足跡」

 放射性物質の猛毒、「ポロニウム210」で毒殺されたロシア人亡命者、アレキサンドル・リトビネンコ氏が11月1日、ロンドンのスシ・バーで会ったイタリア人、マリオ・スカラメラ氏に対する単独会見に、英紙デイリー・メールが成功した。

 スカラメラが住むナポリのホテルで行われた記者会見での同氏の発言と、それに対する同紙の検証結果は、25日付けの同紙(電子版)に掲載された。

 謎だらけの人物だった。会見にも2人のボディーガードを連れて現れた。

 会見で同氏は、環境法の専門家だと言った。「環境犯罪防止プログラム(ECPP)」という団体に所属し、事務局長をしていたとも言った。その団体の本部は存在しないが、事務所はイタリアの「フチノ宇宙センター」にあり、同センターは東ヨーロッパなどのおける環境犯罪を衛星で監視しているのだそうだ。
 

 そのECPPのことを、世界的に活動を続ける「グリーンピース」の関係者は「知らない」と語った。

 マリオ氏は1999年に、米国スタンフォード大学の研究員になり、その後、地元ナポリ大学のディレクターになった、と語った。2002年にECPPでの仕事を終えると、南米コロンビアで地元警察を訓練する学校をスタートさせた、と言った。
 さらに同じ年には、ロンドンのグリニッジ大学に籍を置き、環境法を研究した、とも。

 デイリー・メール紙の問い合わせに対し、各大学とも「記録はない」と答えた。

 ナポリ大学のスポークスマンは「記録はない。しかし、どこかの学部でなんなかのかたちで研究していたかもしれない」と語った。同大学には同姓のマリア・スカラメラ博士という女性研究者がいて、その彼女は「ポストを用意したことはあるが、見たこともない。ヨーロッパ方面の研究資金を得ていたような感じだった」と述べた。

 マリオ氏はその後、環境法の専門家から突然、「核の専門家」に変身した。

 1昨年(2004年)にマリオ氏は、ソ連の潜水艦が以前、ナポリ湾で核弾頭を20発以上も紛失した「事実」を公表した。

 昨年(2005年)「7月」、マリオ氏はイタリア警察当局に対し、ウラニウムがスーツケースのなかに隠されて、密輸入されようとしていると通報。密輸グループは逮捕され、90%のまで濃縮されたウランを回収した、と語った。
 
 同氏はサンマリノでロシアの元KGBエージェントの行動を監視して通報、4人がレミニの警察に逮捕された、押収したウラニウム(10キロ)は、旧ソ連で濃縮されたものだった――と語った。

 メール紙の取材では昨年「6月」、たしかにマリオ氏の通報でイタリア警察が動き、ウラニウムの密輸事件を摘発している。

 マリオ氏はイタリア国会が同国内でのKGBの活動を調査する「ミトローキン委員会」で証言したこともある。

 (大沼・注)
 麻薬のコロンビア、旧ソ連からのウラニウム密輸……まるで自分がCIAのエージェントであることを、自ら告白しているようなものではないか?
 仮面の告白はなぜ?……「消される」のを防ぐためかも。


http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/news.html?in_article_id=418642&in_page_id=1770&ico=Homepage&icl=TabModule&icc=NEWS&ct=5

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2006-11-23

〔NEWS〕 バース党を合法化 アジズ元外相復権 武装勢力と秘密交渉も トム・ヘイドン氏がブッシュ政権の「イラク秘密工作」を暴露 

 ベトナム反戦運動の立役者のひとりでイラク反戦に立ち上がったトム・ヘイドン氏が11月21日のネット新聞「ハフィントン・ポスト」に、ブッシュ政権の「イラク秘密工作」を暴露する記事を寄稿した。
 ロンドンとアンマンの信頼すべき消息筋の話として掲載したもので、イラクの泥沼のなかで生き残りを図ろうとするブッシュ政権のもがきを浮き彫りにしている。

 ヘイドン氏によると、以下のようなかたちで表面化し始めているという。

 ① ブッシュ・パパの盟友で、「イラク・スタディー・グループ」の座長であるジェームズ・ベーカー元国務長官はヨルダンの首都アンマンで、サダム・フセインの弁護団と会見、フセイン大統領の直属の部下だったアジズ元外相(副首相)を年内に釈放する、と語った。(イラク紙「クズ・アララービ」が報道。大沼・注=サダムの減刑も視野に入れているのかも知れない)

 ② ライス国務長官は10月、湾岸協力会議の場で、スンニ派の武装抵抗勢力(アルカイダを除く)との仲介役を果たしてほしいと、湾岸諸国に個人的にアピールした。その場に居合わせたアラブ外交官によると、ライス長官は「ラムズフェルドが聞いたら、わたしに対する攻撃はイラク戦争どころの騒ぎじゃなくなる」と冗談を飛ばしたという。

 ③ 2週間前、3日間にわたり、米国の高官と武装抵抗勢力の秘密交渉が初めて行われた。米側の提案に対し、武装抵抗勢力側は2週間以内に回答をまとめ、再会談する。

 ④ 米国は11月16日に武装抵抗勢力各派間の停戦協定を仲介するEメール交信を行った。

 ⑤ ブッシュ大統領のハドレー補佐官は6項目のメッセージを携え、このほどバグダッド入りした。そのなかには、
    ・ 武装抵抗勢力に対する全面的な恩赦
    ・ バース党を禁止する委員会の解散
    ・ イラクを「3分割」せず、中央政府を維持するが、州知事に大幅な権限を付与

 ――することが含まれている。

 シーア派に忠誠を誓うマリキ首相はこうした「工作」を受け容れることはできないことから、クーデターが起きる可能性もあるという。

(大沼・注)
 トム・ヘイドン氏はベトナム反戦運動を、アナーバーのミシガン大学で立ち上げた平和運動家である。女優のジェーン・フォンダさんと結婚したこともある。
 反戦のベテラン、いまだ健在!
 これからもがんばってほしい。
 


http://www.huffingtonpost.com/tom-hayden/us-retreat-from-iraq-t_b_34675.html?view=print

Posted by 大沼安史 at 08:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク出征を拒否 ワタダ中尉 軍事法廷に起訴さる 「自由のために闘う」と決意を表明

 イラクへの出征を拒否した日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉(28歳)が米陸軍の軍事法廷で裁かれることになった。
 フォート・ルイス(米ワシントン州)に司令官が11月9日に起訴を進言したことで決まった。
 軍事裁判は来年、開始されるが、有罪となれば最大6年の実刑を受ける。
 ワタダ中尉は22日、「わたしとすべてのアメリカ人の自由のために、わたしの持てるすべてをもって闘う。わたしはわたしの信念のために最大6年の刑に立ち向かう」と語った。
  

http://seattlepi.nwsource.com/local/291823_tl110.html

http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2006/11/22/wusarmy22.xml

Posted by 大沼安史 at 07:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-22

〔NEWS〕 S・ハーシュ氏 イラク・イラン問題で深層報道 ホワイトハウスが「イラン核なし」CIA秘密報告を無視 ネオコン イスラエル 「イラン攻撃」に意欲 イラク米軍 シリア・イラン国境地帯へ再配備か 殺し合いによる疲弊を待つ

 米国の調査報道ジャーナリスト、セイモア・ハーシュ氏が、米誌「ニューヨーカー」(11月20日発売)で、「次なる舞台」と題して、イラン・イラク問題をめぐる最新の取材結果を明らかにした。
 ハーシュ氏の内幕報道のポイントは以下の通り。

 *〔イランの核に関するCIA秘密報告〕
  ことしの秋の早い段階でのこと。CIAがイランの核開発についてまとめた秘密報告書のドラフト(草案)が、ホワイトハウス、ペンタゴンによって「無視」される一幕があった。
 ドラフトは、イランの「核兵器開発」について、なお「結論的証拠」が見つかっていない、としており、ブッシュ政権の「核(兵器)開発疑惑)」と矛盾する内容となっている。

 *〔CIA報告の根拠〕
  イランの核施設の近隣に、米国、イスラエルのエージェントが仕掛けた、極秘の放射性物質検出装置をはじめ、その他、衛星などを使った監視活動では、「核開発」は検知されていない。

 *〔イランが核起爆装置を実験したとの情報〕
  イラン国内に潜むイスラエルのエージェントが、イランが核起爆装置の実験を行ったことをつかんだ、との情報が、この夏の終わりごろ、流れた。
  この点に関して(CIAではなく)ペンタゴンの情報機関、DIA(防衛情報局)は、イランのパルチンでの施設で、起爆装置の開発が行われているとみており、イスラエル=ペンタゴンの見方は一致している。

 *〔イラン攻撃の可能性〕
  イランへの攻撃は、負けを挽回しようと賭け金を倍にする「負けてもイケイケ(failure forward)」作戦として決行される可能性はある。
 その根拠は、
   ①イラン核開発を許せば、スンニ派アラブ国家が核開発に乗り出し、中東情勢は一気に不安定化する。その予防。
   ②イスラエルが強行姿勢を示している。
   ③ヒラリーをはじめ、民主党も結局は「同調」するだろう。
  などの点が挙げられている。

 *〔イラク占領の行方〕
  イラク米軍は内戦が続く都市部などから撤退、シリアやイランの国境地帯に展開する可能性がある。スンニ・シーア派に殺し合いをさせ、疲弊を待つ作戦だ。
  (大沼・注)そう、その通り。米国は結局、イラク国内の油田を確保すればいいだけのことだから。とくに膨大な埋蔵量を持つ、無人地帯の西部砂漠地帯は、狙い目だ。なにしろ、楽に占領し続けることができるから。米軍がファルージャに侵攻したのは、この「油の砂漠」占領を狙ったものだった!


http://www.newyorker.com/fact/content/articles/061127fa_fact

Posted by 大沼安史 at 08:37 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-16

〔NEWS〕 ノーベル平和賞受賞者ら、イスラエルの「ターゲット殺戮」に抗議 最高裁に訴え

 フランスのAFP通信が11月14日に報じたところによると、イスラエルの10の平和団体と200人の市民が、3人のノーベル平和賞受賞者とともに、同国の最高裁に対し、政府がパレスチナの武装抵抗勢力に続けている「ターゲット殺戮」を認めない決定を下すよう請願を行った。

 請願に加わったノーベル平和賞受賞者は、劇作家のハロルド・ピンター氏と、北アイルランドの和平に取り組んだベティー・ウイリアムズ、マリード・マクガイアの両氏の3人。

 請願は「最高裁の正義が下るまで、何人の子どもたちが死ななければならないのか」と訴えている。

 イスラエル軍の「ターゲット殺戮」により、2000年9月以降だけで、数百人のパレスチナ人が殺されている。


http://www.commondreams.org/headlines06/1114-02.htm

Posted by 大沼安史 at 11:05 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-14

〔NEWS ただし旧聞〕 米国のイラン攻撃 作戦計画 第2段階へ 統合参謀本部 「避けられない」ものを受け入れ 戦闘 ペルシャ湾岸に拡大へ バーレーンも戦場化の恐れ

 米国のネット・メディア、「RAWストーリー」が9月21日付けで、米軍のイラン攻撃計画が第2段階に入っていることを、ペンタゴン高官らの証言で明らかにしていた。

 重要なニュースなので、遅ればせながら敢えて紹介しておく。

 それによると、米軍の統合参謀本部は作戦計画の第2段階として、イラン核施設攻撃に伴う「分岐(枝)と結末連鎖」について、この時点ですでに検討に着手している。

 「核攻撃」についてはそれまで、空軍のみが主張していたが、統合参謀本部全体として容認するコンセンサスが生まれた。
 「核」は、米軍の作戦計画のテーブルにのっている。

 統合作戦本部はイラン攻撃を「不可避なもの」として受け入れているという。

 統合作戦本部ではイラン攻撃に伴い、湾岸のバーレーンが戦場化すると見ている。
 バーレーンは米海軍の基地となっているが、国民はシーア派で、イランの影響力が及びやすい、と見ている。

 (大沼・注)
 見逃していた「古いニュース」だが、まだ“腐ってはいない”。
 すでに2ヵ月が経過しており、作戦計画の「第2段階」はすでに出来上がっている、と見るべきだ。


http://www.rawstory.com/news/2006/Pentagon_moves_to_secondstage_planning_for_0921.html

Posted by 大沼安史 at 08:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 アルカイダ 「汚い核」で英国を攻撃準備 情報当局

 英紙ガーディアン(電子版)は11月14日、情報当局者の「確信」として、アルカイダが「汚い核」で英国をテロ攻撃することを決めている、と報じた。

 英政府が13日、メディア向けに行った公式ブリーフィングで明らかにしたもの。
 
 先週、「汚い核」の攻撃計画を準備していた英国籍の男性に40年以上の刑が言い渡されたが、火災警報器1万個があれば、その種の爆発物は製造可能だそうだ。

(大沼・注)
 なんとなく、「情報操作」ではないような気がするので、紹介しました。


http://politics.guardian.co.uk/terrorism/story/0,,1947295,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-11

〔NEWS〕 イスラエル イラン攻撃も 国防次官が言明 ブッシュ政権、敗北で単独行動も

 イスラエルのエファライム・スネー国防次官は11月10日、エルサレム・ポスト紙に対し、イスラエルはいかなる犠牲を払ってでも、イランの核開発施設を予防的に攻撃する意志があることを言明した。

 イスラエル紙、「ハーレツ」によると、スネー次官はポスト紙に対し、イラン核施設への攻撃は「最後の手段であるが、最後の手段はときに唯一の手段になりうる」と述べた。

 イスラエルは25年前、イラクの核開発施設、オシラク炉に対して単独攻撃を行っている。

(大沼・注)
 ブッシュ政権の中間選挙敗北により、米軍によるイラン攻撃の可能性が薄らいだことに対して、イスラエルが強行方針を示した。

 イランとの宥和政策を牽制し、場合によっては単独攻撃する意図を明確化したものと言える。

 レームダックのブッシュ政権としては、自らが動きにくい分、イスラエルの独自攻撃を歓迎し、イラン封じ込めにつないでいきたいところ。

 こうしてみると、イスラエルによる対イラン攻撃はかなり可能性が高いと言わざるを得ない。

 イスラエル軍がレバノンで決行した「新型ウラニウム爆弾(バンカー・バスター)」の投下は、イラン攻撃のための予行演習だったのかも知れない。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/786439.html

Posted by 大沼安史 at 09:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-10

〔NEWS〕 新国防長官、ロバート・ゲイツ氏に イラン・コントラ事件、サダム・フセインへの秘密武器援助の疑い

 米国の反戦放送局、「デモクラシーNOW」は11月9日、ブッシュ大統領が新国防長官に任命したロバート・ゲイツ氏をめぐる疑惑を報じた。

 CIA時代のイラン・コントラ事件への関与と、サダム・フセインのイラクに対する秘密武器援助疑惑で、同局の討論番組に登場した米国の調査報道ジャーナリストは、ゲイツ氏の「諜報の政治利用」を批判。
 

  ゲイツ氏の国防長官就任で「デジャヴを見る思いだ(また来た道が始まるような気がする)」として国際謀略の復活に対し警鐘を鳴らした。

 (大沼・注)
 イラン・コントラ事件に関与した人物の登場は、イランを巻き込んだ、イラク戦争の幕引きを画策しているということか?
 

http://www.democracynow.org/article.pl?sid=06/11/09/1444242

Posted by 大沼安史 at 02:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-07

〔NEWS〕 大学生の女性(18歳)がKamikaze(自爆)攻撃 ガザ地区で戦闘続く

 仏紙ルモンド(電子版)によると、イスラエル軍の侵攻下にあるガザ地区で11月6日、18歳の女子の大学生がカミカゼ(自爆)攻撃を行った。
 ガザ地区のベイト・ハナウンで、イスラエル軍の部隊に自爆攻撃を決行したのは、イスラム系の大学で学ぶメルヴァト・マサーウドさん。過激派の「イスラム聖戦」に所属していたとみられる。
 メルヴァトさんの自爆テロで、イスラエル兵士1人が死亡、1人が軽傷を負った。
 ガザ地区では6日前にイスラエル軍が侵攻、イスエラエルへ向けたロケット弾攻撃を一掃する「秋の雲」作戦を開始。
 これまで56人のパレスチナ人が死亡している。

(大沼・注)
 18歳の女性に「神風」攻撃を決心させる、この世界の不条理。
 ルモンドのサイトに掲載された、彼女の写真は悲しすぎる。


http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3218,36-831487@51-803567,0.html

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2006-11-05

〔NEWS〕 米軍 北朝鮮の核施設攻撃へ向け作戦計画 英紙サンデー・タイムズが報道

 米国防総省(ペンタゴン)が北朝鮮の核施設攻撃に向け作戦計画の策定を加速させている、と、英紙サンデー・タイムズ(電子版、11月5日付け)が報じた。

 ワシントン・タイムズも同様のことを報じている。

 サンデー・タイムズ(タイムズ紙の日曜版)によると、ヨンビョンの核施設については、潜水艦などからトマホーク(巡航ミサイル)を発射するほか、B52、あるいはB2ステルス爆撃機で精密誘導爆弾やミサイルを投下・発射する。

 米海軍の特殊部隊、シールズも攻撃に参加するという。

(大沼・注)
 ブラフであることを祈る……。


http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2089-2437937,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米国の有力軍事紙、「アーミー・タイムズ」が国防長官辞任を要求

 英紙オブザーバー(電子版、11月5日付け)によると、米国の有力な軍事紙、「アーミー・タイムズ」は6日付けで、ラムズフェルド国防長官の辞任を求める社説を掲載する。
 社説はイラク戦争について「彼の戦略は失敗した」と断じている。

 7日に行われる米国中間選挙を前にした、影響力ある軍事有力紙の「辞任要求」はブッシュ政権に対する新たな痛打といえる。

 (大沼・注)
 このまま、何事もなく(イラン攻撃なしに)中間選挙を迎えることができるとよいが……。
 

http://observer.guardian.co.uk/world/story/0,,1940015,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-11-03

〔追悼〕 サリー・リリエンソールさん 死去 87歳 平和運動家・彫刻家

 反核運動家で彫刻家のサリー・リリエンソールさんが10月24日、サンフランシスコの病院で亡くなった。87歳だった。
  彼女の創設した「プロウシェアーズ財団」がこのほど声明を発表、訃報が世界中に伝わった。
 
 彼女がサンフランシスコで、Ploughsharesをスタートさせたのは1981年だった。創設資金、10万ドルを自ら集め、匿名の篤志家として年25万ドルの財団運営資金を出し続けて来た。すべてを「平和」のために注いで来た。
 彼女のもとで、財団は反核だけではなく、地雷、生物・化学兵器などに対する反対運動、抑止のための研究活動に対しも助成を続けて来た。

 新しい運動の芽に重点的に配分して来た。
 地雷禁止でノーベル平和賞を受けた団体も、彼女の支援で活動を広げた。

 自ら、「人種差別」にも立ち向かった。

 もともとは作家志望だった。ラジオ・ドラマの脚本も書いたりした。その後、彫刻の道に進んだ。装飾ではなく実用にこだわった作風だったという。

 サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)の運営にも携わり、ふつうのアーチストが利用できるギャラリーを開設した。

 財団の名前、Ploughshares は、聖書のイザヤ書から採った。

 「かくてかれらはその剣をうちかえて鋤(ploughshares)となし……戦闘(たたかひ)のことを再びまなばざるべし」

 聖書のなかの「9条」のような言葉だ。

         ☆ 

 訃報を聞いて友人たちと、横浜・野毛にある、なじみの居酒屋で話し合った。

 一人が言った。「剣を鋤にうちかえる、って、いい言葉だね。彫刻家らしいな?」

 すかさず、合いの手がふたつ。

 「彫刻家は、土から、かたちある永遠のいのちを創り出す。いのちを廃墟と化す核兵器は真逆だよね」

 「そうだよね。サリーさんって、もしかしたら、核兵器の数だけ、それを材料に金属彫刻を創りたかったんじゃないか」
 
  
  追悼式は11月25日に行われる。 
 

http://www.ploughshares.org

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2006-11-02

〔NEWS〕 ペンタゴン イラク戦争正当化プロパガンダを強化 歴史を即時“書き換え” 報道を「訂正」し、オン・ザ・レコードに

 米国防総省(ペンタゴン)がイラク戦争を自己正当化するプロパンガンダを強化している。

 HP(⇒)に「フォー・ザ・レコード」の欄を新設、都合の悪い報道に「訂正」を加えて、「記録」として残しているのだ。

 ジャーナリズムによる「報道」とは、いわば「歴史」の「今」における「画定」だが、ペンタゴンはこれを即座に書き換え、自分の都合のいいラインで「正史」を残そうという悪質な企てである。

 実はあのラムズフェルド長官の発言の「真意」はこうだった、ニューヨーク・タイムズの論説はここで決定的な誤認をしている、など、「あと出しジャンケン」で事態の「漂白」を図っている。

 ブッシュ政権の司令塔、「ペンタゴン」にハイジャックされたアメリカ!

 ペンタゴンの「NEWSPEAK」(G・オーウェル)を許すな!


http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-spin2nov02,0,4346433.story?coll=la-home-headlines

http://www.defenselink.mil/home/dodupdate/index-b.html

Posted by 大沼安史 at 10:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-29

〔NEWS〕 ペルシャ湾の石油施設防衛で警報 米英艦隊が警戒態勢 対イラン戦の布石?

 ドバイ発のAP電(10月27日)が気になる情報を報じていたので、念のために紹介しておく。
 世界最大の沖合い石油積み出し基地である、サウジのラス・タヌラと、隣のバーレーンの石油精製所に対し、アルカイダの攻撃が予想されるとして、米英艦隊が警戒態勢を強めているという。

 ペルシャ湾に面するバーレーンには米海軍第5艦隊の基地があり、サウジ沖の同湾海域は、英海軍が参加したイタリア指揮下の連合艦隊、第152機動部隊が展開している。

 今回の警戒態勢は、アルカイダに名を借りた「臨戦態勢」入りと解釈すべきことかも知れない。
 中東海域では米海軍を中心に海軍力の増強が進んでいるといわれる。

 米軍による「イラン攻撃」は果たして決行されるのか?

 米国の中間選挙で、共和党劣勢が確定したいま、ブッシュの「暴発」を恐れる。
  

http://www.msnbc.msn.com/id/15442751/

Posted by 大沼安史 at 11:12 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 現役の米兵らが「イラク撤退」求める 米連邦議会議員あてに“合法”アピール

 現役で任務につく米軍兵士らが「イラク撤退」を求める意思表示を始めた。
 「軍警報者保護法」で、現役の兵士が連邦議会の議員あて意見を表明する権利が認められていることから、これを活用して「直訴」している。

 ロイター通信によれば、現役兵士が“合法的にアピール”できる、専用のインターネット・サイトが10月25日に正式にスタートしたが、正式に稼動するまでの数日間だけで、219人がアピールに参加したそうだ。
 ベトナム戦争の後期、1970年代の初めにも同じような現役兵の直訴が行われ、25万人以上が参加したという。

 この法律は、直訴した米兵に対する不当な扱いを禁じている。

(大沼・注)
 「防衛省」への「昇格」を図るなら、日米同盟の「対等性」(?)により、日本も同じような法律を定めるべきではないか?
 

http://www.appealforredress.org

http://today.reuters.com
 

Posted by 大沼安史 at 10:41 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 超国家権力と化した「CIA」 拷問者空輸でドイツを「沈黙」させる

 英紙ガーディアン(電子版、10月26日)が国際政治の内幕を暴露するスクープ記事を放った。

 米国のCIA(中央情報局)による「テロ容疑者空輸」に対し、ヨーロッパで批判の声が高まった際、CIAがドイツ政府に対し、モロッコで拘束しているドイツ国籍を持つアルカイダ容疑者へのアクセスを認める交換条件として、批判の高まりを抑えるよう働きかけていた。

 ことし2月の、ドイツ連邦議会への秘密報告文書によると、ドイツ政府は同容疑者へのアクセスに成功している。

 このドイツ人容疑者は2002年、モロッコで逮捕・拘束されていたが、CIAの航空機でシリアに移送された。
 このあとシリア政府は、ドイツ国内で脅迫罪に問われていたシリア情報部員の釈放をドイツ政府に要求、ドイツ政府は訴追を取り下げてもいる。

 ガーディアン紙によれば、CIAが取引をドイツ政府に持ちかけたあと、EU諸国はほぼ足並みを揃えて「批判」の大合唱をトーンダウンさせた。

 CIAが国家を上回る権力・影響力を持つにいたっている姿を暴露した、果敢な調査報道である。

 同じ同紙の記事に、CIAが自らの支配下におく「エア・アメリカ」などの航空機を利用し、「容疑者」を移送していたと出ていて、「やはり」と思った。
 「エア・アメリカ」とはたしか、戦後間もない頃、CIAがアジアを舞台に、主に麻薬の輸送を行うため、設立した航空会社だったはず。
 それが、いまなお「活躍」している、ということは……。


http://www.guardian.co.uk

Posted by 大沼安史 at 10:36 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-24

〔NEWS〕 北朝鮮で親中国「菊グループ」による宮廷クーデターの可能性も ニューズウイーク誌が観測記事

 米誌「ニューズウイーク」(10月30日号、電子版)によると、中国政府内のアドバイザーらのなかで、北朝鮮で親中国派による宮廷革命を起こし、金正日政権を打倒する構想が支持を広げている。

 宮廷革命の引き金は「送油ストップ」。
 同誌によれば、中国は2003年の初め、北朝鮮への石油供給を3日間、停止したことがあるという。

 米国防総省元高官によると、「菊グループ」という親中国のグループが北朝鮮新体制の背骨になるかも知れないという。


http://www.msnbc.msn.com/id/15365945/site/newsweek/

Posted by 大沼安史 at 02:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-23

〔NEWS〕 イラク難民 国外160万人 国内150万人

 ヨルダンの国連難民高等弁務官事務所がまとめたところによると、イラク戦争で難民化したイラク人は310万人に上り、国外に逃避した人はそのうち160万人に達しているという。

 総人口2600万人の国で、この惨状!
 イラク戦争により、イラク国民の生活基盤の破壊が大規模に進んでいる実態を示す調査だ。

 国外に逃れたイラク難民は、ヨルダンに50万人、シリアに45万人、といった内訳。
 シリアには1ヵ月4万人のペースで難民が流れ込んでいるという。

 米国こそ、生活破壊の「テロリスト」である。

http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1919327.ece

Posted by 大沼安史 at 03:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イスラエル 対ヒズボラ戦争で(白)リン弾の使用を認める

 イスラエル紙「ハーレツ」(電子版、10月22日付け)が報じたところによると、イスラエルのエルダリー国会担当相は、対ヒズボラのレバノン戦争で、(白)リン弾(砲弾)を使用したことを認めた。
 イスラエル政府当局者が(白9リン弾の実戦使用を認めたのは、これが初めて。
 エルダリー氏はまた、イスラエル軍がさまざまなタイプのリン兵器を保有していることも明らかにした。

(大沼・注)ハーレツ紙は「リン弾」とだけ報じているが、white phosphorus (白リン)弾であることは間違いない。
 白リン弾は米軍がイラク戦に使用している。
 白リン弾を浴びると火傷は骨まで達し、水をかけても消えない。

 非人道的な化学兵器である。
 国際社会は即時禁止を決めるべきである。 


http://www.haaretz.com/hasen/spages/777549.html

Posted by 大沼安史 at 10:17 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-19

〔NEWS〕  日本 「核開発せず」を約束 日米外相会談 米国 日本の「右傾化」を牽制

 インターナショナル・トリビューン紙(ニューヨークタイムズ発行のグローバル紙、10月19日付け)の1面トップに、同日付けの日本の新聞各紙とは明らかに違う見出しの記事が掲載された。
 ライス国務長官と麻生外相の会談を報じるトップ記事で、だ。

 日本の新聞は、北朝鮮に対して「効果的」な制裁を行うなどといった、いかにも「官報」的な通りいっぺんの記事だったが、IHT紙に載ったニューヨーク・タイムズ紙の記事は、まったく視点の異なる、ちょっと意外なものだった。

 IHT紙のトップ記事の見出しは「日本 核武装せずと確約  外相 兵器の“必要”なし、との見方」。
 
 麻生外相がライス長官に「日本は核武装しません」と確約したことを、ニューヨークタイムズのライス長官同行記者と同紙の東京支局長は、最重要ニュースととらえ、報じたのである。

 なぜ、そういうことになったのか?

 それはおそらく、北朝鮮の「地下核実験」後、日本の政治権力の内部で、「これを機会に、わが国も核武装を」との声が、米国が見過ごすことのできないほど、高まっていたからだろう。
 例の、中川昭一・自民党政調会長の発言だけでなく、政府の中枢レベルで「核開発」を主張する流れが強まり、それを米政府がキャッチし、ライス長官が麻生外相に直接、釘を刺した、というストーリーだったのではないか。

 もしかしたら、安部政権は極秘裏に「核開発」の「秘密GOサイン」を出し、日の丸核武装への第一歩を踏みだすところまで行っていたのかも知れない。

 「読売」の朝刊に出ていた、麻生外相のあの「衝撃的な表情」は、そうした推測を裏付けるもののようにも見える。
 「えっ? どうしてアメリカに知られたんだ??!!」

 中国との連携強化を目指す米国は、日本のナショナリズムの高まりを実は歓迎していない。それどかろか、むしろ、つぶしにかかる……そのことも示唆するような、敗北感をにじませた外相の表情だった。

Posted by 大沼安史 at 02:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-18

〔NEWS〕 イラク戦争 米国が「出口戦略」模索 3国家に分解か?

 イラク戦争の泥沼が深化・拡大するなか、米国が「出口戦略」を模索しているらしい。地獄のような現実とよくやく向き合い出したようだ。

 パパ・ブッシュのもとで国務長官を務めたジェームズ・ベーカー氏が超党派のパネル、「イラク・スタディー・グループ」の共同議長としてイニシアチブを発揮し、ブッシュ大統領の戦争政策とは違った着地点を見出そうとしている。

 英紙ガーディアン、米紙ニューヨーク・タイムズ紙の報道を総合すると、米国には最早、イラク戦争の行き詰まりを打開する力はなく、近々公表される同グループの最終報告(ベーカー報告)は、「撤退・イラク放棄」の提言となる見通しだ。

 その場合、国家としてのイラクの行方は、どんなかたちになるのか?

 共和党のジョン・ワーナー上院議員はイラクを、シーア派のイラク、スンニ派のイラク、クルドのイラクの3カ国に分解する構想を提案しており、この線での決着するとの見方も出ている。
 
 ベーカー元長官らもこの点に関し、すでにシリア、イラクと意見を交換しているという。


http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,,1924581,00.html

http://select.nytimes.com/search/restricted/article?res=F10817FD38540C7A8CDDA90994DE404482

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2006-10-17

〔NEWS〕 「制裁」は「宣戦布告」 北朝鮮外務省が声明

 北朝鮮外務省は10月16日、「制裁は(北朝鮮に対する)宣戦布告である」とする声明を発表した。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版、10月17日付け)がソウル発のAP電で伝えた。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/10/17/AR2006101700135.html

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〔NEWS〕 駐韓、イラク米軍兵士に炭素病ワクチン接種

 米紙ワシントン・ポスト(電子版、10月17日付け)によると、米国防総省は韓国、イラクなどに駐留する米軍兵士らに対して、炭素病ワクチンを接種する。

 炭素病(アンスラックス)は致死性が強く、生物兵器(細菌兵器)として使用される恐れがある。

 いまどき、何のために?
 

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/10/16/AR2006101601084_pf.html

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2006-10-15

〔NEWS〕 ペンタゴン イラク戦争 長期化戦略を決定 2010年まで現行兵力を維持

 米国防総省(ペンタゴン)がイラク戦争の長期化に備え戦略計画の策定に入っていることが明らかにになった。
 米陸軍の参謀長、シューメーカー将軍が米陸軍協会の年次総会での演説のなかで言明した。
 少なくとも2010年の終わりまで、こんご4年間にわたって現行の兵力14万人態勢を維持するという。
 英紙インディペンデント(電子版、10月15日付け)が伝えた。

 (大沼・注)
 ことしの年末、もしくは来年初めに、イラク駐留米軍を1万5千人(2個旅団分)を削減し、本国に帰還させるという「公約」は、11月の中間選挙向けのジェスチャーだったわけだ。

 このままではイラク戦争の長期化は避けられない。

 英軍が撤退し、米軍のみの戦いに転化するのは必至。

 その場合、日本が「日米軍事同盟下の集団自衛権容認」に踏み出したら、どうなるか?

 「日本、イラク参戦!」

 悪魔のシナリオが、「美しい国」の「パンドラの箱」の底でうごめいている。 

 

http://news.independent.co.uk/world/americas/article1873833.ece

Posted by 大沼安史 at 02:36 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-13

〔NEWS〕 「日本に核武装させよ」 ネオコンがNYT紙で提言 ブッシュ大統領の前スピーチライターのデービッド・フラム

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)の「オピニオン」欄に10月10日、とんでもない寄稿文が掲載された。

 ブッシュ大統領の前スピーチライターで、「AEI(アメリカン・エンタープライズ研究所)」に所属する、ネオコンのデービッド・フラムの論文で、「地下核実験」を行った北朝鮮を「体制崩壊」に追い込むひとつの手段として、「日本に核武装させよ」と提言しているのだ。

 問題の箇所は「日本に核拡散防止条約から脱退し固有の核抑止力をつくることを奨励せよ」との提言部分で、以下のように記述されている。

 第二次大戦はとうの昔に終わったことだ。今日の民主主義の日本が、いま勃興する中国に対して良心の呵責を覚えているなんて、バカな素振りに終止符を打つときが来た。「核武装した日本」は中国や北朝鮮がもっとも嫌がるものだ(たぶん、核武装した韓国や台湾に次いで)。

 日本の核武装化は、中国、北朝鮮に対する懲罰になるだけでなく、われわれの目標であるイランを思いとどまらせることにも合致することになるだろう。それはテヘランに対し、米国とその友好国は、ならずもの国家が地域の核のバランスを乱すいかなる試みに対して攻撃的な是正を追求することを示すことになるだろう……。

          ◇
 
 日本の核武装論者が知ったら喜んでとびつきそうな提言ではある。

 このようなネオコンの誇大妄想を掲載した、ニューヨーク・タイムズの見識を疑う。


http://www.nytimes.com/2006/10/10/opinion/10frum.html

Posted by 大沼安史 at 04:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「イラク撤退を」 英陸軍トップのダナット将軍が語る ブッシュ・ブレア指導部に大打撃

 英陸軍のトップであるダナット将軍が12日夜、英紙デイリー・メール紙のインタビューに答え、英軍は「(イラクに駐留している)われわれの存在時代が安全面を悪化させているので、速やかに撤退すべきだ」と明言した。

 英軍トップのダナット卿による「撤退発言」は、ブレア政権にとって大打撃であると同時に、ブッシュ政権にとっても手痛い衝撃であるはずだ。

 「イラク戦争」をしかけた「英米WASP同盟」が崩壊しようとしている。。


http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,1921450,00.html

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2006-10-11

〔NEWS〕 北「核実験」 地震波は通常爆薬の爆発によるもの プルトニウム爆弾、「起爆」に失敗の公算 米情報当局筋

 米紙ワシントン・タイムズ(電子版)は11月10日、匿名を条件とした米情報当局者の話として、北朝鮮の「核実験」による地震波は、プルトニウム爆弾を起爆される通常爆薬の爆発の波形で、その爆発により「核爆発」が実際に起きたかどうか、米国としては疑問視している、と報じた。
 
 爆発により引き起こされた地震の震度(リヒター・スケール)は4程度で、TNT火薬数百トン相当の爆発によるものと推定されている。
 核爆発であれば、TNT火薬数千トン(キロトン)相当のものでなくてはならないという。

(大沼・注)
 そういえば北朝鮮はたしか「完全に安全に核実験を行った」と言っていたが、核を起爆できなかったのだから、たしかに「安全な爆破実験」ではあったわけだ。

 ワシントン・タイムズは軍事情報に強い新聞である。

 記事を紹介したのはそういうこともあるが、記事のなかに、北朝鮮が実験したのはウラン爆弾ではなく「プルトニウム爆弾」であるとの断定的記述があることも大きい。

 米国は、北朝鮮の「核実験の成功」は、「プルトニウム爆弾の起爆に失敗」であると見ているのだ。

 

 

http://www.washingtontimes.com/national/20061009-115158-2477r.htm

Posted by 大沼安史 at 10:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク戦争 イラク人死者 65万5000人 1日500人が死亡 米国・イラクの疫学専門家が合同調査 英医学誌ランセットに論文

 権威ある医学誌、英国の「ランセット」(電子版、10月11日付け)に、米国とイラクの疫学専門家によるチームの合同調査結果が掲載された。

 イラク戦争の影響で、負傷、疾病などにより、どれだけのイラク人が死んでいるのか、を、イラク全土でサンプリング調査した。

 調査は、米国、ジョン・ホプキンス大学の疫学専門家らとバグダッドのムスタンシリア大学のイラク人医師らによって行われた。

 その結果、驚くべき数字が出た。
 イラク戦争で死んだイラク人は、推定で65万5000人。

 ワシントン・ポスト紙によれば、ブッシュ大統領が昨年12月の演説で示した「3万人」を20倍以上、上回るほか、英国ベースの監視グループ、「イラク・ボディー・カウント」の「5万人」さえ、10倍も上回る数だ。
 1日あたり約500人がなくなっている計算。

 米軍のイラク侵攻以前のイラク人の死亡率(年間)は1000人あたり5.5人だが、戦争突入後は13.3人に跳ね上がった。

 調査は「クラスター・サンプリング」という方法で、ことし5月20日から7月10日まで実施された。
 調査結果の信憑性について、米政府の「疾病コントロール・予防センター」に在籍したこともある、コロンビア大学の専門家は、同紙に対し、「ベストの推定」であると語った。

 ペンタゴンはコメントしなかった。 
 
 

http://www.thelancet.com/

http://www.thelancet.com/

Posted by 大沼安史 at 10:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-10

〔NEWS〕 北朝鮮の核 パキスタン・コネクション カーン博士が遠心分離機など提供 英紙報道

 英紙インディペンデント(電子版、10月10日付け)に、北朝鮮の「核」開発を支えた「パキスタン・コネクション」をめぐる記事が出ていた。 

 「イスラムの核の父」こと、パキスタンのカーン博士が「核のブラックマーケット」の中心人物で、北朝鮮の核開発もカーン博士にアシストされたものであることはすでに知られたことだが、北朝鮮が「核実験に成功」したという新たな展開のなかで、あらためて事実関係を押さえておくことも無意味なことではないだろう。

 同紙の記事のポイントを以下に記しておく。

 ① カーン博士のネットワークは「2ダース近い数」のP1型ウラニウム遠心分離機と、より性能のいいP11型遠心分離機が北朝鮮の移転された。(カーン博士軟禁後、パキスタンのムシャラフ大統領が同国の科学者に対して行ったブリーフィングによる)

 ② 北朝鮮の核の専門家らが「ミサイルのエンジニア」と偽って、カーン博士の研究所に来ていたことをうかがわせる報告を、、ムシャラフ大統領は受けていた。(同大統領の新著、『イン・ザ・ライン・オブ・ファイア』より)

 (大沼・注)

  北朝鮮には1998年にパキスタンの地下核実験に合わせ、同国の砂漠地帯で核を爆発させていた疑惑もある。

 本ブログ既報のことだが、カーン博士がオランダにいたころ、オランダ当局の警告にもかかわらず、同博士を「泳がせ」続けていたのは、アメリカのCIAである。

 北の核実験の「火の元」は、CIAが種火を起こしていたものなのだ。

 今回の「実験成功」に関し、米国もまた責任を問われなければならない。


http://news.independent.co.uk/world/asia/article1826286.ece

Posted by 大沼安史 at 01:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-07

〔重要NEWS〕 北朝鮮 明日(8日)にも地下核実験 英タイムズ紙報道

 英紙タイムズ(電子版、10月7日付け)によると、北朝鮮は明日(8日)にも地下核実験を行う。
 場所は中国国境に近い地下2000メートルの廃坑だそうだ。


http://www.timesonline.co.uk/article/0,,3-2392616,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-06

〔NEWS〕 対米軍 攻撃ビデオ ネットで流布

 イラク駐留米軍を武装抵抗勢力が攻撃する場面を撮影した「生ビデオ」が、米国のビデオ交換サイトに続々、登場しているそうだ。
 米政府の報道管制が及ばない現地発の映像・音声がネットを通じてイラクの外へと流出、戦争の実態、戦場の悲惨を世界に伝えている。
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、10月5日付け)が報じた。

 米兵を狙った路肩爆弾攻撃や狙撃シーンのビデオ映像は、もともと地元の武装抵抗勢力の手で撮影されたものだが、それがネット通じ世界中に拡散、流出ビデオとなって、YouTubeのようなビデオ交換サイトに次から次へとポスティングされている。

 サイト側は「消去」で対抗しているが、新作が次々と現れて、後手に回らざるをえないほか、アラビア語のタイトルのものだと検索がむづかしく、野放し状態のようだ。

 戦場発の生ビデオ。
 それは、強烈な反戦のメッセージともなりうる。 


http://www.nytimes.com/2006/10/06/technology/06tube.html?hp&ex=1160193600&en=af7b9bbf7bba6c0d&ei=5094&partner=homepage

Posted by 大沼安史 at 04:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 反米、反ブッシュ 世界世論を監視 米政府 モニターソフトを開発

 全世界の対米世論をすばやく、総合的にモニターするソフトウエアの開発が米国で進められていることが明らかになった。
 ニューヨーク・タイムズ(電子版、10月3日付け)が報じた。
 ブッシュ政権(連邦政府の国土安全保障省)がコネール大学など3つの大学の共同開発チームに開発費を交付して取り組んでいるもの。
 3ヵ年計画で240万ドルが投下される。
 米政府に対するネガティブな意見を全世界のメディアから収集、米国にとって脅威となりうる「情報パターン」を摘出するのが狙い。
 
 米国は全世界盗聴・盗視システムの「エシェロン」を運用しているのに、まだそれでも足りないらしい。
 世界の「ビッグブラザー」として、情報監視を強める、ブッシュのアメリカ。 
 オーウェルが生きていたら、どんな感想を漏らすだそう?
 

http://www.nytimes.com/2006/10/04/us/04monitor.html?_r=1&oref=slogin&pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 04:11 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-10-05

〔NEWS〕 「靖国、参拝せず」で打開か? 日中首脳会談

 安部首相の10月8日の中国公式訪問と北京での日中首脳会談が実現した。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)(電子版、4日付け)によれば、日中両国の「ディール(取引)」が成立して、首脳会談が実現したという。 

 となると、どんな「ディール」があったのか気になるところだが、FT紙は、中国はこれまで一貫して、日本の首相が「靖国」参拝せず、に同意しないかぎり、首脳会談はない、と主張してきた、とあらためて指摘した。

 これを素直に受け取れば、安部首相は「参拝せず」の意向を北京に伝えたことになる。

 しかし、これまで「靖国」参拝を公言して来た安部首相としては、おおっぴらに「やめた」とは言えない。
 
 とすると、「ディール」の中身は、日本側が、内々参拝しないことを約束するので、「公表」だけはやめてくれ、とお願いし、中国側も仕方なしに同意した、ということになる。

 「ディール」の中身に迫る、日本のメーンストリーム・ジャーナリズムの取材に期待したい。
  


http://www.ft.com/cms/s/a16a2924-5367-11db-8a2a-0000779e2340.html

Posted by 大沼安史 at 02:06 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2006-10-03

〔NEWS〕 9・11テロ 事前警告は7月10日に 米国務省スポークスマン、認める

 テネットCIA長官がアルカイダのテロをライス国家安全保障会議顧問(現・国務長官)に事前警告したのは、2001年の7月10日だったことが、米国務省のスポークスマンによって確認された。
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、10月2日付け)が伝えた。
 
 国務省スポークスマンはまた、この事前警告について「9・11独立調査委員会」への報告が行われていると言明した。
 これについては、同紙の取材に対し、調査委メンバーらも事実を確認しているという。

(大沼・注)

 カバーアップが始まったようだ。
 9・11調査委のメンバーは、ブッシュのいわば仲間内。
 口裏合わせで事態を乗り切ろうとしているようだ。


http://www.nytimes.com/2006/10/02/washington/03ricecnd.html?_r=1&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 09:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 9・11テロの2ヵ月前のCIA長官警告 調査委員会に報告されず ウッドワード記者による暴露 「テロゲート事件」に発展か?

 ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者が新著『ステート・オブ・ディナイヤル』で暴露した、テネットCIA長官(当時)によるテロ警告について、「9・11独立調査委員会」のメンバーが何にも聞かされていなかったことが、ニューヨーク・タイムズの報道(電子版、10月2日付け)で明らかになった。

 ウッドワード記者によると、テネット長官は同時多発テロの2ヵ月前、2001年7月の時点で、アルカイダのよるテロが切迫したものになっていることを、ライス国家安全保障会議顧問(当時、現国務長官)に警告していた。

 (大沼・注)

 CIA長官の事前警告がありながら、なぜブッシュ政権はこれを無視したか?

 答えはもう明らかである。

 「テロ」を阻止しない、ためである。
 「テロとの戦い」に米国民を総動員し、イラクに侵略するための「きっかけ」づくりのために。

 その意味で、ウッドワード記者による今回の暴露は、ウォーターゲート事件など比較にならない起爆力を秘めている。

 「泥舟」になりつつあるブッシュ政権。

 ブッシュ辞任にいたるこんごの流れは「テロゲート事件」として歴史に残るかもしれない。


http://www.nytimes.com/2006/10/01/washington/01cnd-book.html?_r=1&oref=slogin&pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 09:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-29

〔NEWS〕 イラク反戦で「平和宣言」グループ 議員の地元事務所に座り込み 少年2人を含む7人逮捕

 全米のキリスト教信者でつくる「平和宣言」組織のメンバーが9月27日、オハイオ州シンシナチの連邦下院議員地元事務所に座り込みし、7時間後に7人が逮捕された。

 逮捕された7人のなかには未成年者2人が含まれているという。 


http://www.thestate.com/mld/mercurynews/news/special_packages/iraq/15629808.htm?template=contentModules/printstory.jsp

Posted by 大沼安史 at 06:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 英軍、“勝手にシンドバッド” 最後の作戦行動 英軍上層部から「イラク撤退」の声

 イラク南部、バスラに駐留する英軍が「シンドバッド作戦」なる掃討・浄化作戦を展開しているのだそうだ。
 「犯罪者」や「汚職者」を一層する狙いで、来年2月まで続行する見通し。
 現地の最高指令官によれば、これがイラクのおける「最後の大作戦」になるかも知れないという。

 「最後」だって?

 イラク駐留英軍は少なくとも来年の早い時期まではイラクにとどまることになっているが、当の英軍内部ですでに「撤退・アフガン転進論」が出ているそうだ。
 それも、英軍のトップの中から。

 当面の間、イラク駐留を続行するとのブレア政権の基本方針に真っ向から異議を唱える「撤退論」が出るあたり、効果なき駐留の実態を示すものだが、こうした既定戦略に対して、英軍(英国防省)内部から批判が噴き出ることは異例のことだそうだ。

 それにしても、「シンドバッド作戦」とはふざけた物言いだ。
 バスラの港に降り立ったシンドバッドは肩に鸚鵡をのせていたが、進駐した英軍兵士は自動小銃を肩に担いで乗り込んできた。

 船乗りでもないくせに……。

 英軍よ、君らはたんに、ブッシュの片棒担ぎに過ぎない。

 悪乗りはやめにして、とっとと国へ帰れ!


http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,1883784,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-28

〔NEWS〕 キリスト教信者がイラク反戦で抗議行動 連邦上院のビルに“侵入”して祈り 35人が逮捕

 米国のクリスチャンがイラク反戦に立ち上がった。ユダヤ教徒も抗議運動に加わっている。9月26日には首都ワシントンの連邦上院のビルのひとつに立ち入り、輪になって祈りを捧げたあと、35人ほどが逮捕された。

 ワシントン・ポスト紙(電子版、9月27日付け)によれば、「平和宣言」というアンブレラ組織に参加する信者たちで、逮捕者になかには、プレスビテリアン教会の全米指導者や、シカゴの本拠をエピスコパル教会の平和団体トップ、さらにはユダヤ教のラビでフィラデルフィアの宗教間対話センターの代表を務める人も含まれているという。

 現場の上院ハート・ビルでは、We Shall Overcome の合唱も響き渡ったという。

 ワシントンではこの日(26日)、連邦上院ビル以外でも反戦を訴える人々が35人、逮捕された。

 先週、21日の木曜日には、同じく「平和宣言」の人びとがホワイトハウス前で抗議行動、34人が逮捕されている。

 (大沼・注)
 ついに宗教者たちも「反戦」に決起した。
 非暴力による直接行動に出た、アメリカのクリスチャンたち。

 戦争屋のブッシュ政権に対する包囲網が築かれ、その輪が狭まって来ている。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/09/26/AR2006092601359.html

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/09/27/AR2006092701255.html

Posted by 大沼安史 at 07:03 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-25

〔NEWS〕 イラク戦争での米兵戦死者 2700人台に

 AP通信が伝えた9月24日現在のイラク戦争における米兵戦死者数は2701人に達した。米国防総省の集計より6人多い。
 同日、アンバール州で海兵隊員2人が戦死し、2700人の大台に乗ったそうだ。

 アメリカはどこまで戦死ラッシュに耐えることができるのか?


http://news.yahoo.com/s/ap/20060924/ap_on_re_us/iraq_us_deaths

Posted by 大沼安史 at 05:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕ビン・ラディン 死亡説に続き重体=死亡説 米誌TIME(タイム)が報道 

 ビン・ラディンの生死をめぐるスクープ報道が相次いでいる。
 仏紙ルモンド(電子版、9月23日付け)によると、フランスのロレーヌ地方の地域紙、レスト・レピュブリカンが9月21日に仏対外情報部(DGSE)筋の情報として、ビン・ラディンが腸チフスで死亡した模様と報じたのに続き、米誌タイム(電子版、9月23日付け)がサウジ筋の話として「死亡した可能性も高い重体説」を流した。

 レスト紙の「死亡説」は米政府当局などの「否定」されるなど黙殺に近い扱いを受けたが、間髪を入れずタイム誌が「死亡説に近い重体説」を伝えたことで、その信憑性に再び注目が集まっている。

 ルモンドによると、レスト紙の情報は、フランスのDGDEがサウジ情報筋から入手したもので、「ビン・ラディンが死亡したとの確信を得た」という。
 しかし、その死亡情報はDGSEが持っている情報と一致しない、とレスト紙は報じている。

 これに対して、タイム誌の報道は、サウジ当局者は「過去数週間の間に、複数の信頼できる報告として、「水によって感染する病気」にかかっており、同誌の情報源となったサウジ筋としては「かなり高い可能性で死亡している」と信じている――という内容。

(大沼・注)
 ビン・ラディンの「死」はもしかしたら、最近ではなく、とっくの「昔」のことなのかも知れない。

 「死せるビン・ラディン」が「生きている」ことは誰の得になったのか?

 死んだビン・ラディンをゾンビーとして蘇らせ、国際テロの黒幕とし続けなければならない理由があるとしたら、それは何なのか?

 答えはさほど難しいものではない。


http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3216,36-816037@51-801453,0.html

http://www.time.com/time/world/printout/0,8816,1538569,00.html

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060924/K2006092401220.html

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20060923/20060923i412-yol.html?C=S

Posted by 大沼安史 at 05:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-20

〔NEWS〕 国連本部前でイラク反戦デモ 2千人が参加

 ニューヨークの国連本部前で9月19日、大規模なイラク反戦デモが行われてた。

 世界各国の指導者が集まるのに合わせ計画されたデモで、ロイター通信によると、約2000人が参加、ブッシュ大統領の国連演説が始まる30分前から、反戦スローガンを叫び続けた。


http://today.reuters.com/news/articlenews.aspx?type=newsOne&storyID=2006-09-19T192403Z_01_N19414583_RTRUKOC_0_US-IRAQ-USA-PROTEST.xml

Posted by 大沼安史 at 05:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-19

〔NEWS〕 イラク戦争 負傷米兵 2万人の大台に

 UPI通信(電子版、9月18日付け)が驚くべき数字を報じていた。
 イラク戦争で負傷した米兵が、同日現在、20113人に達するそうだ。

 戦傷者2万人を突破!
 戦死者の数も2678人に達する。

 もう、やめろ、イラク侵略!!


http://www.upi.com/SecurityTerrorism/view.php?StoryID=20060918-040404-8267r

Posted by 大沼安史 at 09:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 実りの秋 畑のクラスター爆弾

 収穫の秋を迎えたレバノン。畑に、果樹園に、数百万発のクラスター爆弾が散乱するなか、農作業を強いられるレバノンの農民たち――そんな厳しい実態を、英紙インディペンデント(電子版、9月18日付け)が現地から報じていた。

 同紙が伝えるモニター報告によれば、イスラエルが戦闘最後の3日間に撃ち込んだクラスター爆弾のミニ爆弾により、停戦後、少なくとも83人が死亡しているそうだ。
 そう、死亡した人が少なくとも83人。
 それは、それ以外に負傷した人が、おそらくそれ以上の数に達することと意味する。

 記事に70歳の農民、アリ・アハマドさんのことが出ていた。
 ヨモール村のアハマドさんはオレンジの木の手入れをしていてクラスター爆弾を踏んだ。
 意識不明の重体。ナビティエの病院のベッドで昏睡状態に陥っている。

(大沼・注)
 11月にジュネーブで、非人道兵器禁止条約の見直し会議が開かれるという。
 日本政府(外務省)は、クラスター爆弾禁止に向けてイニシアチブをとってもらいたい。 


http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1616665.ece

Posted by 大沼安史 at 09:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-17

〔NEWS〕 牧師が「反戦演説」 カリフォルニアのリベラル派教会に連邦政府が圧力 IRS(歳入庁)が書類提出命令

 米カリフォルニア州パサディナの「オール・セインツ・エピスコパル教会」に対し、連邦政府の歳入庁(IRS)が2004年の大統領選挙に関し、候補者(政治家)がらみの書類、Eメールを提出するよう命令を発していたことが、ABC放送電子版(9月16日付け)に掲載されたAP電でわかった。ロサンゼルス・タイムズ紙も伝えた。

 同教会は、第2次大戦中、日系アメリカ人の不法抑留に対して反対の声を挙げたことでも知られる、有名なリベラル派教会。

 2004年の大統領選挙の際、前牧師のエド・ベーコン師が、「反戦」の説教をしたのではないか、との疑いが持ち上がっている。

 かりに同教会が政治キャンペーンに介入していたとなると、「免税」の地位を失うそうだ。

 こうした免税の取り消しは、過去に一度だけ、1992年の大統領選で、ニューヨーク州の教会に対して行われたことがあるという。

(大沼・注)
 いくらキリスト教右派を支持母体とするからといって、ここまでやるとは……。
 ブッシュ政権よ、恥を知れ!

 キリスト教的な言辞を政治に利用しているのは、君たちではないのか。
 


http://www.abcnews.go.com/US/print?id=2452447

http://www.latimes.com/news/printedition/front/la-me-allsaints16sep16,1,7277168.story?coll=la-headlines-frontpage

Posted by 大沼安史 at 06:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク行きを拒否 ワタダ中尉の訴因を追加

 イラク行きを拒否して身柄を拘束された米陸軍の日系アメリカ人、ワタダ中尉(28歳、ホノルル出身)に対し、新たな訴因が付け加わったことが、米紙USAツデー(電子版、9月16日付け)掲載のAP電でわかった。

 陸軍のスポークスマンによれば、新しい容疑は、ワタダ中尉が8月にシアトルで開かれた、「平和のための復員兵」全米大会で行ったスピーチに関して付け加えられた。

 支援グループによると、ワタダ中尉は演説のなかで「不法で不正義の戦争を止めるために、兵士は戦闘の中止を選ぶことができる」と語った。

 ワタダ中尉が軍事法廷で裁かれるかどうかはまだ決まっていない。

 すべての訴因で有罪となると、最大8年の刑を受けることになる。

(大沼・注)
 下記の記事にワタダ中尉とご両親が写った写真が添えられている。
 「不正義の戦い」への拒否権を訴え、イラク行きを拒否したワタダ中尉と、中尉を支えるワタダ家の人々。
 ガンバレ、ワタダと、ぼくも声援を送る。


http://www.abcnews.go.com/US/print?id=2452447

Posted by 大沼安史 at 05:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-16

〔NEWS〕 バグダッドを取り囲む塹壕で防衛 武装勢力の侵入を阻止

 英紙インディペンデント(電子版、9月16日付け)に、バグダッドの周囲に塹壕を巡らせ、武装勢力の市内侵入を阻止する計画が進み出している、との記事が出ていた。
 ]

延長80キロ。完成には数ヵ月、かかるので、その間は28の検問所以外、市内に通じる数百の道路を閉鎖して、武装勢力の侵入を防ぐのだそうだ。
 内務省の高官が英BBCとのインタビューで明らかにした。

 今週、バグダッド市内に遺棄、発見された死体は200体に及び、内戦状態は激しさを増している。
 それを防止するのが狙いらしいが、これはもうバグダッドを要塞都市化するもので、バグダッドの都市としての機能の喪失を意味するものだ。

 イラクから切り離された「首都」バグダッド!
  


http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1603899.ece

Posted by 大沼安史 at 04:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-14

〔NEWS〕 バグダッド 死の街

 バグダッドが死の街と化している。。

  「9・11」で始まった「テロとの戦い」5年後の無残な姿。

 いったい、なんだ、これは?

 9月13日付けのニューヨーク・タイムズ紙(電子版)のバグダッド電、「またも、暗い日に。バクダッドではいたるとことに死体が」を読んで、怒りを覚えた。

 イラク内務省の発表によると、バグダッドでは11、12の2日間だけで90人近くが殺害、もしくは死体で発見された。

 米軍当局は「その半分ぐらい」と言っているが、バグダッド市内のモルグ(死体検視所)の統計はより正確な実態を伝えている。
 8月の1ヵ月間にモルグに運び込まれた死体は1533体。1日平均、50体のペース。
 これは前月、7月の1日60体よりペースダウンしたが、それでもすさまじい数。
 
 イラク全体ではどうかというと、国連が7月に出した報告書によると、1日100人以上の割合で死者が出ている。

 バグダッドの2日間の死者のほとんどが、目隠しをされ、後ろ手に縛られ、頭を撃ち抜かれていた。
 市内西部のスンニ派居住区で集中的に見つかったという。

 炎暑のバグダッドの地獄絵。

(大沼・注)
 スンニ、シーア派の対立を煽って「内戦」に持ち込む……。そうしておいて、軍事占領の永続化をもくろむ。
 「悪魔のシナリオ」通りの展開に。 


http://www.nytimes.com/2006/09/14/world/middleeast/14iraq.html?pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 07:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 マイクロ波兵器 鎮圧で国内試用後、戦場へ――米空軍トップが言明

 CNN.comが伝えたAP電(9月12日付け)によると、米空軍のマイケル・ウィン長官(セクレタリー)は同日、ハイパワー・マイクロ波兵器をはじめとする非致死性の新兵器は、まず米国内で群集コントロールに試用後、海外の戦場に持ち込むべきだ、との考えを明らかにした。

 米国内でテストした方が海外で実験するより、「質問」を回避しやすいため。

(大沼・注)
 マイクロ波兵器など、いわゆる「エネルギー兵器」が実戦使用の段階にあることを示唆する記事である。

http://www.cnn.com/2006/US/09/12/usaf.weapons.ap/index.html

Posted by 大沼安史 at 07:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-10

〔NEWS〕 イスラエル軍 レバノンの石油タンクを攻撃 「毒雲」が発生

 英紙インディペンデント(電子版、9月10日付け)によると、レバノンのサラフ環境相は同紙との会見の中で、イスラエル軍がベイルート南方の発電所の石油貯蔵タンクを意図的に攻撃した結果、貯蔵した燃料が12日間にもわたって燃え続け、それに伴い鉛や水銀、PCBを含む毒雲が発生、レバノンの国土の3分の1を覆った、と述べた。
 イスラエル軍の石油タンクへのロケット攻撃は7月13日に行われた。レバノン側は被害を修復したが、その攻撃の2日後、またもロケットで攻撃された。
 その結果、タンクが炎上して「毒雲」が発生する一方、400万ガロンの石油が沿岸に流れ出し、環境が破壊された。
 サラフ環境相はイスラエル軍がタンクに狙いをつけた攻撃を「故意に行った」として、イスラエル政府を非難した。
 


http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1433338.ece

Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-05

〔NEWS〕 ガザで「説明のできない負傷者」 イスラエル軍 白リン弾 エネルギー兵器使用か WHO現地事務所が予備調査

 イスラエル軍が再侵攻したガザ地区で、イスラエル軍が得体の知れない非通常兵器を使用した疑いがあらためて浮上している。

 英紙インディペンデント(電子版、9月4日付け)によると、ガザ地区の医師らから、「説明のできない負傷」例の報告が出ている。
 
 負傷のタイプは2種類。
 ひとつは「骨まで焼ける火傷」で、もうひとつは銃・砲弾などを一切受けていないにもかかわらず内蔵が破裂しているケースだ。
 
 シファ病院のジュマ・アルサッカ医師がイタリアの医師に相談したところ、「非常に奇妙」な負傷の一部は、白リン(弾)によるものではないかとの示唆を受けた。

 これらの事例報告は先週末、現地入りした「イスラエル 人権のための医師団(PHR)」に対し、ガザの医師たちから伝えられた。PHRでは負傷者からサイプルを採取し、病理検査のため持ち帰った。

 WHO(世界保健機関)の現地事務所(ヨルダン川西岸・ガザ地区担当)のアンブロジオ・マネンテ博士は、予備的な調査を済ませており、ジュネーブの本部に対し、問題を提起している、と語った。

 (大沼・注)

 米軍がイラクで使用している「白リン弾」と、これも米軍がイラクで実験的に使用したとされる「エネルギー兵器」(本ブログ既報)が、イスラエル軍によって使われている疑いがあらためて浮上した。
 WHOによる徹底した究明を望む。


http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1359830.ece

Posted by 大沼安史 at 06:24 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク行き米軍機の離陸を阻止 英軍基地侵入の英国活動家2人 裁判所に出廷

 英紙デイリー・テレグラフ(電子版、9月4日付け)によると、英国ブリストルの裁判所で同日、反戦活動家2人に対する公判が開かれた。
 出廷したのは、マーガレット・ジョーンズさん(57歳9とポール・ミリングさん(60歳)の男女2人。

 法廷で2人は2003年3月、英国北部グロセスターシャーのフェアフォード英空軍基地に侵入し、器機を損壊したことを認めた。
 2人はしかし、その行為は、イラクにおける民間人の命を守るためのものだったと正当化した。

 起訴状によると、フェアフォード基地に侵入した2人はハンマーやボルトカッターを使って、燃料給油車や牽引車を動かなくした。2台の牽引車については、燃料タンクには砂を投入、ケーブルを切断したとされる。

 検察官は、2人が現場で取り押さえられたとき、マーガレットさんが「米国はこの基地を戦争犯罪の出撃基地に使っている。最善の力を尽くしてそれを阻止するのがわたし目的だ」と語ったと、法廷で述べた。
 ポールさんも「英国と米国はこの基地を不法で不道徳な戦争行為に使っている。それを防ぐため、わたしのできることは何でもする」と陪審に向かって語った。

 法廷の外では50人の支援者が集まり、気勢をあげた。

(大沼・注)
 フェアフォード英軍基地は、今回のイスラエル軍レバノン侵攻の際も、米国がイスラエル向けの精密誘導爆弾緊急空輸に使用した中継基地である。

 テレグラフ紙の記事に、でマーガレットさん、ポールさんの写真が添えられていた。
 2人は、「イラクでの罪もない死者を思いだせ」という、小さな垂れ幕を掲げていた。

 57歳と60歳。
 英国のベビーブーマー。

 日本の「団塊の世代」も、時代の転換点にあたり、何事かを思い出さなければならない。
 ベトナム戦争に反対して街頭に出たあのころのことを。 


http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2006/09/04/uairbase.xml

Posted by 大沼安史 at 05:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ブレア英首相 「辞任」へ 雪崩れ 労働党国会議員が「辞任勧告書簡」

 英国のブレア首相の「辞任」に向け、雪崩れが起ころうとしている。

 英紙ガーディアン(電子版、9月5日付け)によると、労働党国会議員の大多数が署名する、ブレア首相のあての「辞任勧告書簡」が起草されている。

 書簡が発送されたかどうかは4日現在、明らかではない。

 (大沼・注)
 ブッシュ大統領とともに「テロとの戦い」を続けてきたブレア首相への辞任の圧力がますます高まっている。
 ブレア首相はなぜ、「汚辱」にまみれなければならなかったのか?

