〔NEWS〕 「壁」崩壊20年 音楽実験室・ベルリン BBC・ラジオが特集
⇒ http://www.bbc.co.uk/programmes/b00nnzmg#synopsis
画面上のListen部分をクリック!
※ 注意! 有効期間7日間です。その間にお聴きください。それ以降は、上記アドレスが無効になります。
Posted by 大沼安史 at 10:37 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
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米スタンフォード大学の学生たちが、 世界平和を願って、 http://peace.を立ち上げた。⇒ http://peace.stanford.edu/
日本でいま、はやりの言葉を使えば、ネットで結ぶ、世界平和の「1丁目1番地」。
この「ポータル・アドレス」(?)の平和サイトが増殖すればするほど、「1丁目1番地○○号」は人の笑顔、人情にあふれる、「グローバル横丁」になる!
昨日はニコニコ笑うことができなかったけれど、今日から、明日から、♪ ニコニコ笑って明け暮れる――こ~こは、そんな世界を目指す http://peace.
(なぜ、「1丁目1番地」が ♪ つきなのか、ご存知ない、若い読者の方は ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=e3LynOXhqXM を視聴願います! そうそう、ついでに、「1丁目1番地」のすぐそばの? 「バス通り裏」にも、どうぞ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=rWdXVZG7lSg&feature=related)
Facebookでも早速、平和サイトを開設した。
⇒ http://peace.facebook.com/
「敵対」する者同士が対話するサイト。
たとえば、過去24時間の間、パレスチナとイスラエル人、計5095人が、このサイトを通じて、「言葉」を交し合ったそうだ。
Posted by 大沼安史 at 07:39 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
米陸軍最大の基地、フォート・フッド(テキサス州)で起きた、軍医(精神科医、階級は少佐)による、銃乱射・大量死傷事件――。
12人を殺し、31人を負傷させたニダル・マリク・ハサン少佐は、その名から分かるように中東アラブ系のアメリカ人。しかも、イスラム教徒だそうだ。
ワシントン郊外の陸軍病院(ウォルター・リード)から、最近、同基地に転勤して来たという。
戦地に配属された経験はなかった。しかし、間もなく(年内)にイラクに派遣されることになっていたという。
米国在住のいとこの証言によれば、ハサン軍医は、イラク及びアフガンの戦場への配属に抵抗していたという。
いとこによれば、ハサン軍医は中東系であり、イスラム教徒であることから、米軍の同僚に、忠誠心を疑われていたそうだ。
名誉の除隊を勝ち取るため、弁護士を探そうとさえしていた。
ハサン軍医は、戦場帰りの米兵のカウンセリングにあたっていたそうだ。(ということはつまり、ハサン軍医は、米兵が戦地で見た地獄、体験した地獄を、「共有」する立場にあった……米兵の精神の傷口から覗く、戦争の現実を「追体験」していた!)
米軍の精神科医とは、「人を殺してはいけない」タブーを「命令」でもって破らされた兵士が精神のバランスを崩した時、それを「回復」させ、「平常心」をもって殺人を続行させるのが任務である。
「殺人」をしても平気な「正常=異常」さに戻す、これが彼らの務めなのだ。
イラク戦争が始まった頃、バグダッド近くの米軍基地で、白人の軍医(精神科医)が、たしかトレーラーの中で自殺した。
ハサン軍医もおそらくは、自殺した軍医と同じような精神状態ではなかったか?
殺戮(殺人)もまた、自己破壊の衝動によるものだから。
軍の中で精神科医であることの難しさ。
それに、アラブ系とイスラム教徒であるという要素が加わったなら、苦悩は倍化せざるを得ない。
英紙ガーディアンによれば、昨年、自殺した米軍兵士は、169人(確定)。
米軍はもはや、限界を超えてしまっている。
人間として耐えられない一線を超えてしまっている。
イラク・アフガン戦争を止めなければならない、もうひとつの理由がここにある。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/11/06/us/06suspect.html?_r=1&ref=global-home
http://www.guardian.co.uk/world/2009/nov/06/nidal-malik-hasan-fort-hood-shooting1
Posted by 大沼安史 at 04:45 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英軍が駐留するアフガニスタンのヘルムンドで4日、検問所内で団欒していた英軍兵士らに向かって、「現地の同僚」であるはずのアフガン政府の警官が突然、機関銃を乱射した。
英軍兵士たちは無防備で、5人が射殺され、6人が重傷を追った。
犯人の警官は、仲間の援助射撃の中、オートバイに乗って逃走した。
⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/killed-by-the-enemy-within-1814779.html
豹変――ではないだろう。アフガン警官は、ルサンチマンを抱えて、英軍と行動をともにして来たはずだから。
NATO軍とともに戦う「アフガン政府」の兵士・警官……「フィクション」の化けの皮が、流血の惨事の中で剥がれた。
僕の尊敬する同紙のパトリック・コバーン記者が、コメント記事で、英軍当局者の、「オフレコ発言」を明らかにしていた。
カブールで取材した時、いかに作戦がうまくいっているか、ブリーフィングした英軍当局者に、ほんとのところどうなんだ?――と、オフレコ(発言者の身元を明かさない)を条件に聞いてみたそうなのだ。
当局者は言ったそうだ。「アフガン政府は殺人者と悪党どもの巣だ」と。
⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/patrick-cockburn-deaths-bring-whole-afghan-strategy-into-question-1814783.html
アフガンの人々にとって、英軍も、米軍も「侵略者」でしかない。「政府」を名乗る、「殺人者」「悪党」だけが、同盟者だと言っているだけだ。
英軍よ、米軍よ、アフガンから手を引け!
Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデント(電子版)のカブール特派員電によると、カルザイが、大統領選の同伴者(副大統領)2人とともに「勝利」演説を行なったそうだ。
同紙によれば、カルザイが演説で従えた2人は、米政府当局者から「麻薬密売」の批判を浴びているカシムという男と、最近、人権団体から「戦争犯罪」を追及されたハリリという男だそうだ。
戦乱の地に咲いた、芥子の花のような、腐敗した傀儡・カルザイ政権。
(ニューヨーク・タイムズによれば、カルザイの弟はCIAから資金援助を受けた、麻薬密売人だそうだ……)
同紙の看板記者、中東報道の世界的な権威、ロバート・フィスク記者が早速、コメントしていた。
ベトナム戦争当時の、あの腐敗した南ベトナム政権のようだと。
喜劇的な――いや民衆にとっては悲劇的な、、末期極限状況(症状)を呈するアフガン情勢。
Posted by 大沼安史 at 06:06 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、ロジャー・コーエンさんが「歴史を動かしたもの(The Hinge of History)」というコラムで、20年前、1989年11月9日の「ベルリンの壁」“崩壊”の日、東西ベルリンを分かつゲートを、自分の判断で「開けた」、一人の東ドイツ警備兵、ハロルド・イエーガーさんのことを、ビデオを付きで紹介していた。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/11/03/opinion/03iht-edcohen.html
(ビデオは記事画面の左下に)
その日、東独政府の高官は「いますぐ、通行の自由を認める」と記者会見で語ったものの、「壁」のゲートを警備する、イエーガーさんの詰め所には、何の指示も来ない。
ゲートに押し寄せた東ドイツ(ベルリン)の市民の群れ。
上司に指示を仰いでも、「お前の判断にまかせる」。
迷ったイエーガーさんは、破局を防ぐため、「ゲート」を開ける決断を下した。
「壁」のゲートを開けたのは、そう、この人だった。
イエーガーさんは、いまベルリン近郊で、暮らしている。
温室で、」花を育てながら。
イエーガーさんは言った。「東ドイツ」の復活は、決してあってはならない――。
Posted by 大沼安史 at 07:15 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデント(電子版)は、スペインのグラナダ郊外で、スペイン内戦中の1936年8月18日、ファスシトによって処刑(射殺)された、詩人、ガルシア・ロルカを含む、4000人の人民政府(共和国)支持派の集団埋葬地で、発掘調査が始まった、と報じた。
ヴィズナール渓谷の現場は、雨のよる土砂の流出を食い止めるため、松の植林が行われた。
大量処刑が行われたのは、道路際で1キロにもわたって並ばされ、虐殺されたという。
発掘調査による身元の確認作業は2ヵ月間、続くという。
「ロルカ」は確認されるのだろうか?
⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/europe/lorcas-grave-awakens-other-ghosts-1813199.html
Posted by 大沼安史 at 05:44 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
「壁」崩壊を記念した式典が10月31日、ベルリンで開かれ、ブッシュ(パパ)、コール、ゴルバショフが顔を合わせた。
パパ・ブッシュは「ベルリンの壁」崩壊に、どう対処していいか分からず、沈黙を守り、せっかくの「冷戦終結」を、軍事国家・アメリカの民生転換につなげることのできなかった男だ。逆に、アメリカの世界帝国化(新世界秩序)に走ってしまった男だ。
「ベルリンの壁」を“東側”から崩壊させた立役者は、民衆であり、ゴルバチョフだったわけだが、その彼が、〔軍事国家=アメリカの代表でもある〕そのパパ・ブッシュに向かって、こう言ったそうだ。
「あなた方もペレストロイカ(改革)をする必要がある」
ゴルバチョフは、パパ・ブッシュにハシゴを外され、見殺しにされた男だ。
彼のこの一言には、万感の思いが込められていたはずだ。
⇒ http://www.spiegel.de/politik/deutschland/0,1518,658505,00.html
Posted by 大沼安史 at 05:53 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、ニコラス・クリストフ氏が、アフガン問題で、まっとうな主張をしていた。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/29/opinion/29kristof.html?_r=1&em
米軍を4万人増派するのではなく、アフガンに学校を4万校、つくろう、と呼びかけたのだ。
軍事という破壊を送りこむのではなく、教育という希望を贈ろうというアイデアだ。
これはすでに本ブログで取り上げたことだが、アフガンでは西側のボランティア団体が地道に学校づくりを進めている。⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2008/07/post_d950.htm
アフガンの未来をつくる子どもたちに期待をかけているのだ。
教育によるアフガン再生!――米軍4万人をアフガンに送り込み、数年間、戦争を続ける戦費だけで、アフガンの人々全員に大学院教育を施し、全員を「博士(Phd)」にできる!――と、クリストフ氏は指摘する。
まったくもってその通り。大賛成だ。
コラムの中で、クリストフ氏は、パキスタンとバングラデシュを比較している。
ふたつの国はかつて、ひとつの国(旧・パキスタン)だったが、現在のパキスタン(旧・西パキスタン)にアメリカが「9・11」以降、投入した軍事援助は150億ドルに上る。
その(現)パキスタンの僻地の女性の識字率は、たった3%。対するバングラデュは、高校では女子が男子を上回る状況だ。
そう、バングラデュには、あの「グラミン銀行」やBARCがあって、社会的な連帯が草の根から生まれている。
草の根を焼き払い、民衆を殺戮する戦争からは、何も生まれてこないのだ。
銃弾でなく、チョーク。
作戦計画書ではなく、教科書。
陣地ではなく、教室。
いま、アフガンに必要なのは、平和な学び舎である。
Posted by 大沼安史 at 07:51 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
オバマ大統領が28日深夜、大統領専用ヘリ、「マリーン1」で、デラウェア州ドーバー空軍基地に飛び、アフガンから無言の帰国を果たした米兵、及び麻薬取締局員、計18人を出迎えた。
オバマ大統領は29日未明、同空軍基地の教会で行なわれた式に参列。遺族たちともプライベートな時間を持ったという。
ドーバー基地は、イラク・アフガンからの戦死者の帰還場所。ブッシュは出迎えに出かけたことはない。
星条旗に覆われた棺。遺族の悲しみ……戦争の帰結に敢えて相対したオバマ。
オバマよ、それは君がアフガン撤退を決意したからなのか?
オバマよ、君は「ノーベル平和賞」の賞金を、イラク、アフガンで倒れた兵士たちの子どもの奨学基金にしようと考えているのではないか?
そうだよな、オバマ!
⇒ http://www.huffingtonpost.com/2009/10/29/obama-heads-to-dover-air-_n_337930.html
Posted by 大沼安史 at 07:11 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ニューヨーク・タイムズ紙のジェームズ・ライゼン記者が、同僚の記者とともに、またまた大スクープを報じた。
ブッシュ政権によってアフガニスタンに大統領に据えられた、元西側石油会社役員、カルザイの実弟、アーマド・ワリ・カルザイが、アフガン産の麻薬(それもヘロイン)取引のディーラーであり、しかも、その「弟・カルザイ」が、アメリカCIA(中央情報局)から定期的に資金提供を受けていた、というのだ。
ライゼン記者は昨年10月、アフガン第二の都市、カンダハルで2004年、現地治安警察が、トレーラー内のコンクリート・ブロックの下から、大量のヘロインを発見、押収したところ、弟・カルザイが電話をかけて来て、手出しするな、と命じた――ことをスクープしたが、今回はさらに踏む込み、その弟・カルザイが、CIAから資金供与を受けている手先だったことを(までは)突き止めた。
ライゼン記者らは、今回の暴露が、アメリカのアフガン「戦争ストラテジー」に対し、深刻な疑問を提起している、と指摘しているが、こうしたスクープ報道が可能となったのも、ライゼン記者らに対し、オバマ政権内部から――政権内の「ディープスロート」から、何らかの示唆、リーク、情報提供があったからだろう。
そうしたリークなり情報提供が、オバマ(政権本流=中道左派、もしくはオバマ本人)の「承認(黙認)」の下、なされたとすれば、アフガン戦争の「デスカレーション」(戦線縮小)も在り得るわけで、歓迎すべきことではある。
で、このライゼン記者らのスクープ記事を、僕なりに読んでの感想だが、どうもオバマ政権の、軍事タカ派・強硬派に対する、リークによる「寸止めの威嚇」のような気がしてならない。
「麻薬取引の黒幕であるカルザイの弟にCIAが資金供与」から、「麻薬ディーラーとして悪名高き、CIAがカルザイの弟を使って、アフガンを拠点に麻薬ビジネスしている」までは、あと、ほんの一歩の距離。
しかし、ライゼン記者らの「スクープ」は、そこまでは踏み込ま(め)なかった。
ま、ここは、次回(?)の大スクープに向けた「宿題」として、今後の取材活動に期待することにしよう。
ところで、今回のライゼン記者らの「スクープ」が、それでもなお、衝撃的であるのは、「アフガンの麻薬取引の親玉とCIAのコネクション」が暴露されたことである。
本ブログで先ごろ紹介した、FBI翻訳官、シベール・エドモンズ氏の宣誓証言は、〔CIAが〕NATO軍機を使って、トルコ・ブリュッセル経由で、アメリカのシカゴとパターソン(ニュージャージー)に麻薬を運び込み、売り捌いていることを告発したものだが、今回のライゼン記者らのスクープは、麻薬の「出所」を確認したもの、と言える。
ライゼン記者らには、この「アフガン産ヘロイン CIAコネクション 密売ルート」にメスを入れることを期待したい。
ライゼン記者は、『CIA秘録』という本を書き、岸信介首相とCIA(前身のOSS)との関係を暴露した人だ。
その関係で、ライゼン記者に、もうひとつお願いしたいのが、CIAが前身のOSS時代から、旧日本軍の対中国「第2次阿片戦争」を見習って、西南アジアを舞台に麻薬ビジネスを手がけ、資金源にしていた事実の発掘と確認である。
そう、「麻薬のCIA」は今に始まった話ではないのだ。そして、CIAに麻薬の「うまみ」を教えたのは、旧日本軍である……
ライゼン記者には、こうした「歴史の闇」を切り裂く報道を期待したい(ほんとうなら、日本のマスコミに期待したいところだが……)。
話を飛躍させてしまった。
元に戻って、今一度、確認するならば、ライゼン記者らの今回のスクープは、アフガン戦争に終止符を打つ上で、大きなインパクトを持つものだ。
大統領選挙の大がかりな不正に続く、「カルザイの弟がヘロイン取引。CIAが資金援助」。
ここまで暴露されたなら、「カルザイによるデモクラシー」を支援するための「アフガン戦争」――などと、とても言えたものではない。
オバマ政権内のタカ派(CIA長官をしていゲーツ現・国防長官ら)も、米軍増派の大義名分を立てづらくなった、と思っているだろう。
楽観はできないが、ライゼン記者らのスクープは、アフガン和平に向け、一定の展望を、たしかに開いた。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/28/world/asia/28intel.html?_r=1&ref=global-home&pagewanted=all
ライゼン記者 2008年10月の報道 ⇒http://www.nytimes.com/2008/10/05/world/asia/05afghan.html
Posted by 大沼安史 at 09:16 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
【訂正】 ホー氏の階級、「大佐」は「大尉」の誤りでした。訂正します。
なお、小生(大沼)へのメールは、画面左上の「プロフィール」から、お願いします。
今回の「訂正」は、ある読者の方のご指摘によるものです。
☆ ☆
米紙ワシントン・ポストによると、米国務省〔日本の外務省にあたる〕の、36歳になる中堅スタッフが、アフガンでの戦争継続に疑問を投げかけ、辞任した。
元海兵隊大尉で、イラクなどでの戦歴もある、マシュー・ホー氏。
アフガンでの戦争継続に抗議して辞職する政府職員が、遂に現れた!
Hoh という名前からすると、ベトナム系のアメリカ人かも知れないがハッキリしない。
アフガン現地で文民として働いた経験の持ち主だそうだ。
そのホー氏が、抗議の辞任!
オバマよ、彼の声を聞け!
⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/26/AR2009102603394.html?hpid=topnews
Posted by 大沼安史 at 08:07 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英軍の兵士、ジョー・グレントンさん(28歳、伍長)が、アフガンでの戦闘に就くことを拒否し、24日、ロンドンで行われた反戦デモの先頭に立った。
グレイトンさんは、アフガンでの戦闘をすでに経験済みで、戦場に戻り、銃を執ることを拒んだ。
軍法会議にかけられることを覚悟しての、たった一人の「決起」。そして、反戦デモへの参加。
ベ平連の小田実さんが言っていた、「一人でもやる」「とにかく歩く」を、一人の英軍兵士がやり出した!
これは「小さな出来事」ではない。(小さいけれど)大きな第一歩である。「大ニュース」である。(日本のマスコミは取り上げないだろうけれど……)
グレイトンさんは、「世界最貧国のひとつに戦争をしかけている。私には(戦わない)選択しかない」「兵士だからといって、命令に従っただけと言うことはできない」との声明を発表した。
トラファルガー広場に向かうデモは数千人規模に達し、ロンドン中心部の交通は麻痺した。
Posted by 大沼安史 at 05:24 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
畏友・小笠原信之が、4年ぶりに、「全面書き下ろし」の、念願の一作を出す。
『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』(緑風出版)
須田禎一(すだ・ていいち)……
僕が1971年に「道新」(北海道新聞)に入社したのも、この人が、60年安保当時の、論説委員・コラムニストとして、「交響するペン」で書きのこしたものがあったからだ。
けれど入社した、須田さんなき新聞社は違っていた。新人研修のときに早くも、先輩の社員から、「須田禎一? 過去の人だね」と言われ、須田さんが書いていた(たしか、朝日新聞の浜松支局時代の話だったと思う……)、『人が犬を噛むのはニュースではない。犬が人を噛んだ――それがあくまでニュースなのだ』という、まっとうの説を逆転させた、『人が犬を噛んだら、それがニュースだ』式・新聞報道論を聞かされ、唖然としたものだ。
今思えば、僕がその後、45歳で、小笠原信之のあとを追って「道新」を去ることになる遠因は、1971年にしてすでに、須田さんの存在が、意図的にかどうか知らないが、組織内で消されていたことに遡る。
(当時、すでに、佐藤栄作の自宅の「寝室」まで入って寝てきた「伝説」の政治記者が、道新の権力者になっていた。その人自体、悪人では決してなかったけれど――社の階段の踊り場で立ち話したことがあった……僕を励ましてくれたな……)
須田さんという人の評伝を書く――そういう志を立て、意志を貫き通し、遂に書き上げた小笠原と須田さんの「関係」について、(別に聞く必要もないので)聞いたこともないが、小笠原もまた、「須田さん」と同じような目で、「組織ジャーナリズム」(ここでいう「組織」とは、あまり良い意味ではない)の「大本営報道」の現実を見つめ、その限界を見て取り、会社員記者を辞めて、フリーの記者生活に踏み切ったのだろう。
人は……いや、須田さんのような「記者」は、「交響のペン」をふるおうとして壁に突き当たった時、それを捨てず、「独弦のペン」として、独り書き続け、なお交響を求めるものだ。
小笠原信之もまた、そういう、交響を願う「独弦のペン」の「記者」の一人である。「須田禎一」を書くのに最もふさわしい、ペンの持ち主だ。
その彼が須田さんを書いた!……実に喜ばしいことではないか!
須田さんのペンがもっと早くに交響していれば、日本の政治の、どん底への堕落は、もっともっと早いうちに是正されたはずだ。
が、僕らには「今」と「これから」しかない。
御用化したジャーナリズムからの決別と再生!
盟友・小笠原信之が間もなく出す、この『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』(緑風出版)は、とくに「道新」の若い記者諸君に読んでもらいたい。
新たなる出発の書、指針の書に、間違いなく、なるはずのものだから。
そして来年は、「60年安保」の50周年――。「1960年」を、戦後ジャナーリズムの観点から捉え返す、現代史の検証の書としても、この『ペンの自由を貫いて――伝説の記者・須田禎一』は、重要な意味を持つに違いない。
本ブログの読者の一読を乞う。
小笠原信之のブログ「閑居愚考」は⇒ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nbsn001/
Posted by 大沼安史 at 01:56 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
デイビッド・ローズ記者の「タリバン捕囚記」の最終回、「エピローグ」の主なポイントを。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/22/world/asia/22epilogue.html
脱出に成功、パキスタン軍の基地に逃げ込んで助かったローズ記者と助手のタヒールだったが、タリバンたちのアジトに置き去りにされた、ドライバーのアサドは、どんな目に遭ったか?
ローズ記者は解放された後、アサドと電話で話をしたという(つまり、アサドは生きていた!)。
アサドによると、二人が消えたことをタリバンたちが知ったのは、翌朝だった。最初は二人ともトイレか、と思ったという。
脱走を知ったタリバンはアサドを追及した。何も知らされていないアサドは、鎖につながれ、地下室に17日間、拘束されていた。
アフガンのアサドのファミリーは、タリバンに解放を要求。アサドは一人になった時、隙を見て逃走、タクシーを拾って、アフガン国境まで逃げ延びた。
ローズ記者が「どうしてタリバンからカラシニコフをもらったのか」質したところ、「持つよう命令された」と、アサドは答えた。
アサドもまた、タリバンの言うことを聞いて生き延びようとしたわけだ。
それと、身代金。
身代金はニューヨーク・タイムズ、ローズ記者の家族とも、支払っていないそうだ。
そして、最後に、ローズ記者による重大な指摘をひとつ。
ローズ記者を拉致したのは、「ハカニス」というタリバンの氏族だが、米政府当局者によれば、この「ハカニス」の行動を、パキスタンの情報部(ISI)は見てみぬふりしているそうだ。
それどころか、ISIは「ハニカス」、及び他のタリバン・グループに資金・武器援助をしているとの指摘もあるそうだ。
その「ハニカス」は、いまなお自爆攻撃を続けている……
ISIはあの「9・11」でも、何らかの関与をしたものと疑いが持たれている組織。
「イスラムの核の父」カーン博士ともども、アメリカはとんでもない「モンスター」を育ててしまったものだ。
Posted by 大沼安史 at 05:20 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ニューヨーク・タイムズ、デイビッド・ローズ記者の「タリバン捕囚記」の、さらに続きを。
連載第5回の見出しは「一本の綱と祈り」――彼と現地助手(アフガン人)、タヒールが、ついに「脱出」に成功するまで。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/22/world/asia/22hostage.html?hp
脱出決行の日は7月20日。決行予定時刻は午前1時だった。
パキスタンの北ワジリスタンの中心都市、ミラム・シャー。
タリバンに拉致され、アフガン、パキスタンを転々と移動、9ヵ所目の拘束場所で、ついに脱出することを決めた。
拘束したタリバンの「解放に向けて交渉中」という言葉がウソだということが分かったからだ。いつ何時、殺されるか知れない……。
そして、1本のロープ……。放置されていたのをこっそり回収し、古着などの下に隠しておいた、車の牽引用ロープがあった。
それを使えば、壁を乗り越えて、15メートル下の通りに逃れることができる……。
ローズ記者とタヒールは、タリバンの耳を気にしながら、どうやって逃げるか、段取りを話し合った。ある日、戦闘による停電があって、ファンが回わり出した。その音が、二人の密談を消してくれた。
一緒に捕まった若いアフガン人ドライバーのアサドは、連れていかないことにした。
信用できない。タリバンたちと仲良くなり、カラシニコフさえ手渡されている。「脱出」を持ちかけたら、タリバンに筒抜けになるのは間違いないことだった。
その夜は、雑魚寝するタリバンたちを熟睡させる必要があった。
夜遅くまで、21日の午後11時ごろまで、一緒に将棋のようなゲームをした。
そして、横になった。
ローズ記者は心の中で「神さま、おゆるしを」と、2000回、唱えることにした。
タリバンから、「1日、1000回、唱え続ければ、解放する」と言われて、毎日、続けたことがあった。解放されなかったが、1000回唱えるのに1時間かかることが分かった。
決行時刻の午前1時まで、あと2時間……2000回。
打ち合わせ通り、「トイレに」最初に起き出したのは、ローズ記者だった。タヒールを少しつつくと、寝言のような、うめき声を上げた。たしかに、起きていた。
タリバンたちは熟睡していた。もし、気づかれたたら、「トイレだ」と言えばいい。
ローズ記者はトイレにしゃがんで待ち続けた。タヒールはなかなか現れない……と、その時、暗闇の中から、幽霊のように片足が現れた。そして、もうひとつの片足が……タヒールだった。
ロープを垂らした。地上まで届かなかったので、結び直した。まだ足りなかったが、タヒールから先に壁を乗り越え、ロープで脱出した。ローズ記者が続いた。タヒールが残したサンダルをズボンの中に入れて。
通りには人影はなかった。
タヒールは涸れ川の河床を歩き出した。踵が痛いと、タヒールは言った。
遠くまで歩けないかもしれない、と。
ローズ記者も指に怪我していることに気づいた。二人とも、あのロープで切っていた。
どこへ逃げる?
街のメーンゲートは、アラブやチェチェンの戦士が固めているので、そこで捕まったら、一巻の終わりだ。
「別のゲートがある。そっちに行こう」。タヒールに従い、そっちに向かうことにした。
歩きながら、ローズ記者はタヒールに何度もアピールした。「このミラム・シャーには、パキスタン軍の基地があるから、そこに行って“投降”しよう」と。
が、タヒールはウンと言わない。足に怪我しているのに、アフガン国境に向かうつもりらしい……。
舗装路に出た。ミラム・シャーのメインストリートだった。ガソリンのスタンドがあった。
突然、通りに面した屋根の上から、軽機関銃を向けられた。
捕まった!?
