◇ 電源喪失発生時間がハッキリしない。「午後3時40分ごろ」(NHK)だったり、「3時44分」(ANN)だったり、「3時45分ごろ」(東京新聞)だったり。
四国電力の発表をもとにした報道なのに、どうして、こんなに違うのか?
口裏合わせができていかかったかも?
電源喪失時間は、あるいは「10秒程度」で済まなかった可能性も否定できないのではないか?
◇ 定検中の3号機はは昨年12月26日に定検入り。今月12日には制御棒が誤って約7時間引き抜かれた状態になった。同20日には使用済み核燃料プール内で、燃料の落下を示す信号が発信されるなど、定検中のトラブルが相次いでいる。
7時間も制御棒(1本)引き抜かれたということは、隣接した核燃料(MOX?)が連鎖反応を続け、再臨界していた可能性があるということでは?
四国電力によると、原子炉の蓋を開けての作業中のこと。ということは、あるいはまだ炉心にあった核燃料からの核分裂放射能が3号機外に漏れだした恐れはないのか?
今回の「原因不明」の電源喪失も、その影響によるものではないか?
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◎ NHK:伊方原発で一時電源喪失 放射性物質漏れはなし
(2020/01/26)→ こちら https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200126/k10012259231000.html
◎ NHKワールド: Utility looks into Ikata plant power outage (四国電 電源喪失を調査)
(2020/01/26)→ こちら https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20200126_09/
・ The Ikata nuclear power plant in western Japan has had a short electricity outage, causing suspension of maintenance work on one of its reactors. All three reactors at the plant are currently offline.
Officials at Shikoku Electric Power Company and Ehime Prefecture say the plant lost power at around 3:40 p.m. on Saturday.
Electricity came back after emergency generators were activated immediately.
But the officials say the No.1 reactor, which is undergoing decommissioning, and the No.2 reactor, which is to be scrapped, lost power for about three seconds. Electricity was cut for around 10 seconds to the No.3 reactor, which is under regular maintenance inspections.
◎ ANN:伊方原発でトラブル相次ぐ 全電源が一時喪失(20/01/26)
→ こちら https://www.youtube.com/watch?v=UbJCj8ItCUs
◎ 東京新聞: 伊方原発 一時全電源喪失 停電トラブル、10秒後復旧
・ 二十五日午後三時四十五分ごろ、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で3号機の定期検査中、発電所内が一時停電するトラブルがあった。非常用ディーゼル発電機が起動するなどして約十秒後に復旧した。四国電は「ほぼ全ての電源が一時的に喪失した」と説明している。原因は不明。外部への放射能漏れはないとしている。
・ 四国電によると、停電は電気を供給する送電線の部品の取り換え作業中に発生。送電線を保護するため異常な電流が流れた場合に電線を遮断する装置が作動し、停電が起きた。作動した原因は分かっていない。運転停止中の1、2号機はすぐに別の電源から受電し、3号機も非常用ディーゼル発電機が起動した。3号機で自動で起動したのは初めて。
1号機は廃炉が決定していて燃料が搬出済みで、2、3号機の使用済み核燃料プールの水温にも異常はなかった。
3号機は昨年十二月二十六日に定検入り。今月十二日には制御棒が誤って約七時間引き抜かれた状態になった。同二十日には使用済み核燃料プール内で、燃料の落下を示す信号が発信されるなど、定検中のトラブルが相次いでいる。