 その答えのなかに「テロとの戦い」の真相が隠れている……。


http://politics.guardian.co.uk/labourleadership/story/0,,1865108,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-09-04

〔NEWS〕 英軍の戦闘力 もはや限界 英軍トップが証言

 英国陸軍のトップ、リチャード・ダネット卿は英紙ガーディアン(電子版、9月4日付け)の単独インタビューにこたえ、英軍の戦闘能力が限界に達している、との見解を明らかにした。

 英軍は現在、イラクに7200人、アフガニスタンに3300人が駐留している。
 アフガニスタンではこの2日、英軍の情報収集の偵察機が墜落、英兵14人が死亡したばかり。
 (タリバンは「撃墜した」と発表したが、英国防相はこれを否定)

 会見のなかでダネット卿は「われわれは懸命に戦っている。たしかに、懸命に。状況に対応しきれているか、ですと? ぎりぎり目いっぱいで」と語り、「テロとの戦い」に対する英軍の戦闘能力が限界点に到達、こんごは英軍の資源再配分を議論すべきところまで来ていることを明らかにした。

 (大沼・注)
 もうこれ以上は戦えない!
 英軍のトップが本音の吐いた!
 「テロとの戦い」は、「負け戦」に傾き出している……。 


http://www.guardian.co.uk/military/story/0,,1864263,00.html

Posted by 大沼安史 at 03:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-08-31

〔NEWS〕 イスラエル軍の「クラスター爆弾」大量使用に国際的な非難 禁止を求める圧力 強まる

 イスラエル軍がレバノンで大量に使用した「クラスター(集束)爆弾」について、国際的な非難が強まっている。

 英紙ガーディアン(電子版、8月31日付け)によると、国連の人権問題担当チーフであるヤン・イーグルランド氏は30日、レバノン南部には「10万発」もの不発のクラスター爆弾が残っており、避難民の帰還を阻む「大規模な問題」になっている。
 同氏はまた、「ショックイングなこと、それはわたしとしては完全に非道徳的なことだが、クラスター爆弾の90%もが戦闘の最後の72時間以内に使用されたことだ」と語り、「停戦」を前にした“駆け込み投げ込み”(注・これは大沼の表現です)を厳しく批判した。

 一方、英紙インディペンデント(電子版、8月31日付け)も、イスラエル軍のクラスター爆弾使用に関する記事を掲載した。
 それによると、レバノン南部で爆発物処理にあたっているチームのリーダー、クリス・クラーク氏は30日にジュネーブで開かれた会議で、

 ① イスラエル軍がレバノン南部でクラスター爆弾を390波の攻撃で使用した

 ② その大多数が戦闘の最後の3日間に使用された

 ③ 「停戦」後も2000発以上が不発のままになっている

 ――と報告した。
 
 クラーク氏はとくに③について、「わたしの知る限り、最悪の、戦闘終了後のクラスター爆弾汚染である」と指摘した。

 レバノン南部の現地で活動する地雷除去の民間団体によると、イスラエル軍は民間人をターゲットにしてクラスター爆弾を浴びせたという。

 現地の国連処理班によると、イスラエル軍が使用したクラスター爆弾は、米国製のM24、M47、イスラエル製のM85の3タイプのクラスター爆弾。
 このうち米国製の2タイプはいずれも80発のミニ爆弾を内蔵、空爆だけでなくロケット砲弾としても撃ち込まれた。M85タイプは1発につき644発のミニ爆弾を搭載、ロケット砲弾として使用された。

 こうしたクラスター爆弾の使用についてイスラエルは「合法」としているが、インディペンデント紙は民衆の生活の場を「地雷原」と化すものだとして、「禁止」を求める国際世論が高まっている、と述べている。


http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1861606,00.html

http://news.independent.co.uk/world/politics/article1222829.ece

Posted by 大沼安史 at 06:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-08-27

〔NEWS〕 イスラエル軍 第一線司令官が上層部を批判 レバノン侵攻に予備役を準備なしに投入 前線の実態をつかむ現実感を喪失

 イスラエル軍の第一線司令官が上層部を痛烈に批判――そんな記事が、英紙オブザーバー(電子版、8月27日付け)に出ていた。

 レバノン侵攻の際、予備役の兵士を準備なしの投入した上層部の責任を、現役の戦車師団司令官が公然と追及、オルメルト内閣を倒壊の危機に追い込んでいるというのだ。

 オルメルト首相府に対する予備役兵士らの抗議行動も連日、激しさをましており、そうしたなかでの一線司令官の「内部告発」は強烈なボディーブローとなって政権を揺さぶっている。

 責任追及の声を上げているのは、レバノン侵攻の指揮を執った前線指揮官のアムノン・エシェル大佐。
 
 レバノン侵攻に向けて慌しく召集された予備役の兵士たちの戦闘準備が整っていないのを知ったエシェル大佐はその旨を戦車師団の師団長に対して2度にわたって上申、予備役を外すよう求めたが、「おれは知らん。やるしかない」とはねつけられたという。

 このためエシェル大佐は自ら命令に背き、配下の予備役兵を一線に送りこまなかったという。

 大佐は「陸軍の司令部の高官らは、戦場で何が起きているか、疎くなっていた(アウト・オブ・タッチ)」と指摘した。

 今回のレバノン侵攻では、家族や会社を持つ予備役のイスラエル兵が50人以上、戦死している。


http://observer.guardian.co.uk/world/story/0,,1859324,00.html

Posted by 大沼安史 at 03:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-08-26

〔NEWS〕 NATO軍機が子ども9人を含む民間人13人を機関砲で殺害の疑い アフガニスタンのチョグラ村 英紙記者が現地取材

 英紙インディペンデント(電子版、8月26日付け)によると、アフガニスタンのムサカラ英軍基地に近いチョグラ村で7月31日、一家13人の家族ら民間人16人が乗ったトラック(灰色のTOYOTA)に対し、NATO軍機のA10が攻撃を加え、子ども9人を含む13人を殺害した疑いが浮上した。

 同紙記者が現地を取材し、生存者にインタビューして突き止めた。

 トム・コクラン記者に対して証言したのは、生存者(負傷者)3人のうちのひとりで、息子1人を除く11人の家族を失った、一家の主人のアブデル・ハビビさん(40歳)。

 アブデルさんによると、戦闘に巻き込まれるのを避けようとアブデルさん一家と3人の男がトラックを走らせていたところ、NATOのA10(対戦車攻撃機)が飛来し、前方に爆弾を投下した。
 A10機はそのまま飛び去ったことからそのまま走行を続けていたところ、また現れ、こんどは機関砲弾を浴びせかけて来たという。

 アブデルさんは夫人2人に、非戦闘員であることをアピールするよう指示したが、夫人らがトラックの荷台から立ち上がった瞬間、機関砲弾が発射された。

 殺害されたアブデルさんの子どもたち8人のなかには、生後2ヵ月の赤ちゃんも含まれていた。

 ムサカラ基地は7月以来、アフガンゲリラの攻撃にさらされていた。
 


http://news.independent.co.uk/world/asia/article1221866.ece

Posted by 大沼安史 at 05:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要NEWS〕 イスラエル 対イラン「作戦マネージャー」を任命

 イスラエル紙「ハーレツ」(電子版、8月25日付け)によると、イスラエル国防軍のダン・ハルッツ参謀本部長が、同国と国境を接していない敵国に対する「作戦マネージャー」に、空軍最高司令官のエリイゼル・シュケディー少将を任命していたことが明らかになった。

 国境を接していない敵国とはイランを指すもので、イスラエルがイランの核施設攻撃を視野に戦闘準備を進めていることが分かった。

 同紙によると、シュケディー少将の任命は、イスラエル軍のレバノン侵攻以前に発令済み。

 シュケディー少将はモサドや軍情報部をも指揮下に置き、作戦の立案、実施にあたるという。

(大沼・注)

 空軍最高司令官を「対イラン戦の作戦マネージャー」に任命していたということは、イラン攻撃は空爆でしか行えないからだ。以前、イラクのオシラク原子炉を破壊したように、F16による爆撃が考えられる。

 それにしても、今回の「ハーレツ」紙のスクープは、意図的なリーク&ブラフなのか、それとも同紙の「掘り下げ」の結果なのか?
 にわかには判断がつかない。 


http://www.haaretz.com/hasen/spages/754702.html

Posted by 大沼安史 at 04:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-08-25

〔NEWS〕 イスラエル 対イラン自力攻撃を検討

 イスラエル紙「エルサレム・ポスト」(電子版、8月25日付け)によると、イスラエル国防軍内部でイランを独力で攻撃することになるかも知れないという合意が形成されつつある。
 背景にあるのは、「米軍はイランを攻撃しない」との見方で、その場合、イスラエルとしてはイランの核開発を自力で阻止せざるを得ない状況に追い込まれる、としている。
 米国がイラン攻撃に踏み切れないのは、「イラクに足をとられている」(イスラエル軍当局者)ため。
 米国が動けない以上、自分たちが攻撃するしかない、という判断だ。


http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1154525940706&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull

Posted by 大沼安史 at 03:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「ぼくは子どもを撃てない」 イラク行き 自殺を図った19歳 英国兵士の「遺言」

 英紙インディペンデント(電子版、8月25日付け)に、イラク派遣を前に自殺をはかった19歳の英国兵士の「最後の言葉」が紹介されていた。

 病院のベッドで、母親にこう言いのこしたのだという。

 「ぼくはそこへ行って子どもたちを撃てない。イラクには行けない。敵だからどうだとは思えない。できないんだよ、ぼくには」
 
 英国中部、マンチェスター郊外、ウィーガン出身のジェイソン・チェルシーさんが、自宅で遺書を書いたあと、鎮痛剤60錠をのみ、手首を切って自殺を図ったのは、8月10日のことだった。
 ジェイソンさんの所属する連隊は、イラク行きに備えて訓練中で、その休暇を利用して帰省中のことだった。

 病院に運ばれたジェイソンさんはふつうなら命をとりとめる状態だったが、1年半前からの過度な飲酒のせいで肝臓はぼろぼろ。鎮静剤のダメージから回復することなく亡くなった。
 
 ジェイソンさんが自殺を図ったのはこれが2度目。2004年に兵舎で手首を切ったことがあり、それ以来、軍の精神科医の治療を受けていた。

 イラク戦争がらみで自殺した英兵は、ジェイソンさんを除いてほかに5人もいる。
 昨年1年間だけで、イラクに派遣された英国兵士の10%にあたる727人が精神に変調をきたした。


http://news.independent.co.uk/uk/this_britain/article1221649.ece

Posted by 大沼安史 at 01:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-08-24

〔NEWS〕 米政府 中南米の「悪の枢軸」キューバ&ベネズエラ担当の「諜報マネージャー」を任命 

 Yahoo!ニューズ(シンガポール)が8月19日に報じたAFP電によると、米国のネグロポンティ国家情報長官は18日、中南米の「悪の枢軸」国、キューバとベエンズエラを担当する「諜報マネージャー」ポストを新設し、中央情報局(CIA)の専門家を任命した。
 
 米国はすでにイランと北朝鮮を担当する「諜報マネージャー」を2人、置いている。

(大沼・注)

 キューバの「カストロ後」、ベネズエラの「石油資源」を見据えた戦略の発動!   


http://sg.news.yahoo.com/060819/1/42w82.html

Posted by 大沼安史 at 06:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ドイツ 潜水艦2隻 イスラエル向け建造 核ミサイル搭載可能

 イスラエル紙「ハーレツ」(電子版、8月23日付け)が報じたAP電によると、ドイツ政府の資金援助で、核ミサイル搭載可能な潜水艦2隻が、ドイツの造船所、「HDW」で建造されている。

 ドイツ政府の援助額は建造費の3分の1。ドイツ国防省のスポークスマンが23日に認めた。7月に調印されている。

 イスラエル海軍はHDW製のドルフィン級潜水艦をすでに3隻、保有している。いずれも核ミサイルを搭載可能。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/754077.html

Posted by 大沼安史 at 06:00 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ヒズボラ 被災家族に現金(ドル)を支給 民衆の忠誠心をつかむ ロバート・フィスク記者が報告

 英紙インディペンデント(電子版、8月24日付け)に、同紙が誇る中東問題の世界的なエキスパート、ロバート・フィスク記者による、ベイルート報告が載っていた。

 それによると、ヒズボラは、イスラエル侵攻で被災したレバノンの民衆に、1世帯あたり最低1万2000ドルを米ドルの新札(100ドル札)で支給する復興支援を続けている。

 破壊された家屋の再建、家具の調達、家が再建されるまでの借家のテナント料などを補償しているもので、これにより、民心の掌握に成功している。対象は、1万5000家族。

 フィスク記者が挙げる具体例では、ベイルート南郊のあるアパート経営者は4万2000ドルの補償金を得た。

 こうした補償金の出所は、「ほぼ間違いなくイラン」で、その総額は「数億ドル」規模に達するという
 


http://news.independent.co.uk/world/fisk/article1221306.ece

Posted by 大沼安史 at 11:01 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米国主導「テロとの戦い」 中東におけるイランの影響力を強化 英王立国際問題研究所が報告書 日本には調停者としての役割を期待

 英紙ガーディアン(電子版、8月23日付け)によると、英国の王立国際問題研究所は、米国主導の「テロとの戦い」がイランの中東におけるパワーと影響力を強める結果を生んでいるとの報告書をまとめた。

 (報告書は、同紙記事中のreportをクリックすると、全文を読むことができる)

 報告書は「イランが中東における“テロとの戦い”の主要な受益者であることは疑いえない」と述べ、米英のもくろみが裏目に出て、逆にイランの立場を強化することになっている事実を指摘した。

 こうしたなかでの日本の役割について報告書は、テヘランに対し、プラグマティックな立場から接近していることが「交渉のブローカー」になる機会を日本に与えることになるかも知れない、と期待感をにじませている。


http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,1856362,00.html

Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 82歳 たったひとりの抵抗 元軍人が「イラク反戦」に決起

 米コロラド州ボールダーの街で、82歳になる元軍人がイラク戦争に反対して抗議行動を始めた。
 地元紙、コロラド・デイリー(電子版、8月21日付け)によると、ボールダー市内の「陸軍・海兵隊リクルートセンター」前の路上で、活動を始めたのは、第2次大戦中、ヨーロッパ戦線で衛生兵として戦ったことのある、ジーン・グレイザーさん。
 同センターの前で、「軍隊を支援し、いますぐ帰還させよ」のプラカードを持って立ち続けた。
 
 同センターによれば、イラク戦争の徴兵に抗議に来た人は、ジーンさんが初めてだ。

 ジーンさんは全米規模の反戦組織、「平和のための復員兵」の一員。
 ファシズムと戦った第2次大戦はの必要性は正当化できても、その後の戦いは必ずしも必要なものではなかった、と同紙に語った。

 (大沼・注)
 高原の街とはいえ、ボールダーの夏はそれほど涼しくない。82歳のからだに、炎天下のプロテストはこたえることだろう。
 聳え立つリロッキーの山稜に立てば別のことだが……。

 がんばれ、ジーンじいさん!
 

http://www.coloradodaily.com/articles/2006/08/21/news/c_u_and_boulder/news3.txt

Posted by 大沼安史 at 09:56 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-08-23

〔NEWS〕 イスラエル軍 レバノンで「戦争犯罪」の疑い アムネスティー・インターナショナル 国連に調査を要求

 国際的な人権・環境保護団体である「アムネスティー・インターナショナル」(本部=ロンドン)は8月23日、イスラエル軍がレバノン攻撃の、民間人を故意に攻撃した疑いがあるとの報告書を発表し、国連に「戦争犯罪」として調査するよう求めた。

 報告書は、

  ① 7000回を超す空襲および2500回もの艦砲射撃は「とくに民間人の住む地域に集中していた」

  ② 1183人に及ぶレバノン側死者の大多数は非戦闘員で、その3分の1は子どもとされている

  ③ 軍事的な価値のない、燃料や水の貯蔵所を攻撃した

  ことなどを指摘している。


http://www.ft.com/cms/s/65bf7dfa-3203-11db-ab06-0000779e2340.html

http://news.amnesty.org/index/ENGMDE020182006

Posted by 大沼安史 at 11:30 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米海兵隊 予備役2500人を召集へ

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、8月23日付け)によると、米海兵隊は8月22日、予備役を最大2500人召集すると発表した。
 このうち1200人については来春、もしくは来夏に現役に編入し、イラク、アフガニスタンなどで軍務に就く。

(大沼・注)
 在イラク米軍の削減計画も、バグダッドへの兵力増強によって転換を余儀なくされているなかでの、海兵隊の予備役召集。
 米軍の苦戦ぶりをうかがわせるものである。
 
 あるいはまたブッシュ政権は、「戦線のさらなる拡大」を意図しているのかも知れない。


http://www.nytimes.com/2006/08/23/washington/23marines.html

Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-08-22

〔NEWS〕 心的外傷に苦しむ帰還女性兵士 

 米紙ワシントン・ポスト(電子版、8月20日付け)に、イラクから帰還した女性兵士が、2年以上経ったいまでも、心的外傷に苦しみ続けている姿が報じられていた。

 「イラク戦争」は数多くの女性兵士が実際に戦場で過酷な戦闘に従事した初めての戦争。
 男性兵士とほぼ同率で、PTSD(心的外傷後ストレス症候群)に悩まされているという。

 ポスト紙の記事は、バグダッド近郊で9ヵ月間、第747輸送中隊の一員として輸送作業に従事し、道路脇に仕掛けられた爆弾の爆発で左の耳を失って、一昨年(2004年)1月)に帰還した、ナショナル・ガードの女性兵士、トリネッテ・ジョンソンさん(黒人、32歳)に焦点をあてている。

 4人の子を持つ母。最初の子は14歳のとき、もうけたという。

 そんな「ママさん兵士」、トリネッテさんにとっても、イラク戦争での戦場の経験は無残きわまりないものだった。

 爆弾で爆死した、同じ部隊の21歳の兵士。
 重傷を負った、同じく4人の子を持つ、彼女の親友の女性兵士。

 あるときは、イラク人の遺体を、泣き喚く家族のもとへ送り届けたこともあったという。

 でも彼女自身、M16ライフルを撃つことはなかった。
 彼女はつまり、戦場で人殺しはしていない。

 それでも帰国後、トリネッテさんをPTSDが襲った。

 せっかく子どもと再会したのに逃げ出す自分がいた。
 カッとなってバスにコーラのカップを投げつける自分がいた。

 アンダーパスをくぐり抜けられない自分がいた。
 頭上で爆発するかも知れない。
 恐怖にとらわれ、立ち往生する自分がいた。

 怒り、不安、悪夢の記憶のフラッシュバック。
 日常生活から現実感が消え、苦しい毎日が続いて来た。

 ワシントンのナショナル・ガード事務所の受付の仕事に復帰、新しいフィアンセと郊外に引っ越して、子どもとの生活を再開したが、なお苦しみから逃れられないでいる。

 苦しくなると自分の部屋に閉じこもり、ベッドに仰向けになって天井を見上げる。ファンの羽根がゆっくり回っている。

 自分と取り戻そうと努める。そして取り戻す。

 でも、瞬間的に外部との「つながり」が切れてしまうことがある。
 呆然と、ファンの羽根を、見上げている自分に気づく……。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/08/19/AR2006081900353.html

Posted by 大沼安史 at 12:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 レバノン戦争 「第2ラウンド、間近」 イスラエル国防軍参謀本部

 イスラエル紙、ハーレツ(電子版、8月21日付け)によると、イスラエル国防軍・参謀本部のメンバー(複数)は、レバノンのヒズボラとの「第2ラウンド」の戦闘が早ければ「数週間以内」に始まる、と語った。

 イスラエル軍にとって、「第2ラウンド」が切迫したものになっているのは、イランとシリアがヒズボラへの武器供与を増強している、ため(参謀本部高官)。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/752773.html

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2006-08-19

〔NEWS〕 ジョン・アーヴィング氏がギュンター・グラス氏を擁護

 米国の作家、ジョン・アーヴィングが、戦時中、ナチスの武装SSの隊員だったと告白してバッシングを浴びるドイツの作家、ギュンター・グラス氏を擁護する文章を、英紙ガーデイアン(電子版、8月19日付け)に発表した。

 「あまりにも多くの、いわゆる知識人たちが、彼らの攻撃目標に狙いを定める、あの、嗚呼、あんなにも臆病な、後知恵の視点からの、案の定、いかにも殊勝気な、グラスの人生と作品崩しが続いている」

 「グラスは15歳で兵士になった。志願したのは主に“家出したかった”からだと言っている。わたしは、グラスを批判する人々が自分自身、15歳だったときのことをほんとうに覚えているのか、と不思議でならない」

 「グラスはいまなおわたしの英雄だ。作家としても、道徳的な磁石としても。彼の勇気は、作家としてもドイツ市民しても模範的である。その勇気は、彼の最近の告白によって、弱まるどころか、さらに強まった」

(大沼・注)

 何があっても、それがどうであっても、それでも&だからこそ、自分=歴史を、他者=世界のなかで絆をたいせつにしながら生きていく……そんな自伝的小説、「ガープの世界」を読んで以来、ジョン・アーヴィングのファンであるぼく(大沼)としては、共感できる「グラス氏擁護論」だった。
  


http://www.guardian.co.uk/commentisfree/story/0,,1853745,00.html

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2006-08-16

〔NEWS〕 レバノン侵攻 「旧ユーゴ戦犯法廷の判決を読みなさい」 イスラエルの「アラブ法律センター」が新聞に意見広告 法務大臣の注意を喚起 

 「レバノン侵攻」に関するネット・メディアの「エレクトリック・レバノン」は、イスラエル国内で活動する人権擁護団体。「アダラ」(「イスラエル国内におけるアラブ人少数派の人権のための法律センター」)が8月13日、イスラエル紙「ハーレツ」に掲載した意見広告を再掲した。

 「アダラ」がイスラエル政府の法務大臣あてに出した、意見広告形式の「公開状」。
 
 旧ユーゴスラビアの戦犯を裁いた「旧ユーゴ国際裁判所(ICTY)」で、「緊急の軍事的必要性」の下、民間人を殺害し、村や家を破壊した高位の司令官や政治家が「有罪」となり、15年から45年の禁固刑を言い渡された事実に注意を向けるよう求め、ICTYの判決文の一節を引用して、イスラエル軍がレバノン侵攻を非難している。

 引用された判決文の最初のセンテンスは以下の通り。

 「国際的な人道法を無視し、異なる人々に対する憎悪の中で行われた戦争行為、瓦礫と化した村々、放火され破壊された家々と家畜小屋、自分たちの家を放棄するよう強いられた人々、失われ、破壊された生活は、容認できないものである」

(大沼・注)

 たしかに「アダラ」の言う通りである。判決文はボスニアだけでなく、レバノンにも共通する。

「停戦」だけでなく「戦争犯罪」の追及も行われてしかるべきだ。

 

http://electronicintifada.net/v2/article5520.shtml

http://www.adalah.org/eng/index.php

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2006-08-15

〔NEWS〕 イスラエル 平和運動の作家、グロスマン氏の愛息 レバノンで戦死

 英紙タイムズ(電子版、8月15日付け)が報じたところによると、イスラエルの平和運動家で作家のディビッド・グロスマン氏(52歳)の愛息、ユリ・グロスマン2等軍曹(20歳)が8月12日深夜、レバノンのタイベの近くで戦死した。
 乗っていた戦車にヒズボラのミサイルが当たった。
 グロスマン氏はアモス・オズ氏ら作家2人とともにレバノン地上侵攻の拡大に対し、反対を表明したばかり。


http://www.timesonline.co.uk/article/0,,3-2312172,00.html

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2006-08-14

〔NEWS〕 「米国は10月にイラン、シリアを同時攻撃する」 パキスタン情報機関前長官が予測

 パキスタン紙、「トリビューン」(電子版、8月9日付け)が報じたところによると、同国の情報機関(ISI)のガル前長官は8月8日、ラワルピンジで、米国は間違いなく10月にイランとシリアを同時攻撃する、と語った。

 ガル長官はまた、イスラエルは間もなく地上戦を停止させられるが、恐るべき空爆はこのまま続行し、レバノンを瓦礫と化すだろうと予測した。

 長官はさらに米国の現行の「戦争シナリオ」について、
 
 ①政治的・戦略的の両ファクターを持っている
 ②レバノンではイスラエルを「使った」が、負けてしまった
 ③イラクでもしもサダム・フセインの将軍らを買収できていなかったなら、もっとひどい状況に直面していただろう

 と語った。

 長官は「イラン・シリア」後について、サウジアラビアが同じ運命をたどる、そしてそれに続くのはパキスタンだと警告した。

 (大沼・注)
 ISIのガル前長官は、ISIのアタ容疑者への送金問題や、9・11の当日、ワシントンにいて米当局者と協議するなど、「テロとの戦い」のさまざまな場面に登場する人物である。

 ガル前長官が「間違いなく(definitely)」と予測する「10月」とはどのような時期か?

 言うまでもなく、米国の中間選挙を間近に控えた、ブッシュ政権にとって極めて重要な時期。

 「悪の枢軸」への同時攻撃はこれまた間違いなく、ブッシュへの「信任票」を掘り起こすだろう。
 
 米国の底流に太く流れはじめた「反戦」「厭戦」ムードを、少なくとも一時的に逆転できるかも知れない。

 その可能性にかけるためには何でもする。これがブッシュ政権の「唯一の選択肢」(?)である。 


http://www.paktribune.com/news/index.shtml?151249

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2006-08-13

〔NEWS〕 ブッシュ大統領 ヒズボラと「爆破計画」を結びつけるラジオ演説 英BBCが報道

 英BBC放送は8月12日、ブッシュ米大統領が同日朝(現地時間)、定例の全米向けラジオ放送での演説にふれ、同大統領は英国でのテロ計画が「テロリストたちがなお。わたしたちの民衆を殺害しようと攻撃を考えていることを思い出させるものだ」と語った、と報じた。
 
 大統領はまた「彼ら(テロリスト)はイラクやアフガニスタンで一般人や米国の軍人を殺し、レバノンでは民間人のかげにわざと隠れている。彼らはその全体主義のイデオロギーを広げようと企てている」と語った。

 
(大沼・注)
 ヒズボラもテロリスト。英国でテロ計画を練っていたのもテロリスト。
 だから、ヒズボラは英国でのテロ計画と関係がある。

 なんとすばらしい3段論法。

 BBCはその電子版でのこのニュースに「ブッシュ、ヒズボラと‘テロ計画’を結びつける」との見出しをつけた。
  


http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4787207.stm

http://www.whitehouse.gov/news/releases/2006/08/20060812.html

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〔NEWS〕 イスラエル レバノンに3万人の兵力を投入 第4次中東戦争以来、最大規模の侵攻

 英紙インディペンデント(電子版、8月13日付け)は、国連による停戦への動きの中で、イスラエル軍がレバノン内で、空と陸からの攻撃を拡大中、と報じた。
 投入兵力3万人は、1973年の第4次中東戦争以来の大掛かりなもの。
 同紙によると、イスラエル軍は12日、レバノン南部のラシャフ村をミサイルで攻撃、15人が死亡した。
 この日はまた、シドン、タイル(ティエール)の発電所を空爆。シリアとむすぶ、これまで唯一確保されていた人道援助物資供給ルートのアリダ国境検問所に対しても爆弾を投下した。
 

http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1218886.ece

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〔NEWS〕 独作家 ギュンター・グラス氏 ナチスの武装SS所属を告白 9月に回想録を刊行 78歳 「明らかにしなければならぬことだった」

 「ブリキの太鼓」で知られるドイツの作家、ギュンター・グラス氏が、独紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」(電子版、8月12日付け)で、戦時中、ナチスの武装SS(親衛隊)に属していたことを告白した。
 17歳でダンチヒの両親宅の息苦しさを嫌って軍に志願したギュンター少年は、Uボートに乗りたかったが果たせず、ドレスデンの武装SSに回されたという。
 戦後61年の沈黙を破って告白したノーベル賞作家は、「明らかにしなければならないことだった(エス・ムステ・ラウス)」と語った。
 9月に刊行する「たまねぎの皮に」と題する回想録で当時を詳しく語るという。

(大沼・付記)
 そろそろ読んでみようと、「ブリキの太鼓」を机の横に出していたところへ、このニュース。
 驚くと同時に、グラス氏に対する尊敬の念がますます深まった。
 「小市民性への反発がナチスに向かっていく」時代状況をすごしたギュンター少年が、戦後、いかにして作家になりえたか?
 「たまねぎの皮に」の刊行が待たれる。 


http://www.faz.net/IN/INtemplates/faznet/default.asp?tpl=common/zwischenseite.asp&dx1={7C80888E-2077-CFEE-DF79-5647D2201B8D}&rub={71F0F92B-94C2-40AF-8193-D17861D4690E}

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〔NEWS〕 米国 イスラエルへ「M26ロケット砲弾」を緊急供与へ

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、8月11日付け)によると、米政府はイスラエルからの要求に応え、「M26ロケット砲弾」を緊急供与する見通しだ。
 同ロケット砲弾は短射程・対人用で、「集束弾薬」から成っており、数百個の手榴弾のようなミニ砲弾をなって拡散、広範囲で爆発の雨を降らすという。
 同紙の取材に対し、当局者(2人)は、イスラエル軍が空爆や砲撃によってもヒズボラのカチューシャ攻撃を壊滅できないため、「M26」の緊急供与を要請して来たことを明らかにした。
 米政府高官(1人)によれば、「M26]は「ほかの兵器とともに」間もなく、イスラエル側に引き渡されるという。


http://www.nytimes.com/2006/08/11/world/middleeast/11military.html

Posted by 大沼安史 at 07:59 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イスラエル 左派主流も反戦デモ

 イスラエル紙「ハーレツ」(電子版、8月11日付け)によると、レバノン侵攻に抗議するイスラエル国内の反戦デモに左派主流も加わって来た。
 数百人が参加した10日のテルアビブのデモには、これまでの極左グループだけでなく、左派政党の「メレツ」や平和団体、「ピース・ナウ」のメンバーが参加した。
 国防省の前での抗議行動では、通りすがりの歩行者やドライバーから、「裏切り者」「お前らの上にミサイルを!」といった罵声が浴びせられた。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/749600.html

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2006-08-12

〔NEWS〕 イスラエルの「臆病」を、米国のネオコンが非難

 レバノン侵攻に本腰を入れようとしないイスラエル政府の「臆病さ」に対し、米国のネオコンが苛立ちを強めている。
 IPS(インター・プレス・サービス)通信のジム・ロウブ記者が8月11日付けの同通信電子版で伝えたところによると、米国のユダヤ紙、「フォーワード」の外交記者、オリ・ニール記者の指摘にあるように、イスラエル政府と国防軍がより攻撃的な戦争を始めていないことに対して、いつになく苛烈な批判が出ている。
 代表的なネオコン論客のひとり、ワシントン・ポスト紙のチャールズ・クラウトハマーは今週初め、「安上がりな勝利を模索していること自体がレバノンでの作戦行動を危機に陥れ、それどころか米国のイスラエルに対する信任をも危機にさらしている」と指摘した。

(大沼・注)
 ベイルートを拠点に報道を続ける英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者は、先ごろ、レバノンでイスラエルが勝っていないことを、米国は知らないのか?――と書いていた。

 現地の現実に目を向けようともしないネオコンたちの、勇ましい愚かしさよ!

 

http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=34322

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〔NEWS〕 イスラエル軍 リタニ河に向かって進撃

 Yahoo!ニューズが伝えたエルサレム発のロイター電によると、レバノン南部に侵攻したイスラエル軍は8月12日、リタニ河に向かって進撃を始めている。
 進撃は11日夜から始まった。ヒズボラ側の抵抗・反撃情報はいまのところない。


http://news.yahoo.com/s/nm/20060812/wl_nm/mideast_offensive_dc_2

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〔NEWS〕 英テロ計画 「アルカイダ」が関与 容疑者の兄弟1人をパキスタンで逮捕 ガーディアン紙報道 

 英紙ガーディアン(電子版、8月11日付け)は、テロ計画で逮捕された英国内在住24人の容疑者のうちの1人の兄弟(1人)が、英当局による強制捜査以前に、アフガン国境に近いパキスタン国内で逮捕されていた、と報じた。

 パキスタン当局に逮捕されていたのは、ラシッド・ラウフ容疑者。

 パキスタンのシェルパオ内相が11日夜、同紙に明らかにしたもので、ラウフ容疑者はアルカイダとつながりがあるという。

 シェルパオ内相は、「われわれは彼を(アフガン)国境地帯で逮捕。その供述をもとにわれわれは栄当局と情報を共有し、それが英国での一連の逮捕につながった」と語った。

 一方、英国の情報当局者(複数)によれば、最初の「警報」は1年以上前、英国在住の、ひとりの情報提供者(インフォーマント)からあった。その情報提供者は英国内のイスラム信者のコミュニティー出身者と見られている。
 その「警報」と、ラウフ容疑者の逮捕、さらにはパキスタン国内から英国への通信の傍受)が、一連の逮捕に結びついたという。

 また同紙によると、英国内での家宅捜査で「殉教者テープ」などが発見されていたことも、10日時点で明らかになった。
 さらに11日には、ロンドンの東部で逮捕された容疑者のうちの少なくとも1人が、米国がアルカイダのリクルート機関とみている、タビジル・ジャマートの運営する「イスラム・キャンプ」に定期的に参加していたことがわかった。
 英国の反テロ当局者(複数)によれば、逮捕者のうちの数人が2ヵ月前にパキスタン入りしていたとされる。

 (英夕刊紙の報道では、容疑者の1人が米国行きの航空券を持っていたとされるが)ガーディアン紙のこの記事では、容疑者は誰ひとりとして航空券を買っておらず、テロがほんとうに行われる予定だったかはっきりしていない、という反テロ当局者(複数)の見方を紹介している。

 同紙がつかんだところによると、容疑者らが航空機爆破に使おうとした液体化合物は、「TATPをベースにしたPEROXIDE(過酸化物)」だった。

(大沼・注)

 昨年の「7・7」地下鉄テロ事件とは大違いの、ものの見事な「事前摘発」。

 「テロとの戦い」をすべての「正当化根拠」とする英米当局にとっては、これは「すばらしい戦果」である。

 だから言っただろう、テロを根絶しなくちゃならないって……

 胸を張って、そう言える(?)格好の「未遂事件」が、ポンと目の前に現れたのだから。

 イラクで行き詰まり、アフガンで苦戦し、こんどはイスラエルに肩入れして、米英に対する国際的な非難が高まっている、絶好のタイミングで。

 「英テロ未遂事件」の行方を、本ブログでも追いかけることにしよう。

 使用する「テキスト」は、ぼくの信頼する「ガーディアン」と「インディペント」に限定していきたい。 

http://www.guardian.co.uk/terrorism/story/0,,1843057,00.html

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2006-08-11

〔NEWS〕 イスラエル戦車部隊 撃退さる 「メトゥラ丘陵」制圧ならず

 英紙ガーディアン(電子版、8月10日付け)によると、イスラエル軍はビント・ジベイルなどを含む戦略的な要衝である「メトゥラ丘陵」の攻撃に失敗し、10日朝、数十両の戦車が国境のマルジャヨーン村に撤収した。
 撤退の間もヒゾボラによる反撃は続き、村から400メートル以内の至近でイスラエル戦車1両が対戦車ミサイルを被弾し、炎に包まれた。戦車の隊員は脱出し、友軍に救われた。
 同村の住民は同紙の電話取材に対し、「村から500メートルのところで戦車2両が炎上した」と目撃談を語っている。
 イスラエル軍は同丘陵の東麓に取り付き、攻撃を続けていた。
 9日夜から10日未明にかけ、激しい戦闘が続き、夜空を焦がした。

 一方、11日付けの同紙報道によると、イスラエル側から今月5日、レバノン南部に入った同紙記者は「イスラエルの戦果は見当たらず、失敗の証拠を見るのみ」とレポートしている。

 (大沼・注)
 イスラエル軍の敗色は濃厚だ。
 米国が「停戦」に乗り出すのは。負け戦がはっきりしだしたから。

 焼け焦げた戦車、走行不能に陥り放置された戦車。
 それが何よりの証拠である。 
 


http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,1841639,00.html

http://www.guardian.co.uk/guardianweekly/story/0,,1840573,00.html

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〔NEWS〕 驚きたじろぐイスラエル軍 ヒズボラ、地下40㍍に空調バンカー(壕) 新式の対戦車ミサイルも装備

 英紙ガーディアン(電子版、8月11日付け)が報じたところによると、レバノン南部に侵攻したイスラエル軍がヒズボラの装備、陣容に驚き、たじろいでいる。

 イスラエル軍当局者の証言として同紙が伝えたところによると、同軍が発見したヒズボラのバンカー(地下壕)は地下40メートルに張り巡らされており、空調装置が設置されていた。備蓄されていた対戦車ミサイルも、コルネット(ロシア製)、TOW(米国製)、それにフランス製といった新式のもだが、中にはイスラエル軍当局が「知らない」ものも含まれていたという。

 この超深度・地下バンカーによって、ヒズボラは戦力を温存、イスラエル軍部隊をやり過ごしたあと、背後から急襲する作戦をとり、戦果をあげている。

 ヒズボラの対戦車ミサイルは、イスラエル軍が世界最強と誇る「メルカバ戦車」の装甲を貫通する能力を持っているという。 


http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,1842169,00.html

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〔NEWS〕 イスラエル レバノン派遣軍の司令官を更迭 タカ派を投入

 英紙ガーディアン(電子版、8月10日付け)によると、イスラエル政府は9日、レバノン侵攻地上部隊の司令官、ウディ・アダム少将を更迭し、新司令官にモシェ・カプリンスキー少将を任命した。
 同紙は新任司令官を「より攻撃的な評価」の持ち主と紹介するととのに、今回の更迭について軍事的な成果があがらないことへのイスラエル当局の「苛立ち」を映し出すもの、と指摘している。


http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,,1841093,00.html

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〔NEWS〕 イスラエル前国防副大臣 「イランとの戦争は不可避」

 米誌「ニューズ・マックス」(電子版、8月9日付け)がテルアビブ発で伝えたところによると、イスラエルのエフライム・スネー前国防副大臣は同誌のインタビューに対し、「この(戦争の)ラウンドが終わったあと、次のラウンドが来ることは疑い得ない。それはイランとの戦争が終わっていないからだ。第2、第3ラウンドのシナリオがどうなるかわからないが、それが来ることだけは確かだ」と述べた。

 スネー氏はバラク内閣の国防省を、最高位の軍人として率いた人物。過去13年間にわたり、イスラエルの国会議員らとともにワシントンを繰り返し訪問し、「イランの脅威」を強調して来たという。

 同氏はインタビューのなかでイランを「イスラエルの国家的存続を危うくする唯一の敵である」と言明した。 


http://www.newsmax.com/archives/articles/2006/8/9/93736.shtml?s=lh

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〔NEWS〕 アモス・オズ氏らイスラエルの作家 レバノン戦争の拡大に反対し停戦l交渉を呼びかけ

 イスラエルを代表する3人の作家、アモス・オズ、A・B・ユェホシュア、デイビッド・グロスマンの3氏が8月9日、テルアブビ市内で記者会見し、イスラエル軍のレバノン侵攻拡大に抗議する意志を表明するとともに、レバノンのシニオラ首相が提示した停戦案を受諾し、即時停戦をするよう政府に求めた。
 
 オズ氏らは6日の日曜日にも、停戦と交渉を求める意見広告を新聞に掲載している。
 
 イスラエル紙「ハーレツ」によると、記者会見でオズ氏は、イスラム過激派があらわにしている憎悪のサイクルは、イスラエル・パレスチナ紛争でみられるものと異なっている、との考えを示した。
 オズ氏はさらに、ヒズボラはイスラエル社会の破壊を狙っているとして、「イスラエルが軍事的挑発に対応していることは正しい」と発言。しかし、「時間が経つにつれ、ヒズボラをすべて殲滅するといった、とんでもない、非合理な目標が飛び出してきた」として、シニオラ首相の7項目停戦案には「ブラックホール」はあるものの、それを交渉のベースとして受け入れるべきだ、と述べた。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/749126.html

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2006-08-09

〔NEWS〕 英の反戦活動家ら米軍機に侵入

 英紙ガーディアン(電子版、8月9日付け)によると、8日深夜、英国北部、グラズゴー近くのプレストウッィク空港に着陸していた米軍輸送機に、反戦団体、「トライデント・プロウシェア」の活動家5人が侵入、積荷に関する書類を物色していたところを係員に見つかり、逮捕された。

 同空港は、イスラエル向けに米国が精密誘導爆弾を緊急空輸している中継地点で、活動家たちは機内で「動かぬ証拠」と入手しようとしたらしい。


http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1840226,00.html

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2006-08-02

〔重要NEWS〕 ペンタゴン(国防総省)が意図的に「9・11」調査委員会を騙(だま)す?! ハイジャック機への対応でストリーを捏造 刑事告発を求める声も ワシントン・ポスト紙が報道

 「9・11」が「やらせ」だった疑いが、米紙ワシントン・ポストの8月2日付け報道でますます強まった。

 ハイジャック機への対応に関する、ペンタゴン(米国防総省)などによる調査委員会などへの報告が、「意図的にミスリードしようとした」ものとの指摘が、一部の調査委員員(コミッショナー)や事務局のスタッフから出ていたことが確認された。

 調査委は昨年夏に解散したが、解散前にペンタゴンなどの当局者を偽証の罪で刑事告発すべきかどうかをめぐって部内で激論が交わされ、結局、国防総省と運輸省の監察室に、犯罪にあたるかどうかの審判を委ねることで妥協したという。

 同紙によると、9・11同時多発テロ発生後、ペンタゴンが直轄するNORAD(北米航空司令部)と、FAA(連邦航空局)の当局者は、

 「米国の防空は素早く反応し、ハイジャック機のうち最後に2機に対してはスクランブルをかけ、そのうちUA93便については首都ワシントンを脅かすときは撃墜する準備ができていた」

 と、2年間にわたって主張し続けた。

 アーノルド中将らの、調査委員会に対する証言によると、NORADがUA93便の追尾を開始したのは、当日朝の「9時16分」。この時刻は、同機がハイジャックされた(と調査委が認定した)時刻より、12分も前だった。
 ペンタゴンはさらに同機がペンシルバニア州内に墜落するまで、同機の存在に気づかなかったという。

 こうしたペンタゴンの「公式ストーリー」の矛盾点が明らかになったのは、調査委がNORADとFAAの交信記録を入手してから。
 入手した録音テープやメールなどを分析した結果、何人かの調査委員や事務局スタッフが、「9・11」に何が起きたかについて、当局が調査委をミスリードしようとしたと信じる事態になった。

 当時、調査委の事務局にいてスタッフを指揮していた元ニュージャージー州の司法長官、ジョン・ファーマー氏は、インタビューに答え、「録音テープは、われわれや国民が2年間にわたって聞かされ続けていたものと、根本的に違うストーリーを告げていた」と言明した。

 両省監査室の報告は、間もなく発表されるという。

 (大沼・注)
 ペンタゴンによる「公式ストーリー」とは「根本的に違う(真実の)ストーリー」とは何かについて、ポスト紙は何も書いていない。
 調査委のなかから「刑事告発」を求める声が上がるくらいだから、よほどのことがあったのだろう。
 
 「9・11」の防空をめぐる、ペンタゴンの欺瞞とは何か? ペンタゴンはなぜ嘘をつき通そうとしたのか?

 世界を「テロとの戦い」に動員するための、壮大なトリックとしての「9・11」……。

 ハイジャック機がどんどん出ているというのに、なぜかその日だけ、「機能麻痺」に陥っていた、米国の防空体制……。

 事件の再調査による、真相究明が求められる。 


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/08/01/AR2006080101300.html

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2006-07-31

〔NEWS〕 イスラエル兵がレバノンでの軍務を拒否 イスラエル国内で反戦デモ

 イスラエル紙「ハーレツ」(電子版、7月31日付け)が報じたところによると、イスラエル軍兵士のひとりがレバノンでの軍務を拒否し、軍法会議で28日間の営倉入りを命じられた。
 兵役拒否者支援団体が明らかにした。
 今回のレバノン侵攻で、兵役拒否者が出たのはこれが初めて。
 支援団体によれば、ほかに10人ほどが相談の連絡をして来ているという。

 一方、ウム・アル・ファームの町では7月30日の日曜日、数千人が夕方の街頭に繰り出し、カナ村の悲劇に抗議し、レバノン侵攻の中止を求めてデモ行進した。
 テルアビブでも国防省前で左翼の活動家数十人が抗議のデモンストレーションを行った。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/744379.html

Posted by 大沼安史 at 02:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「カナの大虐殺」 住民避難の民家にイスラエルの爆弾 地下室らの60人以上が死亡 うち34人は子ども 英紙ガーディアンが現場ルポ

 英紙ガーディアン(電子版)によると、レバノン南部のカナで7月30日未明、住民が避難していた3階建ての民家をイスラエル軍機が空爆、地下室にいた60人以上が死亡した。ティエールに脱出できなかった人々で、うち34人は子どもたちだった。

 生存者の証言によると、爆弾が投下されたのは同日午前1時ごろ。大人の何人かはまだ起きており、深夜のお茶を飲んでいるところだった。

 爆弾は2発。最初の1発に続き、数分後にもう1発が爆発した。

 生存者のひとり、ムハメド・カシム・シャルハウブさん(38歳、男性)は、妻と子ども5人を失った。

 「大きな爆発音があって、わたしは意識を失った。気がつくと床に横たわっていた。わたしは壁に頭を打ちつけていた。沈黙があたりと覆っていた。しばらくの間、何も聞こえなかった。そのあと突然、悲鳴が上がった」

 「わたしは、“アラー・アクバル(神は偉大なり)、おびえるな、わたしは必ず現れる”と唱えた。わたしの顔は血にまみれていた。血を拭って、息子を探した。見つけることができなかった。4歳になる甥と、少女とその妹の3人を連れて外に出、救いを求めて叫んだ。男が3人に来て家のなかに入って行った。まわりは砲声だらけ。イスラエル軍機が飛び交っていた。わたしは疲れきり、家に引き返せなかった」

 殺された人々は地下室で「抱き合って死んでいた」という。
 壁のそばで。たぶん、そこなら大丈夫と思って。
 「かわいそうに」と、捜索隊のリーダーは言った。

 瓦礫のなかに家族の写真が散乱していた。その一枚を手にした男が行った。「彼ら(イスラエル軍)は、この家に子どもたちがいることを知っていたはずだ。無人偵察機がいつも上空を飛んでいて、30人以上の子どもたちが家の外で遊んでいたのだから」
 
 何の変哲もない3階建ての民家を襲ったのは、キヤムの国連監視哨に命中したのと同じ、精密誘導弾だった。
 現場に散らばった濃緑色の爆弾の破片にこう記されていた。

 GUIDED BOMB BSU 37/B

 カナでは10年前にもイスラエルによる虐殺があった。
 国連施設に避難していた数百人の一般住民がイスラエル軍の砲撃で殺害された。

 こんどは米国製の精密誘導弾で繰り返された「カナの大虐殺」。

 中東史にまた悲劇がひとつ刻み込まれた。

 同紙によれば、今回のイスラエル軍の攻撃で、750人を超すレバノン人が死んでいるという。そのほとんどが一般の民衆である。


http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1833884,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ホワイトハウス前で抗議の市民を逮捕

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、7月28日、ホワイトハウス前で、4人平和運動家が逮捕された。
 4人ともイラク戦争に反対して抗議のハンガーストライキを続けている人たちで、ハンスト「25日」目のことだった。

 4人のうち3人は女性反戦団体「コード・ピンク」のメンバー。
 ブレア英首相の訪米に合わせ、ホワイトハウス前で抗議行動中、逮捕された。 


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/07/28/AR2006072801630.html

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2006-07-29

〔がんばれ、スザンヌ! 英紙女性記者 レバノン殺戮地帯レポート〕 チョコレート屋の悲劇

 英紙ガーディアンの女性記者、スザンヌ・ゴールデンバーグさんが、またレバノン南部からレポートして来た。
 7月29日付け、同紙の電子版に載ったのは、スザンヌ記者の、住民2人に対するインタビュー記事。
 そのうちの1人、ティエールの町のチョコレート屋さんの記事を紹介しよう。

 スザンヌさんがインタビューした人は、ジャバル・アマル病院の向かいで、チョコレートを開いていたリアズ・ジマーさん。
 リアズさんは店を閉めて、もう11日間も病院の地下室に寝泊りし、仕事を手伝っている。

 リアズさんは7月17日、愛妻のラヤンさんと、長女のアリスちゃん(6歳)、次女のセリナちゃん(2歳)を、イスラエル軍の空からの攻撃で失った。

 一家そろってティエールの効外、ホシュの親類宅に出かけたときのこと。リアズさんは攻撃の数分前、家から出て無事だった。

 リアズさんは病院で、サングラスとタバコの煙で悲しみを隠し、地下の公衆衛生のデスクに座っている。
 この病院がリアズさんの避難所だ。
 自分の家には戻っていない。「思い出が多すぎるから」
 
 病院は「第二の我が家」だ。リアズさんの悲しみを、病院の医師たちはわかってくれる。

 国連のスタッフが、リアズさんの家から写真を一枚、持って来てくれた。
 ラヤンさんの青い目が笑っていた。24歳だったときの写真。

 昨日(7月28日)、ようやく、ホシュの現場にブルドーザーが入り、瓦礫の下から、奥さんと娘さんの遺体を収容した。
 
 そこにも、リアズさん足を運べなかった。
 耐え切れないことだった。

 戦争が終わったら葬る、と、リアズさんは言った。

 同じスザンヌ記者の記事には、90歳の母とともに取り残された、57歳のレバノン人女性の話も出ている。

 殺戮地帯にとどまり、現地の実情を伝え続けるスザンヌ記者、がんばれ!
 日本のテレビレポーターのように「現場からは以上です」などと言わず、取材を続行するスザンヌ記者、がんばれ!

 現地の人はあなたの報道に希望をつなぎ、世界のわたしたちはあなたのレポートを待っている!
 


http://www.guardian.co.uk/syria/story/0,,1832904,00.html

Posted by 大沼安史 at 05:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 フィスク記者 イスラエル軍のクラスター爆弾使用を確認

 英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者は、7月29日付けの同紙電子版のレバノン報告のなかで、同氏が今週、マルジャヨーンの病院で、イスラエル軍が投下したクラスター爆弾を浴びた少女に会ったことを明らかにした。
 皮膚に特有の濃い赤の穴が、いくつも開いていて、傷跡は一生、消えないという。

 フィスク記者は、イスラエル軍が「われわれ(英軍)がイラクで使用している」致命的な兵器を、レバノン南部の非戦闘員に使っていると非難した。


http://news.independent.co.uk/

Posted by 大沼安史 at 05:03 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-07-27

〔NEWS〕 イスラエル軍精鋭地上部隊 待ち伏せ攻撃で壊滅

 イスラエル紙「ハーレツ」(電子版、7月27日付け)によると、レバノン南部のビント・ジバイルに侵攻したイスラエル軍地上部隊は26日早朝、待ち伏せしていたヒズボラ部隊の攻撃を受けて壊滅状態に陥り、生存者はヘリで窮地を脱した。
 この戦闘でイスラエル軍兵士が9人死亡、27人が負傷したとされる。
 戦死した9人のうち8人は、ゴラン旅団の兵士と将校。

 仏紙ルモンドによれば、壊滅したのはイスラエル軍が誇る「エリート部隊」だった。

(大沼・注)
 今回の戦闘に動員されたイスラエル軍兵士は、精鋭部隊とはいわれるが本格的な戦闘に従事したことのない若い世代が中心だ。
 
 もしかしたら、レバノン南部はイスラエルのベトナム=泥沼となるかも知れない。

 米国=イスラエル同盟は、イラクとレバノンの「双子の泥沼」に陥る危機に瀕している。
 


http://www.haaretz.com/hasen/spages/743027.html

http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3218,36-798839@51-759824,0.html

Posted by 大沼安史 at 04:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米 英国経由で「バンカー・バスター」5000ポンド爆弾をイスラエルへ空輸

 英紙インディペント(電子版、7月27日付け)が報じたところによると、米国は地下施設を破壊可能な高性能大型爆弾、「バンカー・バスター」5000ポンド爆弾を積んだ輸送機2機が、英国北部のプレスヴィック空港経由でイスラエルに向かったと報じた。
 26日夜、ベケット外相が事実を確認した。

(大沼・注)
 米国から高性能爆弾が緊急空輸されたことが確認されたのは、これが初めて。
 イスラエルのレバノン侵攻は、実は「劣勢」にあることを示すことかも知れない。 


http://news.independent.co.uk/uk/politics/article1199343.ece

Posted by 大沼安史 at 03:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 イランから義勇兵 レバノンに出発

 Yahoo!ニューズが報じたAP電によると、イランの首都テヘランから7月26日、60人を超す義勇兵がレバノンに向け出発した。トルコ国境でほかのイラン人200人と合流、シリア経由でレバノンに入る。
 テヘランの殉教者墓地に集まった60人は絨毯の上で祈りをささげ、手をつなぎあった。
 「学生正義運動」というグループがリクルートしたもので、72歳の対イラク戦争経験者も含まれている。
 トルコ政府が義勇兵らの国境通過を認めるかどうかは不明だが、今回の「挙兵」はイラン人の間に「ヒズボラ救援」の動きが強まっていることを示すもので、注目される。


http://news.yahoo.com/s/ap/20060726/ap_on_re_mi_ea/mideast_fighting_iran_volunteers

Posted by 大沼安史 at 03:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「兵士を帰せ!」 ハンスト中の女性 米議会傍聴席から叫ぶ

 イラク戦争の即時中止を求めてハンガーストライキ中の女性反戦団体「ピンク・コード」の創始者、メディナ・ベンジャミンさん(54歳)が7月26日、ワシントンの連邦議会議場の傍聴席の最前列から、「イラク人は米軍に帰ってくれと思っている。いますぐ、彼らを帰せ! イラク人の声を聞け!」と数回にわたって叫び、逮捕された。
 訪米したイラクのマリキ首相の議会演説に対する抗議行動。
 
 メディナさんはサンフランシスコ在住。「いますぐ、兵士を帰せ」と書いたピンクのTシャツ姿で叫び続け、取り押さえられた。


http://www.commondreams.org/news2006/0726-16.htm

Posted by 大沼安史 at 11:21 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「なぜ、イラク戦争を始めたのか?」 戦死者の遺族にブレア首相らへの質問権を認める 英国裁判所

 英紙ガーディアン(電子版、7月26日付け)によると、英国の控訴裁判所は26日、イラク戦争で戦死した兵士4人の遺族に対し、戦争を始めたブレア首相と国防相、司法相にその理由を問い質す質問権を認める判決を下した。
 遺族の一人、息子のショーンさんをイラク南部で失ったピーター・ブリアリーさんは、「彼らが(イラク)侵略をどのように正当化するのか聞きたい」と語った。
 高等法院の却下判決を覆す「すばらしい勝利」(遺族側弁護士)だが、控訴裁判所の3人の判事は、行政府と議会がからむことなので実現は難しいと警告している。
 


http://politics.guardian.co.uk/iraq/story/0,,1830526,00.html

Posted by 大沼安史 at 10:15 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-07-26

〔NEWS〕 在イラク米軍 エネルギー兵器を使用か? イタリアTV局がドキュメンタリー・フィルムで告発 

 イラク駐留米軍が「エネルギー兵器」を実験使用している疑いが浮上した。ファルージャ戦での米軍による「白リン弾」使用を追及・暴露したイタリアのRAIテレビのチームが、今回新たにドキュメンタリーを制作、告発した。
 ドキュメンタリーのタイトルは「イラクでのスターウォーズ」。
 米国の反戦放送局、「デモクラシー・ナウ」が7月25日、全米に放映した。

 それによると、謎の新兵器はイラク国内で、少なくとも2度、イラクの民衆に対して使用された。

 そのうちの1件はバグダッド空港の近くで、乗客3人が乗ったバスに対して。
 信頼すべき目撃者の証言によると、バスの車体はまるで濡れた布のように縮み、フォルクスワーゲンのサイズに縮小。乗客3人のからだもまた、背丈が1メートルほどに縮小、頭部だけが燃えて、歯だけが残るかたちで死んでいた。
 銃創や爆発物による損傷はまったく見られなかった。

 もう1件は、バビロンに近いヒラからキフィルに向かっていたバスに対して使用された。
 途中の米軍検問所でUターンを命じられ、ヒラに戻ろうとしたとき、発射された。
 発射音は聴こえなかった。砲弾など物体は飛んでこなかった。
 乗客は25人で20人が死亡、運転手だけが無傷だった。

 生存者の治療にあたたヒラ総合病院の外科医の証言では、犠牲者のからだには銃弾や砲弾の破片はまったく見つからなかった。
 乗客のなかには頭部だけなくなった人もいた。手足や腹部など、からだの各部が切断されていた。

 銃・砲弾やミサイルなど物体を高速で当てて破壊する、いわゆる「力学的(キネティック)兵器」ではない、「エネルギー兵器」が使用されたのではないか、というのが、制作チームの辿り着いた結論だ。

 謎の新兵器について米ロスアラモス研究所の前プログラム・ディレクターは、制作チームのインタビューに対し、「ダイレクト・エネルギー兵器」には、①遠距離を射程として電子を撃ちだす、いわゆる「光速」といわれるもの②短い射程で使うレーザー兵器③マイクロ波兵器――の3種類があると言明した。

 米国の軍事雑誌によると、こうしたタイプの兵器のうちの少なくとも3種類がイラクで使用されたことがあるという。

 (大沼・注)

 こうした「エネルギー兵器」は、「9・11」のあと、ミネソタ州選出の民主党上院議員搭乗機に対して、同州内で使用された、との疑惑もある。

 「核」を開発し、ヒロシマ・ナガサキに対して使用した国のこと、イラクでの「エネルギー兵器」使用の可能性は十分すぎるほどある。

 ⇒
http://www.democracynow.org/article.pl?sid=06/07/25/1442252

Posted by 大沼安史 at 04:10 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ヒズボラのロケット攻撃で15歳のアラブ系イスラエル人少女が死亡

 イスラエル紙「ハーレツ」(電子版、7月26日付け)が報じたところによると、ヒズボラによるロケット弾攻撃で25日、北部ガレリア地区マガール村のイスラム教徒居住地区に住むアラブ系イスラエル人の少女(15歳)が死亡した。
 カチューシャ・ロケット弾は少女の住む民家を直撃、少女の兄(30歳)も重傷、12歳の妹も負傷した。
 マガール村にはこの日、ほかに2発のロケット弾が着弾した。
 村人はヒズボラ、イスラエル軍のどちらの側を非難することなく、停戦を呼びかけた。
 村人のひとりは言った。「この状況を続けていくことはできない」

 同紙によると、ヒズボラはこの日、ハイファを中心に90発のロケット弾を発射し、一人(先の15歳の少女)が死亡、20人が負傷した。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/742563.html

Posted by 大沼安史 at 01:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔がんばれ スザンヌ! 英紙女性記者 レバノン殺戮地帯レポート〕 「すべてを物語る避難民の足」 ティビニン・ルポルタージュ

 レバノン南部の殺戮地帯で取材を続ける英紙ガーディアンのスザンヌ・ゴールデンバーグ記者がティビニンの町に入った。この町には戦火を逃れた数百人が病院の地下室などで過ごしているが、イスラエル軍の攻撃は激しさをますばかりだ。
 スザンヌ記者は7月25日、ティエールからティビニンの町への取材を決行、町の総合病院(といっても小さなものだが)で避難民から話を聞いた。

 彼女が入ったティビニンの町は、ヒズボラの拠点の町、ベント・ジベイルから7キロ離れたところにある。
 ティビニンに着いて数分後、総合病院の下の斜面に2発の砲弾が撃ち込まれた。群集のなかのひとりの女が「助けてくれ」と叫んだ。女を落ち着かせようする男。ふたりを病院のなかへ避難されようとする人々。その瞬間、近くでまたもう1発、砲弾が炸裂した。さらに2発。

 スザンヌ記者はティビニンからのレポートをこんなふうに書き出している。
 「人々の足、それがすべてを物語っている」と。
 血まみれの足、腫れ上がった足、包帯を巻いた足。
 イスラエル軍の攻撃を逃れ、丘を歩き続けて、この町にようやく辿り着いた避難民の足だ。

 身を寄せた総合病院は、電気も水もなく、医師もスタッフもいない。食べ物もない。それ以上に希望さえも。

 イスラエル国境からわずか2キロのアーイタルーン村から避難民、農夫のカマル・マンスールさんは9人の子どもを連れて来た。避難する車もなく、1人100ドルもとられる運賃を払う余裕もなかった。いちばん下の子を肩車して歩いて来た。

 歯科医の事務職をしていたハラ・アブ・オラヤさんにも車はなく、母親と2人の姉妹と一緒に歩いて逃げた。逃げ込んだ4軒の民家はそのたびにイスラエル軍の攻撃に遭い、破壊された。
 ティビニンに辿り着いたとき、彼女はひとりだった。母親と2人の姉妹からはぐれ、ひとりで来た。

 ベント・ジバイルから逃れてきた石工のアリ・フウラニさんは、子をとるか親をとるか、困難な決断の末、子ども5人を連れて逃げてきた。
 82歳になる糖尿病の父親と75歳の母親を捨ててきた。

 78歳になるユスフ・バウドゥーンさん妻と娘さん2人と一緒に、サンダル履きで山道を越えてきた。
 家に2人を置き去りにした。
 月曜、24日の夜、自宅をイスラエル軍が攻撃、エチオピアとスリランカから出稼ぎに来ていたメイド2人が死亡した。
 「彼女たちの戦争ではないのに」と。ユスフさんは言った。

 こうしたティビニンへの支援は、ティエールから赤十字社による輸送だけが頼り。それも1回の輸送で、避難民には一食分しか渡らない。

 レバノン南部に取り残された一般住民は1800人前後。
 そうした人々にとって、「いまやすべては過去に属している」と、スザンヌ記者は書いている。

 このままでは避難民、残留民らに、「未来」もなくなる。 


http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1830206,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:30 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 国連監視哨をイスラエル軍が爆撃 4人死亡

 英紙ガーディアン(電子版、7月25日付け)が報じたベイルート発のAP電によると、レバノン国境、キアムの町にある国連の監視ポスト(哨)がイスラエル軍によって爆撃され、オーストリア、カナダ、中国、フィンランドから派遣されていた監視員4人が死亡した。
 爆弾は監視ポストを直撃し、救援活動の間もイスラエル軍は攻撃を続けたという。
 国連のアナン事務総長はイスラエルに対し、「明らかに意図的な攻撃」について調査を行うよう要求した。


http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1830294,00.html

Posted by 大沼安史 at 10:08 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-07-25

〔NEWS〕 「リン爆弾」でひどい火傷 CNNが放映

 レバノンでイスラエル軍が「リン爆弾」を使用している疑いが強まった。
 CNNが被害者を治療する映像を流し、医師のコメントを伝えた。

(大沼・注)
 イスラエル軍が使用しているのは、もしかしたら米軍が砲弾としてイラクで使用している「白リン弾」かも知れない。 


http://www.rawstory.com/news/2006/VIDEO__Lebanese_Doctor_Says_Phosphorus_0724.html

Posted by 大沼安史 at 04:29 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イスラエル軍が「リン爆弾」を使用 レバノン大統領が非難 

 ロイター通信は7月24日、パリ発で、レバノンの大統領が同日、フランスのラジオで「イスラエル軍がリン爆弾やレーザー爆弾を投下している」と非難したと伝えた。
 そのなかでラフード大統領は、リン爆弾などを一般の住民や子どもに対して使用することは、ジュネーブ条約に違反しているのではないか、と問題を提起した。
 これに対してイスラエル軍のスポークスマンは、使用兵器は国際的な規範に違反していない、と条約違反を否定した。


http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L24911888.htm

Posted by 大沼安史 at 04:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イスラエル軍 救急車をミサイル攻撃

 レバノン南部に踏みとどまり、レポートを続ける英紙ガーディアンの女性記者、スザンヌ・ゴールドバーグ記者が、殺戮地帯を化した現地の実情を伝えて来た。
 

  7月25日付けの同紙電子版で、彼女がタイル発で新たに報じたのは、23日の日曜日の夜の、イスラエル軍のヘリによる、レバノン赤十字社の救急車2台に対するミサイル攻撃。
 

  救急車はいずれも赤十字旗を照明でライトアップしながら走行していたにもかかわらず、イスラエル軍は上空からミサイルを狙い撃ちした。
 

 これにより救急車は2台とも全壊、救急隊員6人が負傷、救急車で運ばれていたファザスさん一家の3人も攻撃を受けた。

 ファザスさん一家の3人は、点滴をうちながら搬送される、80歳になるジャミアおばあちゃんと、その息子である一家の主人、アーメドと、そのまた息子で、ジャミアさんからみれば孫にあたる、14歳のモハメド君。

 アメードさんはミサイルの破片を腹部に受け、片足も吹き飛んだ。モハメド君も足の一部を失い、ジャミアさんも体中に破片を浴びた。

 現場からの無線で、救急隊員からの「ミサイル攻撃を受けた」との知らせは、タイルのレバノン赤十字の入ったのは、午後10時ごろのこと。ミサイル被弾から2分後のことだった。

 早速、詰め所から救急車が出動し、現場で負傷者らを収容し、タイルに戻った。
 その時点ですでにアーメドさんは意識不明の重態に陥っていた。

 全員がボランティアで救援活動にあたるレバノン赤十字社の救急車は、イスラエルの退去期限が切れた22日夜以降、レバノン南部に取り残された人々の最後の頼みの綱となっていたが、その道も今回の無差別攻撃で閉ざされた。

 負傷した救急隊員のひとりはこう言った。
 「赤十字の救急車を、それも2台も誤認するわけはない」

(大沼・注)
 ボランティアで決死の活動にあある救急隊員らとともに、現場に残って報道を続けるスザンヌ記者の健闘と無事を祈ろう! 


http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1828142,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:57 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-07-24

〔NEWS〕 レバノン南部 「死の街道」 脱出の一家をミサイルが襲う

 レバノン南部の「避難路」が「殺戮地帯」と化している。イスラエルの退去勧告の期限から一夜明けた7月23日の日曜日、国境地帯から北に向かう道路では、ミニバンなどで脱出する住民に対して、イスラエル軍がミサイルで攻撃、レバノン赤十字社によると、車両10台、オートバイ2台が破壊された。

 英紙ガーディアン(電子版、24日付け)で、同紙のスザンヌ・ゴールデンバーグ記者が現地から報じた。

 彼女の現場からのレポートによると、23日午前10時過ぎ、国境から8キロから離れたカフラ地区の路上で、悲劇は起きた。

 カフラから15キロほどのところにあるエルティリ村から3台のミニバンに分乗して、北に向かって避難していたシャイタス一族に向かって、イスラエル軍が(おそらくはヘリコプターから)対戦車ミサイルを発射し、3台のうちの1台に命中した。

 被弾したミニバンに乗っていたのは、54人のシャイタス一族のうちの19人。
 3列目の後部座席にいた3人は即死し、残る16人は被弾あるいはその直後の路外転落事故で負傷した。

 救急車が駆けつけた現場に、同紙のゴールデンバーグ記者も急行し、以下のような状況を目の当たりにした。

 彼女の記事の書き出しの一節を、拙訳で紹介すると、こうなる。

 * 救急隊員はアリ少年に母親の命の維持する仕事を与えた。12歳の少年は、彼ができることを、した。「ママ、ママ、眠っちゃだめだってば」。母親のあごを摩るりながら、アリはすすり泣いた。黒のヴェールの下で、母親の目がゆっくり閉じられていく。「死にそうだわ」と母親がため息をつくように言った。「そんなこと言っちゃだめだよ、ママ」と、アリ少年が哀願した。そして次の瞬間、アリ少年は涙ながらに地面に倒れこんだ。

 イスラエル軍がレバノン南部国境地帯の住民に出した退去勧告の期限は前日の土曜日の午後7時だった。
 シャイタス一族は翌日(23日の日曜日)の朝、3台のミニバンに分乗して、リタニ川の北の安全地帯を目指し、エルティリ村を出発した。

 ミニバンに分乗したのが命取りになった。
 イスラエル軍はミニバンやトラックなどを「ターゲット」とみなすと再三にわたって警告していた。ヒズボラがカチューシャ・ロケットの移送に使っているとして撃破を予告していたのだ。

 白旗をかかげていれば大丈夫と思ったのが、シャイタス一族の「誤算」だった。

 国境から北に向かい道路は海岸沿いの道も山沿いの道も、23日のイスラエル軍の攻撃で寸断され、ミサイル攻撃を受けた車両の残骸が道路をふさいでいる。
 被弾した車両からは黒煙が上がり、車の中には遺体が収容もされず、放置されたままだ。イスラエル軍の再攻撃を恐れて、収容できないでいるのだ。

 そんな殺戮地帯を、ゴールデンバーグ記者は「死の街道(Highways of death)」と書いた。


http://www.guardian.co.uk/syria/story/0,,1827422,00.html

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2006-07-22

〔NEWS〕 イスラエル軍、レバノン南部に侵攻か? 兵力を国境地帯に集中 予備役を招集 レバノン住民に避難勧告

 米紙ワシントン・ポスト(電子版、7月22日付け)が報じたところによると、イスラエル軍は21日、予備役を招集した。
 レバノン国境地帯には兵力を集中しており、レバノンの南部地区の住民に対し、リタニ川以北へ避難するよう勧告している。
 イスラエル軍のレバノン地上侵攻の可能性が高まった。


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/07/21/AR2006072100968.html

Posted by 大沼安史 at 07:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ガザ地区でヒズボラと連帯の動き

 英BBC放送が電子版(7月21日)で伝えたところによると、ガザ地区でヒズボラに対する連帯の動きが出ている。
 ヒズボラの最高指導者、ハッサン・ナスララー氏の肖像ポスターが貼られ始めている。同氏をヒズボラのリーダーとしてばかりか、パレスチナ人の指導者としても見なすようになっている。
 レバノン寄りのレイト・ラヒーヤの街では21日、支援デモが行われ、参加者らは黒と黄色のヒズボラの旗を振って気勢を上げた。


http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/5205246.stm

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〔NEWS〕 米国、誘導爆弾をイスラエルへ緊急輸出

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版、7月22日付け)が報じたところによると、ブッシュ政権は精密誘導爆弾をイスラエルに向け、緊急輸出を続けている。
 政府高官が匿名を条件に明らかにしたもので、公表はされていない。