パキスタン軍の基地だった。
タヒールが現地語で警戒中のパキスタン兵士と話をしている。パシュトン語。「ジャーナリスト」と言っている。
ジャーナリスト? 髭ぼうぼう、誰がどう見ても、自爆テロの戦士としか見えない、ローズ記者の外見だった。
挙げ続けた両手が、持ちこたえられなくなった。服をほどけて、腹部に爆薬を巻いていないことを見せようと、タヒールに言った。
パキスタン兵の許可が出た。ようやく、手を下げることができた。
タヒールは兵士たちに、困った人は助ける「パシュトンの掟」を持ち出し、説得を試みた。
いま、上官に連絡しているところだから、「待て」を言われた。
基地がだめなら、モスクに行くしかない。行かせてくれ――そういうと、地面に腹ばいになるよう命じられた。
そして――遂に……。
パキスタンの兵士たちは驚くほど丁重だった。兵士の一人が英語で「ハウアーユー」と言った。。「ハウアーユー?」……ローズ記者は一瞬、答えに詰まった。
トラックに乗せられ、基地の奥に向かった。
ベッドから起きたばかりのような「上官」は、基地の司令官だった。英語を話した。
電話をかけたいというと、カードを探してくる、といって待たされた。
電話のカードが届いた。
電話番号を紙に書いて渡し、ニューヨークの自宅にかけた。
留守電に向かって叫んだ。
すると、妻の母親が出た。社に連絡すること、タヒールの家族をカブールから退去されることなど、必要なこと伝えた。
通話の最後に、「心配をかけてごめん」と、義母にゆるしを乞うた。
そして……司令官はローズ記者に、もう一度、自宅に電話をかけることを許してくれた。
こんどは彼女だった。奥さんのクリスティンが出た。
これまでずっと考え続けて来た、奇跡が起きた時の言葉を、彼女に言った。
「これからの人生、君の好きにしていいから」
彼女は言った。
「イエス」……「イエス」と。
Posted by 大沼安史 at 07:03 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ジョージ・W・ブッシュ前米大統領が10月20日、カナダ・エドモントンで行った講演会で、数百人が会場の外で抗議集会を開き、「ブッシュは嘘つき 数千人が死んだ」「ブッシュは戦争犯罪人」「カナダはブッシュ(藪)の国ではない」などと叫んで気勢を上げた。
ブッシュの講演チケット2000枚は完売した。
講演の中でブッシュは、核開発を進める北朝鮮とイランは、北朝鮮の方が気がかりだ、と語ったという。
ブッシュはカリガリー、トロントでも講演を行い、抗議デモの「歓迎」を受けた。21日にはモントリオールで講演するが、ここでもデモが計画されている。
Posted by 大沼安史 at 05:13 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
引き続き、ニューヨーク・タイムズ紙の、デイビッド・ローズ記者による「タリバン捕囚記」を。
連載第4回は、米軍の無人攻撃機による、上空からのミサイル攻撃について。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/21/world/asia/21hostage.html?_r=1&hp=&pagewanted=all
ことし3月25日のこと。ローズ記者らが監禁されている家の、すぐそばへ、米軍の無人攻撃機がミサイルを撃ち込んだそうだ。
(無人攻撃機は、米本土の米軍基地から、リモート操縦され、カメラの「視覚」でもって視認したターゲットにミサイルを発射している。ローズ記者によれば、タリバンは、この無人攻撃機の攻撃を恐れ、ブッシュ以上にオバマを憎んでいるという)
ローズ記者は覚悟したそうだ。
もし、犠牲者の中に、女子どもが含まれていたら、間違いなく、リベンジに遭い、処刑されると。
そして、こう思ったそうだ。処刑のシーンはビデオ撮影されるだろうから、やがて視聴することになる家族のために、最後まで落ち着いた態度をとろうと。
監視していたタリバンたちは、ローズ記者にスカーフで顔を隠せ、と言った。上空の無人攻撃機がカメラで識別するから、という言うのだ。
タリバンたちはこう思い込んでいたのだ。ミサイル攻撃は、ローズ記者を殺すためだと。
ローズ記者を消してしまえば、同記者を人質にとっている、彼らタリバンの一派、「ハガニス」を英雄にしてくて済む、だからミサイルで狙い撃ちして来た、というロジックだった。
15分後、攻撃現場に駆けつけたタリバンが戻って来た。ミサイルは車2台を破壊し、乗っていアラブの戦士と地元のタリバン、計7人が死亡した……。
住民は犠牲にならなかった……。ローズ記者は、復讐を免れたのだった。
(実は監視のタリバンの一人が、ローズ記者を攻撃現場に連れていって斬首し、そのシーンをビデオに撮ろうと主張、リーダーがこれを却下していた……そうだ)
無人攻撃機のミサイル攻撃は、誰か手引きしている者がいるのではないか、との疑いが、タリバンやアラブ戦士たちの間にパニックを引き起した。
ローズ記者は攻撃の数日後、アラブの戦士たちが「通報者」を捕まえて「自白」させ、その場で足を切り落としたあげく、斬首し、みせしめに市場に遺体をさらした――との噂を耳にした。
タリバンたちはDVD再生装置を持っていてビデオを見ていたが、人気は自爆攻撃志願者の最後の日々を記録したビデオだったそうだ。
タリバン指導部による、若い戦士たちへのメッセージは、ただひとつ、「死」とは遠くにある運命ではなく、フレンドリーな仲間であり、お前たちのゴールである――。
監視のタリバンの若者たちは、1冊の本を、みんなで回し読みしてた。殉教の栄光を説いた本だった。一人の若者は、まるで小学生のように、声に出して読んでいたという。
ああ、まるで、戦前・戦時中の「神の国=日本」!
Posted by 大沼安史 at 06:06 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
アフガニスタンで取材中、タリバンに拘束され、その後、脱出に成功したニューヨーク・タイムズ紙、デイビッド・ローズ(David Rohde)記者の体験記、連載第3回に、心温まるシーンがあったので、紹介しよう。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/20/world/asia/20hostage.html?_r=1&partner=rss&emc=rss&pagewanted=all
冬の夜、夕食後に、タリバンの戦士たちは無聊を慰めるため、パシュトン族の歌を何時間も歌い続けたそうだ。ローズ記者は歌が下手で、パシュトン語の発音もひどかったが、それでもタリバンの戦士たちは、一緒に歌うよう、彼に命じたそうだ。
いろんなタリバンのバラードを歌ったそうだ。ある夜には、「♪ お前らは原爆を持っている。しかし、俺たちには自殺爆弾がある」という「タリバン・ソング」さえも。
別の晩には、タリバンの戦士に、アメリカの歌、歌え、と命じられたそうだ。
ローズ記者はまず、フランク・シナトラの『ニューヨーク、ニューヨーク』を歌って聞かせた。そして、これは田舎の村から出て来た男が、ニューヨークで一旗上げようと必死になり、家族を支えようとする話だ、と説明した。
そして次に、ローズ記者が歌ったのは、ブルース・スプリングスティーンの『ボーン・トゥー・ラン』。平均的なアメリカ人が、生きるために人生と闘っている歌だと。
訪ねて来たタリバン司令官の前で歌わされたこともあった。猿芝居の猿のような気がした。司令官たちが、ローズ記者の歌を聴いて、笑い転げていたからだ。
(そして、いよいよ、心温まるシーンが……)
戦士たちに快楽主義者と思われるのがいやで、ラブ・ソングは避けていたローズ記者だったが、タリバンたちは実は、ロマンチックな歌が大好きな連中だった。何語でもよかった。
それじゃあ、ビートルズの『She Loves You』、ひとつ歌ってみるか……。ローズ記者にそんな考えが浮かんだ。奥さんから届いた、赤十字社を通じた手紙で、タリバンたちに最も人気がある曲がそれだと教えられていたからだ。
“She loves you — yeah, yeah, yeah!!!”――カラシニコフ(軽機関銃)を床に置いて、みんなで合唱した!
*
――このくだりを読んで、僕は、ほんとに嬉しくなった。「タリバン」を誤解するなかれ、被害妄想を膨らますなかれ!
みんな人間なのだ。
ここに和平の――相互理解の、鍵がある。不信と解いて、話し合いに入る、きっかけとしてのビートルズ!
“She loves you — yeah, yeah, yeah!!!”
Posted by 大沼安史 at 06:35 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
⇒ http://www.democracynow.org/2009/10/15/slovenian_philosopher_slavoj_zizek_on_the
英語のトランスクリプト付き。
2008年3月のインタビューはこちら ⇒ http://democracynow.jp/submov/20080311-3/
Posted by 大沼安史 at 06:37 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ニューヨーク・タイムズ(電子版)で、デイビッド・ローズ記者の捕虜体験記の連載が始まった。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/18/world/asia/18hostage.html?_r=1&ref=global-home&pagewanted=all
6回連載の第1回を読んで、気になった点を、印象に残った点をいくつか抜書き」すると――
□ ローズ記者を拘束したタリバンたちが、こう言っていたという。
America, Europe and Israel preached democracy, human rights and impartial justice to the Muslim world, they said, but failed to follow those principles themselves.
JAPANはまだ、入っていない……
□ お前は何人? 正直にアメリカ人と答えると、顔を輝かせて言った。「血のメッセージをオバマに送ることができる」
□ 自爆テロ志願者、カリ。現実感を喪失している感じ。タリバン仲間にも「おかしい」と言われている……(やはり、度が過ぎている、ということか? ここに打開の可能性があるかも)
□ パキスタン軍が放棄した検問所はタリバンが運営。「合言葉」で確認。
ローズ記者はアフガンに関する本を出そうと、カブールの「タリバン司令官」にインタビューに向かったところを、昨年11月10日、拘束された。その「司令官」の名前を出しても、「知らない」とニベもなかったそうだ。
ローズ記者は結婚したばかり。
最終的に、同行のアフガン人助手らとともに脱出に成功する。
「タリバン国」の内側からのレポート。貴重な体験記。
こういう新聞のルポルタージュを、版権の問題を気にせず、リアルタイムで翻訳できる(許可される)仕組みがあるといいのに……。
Posted by 大沼安史 at 06:23 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
パキスタンで起きた武装過激派による軍総司令部襲撃事件で、「イスラムの核」の危険な意味が改めて浮上した。
武装過激派の司令部襲撃は、単なるリベンジの攻撃ではなかったようだ。
それは、たとえばルモンド紙の記事を見てもわかる。
ヒラリー・クリントンが懸念しているのは、パキスタンの核兵器である。
武装過激派はきっと、陸軍の総司令部を占拠し、兵士に「反乱」を呼びかける一方、核兵器、および核物質の「奪取」を狙ったのだろう。
アフガンの「タリバン」と連携する国内の武装過激派の戦意=憎悪を鎮めるためにも、アフガンからの米軍の撤退――そう、それは減員ではなく、「撤退」でなければならない――を急がなければならない。
その一方で、北朝鮮の核開発を支援した(そして、あの「サナエさん」が命がけで、北朝鮮とカーン研究所の秘密を暴こうとした)パキスタンの核サークルを解体し、国内核施設の「封印」と、核兵器の国外移転管理を早急に実施しなければならない。
(そうでなければ、イスラマバードで北朝鮮関係者に射殺された「サナエさん」は、浮かばれまい)
※ サナエ(SANAE)さんについては http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/07/post_98fd.html
で触れています。
岡田外相よ、君がパキスタンで考えなければならないのは(話し合わねばならないのは)、パキスタンの「非核化」のことである。
⇒ FT http://www.ft.com/cms/s/0/8c31b842-b692-11de-8a28-00144feab49a.html?ftcamp=rss
Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
「米国の良心」ともいうべき、歴史家のハワード・ジン氏が、英紙ガーディアンに、「オバマ、ノーベル平和賞」に関して、『戦争と平和賞』なる一文を寄せていた。
⇒ http://www.guardian.co.uk/commentisfree/cifamerica/2009/oct/09/nobel-peace-prize-war-obama
大統領選で「オバマ支持」を表明した老歴史学者は、ノーベル平和賞を受賞を聞いて、さずがに心が暗くなったそうだ。
「ほんとうにショックだった」そうだ。ノーベル平和賞の歴史をたどり、とんでもない面々が、受賞していることに思い至るまでは……。
そう、あのキッシンジャーまでが、臆面もなく受賞しているのだ!
しかし、ジン氏は挙げていないが、日本の「政治史の汚点」ともいうべき、「ウソヲつき作」こと、佐藤栄作のような、売国奴さえ「平和賞」に輝いているのだから、オスロの選考委員会の「政治判断」のお粗末さ加減は知れている。
(僕〔大沼〕としては、たとえばグラミン銀行のユーヌス博士を選んだあたり、同選考委員会の見識を評価するものだが、時々、思い出したようにやる、「政治判断」に基づく授賞はいただけない)
で、ジン氏のこの寄稿文で、僕が何より、感心したのは、過去の「トンデモ授賞」の事例を踏まえ、オスロの委員会に「退場」を促していることである。
平和賞のファンド(原資)を、国際的な新選考機関(団体)に譲って、選考をそこに任せなさい、と提案しているのだ。
大賛成である。
ところで、ジン氏のように、僕もまた、今回の「オバマ受賞」にショックを受けた一人だが、僕の場合は、「あんた方、『平和賞』でオバマを潰す気か? あんたたち、オバマが「戦争の家」を相手に、どれだけ苦闘しているのか知っているのか? オバマを潰したら、次のアメリカ政権は、ブッシュ以上の超タカ派ファッショ政権になってしまうんだぞ。あんたたち、それを知らずに、授賞を決めたのか」という、選考委員会の「浅はかさ」に対する怒りだった。
もしも、オスロの委員会が、そう、たとえば50年前に解散し、選考を国際的な平和団体の幹事会にでも委ねていたら、佐藤栄作のような「密約男」が「平和賞」に選ばれる、ブラック・ジョークはあり得なかったろう。
代わりに、「ベ平連」とか、「小田実」さんが選ばれていたことは確実だ。
オスロの委員会よ、君たちは「ガーディアン」くらい読んでいるはずだから、わかっているよな。
ハワード・ジン氏がどれだけの人間か、分かっているよな。
だったら、ジン氏の言うとおりにしなさい。
(ついでに、鳩山政権の岡田外相にも一言。岡田さん、「核持ち込み密約」の証拠を揃えて、佐藤栄作の二枚舌を暴き、オスロの委員会に、授賞剥奪を申し出なさい。それが日本人たる私たちの「汚名」を注ぐ、最低限の務めではありませんか!)
Posted by 大沼安史 at 06:23 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
金曜日 10月9日、2009年
親愛なるオバマ大統領閣下
あなたは「平和の人」であると本日、認められました。なんとすてきなことでしょう。あなたのあの素早い、政権初期のあの言明――あなたは言いましたね。グアンタナモを閉鎖する、イラクから米軍を撤収する、核兵器のない世界を望んでいる、と。
そしてイランの人々に対しては、1953年に民主的な手続きによって選ばれた政権を転覆したのは、われわれアメリカだと言いましたよね。カイロではイスラム世界に対して、素晴らしい演説をした。「テロに対する戦争」などという意味のない言い方はやめる、拷問も止めると。
こうしたことで私たちは、そして他の世界の人たちは、それまでの8年間の惨憺たる出来事を考えながら、少しは安全な世の中になったなと感じることができました。政権発足後、早くも8ヵ月――あなたは路線を180度転換し、この国を正気な方向に導いてくださった。
しかし……。
あなたがアフガン戦争の8周年、9年目入りの2日目に、受賞することになった「ノーベル平和賞」は、誰にとってもアイロニー(皮肉)でしかありません。
あなたは今、まさに十字路に立たされているのです。米軍の将軍たちの言うことを聞いて、戦争を拡大することもできます(ただそれは、もうとっくに予告された敗北を喫する結果に終わるだけのことですが)。あるいは逆に、「ブッシュの戦争は終わった」と、宣言することもできます。そしてアフガンから、兵士を帰国されることができる。それこそ、真の「平和の男」がなすべきことではないですか?
あの、前任の野郎が失敗したこと――9・11で3000人も殺した責任もある犯人、もしくは犯罪者集団を、あなたが捕まえようとすることは、何も間違ったことではありません。しかし、あなたは戦車や兵隊でもって、それをしてはならないのです。あなたは犯罪者を追っている、軍隊と追っかけているのではないのです。ネズミの駆除に〔ノーベルが発明した〕ダイナマイトは使わないでしょう?!
タリバン問題も別問題です。それはアフガンの人たちが解決すべき問題です。それは私たちアメリカ人が1776年に、フランス人が1789年に、キューバ人が1959年に、ニカラグア人が1979年に、東ベルリンの市民が1989年に為したのと同じことなのです。
自由を意志する人々が起した革命に、ひとつ確かなことがあります。最終的に人々が自分たちで、自由を実現したということです。他の人たちは支援はできます。しかし、自由は装甲戦闘車両のハムビーのフロントシートから生まれるものではありません。
アフガニスタンへの介入を今すぐ、止めるべきです。もし止めなければ、あなたにはノーベル平和賞をオスロに返還する以外、道は残されていません。
あなたの
マイケル・ムーア
追伸 あなたに反対する連中は、あなたがこの国に、これだけの善意をもたらしたのに、今朝方いっぱい、あなたを攻撃し続けました。アメリカ人はどうしてこうも人を憎むのでしょう?
私はこんな思いにとらわれました。もしも、あなたが今日の午後、癌の治療法を発見したとしますよね。そしたら、あの連中、民間の癌センターがいらなくなるから、あなたは民間の事業活動を破壊している、と非難することでしょう。
たしかにあなたはノーベル平和賞にふさわしいことを何もしていない、という人たちもい、ます。しかし、私に言わせてもらえば、あなたが憎悪の地雷原にすすんで踏み込み、前の大統領が仕出かした取り返しのつかないダメージを回復しようとしていることは、私だけでなく、数百万人の他の人々が認めていることです。
それってほんとうに勇敢な行為だと思う。あなたの受賞理由はそこにある。
全世界がいまアメリカを――あなたと頼っているのです。彼らの願いを却下してはなりません。
Posted by 大沼安史 at 07:18 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
グッド・モーニング!
実は今朝、これで、目覚めようとは思っていませんでした。
この知らせを聞いた後、娘のマリアが私のところへ来て、言いました。「パパ、ノーベル平和賞、取ったのね。でも、今日は〔愛犬=ファーストドッグの〕ボーの誕生日よ」
そして、サラがこう続けました。「それとね、3連休の週末が来るのよ」〔米国も12日の月曜日はコロンブスのアメリカ発見の日で休み〕
ですから――私は、娘たちの期待に応えなければならないのです……。
私はノーベル委員会の決定に驚きもし、謙虚な思いに包まれてもおります。ひとつ、ハッキリさせておきたいのは、私自身が何かを達成して受賞したものではないと、私自身、思っていることです。むしろ、世界の全ての人々の切望のための、アメリカのリーダーシップを認めてくださったもの、と思います。
正直なところ、私はこれまでの、並みいる世界を変革した受賞者の方々と肩を並べられるだけの人間ではない、と感じています。そうした受賞者の皆さんこそ、その勇敢な平和の追求を通して、私を、そして世界の全て人々を鼓舞して来た方々であります。
しかし、私はこのノーベル平和賞が、これまで受賞された男性や女性、そして全てのアメリカ人が築き上げたいと願う、そうした世界を映し出すものであることを知っています。その世界とは、私たちアメリカの建国の礎となった独立宣言や憲法といった文書に命を吹き込むものであります。
私はまた、ノーベル平和賞の歴史を通して、それがある特定の達成のみを讃えるものではないことも知っています。それは一群の主義・原則に弾みを与えるものとしてもあり続けて来たのです。
それこそ、私がこの賞の受賞を、ある行動への呼びかけとして受け止める理由でもあるのです。その呼びかけは、21世紀における共通の挑戦に立ち向かうよう全ての国の人々に対して行われたものなのです。
しかし、こうした挑戦は、一人の指導者、一国の国民だけでできるものではありません。だから、私の政権もまた、私たちが求めるべき世界に対し責任を果たすため、新たな時代への参画を築こうと、これまで活動して来たわけです。
私たちは、核兵器がより多くに国に拡散し、核のホロコーストの恐怖がより多くの人々を危機に曝す世界を容認することはできません。
そこに私たちが、核兵器なき世界を目指し、具体的なステップを踏み出した理由があるのです。あらゆる国々に、原子力を平和利用する権利がある一方、すべての国々に、その平和利用の意図を実地に示す責任があるのです。
私たちは、気候変動による増大する脅威を容認することもできません。それは私たちが子どもたちに引き渡す世界を永久に損ない、紛争と飢饉の種子を播き、海岸線を破壊し、都市を廃墟としかねないからです。
世界の全ての国々がエネルギーの使い方を変える責任を受け入れ、共有しなければならないのは、そのためです。
私たちは、互いに相手に対する見方を一方的に定め、違った見方をしていても構わないという態度を許してはなりません。私たちが、信仰、人種、宗教の違いを超え、相互の利益、お互いの尊敬に基づく新しい出発を追求しなければならないのは、このためであります。
私たちはまた、こんなにも長い間、こんなにも多くの苦痛と苦難を課してきた対立を、自分たちの側から解決しなければなりません。そして、私たちのその努力には、あの最終的な実現――イスラエル人とパレスチナ人全ての、自分自身の国で平和に安全に生きて行く権利に向けた、揺るぎのない関与が含まれなければならないのです。
私たちは、すべての人々が求める機会と尊厳が、より多くの人々に対して拒否される世界を容認することはできません。機会と尊厳――それは教育を受け、人間的な生活をする能力であります。未来に対し希望を抱くことなく、病気や暴力の恐怖の中で生きていかなくてもいい安全であります。
私たちは紛争が平和裏に解決され、繁栄が幅広く共有される世界の実現に向け努力する中で、今、私たちが知る世界の現状とも向き合わねばなりません。
私はまた、ひとつの戦争を終える一方、アメリカの人々と私たちの同盟者を直接、脅威に曝している容赦なき敵と向き合うため、別の戦場で活動することに責任を持つ、国家の最高司令官であります。そして私は、数百万人もの人々に職を求めさせて来た世界経済危機の衝撃にも対処しねければならないと自覚しております。
これらの懸念こそ、私が日々、アメリカの同胞のために立ち向かっていることであります。
私たちが直面する課題のいくつかは、私が大統領でいるうちに達成されることはないでしょう。核兵器の廃絶のようなことは、私が生きている間に実現しないかも知れません。
しかし、ある個人、ある国家だけの力では為し得ないという認識がある限り、これらの挑戦を解決することは可能であります。
受賞したノ-ベル平和賞は、ただ単に、私の政権の努力に対するものではありません。世界中の人々の勇気ある試みに対するものであります。
私が受賞したこの賞は、正義と尊前を求める、すべての人々によって共有されなければならないのは、そのためです。だからこれは、自分の訴えを聞いてもらう権利のため、殴打と銃弾に直面しながら、静かに通りを歩いた、あの若い女性〔テヘランの女性、ネダさんのこと〕のための賞でもあるのです。デモクラシーへのコミットの放棄を拒絶しているだけで、自宅に監禁されている指導者〔スーチー女史〕のための賞でもあるのです。世界の反対側で生きる大事な人のために、日々、軍務を続け、犠牲を払っている兵士のための賞でもあるのです。平和のために自己の安全と自由、そして時には自分の命さえ犠牲にする、世界中、すべての男女のための賞でもあるのです。
それは常に、アメリカの原則であり続けて来たものであります。それこそ、世界が常にアメリカに目を向けて来た理由であります。そしてそれはまた、私が信ずるに、アメリカがこれからも世界を導いて行く理由でもあるのです。
サンキュー・ベリー・マッチ。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/09/us/politics/09obama-text.html?_r=1&pagewanted=print
〔訳者・注〕 言わずもがなの注目点を、いくつか。
ひとつは、オバマが、自分は米軍の「最高司令官」だと言っている点である。
もうひとつは、核兵器の廃棄がオバマの目の黒いうちは実現しないかも知れない――などと言っていることである。
オバマは「正直な現実主義者」なので、そうした「現実(性)」を言うのは彼の性向として分かる気もするが、ノーベル委員会が(そして世界の人々が)メダルを贈って彼に願をかけたのは、そんな「現実」を変えてもらいたいからである。
オバマよ、オスロの「受賞演説」では、米軍の司令官であるアメリカの大統領として、任期中の「核兵器廃絶」を語りたまえ! アフガンからの撤退を語りたまえ!
平和賞に誓って語りたまえ!
あの日本の二枚舌首相のような振る舞いは、見たくもない。
*
☆ 新刊NEWS 『NONOと頑爺のレモン革命』 ☆
大沼 安史著 定価1680円(本体1600円+税)
⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/4196.html
「60年安保」から半世紀を迎える今、平和を、憲法9条をどのように守っていくか。
「歴史の封印を解き、歴史の真実を見詰め、平和を、9条を守り抜く」異色の政治ファンタジー小説!
戦後政治最大の謎とされる「M資金」に日本・オランダ混血の美少女NONO(のの)が挑み、 頑爺(がんじぃ)が「9条」を守る「改憲」阻止の闘いに、命の炎を燃やす。 6月15日、夜の国会前・・・イマジン! 「レモン革命」の奇跡が起きる! 卒業式の日の丸・蒸発事件をテーマにした『緑の日の丸』の続編。小田実氏へのオマージュ!
Posted by 大沼安史 at 02:41 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙ガーディアン(電子版)によると、イラン当局はアハマディネジャド「再選」に抗議するデモに参加した男性(37歳)に対し、死刑判決を下した。
先のイラン反政府デモで死刑判決が出たのは初めて。今後、死刑ラッシュが続きかねないとの恐怖心をかき立てている。
死刑判決を受けたのは、モハマド・レザ・ザマリさんという人物で、海外の王党派組織に属すると「自供」したという。
反政府デモをして「死刑」!
かつての日本の「治安維持法」、「大逆事件」を思わせる、残忍さである。
日本の外務省は、イラン大使を呼びつけて、抗議せよ! 抗議しないなら、せめて「遺憾」の意を伝えよ!
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/oct/08/mohammad-reza-ali-amani-death
Posted by 大沼安史 at 01:34 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者の、「石油取引で米ドル使用を停止、通貨バスケットへ 秘密協議進む」報道で、サウジなどと話し合いを続けていたと名指しされた日本の藤井・財務大臣は、「何も知らない」と「否定」したそうだ。
同紙が伝えた。
フィスク記者の報道で、ゴールド価格は急騰、ドル安が進行している。
同紙のニューヨーク特電によれば、アメリカは米国債の償還を軽減するため、さらなる「ドル安」を実は望んでいるそうだ。
う~ん、となると、アメリカも「黙認」ということか?!
そして日本は米国債を抱えたまま、「超・円高」へ。
しかし、これだけの「大変な騒ぎ」を何ひとつ報道しない日本のメディアって何?