 米国がイスラエル向けに輸送「ラッシュ」を続けているのは、「GBU-28」というレーザー誘導型5000ポンド爆弾など、レーザーや人工衛星で目標に誘導される精密照準爆弾。
   地下陣地などの攻撃にも使用する、強力な爆弾だ。

 米政府が昨年、イスラエル向けの輸出を承認したものの一部とされているが、それとは別枠の緊急供与ではないか、との指摘もある。
 米政府は1973年の中東戦争の際、イスラエルに武器を緊急供与し、戦況を挽回したことがある。

(大沼・注)
 米国がイスラエルに対して軍事的な肩入れを始めたことで、アラブ世界が反発することは必至である。「ヒズボラ対イスラエル」の衝突の構図は、全面戦争へ発展する恐れを孕んでしまった。

 ルモンド紙によれば、ヒズボラの最高指導者は今回の問題に関して、スポンサーであるイランとの関係を否定、自主的な判断による武力闘争であることを強調しており、イスラエルの軍事侵攻がさらにエスカレートすれば、中東地域を巻き込んだ戦乱へと発展する可能性もある。


http://www.nytimes.com/2006/07/22/world/middleeast/22military.html?hp&ex=1153627200&en=ccb5206208860925&ei=5094&partner=homepage

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2006-07-20

〔NEWS〕 ガザを忘れないで! 病院の医師がSOS! 「下水道がこわれ、疫病、蔓延の恐れ」

 イスラエル・パレスチナ双方の視点で報道を続けるネット・メディア、「苦いレモン」(7月17日付け)に、ガザ地区最大の病院、シーファ病院の外科医で広報部長を兼ねるジュマー・アル・サッカ氏に対するインタビュー記事が掲載された。

 サッカ氏によると、

 ・ インタビュー時点でシーファ病院の自家発電用燃料は「10日間」を残すのみ
 ・ 保育器の赤ちゃんは30人
 ・ 手術は緊急手術にとどめいる
 ・ 救急用の受け入れ余力をつくるため、他の民間病院などへの転院も進めている
 ・ シーファ病院では自家発電でいまのところ冷蔵庫は使えるが、ガザ地区の民家では停電のため冷蔵庫が役に立たなくなり、食料の腐敗が進んでいる

  ――といった厳しい状況になっている。

 サッカ氏はまた、

 ・ ガザ地区の下水道が動かなくなり、汚水が通りに溢れ出し始めた。この数日間の現象で、公衆衛生上、きわめて危険な事態で、このままいけば、コレラや腸チフスが流行するだろう
 ・ 街路にはゴミも溢れている

 と語り、国際社会に対し、

 「燃料と食べ物、電気がほしい」と

 救援を訴えた。

 世界の視線がレバノンに注がれるなかで、ガザが窮地に立たされている。 


http://www.bitterlemons.org/issue/pal2.php

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〔NEWS〕 スリファ村 噴き飛ぶ イスラエル軍機が空爆 レバノンの丘の集落で17人以上が死亡

 レバノン南東部、スリファの村が7月19日、イスラエル軍機の空爆を受け、壊滅した。
 英紙ガーディアン(電子版)によれば、住宅15戸が破壊されて村人17人以上が死亡、30人以上が重軽傷を負った。

 現場から16キロ離れたタイルの病院には、村から逃れ、ミニバンで脱出する途中、イスラエル軍機の攻撃で車が転覆、負傷した村民らが運び込まれた。
 そんな負傷者のひとり、ファティマさんは同紙の記者に対し、次のように語った。

 「朝、起きると、村人10人が殺されたことがわかった。役場の人は逃げれるなら逃げろ、と言った。それでわたしたちは車で逃げた。途中、わたしたちの車の前方で爆弾が炸裂した」

 ファティマさんが乗っていたのはミニバンで、ほかに10人が同乗していた。全員が負傷した。

 スリファ村の村長は、「これは、スリファ村の虐殺だ」と、ロイター通信に語った。

 同紙によれば、この日(7月19日)は確認されただけで63人が死亡する、中東紛争史上、もっとも血なまぐさい1日となった。

 ファティマさんが運び込まれた病院で治療にあたるアーマド・ムロウエ医師のもとに、この日、悲報が届いた。
 イスラエル国境近くで戦闘に巻き込まれ、身動きのとれない家族を救出しに出かけた同僚の医師、サイードさんが車ごと、家族もろとも爆死したのだ。一家で避難していたサイード医師の車を、イスラエル軍のミサイルが襲った。

 


http://www.guardian.co.uk/syria/story/0,,1824750,00.html

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2006-07-19

〔NEWS〕「わたしの街がまた燃える」 ベイルート、「ゼナの日記」

 英紙ガーディアン(電子版、7月19日付け)は、イスラエルの攻撃下のベイルートにすむ、30歳の女性アーティスト、ゼナ・エル・カーリルさんの「日記」を掲載した。
 
 全文は⇒参照。
 以下は拙訳によるその「初日」の部分の抜粋。

 ○ 7月14日
   午前3時28分。イスラエルのジェット機の音で目が覚めた。ベイルートの街の上を低空で飛行している。ようやく寝入ったばかりのところを。わたしは一晩中、考え続け、胃に痛みを覚えた。恐怖を。ジェットの轟音が響いたのはそのときだった。爆発、また爆発。遠くから朝の祈りが聞こえて来た。

   わたしはいま家に。友人らが我が家に避難して来た。その多くが外国人。みんなわかり合おうと話をしている。自分は誰で、何を、何故。でも、みんな、平気でいようとしている。平気でいる。これがレバノン人が20年もの戦争をくぐり抜けてきたやり方だから。空港はどんなふうに燃えているだろうか、とジョークを言った。免税店にはアルコールがたっぷりあるので。

   (中略)
   追記:1時間も経たないうちに、これまで9発のミサイルがダヒーヤに撃ち込まれた。ベイルートで停電する地区が出て来た。空は赤く燃えている。わたしはダヒーヤの人々のために祈る……ものすごい、ほんとうにすごい爆弾の爆発音。これでたぶん10発目。
   (中略)
   レバノンはイスラエルによって再占領されるはずがない。
   信じようと信じまいと、朝日はまた昇り始めた。そしてわたしは、たしかに鳥たちの囀りを聞く。 


http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1823785,00.html

Posted by 大沼安史 at 02:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米国 イスラエルに「青信号」 ヒズボラ攻撃に「1週間」を「保証」

 英紙ガーディアン(電子版、7月19日付け)によると、ブッシュ米大統領はイスラエルに対し、ヒズボラ攻撃を1週間継続する「青信号」を出した。
 停戦の調停に動くかどうかは、その結果を見て判断するという。
 同紙が英国、欧州、イスラエル筋に確認して報じた。

 ブッシュ政権のこの判断について英国のブレア政権も追随し、G8サミットや国連、ブリュッセルでの欧州外相会議でも、即時停戦呼びかけの阻止に動いた。

(大沼・注) 
 イスラエルにヒズボラを叩くだけ叩かせる……
 そんなアメリカと「グローバルな同盟」に入った日本……

 小泉首相よ、あなたはこの現実を、今回の歴訪を通じ、見ましたよね!?
 

http://www.guardian.co.uk/israel/Story/0,,1823817,00.html

Posted by 大沼安史 at 01:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-07-18

〔NEWS〕 イスラエル軍事侵攻拡大 勢いづくネオコン

 イスラエル軍のガザ侵攻に続くレバノン攻撃のエスカレートにより、新たなる「中東戦争」への拡大が懸念されているが、米国のネオコン勢力にとって「燃え盛る戦火」は、「イスラエル支援」を叫ぶ格好の燃料となっている。

 米国人ジャーナリストのジム・ロウブ氏によれば、イラク戦争の無残なありさまで後退を余儀なくされたネオコンらは、イスラエルの今回の軍事行動を巻き返しのチャンスと位置づけ、ブッシュ政権に対し、イスラエルに対する無条件支持と、シリアやイランの「体制転換(=転覆)」を求めるキャンペーンを始めている。

 ネオコン誌、『ウイークリー・スタンダード』のウイリアム・クリストル編集長はこの16日、「それはわれわれの戦争だ」とタイトルをつけた論文のなかで、「この戦争を仕掛けたテロリスト・グループの背後にいるのはイラン」であると非難、イスラエルの軍事行動を「過激派イスラム主義に対する全世界的な闘争」の一環だと称えた。
 「イラン核施設への先制攻撃」を煽り、それが当のペンタゴンから「軍事的効果」の観点から拒否されたことへのしっぺ返しのような「過激ネオコン主義」的主張である。

 同じ16日付けの同誌(7月24日号)には、「ならず者たちが反撃-イラン・シリア・ハマス・ヒズボラ対イスラエル」という。ロバート・サトロフ氏の論文が載っている。
 同氏はワシントンの親イスラエル・シンクタンク、「近東政策研究所」のディレクター。
 今回、イスラエルが敗北することは、「アメリカの利害の敗北」であるから、米政府はイスラエル擁護に立ち上がれ、と焚き付けている。

 

http://www.antiwar.com/lobe/?articleid=9323

http://weeklystandard.com/Content/Public/Articles/000/000/012/433fwbvs.asp

http://weeklystandard.com/Content/Public/Articles/000/000/012/442luknw.asp

Posted by 大沼安史 at 04:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-07-13

〔NEWS〕 ガザの女医からのアピール

 米紙ボストン・ブローブ(電子版、7月10日付け)に、ガザ地区で活動する女医の手記が掲載された。
 人権活動家でもある、モナ・エル・ファラさん。
 モナは、イスラエル軍のガザ再侵攻、「夏の雨」作戦が現地に降り注いでいるもの、それは恵みの雨ではなく破壊の爆弾である、という。
 イスラエル兵の誘拐でもって始まったイスラエル軍のガザ再侵攻で、同地区唯一の発電所は破壊され、地区内に22ある病院は自家発電で負傷者らの治療にあたっている。
 しかし、自家発電機の燃料はあと「数日」分しか残っていない。国境が封鎖され、石油が入ってこないのだ。
 集中治療室の子どもたちのような医療機器に頼らざるを得ない入院患者らは、まさに生命の危機に立たされている。
 数百件の手術も延期されたままだ。
 
 自家発電装置のないふつうの家では冷蔵庫が使えず、食糧が腐敗している。
 ガザの子どもたち3万人以上が栄養失調に苦しんでいる。

 彼女(モナさん)の13歳になる娘は、イスラエル空軍機の低空飛行と砲撃音に怯え切っている。昼も夜も飛来するイスラエル機。
 
 今回のイスラエル侵攻は、ガザの子どもたちの心に深い傷跡を残すことだろう。

 (大沼 注)

 小泉首相よ、イラクやガザに行って、いったい何が問題なのか、しかと、その目で見てほしい。
 プレスリーのサングラスを外したその目で、中東の悲惨を見よ!


http://www.boston.com/news/globe/editorial_opinion/oped/articles/2006/07/10/my_life_in_gaza/

Posted by 大沼安史 at 03:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2006-07-07

〔NEWS〕 イラク行き拒否のワタダ中尉 軍事法廷に起訴 「上官・ブッシュ大統領を侮辱」

 シアトル・ポスト・インテリジェンサー紙(電子版、7月6日付け)が報じたところによると、米陸軍はイラク行きを拒否している日系のアーレン・ワタダ中尉(28歳)を、上官であるブッシュ大統領を侮辱した罪など3つの罪状により、軍事法廷に起訴した。
 残る2つは、士官になるを拒否した罪と、部隊の移動に参加しなかった罪。
 ワタダ中尉の弁護士によれば、最大8年の懲役刑に処せられる恐れがある。

 ワタダ中尉は現在、ワシントン州のフォート・ルイス基地で身柄を拘束されている。
 実際に軍事法廷で裁かれるかどうかは予審の尋問の結果しだいだ。

 ワタダ中尉は「イラク戦争」を人道に背く非合法の戦争だとして出征を拒否している。 


http://seattlepi.nwsource.com/local/6420ap_wa_war_objector.html

Posted by 大沼安史 at 04:37 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-07-01

〔NEWS〕 「イラクには、わたしらが征く。わたしらを徴兵しなさい」 「反戦おばあちゃん旅団」がフィラデルフィアで抗議行動 10人逮捕

 「イラクには、孫たちの身代わりで、わたしらが征く。わたしらを徴兵しなさい」――「反戦おばあちゃん旅団」の抗議行動が6月28日、米国独立宣言の地、フィラデルフィアの徴兵センターで行われ、10人が逮捕された。
 AP電によると、抗議行動はフィラデルフィアのダウンタウンにある徴兵センターに対して行われ、「旅団」の代表メンバーが、担当者に「わたしたちを徴兵せよ」と迫った。
 センター側が「高齢」を理由に断ると、「旅団」のおばあちゃんたちは、外に出て、支援者らとともに抗議行動を継続、センターの業務を妨害したとして、3時間後に逮捕された。
 
 抗議行動に参加した「旅団」の地元メンバー、ジーン・ハスケルさん(74歳)は、こう語った。
 「わたしたちはこう言いたいの。わたしたちは自分の人生をもう終えた。だから、孫たちの身代わりでイラクに送ってって。孫たちが自分の人生を送るチャンスをつかめるように、ね」

 「旅団」はニューヨークでも抗議行動を行い、この4月、無罪放免されている。


http://seattlepi.nwsource.com/national/1110ap_anti_war_grandmothers.html

Posted by 大沼安史 at 10:51 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「ワタダ中尉よ、ありがとう」 100人以上が支援と連帯のデモ

 イラク戦争を不正義の戦いだとして出征を拒否した日系アメリカ人、アーレン・ワタダ中尉(28歳)に対する連帯と支援のデモが6月27日、ワシントン州のフォート・ルイス基地で行われた。
 地元紙、シアトル・ポスト・インテリジェンサー(電子版)によると、デモは中尉が身柄を拘束されている同基地沿いを走るハイウエーの陸橋上に100人以上が集まり、行われた。
 州都オリンピアから参加した女性(30歳)は、「彼の勇気を想像できますか? すごいことです」と語った。

 支援のデモはこの日、同州の中心都市、シアトル市内の2ヵ所でも行われた。
 そのうち、市内、グリーン・レークの教会前で開かれたデモでは、同紙の記者に対し、参加者の男性がこう語った。
 「彼は罰せられるべきではない。彼は英雄として称えられるべきだ。彼の行為は原則にもとづいている」

(大沼・注)
 イチローよ、城島よ、君らもワタダ中尉支援の闘いに立ち上がれ!
 


http://seattlepi.nwsource.com/local/275639_watada28.html

Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-29

〔NEWS〕 新たなる中東戦争?? ガザからのレポート ライラさんの日記 「発電所が破壊された」

 イスラエル軍がガザ地区に再侵攻し、戦車やミサイルなどによる攻撃を激化させている。 
 その現地の模様を、ガザ地区に住み、現在、米国に滞在しているパレスチナ人女性ジャーナリストが、自身のブログで報告している。
 米国からガザ地区の人々に連絡し、実情をレポートしているのだ。

 「アルジャジーラ・ネット」に記事を書いている、ライラ・エル・ハダドさん。
 彼女のブログの名は、「ユースフを育てる:占領下の生きる母親の日記」。
 ユースフさんとは息子さんの名。
 ブログは英語で書かれており、ガザ地区の内部から、そこで起きている真実を伝えるブログとして、世界的に注目されている。

 6月27日付けの彼女のブログの中身を紹介しよう。

 ガザの友人、家族は、わたしにこう言った。最善を祈りつつ、最悪の事態を迎えていると。かつてイスラエル軍の怒りに何度もふれ、以前、16000人のパレスチナ人が装甲ブルドーザーによって家を失った、ラファのパレスチナ難民キャンプでは、人々はいま、生命の危険に怯えながら家のなかに閉じこもっている。
 
 イスラエル軍は、ラファの検問所や空港を含む国境地帯を支配下に収めた。わたしが米国の北東部を一緒に講演で旅した同僚であり、友人である活動家のフィーダ・キシュタは、エジプトに向かっている。ガザを封鎖したイスラエル軍の許可が下りるまで、エジプトに止まらなければならない。
 そんな彼女を、わたしは心配でなからなかった。彼女はラファの人間だから。
 わたしは、ロンドンの空港から必死になってかけてきた、彼女の電話を受けた。搭乗する便に遅れが出たので、エジプトで亡命生活を送ることにしたという。
 ほかの同僚のジャ-ナリストたちによれば、エルサルムのCNNやBBCのクルーもまた昨日、エレズ検問所からのガザ入りを拒否されたそうだ。

 〔続報〕
 イスラエル空軍のF16機がガザの大橋を爆撃した。わたしの父親の農場のすぐ隣。北部ガザと南部ガザをつなぐ橋だ。イスラエル軍はガザでただひとつの発電所を破壊してしまった。その結果、ガザの電気の大半がストップしてしまった。わたしはたったいま、カーン・ユニスにいる祖母と話をしたところ。祖母の話で、ガザ地区全域が闇に底に落ちたことを確認できた。人々は食糧などの備蓄に走っているという。もちろん、病院や診療所も停電している。自家発電機がどれくらい持つか、わたしにはわからない。

 以上が27日付けのブログの拙訳である。

 ガザでまた、戦争が始まった。

 新たなる中東戦争の幕開け、か?

 以下に掲げるライラさんのブログを、こんごとも注目することにしよう。


http://a-mother-from-gaza.blogspot.com/

Posted by 大沼安史 at 02:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-24

〔NEWS〕 鳥インフルエンザ 初の人体間感染を確認 WHO

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、6月24日付け)が報じたところによると、WHOはインドネシアの鳥インフエルエンザ集団感染で、初の人体間感染を確認したと発表した。

 4月下旬、インドネシア・スマトラ島で起きた一家7人(うち6人死亡)の集団感染を調査した結果、わかった。

 鳥インフルエンザの遺伝子は、10歳の男子から父親へ感染する段階で変異していたという。
 


http://www.nytimes.com/2006/06/24/health/24flu.html?_r=1&oref=slogin&pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 09:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 日本 米国のイラン制裁、同調へ FT紙が報道 

 フィナンシャル・タイムズ紙(電子版、6月23日付け)は、日本がイランの銀行預金を凍結するなど、米国主導による対イラン制裁に同調することを、ブッシュ政権に伝えた、と報じた。

 (大沼・注)
 小泉首相の米国訪問の「手土産」が、これだとは。
 日本の国家的プロジェクトだったはずのイラン石油開発(アゼデガン油田開発)は、これによりほぼ絶望的となった。
 代わって、中国がその利権を引き継ぐ。
 
 それにしても、こうした重要ニュースをFT紙に抜かれるとは。

 FT紙に対して、「複数の日本政府高官」が言明しているのである。

 日本のマスコミよ、お前たちは、どんな取材の努力をしたというのだ。
 君たちは、いまいったい何が問題なのか、わかっているのか?


http://www.ft.com/cms/s/73bb864a-02e4-11db-9231-0000779e2340.html

Posted by 大沼安史 at 09:08 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-23

〔NEWS〕 福井日銀総裁 辞任の可能性  FT紙が報道

 フィナンシャル・タイムズ紙(電子版、6月22日付け)は、福井日銀総裁が「日本銀行のトップの仕事を明け渡さざるを得なくなる」可能性がある、と報じた。

 (大沼・注)
 世界的な権威ある経済紙による、事実上の辞任勧告と受け取るべきだろう!


http://www.ft.com/cms/s/1d24176a-01d2-11db-a141-0000779e2340.html

Posted by 大沼安史 at 01:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-16

〔URGENT 緊急 重要NEWS〕 「国家安全保障」の名目があれば対象企業の「情報不開示」も可能に ブッシュ大統領が国家情報長官に権限付与 経済破局への対応策か

 ブッシュ大統領がネグロポンテ国家情報長官に「国家安全保障」上の理由があれば、株式上場企業に財務・経営情報の「不開示」を認める権限を与えていたことが、米誌ビジネス・ウイーク(電子版、5月23日付け)のスクープ報道で明るみに出た。

 5月5日付けでブッシュ大統領が権限を委譲していたのは、1934年証券取引法に基づくもので、これを国家情報長官に与えていた。

 ネグロポンテ国家情報長官は、CIAのほか、米国内で違法な通信傍受活動をしていたNSA(国家情報局)を束ねる「情報の皇帝」。権限が委譲された5月5日は、NSAの傍受活動が暴露されていた時期に重なる。

 (大沼・注)

 「国家安全保障」上の名目で上場企業に「情報不開示」を認めるという大統領覚書が出された理由は何か?
 答えとして考えられるのは、米国経済のカタストロフ(破局)がいよいよ現実のものになって来た、ということである。
 企業情報の不開示を認めるのは、ひとつは経営実態の隠蔽であり、もうひとつはマネーの海外移転を秘密裏に行うためである。

 最近の株価暴落の背景には、こうしたカタストロフを予期し、「不開示」に守られ、訴追されることなく思うままに危険の分散、企業防衛、資産のヘッジに走り始めた、米国の経済・政治権力の動きがある、と見るべきである。

 米経済の破局は日本にも及ぶ。

 「警戒警報」、ついに発令!

   

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://www.businessweek.com/bwdaily/dnflash/may2006/nf20060523_2210.htm?campaign_id=rss_daily,

Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-14

〔NEWS〕 ロスのコミュニティー農園を守れ 樹上に「篭城」プロテスト 女優のダリル・ハナさんらを警官隊が排除

 米国ロサンゼルス市の南部の「コミュニティー農園」に立つ一本の胡桃(クルミ)の大木の樹上から、農園を守れと篭城していた人々が排除された。
 6月13日早朝の出来事。
 樹上には当時、女優のダリル・ハナさんらがいたが、梯子をかけた警官隊の手で下ろされた。

 現場は「南部中央農園」と呼ばれる、14エーカーのコミュニティー農園で、350人ものヒスパニック系農民たちが10年間にわたって、ハーブやサボテンを育てる「コモンズ」として使って来た。
 もともとは市有地で、1992年の「ロス暴動」のあと、地域の「食糧バンク」が借り受け、コミュニティー農園として共同利用されていたが、3年前、民間人に払い下げられ、それがデベロッパーに転売され、農園で作物を育てている人たちに退去命令が出ていた。

 5月24日にはジョン・バエズさんが現場で、We Shall Overcome.の替え歌を、スペイン語を交えて歌うなど、農園を守る抗議行動が続いていた(本ブログ既報参照)

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://www.latimes.com/news/local/la-061306farm,0,1020672.story?coll=la-home-headlines

Posted by 大沼安史 at 03:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-11

〔NEWS〕 グアンタナモで3人が抗議の自殺

 英紙サンデー・タイムズ(電子版、6月11日付け)が報じたところによると、キューバのグアンタナモにある米軍の強制収容所で10日、サウジアラビア人2人、イエメン人1人の計3人がそれぞれの独居房で自殺しているのが見つかった。
 米軍南部司令部の声明では、3人は発見時にすでに死んでおり、蘇生を試みたがだめだった。
 声明は3人がどのように死んでいたか、については明らかにしていない。(その後のAP電で首をつっていたと判明)

 3人は合意の自殺を遂げたらしい。

 グアンタナモには米軍が世界各地から拉致してきた460人が収容されており、過去1年間にわたり100人を超す収容者がハンガーストライキを行っている。
 現在ハンスト中の者は18人。


http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2089-2220604,00.html

Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-10

〔NEWS〕 きれいだったザラカウィの死に顔 「血を拭き取ったから」と米軍少将

 英紙インディペンデント(電子版、6月10日付け)によると、在イラク米軍のコールドウェル少将は、空爆されたザラカウィの死に顔がなぜきれいだったか、との疑問に対し、「われわれが血を拭き取ったから」と答えた。

 (大沼・注)
 米軍が発表した「ザラカウィの遺影」なる顔写真は、500ポンドの誘導爆弾を2発も浴びた男とはとても思えないポートレートだった。
 

http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article754407.ece

Posted by 大沼安史 at 06:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕空爆時 ザルカウィは「生きていた」 米軍、発表を「訂正」

 「ザルカウィは空爆で死んだ」という発表を在イラク米軍が「訂正」した。
 空爆のあと、現場に到着した米軍の特殊部隊が、まだ生きているザルカウィを発見、担架で運んだが、その後、死亡した――という話の流れに変わった。

 本来なら生け捕りにすべきザルカウィのような者に攻撃を加えた場合、生死の確認は最初に行うべき最重要事項である。
 信じがたい話だ。

 アジトを包囲して生け捕る作戦をとらなかった米軍。 それは、なぜ???
 


http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,1794462,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-08

〔NEWS〕 CIA秘密収容所はポーランドとルーマニアに 欧州評議会が調査

 米ワシントン・ポスト紙(電子版、6月8日付け)によると、人権国際機関である欧州評議会の委嘱で、米国のCIA(中央情報局)による拉致、移送問題を調査していたスイス人弁護士、ディック・マーティー氏は6月7日、CIAがポーランドとルーマニアの2ヵ国に秘密収容所を置いていた、との調査結果をまとめた。
 マーティー氏はまた、ほかに少なくとも7ヵ国がCIAと結託して、テロ容疑者の身柄を拘束し、秘密裏に移送していたことも突き止めた。
 
 さらに同氏は、

 ①スウェーデン、イタリア、英国、トルコ、ドイツ、ボスニア、マケドニアの7ヵ国が、特定個人の人権侵害に責任を負うべき疑いがある。
 ②スペイン、キプロス、アイルランド、ギリシャ、ポルトガルの5ヵ国は、CIAの輸送機の通過、着陸を見て見ぬふりしていた。

 と指摘した。

 

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/06/07/AR2006060700505.html

Posted by 大沼安史 at 03:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-05

〔NEWS〕 米国防総省 ジュネーブ条約捕虜条項の無視を決定

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は6月4日、米国防総省(ペンタゴン)がジュネーブ条約の捕虜条項を無視する決定を下した、と報じた。

 ペンタゴン内部での決定で、新たな「ガイドライン」として近く発表される。

 このペンタゴンの動き対して、米国務省は「再考」を求め、抵抗を続けているが、決定は覆りそうもない。

 ジュネーブ条約は捕虜条項で、「侮辱的かつ下劣な処遇」を明確に禁じている。 

(大沼・注)
 戦争では、捕虜に対する人道的処遇はありえない――ペンタゴンはこう考え、実行しようとしている。
 いや、すでにイラクで実行済みのことを「追認」するだけのことか?
 
 そんなペンタゴンと組んでいるわが防衛庁の見解や如何に?
 

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-torture5jun05,0,7975161.story?coll=la-home-headlines

Posted by 大沼安史 at 03:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-06-01

〔NEWS〕 「老斥里(ノグンリ)事件」 難民虐殺 米政府上層部も関与 事件暴露の元通信社記者らが確認

 朝鮮戦争のさなかの1950年7月、ソウルの南東160キロにある老斥里(ノグンリ)の鉄橋で起きた、米軍による避難民虐殺事件、いわゆる「老斥里事件」が、難民(民間人)の射殺を容認する現地の軍などの方針によるもので、それをワシントンの米政府上層部も承知していたことが、明らかになった。

 同事件は1999年9月、AP通信のチャールス・ハンリー記者らによって暴露され、世界の知るところとなった悲劇だが、そのハンリー氏らが、英紙インディペンド(電子版、6月1日付け)に寄せた記事のなかで、当時のソウル駐在米国大使から、ラスク国務次官あての書簡を紹介し、米政府上層部が「虐殺方針」を知っていた事実をあらためて示した。

 ハンリー氏らによると、「書簡」は米第7騎兵連隊が京釜線の鉄橋で、難民となって逃れてきた韓国人民間人の群れに対して銃撃を加えた1950年7月26日の前夜、ソウルで開かれた、ハイレベルの会議の結果を報告したもの。
 そのなかで米国のソウル駐在大使は、「米軍の前線に向かって北から難民が現れたなら、威嚇射撃を受けることになるだろう。それにもかかわず前進を続けたなら、撃たれることになる」と、ラスク国務次官に報告している。

 老斥里の虐殺では、婦女子を中心に100人から400人の民間人が犠牲になった。
 ベトナムのミライ事件、そして今回のイラクのハデサ事件のさきがけとなる、米軍による住民虐殺事件である。  
 

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://news.independent.co.uk/world/politics/article621826.ece

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%81%E6%96%A4%E9%87%8C%E4%BA%8B%E4%BB%B6

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2006-05-31

〔NEWS〕 米軍、15000人をイラクへ増派 泥沼化するイラク戦争

 英紙ガーディアン(電子版)によると、米ブッシュ政権は5月30日、イラクに米兵1万5000人を増派すると発表した。
 イラク戦争の泥沼化を浮き彫りにする事態だ。ベトナム戦争の二の舞を演じ始めている。

 新たに前線に送られるのは、現在クェートといる部隊の兵士で、バグダッドの西、アンバール州で任務に就く。アンバール州は、武装抵抗勢力が活発に動くスンニ派地域。

 派兵部隊が活動する期間は「短期間」とされているが、撤収の日取りも明らかにされていない。
 成り行きまかせの派兵のようだ。
 
 今回の増派は、米軍の撤退などありえない深刻な戦況を物語っている。

 イラクに駐留する米軍は、現在約13万人。

 

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,,1786431,00.html

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2006-05-25

〔重要NEWS〕 スマトラで鳥インフルエンザ 7人死亡 初の人体感染か 通貨パニック売りも

 インドネシアの北スマトラで、鳥インフルエンザにより、一緒に暮らしていた7人が死亡した。初の人体感染の疑いがある。鳥インフルエンザの爆発感染が、秒読み段階に入ったかたちだ。 

 英紙タイムズ(電子版、5月25日付け)が報じたところによると、北スマトラのクブ・センベラン村に住む、大家族が感染した。

 現在、入院している一家の大黒柱、ジョネド・ギンテイィンさんの妹(29歳)が最初に発症、同じ部屋で看病していた彼女の息子2人と、32歳になる彼女の兄(ジョネドさんとは別の兄)も感染し、4人とも死亡した。
 H5N1型ウイルスは隣室に住む4人に対しても襲いかかり、ジョネドさんを除く3人が亡くなった。
 同じ屋根の下に住む人から人へと感染した疑いが強い。

 この知らせを受けて東京市場ではインドネシアをはじめ、周辺のタイ、フィリピンの通貨をドルに換える「パニック売り」が起きた。

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://www.timesonline.co.uk/article/0,,3-2196083,00.html

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2006-05-24

〔NEWS〕 「ムサオイは9・11に無関係」、ビンラディンがネット・メッセージ

 YaHooニューズが報じたAP電によると、ビンラデインを名乗る人物が5月23日、ネットでビデオメッセージを流し、先に米国の裁判所で無期判決を下されたムサオイ被告は「9・11」と無関係であると言明した。
 この人物について米当局者のひとりは、AP通信に対し、ネットに掲示されたテープがビンラディン本人によるものであることを疑う理由はない、と述べた。
 (ということは、ビデオはビンラディン自身によるものである可能性は高いことになる。仏紙ルモンドの電子版に載っているビデオのビンラディンはどう見てもビンラディンだ。病気なのか、かなり痩せている-大沼注)
 テープはまた、グアンタナモ強制収容所の囚人についても言及し、彼・彼女らも9・11に関与していない、と語った。

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http://news.yahoo.com/s/ap/20060524/ap_on_re_mi_ea/bin_laden_tape_moussaoui;_ylt=Aqkfh_LFj72bhIhMT1YCN1Cs0NUE;_ylu=X3oDMTA2Z2szazkxBHNlYwN0bQ--

Posted by 大沼安史 at 03:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-05-23

〔NEWS〕 国防長官私邸前で4人が逮捕 メッセージを手渡そうとして

 米国の女性反戦グループ、「コードピンク」の発表によると、5月19日午後5時半ごろ、ワシントン市内のラムズフェルド国防長官の私邸前で、平和のためのメッセージを手渡そうと待ち構えていた同グループのメンバーら4人が逮捕された。
 4人は他の市民ら150人とともに、ホワイトハウス近くから同私邸前までデモ行進し、代表してメッセージを手渡そうとした。
 デモ隊はホワイトハウスで、ブッシュ大統領あての4万人署名の請願書を手渡したあと、国防長官の私邸に向かった。

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Posted by 大沼安史 at 02:00 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 グアンタナモで反乱

 キューバのグアンタナモ米海軍基地に設けられた強制収容所で5月17日、囚人たちが反逆した模様だ。
 英紙インディペンデント(電子版)が21日に報じた、米軍当局者による言明では、同日昼ごろ、服役態度が良好な房に拘束されていた10人の囚人たちが、監視カメラや蛍光灯の管などでつくった手製の武器を手に立ち上がり、駆けつけた鎮圧部隊との間で闘いを繰り広げた。
 反逆した囚人たちが鎮圧部隊のゴム弾、唐辛子スプレーで鎮圧された。囚人5人が軽症を負ったという。
 さらにその日の真夜中ごろ、年老いた囚人1人が鎮圧された。

 (大沼・注)
 ハンストで抵抗していた人々がついに決起した。
 インディペンデント紙は「反乱に近い」と表現したが、囚人たちとしては決起しても勝てると思ったわけでなかろう。グアンタナモ収容所はそれほどまでに警備が厳重なのだ。
 鎮圧されるのを承知で、それも立ち上がった囚人たち。

 グアンタナモでのレジスタンスはなお続いている。

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http://news.independent.co.uk/world/americas/article549504.ece

Posted by 大沼安史 at 01:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-05-18

〔NEWS〕 「9・11ペンタゴン・ビデオ」 小型機説も

 ペンタゴンが今回、情報公開した「9・11ビデオ」についてフランスのAFP通信は、機体先端部が瞬間的に映っているとしているが、それが事実だとしても、ペンタゴンが主張するように、アメリカン航空77便のボーイング757型機が突っ込んだことにはならない――そんな見方が依然として燻り続けている。
 現場の状況からして、ボーイング757型機ではなく、より小型の航空機が突入したのではないか、との疑惑である。

 関心のある方は下記のサイトをごらんになっていただきたい。

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http://911research.wtc7.net/pentagon/evidence/videos/fiveframes.html

http://911research.wtc7.net/pentagon/analysis/videoframes.html

http://www.asile.org/citoyens/numero13/pentagone/erreurs_en.htm

Posted by 大沼安史 at 03:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ペンタゴン情報公開の「9・11ビデオ」 機体先端部をとらえる AFPが報道

 仏紙ルモンド(電子版)は5月17日、ペンタゴンが情報公開した「9・11ビデオ」に関するAFP電を掲載した。 
 AFPによれば、ビデオには地上すれすれに現れた「フィズラジ」(fuselage、機体先端部)が瞬間的に映っている、という。

 (大沼・注)

 問題のビデオをなんども見たが、AFPのいうような機体らしきものを視認できなかった。

 むしろ、爆発の直前、画面の右から左へ、白い糸のように地上すれすれを猛スピードで飛んでいく(ような)物体(と思われるもの)の方が気になった。

 AFPの指摘どおりなら、「ミサイル説」は消える。
 専門家によるビデオの分析結果が待たれる。

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http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3222,36-772680@51-750423,0.html

Posted by 大沼安史 at 02:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 機密漏洩でFBIがジャーナリストの通話記録を収集・分析 危機に立つ「報道の自由」

 米ABC放送のブログ・ニューズが5月16日に報じたところによると、CIA(米中央情報局)からの機密の漏洩事件を捜査しているFBI(米連邦捜査局)が、ジャーナリスト(リポーター)の通話記録を入手する動きを強めている。
 「司法筋に情報源を持ち、信頼を集めている(ネーション誌)」ブライアン・ロス、リチャード・エスポジトの両記者が明らかにした。
 両記者によれば、FBI筋(複数)は、ABCのほか、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト紙の記者の通話記録の収集について、否定しなかった。
 こうしたFBIの動きについて同筋は、新たに愛国者法に盛られた「国家安全文(National Security Letters)」条項に基づくものであると語った。
 FBIは声明を発表、漏洩捜査は当然、政府の通話記録の精査から始まるとして、続行を示唆した。

(大沼・注)
 このFBIの捜査手法は、「報道の自由」を踏みにじるものであり、きわめて遺憾である。
 日本の報道機関もワシントンなどに特派員を置いているだから、無関係なわけではない。
 日本新聞協会も、「対岸の火事」を決め込まず、ブッシュ政権に対して抗議すべきではないか?

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http://www.csmonitor.com/2006/0516/dailyUpdate.html

Posted by 大沼安史 at 12:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-05-17

〔重要NEWS〕 ペンタゴンに突っ込んだのはハイジャック機ではなく、やはりミサイル?! 米国の市民団体、9・11の「実写ビデオ」の情報公開を勝ち取る 死角からの映像、機影を確認できず

 米国防総省(ペンタゴン)は2005年5月16日、米国の市民団体「司法ウオッチ(Judicial Watch)」が情報自由法に基づく請求していた、「9・11」の現場実写ビデオ(末尾の⇒をクリックすると見ることができる)を公開した。

 ペンタゴンの駐車場の監視カメラ2台が撮影したビデオ映像2本で、いずれも3分強の長さ。

 建物の向こう側で火の玉が出現、炎を煙が立ち上がる様子が0.5秒ごとのコマ送りで映し出されている。

 ほぼ同じ角度から撮影された2つの映像のいずれにも、「突入するジェット旅客機」の機影は見当たらない。
 むしろ、フランス人ジャーナリストらが指摘していた「ミサイル説」を裏付けるような映像である。
 もちろん、映像にミサイルが映っているわけではないが……。
  

 このビデオ公開について英紙インディペンデント(電子版、17日付け)は、「あまりにも不明瞭な映像なので、ネット上で流布されている、ハイジャック機(アメリカン航空77便)ではなく、ミサイル攻撃によるものとの陰謀説を鎮静化させはしないだろう。真の問題は、なぜペンタゴンがこれだけ長期にわたって、こうした映像の公開を妨害していたか、という点にある」と指摘している。

 9・11をめぐる、ブッシュ政権=ペンタゴンによる陰謀説が一段と現実味を帯びて来た。

    

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http://www.judicialwatch.org/flight77.shtml

http://news.independent.co.uk/world/americas/article485496.ece

Posted by 大沼安史 at 02:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-05-12

〔NEWS〕 監視国家化、進む米国 ペンタゴンの秘密諜報機関、NSAが数千万のアメリカ人(企業)の通話記録を電話会社から入手 米紙がスクープ報道 内部告発者が暴露 ブッシュ政権の「暴走」に抗議か?

 米国防総省(ペンタゴン)が管轄下におく秘密諜報機関、NSA(国家安全保障局)が、数千万のアメリカ人(企業)を対象に、その通話記録を電話会社から秘密裏に入手して来たことが、米紙USAツデー(5月11日付け、電子版)のスクープ報道で明らかになった。
 ワシントン・ポスト紙も追随報道で事実を確認している。
 NSA関係者(複数)が「内部告発」に踏み切ったもので、一般市民の通話記録まで収集するブッシュ政権の姿勢に批判の大合唱が起きている。

 NSAは、全世界規模で盗聴・盗視網、「エシェロン」を運営している諜報機関だが、本ブログで既報の通り、昨年12月、自国民の通話を対象に令状なしで通話を傍受していることが、ニューヨーク・タイムズ紙によって暴露されたばかり。
 ブッシュ政権はその弁明として、アメリカから国外あての通話に限った傍受であると言い張り、国内での通信傍受活動を限定的なものとして揉み消しを図っていた。
 今回のUSAツデー紙の報道は、そうしたホワイトハウスの弁明を否定するもので、今回、明らかになった、ブッシュ政権による自国民に対する大規模なプライバシー侵害は、政権の命取りにつながる可能性を秘めている。

 同紙の報道によると、NSAの電話会社からの通話記録の入手は、2001年の「9・11」の直後から始まった。
 具体的にはAT&T、ベリゾン、ベルサウスの電話会社3社と契約、ターゲットとする電話番号の通話記録を定期的に入手して来た。
 電話会社は指定された電話番号の通話記録だけを提供、所有者の名前などの個人データはNSA側に渡していない。
 コロラドに本社をおくQWEST社だけは、通話記録の提供を拒否して来た。

 NSAが電話会社から入手したデータは、「ソーシャル・ネットワーク分析」にかけられ、テロリストらのネットワークの、コミュニケーションの実態解明に使われてきた、とされるが、同紙によれば、NSAが収集した通話記録には、一般のアメリカ人の電話も含まれているという。

 プライバシーの侵害にあたるこうした秘密活動を命じたNSAのトップは、ブッシュ大統領がこのほど、新しいCIA(中央情報局)の局長に指名した、ミッチェル・ヘイドン氏(米空軍の将軍)。
 今回の暴露報道で、ヘイドン氏の議会承認が流れる可能性が高まった。

 (大沼・注)ディープスロートはCIA関係者か?

 ヘイドン氏のCIA入りは、軍産(石油)複合体の利益の代弁者たるブッシュ政権=ペンタゴンによる諜報コミュニティー支配をより強化しようとするもので、違法行為も辞さないその強引な姿勢に対し、CIAなど諜報機関の関係者から反発が出ていた。

 その点からすると、今回、USAツデー紙の取材に対し、証言に踏み切った「NSA関係者」とは、NSA内部の人間ではなく、NSAから情報を得ているCIAの人間である可能性も考えられる。

 CIA内部の生え抜きとしては、イラクのWMD(大量破壊兵器)でっち上げなど、疑惑の捏造をもいとわない、ペンタゴンによるCIAの下請け機関化は到底受け入れられるものではなく、今後、第二、第三の内部告発が出て来そうな雲行きだ。
 
  

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http://www.usatoday.com/news/washington/2006-05-10-nsa_x.htm

http://www.msnbc.msn.com/id/12734870/

Posted by 大沼安史 at 04:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-05-08

〔NEWS〕 バグダッドに「ブッシュ宮殿」、世界最大の米大使館、建設開始

 イラクの首都バグダッドを流れるチグリス川の岸辺で、米国として世界最大の大使館が建設されている。
 英紙、タイムズ(電子版、5月3日付け)が報じた。

 2007年6月の完成を目指す建築工事により、42ヘクタールの敷地に21のビルが建つ。
 地下発電所と浄水場、テニスコートなどもできる。

 総工費は5億9000万ドル。
 クェートの建設会社が受注し、完全警護のなかで工事が続いているという。

 建設現場には遮蔽用の高い塀がめぐらされているが、大型クレーンなどが空に突き出しており、その威容はいやでも目に付くという。
 バグダットの市民たちはこの新しい米大使館のことを「ジョージ・Wの宮殿」と呼んでいるそうだ。
 日本流にいえば「ブッシュ宮殿」とでもいうべきか。

 そのスケールはサダム・フセイン時代の宮殿をしのぐという。

 戦乱が続くイラクでスケジュール通り、金に糸目をつけず着々と工事が進んでいるのは、この「ブッシュ宮殿」だけだ。

 (大沼・注)

 大使館と呼ぶべきか、はたまたアメリカ帝国の要塞というべきか。
 この工事をみるにつけ、アメリカがイラクを半永久的に(石油のなくなるまで)占領しようとしていることは明らかだ。

 豪紙、ヘラルド・サン(電子版、5月6日付け)のワシントン特派員電によれば、ブッシュ大統領はテレビでのインタビューで、9・11当日、ペンシルバニアの野に墜落したハイジャック機、「93便」内で乗客が決起したことに触れ、「あれは第3次世界大戦の最初のわれわれの反撃だった」と述べた。

 イラク戦争も、来るべきイラン戦争も、ブッシュの認識のなかでは「第3次世界大戦(の初期段階)」と位置付けられている。

 その意味では、バグダッドに大要塞を建設するのも、無駄なことではない。

 

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Posted by 大沼安史 at 09:55 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-05-02

〔NEWS〕 働く場に正義を! 世界各地で「メーデー」

 数百万の働くひとびとが5月1日、世界中で「メーデー」の気勢をあげた。

 働く場に正義を!
 各国の様子を、英紙ガーディアン(電子版)が、写真エッセイのかたちで紹介した。
 先進国でも、後進国でも、経済のグローバル化への抗議の声が上がった。

 バングラデシュのダッカでは、被服工場の労働者たちがデモ行進をした。職場の安全と最低賃金を求めて。
 スペインの労働者は、頭蓋骨のホログラム入りのゴーグルをつけてマドリッドの街を行進した。
 ドイツのフォルクスワーゲン企業城下町、ウォルフスブルグでは、1万人の労働者が「アメリカの条件を望まない」との労組指導者の演説に耳を傾けた。
 ロンドンでは数千人が市内をデモ行進のあと、トラファルガー広場で集会を開いた。

 ルモンド紙によると、パリでは労働者、市民、大学生、高校生たち3万人が団結してみせた。

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http://www.guardian.co.uk/gall/0,,1765265,00.html

http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,1765268,00.html

Posted by 大沼安史 at 10:05 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-05-01

〔NEWS〕イラク反戦 30万人がマンハッタンをデモ行進

 ニューヨークで4月29日の土曜日、30万人がマンハッタンのブロードウェーを練り歩く抗議デモが行われた。

 デモの先頭には「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんや女優のスーザン・サランドンさんらが立ち、「戦争をやめよ。兵士を帰せ」と叫んで、イラン戦争の即時中止を訴えた。

 デモの隊列の長さは10ブロック(街区)に及んだ。
 逮捕者はなかった。

 イラク戦争における、この日までの4月の米兵戦死者数は70人。
 この月は文字通り、米兵とその家族、友人にとって「もっとも残酷な月」となった。
 

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http://www.commondreams.org/headlines06/0429-08.htm

Posted by 大沼安史 at 04:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-04-28

〔NEWS〕 イラク反戦 「平和のおばあちゃん」ら、無罪放免

 Yahooニューズが伝えたロイター電によると、昨年10月、イラク戦争に反対し、ニューヨークのタイムズ・スクエアで抗議行動中、逮捕された「平和のおばあちゃん」たち18人が4月27日、無罪放免された。
 ニューヨークの裁判所の判事が判決を下した。
 無実を勝ち取ったのは、「平和のおばあちゃん旅団(The Granny Peace Brigade)」の、59歳から91歳までのメンバーたち。
 裁判所前にはこの日、約100人の支援のおばあちゃんたちが集まり、「黙りません、わたしたちは」のシュプレヒコールを繰り返し、「ゴッド・ブレス・アメリカ」の替え歌、「ゴッド・ヘルプ・アメリカ」を合唱した。
 勝訴を勝ち取り、杖を振りながら意気揚揚と法廷から引き揚げて来たメンバーのひとり、74歳のジョアンおばあちゃんは、「おばあちゃんに、なんでも聞くんですよ。一番よく知っているのは、おばあちゃんなんだから」と語った。
  

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http://news.yahoo.com/s/nm/20060427/us_nm/iraq_grandmothers_dc&printer=1;_ylt=AqxibPwOYIMPmUPvt31g.BwXIr0F;_ylu=X3oDMTA3MXN1bHE0BHNlYwN0bWE-

Posted by 大沼安史 at 02:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イスラエルが対イラン監視衛星を打ち上げ 「ショーア(ホロコースト)記念日」に

 仏紙ルモンド(電子版、4月26日)によると、イスラエルは「ショーア(ホロコースト)記念日」の25日、極東ロシア・アムール地区からロシア製ロケット「トポル」を使って、対イラン監視衛星の打ち上げに成功した。

 「D3エロスB1」と名づけられた衛星は、地上70センチの物体を識別できる。
 すでに監視にあたっている「エロスA」衛星とともに、イランの核開発の動向を探る。

 イランのアメディネジャド大統領が24日に「イスラエルの詐欺師体制は存続できない」と語ったことに対する、イスラエル側の「回答」。
 
 同紙が引用する「外国筋」によれば、イスラエルは核爆弾200発とその運搬手段を保有している。
 
 

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Posted by 大沼安史 at 10:50 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ロシア、東方回帰 西側離れ イランなどにミサイルを輸出

 ロシアが「西側」接近路線を転換し、本来(?)の「東」のポジションへ回帰しようとしている。
 そんな中身の記事を、英ガーディアン紙のトム・パーフィット記者が書いていた(電子版、4月27日)。 

 パーフィット記者によると、マレーシアのクアラルンプールで開かれた「兵器バザール」で数日前、ロシアの国営兵器メーカーの担当者が口を滑らせたそうだ。
 ロシア製「イスカンダルE型」ミサイルの売却交渉が間もなくまとまる見通しだと。

 イスカンダルE型ミサイルは、湾岸戦争に際、イスラエルなどを襲った「スカッド」と同じ中距離ミサイルだが、精度はより高く、パトリオット迎撃ミサイルをかわす能力に優れているという。

 問題は、ロシアがこの高性能ミサイルをどこに売り渡すかだが、パーフィット記者は、シリアもしくはイランではないか、と指摘している。

 この取引について同記者は「アメリカやイスラエルが目を剥いて怒」りそうな、ロシアの西側離れの、新たな兆候としているが、ことはイスカンダルE型ミサイルに限らない。

 ロシアはまた、ワシントンからの圧力を跳ね返し、イランへの「トールM1」地対空モーバイルミサイル29基の売却を決めたそうだ。

 その一方でロシアは、エネルギー供給を武器に、新たな欧州への影響力拡大を企てている。米国の支配下に入った隣国、ウクライナへの天然ガス供給を一時停止したことは、われわれの記憶にまだ新しい。

 ロシアが「東」の自陣へと戻り、新たな「極」として再登場したことの持つ意味は、小さなものではないだろう。
 ロシアは中国とともに、米国による「世界一極支配」の暴走を制御する「バランサー」の役割を果たしていくことになるかもしれない。

 米(日)と中・露、それに欧州を加えた「4極」による、新たな世界地図。
 パーフィット記者の記事を読んで、そんな近未来予報図が目に浮かんだ。 

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http://www.guardian.co.uk/elsewhere/journalist/story/0,,1762953,00.html

Posted by 大沼安史 at 09:58 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2006-04-12

〔NEWS〕 イラン、核兵器開発で技術突破 大統領「偉業達成」とテレビ演説

  イランのアフマディネジャド大統領は11日、北東部の聖地・マシャドで演説し、核爆弾の開発につながるウラン濃縮の技術的な突破に成功した宣言、「愛するイランは核技術保有国クラブの一員となった。今日というこの日は、イランの歴史に刻まれるだろう」と語った。

 国営テレビが実況中継した演説は、聖職者や軍人、政府高官らを前に行われた。
 大統領は「イラン国民は神の加護のもと、自力で偉業を達成した」と述べ、ウラン濃縮が同国独自の技術で成功したと強調した。
 イラン国営テレビは、科学者たちがウラン濃縮用のチューブを振りながら、喜び踊るシーンを映し出した。
 アフマディネジャド大統領は「イスラエルを地図の上から消し去る」と威嚇したこともある強硬派だが、イランの核開発は純粋に平和利用に限られる、と述べた。
 しかし、英紙ガーディアンが伝えた専門家の分析によれば、イランは核兵器生産の予定表に従い、3~5年以内に「核(兵器)クラブ」の仲間入りするとみられる。
 国連安保理は3月9日、イランに対して4月28日まですべてのウラン濃縮を停止するよう求めたばかり。
 この時期にあえてイランが「発表」に踏み切った背景には、アメリカのブッシュ政権が最近、対イラン先制攻撃に消極的になっていることが挙げられる。
 イランは最近、ペルシャ湾でタンカーなどを狙える、「魚雷ミサイル」の発射訓練を公開したばかり。
 この新兵器の存在もまた、アフマディネジャド大統領ら強硬派の強気の背景にあるものとみられる。

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http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,1752063,00.html

Posted by 大沼安史 at 04:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-04-11

〔NEWS〕 ニューハンプシャー民主党事務所を通話妨害 主犯らホワイトハウスと頻繁に連絡

 2002年11月の選挙で、ニューハンプシャー州の民主党選挙事務所の通話を妨害していた、ブッシュ陣営の人物が、当時、頻繁にホワイトハウスに電話をかけていたことが、裁判所に提出された通話記録で明らかになった。
 AP通信が4月10日に報じた。
 民主党事務所に電話を集中的にかけ、コミュニケーションを麻痺させた事件は、同州の連邦議会上院議員選挙で実行された。
 投票する民主党支持者を投票所まで車で運ぶ事務所をターゲットに、アイダホ州の会社と契約して「電話攻勢」をかけ、一般の通話を妨害した。
 ホワイトハウスの同じ電話番号に電話をかけていたのが、その事件の主犯として裁判にかけられている、ブッシュ選対のニューイングランド統括責任者のジェームス・トービン被告。
 20回以上に及ぶ通話記録は、その裁判に提出された。

(大沼・注)
 ブッシュ陣営の「選挙ハイジャック」は、フロリダやオハイオ州などを舞台に、さまざまな手段を駆使して行われた、といわれる。
 今回、ニューヨーク・タイムズ紙などが報じたAP電は、そうした組織的な「選挙妨害」の一端を明るみに出したものだ。
 
 イラク・中東に「民主主義」を「輸出」すると見栄をきったブッシュ政権。
 国内で窃取した「デモクラシー」を、メソポタミアに「貼り付け」ようとしたのだろうか?
  
 「戦争陰謀団」、ブッシュ=チェイニーらの面目、躍如!?

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http://www.nytimes.com/aponline/us/AP-Election-Phone-Jamming.html

http://news.yahoo.com/s/ap/20060410/ap_on_go_pr_wh/election_phone_jamming;_ylt=Am0iQLcAQdx5zRVIhtaE0UutOrgF;_ylu=X3oDMTA4NGRzMjRtBHNlYwMxNjk5

Posted by 大沼安史 at 04:59 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 相次ぎ、ラムズフェルド国防長官の辞任を要求 米軍トップ

 退役した米軍トップによるラムズフェルド国防長官に対する辞任要求が相次いでいる。
 米海兵隊のグレゴリー・ニューボールド前中将は「タイム」誌の今週号に寄稿し、長官の辞任を求める一方、現役の軍人に対し、イラク戦争への疑問を声高に表明するよう呼びかけた。

 寄稿したエッセーのなかで前中将は、

 「わたしはいま(イラク侵攻に)どうしてもっと公然と立ち向かわなかったのか後悔している」
 「わたしはイラク侵攻の4ヵ月前に引退したが、その理由の一端は、9・11の悲劇を口実に、われわれの安全保障をハイジャックした輩に反対するためだった」

 と言明した。

 ニューボールド前中将は、米軍の統合幕僚本部で作戦の立案を担当していた。

 退役した米軍トップによるラムズフェルド長官に対する辞任要求は、イラクで政府軍の訓練を指揮していたポール・イートン前少将のニューヨーク・タイムズ紙への寄稿(3月19日付け)を皮切りに相次いでおり、今回のニューボールド氏は、4月2日にテレビ・インタビューで辞任要求を突きつけたアンソニー・ジニ元帥に次いで3人目だ。

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http://www.nytimes.com/2006/04/10/world/middleeast/10military.html

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2006-04-10

〔NEWS〕 ブッシュ大統領弾劾を決議 バーモント州の民主党 全米で5週目 草の根の怒り、広がる

 米国東部、バーモント州の民主党は4月8日、ランドルフで党員集会を開き、3時間半に及ぶ討議の末、ブッシュ大統領の弾劾を呼びかける決議を行った。
 連邦議会の下院に対し、速やかに弾劾手続きに入るよう求める。
 民主党の州支部がブッシュ弾劾決議をあげたのは、このバーモントで5州目。

 ワシントンの連邦議会は、ブッシュ大統領の与党である共和党が主導権を握っており、実現性は低いが、米国の草の根に、ブッシュ政権への怒りが広がり出したことを物語る、象徴的な決議だ。
 決議文を起草したジェフ・テイラー氏(ニクソン政権下の連邦司法省に弁護士として勤務)は、「(ウォターゲト事件を引き起こした)ニクソンは、大統領がすることはなんでも非合法ではないと言った。ジョージ・ブッシュは同じルールブックで同じことを繰り返している」と批判した。

 アメリカ建国の父のひとり、トーマス・ジェファーソンが起草した連邦議会下院規則によれば、全米各州の州議会に対しても、大統領弾劾手続きを開始する権限が付与されている。
 バーモント民主党内には、その規則に従い、州議会に決議を上程するよう求める声もあったが、同民主党の指導部(バーモント中央委委員会)は、連邦議会下院に弾劾開始を求める道を選んだ。

 バーモント州では自治体レベルで、弾劾決議がいくつか採択されているが、最初に決議を行ったニューフェインの民主党員で、同町の決議を起草した木工のダン・デワルト氏は、「バーモントは州境を越えて、意見を述べる長い伝統をもっている。この問題は、左翼の周縁的運動をはるかに超える大きなものだ」と語った。

 バーモントの田舎から発せられた、ブッシュ弾劾の声はささやかなものだが、象徴的という意味では、米国の独立宣言と変わらない、何もしないことは愛国的なことではない、と、党員集会に参加者の多くが語っていたそうだ。

 (大沼・注)

 草の根のアメリカにはまだ希望がある。
 
☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)

http://www.rutlandherald.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20060409/NEWS/604090407/1024/EDUCATION05

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2006-04-06

〔NEWS〕 草の根に広がる「イラク反戦」、24自治体が「撤退」決議

 米中北部、ウィスコンシン州の32の町で4月4日、「イラク戦争」を問う住民投票が一斉に行われた。
 YaHooニューズが報じたAP電によると、マジソンやショアウッドなど、全体の4分の3にあたる24の町が、イラクからの撤退を求める決議を行った。
 州都マジソンでは68%の人が「撤退」に賛成票を投じた。
 州内の自治体が「イラク戦争」をめぐって一斉に住民投票を行ったのは、バーモント州に続いて2州目。
 アメリカの草の根に「イラク反戦」が広がりだした。

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 ~ サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)

http://news.yahoo.com/s/ap/20060405/ap_on_el_ge/iraq_referendums;_ylt=Ag_OPTJpj.KFP0H4l_tkFhSyFz4D;_ylu=X3oDMTA5aHJvMDdwBHNlYwN5bmNhdA--

Posted by 大沼安史 at 01:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-03-27

〔NEWS〕米軍、サドル派モスク急襲

 米紙ニューヨークタイムズのバグダッド電(電子版、3月26日)によると、米軍はイラク政府軍とともに3月26日夜、バグダッド東北部にあるシーア派のモスクを、同派の指導者、サドル師率いる武装勢力を拠点とみて攻撃を加えた。
 この急襲で、イラク政府当局者によると、17人以上が死亡(サドル派によると、一般の市民を含む25人が死亡)。そのなかには80歳の聖職者も含まれている。
 一方、バクバ近くの幹線道路沿いで同日夕、30人の斬首死体が発見された。
 イラク国内では、シーア派の暗殺部隊がスンニ派のイラク人をターゲットに活動している、との噂が広がっている。

(大沼 注)
 「イラク内戦」が全面化している。
 米軍とスンニ派が手をにぎり、シーア派=イランに対抗する構図も、しだいにはっきりして来た。
 イラク崩壊!

http://www.nytimes.com/2006/03/27/international/middleeast/26cnd-iraq.html?hp&ex=1143435600&en=11f970a707b1fe09&ei=5094&partner=homepage

Posted by 大沼安史 at 10:46 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-03-15

〔NEWS〕 チェルノブイリ20周年        英国の375農場、なお放射能汚染

 チェルノブイリの原発事故(1986年4月26日)から20周年。ウクライナの現場から2400キロも離れた英国で、なお375の農場が放射能に汚染されていることが、英紙インディペンデント(電子版、3月14日付け)の報道で明らかになった。
 内訳はウェールズ地方が最も多く、355農場。スコットランドが11、イングランドが9つとなっている。
 ウェールズ地方で汚染がひどいのは、バンゴールとバラの間の地区など。
 汚染地帯の羊はモニターされ、汚染されていない牧草で数ヵ月間、飼育されてから出荷されている。

 農家のひとりは、「チェルノブイリの事故はよく覚えている。4月だった。羊を放牧していた。地獄のような雨が降った。役所から3週間、がまんすれば終わるだろうと言われた。あてずっぽうだった。20年間、続いてしまったのだから」と同紙に語っている。

(大沼 注)
  「世界史上、最悪の核事故」、チェルノブイリ原発事故。
 汚染が「半永久化」している実態(の一部)が明るみに出た。
 遠く離れた英国でも、このありさま。近隣各国の汚染の現状は、さらに深刻なものであるはずだ。
 

http://news.independent.co.uk/environment/article351153.ece

Posted by 大沼安史 at 02:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-03-14

〔NEWS〕 パキスタン、ロビイストに数万ドル支払う 「9・11」調査委員会報告書に手心

 「9・11」調査委員会の報告書に、パキスタンにとって都合の悪い言及が盛り込まれないよう工作してもらうため、パキスタン外務省が米国のロビイストに対し、数万ドルの工作費を支払っていたことが、パキスタンの週刊誌「金曜タイムズ」の報道で明らかになった。
 インド紙「テレグラフ」(電子版、3月13日付け)が報じた。
 「テレグラフ」紙が引用する「金曜タイムズ」の報道によれば、ワシントンのロビイストへの工作費の支出は、3月7日、イスラマバードで行われた、パキスタン外務省の会計検査院に対する秘密会報告で明らかにされた。
 ロビイストによる工作の結果、「9・11」調査委員会の報告書は、最終草稿段階で「ドラマチックな改変」が加えられたという。

 それがどんな「改変」だったかは不明。
 
(大沼 注)
 あの「9・11」同時多発テロの背景には、パキスタン情報部の影が色濃くつきまとっている。

 ① 主犯格の実行犯であるアタ容疑者はパキスタンの情報部から送金を受けていた。
 ② 「9・11」当日、パキスタン情報部のトップがワシントン入りしていた。
 
 の2つの点は周知の事実である。

 「9・11」が仕組まれた「やらせ陰謀」であることは、米国人リサーチャーのマイケル・ルパート氏によって、論証済みのこと。
 パキスタン情報部、そして米CIAが「同時多発テロ」を準備し、その実行犯としてアタ容疑者らを使って「突入」させたという話の筋は、いまや知る人ぞ知る、否定しようのない「事実」である。

 「9・11」調査委員会のメンバーは、ブッシュ政権の息のかかったものばかり(1人だけ、辞任した人がいた)。
 パキスタン外務省が使ったロビイストとは、ブッシュ政権に近い、その筋の者に違いない。

 「9・11」の悲劇の真相究明が望まれる。

 

http://www.telegraphindia.com/1060313/asp/nation/story_5962372.asp#

Posted by 大沼安史 at 06:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕「笛吹きトム」の遺志を継ぎ、アメリカ人女性3人、イラクで活動を継続

 イラクでの平和運動の最中、拉致、殺害された「笛吹きトム」ことトム・フォックス氏の遺志を継ぎ、同じキリスト教団体の所属する3人のアメリカ人女性が、バグダッドのアパートを拠点に活動を継続している。
 バグダッド発のロイター電(3月13日付け)が報じた。

 3人は絶対平和主義のクェーカー教徒のグループ、「クリスチャン・ピースメーカー・チーム」に属する、43歳から63歳までのアメリカ人女性。

 バグダッド市内の賃貸アパートに住み、2人一組になって地元のスーパーで買い物するなど、地域社会に溶け込みながら、イラクの人々の救援活動にあたっている。
 昨年11月、フォックス氏が拉致されたあと、転居も考えたが、止めた。
 自分たちのことをよく知っているイラク人たちと一緒にいる方が安全だと思い直した。

 一家の大黒柱を拘束されたイラク人家庭を助けたり、道路のゴミの清掃などを続けている。

 シカゴからやってきたアニタさん(60歳)は、ロイター通信の特派員にこう語っている。
 「わたしの殺されたくありませんし、誘拐されたくもありません。傷つけられたくもありません。でも、外出するたび、わたし個人として、もうダメかもと思うことはありません」
 「(イラクに残って活動することを)ナイーブだとか、馬鹿げている(非論理的)だと思われるかも知れませんが、そうではありません。わたしたちの信仰から来ていることなのです」
 
(大沼 注)

 記事を書いたのは、ニック・オリバリというロイターの特派員。
 よくぞ書いてくれた、と感謝したい気持ちになった。

 イラクには米軍もいるが、こうした平和運動家のアメリカ人もいる。仲間が無残に殺されたあとも、居残って活動を続ける女性たちがいる。

 危険きわまりない場所に、だからこそ踏み込み、踏みとどまっている人がいる。
 勇気付けられる話ではないか!

 「わたしたちはナイーブなのではない」
 アニタさんの言葉は、軽いものではない。
 

http://today.reuters.com/news/home.aspx

Posted by 大沼安史 at 05:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕米連邦最高裁 前判事 「独裁」への傾斜に警告

 米連邦最高裁の前判事、サンドラ・オコーナー女史は3月9日、米ワシントンのジョージタウン大学で講演し、共和党右翼政治の司法に対する攻撃がこのまま続けば、米国は「独裁」へ傾斜しかねないと警告を発した。

 オコーナー女史はレーガン大統領(共和党)によって、初の女性判事として任命されて以来、24年間、連邦最高裁で憲法判断にあたり、先月(2月)に引退したばかり。
 共和党タカ派のレーガン大統領によって任命された同女史による共和党右派に対する批判だけに、アメリカ司法の「いまここにある危機」を率直に指摘した重大な警告として注目を集めている。

 企業弁護士の集会での演説で、オコーナー女史は

 「われわれは司法に対して強権をふるう者に対し、これまでになく警戒を強めなければならない」
 「この国が独裁に陥るまでなお、かなりの劣化が必要だが、初期症状を克服することで回避しなければならない」

 と述べた。

〔大沼 注〕

 帝国化するアメリカ。デモクラシーが危機に瀕している。

 日本にとって、「司法」の劣化(堕落)は、対岸の火事ではなく、戦後一貫して、ぼうぼうと燃え続けてきた現実だ。

 つまり、日本には独立した司法がなく、ゆえに民主主義もなかったということに。

 ああ、「民主国家」を装った「独裁国家=日本」!

http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,,1729396,00.html

Posted by 大沼安史 at 10:58 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-03-13

〔NEWS〕 米軍特殊部隊を各国に派遣 暗殺も実行へ ペンタゴン(米国防総省)、全世界軍事支配の様相

 米国防総省(ペンタゴン)が、全世界を自らの軍事支配下におく意図をいちだんと明確化してきた。
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、3月8日付け)の報道によると、ペンタゴンは東南アジア、南米、アフリカなどに、グリーンベレー、レンジャーなど米軍の特殊部隊によるチームを派遣、現地に常駐させ、暗殺、身柄拘束、破壊活動などの任務を遂行させる態勢を整えている。
 派遣先は、10数ヵ国(20ヵ国以上、との証言も)。1チームあたり、1、2名の場合もあるという。
 チームの存在は現地の大使にも通知されるが、特殊部隊はホテルなどを拠点に活動するという。
 「ミリタリー・リエゾン・エレメント(軍事中継部隊)」と呼ばれるこのチームは、ラムズフェルド国防長官に対して、報告義務を持つが、予想外の事態が起きたときは、ネグロポンティ国家情報局長が指揮を執るという。
 こうしたペンタゴンの動きに対し、グローバル規模で諜報活動を行っている米CIA(中央情報局)筋から、混乱をきたすだけ、との批判も出ている。

(大沼 注)
 世界最大・最強の暴力装置、米軍を統括する総本山、ペンタゴンが、世界の「不安定地域」の「直接統治」に乗り出そうとしている……そういっても、ちっとも誇張にならない、米国防総省の動きだ。
 監督下におくNSA(国家安全保障局)による、「エシェロン」を通じて全世界を監視下におく一方、お気楽に「地域戦争」(イラク戦争)を続けながら、「軍事中継部隊」による新タイプの軍事介入をはじめたペンタゴン。
 現代世界を実効支配するのは、国連でも、国民国家でもなんでもなく、ペンタゴンなのかも知れない。
 あの「9・11」の際、乗っ取られたジェット旅客機は、ペンタゴンにほんとうに突っ込んだのか、ますます疑問になって来た。
  

http://www.nytimes.com/2006/03/08/international/americas/08forces.html?_r=1&oref=slogin

Posted by 大沼安史 at 09:55 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「誰ひとりとして忘れらないチリに」 南米初の女性大統領が就任宣誓

 南米初の女性大統領に選ばれたチリのミチェル・バチェレさん(54歳)が3月11日の就任式で宣誓を行った。
 ラ・モネダ(大統領府)での就任演説でバチェレ大統領は、数千人の歓呼の聴衆を前に演説し、

 「チリでは、誰ひとりとして忘れされれるものはいないだろう。これはわたしの約束だ」
 「過去は過去である。しかし、われわれは過去を忘れない」

 と述べ、ピノチェット軍事政権下の弾圧で、殺害・行方不明となった人々の名誉回復を誓った。

 聴衆の大多数は女性たち。彼女らに向かって、バチェレ大統領は「わたしたちの力とは、女性たちである」と語り、婦人の政治参加を呼びかけた。

 就任式には、ライス米国務長官も出席した。

http://www.latimes.com/news/printedition/asection/la-fg-chile12mar12,1,5667435.story?coll=la-news-a_section

Posted by 大沼安史 at 09:54 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-03-08

〔NEWS〕 バーモントの田舎町がブッシュ弾劾決議

 米バーモント州の人口1600人の田舎町、ニューフェーンで3月7日、イラク戦争を続けるブッシュ大統領を弾劾する決議が、タウンミーティングで採択された。

 決議は同州選出の連邦下院議員、バーニー・サンダース議員に対し、ブッシュ大統領を
 ①イラク戦争に米国民を誤って導いた
 ②米国内で国民に対しスパイ活動を行った
 の2つの理由で弾劾するよう求めている。
 決議を起草したダン。デウェルト氏は、イラクの戦争で「死んでいるのは、われわれの息子たちであり娘たちであり、父親であり母親である」と語った。

 バーモント州ではこの日、ほかに少なくとも4つの町で、同様の弾劾決議が採択された。

 AP通信によれば、米国ではサンフラシスコがブッシュ弾劾を呼びかけるなど、草の根レベルで、「反ブッシュ」の機運が高まっている。


http://www.newsday.com/news/politics/wire/sns-ap-vermont-impeach-bush,0,5954020,print.story?coll=sns-ap-politics-headlines

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2006-03-07

〔NEWS〕 ペンタゴン グアンタナモ収容者の記録を部分公表

 英紙インディペンデント(電子版、3月6日)が報じたところによると、米国防総省はキューバ・グアンタナモ海軍基地のキャンプ・デルタ収容所に拘束中の「テロ容疑者」の記録を部分的に公表した。
 米AP通信社が「情報の自由法」に基づき、開示を請求していた。
 公表されたのは、ペンタゴンが「機密」扱いにしていなかった5000ページ分。
 拘束者に対する尋問結果などの「機密」文書は、公開されなかった。
 今回、開示された文書は、その意味で当り障りのないものだかりだが、それでも収容者の「実像」を部分的ながら描き出している。

 〔収容者の訴え:その1〕アフガニスタン・ガルドン村の農民、ハフィザラー・シャーさんの場合、バザール(市場)を歩いているところを逮捕され、グアンタナモに連行された。
 シャーさんはオリーブ・グリーンの軍服を着ており、銃を持った一味の一員だとみなされ、拘束された。
 内戦が35年も続いたアフガニスタンでは軍服が出回っている。
 調べに対して、シャーさんは「通りを歩いていたら捕まった。次に気づくと、グアンタナモにいた」と訴えている。

 〔収容者の訴え:その2〕サリー・ウヤールさんは2000年にトルコからアフガニスタンに旅して来た。首都カブールで、アルカイダのメンバー宅に2ヵ月滞在していた、として拘束された。
 グアンタナモでの軍事法廷で、カシオの腕時計を身につけていたことが証拠として挙げられた。
 カシオの腕時計が爆弾づくりに利用されている、というただそれだけの理由だった。
 ウヤールさんは軍事法廷でこう反論した。
 「あなたたちだって、カシオの腕時計、身につけてるじゃないか」
 ウヤールさんはアラビア語の勉強でシリアを旅したことがある。アフガン入りしたのも、単なる旅行だったと主張している。

 米軍当局は、グアンタナモの収容者自身のみならず、法的代理人に対しても、どんな容疑で拘束を続けているか明らかにしていない。

  
 

Posted by 大沼安史 at 01:09 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-03-01

〔NEWS〕 ニューヨーク・タイムズ紙、NSA盗聴問題でペンタゴンを提訴

 米紙ニューヨーク・タイムズは2月27日、NSAの盗聴問題で、関係文書を開示するよう要求し、米国防総省(ペンタゴン)を提訴した。
 秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)による米国内盗聴・盗視問題で同紙は昨年12月、「情報自由法」にもとづき、部内メモなどの速やかな開示を求めているが、いまだ公開されずにいる。
 同法は米政府に対し、「できるだけ速い」情報の開示を義務付けている。
 ペンタゴンはNSAの上部機関。
 
 (大沼 注)
 ニューヨーク・タイムズ紙の今回の提訴は、ジュディス・ミラー記者らによる「イラク大量破壊兵器」報道でみられたような、同紙の「右旋回」もしくは「体制寄り」の姿勢に、最終的に終止符を打つものかも知れない。

 ニューヨーク・タイムズをはじめとする米国の主流マスコミは、これまで「ブッシュ政権」の「暴走」に対して監視を怠り、結果的に「イラク戦争開戦」を許してしまった。
 NSAによる米国市民に対する傍受活動は、そうした「歯止めなき権力暴走」の結果のひとつといえる。
 
 ニューヨーク・タイムズに猛省を促し、「偉大なジャーナリズム」の復活を期待する。
 

http://news.yahoo.com/s/nm/20060227/ts_nm/security_nsa_nytimes_dc

Posted by 大沼安史 at 02:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-02-28

〔NEWS〕ドイツ情報機関、サダム・フセインのバグダッド防衛計画を米国に提供

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版、2月27日付け)は、ドイツの2つの情報機関が、サダム・フセイン政権による首都バグダッド防衛計画を入手し、ひそかに米国に提供していたと報じた。
 米軍の秘密研究によって、明らかになった。
 ドイツ情報部が入手したバグダッド防衛計画には、フセイン大統領に忠誠を尽くす共和国警護隊の布陣先など、最高機密の重要情報が盛られていた。
 防衛計画は2002年12月18日、フセイン大統領が軍司令官らを招集して明らかにしたもので、バグダッドを何重にも囲むかたちで防衛線を築き、最後は共和国警護隊による「赤い線」で首都を死守することになっていた。
 
 (大沼 注)
 1990年代初めにバグダッドを取材で訪れたとき、プレスセンターで隣り合わせたドイツ人ジャーナリストの達者なアラビア語に恐れをなしたことがある。
 そのドイツ人(男性)はたしか、そのころ、バグダッドに駐在していた。
 ドイツ情報機関、BNDのカバーだったかも知れない。
 
 いずれにせよ、今回のニューヨーク・タイムズ紙の報道は、驚くにあたらないものだ。
 (旧・西)ドイツ情報部は冷戦時代と通じ、米情報部と密接な関係を保って来た。
 あの「9・11」の前にも、米国に対し、航空機自爆テロの事前警告を行っているほど、関係が深い。

 現代世界にはこうした情報機関が相互に結びつき、情報を交換する「パラレル・ワールド(平行世界)」が存在する。
 歴史は実は、この「平行世界」の闇のなかでつくられるいるのだ。

 その冷厳な事実を、われわれは知らねばならない。

http://www.nytimes.com/2006/02/27/international/europe/27cnd-germany.html?hp&ex=1141102800&en=1fd8ba0cf87b98a1&ei=5094&partner=homepage

Posted by 大沼安史 at 11:32 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク、「レバノン化」の危機

 イラクがレバノン化する恐れ―-米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版、2月26日付け)が、こんなバグダッド発の解説記事を掲載した。
 1990年代初めにようやく終息した、あの、15年も続いたレバノン内戦。あの軍事化した宗教宗派対立による流血の惨事が、イラクでいま再現されようとしている、との分析記事だ。
 それによると、武装勢力が群雄割拠し、レバノンにそれぞれの支配地を広げたように、イラクでも中央政府が手を出せない地域が生まれようとしている。
 たとえば、バグダッドのサドル・シティー。
 イラクの人口の実に10%が住む同地区では、黒衣のサドル師を指導者として仰ぐ武装勢力がコントロールしているという。
 ベイルート内戦を現地に取材したニューヨーク・タイムズ紙のトーマス・フリードマン記者(現コラムニスト)は、その著書『ベイルートからエルサレムへ』のなかで、当時のベイルートの荒廃ぶりを報告しているが、たしかにバグダッドの現状はそれと変わらない。
 当時のベイルートのホテルが、防衛のため武装民兵を抱えていたのと同じようなことが、きっとバグダッドでも起きているはずだ。
 イラクが「レバノン化」して、タナボタ的な安全保障の利益を得るのは、1980年代のレバノン内戦時と同様、イスラエルである。

http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-future26feb26,1,1330679,print.story

Posted by 大沼安史 at 11:09 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-02-16

〔NEWS〕 アブグレーブ収容所 新たな虐待写真を豪テレビ局が放映

 イラクのアブグレーブ収容所での、米兵によるイラク人拘束者虐待を撮影した、新たな証拠写真が出て来た。
 オーストラリアのテレビ局、SBSが2月16日に放映した。
 米国防総省は放映された16枚中、15枚は本物であることを確認した。
 
 (大沼 注)

 侵略戦争の本質がさらけ出されている。
 裸のからだに糞を塗りたくる狂気……。
 
 写真のセレクションは⇒

http://www.guardian.co.uk/gall/0,,1710396,00.html

 関連記事⇒
http://www.theaustralian.news.com.au/printpage/0,5942,18165332,00.html

Posted by 大沼安史 at 05:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラン攻撃 秒読み 「史上最大のプロパガンダ」 ブッシュ政権 反イラン・キャンペーンで巨額の緊急予算要求 

 英紙ガーディアン(電子版、2月16日)が報じたところによると、米ブッシュ政権は2月15日、連邦議会に対し、反イラン・キャンペーンのプロパガンダ経費として、7500万ドルの緊急支出を予算要求した。すでに確保している1000万ドルに上乗せして、イラン政府を追い詰めるキャンペーンを展開する。
 具体的には「アメリカの声」の現地語放送を、現行の1日数時間から24時間態勢にするなど、イラン向けの宣伝ラジオ・テレビ放送を強化。イランの「民主化」を求めるグループへの支援も強める。
 これについて、ガーディアン紙は「史上最大のプロパガンダ」と指摘している。
 
⇒ 

http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,1710721,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:53 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-02-14

〔重要NEWS〕 身分漏洩のCIA女性エージェント イラン核情報を収集 

 米インターネット新聞、「ロウストーリー(Rawstory)」は2月13日、複数の現役、退職情報筋の証言として、ブッシュ政権による、いわゆる「ニジェール・イラク核疑惑」捏造暴露に絡んで、身分をマスコミに漏洩されたCIA女性エージェント、バレリー・プレイム氏が、イランの核開発に関する情報収集にあたっていたことを明らかにした。
 プレイム氏がCIAエージェントであることがマスコミで暴露された事件は、チェイニー副大統領のリビー補佐官が偽証などの罪で起訴されるなど、フィッツジェラルド特別検察官による捜査がなお続いている。
 プレイム氏のエージェントとしての活動は、これまで核拡散に関するものと観測されてはいたが、それがイランの核開発をターゲットとしたものだったとわかったのは、今回の「ロウストーリー」のスクープ報道が初めて。
 プレイム氏の身元が暴露されたことで、情報収集に協力した「アセット(財産、つまりスパイ)」が敵側によって一網打尽にされた可能性が指摘されていたが、今回、彼女の情報収集ターゲットが「イラン核開発」とわかったことで、事態はさらに深刻なものであることが確認された。
 
 (大沼 注)

 ブッシュ政権がプレイム氏が「イラン核開発」担当と知っていながら、敢えてCIAのエージェントであると身分を漏洩したならば、次のふたつのことが考えられる。

 ① マスコミへの漏洩を行った2003年7月の時点で、ブッシュ政権はイラン核開発に関する情報収集の限界を認識し、空爆による破壊を決定していた。(ニューヨーク・タイムズ紙のライゼン記者の調査報道を紹介した本ブログ既報の通り、CIAはその時点ですでに、イラン情報網の全容をイラン側に察知、破壊されており、プレイム氏のアセットもまたそのとき消滅していた。だから、身分を漏洩してもよかった)
 ②プレイム氏を潰す(イラン担当から外す)ことで、「イラン核開発」をめぐる情報収集活動の失敗などが、「ニジェール核疑惑」捏造を暴露した彼女の夫のジョセフ・ウィルソン氏を通じて、マスコミに流れることを阻止した。

 プレイム氏の身分漏洩事件では、ブッシュ政権がなぜ漏洩したか、動機がいまひとつ不明だったが、今回の「ロウストリー」の報道ではっきりしたような気がする。

 アメリカは本気でイランを攻撃するつもりだ。

⇒ 

http://rawstory.com/news/2005/Outed_CIA_officer_was_working_on_0213.html

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2006-02-13

〔NEWS〕 無抵抗のイラクの若者ら英軍兵士らが殴る蹴るの集団暴行 ビデオ、アラブ世界で放映

 無抵抗のイラクの若者に、英軍兵士8人がよってたかって殴る蹴るの暴行を加える。その現場をビデオに撮影した兵士が「このくそガキが、このくそガキが(You little fuckers. You little fuchers.)」とはやし立てる……英軍兵士によるイラクの若者たちへのこんな集団暴行シーンを撮影したビデオが、2月12日、衛星放送でアラブ世界全域に流され、怒りを買っている。
 英紙インデイペンデント紙によれば、ビデオは2004年1月、イラクのバスラで撮影されたもの。
 英軍兵士らによる、棍棒や軍靴による「殴る蹴る」は42発。
 その残虐な行為が放映され窮地に陥ったブレア政権は、英軍に調査を命じた。
 イラク戦争の(もともとあるわけがなかった)「正当性」が揺らいでいる。

⇒ 

http://news.independent.co.uk/uk/politics/article345115.ece

Posted by 大沼安史 at 02:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 「死の谷」への旅路 英軍第一陣、アフガンへ

 英軍5700人がアフガニスタンに展開する。先頭をきって王立海兵隊が今週、現地入りする。
 それを報じる英紙、インディペンデント(電子版、2月13日付け)は「死の谷」への旅路、と見出しで表現した。
 イラク戦争終結への展望のないまま、こんどはアフガンへの配備。「2正面作戦」の前途には暗雲が漂う。
 同紙によれば、過去8日間の友軍戦死者数はイラクの54人に対し、アフガン89人で、アフガンの方がより危険な状況だ。
 イラクの泥沼に足をとられたまま、ブレア政権はアフガンにおいても深みにはまろうとしている。

http://news.independent.co.uk/world/asia/article345104.ece

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2006-02-08

〔NEWS〕 戦争のブラックホール イラク戦費、毎月45億ドル(5400億円)ペース

 イラク戦争の戦費が毎月45億ドルに達していることが、米国防総省(ペンタゴン)によって確認された。邦貨換算で5400億円弱。
  毎分あたりに10万ドル(1190万円)が使われている計算だ。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版、2月3日、シアトル・タイムズ紙転載)が報じた。

 それによると、2003年3月の米軍進行以来のイラク戦争戦費は、2500億ドル(29兆7500円)に達している。
 2001年の「9・11」以来の関連経費を含めると、総額は5000億ドルに膨らみ、13年間に及んだベトナム戦争の戦費(インフレ調整値)に近づいているという。

 膨大な血税が流血のために使われる悲劇!
 

http://seattletimes.nwsource.com/cgi-bin/PrintStory.pl?document_id=2002780385&zsection_id=2002120029&slug=spending03&date=20060203

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2006-02-07

〔NEWS〕 米軍、対イラン攻撃へ 「イラン戦争」の恐れ

 米軍がイラン攻撃の準備に入っている。国連安保理を舞台にした調停作業の失敗を見越して、臨戦態勢を整えている。
 英紙タイムズ(電子版、2月7日)が報じた。

 それによると、米軍はイランを三方から包囲している。西はアフガニスタン、東はイラク、トルコ、カタール、南はオマーン、ディエゴ・ガルシア。
 ペルシャ湾に空母艦隊が待機し、艦載機による空爆やトマホーク巡航ミサイルによる攻撃準備を終えている。
 米本土からは、B2ステルス爆撃機が攻撃に参加する。
 米軍の攻撃目標は12ヵ所。

 しかし、それに対する空からの攻撃は、容易ではない。
 ナタンズやエスファファンなど拠点施設は、対空防衛網によって取り囲まれており、地下化されてもいる。とくにナタンズの重要施設は、地下18メートルに造られて、厚さ2メートルのコンクリートで防護されており、これを破壊するのはかんたんなことではない。

 西側情報コンサルサントによれば、米軍の攻撃は、イスラエルが1981年、イラクのオシラク炉に対して行った空爆をはるかに上回るものになり、イラク侵攻前の連続空爆に近いものになる、と見られる。

 米国の退役空軍中佐は、核施設そのものに対する攻撃は1週間以内に終了すると予想する。しかし、それですべてが終わるのではない。そうではなくて、核施設への攻撃こそ、すべての始まりであると警告する。

 イランがイスラエルや中東の米軍施設に対しミサイルで報復すれば、一気に戦争状態にエスカレートする。
 イラン・イラク戦争当時のように、ペルシャ湾を航行するタンカーに対する攻撃も行われると、世界はふたたび、エネルギー危機に直面する。

 レバノンのシーア派ゲリラ組織、ヒズボラはイスラエルを攻撃し、イラン・シーア派のサドル師率いる武装抵抗勢力も決起するだろう。
 西側各都市で、テロの嵐が吹き荒れることもありうる。

 (大沼 注)
 英タイムズ紙が予想する「イラン戦争」シナリオは、絵空事ではない。
 戦争回避に向け、イランに石油権益を持つ日本の外交努力が求められる。
 小泉政権に、日本の外務省の特権キャリアたちに、状況に立ち向かう気概はありや?

http://www.timesonline.co.uk

Posted by 大沼安史 at 08:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 中東配備の米軍は「不安定要素」 米軍戦略当事者、認める 軍事基地の維持、「日本ほど長期化せず」とも

 英紙ガーディアン(電子版、2月7日)が報じたところによると、米軍戦略当事者のマーク・キミット将軍は2月5日、ロンドンの国際戦略研究所で演説し、米軍を主力とした中東地域配備の外国軍は、地域の不安定に「寄与する要素」であることを認めた。

 〔大沼:より直截に言えば、米軍がいるので中東は安定しない、ということである。それを米軍の責任者が国際戦略研で認めた! 同研究所は権威ある軍事・平和問題の研究機関である。そこでは米軍幹部も嘘をつくわけにはいかない〕

 キミット将軍はまた、エジプトからパキスタン(東西)、カザフスタンからウガンダ(南北)を結ぶエリア内で米軍を再配備していく構想を明らかにした。
 将軍まさらに、イラクにおける米軍基地の維持は、「ドイツや日本ほど長期化しない」と述べたが、バグダッド近郊に建設中の4つの大規模軍事基地の位置づけには触れなかった。

 〔大沼: 東京には横田があり座間があり、横須賀がある〕

 (大沼 注)
 たしかにそうだ。日本は米軍によって「部分占領」されているのだ!!

http://www.guardian.co.uk

Posted by 大沼安史 at 08:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-02-06

〔重要NEWS〕 昨年7月のロンドン同時多発テロ サウジが詳細情報を伝え、英国側に事前警告 

 英紙オブザーバー(ガーディアン日曜版、電子版)は2月5日、昨年(2005年)7月7日のロンドン地下鉄同時多発テロについて、サウジアラビアが同年初め、6ヵ月以内に4人のテロリストが攻撃を行うと英国政府に事前警告していた、と報じた。

 同紙は昨年8月、サウジ情報機関が2004年12月、リヤドで、英米情報機関に「7・7テロ」を事前警告したことをスクープしていた。今回の報道は、その第一報を、米政府筋の確認によって確証したもの。

 サウジが英米に伝達した情報は具体的で、4人のテロリストがロンドンの地下鉄、もしくはナイトクラブを攻撃する計画を進めている、との内容だった。

 サウジ筋は、「7・7テロ」と直接関係する情報だった、と言明しているという。
 また、複数の米政府筋によれば、米国の「国家安全保障会議」の高官(複数)が昨年の早い時期に、サウジより事前警告があったことを確認したという。

 サウジ情報部はこの情報を、逮捕したサウジの武装抵抗勢力メンバーから入手した。逮捕された男は、尋問に対し、シリアのある電話番号を自白、その電話で指令を受けることになっていたと供述した。
 男はまた、英国のイスラム過激派に資金提供しているのは、「リビアのビジネスマン」とされる人物だと証言した。

 こうした確度の高い事前警告を通告されていながら英国政府は、「7・7」の3週間前、厳戒態勢を解いていた。

 英政府が事前警告を受け止めていれば、「7・7」は阻止されたかも知れないわけで、テロ犠牲者の遺族から、真相究明を求める声が出ている。

 (大沼 注)

 「7・7」も、「9・11」と同じだった。
 事前情報、事前警告がありながら、テロの「実行」を許してしまった。
 それは反テロ情報当局の「ミス」ではなく「意図」であったとしたら? 
 「7・7」をめぐるミステリーに、新たにもうひとつ、謎が生まれた。
 「闇」深し、である。
 

http://observer.guardian.co.uk/uk_news/story/0,,1702660,00.html

Posted by 大沼安史 at 11:10 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-31

〔NEWS〕生きていたザワヒリ アルジャジーラ、ビデオを放映 不発に終わったCIAの攻撃

 中東カタールの衛星放送、「アルジャジーラ」は1月30日、アルカイダのナンバー2、アイマン・ザワヒリのビデオテープ・メッセージを放映した。
 そのなかでザワヒリは、ブッシュ大統領を「屠殺人」と非難し、CIAなどが1月13日に、パキンスタン東部のダマドラ村で行った、無人飛行機、プリデーターを使ったミサイル攻撃は「失敗」に終わり、あげくの果てに「無実の人々」を殺害したと批判した。
 このビデオ放映に登場したザワヒリについて米ホワイトハウスは、ザワヒリが逃亡生活に疲れ、イライラを募らせている、とのコメントを発表したが、米国NBC放送のアンドリア・ミッチェル記者は「事実は逆。とても迫力があった」とブログに印象を書いている。
 MSNBC.comが掲載したAP通信の報道によると、米情報機関はザワヒリがダマラド村の祝宴に現れてとの情報とつかみ、ヘルファイア・ミサイルを会場の民家に発射した。
 米情報筋によれば、ザワヒリが代理を出席したことから、暗殺に失敗したという。
 この攻撃で、米情報筋はアルカイダの他の幹部4人を殺害したとしているが、実際は13人の村民が殺害されただけと、現地の人々は言っている。
 
 (大沼 注)
 ニューヨーク・タイムズ紙のジェームズ・ライゼン記者の新著、『戦争状態(State of War)』によれば、米国のCIAとFBIは2002年3月、パキスタン南部の都市、ファイザラバードに潜伏していたアルカイダ最高幹部、アブ・ザバイダを、パキスタン当局の協力で、銃撃戦の末、拘束した。
 アブ・ザバイダは銃撃で負傷していたが、タイの秘密基地に移送され、治療と拷問にさらされた、という。
 このザバイダの逮捕以来、米国はアルカイダ指導部の身柄を押さえていないし、殺害することにも失敗している。今回のザワヒリ暗殺の失敗もそのひとこまに過ぎない。
 ザバイダはCIAなどが比較的容易に追跡可能な都市部に逃げ込んだため、身柄拘束につながったが、ザワヒリら最高幹部はパキスタン・アフガン国境の山岳部に潜伏していることから、所在の把握は困難な状況だ。
 今回のザワヒリのビデオ登場は、米国の失態を嘲笑うもので、「テロとの戦い」の泥沼に足をとられ、イラクをイラン化し、挙句の果てにパレスチナに「ハマス政権」さえ出現させてしまったブッシュ政権の威信は地に堕ちたかたちだ。

http://www.msnbc.msn.com/id/11101405/

Posted by 大沼安史 at 01:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-30

〔NEWS〕 米国、スンニ派武装抵抗勢力と秘密交渉 対イランで利害が一致

 イラク戦争が泥沼化するなか、米当局がスンニ派の武装勢力指導部とハイレベルの秘密交渉を続けていることを、初めて両当事者が認めた。
 米誌「ニューズウイーク(Newsweek)」(電子版、2月6日号)が報じた。
 それによると、米国の情報機関はスンニ派武装抵抗勢力と裏交渉の窓口を持っており、これまでもコンタクトをとり続けて来た。スンニ派が敗北し、シーア派ならびにクルド勢力が主導権を握ることになった昨年12月15日のイラク総選挙以降の風向きの変化が、秘密ハイレベル交渉が続いている背景にある。
 交渉はイラク西部、スンニ派居住地のアンバール州内の米軍基地のほか、ヨルダン、シリアでも行われている。
 交渉のテーブルについているのは、イラク国外から来た武闘派とは一線を画したスンニ派のグループ。
 イラク国内シーア派を通じ、影響力を強めるイランへの警戒心が、スンニ派を米国との交渉のテーブルに就かせた。
 スンニ派指導者にとって、米国との話し合いに応じること自体、リスキーなことで、2週間前には交渉をリードしていた指導者が暗殺されている。

 (大沼 注)
 スンニ派のイラクとシーア派(イラン寄り)のイラク。

 二つのイラクがせめぎあい、敵の敵は味方の構図を生み出している。

 米国はこんごのイランの出方によっては、スンニ派武装勢力と対シーア派で手をにぎり、シーア派の抑え込みに乗り出すかも知れない。

 事態は流動的であり、「イラク内戦」はまさに一触即発の状況だ。 

⇒ 

http://www.msnbc.msn.com/id/11079548/site/newsweek/

Posted by 大沼安史 at 02:25 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米軍事帝国化の象徴? 国防総省が外国軍隊を直接支援

 米軍の総本山、国防総省(ペンタゴン)が外国の軍隊を資金的に直接援助できる道が開かれた。
 米連邦議会が法案を可決した。
 世界の覇権国として、ますます軍事帝国化するアメリカの姿を象徴する動きだ。
 ワシントン・ポスト紙(電子版、1月29日)が報じた。
 それによると、ペンタゴンが自分の予算のなかから最大2億ドルを、外国軍隊の支援に回すことができるようになった。
 昨年12月に議会で可決していた「2006年米国防衛権限法」のなかにさりえげなく挿入されていた条項で可能になった。
 米国による外国軍の支援は、これまでは国務省の管轄。それが今回、ペンタゴン=米軍直轄に変わった。
 
 (大沼 注)
 ひとつ気がかりなのは、ペンタゴンが支援するという「外国の軍隊」の定義である。
 南米の左翼政権の打倒を目指す反政府ゲリラを「外国の軍隊」とみなすというのであれば、これまでCIAが続けていた非合法支援活動を合法的に肩代わりするものであり、きわめて危険なことである。
 
 日本の自衛隊に対し、「援助」という名の下、米軍に対するいっそうの「従属」=「外郭軍」化を強いるものであれば、なおさら問題である。

 日本の主流メディアに、解明の取材活動を求めたい。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/01/28/AR2006012800833_pf.html

Posted by 大沼安史 at 11:52 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-25

〔NEWS〕 「敗色」いよいよ濃厚 延びきった米軍 時間との競争 追い詰めらたアメリカ ペンタゴン(米国防総省)が内部報告 

 YaHoo!NEWSに1月25日、AP通信によるビッグニュースが掲載された。米国防総省が退役軍人に依頼していた評価報告がまとまっていたのだ。
 イラク戦争、アフガン戦争で苦戦する米軍がのびきった(薄い緑地帯)状態になり、「時間との競争」に追い込まれているそうだ。
 イラクで軍務につくローテーションが速まる一方、2005年には兵士のリクルートが6年ぶりに思うように進まないなど、このままでは伸びきった糸がプツンと切れかねない状況になっている。
 米軍退役将校、アンドリュー・クレピネビック氏がまとめ、ペンタゴンに提出していた、136頁の報告書で、AP通信はこのコピーを入手して報じた。
 
 〔大沼 注〕
 米軍の「イラク敗戦」がいよいよはっきりして来た。
 米軍としては当面、イラク内の拠点に基地を置き、レジスタンスを「空から制圧」する戦術でしのごうとするだろうが、どこまで続くか?
 ベトナムの二の舞を演じている。

http://news.yahoo.com/s/ap/army_breaking_point;_ylt=Aouh5axe8UtTOItm1sa19aus0NUE;_ylu=X3oDMTA2Z2szazkxBHNlYwN0bQ--

Posted by 大沼安史 at 03:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 CIA秘密収容所、「欧州各国は知っていた(はず)」 調査委員のスイス上院議員が中間報告書

 米国のCIAが旧東欧の国々に「秘密収容所」を開設し、テロ容疑者とされる人々を移送・拘束していた問題を、EU(欧州連合)の人権機関、欧州評議会(The Council of Europe)の依頼で調査していたスイスのディック・マーティー上院議員による中間報告書がまとまった。

 報告書のなかでマーティー上院議員は、「全(欧州)大陸が関与している。ヨーロッパの諸政府が、またはすくなくとも各国の情報機関が、(CIAの秘密収容所の存在に)気づかなかったことは、とてもありえないことだ」と指摘した。
 その一方で、マーティー議員は、秘密収容所がルーマニアやポーランドに開設されていたとされる点について、正式の証拠は見つかっていないとしている。
 
 (大沼 注)
 CIAの秘密収容所について、欧州各国が知らないはずがないと思っていたが、案の定、その通りだった。
 そこで、疑問をひとつ。
 日本にはCIAの秘密収容所があるのか、ないのか? あったのか、なかったのか?
 主流マスコミによる「答え」に期待する。

http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,,1693657,00.html

http://assembly.coe.int/Main.asp?link=/CommitteeDocs/2006/20060124_Jdoc032006_E.htm

Posted by 大沼安史 at 09:44 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-24

〔NEWS〕 アルンダティ・ロイさん、インド文学賞を拒否

 世界的なベストセラー、小説『小さきものたちの神』で知られるインドの女流作家、アルンダティ・ロイさんが、インド最高の文学賞、「サヒチャ賞」の受賞を拒否した。
 英紙インディペンデント(電子版、1月24日付け)によると、インドのサヒチャ・アカデミーが授与する文学賞は、同国最高の賞。
 同アカデミーは、ロイさんの評論集、『無限の正義のための代数』をことしの受賞作に決定したが、ロイさんは受け取りを拒否した。
 アカデミー側はロイさん本人の意思にかかわらず、授与するとしている。
 ロイさんは8年前、英語による文学作品の最優秀作におくられる英国のブッカー賞を『小さきものたちの神』で受賞したあと、政治活動に専念、評論活動は続けているものの、小説は書いていない。
 ロイさんは反政府活動にかかわる立場から、インド政府が関与する同アカデミーからの授賞を拒否した。

 (大沼 注)
 ロイさんはイラク戦争に反対する活動の先頭にも立つ、行動する文学者だ。
 彼女の新しい評論集、『無限の正義のための代数(The Algebra of Infinite Justice )』を、読んでみたくなった。

http://news.independent.co.uk/world/asia/article340227.ece

Posted by 大沼安史 at 01:28 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ジル・キャロル記者を救え! 誘拐された米紙女性記者にイスラム指導者からも救援のアピール 

 年明け早々の1月7日、バグダッドで誘拐され、消息を絶った米紙クリスチャン・サイエンス・モニターのフリーランス女性記者、ジル・キャロルさん(28歳)に対し、イスラム指導者からも救援のアピールが出ている。
 ジルさんがイラクの民衆の苦悩にも目配りを欠かさず、悲惨の実態をレポートして来たジャーナリストだからだ。
 そういう良心的なジャーナリストを、誰が何の目的で誘拐したのか?
 
 ジルさんの出身地、ミシガン州アナーバーの地元紙、アナーバー・ニューズ紙(電子版)は1月22日、「誘拐された記者な戦争の犠牲を書いた」との見出しで、ジルさんのイラク現地から報道ぶりを報じた。

 昨年4月に彼女が書いた記事は、道路わき爆弾の巻き添えで負傷した3歳の少女、ザイナブちゃんの物語だった。両足が動かない少女の姿にイラクの悲惨の実相を見た記事だった。

 同紙によると、ジルさんはアナーバーのヒューロン高校の出身。
 (大沼 注:ヒューロンは川の名前。その昔、われらが南方熊楠がそのほとりに滞在したこともある)

 ジルさんの誘拐犯は1月20日の期限を切って、刑務所に囚われている全イラク女性の解放がなければ、ジル記者を処刑すると脅迫していた。
 期限が過ぎたいまも、ジルさんの安否は不明だ。

 こうしたなかでクリスチャン・サイエンス・モニター紙は23日、「アメリカ・イスラム関係評議会」の使節がバグダッド入りしたと報じた。
 ジルさんの解放の目指し、現地で働きかけを強めるためだ。
 同紙によれば、イスラム指導者による救援活動は世界的な広がりを見せており、ロンドンのイスラム指導者らがジル記者の釈放を求め、アピールをしている。

 
⇒ 

http://www.csmonitor.com/

http://fairuse.100webcustomers.com/fairenough/annarbor00.html

Posted by 大沼安史 at 12:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-23

〔NEWS〕 ペンタゴンが国内スパイ組織 Newsweek誌がCIFAの実態を暴露

 米ニューズウイーク誌の敏腕記者、マイケル・イシコフ氏が、同誌の1月30日号で、ペンタゴン(米国防総省)の米国内向け極秘スパイ組織、「カウンターインテリジェンス・フィールド・アクティビティー(反諜報現場活動=CIFA)」の実態を暴露した。

 それによると、CIFAはたとえば、2004年6月の夕方、テキサス州ヒューストンのハリバートン社(軍事補給などの請負企業、チェイニー副大統領が経営トップを務めていた)前で、平和運動家10人が退社する同社社員にサンドイッチを配りながら行った抗議行動についても、「国家安全保障に対する潜在的な脅威」とみなし、情報を入手していたという。

 CIFAは3年前に創設されたもので、当時のウォルフォヴィッツ国防副長官が裁可してスタートした、暗号名TALONという名の、米国市民を対象とした国内スパイ活動の実施機関。

 イシコフ記者によると、2004年10月には、フロリダ州のマイアミの「反戦サイト」を、国家安保への脅威と見なすレポートをまとめているという。
 

 〔大沼 注〕

 ビッグブラザー、ここにあり!

http://msnbc.msn.com/id/10965509/site/newsweek/

Posted by 大沼安史 at 05:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 映画『SAYURI ~Memoirs of a Geisha』 中国で上映禁止に

 中国人女優2人が芸者に扮するハリウッド映画、『SAYURI ~Memoirs of a Geisha』が中国当局によって、上映禁止となった。
 英紙インディペンデント紙(電子版、1月22日)が報じた。
 中国の有名女優、チャン・ツィーらが日本の芸者を演じていることが、「複雑であまりにも刺激的すぎる」との理由で、中国での上映がすでに決まっていたにもかかわらず、当局が上演を禁止した。
 中国では日本の芸者を「売春婦」とみなす人が多く、チャン・ツィーらがそれを演じることに対して、「国辱」との批判が広がっていることに配慮したと見られる。

 (大沼 注)
 今回の上映禁止は、中国の人々がなお、婦女暴行など「侵略」のフィルターを通して、日本文化を見ている、ひとつの現れといえるだろう。
 中国人の歴史意識のなかに、日本に対する怨念のマグマがそれほどまでに蓄積している。
 それだけに、われわれ日本側は「靖国」問題の解決を急がなければならない。
  

http://news.independent.co.uk/world/asia/article340219.ece

Posted by 大沼安史 at 03:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 「米軍、年内に撤退開始」 パウエル前米国務長官が見通し

 コリン・パウエル前米国務長官は1月23日、英紙オブザーバー(ガーディアン紙日曜版)に対し、米軍が年内に撤退を開始する、との見通しを明らかにした。
 同紙(電子版、1月24日付け)が報じた。

http://observer.guardian.co.uk/world/story/0,,1692133,00.html

Posted by 大沼安史 at 02:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ビンラディン推奨本がベストセラーに

 ビンラディンの録音テープがアルジャジーラを通じ、全世界に流れたが(本ブログ既報)、その声のメッセージのなかでビンラディンが推奨した米国人著者による単行本が一躍、ベストセラーになっている。

 英紙インディペンデント(電子版、1月23日付け)によると、「ブッシュがもし嘘と弾圧を続けると決心しているなら、みなさんにとって、この本を読むとためになります」と、ビンラデインが太鼓判を捺したのは、ウィリアム・ブルーム(William Blum)氏の「(仮邦題)ならず者国家・アメリカ(Rogue State: A Guide to the World's Only Superpower)」。

 ビンラディンの推奨によって、オインライン書店の「アマゾン」売上ランキングの20万位以下から、22日には一躍、21位に急上昇した。

 同紙によれば、ブルーム氏は「9・11」について「アメリカの外交政策に対する理解できる報復」と位置付けている。
 ブルーム氏は72歳。米国務省に勤務したていたが、ベトナム戦争に反対するデモを指揮して辞任した。

 〔大沼 注〕
 ビンラディンの推奨本がアメリカで売れている!
 アメリカ帝国内部で、ようやく他者理解が始まった証拠か??

http://news.independent.co.uk/world/americas/article340375.ece

Posted by 大沼安史 at 12:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-19

〔NEWS〕 「飢餓」「レイプ」も絶滅作戦の「武器」 東ティモール真相究明委員会報告書を豪紙が入手 インドネシア軍占領下の実態、明るみに

 1975年にインドネシア軍の侵攻で制圧され、1999年まで支配されたあと、悲願の独立を果たした東ティモール。
 24年間に及ぶ占領下に続いたインドネシアの圧制の実態を究明した、国連「受容・真実・和解委員会」の報告書の中身が明らかになった。

 オーストラリアの有力紙、ジ・オーストラリアンが、2500頁に及ぶ報告書を入手し、その電子版(1月19日付け)に概要を掲載した。

 同委員会は、オーストラリア政府などの資金援助で、過去3年半にわたり、東ティモールで8000人もの人々にインタビューするなど、インドネシアの軍事占領下で続いた暴虐の実態を調査し、結果を報告書にまとめ、昨年10月、東ティモールのグスマン大統領に提出していた。
 グスマン大統領はインドネシアとの関係維持に配慮したせいか、報告書の公開を拒否したことから、その内容に国際的な関心が集まっていた。

 ジ・オーストラリアン紙によると、報告書は、18万3000人もの東ティモール住民の死に対し、インドネシア政府とその治安部隊は責任があると非難している。
 そのうちの90%以上が、飢えや病気で死亡したとしており、インドネシアは「飢餓」を、東ティモール住民を「絶滅」する「武器」としていたと批判している

 さらに「レイプ」もまた「武器」として使われ、「数千人」もの女性が暴行された。
 このほか、虐殺、処刑、拷問で8500人が死亡。ナパーム弾や化学兵器の使用により、食料が水が汚染された、と指摘している。

 報告書はまた、インドナシア政府に対し被害を補償するよう求める一方、インドネシア軍の東ティモール侵攻を後押しした、米国など国連安保理の国々に対しても、賠償を迫っている。

 報告書はグスマン大統領から1月20日、国連のアナン事務総長に手渡される。

 (大沼 注)
 インドネシアはなぜ、何をねらって東ティモールに軍事侵攻したか?
 なぜ、アメリカは背後の侵攻を援助したか?

 東ティモールの南に眠る海底油田を支配する--答えは実にかんたんである。
 イラク戦争同様、東ティモール侵略もまた、資源確保のためのものだった。
 

http://www.theaustralian.news.com.au/common/story_page/0,5744,17867108%255E601,00.html

Posted by 大沼安史 at 06:36 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 タミフルは「効かない」 医学誌「ランセット」に論文

 いまや鳥インフルエンザの特効薬の地位にまつりあげられ、救世主的な期待の集まるて「タミフル」について、爆発的な流行時には「効かない」と警告する論文が、権威ある医学誌「ランセット」に掲載された。
 英紙ガーディアン(電子版、1月21日付け)が報じた。
 トム・ジェファーソン博士ら「コクラン・ワクチン・フィールド」の研究者による警告。
 博士らは「人類の一員としてタミフルが有効であってほしいが、タミフルを服用したからといって死亡率が低下する証拠はない。ひとつの解決策に頼ることは自殺行為だ」と、タミフルへの過剰な期待を戒めるとともに、公衆衛生や隔離などによる感染防止策にも注意を向けるよう呼びかけている。
 これに対して、英国保健省は声明を発表、タミフルが鳥インフルエンザに効かないという説は「完全に間違っている」と述べた。
 
⇒ 

http://society.guardian.co.uk/health/news/0,,1689744,00.html

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2006-01-17

〔NEWS〕 人類最初の「世界地図」、中国で発見! 1418年の制作 コロンブスの新大陸発見の74年前 鄭和の世界周航の産物?

 人類の描いた初の「世界地図」が、中国で見つかった。
 1418年に描かれたオリジナルを、1763年に模写したもの。

 この1418年という年は、コロンブスが新大陸を「発見」した1492年の74年前で、明の時代の航海者、鄭和が大艦隊を率いて世界周航に挑戦した時期(1405年~1435年)と重なっている。

 発見された「世界地図」の添え書きも、鄭和が成し遂げた偉業を裏付けるn内容になっており、新大陸発見どころか、マゼランに先駆け、世界一周をなし遂げたのは、中国人の鄭和である可能性がさらに高まった。

 英誌「エコノミスト」(電子版、1月12日付け)が報じた。
 同誌の記事には、中国人蒐集家が2001年に上海で購入した「世界地図」のカラー写真が添えられている。
 この「世界地図」は1月16日に北京で公開されたという。

 鄭和の大航海については、イギリス人の研究者が2003年に、「1421年:中国人が世界を発見した年」という著書を発表し、アメリカ大陸の東西両岸に足跡を残すなど、明の大艦隊が世界周航に成功していたと主張、注目を集めている。
 今回、発見された「世界地図」は、それを補強する裏づけ資料で、世界史の書き替えを迫るものといえる。
 

http://www.economist.com/books/displaystory.cfm?story_id=5381851

Posted by 大沼安史 at 02:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2006-01-16

〔NEWS〕 ビンラディン、昨年4月に死亡説 テロ専門家、インド筋情報で確認

 国際テロ組織、アルカイダのリーダー、ビンラディン容疑者が昨年(2005年)4月、臓器不全により死亡した可能性があることが、オーストラリアのテロ問題専門家の分析でわかった。

 豪紙、ヘラルド・サン(電子版、1月16日付け)が報じた。
 オーストラリア国立大学テロ研究センター長のクライブ・ウィリアムズ氏が、インド筋から入手した「証拠」の文書を点検し、結論づけた。
 同氏は、ビンラディンがかりにまだ死亡していなくても、重体が続いていることから死んだも同然とみている。

 〔大沼 注〕
 インド情報部は敵対するパキスタンに情報網を張り巡らしており、アルカイダの動向にも詳しいとされる。
 ウイリアムズ氏の見解は、そのインド筋の情報をもとに結論付けたもので、信頼性は高いとみなければならない。
 ビンラディン死亡説はとくに昨年来、さまざまな形で噴出しており、同氏の指摘もそうした流れのなかに位置付けられる。

http://www.heraldsun.news.com.au/common/story_page/0,5478,17835463%255E1702,00.html

Posted by 大沼安史 at 04:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ブレア政権、最後の「聖域」、国会議員を盗聴へ G・オーウェルの『1984年』の未来図、2006年の英国で実現

 英国の作家、ジョージ・オーウェルが生きていたら、どう思うだろう。
 ロンドンを舞台とした小説、『1984年』が描いた、盗聴社会の未来図が、2006年の英国において実現してしまうのだから……。
 英国の高級紙、インディペンデント(電子版、1月15日付け)のスクープ記事を読んで、驚いてしまった。
 ブレア政権が国会議員に対する盗視・盗聴活動を開始する、というのである。

 英国には、「ウィルソン・ドクトリン」という原則があって、国会議員に対する盗聴活動は過去40年間、禁じられていた。
 これをブレア政権は破る、というのだ。
 昨年7月のロンドン地下鉄同時多発テロ事件を契機に、英国内を分担する情報機関、MI5の権限が強化されているが、国会議員という「聖域」にまで、スパイ活動が拡大されることになった。
 同紙によれば、ブレア首相はこの新方針を「数週間以内」に公式に表明するという。
 
 
 英国の国内監視活動は新しいテクノロジーの出現で1997年以降、飛躍的の強化されているという。
2000年には「調査権限規制法」なる国内スパイ法が制定され、衛星による監視を含むメールや電話などの通信活動を盗視・盗聴できる体制になっているという。

 ビッグブラザーに徹底監視される、全体主義の管理社会が、オーウェルの暗い予想通り、小説の設定より約20年遅れで、英国を覆い尽くそうとしている。
 
 日本はどうなっているのだろう?
 日本のメディアの調査報道を望む。


http://news.independent.co.uk/uk/politics/article338691.ece

Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-13

〔NEWS〕 世界的爆発感染、震源はトルコに? 鳥インフルエンザ 「人好み変異」の恐れ

 鳥インフルエンザの感染者がすでに18人に達し、世界的な大流行の「震源」になる恐れのあるトルコ。
 小泉首相が訪問したばかりのそのトルコで、鳥インフルエンザで死亡した患者2人から取り出されたH5N1型ウイルスが、遺伝子レベルの小さな変異を通じ、鳥類より人類を「好む」性質を獲得している可能性が出て来た。

 同じような兆候は、2003年に香港、2005年にはベトナムでも確認されているという。
 英紙ガーディアン(電子版、1月12日付け)が伝えた。

 この小さな変異の兆候がどれほどのことを意味するか、なお不明だが、ロンドンの「医学研究会議」(MRC)の専門家らは、12日に発表した声明のなかで、人類への爆発感染(ヒューマン・パンディミック)が起きる脅威増大の「劇的な新しい証拠」である、との見方を示した。

 鳥インフルエンザで、トルコでは子ども3人が死亡。
 世界的には6カ国で150人が感染し、少なくとも78人が死亡している。


 http://www.guardian.co.uk/birdflu/story/0,14207,1685273,00.html

Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2006-01-12

〔NEWS〕 NSAディープスロート、名乗り出る

 米国の秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)がブッシュ大統領の秘密命令の下、米国内でも自国民を対象に、盗視・盗撮を続けていた問題が米紙ニューヨーク・タイムズ紙の報道で明るみに出たが、NSAの元職員がこのほど、自分が同紙の情報源となったディープスロートであると名乗り出た。

 米ABC放送が1月10日が報じた。

 それによると、自らディープスロートと表明したのは、20年にわたってNSAに勤務してた元職員のラッセル・タイス氏。

 タイス氏はNSA内部で、「黒世界プログラム&作戦」と呼ばれる、「特別アクセス・プログラム」を専門としていた。

 同氏はそのプログラムの一部が違法に行われているとして、連邦議会で証言する用意があるとしている。

 同氏によれば、NSAの「特別アクセス・プログラム」は、国内・国際通話が、ニューヨークなどの「センター」を通じて行われる際、追跡し、篩にかけるテクノロジーを持っている。

 そこで得られた情報は、ターゲットの電話番号から数百、数千に枝分かれする、クモの巣状にグラフ化され表示される。

 ブッシュ大統領は少人数の自国民に対して傍受活動に許可していたされるが、同氏によれば、NSAは数百万人規模で国内盗聴する能力を持つ。

 ABCによれば同氏は、ニューヨーク・タイムズ氏がスクープ報道を行った時点で、デォープスロートではないか、とNSA内部で取り沙汰されていた。

 タイス氏は、自分の良心は澄んでいる、と語っているという。

〔大沼 注〕

 NSAの自国民傍受問題を暴露したディープスロートが、自ら名乗りを上げた。
 米司法省が情報漏えいの捜査に乗り出したのを受け、ブッシュ政権との対決を決意したものと見られる。
 今回のABC放送とのインタビューでタイス氏はかなり踏み込んだ発言をしているが、さらに決定的な「爆弾」を隠し持っているはず(それがなければ表に出ることはできまい)。
 同氏の口から今後、どんな衝撃の新事実が飛び出すか、注目したい。

http://abcnews.go.com/WNT/Investigation/story?id=1491889

Posted by 大沼安史 at 09:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-11

〔NEWS〕 NSA 平和団体をスパイ監視

 米国内における盗視・盗聴活動を暴露された、米国最大の秘密諜報機関、NSA(国家安全保障局)が、イラク戦争に反対する平和団体に対しスパイ監視活動を行っていたことが明らかになった。

 米国のネット新聞、「RAWストリー」が1月10日に報じた。
 それによると、NSAによってマークされていたのは、ワシントンに近いボルチモアの、クェーカー系の平和団体、「レジスタンスの誓い―ボルチモア」。
 2003年夏、裁判への証拠をして提出された機密メールで発覚した。
 デモ参加者の車のナンバーや、参加者自身の人相風体などが記録されている。という。
 

http://rawstory.com/news/2005/National_Security_Agency_spied_on_Baltimore_0110.html

Posted by 大沼安史 at 11:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要NEWS〕米CIAがイランに核の設計図 「マーリン作戦」続報 NYT紙、ライゼン記者が新著で暴き出した「オトリ謀略完全失敗」の顛末

 米紙ニューヨーク・タイムズのジェームズ・ライゼン記者の新著、『戦争状態(State of War)』(フリープレス刊)が届いたので、同記者が英紙ガーディアンに抜粋を寄稿して暴露した、米CIAによる対イラン核設計図謀略(本ブログ既報、1月6日付け)に関する部分を早速、読んでみた。

 第9章の「無法作戦(Rogue Operation)」が、それ。

 私たち日本人も知るべき、重要なスクープ記事と思われるので、ライゼン記者がガーディアン紙への寄稿文で省略した部分を箇条書きで紹介しよう。
 関心のある方は是非、原著に当たっていただきたい。
 背景を知りたい方は、本ブログの既報を参照していただきたい。

・米CIAがオトリのエージェントに使ったロシア人科学者は、旧ソ連が原爆、水爆を開発した秘密研究所、「アルザマス16」の研究者で、CIAの手引きで米国に亡命した。

・このロシア人科学者を使って、CIAが、イランがウィーンに置いている、IAEA(国際原子力機関)に対するイラン代表部(既報では、ウィーンのイラン大使館としたが、これは誤り)へ届けた、核起爆装置の設計図は、「アルザマス16」から米国に亡命した、別のロシア人科学者によって持ち出されたもの。

・この旧ソ連製の核の起爆装置の設計図が本物であることは、米国の核専門家によって確認されている。

・CIAがこの設計図に「欠陥」を盛り込み、イラン側に手渡したのは、CIAのイランの核開発情報収集能力がきわめて低く、実態を解明できないことから、思い立ったらしい。

・運び屋に使われたロシア人科学者はCIAの指示で、事前にイランの専門家などと国際会議などの場で接触し、メールで連絡を取り、「金めあて」の売り込みであることアピールしていた。

・このロシア人科学者を直接担当していたCIAのケース・オフィサーは、イラン側が「設計図」の「欠陥」を訂正してしまえば、核兵器保有に一気に進むことを懸念し、連邦議会上院の情報委員会に訴えたが、なしのつぶてに終わった。

 以上が、ライゼン記者がガーディアン紙寄稿記事で省略した、「マーリン作戦」に関する重要部分である。

 このオトリ作戦を扱った「第9章」には、ほかにも重要なスクープが盛られている。

 それは、イラン戦争開始後、イランがイラク国内のイラン反体制ゲリラグループとひきかえに、ビンラディンの息子を含む、アルカイダ幹部を米側に引き渡す申し入れをしていた事実である。
 米側(ペンタゴン)は、将来の対イラン戦争に備えるため、この取引を拒否したことから、結局、ビンラディンの息子らが米側の手に渡ることはなかった……。
 これがブッシュ政権の「テロとの戦い」の内幕である。
 
 ライゼン記者はなんともすごい暴露をしたものだ。
 新著の邦訳が待たれる。
 
   
             

Posted by 大沼安史 at 10:13 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2006-01-09

〔NEWS〕 ハンストで抵抗する拘束者に鼻孔チューブで強制栄養補給 グアンタナモ収容所の軍医長、認める 激痛と出血に絶える拘束者ら 英紙報道

 英紙オブザーバー(ガーディアン日曜版)の電子版(1月8日付け)は、キューバのグアンタナモ米海軍基地にある収容所で、ハンストで抗議する拘束者に対し、鼻孔チューブによる強制栄養補給が行われていることが、グアンタナモ海軍病院の軍医長、エドモンドソン大佐の宣誓供述書で、正式に確認されたと報じた。

 ハンストを続ける収容者の代理人がカリフォルニア州で起した裁判に対する、大佐の宣誓供述書を、オブザーバー紙が確認した。

 同紙によると、収容者はベットに縛りつけられ、鼻から胃にチューブを通されて、強制的に栄養補給されている。

 吐き気はもちろん、出血や激痛を伴う措置で、激痛を抑えるのにモルヒネの投与さえ行われている。

 以前は直径4.8ミリのチューブを使っていたが、その後、「ソフトで柔軟な」直径3ミリのチューブに切り替えられた。

 
 〔大沼 注〕

 グアンタナモ収容所での、ハンスト拘束者に対する鼻孔チューブでの強制栄養補給については、これまでも報じられていたが、軍病院の責任者が公式に認めたのは、今回が初めて。

 グアンタナモでは現在も80人を超す人々が不当拘留に抗議し、ハンガーストライキを続けている。

 激痛、出血を伴う強制栄養補給は拷問に等しい。

 国際社会はブッシュ政権による、このような非人道的な行為を許してはならない。
  

http://www.guardian.co.uk/guantanamo/story/0,,1681662,00.html

Posted by 大沼安史 at 02:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要NEWS〕 ロンドン地下鉄爆破犯のミステリー 12万ポンドもの財産、残す 黒幕から送金か? 英紙報道

 英紙インディペンデント(電子版、1月8日付け)は、昨年(2005年)7月7日にロンドンで起きた地下鉄同時多発テロの実行犯の一人とされる、シェザード・タンウィーア容疑者(22歳)が12万1000ポンド(2400万円)もの蓄えを遺していた、と報じた。
 
  「ロンドン爆破犯とその秘密の富のミステリー」との見出しの付いたスクープ記事。

 それによると、同容疑者はリーズ大学をドロップアウトしたあと、リーズ近郊、ビーストンで、家業の「フィッシュ・アンド・チップ」店を手伝って暮らしていた。

 それだけに、12万ポンドもの大金をどこから手に入れたか、疑惑が持たれているわけだが、スコットランド・ヤードの高官は、「テロの黒幕」から送金された可能性がある、としている。

 タンウィーア容疑者は他の3人の実行犯とともに、パキスタンを訪れたことがある、とされている。

 〔大沼 解説〕

 インディペンデント紙の今回のスクープ記事は、タンウィーア容疑者がパキスタンの「テロの黒幕」から送金、あるいは資金提供を受けていた可能性を示唆するものだ。

 このことは実は、大きな意味を持っている。

 あの「9・11」のとき、アタ容疑者に対して、事前に10万ドルもの大金がパキスタンから送金されていた。

 送金したのは、アルカイダではなく、パキスタンの軍情報部と言われている。

 そして、米CIAとパキスタン情報部との密接な関係は、すでに公然の秘密である……。

 「9・11」にも「7・7」にも、実行犯を操っていた輩がいたのだ。
 名指しするまでもなかろう。

 世界の悲劇を生む黒い闇は、たしかに“そこ”に存在する。
 
  
 

http://news.independent.co.uk/uk/crime/article337244.ece

Posted by 大沼安史 at 01:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-07

〔NEWS〕マイクロソフト 中国人ジャーナリストのブログを閉鎖 言論の自由の圧殺

 米紙サンフランシスコ・クロニクル紙(電子版、1月6日付け)は、マイクロソフト社が中国政府当局の要請に応じ、中国人ジャーナリトのブログ・サイトを閉鎖した、と報じる北京発のAP電を掲載した。

 そのAP電と、Yahoo!NEWSが同日、報じた北京発のAFP電を総合すると、ブログを閉鎖されたのは、ニューヨーク・タイムズ紙北京支局で助手をしているZhao Jing氏。

 同氏は、マイケル・アンティ(An Ti)のペンネームで、マイクロソフト社と上海の中国国営企業が合弁で運営する「MNSスペーシズ」のブログサービスで、台湾問題など中国当局の神経を逆撫でする問題を書き続けて来た。

 最近は昨年暮れ、北京に新聞、「新京報」の編集責任者が当局の圧力で罷免されたのに抗議し、同紙の記者らが24時間ストを行ったことなどを、ブログで報じていた。

 マイクロソフト社のMSNオンラインの責任者は、AP通信の取材に対し、ブログ・ユーザーは当地の国内法を遵守しなけれならないという規定に基づき、Jing氏のブログサイトを、昨年12月30日か31日に閉鎖したことを認めた。

 中国でのマイクロソフト社のブログ・サービスでは、これまでも当局の求めで「民主主義」、あるいは「人権」といった言葉を使用できなくしている。

 中国ではインターネットを教育などの分野で活用する一方、政治的なメッセージの伝達としては徹底的に弾圧する姿勢を見せており、検索エンジンの「グーグル」では、「ダライ・ラマ」などの検索ができなくされている。

 オンライン・ジャーナリストに対する取り締まりも強化しており、昨年9月には中国で発禁となっている記事を掲載したジャーナリストが7年の刑を食らっている。

 〔大沼 注〕

 今回、ブログを閉鎖されたJing氏のペンネーム、An Tiはもちろん、あのAnti、つまり「反」のアンチをもじったものだろう。
 当局の公式発表に「反」する主張のできない国は、言論の自由を封殺した、全体主義の国である。
 遺憾なことである。
 

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/news/archive/2006/01/06/financial/f100443S61.DTL

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/news/archive/2006/01/06/financial/f100443S61.DTL

Posted by 大沼安史 at 06:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2006-01-06

〔NEWS〕 「これはわたしたちが、わたしたちと子どもたちのために求める世界ではない」  日本の女性も参加して! 世界の女性がイラク戦争終結求め、オンライン署名運動

 イラクを含む世界各地から女性たちが1月5日、米カリフォルニア州のヴェニスに集まり、イラク戦争の終結を求める「女性が戦争にNOと言う」キャンペーンを立ち上げ、「呼びかけ(宣言)」を採択するとともに、オンラインでの署名運動をスタートさせた。

 米国の女性反戦団体、「コード・ピンク」などの呼びかけで実現したもので、集会には日本人女性も参加したという。

 3月8日の「国際女性デー」までに10万人の署名を集め、米政府当局及び世界各地の米国大使館に署名簿を突きつける。
 

 「呼びかけ」は英語、アラビア語、フランス語、スペイン語、ドイツ語で、キャンペーン・サイトに掲示されており、趣旨に賛同する女性はそのままオンラインで署名できる。男性の支援も歓迎する。

 「呼びかけ」には米国人作家のアリス・ウォーカーさんや、反戦運動家のシンディー・シーハンさんがすでに署名している。

 その最初の署名人の一人、「イラクで女性の自由を求める会」のヤナール・モハメドさんは、こう語っている。

 「イラクの女性はうちひしがれています。平和で文明的な生活を取り戻すのに、何世代もかかるでしょう。アメリカによる占領は、民族・宗派分裂の種子を播き、イラクを内戦に向かわせ、人間的な権利、女性の権利を抑え込む宗教的至高を祝福さえしたのです」

 「呼びかけ」の冒頭部分を拙訳(抄訳)で紹介しよう。

 〔For the Record〕

 わたしたち、アメリカ、イラク、そして世界中の女性は、イラクでのこの無意味な戦争と世界中で続く民間人への残酷な攻撃を、いやというほど味わって来た。わたしたちはあまりにも多くの愛する人たちを埋葬して来た。わたしたちはまた、あまりにも多くの人々が心身を傷ついている姿を目の当たりにして来た(中略)。これはわたしたちが、わたしたちと子どもたちのために求める世界ではない。
 

http://www.womensaynotowar.org/article.php?list=type&type=100

Posted by 大沼安史 at 07:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要NEWS〕 CIAがイランに「核の設計図」を提供 NYT紙記者が新著で暴露 亡命ロシア人科学者、運び屋に ウィーンのイラン大使館に投函 その名を「マーリン作戦」 設計図のなかに「欠陥」を仕込む イラン当局がその「欠陥」を発見、改善し核開発の恐れ

 英紙ガーディアン(電子版、1月5日付け)に、衝撃的な暴露記事が掲載された。

 ニューヨーク・タイムズ紙のジェームズ・ライゼン記者による、同記者の新著『State of War』の核心部分の要約。

 そのポイント部分を紹介しよう。

 それによると、米国CIAは2000年2月、当時のクリントン大統領の実行許可を得て、亡命ロシア人科学者をエージェントとして使い、「欠陥」を仕込んだ核の設計図を、ウィーンのイラン大使館に投函した。

 暗号名「マーリン作戦」という名のオトリ作戦で、建前をしては、「欠陥」を仕込んだ核起爆装置の設計図をイラン側に手渡すことで、イランが進めている核開発を、その設計図に基づくものに変更させ(つまり、それまでの核開発を棚上げにさせ)、最終的には核実験の失敗、核開発の頓挫に追い込むのが狙い。

 オトリの設計図を入手したイラン側の動き、出方についてはCIAのスパイなどを使ってモニターを続けていくことになっていた。

 作戦実行にあたっては、CIAの手引きで米国に亡命していたロシア人科学者が、イラン側にロシア製核起爆装置設計図を手渡す実行エージェントに選ばれた。

 ロシア人科学者は、サンフランシスコの高級ホテルで、CIA高官、米国人核科学者が同席した会議に連れ出され、作戦の説明を受けた。

 ワインも出たその席で、ロシア人科学者は、イラン側に手渡す予定の、「起爆セット」とも言われるロシア製核兵器の起爆装置、「TBA480高圧ブロック」の「設計図」なるものを見せられた。

 その「設計図」はたしかに本物だったが、ロシア人科学者はその設計図に「間違い」が含まれていることを、その場で発見した。

 CIA側は、その場でロシア人科学者が設計図の「欠陥」を発見してしまうとは思っていなかったらしく、同科学者の指摘に戸惑った様子だった。

 「欠陥」はたしかに仕込まれてはいるものの、核開発の要の部分にあたる起爆装置の設計図をイラン側に渡すことは、あまりにも危険の大きすぎる賭け。

 動揺するロシア人科学者に対してCIA側は、これはあくまでも設計図を入手したイラン側の出方を見るためのオトリであると説明し、作戦への協力を求めた。

 「マーリン作戦」で、ロシア人科学者が演じたのは、金のために核の設計図を売り込む、貪欲なロシア人科学者の役回り。

 CIAのケース・オフィサーが1人、付きっ切りでロシア人科学者を指導し、実行エージェントに仕立て上げた。

 このケース・オフィサー自身、「欠陥」が仕込まれているとはいえ、ほんものの設計図をイラン側に提供することに不安を覚え、CIA上層部の考え方を疑問視していたという。

 このような「オトリ設計図」による撹乱作戦は、通常兵器では行われたことがあるが、核兵器ではこれが初めてのことだった。

 ロシア人科学者のウィーン入りは、核問題を担当するイラン高官のウィーン入りに合わせたものだった。

 冬のウィーンの街を、ロシア人科学者は、核拡散防止にあたるIAEA(国際原子力機関)の本部所在地で、核の設計図をイラン側に手渡すというアイロニーと不安を胸に、イラン大使館が入居する5階建てのビルに向かって歩いていた。

 携えていたのは、CIAから開封しないよう指示されていた、設計図入りの封筒。

 ロシア人科学者はCIAの指示に従わず、彼自身の今後の身の振り方を考え、「設計図の中には『欠陥』が仕込まれている。その欠陥を発見することに、わたしは協力できる」旨の「私信」を、封筒に忍び込ませていた。

 ウイーン中心部の北端にあるそのビルで、ロシア人科学者は封筒をイラン大使館のポストに投函したあと、オーストリア公安当局にとがめられることなく、無事、ウィーンを脱出した。
 
 投函から数日後、米国の秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)はウィーン入りしたイラン高官が急遽、予定を変え、イランに帰る航空便のチケットを予約したことを確認した。

 設計図の重要性に、イラン側が気づいたことが、これによりほぼ確認された。

 「マーリン作戦」はクリントン政権末期に始まり、ブッシュ政権に引き継がれた。
 米側は設計図手渡し後、イランの核開発の動向を探り続けていたが、やがて致命的な失策を犯すことになる。

 米CIAの女性担当官が、あるイラン人スパイのもとに、送ってはならない情報をメールで送ってしまったのだ。CIAがイランに張り巡らしたスパイ・ネットワークのほとんど全部が書かれた機密情報だった。

 あとでわかったことだが、そのイラン人スパイは、ダブルエージェント(二重スパイ)で、CIA本部から流れた情報は、イラン側に筒抜けになり、その結果、2004年までに、イランのスパイ・ネットワークは壊滅させられてしまった。

 これにより米側は、オトリの核の設計図に基づく、イラン核開発の進行状況に関する情報収集を行えない事態に追い込まれ、今に至っている。

 イラン側が自力、あるいは他国の核専門家の協力で設計図に仕込まれた「欠陥」を発見し、克服すれば、ブッシュ政権のいう「悪の枢軸」の代表格であるイランが核開発にすでに成功しているか、間もなく成功する、かのどちらかである。

 〔大沼 解説〕

 以上が、ライゼン記者の要約記事を、大沼が「再要約」したものだが、同記者の暴露により、ブッシュ政権がイランの核開発に異常なほど神経を尖らせている謎が解けたような気がする。

 なにしろ、自分たちが「設計図」をイラン側に供与していたわけだから。
 ひどい話である。

 以前、本ブログで、オランダの前首相が、「イスラムの核の父」、パキスタンのカーン博士をCIAが泳がせ続けていた事実を暴露したことを紹介したことがあるが、CIAにはどうも、こういうトンモナイことをしたがる傾向がある。

 いわゆるマッチポンプというやつである。

 ところで、ライセン記者の今回のガーディアン寄稿記事でなかで、特にわれわれ日本人が見逃せないのは、この「マーリン作戦」がブッシュ政権に引き継がれるにあたり、「北朝鮮などその他、危険な国家に対し繰り返すこと」が視野に置かれたのではないか、というくだりである。

 つまり、北朝鮮に対しても、CIAにより「欠陥入り核の設計図」が手渡された可能性がある、というわけだ。

 「悪の枢軸」に「核の設計図」を渡す「悪の演出国」アメリカ。

 ライゼン記者の今回の暴露に敬意を表するとともに、ニューヨーク・タイムズ紙にあって、NSA国内傍受問題取材の最前線で活躍する同記者の今後の健闘を祈る。 

 

http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,16518,1677541,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2006-01-03

〔NEWS〕 オーウェルの世界,米国で現実化 NSA(国家安全保障局)の傍受情報をもとにDIA(防衛情報局)が国内でターゲットをマーク ビッグ・ブラザー化する軍事・情報権力

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は1月1日、反骨の老記者、ウォルター・ピンカス氏によるスクープ記事を掲載した。

 米国最大、ということは世界最大規模の秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)が米国外を対象とするとされていた世界規模の盗視・盗聴システム、「エシェロン」を米国内にも向け、自国民の通信を傍受していた問題での、ピンカス氏の本格追及の第一弾。

 それによると、NSAは米国内で傍受した情報〔ピンカス記者は、これを米国内と海外との間の通信、としている。実際は国内通信も傍受していた疑いが強いが、ピンカス記者はとりあえず国際通信に限定して記事を書いている〕を、CIAやFBIなど他の情報・捜査機関に応じ、提供して来た。

 このなかには、米国防総省の情報機関、DIA(防衛情報局)も含まれており、DIAはNSA情報に基づき、米国内の、「脅威」と思われるターゲットの監視活動を続けて来た。
 
 ピンカス記者はDIAに関するこの情報を、2人の情報源から得たとしている。
 これに対してDIAのスポークスマンは、そのような国内監視活動はしていないと否定したが、それ以上のコメントを拒否した。

 〔大沼 解説〕
 このピンカス記者による報道で注目されるのは、NSAが、DIAなど他の情報機関の「リクエスト」で、国内傍受情報を提供していた、というくだりである。

 注文を受けて、傍受に乗り出したか、もともと傍受していたものを注文に応じて提供したか、のどちらかだろうが、いずれにしろ、問題なのは、その傍受能力の高さと、情報機関同士、極めて緊密に連係している事実である。

 同じアメリカの情報機関だから、情報共有は当たり前だと言われればそれまでだが、そうであるならまたしても、「9・11」のミステリーが浮かび上がる。

 これだと、あの、われわれは情報を集めながら、せっかくの情報を共有できず、生かし切れなかった、だから、「同時多発テロ」を許してしまったという論法が成立しなくなる。

 ピンカス記者も記事のなかで指摘している通り、NSAの国内傍受は、ベトナム戦争当時の1960年代、広汎に行われていた。NSAが収集した反戦運動などに関する情報は、そのときから「共有」されていたのである。

 だとしたら、なぜ「9・11」前だけは、情報共有が「不全」状態に陥っていたのか?