藤井大臣が「知らない」と言った、だけでも、報道してくれよ!
⇒ http://www.independent.co.uk/news/business/news/dollar-tumbles-on-report-of-its-demise-1798713.html
Posted by 大沼安史 at 07:22 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデント(電子版)が8日に掲載したAP電によると、イランの核科学者、シャーラム・アミリ氏がことし6月、サウジのメッカに巡礼に行ったまま“蒸発”した。
イラン外務省は、同氏を「イラン市民」とだけして、その“蒸発”に米政府が関与していると非難しているが、同氏の妻によれば、アミリ氏はイラン国内の大学で核テクノロジーの研究に従事している。
イランの核開発問題は、先ごろ、コムの秘密濃縮施設の存在が明らかになり、イラン政府が査察受け入れを表明するなど、イラン側が「譲歩」する姿勢を見せている。
アミリ氏の“蒸発”は、これと関係するものかも知れない。
AP電によれば、2007年にはトルコで、イラン元国防相が「行方不明」になっているという。
Posted by 大沼安史 at 04:56 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデントのパトリック・コバーン記者が8日付の同紙電子版で、アフガン戦争に対する「戦争の家=米国防総省」のスタンスを、「ナンセンスを言うな」と斬り捨ていた。
米軍当局者が、アフガンで勝つも負けるも、この1年が勝負、などと言い出している――だから、米軍を増派せよ、と脅していることに対し、「バカも休み休み言え」と斬り返していた。
なぜ、1年で勝てないのか?
いわゆる「タリバン」がパキスタンの支援を受けている――これがひとつ。
徹底したゲリラ戦術で、米軍にダメージを与え続けている――これが二番目の理由だ。
米兵を4万人増派するとどうなるのか? タリバンにとってそれだけ「戦果」が上がることになるだけ。獲物ウジャウジャ、選り取り見取り、である。
米軍や保守派から、増派を迫られ続けるオバマに対する、コバーン氏の“アドバイス”は、時間はある、焦らないで考えろ!
コバーン氏がこの記事の中で提示している、アフガン政府治安部隊の待遇改善の必要性、「タリバン」が人口の4割ちょっとを占めるパシュトン族に限られている実態、そしてその「タリバン」に対する、パキスタンの支援――など、いくつかのファクターを、オバマに代わって考え合わせてみても、その何処からも「米軍増派」という「答え」は出て来ない。
久しぶりに読んだ、コバーン記者の、切れ味のいい解説記事。
息子さんのご病気にもかかわらず、心挫けず、健筆をふるう氏に、あらためて声援をおくりたい。
Posted by 大沼安史 at 04:32 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
今から12年前のことだ。私は今は亡き、盟友・小池平和(ひらかず)さんと、仙台・川内にある「半導体研究所」に、西沢潤一先生を訪ねた。
当時、小池さんと私は、仙台に市民出版社「本の森」を、郷土史家ら友人・知人からの出資で、有限会社としてスタートさせたばかり。あたって砕けろ!だった。
新聞社出身(小池さんは毎日新聞、私は北海道新聞の記者だった)の私たちは、ダメ元(ダメでもともと)精神で、 西沢先生に、本を出してくれないか、と談判に行った。
拍子抜けしたことを今でも、よく憶えている。
「いいですよ」――この西沢先生の一言に、小池さんと私は顔を見合わせた。
わけもわからない、「本の森」などという、出来たばっかりの、名もない出版社の私たちのために、一発返事で協力を約束してくれた。
その場で早速、出版企画を詰め、半導体研究所を辞去した小池さんと私は、玄関を出るなり快哉を叫んだ。「西沢さんって、なんて人なんだ」と、二人で感心し合った。
こんなことがあって、私たちの「本の森」は西沢潤一先生の本を相次いで出させていただくことになるのだが、私個人についていえば、こんな思い出がある。
私は「本の森」を創設した後、上京して教員生活を始めた。その頃、知り合ったミニコミの編集者が、どうしても西沢先生に、上京の際、インタビューしたいと言うので、仲介したことがある。
私が「そういうことなんですが、先生、インタビューに応じていただけますか」と、おそるおそる、うががいを立てると、これまた一発返事で、OKだった。
もちろん、無料のインタビュー。その席に私も同席したが、科学的知識ゼロの編集者の、あきれるほど素朴すぎる問いに、いやな顔せず、喫茶店の入口で「時間ですよ」と盛んにジェスチャーを送ってくる科学技術庁の人たちに「もう少し、もう少し」と目で合図しながら、最後まで、根気よく、丁寧に話してくださったのだ。
ここで私が何を言いたいか、というと、西沢潤一先生とは、そういう人間である、ということだ。
男気があるというか、真人間であるというか。
「本の森」で先生の本づくりをさせていただいた頃、私は何度か、半導体研究所に通い、先生にインタビューした。
中でも印象に残るのが、先生の旧制仙台二中時代の思い出話である。先生の美術部の先輩が、顧問の教師に、どうして戦争に行って死なねばならないのか、その不条理を問いただしたというのだ。
西沢先生は石原都知事にも好かれ、いろんなところに引っ張り出されているので、まるで「右翼」のようにも思われているが、実は戦争が大嫌いな、平和主義者なのだ。
武力ではなく、科学技術で生きて行く……これが、西沢先生の言う「創造立国=日本」の意味である。
2009年ノーベル物理学賞の発表があった。光通信の実用化に向けて、技術的な面で画期的な貢献をした、西沢先生の研究仲間の、チャールズ・カオ博士が受賞することになった。
私は西沢先生の大ファンだから、「えっ、どうして?」と、ついつい思ってしまったが、先生の朝日新聞でのコメントを読んで納得した。
「光ファイバーの実用化について絞れば、カオ氏の貢献は大きい。受賞おめでとうと伝えたい」
業績は業績として、きちんと評価し、そして「おめでとう」と言った西沢先生!
そう、西沢さんは、そういう人なのだ。カオ博士の受賞に「どうして?」という思いはあるはずだが、西沢先生は「うん、そうだな」と納得すると、年下のライバルにも、心から祝福を贈ることができる人だ。
仙台の名代のおすし屋さんとか名店に行くと、だいたい必ず、西沢先生の「愚直一徹」の色紙にお目にかかることができる。
文は人なり……西沢先生って、ほんとうに愚直一徹な、純情な人なのだ。相手の頼みにちゃんと応える。聞かれたら、真剣にアドバイスする。
先生はもう心の整理をつけていらっしゃる、と思うが、ノーベル賞とはいえ、賞は賞、選ぶのは凡人である。あのトルストイでさえ弾かれ、フランスのなんとかという詩人にもっていかれたのだから。
でも、世の人々に知ってもらいたいのは、西沢先生の業績は「光通信」にとどまらない、ことだ。たとえば、発光ダイオード。ここでも、ノーベル賞クラスの業績を残している。
だから、きっと……。
西沢先生、きっと、あの中村修二氏と共同で、「発光ダイオード」の開発で(中村氏は光の3原色のうち、青を開発。西沢先生はほかの2色を開発)、必ずノーベル賞に選ばれますから、(もし気落ちしているとしたら)気落ちしないでくださいね……。
そんな余計なことを心の中で語りかけたら、「ワッハッハ」という、あの豪快な笑いが返って来た気がした。
あの「ワッハッハ」で、またひとつ、思い出した!
大きな飴玉をポーンと口に入れ、あの子どものような笑顔で、光ファイバーでも、発光ダイオードでもなく、「サイリスタ整流子」について、レクチャーしてくださった西沢先生!
「このサイリスタ整流子を使えばね、中国で発電したのをね、直流にして日本まで持って来れるんですよ」と目を輝かせて語ってくれた西沢先生!
仙台の誇り、西沢潤一先生、万歳!
来年こそ、ノーベル賞……、万歳!
Posted by 大沼安史 at 08:18 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
中東報道の世界的第一人者、英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者が、6日付の同紙(電子版)で、歴史的ともいえる大スクープを放った。
「ドル崩壊」との主見出しがついたフィスク氏の記事は、湾岸アラブ筋と香港の中国金融筋の双方から裏づけを取って報じたものだ。
米ドルでの石油取引を停止し、新たに創設する、人民元・ユーロ・円・金(ゴールド)・新設する湾岸統一通貨による「通貨バスケット」による取引に切り替える。
この問題に関するロシア、中国、日本、ブラジルの各国財務相、中央銀行総裁による秘密協議は、「これから」ではなく「すでに」行われている、という。
米国はこの秘密協議が行われたことを察知しているが、合意内容までは把握していない。米国は、「忠実な」同盟国であった日本や湾岸アラブ諸国が参加する、この国際的な「陰謀団(カバル)」に対し、闘いを挑むことになるに違いない――とフィスク氏は指摘している。
米ドルでの取引を停止する時期は、「今後9年以内」=「2018年目標」と想定している。また、中国筋によれば、「通貨バスケット」による取引開始まで、当面のつなぎとして、金(ゴールト)で決済を行う。
最近の金の世界的な急騰は、こうした動きを背景にしたものとみられる。
フィスク氏の指摘で気がかりなのは、この動きの中で、米中間の対立・覇権争いが激化するのではないか、との恐れだ。
しかし、中国金融当局筋は、オバマ政権は国内経済の建て直しに追われ、この問題に手を出すことはない、との見方と示している。
米国が「不参加」を説得できるのは英国くらい。
協議はすでにかなり煮詰まっており、ロシア(ルーブル)も「通貨バスケット」への参加を表明することになりそうだ。
△ △ △
いよいよ、「ドル凋落」が、現実化して来た。世界基軸通貨の座から引き摺りおろされようとしている「$」!
米国は「抜け駆け」に走った日本政府を今後、抑えにかかるだろう。「通貨バスケット」から身を引くよう、迫って来るに違いない。
自民党政権が今なお続いていたなら、確実に米国の言いなりになったはず。しかし、民主党にどれだけの「独立心」があるか、やはり気になる……。
米国債を買い続けますから、許してください、と言っているうち、日本経済の底が抜け、「通貨バスケット」から排除される、なんてことにならなければよいが……。
⇒ http://www.independent.co.uk/news/business/news/the-demise-of-the-dollar-1798175.html
Posted by 大沼安史 at 12:53 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
アフガニスタンのパキスタン国境に近いヌリスタン州で10月3日夜、武装抵抗勢力が米軍基地を襲い、米兵8人を殺害した。
2008年のワナット村の悲劇(米兵9人戦死)を再現するもの。
ニューヨーク・タイムズ紙(5日付)はヌリスタン州知事(アフガン人)の「タリバン」の兵士たちの仕業、との主張を紹介しているが、記事の冒頭のリードの中では、「部族民兵の集団」による攻撃だと明記している。
(下記の共同の記事では、例によって「タリバンが……」となっている。「タリバン」だ、「アルカイダ」と盛んに言われているが、一般の現地部族であることが多い点に注意!)
攻撃は同夜、近くのモスク、及び村落から行われた。
現地の州知事は、米兵と一緒にいたアフガン警察の2人も死亡、(生き残った)アフガン警察官は「タリバン」に拉致された、と言っている。
ということは、つまり、米兵は皆殺しにあったわけだ!
同日付のNYTの解説記事はまた、アメリカの保守派のコラムニスト、ジョージ・ウィルまでがアフガンでの戦線縮小を言い出していることに触れていた。
アフガンの現地もアメリカの後方世論も、いまや敗戦モード!
⇒
NYT http://www.nytimes.com/2009/10/05/world/asia/05afghan.html?_r=2&ref=global-home
http://www.nytimes.com/2009/10/04/weekinreview/04traub.html?ref=asia
共同通信の記事 http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100401000254.html
Posted by 大沼安史 at 06:58 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
コペンハーゲンでシカゴ五輪PR演説を行ったオバマ大統領が10月2日の演説終了後、コペンハーゲン空港に駐機中の大統領専用機内で、アフガニスタン米軍の最高司令官、スタンレー・マックリスタル将軍と、25分間にわたって会談した。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/03/world/asia/03mcchrystal.html?ref=asia
(会談写真は http://www.nytimes.com/imagepages/2009/10/03/world/03mcchrystal.ready.html)
マックリスタル将軍はロンドンでの講演の帰途、コペンハーゲンに立ち寄ったものだが、オバマはなぜ、マックリスタ司令官と「会談」し、その模様を「写真」まで公表し、明らかにしたのか?
同司令官は米軍を新たに「4万人増派」しなければ敗北する、と明言している現地司令官だ。
4万人を新たに増派(オバマはことし初め、2万1千人を増派している)して、ことしの年末までに、アフガン駐留米軍を10万8千人態勢まで増強するシナリオは、バイデン副大統領らによる、戦線縮小提案と(アルカイダ狩りに作戦を集中)と「対立」するものとされており、オバマがそのどちらに与するか、注目されているわけだが、考えてみれば、どちらも要は「負けない}(それも疑わしいことだが)だけで、「勝てない」ことは明らか。
となれば、これ以上、泥沼にはまり込むよりは、戦線縮小という撤退への第一歩を踏み出した方が無難のはず。
そのために、オバマは現地司令官と直接話し合う、そんな「手続き」を踏んだのではないか?――そうとしか、僕には思えないのだが、どうだろう? 甘すぎるかな?
もしも、米兵を大量増派するというなら、「エアフォース・ワン」内で、ロンドン出張帰りの現地司令官と、五輪PRついでに緊急会談することもあるまい。これまで通り、米軍の総本山=国防総省の意見具申に従い、正式な指揮命令系統の意思決定チャンネルを通して「増派」を命令すれば済むのだから。
同じタイムズ紙の紙面(電子版、3日付)に、「アフガンで勝てない」方程式(テンプレート)が現地での米軍の戦略を決定付けている、との記事が掲載されていた。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/10/03/world/asia/03battle.html?_r=1&ref=global-home
昨年(2008年)7月、パキスタンに隣接するクナル州ワナット村で、米軍の空挺部隊がアフガンの武装集団200人に攻撃され、9人が戦死する負け戦の戦闘があったが、現地米軍はこの戦闘を詳細に検証し、「勝てない」教訓を実地に学んだそうだ。
それでもう、これは勝てないと分かったから、マックリスタ司令官も(自分から撤退・縮小を言えないから)、4万人増派などという「無理難題」を、わざわざ持ち出したのではないか?
アフガンの流れは変わった、アメリカは撤退へ動き出す、と言ってよいかも知れない。
Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデント(電子版)に、ミツバチの大量死の原因を追究したドキュメンタリー映画、『消える蜂たち』が10月に公開される、との記事が出ていた。
⇒ http://www.independent.co.uk/environment/nature/new-film-blames-drug-firm-for-plight-of-honey-bees-1795148.html
『消える蜂たち』が示唆する原因は、ネオニコチノイド系の農薬!
「ガウチョ」という商品名で販売されているもので、フランスでは養蜂家の抗議で使用が禁止されているが、アメリカをはじめ、その他の国々では広く使われているそうだ。
その、「その他の国々」に、私たちの「日本」も含まれ、このネオニコチノイド系農薬に疑いの目を向ける養蜂家がいることを、10月1日の朝日新聞(統合版)で知った。
岩手県の養蜂家、藤原誠太氏が「私の視点」に書いていた。
この農薬(成長中の作物に散布するのではなく、種子段階で浸す?)、インディペンデント紙はドイツの「バイエル」の製品だと出ていたが(バイエルは因果関係を否定)、日本では「全農」が販売しているそうだ。
疑いが指摘されている以上、日本の農水省としても、調査ぐらい始めるのが筋だが、藤原氏によれば、(農水省は)「大量死の原因はわからない」と言い続け、被害の実態調査すら行おうとしない――というからあきれる。
農水省から全農に天下りしてる(?)から、こういうことになるわけ??
これは新政権の農水行政の試金石になる、重大な問題だ。農業記者諸君の調査報道に期待する!
Posted by 大沼安史 at 06:10 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
イラクでの戦闘従事は戦争犯罪にあたるとして出征を拒否した日系のアーレン・ワタダ中尉(31歳 米陸軍)が罪に問われず、除隊することになった。
ロサンゼルス・タイムズが伝えた。
軍事裁判が審理不能(ミストライアル)になり、その後のワタダ中尉の処遇が注目されていた。
除隊は中尉が申し出たという。
信念を貫き通した日系人だった。ホノルルのご両親もこれでホッとされたことだろう。
ワタダ中尉の弁護団は、「良心に従い独り立ち向かった英雄であり、愛国者だ」との声明を発表したが、その通りだと思う。
⇒ http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-watada-discharge29-2009sep29,0,103553.story
Posted by 大沼安史 at 07:35 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
「華氏911」「シッコ」のマイケル・ムーア監督の最新作、『資本主義~ある愛の詩(うた) Capitalism: A Love Story』が10月2日、全米で一斉に上映されておる。
いいドキュメンタリーじゃそうじゃ。
マイケル・ムーアよ、ナオミ・クラインは君のことを、アメリカの資本主義というものを、わかりやすく、しかもあますところなく教えてくれる、「アメリカの先生」と呼んでいたが、その通りらしいの!
君は、アメリカの資本主義なるものの幻想を木っ端微塵に粉砕し、その実態を暴き立ててくれたというではないか!
アメリカの資本主義の暴露は、もち、日本にも通じること。あらためて君に敬意を表する。
で、どんなフィルムか?――といことだが、最初に、いままさに「マイホーム」を追い出されようとする、ノースカロライナの人が撮った映像が出てくるそうじゃな。
事務所に送られて来たビデオを観て、君はナ、何なんだコレハ?――と思ったそうだが、それを見て、警察の車が7台も家を取り囲み、「住人」を追い出しにかかる、資本主義の国=自由の国のアメリカの現実を見て、君は何としても、その「資本主義」を「肝」の部分において告発しようと思った!……だから、この映画を撮ったそうじゃな!
イギナ~シ!
サブムライムだか何だか知れないが、最初に「犠牲」になったのは、わしらのような高齢者だったそうじゃないか。
老人をだましよって、クソ餓鬼どもが!
その次に狙われたのが、貧困層だそうじゃな!
そのローンをデリバティブ化し、儲けるだけ儲けておいて、あいつら貧乏人がローンを払わないから問題が起きたと、貧乏人に責任転嫁したそうじゃないか、アメリカの金融ドラゴンどもは……。
クソッ垂れめが!
で、なんじゃな、マイケルよ、君はこんどの映画でも、やってくれたそうじゃないか!
ズタ袋を持って、「おれたちの金、返せ」と、金融ドラゴンの牙城に迫って行ったそうじゃないか。「市民による現行犯逮捕」も辞ささいと。
それにしても、マイケルよ、アメリカって資本主義は何なんだ?
君は最富裕層の1%が、富の95%を独占する国、それがアメリカだって言っているが、それって国か?
君はあるところで、こうも言っておったよな。
今、部屋の中に10人がいる、ピザを一皿、出前で届けてもらった、そのビザを10等分して……そのうちの最も金のある1人が9切れを自分のものにしてしまった。残る9人が残された一切れを奪い合っている――それがアメリカの資本主義の現実だと。
ひどい話じゃが、日本も負けとらんぞ。
しかしな、マイケルよ、君が偉いのは、ただ批判するだけじゃなく、「希望」という「代案」をきちんと示していることじゃな。
サンフランシスコの北に工場を持つ、協同組合方式のパン屋さんのことを紹介しているそうじゃないか? 平等な賃金! オーガニックな安全な食の提供!
社会的企業の可能性を、君はちゃんと示しているそうじゃないか!
「人間の顔をした」資本主義の新しい可能性を、君は示唆しているそうじゃないか!
わしはの、だから君を尊敬しとるのじゃ。
マイケルよ、わしもの、実は「日本版」を考えとる!
国民年金・厚生年金の運用団体がの、10兆円、摩(す)っても、国民に謝りもしない日本の役人天国の姿を、映像で暴露したいと思っとる。
日本銀行の「株主」という連中がどれほどウハウハぼろ儲けしちょるか暴き出そうと思っておるのじゃ。
マイケルよ、その時は、素人のわしの指導、よろしく頼むぞ!
君より10歳年上の、日本の頑固な爺(じじい)の一人として、マイケルよ、君の新作が大ヒットし、アメリカの世直しの起爆剤になることを祈る!
⇒ マイケル・ムーア監督HP http://www.michaelmoore.com/
デモクラシーNOW http://www.democracynow.org/features/michael_moore
Posted by 大沼安史 at 07:24 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
イタリア発のロイター電、及び、米ウォールストリート・ジャーナル紙はこのほど、イタリア当局が総額1160億ドル相当の「偽」米国債を押収、ジェノア在住のフィリピン人女性とその兄弟の男性1人の2人を逮捕した、と報じた。
8月にミラノの空港でまず、1030億ドル分の「偽」米国債が入った小包を発見。その連絡先から、容疑者が浮かび、その後、残る130億ドル分が発見された。
イタリアの当局者は、ロイターの取材に対して、2人のフィリピン人が、米国とつながりのある国際組織で役割を果たしていた、との見方を明らかにした。
当局者はまた、7月、スイス国境のキアッソで、日本人2人が保持していた1340億ドル相当の「偽」米国債と、その造られ方で「多くの類似性」がある、と語った。
押収した「偽」米国債は、実際は発行されていない「1934年発行」のものだったという。
フィリピン人2人は身柄を拘束されている、とされるが、キアッソの事件と関連性があるというのなら、なぜかすでに「釈放」されている日本人男性2人について、イタリア当局から日本政府(警察庁)に対し、身柄の拘束と引渡し要求が来ているかも知れない。
この点、日本の報道陣の取材に期待したい。
ところで、筆者(大沼)は、先にキアッソで押収された「偽」米国債が、日本の政権交代を見越して隠匿を図った、「M資金」(原資、米政府から還付されたもの)ではないか、との疑いを捨てきれずにいる。
フィリピンもまた、旧日本軍の「埋蔵金」の舞台とされており、事件の全容解明が待たれるところだ。
「フォーブス」誌掲載ロイター電 ⇒ http://www.forbes.com/feeds/reuters/2009/09/24/2009-09-24T171747Z_01_LO202012_RTRIDST_0_USA-ITALY-COUNTERFEIT_print.html
WSJ記事 ⇒ http://online.wsj.com/article/SB125383238988839035.html
☆
☆ 新刊NEWS 『NONOと頑爺のレモン革命』 ☆
大沼 安史著 定価1680円(本体1600円+税)
⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/4196.html
「60年安保」から半世紀を迎える今、平和を、憲法9条をどのように守っていくか。
「歴史の封印を解き、歴史の真実を見詰め、平和を、9条を守り抜く」異色の政治ファンタジー小説!
戦後政治最大の謎とされる「M資金」に日本・オランダ混血の美少女NONO(のの)が挑み、 頑爺(がんじぃ)が「9条」を守る「改憲」阻止の闘いに、命の炎を燃やす。 6月15日、夜の国会前・・・イマジン! 「レモン革命」の奇跡が起きる! 卒業式の日の丸・蒸発事件をテーマにした『緑の日の丸』の続編。小田実氏へのオマージュ!
Posted by 大沼安史 at 06:25 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
何を隠そう、私は、「ユッキー」(ゆきおさん)……ではなく、奥様のミユッキー(幸)夫人のファンである。
「太陽ムシャムシャ」の「日の丸弁当」――あ、いや「日の丸ファーストレディー」が、今回の「世界戦」をどう闘い抜くか……「UFOがどうの」「金星がどうの」「トム・クルーズがどうの」といった「大騒音」が世界中に渦巻く中、彼女がデビュー戦(USAラウンド)をいかに飾るか、気になって仕方がなかった。
で、休日の午前中を使い、「ミユッキー」の「デビュー戦」を“ジャッジ”する探索活動をネット上で繰り広げた、のであ~る!
その結果を、先に述べるならば、な、な~んと、「超・合格」!!
小生、4半世紀もの会社員ジャーナリスト歴の持ち主。ファンの目、ではなく、元新聞記者(それも社会部記者)の目で、「ミユッキー」のパフォーマンスぶりを評価した結果がコレ、「超・合格」!
「宝塚」の舞台を観おわった時のような(想像するしかないが)、感激と興奮に浸っておるのであ~る。
お疑いなら、これを見よ!
BBCのニュースであ~る。⇒ http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/8274513.stm
この電子版の記事のメーン写真は、G20+国連事務総長夫人たちが、25日の金曜日、ピッツバーグの公立パフォーマンス芸術学校(CAPA)を訪問した時の記念写真である。
われらがミユッキーが後列に追いやられているのは、きわめて遺憾なことだが、彼女のこのパフォーマンスを見よ!
第一列のサルコジの妻、カーラ夫人の陰に隠れないで、クビを伸ばして、ちゃんと「顔出し」しているではないか!
偉い!
カーラ夫人は現役のミュージシャンだから、CAPAのような場所で、「別格」扱いされるのは当然だとして、しかし、われらがミユッキーだって、元タカラジェンヌ。どうだ、この笑顔は! ワールドクラスの笑顔ではないか!
そしてBBCのこの記事! よ~く、読んでいただきたいのだが、なな~んと、われらがミユッキーは、記事本文中では、カーラより先、第3位についけている。
つまり、ミシェル、サラ(英国FL)の次。
BBCは英国放送協会なので、サラFL(ファーストレディーの略)に触れないわけにいかない事情はわかるが、ま、それはさておき、問題はわれらがミユッキーに対する評価である。
オフビート(offbeat)!!……調子外れ?? いや、オフ・ザ・キー(ふざけてはいません!)の「調子外れ」ではなく、よい意味での「普通じゃない」(悪い意味もあると辞書には出ていたが……)。
BBCの好意的な評価は、記事についたミユッキーの写真の扱いにも現れている。写真の順番としてはカーラの後塵を拝しているが、ミシェル夫人とのツーショットは、堂々たる「主役」級。
ここでも(一段と)輝くばかりの笑顔を見せている!!
どうだ、これがうわさの、ライジングサンの国、卑弥呼、いや、ミユキ・スマ~イル!!
カーラなどとは、「品」が違うのじゃ!
フランスの「パリジャン」誌は、身びいきで1位ミシェル、2位カーラ、3位ミユッキーなどと書いてたが、
⇒ パリジャン http://www.leparisien.fr/international/apres-michelle-aux-usa-et-carla-en-france-voici-miyuki-au-japon-02-09-2009-625189.php
この「BBCの笑顔」で「写真判定」をすれば、1位・ミユッキー・ミシェル同着、鼻(は結構、高そうだが)の差で、3位カーラという結果にしかならない。
歌だって、ヅカガールなのだから、うまいに決まっている。ピッツバーグ入りする前、ニューヨークで、「桜、桜、弥生の空は……」を歌ったそうだが、聞いてみたかったなあ~。
⇒ http://www.thedailybeast.com/blogs-and-stories/2009-09-25/japans-maverick-first-lady/
それに、日の丸FLとしての最初の公式デビューの地は、国連のユニセフ。
ここらあたりが、カーラとの違いだ。
しかし、ユニセフ大使の黒柳徹子さんとミユッキーって、どことなく似ていない?!
⇒ http://www.unicef.org/infobycountry/japan_51206.html
でも、おかしかったのは、CAPAでのミシェルさん(USAFL)のスピーチ。
⇒ http://www.thepittsburghchannel.com/video/21116264/index.html
ミシェルさんたら、さかんに世界の文化に「距離」はない、と連発していたが、一度、ニヤッと笑っていたっけ。
あれはたぶん、心の中で、「金星とも……」なんて、きっと思っていたんじゃないかな。
しかし、CAPAなんて、フツーじゃない(日本の学習指導要領・統制教育じゃ、絶対、考えられない)、パフォーマンス芸術の公立学校(6~12学年、800人)で、G20+1FLの「顔見世」興行を打ったあたり、オバマ政権のミユッキー(ついでに、カーラも)への配慮かも知れないな。
CAPAでは。ヨーヨーマ(パリ生まれの中国人)、サラ・バレリス、トリーシャ・イヤウッドといった大スターも、歌を、演奏を聞かせたそうだ。
サラ・バレリス Gravity ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=A_U6iSAn_fY
彼女のHP http://www.sarabmusic.com/
トリーシャ・イヤウッド How Do I lve ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=qWJ77PP7JkA
彼女のHP http://www.trishayearwood.com/main/index.php
でも、幸さん、これで決まりだね!
マダム・オフビート(もちろん、いい意味で!)!!
官邸のドブネズミ役人どもに負けずに、思う存分、「ニューエイジ・ジャパン」を世界に振り撒いてね!!
Posted by 大沼安史 at 02:12 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
鳩山首相が9月24日、国連総会で演説した。
その演説に、本ブログは「日本は世界の架け橋になる」演説と命名する。略して「架け橋」演説。
英文テキストの全文は ⇒ http://www.un.org/ga/64/generaldebate/pdf/JP_en.pdf
外務省HPの日本語訳 ⇒ http://www.un.org/ga/64/generaldebate/pdf/JP_en.pdf
「官僚の作文」ではない、「政治家の演説」だった。たぶん、鳩山氏のスピーチライターがまとめたものだろう。
戦前と戦後を比較した演説の冒頭部分は、とくに切れ味がよかった。戦前においてさえ、ふつうのことだった「選挙を通じた政権交代」が、戦後、これまでほぼ一貫してなかったことを指摘したくだりだ。
日本の戦後政治の異常性が、一気に明らかになった! それも、国連総会の場で!
日本の戦後政治において選挙による政権交代がなかったのは、しかし、1945年夏の敗戦後に始まったことではない。戦中・戦前の「神の国・軍国ファシズム」の時代からそうだった。そのことに触れれば、もっとよかったのに……。
首相はまた、祖父の鳩山一郎が「友愛」の“創始者”であるようなことを演説で述べているが、その祖父が戦前、文部大臣をしていた時、「トルストイの『復活』にみる刑法思想」なる講演を、東京の専修大学(そう、鳩山さん、あなたが教壇に立っていた大学です!)で行った滝川幸辰・京都大学教授に対し、「休職処分」を下した張本人であることを述べ、トルストイの平和思想と祖父の「友愛」思想との間にどんな関連があるか触れれていたら、もっと、もっと、よかったのに……。
そして「架け橋」を言うなら、上海で朝鮮の民族主義者の怒りの標的となった重光氏ではなく(爆弾を投げた民族主義者は、金沢の連隊の道路下に〔毎日、軍靴で踏み躙るために〕埋められた!)、新渡戸稲造氏の言葉を引用すればよかったのに……。
「私はこの国連総会に太平洋を超えてやって来ましたが、太平洋は世界の海に通じています。私も新渡戸稲造に学び、世界の架け橋になりたい。彼が事務総長を務めた国連の前身、国際連盟から脱退した、神の国・日本のあのような愚挙が二度と起きないよう、恒久平和の架け橋になりたい」とでも言ったら、もっと、もっと、もっと、よかったのに……。
しかし、これを割り引いても、鳩山首相の国連演説は、内容的に素晴らしいものだった。
ようやく、「言葉」を持った「首相」が、私たちの国にも登場した!
「国語の国」に、「日本語、いや英語、いやコトバ」で演説できるリーダーが生まれた!
しかし、それにしても外務省はHPに演説の「写真」ではなく、「動画」(ノーカット版)を載せるべきではないか! ユーチューブに投稿し、日本国内はもちろん、全世界の人々にメッセージを送るべきではないか!
それこそ首相演説に言う、「グローバリゼーション」の「光の部分」ではないか!
内閣府や外務省の広報担当者よ、首相のハシゴ――いや、「架け橋」外しは止めなさい!
最後に、首相に一言。
いい内容の演説でした。ユッキー(と呼ばれたいそうなので、そう呼びます)、がんばれ、と声援をおくります。
Posted by 大沼安史 at 10:04 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
「デモクラシーNOW」(25日付)が、「G20」が開かれたピッツバーグにおける、非暴力レジスタンスの模様を、現場からの映像で伝えた。
⇒ http://www.democracynow.org/blog/2009/9/25/steve
公園からデモ行進に移ろうとするデモ隊に立ちはだかる警察の機動隊(やけに立派な装備をしている!)。
催涙ガス弾が撃ち込まれ、デモ隊の目に中和液を注入する姿も(ぼくら70年世代ではレモンの汁を目に絞り込んだものだ! 下記の拙著の小説、『NONOと頑爺とレモン革命』を参照)。
しかし、なんといっても驚いたのは「音波砲(サウンド・キャノン)」が、アメリカでデモ鎮圧に初登場したことだ。
おそらく、ビデオ音声を超えた、よほど耳にこたえる「キーキー音」だったのだろう。
日本のマスコミよ、君たちはレジスタンスの現場に記者を配置し、このキーキー音を聞いたか?
またしてもプロテストの現場を見ずに、「G20が○○××で成功!」などと記事を書いているのではないか?
同じ「デモクラシーNOW」が、あのマイケル・ムーア監督に、ニューヨークとLAで先行上映が始まった最新作『資本主義~ある愛の物語』でインタビューしていた。
⇒ http://www.democracynow.org/blog/2009/9/25/steve
その中でムーア監督は、こんなわ分かりやすい譬えを語っていた。
10人の前に10等分された一枚のピザがある。10人のうちの1人が、10切れのうちの9切れを自分のものだと持ち去って行った。残る1枚を9人が奪い合っている……これが今の状況だと。
日本も同じだ。
ハトヤマ氏のような超富裕層(高額所得者)に対し、累進税率の徹底強化を行わねばならない。
ハトヤマ・ユキオ氏よ、祖父以来の巨額な蓄財を、君は恥じねばならないのだ。
フラテルニティ(友愛)を言う以上は――。
Posted by 大沼安史 at 06:39 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
FBIワシントン翻訳センターで傍受情報の処理に当たっていた元FBI翻訳官(ペルシャ語、トルコ語)、シベール・エドモンズさんが、米国の保守系雑誌、『アメリカン・コンサーバティブ』のインタビューで、2001年の「9・11」に向かう情勢の中で知り得た衝撃の新事実を明らかにした。
ブッシュ政権下、「国家機密」に触れるとして「口封じ」され、今なお「緘口令」が続いている、彼女の最初の内部告発――「9・11やらせ」疑惑には直接的は繋がらない新証言だが、NATO軍機が「ビン・ラディン一派」をトルコを中継基地に紛争の地に武器もろとも送り込み、帰り軍機で麻薬を輸送、麻薬はベルギー経由で米英へ輸送されていた――など、驚くべき事実の数々が新たに暴露されている。
このエドモンズ氏の今回の告発証言は、ことし8月8日、彼女がオハイオ州の連邦裁判所で行った宣誓証言を元に、同誌のコラムニスト、フィリップ・ジラルディ氏によるインタビューの中で行われた。
同誌は、新保守主義(ネオコン)とは一線を画す、伝統敵な保守主義の立場に立つ有力誌で、エドモンズ氏は、「9・11」事件に元々、疑惑のまなざしを向ける左派系のメディアではなく、敢えて保守派の同誌を選んでインタビューに応じたものとみられる。
(筆者〔大沼〕は、エドモンズ氏の同誌での発言を、ネットの反戦サイト、「アンチ・ウォー・ドット・コム」への、ジラルディ氏の寄稿で知った。「アンチ・ウォー・ドット・コム」には、右派の論客、パット・ブキャナン氏も、反ネオコンの立場から一時、盛んに寄稿していた)
シベール・エドモンズ氏がインタビューで明らかにした事実は主に、FBI翻訳センターに保管されていた、1996年後半から、(彼女がFBIを解雇された)2002年4月までの「トルコ語ファイル」に基づく。つまり、FBIが盗聴していた、トルコ語などの会話等の傍受記録をもとにしたものであり、極めて信憑性が高い。
ここで予め、なぜいきなり「トルコ」が出て来るか、説明しておくと、トルコ情報部はイスラエル情報部と密接な関係を保っており、米国の情報機関等とも連携している(ただし、捜査機関のFBIとは直接はつながっていない)存在だからだ。
さて、エドモンズ氏の同誌での告発で、名指しされた中心人物は、ブッシュ政権の国務省で、ナンバー3(国防次官)を務めたマーク・グロスマン氏(以下、エドモンズ氏を除き、全て、敬称略)。
グロスマンは米国の駐トルコ大使だった頃、トルコ情報部の武装組織のリーダー、メーメト・エイミュール(事件後、米国で永住権を取得)も絡んだ汚職事件に関与した疑いが持たれた人物。帰任後、国務省の次官となり、アーミテージ副長官に続く、ナンバー3の重職に就いた。
トルコ時代、このグロスマンの下にいたのが、ダグラス・ディッカーソンという空軍少佐で、この男は帰国後、ネオコンの国防次官、ダグラス・ファイスの元で働き始めた。(ファイスは米国の軍事産業、ノースロップ・グラマン社のイスラエル代表を務めていた!)
このグロスマン(及び、ディッカーソン)がワシントンで始めた“サイドビジネス”が、機密情報の漏洩。
エドモンズ氏によれば、「グロスマンは直接、トルコとイスラエルのコンタクト(接触者)を援助していたほか」、コンタクトたちに連邦議会のメンバーを紹介していた。
議会関係者の中で、米国の機密情報を横流ししていたトップは、親イスラエル派のトム・ラントス議員。ラントス議員のスタッフは、イスラエル・ロビー(で、トルコのスパイとされるジョージタウン大学教授とも密接なつながりのある)のアラン・マコウスキーという男で、このマコウスキーを通じて、防衛政策ブリーフィングで得た機密情報を流していた。
イスラエルにとって無用な機密情報はトルコ筋に渡り、そこからさらにパキスタン情報部に売り渡されたいた、という。
エドモンズ氏によれば、グロスマンを頂点とする「国務省ルート」のほか、「国防総省」ルートでも機密人事情報の漏洩が行われたいたという。
彼女が漏洩当事者として名指していているのは、デッーカーソンのボスとなったダグラス・ファイス(国防次官)と、リチャード・パール(国防委員)のネオコン2人組。ファイスとパールは、情報を漏洩しそうなペンタゴン関係者のリストを作成、関係者の「弱み」(住宅ローンの額など)を含めて、グロスマンに手渡していた。
また、エドモンズ氏によれば、米軍の機密研究に従事する「ランド研究所」の関係者のリストも漏洩されていたという。
情報源は米国内中西部の空軍基地にもいて、機密情報をCDやDVD化して、トルコ、イスラエルに漏洩していた。エドモンズ氏によれば、ワシントンのトルコ大使館の武官がその中に「何らかの重要な情報」を発見し、デトロイトでサウジのビジネスマン2人に対して「超高額」で売り渡していた可能性が強い。
売り渡されていた機密情報には、「核」はもちろん、核兵器テクノロジー、通常兵器テクノロジー、ペンタゴンの防衛情報が含まれていたという。情報提供料は、ロス・アラモス研究所などに勤務するトルコ人若手核科学者の場合、4千ドル~5千ドルという「ピーナツ」報酬だったが、デトロイトでのサウジ・ビジネスマンとの取引では35万ドルから40万ドルの超高値がついていた。〔参考までに言えば、サウジも独自の核開発に意欲を見せているといわれている〕
こうした国家機密情報の外国情報機関への売り渡しは犯罪行為であるとエドモンズ氏は告発しているわけだが、それにしても、ネオコンらの無法・腐敗ぶりはひど過ぎる。しかし、エドモンズ氏の同誌での告発は、これでもまだ序の口に過ぎない。
たとえば、あの2001年「9・11」の4ヵ月前のこと。これはFBIのトルコ関係者への盗聴で確認されていたことだが、ファイスとパール、そしてウォルフォウィッツ(国防副長官)のネオコン3人組が、ワシントン市内で、駐米トルコ大使と会談し、イラク侵攻と、その後のイラク分割を話し合っていた。米軍がトルコ・ルートでイラク北部から進入、イラク北部をトルコに占領させ(クルド人を支配させる)計画を話し合っていた。〔トルコ・ルートでの米軍の侵攻は、トルコ議会の反対で最終的に流れた〕
この事実は、「9・11」があったから、イラクのサダムが「アルカイダを支援しているから(ついでに「大量破壊兵器を保有しているから」)、イラクに侵攻した、というブッシュ政権の「公式の筋書き」を覆すものである。「9・11」の4ヵ月前にはすでに、ブッシュ政権の少なくともネオコンたちは、「イラク侵攻」を同盟国、トルコの大使と協議していた!
さて、こうしたワシントンの政権中枢に対するトルコ情報部などの工作をFBIが察知し、マークし始めたのは、1997年初め、クリントン政権でのこと。共和党の議会関係者への盗聴などが始まったが、そこへ突如、クリントンの「セックス・スキャンダル」が「発覚」。ワシントンでの捜査活動にはブレーキがかかったが、シカゴのFBI(なぜ、シカゴが出てくるかは後述)は捜査を継続していたという。
こうした事実を告発した後、ここでようやく、「アルカイダ」関係の彼女の証言が飛び出すわけだが、FBIの傍受テープ(1997年~2001年)では「アルカイダ」の「ア」の字はないものの、常に「ムジャヒディン(イスラムの聖戦士)」とか「ビンラディンズ(複数形)」という言葉が飛び交っていたという。
「ビンラディンズ」は自家用機でアゼルバイジャンやタジキスタンにも飛び、アゼルバイジャンではトルコ大使が行動をともにしていた。
こうした「ビンラディンズ(たち)」は、「100%」グロスマンの指揮下、パキスタン、サウジの援助の下、東トルキスタンからキルギスタン、あるいはキルギスタンからアゼルバイジャン、そしてアゼルバイジャンからはその一部がチェチェン、あるいはボスニアに(ムジャヒディンたちが)送り込まれていた。
それも、「これらすべてのビンラディンズ(たち)は」、なんと「NATO軍機」に乗って、「トルコから」送り出されていたという。しかも、「片道は人々と武器を乗せ、片道には麻薬を乗せて」!
麻薬を積んだNATO軍機はベルギーまで飛び、麻薬はそこから英国と米国に軍用機で運び込まれていた。米国の麻薬の搬入先は、ニュージャージーのパターソン(空軍基地)と、シカゴ(ここで遂に、シカゴが出て来る!)だった。
麻薬はまたトルコの外交官によっても持ち込まれていたという。
エドモンズ氏は麻薬のオペレーションの主体はどこか分からないとしているが、インタビューアーのジラルディ氏はCIAではないかと見ている。
かりにCIAでないとしても、米政府機関は麻薬の密売にまで関与していた!……これは凄い証言である!
〔CIAが資金づくりで麻薬オペレーションに手を染めていることは、かねがね指摘されていたことだが、エドモンズ氏のようなFBI関係者が、宣誓証言までして内部告発した例を、私(大沼)は知らない〕
さて、エドモンズ氏の長いインタビューの終着地は、シカゴである。同氏によれば、シカゴはトルコ・マフィアの活動拠点でもあるが、もちろん、あのオバマの出身地(政治的基盤)でもある。
エドモンズ氏は、オバマが上院議員時代、他の告発者と連名でオバマに対し、調査を求める書簡を送ったが、返事はなかったそうだ。
オバマは大統領になっても、ブッシュ政権時代のエドモンズ氏に対する、国家機密緘口令は撤回されないまま、現在に至っている。
オバマの政治家としての人脈から見て、「変化は起こりそうにない。変化があるとすれば、悪い方に向くだけ」と、エドモンズ氏は悲観的な見方を示し、インタビューを結んでいる。
彼女の「悲観」に、オバマはどう応えるか?
彼女の言う「ナイーブなブロガー」に過ぎない私(大沼)としては、エドモンズ氏がここまで全面的に暴露しているのだから、オバマ政権として、無視を決め込むことはできなかろう、と、そこに一縷の望みを繋ぎたい気持ちではある。
それにしても、「アメリカ軍事帝国」の「闇」は深すぎる……。「9・11」だって、そのとんでもない巨大な黒い霧は、何ら晴らされることなく、われわれの同時代史になお重く立ち込めたままだ。
エドモンズ氏がブッシュ政権のアシュクロフト司法長官によってかけられた国家機密緘口令とは、たとえば、「9・11」4ヵ月前の時点で、FBIが「同時多発テロ」をすでに察知し、上層部に報告していた事実である。
同氏はテロ事件後、「9・11調査特別委員会」に対しても告発し、公開質問状を出してまで真相究明を求めたが、返って来たのは、「これ以上、発言したら逮捕する」との緘口令だった。
同誌のインタビュー記事が、どんな反応を引き起すか(引き起さないか)、注目される……。
⇒ http://www.amconmag.com/article/2009/nov/01/00006/
http://original.antiwar.com/giraldi/2009/09/23/listening-to-sibel-edmonds/
Posted by 大沼安史 at 03:34 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
世界的な経済紙、フィナンシャル・タイムズのコラムニスト(アジア・エディター、前東京支局長)のデイビッド・ピリング氏が、鳩山新首相の外交デビューに合わせ、電子版にコラムを書いていた。
題して「ジャパン・プードル、アメリカのリースを引っ張る」。
⇒ http://www.ft.com/cms/s/0/33c970c6-a870-11de-9242-00144feabdc0.html
日米関係が、飼い主(米国)と飼い犬(日本)の関係に譬えられて久しいが、ここまで露骨な言い方(見出しの付け方)をされたのは、初めてではなかろうか?
それもハスキー犬とか土佐犬じゃなくて、ラップトップ(膝上)ペットのプードルだなんて……。アンクル・サムのペットは、ジャパニーズ・プードル……だった!!??
国際社会では、そんなイメージが「しばしば一人歩き」していた、と! う~ん、情けないのお。(アメリカのポチ論は、あのヤクザ出身の保守政治家の自虐コメントのレベルを超えていた!)
しかし、このコラム、中身を読んでゆくと、単純な「日本=アメリカの愛犬ポチ論」(以下、「愛犬論」)でないことがわかる。
ピリング氏はつまり、「愛犬論」という固定的な見方に修正を迫っているのだ。
「犬」ではなく、「猫」!! な、な~んと、日本「愛猫論」!!
ピリング氏は厳かに、こう宣言する。
「(もち……いや)もし、日本がアメリカのペットであるなら、プードルより強い意志力を持つ猫である。行きたい場所にでかける習慣を持つ猫である」
褒められたんでしょうか?……
それでは、当のアメリカは「ハトヤマ・JAPAN」をどう見ているのか?
ピリング氏がコラムで引用している、日本通の国務次官補、カート・キャンベル氏のコメントもまた、泣かせてくれる。
「日本が自信と独立心を持つことは重要なことである」!!!
自信と独立心……うん、犬じゃなくて猫だね――どう考えても。
しかし、それにしても、犬から猫に「昇格」したところで、同じ、アメリカのペットに変わりなしじゃあねぇ~。
こんなハトヤマ政権に対し、オバマ政権は(飼い主らしく、現実的な対応策をとって)「沖縄」で「息をつく(時間的な)余裕」を与えた、なんてピリング氏は書いているが、ここはひとつ、ジャパノロジスト・ジャーナリストで目下、売り出し中の同氏に対し、「カウンター・ネコ・パ~ンチ」をお見舞いしてやろうではないか!
「沖縄で山猫スト、米軍基地縮小へ」「日本政府、米軍基地に核査察」「注文の多い料理店にブッシュ前大統領を招待(ピリングさん、この意味、わかる?)」「政府保有米国債を処分へ」……
我輩は猫である、ただのペットではない!
☆
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Posted by 大沼安史 at 06:55 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
米国のジャーナリスト、クリス・ヘッジス氏(元ニューヨーク・タイムズ記者)がネット誌、「トルース・ディッグ(真実を暴く)」に、「グローバリゼーションの破産」と題した記事を書いていた。
⇒ http://www.truthdig.com/report/item/20090921_globalization_goes_bankrupt/
切迫したトーンで書かれたものだった。
「アメリカを、棄民された人々の怒りが引き裂いている」――そんな書き出しのヘッジス氏の記事は、24、25日に、ピッツバーグで開催される「G20」に向けたもので、ウォールストリートに象徴される「グローバルな金融支配」に対する、持たざる者を犠牲した「救済」はもうゴメンだ、高額報酬規制などのゴマカシでオチャを濁すのは許さないとする、まっとうな怒りを顕わにしたものだった。
現地ピッツバーグには、イラク帰りの戦闘部隊も配備されるなど、「戒厳令」状態。デモ参加者への食糧を運ぶトラックまで、立ち入りを阻止されているという。
なぜ、これほどの厳戒態勢を敷いているか?
「権力の中枢」は、知っているからだ、とヘッジス氏は言う。自分たちがどれだけの犯罪的行為を行っているか、知っているからこそ、「G20」のお祭り騒ぎを「成功」させようとしているのだ、と。
ヘッジス氏によれば、アメリカは報道機関も大学なども今や、「道徳的に破産状態」で、支配権力に対抗する「道徳的な自立の声を生み出すスペース」をつくり出せていないという。
このまま、左翼が手を拱いていると、右翼のファシズムによる民衆の囲い込みを始めるに違いない……。
ヘッジス氏の警告には、切迫した響きが篭っているが、これはもちろん、日本にも言えることだろう。
ところで、この「ピッツバーグG20」は、鳩山新政権の「国際経済」問題におけるデビューの場でもある。あの「風邪薬で酔っ払い男」のような大臣が出席しないだけ、まだ救われるが、「タダ金垂れ流し&円キャリ」をやりまくった日本として率直に反省・謝罪し、「国際為替取引税」の創設ぐらい提案するのが、経済破綻最先進国である日本の務めではないか?
Posted by 大沼安史 at 04:55 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
小生のラジオ(仙台・東北放送)でのコメントが、リスナーによって、ユーチューブにアップされた。
このほど、TT氏からのメールでの連絡でわかった。(アップロードして下さったリスナーの方、そしてTTさん、ありがとう!)
コメントの中身は、米軍がアラスカに配備したHAARP(ハープ)という統合地球物理学兵器についてです。
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=8AMlqRsHUXI
なお、コメントの最後に、通信社電(「米中関係は世界で最も重要な二ヵ国関係である」と、オバマが発言)したことへの「アドリブ一言」と付け加えたが、オバマは実はそうは言っていないので、念のために――(つまり、通信社電の誤訳 正しくは「米中関係もまた、世界の中の重要な二ヵ国関係のひとつになった」です。これは訂正されずに、そのままになってるのじゃないかしら……)。
Posted by 大沼安史 at 08:18 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
英紙ガーディアンのスクープ報道で、オバマ大統領が国防総省(ペンタゴン)が提出した「核態勢見直し(NPR)」(原案)を、「臆病すぎる」(大幅な核削減に踏み込んでいない)として突き返し、新たなNPRを出すよう命じたそうだ。
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/sep/20/barack-obama-us-nuclear-weapons
http://www.guardian.co.uk/world/2009/sep/20/pentagon-obama-nuclear-arms/print
オバマは24日に国連安保理で議長を務める予定。本来なら、これに合わせ、「核なき世界」を目指す第一歩として、新NPRを発表したかったのではないか、と思う。
NPRの突き返しは、オバマもまた、「戦争の家=ペンタゴン」からの強力な「抵抗」に曝されていることを示唆するものだ。
ブッシュ政権の8年間で「一極軍事世界帝国」化へと突き進んだアメリカを「脱構築」する作業は、容易なことではない。
共和党はもちろん、与党である民主党もまた、防衛産業に依拠している事情があるから、簡単にターンを決めることはできない。
にもかかわらず、オバマはよくやっている。
「戦争の家」に、NPRを突き返す?……これはクリントンにも、カーターにも出来なかったことだ。
ポーランドとチェコへの「ミサイル防衛システム」配備計画の破棄にしても、オバマでなければ出来なかったことではないか。
「冷戦」がようやく、「ソ連帝国」内における非暴力運動と、米国内における「核凍結」及び「聖域運動」によって崩壊したのに、単独主義で世界覇権へ暴走して来たアメリカに、ようやく、まともなブレーキがかかり始めた、と見るべきだろう。
保守派との妥協カードとしてアフガニスタンに足を突っ込んできたオバマ政権だが、ここに来て「泥沼化=第三のベトナム化」がはっきりして来たことから、撤退の具体的な検討に入ったようだ。
オバマ自身、アフガンの現地司令官の増派要求に対し明言を避けている。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/09/21/world/asia/21prexy.html?_r=1
保守派との妥協の中で「第三の道」を探り続けて来たオバマだが、これ以上の右傾化は支持基盤に対する裏切りにつながることでもあり、オプションとはなり得ない。
おそらくオバマは、心の中で保守派に対し「ここまで譲歩したのに……」「国保でも足を引っ張られただけだ……」との思いを募らせているのではないか。
オバマよ、「戦争の家」の抵抗を打ち破り、NPRを大幅に削減して、ヒロシマに来給え!
その時は、ヒロシマにルーツを持つ、シンセキ・退役軍人長官を同行したらいい。
シンセキ氏は、ブッシュのイラク戦争開始時、あまりのずさんに抗議の声を挙げた日系アメリカ軍人の星だ。そんなシンセキ氏だからこそ、あなたは政権入りを求めたのではなかったか!
オバマよ、負けないためにも、とりあえずヒロシマに来給え!
Posted by 大沼安史 at 09:23 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
「私はダンボールの切れ端に、大きく、UNION(労働組合)と書きました。そして作業台に上に立ち上がったのです。そしてゆっくり、一回りしたのです。仲間の工員たちは紡績機を止めて、私にVサインを贈ってくれました。工場は突然、静けさに包まれたのです」
“I took a piece of cardboard and wrote the word ‘union’ on it in big letters, got up on my worktable, and slowly turned it around. The workers started cutting their machines off and giving me the victory sign. All of a sudden the plant was very quiet.”