 いい加減な報告書なるものをまとめた、「9・11調査委員会」のメンバーは、ブッシュ政権の取り巻きぞろい(1人だけ、抗議の辞任をした委員がいる)。

 今回のNSAスキャンダルの追及は、最終的に「9・11」の真相究明に向かうべきものである。

 NSAについて付言すれば、昨年(2005年)末、NSAのホームページにアクセスした人のコンピューターからファイルを盗み取る仕掛けをしていたことが、AP通信による暴露報道で発覚、NSA側も事実を認め、仕掛けを解除した事実がある。

 アメリカの軍事・情報権力は、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」が描いた、ビッグ・ブラザーによる「監視社会」をすでに現実化させている。

 米政権中枢にとどまる良識派がディープスロートとして、さらなる内部告発を続け、それにマスコミの調査報道が呼応するかたちで、真相の解明と自浄作用が進むことを望む。

⇒  

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/12/31/AR2005123100808.html

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2005-12-31

〔重要NEWS〕 ブッシュ政権 イラン攻撃を準備

 米国のUPI通信は12月30日、マーティン・ウォーカー編集主幹による記事を配信した。

 ドイツのメディアによる報道をもとに、米軍がイランの核開発サイトに対し、年明け後、攻撃を行う可能性を指摘している。

 それによると、権威ある独週刊誌、「シュピーゲル」は、以下のように報じている。

 「当地において新しいことは、ワシントンが、過去1年間に繰り返した単なる可能性をにおわせるのではなく、こんごありうる攻撃について、同盟国に対し準備を進めるよう求めるため、高官を派遣しているらしいことだ」

 また、ドイツのDDP通信は、CIAのゴス長官がトルコを訪問し、エルドガン首相に対し、イラン攻撃の政治的・兵站的支援を求めたとする西側情報筋の証言を伝えている。

(大沼 注)
 
 ブッシュ政権の対イラン攻撃の狙いは3つ。

 ひとつは、NSA疑惑などの国内スキャンダルから米国民の目を国外にそらすため。

 もうひとつは、イラン紙が「イラク総選挙は(同じシーア派の)イランの勝利」と報じているような、イラク戦争開戦後の、イラクへのイランによる影響力拡大を阻止するため。

 3つ目は、パレスチナ和平へ向かうイスラエルの懸念(核武装したイラン)を除去するため。

 2006年もまた、世界は大きく揺れ動きそうだ。

http://www.upi.com/SecurityTerrorism/view.php?StoryID=20051230-112208-8968r

Posted by 大沼安史 at 07:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要NEWS〕 NSA漏洩 米司法省 ディープスロート摘発へ 「NSAゲート」事件に発展か? ACLUがブッシュ批判の全面広告

 米国の秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)が、ブッシュ大統領の秘密命令にもとづき、米国内で自国民をターゲットに盗視・盗聴活動を行っていることが暴露された問題で、米司法省はこのスキャンダルをマスコミ(ニューヨーク・タイムズ紙)に漏洩した「ディープスロート」の摘発に乗り出した。

 米紙ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが、12月31日に一斉に報じた。

 こうした流れのなかで、米国の法律家団体、ACLUは29日、ニューヨーク・タイムズ紙に全面意見広告を掲載し、ブッシュ政権の無法ぶりに抗議した。

 ACLUの意見広告は、同紙22日付けに続くもので、ウォーター・ゲート事件で失脚したニクソン元大統領と、ブッシュ大統領の写真をあしらい、

 (ニクソン)彼はアメリカ人に嘘をつき、法を破った。
 (ブッシュ)そして、彼もまた。

 との見出しで、ブッシュ政権の権利の侵害に対し、痛烈に批判している。

(大沼 注)

 NSAによる令状なしの国内傍受活動が暴露されたことに対し、ブッシュ政権はなりふり構わぬ揉み消し工作に動き始めた。

 漏洩先のニューヨーク・タイムズ紙の幹部をホワイトハウスに呼びつけるなど、威嚇による口封じに躍起となっている。

 米司法省によるディープスロート探しは、そんなブッシュ政権の焦りを浮き彫りにするものだろう。

 こうしたブッシュ政権の強硬姿勢に対し、ニューヨーク・タイムズ紙など米マスコミがどのような反応を示すか、年明けの情勢の推移がきわめて注目される。

 ディープスロート氏を擁護して、さらなる追撃に出るのかどうか?

 ブッシュ政権がこの問題で大慌てになっているのは、おそらく、心底、恐怖に駆られているからだ。
 
 NSAによる傍受活動をめぐる暴露が続くことを恐れているのではない。
 
 そうではなくて、政権中枢の人物とみられるディープスロート氏によって、より重大な問題に火がつくことを恐れている。

 そう、それはあの「9・11やらせ同時多発テロ」事件。

 その真相が明るみに出るのを何としても防ぎたいからだ。
  
 2006年はどうやら、「ブッシュ・ゲート」事件がブレークしかねない年になりそうだ。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/12/30/AR2005123000538_pf.html

http://www.nytimes.com/2005/12/31/politics/31inquire.html?hp&ex=1136091600&en=2a576e39f51d4dd2&ei=5094&partner=homepage

http://www.aclu.org/safefree/general/23288prs20051230.html

http://www.aclu.org/safefree/general/23288prs20051230.html

Posted by 大沼安史 at 07:31 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 グアンタナモ収容所でハンスト続く 84人に倍増

 キューバのグアンタナモ米海軍基地に設けられた強制収容所で、クリスマス以降、ハンガーストライキが続いているという。

 ロイター電(12月3日)によれば、ハンスト参加者は新たに46人増えて、84人に達しているそうだ。

 米軍のスポークスマンが明らかにした。

 同収容所には、全世界から拉致されてきた、約500人の、テロ容疑者とされる人々が拘束されている。

  そのほとんどがイスラム教徒。

  うち9人だけが正式の法的な訴追を受けている。

 残りは罪状も明らかにされないまま、不当に獄につながれている。

 グアンタナモ収容所での抗議のハンストは5ヵ月前から始まり、米政府の不法な扱いに全世界から非難の声が寄せられている。
 
 (大沼 注)

 ああ、法と正義の自由の国よ。

 ああ、アメリカよ。

 ブッシュ大統領よ、ハンストをされて、お前は恥ずかしくないのか?  

http://www.commondreams.org/cgi-bin/print.cgi?file=/headlines05/1230-02.htm

Posted by 大沼安史 at 06:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-30

〔NEWS〕 自殺した上海領事館員、現地カラオケバーのホステスと交際

 英紙インディペンデント紙(電子版)は12月30日、昨年5月に遺書を残して自殺した、中国・上海の総領事館館員が、現地のカラオケバーのホステスと交際していた、と報じた。

 同紙が紹介する「日本側のレポート」によれば、中国人女性との交際を中国公安当局が利用し、領事館員に対して、暗号化した外務省本省あての公電を運ぶ、日本行きのフライトに関する情報や、他の領事館員に関する情報を漏洩するよう迫ったという。

(大沼 注)

 購読している朝日新聞の記事には、カラオケバーのカの字も出ていない。

 英紙で知る日本の外交官の自殺の背景……。

 外交官は公務員である。その行動には責任がある。
 カラオケバーの女性を使った中国当局の「美人局」の疑いがあるなら、ちゃんと報道すべきことである。
 外務省はなぜ、事実を伏せるのか?

 そのカラオケバーに、ほかにも領事館員が通っていたからではないか?

 隠すところをみると、領事館ぐるみ、中国公安当局の虜になっていた可能性も否定できない。

 日本のマスコミよ、情報統制のお先棒を担ぐでない!

⇒ 
 

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20051228/K2005122803670.html

http://news.goo.ne.jp/news/reuters/kokusai/20051229/JAPAN-198334.html

http://news.independent.co.uk/world/asia/article335612.ece

Posted by 大沼安史 at 03:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-27

〔重要NEWS〕 「北朝鮮」問題でネオコン、ボルトン米国務次官(当時、現米国国連大使)がNSA(国家安全保障局)に盗聴を指示? ターゲットは北朝鮮代表部が接触した前米国国連大使

 米ブッシュ政権内きってのタカ派で、ネオコン・グループのリーダーでもあるジョン・ボルトン国連大使が、前任の国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)時代、米国の前国連大使で現在、ニューメキシコ州知事を務めるビル・リチャードソン氏をターゲットに、全世界規模の盗視・盗聴網、「エシェロン」を運営する秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)に指示し、同氏に対する盗聴を行っていた疑いが明らかになった。

 ニューメキシコ州の地元紙、アルバカーキー・トリビューン紙がことし4月28日に報じた、スクリップス・ハワード・ニュースの記事が、ブッシュ大統領の秘密命令による、NSAの米国内盗視・盗聴問題の実態が表面化するなか、あらためて注目を集めている。

 同紙の報道によれば、リチャードソン州知事は2003年1月、北朝鮮の国連代表部の代表2人と同州サンタフェで会い、(核問題をめぐる)対立をどう解決していくか、話し合いに応じていた。
 
 リチャードソン州知事のスポークスマンは、「知事はコリン・パウエル国務長官(当時)との(電話での)会話(複数)が、国内通話なのに傍受された恐れがあることに困惑している。知事は北朝鮮に関する(パウエル長官への)通話(複数)は秘密の通話だったと思っていた」と語った。
 
 リチャードソン州知事は、コネッチカット州選出のクリス・ドッド上院議員(民主党)が、ボルトン次官が10回にわたり、NSAに対し、米国人を含むターゲットに対し、盗聴を要請していたことを暴露したを受け、ドッド議員に電話し、自らの懸念を表明した。

 このボルトン次官の盗聴要請のなかに、リチャードソン知事と、パウエル国務長官やその他の高官との電話での会話が含まれている、とのオンライン・ジャーナリスト、ウェイン・マジソン氏(在ワシントン)の見方を、同紙は紹介している。

(大沼 注)

 ひどい話だが、驚くべきことではない。

 あのクリントン大統領さえ、モニカ嬢に対し、「おれの電話はセキュリティーがかかっているけど、盗聴されている。注意しろよ」なんて、言ったと言われるほどだから。

 
 

http://www.abqtrib.com/albq/nw_local_state_government/article/0%2C2564%2CALBQ_19859_3736152%2C00.html

Posted by 大沼安史 at 09:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-26

〔NEWS〕 ゴールドマン・サックス 中国に本格進出 中国最大の中国国際商業銀行の株式を取得へ

 フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)が12月24日付けで報じたところによると、米国・ウォールストリートの巨人、「ゴールドマン・サックス」が、中国最大の銀行、中国国際商業銀行(ICBC)の株式を10%取得する。

 中国国務院の承認をすでに得ており、年明け、2006年1月に調印する。

 ゴールドマン・サックスの投資額は37億ドル規模。

 ICBCは中国国内に2万の支店を持ち、中国銀行シェアの20%を占める巨大銀行。
 
 ことし6月、バンク・オブ・アメリカが中国建設銀行の株式の9%を取得して以来の、米国金融資本の中国進出だ。

 (大沼 注)

 ゴールドマン・サックスの中国進出は、米国主導で中国経済の取り込みを図ろうとする、ウォルストリートの世界戦略の一環であろう。
 
 先にカーライル・グループが本格進出を決めたが、たしか、同グループの会長になった人物は、IBMの元トップのはずだ。

 そのIBMがパソコン部門を中国企業に売却し、体質強化を図っている。

 米中の経済一体化は深いところで急速に進んでいるようだ。

 時代は、ジャパン・パッシング(日本素通り)から、ジャパン・ナッシング(日本、何それ?)に移行しようとしているのだろうか。

 ゴールドマン・サックスのレポートでは、2050年のGDP世界1は中国、2位は米国、3位インドで、日本は4位に後退する。

 米国との軍事同盟を強化することだけが「外交」、と思っている日本政府。
 全面的な「対米追随」の先に、何が待ち受けているか?

 新年、2006年は、対中関係改善が第一の外交課題となるべき年である。

 

http://news.ft.com/cms/s/2d34a4be-7422-11da-ab91-0000779e2340.html

Posted by 大沼安史 at 10:25 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-24

〔NEWS〕 NSA テレコム動脈に「裏口アクセス」し、直接傍受 国内・国際通信 NYT紙報道 

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は12月24日、米国の秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)が全米のテレ・コミュニケーション網の大動脈部分から直接、情報収集を行っていることを、政府関係者(複数)の証言で暴露した。

 それによると、NSAは、ブッシュ大統領の秘密命令に基づき、米国のテレコム各社の協力で、「国内・国際通信の流れ」に「裏口アクセス」している。

 そうした令状なしの、データ、音声通信からの「情報の収穫」は、これまで考えられていた以上に大規模なものだそうだ。

〔大沼 注〕

 ブッシュ政権による米国内盗視・盗聴活動の全貌がますます明らかになってきた。

 今回のNYT紙の報道は、「国内・国際通信の流れ」に「裏口アクセス」している実態を、政府関係者(複数、現役・OB)による証言で暴き出したもので、米国からの「国際通信」だけに違法傍受活動を限定し、逃げ切りを図ろうとするブッシュ政権への追撃の一打である。

 米政権内の良識部分が「ディープスロート」として、ブッシュ政権の言い逃れを許さない、さらなる追撃をすることは必至で、こんごの展開が注目される。

http://www.nytimes.com/2005/12/24/politics/24spy.html?hp&ex=1135486800&en=7e76956223502390&ei=5094&partner=homepage

Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕NSA 米国発着 全国際通信を傍受か? 「エシェロン」 対自国適用の恐れ、明るみに

 米紙ボストン・グローブ紙(電子版)は12月23日、米国の秘密情報機関、NSA(国家安全保障局)が米国発着の全国際通信を傍受している可能性がある、と報じた。

 NSAの活動に詳しい専門家の見方を伝えたもので、NSAが中軸となって全地球規模で運営されている諜報網、「エシェロン」が、実は米国外ばかりか、米国内、それも米国市民を対象に運営されている恐れがさらに高まった。
 
 機密のヴェールに包まれたNSAの活動を調査報道で暴露したフリージャーナリストのジェームズ・バムフォード氏らによると、NSAが米国内で、自国民の国際通話の傍受を始めたのは、2001年にブッシュ大統領が秘密命令を出したあと。

 NSAはグローバル規模で衛星通信や光通信網、イナーネネットの中継基地などから情報を収集、電話やファクス、メールなどを盗視・盗聴し、情報をふるいにかけているが、その活動はあくまで米国外を対象としていた。

 米国の情報自由法を使って、NSA関係文書を入手した、ジョージ・ワシントン大学国家安全保障アーカイブ(文書館)のトム・ブラントン氏(ディレクター)によれば、NSAは自国民が受・発信するメールや電話のすべてをモニターできる能力を持っている。

 バムフォード氏によると、その処理速度は1時間あたり200万通信に達するという。
 
 
詳しくは ⇒

http://www.boston.com/news/nation/washington/articles/2005/12/23/wiretaps_said_to_sift_all_overseas_contacts?mode=PF

 

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2005-12-22

〔NEWS〕令状なしの自国民スパイ活動に抗議し辞任 秘密裁判所の裁判官

 米司法省内に設けられている秘密裁判所、「外国情報監視裁判所(FISC)」の裁判官1人が、ブッシュ政権による令状なしの自国民に対する盗視・盗聴活動に抗議し、辞任した。

 ワシントン・ポスト紙(電子版)が12月21日に報じた。

 辞任したのは、11人いるFISC裁判官のひとり、ジェームズ・ロバートソン氏。

 辞表には辞任理由が書かれていないが、関係者によると同氏は、2001年の「9・11」後に始まった、大統領命令による令状なしの自国民に対するスパイ活動を憂慮していたという。
 
⇒ 

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/12/20/AR2005122000685.html

Posted by 大沼安史 at 01:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔重要NEWS〕 鳥インフルエンザ 「タミフル」効かず? ウイルスに抵抗力 投与の少女ら死亡

 英紙ガーディアン(電子版)が12月22日に報じたところによると、鳥インフルエンザの唯一の治療薬として備蓄が進む「タミフル」に対して、鳥インフルエンザを引き起こすH5NI型ウイルスが抵抗力を持っており、同治療薬を投与され、治療を受けていた、13歳の少女らベトナム人の患者2人が死亡していたことがわかった。

 23日発行の、世界的に権威ある医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」誌に掲載された、ベトナムで治療活動にあたる医師らの論文で明らかになった。

 それによると、鳥インフルエンザのH5N1型ウイルスは人体の血流中で、「タミフル」に対する抵抗力を急激に身に付ける。

 亡くなった13歳の少女は、最初、容態が安定していたが、ウイルスが変異するなかで症状が急激に悪化し、死亡したという。

 特効薬としての効果が期待された「タミフル」に重大な疑問符がついたわけで、日本の厚生労働省も早急な見直しを迫られそうだ。

⇒ 

http://www.guardian.co.uk/birdflu/story/0,14207,1672430,00.html

Posted by 大沼安史 at 12:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-18

〔重要NEWS〕 「軍事情報帝国」アメリカ ペンタゴンの新設情報機関、CIFAが自国民に対してスパイ活動 その名を「TALON」 米NBC放送が400頁機密文書を入手して暴露

 米国でブッシュ大統領の秘密命令の下、NSA(国家安全保障局)が自国民に対して令状なしに盗視盗聴活動を続けたことがニューヨーク・タイムズ紙の暴露報道で問題になっているが、これより先に米3大ネットワークのひとつであるNBC放送のスクープ報道で、米国防総省(ペンタンゴン)が、新たに立ち上げた情報機関のCIFA(反諜報フィールド活動、Counterintelligence Field Activity)を使って、平和運動組織など米国市民グループ及び特定個人に対し、大規模なスパイ活動を行っていることが明らかになった。

 ペンタゴンによる自国民に対する情報収集活動は、TALON(脅威・地域監視通報、Threat and Local Obseravation Notice)と呼ばれており、2年前、ネオコンのリーダーで、当時、ペンタゴンのNO2、国防副長官だったポール・ウォロヴィッツにより、CIFAを実施主体として開始された。

 NBCの調査報道ユニットが入手した、CIFAデータベースのTALON文書は400頁に及んでおり、過去10ヵ月間に、全米各地であった、1500件もの「疑惑の出来事」について、その「評価」も含め、記録している。

 どのようなケースが「疑惑の出来事」か、というと、たとえば1年前、フロリダ州レーク・ワースで開かれた、平和主義のキリスト教派、クェーカー教徒たちが会堂で開いた集会もその一例。

 この集会では地元の高校に対する米軍の勧誘活動に抗議することが話し合われていた。

 CIFAはこの集会での協議内容を何らかの手段(大沼:盗聴か?)で傍受し、これを「脅威」と判定し、記録文書に盛り込んでいた。

 ペンタゴンが米軍基地に対する抗議デモなどを記録に残すのは当然のことだが、CIFAのTALON情報収集活動は、軍事施設から離れた、地域社会での「出来事」を監視し、記録している。

 NBCが入手した文書には、このクェーカーに対するケースのほか、ことし3月、ロサンゼルスのハリウッドやヴァインで行われたイラク反戦デモや、昨年12月、ボストンで計画された、軍の勧誘活動に対する抗議行動などが記録されていた。

 CIFAのTALONはさらに、抗議デモの準備会合など「疑惑の出来事」のほか、「米国市民・国民」をもターゲットにしており、NBCが入手した文書には、少なくとも20件の「市民・国民」についての「言及」が含まれているという。

 こうした反戦・平和運動に対するペンタゴンによるスパイ活動は、ベトナム戦争当時も大規模に行われていた。
 米陸軍の情報将校だったクリストファー・パイル氏(現・マウント・ホリヨーク大学教授)が1970年1月、「ワシントン・マンスリー」誌で内部告発したことで発覚したが、連邦議会の調査の結果、なんと10万人もの自国民をターゲットとしていたことが明らかになり、米国民の怒りに火を注いだ。

 ペンタゴンはこれをうけて、1982年12月に情報収集活動へのガイドラインを設け、自国民に対するスパイ活動を規制していたが、今回のNBCの暴露報道により、ガイドラインが無視され、規制の約束が反故にされていたことが確認された。

 NBCの報道によると、CIFAは米国の情報コミュニティーのなかでも屈指の、「データ・マイニング(データ採掘)」の「スーパーパワー」になっているという。

 データ・マイニングとはインターネットを通じ、ホームページその他の情報を発掘する手法で、CIFAは昨年3月以来、3300万ドルを投下し、ロッキード・マーティン社やユニシス・コーポレーション、コンピューター・サイエンス・コーポレーション、ノースロップ・グラマン社と契約を結んで、データ・マイニングによるデータベースのシステム構築を開始した。

 このうち、ノースロップ・グラマン社が開発を担当しているのは。「パーソン・サーチ(人物探索)」というシステムで、対象人物に関する「総合情報」を把握することができる。

 コンピューター・サイエンス・コーポレーションが受注したのは、「インサイダー脅威イニチアチブ」と呼ばれるシステムで、「内部関係者)インサイダー」による脅威を察知し、摘発する仕組みだ。

〔大沼 解説〕

 ペンタゴンのCIFAについては、ワシントン・ポスト紙の反骨の老記者、ウォルター・ピンカスさんも、ことし11月27日付けの記事で、その存在をあぶり出してしている。

 ピンカス記者によると、CIFAは3年前に創設され、当初はペンタゴン内のセキュリティ活動の調整を任務としていたが、その後、裏切り、テロ活動など活動範囲を一気に拡大した。

 CIFAが発注したデータ・マイニングのシステムが、どこまで実用化されているかは不明だが、この技術はかなり前に確立しており、稼動が開始されているとみるべきであろう。
 
 アメリカは、プロトタイプのソフトウェア、「プロミス」をベースとしたシステム構築により、NSAやCIFAなどが、米国内外の全情報を、2重にも3重にも傍受・分析し、一般市民を徹底的にマークする「軍事・情報帝国」化の道を急テンポで進んでいる。

 ジョージ・オーウェルの「1984年」状況が、米国を、世界を、覆い尽くそうとしている。

    

http://www.msnbc.msn.com/id/10454316/

Posted by 大沼安史 at 05:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-17

〔重要NEWS〕 ブッシュ大統領が秘密命令 令状なしで米国内で盗聴活動 NSA(国家安全保障局)が実施 グローバル盗聴網「エシェロン」を自国市民にも拡大 ニューヨーク・タイムズ紙が実態を暴露

 米ニューヨーク・タイムズ(電子版)は12月16日、ブッシュ大統領の秘密命令の下、米国最大の情報機関、NSA(国家安全保障局)が、すでに3年もの間、令状なしに米国民らをターゲットに、Eメールや電話などの盗視・盗聴活動を続けて来た、と暴露報道した。

 同紙は、ホワイトハウスからの要請で1年間、記事化するのを控えていたが、この間、さらに取材を積み重ね、報道に踏み切った。

 自国民を対象とした、令状なしの盗視・盗聴活動は、米国民の市民的自由とプライバシーの権利という、アメリカの民主主義の基本を侵害するもの。
 米国の憲法はもちろん、米国内で情報収集活動を行うにあたって裁判所からの令状交付を義務づけた「外国情報監視法(FISA)」にも違反する。

 ブッシュ大統領は、こうした重大な法令違反を伴う情報収集活動の実施を、「9・11」後の2002年に「大統領秘密命令」でもって命じていた。

 同紙によれば、令状なしに盗視・盗聴活動を行っていたのは、グローバル規模での情報収集網である「エシェロン」を運営する、世界最大の情報機関でもある、米国のNSA。

 メリーランド州フォート・ミードに本部を置くNSAは、最高度の機密のヴェールに覆われた情報機関で、これまでは外国における情報収集活動のほか、裁判所から令状を取った上で、ワシントンやニューヨークの外国大使館、代表部などの電話やファクス、Eメールなどの盗視・盗聴を行って来た。

 (大沼注:ニューヨーク・タイムズは、さらりとこう書いているが、いくら裁判所の許可をとっているとはいえ、このこと自体、重大な問題である。日本の大使館や国連代表部も日常的に、NSAのターゲットにされていると考えた方がいい)

 ブッシュ大統領の「秘密命令」は、これをさらに拡大し、令状なしに、自国民や在米の外国人に対して盗視・盗聴を行うことを可能にした。

 同紙によれば、NSAには「最大500人」の対象者リストがあり、ときどき、入れ替えが行われている。そうしたターゲットに対しては、「いつでも」盗視・盗聴が可能だ。

 (大沼注:つまりは、24時間監視している。旅行など移動時にも監視しているのだろう)

 「特別情報収集プログラム」という名の、このような秘密活動が行われていることは、ホワイトハウスの高官やNSAやCIA(中央情報局)の一部、米議会指導者ら、一握りのグループが知るのみ、だった。

 議会指導者はチェイニー副大統領の執務室に呼び出され、NSAのヘイドン長官の立会いのもと、秘密活動の説明を受けたという。

 (大沼注:ここでもまた、チェイニーの名が……。いわゆる「陰謀団」の黒幕なのか)

 ニューヨーク・タイムズ紙のこの暴露報道に対し、ブッシュ大統領はコメントを拒否している。

 同紙によれば、このNSAの「特別情報収集プログラム」に対しては、議会指導部などから懸念の声が上がり、昨年、活動が一時、停止され、いくつかのプログラムの「要素」が除去されるなど、いくらかの自己規制が行われた。

 米司法省内にある、秘密の令状発行裁判所、「外国情報監視裁判所」の判事が、NSAが令状なしで収集した情報をもとに令状を請求して来ることに、苦情を述べたこともあったらしい。

 もっとも、同裁判所に対する令状請求にしても、一般の刑事事件よりハードル(基準)が低い、安易なものだったが……。

 こうしたなかで米司法省は、NSAに対する監督調査を行ってもいる。実に初めての監査だそうだ。

 米司法省はしかし、その一方で、「国内におけるすべてのコミュニケーション」をモニターできる、一括した令状の交付を、同裁判所に申請している。

 (大沼注:つまり、ブッシュ大統領の秘密命令を外国情報監視裁判所に追認させようとしている)
 
  

 〔大沼 解説〕

 ニューヨーク・タイムズ紙の今回のスクープ報道は、「9・11」以降、米国で急激に進む、自国民に対する監視強化の実態の一部を暴き出したものだ。

 連邦議会の議員が法案を読む暇もなく、せかされ、成立させてしまった「USA愛国者法」の下、FBI(連邦捜査局)が、公立図書館に対し、ネット利用者の記録を出すよう命じたり、平和団体を盗聴したり、さまざまな市民的自由の侵害が行われている。

 「USA愛国者法」は現在、期限の延長問題が米連邦議会で議論されているが、同法にさえ、今回、暴露された情報収集活動は盛り込まれていない。

 盛り込んで「合法化」しようとしたら、批判を浴びるのは必至だからだ。

 それほどまでに、違憲性の強いことを、ブッシュ政権は行って来たわけだ。そして、いまなお、行っている。

 しかし問題は、ブッシュ政権として、なぜ、自国民500人に対して、盗視・盗聴活動を行う必要があるのか、という動機、あるいは狙いにある。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、「外国情報監視法(FISA)」は実は、ベトナム戦争を背景に、米国の情報機関の「国内における情報収集活動を厳しく規制するために」制定されたものである。

 米国の政府権力が、ベトナム反戦の活動家らに対して盗聴活動を大規模に行っていたことが発覚し、その反省の上に生まれた法律が、このFISAである。

 今回、暴き出された「特別情報収集プログラム」について、ブッシュ政権側は例によって「テロとの戦い」のためと口裏を合わせているが、FISAの成り立ちを考え合わせれば、イラク反戦運動の高まりを警戒しての措置であることは、一目瞭然である。

 いつでも・どこでも情報監視下に置いている、NSAのターゲットの「500人」のなかに、反戦運動家でもある言語学者のノーム・チョムスキー氏ら、ブッシュ政権にとっての「要注意人物」が含まれているのは、間違いないところだ。

 そうなると、どういうことが考えられるか?

 これはいつか、本ブログで詳しく書こうを考えていることだが、「テロとの戦い」に志願して戦地に赴き、「友軍による誤射」で殺害された、プロフットボールのスター選手、パット・ティルマン氏の悲劇についても、見直しをする必要が出てくる。

 ティルマン氏はイラクで、米国の「正義の戦争」に疑問を持ち、一時帰国した際、チョムスキー氏と連絡を取り合っていた事実が報じられているからだ。

 つまり、そのことを、NSAもCIAもホワイトハウスも知っていた!!

 「英雄・パット・ティルマン」が戦地から戻ってきて、「反戦」を言い出したら、どうなるか?

 口封じをするにはどうしたら、いいか?

 こうしたイラク反戦運動の抑圧とともに、もうひとつ、動機として考えられるのは、いわゆる「9・11」謀略の隠蔽工作の徹底であろう。

 「同時多発テロ」が「やらせ」であることを証言・暴露する動きを察知し、未然に抑えこむには、法令に違反しても、この程度のことはやらねばならない。

 ブッシュ政権は実はそういう状況にも追い込まれているのである。

 「軍事と諜報のファシズムの帝国」に堕してしまったアメリカの、権力の闇は深い。
 
 

http://www.nytimes.com/2005/12/16/politics/16program.html?ei=5094&en=c7596fe0d4798785&hp=&ex=1134795600&partner=homepage&pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 10:17 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-15

〔NEWS〕 「ブッシュ大統領はCIAエージェントの身分を漏洩した者を知っている」 渦中のコラムニストが言明

 ブッシュ政権内部の人間による、CIAエージェント身分漏洩事件、いわゆる「プレイム・ゲート」事件の立役者であるコラムニストのロバート・ノバク氏が、ついに沈黙を破り、「ブッシュ大統領はCIAエージェントの身分を漏洩した者を知っている」と、講演のなかで明らかにしていたことがわかった。

 ワシントン・ポスト紙(電子版)が12月15日に報じた。

 ノバク氏は13日、ノールカロライナ州ローリーでの「ジョン・ロック財団」の昼食会でスピーチし、その内容を地元紙が14日に報道。これをポスト紙が確認した。

 ノバク氏は2003年7月14日、自らのコラムのなかで、ブッシュ政権がイラク開戦理由のひとつとして喧伝しようとしていた「ニジェール疑惑」(サダム・フセインがアフリカのニジェールから、ウランを入手したのではないかとの疑惑。でっちあげであることがすでに確認されている)が根拠にないものであることを暴露した元外交官、ジョセフ・ウィルソン氏の妻、バレリー・プレイムさんが、CIAエージェントであると報じ、「プレイム・ゲート」事件のきっかけをつくった。

 ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿してブッシュ政権を批判したウィルソン氏に対する報復で、ブッシュ政権内部から、ノバク氏に対して意図的に情報が漏洩されたものと見られる。

 CIAエージェントの身元漏洩は、国家の安全保障を危うくする重大な犯罪であることから、フィッツジェラルド特別検察官の指揮の下、2年に及ぶ、捜査が続けられ、チェイニー副大統領の首席補佐官、リビー被告が偽証などの罪で起訴されている。

 同特別検察官の捜査はなお継続しており、ブッシュ政権の中枢に捜査の手が及ぶものとの観測が強い。

 ノバク氏はまさに事件の「中心人物」だが、ニューヨーク・タイムズ紙のジュディス・ミラー記者(退職済み)のように、表立った捜査の対象になっておらず、プレイムさんの身元を、ブッシュ政権内の誰から聞いたか、を含め、事件に関することは一切、口を噤んで来た。

 フィッツジェラルド特別検察官の捜査に協力しているらしい。

 このような事件の核心を知るノバク氏が今回、「ブッシュ大統領は知っている」発言を行ったことは、ノバク氏への漏洩者、すなわち同特別検察官の捜査の対象が、大統領に近い「重要人物」であることを示唆するもので、「プレイム・ゲート」事件は、政権中枢を直撃する、「ウォーター・ゲート」並みの政治スキャンダルに発展する可能性がさらに強まった。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/12/14/AR2005121402121_pf.html

Posted by 大沼安史 at 05:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ペンタゴン心理作戦 外国メディアもターゲット 米紙報道

 米紙USAツデー(電子版)は12月14日、米国防総省(ペンタゴン)の「特殊作戦司令部」が3億ドル(360億円)を投入し、同盟国を含む外国報道機関もターゲットにした対外謀略宣伝活動を行っている、と報じた。
 
 背後で米政府が糸を引いていることを隠し、「イラク戦争」などで米国に好意的な「ニュース」などを流し、グローバル規模で世論操作を行うのが狙い。
 
 宣伝活動は「特殊作戦部隊」の心理戦専門家の指示のもと、米国のPR会社3社が実際の工作にあたっているという。
 
 この3社のなかには、イラクでジャーナリスト買収工作などにあたっていることが暴露された「リンカーン・グループ」も含まれている。
  

 (大沼 注)

 この報道で注目すべきは、ペンタゴンが「同盟国」のメディアに対しても工作を行っている、と指摘している点である。

 日本の報道機関も、ターゲットとなっている可能性がある。

 一部の民放で、米軍の宣伝まがいの「ワシントン・レポート」が放映されているが、それもこのペンタゴンによる工作の一環かも知れない。

 報道関係者の自己点検と内部告発を期待する。

http://www.usatoday.com/news/washington/2005-12-14-pentagon-pr_x.htm

Posted by 大沼安史 at 11:25 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-07

〔NEWS〕 CIA 東欧の秘密収容所 拘束容疑者を北アフリカへ移送 英紙報道

 英紙のデイリー・テレグラフ(電子版)は12月7日、米CIA(中央情報部)が東欧に開設していた、2ヵ所の秘密収容所から、収容者を北アフリカの施設に移送した、と報じた。

 移送はライス国務長官のヨーロッパ歴訪を前に、先月(11月)に行われた。

 移送先は、CIAが新たに開設した収容所だが、場所は明らかにされていない。

  一方、米ABC放送はこれに先立つ、12月5日、民間監視団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」の報告書で、ポーランドとルーマニアにあるとされていたCIAの秘密収容所の収容者が北アフリカに移されたと報じる一方、移送されたのは、11人のアルカイダの最高幹部であると伝えていた。

 テレグラフ紙の報道は、このABC報道を確認したものだ。

(大沼 注)

 北アフリカでCIAが秘密収容所をつくれるとすれば、エジプトあたりか?

 ABC放送によれば、CIAはアルカイダ最高幹部を11人も拘束し、「高度な尋問テクニック」による取り調べをしている。

 ということはつまり、CIAは相当程度、アルカイダ組織の実態を把握し、情報を蓄積しているということである。

 すなわち、情報を得ながら、動向をしっかり見守っている。

 なぜ、CIAはアルカイダを「温存」しているのか?

 ここに、「9・11」以降の世界の闇に光を当てる解明のヒントが隠されている。
 

http://news.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/12/07/wrice07.xml&sSheet=/news/2005/12/07/ixnewstop.html

http://abcnews.go.com/WNT/print?id=1375123

Posted by 大沼安史 at 05:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 チョムスキー氏らがイラク拉致外国人の解放求めアピール

 イラクのバグダッドで拉致された、シカゴを本拠とする支援団体、「クリスチャン・ピースメーカー・チームズ」に所属する4人の解放を求め、米国の言語学者ノーム・チョムスキー氏やシンディー・シーハン氏、インドの作家、アルンドハティ・ロイ氏らが緊急アピールを発表した。

 末尾に記したサイトで、日本のわれわれも、アピールの加わることができる。

 緊急アピール(全文)の拙訳は以下の通り。

                            緊急アピール 

 イラクのバグダッドで去る11月26日の土曜日、「クリスチャン・ピースメーカー・チームズ(CPT=Cristian Peacemaker Teams)」に属する4人のメンバーが拉致された。彼らはスパイでもなければ、政府のために働いているものでもない。戦争に反対して闘うために命を捧げている人々だ。イラク侵略と占領に対して、公に反対を表明している。信仰の持ち主だが、伝道師ではない。イスラムの信仰と、イラクの人々の民族自決に対して、深い尊敬の念を抱いている。
 
 CPTは2002年10月に、米国の占領に反対するため、イラクに入った。イラクの民衆と連帯し、占領下のイラクに留まり続けて来た。このグループは、米国が運営する刑務所や収容センターに囚われた、イラク人が直面した恐怖の数々を、世界に通報する上で、かけがえのない役割を果たし続けて来た。CPTは、アルグレイブ刑務所で起きた拷問を、主流メディアがニュースとして取り上げるかなり前に、最初に記録したグループのひとつである。そのメンバーらは、米軍の手で行われた虐待や拷問について、数え切れない時間を聞き取り調査にあて、情報を世界に広げて来た。

 4人のCPTメンバーはみな、イラクの地で、戦争と占領の暗黒と悲惨に抵抗するために命を捧げて来た。自分の居場所の安全のなかにいて、戦争に反対するだけではいけないと信じ、彼らはイラク行きという困難な決断を下した。外国による占領が不信の空気を広げ、スパイやキリスト教伝道師と間違われる危険がある、と知りつつ。彼らは、シンプルな目的のために、イラクにいた。不正義の目撃証言となり、さまざまな文化や信仰の架橋する、新たな関係を身をもって示すために。CPTのメンバーらは、悪名高きグリーンゾーンの外の、ふつうの場所で、イラクの人々とともに暮らすリスクを、すすんで背負った。武器や武装ガードの保護を求めなかった。イラクの人々の善意を信じ、そのことに助けられて来た。イラクの人々の親切ともてなしは数え切れず、CPTのメンバーの安全と生活を守っていた。わたしたちは、いまの状況でもなお、その精神が勝利すると信じている。

 わたしたちは、これらの活動家を拘束している人々に対し、彼らを無事に解放するようアピールする。彼らが、目撃者として、平和創造者として、引き続き重要な仕事をできるように。

⇒ アピール原文、署名サイトは 

http://www.petitionspot.com/petitions/freethecpt

Posted by 大沼安史 at 10:09 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-06

〔NEWS〕 誕生日に届いた悲報 愛息を亡くした45歳、「平和の父」に

 カルロス・アレドンドさんは44回目の誕生日のその日、携帯を手に、イラクの戦地からの、お祝いの電話を待っていた。

 イラクの戦地にいる、息子のアレキサンダーさん、海兵隊上等兵からの「ハッピー・バースデー」の声を。

 昨年(2004年)8月25日のことだった。

 現在、マサチューセッツ州ロスリンデールに住んでいるカルロスさんは当時、フロリダ州のハリウッドに暮らしていて、その日はたまたま、庭に出てフェンスの修理をしていたという。

 そのときだった。一台のバンが来て停まり、中から軍人3人が姿を現した。
 海兵隊の制服姿だった。

 カルロスさんのところに来て、一人が言った。
 「遺憾ながら、アレキサンダー・アレドンド上等兵が戦闘中、戦死したことを申し上げます」

 それを聞いて、息ができなくなった。
 そんな馬鹿な、あるわけないじゃないか。

 家に駆け戻って、母親を探した。

 「神さま、いったい、どういうことなんです」

 カルロスさんは、そう思うしかなかった。

 海兵隊員にカルロスさんは、すぐに帰れ、と言った。
 でも、引き揚げようとしない。

 もう一度、言っても。

 カルロスさんは、ガレージからハンマーと取り出し、海兵隊のバンをぶっ壊そうと駆け寄って、思いとどまった。

 ハンマーを地面にたたきつけ、家のなかに閉じこもって、再び、神に救いを求めた。

 それから海兵隊員に、「もう、帰ってくれ」と、3回目、最後のお願いをした。

 聞き入れてくれなかった。

 カルロスさんはガレージに戻ると、5ガロンのガソリンと、プロパンのボンベとバーナーを持って、バンに駆け寄った。

 ハンマーを拾って、バンのウインドーにたたきつけた。勢いあまって、車の中に飛び込んで行った。

 カルロスさんの母親のルズさんがガソリンを遠ざけようとしたが、遅かった。

 ガソリンの缶を持ってバンの運転席に入って、閉じこもった。

 そしてカルロスさんは「息子の名前を呼び、息子を求めて叫んだ」。

 座席のハンマーを振るい、社内をめちゃくちゃにした。ダッシュボードを、パスコンを、リアウインドーを破壊した。

 それからガソリンを撒いた。バーナーに火をつけた。ガソリンのにおいで噎せ返った。

 母親に手をつかまれた。

 その瞬間に引火。車内は火の海になった。

 炎に包まれ、道路に転げ出た。
 

 2日後、カルロスさんは病院で意識を取り戻した。

 下半身を中心に全体の26%を火傷していた。

 戦死した息子のアレキサンダーが高校を卒業して、海兵隊に入ったのは3年前のことだった。17歳の選択。入隊にあたって、海兵隊から、1万ドルのボーナスが出た。

 湾岸のクウェートから、手紙を書いて来た。

 「こんなに青い海を見たことはない」

 手紙のあとの方に「死ぬのは怖くない」と書いてあった。

 イラクのナジャフに送られた。

 4階建てのホテルを掃討中、こめかみを狙撃され、死んだ。

 マサチューセッツのロスリンデールに引っ越して来てから、カルロスさんは息子の死を無駄にしない活動を始めた。

 戦争の無意味を訴え始めた。

 アレキサンダーさんの戦地からの手紙のコピーをいっぱいつくって配り、マサチューセッツ版(バージョン)のシンディー・シーハン、とも言われるようになった。

 「軍人の家族が発言する」という組織を、同じ境遇の遺族と立ち上げ、反戦運動を始めた。

 息子を失った思いを集会で話すようになった。

 「17歳の子を軍務に就かせてはならない。リクルーターの軍人を高校から追い返せ」

 45歳の父は、息子を戦争で亡くした悲しみを、平和運動の取り組みのなかに昇華させた。

 そんなカルロスさんのことを、マサチューセッツの地元紙、ボストン・ヘラルド(電子版、12月1日付け)の記事で読んだ。

 記事には、アレキサンダーさんの遺影を持って街頭に立つ、カルロスさんの写真が添えられていた。

 胸に十字架のネックレスが見えた。神父のような、黒っぽいスーツを着ていた。

  シンディー・シーハンさんが「平和の母(ピース・モム)」なら、カルロスさんは、さしずめ、「平和の父(ピース・ダッド)」か。

 カルロスさん、アレドンドさん。

 「平和の父」の祈りを、わたしたちもともに、祈ることにしよう。

http://www2.townonline.com/roslindale/localRegional/view.bg?articleid=378127&format=&page=1 

Posted by 大沼安史 at 04:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-05

〔NEWS〕 イラク反戦 黒人大学でプロテスト 大学側、処分へ

 米国の反戦放送局、「デモクラシーNOW」電子版は12月2日、米バージニア州の名門黒人大学、ハンプトン大学の学生たちがイラク反戦運動に立ち上がり、大学側が処分を検討する事態になっている、と報じた。
 
 それによると、学内でパンフレットを配布するなど抗議行動を行ったのは、同大学の進歩的学生同盟(PSA)に所属する学生ら、20人。
 
 ブッシュ政権のハリケーン対策についても抗議の声をあげたという。
 
 抗議行動は大学警察によって、解散させられた。
 
 その約20日後、大学当局が学生7人に出頭を命じる手紙を送った。
 
 学則違反だという。
 

 (大沼 注)

 黒人キャンパスの小さなプロテスト。

 こうした草の根の反戦運動についても、今後、本ブログで取り上げて行きたい。

http://www.democracynow.org/print.pl?sid=05/12/02/1451228

Posted by 大沼安史 at 02:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-02

〔NEWS〕 自爆テロのベルギー人女性の身元判明

 イラクで自爆テロを遂げたとされるベルギー人女性の身元が判明した。

 英タイムズ紙(電子版、12月2日付け)によると、この女性はムリエル・デゴウクさん(38歳)。 

 ベルギー在住のトルコ人と離婚後、イスラムに改宗、その後、モロッコ人男性と再婚し、ブリュッセルで暮らしていた。

 トルコ人と結婚するまでは、パン屋で助手をしたり、カフェに働く、ふつうの女の子だったという。

 その彼女が、再婚相手と一緒にイラク入りし、11月9日、バグダッド近郊で自爆テロを決行した。
 

http://www.timesonline.co.uk/newspaper/0,,174-1900483,00.html

Posted by 大沼安史 at 08:00 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-12-01

〔NEWS〕 イラクで拉致された欧米人4人は米シカゴのキリスト教平和団体活動家

 イラクのバクダッドで拉致された英国人1人と米国人2人、カナダ人1人の男性4人は、いずれも米シカゴに本拠を置くキリスト教平和団体、「クリスチャン・ピースメーカー・チーム」の所属とわかった。

 シカゴ発のAP電(11月30日付け)が報じた。

 同グループは過去15年間、世界の紛争地域で支援活動を続けて来た。

 同グループは、いくつかのプロテスタント系宗派の支援を受けているが、伝道のためではなく、あくまでも平和のために活動を続けているという。

 今回、拉致されたのは、英国人のノーマン・ケンバー氏(74歳)のほか、トム・フォックス(54歳)、ジェームス・ローニー(41歳)の米国人2人と、カナダ人のハミート・スードン(32歳)の各氏。

 〔For the Record〕

 このAP電に、米国人、トム・フォックス氏が昨年、イラクから寄せた文章が引用されている。

 その一部を、ここに記録しておく。

 なぜ?

 すばらしい言葉だから。

「でも、もし、イエスとガンジーが正しいなら、わたしは自分の命を懸けるように求められているのだ。もしも、わたしが命を失うとしても、わたしはその二人と同じように人を許すために死ぬのである」

"But if Jesus and Gandhi are right, then I am asked to risk my life, and if I lose it to be as forgiving as they were."

 トム・フォックス氏らの属する団体は、誘拐者であれ、暴力で対処してはならない、という平和主義の原則を持っているという。

AP電は ⇒

http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/news/special_packages/iraq/13294266.htm

Posted by 大沼安史 at 04:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ベルギー人女性 バグダッドで自爆テロ

 イスラムに改宗し、イスラム過激派を結婚したベルギー人の女性がイラクに潜入し、バグダッドで最近、自爆テロを敢行していた!

 フランス情報部によって、そんな見方が強まっている。

 もし、事実だとすれば、ヨーロッパ人女性による、初の自爆テロ。

 自爆、そしてテロでしか目的を遂げられない絶望と怒りが、欧州のイスラム社会の女性の間にも、広がりだしたかたちだ。

 英紙デイリー・テレグラフ(電子版、11月30日付け)や、米国のUPI通信が報じた。

 それによると、この女性はトルコを経由して、陸路、イラク入りし、自爆したらしい。
 イラク駐留米軍スポークスマンによると、バグダッドでは9月28日と11月9日に、女性による自爆テロ事件が起きている。

 女性が自爆テロを決行するケースはこのところ目だっており、全体の10%に達している。

 そうした女性はこれまで、中東、あるいは東南アジア出身者に限られていた。

http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/11/30/wirq30.xml&sSheet=/news/2005/11/30/ixworld.html

http://www.upi.com/SecurityTerrorism/view.php?StoryID=20051129-115510-8347r

Posted by 大沼安史 at 09:57 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-30

〔NEWS〕 BBC会見で元パウエル国務長官補佐官が痛烈なブッシュ政権批判 「イラクWMD」問題「善意のミス」を疑問視

 米国のパウエル前国務長官の首席補佐官をつとめたローレンス・ウィルカーソン氏は11月29日、英国のBBC放送のインタビューに応え、イラク戦争開戦理由とされた、サダム・フセインの「WMD保有疑惑」について、以前は情報収集における善意の(honest)ミスと考えていたが、米情報機関がイラク戦争開戦前、抑え込まれていた疑惑が最近、明らかになったことで、その当初の考え方を疑問視するようになった、と述べた。

 ウィルカーソン氏はまた、テロ容疑者に対する非人道的な取り扱いと、イラクの戦後復興の躓きについて、チェイニー副大統領を名指しし、非難を受けるべきであるとの認識を示した。
 
 (大沼 注)
 本BLOG既報の通り、ウィルカーソン氏は、チェイニー大統領らブッシュ政権内のタカ派を「陰謀団」と呼んだ人物。

 そのウィルカーソン氏がこんどはBBCに登場し、批判のトーンを高めた。

 単独のプレーではないような気がする。
 ワシントンの権力機構内部で、ブッシュ政権、とりわけチェイニー副大統領一派に対する追い落としの動きが出ている、と見ていいかも知れない。

⇒ 
 

http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/4480638.stm

Posted by 大沼安史 at 12:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク 拉致外国人 アルジャジーラが放映

 衛星放送・アルジャジーラは11月29日夜、バグダッドで拉致された英国人、ノーマン・ケンバー氏ら、外国人4人のビデオ映像を放映した。

 英紙ガーディアン(電子版、11月29日付け)が報じた。

 「正義の剣・旅団」を名乗るグループによる映像で、ケンバー氏のパスポートについても撮影している。
 「正義の剣・旅団」の名が出たのは、今回が初めて。

 グループはケンバー氏が、キリスト教系平和団体の代表であることを隠れ蓑に、スパイ活動をしていたと、いかにも無理な主張している。

 これに対して、同紙はケンバー氏が、「核廃絶のためのキャンペーン(CND)」などで長年、平和運動に携わってきた人物であるとの、知人の証言を掲載した。

 一方、ドイツのテレビ局は同日夜、同じくバグダッドで拉致されたドイツ人女性、スザンヌ・オストホフさんのビデオ映像を放映した。

 ドイツはイラクに派兵していないが、拉致グループは、ドイツがイラク政府と交渉しているので、それをやめないかぎり殺害すると脅している。

(大沼 注)

 英国の平和運動家といい、ドイツ人の女性といい、なぜ拉致したのか、不可解である。

 あの「ザラクァイ」なるものが犯行声明を出していないのも、注目されるところだ。

 だれが、なんのために?

 例によって、陰謀めいた謎が、またひとつ、生まれた。 
 

http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,1653589,00.html

Posted by 大沼安史 at 09:51 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-29

〔NEWS〕 「9・11」内部告発者 シベール・エドモンズさんの上告を棄却 米最高裁 

 米ワシントンのFBI翻訳センターで、傍受情報の翻訳にあたっていたシベール・エドモンズさんが、「9・11」テロ情報を同センターの同僚らが「誤訳」するなど、米国の安全を脅かす不法行為を行っていたと内部告発し、逆に解雇されたことについて、米当局を訴えていた裁判で、米最高裁は11月28日、エドモンズさんの上告を棄却する決定を下した。

 Yahoo!Newsに掲載されたロイター電によると、米最高裁は棄却にあたって、何の理由も示さなかった。

 これに対して、エドモンズさんは声明を発表し、「FBIに責任をとらせることに失敗した司法制度に失望している。しかし、わたしは連邦議会が徹底した調査を始めるよう、要求し続ける」と述べ、こんごとも闘いを続行する意志を表明した。

 エドモンズさんの内部告発内容については、「9・11調査委員会」での証言を含め、アシュクロフト司法長官(当時)が、公表すると米国の安全保障が損なわれるとして、「国家機密保持」の網をかけ、封印している。

 このため、エドモンズさん自身も、内部告発の核心的な事実については発言をしていないが、マスコミ取材などを通し、周辺的な事実は明らかになっている。

 「9・11」のテロ実行計画に関する決定的に重要な傍受情報が、外国情報機関と通じる翻訳官によって誤訳されたり、無意味な情報とされていたことなどが判明している。

 それはまるで「9・11」のテロを成功させるための工作のようだった。

 (大沼注:この内容は、ぜひ拙著の『戦争の闇 情報の幻』(本の泉社)を参照していただきたい)

 エドモンズさんはこの事実を、FBI内部の所定の手続きをとって内部告発、司法省にも調査を求めたが、逆に解雇されてしまったことから、裁判闘争を続けてきた。

 一、二審とも、アシュクロフト長官による「国家機密保持」の要請に応えて、エドモンズさんの訴えを退けていた。

 今回の最高裁の決定は、ブッシュ政権寄りの判事構成からみて、予測されていたが、権力ぐるみの真相封じというスキャンダラスな実態がますます浮き彫りになったかたちだ。
 
 (大沼 注)

 最高裁までもが「封印」しなければならない、シベール・エドモンズさんの告発の中身は何なのか?

 ブッシュ政権はなぜ、彼女の告発を、「国家機密」として封じ込まなければならなかったか?

 答えははっきりしている。

 ブッシュ政権内に、「9・11」のテロ成功を望んでいたグループが存在していたからである。より正確には、ブッシュ政権そのものが、同時多発テロの成功のため、考えられるかぎりの工作を繰り広げたからである。

 「9・11」当日のハイジャック訓練も含めた軍事演習などは、その端的な工作の実例である。

 エドモンズさんの告発の一部は、英国人ジャーナリストの調査報道によって明らかにされている。

 米政府の「猿轡」の及ばない、第3国の報道機関の深層取材に期待したい。
 
 

http://news.yahoo.com/s/nm/20051128/pl_nm/court_fbi_linguist_dc

Posted by 大沼安史 at 05:33 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-28

〔NEWS〕 イラクで平和運動家の英人ら4人、拉致

 英インディペンデント紙(電子版、11月28日付け)は、イラク現地で救援活動している英国人1人と、カナダ人2人、米国人1人の計4人が、26日に武装したグループに拉致された、と報じた。

 誘拐された英国人は、ノーマン・ケンバーさん。

 ケンバーさんは60年代から平和運動を続けてきた、元医学教育病院の教授。
 バクダッドでは複数の平和団体の現地代表を務めていた。

 カナダ人、米国人については、セキュリティーの観点から名前、所属機関などは公表されていない。
 
 (大沼 注)
 イラクからの撤兵論議が高まり始めたこの時期に、敢えて行った今回の拉致。
 謀略的な背景がなければ、と切に思う。
 無事の生還を祈る。


http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article329728.ece

Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-25

〔NEWS〕 米海軍、海自 最大規模の合同演習

 米軍の「星条旗」紙(電子版)は11月25日、米空母、「キティーホーク」の記者発表にもとづき、9日間にわたる、米海軍と日本の海上自衛隊の合同演習、「ANNUALEX2005」が同日、終了したと報じた。
 
 YOKOSUKA(横須賀)NAVAL VASE(海軍基地)発の同紙の記事によると、合同訓練には、米側から、空母、キティーホークのほか、潜水艦2隻、その他、海軍艦艇9隻、日本側からは49隻の海自艦艇が参加した。
 
 西太平洋海域における、過去半世紀、最大規模の合同訓練だった。

(大沼 注)

 日本のマスコミは、この「ANNUALEX2005」を報道したのだろうか?

 星条旗紙には、「水兵たちは空母からの(艦載機の)発艦訓練を受けた」とある。

 まさか、とは思うが、海自の自衛官がキティーホークの艦上で、訓練を受けていたとしたら、問題である。

 いくらなんでも、まさか、そこまで?……
 いや、大いにありうる、ことかもしれない。

 日本のマスコミの記者諸君の確認報道を願う。

星条旗紙の記事は ⇒

http://www.estripes.com/article.asp?section=104&article=33243

Posted by 大沼安史 at 07:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-24

〔NEWS〕 ブッシュ牧場前 エルズバーグ博士ら逮捕 

 米テキサス州クロフォードにある、ブッシュ大統領の牧場近くにテント村を設営、感謝祭の休暇を過ごす大統領に対し、「イラク戦争反対」をアピールしようとした10数人の人々が、11月23日、地元のシェリフに逮捕された。

 逮捕されたなかには、ベトナム戦争に関する「ペンタゴン文書」を暴露し、ベトナム反戦運動に弾みをつけた、ダニエル・エルズバーグ博士も含まれている。

 同牧場前でこの夏、泊り込みを続け、イラク反戦運動のうねりをつくった、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんは、週末に現地に到着することになっており、この日の逮捕はまぬかれた。

詳しくは ⇒

http://www.msnbc.msn.com/id/10173879/

Posted by 大沼安史 at 03:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-23

〔重要 NEWS〕 ブッシュ大統領 ブレア首相との首脳会談で「アルジャジーラ局、攻撃」を提起 英紙が会談メモをもとに報道 ブレア政権、「メモ詳報」を公的秘密令適用威嚇で封印

 英紙デイリー・ミラー(電子版)は11月22日、ブッシュ米大統領がブレア首相と昨年4月16日、ワシントンのホワイトハウスで首脳会談を行った際、湾岸・カタールの首都、ドーハにある、衛星テレビ局、アルジャジーラ本局に対する攻撃を提起し、ブレア首相がこれを思いとどまらせていたと、英首相府による最高機密の「首脳会談メモ」をもとに報じた。
 
 このミラー紙の報道に対し、ブレア政権は「公的秘密令」を適用すると威嚇。この22日付けの第一報については、同法の適用を見送ったが、首脳会談を記録した「会談メモ」の全容(トランスクリプト)を続報として報じることについては処罰の対象になると圧力をかけた。
 
 これに対してミラー紙は23日付けで、「司法相はブッシュに関する、本紙によるリーク(漏洩)に猿轡をかませた」とのタイトルの記事を掲載し、同紙は法律に従うとして「会談メモ」の詳報の報道については断念することを明らかにした。

 英紙ガーディアンによると、ブレア政権による同法の発動は、今回が初めて。

 ミラー紙の第一報によると、「会談メモ」は昨年5月、ノーザンプトンの元労働党国会議員の事務所に「出現」した。

 この機密漏洩に関しては、英首相府の職員、デービッド・ケオーグ氏(49歳)が、元国会議員のスタッフにメモを流した容疑(公的秘密令違反)で訴追されている。

 ケオーグ氏と、元国会議員スタッフの2人は現在保釈中で、最終、裁判所に出廷する。

 ミラー紙によると、「会談メモ」は5ページの長さ。

 同紙の取材に対し、英政府当局者のひとりは、ブッシュの威嚇は「ユーモア」と述べたが、他の政府関係者は、メモに記録された会談のやりとりからみて、ブッシュ大統領もブレア首相も真剣であったことは、絶対的に明らか」と証言しており、同紙による「会談詳報」の続報が待たれていた。

 ホワイトハウスで英米首脳会談が行われた昨年4月半ばとは、米軍によるイラクのファルージャに対して総攻撃を行っていた頃。

 米政府は、イラクの民衆の側から報道するアルジャジーラに対して不快感を持っており、ミラー紙によれば、2001年には、アフガニスタンのカブールにある支局を、2発の「スマート爆弾」で撃破したほか、2003年には、バグダッド支局をミサイル攻撃し、レポーター1人を殺害している。

  

 〔大沼 解説〕

 ブレア政権が「会談メモ」の詳報を「封印」したことで、ミラー紙の第一報報道の信憑性が裏付けられたかたちだが、「報道の自由」に対する重大な挑戦であり、今後、論議を呼ぶことは必至だ。
 
 デイリー・ミラー紙は英国のタブロイド紙で、発行部数も多く、影響力が大きい。

 同紙はことし7月のロンドン地下鉄同時多発テロ事件でも、「犯人」とされる若者たちがだまされて現場に爆発物を運び、生還できるはずだったのに「自爆」させられたとの、捜査当局内部の見方をスクープし、注目された。

 ミラー紙の今回の(第一報)報道によると、ホワイトハウスの会談は、ブレア首相は国際世論の反発などを根拠にブッシュ大統領を説得し、大統領も遂にホコを収めたようだが、それにしても、アメリカという国家権力のなんと好戦的なことよ。
 
 アメリカにはボスニア紛争で、ベオグラードのセルビア国営放送局を撃破した「前科」もある。
 
 「報道の自由」に対する挑戦として、蟷螂の斧であることを知りつつ、わたし(大沼)もまた、ひとりのBLOGジャーナリストとして、ここに抗議の意思表示をしておく。
 
 「軍事帝国アメリカ」の権力者よ、汝、驕ることなかれ!

 ミラー紙の報道は ⇒

http://www.mirror.co.uk/news/topstories/tm_objectid=16397937%26method=full%26siteid=94762-name_page.html

http://www.mirror.co.uk/news/tm_objectid=16401707%26method=full%26siteid=94762%26headline=law%2dchief%2dgags%2dthe%2dmirror%2don%2dbush%2dleak%2d-name_page.html

 

Posted by 大沼安史 at 05:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-22

〔NEWS〕 米軍 「白燐(リン)弾は化学兵器と認識」 モンビオ氏らが指摘

 米軍がイラクのファルージャなどで戦闘に使用した白燐(リン)弾について、ほかならぬ米軍、国防総省当局が「化学兵器」であると認識していた事実が、英紙ガーディアンの著名なコラムニスト、ジョージ・モンビオ氏らによって明らかにされた。

 白燐弾を化学兵器でないと主張する米軍、米政府の言い逃れは、もはやきかない事態になった。

 モンビット氏は、同氏の調査員が探し出した、米カンサス州フォート・リーヴェンワースにある「米国指令部カレッジ」発行の「戦闘書(バトル・ブック)」の記述を、ガーディアン紙(電子版、11月22日付け)のコラムのなかで紹介した。

 それによると、「戦闘書」には、「WP(白燐)を人的目標に使用することは、地上戦の法に反している」と明確に書かれている。

 モンビオ氏はまた、同じコラムのなかで、ブロッガー(フリージャーナリスト)のガブリエル・ザンパリーニ氏がその存在を突き止め、自身のブログに掲示した、米国防総省の機密指定解除文書(タイトル:「燐(リン)化学成分の使用可能性について」、日付:1991年4月)に、以下のようなくだりがあることを紹介した。

 「サダム・フセインに忠誠を誓うイラク軍は、クルド人の反乱者とエルビルの住民……そしてイラクのドゥハク郡に対し、白燐(WP化学兵器を使用した可能性がある。WP化学成分は砲撃や武装ヘリで撃ち込まれた……」

 (大沼 注)
 こうした文書の存在が明るみに出た以上、米軍はもはや口をぬぐうわけにはいくまい。

 白燐という化学成分を使った兵器は、化学兵器以外のなにものでもないことは、当たり前のことである。

 モンビオ氏はコラムのなかで、「戦争犯罪(イラク侵攻)中の戦争犯罪(一般州民がいる都市への無差別攻撃)中の戦争犯罪(白燐弾)」といった表現をしているが、同感である。 

モンビオ氏のコラムは ⇒

http://www.guardian.co.uk/Columnists/Column/0,5673,1647998,00.html

ニューヨークで活動するイタリア人ジャーナリスト、ザンパリーニ氏のブログは ⇒

http://www.thecatsdream.com/blog/

Posted by 大沼安史 at 11:58 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2005-11-21

〔NEWS〕 米軍 イラクから6万人、撤退へ 駐留兵士の3分の1以上 英紙報道

 英紙サンデー・タイムズ(電子版)は11月20日、イラク駐留米軍の3分の1以上にあたる6万人が、12月に行われるイラク総選挙の後に撤退する、と報じた。

 イラク駐留米軍は現在、16万1000人規模。

 年末から始める6万人撤退で、イラクに展開する米軍は10万人の大台を切る。

 同紙の取材に対し、米国防総省は撤退の確認を拒否した。
 

Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-20

〔NEWS〕 在米ユダヤ人団体 「イラク撤退」を決議

 Yahoo!Newsに載ったAP電によると、在米ユダヤ人団体のひとつで、最もリベラルな「改革ユダヤ教連合」は11月18日、テキサス州ヒューストンで年次大会を開き、ブッシュ大統領にイラクからの撤退を求める決議を全会一致で採択した。

 同連合は150万人規模。

 ヨフィエ会長は「漲る気分は明確で圧倒的だ。アメリカのユダヤ人、そしてすべてのアメリカ人は、この戦争に深く批判的であり、政権に対して、いつ、いかなる形で兵士を帰国させるか聞きたいと思っている」との声明を発表した。

 〔大沼 注〕

 リベラルな在米ユダヤ人のなかで、イラク撤退の声がますます強まっている。

 イラク戦争は、イスラエル、そして米国内でのユダヤ人タカ派勢力による、イスラエル周辺国の無力化戦略の「青写真」をもとに、「中東へのデモクラシーの輸出」を「大義=口実」として、米国の2つの影の権力、軍産複合体と石油ロビーが手を組んで仕組んだ戦略資源確保戦争である……これが筆者の偽らざる「推測」であり、世界の「常識」だ。

 そうした戦争を支える柱のひとつ、「イスラエル防衛」に対し、在米のユダヤ人の間で批判が高まっている。
 これはおさえておきたいポイントだ。

 この点に関して思い出さざるを得ないのは、2002年10月25日、ミネソタ州北部の空港で起きた、ポール・ウェルストーン上院議員専用機の着陸失敗「事故」である。

 コックピットにパイロットを2人をおきながら、なぜ、専用機は墜落したのか? 
 