1973年、米国南部、ノースカロライナ州の紡績工場で、労働組合を結成しようとしていた33歳の女性が突然、解雇を通告された。
3人の子どもの母親。低賃金、長時労働。綿クズを吸い込む劣悪な労働環境。
16年間も働いて来た職場から追い出されたようとした時、彼女は決然と最後の闘いに出る。
工場の作業台の上で、UNIONと書いた紙を両手で頭上高く掲げたのだ。
そう、映画『ノーマ・レイ』の、サリー・フィールド演じる、あのシーンは、現実に起きたことだった!
(ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=3qilQ_gfm3w )
「ノーマ・レイ」のモデル、クリスタル・リー・サットンさんが9月11日、68歳でお亡くなりになった。
両親も紡績工場の工員。家は貧しく、彼女も10代半ばから働きに出た。
紡績工は当時、「綿クズ」と蔑まれていたそうだ。「ワーキング・プアだったから(“Because they working poor.”)」と。
小学校6年の時、「お金で、違いがある」ことを知った、とインタビューで語っている。
紡績工場での彼女の闘いは、労働組合の結成で最終的に勝利する。UNION――団結が実現したからだ。
彼女の闘いはニューヨーク・タイムズ記者のノンフィクションで描かれ、それがもとで1979年に映画化された。(彼女の実名が使われなかったのは、法的な問題(??)があったからだそうだ)
UNION! 団結! 組合!
これは、日本のワーキング・プアが掲げるべき、閉塞突破のキーワードであろう。
それを独り、敢然と掲げてみせた、クリスタル・リー・サットンさんの死を悼む。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/09/15/us/15sutton.html?_r=1&scp=1&sq=Crystal%20Lee%20Sutton,&st=cse
http://www.crystalleesutton.com/tn_article.html
http://www.crystalleesutton.com/index.html
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Posted by 大沼安史 at 07:50 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ハリウッドの映画スター、チャーリー・シーンさんが、「9・11」の真相究明を求める、ビデオ・アピールを発表し、全世界に波紋を投げかけています。
チャーリー・シーンさんが、ビデオでアピールした相手は、大統領選の時、応援団として、チャーリーさんが一肌脱いだ、オバマ大統領。
チャーリーさんは、ビデオ・アピールだけでなく、オバマ大統領に対し、「9・11」の疑惑の数々をぶつける、「架空インタビュー・大統領との20分」との「会見記」も発表し、謎の全貌を描き出しています。
あの、2001年の「9・11」から早くも8年――。記憶は薄れがちですが、闇は深まるなかり。
チャーリー・シーンさんの今回の告発で、真相解明に向け、新たな機運が生まれるかも知れません。
いや、生まれなければなりませんね。あれだけの大事件――ふつうの刑事事件だって捜査のやり直しとか、再審というのがあるのですから……。
「ユーチューブ」に載ったビデオは
は見ていただくとして、オバマ大統領との「架空会見記」の内容を紹介することにしましょう。
「公式報告書を隅から隅まで読んだ」というオバマ大統領に対し、チャーリー・シーンさんは、「それは私も、遺族もみんな読んでいます」と言って、最初にこんな質問をぶつけます。
「ケネディ暗殺」「真珠湾攻撃」後、どれくらい経って政府の調査が始まったか、ご存知ですか?
答え:ケネディ:17日後、真珠湾:11日後
では、「9・11」は?
オバマ「遺族にとっては長い時間、待たされたってことだろうね」
CS(チャーリー・シーンのイニシャル)「長い時間でした。440日後、つまり14ヵ月後」
で、このあとは、もうあまり時間がない、ということで、CSさんのオバマ大統領に対するブリーフィングになるのですが、
いきなり出て来るのが、FBIのお尋ね者リストにビン・ラディンが載っていない、って事実。
そんなのウソと思ったCS氏、FBIに確認の電話を入れたんだそうです。そしたら、リストに載せてないのは、証拠が十分、そろってないから、との返事。
FBIの上部機関の米司法省も、刑事訴追していないというんですから、アレレですね。
このあと、CSさんが全部で「20の謎」を極簡単に説明して行くのですが、ここで紹介しておきたいのは、「WTC7」(世界貿易サンター7号館ビル)の「沈み込み自壊」ですね。
ハイジャック機が体当たりした世界貿易センタービル(WTC)の南北両タワーとまったく同じに、土台が瞬間的に消えてしまったように、沈み込みながら崩壊したんです。体当たり攻撃も受けていないのに、です。
時間はこの日の午後5時20分。
ところが、この「26分前」に、英国のBBC放送のニュース・キャスターは「WTC7」も倒壊しました、って「過去形」で言っちゃっているんだそうです。
CNNのレポーターなんか、もっと早くて、1時間10分前に「速報」している!
それから、WTCでは突っ込んだ航空機のブラックボックスも発見されているのだそうです。ニューヨークの消防士さん(マイク・ベローネさんとニコラス・ディマスさんの2人です)が発見して、FBIに通報したのですが、かん口令を敷かれて、その後、音沙汰なし。
この2人の消防士さん、3年待ったんだそうですけど、何の発表もないものですから、2004年にカミングアウトして、事実を公表してるんだそうです。
「9・11」については、すでにご存知のように、疑惑がゴマンとあり、日本の刑事さんの言わせたら、「真っ黒だね」という状況なんですが、もうひとつだけ、「新事実」(ぼくが知らなかっただけですが……)、当日朝、ホワイトハウス上空を、空軍のボーイング747型機を改造したE4=Bっていう、スパイ機が飛んでるんですね。
あれって何なんでしょう?
「会見」の締め括りは、もちろん、オバマ大統領の力強い、約束の言葉。
「私はいつも、歴史の正しいサイドに立っている。サンキュー、チャーリー。あとでまた連絡する」
真相調査、架空じゃなく、ほんとにしてほしいですね。
⇒ http://www.prisonplanet.com/twenty-minutes-with-the-president.html
Posted by 大沼安史 at 08:56 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ジェームズ・キャロル氏の「戦争の家」の下巻(後半)部分〔今秋、緑風出版から刊行〕を、今、ようやく訳し終えた。
もちろん、第一稿、これから見直しをかけねばならない。
「上巻」の作業では、大学教員の本業があって、まるで余裕のない、夢遊病状態(?)での翻訳仕事だったが、春以降の「失業」状態が幸いし、いくらか落ち着いて取り組むことができた。
夏休みなしだったこともあって、カラダの状態はよくないが、精神状態は、いい。
仙台は、早、秋の気配。
先ほど、エピローグの最後の部分を訳出中、キーボード横に、はらりと一本、光るものが落ちた。銀色の蜘蛛の糸のような白髪だった。
実りの秋。ボロなカラダを持たせて、実らせねばならないものが、まだ、いくつかある。
ああ、急に、柿が食べたくなった……。
以下は、「戦争の家」の(下巻)エピローグの最終部分の訳稿(未定稿)。
読んでいただければ、どんな内容の本なのか、お分かりいただける、と思う。
キャロル氏が「物語」の最後に「用意」した舞台は、両親(父親は空軍の中将。筋を通し、政権の上層部とぶつかって左遷人事に遭った人だ)の墓のある、アーリントン墓地。
「戦争の家=ペンタゴン」を見下ろす丘の上で、キャロル氏は、最後の最後で、読者に対し、ある呼びかけをして、長い物語を閉じている。
「戦争の家」の物語は、「平和の家」をつくる物語である。
☆ ☆ ☆
私は今、アーリントンの丘に立っている。丘に来れば、父と母の眠る場所に必ず行く。両親の墓石は「無名戦士(ザ・アンノウン)の墓」から、二、三百メートルほど斜面を下ったところにある。
墓石の面には、父の軍歴と階級が刻まれている。父が亡くなった日付も……。そう、私の父は一九九一年、湾岸戦争が始まった日に死んだのだ。
私の父は――少なくとも私にとっては、知られざる(アンノウン)兵士だった。私は父の生前、父の真実を知らなかったが、今、少しずつ分かりかけている。
今、墓の周りを見渡せば、そこには父と同世代の人々の墓石が並んでいる。皆、モスクワとの核戦争をしない道を見つけ出した人たちの墓だ。条約をつくり、それを守ろうとした人たちの墓だ。国際的な絆の網の目を大切にした人たちの墓だ。激情に流された人に平静になれと言い、押しとどめた人たちの墓だ。リベラルな人々が疑うことを許した人たちの墓だ。「冷戦」が熱核戦争に至らず、冷えたまま終わることを、「鉄のカーテン」の向こう側のパートナーと協力し、実現した人たちの墓だ。
私はそこに、称賛すべき何かを見るのである。そしてまた、あの流れが、逆に強まっていることに遺憾の意を禁じえないのだ。
私の父やその同僚たちは、宗教的な原理主義者でもなければ、政治的な原理主義者でもなかった。しかし、その後継者たちは、そのどちらでもある。
「神の家」となった「戦争の家」に警戒を怠ってはならない。
私が今、書き終えようとしているこの本は、子どもの私を父が連れて行ってくれた、「大きな家」の物語だ。幼い私は、その大きさだけが目に入った。他のものを見ることはできなかった。
私は本書を、父と母を讃え、愛するために書いた。
父は私に、あの夜、差し迫った核戦争の恐怖を伝えた。それは私に、何事かをなせ、という命令でもあった。だから、私はこの本を書いたのだ。
父親を先に葬るだけ長生きした息子なら誰でもそうであるように、私もまた私の父から、私も死ぬべき存在であるという、究極の教えを受けた。
それにしても、私たちがこの地上にある時間はなんと限られていることか? 命はあまりにも短い。
だからこそ、私は言うのだ。戦争で人殺しなんかしていないで、生きる道を見つけるんだ、と。
私は今、生きているから、この本を書いたのだ。死んだ両親以上に、これから生きて行く、私の子どもたちを愛して書いたのだ。
そして、皆さんの子どもたち、一人ひとりのために。
子どもたちの未来を、一緒に守ろうではありませんか。
☆
☆ 新刊NEWS 『NONOと頑爺のレモン革命』 ☆
大沼 安史著 定価1680円(本体1600円+税)
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Posted by 大沼安史 at 10:37 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
われらが翔んでるファーストレディー、ハトヤマ・ミユキさん、「UFOに乗って金星へお出かけ」記事が、ついにニューヨーク・タイムズ(電子版)にも登場した。
見出しが、なかなかいい。
「日本のファースレディーは金星人じゃない、金星にちょっと出かけて来ただけ!」
記事についていた写真を見て、はは~んと一人合点。
ユキオさんって、ほんと見た目、宇宙人――いや、金星人だよね。
ま、考えてみれば、われわれは皆、宇宙の中の地球って星に生きる宇宙人なわけだよね。
というと、金星人・ユキオさんの言う「友愛」って、われわれ「地球人」に対する、同じ宇宙人としての連帯ってわけか???!!!
⇒ http://thelede.blogs.nytimes.com/2009/09/03/japans-new-first-lady-not-from-venus-was-only-visiting/
Posted by 大沼安史 at 06:57 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
私が最も信頼する新聞、英紙インディペンデント(電子版)の、「最もよく見られた記事」リストを見ていて……目が点になってしまった。
堂々のトップに輝いていたのが――なんと「私はエイリアンに誘拐された! 日本のファーストレディーが告白!」
(私は「テレビを見ない主義」なので、もしかして、これってもう日本的には、知れ渡っていることかも知れないが……)もう、驚いてしまった。
そして、その記事
を、パソコンの画面に呼び出して、またまたビックリ。
ほ、ほんとうに、は、鳩山幸夫人は、そう「告白」していた!
20年前の夜、寝ているうちに宇宙人に拉致され、三角形のUFOに乗って、連れていかれたのは、なんと金星!
とても美しく、とてもグリーンなところだった(緑がいっぱい?)
――と。
自著にそう書いているのだそうだ。す、すごい!
インディペンデント紙の電子版は、世界的に閲覧されているものだから、日本のファーストレディーの激白は、いまや全世界の「常識」。「うらやましいわ、ネ~」などと、世界中の美人有閑マダムたちの格好の話題にもなっているはず……!!!
UFOで地球に帰ることはできても、覆水は盆に返らず。
発言の取り消しは最早、不可能であ~る!
う~ん、でも、たしか、幸さんの旦那様って、「宇宙人」ってニックネームの持ち主だったよね。
だったら、こう言ってごまかせばいい。
「あら、や~ね~。宇宙人って、うちのダーリン、ユキオのことよ。金星? うちの特別ベッドルームはね、『金星の間』って言うの! インテリア、グリーン、なのよ~」
でも、マジな話、私的には、こういう、ステキな&夢見る&オシャレなファーストレディーが、このクソな日本に誕生することは、いいこと。大歓迎! 日本にとってプラスの出来事、だと思う。
ミユキさん、オバマのミシェル夫人なんか、メじゃないよね!
自慢のトンデモ・ファッションで、一発、かましてやりな!
Posted by 大沼安史 at 07:06 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
仙台の地元紙、河北新報に登場しました。「総選挙インタビュー」です。
⇒ http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090820_09.htm
写真で、手に持っているのが、拙訳で出した、ジェームズ・キャロル著、『戦争の家』(緑風出版)の上巻です。
こんどの選挙に宮城1区から立候補した、郡和子さん(民主党)が、朝日新聞宮城県版(29日付)・立候補者アンケート、「感銘を受けた本」に取り上げてくれていたので、ビックリ。
下巻の翻訳作業は9月上旬に終わる予定です。
☆
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Posted by 大沼安史 at 07:30 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
スポニチによれば、与謝野財務相は25日の記者会見で、30日投開票の衆院選の情勢について「今の勢いでいくと、国会があたかも(民主党の)一党独裁になりかねない雰囲気だ」との懸念を示した――そうだ。
スポニチ ⇒ http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090825028.html
共同通信の配信を報じたと見られるが、この「懸念を示した」という(あるいは、考えを示した、とか見解を表明した、という)記事のスタイル、何とかならないものだろうか?……
「懸念を示した」???――「発言」のサブスタンスから、「距離」を置く(置くことを認める)、この新聞の官報表現、いつ聞いても(読んでも)不快感を禁じ得ないが、われらの「スポニチ」はやはり違う、自分の裁量でなんとでもつけれる「見出し」では、名誉挽回とばかりに、庶民語を使って、キッチリ決めてくれた。
ボロ負け予想に与謝野氏「民主の一党独裁になりかねない」
ボロ負け……惨敗。
政権党の閣僚が、記者会見でここまで言う……これはもう、戦いを前にシッポを巻いて逃げ出す犬のようなものだ。
「惨敗」宣言ではないか!。
これは新聞なら1面トップ、NHKなら7時のトップニュース級の「大ニュース」である。
フィナンシャル・タイムズ(FT)も、そう判断したらしく、電子版のフロントに、この与謝野発言を伝えるロイター電を載せた。(ロイター電はサンケイ新聞に依拠)
FT紙 ⇒ http://www.ft.com/cms/s/0/9586b564-9117-11de-bc99-00144feabdc0.html
いわく、与謝野氏は、
warned on Tuesday parliament risks being dominated by a single party.
まるで自分たちが、あの「自民党をぶっこわす・郵政選挙」で「一党独裁」になり、この世の最後の栄華を極めた過去を、お忘れのような口ぶりではある。
そして、
The situation is tough. The angry waves of the Democratic Party are attacking all over Tokyo.
情勢は厳しい。民主党を支持する怒りの波は、東京じゅうを襲っている。
これではまるで、自民党の失政に怒りを爆発させた国民(都民)を、ゴジラだ、モスラだ、と言っているようなものではないか?
この与謝野発言は、麻生首相の「金がねえなら結婚しないほうがいい」発言よりも、もっともっと凄い、超弩級の「失言」ではある。
Posted by 大沼安史 at 05:28 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
1968年3月16日、ベトナム・ソンミ村ミライ地区で起きた、米軍による村民虐殺事件から、41年が過ぎた。
事件でただ一人、有罪判決(終身刑)を受け、その後、減刑され、釈放されたウィリアム・カリー元米陸軍中尉(66歳、当時25歳)が、このほど、オハイオ州コロンバスで開かれた、社会奉仕団体、キワニス・クラブの集まりで、事件後、初めて、謝罪した。
地元紙の「レジャー・エンクワイアラー」が、21日に報じた。
「あの日、ミライで起きたことに良心の呵責を覚えず、一日たりとも過ごしたことはない」
“There is not a day that goes by that I do not feel remorse for what happened that day in My Lai.”
その日、米軍の機銃掃射などで殺された村民は、504人。
カリー中尉は裁判で、上官(大尉、軍事法廷で無罪)の命令だったと訴えたが、この集まりでも主張を繰り返した。
会場からの「違法な命令に従うこと自体、違法なことではないか」との質問に、カリー氏はこう答えた。
「その通りだと思います。命令を受けた時、どうして抗議しなかったのか、とお尋ねであれば、私は中尉、命令は司令官が出ていて、私はそれに従った、と答えることでしょう――私は愚かにも、従ってしまった」
カリー氏は出所したあと、結婚。いま、28歳になる長男と、アトランタで暮らしているそうだ。
この事件では、虐殺を上空から目撃した米軍ヘリのパイロットが、「止めないと、(カリー中尉らを)撃つ」と威嚇し、制止しようとした、との話も伝えられているが、この点についてカリー氏は、こう言明した。
「ヘリのパイロットは、子どもたちを(ヘリで、ほかへ)連れ出すことができないか、と聞いて来た。上官の大尉にパイロットの意向を伝えると、大尉は連れ出しても構わない、と言った」
せめて、子どもたちだけでも、救いたい、ということだったのだろうか?
しかしソンミ村ミライ地区の子どもたち(173人)は、家族とともに殺されたのである。
戦争とは、こういうクソなものなのだ。
だから、「ベ平連」の小田実氏は、吉川勇一氏は、「殺すな!」と言ったのだ。
だから、「9条」は守らなければならないのだ!
「レジャー・エンクワイアラー」紙の記事 ⇒ http://www.ledger-enquirer.com/news/story/813820.html
「ミライ事件(ソンミ村虐殺事件)」Wiki
⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%9F%E6%9D%91%E8%99%90%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「ウィリアム・カリー氏」Wiki
⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/William_Calley
◎ ◎ ◎
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Posted by 大沼安史 at 09:15 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
全米5000万人の無保険者を救済する「国保」の導入へ向け、オバマ政権が最後の踏ん張りを見せている。
いったんは「国保」オプションを放棄か?――と伝えられ、「自己責任論者+共和党+保険会社」連合軍の前に、白旗を掲げるのか、と危ぶまれていたオバマだったが、民主党内のリベラル派や労組の支援もあって、ここに来て勢いを盛り返し、「巻き返し」に出る構えも見せている。
共和党の「理解」を得ずに、民主党のみで正面突破を図れ、とする動きもあり、戦いはいよいよ正念場を迎えた。
そんなオバマ大統領は19日、「国保」創設を支持する宗教指導者の者らの前で演説、
「国保」問題は、倫理的・道徳的義務の核心にあるものだ(“a core ethical and moral obligation” )
と述べ、議論の「原点」を指し示した。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/08/20/us/politics/20obama.html?_r=1&hpw
オバマの、「政治」を取り戻す戦いは、なおも続く。
がんばれ、オバマ、負けるな、オバマ!
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Posted by 大沼安史 at 07:47 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
オバマがバカンス返上で「国民健康保険」制度の創設へ向け、奮戦している。(壁に跳ね返され、膝を屈しようとしている!)
大統領選のキャンペーンのように、タウンホール・ミーティングに出かけ、マイクを握って熱く語っている。(が、内心、負け戦かも知れない、と思っている?)
負けるな、オバマ! 立つんだ、オバマ! ロープ際から反撃せよ!
「負け戦」は、保険会社の圧力(&CM効果で)で、連邦議会の動きが止まり、共和党・保守派から「国保は社会主義」との非難の大合唱が湧き上がっているからだ。
が、オバマは役所や議会に「丸投げ」せず、大統領として、自ら「リスク」を取り、最後の戦いに打って出た!
今月11日、オバマはニューハンプシャー州のポーツマスに飛んで、タウンホール・ミーティングに臨んだ。
そこでの、オバマの訴えは激烈なものだった。
ワシントン・ポスト紙によると、オバマは1800人の参加者を前に、こう言ったそうだ。
⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/10/AR2009081002447.html?hpid=topnews
「健康保険改革の法案通過に近づくたび、特定利益団体が、持てるもの全てを動員して反撃をしかけて来る。彼らは影響力を行使している。彼らは政治的な同盟者を使い、アメリカ国民を脅かし、間違った方法に導こうとする。彼らはテレビコマーシャルを始めた。いつものやり口だ。われわれは彼らに、二度とそれをさせてはならない。今回は、させない。今は、させない」
会場の周辺には保守派が抗議に集まり、「大きな政府」に反対し、「NOバマ、死のケア」と叫ぶ。
アメリカ政治の底流には、ブッシュを二度もホワイトハイスに送り込んだ、こうした保守的潮流があるのだ。
そこに切り込んでゆくオバマ!
オバマは16日付のニューヨーク・タイムズ紙にも寄稿し、論陣を張った。
「なぜ、わたしたちにヘルスケア改革が必要か?」
⇒ http://www.nytimes.com/2009/08/16/opinion/16obama.html?_r=1
「改革を懸念する人もいるが、ほとんどの人は、何かをしなければならないと知っている。保険会社に説明責任をとらせ、アメリカ人に保健の面で安定と安心感を与えるべきであると理解している」
「これは政治の駆け引きの問題ではない。これは人々の生活、生活のあり方の問題だ」
が、17日のワシントン・ポスト(電子版 AP電)は、オバマが姿勢を後退させた、と報じている。このままでは、リベラル派を怒らせる結果に終わると――。
⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/17/AR2009081700289_pf.html
国営保険ではなく、「国保(協同)組合」を立ち上げて、民間保険会社と競合させる妥協案の模索が始まっているらしいのだ。
民主党としては、それで「勝利」を宣言して決着を図るハラ積もりづもりのようだ。
それでいいのか、オバマ!
立て、立つんだ、オバマ!
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Posted by 大沼安史 at 07:34 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
総選挙と同時に行われる、最高裁判事の国民審査で、竹内行夫判事に×をつけよう、という市民運動が広がっている。⇒ http://liveinpeace.jp/kokuminshinsa.html
社保庁長官上がりの女性判事は、政府が「ヤバイ」と感じ、「勇退」させたようだが、この竹内氏は、居座り続けている。
最高裁は、小泉政権の外務次官、自衛隊のイラク派兵を進めた外務官僚の「天下り先」に堕してしまったのか?
「9条」削除を睨んだ、政略人事だとしたら、なおさら許すわけにはいかない!
小生も、たった1個だけだが、大きく×印を書くことにしよう。
⇒ http://liveinpeace.jp/kokuminshinsa.html
最高裁の頁は ⇒ http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/takeuchi.html
Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
英紙ガーディアンに、南アフリカの平和運動家、デズモンド・ツツ氏(元南ア聖公会ケープタウン大主教)の、「スーチー女史・賛」が掲載された。
ビルマ軍政の「カンガルー裁判」の「判決」を前に、スーチー女史に対して励ましの言葉を贈り、国際社会に対して、女史釈放運動に加わるよう求めたものだ。
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/jul/30/desmond-tutu-aung-san-suu-kyi
この中で、ツツ氏は、世界(日本を含む)とビルマの現状を、簡潔にこう指摘している。
Our world is sometimes lacking wise and good leadership or, as in the case of Burma, the leadership is forbidden to lead.
私たちの世界は時折、賢き善き指導者を欠くことがある。あるいは、ビルマの場合のように、指導者(女史のこと)が指導を禁じられていることも。
そして、スーチーさんに対する酷い仕打ちを、こう批判する。
Burma's generals are crueller still. They try to use her as leverage to make her submit to their will. They refused to allow her husband to visit one last time when he was dying of cancer. She has grandchildren she has never even met. Yet her will and determination have stayed strong despite her being kept in detention for so many years.
ビルマの将軍たちはさらに残酷だ。彼らは彼女を、彼の意志に屈服せようと、梃子のように使っている。彼女の夫がガンで死のうとする時、夫の求めた入国を認めなかった。彼女は孫たちにも会えないでいる。しかし、何年もの長い間、拘禁されているにもかかわらず、彼女の意志、彼女の決意は強固にあり続けている。
スーチーさんは夫に会いに出国することもできたが、いったん出たら最後、帰国の道を閉ざされるとわかっているから、ビルマに踏みとどまった。
ツツ氏は「ミャンマー」の「将軍たち」を「犯罪者」と言い、そのようなものとして対処するよう求めている。
民主党の新政権は、ミャンマーに対する外交姿勢を見直し、軍政に対し、直ちに女史を釈放するよう申し入れるべきだ。
Posted by 大沼安史 at 06:55 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙ガーディアン(電子版)に、イギリスの母のビデオ・メッセージが掲載された。
母親のアヴリルさん(53歳)がビデオカメラに向かって呼びかけたのは、バグダッドで2年以上、行方不明になっている息子のピーターさん(35歳)。
2007年5月29日、バグダッドのイラク財務省で、コンピューターにソフトをインストール中、押し入った男たちに拘束され、連れ去られた。
ピーターさんを、拉致グループはこれまで二度、ビデオに撮影し、送りつけて来た。ピーターさんが犯人が構えるカメラに向かって話す姿を、アヴリルさんは観ている。
アヴリルさんは、ガーディアンのビデオ・カメラに向かって(ピーターさんに向かって)、言った。そこにさりげなく、あなたのビデオを観たわよ、とのメッセージを込めて。
「ピーター、誰も忘れていないよ、忘れてなんかいない。あなたが(ビデオで)なんと言おうと」
ガーディアンのビデオは、そこで場面を転換し、ピーターさんが拉致グループのカメラに向かって、「何と言ったらいいか、分からない。ぼくはシャイ(内気)だから」と言葉を濁している姿を映し出し、再び、アヴリルさんの表情を正面からとらえた。
母が最後に、涙をこらえながら、快活な口調で言った。
「早く、帰っておいでよ。そばに立ってよ、カウボーイ!」
辞書を引いたら、「カウボーイ=勇敢な男」と出ていた。
⇒ http://www.guardian.co.uk/politics/2009/jul/17/iraq-hostage-peter-moore-mother
Posted by 大沼安史 at 09:23 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
英国の高級紙、インディペンデント(電子版)に、すごい(主)見出しの記事が載っていた。
「日本人、首相の侮辱にリベンジ!」
都議選の結果をもとにした記事だが、脇(サブ)見出しもすごい。
The overweight, the homeless, the old: Taro Aso has offended them all. Now the party that has dominated Japanese politics for 40 years is paying the price
麻生太郎はメタボも、ホームレスも、高齢者も、みんなみんな怒らせた。日本の政治を40年間にわたって支配して来た自民党は、ツケを支払いつつある。
なるほどね、その通りだね。
記事には、太郎の「大口たたき(ビッグ・マウス)」なんて表現も。
「大口」とはもちろん、「ほとんど毎晩のようにレストランなどで飲み食いした」(同紙)方の「口」ではない。
Mr Aso is the latest in a string of dud leaders to test the patience of Japan's long-suffering voters.