 ウェルストーン議員(民主党)は、リベラルなユダヤ人で、ブッシュ政権(共和党)の動きに警戒感を示していた。

 そして、そのときの米連邦議会は、1議席差で民主党の優位。

 その貴重な「1票」が、ウェルストーン議員の突然の「死」によって失われた。

 イラク戦争開戦に向かう動きのなかで、貴重な歯止めが消えてしまった……

 「事故」原因の再調査が望まれる。
 

 

Posted by 大沼安史 at 11:59 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔For the Record〕 クリントン、「イラク戦争はビッグ・ミステイク」

 クリントン前米大統領は11月16日、中東湾岸、ドバイのアメリカン大学で演説し、イラク戦争は「a big mistake(大きな過ち)」であると述べた。

 AP電や英紙インデイペンデントなどによると、前大統領はさらに、ブッシュ大統領が「イラクにおける権力構造の完全破壊を含む、いくつかの失策(several errors)をおかした」と批判。

 続けて、「テロリストたちを呼び込んでしまった。これは中心的な過ちである。そしてわたしたちは、そのこととともに生きている」と指摘した。
 
 〔大沼 解説〕

 クリントンの、この「ビッグ・ミステイク」発言は、これまでイラク戦争評価に慎重な姿勢をみせていた前大統領による、初めての明確な言明とあって、世界に大きな衝撃波となって伝わった。

 この2日間、所要でデスクに座ることができず、この件についてもまた、本ブログにおいて速報することができなかったが、日本ではなぜか報じられていないようなので、「同時代の記録」として、遅ればせながら、記しておく。

 今回のクリントン発言はもちろん、国際、(米)国内状況の風向きを読み取ったうえでのものである。

 ブッシュ政権の失敗をとりつくろい、国際社会における米国の威信をつなぎとめるには、こうするしかないのだろう。

 国内的には、劣位の民主党にふたたび権力の舵取りを任せる「方向」に――米国民に希望と幻想をふりまきながら――政治の振り子が振れ始めたに違いない。

 この点でなにより重要なのは、おそらくブッシュ政権も、「イラク撤退」の検討しはじめている(あるいは終えている)のではないか、との視点である。

 それを知っているがゆえに、たぶんクリントンは「明言」したのだ。

 そう、ブッシュ政権など倒れても、米国のヘゲモニー(と、その政治権力の正統性幻想)さえ守ることができればいい……。

 アメリカの政局は、ニクソンが倒れた「ウォーターゲート」状況に似てきた。

 内部告発などが続き、果たして「ブッシュゲート」の水門は破られるか?

 それとも、したたかな粘り腰で、ブッシュのホワイトハウスが民主党などの攻勢を凌ぎきるのか?
 
 それが今後の注目点である。

Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-16

〔NEWS〕 米国防総省 イラクでの「白燐(リン)」弾使用を確認

 YahooNewsが11月15日に報じたAFP電によると、米国防総省(ペンタゴン)のスポークスマンは同日、英国BBC放送とのインタビューのなかで、イラクにおける「白燐(リン)」弾の使用を初めて、公式に認めた。

 同スポークスマンは「白燐弾は主に、煙幕をはる目くらましで、ときに敵をマーキングするのに使っている。それは敵の戦闘員に対する使用もあり得る、焼夷兵器である」と述べるとともに、「白燐は通常の弾薬。化学兵器ではない。違法でも非合法でもない」として、非合法の化学兵器にはあたらないと主張した。

 AFP電はまた、このペンタゴン当局者の言明とは別に、国営テレビRAIのドキュメンタリー放映がこの白燐弾問題に火をつけたイタリアでの動きについても伝えた。

 ローマでは14日、米国大使館前で左翼の国会議員らも交えたデモがあり、共産党の幹部が国連調査団の派遣を訴えた。

AFPの記事は ⇒ 

http://news.yahoo.com/s/afp/20051115/pl_afp/usiraqbritainitaly_051115220512

Posted by 大沼安史 at 04:53 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-15

〔NEWS〕 「水をかけても、皮膚を燃やし続けた」 ダール・ジャマイル氏がファルージャから、「白燐(リン)」弾被害をレポート

 イラク戦争をイラクの民衆の側から、主にブログを通じ報道している、米国人フリージャーナリスト、ダール・ジャマイル氏が、米軍の「白燐(リン)」弾使用問題で注目されるイラクの都市、ファルージャに入り、英紙インディペンデント(電子版、11月15日付け)に、現地からレポートを寄せた。

 それによると、ファルージャでジャマイル氏は、米軍の「白燐(リン)」弾使用に関する、以下のような証言を得た。

 ・(アブ・サバ氏、ファルージャ市ジョラン地区)「彼らは(米軍は)、キノコ雲のようなものを発する、これらの変な爆弾を使った。これらの爆弾の一部が爆発して大きな炎となり、皮膚の上で燃え続けた。水をぶっかけても燃え続けた」

 ・(アハマド医師、ファルージャ郊外サクラビアで活動)「皮膚が溶けた犠牲者を治療しました。わたしが目の当たりにした人々、そして人体は、明らかに焼夷兵器によるものであって、砲弾の破片によるものではありません」「爆撃されたジョラン地区の家々は撤去されました。その大半がまだ建っているにもかかわらず……」「米軍が特別な弾薬を使った地域の土砂は、着弾地ごとに、200平方メートルずつ、除去されました」

 ・(バーハン・ハサ氏、フリーランスカメラマン)「わたしはクラスター爆弾をどこでも見ました。多くの人体が燃えていました。銃弾を撃ち込まれてはいませんでした」

 ・(住民のアブデル・ラザク・イスマエル氏)「アメリカ人たちは、そうした遺体の一部を、ファルージャに近いユーフラテス河に捨てていた」

インディペンデント紙の記事は ⇒

http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article327136.ece

ジャマイル氏のブログ、「イラク・ディスパッチ」は ⇒

http://dahrjamailiraq.com/weblog/archives/dispatches/000317.php#more

Posted by 大沼安史 at 05:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 根室沖 漁船事故のイスラエル海運会社 イラン向け装甲車両部品密輸で拿捕の過去

 9月28日、北海道・根室沖で、イスラエルの大型コンテナ船「ジム・アジア」が、地元の漁船、「第3新生丸」と衝突、漁船の乗組員7人が死亡する海難事故が起きたが、「ジム・アジア」の船主、イスラエルのZIM社の所有する船が2002年夏、イラン向け、禁輸の兵装を運んでいて、ドイツの税関当局に拿捕(だほ)されていたことがわかった。

 MENA通信が同年8月29日に報じたところによると、ハンブルグ港で拿捕されたのは、ZIMアントワープの船で、装甲車のタイヤのゴム部品、3000点を積み込み、イランのバンダル・アッバス港に向かう途中だった。

 部品は、イスラエルのPAD社製のもの。

 イランへの兵装・備品を含む武器輸出は、当時も、イスラエルの法律によって禁じられていた。

 PAD社はタイに輸出するとして、政府から許可をとっていた。

 PAD社を所有するヴァインスタイン氏は、2000年2月、カナダ製の装甲車両とエンジン、部品を1996年から97年にかけ、イランに密輸した疑いで逮捕されている。

 イスラエルとイランの関係は、1979年のイラン革命以来、断絶しているが、イラン・イラク戦争の期間、イスラエルはイランに肩入れして、武器を供給していたとされる。

 ところで、根室沖での海難事故は、「あて逃げ」の可能性を否定できない。

 かりにそうだとすると、なぜに逃げなければならなかったのか、が問題になるが、日本の海上保安庁としては、コンテナ船が何を積み込んでいたかにも捜査の目を向けるべきであろう。

 MENA通信の記事は ⇒

http://www.gvnews.net/html/DailyNews/alert2070.html

 日本のメディアの報道は ⇒

http://news.goo.ne.jp/news/search/search.php?MT=%BA%AC%BC%BC%B2%AD&kind=&day=30&text.x=28&text.y=12

Posted by 大沼安史 at 04:19 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 アンマン同時多発テロ イスラエル筋 「事前避難」言明 ロサンゼルス・タイムズ紙 報道

 ヨルダンの首都、アンマンで11月9日に起きた同時多発テロ事件をめぐり、被害にあったホテルに滞在していたイスラエル人が事前に避難して問題が注目されているが、米紙ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版、11月10日付け)も、イスラエル筋がこの事実を聞いている、と報じていたことがわかった。

 同紙に対して証言したのは、イスラエルの元反テロ活動担当者、アモス・ギオラ氏。

 同紙の電話取材に対し、イスラエル国内の複数の情報筋が、テロ実行前の避難について語ったいた、と言明した。

 この問題は、イスラエルの有力紙、ハーレツ紙が9日に伝えたあと、翌10日に一転してこれを否定したが、その後、再び、事実を確認する報道をしている。

ロサンゼルス・タイムズの記事は ⇒

http://www.latimes.com/news/printedition/la-fg-bombings10nov10,1,4818949.story

Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-14

〔NEWS〕 夫婦で自爆テロ 未遂の妻 ヨルダンTVで告白

 ヨルダンの首都、アンマンのホテルで起きた同時多発自爆テロ事件で、ターゲットにされたホテルのひとつ、ラディソン・ホテルの結婚式会場にイラク人の夫とともに侵入、自らは自爆に失敗して逃走していた妻が11月13日夜、ヨルダン国営テレビの生放送で、犯行を告白した。

 テレビで告白したのは、同ホテルで自爆したアリ・ハッサン・シャマリ容疑者の妻、サジダ・アル・リシャウィ(35歳)。

 放映に先立ち、記者会見したヨルダンのムアシェール副首相によると、サジダ容疑者は、イラクのアンバール州で活動、昨年、米軍のファルージャ侵攻の際、死亡したとみられる、「アルカイダ」のリーダーのひとり、ムバラク・リシャウィの妹、あるいは姉(大沼注 不明)。

 夫を含む3人の男性実行犯と車でイラクからアンマン入りし、アパートを借りていた。

 英紙ガーディアン(電子版、11月14日付け)の報道によると、サジダ容疑者は「彼(夫)は、ヨルダンのホテルを攻撃すると言いました。レンターカーを借り、11月5日(大沼注 実際に自爆テロが起きたのは9日)にホテルに入りました。ホテルのなかに入って、彼は(宴会場の)一方の角に、わたしは別の角に行きました」などと語った。

 サジダ容疑者はまた、ベルトに巻いた爆薬を黒のアラブ衣裳でどう隠したか、まるでモデルのようにテレビで実演してみせた。

 テレビでの、「11月5日」に犯行に及んだとする、サジダ容疑者の発言は、明らかに本人の思い違い。

 ムアシェール副首相によると、ザジダ容疑者は同ホテルの結婚式宴会場で、腰の紐を引き、爆薬を爆破させようとしたが、失敗した。

 呆然と立ちすくむ彼女を、夫が急いで会場の外に連れ出した。

 夫は会場に戻り、自爆したという。

 サジダ容疑者は避難する人々に交じって現場を去り、借りていたアパートに潜伏しているところを、同日朝、逮捕された。
 ムアシェール副首相によると、彼女を含む4人がアンマン入りしたのは、同月4日のことだという。

 ガーディアン紙の記事は ⇒

http://www.guardian.co.uk/alqaida/story/0,12469,1642074,00.html

 

Posted by 大沼安史 at 11:53 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-13

〔NEWS〕 米海兵隊 「白燐(リン)〈white phosphorus〉」弾使用 ファルージャ戦 同行取材ルポ記事が確認  「揺さぶり・焼き殺す(シェイク&ベイク)」作戦で発射

 イラクの都市、ファルージャに対する米軍の侵攻時に、「白燐(リン)〈white phosphorus〉」弾が使用されていたことが、米海兵隊の迫撃砲班に同行取材していた米紙記者により報じられていたことがわかった。

 本BLOG既報の米軍誌の記述に加え、動かぬ証拠がまたも出てきた。

 駐留イラク軍はなお、使用の事実を認めていないが、半径150メートル以内の人体にとりつき、骨まで燃やしてしまう、この化学兵器の使用問題は、イラク戦争の残虐を物語るものとして、国際的な非難を巻き起こすことは必至だ。

 「白燐(リン)〈white phosphorus〉」弾の砲撃現場に立ち合い、報道していたのは、南カリフォルニア・サンジエゴ地域の地方紙、「NCタイムズ」のダリン・モルテンソン記者。

 同記者のルポ記事は、同紙電子版(2004年4月10日付け)に掲載された。

 モルテンソン記者が同行したのは、サンジエゴに近い、ペデルトンに本拠を置く、米海兵隊の第一海兵連隊第二大隊に所属するフォックス中隊の砲撃部隊。

 そのルポルタージュは、米海兵隊が2004年4月に行った、ファルージャに対する第一次侵攻(第二次侵攻は同年11月)の模様を、生々しく伝えている。

 その関係する部分を拙訳で紹介しよう。

 ファルージャ戦が始まって6日目、同年4月10日(土曜日)の朝のことだ。

 〔For the Record〕

 フェルージャへの砲撃は数日間にわたって続いていた。予想していた以上に戦闘がエスカレートしている。そう多くの海兵たちは言った。でも、まだ対処しうる範囲にあると。

 「それが戦争だ」と、ニューヨーク州モリソン出身のニコラス・ボジャード兵長(22歳)は言った。

 ボジャード兵長は迫撃砲班のリーダー。金曜日と土曜日の2日にわたって、ファルージャの街に、高性能爆薬と白燐(リン)の迫撃砲弾を、部下に命じて、次から次へと撃ち込んでいた。目標が何であるか、砲弾の爆発によってどんな被害が出ているか、知るすべもなかった。

 「このSASO(安全・安定作戦)はすべて、(カリフォルニアの)基地で訓練を積んできたことだ」と、ボジャード兵長は言った。「それがいま、現実の、とんでもない(goddamned)戦争になっている」

 ボジャード兵長が無線で砲撃命令を受けたのは、土曜日の朝、チームのみんなで携帯食の朝食を摂りはじめたときのことだった。

 「準備にかかれ!」
 兵長が叫ぶと、ジョナサン・アレキサンダー上等兵とジョナサン・ミルキン上等兵のふたりが急いで立ち上がった。

 ちょっと前まで、少年のように冗談を言い、ふざけあっていたふたりが、その瞬間、さっそく仕事にとりかかった。

 ターゲットの敵と、砲撃陣地の間には、味方の海兵たちがいる。多くの命がかかっている。

 ボジャード兵長は無線で敵目標に関する指示を受けた。目標を地図に落とし、彼らが「サラ・リー」と呼ぶ(女性名のニックネームをつけている)迫撃砲の砲撃準備に入った。

 (ふたりのジョナサン上等兵のうちのひとり)ミルキンはネバダ州レノ出身の21歳。アレキサンダイーはアラバマ州ウェタンプカ出身の23歳。ふたりで、素早く照準を合わせる。手際のいい仕事ぶりだ。

 「発射準備、完了!」と、数秒の後、ミルキン上等兵は叫んだ。そばの弾薬缶から「白燐(リン)」弾を取り出し、砲筒の先端部で保持した。

 「発射!」。ボジャード兵長が叫んだ瞬間、ミンキン上等兵が「白燐(リン)」弾を砲筒に落とした。

 発射の爆風とともに土煙が舞い上がる。なんどもなんども、発射を繰り返す。「白燐(リン)」の焼夷弾と、高性能爆薬の迫撃砲弾を、交互にミックスして撃ち込んでいく。それを彼らは「シェイク&ベイク(shake'n'bake 揺さぶり・焼き殺す)」と呼ぶ。武装勢力が今週、視認された一群の建物に撃ち込んでいく。

 砲弾がどこに命中したか、彼らは知らないという。そのことを、砲撃を終えたあと、携帯食を埃を払って朝食を摂る間、語りもしない。彼らはふたたび、いつもの悪口の言い合い、罵りあいのおふざけを始める…………

 以上が、モルテンソン記者による同行ルポの関係するくだりである。

 「白燐(リン)弾(WH)」と高性能爆薬を使った砲弾(HE)による「シェイク&ベイク(shake'n'bake 揺さぶり・焼き殺す)」攻撃の現場に居合わせた、貴重な証言報道である。

 迫撃砲班の兵士たちが、砲撃の「結果」を知らないまま、「白燐(リン)」弾を次から次へと撃ち込んでいる実態も活写されている。

 迫撃砲弾が炸裂した現場で、イラリアのテレビRAIが放映した、「白燐(リン)」弾による地獄絵巻が繰り広げられていたと知ったとき、ボジャード兵長や3人の若い海兵たちは、どんな思いにとらわれることだろう。

 今回、「NCタイムズ」紙の報道が明らかになったことにより、国連によるファルージャ現地査察が、ますます求めれる事態になった。

ルポ記事は ⇒

http://www.nctimes.com/articles/2004/04/11/military/iraq/19_30_504_10_04.txt

Posted by 大沼安史 at 01:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-10

〔NEWS〕 ヨルダンでホテル・テロ またもイスラエル人、事前に避難 イスラエル情報部、アルカイダの動向を監視し警告か?

 ヨルダンの首都、アンマンで11月9日午後9時(現地時間)ごろ、市内3つの高級ホテルで爆発があり、少なくとも57人が死亡、115人以上が負傷した。

 爆破されたホテルのうちの1つ、「ラディソン」ホテルには、イスラエル人の観光客らがいたが、全員、事前に避難していて無事だった。

 イスラエル紙のハーレツ(電子版)が10日に伝えた。

 同紙によれば、事前の避難は、「明らかに特別な安全上の警告」があったため。

 同ホテルに滞在していたイスラエル人は、「警備員」によってイスラエルに無事、帰ったという。
 
 イスラエルの反テロ司令部は9日、ヨルダンへの旅行はやめるよう警告を発していた。

 詳しくは ⇒

http://www.haaretzdaily.com/hasen/spages/643661.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000020-jij-int

 〔大沼 解説〕

 またも、謎の事前警告があり、イスラエル人が爆破テロを逃れた。
 
 またも、というのは、7月7日の英国ロンドンでの地下鉄同時多発テロのとき、以来、という意味だ。

 ロンドン・テロの際も、滞在中のネタニエフ財相(当時)に、事前に警告が入り、同相はホテルから外出せず、難を逃れた。(AP電、ドイツ「ビルト」紙が報道)

 そして、こんどはヨルダンのアンマン。
 イスラエルの情報部が、テロを事前に察知していたとしか思えない連発ぶりだ。

 アンマンのテロはアルカイダの仕業という見方が強いが、とすると、イスラエル情報部はアルカイダ組織の内部に「浸透」しているか、「監視」をしっかり続けているかのどちらかであろう。

 あの「9・11」のときの構図と同じでもある。

 それが「またも」の、もうひとつの意味だ。

 

Posted by 大沼安史 at 01:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (3)

2005-11-09

〔NEWS〕 在イラク米軍 「白燐」弾、一般人に対する使用を「記憶にない」と否定    「MK77」弾については認める

 Yahoo! Newsが伝えたロイター電(11月8日付け)によると、在イラク米軍のスポークスマンは、昨年11月のファルージャ侵攻時における、一般人に対する「白燐」弾使用を「記憶にない」と否定した。

 しかし、新型のナパーム弾ともいわれる「MK77」弾については、軍事目標への使用を認めた。

 現地の米海兵隊幹部はロイター通信へのメールで、「MK77」弾を使用したのは、同年11月ではなく、同3月から4月にかけての、ファルージャに対する春の侵攻時のみであると言明、同弾の化学組成はナパームと違うと指摘した。

 またバクダッドの米海兵隊は、「白燐」弾は「通常兵器」であり、煙幕をはったり攻撃目標のマーキングに使うが、イラクの一般人には使っていないと主張している。

 この問題は、イタリアのテレビ局がドキュメンタリーを放映したことで表面化した。

 ドキュメンタリーのなかで、ファルージャ戦に参加した元米兵が証言しているが、この元米兵は、米第1歩兵師団に所属していたジェフ・エンゲルハート氏であることが確認された。

 
詳しくは ⇒

http://news.yahoo.com/s/nm/20051108/ts_nm/iraq_usa_weapons_dc&printer=1;_ylt=AuCXxo0KZsvsL1._27CCilRg.3QA;_ylu=X3oDMTA3MXN1bHE0BHNlYwN0bWE-

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〔NEWS インサイダー〕 イラクの妖怪、チャラビ ワシントン入り 米国の「イラク撤収」を提案 

 イラク国民会議(INC)を率いる、イラク・シーア派のチャラビ(現副首相)が11月8日、ワシントン入りし、ライス国務長官らブッシュ政権要人と会見した。

 チャラビはイラク戦争開戦前、サダム・フセインのWMD保有疑惑を煽った偽情報の捏造源として知られるほか、イランの暗号を米国が解読していることをイラン側に通報した疑惑の当事者であり、FBIがなお捜査中だ。

 そういう札付きの人物を、なぜブッシュ政権はワシントンに呼んだのか?

 この点について英紙インディペンデント(電子版、11月8日付け)は、チャラビのワシントン入りは、「ホワイトハウスにイラクの泥沼からの脱出策を提案」するためだ、と報じた。

 チャラビは同じシーア派のイランとパイプを持ち、先週、テヘランを訪問し、アルマディネジャド大統領と会談したばかり。

 チャラビはイラク政府の副首相として、イラク石油産業を担当しており、その意味でも、米国としてはなお「使いで」がある存在だ。

 〔大沼 解説〕)

 チャラビがどのような撤退策を提示したかどうか不明だが、イラクをめぐる諸情勢から見て、

 ① イラクはシーア派が今後、実質的にコントロールする
 ② イランはイラク国内の武装抵抗勢力の支援を行わない
 ③ 米国はイラン攻撃を行わない
 ④ イラクのシーア派を抑え込んだ段階で、米軍の部分撤退を始める
 ⑤ アメリカのシリア侵攻を、イランは黙認する
 ⑥ アメリカはイスラエルにイランを攻撃を思いとどまらせる
 ⑦ イラクの石油資源はアメリカがコントロールする

 ――といった内容のものと推測される。
 

Posted by 大沼安史 at 10:32 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 日英豪が「イラク撤退」を調整協議 自衛隊の引き揚げは来年半ば 豪紙、報道

 豪紙、ジ・オーストラリアン(電子版)は11月8日、日英豪の3ヵ国政府がイラクに駐留する部隊の撤退について、ここ数ヵ月、調整協議を続けていると報じた。

 同紙はまた、日本の自衛隊の撤退時期については「来年半ば」になる、との見通しを示した。

 同紙さらに、イラク政府が、日本政府に「さらに1年の駐留」を求めていると報じている。

Posted by 大沼安史 at 09:59 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-08

〔重要NEWS 速報〕 米軍 ファルージャ侵攻時に化学兵器(白燐)を使用 イタリアTV局が証拠映像を放映

 英紙インディペンデント(電子版)は11月8日、イタリアの国営テレビ(RAI)とRAINEWS24(イタリア国営放送24時間ニュース・チャンネル)が7日、米軍が昨年11月、イラクのファルージャに侵攻した際、化学兵器(白燐)を使用したとする証拠の映像を流した、と報じた。

 ファルージャでの化学兵器使用疑惑は、昨年11月10日、「イスラム・オンライン」が報じていたが、米軍は照明弾であるとして、疑惑を否定していた。

 伊RAIが放映したドキュメントは、ファルージャの「人権研究センター」が撮影したもので、ファルージャで戦闘に従事したという元米兵1名が証言している。

 元米兵は「白燐は人体の皮膚に溶け込んで、骨まで焼いてしまう。女性や子どもの焼死体(複数)を目撃した。燐は爆発し、雲状になった。半径150メートル以内の人は、燐を浴びた」と証言した。
 
 ドキュメントに登場したファルージャの専門家、タレク氏は「火の雨が街に降った。多色の物質が体にくっつき、燃え始めた。死んだ人は、奇怪な傷口を持っていた。衣服は大丈夫なのに、体だけが焼けた」と語った。

 「ファルージャ:隠された虐殺」と題されたRAIのドキュメンタリーはさらに、白燐の化学兵器のほか、ナパームの進化型、「マーク77」という、これまたジュネーブ条約で使用を禁じられている非人道兵器が使用されたと指摘している。

 インディペンデント紙の記事は ⇒

http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article325560.ece

 RAINのニュースチャンネルは ⇒

http://www.rainews24.it

Posted by 大沼安史 at 12:23 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米軍のフサイバ侵攻、続く

 米ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じたところによると、シリア国境に近いイラクの都市、フサイバに対する米軍の侵攻作戦は、11月5日現在も続いている。

 侵攻3日目の同日は、米軍・イラク政府軍が、モスクや学校に立てこもる武装抵抗勢力との間で銃撃戦を展開した。

 イラク政府軍兵士は女装した武装勢力3人を射殺。
 うち1人はイラク国外から来た男だった。

 これを含め、これまで3日間の戦闘で36人を殺害した。

 米海兵隊員1人も戦死した。

 (大沼注)
 フサイバに侵攻した米軍には、ニューヨーク・タイムズ紙の特派員が同行している。ほかの西側メディアの同行はないようだ。

 米軍の侵攻は5日で3日目に入った。
 激しい抵抗にあっているらしい。
 
 

Posted by 大沼安史 at 09:52 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-06

〔NEWS〕「偽情報」、またも発覚 「サダム・フセインがアルカイダ・メンバーを訓練 しかも生物化学兵器を」は根拠なし 米情報機関(DIA)、イラク開戦1年以上も前に警告 ブッシュ政権はこれを無視

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は11月6日、イラク戦争の開戦理由の根拠のひとつとされた、サダム・フセインのイラクがアルカイダのメンバーに生物化学兵器の使用訓練を施している、との情報が、実はパキスタンで拘束されたアルカイダ幹部による偽情報らしいことを、米国防総省の情報機関、「防衛情報局(DIA)」がイラク開戦の1年以上前、2002年2月に突き止め、秘密報告書にまとめて提出していた、と報じた。

 同報告書の一部が、米上院のロックフェラー情報委員会委員長ら、民主党有力上院議員2人の要請に基づき、機密解除されたことで明るみに出た。

 同紙の報道によると、偽情報は2001年末、パキスタンで逮捕され、現在、キューバのグアンタナモ収容所に拘束されているとみられる、アルカイダ幹部のリビ容疑者。

 リビ容疑者に対する尋問がどこで、どのような方法で行われたか明らかではないが(大沼注 それがほんとうにリビ容疑者による証言だったかも含めて)、DIAの報告書は、同容疑者の「証言」は「意図的にミスリード」しようとしたものとみられる、と指摘している。

 こうしたDIAの秘密報告書が出ているにもかかわらず、ブッシュ大統領は2002年10月のオハイオ州シンシナティでの演説で、「イラクが爆弾づくりや毒、ガス製造で、アルカイダを訓練していることを突き止めた」と言明していた。

 〔大沼 解説〕

 またしても、ブッシュ政権による情報操作疑惑が浮上した。

 DIAから秘密報告を受けながら――ということは、嘘とわかっていながら、米国民、ひいては世界の世論に向かって、恐怖を撒き散らした。

 「イラクがアルカイダに生物化学兵器の訓練をしている。放っておいたら、たいへんなことになる」と。

 それにしても、ペンタゴンの諜報組織がベッタリ、クエスチョン・マークを貼り付けた「偽情報」を無理矢理、「真実」とみなし、イラク戦争に突っ込んでいったブッシュ政権のほんとうの狙いは何だったか。

 イラク開戦キャンペーンの根拠とされたものがことごとく捏造されたものと判明した現在、そこまで嘘に嘘を重ねて、戦争を始めなければならなかった、ほんとうの「開戦理由」が問われなければならない。

Posted by 大沼安史 at 07:54 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 リビー補佐官の後任は「イラク関連捏造情報」受け取りの窓口役 米紙報道

 米紙連合、KR(ナイト・リッダー)の電子版(11月1日付け)は、起訴されたリビー・副大統領首席補佐官の後任、ジョン・ハナー新補佐官が、イラク戦争開戦に向けた「WMD疑惑」でっちあげ情報の、ブッシュ政権側受け取り窓口の役割を果たしていた、と報じた。

 KRによると、チャラビ氏率いる「イラク国民会議(INC)」が2002年6月26日付けで、米上院調達委員会あてに出した書簡のなかに、ハナー氏がホワイトハウス側の情報受け取り窓口であることが記載されている。

 KRはこの書簡のコピーを入手している。

 INCワシントン事務所のカンバール所長によるこの書簡には、INCがハナー氏と、国防総省の高官の2人に吹き込んだ「情報」と同じ内容が、西側主要メディアの118本の記事となって流れたことを確認している。

 そうした「情報」のなかには、INCが亡命者として送り出したアル・ハイデリによる、「イラク国内20ヵ所もの秘密核・生物兵器・化学兵器製造施設を訪れた」との嘘の証言が含まれている。

 
 〔大沼 解説〕 見逃してはいけない重要ニュースである。「サダム・フセインのWMD保有疑惑」キャンペーン工作の構図が、たしかな証拠をもとに明らかにされているからだ。

 その中心にあった人物が、リビー補佐官の後任とは……さもありなん、というべきか。
 
 11月1日に明らかになった事実で、「ニュース」とは言いにくいが、For the Record のために書いておく、
 
 

Posted by 大沼安史 at 06:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 CIA秘密収容所 東欧国名を伏せたWP紙に批判

 東欧にCIAの秘密収容所があることを、ワシントン・ポスト(WP)紙が米政府当局者の要請を受け容れ、国名を伏せて報道した問題で、米国のメディア・ウォッチャー、「FAIR」は11月4日、同紙を批判する声明を発表した。

 米高官がWP紙に、国名を伏せるよう求めた理由は、①国名を明かすと、反テロ活動に支障が出る②テロリストの報復の対象となりうる――の2点。

 これに対してFAIRの声明は、反テロ活動に支障が出る、というのは、それが非合法であることが暴露されるからであり、その暴露に伴う支障は恐れるべきことではない、国名を伏せたことにより、法的、政治的手段による是正の道を閉ざし、テロリスト容疑者とされる人びとに対する人権侵害をむしろ永続化させ、逆に報復の恐れを強めてしまった、と、WP紙を強く批判した。

 〔CIA、ボーイング737機を飛ばす〕

 米国のCIAが東欧に秘密のテロリスト収容所を設けている問題で、英紙サンデー・タイムズ(電子版)は11月6日、7人を乗せたCIAのボーイング737型機が2003年9月にポーランドの東北部にある旧空軍基地に飛来し、そこで新たに5人を乗せ、ルーマニア南東部の空軍基地経由で、キューバのグアンタナモ基地に向かった事実がある、と報じた。

 ポーランド、ルーマニア両国政府は、CIA機の発着は、テロリストの輸送と無関係として、関与を否定している。
 
 

Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ファルージャの悲劇、再び 米軍、シリア国境の都市、フサイバに侵攻

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が11月6日に報じたところによると、2500人の米軍は1000人のイラク政府軍とともに、シリア国境に近い、フサイバ(Husauba)に対し、5日朝から攻撃を開始した。
 
 武装勢力はカラシニコフで応戦。米軍はジェット戦闘機による500ポンド爆弾の空爆で、陸上部隊を支援している。
 
 米軍は5日の日没までに、フサイバ西部の数区画を制圧したに過ぎない。
 
 侵攻作戦は米海兵隊が指揮している。
 
 フサイバ侵攻は、ユーフラテス川沿いにシリア方面から流入しているとされる武装勢力の侵入ルートを塞ぐのが目的。

 〔大沼 解説〕

 昨年11月のファルージャ侵攻に続く大規模作戦で、一般住民を巻き込んだ戦闘が続いているようだ。「第2のファルージャ」にならなければよいが……。

Posted by 大沼安史 at 06:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-05

〔NEWS〕 大砲よりバター 戦闘機より被災者支援 パキスタン政府 F16購入を延期

 英紙インディペンデント紙(電子版、11月5日付け)が報じたところによると、パキスタンのムシャラフ大統領は米国製のジェット戦闘機、F16、25機の購入を延期する。

 地震被災者の救援を優先するためだ。

 パキスタン北部での地震による死者は7万人を超えている。

 救助の手はまだ被災地全域に届いていないのが現状で、今後の救援活動になお、50億ドル、要するとみられている。

 F16の値段は1機、2500万ドル。

 戦争よりも人命救助、戦闘機よりも生活の復興。

 ムシャラフ大統領の決定(遅すぎたけれど)を歓迎しよう。

Posted by 大沼安史 at 12:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-04

〔NEWS〕 米CIAの秘密収容所はポーランド、ルーマニアに 英紙報道

 英紙インディペンデント紙(電子版、11月4日付け)は、米国のCIA(中央情報局)がテロ容疑者を拘束している旧東欧の国家とは、ポーランドとルーマニアではないか、との見方を報じた。
 
 この問題は、米紙ワシントン・ポスト紙が2日付けの紙面で暴露していた。
 
 ポスト紙は、CIAが「黒のサイト」と呼ぶ秘密収容所は、タイ、アフガンのほか、「複数の東欧民主主義国家」にあるとスクープしたが、東欧の国家名については、「反テロ活動に支障が出る」との米政府当局者の要請に基づき、明らかにしていない。
 
 ポスト紙によると、これら「黒のサイト」では100人以上のテロ容疑者が拘束されている。うち、30人は重要容疑者。
 
 こうした容疑者に対してCIAは「高度尋問テクニック」と称する、「水責め(waterboarding)」といった拷問を続けているという。
 
 こうした行為は、米国のみならず、ポーランドやルーマニアにも批准している国際条約、「拷問・非人道的な取り扱い・処罰を禁止する国連条約」に違反するものだ。
 
 これらの秘密施設の設置を受け入れたホスト国でその存在を知るものは、政権トップのごく限られた範囲の当局者にすぎない。
 
 インディペンデント紙の報道は、ポスト紙の暴露を受け、ヨーロッパにおける対応に焦点を当てたものだが、これら秘密収容所を「グラーク(ラーゲリ)」と書き、旧ソ連における強制収容所にたとえて、非難している。
 
 同紙によれば、欧州連合やジュネーブの国際赤十字委員会も調査に乗り出しており、ブッシュ政権はこの面からも追い込まれている。
 
 ポスト紙によれば、ブッシュ政権はCIAに対して、米連邦議会上下院の軍事委員会委員長に概要説明する以外、口外しないよう厳命している。
 
 ブッシュ政権は「ニジェール問題」に続き、またも、政権を吹き飛ばしかねない、自爆的な「爆弾」を抱え込んでしまった。

Posted by 大沼安史 at 08:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「ニジェール偽造文書」 イタリア イラク開戦前に米側に警告 ブッシュ政権 もみけしに躍起

 サダム・フセインの「WMD保有疑惑」の根拠のひとつとされ、結果的に「偽造」とわかった「ニジェール文書」問題で、イタリア国会は11月3日、非公開の公聴会を開き、関与が指摘されているイタリア軍情報部(SISMI)のポラーリ長官から事情を聴取した。

 ローマ発のAP電によると、同長官はSISMIとして、偽造文書の流布にまったく関わりを持たないと、関与を否定した。

 しかし、同長官はイラク戦争開戦前に2003年1月に、ニジェール文書が偽造であることを、米側に警告した、と語った。

 (これが事実とすれば、ブッシュ政権は、米元外交官、ウイルソン氏のニジェール調査報告に加え、イタリア情報部から「ニジェール文書」がでっち上げであると正式の通報を受けながら、イラク侵攻に突き進んだことになる)

 一方、ローマ発のニューヨーク・タイムズ特電(電子版、11月24日付け)によると、秘密公聴会でSISMIのポラーリ長官は、「偽造文書」を関係筋にばら撒いていたのは、SISMIの元スパイで情報屋をしている、ロッコ・マルチノという人物である、と証言した。

 このマルチノ自身が偽造を手がけたかどうかは確認されていない。

 マルチノの関与はかねてから指摘されていたものだが、SISMIによって公式に確認されたのは、今回が初めて。

 (マルチノの偽造文書をばら撒いた背後関係については、大沼著『戦争の闇 情報の幻』(本の泉社)を参照願います)

 こうしたなかで、ブッシュ政権側が問題のもみ消しを図ろうとしていたことが発覚、批判を浴びているいる。

 上記のニューヨーク・タイムズ紙によれば、イタリアの左翼紙「ウニタ」は11月1日、FBI(米連邦捜査局)のミュラー長官から、SISMIのポラーリ長官あて、EBIとしてこの問題の捜査を終結する、との書簡が届いていることを明らかにした。

 この書簡のコピーは、3日の秘密聴聞会の席で開示され、FBI側も送付の事実を認めた。

 (イタリアでの真相追求が佳境に入りだしたときの突然の幕引き工作に、追い込まれたブッシュ政権の焦りさえ感じられる)

 〔解説〕

 米国は第二次大戦後、ヴィトー・ジェノヴェーゼといったマフィアの大物を使い、イタリア政治を操作してきたといわれる(ピーター・デール・スコット米カリフォルニア州立大学バークリー校名誉教授)。

 今回の「ニジェール問題」にも、そうした「闇の勢力」が関与した疑いが強い。

 国際諜報の闇の深さを思い知らされる。

 詳しくは ⇒
http://abcnews.go.com/International/wireStory?id=1279158

http://www.msnbc.msn.com/id/9912352/

http://www.nytimes.com/2005/11/04/international/europe/04italy.html?pagewanted=print

Posted by 大沼安史 at 07:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-03

〔NEWS〕 2本目のトカゲの尻尾に……ローブ大統領補佐官に身内から辞任求める声

 CIAエージェト身分漏洩事件のもうひとりの主役、カール・ローブ大統領補佐官に辞任を求める声が、ブッシュ政権内から上がっているという。

 起訴されたリビー副大統領補佐官に続く、2本目のトカゲの尻尾切り。

 こちらはリビー被告と違って大物中の大物だけに、その去就が注目されるが、フィッツジェラルド特別検察官の捜査の包囲網は着実に狭まっており、「辞任」だけでは逃げ切れなそうな雲行きだ。

 ワシントン・ポスト紙(電子版、11月3日付け)は、「ローブの将来の役割が議論されている」という見出しの記事を掲げた。

 ホワイトハウスのおける「将来の役割」?

 もって回った言い回しだが、要するに、大統領補佐官としてローブ氏に未来はない、早く辞めてくれ、という声が、ホワイトハウスや政権与党の共和党筋から流れはじめているのである。

 背景にあるのは、同紙も指摘するように、フィッツジェラルド特別検察官が、「タイム」誌のクーパー記者(クーパー記者とローブ補佐官の件は、本紙「机の上の空」既報=ミニNEWS欄参照)の弁護士に接触するなど、ローブ補佐官立件へ向け、捜査を強化しているからだ。

 同紙はローブ補佐官に近い筋の話として、フィッツジェラルド補佐官は「虚偽証言(false statements)」の罪でもって起訴するだろうと見通しを語っているが、その程度で済むのかどうか、大いに疑問である。

 フィッツジェラルド特別検察官は、CIAエージェントの身元をリークしたのはローブ補佐官であると断定して、事件の「本筋」である、諜報法違反の罪で起訴に持ち込もうとしているのではないか。

 そういう流れを知ったからこそ、「辞任」論をふりまく、その「筋」の連中が出てきた、と推測される。

 
 ワシントン・ポストの記事は ⇒ 
 

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/11/02/AR2005110203276_pf.html

Posted by 大沼安史 at 05:26 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS 特報〕 イラク戦争に負けてしまう? 米国防総省が懸命に「鳥インフルエンザ」対策 新ワクチン確保へ 「タミフル」も大量購入

 米国防総省(ペンタゴン)が「鳥インフルエンザ(バード・フル)」対策に懸命になっている。

 イラクやアフガニスタンで戦争を続け、世界中で臨戦態勢にある米軍にとって、「バード・フル」対策はそれこそ死活の問題。

 これに罹って兵士がバタバタ倒れてしまえば、戦闘どころの騒ぎでなくなってしまうからだ。

 兵士の「健康力」、即「兵力」であるだけに、ペンタゴンは必死だ。

 米紙「星条旗」紙(電子版、11月2日付け)が報じた。

 それによると、ペンタゴンは現在、米国の国立衛生院(NIH)が開発中の「H5N1バード・フル」ワクチンを、270万ドーズ、すでに発注している。

 第一陣の入荷は来年2月の予定だそうだ。

 (大沼注 つまり、開発中の米国製ワクチンは、来年2月までには完成する見通し、である。これも見逃せないニュースである)

 ワクチンが完成してもFDA(連邦食品薬品局)の「承認」がなければ「投与」できないのがルールだが、ペンタゴンには連邦保健厚生省の「緊急時特別許可」で、兵士に緊急投与する道が開かれている。

 (ワクチンの安全性の最終確認など、待っていられない……)

 ペンタゴンではまた、バード・フルに唯一、効果があるものと期待されている抗ウイルス剤、「タミフル」の調達にも動いており、250万治療コース分(1治療コースは、1日2錠・5日分)を「購入中」だ。

 さらに、吸引式の「レレンザ」という薬の確保にも走っている。
 
 〔大沼注〕
 鳥インフルエンザは、アジアのほか、トルコ以西のヨーローパ各地で感染が確認されている。その中間地域にあたるイラクやアフガニスタンでは感染例の報告はないが、それは感染をまぬかれているという保障ではない。すでに発生しているのに気づかないか、気づく余裕がないかのどちらかである可能性は残されている。
 
 それにしても米軍には人殺しのための兵士の健康維持に動くのではなく、不衛生な戦闘地域での「バード・フル」の予防と人命を守る救助活動にあたったほしいものだ。

 それが米軍に期待される「国際貢献」というものだろう。

 
「星条旗」紙の記事は ⇒

http://www.estripes.com/article.asp?section=104&article=32710

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2005-11-02

〔NEWS〕 米下院軍事委員会 「サウジ侵攻」でヒアリング クーデターを想定 東部油田地帯を制圧

 ワールド・トリビューンCom.が11月1日に報じたところによると、米下院軍事委員会は10月26日、サウジアラビアでクーデターが起きた際の米国としての軍事対応に関し、シンクタンクの専門家からヒアリングを行った。

 証言したのは、ブルッキングス研究所のマイケル・オハンロン氏(シニア・フェロー)。

 それによると、オハンロン氏は、世界最大の産油国であるサウジで、イスラム原理主義者らによるクーデターが起きると、「オイル・エコノミー(石油に依存した世界経済)大混乱の妖怪が現れる結果になる」と警告。

 かりにサウジアラビア全域の治安を維持しようとする場合は、30万人、油田が集中する東部地域だけを限定的にコントロールする場合でも当面、10万人を兵力を投入しなければならない、と証言した。

 東部地域の油田を完全に守りきるには、さらに10万人の追加投入が必要だとしている。

 (大沼 注)米軍によるサウジ侵攻は、親米的なサウド王家が崩壊した場合、すぐにも現実化しそうなシナリオだ。

 場合によっては、「クーデター」を口実に、サウド家がなお健在であっても、米軍が油田地帯を占領することも十分、考えられる。

 米国による石油資源確保戦略の次の焦点は、イランではなく、むしろサウジかもしれない。

 ⇒

http://www.worldtribune.com/worldtribune/05/front2453676.157638889.html

Posted by 大沼安史 at 04:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「最初、ローブ氏に聞いた」 CIA身分漏洩 TIME記者がTV証言

 「プレイムゲート」事件でCIAエージェントの身分を漏洩した米政府高官が誰なのか、注目が集まる中、米週刊誌「タイム」のマット・クーパー記者は、米ABCテレビの朝の番組(10月31日放映)のインタビューで、「これついては何の疑問もない。わたしは最初に、CIAで働いている(エージェントの)バレリー・プレイムについて、カール・ローブ(ブッシュ大統領次席補佐官)から聞いた」と証言した。

 クーパー記者によると、リビー副大統領首席補佐官(起訴済み)はこれをコンファーム(確認)したという。

(大沼 注) ローブ補佐官の刑事訴追に向け、包囲網は徐々に狭まっている。

 ABCの電子版の記事は ⇒

http://abcnews.go.com/GMA/print?id=1265736

Posted by 大沼安史 at 03:56 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ベトナム戦争の悪夢、再び イラクで上官をフラッギング

 上官を下級兵士が手榴弾などで殺傷する「フラッギング」(fragging)が、イラク駐留米軍で起きていたことがわかった。

 フラッギングは、ベトナム戦争時に多発したものだが、イラク戦争ではこれが初めて。

 戦争という非人道的な場面における、兵士の怨念の増大、モラル低下が、イラクの戦地でも顕著になりつつある。

 英紙、ガーディアン(電子版、11月2日付け)の報道によると、上官殺しの容疑で軍法会議にかけられるのは、37歳の2等軍曹。

 2等軍曹は爆発物のスペシャリストで、ティクリットの米軍基地内で、イラク武装勢力の攻撃を装い、手榴弾と地雷を爆発させ、上官の大尉、中尉の2人を殺害した。

 同僚の証言では、2等軍曹は日頃、大尉を「憎んでいた」という。

 こうした上官殺しは、ベトナム戦争時に横行し、同紙によれば、1969年から71年までの2年間だけで、600件が発生し、82人が死亡、651人が負傷している(米陸軍調べ)。
 

Posted by 大沼安史 at 12:51 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-11-01

〔For the Record〕 「リビーは攻撃犬の一匹」 「平和の母」、リビー補佐官起訴で声明

 イラク反戦運動の「平和の母」、シンディー・シーハンさんが、リビー副大統領首席補佐官の起訴に関して、以下のような声明(10月28日付け)を発表していた。

  (大沼の仮訳)
 
 「ルイス・“スクーター”・リビーの起訴と辞職は、歓迎すべき事態の発展ではあります。しかし、アメリカ人に嘘をつき、批判する者や反対派を狙い撃ちにした責任は、指揮命令系統の頂点に向かうべきであります。スクーター・リビーは明らかに、この欺瞞の戦争に反対する者に放たれた、攻撃犬の一匹でありました。しかし、彼は上司のご主人さまに仕える犬なのです。この政権は、嘘にもとづく戦争をなお続けています。その戦争は、わたしの息子を含む2000人のアメリカ人の命と、数万人の罪もないイラク人の命を奪っています。今回の起訴はこの国、そして世界中に高まる、占領終結、軍隊の撤収、そして、犯罪に手を染めた者どもに対する責任の明確化を求める呼びかけをなおいっそう強めるものです。この起訴を、イラク戦争を裁判にかけ、わたしたちの兵士たちをいますぐ帰宅させるための跳躍台として役立てましょう」

 原文は ⇒

''While the indictment and resignation of Lewis 'Scooter' Libby is a welcome development but, the responsibility for lying to the American people and targeting critics and dissidents needs to go all the way up the chain of command. Scooter Libby was clearly one of the administration's attack dogs unleashed on opponents of this fraudulent war, but he serves higher masters. This administration continues to wage a war based on lies, a war that has taken the lives of 2,000 Americans, including my son, and the lives of tens of thousands of innocent Iraqis. This indictment reinforces the growing calls in this country and around the world to end the occupation, bring our troops home and hold those responsible accountable for their crimes. Let this serve as a springboard to put the war on trial and bring our troops home now.''

Posted by 大沼安史 at 05:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 石油資源、枯渇へ サウジ 原油増産能力に疑問符 NYT紙が報道

 人類による現代文明を発展させてきたエネルギー資源、石油が枯渇へのフィナーレへ向けて、坂道を転げ落ちはじめたようだ。

 原油生産で唯一、余力を持つとされて来た、世界最大の産油国、サウジアラビアの原油増産能力に疑問符が付いた。

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、10月27日付け)が報じた。
 

 「サウジの石油増産の約束に疑念(Doubts Raised on Saudi Vow for More Oil)」と題する、ジェフ・ガース(Jeff Gerth)記者のレポート。

 ガース記者は、米政府の「秘密諜報レポート」を入手し、米国ならびにサウジの当局者、専門家に取材してレポートをまとめた。

 戦略資源である原油は、機密のヴェールに隠されており、埋蔵量や生産余力など不透明な部分が多い。

 サウジについても、採掘可能な原油埋蔵量や増産余力などの正確なデータについては、ほとんど知られていないのが現実の姿で、石油価格が暴騰し、世界経済に影響を広げるなか、信頼すべき実態報告が求められていた。
 

 ガース記者のレポートは、こうした期待に応えるもの。

 それによると、サウジアラビアの増産余力は、ことし2月時点のサウジ石油省高官の言明で、日産1200万B(バレル)から1500万Bは可能であることがわかった。

 これは、それまで言われていた増産余力、300万BDの半分以下の数字だ。

 サウジはこの増産余力をもとに、4月になって、アブドラ王子(当時)がテキサスでのブッシュ大統領との階段で、2009年まで向こう4年間に、日産1250万Bレベルまで、最終的に14%近く増産することを約束していた。

 しかし、ガース記者の調査によると、この約束は空手形で、サウジの現在における石油日産量は950万バレルにとどまっており、増産余力とされる日産150万Bについても、ヘビーな油質で先進国用には不向きなものであることがわかった。

 つまり、サウジの増産余力は今時点で、ほとんどないに等しいわけだ。

 そうなると、未利用・未確認のの埋蔵原油を開発し、生産につなげるしかないが、サウジ側が確認済みの未利用埋蔵路油の2600億Bに加え、1500億Bあるとする未確認埋蔵量(推定値)についても、首をかしげる向きが多い。
 2000年の米国による全世界地質調査では、サウジの未確認石油埋蔵量は、わずか870万Bに過ぎないとされている。

 ガース記者によれば、こうしたサウジの実情は、サウジとともにその増産余力に期待が集まっていた、アラブ首長国連邦についても同じ。

 ブッシュ政権が期待をかけたサウジに次ぐ世界第2の石油資源国、イラクについても「希望は失望に変わった」という。
 
 (大沼 注)

 〔「ピーク・オイル」説、現実のものに〕

 以上が、ガース記者のレポートの概要だが、ここで明らかにされた事実の持つ意味合いはきわめて大きい。

 世界の石油生産がそのピークを過ぎ、枯渇期に入って、加速度的に生産量を減らしていくという、いわゆる「ピーク・オイル」説を裏付けるものだからだ。

 米国のブッシュ政権は、カスピ海周辺の石油資源埋蔵量が予想外に少なかったことから、急遽、中東の石油資源確保策に戦略を再転換し、それがイラク侵攻につながったといわれている。

 その中東の石油資源もまた、実は枯渇期に入っている!

 こうなると、好戦的なブッシュ政権としては、イラク占領をできるかぎり長引かせ、石油資源を確保するとともに、サウジの石油についてもその支配権を強化する一方、イランの石油資源についても確保に動き出す可能性がある。

 こうしたなかで、日本の石油資源戦略はどうなっているのか、気になるところだ。

Posted by 大沼安史 at 01:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 言葉と命の重みについて 杉浦法相、「死刑執行サインせず」発言を撤回

 新任された杉浦正健法務大臣が10月31日の就任後の記者会見で、死刑執行の命令書について「サインしない」と表明した。

 発言は、「新しい日本政府が死刑を停止した」(仏ルモンド紙)ものとして、世界中から注目を浴びた。

 死刑制度は先進国で廃止が進み、日本と米国のみとなっている。

 それだけに、今回の杉浦法相の発言は、「米国を最後の死刑執行国とするもの」(同紙)として重視され、世界中に報じられたわけだ。

 同日付けのルモンド紙(電子版)によれば、絞首でもって死刑を執行する日本は、国際社会のなかで厳しく批判されている。執行前の最後のアピールの機会を与えず、執行数時間前にしか、本人および家族に予告しない。

 そういう国の新任法相の発言だけに、国内外で重く受け止められたのだ。

 そんな記者会見での言明が、なんと約1時間後に、「発言は個人としての心情を吐露したもので、法相の職務の執行について述べたものではない」との「コメント」で、撤回された。
 
 法務大臣の記者会見の言葉の、なんという軽さよ。

 命の重みを支えた言葉が、たった1時間で、露と消えた。

ルモンドの報道は ⇒

http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3216,36-705299@51-629278,0.html
 
 読売、朝日の報道は ⇒

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20051101/20051031i118-yol.html
http://www.asahi.com/national/update/1031/TKY200510310288.html

Posted by 大沼安史 at 11:25 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-31

〔NEWS 解説〕 「プレイム・ゲート」裁判 そのスペクタクルな行方

 ブッシュ政権による「イラクWMD保有」宣伝工作にからむ「プレイム・ゲート」事件は、チェイニー副大統領の懐刀であるルイス・“スクーター”・リビー首席補佐官が起訴されたことで、舞台は連邦地区裁判所の法廷の場に移ることになった。

 リビー被告のほか、ブッシュ大統領の次席補佐官、カール・ローブ氏も刑事訴追される可能性があり、正副両大統領の側近中の側近がそろって法廷に立たされることも十分ありうる情勢だ。

 チェイニー副大統領が証人として呼ばれ、尋問の十字砲火を浴びることもある。

 ブッシュ大統領には大統領として免責特権があるが、副大統領にはなく、今後、チェイニー副大統領に批判が集中することも十分ありうる。

 クリントン前大統領のセックス・スキャンダル、「モニカ・ゲート」事件の際、ホワイトハウスに乗り込んで、事態収拾に手腕をふるったラニー・デイビス弁護士は、ホワイトハウスがリビー被告をトカゲの尻尾として斬り捨て、疑惑のもみ消しと批判の沈静化を図ろうとしても、「チェイニーという巨象がうろつきまわっているかぎり、それは不可能」と見ている。

 リビー被告が羊のごとく、主人をかばおうとしても、そうすればするほど、疑惑はますます深まり、事態は悪化するだろうという読みだ。

 ちなみにデイビス弁護士は、「モニカ・ゲート」事件を落着させたあと、『告げるべき真実』という本を書いているが、その副題は「一日も早く・すべてを包み隠さず・本人が話す」だそうだ。

 今後の裁判の過程で、もっとも注目されるのは、リビー氏が司法取引に応じるなどして、真相を語り始めるかどうか、だ。

 いまのところ、起訴された罪状は、司法妨害や偽証などで、これでも最長懲役30年、または125万ドルの罰金を科せられるが、今後、フィッツジェラルド特別検察官がリビー被告を、CIAエージェントの身分漏洩の犯人として特定し、諜報法違反の罪で追起訴するようになことになれば、死刑もありうることになり、リビー被告としも考え直さざるを得なくなるだろう。

 リビー被告自身、法律事務所に勤務したことのある弁護士であり、当然、自身をどう弁護すべきかぐらいは考えているはずだ。

 国務省のアジア部局にいた当時の知識と経験をもとに、明治30年代の日本の雪国を舞台に、セツオという徒弟奉公の若者を主人公にした小説、『The Apprentice(徒弟、または丁稚)』を書き上げ、出版したこともある、作家的資質にも恵まれたリビー被告のことだから、裁判をめぐるさまざまなシナリオを思い描いていることだろう。

 徒弟奉公の果ての責任転嫁に嫌気をさしたリビー被告が衝撃の告白をして、チェイニー副大統領が起訴される、といったドラマチックな展開も、ないわけではなかろう。

 もし、これ以上のスペクタクルがあるとすれば、それはおそらく、CIAエージェントの身分漏洩事件の引き鉄を引いた、ワシントンの政治コラムニスト、ローバート・ノバク氏が証言に踏み切ったときのことである。

 それも、ノバク氏が「漏洩源は(リビー氏ではなく)ローブ氏である」と言ってしまったときのことだ。

 ローブ氏はブッシュ大統領の側近中の側近。
 そのローブ氏が起訴され、ブッシュ大統領も知ってましたと言い出しでもしようものなら、これもう、ブッシュ政権の完全崩壊につながっていく。

 フィッツジェラルド特別検察官は、リビー氏を起訴したあと、オフィスを縮小するどころか、近隣のビルをリースして、捜査の態勢を強化している。
 

 「新アンタッチャブル」こと、フィッツジェラルド特別検察官による捜査の継続、リビー被告の裁判の開始、それと平行して進むイラク戦争の泥沼化。

 リビ―氏起訴は、嵐の前の、序幕の幕開けに過ぎない。
 
  

Posted by 大沼安史 at 02:07 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-30

〔For the Record〕 「日米は真にグローバルな同盟に変わった」 ライス米国務長官 日米安保協議後の記者会見の発言

 日米安保協議委員会(2+2)が10月29日、米ワシントンで開かれ、在日米軍再編に関する「中間報告」が発表された。

 ラムズフェルド国防長官、町村外相、大野防衛庁長官とともに、協議後の記者会見に立った、ライス国務長官は、「(日米)関係は、かつての日本の防衛のみ、あるいはおそらく(日本を取り囲む)地域の安定に関するものから、真のグローバルな同盟に変わった」と語った。

 日米安保が、いつのまにか「グローバルな同盟」に変化していた!

 軍事協議後の記者会見での、聞き逃せない重要発言である。

 「グローバルな軍事同盟」に変わってしまっていた日米関係!

 米国防総省発表によるライス長官発言(原文)の関係箇所は以下の通り。

We did in fact have a discussion of our global efforts together which are extensive, a relationship as General Ohno said, a relationship that was once only about the defense of Japan or perhaps about the stability in the region, has truly become a global alliance.

 会見の全容は ⇒

http://www.state.gov/secretary/rm/2005/55775.htm

Posted by 大沼安史 at 10:43 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS 特報〕 リビー補佐官起訴 依然漂う、ホワイトハウスの黒い霧 ローブ氏、土壇場で訴追、免れるも、特別検察官 来週にローブ氏起訴の観測も 捜査核心入りはこれから 「ニジェール偽造文書」謀略の影 ブッシュ大統領は対イラン強硬演説

 米連邦大陪審は10月28日、チェイニー副大統領の首席補佐官を務めていたルイス・リビーを司法妨害や偽証などの罪で起訴した。

 ブッシュ政権の中枢が、イラク戦争開戦へ向け、世論操作を行っていた疑惑の一端がようやく刑事訴追のかたちで表面化し、司法の場で裁かれることになった。

 捜査の指揮にあたっていたフィッツジェラルド特別検察官は、捜査はなお継続中であるとしており、ブッシュ政権高官によるCIAエージェントの身分漏洩に端を発した「プレイム・ゲート」事件は、さらに拡大の可能性を秘めている。

 リビー補佐官とともに捜査の焦点になっていた、ブッシュ大統領の振り付け役として知られるローブ次席大統領補佐官については、今回、訴追は見送られたが、来週中にも起訴されるのではないか、との観測も出ている。
 
 〔核心に届かず〕
 フィッツジェラルド特別検察官の捜査は、今回の起訴時点では核心に届かなかった。このため、連邦大陪審の決定も、リビー補佐官がFBI捜査官や大陪審に対して、事実と違う嘘の証言を行い、司法を妨害した、という周辺的な罪に関する起訴にとどまった。
 
 この点に関して、ニューヨーク・タイムズ紙のダグラス・ジェル記者は10月29日付け電子版の記事、「起訴は基礎的な問題に光を当てていない」のなかで、①誰が政治コラムニストのノヴァク氏に最初に、「ニジェール疑惑」を現地調査したジョセフ(ジョー)・ウイルソン氏の妻、バレリー・プレイムさんが、CIAのエージェントであると漏らしたか②その身分漏洩こそ、(裁判にかけられるべき)犯罪ではないのか――の2つの重要問題が解明されていない、と指摘した。
 
 ジェル記者の言うとおりである。フィッツジェラルド特別検察官の捜査は現段階において、なお不十分であるといわざるを得ない。
 
 特別補佐官は28日の記者会見で、リビー被告がさんざん嘘をついたことを挙げ、「野球のアンパイヤが砂つぶての目くらましを浴びたようなもの」と弁明したが、捜査の踏み込みが足りなかったのは、否定できない事実だ。
 
 大陪審が起訴した28日は、大陪審が結論を出さなければならない、ぎりぎりのタイムリミットの日だった。そうした時間的な制約もあって、周辺的な罪による起訴となったとみられるが、「ホイワイトハウスを包む黒い霧」が依然として色濃く立ち込めたままであることを、誰よりも知っているのは、ほかならぬフィッツジェラルド特別検察官であるだろう。
 
 「ハーバードの学位を持ったエリオット・ネス」(ニューヨーク・タイムズ紙の表現。エリオット・ネスとは、マフィアに買収されず、奮戦したEBI捜査官らの物語、「アンタッチャブル」の主人公の名)が、リビー被告に対する追起訴を含め、今後、どこまで事件の核心に迫るかが、新たな焦点になっている。
 
 〔ローブ氏も来週、起訴へ?〕
 フィッツジェラルド特別検察官は今回、ブッシュ大統領の次席補佐官、カール・ローブ氏の訴追を見送った。
 
 これについてロサンゼルス・タイムズ紙(電子版、29日付け)は、「ローブは助かった――いまのところ」との記事で、訴追見送りは特別検察官のぎりぎりの判断だったことを明らかにした。
 
 本来ならリビー被告を一緒に起訴する予定だったが、ローブ補佐官が2003年にホワイトハウスの同僚と交わしたEメールの存在が急浮上し、特別検察官を踏みとどまらせた。
 
 そのメールは、意図的にFBI捜査員をミスリードする意志はなかったとするローブ補佐官の主張を裏付けるようにも読み取れるものだった。
 
 ローブ補佐官に対する今後の見通しについて、深層報道で注目されるインターネット新聞、「ロウ・ストーリー」は28日、事件に直接関与する複数の弁護士の証言として、特別検察官は、早ければ来週にもローブ補佐官を起訴できるだけの材料を持っていると確信している、と報じた。
 
 ローブ氏はブッシュ知事がテキサス州知事時代から、政治指南をしてきた、政権の大黒柱。
 捜査の手がそこまで及べば、文字通り、ブッシュ政権は内部崩壊の危機に瀕する。
 
 〔チェイニー副大統領は逃げ切れるか?〕
 世界銀行総裁に転出したポール・ウォロフォウィッツ国防副長官なきあと、ブッシュ政権内ネオコン・グループの中心にあったリビー補佐官は、チェイニー副大統領の下にあって、「チェイニー以上にチェイニー」であるといわれるほど、忠誠を尽くした人物だった。
 
 リビー被告に対する起訴状は、CIA身分漏洩の「張本人」を特定するまでには至らなかったが、チェイニー副大統領のオフィスが、疑惑隠しの「連係努力のハブ(要)」(ニューヨーク・タイムズ紙)であった姿を強く印象づける内容になっている。
 
 この点に関し、起訴状で最も注目されるのは、英紙ガーディアン(電子版、29日付け)によれば、以下の部分だ。

 すなわち、リビー補佐官は、大陪審で宣誓証言でも、CIAエージェントの身元がバレリー・プレイムさんであることを、「ジャーナリストたちから聞いた」と繰り返し主張していたが、起訴状では、彼女(プレイムさん)について、2003年6月に、(副大統領の)デイック・チェイニーから聞いた、と、まったく違った事実が記載されている点だ。
 
 チェイニー副大統領とリビー補佐官は、イラク戦争開戦前、なんどもラングレーのCIA本部に足を運び、イラクのWMD保有疑惑に対して懐疑的なCIAアナリストらの取り込みを図っており、CIAの主流との間に意見の隔たりを生んでいた。
 
 チェイニー副大統領とリビー補佐官は、いわば一心同体の関係にあり、対CIAとの関係も含め、チェイニー副大統領が裁判の証人として出廷を求められ、反対尋問にさらされるであろうと、ガーディアン紙は予測している。
 
 〔イラク戦争裁判に〕
 また、同紙によれば、レーガン、クリントン両大統領の補佐官をつとめたデイビッド・ジャーゲン氏はCNNとのインタビューで、「(リビー被告の裁判で)われわれはたぶん、イラク戦争を裁く裁判をすることになるだろう。いかにして、われわれはあの戦争を始めてしまったのか、という……」と語った。

 CIA身分漏洩ではなく、イラク戦争を問う裁判。チェイニー副大統領が証人として尋問の十字砲火を受ける、イラク戦争裁判。

 審理の過程でなにが飛び出すか、レジー・ウォルトン判事による連邦地区裁判所の公判の行方に対しても、すでに注目が集まっている。

 〔ニジェール偽造文書に謀略の影〕
 リビー補佐官が起訴されたことで、「プレイム・ゲート」事件の母体となった「ニジェール疑惑」そのものに対する関心が再び高まっている。

 チェイニー副大統領らがCIAに対して調査を求め、プレイムさんの夫の元外交官、ウイルソン氏がアフリカの現地に飛ぶことになった、「ニジェール疑惑」の、そもそもの発端は、ニジェール・イラク間のウラン取引に関する証拠の偽造文書(いわゆる「ニジェール文書」)が、なぜかイタリアのローマで「出現」したことである。

 この偽造文書にもとづく「ニジェール疑惑」をひとつの根拠として、ブッシュ政権は「イラクのWMD保有疑惑」をフレームアップし、米国民をイラク戦争に引きずり込んだわけだが、その偽造文書が出現する過程にあらためて注目が集まっている。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、28日付け)によれば、米政府部内の反諜報担当者は、文書を偽造した犯人について、①イラク国民会議を率いていたチャラビの側近②金めあてに、ローマのニジェール大使館関係者――の2つの可能性を挙げ、②についてよりあり得るとの見方を示している。

 一方、ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版、28日付け)のローマ特派員電によれば、現地の左派系新聞、「レパブリカ」紙は調査報道でこの問題を追及し、イタリアの揺るがす大問題に発展している。

 レパブリカ紙によれば、ブッシュ大統領を後押しするベルルスコーニ首相の命令で、イタリア軍情報部(SISMI)のトップであるニコロ・ポラーリが(偽造文書という)偽情報をブッシュ政権に提供したという。

 ニコロ・ポラーリは2002年9月9日、ワシントンで、ハドレー次席大統領補佐官(当時、国家安全保障担当)と会談したことも確認されている。

 上記のニューヨーク・タイムズ紙の記事によれば、偽装文書は2002年10月――つまり、ポラーリとハドレーが会談した翌月に、SISMIから米政府に手渡されたあと、ベルルスコーニ首相が経営するイタリアの雑誌、「パノラマ」誌の女性記者によっても、コピーが米政府側に引き渡されるが、チェイニー副大統領らがCIAに偽造文書をもとにした「ニジェール疑惑」の調査を求め、ウイルソン氏が現地に派遣されたのは、その8ヵ月以上前の同年2月のこと。

 つまり、チェイニー副大統領らは、2002年秋、「偽造文書」が「表面化」する、はるか以前に、「偽造文書」の存在を知っていたことになる。

 これはいったいどういうことか?

 この謎に一応の解答をしているのが、「ナイト・リッダー新聞連合(KR)」電子版(28日付け)の調査報道である。

 KRによれば、「ある外国の情報機関」(情報機関関係者によると、イタリア軍情報部のSISMI)から、最高機密のレポート3通が米国のCIAに寄せられたのは、その実はその前年の2001年10月15日のこと。あの「9・11」同時多発テロの直後のことだった。

 情報を提供されたCIAはしかし、現地のローマ支局からして、最初から「ニジェール文書」なるものに懐疑的で、そのままお蔵入りになっていたのが、1年後、チェイニー副大統領らによって急に「復活」し、2003年1月28日のブッシュ大統領の一般教書演説に盛り込まれることなる。

 この謎めいた「復活劇」を仕組んだ者たちの正体に、CIA身元漏洩以上の関心が集まっているわけだ。

 本紙(「机の上の空」)既報の通り、フィッツジェラルド特別検察官は、この偽造文書に関する調査報告書の全文をイタリア国会より入手しているといわれおり、捜査が飛び火する可能性も否定しきれない。

 〔ブッシュ大統領にも捜査の手?〕
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、29日付け)によれば、フィッツジェラルド特別検察官は28日朝、ワシントン市内の法律事務所で、ブッシュ大統領の個人弁護士、ジェームズ・シャープ氏と会談した模様だ。

 同紙の取材に対し、シャープ弁護士は返答せず、何が話し合われたか不明だが、ブッシュ大統領自身、「プレイム・ゲート」事件がらみで、フィッツジェラルド特別検察官から尋問を受けている。
 同紙の記述はそれだけにとどまっているが、ブッシュ大統領に対する再尋問もありえないことではないだろう。

 そうなると、「大統領は知らなかった」の言い訳がますますつきにくくなる。

 当のブッシュ大統領は、この日(28日)午前、ワシントンをあとにし、バージニア州ノフォークのクライスラー・センターで演説した。

 ホワイトハウスのサイトに載ったトランスクリプトによると、ブッシュ大統領は「温かい歓迎をありがとう。ワシントンを脱出するチャンスを与えてくれてありがとう」と、会場の笑いをとって演説を開始した。

 「われわれの国土に到達した悪は、またも出現している……」と、テロ行為を非難しはじめたときだった。
 トランスクリプトによると、聴衆のひとりが「大統領、戦争こそテロです」と叫んだ。

 ロイター電は違っていて、「大統領、テロリズムって何? テロリズムって何? いますぐ辞任しなさい」と叫んだところで男性は取り押さえられ、退場されられた。男性に対して聴衆からブーイングが浴びせられたという。(ブーイングについてはホワイトハウスのトランスクリプトも明記)

 こうしたハプニングのあとも、ブッシュ大統領は予定通り、演説を進め、イランを名指ししながら、「われわれは狂信者どもの手から、大量殺害兵器を取り上げ続けるべく、緊急に活動している」と語った。

 WMD(大量破壊兵器)ではなく、こんどはWMM(Weapons of Mass Murder、大量殺害兵器)。
 イラク戦争に使った口実を、さすがにそのまま使用できなかったようだが、イランの核開発サイトに対する先制攻撃をしかねないような口ぶりだ。

 ノフォークから戻ったブッシュ大統領は、ホワイトハウスでリビー補佐官起訴に対する短いコメントを発表したあと、記者団の質問に答えず、そのままヘリでキャンプ・デービッド山荘に向かった。

 「きょう、わたしはスクーター・リビーの辞任を受け入れた。スクーターはアメリカ国民のために疲れを知らずに働き続け、この国のために多大な犠牲を払って来た……」

 スクーター(片足スケート)とはリビー補佐官のニックネーム。ヨチヨチ歩きの幼児のころ、父親がつけた愛称だそうだ。

 副大統領首席補佐官が起訴されたときに、公式の声明でことさらニックネームで語る、ブッシュ大統領の、なんとも度し難き、この幼児性!

 英紙ガーディアン(上記電子版)は、リビー補佐官起訴の記事の最後を、以下のようなブッシュ大統領に対する評価で締め括っている。

 最初の大統領選に討って出たとき、ブッシュ氏は、クリントン氏のセックス・ライフの暴露のあとに吹き込む、新鮮な空気として自分自身を売り込んだ。
 「わたしはオーバル・オフィス(大統領執務室)に、名誉と威厳を再びもららすだろう」と、アメリカに向かって語りかけた。
 その誓い自体がいま、問われている。
 ブッシュ氏はこれまでの3年間を、消えない伝説をつくるのに使おうと希望し続けて来た。彼はそれだけの時間を、イラク侵略を命令したとき掘った穴から、ただ這い出ることだけに使わなければならなかったようだ。

 イラン攻撃で2つ目の穴を掘らないことを祈るのみである。

 

Posted by 大沼安史 at 12:55 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-29

〔NEWS 速報〕 リビー補佐官、起訴 「プレイム・ゲート」事件、ついに立件 ブッシュ政権中枢によるイラク戦争開戦工作の一角、明るみに 特別検察官「捜査はさらに継続」言明 

 ブッシュ政権高官によるCIAエージェントの身元漏洩事件、いわゆる「プレイム・ゲート」事件で、連邦大陪審は10月28日、チェイニー副大統領のルイス、“スクーター”・リビー首席補佐官を偽証や司法妨害などの罪で起訴する決定を下した。

 フィッツジェラルド特別検察官は同日、記者会見し、捜査は「まだ終わっていない」と語り、事件の解明が今後、さらに進展する可能性を示唆した。

 起訴を受けてリビー被告は、副大統領補佐官の職を辞した。

 CNNやAP通信によると、リビー被告は5つの訴因で起訴された。偽証、嘘誓がそれぞれ2件、司法妨害が1件。

 起訴状は、リビー被告が、ブッシュ政権による「サダム・フセインのWMD(大量破壊兵器)」保有プロパダンダを批判した米元外交官の妻(バレリー・プレイムさん)が、実はCIA(米中央情報局)のエージェントであることをマスコミに漏洩、暴露した直接の当事者であるとは、なお断定していない。

 フィッツジェラルド特別検察官は、22ヵ月に及ぶ取り調べの過程でリビー被告が行った、FBI(連邦捜査局)や大陪審に対する偽証などに焦点を絞り、立件に漕ぎ着けた。

 リビー被告の補佐官辞任についてチェイニー副大統領は声明を発表し、「大変、残念である」と遺憾の意を表明するとともに、リビー被告は有罪が確定するまでは推定無罪である、と述べた。

 事件捜査のもう一人の焦点であるブッシュ大統領のカール・ローブ次席補佐官については、この日は起訴は見送られた。

 関係筋によると、これはローブ補佐官について立件を断念したものではなく、同補佐官はなお、捜査の対象になっているという。

 ローブ補佐官は同日朝、ワシントン北郊の自宅を出る際、記者団に対して「きょうはいい金曜日になる。いい週末になる」と語った。

 ローブ補佐官の起訴が当面、見送られたことで、ブッシュ政権としては最悪の事態を避けることはできたが、政権中枢が情報漏洩隠蔽の偽証工作を行っていた事実が明るみに出たことで、さらに窮地に追い込まれたことは確かだ。

 イラクによる「WMD保有疑惑」をフレームアップし、米国をイラク戦争へ引きずり込んだ、ブッシュ政権中枢による「開戦工作」の一端が表面化したことは、イラク戦争の正当性を根本から揺るがすもので、全米で広がる反戦・厭戦感情を強めることは間違いない。

 「プレイム・ゲート」でCIAエージェントである身元が暴露されたバレリー・プレイムさんは、元外交官、ジョー・ウィルソン氏の妻。

 ウイルソン氏は、2002年2月、イラクが核の原料であるウランを、アフリカのニジェールから入手したという疑惑(いわゆる「ニジェール疑惑」)の調査で現地に派遣されたが、帰国後、疑惑が根拠のないものであると報告したにもかかわらず、ブッシュ政権がイラク戦争開戦へ向けたプロパガンダに利用しているのに反発、ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿して世論に訴えた。

 ウイルソン氏の夫人の身分漏洩は、これに対する報復として行われたとみられ、2003年6月、ワシントンの政治コラムニスト、ロバート・ノバク氏によって報じられた。

 CIAエージェントの身分暴露は、諜報活動に身をおくエージェントにとって命取りになりかねないもので、法律により禁止されているが、今回のリビー被告に対する起訴には、この法律違反の罪は含まれていない。

 フィッツジェラルド特別検察官は2003年9月に、事件解明のため任命され、捜査を続けて来た。
 
  

Posted by 大沼安史 at 04:29 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-28

〔NEWS 速報〕 「プレイム・ゲート」事件 特別検察官 記者会見 日本時間 29日午前4時に

 米ABC放送が伝えたところによると、「プレイム・ゲート」事件を捜査しているフィッツジェラルド特別検察官の記者会見が、現地時間、10月28日午後2時(日本時間29日午前4時)に設定された。

(大沼注)
 日本の朝刊各紙の締め切りに間に合わない時間帯だ。これを逃せば、29日の夕刊になってしまう。

 本紙(大沼個人新聞「机の上の空」)では、イラク戦争の行方を左右する重大事件だけに、早起きしてカバーする方針です。

 ガンバリますのでよろしく。

 関心あるみなさんに、このブログのことを、ぜひ知らせてください。

 

Posted by 大沼安史 at 11:30 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「平和の母」、再び逮捕

 米国の首都ワシントンのホワイトハウス付近で、ブッシュ政権の戦争政策に抗議していた「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが10月26日夜、他の参加者25人とともに逮捕された。

 シンディーさんの逮捕は、2回目。

 シンディーさんたちはホワイトハウス近くのブッシュ大統領夫妻居住区に近い路上で、イラクで戦死した米兵を悼む「ダイ・イン」(戦死者を装う抗議行動)を行っていた。

Posted by 大沼安史 at 05:27 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク戦争で米兵15000人以上が負傷 

 米サンフランシスコ・クロニクル紙(電子版、10月27日付け)の報道によると、イラク戦争開始以来、これまで(10月15日現在)、15220人の米兵が負傷している。

 このうち、イラク侵攻時の負傷者は542人で、残りはイラク占領中の負傷者だ。
 

Posted by 大沼安史 at 05:13 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS 速報〕 リビー氏、起訴へ ローブ氏は検討中 NYT紙が報道

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、10月27日付け」)は、「プレイム・ゲート」事件に関係する弁護士(複数)の証言として、チェイニー副大統領のリビー首席補佐官は起訴され、ブッシュ大統領のローブ次席補佐官についてはなお、検討中と報じた。

 ローブ補佐官については起訴されない可能性が強いが、捜査はさらに継続される。

http://www.nytimes.com/2005/10/28/politics/28leak.html?hp&ex=1130558400&en=2f2eae5de9b925ab&ei=5094&partner=homepage
 

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2005-10-27

〔NEWS リンク集〕 「普天間」移設 沖縄の声

 沖縄の米軍普天間飛行場の移設先をめぐる日米両政府の協議が10月26日に合意に達した。名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸の兵舎地区に滑走路をつくる「沿岸案」でまとまった。

 自国政府と米政府の合意を、沖縄現地はどう見ているのか?
 沖縄タイムズ、琉球新報の記事を「リンク集」にまとめてみた。
 

  本土と現地の「温度差」がわかる。

 〔沖縄タイムズ〕

 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200510271300_01.html

 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200510271300_02.html

 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200510271300_04.html

 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200510271300_06.html

 〔琉球新報〕

 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-7891-storytopic-3.html

 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-7903-storytopic-1.html

 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-7902-storytopic-1.html

 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-7904-storytopic-3.html

Posted by 大沼安史 at 01:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 日本の資金拠出で、パレスチナ自治政府庁舎、新改築へ

 日本政府の資金拠出で、ヨルダン川西岸、ラマラのパレスチナ自治政府庁舎が新改築されることになった。
 イスラエル紙、「ハーレツ」(電子版、10月25日付け)が報じたもので、調印式は同日、ラマラの現庁舎で行われた。
 国連開発計画(UNDP)による事業で、日本政府が改築費を負担するが、援助額は明らかにされていない。
 「ムカタ」と呼ばれる現庁舎は、英国政府が信託統治していた1930年代の建物で、老朽化が進んでいた。
 昨年11月に亡くなったアラファト議長も、敷地内に葬られている。
 新庁舎は4階建て。
 一ヵ月以内に着工し、来年末に完成するという。

 ハーレツ紙の記事は ⇒

http://www.haaretz.com/hasen/spages/637702.html

Posted by 大沼安史 at 12:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 イラク戦死者2000人、突破 「平和の母」 ワシントン入り 「平和にラジカル」な抗議行動を展開 

 イラク戦争での戦死者(米兵)が2000人の大台に乗るなか、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが今週、首都ワシントン入りして、反戦運動を続けている。
 週末まで連日、抗議を続ける予定。

 首都に集まった、シンディーさんら平和運動家らは、10月25日(火)以降、イラクの人々と連帯するため、抗議行動の時間、いっさい飲食しない断食を連日、続けている。

 26日(水)にはアーリントン墓地で献花。
 27日(木)には、市内の病院に収容されたイラク戦争負傷米兵にお見舞いの花を届けた。

 シンディーさんは26日に発表したアピールのなかで、「市民的不服従は国家が無法、不正な状態に陥ったとき、神聖な義務となる」とのガンジーの言葉を引用し、「わたしたちはこの国を取り仕切っている人々が、この国を倒壊させるのを許してはならない。人間として、聖なる義務を果たすときが来た。平和にラジカルになるときが……」と、訴えた。
 

Posted by 大沼安史 at 12:21 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-26

〔NEWS〕 イラク戦争 米兵 戦死者、2000人に

 米CNN(電子版)の報道によると、イラクにおける米兵の戦死者が、米軍の10月25日の発表で、開戦以来、2000人に達した。
 

  2000人目の死者は、テキサス州出身のジョージ・アレキサンダー・Jr二等軍曹(34歳)。

 21日、サマラ市内を装甲車両でパトロール中、路肩に仕掛けられた爆弾の爆発により負傷し、翌22日に死亡したという。

 同乗していた2人の米兵は、まもなく死亡していた。

 1991年の湾岸戦争の戦死米兵は382人。
 1961年から70年代半ばまで続いたベトナム戦争では、58000人以上が戦死している。

 ⇒

http://edition.cnn.com/2005/WORLD/meast/10/25/iraq.main/index.html

Posted by 大沼安史 at 12:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS速報〕 「プレイム・ゲート」事件    本日(26日、米現地時間)、立件か ブッシュ政権 最上層部に波及の感触

 米国人ジャーナリスト、スティーブ・クレモンズ氏がウェブ上に開設する「ワシンントン・ノート」は10月25日、「プレイム・ゲート」事件についてフィッツジェラルド特別検察官が26日(現地時間)に正式に起訴に踏み切るとの、インサイダー情報を伝えた。

 刑事訴追される対象者には、ブッシュ政権の「最上層部」が含まれているというのが、情報筋の感触だ。
 (大沼注 チェイニー副大統領を指すのだろうか?)
 

  被告に対しては、すでに通知が行われている。
 

 記者会見は27日(同)に行われる。
 

http://www.thewashingtonnote.com/

Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2005-10-25

〔NEWS〕 1998年 「偽100ドル札」満載の北朝鮮船を日本の艦船が拿捕 ジョン・クーリー氏が指摘

 キプロスのニコシアを拠点に長年、中東問題をカバーしてきた米国人ジャーナリスト、ジョン・クーリー(John K. Cooley)記者が、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙(電子版、10月23日)で、北朝鮮による「偽100ドル札」製造問題をレポートした。

 米司法当局がこのほど初めて、北朝鮮の「100ドル札」偽造疑惑を公式に明らかにした(10月13日付けの産経新聞など参照)のを受けて、同記者の取材結果を公表した。

 それによると、北朝鮮は1970年代の半ば、スイス・ローザンヌの「デ・ラ・ルエ:ギロン」社から印刷機を導入した。

 首都ピョンヤン中心部の工場で印刷された偽造100ドル札の流通ネットワークは、最初は中国、それから東南アジア、北米に広がったという。

 1994年には、ニューヨークに本店を置く「リパブリック・ナショナル銀行」の香港支店の窓口係が、マカオの「デルタ銀行」から持ち込まれた100ドル札を偽札と見破っている。

 マカオのこの銀行は、北朝鮮の資金洗浄役を引き受けていた。

 偽100ドル札は中国マフィアによって北米へ持ち込まれ、カジノなどで使われたこともあるという。

 北朝鮮に逃走した日本赤軍の幹部の一人が25万ドルをタイ通貨に交換しようとしてカンボジアで逮捕されたこともあった。

 しかし、クーリー記者のレポートで驚くべきは、以下のくだりである。

 1998年の夏、日本の「海軍」(大沼注 海上自衛隊の自衛艦の可能性もなくはないが、おそらくは海保の巡視船)が、偽100ドル札を満載した北朝鮮の船を拿捕(だほ)した。

 日本の警察は、アメリカのシークレット・サービスのエージェントの協力を得て、日本国内の流通先を一網打尽にした。

 日米両政府は、拿捕後、48時間以内に、この問題に蓋をした……。

 クーリー記者によれば、こういうことが実際あったのだとう。
 同記者のレポートぶりをこれまで見続けてきた筆者(大沼)としては、信頼すべき事実の報道だと思う。

 日本の主流マスコミの確認報道をお願いしたい。

 クーリー記者の記事は ⇒

http://www.iht.com/articles/2005/10/23/opinion/edcooley.php

 産経の記事は ⇒

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000029-san-int
 
  

Posted by 大沼安史 at 05:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS 鳥インフルエンザ情報〕 英国 武装警官隊で「タミフル」備蓄を防備 発展途上国が備蓄の10%提供を先進国に要請

 鳥インフルエンザ(バード・フル)をめぐり、世界中が厳戒態勢に入っています。

  英国では、南米から輸入したオウムから、H5N1型のウイルスが検出され、人間への「転移」や「流行」も、時間の問題になって来ました。

  世界は感染の爆発的拡大へ向け、カウントダウンに入っている。
 そんな世界のバード・フル最新情報を集めてみました。

 〔武装警官隊が防備〕
 英紙、インディペンデント紙(電子版、10月23日付け)によると、英政府当局は、バード・フルに唯一、効果的と期待される抗ウイルス剤、「タミフル」の備蓄センターを、武装警官隊で防備する方針を固めました。
 バード・フルが流行し出したら、武装警官を配置する。
 無用な混乱を避けるため。パニック買いが始まるのを防ぐための措置です。
 

 前にこの欄で報告したように、英国でもまた「タミフル」の備蓄が進んでおらず、放っておけば、暴力的な「取り合い」が始まらないとも限らない。そう踏んでいるわけですね。
 

 英国はもう、こういうことまで考えている。
 インディペンデント紙によると、英国では「3ヵ月以内」に、バード・フルの人体への「転移・感染・流行」が始めるとみています。
 そして、50万~75万人の死者が出ると予測している。

 日本の厚生労働省はどう見ているのでしょうか?

 〔「タミフル」備蓄の10%を発展途上国に?〕
 ところで、抗ウイルス剤「タミフル」のことですが、カナダやメキシコの政府が、世界の先進国に対して備蓄の10%を、発展途上国に提供するよう求めているそうです。
 これも、上記のインディペンデント紙に出ていました。

 発展途上国は高価な薬品をなかなか買えません。人々の栄養状態も悪く、いってみれば「丸裸」状態です。バード・フル被害を医療が整った先進国以上に集中して受ける恐れがある。

 そこでこの「10%提供」アピールが出ているそうです。

 で、この問題を話し合う、世界の厚生・保健大臣の会議が24日、カナダのオタワで開かれたそうですが、日本政府はどんな対応をしたのでしょう。気になるところです。

 〔中国 国境閉鎖へ〕
 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、22日付け)が伝えた香港発のロイター電によると、中国政府当局者は、バード・フル感染者が1人でも見つかったなら、国境を閉鎖し、感染の拡大を防ぐと言明しました。

 すごいですよ。「人命尊重が中国政府の最優先事項だ。(国境閉鎖によって)たとえ、経済がスローダウンしても、やる」というのですから。

 同じニューヨーク・タイムズの記事のなかで、台湾政府の対応も紹介されていました。

 なんと台湾は、スイス・ロシェ社が特許を持っている「タミフル」の製造を開始できる態勢にあるのだそうです。

 そう政府当局者が言明した。

 どういうことかというと、台湾として、特許問題にかかわらず、人々の命を守るため、タミフルと同成分の薬剤を生産します、ということなんです。

 一製薬会社の特許にかまっていられない。それよりも、人命を救うのが先だというのですね。

 〔特許独占に高まる批判〕
 米国のインター・プレス・サービスが22日に報じたところによると、米国連邦議会のシュメール上院議員は、「タミフル」を独占的に生産しているスイスのロシェ社を、「世界の人々の健康より、自社の利益を優先している」と非難しました。そして同社に対する、なんらかの懲罰法案を議会に提出すると。

 要は、全人類が非常事態に直面しているのだから、特許を放棄し、いわゆるジェネリック薬剤の生産を認めなさい、というアピールなんですね。
 

 ロシュ社もこれに応えて、米国の製薬会社4社と協議に入っているそうです。
 
 

 こうして見ると、「バード・フル」対策は全世界規模で進んでいるようです。
 そんななか、わが日本はどうなっているのでしょう?

 厚生労働省には、もっともっと、国民に対して情報を提供してほしいものです。
 
  

Posted by 大沼安史 at 11:34 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (2)

2005-10-22

〔重要NEWS〕 「ニジェール・ウラン疑惑」捏造 チャラビ側近が「証拠文書」を偽造 フィッツジェラルド特別検察官 イタリア国会から調査報告書を入手 「プレイム・ゲート」事件、拡大の様相 特別検察官 ウェブ・サイト開設

 米NBC放送は10月21日のニュース番組「ハードボール」で、「ニジェール・ウラン疑惑」でっち上げに絡んだ「プレイム・ゲート」事件を捜査中のフィッツジェラルド特別検察官が、イタリア国会から、同疑惑の動かぬ「証拠」として、イラク戦争開戦前に、なぜか突如、ローマで「出現」した、秘密テレックス文書に関する調査報告書全文を入手している、と報じた。

 イタリア国会の調査委員会の報告書はかねて抜粋が報じられ、イラクがニジェールからウランを入手したことを裏付ける、秘密のテレックス緊急電が「偽造」であると結論づけられていることは、すでに知られていた。

 フィッツジェラルド特別検察官がイタリア側から提供されている調査報告書は、部分削除のないフルバージョンで、そこにはテレックスの偽造したのは、米CIAのアセット(財産=手先の意味)で、WMD疑惑の発信元だったチャラビの側近であることが明記されているという。

 「イラク国民会議」なるものを率い、米軍のイラク侵攻に協力したチャラビは、「プレイム・ゲート」事件で捜査の焦点となっている、チェイニー副大統領のリビー首席補佐官ら、ブッシュ政権内外のネオコン・グループと結びついているといわれる。

 (大沼注)
 ニジェール・ウラン疑惑が捏造であることの発覚を恐れたチャラビにつながる一派が、テレックス文書を偽造して、イラクのWMD保有疑惑を煽り立て、イラク侵略の道を切り開いた疑いが、これでますます強まった。
 今後の捜査によっては、ブッシュ政権は崩壊の危機を迎えるかもしれない。

 「ニジェール・ウラン疑惑」の顛末については、拙著、 『戦争の闇 情報の幻』 (本の泉社刊 右枠の「大沼安史の本」をクリックしてください)参照。

 

〔特別検察官がウェブサイト〕

 こうしたなかで、フィッツジェラルド特別検察官が、「プレイム・ゲート」事件捜査の推移を報告する専用ウェブ・サイトを開設した。
 同検察官の意欲を示したものとして、注目されている。
 
 ⇒
http://www.usdoj.gov/usao/iln/osc/index.html

Posted by 大沼安史 at 05:58 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-21

〔NEWS〕 リビー氏 ウィルソン氏のテレビ出演をすべてモニター ホワイトハウスに反撃を求める     LAT紙報道

 米ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版、10月21日付け)は、チェイニー副大統領の首席補佐官のリビー氏が、イラクWMD保有疑惑の裏づけのひとつとされた「ニジェール・ウラン疑惑」について、根拠のないでっち上げであることを暴露した元外交官の、ジョセフ・ウィルソン氏の行動に激怒し、同氏のテレビ出演をすべてモニター収録する一方、ホワイトハウスに対して、攻撃的なキャンペーンを行うよう求めていた、と報じた。

 ホワイトハウスの元スタッフ(複数)が同紙に対して証言した。
 

 (大沼注)

  その「反撃キャンペーン」のひとつが、ウィルソン氏の妻、バレリー・プレイムさんがCIAのエージェントであることをマスコミに暴露することだったとは……。

 ブッシュ政権「陰謀劇団」によるお粗末の一節、か。

 が、笑ってばかりはいられない。「陰謀劇団」のシナリオ通り、NYT紙のジュディス・ミラー記者のWMD嘘報道の援護射撃もあって、米軍は晴れてイラクを侵略し、軍事占領できたのだから。

 LAT紙の記事は ⇒

http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-libby21oct21,0,7741636.story?coll=la-

home-headlines

Posted by 大沼安史 at 06:44 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ローブ、リビー両氏の隠蔽工作 焦点に 「プレイム・ゲート」事件 NYT紙が報道

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版、10月21日付け)の報道によると、「プレイム・ゲート事件」の捜査の焦点は、ブッシュ政権のWMD疑惑キャンペーンに水をさした外交官の妻がCIAエージェントであることをマスコミにもらしたリーク(意図的漏洩)そのものより、むしろ、リーク発覚後の両氏による隠蔽工作に向かっている。

 リークの事実をもみ消そうとしたほか、捜査をあやまった方向へミスリードしたことが、実は問題視されているらしい。

 同紙に対して、関係する弁護士らが明らかにした。

 (大沼注)

 なるほど、そうした捜査の手法もあるわけだ。
 
 NYTの記事は ⇒

http://www.nytimes.com/2005/10/21/politics/21leak.html?

hp&ex=1129953600&en=e9e43780001cbcef&ei=5094&partner=homepage
 

Posted by 大沼安史 at 06:17 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 米兵 タリバン兵士の遺体を冒涜 西を向かせて焼く 心理戦の挑発行為 豪テレビが映像を放映 

 オーストラリアのテレビ局、SBSは10月20日、アフガニスタンで掃討作戦にあたっている米軍兵士らが、タリバン2人の遺体を焼き、勝ち誇って挑発する場面を収録したビデオ映像を放映した。

 映像は全世界で「再放映」され、衝撃波を広げている。

 豪紙、シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版、21日付け)の報道などによると、現場を撮影したのは、フリーランスのジャーナリスト、オーストラリア人のステファン・デュポン氏。

 米陸軍第173空挺旅団の部隊に同行し、今月(10月)に、アフガン南部のカンダハル近郊の丘陵で撮影した。

 英紙、インディペンデント(電子版、21日つけ)によると、映像には、炎に包まれる遺体を米兵が見守るシーンのほか、2人の米兵が挑発文を読み上げる姿が映し出されている。

 タリバン武装勢力が潜んでいるとみられる近くの村に向けたメッセージで、「お前たちは戦士たちが西を向いて焼かれるのを許した。怖くて、遺体を取りに来ることさえできないのだろう」と挑発している。

 アフガンのイスラム教徒にとって、遺体を焼くことは冒涜であり、東の方、メッカに向かって安置するのが、死者に対する作法だという。

 インディペンデント紙によると、このビデオ映像は、米陸軍の心理戦部隊でよって流布されたもので、タリバンを「臆病な犬ども」と罵っている。

 明らかにタリバンの攻撃を誘う、挑発メッセージだ。

 (大沼注)
 ジュネーブ条約は、敵の戦死者についても、名誉ある方法で埋葬するよう定められており、この意味でも米軍の行為は非人道的なものだ。

 米軍当局は調査を約束したが、イスラム世界における米軍のイメージは、もはや取り返しのつかないほど、地に落ちてしまった。

 モラルの堕落を必然的にともなう、悲しく無残な戦場の現実。
 これが「忘れられた戦争」、米軍によるアフガニスタン侵略・占領の真実である。

 それは、わたしたち日本の軍隊による中国侵略の過去とつながるものだろう。

 あの時代もそうだった。
 アフガンに送られた米兵のように、日本の兵士たちも、故郷から遠く離れた地で、「戦闘」という名の「組織的な人殺し」に従事しなければならなかった……。

 
 シドニー・モーニング・ヘラルド紙の記事は ⇒

http://www.smh.com.au/news/world/probe-into-film-of-troops-burning-taliban-fighters/2005/10/21/1129775934726.html

Posted by 大沼安史 at 05:55 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

〔NEWS〕 キャロル記者、解放

 バグダッドで取材中、拉致され、行方不明になっていた英紙ガーディアン記者、ロリー・キャロル氏(33歳)が10月20日夜、解放された。

 同紙(電子版、21日付け)が伝えた。

 キャロル記者は地下室に36時間、監禁されていた。

 見張りの男の携帯電話に解放の指示があり、男の車で市内中心部まで送られた。

 拉致したグループについて、キャロル記者はテロリストではなく、犯罪者たちではないか、と見ている。
 

 (大沼注)生還してくれてよかった。

 ガーディアン紙によれば、アイルランド国籍を持つキャロル氏のため、アイルランド政府はもちろん、イギリス政府、イスラム、カトリック、プロテスタントの宗教者たちが、救出運動に加わった。

 北アイルランド、ロンドン地下鉄テロなど、さまざまな問題を越えて、連帯の輪が生まれたことは嬉しいことである。

 イラン政府もキャロル記者の解放を求める異例のアピールをした。これも、忘れてはならないことである。

 キャロル記者によれば、地下室の見張り番は解放を指示する携帯電話が入ったとき、笑顔を見せ、ほっとした表情だったという。

 これまた救われる話である。

 世界はまだ闇のなかにあるが、希望もまた確かにある。

 解放を伝える同紙の記事は ⇒

http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,1597450,00.html

 

Posted by 大沼安史 at 08:37 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-20

〔NEWS〕 ホテル砲撃、ジャーナリスト殺害事件で、スペインが米兵3人を国際指名手配

 YaHooニュースが掲載したAP電(10月19日付け)によると、スペインの国民裁判所が3人の米兵に対し、スペインのテレビ記者らジャーナリスト2人を戦車による砲撃で殺害した疑いで逮捕状を用意し、国際手配した。
 
 指名手配されたのは、米陸軍第3歩兵師団の将兵3人。

 3人は2003年4月8日、バグダッド市内のパレスチナ・ホテルに向かって戦車の砲弾を撃ち込み、スペインのテレビネットワーク・テレシンコの記者、ジョン;クスコ氏と、ロイター通信のカメラマン、タラス・プロチュク氏(ウクライナ国籍)の2人を死亡させた。
 
 スペインのペドラズ判事はこれまで2回、米政府に対し、捜査に協力するように申し入れたが、無視されたことから、強制捜査に踏み切った。

 (大沼注)
 砲撃事件の舞台になったパレスチナ・ホテルは、外国人ジャーナリストがかねて、バグダッドでの取材拠点にしているところで、筆者(大沼)もかつて投宿したことがある。

 それを米軍が知らないわけがなく、この砲撃事件には外国人ジャーナリストを牽制し、追い出しを図る狙いがあったのではないか、という見方が広がっている。

  AP記事は ⇒

http://news.yahoo.com/s/ap/20051019/ap_on_re_eu/spain_us_journalist_death

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〔For the Record〕 チェイニー副大統領らの「陰謀の輩」どもが勝手に政策を決定  パウエル前国務長官の首席補佐官が証言

 フィナンシャル・タイムズ(FT)紙(電子版)は10月20日、ことし1月に辞任したパウエル前国務長官の首席補佐官、ローレンス・ウィルカーソン氏の、米ワシントンのシンクタンクでの発言を報道した。
 
 ウィルカーソン氏は、

 「わたしが見たもの、それはチェイニー副大統領とラムズフェルド国防長官の間で陰謀団(cabal)が形成されるありさまだった。その陰謀の輩(cabal)どもが、死活的な諸問題について、行政府の知らない重要な決定をくだしていた」

 「そして、そうした決定が行政府に提示されたとき、それは、バラバラな、信じられないやり方で示された。行政府自身がその決定を遂行しながら、自分たちが何をしているか、わからないやり方で示されることもしばしばだった」

 FT紙の記事は ⇒ 

http://news.ft.com/cms/s/afdb7b0c-40f3-11da-b3f9-00000e2511c8.html

Posted by 大沼安史 at 03:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 英紙記者 バグダッドで拉致 

 英ガーディアン紙の特派員、ロリー・キャロル氏(33歳)が10月19日朝、バグダッドで取材中、武装したグループに拉致され、行方不明となった。

 キャロル氏は、同紙の前アフリカ特派員(ヨハネスブルク駐在)で、ことし1月からイラクに入り、取材を続けていた。

 この日はサダム・フセイン裁判の関連取材で、ドライバー2人と通訳1人の4人で、バグダッド市内のシーア派居住区に入り、インタビューをしていた。
 住民の家を出たところで、拉致された。

 キャロル氏はアイルランドのダブリン出身。アイルランドのパスポートを持っている。

 アイルランド政府は中東の出先機関に発見に全力をあげるよう指示した。

 (大沼注)あの、パキスタンで殺害されたダニエル・パール記者(米ウォール・ストリート・ジャーナル紙)のように、謀略的な背景がなければよいが……。

 ガーディアン紙は米英軍のイラク侵攻に批判的な論調で知られる高級紙。

 キャロル記者もまた、たとえば、「イラク西部のラマディで、アメリカ軍の空からの攻撃により、70人以上が死亡した。目撃者によると、婦女子も数十人、含まれている」(今月18日付け)といった、米軍当局の発表によらない記事を書き続けてきた。

 そういう記者を、いったい誰が、何の目的で連れ去ったか? 

 英軍撤退の動きに水をさそうとする意図さえ感じられる。

 キャロル記者の生還を祈る。

Posted by 大沼安史 at 12:32 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-19

〔NEWS〕 プレイム・ゲート事件 立件の見通し NYT紙報道 

 イラクWMD保有疑惑をめぐる報復漏洩事件、「プレイム・ゲート」事件は、立件が確実な状況のようだ。
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は10月19日、事件を捜査しているフィッツジェラルド特別検察官が、捜査結果を報告書にまとめることはない、と周辺に語っている、と報じた。
 報告書にまとめるということは起訴を断念することなので、同検察官が事件を立件する可能性がさらに高まった。
 起訴の時期は、同検察官が任期切れになる今月28日ごろにずれ込むとの見方も出ている。

 参照 ⇒

 http://www.nytimes.com/2005/10/19/politics/19leak.html?ei=5094&en=adcf3adabff56617&hp=&ex=1129694400&adxnnl=1&partner=homepage&adxnnlx=1129694454-yoSijoKehhsObhtfL6rbkQ

Posted by 大沼安史 at 01:04 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 チェイニー副大統領 辞任の噂 ライス国務長官、昇格?

 米週刊誌、USニュース&ワールド・レポート(10月18日、電子版)は、CIAエージェント身元漏洩事件で、チェイニー副大統領が辞任するとの噂が広がっている、と報じた。

 後任には、ライス国務長官が昇格するという観測もある

 参照 ⇒ 

http://www.usnews.com/usnews/news/articles/051018/18whwatch.htm?track=rss

Posted by 大沼安史 at 12:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-18

〔NEWS〕 チェイニー副大統領 捜査の焦点に CIAエージェント漏洩疑惑 明日にも起訴の見通し 浮き足立つホワイトハウス ブッシュ政権、最大の危機に

 サダム・フセインのWMD疑惑に批判的な元外交官への報復として、外交官の妻(Valerie Plame氏)がCIAのエージェントであるとの機密情報がブッシュ政権高官から漏洩された、いわゆる「プレイム(Plame)・ゲート」事件の捜査が、大詰めを迎えている。

 米マスコミの報道によると、フィッツジェラルド特別検察官は、早ければ19日にも、漏洩事件に関わったブッシュ政権高官の起訴に踏み切る見通しだ。

 詰めの捜査の焦点は、チェイニー副大統領のオフィスが漏洩にどのような役割を果たしたか、同副大統領に直接、捜査の手が及ぶのか、に絞られている。

 漏洩事件の捜査でこれまで浮かんだ疑惑の高官は、副大統領のリビー首席補佐官とブッシュ大統領の政治戦略アドバイザーであるカール・ローブ氏の2人。

 ワシントンの北郊のローブ氏の自宅にはテレビなど報道各社が張り込み、「Xデー」に備える事態になっている。

 ブッシュ大統領の右腕であるローブ氏が捜査のターゲットになったことで、ホワイトハウスは浮き足だち、ローブ氏自身もパーティーでのスピーチをキャンセルするなど、最後のヤマ場を迎えた捜査の行方を固唾をのんで見守っている状況だ。

 15日には、ホワイトハウスのマクラーレン報道官が、記者団からの質問を冗談で交わそうとして失敗、もう一度、冗談を言って、またも冷笑を受ける失態を演じだ。

 それほど余裕を失い、平静さを取り繕っていることを示すエピソードだ。

 リビー首席補佐官を抱える、チェイニー副大統領のオフィスも緊張感に包まれており、ブッシュ政権は発足以来、最大の政治的な危機を迎えた。

 ブッシュ大統領は17日、「政権スタッフの辞任や離職はあるのか」との記者団の質問に対して、「捜査の結果の予測つもりはない」と答えた。

 ブッシュ政権がこの時点になって困惑しているのは、特別検察官の捜査の対象が、CIAエージェントの身元漏洩問題を超えて、イラク戦争開戦前の「情報の選択的漏洩」に及んでいたことだ。

 これは、ニューヨーク・タイムズのジュディス・ミラー記者の証言で、このほど明らかになった新事実で、事件は拡大の可能性を秘めている。

 フィッツジェラルド特別検察官のスポークスマンはAP通信の取材に対し、(起訴の)発表は、特別検察官の地元のシカゴではなく、ワシントンで行う、と述べた。
 発表内容の重大性を示唆したものと受けとめられている。

 ところで、チェイニー副大統領個人に対して捜査の手がのびる可能性について指摘したのは、ブルームバーグ通信の17日付けの報道。

 直接の立件には行き着かなくても、起訴状のなかで、チェイニー副大統領が身元漏洩事件で果たした役割のアウトラインが示されることもあり得るという。

 これに対してワシントン・ポスト紙は18日付けの報道で、チェイニー副大統領のオフィスが漏洩事件の焦点であると改めて指摘した。

 同紙によると、チェイニー副大統領はイラクWMD保有疑惑の旗振り役で、CIA本部まで足を運んで圧力をかけるなど、イラク戦争への下地づくりで中心的な役割を果たした。

 同紙は副大統領辞自身がマスコミ工作に直接、手を染めたとは考えられない、との元スタッフの見方を紹介している。

Posted by 大沼安史 at 03:38 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-17

〔NEWS〕 イラクでの英軍兵士爆殺 使用された爆弾は英諜報機関がIRA(アイルランド共和国軍)にノウハウを提供したものと同型 諜報の闇、さらに深く……

 英紙インディペンデントの日曜版(10月16日付け、電子版)に、諜報の闇の深さを思い知らされる、驚くべきスクープ記事が出ていたので紹介したい。

 イラク南部で英軍兵士を爆殺するのに使われた爆弾が、15年ほど前、北アイルランド紛争が激化していた頃、英国からの独立を求める武装過激派、IRA(アイルランド共和国軍)が、英国の情報当局のスパイにより提供されたテクノロジーをもとに開発したものと同型であることが判明したという。

 英情報筋が同紙に対して明らかにしたところによると、英軍兵士を狙って使用された爆弾は、信号ワイヤ、ラジオ・シグナル、赤外線の3つの起爆装置を持ったもので、IRA内に浸透した英国情報部のダブルエージェントが教授した技術をもとに、IRAが完成させたものの同型改良版。

 英国のスパイがIRAに伝えたオリジナル版は、カメラのフラッシュを使ったものだが、その部分が赤外線装置に交換されていた。

 北アイルランド紛争が頂点に達していた1990年前後、IRAはパレスチナ過激派とも連係しており、イラク南部への技術流出は、レバノン南部の「ヒズボラ」経由のものではないか、とみられる。

 英国のエージェントがIRA側になぜ、ノウハウを供与したかについては、それを前提とした対策をとることができるため、としている。
 
 諜報活動の底知れぬ不気味さを覗かせる話ではある。

Posted by 大沼安史 at 10:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-16

〔重要 NEWS〕 次は「サウジ」 イラク侵攻2ヵ月前 ブッシュ大統領がブレア首相に極秘電話で言明

 イラク侵攻の2ヵ月前、2003年1月に、ブッシュ米大統領がブレア英首相との極秘の電話会談で、「WMD(大量破壊兵器)の拡散に対処するため、イラクを超えて次に行きたい思っている」と述べ、イラク戦争に続く軍事行動を計画していることを通告していた。

 英インディペンデント紙が10月16日、英首相府の機密文書を暴露し、報道した。

 会話を記録した文書によると、ブッシュ大統領は次なる目標として、「サウジ、パキンスタン、イラン、北朝鮮」の4ヵ国を、その順番で名指しした。

 ダウニング街の英首相府は「漏洩した文書に対してコメントはしない」と言明を避けたが、否定はしなかった。

 同紙によれば、英国の国会議員たちはとりわけ、ブッシュ大統領がサウジを次の目標の筆頭に挙げていることに衝撃を受けているという。

 サウジのサウド王家は米軍の駐留を認めるなど、ブッシュ政権のイラクにおける軍事行動に協力してきたからだ。

(大沼注)

 ブッシュ大統領が次なる軍事行動の対象の筆頭にサウジアラビアを挙げたことは、実は驚きでもショックでもなんでもない。

 ブッシュ大統領は政権につくやいなや、チェイニー副大統領を長とする「全米エネルギー政策開発グループ」(NEPGE)をスタートさせ、米国の中東石油資源確保戦略の検討に着手したとされている。

 このNEPGEによる報告書は2001年5月にまとまったものの、なぜか、ただちに機密文書とされた。

 このため、連邦政府の会計検査院(GAO)がホワイトハウスを相手に開示を求めて裁判を起こす事態にもなったが、提訴は取り下げられ、機密扱いは依然として解除されていない。

 こうしたなかで、保守派の監視団体である「ジュディシャル・ウオッチ」と、環境団体の「シエラ・クラブ」が異例の共闘を組み、情報自由法に基づき機密の解除を求めた。

 その結果、2003年7月に、報告書のなかの7頁のみが開示されることになったが、このなかにサウジ、イラク、ペルシャ湾西岸を結ぶ「黄金の三角形」内の石油埋蔵マップが含まれていた。

 こうした事実を踏まえ、イラク戦争がWMDに名を借りた石油資源確保戦争であるという見方は、少なくともイラク戦争反対派の間では「定説」と化している。

 サウジはイラク(世界第2位の埋蔵量)を上回る世界最大の石油資源国。

 アルカイダなど不安定要因を抱えるサウジを、米国が軍事統治下に置こうと考えたとしも不思議ではない。

 今回、暴露されたブッシュ大統領の言明は、その意味で正直かつ率直なものと言わねばならない。
 
 
 

Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-15

〔NEWS〕 「投票所はどこ?」 スンニ派地域 選挙妨害の疑い

 YaHooニュースが報じたロイター電(10月14日発)によると、スンニ派住民の多いイラク西部のアンバル州で、新憲法をめぐる国民投票の直前になっても、「投票所」が見つからない事態が続いている。

 ラマディーの人権活動家によると、イラク国内18の州のうち、もっとも人口の多いアンバル州の各都市では、投票日まであと数時間という段階になっても、投票所がどこにあるのか不明の状況にある。

  投票用紙さえもどこにあるのか、わからないという。

 ロイター通信の取材に対して、イラク選挙管理委員会の責任者は、「ラマディーには77ヵ所、ファルージャには約30ヵ所、投票所が設けられているはず。投票所を見つけられない人は、選管まで連絡してほしい」と語った。

 今回の国民投票では、イラク国内3つの州で、3分の2以上の反対票が出れば、憲法草案は採択されないことになっている。

 (大沼注)
 スンニ派武装勢力の拠点にもなっているアンバル州では、間違いなく3分の2以上の反対票が出るものと予想されている。

 そうした事態を防ぐため、イラク政府、米軍側が、投票を妨害する行動に出ている公算が強い。

 これが「歴史的な選挙」の実態だとは……
 
 

Posted by 大沼安史 at 10:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「平和の母」、シュワ知事にアピール

 イラク反戦運動の「平和の母」こと、シンディー・シーハンさん(米カリフォルニア州在住)は10月12日、州都サクラメントで、シュワルツネッガー知事との会見を申し入れた。

 サンフランシスコ・クロニクル紙によると、シンディーさんは知事本人に直接、会うことはできなかったが、知事側近を通じ、イラクへ送られているカリフォルニア州兵2300人を即刻、引き揚げるよう求めた。

 これに対し、知事の報道官は、「知事は大統領のテロとの闘いを支持している」と語り、知事が州兵の帰還のため、動く考えのないことを明らかにした。
 

  州兵を帰国させる権限は州知事にはないが、連邦政府にリクエストすることはできる。

 シンディーさんは州兵引き揚げを求める理由のひとつに、「ナショナル・ガード」(州兵=ほんらいは、「国土防衛隊」と訳すべきもの)の、地震など自然災害への備えを挙げた。

 これについて、カリフォルニア州兵当局は、まだ5800人が残っているので、対応できる、と述べた。

 〔For the Record〕 サンフランシスコ・クロニクル紙の記事、こんなシンディーさんの言葉が引用されている。

 彼女の苦悩と思索、決意と希望のすべてが結晶化されたワン・センテンスである。米国人にとって、イラク戦争に反対する理由とは、この一文が運ぶ意味に尽きる。

      “I want them to come home alive from this lie. ”
 

Posted by 大沼安史 at 09:41 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-14

〔For the Record〕 国会議員たちの、この「軽き一票」 素晴らしき哉、われらが選良 寝返り自由な赤じゅうたん

 参議院で10月14日、郵政法案が賛成多数で可決された。法案の中身も、議員の構成も変わらない。なのに、ちょっと前に「否決」したのが、今回はすんなり「可決」。これはいかなる魔術のなせるわざか。

 かの日のNOは、本日のYES。これ、政治屋どもの常識なり。赤じゅうたんの上では、寝返りも変節も自由自在。いやはや、たいへんな「選良」どもを持ったものである。

 かく言う小生(大沼)、何を隠そう、郵政法案への反対論者ではない。むしろ賛成派である。

 目下、進行中の小泉改革なるもの、史上空前の借金超大国化したこの国の財政を、なんとか延命させようとする、ほとんど絶望的な闘いであり、その意味で、財務省主導のよる「上からの革命=構造改革」を目指す小泉内閣に、賛意と敬意と同情を表せざるを得ない立場だ。

 が、そうした国家運営(行政)と国会(立法)は別物である。 

 国会議員は有権者たる国民の「一票」でもって選出され、国民によって直接、国会へと送り出される。内閣総理大臣はそうした国会議員による選挙で決まるもので、いわば国民の「間接投票」の結果である。

 国会議員(とくに衆議院議員)とはすなわち、国民に直接、責任を持つものであるわけだ。

 そういう国会議員に、ひょいひょい、立場を変えられたら、国民(有権者)はたまったものではない。なんのための「付託」か、わからなくなってしまう。

 そういう、あってはならないことが、総選挙後、再び上程された「郵政法案」をめぐる衆参両議院での採決であった。

 郵政法案に「反対」した議員が、ちゃっかり、「賛成」に回ったのである。

 その意見180度転換の論理や如何。

 衆参両院の変節者代表に登場していただこう。

 衆院議員では、やはり野田聖子議員に、おでましいただかなければなるまい。

 衆院本会議で賛成に回った「理由」を、聖子センセーは、こうHP上で弁明する。

 「郵政改革は進めるべき。ただし、郵政民営化6法案には問題がある」という私の信念は今でも変わっていません。しかし、総選挙を挟み、法案反対の意味は全く異なるものになりました。総選挙前、本会議での反対によって法案を廃案にする可能性があったからこそ私は青票を投じ、別に提出していた対案を軸に郵政改革を進めることを目指しました。

 総選挙後、状況は一変しました。与党が圧倒的多数を占める国会で、私が再び反対しても法案成立を阻止することはできません。法案に修正をかけることさえできないのが現実です。私は法案の不備を将来的に是正し、よりよい郵政改革に結びつけるにはどうしたらよいのか、支持者の考えや思いにも再び、耳を傾けさせていただきました。無論、自民党員たる議員として民主党の対案に賛同する考えはありません。自民党では今回の法案再提出にあたり、政務調査会や総務会において全会一致で了承をとりつけました。私はこれまでも党員として、党の正式決定は最大限尊重し、棄権や欠席ではなく賛意をもって従ってきました。これらあらゆる点を熟慮し、私は郵政民営化法案に賛成することを決断しました。そして、法案反対の野田だからこそ支持してくださった方々からのご批判も甘んじて受けたいと思います。

 
 信念は変わっていない。でも、状況は変わった。だから、法案に賛成した。批判は甘んじて受ける……よくもまぁ、ぬけぬけと言えたものだ。「法案反対の野田だからこそ支持してくださった方々」の「一票の重み」をどう考えているのか?

 開いた口がふさがらないが、参議院における変節漢の代表、中曽根弘文議員になると、さらに深刻である。

 あの風見鶏宰相の「愚息」(康弘氏がまともな政治家、かつ父親であれば、弘文氏を愚息と表現するであろう)らしく、変わり身が速い。

 弘文氏は自分のHP上で、郵政法案に「賛成」票を投じたあとも、堂々と以下の主張を展開している。

 このように解散・総選挙をちらつかせ、真の議論を封殺するようなことは、「再考の府」とも言われる参議院の自由な審議権や独自性を無視し侵害するものであり、二院制を形骸化させ、議会制民主主義を崩壊に導くものであると考える。郵政法案の中身の良し悪しから離れた理由を以って結論を出させられるようでは、立法府は行政府の単なる追認機関となってしまう。
 私は、国民生活と国益、そして議会政治を守り、二院制の下での参議院の使命を充分果たすことこそが重要であると考える。

 ならば、どうして「反対」を撤回したのか?
 最後まで、風向きが変わっても、それがたとえ逆風であっても、信念を貫くのが、空っ風・上州選出の参議院議員の姿ではないのか?

 かくも軽き、議員たちの「一票」。

 その「軽さ」は、国民の「一票」の重みをなめているからにほかならない。

 彼(女)らはしかし、どう変節しようと、赤じゅうたんに立つ限り、責任を問われないことを知っているのだ。

 議会内における政治活動の自由を保障した、国会規則を逆手にとって、清き一票を投じた国民を嘲笑する。  
 
 規則にいわく、「両議院の議員は、議院で行つた演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない」。

 そう、たしかに、あなたがたは「院外」では責任を問われないだろう。
 

 でも、勘違いしてもらっては困る。

 わたしたちは、「院内」でのあなたたちの責任を問うているのだ。
 

 国民の模範たるべき、政治家としての。

 

 変節議員は、いますぐ辞表を提出すべきである。

郵政法案参院で可決・成立については ⇒

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051014-00000084-mai-pol

野田聖子議員の釈明については ⇒

http://www.noda-seiko.gr.jp/171013.html

中曽根弘文議員の言明については ⇒

http://www.hiro-nakasone.com/com/com06.html

Posted by 大沼安史 at 11:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「ザワヒリの手紙は捏造」 「イラクのアルカイダ」が主張

 湾岸ドバイ発のロイター電(電子版)によると、アルカイダのイラク支部を名乗るグループは10月13日、先に米情報当局が公表した、アルカイダNO2のザワヒリからの「手紙」は捏造文書である、との声明を、イスラムサイトに掲示した。
 
 (大沼注)これはあくまで試論に過ぎないが、筆者(大沼)の状況判断によれば、「ザワヒリ書簡」は本物の可能性が高い。

 ザラクァイが率いるテロ集団の「暴走」が、スンニ、シーア両派の対立を制御不可能なまでに先鋭化させている現状は、とりあえず国民投票でイラク新憲法を成立させたい米国の短期的な利益に反するものである。

 そこで、ブッシュ政権としては、国民投票前というタイミングを見計らい、例の「文書」を公開した。

 そうすることで、イラク国内的にはスンニ過激派の動きを抑える一方、アメリカ国内的には、アルカイダがイラクのテロリストと「関係あり」とする、これまでの「主張」を裏付けようとしたのではないか――これが、筆者の推論である。

 ロイター電は ⇒

http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-10-13T160906Z_01_WRI354641_RTRUKOC_0_US-IRAQ-QAEDA-LETTER.xml&archived=False

Posted by 大沼安史 at 09:05 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-13

〔NEWS〕 AP電 日本政府 330万ドル イラク警察に供与

 ジャパンタイムズ紙に掲載されたAP電によると、日本政府は自衛隊の駐留先のサマワを管轄するムサンナ県の警察に対し、330万ドルを供与する。

 日本外務省が10月5日に発表した、という。

 ムサンナ警察への供与は、英軍、豪軍の撤退に先立って行われる。

 日本政府の決定は、ムサンナ県側からの要請に応えるもの。供与する資金は、現地警察官の訓練などに充てる。

 詳しくは ⇒ 

http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?nn20051013b8.htm

Posted by 大沼安史 at 05:22 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-12

〔NEWS〕 アルカイダNO2 「ザワヒリからの手紙」を読む

 米国諜報網のトップに立つ、ネグロポンティ情報長官のウェブサイトに、アルカイダのNO2であるザワヒリ容疑者から、「メソポタミアのアルカイダ」を名乗る、在イラクのテロリスト・リーダー、ザラクァイに宛てた書簡とされる文書が掲示された。

 米政府高官からのブリーフィングを受け、米マスコミが10月12日に一斉に報じた。

 ニューヨーク・タイムズ紙もまた、この文書が「初めて明らかになった、ザワヒリからザラクァイあての手紙」であると断じている。

 本当だろうか?
 各紙の報道を検証し、ウェブサイトに載った、「無修正」(政府高官)の書簡の英訳全文に目を通してみた。
 
 まず、米国がこの「書簡」をどのような経緯で入手したかについて、政府高官は「イラクにおける反テロ作戦行動のなかで手に入れたもの」とだけ述べた。

 「書簡」がザラクァイあてのものであることについて同高官は、「それは絶対間違いない」と断言した。しかし、米国の情報当局が、どのような経過でそうした結論にたどり着いたか、については口を噤んだ(ワシントン・ポスト紙)。

 ということはすなわち、ザワヒリからのザラクァイあての手紙なるものは、あくまでも米国の主張に基づくもの。それ以外の何ものでもない、ということである。

 そうした前提を踏まえた上で、「書簡」の内容を検討すると、「7月9日」付けの日付が記されたこの書簡は、ニューヨーク・タイムズ紙が指摘するように、驚くほど「静かで、繊細な言葉」で綴られていることである。情勢の分析・展望も、実にしっかりと冷静に述べられている。

 書簡について報道した米マスコミは、発信者がアルカイダNO2のザワヒリであることについて一様に疑問をさしはさんでいないが(あて先のザラクァイについては、ワシントン・ポスト紙がほんとうにそうなのかと疑問を投げかけている)、それも、むべなるかなの内容である。

 さて、この「書簡」の情勢分析で驚かされたのは、「米軍がイラクを間もなく撤退する」と予測していることである。

 「われわれの予測を超える速度で、物事は進展するかもしれない。ベトナムの崩壊後のことを知るべきである」と。

 アメリカは出ていく。問題はそのあとにどう備えるか。

 「アメリカ人や国連が撤退後の空白を埋める陰謀」をめぐらす前に、われわれは準備を始めなければならない。「われわれは、戦闘・戦争と平行して、フィールドワークを始めなければならない」と、ザワヒリは警告しているのである。「それが何より重要なことである」と。

 そのために何をなすべきか?
 ザワヒリは、そこでアフガニスタンの教訓を持ち出す。「タリバンが犯した誤りを繰り返してはならない」と釘をさすのだ。

 タリバンはアフガンの民衆を代表するものでなかったので、アフガンの民衆はタリバンを捨てた、と。

 タリバンのような狭隘な路線をとってはいけない。「同盟と協力、あらゆる意見と影響力を持つリーダーたちの結集による政治的なアクション」をとる必要がある。ザワヒリはそう繰り返し強調するのである。

 同盟と協力、あらゆる意見と影響力を持つリーダーたちの結集とは具体的にはどういうことか。

 それは、スンニ派、シーア派の仲間割れは止めにしろ、ということである。

 ザラクァイらスンニ派テロリストたちに向かって、もうシーア派に対するテロは止めなさいと言っているのだ。

 シーア派の一般民衆を殺害し、その場面をビデオで流して何になる。われわれにとって大事なことは「民衆たちの支持」であり、「われわれイスラム戦士(ムジャヒディン)は、民衆が承認・支持しない、いかなる行動もとってはならない」。これがザワヒリの「書簡」の核心にあるメッセージである。

 それどころかザワヒリは、「英語の諺にあるように、木の葉に隠れた者には樹は見えない」、イラクの同胞よ、現実を直視しろ、という警告さえしているのである。

 この書簡が、米情報当局が言うように、ザラクァイに宛てたものであるならば、それはアルカイダによる「指令文書」というよりも、「戒め」あるいは「訴え」の手紙と言ったほうが、むしろ実態に近い。

 「メソポタミアのアルカイダ」を名乗るザラクァイ一派の暴走に歯止めをかけようとする、必死の思いさえ感じられる手紙のトーンである。

 先述の通り、米国情報当局は、このザワヒリの書簡をザラクァイ宛てのものと主張し、そのことによって、アルカイダとザラクァイの連携、「9・11」と「イラク戦争」の関連性を浮き彫りにしようとしているわけだが、ザラクァイとアルカイダとの密接な「共謀」なり「共闘」関係は、公開された「書簡」のどこからも見えてこない。

 実態はマ逆。ザワヒリが書簡で何度も言っているように、アルカイダはイラク情勢を「遠くから」見ているだけなのだ。

 「書簡」の結びに、ザワヒリのこんな言葉がある。
 あなたがもし、(大沼注・バグダッドの西にある、武装抵抗勢力が一時立てこもった都市である)ファルージャに行くなら、ザラクァイによろしく言ってくれ、と。
 ネグロポンティ長官がアルカイダとザラクァイとの関係を証明する「動かぬ証拠」として公開したこの「書簡」は、結局のところ、両者の疎遠な仲と考え方の違いを際立たせる、仲介者にあてたものでしかないわけだ。

 アルカイダのザワヒリたちは、書簡にもあるように「(衛星放送の)アルジャジーラも見えない」(たぶんアフガンの)某所において、ザラクァイたちの行動に胸を痛め、その動機に疑問を投げかけているのだろう。

 シーア派のイラク人を殺戮するお前らは、イラクのタリバンではないか?と。
 もしそうでなけば、お前たちは、どこの回し者なのだ?と。

 ザラヒリたちの目は鋭い。

 書簡の全文は⇒ 

http://www.dni.gov/release_letter_101105.html

Posted by 大沼安史 at 05:46 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS 続報〕 「戦争のポルノ」サイト 開設者 逮捕さる

 イラクの戦地から送信された、残酷な写真を掲載していたポルノ・サイトの米国人開設者が逮捕された。 

 逮捕されたのは、フロリダ州在住のクリス・ウィルソン氏。 同氏の身柄を拘束した同州ポルク郡のシェリフは、逮捕理由について、ポルノ写真が問題であって、HP掲載の「戦場写真」とは無関係としている。

 これについて同氏の弁護士は、アメリカには数万のポルノサイトがあるのに、同氏だけが逮捕されたのは、氏のサイトにイラクやアフガンの米兵が撮影した収録されているためであり、不当な狙い撃ちだとしている。

 (大沼注)氏のサイトには、血まみれの人間の頭部がボールのなかに置いてある、といったひどい写真が数百枚、掲載されている、といわれる。 いずれも、HPの会員サービスを受けるため、米兵が戦場から送信したものだ。 

 戦争の真実が、映像として流出しては困る。それが当局側の本音なのだろう。 戦争をさせたい人は、見せたがらないものである。   

Posted by 大沼安史 at 10:29 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-11

〔NEWS〕 バグダッドの盗賊 イラク前国防相らに逮捕状 10億ドルを着服

 YaHooニュースが10月11日に報じたAP電によると、イラク政府は同日までに、前国防相ら閣僚5人を含む前政府高官28人が、軍事調達費1億ドルを着服したとして、逮捕状を用意し、追及に乗り出した。

 米国が後ろ盾になって樹立したアラウィ前政権幹部による不正事件で、容疑者の多くはすでにヨルダンなどに逃亡しているものと見られる。

(大沼注) 「10億ドル蒸発」事件は、米国による傀儡政権のスキャンダルとして、かねて噂されていたが、シーア派、クルド人による新政権によって、今回、ようやく明らかにされた。

 イラク復興事業のブッシュ政権関係企業による「山分け」といい、今回の盗人騒ぎといい、アメリカの掲げる「イラク戦争の大義」なるものの実態が、透けて見える。

 イラクの流血の戦場に舞う、ハゲタカの群れ……。

 英紙報道によれば、問題の「1億ドルは、どこに消えたか、まったくの謎だそうだ。

 YaHooニュースは ⇒

http://news.yahoo.com/s/ap/20051011/ap_on_re_mi_ea/iraq;_ylt=AvtCJKHM23sQ34gTC_i7Auis0NUE;_ylu=X3oDMTA2Z2szazkxBHNlYwN0bQ--

Posted by 大沼安史 at 05:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS 至急電〕 イラク英軍 500人を撤収

 英ガーディアン紙(電子版)が10月10日に報じたところによると、英国のライド国防相は同日、イラクに駐留する英軍のうち、500人を来月(11月)までに撤退させると語った。

 現在、バスラなどイラク南部に駐留する英軍は8500人。

 このうちの6%、500人を撤収する。

(大沼注)本BLOGですでに報じたたように、英国は来年5月に向け、駐留イラク軍主力の撤退に向け、検討・準備に入っている(オブザーバー紙報道)。

 今回の「500人撤退」は、「主力撤退」に先立つ部分撤退の開始とも言えるが、イラク南部ではシーア派住民の間で、英軍撤退を求める声が高まっており、今回の発表は憲法制定の国民投票を前に、そうした現地の不満なり反発をかわす狙いもあると見られる。

 しかし、全体の6%の規模に過ぎないとはいえ、英軍が撤退を開始することは、ブッシュ政権のイラク政策にとって、大きな打撃となるのは必至。

 英軍撤退を阻むため、イラク南部に影響力を持つイランとの絡みで、米側が何らかの軍事アクションに出る恐れがますます強まったかたちだ。

 イラク駐留英軍の動向は、サマワの自衛隊の活動とも密接に関係するものだけに、日本政府としても対応を迫られるだろう。

 撤退する英軍500人がサマワ方面に配置された部隊であるかを含め、日本の主流マスコミの取材に期待したい。

 ガーディアン紙の報道は ⇒ 
 

http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,1589047,00.html

Posted by 大沼安史 at 05:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 ルー村長は生きていた! 「中国のガンジー」 生存を確認

 殴打によって殺害されたのではないかと世界中の人々が心配していた、中国の草の根民主化運動のシンボル的存在である、ルー・バングリュエさん(34歳)の生存が確認された。
 

 ルーさんはことし8月、中国南部・広東に近い村で、村人により、腐敗した共産党官僚に代わって、村長に選出された。

 ガンジーを崇拝する非暴力主義者で、近隣の村の民主化運動を支援するなど、農村部に民主主義を根付かせる運動に携わっている。

 そのルーさんが、同行していた英国の新聞、ガーディアン紙特派員の目の前で、車から引きずり出され、暴行を加えられたのは、10月9日。

 その日、村長選挙の投票が行われるタイシという村に入ろうとしたときだった。

 タイシ村もまたルーさんの村と同様、党の官僚による汚職や不正が横行し、村人による抗議行動が続いていた。

 ルーさんはそのタイシ村の人びとを支援しており、現場にガーディアン紙特派員を案内する途中だった。

 ルーさんに対する殴る蹴るの暴行を目のあたりにしたガーディアン紙のジョフ・ワルト記者は、警察に一時拘束されたあと、一部始終を翌10日の同紙紙面で報道した。

 ワルト記者が最後に見たのは、道路の溝に意識不明で横たわるルーさんの姿。

 同記者はルーさんが死んだのではないかと思い、「彼らは命がなくなるまで殴り続けた」と報じていた。

 ルーさんの生存は、同じワルト記者が確認し、11日付けの同紙で明らかにした。

 ルーさんは地元の病院に運ばれたあと、自宅まで車で搬送された。

 当局が救急活動をしたのは、西側報道機関の目を意識してのことらしい。

 (大沼・注)

 ガーディアン紙(電子版)に載った記事にはルーさんの写真もついている。

   ⇒  http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,1588521,00.html

 やせっぽっちで、どこにそんな強さがあるのか、わからない、フツーの人だ。

 1989年の天安門事件では、北京の大学のエリートたちが立ち上がった。

 そしていま、地方の農村のフツーの人が権力に立ち向かっている。

 このBLOGでは、こうした中国の民衆の闘いにも注目し、随時、レポートしていくことにしよう。
  
 

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2005-10-08

〔NEWS〕 「平和の母」、帰る

 「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが、イラク反戦運動の激動の嵐をくぐり抜け、サンフランシスコ北郊の自宅に帰った。

 テキサス州クロフォードのブッシュ大統領の牧場前で8月、26日間に及ぶ抗議行動を続けたあと、9月24日には、首都ワシントンでの30万人デモンストレーションの先頭に立った。
 そんなシンディーさんの帰宅を地元の人たちがどう受け止めるか、ちょっと気になっていたが、地元紙のサンフランシスコ・クロニクル紙の10月6日の報道によると、彼女の帰郷は、「ヒーローの帰還」として歓迎されたという。

 それを聞いて、安心した。
 英雄、必ずしも、ふるさとに容れられず。そういうこともありかなと、心配していたが、杞憂に終わった。

 シンディーさんは5日、シスコに近いオークランドの映画館で開かれた反戦集会に出席し、スピーチをした。

 8日にはロサンゼルスでの「静かなる平和行進」に参加する。

 シンディーさんは、彼女が反戦活動しているさなか、夫が離婚訴訟を起こすという悲劇に見舞われた。

 そういう不幸に向き合っての帰郷。

 「みなさん、わたしに言ってくれるの。シンディー、やってくれてありうがとう、よく帰って来たねって」

 地元の人びとのそういう一言が、彼女にとっての支え、励ましになっているようだ。
 
 シンディーさんは、7日、ネットを通じて、「絶望から希望へ」というエッセイを発表した。

 「いつか、わたしたちの世界に、平和と愛と、非暴力による紛争解決の道が生まれる。そういう希望とともに生きること、それがすなわち、この世に在る、良きあり方なのです」
 

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2005-10-07

〔NEWS 解説〕 大統領 かく語りき 「10・6ブッシュ演説」を読み解く

 ブッシュ米大統領が10月13日、首都ワシントンで開かれた、ネオコン系のシンクタンク、NED(The National Endowment for Democracy)の集会で演説した。

 米国内における支持率急落、対外的な威信の下落、イラク戦争の泥沼化、「カトリーナ」後遺症のなかで、ブッシュ大統領はどのような「弁明」をしたのか。

 ホワイトハウスが「重大演説」と予告していた大統領のスピーチを、ワシントン・ポスト紙が収録したトランスクリプト(全文)で点検してみた。

 ブッシュ大統領として「最長」のギネスもの演説だった今回の「10・6 対テロ戦争」スピーチは、残念なことに、案の定、これまで以上に、きわめて好戦的なトーンに貫かれていた。

 瀬戸際に追い詰められたネズミがネコを威嚇するように、米国民と世界に対して、まるで妄想に取りつかれた者の如く、「イスラム・ファシズム」の「恐怖」をふりまき、「完勝」するまで、アメリカは戦い続ける、と言い放った。

 世界はこういう男を、史上最強国の指導者としている。わたしたちは、かくも悲しく、恐ろしい、時代に生きているのだ。

 あの一時は親しみさえ感じさせた、テキサス男、ジョージ・ブッシュJr.のイメージは、どこに消えたのか?