麻生氏は、日本の長い間苦しんできた選挙民の我慢のほどをテストする、一連のトンデモ(Dud)リーダーの最新男だ。
Dud(ダッド)だって! だめな人、完全な失敗、 失敗作、不発弾(ミサイル)の意味。
日本の新聞も、このぐらい精確な表現で記事を書くべきだろう。
Posted by 大沼安史 at 01:34 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
おたくマンガ男・麻生首相が、ついに国会解散を宣言した。
「解散」の通称は、まだ(ついて)ない。
で、勝手に命名すると……
若い人なら、「オッソぉーっ(遅すぎ)解散」っていうかも知れないが、ここは常識的に「マンガ解散」ではどうか?
読み飽きた、もう見たくも、読みたくもない、世界民主主義の歴史に残る(たらいまわし、ほうりなげ、いすわりの3拍子そろった)、笑うに笑えぬ、ギネスもの「マンガ解散」!
「総選挙」にも命名すると、こちらは「戦後総決算・世直し総選挙」ということになろう。
自ら招いた「昭和20年」の破局を、「一億総懺悔」で乗りきり、「国体護持」に成功した「永(田町)・霞(ヶ関)複合体」が、ここに来て、ついに行き詰まり、地獄のエンマさまとの面会を前に、国民の最終審判を受ける総選挙、それが、「マンガ解散」による、今回の「総選挙」である。
「永・霞(ナガカ=長かぁ~、あるいはナガカス=長すぎたカス、と読む)複合体」の戦後支配下、政治・経済・社会の何もかもが劣化してしまった日本!
戦後を生きて来た「戦後世代」が「後期高齢者」を先頭に、自らの人生を重ね合わせながら、「ナガカス」どもにレッドカードの「一票」を投じる「戦後総決算・世直し総選挙」!
もしかしたら、「異常気象」に期待し、「超酷暑」下の投票率低下をあてこんだ日程設定かも知れないが、あの「昭和20年」のような、ずるずる、ネバネバ、姑息・無責任な「国体護持」は、あってはならない。
国民は耐えがたきを十二分に耐えて来たのだから……!!
Posted by 大沼安史 at 10:31 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
アフリカ・ガーナの人気レゲエ歌手、ブラッカ・ラスタさんが、オバマ賛歌、「バラク・オバマ」を歌っている。
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=L85YF0pyPH0
ニューヨーク・タイムズが、オバマの「テーマソング」だと書いていた。
⇒ http://thecaucus.blogs.nytimes.com/2009/07/12/a-theme-song-for-obamas-ghana-visit/
聴いて見たけど、う~ん、リフレーンはいいけど……!!!???
Posted by 大沼安史 at 05:55 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデントによると、テヘランで9日、若者たちによる街頭デモが行なわれた。
「緑のマスク」を着用していた。
イランの「緑の革命」は活力を失ってはいないようだ。
イランのデモ再開については、ニューヨーク・タイムズも詳しく報じている。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/07/10/world/middleeast/10iran.html?hpw
記事内にビデオの「窓」もある。
Posted by 大沼安史 at 04:20 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙ガーディアンの報道で、イランの最高宗教指導者、ハメネイ氏の息子が、民衆デモを武力弾圧した民兵組織の指揮をとっていることがわかった。
息子に暴力装置を握らせて、権力維持を図る……北朝鮮の正日・正雲父子と同じ構図だ。
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/jul/08/khamenei-son-controls-iran-militia
Posted by 大沼安史 at 01:47 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
イラン「緑の革命」は、街頭デモ武力鎮圧の後、新たな闘争戦術を模索していたが、7日から3日間のゼネストに入った。
⇒ http://online.wsj.com/article/SB124701049387008635.html
職場を、銀行を、バザールをサボタージュする。
抵抗の市民たちはモスクに集まったり、自宅に閉じこもったりしているそうだ。
ムサビ、カルビの反対派大統領候補の両氏に、ハタミ前大統領が合流、三者共同の声明を発表、政府の弾圧停止を呼びかけている。
Posted by 大沼安史 at 08:25 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ニューヨーク・タイムズによれば、イランの最も重要な聖職者グループは4日、今回の大統領選、及び、その結果に基づく新政権(アハマドジャンド政権)には「正統性がない」とする声明を発表した。
イラン「緑の革命」は、政権の血の弾圧で鎮圧されたが、ここに来て、遂に「揺れ戻し」が来た!
⇒ http://www.nytimes.com/2009/07/05/world/middleeast/05iran.html?_r=1
Posted by 大沼安史 at 09:15 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
一党独裁国家・中国が、「ネット言論統制」を強めている。インターネットを通じた「コミュニケーション」をブロック、デモクラシーの開花を懸命に防ごうとしている。
「天安門事件」20周年(6月4日)では何があったか?
記念日に向けた前段で中国当局が仕掛けたのは、若者たちに人気の「ツィッター」や「ユーチューブ」といった、国外のメディア・ソーシャル・サイトへのサクセスの遮断だった。
中国国内のブログ・サイトも「一時閉鎖」に追い込まれ、「メンテナンス中」といった表示が出るだけになった。
⇒ http://mashable.com/2009/06/04/great-firewall-china/
「天安門事件」20周年を無事(?)乗り切った中国当局が、次に放った矢は、世界的な検索エンジン、「グーグル」に対する「妨害」。
「グーグル」が「いかがわしいコンテンツ」を中国国内に蔓延させている、との非難だった。
「グーグル」は単なる検索エンジン。いかがわしいコンテンツを制作、流布しているわけではない。にもかかわらず、6月24日から、妨害行為に乗り出し、翌25日には中国外務省が、グーグルを非難するまでエスカレートした。
6月のこの時点で中国当局がムキになったのは、「天安門事件」以外に、もうひとつ、理由があったからだ。
「緑のダム」検閲ソフト義務化問題。
「緑のダム」は、中国の軍部系企業2社が開発した、「ポルノ規制ソフト」で、中国政府は7月以降、国内で販売されるパソコンに、同ソフトの搭載を義務付けたのだ。
この中国政府の動きに、国内外から「言論統制」だと批判と反発が湧き上がったのは当然だが(ユーザーの判断で、市販のフィルタリング・ソフトをインストールすればいいだけのことで、聞いたこともない中国企業のソフトを、強制的に、一斉義務化するのはおかしい)、中でも中国当局を手厳しく非難したのは、アメリカのオバマ政権。
中国当局が米系企業の「グーグル」を「妨害」したのは、そんな米中の応酬の最中のことだった。
が、この「緑のダム」ソフトの義務化は、ドタキャンになる。義務化開始の1日前、6月30日に、中国当局が「延期」と発表したのだ。
⇒ http://online.wsj.com/article/SB124636491863372821.html
この中国当局の「後退」に、喜んだのは、中国の若者たちで、ぼくらの反対運動が実を結んだ(反対のTシャツをつくったりして運動していた)と、祝勝パーティーするグループの姿も。
しかし、今回の中国当局の「延期」措置、国内外の反対世論に押されて「白旗」を掲げたか、というと、どうもそうではなさそう。
「緑のダム」ソフト自体に「欠陥」があり、義務化すれば、世界の笑いものになることに気づいたせいらしい。
英国の新聞、インディペンデントが「緑のダム」を実際にテストしてみたら、豚肉料理(ロースト・ポーク)の映像までブロックされてしまったそうだ。
豚肉を人間の肌と誤認したらしい。
映画俳優のジョニー・ディップも、漫画のキャラも、「緑のダム」の「おメガネ」に叶わないそうだから、このソフトのレベルの低さが分かる。
もちろん、中国当局は「緑のダム」を諦めたわけではない。
バージョン・アップしたものを、いずれ強制するはずだ。
そしてそう遠くない将来、うわさの「ファイア・ウォール万里の長城」を築き上げるに違いない。
対抗する動きも、もちろん出ている。
これは、イランの若者たちもどんどんダウンロード中のものだが、カナダ企業が開発した「ゴーストネット」というソフトがあって、これを使えば、どんな「防火壁」でも透過し、希望のサイトにアクセスできるそうだ。
中国のネット人口は、なんと2億5000万人。もちろん世界1だ。
中国の独裁政権と国内外のネチズン(ネット市民)との闘いが、こんご、ますます激化することだけは間違いない。
Posted by 大沼安史 at 08:42 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
パリ発のAFP電で、こんな数字が出ていた。
パリの本部を置く、FIDH(国際人権連盟)がまとめた数字で、この拘束された「2000人以上」とは、「拘束」が(場所を含め)家族かによって確認されたものだろう。
「拘束」下、どんなひどい目に遭っているか、心配だが、問題は「行方不明」の「数百人」である。
先日、90年代の終わりに当局に逮捕され、「行方不明」になったテヘラン大学の学生の「体験記」を読んだが、警察の施設ではなく、郊外の軍の施設のようなとこへ連れてゆかれて、殴る蹴るの拷問を受けたそうだ。
「神の国」の「特高」たちの無法ぶりに抗議する!
⇒ http://news.yahoo.com/s/afp/20090628/wl_afp/iranunrestrights
Posted by 大沼安史 at 05:49 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
フランスの哲学者、ベルナール・アンリ・レビィが「イラン民衆と連帯する」公開書簡を発表した。イラン系など他の10人と共同署名した書簡は、フランス政府に不正選挙結果を認めず、
①全ての政治犯、デモ参加者の即時釈放
②デモに対する弾圧の停止
③イランにおける表現の自由の尊重
――を、イラン当局に迫るよう訴えている。
書簡の中でレヴィは「世界は沈黙し続けることはできない」と述べている。
その通りだ。
書簡は仏政府宛のものだが、日本政府も、同じ「神の国」(森喜朗・元首相は断言した!)だからといって(戦前の「特高」を見習ったようなイラン当局の弾圧ぶりだからといって)、アハマドネジャドの「再選」を認めるべきではない。
公開書簡は英語版もつくられ、レヴィ自身がビデオ・カメラの前でで読み上げている。(フランス語テキストのビデオもある)
⇒ http://www.dailymotion.com/video/x9o0n8_message-to-the-young-people-of-iran_news
書簡の英語テキストは
⇒ http://www.huffingtonpost.com/bernardhenri-levy/in-solidarity-with-the-ir_b_221859.html?view=print
Posted by 大沼安史 at 09:10 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版2009年6月号に、ラミーネ・モタメド=ネジャード(Ramine Motamed-Nejad、パリ第一大学ソルボンヌ経済センター助教授)による論文、『対イラク戦争後のイラン経済』(土田修氏訳)が掲載された。
イラン経済の実態がよくわかる記事だ。
たとえば、
国営企業の民営化は少数の人々の財産を肥やしたが、大多数の労働者を失業の危険にさらし、家計をますます苦しくさせた。民営化された企業の所有者が、会社の備品をあらかじめ売り払った後に破産を申し立てたり、労働者の賃金不払いや、純然たる首切りという手段に訴えたりしたからだ。1990年代同様にインフレが再燃し、インフレ率は公式には2008年に25%(別の計算によれば50%)、2009年の最初の3カ月間に60%以上にも達した。
ことしの第一四半期だけで、60%ものインフレ率!
イラン民衆の怒りが爆発するのも当然である。
アハマジャネドが「圧勝」するわけがない。
Posted by 大沼安史 at 08:21 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデントによると、反体制運動指導者、ムサビ氏のサイトがハッカー攻撃を受け、閉鎖に追い込まれたという。
「神の国」側の「血の弾圧」は効を奏しているらしく、ムサビ氏は追い込まれている。
こうした中、体制派聖職者のカタミ師がテヘラン大学で演説、デモ参加者は「無慈悲に、死刑でもって罰せよ」と呼びかけた。
この演説はイラン全国に放映された。
Posted by 大沼安史 at 12:41 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙ガーディンが報じたところでは、テヘランでの抗議デモを見ていて撃たれて死んだネダさんについて、政府当局は、英国のBBC放送の記者(国外追放済み)が「ごろつき」を雇って殺させた「やらせ」であり、ネダさんは政府系民兵組織「バシジ」の「殉教者」であると主張している。
テヘラン市内東部のメシュキニ通りにあるネダさん一家が住む4階建てのアパートの一室が、現在、もぬけの殻。
隣人の話では、ネダさんの遺族は警察によって黒布の喪章をかけることができず、翌日になって、どこかに退去させられた、という。
隣人はネダさんの遺族に慰めの言葉をかけることもできなかかった、彼女はインチキ選挙の犠牲になった、と言っている。
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/24/neda-soltan-iran-family-forced-out
Posted by 大沼安史 at 08:11 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙タイムズによると、イラン当局は、市民から「プレスの屠殺人(Butcher of the press)」と恐れられている人物に、デモ参加者に対する取り調べをさせている。
サーイド・マルザタヴィ(Saaed Mortazavi )という悪名高き男で、2003年に、カナダ系イラン人の女性写真ジャーナリス、ザーラ・カゼミさんを逮捕し、暴行と拷問を加え、死に至らしめたそうだ。
カゼミさん(54歳)はテヘランの刑務所周辺で逮捕された。
その「死」を発表したのが、マルザタヴィで、「尋問中、脳卒中で死んだ」と言った。
⇒ http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article6570089.ece
Posted by 大沼安史 at 08:24 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
「国境なき記者団」によれば、イラン当局は、反体制派のブロッガーをすでに33人逮捕している。
逮捕されたブロッガーのリストは、以下のリンクに。
Posted by 大沼安史 at 07:11 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙ガーディアンによると、韓国でのW杯サッカー・アウェー戦で、イラン国内での民主化運動に「連帯」して、緑のアームバンドを着用、プレーを続けたイラン代表チームのメンバーのうち、4選手が「引退」したという。
Ali Karimi(31歳)さん、Mehdi Mahdavikia(32)さん、Hosein Ka'abi(24)さん、Vahid Hashemian(32)さん――の4人。
試合では他の2人の選手が、制止を振り切り、緑のバンドを身につけ、プレーしたが、この2人がどうなったか、は不明。
サッカー選手が「引退」を強いられる……プレーできなくなる、だけならまだしも、よりひどい懲罰を加えられているとしたら……(そう考えることが、可能だから、苦しい……)。
4人のうち、Karimi選手はドイツ・ブンデス・リーグの「バイエルン」で、Hashemian選手は「ボッヘム」、Mahdavikia選手は「フランクフルト」でプレーしているという。
4人はマスコミとのインタビューを禁じられている。
韓国戦でイランは1対1で引き分け、W杯本選出場はならなかった。
権力の暴力は、スポーツを利用しはするが、反逆の芽が出たら、すぐ摘み取るもの……
今回のイラン「神の国」政権の暴挙は、ヒトラーのベルリン五輪で、前回、ロス五輪で金を獲得した「バロン西=西中尉」に「落馬」を指示(?)、ドイツの選手に勝たせた(?)日本の当時の権力者の醜さに通じるものがある。
日本の「Jリーグ」は、アハマドジェネドに抗議せよ!
日本のサッカー選手たちよ、イランの仲間に「連帯」して、緑のアームバンドでプレーせよ!
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/23/iran-football-protest-ban
Posted by 大沼安史 at 07:58 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ネダさんに捧げる英語の詩がネットに載り、ニューヨーク・タイムズの紹介で、世界に広がっている。マンダナという人の詩だ。
以下は拙訳。
ネダ・アグハ・ソルタン(1982~2009年)に捧げる詩
マンダナ作
ここにいるんだ、ネダ
さえずる小鳥たちも
緑の森も
かぐわしい花も……みんな歌っている
春の訪れを歌っている
行くんじゃない ネダ……
ここにいるんだ、ネダ
一緒に通りで歌ってくれ
命、万歳
死よ、くたばれと歌ってくれ
太陽よ、輝けと
寒さよ、出て行け、と言ってくれ
行くんじゃない ネダ……
ここにいてくれ ネダ
この街を見るんだ
揺らぐ宮殿の土台を
テヘランの楓の木の梢を見るんだ
やつらはぼくらを「ゴミ」という ならば
連中の胸に穢れの息を吹き込もう
行くんじゃない ネダ
怖がるんじゃない
花火の音さ 銃弾じゃないさ
大いなる炎が産んだスパークだよ
燃えてるんだ ぼくらは
警棒と銃撃の油で、みんな 燃えている
行くんじゃない ネダ
おお、ネダ、ネダ
息をするんだ
立ち上がるんだ
檻を揺すぶれ
鉄格子を破れ
行くんじゃない ネダ
行かないで ネダ
立ち止まるんだ
雲の向こうを見れば
太陽の女神が輝き出す
君とそっくりの
行くんじゃない ネダ
おお 神様 行くんじゃない……
A Poem for Neda Agha Soltan (1982-2009)
Written by Mandana
Stay, Neda—
The twittering birds,
Green-garbed forests,
Scented blossoms… all sing
of spring’s arrival
Don’t go, Neda…
Stay, Neda—
Sing with your people in the streets
Say, Long live life!
Down with death!
Tell the sun to shine,
the cold to depart
Don’t go, Neda…
Stay, Neda—
Look at this city
At the shaken foundations of palaces,
The height of Tehran’s maple trees,
They call us “dust,” and if so
Let us sully the air for the oppressor
Don’t go, Neda
Don’t be afraid
It is the sound of fireworks, not bullets
The offspring-sparks of a great flame
We are aflame, Fueled
by baton-cracks and gunshots
We are ablaze
Don’t go Neda…
Oh Neda, Neda!
Breathe
Rise
Shatter the cage
Break through the bars
Don’t go, Neda
Don’t go, Neda—
Wait—
Look beyond the clouds
Lady sun is breaking through
She is just like you
Don’t go Neda
Oh God, don’t go…
⇒ http://cdeemer2007.blogspot.com/2009/06/poem-for-neda.html
Posted by 大沼安史 at 07:30 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
英紙インディペンデントと米紙ロサンゼルス・タイムズが電子版に、ネダさんの写真を掲載した。
微笑むネダさん。
やさしい目をした人だった。
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-neda-agha-soltan-pictures,0,5241125.photogallery
Posted by 大沼安史 at 06:18 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙ガーディアンによると、テヘランの街頭で、体制派民兵に狙撃されて死亡したネダさんは哲学を専攻する学生で、旅行会社のパートをしていたという。
彼女はケータイで話ながら歩いていて狙撃された。
ケータイは市民の抵抗の武器になっており、そのため狙われたのでは、との見方も出ている。
イラン政府当局はネダさんの遺族に対し、イスラムによる葬儀をしてはならないと命じているという。
また、ポラング・アザドという歌手はネダさんに捧げるを歌を歌い始めた。
〔警告 アザドさんの歌が流れる、以下の映像コンテンツには無残なイメージが含まれています〕
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=6ndDcQJW8a8
♪ 君は幾千もの花を育てる
君は去り、ぼくの忍耐も終わった
……
君の愛らしい顔は求めるものにあふれている
おやすみ イランの乙女
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/22/neda-soltani-death-iran
Posted by 大沼安史 at 01:16 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)に、テヘランで19歳の青年が撃たれて死亡。死体置き場に遺体を引き取りに行った遺族に対し、当局側が「銃弾代」として3000ドル相当の金額の支払いを求めた――との記事が載っていた。
死んだ息子の父親は、自分が対イラク戦争を戦った元兵士であること、そんな金はないと言うと、葬儀をテヘラン市外で行なうことを条件に、遺体の引渡しに応じたという。
Posted by 大沼安史 at 12:55 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
テヘランで取材中の英紙インディペンデントのロバート・フィスク記者が、イラン情勢が「神の国」をめぐる闘いになっている、と指摘している。
イランの現体制は、1979年のイスラム革命(ホメイニの革命)を継承するものだが、今の最高指導者のハメネイ氏が、「奇矯かつ、幻覚を見ているような」アフマディネジャド大統領の側に立ち、選挙の不正に抗議する民衆を「スパイ、傭兵」だと呼んで、弾圧を容認する方針を示したことで、「神の国」の体制そのものに対する反発のエネルギーが噴き出し始めた。
フィスク記者によれば、最高宗教指導者のハメネイ師は19日(金曜日)の説教で、「ビロード革命」に言及したという。言うまでもなく、東欧における民主化革命を指す言葉で、イラン体制派は、イランでも同じような「ビロード革命」が起きるのではないか、と危機意識を高めている。
ハメネイ師の弾圧容認は、「怒り」ではなく「恐怖」から来ている……これが中東問題の権威でもあるベテラン、フィスク記者の見方だ。
⇒ http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/fisk/robert-fisk-battle-for-the-islamic-republic-1711554.html
また、同じくインディペンデント(電子版)の別の記者の報道によれば、当局による弾圧が始まった、20日の集会・デモでは、広場に詰め掛けた3000人の市民が「ハメネイに死を!」と叫ぶ場面も見られたという
⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/protesters-cry-death-to-khamenei-1711553.html
一方、ニューヨーク・タイムズによれば、「イランのガンジー」として非暴力・抵抗運動を続けて来たムサビ氏は20日、テヘラン内部の集会で演説、「もし、私が捕まったら、ゼネ・ストで対抗するよう」呼びかけ、「私は殉教者となる用意ができている」と語った。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/06/21/world/middleeast/21iran.html?partner=rss&emc=rss
Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
私が毎日立ち寄る「アンチWARコム」(⇒ http://www.anti-war.com/)に、ホントにいい写真が載っていた。
「緑のアームバンド」をしたイラン代表サッカー・チームの写真だった。
17日、韓国で行われたWカップのアウェー戦。
イランの衛星中継されたこの試合のピッチに立った選手のうち、カリム主将以下、少なくとも8人が「緑のアームバンド」をつけていた。
「緑のアームバンド」は、ムサビ候補のシンボル・カラーだ。
韓国のフィールドから、「連帯」のあいさつを贈った、イラン・ナショナルチームの選手たち。
すごいことをしてくれたものだ。
おお、世界は変わるかも知れない……そんな希望をふくらませてくれた一枚の写真だった。
イラン・チームにも、「オーレ」だぁ~!!!
⇒ http://news.yahoo.com/s/time/20090617/wl_time/08599190521300
Posted by 大沼安史 at 08:20 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
小生の「智恵袋」でもある、畏友YO氏からのメール連絡で、シドニー大学の「反戦講座」(本ブログ既報)が急遽、キャンセルされたことがわかった。
米豪軍事訓練に抗議する「パイ投げ」なども「講座」のプログラムにあったそうだ。
理由も告げない、突然の中止だそう。
くそっ、残念!
Posted by 大沼安史 at 06:34 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
オーストラリア紙、ヘラルド・サン紙(電子版)に、シドニー大学の「平和・紛争研究センター」が、学生たちのため、「平和と活動訓練コース」を開講する、という記事を読んだ。
6週間のコース。
受講料、500豪ドルの中には、クイーンズランドでの行われる、米豪合同軍事訓練「魔よけの刀」に対する抗議行動への現地参加費も含まれているという。
学生たちは7月12日、現地の空港を「封鎖」する抗議行動に参加するが、逮捕者が出ることも予想されるという。
キャンパスから、プロテストの現場へ。
それも正規の「クラス」として?
「単位」も、つくのだろうか?
非暴力のプロテスト。
こういうのって、いいね!
⇒ http://www.news.com.au/heraldsun/story/0,21985,25603087-5005961,00.html
Posted by 大沼安史 at 07:18 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
イラクへの出征を拒否、軍事裁判にかけられ、裁判手続きの不備で処分保留を状態が続いていた日系の米陸軍、ワタダ中尉について、米司法省はこのほど再審を断念した。
ワタダ中尉はほかに2件、イラク戦争を公然と批判したことで軍事裁判にかけられる可能性が残っているが、所属する陸軍基地の判断で決まるという。
オバマ政権下、米司法省が常識的な判断をするようになった、ということか。
Posted by 大沼安史 at 07:34 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
「夢づくり(“Working on a Dream” )」米国内ツアー中のブルース・スプリングスティーンが、「金髪のジェニー」や「峠の我が家」などの作曲者として、日本でも有名なステファン・フォスター(1826~64年)の「きびしい時代はもうやってこない」を熱唱している。
ニューヨーク・タイムズで読み、ユーチューブでロス公演の模様を見た。
ロジャー・ワーグナー合唱団のCDで聴いたものとはまた違う、雄叫びのような、すさまじい歌いぶりだった。
ワーグナー合唱団のCDの解説では、1854年、フォスター、28歳の年に書かれた曲で、この年、イリノイ州では、リンカーンによる初めての奴隷制度反対演説が行われているという。
♪ 人生の喜びのなかで立ち止まり、流れた涙を数えようではないか
われら皆、貧しき人々とともに悲しみの涙をのむ時
耳に鳴り響いてやまない永遠の歌がある
おお、きびしい時代は、もう来ない
この歌は南北戦争でも敵味方を超えて、戦線の両側で歌われた歌だそう。
ビデオで観る、ブルース・スプリングスティーンの熱唱には、苛酷な現実にめげない、アメリカの民衆の負けじ魂がこもっているようだ。
♪ 我が陋屋の扉の周りを、お前は何日も付き纏い続けたが
おお、きびしい時代よ、お前はもう、来ない
* * * *
〔歌詞〕「きびしい時代はもうやってこない」 Hard Times Come Again No More
(Stephen Foster)
(注: Tis とは It is のこと)
1. Let us pause in life's pleasures and count its many tears,
While we all sup sorrow with the poor;
There's a song that will linger forever in our ears;
Oh Hard times come again no more.
Chorus:
Tis the song, the sigh of the weary,
Hard Times, hard times, come again no more
Many days you have lingered around my cabin door;
Oh hard times come again no more.
2. While we seek mirth and beauty and music light and gay,
There are frail forms fainting at the door;
Though their voices are silent, their pleading looks will say
Oh hard times come again no more.
3. There's a pale drooping maiden who toils her life away,
With a worn heart whose better days are o'er:
Though her voice would be merry, 'tis sighing all the day,
Oh hard times come again no more.
4. Tis a sigh that is wafted across the troubled wave,
Tis a wail that is heard upon the shore
Tis a dirge that is murmured around the lowly grave
Oh hard times come again no more.
⇒ http://www.nytimes.com/2009/05/23/arts/music/23springsteen.html?hp
Posted by 大沼安史 at 08:50 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
アメリカのリベラル派を代表する「プログレッシブ」誌(電子版)が、歴史家、ハワード・ジン氏の「オバマ論」を掲載した。
拷問写真の開示撤回、軍事裁判の継続など、最近、「逆コース」が目立つオバマ大統領について、「アメリカの良心」というべきジン氏が率直な評価を下し、オバマをホワイトハウスに送り込んだリベラル派として今度、オバマに対してどんなスタンスを採るべきか、語ったものだ。
この中でジン氏は、オバマはあくまでも「政治家」であり、「市民ではない」と指摘。「われわれ市民は彼に白紙委任状(白紙の小切手)を渡すのではなく、われわれ自身がヴィジョンを打ち出し、われわれの考えをオバマに告げなければならない」と述べ、オバマに政治軌道の修正を迫るため、市民運動を強化するよう呼びかけた。
ハワード・ジン氏は「初めからオバマが好きだった」と告白する一方、2006年の上院予備選で、オバマが平和主義者の候補ではなく、タカ派のリーバーマンを支援したことを指摘し、「彼は政治家である」事実を見逃してはならないと強調した。
ジン氏はさらに、オバマもまた歴代の大統領が党派を超えて陥った、「ナショナリズム」と「資本主義」の「二つの政治遺産」から逃れることができていないと語り、オバマに対して無条件に夢を託すのではなく、市民である「われわれこそが夢を抱き、まともな社会の実現を希求しなければならない」と訴えた。
大統領ではなく、民衆の政治運動がアメリカを変えた(民衆の運動で、大統領が動いた)実例としてジン氏は、リンカーンの「奴隷解放」と、ルーズベルトの「ニューディール」のふたつの例を示し、「希望の光」はそこにある、と指摘した。
ジン氏によれば、「ニューディール」政策では20万点もの芸術作品が制作され、そこで描かれた数千点もの「壁画」が今も残っているという。観劇料を格安にする政策もとられ、ふだん劇場にいけない人も演劇を楽しむことができたという。
ジン氏はさらに、オバマが「軍事的使命感の思考様式」から脱していないと批判、「イラクからの撤退」公約を思い出させ、「オキナワだけで14もの米軍基地を置いている」現状を変えさせなければならない、と述べた。
結びの言葉でジン氏は、アメリカ民衆の歴史を振り返り、「彼らはただ文句を言っているだけではなかった。彼らは働きかけ、活動し、組織し、必要なときには反乱さえした……それこそ今日、われわれがしなければならないことである」と述べ、アメリカの市民に対し決起を求めた。
Posted by 大沼安史 at 06:31 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
遂に、地球温暖化による「気象難民」(Climate refugees)が出現――パプア・ニューギニアの東、南太平洋に浮かぶカルテレット諸島の住民が、海面上昇に伴う水没の危機の現実化の中で、近くのブーゲンビリア島に「移住」を開始したそうだ。
英国のジャナーリスト、ジョージ・モンビオ氏が、「ガーディアン」紙に書いたコラムで知った。
氏は氏で、ジョン・フリーマンという人物の通報で、この事実を知ったという。
モンビオ氏が引用する「ソロモン・タイムズ」(電子版)の記事などによると、6日(5月)に、最初の5つの家族の家長が、南西80キロにあるブーゲンビリア島テインプツ地区に渡り、移住の準備を始めた。
島(環礁)の最高地点は海抜1.7メートル(1.5メートルという説も)。
春になると高潮が押し寄せて、野菜、果物を育てる農園を破壊するようになったそうだ。
島の人口は、2600人。
「全人口」が気象異変で、ふるさとを放棄し、移住を強いられるのは、史上初めて、という。
⇒ http://solomontimes.com/news.aspx?nwID=3964
http://www.guardian.co.uk/environment/georgemonbiot/2009/may/07/monbiot-climate-change-evacuation
http://en.wikipedia.org/wiki/Carteret_Islands
Posted by 大沼安史 at 08:04 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
戦時中、ポーランド東部のソビボル絶滅収容所の看守としてユダヤ人29万人の殺害に関与したとされるイワン・デムヤンユク容疑者(89歳)が11日、米国オハイオ州から、ドイツのミュンヘンに送還された。
ニューヨーク・タイムズなどが報じた。
同容疑者は「イワン雷帝」として恐れらていた人物で、23年前、いったんイスラエルで裁判にかけられ、死刑を求刑されたが、同容疑者に有利な新証拠が現れ、身柄の拘束を解かれ、米国に帰っていた。
ドイツの検察当局は、今度こそ、訴追するに足る十分な証拠が揃っていると自信を深めている。
デムヤンユク容疑者は高齢で病気を抱えており、裁判になったとしても、尋問に耐えれるかどうかは不明。
* *
「アジア戦争記録文学邦訳プロジェクト」を提案する
「イワン雷帝」に対する今回の再拘留は、ニュルンベルク裁判以来続いて来たナチス戦犯に対する追及の最終章の幕開けである。
戦後64年、89歳のナチス戦犯を、法の裁きの下に立たせようとする、ドイツという国……。
同じ「元ファシズム国家」なのに、日本とはずいぶん違うものだ。
岸信介のような「A級戦犯」が生き延び、「総理大臣」となって自ら恥じることのない国だから、その孫が調子に乗って、この国は「美しい国」だ、「従軍慰安婦は客観的な事実でない」などと抜かすのも当然である。
ニューヨーク・タイムズで「イワン雷帝」のニュースを知り、ミュンヘンの「南ドイツ新聞」のサイトに入ったら、タイムズ紙以上の、力のこもった報道ぶりだった。電子版の本記には「ビデオ」クリップまでついている。
そこまでやる……なんたる違い!
ドイツではエリ・ヴィーゼルやプリモ・レヴィら絶滅収容所経験のあるユダヤ人たちの記録文学がドイツ語訳で出版されている。
同様に、われわれ日本人が日本語訳で読まねばならない、中国、朝鮮半島などの文献で、未訳のものは、ドイツ以上に多いはずだ。
生存する当事者がほとんどいなくなった現在、日本政府としてできることは――少なくともそのひとつは、遅まきながら、中国など、侵略された側に残る、記録文学など「歴史の証言」の邦訳作業だろう。
過去を直視する「アジア戦争記録文学邦訳プロジェクト」を提案する。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/05/13/world/europe/13german.html?hp
Posted by 大沼安史 at 09:52 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (4)
英紙インディペンデントとガーディアンの死亡記事で、パリ・モンパルナスのアトリエを拠点に、「生命 Seimei」の絵を描き続けていた日本人画家、吉田堅治氏のことを初めて知った。
死亡記事で吉田氏のことを初めて知るとは……これはもうわが不明を恥じるほかない。
お亡くなりになったのは、ことし2月24日。84歳だったそうだ。
その死を遅ればせながら聞いた、インディペンデントとガーディアンの美術記者が、それぞれ長文の追悼記事を載せた。
吉田堅治氏は、なぜか日本で、個展を一度も開かなかった人だが、英国ではロンドンの「オクトーバー・ギャラリー」や大英博物館(美術館)の「個展」開催を求めるなど、評価が高かった。
追悼文を書いた記者たちは、吉田堅治氏の絵に心を動かされた人たちだ。両紙の記事を読んで分かった。
両紙の記事によれば、吉田氏は大阪・池田の生まれ。美術学校の教師見習いをしていた1943年、帝国海軍に召集され、カミカゼのパイロットとなった。
敗戦が若い画家の「生命」を救ったわけだが、恩師のフクドメ・マサル氏(平和主義者で戦時中、獄死)から「銃ととるのでなく絵筆を持て」と教えられたことを忘れず、戦後一貫して、「生命」の尊さを描き続けて来た。
パリに出たのは、1964年。恩師と同窓生の生命を奪った「東・西」二つの伝統の敵対を超える、和解による融合を、絵画的に表現しようとして、モンパルナスのアトリエで仕事を始めた。
作品には、全て「生命 Seimei」と名づけた。エジプトやメキシコなどに足をのばすなど、世界の舞台に絵を描き続けたが、描くテーマは、ひとつ――「生命 Seimei」だった。
日本の画壇、美術ジャーナリズムからは無視されたが、1993年には大英博物館の求めで個展を開いた。皮肉にも、同博物館の「日本ギャラリー」のオープン記念だった。
2007年には「オクトーバー・ギャラリー」で、「Inochi To Heiwa」というタイトルの個展を開いた。
その展示作品を、下記の同ギャラリーの「サイト」で見て、
「見る者を、敬虔な沈黙、あるいは涙に誘う」
と書いた、ガーディアン紙記者の批評を納得できる気がした。
神戸とパリを行ったり来たりして仕事をしている、画家の松野真理さんのブログに、亡くなる少し前の、吉田堅治氏の写真が載っていた。
「パリの孤独」に耐え、絵筆一筋に生きて来た人の、生涯を終える直前の、食卓でのスナップ写真だった。
「生命 Seimei(あるいはInochi)」を描き続け、遂には「平和 Heiwa」〈に(To)〉繋ぎ切った吉田堅治氏の画業は、日本でも広く、知られるべきであろう。
http://www.guardian.co.uk/world/2009/mar/16/kenji-yoshida-obituary
〈松野真理さんのブログ〉 http://d.hatena.ne.jp/marimatsuno/20090119
〈ロンドンのオクトーバー・ギャラリー〉 http://www.octobergallery.co.uk/artists/yoshida/index.shtml
Posted by 大沼安史 at 09:26 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
世界的な流行が懸念される「豚インフルエンザ」が1976年2月、米国ニュージャージー州の米陸軍基地、フォート・ディックスで発生、兵士12人が感染し、1人が死亡していたことを、米紙ニューヨーク・タイムズ紙が2005年10月に報じていたことが分かった。
これを受け、フォード大統領(当時)は米国民に対するワクチン投与を決定、投与が開始されたが、投与された500人が麻痺症状を起こし、30人以上が死亡する事態となった。
この事実より、今回の「豚インフルエンザ」ウイルスもまた、米軍の生物兵器起源のものとの疑いが出て来るが、テキサス州ダラス郡の医療責任者は記者会見で、「実験室でつくられたもの」と言明した。
一方、英紙インディペンデントが27日に報じたところによると、メキシコを訪問したアメリカのオバマ大統領は17日、メキシコ・シティーの博物館を視察したが、このとき、館内を案内した考古学者のソリス博士が、翌18日、「風邪のような症状」で急死していたことが明らかになった。
直接の死因は肺炎、「豚インフル」に感染したものではない、とメキシコ政府は言っている。
ホワイトハウスは、メキシコで接触した考古学者が風邪のような症状で死亡した事実をオバマ大統領に告知。健康チェックを行なったが、感染は免れた、としている。
CIA拷問、核、キューバとの関係改善……オバマに対する「豚インフル」テロではなかったことを祈る……。
⇒ http://www.nytimes.com/2005/10/23/weekinreview/23pollack.html?_r=1
http://www.independent.co.uk/news/world/americas/obamas-host-dies-from-flulike-symptoms-1674743.html
Posted by 大沼安史 at 09:50 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
フィナンシャル・タイムズ紙によると、中国政府は金の買い増しを続けた結果、1054トンを保有するまでになった。これは2003年の600トンから4割もの増加で、現在、世界第5位の金保有国だという。
「ドル離れ」を進める中国は、昨年、南アフリカを抜いて、世界1の産金国となったそうだ。
アメリカのクズ国債、ボロ債券を抱え込むだけの日本との何たる違いか?
Posted by 大沼安史 at 05:15 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
イラク報道の第一人者、英紙インディペンデントのバグダッド特派員、パトリック・コバーン記者が、英国の最も権威ある報道大賞の、2009年「オーウェル賞」を受賞した。
授賞理由はコバーン記者について、「現場から報道することが、よきジャーナリズムの礎石であることを、あらためて思い知らせてくれた」と、高く評価している。
〔大沼・註〕コバーン記者の著書、『イラク占領-戦争と占領』(緑風出版)を訳出させていただいたものとして、非常に嬉しいことである。
コバーン記者くらい、ブッシュ政権のプロパガンダに抗し、「イラク戦争」の真実を告げた西側ジャーナリストを、私はほかに知らない。
⇒ http://www.independent.co.uk/news/media/press/cockburn-wins-top-journalism-award-1673482.html
Posted by 大沼安史 at 05:10 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
米国の公益ネット・ジャナーリズム、「プロパブリカ」が報じたところによると、CIAによって拉致・拘束された、アルカイダのメンバーとされる35人が「消息不明」のままだ。
「プロパブリカ」が行方不明者のリストを公表、CIA側に確認を求めているが、回答は返っていない。
拷問問題が明るみに出たあと、ブッシュ政権の無法ぶりがまたも表面化した。
それにしても、ブッシュ政権はなぜ、拘束したアルカイダ関係者を「闇」の中に置こうとしたのか?
それは何のための「口封じ」??
⇒ http://www.propublica.org/article/dozens-of-prisoners-held-by-cia-still-missing-fates-unknown-422
http://www.propublica.org/article/list-of-likely-cia-prisoners-who-are-still-missing-422
Posted by 大沼安史 at 06:48 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ワシントン・ポスト紙は、オバマ大統領が閣僚に対して、「90日以内に1億ドルをカットせよ」と厳命、予算の無駄遣い退治に乗り出した。コレ、ホント。
日本の新聞各紙によると、日本の麻生首相は閣僚に対し、「90日以内に100億円、カットせよ」と指示した……というのはウソ。
天下り先の整理すれば、こんなの簡単にできるはずなのにね。
⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/04/20/AR2009042000641.html?hpid=topnews
Posted by 大沼安史 at 08:50 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
ニューヨーク。タイムズによると、CIAがアルカイダ容疑者2人に対し、ウォーターボーディングという水責めの拷問を計266回も加えていたことが明るみに出た。
2005年の米司法省のメモによれば、CIAはそのうちの1人に対し、同年8月の1ヵ月間だけで、なんと83回も「波乗り」を繰り返していたという。
CIAはまた、別の容疑者に対し、2003年の3月1ヵ月間だけで、実に183回も水責め拷問を加えていた。
つまり、1日に6回も。
ブッシュのアメリカの無法ぶりが明るみ出た。
⇒ http://www.nytimes.com/2009/04/20/world/20detain.html?partner=rss&emc=rss
Posted by 大沼安史 at 04:13 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
フランス政界の「ラカイユ」(屑)、サルコジが15日、国会議員との昼食会で行った、オバマ大統領に対する愚弄発言が波紋を呼んでいる。
仏紙リベラシオンの16日の暴露報道で明るみに出た。
サルコジはオバマ大統領を「繊細なエスプリの持ち主、とても知性的でとてもカリスマ的だ」と、いったんは持ち上げたあと、「就任して2ヵ月。大臣の経験もない。いろんな点で自分の考え(ポジシオン)を持っていない」と指摘(まあ、ここまでは許せるとして……)、さらに「俺はね、あいつに言ったんだよ。お前さん、CO2で俺たちしていること、理解してないな、俺はそう信じている」って言い放った。
サルコジ直言居士?(一応、韻を踏んでます!)
この発言、一見、的を衝いたもののようにもとれるが、昼食会の席でサルコジは、ほかにもドイツのメルケル首相を「俺の路線についてくるしかなかった」女と言うなど、「ナニサマ」発言を連発していたから、この「オバマ評」も、そうした流れの一環とみるのが自然だ。
仏誌レクスプレス(16日付け)によれば、サルコジは「俺が言ったんで、オバマのやつ、6月6日のノルマンディー上陸記念日に来るって約束したんだぜ。俺はね、オバマに英仏海峡の上を歩いて渡りな、って言うつもりさ。やっこさん、俺の言うこと聞いて、〔キリストのような救世主気取りで……〕歩こうとするぜ」と、オバマのことをバカにしたそうだ。
ブッシュ(マケイン)の引きで大統領になった、フランス社会の屑が何を言うか!
⇒ http://www.liberation.fr/politiques/0101562718-sarkozy-et-les-glands-de-ce-monde
Posted by 大沼安史 at 07:59 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
英紙タイムズが18日、報じたところによると、イスラエル軍はイラン核施設に対する攻撃態勢を整えた、そうだ。
「イスラエル、イラン攻撃か?」は、タイムズ紙の「十八番」。
イスラエルが強硬姿勢を見せた時は、舞台裏で何かが起きている時。
中東和平、一大ブレークスルーの前兆か?……
⇒ http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/middle_east/article6115903.ece
Posted by 大沼安史 at 05:05 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
カリブの島国トリニダード・トバゴの首都ポートオブスペインで開かれていた米州サミットで18日、アメリカのオバマ大統領が、ベネズエラのチャベス大統領と通算3度目の握手を交わしたそうだ。
チャベス大統領はオバマ氏について、「前任者と違って知性がある」と語ったという。
オバマ大統領はまた、レーガン政権によって政権を座を追われて、2007年に復帰したニカラグアのオルテガ大統領とも握手を交わした。
サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)を率い、1979年、「歌う革命」に成功、「コントラ事件」など米国主導の「反革命」で追われ、2年前、返り咲いたオルテガ氏が、合衆国の大統領と「握手」とは……。
時代の風向きは大きく変わった。
⇒ http://wire.antiwar.com/2009/04/18/obama-extends-hands-to-chavez-ortega-at-summit-2/
Posted by 大沼安史 at 04:52 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
復帰初日の朝は小雨だった。傘をさして歩き出したが、ぽつりぽつりと来るだけの4月の春雨。濡れて行こうと、傘を閉じ、一番町一丁目の「本の森」まで歩き通した。
東京の大学を「勇退」して仙台に帰郷、専任(?)ボランティアとして、復社を果した。これまでも時々、東京から戻って手伝いをしていたが、今日からは完全復帰。大内代表の下で、電話番等、「本の森」のお手伝いをさせていただく。
昔、「本の森」創立の頃――そう、かれこれ12年前に――、使っていた机に座って、仕事始め。
創業の頃を思い出し、懐かしさが募る。
仙台生まれの私にとって「本の森」は、第二のふるさとである。
横浜のアパートを引き払い、仙台へ向かう新幹線の中で、私は隣の席の若者に聞こえないように、小さく、「小池さん、帰るからね」と、何度か口の中で呟いた。
小池さん――小池平和(ひらかず)氏は、岩手・一関在住の元毎日新聞記者。出版活動を通じた郷土文化づくりに第二の人生を賭けた、「本の森」創立の同志であり、初代の代表だった人。「本の森」の育ての親で、小池さんなしに「本の森」はあり得なかった。
家族の事情で「中途退社」し、東京あたりで大学教員を始めた私の分まで仕事をかぶり、激務を続ける中、体をこわして亡くなった。
今なお、申し訳なさで胸が疼く。
恩返しは、「本の森」でのお手伝いでするほかはない、と痛切に思う。
大内代表の好意で、完全ボランティアながら、「編集長」という肩書きをいただいた。1997年2月の創業当時の立場への完全復帰である。
有志で始め、有志で続けて来たソーシャル・ビジネスとしての「本の森」。
私もまた、小池平和さんの志を継ぐ一人として、一番町一丁目のこの「本の森」の事務所で、人に役立つ仕事を続けたいと思う。
学生の頃、片平のキャンパスに通った、古本屋が並び、銭湯もある界隈で毎日を過ごし、日々、人生のグラン・スワール(大いなる夕べ)を迎えることができる幸せは、私にとって、金銭には替えられない、大いなる喜びである。
帰郷・帰社の弁の最後に、もう一度、こう言って、誓いの言葉としよう。
「小池さん、帰って来たからね」
Posted by 大沼安史 at 08:26 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデントが15日、AP、及びロイター電で伝えたところによると、ガザにある国連の高等難民弁務官事務所が、イスラエル軍の白リン弾によると見られる攻撃で炎上した。
「白リン弾、3発による攻撃」と非難したのは、国連の現地スポークスマン。
同紙によれば、国連事務所は無傷だとする近隣の人の証言もあるという。
〔大沼 注〕 国連の事務所まで攻撃するとは……早速、筆者は15日午後9時過ぎ、日本の「国連広報センター」のHPにアクセスしてみた。
すると、ニュースは前日の「14日付け」。
ま、「新年会」で「今日はもういい、飲みの行こうぜ」ということかも知れないが、お粗末に過ぎる。
国連「広報」センターなのではないですか? あなた方は?
日本国民の税金も入っているのでしょうが?
だったら、ガザ問題についても、しっかり「広報」する責任はあると思いますが、いかがですか?
幸田シャーミンさん、この点について、あなたはどうお思いですか?
Posted by 大沼安史 at 09:08 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
AFP通信が報じたところによると、ガザに侵攻したイスラエル軍が「DIME」と言われる新兵器を使用している疑いが浮上した。
ガザ地区で救急医療活動を続けていたノルウェーの医師2人が告発した。
告発によると、「DIME」(濃縮慣性金属爆弾)は新世代の小型爆弾で、爆発すると半径5~10メートル以内にいる人体に対し、強烈な「パワー」を及ぼし、粉砕・殺害する。
普通の爆弾の場合、「破片」が飛び散るが、医師らが治療にあたった負傷者は、「破片」の直撃を受けることなしに、からだを引き裂かれた。
タングステンの金属粉末を爆発させる新兵器ではないか、との説もある。
「白リン弾」に続く、「新兵器」の登場……イスラエル軍よ、攻撃を中止し、即時撤退せよ!!
⇒ http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5jLfdWctpr2BuBzTdSi3oks4THJxg
http://www.strategypage.com/htmw/htairw/articles/20090114.aspx
Posted by 大沼安史 at 10:42 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデント(電子版)が1月9日、報じたところによると、イスラエル軍が侵攻したガザ地区の瓦礫の中から、母親(複数形)の遺体のそばで4日間、飲まず食わずでいた、幼い子どもたち4人が救急隊員によって救出された。
4人は立っていれないほど弱っていたという。
爆撃された、同じ民家の瓦礫の下からは、成人の男性生存者1人も、12人の遺体とともに発見・収容された。
殺された母親のそばで生き抜いた幼い子どもたち。
母親の必死の願いが通じたのか……。
Posted by 大沼安史 at 04:05 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
グローバル・リサーチのミッチェル・チョスドフスキー教授(オタワ大学)が、イスラエルのガザ侵攻は沖合に眠る天然ガス資源の確保が狙いとの見方を示している。
教授によれば、ガザ沖の海底天然ガス資源(埋蔵量=1兆4000億立方フィート)は2000年に発見された。法的にはパレスチナ自治政府の権益だが、アラファトの死、ファタ派の凋落などで、イスラエルが「事実上」、支配下においており、採掘権の60%を持つ「英国ガス」はハマスを素通りし、テルアビブ(イスラエル政府)と交渉を進めているという。
イスラエル政府は2007年時点で、パレスチナ自治政府を通じ、ガザ沖天然ガスを購入する方針を承認したが、その後、「英国ガス」との間で結んだ合意で、天然ガスのパイプラインをイスラエル領のアシュケロンまで繋ぐことを決めるなど、自らの権益とする動きを強めて来た、という。
中東問題の地政学分析を得意とするチョスドフスキー教授の指摘だけに、説得力ある見方だが、それが実際にそうだとしたら、イスラエルとしては「ガザ併合」まで進まざるを得ない。
が、「ガザの領土化」をイスラエルが単独で推し進めることは、国際世論もあり、難しいところ。
となると、イスラエルとしては軍事占領を続ける一方、「平和維持部隊」を呼び込んで駐留させることで、ガザを「準国土化」し、オフショアの天然ガス権益を確保する――といった線を考えている……と見るのが妥当なところか?!
教授の言うとおり、「ガザ戦争」は、イラクの石油の確保に動いたアメリカにならったイスラエルの「資源戦争」……かも知れない。
イスラエルが今回の侵攻作戦につけた作戦名、「キャスト・リード(Cast Lead)作戦」とは、「水深を測る」である。
Posted by 大沼安史 at 11:55 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
ニューヨークの「消防署スタジオ」から全世界へ発信を続ける、「デモクラシーNOW」の女性キャスター、エイミー・グッドマン氏が、ネット誌の「トルース・ディグ」で、イスラエル発の「反戦の声」を報じた。
一般のマスコミでブラックアウトされて来たイスラエル国内の反戦の動きの一端が、彼女の取材で、その姿を現した。
グッドマン氏によれば、先週末、テルアビブで1万人規模の平和デモが行われた。
デモにはイスラエルのベテラン平和運動家、ウリ・アヴネリさんも参加、イスラエル軍のガザ侵攻を「犯罪戦争」と非難した。
アヴェナリーさんは今回の軍事行動を、二月に行われる選挙の票稼ぎのためのものだと指摘、国防軍の兵士を使うな、と厳しく批判した。
イスラエルの有力紙、「ハーレツ」のギデオン・レヴィ記者もグッドマン氏に対して、「(イスラエル軍の空爆で)今日、5人姉妹が(死亡し)葬られた。聞いたこともないことだ。こんなこと、続けられるわけがない」と語った。
右派リクードのネタニヤフ党首はガザ侵攻を支持するタカ派のトップだが、甥のジョナサン・ベン・アルツィさんは1年半、刑務所暮らしを強いられた良心的兵役拒否者で、現在、米国のブラウン大学に留学中。
ジョナサンさんはグッドマン氏に、「イスラエル政府に、はっきり、やめろと言うべきだ」と、米国の介入を求めた。
イスラエルでは、平和団体の「グシュ・シャローム」がハーレツ紙に反戦意見広告を掲載。ハイファの裁判所が、政府が拘束した反戦活動家を釈放する命令を出すなど、ガザ侵攻に対するプロテストの動きが出ている。
⇒ http://www.truthdig.com/report/item/20090106_israeli_voices_for_peace/
Posted by 大沼安史 at 10:40 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
イスラエル紙、「ハーレツ」(電子版、1月5日付)によると、イスラエル軍攻撃下のガザ地区で4日午前、自宅の屋根の上で火を起こし、煮炊きしていた10歳と11歳の少年2人をイスラエル軍のミサイルが襲い、10歳の子が死亡、11歳の子が重傷を負った。
ガザを取材中の同紙記者、アミラス・ハス氏への電話による通報だが、確認しようがない状況だ。
ハス記者はこう書いている。
「戦車が砲弾を吐き散らし、ヘリコプターが雨あられのように射撃し、戦闘機が地響きを巻き起こしている。そんな中でも人びとは、火を起して煮炊きすることがハマスの軍事部門に加わることと同じくらい危険なことだと、なかなか理解できずにいる」
ガザ東部では3日夜、80歳代の老女2人と14歳、10歳の少年、さらには13歳の少女が砲弾あるいはミサイルの犠牲になり、負傷した。
5人はその後、20時間経っても、手当てを受けることなく、血を流し続け、放置されていたという。
ガザに盲ること、なかれ!
Posted by 大沼安史 at 10:21 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
イスラエル軍がガザに地上侵攻した。作戦名、「キャスト・リード」。地中海に沿ったガザ地区に対する制圧作戦とはいえ、「水深を測る」とは、何のもの言いぞ。
停戦違反のロケット攻撃をしたハマスに対する「報復」――そんな「国際世論」が形成されつつある中、カナダ・オタワ大学のミッチェル・チョスドフスキー教授(グローバル・リサーチ研究所を主宰)が異論を投げかけている。
チョスドクスキー教授によれば、イスラエルの「キャスト・リード」作戦は、突発的なものでもなんでもなく、時間をかけ、入念に計画されたものだそうだ。
チョスドフスキー教授が引用する、イスラエル紙、「ハーレツ」の軍事専門記者、バラク・ラヴィッド氏の報道によれば、イスラエルはなんと「6ヵ月前」の時点で、作戦の準備に取り掛かったていたという。
同教授はまた、昨年(2008年)11月4日、米大統領選当日のどさくさに紛れて、イスラエル軍がガザを空爆、ハマス側を挑発していたとの、「ワーカーズ・アクション」記者、シャムス・クック氏の指摘も紹介している。
これに対してハマスはイスラエルに対して手製のロケット弾で報復。
こうした既定事実をつくったあと、12月8日、テレアビブで、米国のジョン・ネグロポンテ国防次官がモサドを含むイスラエル当局者と最終協議し、クリスマスの2日後に「作戦」の前段、空爆が開始された――という経過を辿った。これが、ことの真相だそうだ。
この、「作戦」計画づくりが「半年前」に始まり、「侵攻」を地ならしする「空爆」が「米大統領選当日」に行われたと意味をどう解すべきか?