 大統領のスピーチは、「脅迫」に満ちていた。

 たとえば、イスラム過激派のネットワークは、イラクを根城に、穏健な諸国の政権を転覆し、ついには「イスラム帝国」をつくろうとしている、との言い回し。

 そしてその帝国は「(西は)スペインから(東は)インドネシア」に達する、というご教示。

 つまりは、イスラム過激派に、そういう恐ろしいものを黙ってつくらせていいのか、という脅しである。

 (大統領の「インドネシア」への言及は、バリ島でのテロを踏まえてのものだろうが、それにしても、絶妙のタイミングで「バリ島テロ」が起きたものだ……)

 大統領はさらにこう指摘して、脅しの追い討ちをかける。

 ビンラディンやザラクァイは、スターリンやヒトラー、ポルポト並みの者どもであるから、放っておいたら、たいへんなことになる、というのだ。

 戦時中の日本の戦争指導者の名が出なかったのはせめてもの救い(?)だが、ビンラディンはともかく、あのザラクァイをヒトラーと同列視しているのには驚いた。

 ザラクァイなるヨルダン人を、アメリカのCIAの回し者だとフツーに思っているアラブ人が聞いたら、腰を抜かしてしまうではないか? (あるいは爆笑してしまう?……)

 ビンラディンやザラクァイらについて、大統領はこう解説を加える。

 「ある人はこれを、邪悪なイスラム過激主義という。あるいは、軍事的な聖戦主義とも。そしてさらにある人は、イスラム・ファシズムと呼ぶ」

 「イスラム・ファシズム」(?)――すごい造語が飛び出したものだ。ヒトラーも、聞いてビックリの新語である。

 大統領はこれに止まらず、以前、どこかで聞いたことのある、脅しをかける。

 イランに対する警告として「(それを手にしたら)躊躇なく使うであろう、不法な体制やテロリストの同盟者が、大量破壊兵器を持つことを断固として拒否する」と言い切ったのだ。

 「大量破壊兵器」?、そう、あのイラク戦争の開戦理由になった、あの「WMD」。

 イラク戦争ぐらいで何をガタガタ言っている? イランでは(サダム・フセインが開発を放棄した)WMD計画がまさに進行中。これを片付けしまわなければ、安心して眠れないんだよ、核がイスラム過激派の手にわたったら、どうなるんだ、という脅迫である。

 二番煎じの「WMD脅し」まで持ち出すあたり、よほど追い込まれてのことと、ついつい同情したくもなったが、あの「9・11」以降、これまで少なくとも10回、アルカイダのテロ計画を未然に食い止めたというくだりを読んで、背筋に寒気を覚えた。

 ほんとうなのか? ほんとうだったら、ブッシュ政権の「脅し」を、もっと真剣に受け止めるべきではないか、という反省心が芽生えたのである。

 そこで、ブッシュ大統領の演説にあわせ、ホワイトハウスが発表した「テロ未遂事件リスト」に目を通してみた。そして、それに対する米マスコミの点検報道をチェックしてみた。

 安堵すると同時に、「またか」と怒りがこみ上げて来た。

 ロサンゼルス・タイムズ紙の報道(10月7日付け、電子版、Bush Linkes War on Terror to Cold War)によれば、リストに載った「アメリカの都市に対する3件のテロ計画」について、連邦政府司法当局の複数の高官は、匿名を条件に、同紙に対して、「そのような陰謀の証拠をまったくつかんでいない」と言明した、という。

 さらに「2002年の米国西海岸、2003年の東海岸に対する空からの(第2派)体当たりテロ」については、「計画が阻止された事実をまったくもって知らない」と、明言しているありさま。

 どうしてそうした根拠のない「テロ計画」を、ブッシュ大統領のホワイトハウスがリストに載せたか、という同紙の問いに対し、ある反テロリズム担当者は、こう答えたという。

 「誰しも、自分流の数え方がありますから」

 何をか言わんや、である。

 イラク戦争開始以来、NEDにおけるブッシュ大統領の演説は、今回が2回目。前回、2003年6月のNED20周年記念式典での演説は、「デモクラシー」を世界に広げていくのだという、「前向き」というか、「希望」を喚起するトーンだった。

 それが今回は、「恐怖」を煽りたてる内容に。

 それは朝日の夕刊(7日付け、4版)のブッシュ演説紹介記事の本記(下記のリンクでも電子版を読むことができます)の見出しにもあるように「危機感あおり支持ねらう」ものであったことは確かだが、それにしても度の過ぎる、妄想的・扇情的な、まさに「重大演説」であったといわざるを得ない。

 まさか、とは思うが、ブッシュ大統領にはもしかしたら、パラノイア的な傾向があるのだろうか?

 今回の「10・6演説」と相前後して、ロンドン発の、あっと驚くニュースが世界を駆け巡った。

 英国BBC放送のパレスチナ・イスラエル問題の特集ドキュメンタリー番組のなかで、2003年6月、ブッシュ大統領がパレスチナの外相らに語ったという、「神がかり発言」が流れた。

 ナビル外相は、ブッシュ大統領はみんなの前でたしかにこう言ったと証言した。

 「わたしは神から下った使命に動かされている。神は言い給うた。『ジョージよ、アフガンに行ってテロリストと戦いなさい』。そこでわたしは、行って戦った。すると、神が言われた。『ジョージ、イラクにいって圧制をなくしなさい』。で、わたしは行って、戦った。そしていま、わたしは再び、神の言葉を聴く思いがしている。『パレスチナ人のため国を得なさい。イスラエルの安全を得なさい。そして中東に平和を』。わたしは神によって、それをなすであろう」

 ブッシュ大統領、かく語りき……。

 これまた、今回の「10・6演説」に並んで、歴史に残る「名言」といわねばなるまい。 

 いや、ニーチェも驚く、スーパーマン的な「妄言」として……。 
 

★ ブッシュ演説 朝日(電子版) 本記
 ⇒  http://www.asahi.com/international/update/1007/002.html

★ 朝日(同)解説 「危機感あおる」
 ⇒  http://www.asahi.com/international/update/1007/008.html

★ 朝日関連記事(同)「テロ阻止 10件以上」

 ⇒  http://www.asahi.com/international/update/1007/007.html

Posted by 大沼安史 at 10:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-06

〔NEWS〕 CIA長官 「9・11」を結果的に招いた職員らを「罰せず」 

 米CIA(中央情報局)のポーター・ゴス長官は10月5日、声明を発表し、「9・11」同時多発テロを結果的に招いたCIA職員らを罰しない方針を明らかにした。

 ロサンゼルス・タイムズ紙の報道によると、ことしの始めにまとまった、CIAの秘密内部調査報告書では、テネット前長官をはじめ、少なくとも11人の職員について、彼らの責任を追及する委員会の設置を求めていた。

 ゴス長官の今回の声明は、この委員会の設置すら認めようとしないものだ。

 声明のなかで長官は「個人を特定することで士気が殺がれる」と、身内をかばう理由を述べている。

 「9・11」を未然に防ぐことに失敗したCIAの関係者の責任を追及する声は、犠牲者の遺族や連邦議会内部で高まっていた。

 これと平行してCIA内部でもヘルガーソン監察監による内部調査が行われ、400ページもの秘密報告書にまとめられている。
 

Posted by 大沼安史 at 06:01 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 シスコで新作オペラ上演、「ドクター・アトミック」、核開発をめぐる人間劇

 米サンフランシスコで10月5日、新作オペラ、「ドクター・アトミック」の上演が始まった。

 地元紙のサンフランシスコ・クロニクルや、ニューヨーク・タイムズ紙などによると、原爆を開発した「マンハッタン・プロジェクト」に関係した科学者らが織り成す、ヒューマンドラマだそうだ。

 1日にプレミア公演が行われた。

 1945年のニューメキシコの核実験場が舞台。

 シスコ近郊にあるカリフォルニア州立大学バークリー校から、米政府に呼ばれ、マンハッタン計画を参加して、主導的な役割を果たしたオッペンハイマー博士が、オペラの主人公。

 ジェラルド・フィンレー扮するオッペンハイマー博士に、その妻のキッティーや、核開発に執念を燃やすエドワード・テラー博士らが絡む筋立てだ。

 音楽は、ピューリッツァー賞を受賞したジョン・アダムズ。プロデューサーは。ピーター・セラーズ。

 2時間半に及ぶ舞台は、砂漠の実験場で、史上初の核爆発に成功したところで終わる。

 原爆実験に成功すれば、それが日本人に対して使用されることは避けられない。オッペンハイマーらは、そうした「道徳的危機」に直面し、苦しむ。

 22日まで。
 詳しくは、「サンフランシスコ・オペラ」のHPへ。
 http://www.sfopera.com/

 

(大沼注)オペラが好きな小泉首相にひとこと。文化庁のイベントとして、来年の夏、ヒロシマ、ナガサキで公演してもらってはいかがですか?

Posted by 大沼安史 at 09:45 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2005-10-05

〔NEWS〕 「平和の母」 活動を再開

 イラク反戦運動のシンボル、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが活動を再開した。
 10月3日は、米アリゾナ州のフェニックスでの集会で、州兵をイラクから帰還させるよう、州知事に呼びかけた。
 シンディーさんらが新たに始めた反戦キャンペーンの名は「もう、嘘はやめて」。
 こんご、全米各州の知事らに州兵の引き揚げを求める活動を続ける。

Posted by 大沼安史 at 09:23 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-04

〔NEWS〕 イラク+カトリーナ 2正面作戦、惨敗 ペンタゴンが秘密報告書

 ハリケーン・カトリーナ問題を検証する米国防総省(ペンタゴン)の秘密報告書の内容が明らかになった。英インディペンデント紙が10月3日にスクープ報道した。
 国防長官の官房が米陸軍大学の前教授らに依頼し、ハリケーンが浮き彫りにした米軍の問題点を総括した。
 それによると、カトリーナは第二次大戦後初めて、米軍が2正面で戦う想定に近い状況を生み出したが、結果は「惨憺たるものだった」。
 「計画、適切な訓練の失敗はアフガニスタン、イラクにおける米軍の取り組みを悩ませて来たが、その失敗がアメリカ本土に根付こうとしている」
 ――と、痛烈に指摘している。
 

Posted by 大沼安史 at 11:43 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS解説〕 第2のウォーターゲート事件に? CIAエージェント身分漏洩事件(パルメゲート事件) ブッシュ大統領に直接関与疑惑 10月中に「Xデー」の恐れ

 10月2日に全米放映された、ABCテレビのニュース討論番組、「ジス・ウィーク」で、同テレビの看板記者であるジョージ・ステファノポーラス氏が、CIAエージェント身分漏洩事件(パルメゲート事件)にブッシュ大統領、チェイニー副大統領が直接関わっていた、との見方を示した。

 同事件に詳しい情報源が、同記者に対して明らかにしたという。
 ブログ新聞の「ハフィントン・ポスト」が同日、報じた。

 「パルメゲート」事件とは、イラク戦争開戦前、イラクのWMD(大量破壊兵器)開発・保有疑惑の根拠とされた「ニジェール・ウラン疑惑」をめぐり、同疑惑が捏造であることを告発した元米外交官の妻、バレリー・パルメさんの、CIAエージェントとしての身分が、ブッシュ政権筋の意図的な情報漏洩で、暴露されたスキャンダル。

 ニューヨーク・タイムズのジュディス・ミラー記者らの証言で、漏洩したのは、チェイニー副大統領の首席補佐官である、リビィー氏らであることが明るみに出ていた。

 ABCの花形であるステファノポーラス記者の発言は、リビィー氏らの情報漏洩工作に関する謀議の一部に、正副大統領が加わっていたという衝撃的なもの。

 ブッシュ大統領自身からも1時間以上にわたって事情聴取したといわれる、事件捜査の総指揮官、フィッツジェラルド特別検察官の今後の動きがきわめて注目される。

 同特別検察官の任期は、今月(10月)28日。これまで2年間にわたって捜査を続けてきたフィッツジェラルド氏が「ブッシュ政権」の犯罪立件に果たして踏み切るかどうかが、米国の内政面の最大の焦点になって来た。

 この点に関する、ワシントン・ポスト紙のベテラン、ウォルター・ピンカス記者らの報道(10月2日付け)は、「パルメゲート事件」の構図を知る上で、示唆的である。

 ピンカス記者らによれば、ジュデス・ミラー記者が名指ししたリビィー氏だけでなく、ブッシュ大統領の首席補佐官であるカール・ローブ氏の、漏洩に果した役割もますます明らかになっているという。

 正副大統領の首席補佐官が情報漏洩の中心にいたことがハッキリしたとなれば、次にくるのは、それぞれのボス、すなわち、ブッシュ、チェイニー両氏の関与の度合いである。

 こうした点に関し、フィッツジェラルド特別検察官が証拠をどこまで握っているのか、については、ピンカス記者らも詰め切っておらず、なお「ミステリー」だとしている。

 ただ、ピンカス記者らは、かりに特別検察官が立件に踏み切る場合、「情報アイデンティティー保護法」を適用するのでなく、一般的な「犯罪謀議」として事件を組み立てるのではないか、との観測を紹介している。前者の場合、CIAエージェントがどのような機密活動に従事しているかを、漏洩者が認識していなければらならず、その点の立証が難しいことから、後者を選ぶのではないか、という見方だ。後者なら、謀議を企てた者の意図に犯罪性があれば、漏洩行為そのものに犯罪性がなくても立件できるという。

 問題は、こうした政治的な苦境のなかで、ブッシュ政権が政治的な指導力を維持するため、どのような巻き返し策を図るかだが、内政的な手詰まりを対外的に解決しようとする可能性も否定できない。

 だから、この10月中に、なんらかの「Xデー」的展開が起こりうる、と警戒した方がいい。
 「モニカゲート」で追い詰められたクリントン政権が、イラクを巡航ミサイルで攻撃して国民の目を逸らした、あのやり方である。

 今月(10月)の「予定」のうち、ブッシュ政権にとって最も気がかりなのは、15日にイラクで行われる予定の憲法制定の国民投票である。これが目論みどおり、うまく行かないと、イラク戦争そのもの正統性の根拠が崩れることになりかねない。
 この国民投票が混乱し、状況がさらに混沌化するとなれば、ブッシュ政権として、「次の一手」で事態の打開を図る誘惑にかられるだろう。

 「次の一手」は、いくつか考えられる。

 ひとつは、シリアへの侵攻である。
 米軍はシリアを武装勢力の基地と非難し、イラクの対イラク国境に戦力を増強している。
 シリアの関与疑惑もある、ことし2月にベイルートで起きた、レバノンのハリリ首相暗殺事件の、国連調査団の報告書が、この12日にまとまる予定(遅れるとの見通しもある)。
 この調査結果が暗殺の黒幕としてシリアを名指すことなれば、米軍のシリア侵攻に新たな名目が生まれる。

 以上が、ブッシュ政権は「シリア」への戦線拡大で、内政面の苦境脱出を図るのではないか、という説の根拠である。

 このシリア侵攻説について筆者(大沼)は、かりにあったとしても、イラク国境付近で限定的・局地的なものにとどまるのではないか、と考えている。

 イスラエル紙「ハーレツ」の報道(10月3日付け)によれば、米国とイスラエル当局者が、シリアのアサド体制を打倒したあとに据える、新たな指導者を誰にすべきか協議しているが、親米・親イスラエル政策をとる候補者はおらず、結局のところ、アサド大統領の力を弱める程度に抑える程度の暫定的な結論しか出ていないらしい。

 軍事力によるシリア政権打倒がないとすると、次に考えられる「次の一手」は、対イラン攻撃である。核開発を中止させる名目で、核施設を空爆する筋書きだ。

 米軍筋に強い、米紙「ワシントン・タイムズ」(9月30日付け)によれば、イスラエルの超党派の議員団がこのほどワシントンを訪れ、米軍と同盟国による対イラン軍事行動を迫った。もちろん、米軍が攻撃しなければ、1981年にイラクのオシラク原子炉を破壊したように、イスラエル単独でも行う、という強い意思表示があったらしい。

 この対イラン攻撃は、イランの勢力圏である、バスラを中心としたイラク南部から英軍主力の撤退を検討している英国のブレア政権を思いとどまらせる意味でも、ブッシュ政権にとって「使いで」のある「次の一手」になるだろう。

 ブッシュ政権が対イラン攻撃にふみきれば、まさに天下大乱、石油価格はさらに暴騰し、世界経済は大きな打撃を受けることだろう。

 「パルメゲート」は、ブッシュ政権の崩壊につながる、第二の「ウォーターゲート」になるのか。

 イラク戦争が泥沼化するなかで、米軍による対イラン攻撃はあるのか。

 2005年の、この10月という月が、大きな歴史の岐路であることだけは間違いない。
 
 
 

Posted by 大沼安史 at 04:24 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

2005-10-03

〔NEWS〕 〈9・24〉首都ワシントン反戦デモ会場で生物兵器バクテリアを検出

 9月24日、米国の首都ワシントンで行われたイラク反戦デモの主会場のひとつで、生物兵器に使われる野兎病のバクテリアが検出されていたことがわかった。フランスのAFP通信と米ワシントン・ポスト紙が10月2日に報道した。

 それによると、野兎病の病原菌は、デモ会場のひとつ、「ナショナル・モール」に設置されている米国土安全保障省のセンサー6基が感知した。

 同モールには同日、反戦抗議行動参加者数万人が集合していたほか、ブッシュ大統領夫人も参加した「ナショナル・ブック・フェアー」も行われていた。

 いまのところ、発症者は確認されていない。

 ワシントン・ポスト紙は、病原菌の意図的な散布では恐らくなく、自然環境的な要因によるものとの、政府関係者の見方を示している。

 AFPは、米政府当局者がなお、警戒態勢にあると報じている。

 野兎病は致死性が高く、抗生物質で適切な治療をしなければならない。
 
 (大沼注)米国では〈9・11〉のあと、まるで追い討ちのように炭素菌事件が発生、米国民の恐怖を煽ったことがある。そのことを想起させる事件だ。

Posted by 大沼安史 at 04:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-10-02

〔NEWS〕 イスラム宗教者、誘拐事件で、伊捜査当局 米外交官に逮捕状 ローマの米国大使館、直接関与の疑い

 イタリアの捜査当局が、ローマの米大使館に勤務していた女性外交官に対する逮捕状を出した。

  2003年2月に起きた、エジプト人のイスラム宗教者、アブ・オマール師誘拐事件に関与した疑い。

 米ロサンゼルス・タイムズ紙が9月30日に報じた。
 

 この女性外交官はその後、転勤して、現在は南米にいる。外交官の職務がCIAのエージェントとしてのカバー(隠れ蓑)であったかどうか不明だが、この女性は事件当時、単なるスタッフではなく、米国務省の正式の外交官として、ローマ大使館に勤めていた。

 オマール師の誘拐事件は、イタリアのミラノで亡命生活をしていたオマール師を、CIAミラノ支局の支局長の指揮の下、誘拐し、アヴィアノ空軍基地から、民間のジェット機で空路、ドイツ経由でエジプトに連行したもの。

 オマール師はエジプトの刑務所から、ミラノの夫人に電話でコンタクトをとったあと、消息不明となっている。

 夫人への電話でオマール師は、拷問を受け、イスラム過激派の情報をとるスパイになるよう強要されていると訴えた。

 イタリア捜査当局は、自らの目の前で演じられた誘拐劇に激怒し、この夏、CIA支局長を含む米国人関係者19人に対する逮捕状を発行し、捜査を続けていた。

 昨年までローマ大使館に在勤していた女性外交官は、今回、新たに逮捕状が出た3人のうちの1人。 誘拐作戦をコーディネートし、直接、加わっていたという。

(大沼注)米国によるイスラム関係者の「誘拐劇」は、全世界規模で行われた、といわれる。日本では、そういう事実がなかったか、気になるところだ。マスコミの確認報道をお願いしたい。

 上記のイタリアの事件では米国のローマ大使館が司令塔的な役割を果したようだが、米国の在日(東京)大使館をめぐり、最近、こんなことがわかったので、紹介しておきたい。

 英字紙、ジャパン・タイムズ紙が10月1日に報じたところによると、米国政府が1998年以降、すでに8年間も、東京の大使館所在地(日本の国有地)の地代を「滞納」しているのだそうだ。

 日米両政府の地代改定交渉が98年に決裂し、そのままになっている。

 それまでの地代は、年間250万円。そのレートで計算しても、この8年間で積みあがった米国政府による「滞納」額は、2000万円に達する。

 社民党の参院議員に対し、日本の政府が資料を公開して明るみに出た。
 
 

 

Posted by 大沼安史 at 05:35 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-30

〔NEWS〕 ペンタゴンのモール(モグラ)、有罪認め司法取引へ イスラエルの対米スパイ活動、明るみへ

 イスラエルに対する機密情報漏洩容疑で逮捕・起訴され、無実を主張していた米国防総省(ペンタゴン)の元アナリスト、ラリー・フランクリン被告が一転して、一部の罪状について有罪を認め、司法取引に応じることになった。

 ニューヨーク・タイムズ紙やAP通信が9月29日に報じた。

 フランクリン被告(58歳)は、ペンタゴンのナンバー3だった、ネオコンのファイス元国防次官の下で、中東、イラン問題に関する機密情報を取り扱ったこともあるベテランのアナリスト。

 イスラエルの在米ロビイスト団体である「AIPAC」のスティーブン・ローゼン、ケネス・ワイズマンの2人(ともに起訴済み)に対し、1999年以降、アルカイダやイランの核開発などに関する最高機密を提供したほか、イスラエルの政府関係者1名に対して直接、会って情報を漏洩した罪で、ことし6月、起訴された。

 起訴状には、フランクリン被告が「国家安全保障会議(NSC)」内のポスト獲得のため、ローゼン被告に協力を求め、ローゼン被告がこれに「ブッシュ大統領の肘の一押しがあればいい」と応じる、といった、生々しいやりとりも書かれている。

 フランクリン被告はこれまで自らの無罪を主張する一方、FBIに対して協力してきた。今回、一部罪状について有罪を認め、司法取引に応じることにしたのは、減刑の可能性を探るためとみられる。

 10月5日にバージニア州アレキサンドリアの連邦裁判所で行われる罪状認否で有罪を認める予定だ。

 イスラエル側にとって問題なのは、これにより、ローゼン、ワイズマン両被告が有罪判決を受ける可能性が強まったことだ。

 フランクリン被告が司法取引のなかでどこまで暴露するかは不透明だが、AIPACを通じたイスラエルによる対米スパイ活動の大筋が浮かび上がることは間違いないところだ。

 同被告の暴露が、事実の核心に切り込む可能性もないわけではない。

 ローゼン、ワイズマン両被告はことし4月、AIPACから解雇されている。

 
(大沼注)チェイニー副大統領側近のリビィー氏による漏洩疑惑の発覚といい、このフランクリン被告がからんだ対イスラエル機密漏洩疑惑の深まりといい、斜陽のブッシュ政権の末期の姿を象徴するようである。
 
 ブッシュ政権にとって事態はまさに深刻。ホワイトハウスと連係して米国政治をほしいままにしてきた連邦議会共和党の上下両院指導者が、政治スキャンダルにより相次いで信用を失墜する事態さえ同時並行的に生まれてもいる。
 
 米国の政治権力をコントロールする支配層主流による「ブッシュ離れ」「ブッシュ外し」がすでに始まっているのかも知れない。
 
 ペンタゴンのモール(モグラ)、ラリー・フランクリンについても、拙著『戦争の闇 情報の幻』(本の泉社)を参照していただければ幸いである。
 
 
 

Posted by 大沼安史 at 06:41 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕 「告発者の妻はCIAエージェント」 暴露したのは副大統領補佐官 NYT紙報道 「ニジェール・ウラン疑惑」捏造批判の外交官に報復 ジュディス・ミラー記者は釈放

 アフリカ・ニジェールを舞台とした、イラクによる「ウラン入手疑惑」が、他のさまざまな「WMD(大量破壊兵器)」疑惑同様、まったく根拠のないものだったことはすでに既定の事実になっているが、この「ニジェール疑惑」が裏づけのない捏造であることをニューヨーク・タイムズ紙に寄稿して「内部告発」した、米国の元外交官、ジョセフ・ウィルソン氏に対する、ブッシュ政権中枢による報復疑惑が、確定的なものになった。

 9月30日付けの同紙は、ウイルソン氏の妻、ヴァレリー夫人がCIAのエージェントであると、同紙のジュディス・ミラー記者に暴露していたのは、チェイニー副大統領の首席補佐官、ルイス・“スクーター”・リビィー氏であると報じた。

 ジュディス・ミラー記者は、ヴァレリー夫人の身分漏洩事件を捜査中のフィッツジェラルド特別検察官から、機密である同夫人の身分について、ブッシュ政権内の誰から漏洩されたか明らかにするよう求められたが、同記者は「ニュース源の秘匿」の原則を盾に法廷での証言を拒否し、法廷侮辱罪で7月6日以降、ワシントン近郊のバージニア州アレキサンドリアの拘置所に収監されていた。

 ミラー記者は、レビィー氏の側から、「自発的・個人的」な同意を得られたとして、漏洩者について法廷で証言することを決め、29日に釈放された。

 ミラー記者は、ヴァレリー夫人に関し、何も記事に書いていないが、フィッツジェラルド特別検察官は、身分漏洩事件の全容を解明する上で、同記者の証言が必要だとして、強硬な姿勢をとり続けて来た。

 CIA(米中央情報局)のエージェントの身分を暴露することは、エージェント本人の身に危険が迫ることがあり得るほか、国家安全保障上も多大な損害を招くため、法律で禁止されている。

 こうした重大な違反行為を、政権中枢の人物が犯した疑惑がほぼ確定したことで、ブッシュ政権はますます厳しい立場に立たされた。

 フィッツジェラルド特別検察官の捜査の手が、任期切れの来月(10月)までにどこまで伸び、政権内部から逮捕者が出るかどうか、注視すべき事態になった。

 ヴァレリー夫人の身分漏洩については、ほかに少なくとも4人のジャーナリストが証言に応じている。

 夫人の身分漏洩の背景には、イラク戦争開戦前に加熱した「WMD疑惑」に水差すように、「疑惑なし」の調査結果をまとめ、その事実を新聞への寄稿で明らかにしたウィルソン氏に対する、報復の意図があったと見られている。

 ウィルソン氏のニジェール行きは、「夫人の薦めによるもの」(同氏はこれを否定)、それなのに、ああした暴露までして、というのが、報復した側の論理だったらしい。

 釈放されたミラー記者は、イラク開戦前、サダム・フセインの「WMD疑惑」を次々に「スクープ報道」したが、根拠のないものだったことが開戦後、判明している。

 (大沼注)「ニジェール疑惑」の顛末については、拙著『戦争の闇 情報の幻』(本の泉社)に詳しく書いています。

Posted by 大沼安史 at 02:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-29

〔For the Record〕 テレビから反戦デモが消えた!

 9月24日に米国の首都ワシントンで行われた、30万人規模(主催者発表)のイラク反戦デモは、全米ネットのテレビ放送で、どのように、どの程度、報道されたか?

 この点に関する、米国のメディア・ウォッチャー、「FAIR」の調査レポートが、27日に公表された。

 「反戦プロテストが消えた――メディアが反戦の大衆運動を無視」と題された、そのレポートによると、3大ネットワーク(ABC、CBS、NBC)のうち、24日当日、ワシントンでの大規模デモを伝えたのは、NBC放送の「ナイトリー・ニューズ」のみ。それも、たった87語による、短い報道だった。

 
 (大沼注)3大ネットワークのテレビ報道は、アメリカの主流ジャーナリズムの中軸を形成するもので、影響力は大きい。

  その電波に、あれだけのワシントンのデモがほとんど乗らなかった、という事実は何を意味するか? 

 アメリカでもまた、日本同様、「御用(embedded)ジャーナリズム」がはびこり、事実上の報道管制を敷いている姿が、ここでも明らかになったといえる。
 

Posted by 大沼安史 at 05:48 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

〔NEWS〕イラク自衛隊 来年前半に撤収開始? 日本政府、検討始める 読売が報道

 読売新聞は9月29日朝刊で、日本政府がイラク南部サマワで活動している陸上自衛隊について、来年前半に撤収を開始する方向で検討に入った、と報じた。複数の政府筋が28日、明らかにしたという。

 同紙は「今年末にイラクの本格政権が発足する予定のうえ、サマワの治安維持を担当する英国や豪州軍が来年5月前後の撤収を検討していることを踏まえたもの」と、背景を説明している。
 
 (大沼注)この読売のスクープ記事は、先に本BLOGで伝えた、英紙「オブザーバー」のすっぱ抜き報道と響きあうものだ。

 英国のブレア政権が水面下で進めている「イラク撤退」が、オブザーバー紙の報道通り、来年5月に開始されれば、自衛隊の後ろ盾がいなくなるわけで、日本政府としては自衛隊を引き揚げるしかない。

 ただ、オブザーバー紙のスクープ報道後も、ブレア政権は表面上、(おそらくは米国から圧力がかかって)「撤退せず」を、ことさら強調しており、同政権として独自判断に基づき、いつ公式に「撤退」を打ち出すか、が今後の焦点になっている。

 しかし、英軍が「脱落」することは、米国のイラク戦略、さらには米英軍のイラク駐留で利益を得る勢力にとって大きな打撃であり、それを阻止する、謀略的な「事件」の発生が懸念される。

 英国民の「戦意」を高揚させ、「撤退」への流れを逆流させる、新たな「ロンドン・テロ」が起きないことを願うばかりだ。

 読売の記事は、以下で読むことができます。

   http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050929it02.htm

Posted by 大沼安史 at 05:12 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-27

〔For the Record〕「恥辱の宴に詩人の居場所なし」 女流詩人 シャロン・オールズさんがブッシュ夫人に公開状

 アメリカの女流詩人で「全米批評家協会賞」の受賞者でもある、ニューヨーク大学教授のシャロン・オールズ(Sharon Olds)さんの、ファーストレディー、ローラ・ブッシュ大統領夫人あての公開状が、発売中の「ネーション誌」(10月10日号)に、「恥辱の宴に詩人の居場所なし」の見出しの下、掲載された。

 シャロンさんは、イラク戦争反対の抗議行動日だった9月24日、ワシントンで開かれた「ナショナル・ブック・フェスティバル」に、大会長であるローラ夫人から招待されたが、出席を断った。

 大会で自作の詩を朗読し、記念の晩餐会でブッシュ夫人とともに食事をする栄誉を、彼女はなぜ退けたか?

 その理由を彼女は、公開状のなかで、次のように率直に述べている。

 (前略)けれど、わたしは、あなた(ローラ夫人)とともに麺麭をわけあうという思いに向き合うことができなかったのです。もし、あなたと一緒に食卓に座れば、ブッシュ政権の野蛮(wild)で傲慢(highhanded)な行為としか思えないものを、わたしがまるで見ぬふりしているように、わたし自身、感じるだろうことを、わたしは知っていたからです。

 わたしの心の前面に訪れ続けたもの、それは政権を代表するファーストレディーから、わたしは糧をいただくのだということであります。政権はこの戦争を始めました。そして、この驚くべきいい繕いを許すとしても、(大沼注・テロ容疑者される)人々を、われわれの利益のための拷問を受けに、ほかの国々へ飛行機で送り出し続けようとしています。

 このわたしたちの国にかつて誇りを感じていたあまりにも多くのアメリカ人が、いま、血と傷と炎の現体制に怒りと恥辱を感じています。わたしはあなたのテーブルの清潔なリネンと、光り輝くナイフと、蝋燭の炎のことを考えました。そして、わたしは、それに耐えられなかったのです。

  心から
  シャロン・オールズ

 (大沼・後記)拙訳ではありますが、こういうことがあったのだという「記録」として(For the Record)、紹介させていただきました。

Posted by 大沼安史 at 06:50 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

「裁判で闘います」 シンディーさんが表明

 9月26日、ホワイトハウス前で抗議行動中、逮捕されたシンディー・シーハンさんが同日のBLOGでのコメントで、罰金を支払わず、裁判で闘うことを表明した。

 「許可を得ずデモンストレーションをした」シンディーさんに科せられた罰金は75ドル。
 裁判は11月16日に行われる。

 シンディーさんはコメントのなかで、「わたしたちは歩道に座り込むこと以上に、もっともっと重大なことのためにプロテストしていました。犯罪者どもが、このホワイトハウスのなかにおらず、そこで働いていなければ、生きていたであろう、数万人のイラク人、アメリカ人の、悲劇的・不必要な死に対して抗議していたのです」と、プロテストの意味を改めて訴えた。

 シンディーさんのBLOGでの発言は、以下で読むことができます。

   http://www.huffingtonpost.com/cindy-sheehan/my-first-time_b_7923.html

Posted by 大沼安史 at 02:57 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

ホワイトハウス前 「平和の母」 逮捕される

 首都ワシントンでイラク反戦運動を続けていた「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが9月26日、逮捕された。

 ワシントン・ポスト紙など現地発の報道によると、シンディーさんはホワイトハウスに近い、ペンシルヴァニア街の歩道で、他のプロテスターとともに抗議行動中、警官によって、まず最初に身柄を拘束された。

 彼女は立ち上がり、手錠をかけられ、警察の車両に乗せられた。「世界中が見ている」と、周囲のプロテスターから唱和の声が上がった。

 シンディーさんらはこの日、5時間近くにわたって、現場に座り込み、抗議を続けていた。ホワイトハウスに、イラク戦争の戦死者のリストを渡そうとしていたが、無視された。それで歌を歌い、スローガンを叫び続けていた。「平和的なプロテスト」だったと、ワシントン・ポストの記者は書いている。

 シンディーさんとともに、350人が、この日、現場で逮捕された。集会の許可を得ていない、のが逮捕の理由だった。罰金は50ドル。法廷で争うこともできる。
 
 
 

Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-26

[重要ニュース]英軍 イラクから撤退へ 来年5月に開始 日本政府にも通知

 英紙オブザーバーは9月25日、英軍がイラクから来年5月、撤退を始める、と報じた。

 ブレア政権は詳しい撤退計画を来月(10月)に明らかにする。

 同紙によれば、来年5月からの撤退は「メジャー」なもの。現在、イラク南部に8500人、展開する英軍の「主力」を引き揚げる意味のようだ。

 さらに、同紙は、この決定はすでに、非公式(privately)に、日本政府に伝えられている、と報じている。

 英軍が撤退すれば、日本の自衛隊のサマワ駐留も不可能になる、と、TOKYOの政府高官たちは考えるだろう、とも、同紙は指摘している。

 オブザーバーは、確証あるスクープ報道で定評のある権威紙。
 日本のマスコミの確認報道を望む。
 

Posted by 大沼安史 at 07:53 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-25

「30万人」がデモ行進 イラク開戦以来、最大規模の抗議行動 首都ワシントン デモ隊の「海」に

 米国の首都ワシントンが9月24日、「プロテスター(抗議者)の海」(ニューヨーク・タイムズ紙の表現)と化した。

  主催者の予想(10万人)を3倍も上回る、「30万人」(主催者推定。警察の推定でも15万人)もの参加者たちが、イラク戦争の中止を求めて、「ノット・ワン・モア(もう、これ以上、一人の犠牲者を出すまい)」のスローガンを叫んだ。

 BLOGジャーナリストによる現場からの報道によれば、今回の首都プロテストは、地元のケーブルテレビ「C-SPAN」の推計通り、実際は「50万人」規模の大デモンストレーションだった可能性もあるという。

 参加者数の正確な数はともあれ、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんらが、実現へ向け最初の突破口を切り開いた今回の抗議行動は、ベトナム戦争当時を思わせる非常に大きな盛り上がりを見せた。

 おそらくはイラク戦争の終結を早める分水嶺的な出来事として記憶されることは間違いない。
 

 現地からの報道によると、ホワイトハウスに近い「エクリプス広場」で、この日午前11時半から始まった集会には、全米から、戦死者の遺族や復員兵を含む、さまざまは人々が駆けつけた。

 この8月の1ヵ月間、テキサス州クロフォードのブッシュ大統領の牧場近くでキャンプを張り、抗議行動を続けたシンディー・シーハンさんらも、反戦バスツアーを終えて合流した。
 

 集会で演説したシーハンさんは、「ノット・ワン・モア」の音頭を取った。会場を埋め尽くす人の海。「すごい。わたしたちは、歴史の中にいるんだ」と語った。

 デモ行進は当初、午後零時半の予定だったが、遅れて始まった。アムトラック(鉄道)でワシントン入りする人たちの到着を待って、出発時間をずらした。
 

 デモ隊は市内中心部の通りを埋め、延々4時間以上にわたって続いた。

 「Bush Lied,Thousands Died(ブッシュの嘘で、数千人が死んだ)」「堤防を築け、戦争を止めろ」――そんなプラカードの波が通り過ぎる。

 家族連れもいた。デモは初体験という人も多かった。

 8歳の男の子は貯金箱を手に、「ブッシュ大統領はこれを取り上げて戦争に使っている」と、参加した理由を説明した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によれば、そんななかに、オハイオ州のケント州立大学の教授(教育学)、シェリー・リーフグレンさんの姿もあった。ケント州立大学は周知のように、ベトナム反戦運動で、学生が州兵に射殺された大学である。シェリーさんの手には、「ニューオルリーンズからイラクへ:貧しき人々への戦争をやめよ」のプラカードが握られていた。

 デモ行進には、ベトナム戦争時に反戦運動のシンボルだった歌手のジョン・バエズさんの姿も見られた。バエズさんは、クロフォードのシーハンさんのキャンプに支援に訪れるなど、再び運動の前面に立っている。
 デモ行進のあと、バエズさんらは反戦コンサートを開いた。

 この日、同市内では「イラク戦争賛成」の対抗集会も開かれたが、参加者は200人どまりだった。

 ブッシュ大統領はハリケーン被災地に出ていて、この日、ワシントンにはいなかった。

 この日はまた、首都ワシントンのほか、シアトル、ロサンゼルスなど全米各地で抗議行動が行われた。

 ベトナム戦争の頃、反戦運動の拠点だったサンフランシスコでは、主催者発表5万人(警察発表2万人)のデモが行われた。

 当時のプロテスト・ソング、エドウィン・スターによる「War」が復活し、合唱も生まれたという。
 

 “War,what is it good for?”(戦争って何かいいことある?)との歌詞がスピカーが流れると、デモ参加者たちは、“Absolutely nothing”(まったく何の意味もない)と合いの手を入れ、気勢を上げた。
 

Posted by 大沼安史 at 04:42 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

[For the Record]  シンディー・シーハンさんの   9・24演説

 以下は、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが9月24日、首都ワシントンで開かれた、イラク反戦集会で行った演説の、大沼による拙訳(部分訳=中略部分を除き、全訳)である。

 現代史に残るべき演説と思い、「記録」として訳してみました。

 嗚呼、きょうという日の午後の、この愛国的異議申し立てのこの匂い。それを、わたしは愛おしい。

 わたしたちはいま、建国の父であるジョージ・ワシントンに捧げられた、このモニュメントの広場にあって、その彼が、決して嘘をつけなかったという言い伝えで知られていることを思い出します。そして、休暇の間にだけこの街にいて、真実を語ることのできそうにない、同じジョージという名前の別の男がいることに、わたしはアイロニーを感じているのです。ジョージという名の両極端の2人の大統領が、正直であることにかけて、完璧に違っていることは、わたしたちにとって悲劇であります。

 わたしはまた、わたしの息子、ケイシーが、勇敢で背が高く、誇り高く、この国を愛し、計り知れないほど正直だった彼が、うちひしがれたひとりの母親に会おうともしない、卑劣な男によって、彼が生きる時代の、非合法で非道徳的な戦争に行き、戦ったばかりか、死へ、送り込まれたことにアイロニーを感じ、胸のつぶれる思いです。

 わたしたちは、わたしたちの「ベスト&ブライティスト」(大沼注・社会を担う最良の人材、の意味。ベトナム戦争当時、ノンフィクション・ライターのハルバースタムが書いた同名の本を下敷きにしているが、ハルバースタムのベスト&ブライティストが、有能な政府高官をさしているのに対し、シーハンさんはそれとは逆に、戦地に赴き戦っている、アメリカの若者たちの意味で使っている)を、わたしたちアメリカにとって脅威でもなんでもなく、しかもわたしたちが破壊している国で失い続けているのです。

 あの大量破壊的な兵器、大量破壊的な欺瞞は、そうこの街に巣くっています。操り糸をたぐるネオコンと、平気でどんどん財布の紐を緩め、いただけるものは頂戴し、ジョージとその仲間たちに白紙の小切手を切って、この国を財政的・道徳的破産に追い込んでいる、連邦議会の議員たちです。

 わたしたちは、わたしたち自身の国を呼び戻し、ほんとうのデモクラシーと正気とを、わたしたちの政治プロセスに復興するため、いまここに力となって立ち上がっているのです。その時が来ました。私たちはこの国を愛するがゆえに、ここにいます。わたしたちはとどまることを知らない狂人どもに、これ以上、この国を破壊させはしません。

 (中略)

 ジョージよ、お前の日々は終わった。わたしたちが今日、ここにいるのは、お前に告げるためです。わたしたちこそ、マジョリティー(多数派)であり、お前が中東から若者を帰還させるまで、お前が、お前のせいもあって自然の猛威が破壊し、お前の冷淡で人種差別的な経済政策が引き裂いた、われらの(大沼注・OURと大文字で強調しています)コミュニティーの再建に(連邦)資金を投入するまで、わたしたちが決して活動を止めないことを。

 わたしたちはわたしたちの社会保障プログラムから資金を奪い、湾岸被災地各州の再建のために「ハリバートン」(大沼注・チェイニー副大統領との関係が取りざたされる企業。イラク復興事業に絡んで、米政府から膨大な発注を受け、今回のハリケーン被災地の復興事業をも受注したといわれる)を潤すことを許しません。

 お金はないのです。わたしたちの銀行口座は空っぽです。ジョージよ、お前はわたしたちに対して大雨を降らせ、わたしたちを悲惨な目に遭わせている。戦争で儲ける輩のポケットにお金をつっこんだり、イラクに恒久基地を建設したりする浪費はやめにしなさい。わたしたちの数十億ドルを、イラクからこのアメリカに戻すときです。

 (中略)

 わたしたち、平和運動にあるものは、1点で合意しなけれなりません。たしかに出口プランは必要です、しかし、それは戦略ではなく、わたしたちに対するコマンド(絶対命令)なのです。6ヵ月以内にすべての軍人、金で買われたすべての殺人傭兵をイラクから出すこと、これを、すべての将軍たちが実行に移すこと――これが、そのコマンドです。かんたんなことです。別に脳外科手術を施す必要もありません。命令文書にサインするだけですから、ジョージ・ブッシュにとってさえも、それはかんたんなことでしょう。

 (中略)

 いま、最も大事なことは、まったくもって無意味に、嘘のために、イラクでは毎日、人々が死んでいるという事実です。わたしたちはNOW(いま、すぐに)と言わねばなりません。向こう側の人々はNEVER(もうごめんだ)と言っているのですから。

 わたしたちに妥協はなく、わたしたちにお願いはなく、わたしたちに譲歩はありません。わたしたちが引き下がれば、この国は終末を迎えます。わたしたちは、平和と正義の使命を全うすることで、わたしたちの愛する者たちの犠牲を誉れとしなければないません。いまがそのときです。わたしたちの兵士たちを帰国させなさい、NOW(いますぐ)!

☆☆☆ シーハンさんの演説の原文は、以下のサイトでごらんになれます。

http://www.huffingtonpost.com/cindy-sheehan/my-speech-at-the-antiwar_b_7823.html

Posted by 大沼安史 at 11:25 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

ワシントン反戦デモ 「10万人」 警察当局

 米国の首都ワシントンで始まった、イラク反戦プロテストの初日、9月24日の参加者数は、主催者側が見込んでいた「10万人」規模に達した模様だ。

 Yahoo!NEWSに掲載されたAP電は、ラムゼイ警察長官の「たぶん、(10万人の線に)達した」との発言を伝えた。

 (大沼・注)日本の一部の新聞(25日付け朝刊)は、「1万人前後に達したもよう」などとしている。

 であるなら、予想外に低調な集会・デモだったことになる。

 現時点で主催者側の発表は伝えられていない。

Posted by 大沼安史 at 08:34 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

ロバート・フィスク記者の米国入り、阻まれる

 英インディペンデント紙の中東特派員で、イラク戦争に対する批判的な見方で知られる著名なジャーナリスト、ローバート・フィスク氏が、米国当局によって入国を阻まれた。

 アメリカのフリージャーナリスト、ダグ・アイルランド氏が9月22日にBLOGで報じた。

 フィスク氏はカナダのトロントからデンバー経由で、米ニューメキシコ州サンタフェで開かれるイベントに出席する予定だった。

 米当局が入国を阻んだのは、「書類の不備」のため。

 フィスク氏は急遽、トロントから、衛星中継によるインタビューを通じ、イベント参加者らに向け、発言した。

 (大沼・注)ロバート・フィスク氏は、今回のイラク戦争で、ベイルートを拠点にバグダッドなど現地に足を運び、取材活動を続けている。バグダッドの「グリーンゾーン」内のホテルに閉じこもって「報道」する、いわゆる「ホテル・ジャーナリスト」とは違って、現場に自ら入って取材する記者として知られている。イラク戦争に対する批判的報道でも有名で、そのことが今回の米当局による「入国阻止」の背景にあるようだ。

Posted by 大沼安史 at 12:12 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-24

ロンドンでイラク反戦デモ 

 イギリスのロンドンで9月24日、イラク戦争の停止と英軍の撤退を求めるデモ行進が始まった。

 Yahoo!NEWSに掲載されたAFP電によれば、数千人が参加し、議事堂前からハイドパークへ向けて、行進を開始した。

 主催者は、最終的に10万人以上の参加者があるものと見込んでいる。

 米国の首都ワシントンでの抗議行動に呼応したもので、欧州ではこの日、ローマ、マドリッド、コペンハーゲン、オスロ、ヘルシンキでもデモが行われる。

 ロンドンではイラク戦争開戦の日の3月19日にもデモが行われ、主催者発表によると、このときは11万人が参加した。
 
 

Posted by 大沼安史 at 11:39 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

イラクの母も知る「平和の母」

 反戦運動を続けるアメリカの「平和の母」シンディー・シーハンさんのことを、ふつうのイラクの人々が、実によく知っているのだそうだ。

  米紙ロサンゼルス・タイムズのバグダッド特派員、ボルゾウ・ダラガイ氏が、そう報じている(9月22日付け)。

 アルジャジーラ、アルアラビーヤなどの衛星放送を受信して録画したビデオが、受信設備を持たない貧しい人々の間にも出回っているという。

 ダラガイ特派員は、ことし4月のバグダッド・サドルシティーの戦いで、戦死したシーア派武装勢力の若者、マジッドさん(28歳)の母親に、シンディーさんのことをどう思うか、聞いた。

 4月のサドルシティーの戦いは、シンディーさんの息子のケイシーさんの命も奪った。

 52歳になる母親のカーラフさんは、こう語っている。

 「もちろん、彼女もひとりの母親。わたしたちと同じように悲しんでいる。そう、彼女も悲しんでいる」
 「彼女はイラクからの引き揚げを望んでいるだけ。それはわたしたちと同じ……」

 反米的な立場のイラクの日刊紙、「アザマン」のコラムニストは、シーハンさんのことを、こう称えているそうだ。

 「彼女は持てるすべての力と母性を振り絞り、世界で最強の大統領に立ち向かって、言いたいことを言い切っている」

 「平和の母」の思いは、敵味方を超えて普遍的であり、それはわれわれ日本人の胸にも強く響く。
 

Posted by 大沼安史 at 09:39 午前 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-23

24日から、ワシントンでイラク反戦行動 「10万人を超える」と主催者が予測 26日にはホワイトハウスを“包囲”

 9月24日から、米国の首都、ワシントンで行われるイラク反戦の抗議行動は、参加者が10万人を超える見通しだ。

 主催団体が22日に、米マスコミに対して明らかにした。

 予測通りの参加者が集まるとすると、イラク戦争開戦以来、最大規模の、首都におけるプロテストとなる。

 今回の抗議行動は3日間の日程で行われる。初日の24日は、集会、デモのほか、ジョン・バエズによるコンサートも開かれる。抗議行動が頂点を迎えるのは、最終日の26日で、ホワイトハウスを取り囲み、ブッシュ大統領に面会を求める。

 主催団体のひとつ、「ANSWER(戦争をやめ、人種差別をなくすため、いますぐ行動を、という英語の頭文字表記。全米1300の平和団体を抱えるアンブレラ組織)」では、3日間とも集会許可を得ている、としている。

 集会では「平和の母」、シンディー・シーハンさんや女優のジェシカ・ラングさんも発言する予定。

 主催者側は、ヒラリー・クリントン上院議員ら、連邦議会の民主党の議員にも参加を求めたが、ナイト&リッダー新聞連合の報道によると、断られた。

 ブッシュ大統領は、プロテスト初日の24日は、ハリケーン被災地を訪れることが決まっており、ホワイトハウスを留守にする。25、26日の行動予定は不明。

 主催者は新聞広告やテレビCMでもキャンペーンを張っている。

 地元紙、ワシントン・ポスト紙の22日付け紙面の広告は、見開き2頁。

 左面では、「彼らは嘘をついた」との見出しの下、ブッシュ大統領をはじめ政府高官らによる、数々の「大量破壊兵器」発言を列記し、右面では、「彼らは死んだ」の見出しの下、イラクでの戦死者の名前のリストを載せた。

 一方、テレビCMは、シンディー・シーハンさんと、戦死した息子のケイシーさんに絞った中身。

 今回の抗議行動で主催者側は、挑発に乗らない整然とした行動を参加者に求めている。

 ワシントン・ポスト紙によると、すでにワシントン入りした参加者たちは、初経験の人が多いらしい。ブルームバーグ通信は、インディアナ州からやって来た、デモ初体験の61歳の女性を紹介している。

 ベトナム戦争当時のワシントンでの反戦集会は、もっとも多いとき(1969・11・15)で60万人の人々が集まった。今回はそれを下回ると見られるが、米国民の世論は大きく、戦争反対に傾きだしており(16日ー18日に行われたUSAツデー紙とCNN、ギャロップの合同世論調査では、実に67%の人々がブッシュ大統領のイラク戦争の取り扱いを不容認)、アメリカはますますベトナム戦争当時に似てきた。
 
  

Posted by 大沼安史 at 04:34 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (2)

2005-09-22

「平和の母」、首都ワシントン入り

 イラク反戦運動を続ける「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんは9月21日、首都ワシントン入りした。

 豪紙、ジ・オーストラリアンのワシントン特派員電によると、シンディーさんは約30人の支援者とともに、ホワイトハウスに向かってペンジルアニア街を行進。鉄格子越しにホワイトハウスのスタッフに、ブッシュ大統領あての手紙を託した。

 手紙は、米軍の即時撤退を求める中身。
 シーハンさんは同紙特派員に対して、「わたしたちはこの(ブッシュ)政権に対して、責任を取ってもらいたい」と語った。

 地元紙、ワシントン・ポストの報道によると、この日、シンディーさんらは連邦議会にも立ち寄り、「NOT ONE MORE!」(もう一人も死なせるな!)と叫んだ。
 (大沼・注 イラクでの米軍の戦死者は1900人を突破した)

 シンディーさんに同行したイラクからの復員兵は、「これは右(ライト)か左かの問題ではない。正しい(ライト)か間違っているかの問題だ」と、イラク戦争反対を訴えた。

 同紙によると、シンディーさんら(「兵士を帰せ、全米北コース」バス・ツアーの一行)はこの日朝、ワシントン入りに先立ち、ボルチモア市内中心部で反戦を訴えた。
 イースタン街のビストロ前では、バス・ツアーに参加した兵士の親たちの訴えに、聴衆は涙を拭いながら聞き入った。

 最後にシンディーさんがマイクを握ると、野外のテーブルに座っていた市民らは一斉に立ち上がり、拍手を贈った。

 シンディーさんは言った。

  「4月4日(息子のケイシーさんがバグダッドで戦死した日)にわたしが床に転がって叫び声をあげたあのとき、息子に向かって叫んだあのとき、わたしが失ったものに叫んだあのとき、これは(反戦運動に乗り出すことは)、ひとりの母親として担えることではありませんでした。しかし、ゲームはわたしを鍛えてくれたのです」

 反戦バス・ツアーの主催団体によると、シンディーさんらは23日夜、ワシントン市内のモールに設けられた運動拠点、「キャンプ・ケイシーDC」(DCは首都ワシントンの意味)で、キャンドル・サービスを行い、翌24日の土曜日、同市内で行われる、イラク開戦以来、最大規模のデモンストレーションに参加する。
 
  

Posted by 大沼安史 at 05:18 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-21

ペンタゴンが2軍人の上院での証言を阻止

 米国防総省(ペンタゴン)は9月20日、米軍将校2人による米上院司法委員会での証言を阻止した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、証言を封じられたのは、米海軍、陸軍の将校各1人で、21日に上院司法委に出席する予定だった。

 ペンタゴンのスポークスマンは「証言することは適切ではない」とする声明を発表した。詳しい証言阻止の理由は盛られていない。

 証言を予定していた2人はそれぞれ、ペンタゴン内に設けられた情報機関「エイブル・デインジャー」に所属していたことを自ら明らかにしたうえで、同情報組織が、アタ容疑者ら「9・11」の実行犯4人のテロ計画を事前に察知したにもかかわらず、FBIへの通報を、ペンタゴン内の法律家によって妨害されたと内部告発していた。

 これに対してペンタゴンは、2人の主張を裏付ける記録文書は存在しないとして、これを否定してした。

 ペンタゴンによる今回の証言のブロックについて、上院司法委員会のスペクター委員長は驚きの念を表明する一方、「アメリカの国民はいったい何があったのか知るべきである」と、ペンタゴンによる「口封じ」を批判した。

Posted by 大沼安史 at 04:49 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

「平和の母」の集会 警察が中断

 シンディー・シーハンさんを迎え、9月19日、ニューヨーク・マンハッタンのユニオン・スクエアで開かれる予定だった反戦集会が、警察官が主催者を逮捕したことで中断した。

 市警の介入は、集会主催者がマイク使用許可を事前に得ていなかったため。

 約20人の警察官は、シーハンさんが演説中、マイクを奪った。シーハンさんは支持者の車の中に逃れ、無事だった。

 AP通信に対してシーハンさんは、「私が話をしていたら、誰かがわたしの背中のバックパックをつかんで、わたしを乱暴に引っ張った。わたしは振り回された」と、当時の模様を語った。

 
 

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2005-09-19

米軍、シリア侵攻か? 米国大使がオフレコ発言

 米国のインターネット新聞、ハフィントン・ポストは9月18日、米国の駐イラク大使、ザイマイ・カリザード氏が先週末、コロラド州アスペンで開かれた、ビジネス・グループの集まりでオフレコ発言し、イラク駐留米軍が、武装勢力を追撃するかたちでシリアに侵攻するだろう、との見通しを述べた、と報じた。

 (大沼・注)ハフィントン・ポストはことし5月から、ネット上で発信を続けている。
 米国のイラク大使のこの予言が現実のものになるかどうか、今後の状況の推移が注目される。
 詳しくは、http://www.huffingtonpost.com へ。

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「平和の母」、NY入り ヒラリー批判も

 イラク反戦運動のシンポル的存在、「平和の母」ことシンディー・シーハンさんがニューヨーク入りし、9月18日夜、ブルックリンの教会で開かれた集会に参加した。 

  ニューヨーク・タイムズ紙によると、シーハンさんは500人の参加者を前に演説し、地元選出のヒラリー・クリントン上院議員について、「彼女はイラク戦争が嘘によるものだということを知っており、そのことを明言する時を待っている。そう明言するか、それとも(上院議員という)職を失うかのどちらかだ」と、同議員に明確な態度の決定を迫った。

 集会が開かれた教会の地下にあるトンネルは、南部の黒人奴隷の脱出を支援する「地下鉄道」活動に使われたことがあるという。

Posted by 大沼安史 at 09:16 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

グアンタナモ収容所で200人がハンストで抵抗

 キューバにある米軍グアンタナモ基地に設けられた強制収容所で、米当局により逮捕・拉致された、200人ものイスラム教徒が数週間にわたってハンガーストライキを続けていることが、9月18日の米ニューヨーク・タイムズ紙の報道で確認された。
 
 ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ハンガーストライキに入っているのは、収容者の3分の1以上にあたる、約200人。
 裁判さえもないまま、無期限に拘束が続く非人道的な扱いに抗議している。

 この「約200人」という数は、収容者の弁護士らによるもの。
 米軍当局者はこの数を「105人」としており、うち状態が悪化した20人について病院に収容し、手錠などをかけた状態で、点滴による栄養補給を行っている。

 ハンスト実行者の数は、弁護士と米軍当局者によって違いがあるが、ハンストが行われていることを、米軍が事実として認めたことの意味は大きい。

 グアンタナモでは、ことし7月にもハンストが行われた。そのときは、米軍側が収容者から苦情を受け付ける委員会を設けることで事態を収拾したが、すぐ委員会を解散したことで、収容者をハンスト再開に追い込んだらしい。

 グアンタナモでは2002、2003年にもハンストが決行されたようだが、その時点では収容者に弁護士がつくことが許されておらず、闇に葬られたものとみられる。

 同紙によると、グアンタナモ現地の米軍当局者もまた、ハンストの広がりを、「最も深刻な挑戦」と受け止めている。

(大沼・注)8月から始まった、グアンタナモでの大規模ハンストは、英紙インディペンデントやフランスのAFP通信によって報じられていたが、米国の主流ジャーナリズムが遅まきながら事実を「追認」したことで、今後さらに、国際的な関心を呼ぶことは必至だ。

 それにしてもアメリカは、いつ「人権の国」の看板を下ろしたのだろう。
 これでは「拉致問題」の北朝鮮と、変わらないではないか?………
 

Posted by 大沼安史 at 12:05 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-16

9・11実行犯、アタ容疑者のファイルを2年前、命令で破棄 ペンタゴン職員、告発証言へ

 2001年の「9・11」同時多発テロの中心的な実行犯、アタ容疑者に関する、米国防総省(ペンタゴン)の調査ファイルが、テロ事件の2年前の時点で、命令により破棄されていた疑いが急浮上している。
 Yahoo!NEWSに掲載されたAP電(15日付け)によると、疑惑はウェルデン下院議員(共和党)によって明らかにされた。
 同議員によれば、事実を告発しているのは、ペンタンゴンのある職員で、来週にも上院司法委員会で証言する予定。
 職員は、アタ容疑者関係の情報の破棄を命じたペンタゴン内の人物を名指しするものと見られる。
 同議員によれば、ペンタゴンでは「エイブル・デインジャー」という情報組織が、1999年時点で、アタ容疑者を含む4人のテロ計画者を特定した。
 この事実は、「エイブル・デインジャー」に所属した2人の職員が証言しているが、「9・11調査委員会」は「エイブル・デインジャー」による情報提供の事実を否定している。
 
 (大沼・注)ペンタゴン内部の情報組織、「エイブル・デインジャー」はインターネット上の情報をデータ・マイニングという手法で収集解析し、アタ容疑者らのテロ計画を突き止めたといわれる。
 こうしたせっかくの事前情報は、ペンタゴン内でなぜか握りつぶされたほか、「9・11調査委員会」のスタッフにも伝えられたが、これまたどういうわけか、活かされることはなかった。

 まるで、アタ容疑者らのテロ計画を成功に導くかのような「失態」を演じ続けた米政府当局。
 そこになんらかの「意図」が働いていたとしたら――?
 「9・11」から「イラク戦争」にいたる闇の深さは底知れない。

 「エイブル・デインジャー」をめぐる経過については、近々、このBLOG上で詳細な報告を行いたい。
 

Posted by 大沼安史 at 03:47 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

米中、関係改善へ カーライル・グループが中国に投資

 米国の保守富裕層とつながる「カーライル・グループ」が、中国に4億ドルもの巨額投資をすることが明らかになった。
 英フィナンシャル・タイムズ紙や米ウォールストリート・ジャーナル紙がこのほど報じた。
 グループの投資先は、上海に本拠をおく「チャイナ・パシフィック生命保険」。
 同生保は中国の国営企業で、取締役会が株式の25%をブループに売却することに合意した。
 グループはパートナーである米保険会社の「プルーデンシャル」とともに、最大49%までの株式を取得することも可能となった。

 「カーライル」が中国に巨額の投資をすることを決めた意味は、単なるディールの域を超えて、大きな政治的な意味を持つものとみられる。
 周知のように「カーライル」は、米共和党のブッシュ一族をはじめ、米保守富裕層と密接な関係を持っており、2001年の「9・11」事件をめぐっては、サウジ王家との関係や、サウジのビンラディン一族とのつながりも取りざたされた。
 こうした投資グループが中国に本格的に進出することは、現在のブッシュ政権の対中国政策を反映、もしくは決定するものであり、この点からも今後の米中関係は、さまざまな軋轢をはらみながらも、基調として友好的なものになることは間違のないところだ。

 米中急接近のなかで、日本の対中外交の在り方が問われる事態になっている。
 

Posted by 大沼安史 at 03:02 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-14

同時多発テロ 米連邦航空局 3年前に警告受ける

 9・11同時多発テロの3年前、1998年の時点ですでに、連邦政府機関のFAA(連邦航空局)の情報組織が、「民間航空機をハイジャックして、米国内のランドマークに体当たりする」可能性があることを把握し、報告書にまとめて警告していたことがわかった。
 ニューヨーク・タイムズ紙が9月14日に報じた。
 それによると、FAA情報組織は、翌99年にも警告を出していたが、結果的に生かされなかった。
 FAAに対しては、2001年9月のテロ事件発生以前、1日あたり、実に200件もの「可能性のある脅威」情報が、米政府の他の情報機関から寄せられていたことも確認された。
 他の情報機関からのハイジャックに対する文書による警告も52件に達していた。
 こうした新事実は、「9・11調査委員会」が、この13日に連邦政府が「連邦アーカイブ」のウェブサイトで部分的に開示した、FAAに関する記録を分析して突き止めたもの。
 同委員会の中心メンバーであるトーマス・キーン氏らは声明を発表、「すべての記録が開示されるべきだ」と述べた。

 (大沼・注)「9・11」が突発的なものではなく、事前に予想されながら、みすみす決行を許してしまったものであることが、これでますます明らかになった。真相は依然、闇の中。全面解明が待たれるところだ。
 
   

Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (1)

「平和の母」 ハリケーン被災地入り

 米国のイラク反戦運動のリーダー、「平和の母」こと、シンディー・シーハンさんが9月13日、ハリケーン被災地のルイジアナ州入りした。
 同州コヴィングトンには、バグダッドで戦死したシディーさんの愛息、ケイシーさんを記念する「キャンプ・ケイシーⅢ」が同2日に開設され、被災者への救援活動の拠点になっている。
 シンディーさんらは、8月の一カ月間、テキサス州クロフォードのブッシュ大統領の牧場前にキャンプをはり、抗議行動を続けてきた。
 その野営の装備、備蓄の物資をそっくりそのまま被災地に運び込み、これまで食料など100トンを被災者に配っている。
 シンディーさんの被災地入りは、連邦政府の無策による犠牲になった被災者らと連帯するのが狙い。
 ニューオルリーンズ郊外にも足を運んで、救援活動にあたる。

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2005-09-13

病院で45人の遺体を確認 ニューオルリーンズ

 ハリケーン「カトリーナ」の直撃を受けた米内部の都市、洪水で水浸しになったニューオルリーンズ市内の病院から9月12日、入院患者45人の遺体が見つかった。

 病院関係者によれば、そのうちの何人かは救助を待つ間に、停電などによる状況の悪化で亡くなったようだ。

 ニューオルリーンズの死者数は、当初の15000人以上から、10000人を下回る線に下方修正されているが、大惨事であることには変わりない。

 こうしたなかで、指導力低下に悩むブッシュ大統領は同日、威信の回復のため、被災地を視察した。

  

 

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北朝鮮核開発 ウラン遠心分離器、提供を確認

 パキスタンのムシャラフ大統領は9月12日、国連総会出席のため滞在中のニューヨークで、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じ、「イスラムの核の父」、カーン博士が北朝鮮に対し、ウラン遠心分離器を「おそらくは1ダース」輸出したと思う、と言明した。

 同紙が13日に報じた。

 それによると、1ダース、12基のウラン遠心分離器は、兵器級の濃縮ウランを製造するのに十分な数。米政府関係者によれば、北朝鮮は入手した遠心分離器をもとに、自前のものを増産した可能性もある。

 ムシャラフ大統領のこの発言は、先月行った、日本の通信社(共同通信)に対する言明を確認するもの。

 カーン博士は現在、イスラマバードで軟禁状態にあり、大統領の今回の言明は、同博士に対する尋問に基づくものとみられる。

 その一方でムシャラフ大統領は、カーン博士に対する2年間の取り調べのなかで、同博士が北朝鮮に対し、中国オリジナルの核の設計図を提供したことを裏付ける証拠は得られていない、と述べた。

 

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2005-09-09

「平和の母」らが全米反戦バス・ツアー

 イラク、アフガニスタンからの兵士の即時帰還を求める全米バス・ツアーが始まった。8月31日、米テキサス州クロフォードのブッシュ大統領の牧場前を出発した反戦ツアーは、北部・中部・南部コースの三手に分かれ、各地で集会・デモを行いながら首都ワシントンに向かっている。

 ワシントンには9月24日に到着し、26日まで3日間の日程で行われる反戦平和運動に合流し、イラク戦争の即時停止を訴える。

 バス・ツアーは、夏休み中のブッシュ大統領に面会を求めて、クロフォードでキャンプを張っていたシンディー・シーハンさんら、イラクやアフガンで戦士した兵士の遺族らが続けている。

 カリフォルニア在住のシンディー・シーハンさん(48歳)は息子のケーシーさん(24歳)をことし4月、バグダッドで亡くした。その後、イラク戦争をめぐるブッシュ大統領の現実離れした言辞に怒りを覚えるようになり、「息子がノーブル(高貴)な大義のために死んだというなら、どういうノーブルなのか聞かせほしい」と、大統領との直談判を求め、活動を続けている。

 8日付のシカゴ・サン・タイムズ紙によれば、「平和の母(ピース・モム)」として、今や全米の平和運動のシンボルとなったシンディーさんは、この7日夜、北部コースのシカゴ近郊で行われた、平和のためにキャンドルの祈り集会に出席し、参加者たちに対して、「あなた方のような人たちがアメリカにはまだいる。それで私は、この国をまた好きになりました」と語りかけた。

Posted by 大沼安史 at 09:45 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

パウエル前長官 WMD演説 「わが生涯の汚点」

 パウエル前米国務長官は9月9日、全米に放映されたABCテレビのニュース番組で、長官在任中の2003年、国連で自ら行った「イラクWMD(大量破壊兵器)保有演説」を振り返り、「消えない人生の汚点だ」と、演説を深く後悔していることを明らかにした。

 前長官の国連演説は、サダム・フセイン政権によるWMD保有の明言し、イラク戦争開戦に向け、国際世論を喚起しようとしたものだが、戦争開始後、イラクのWMD保有疑惑は根拠にないものであることがわかった。

 バーバラ・ウォルター女史の質問に対してパウエル前長官は、「辛かったし、いまなお辛い」と、ことし1月の辞任以来、初めて胸のうちを語った。

 国連演説の時点ですでに、その演説内容の信頼性のなさを認識している情報当局者が存在していたことについてパウエル長官は、「ひどいことだ」と述べたあと、「打ちのめされた」と付け加えた。

 前長官のこの発言は、ブッシュ政権によるイラク戦争開戦理由の正当性を根底から覆すもので、ブッシュ政権による「情報操作」疑惑を決定づけるものといえるだろう。

 (イラク戦争開戦へ向けての世論操作の詳細については、拙著、『戦争の闇 情報の幻』を参照していただければ幸いである=大沼)

Posted by 大沼安史 at 09:40 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)

2005-09-08

ママ・ブッシュの差別発言に批判の声

米国南部を直撃したハリケーン、「カトリーナ」をめぐり、防災・救援の両面におけるブッシュ政権の対応の悪さに批判が出ているが、ブッシュ大統領の母、バーバラ夫人の被災現地における“失言”にも怒りの声が上がっている。

ニューヨーク・タイムズ紙が9月7日、報じたところによると、バーバラ夫人の発言は、5日の月曜日にラジオで放送された。

バーバラ夫人は、被災者が集まる、米テキサス州ヒューストンの「アストロドーム」を視察した際、ラジオのインタビューに応え、「ここのアリーナには、ずいぶんたくさんの人がいるわね。この人たちはとにかく、恵まれない(underprivileged)人たちだわよね。ということは、その人たちにとっては、ここは結構な場所じゃないの」などと語った。

「カトリーナ」が襲った南部、ルイジアナ。ミシシッピー両州は黒人貧困層の集中する地域。着のみ着のまま逃れ、見知らぬ土地で難民同様の毎日を送る被災者たちを見下した発言として批判が集まっている。

ブッシュ政権下、貧富の格差がさらに広がり続けるアメリカ。

夫人の発言は、この国の自由とデモクラシーの実相を端的に示すものとして、独誌「シュピーゲル」が大きく報じるなど、国際的な波紋を広げている。

Posted by 大沼安史 at 03:20 午後 4.ミニNEWS | | トラックバック (0)