オバマ氏との関連でいえば、「半年前」はオバマが「イラク撤退」を掲げて大統領選を優位に戦い出した時期で、「大統領選当日」とはむろん、オバマが圧勝を果たした時である。
その点に着目すれば、今回のイスラエル軍の「ガザ侵攻」には、オバマ新政権の手足を縛り、身動きを取れなくする狙いが込められている、と見るのが自然だ。
イラクでは密かに米軍の増強が続いており、イスラエルと手を握る米国の軍事エスタブリッシュメントは、オバマに冷や水を浴びせかけようとしている。
アラブ世界が動くに動けない情勢を見越し、中東「泥沼化」戦略で「現状のティラニー」を維持しようと、侵攻に踏み切った、米軍部&イスラエル。
20日に新大統領に就任するオバマの対応が注目される。
(注) 「キャスト・リード」の意味、間違っていたので、上記原稿、一部を訂正しています。
Posted by 大沼安史 at 09:24 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
英紙インディペンデントに、アメリカのラッパー、Jay-Z氏による、以下のような名文句が紹介されていた。
"Rosa Parks sat so that Martin could walk. Martin walked so Obama could run. Obama is running so we all could fly."
ローザ・パークスが(米国南部・モンゴメリーのバスの白人優先席に)座ったから、マーチン(ルサー・キング師)はマーチ(行進)することができた。マーチンが行進したから、オバマは(大統領選に)走ることができた、オバマが今、走っている。オレたちみんな飛べるかもしれないぜ。
座って⇒歩いて⇒走って⇒みんなで飛ぶ……アメリカのデモクラシーの進化の方向を指す「動詞」の連続である。
翻って、われらが「日本」はどうだろう?
「(昭和の妖怪)岸信介が(居)座ったから、(孫の)安部晋三がハイハイできた。安部晋三がハイハイしたから、麻生がナイナイできた。麻生が今、(何も出来)ナイナイしている。オレたちみんなお陀仏になるかもしれないぜ。
逆コース国家=日本!
(座って⇒這って⇒おしゃぶりを咥えて⇒みんな、お陀仏) マイナス方向への「動詞」の連続!
ことしこそ、さらば、「妖怪国家」!、と言える年にしよう。
新年をまさしく「新しい年」にするために!
「ものごとの、なんのことはない裏側」(ロートレアモン)を、机の上のパソコンから覗き見る本ブログ、「机の上の空」!
あけまして、おめでとう! 「新年」こそ、よろしく!!!
⇒ http://www.independent.co.uk/news/people/news/the-best-quotes-of-2008-1217875.html?action=Popup
Posted by 大沼安史 at 02:43 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
故郷ハワイで静養中のオバマ次期大統領が、地元のゴルフ場で食べた「ハワイアン・グルメ」に、全世界の注目が集まっている。
Spam Musubi(スパム・むすび)――訳して「ハムにぎり」。日系移民が生み出した、和風グルメだ。
「むすび」と言っても、オニギリではない。(別名、Spam Sushiとも)
お寿司の「にぎり」の仲間だ。
「玉(卵焼き)のにぎり」を想像していただきたい。あの卵の部分に、缶詰の肉(ハム)=スパムの厚切りが乗っていて、それを海苔のテープでぐるり、ひと巻き。
そう、まさに「ハムにぎり」。
このつくり方がYouTubeで流れるなど、いまや大人気の和風ハワイアン・新グルメだが、おむすびやさん、おすし屋さん(特に小生、お好みの回転系)、ハンバーガー屋さんなど、本邦における「里帰り(?)デビュー」の日が待ち望まれている。
⇒ http://www.huffingtonpost.com/2008/12/22/spam-musubi-obamas-hawaii_n_152854.html
△△△ 本の森 出版NEWS △△△
☆ わかる「裁判員制度」 ~その概要と実際~
氏家 和男著
定価1890円(本体1800円+税)
http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/4097.html
前・日弁連副会長の著者が、さまざまな疑問や質問を想定し て、150問以上にわたって丁寧に解説。裁判員裁判の事例や最新の法令・政令も収録。一般市民ばかりでなく、企業の担当者や自営業者も使える内容。
☆ 緑の日の丸
大沼 安史著
定価1680円(本体1600円+税)
http://homepage2.nifty.com/forest-g/book/891.html
「大分教育汚職事件」を「予言」! 君が代、日の丸問題、不登校、いじめなど、教育界が抱える様々な問題をテーマに、制度疲労で壊れかかった日本に再び「緑」をよみがえらせるには何が必要か。明日を担う若い命を育てるには何をすれば良いかを、小説形式で提言。
杜の都・仙台の「本の森」は、郷土史家、教師、元新聞記者らが地域の文化運動として立ち上げた市民出版社です。本にしたい原稿募集中!
⇒ http://homepage2.nifty.com/forest-g/index.html
Posted by 大沼安史 at 09:03 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (1)
小生が翻訳作業を続けていた、ジェームズ・キャロル氏の『戦争の家』(仮題)の原著前半部分が、近く「上巻」として発刊されることになりました。版元は緑風出版です。 その「訳者まえがき」(未定稿)を掲載し、内容を紹介したいと思います。
◇
戦争の家 アメリカ帝国 権力の爆心
訳者 まえがき
米国の著名な作家・新聞コラムニスト、ジェームズ・キャロル( James Carroll )氏によって書かれた本書、『戦争の家』(原著、House of War, Houghton Mifflin社刊、二〇〇六年)は、その名の通り「戦争の家=ペンタゴン」を軸とした、「アメリカの権力」の全体像を描ききる、壮大な「同時代」の物語である。
「ペンタゴン=五角形」とは言うまでもなく、米国の首都、ワシントンの川向こう、バージニアに建つ、五角形の巨大な「国防総省」のことだ。
今、「同時代」の物語と書いたが、これは米国(だけ)の現代史を意味しない。日本を含む、世界の、「戦争の家」をめぐる「同時代」史である。また、ここで言う「物語」も、フィクションのことではない。ノンフィクションである。大河物語のようなノンフィクション。
原著は二〇〇七年の「ガルブレイス賞」に輝いた。高名な経済学者を記念したこの賞は、アメリカ・ペンクラブが二年ごと、最優秀ノンフィクション作品に対し授与している権威ある賞である。
本書が綴る「同時代」の時間的な範囲は、「第二次世界大戦」から「イラク戦争」の現在まで。つまり本書、現在から見詰めなおした「現代史」、六〇年の物語である。
そこには「冷戦」を含め、常に「戦争」があり、その中核にはいつも「戦争の家」があった。その「家」を核とする「アメリカの権力」があった。それこそが、この六〇年のわれわれの同時代史を貫く中心線である。その線分上のさまざまポイントで、さまざまな悲劇がつくられて来た。
本書、『戦争の家』上巻は、原著の前半部分である。本来は、邦訳作業を全て終えた時点で、上下二巻、同時刊行の形をとるのが理想だが、二〇〇八年になってイラク・アフガン戦争がいよいよ行き詰まり、秋にはウォールストリート発の金融・経済危機が世界を覆い尽くすなど、「アメリカ帝国」の没落が一挙に明らかになったことから、訳出済みの原著前半部分を急遽、邦訳の上巻として先行出版することにした。
ブッシュ政権下において最悪なものと化した「アメリカの権力」――史上空前の規模へと巨大化したその実態に迫るうえで、本書の提示する、「戦争の家=ペンタゴン」を軸とした史的・構造的なパースペクティブは、(日本のわれわれにとっても)きわめて有効な理解の道具となり得る……そんな願いを込めた先行出版である。
原著の副題は、直訳すると、「ペンタゴンとアメリカの権力の破滅的な勃興(The Pentagon and the Disastrous Rise of American Power )」になる。
世界は今、まさにその「アメリカ権力の破滅的な勃興物語」の「最終章」を迎えているような気がしてならない。
訳者(大沼)の私が今、そうした理解に立ち得ているのも、著者であるジェームズ・キャロル(James Carroll)氏が精魂傾け、精緻に綴った「戦争の家」の物語を、読者の一人として一通り辿り終えたからである。
私は戦後生まれの「七〇年世代」。学生の頃、ベトナム反戦デモにも加わり、就職して新聞記者となってから、特派員として「湾岸戦争」を追うなど、それなりに国際問題に対する関心を持続して来たつもりでいたが、そこで得た知識がどれだけ断片的なもので表層的なものだったか、本書を読んで痛切に思い知らされた。
「戦史」も「現代史」も、「外交史」も「軍縮史」も、それなりに目を通していたつもりが、本当のところ、実は「何も知らなかった」ことに気付かされ、愕然とした。
ここでいう「何も知らなかった」とは、個々の(しかし、それも限定的ものだが)知識は「知っていても」(知ったつもりになっていても)、その深い連関を知らず、実は何の全体像を持ち得えいなかった(知らなかった)ということである。
とりあえず、ひとつだけ告白するとすれば、それは、われわれのヒロシマ、ナガサキである。わかったつもりでいた、「私のヒロシマ、ナガサキ」である。
トルーマンはなぜ日本の都市(民間人)に対して、原爆攻撃を敢行したのか? そもそも「原爆」とは何なのか?
私は何もわかっていなかったのだ。その現場の恐ろしさも、その悲劇の世界史的な意味も。私はキャロル氏の記述を読んで、たとえそれが入り口の理解であるにせよ、初めてわかった気がした。
キャロル氏は、原爆攻撃に反対する「シラードの嘆願書」がトルーマンの元へ事前に届かずに終わった背景、キョートが標的から外れた経過など、それぞれ決定的な意味を持つ個別の事実を積み重ねながら、あの「原爆攻撃の真の目的」論争についても説得力ある議論を行っている。
この「目的」論争に対するキャロル氏の結論は、「日本本土への侵攻回避」(「トルーマンの正論」)と「ソ連への威嚇」(いわゆる「歴史修正主義」の見方)の二元論的対立を超えた、総合的なものだ。
このように「原爆」を含む、われらが同時代の全体像を歴史の忘却と隠蔽の霧の中から析出し、歪曲を正して、われわれ読者に巨大なその姿を開示するもの――それが、ジェームズ・キャロル氏という、当代きってのリベラルな作家・新聞コラムニストによる、この「戦争の家」の物語である。
この同時代の物語には、同類の歴史書、解説書以上に、われわれに対し圧倒的な力で語りかけて来るものがある。その迫力は、著者のキャロル氏自身が「戦争の家の子」だった事実による。
キャロル氏は自分自身に「戦争の家の子」だった霧に包まれた過去があるからこそ、自分の人生の問題として、「戦争の家=ペンタゴン」を問い、その「家」を核とする「アメリカの権力」の構造と歴史の謎に立ち向かったのだ。
では、キャロル氏の言う、この「戦争の家の子」とは何を意味するものなのか?―― 第二次世界大戦最中の一九四三年一月二十二日(この日付を暫しの間、憶えておいていただきたい)に、シカゴで生まれたキャロル氏は、FBI(連邦捜査局)のエージェントだった父親の転勤でワシントンに移り住む。そして戦後間もない一九四七年、父親が米空軍のOSI(特別捜査局)の初代局長に抜擢されたことで、父親の勤務する五角の建物、「戦争の家」を、時々、父に連れられて遊びに行く、少年時代の「遊び場」とするようになるのだ。
父、ジョセフは米軍の情報機関、DIA(防衛情報局)の初代局長になるなど、最後は中将まで昇進した人物。キャロル少年はそんな「将軍の子」として、将来の空軍入りを目指し、多感な青春時代を過ごすことになる。
そんなキャロル氏に転機が訪れるのは、ワシントンのジョージタウン大学の学生時代。「ベルリン危機」をめぐる核戦争の不安の最中、軍人への道から、神父の道へ針路を変え、カトリックの大学でキリスト教神学を学ぶことになる。
それから暫く経って、ボストン大学づきの神父になり、かたわら作家活動を始めるキャロル氏だが、「戦争の家」との縁は切れない。
その「家」には「父」がいて、その「家」は「ベトナム戦争」という不正義の戦争を続けていたからだ。
「父」のいるペンタゴンへの反戦デモ。
その「家」で、「父」は何をしていたのか、という心の中で疼き続ける疑問……。
それら「戦争の家」をめぐるキャロル氏の人生のすべてを込めた自己定義、それが「戦争の家の子」である。そんな「戦争の家の子」による「戦争の家」の物語――それが本書である。
キャロル氏は父ジョセフとの「父と子」の関係に絞った回想録を、『あるアメリカ人の鎮魂歌(An American Requiem: God, My Father, and the War that Came Between Us)』として出版し、ライターとして最高の栄誉である一九九六年の全米図書賞(ナショナル・ブック・アワード)を受賞しているが、本書では、「父の子」から「戦争の家の子」へと、視野を一気に拡大し、「戦争の家」の物語として書き上げたのだ。
キャロル氏自ら言う「戦争の家の子」の含意はしかし、これだけではない。氏がこの世に生まれ出た誕生日(一九四三年一月二十二日)が、「家」の誕生の時期と重なるのだ。記録によれば、ポトマック河畔に五角の「家」が完成したのは、同じ「一九四三年一月」の「十五日」。つまり、「家」とキャロル氏はほぼ時を同じくしてこの世に生を享け、ともに歳月を重ねて来たのである。
キャロル氏が、この「一九四三年一月」下旬のこの週に、物語の第一の山場を置いたのは、「自分」と「家」の「誕生時期の一致」という「偶然」に、全ての意味を求めているからではない。
それは、この年の、この月の、この週こそ、それ以上に世界の運命を分けた、歴史の分岐点だったからである。
カサブランカ会談で「無条件降伏」要求が打ち出されたのも、この時。
「家」の建築を監督したレズリー・グローヴズの指揮下、「マンハッタン計画」が本格的に動き出したのも、この時……。
「無条件降伏」要求は戦争を「全面戦争」化して、敵の「全面破壊」、すなわち民間人をも標的とした、「トーキョー大空襲」などの「空爆」の道を切り拓き、「マンハッタン計画」はヒロシマ、ナガサキへの「原爆」を産んで、「核」という戦争テクノロジーの悪魔を解き放った。
二〇世紀後半から今世紀初めにかけての「戦争の家」による世界覇権の土台は、実にこの運命の週に築かれたのである。
(本書が言及している、「偶然の一致」をもう一例挙げれば、それは「九月十一日」である。二〇〇一年のその日は同時多発テロで、「ペンタゴン」にアメリカン航空七七便が突っ込んだとされる日だが、その「ペンタゴン」の起工式は一九四一年の「9・11」に行われた……)
上巻は、この歴史の分水嶺としての「一九四三年一月」を最初の山場に、アイゼンハワー大統領が「軍産複合体」への警戒を呼びかけて退任し、ケネディーが新大統領になって「ベルリン危機」など一連の危機を潜り抜ける時期までを主にカバーしている。「朝鮮戦争」も、「スーパー」と呼ばれた「水爆」の開発も、米ソ核競争の開始も、この期間内のことだ。
これら一連の出来事は下巻が描くその後の事件を含め、本書では「家」をめぐり、相互に連関し合い、一つに収斂してゆくものと捉えられているのである。
キャロル氏はこうした歴史的な出来事の意味を、「戦争の家」という、アメリカ権力の爆心(グラウンド・ゼロ)とも言うべき原点に繰り返し立ち返りつつ、明らかにして行くが、「戦争の家の子」としての、さまざまな個人的な体験も同時に綴っている。
中でも印象的なのは、「ベルリン危機」がその頂点を迎えていた「一九六一年八月のある夜」の出来事である。
当時、大学生だったキャロル氏は「戦争の家」まで、父を車で迎えに行き、自宅へ戻る途中、「将軍」である父に、こう言われたというのだ。
「その時が来たら、みんな〔家族〕を車に乗せるんだ。そして南へ走れ。一号線(ルート・ワン)を行け。リッチモンドに向うんだ。行けるところまで行け」
言うまでもなかろう。核戦争になってソ連の核攻撃があるかも知れないから、その時が来たらワシントンを脱出しろ、という指示だった。
世界はそこまで破滅の淵に近づいていたのである。
もうひとつだけ、こんどは日本に関わるところで、キャロル氏の体験を紹介するなら、第二次世界大戦中、米陸軍航空隊で「空爆」を効率化する分析任務に就いていた、ロバート・マクナマラ元国防長官に対するインタビューの描写を挙げないわけにはいかない。
「そしてあの時、一九四五年に、あなたはトーキョーで何が起きたか、ほんとうのところ、知らなかった?」
「そう、その時は知らなかった」
「でも、今は?……今、あなたはそれについてどう思いますか?」
マクナマラの目に涙があふれた。
「今?」
「はい、今」
「今思うと、そうだね、あれは戦争犯罪だった」
そう言うなりマクナマラは、いまにも嗚咽(おえつ)しそうになり、こらえながら続けた。
「あれは、わたしが咎(とが)められるべき、二つの戦争犯罪のひとつだった」――
前口上はこのくらいにして、最後に読者の参考のために以下を付記しておく。
この「あとがき」と内容的に一部、重複するが、著者、ジェームズ・キャロル氏の経歴や作品については、巻末の「著者紹介」を参照していただきたい。
キャロル氏が『ボストン・グローブ』紙に書き続けている新聞コラムを読みたい人は、同紙のサイト(http://www.boston.com/bostonglobe/editorial_opinion/oped/)を覗くとよい。
米国を代表する歴史家、ハワード・ジン氏が称賛するキャロル氏の「エレガントな文体」と硬質な批判精神に、リアルタイムで触れることができるだろう。
なお、本書の下巻は、この上巻と同じ分量になる。
「戦争の家」の壮大な物語はまだまだ続く。
二〇〇八年十一月、米大統領選でオバマ氏が勝利した翌日、横浜にて
大沼 安史
Posted by 大沼安史 at 11:08 午前 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
わが尊敬するアメリカの歴史家、ハワード・ジン氏が、「オバマに投票する」と表明した。オバマリアンの小生としては、二重にうれしいニュースである。
ジン氏はしかし、もしも(大統領に当選した)オバマ氏が「社会的な運動」を広げることができなければ、「変化のポテンシャル」を十全のものにすることは出来ないと、釘を刺した。
ジン氏はオバマ氏へ投票する理由をして、オバマは(今のところ)「根底的な変化を代表してはいない」が、変化を切り開く可能性は保持していると指摘した。
オバマ氏とマケイン氏の「違い」は小さいが、その小さな違いが歴史を大きく変える可能性はあり、今がその時だ、とも述べた。
ジン氏はまた大恐慌後に大統領になったルーズベルトを動かしたのは、当時、全米で湧き起こった(ゼネ)ストであると振り返り、同じようなワシントンを変える「社会運動」が、今回の場合、住宅危機におけるマイホーム強制立ち退きに対する抵抗により、無名の誰かによって始まる可能性を示唆した。
ジン氏は自らも参加した1960年代のアメリカ南部における黒人たちの非暴力抵抗運動にふれ、「グリーンズボロで座り込んだ若者たちも、その後、運動が大きく広がることを知らなかったではないか」と語り、草の根の民衆の力による社会改革に期待感をにじませた。
Posted by 大沼安史 at 07:04 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
AP電(9月28日発)がアメリカ国内で、ホームレスたちの「テント村」が拡大していると報じた。
全米ホームレス連合によると、全米の61%もの自治体がホームレスが増加している、としている。
ネバダ州のレノでは、職を求めてやって来た人々が仕事を見つけられず、「テント村」生活を余儀なくされている。
あの「大恐慌」時にも、全米各地に同じような「テント村」が生まれ、当時のフーヴァー大統領の名前を冠して「フーヴァーヴィル(ヴィルは町の意味)」と呼ばれた。
僭越ではあるが、現代アメリカの「テント村」につき、本ブログは以下のように「命名」したいと思う。
「ブッシュヴィル」
イラク帰りのホームレスもたくさん出ているブッシュのアメリカ。
「コンパッション(思いやり)保守主義」を掲げて当選したブッシュさん、テキサス州クロフォードにある「ブッシュ牧場」をホームレスのため開放しては、いかが?
Posted by 大沼安史 at 10:30 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
日米政界が「大混乱」で歩調を合わせている。日米政権党(自民・共和)のドタバタ・そろい踏み。
片や、麻生新内閣の閣僚名簿に「アルカイダの友だちの友だち」とともに名を連ねる、中山国土交通大臣が「日教組をぶっ壊す」と「自爆テロ発言」を行い、麻生氏の「ニコニコ顔選挙戦」の面(ツラ)に泥を塗りたくれば、
片や、あのペイリン女史も負けじと、魅力的な「馬脚?」を露呈、どっちもどっちの「日米・負け戦連携」を強めている。
中山氏については最早、いうまでもないが、ペイリン氏についてはちょっと説明しておこう。
マケイン氏(が当選して同氏)に何かあったら、アメリカ初の女性大統領になるペイリン氏(共和党副大統領候補)のお粗末さ加減がしだいにハッキリして(キリスト教右派の彼女は、なんと「神の国」発言なんてのを、チャンとしている! イラク行きの州兵に「神に遣わされるのだから、ガンバルのよ、なんて訓示をしたこともあるそうだ)、共和党支持層をいらだたせているのだ。
右派の女性コラムニスト、「ナショナル・レビュー」誌のキャサリン・パーカー女史からは、「今となっては、あなただけがマケインを救えるのよ(副大統領候補に選んでしまった以上、首にできないから)、自分から身を引きなさい。生まれた赤ちゃんを育てるため、って言えば、口実になるでしょ」なんて、「引導」を渡される始末。
Only Palin can save McCain, her party, and the country she loves. She can bow out for personal reasons, perhaps because she wants to spend more time with her newborn. No one would criticize a mother who puts her family first.
そういえば、ペイリン氏のテレビ・インタビューを見たベテラン男性解説者が、「こんなひどい候補、初めて見た」なんて言っていたっけ。
日本もひどすぎだけど、アメリカもひどすぎだなあ…………
⇒
http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200809280060.html
http://article.nationalreview.com/?q=MDZiMDhjYTU1NmI5Y2MwZjg2MWNiMWMyYTUxZDkwNTE=
Posted by 大沼安史 at 01:14 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)
2008年のノーベル平和賞が、獄中の中国人人権活動家、胡佳(フ・ジア)氏に贈られるのではないか、との期待感が高まっている。
オスロ(ノルウェー)にある国際平和研究所のトネソン所長が最有力候補に挙げたことから、受賞を待望する声が、とくに世界の人権団体関係者の間で強まっている。
これに対して中国外務省のスポークスマンが「どこから出たニュースか知らないが、ノーベル賞はそれにふさわしい人に授与されるべきだ」と牽制する発言を行い、国際問題化しかねない状況になっている。
それにしても、日本ではあまり知られていない、この胡佳(フ・ジア)氏とはどんな人物なのか?
写真、あるいはネットの上のビデオで見る胡佳氏は、拍子抜けするほどの優男だ。35歳。奥さんの曾金燕(ゼン・ジンヤン)氏も人権活動家で、二人の間には一粒だねがいる。
それがどうして当局に睨まれ、国家転覆扇動罪で逮捕、投獄されてしまったのか?
それは胡佳氏がエイズ患者を支援する運動を行い、チベットの民族自決を支持する運動を続けて来たからだ。
おまけに胡佳氏は大学で学んだ情報工学の知識を活かし、自分たちの運動をネットを通じ、映像やメッセージで広く伝えてきた来たからだ。
例えば胡佳氏は北京のアパートに軟禁中の昨年夏、アパートの前に陣取って監視を続け、外出しようとする奥さんを妨害する「公安」の姿をビデオで実写、ネットを通じ全世界に「公開」した。
2年前から拘留、自宅軟禁を繰り返し、ことし4月には「北京五輪」を前に3年6月の禁固刑を言い渡され、現在、獄中にある胡佳氏だが、当局に狙い撃ちされたのは、「北京五輪」を国家の威信をかけた最重要行事として取り組む当局を厳しく批判する「公開状」を昨年9月に発表したため、とみられる。
国際人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」を通じて発表された公開状は、中国における人権抑圧の悲惨な実態を告発、北京五輪を契機に人権状況の改善を求めるものだった。
公開状に書かれた実例をひとつだけ挙げると、円盤投げの障害者記録(国内)を持つファング・ゼン氏が、北京五輪に北京パラリンピックの中国代表チームから外されたという。
車椅子のファング・ゼン氏はなぜ代表入りしなかったか?
それは氏が両脚を戦車に轢かれて失ったからだ。
いつ? 1989年6月4日。
どこで? 天安門広場で。
ゼン氏は友人を助けようとして戦車に轢かれてしまったそうだ。
胡佳氏は、ゼン氏のような43タイプのアスリートたちが五輪から排除されたことを指摘、国際社会に対し、オリンピックの陰の「真実」に目を向けるように訴えたわけだ。
中国ではことしの夏のオリンピック後も、人権状況はまったく改善されていないという。その現実を象徴する存在こそ、胡佳氏なわけで、その彼にノーベル平和賞が授賞されるとなれば、その釈放を含め、国際的な大問題になることは必死な情勢だ。
授賞が正式決定すれば、11月のオスロでの授賞式には曾金燕夫人が代理出席することになるが(夫人も共同授賞する、との観測もある)、中国政府がすんなり彼女の出国を認めるかどうか、これまた不透明な部分だ。
(先の胡佳氏の「公開状」によれば、2007年のマグササイ賞を獄中受賞した盲目の活動家、チェン・グアンチェン氏の夫人が代理出席のため、フィリピンに向おうとしたところ、北京空港で拘束、連行されたという)
胡佳氏は果たして、ノーベル平和賞の授賞者に選ばれるのか?
オスロ国際平和研究所のトネソン所長は発言は、「権威筋による予想」であるだけに、信頼性は高い。
北京の優男(でも筋金入り)人権活動家に、北京五輪の金メダル並み、いやそれ以上の「メダル」が贈られる!
そのアナウンスの瞬間に向け、希望のカウントダウンが始まった!
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2008/sep/24/nobelpeaceprize.hujia
http://afp.google.com/article/ALeqM5jIxCHWn889GVRQXdedLtIFAsH0Ig
http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/27/china.humanrights
Posted by 大沼安史 at 04:53 午後 4.ミニNEWS | Permalink | トラックバック (0)