【フクイチ核惨事現場のいま】上半分解体工事中の1・2号機排気筒の雨水受けコンクリート集水箱に穴が開き、セシウム/ストロンチウムなどベータ線核種合計でリットルあたり、なんと5000万ベクレル(4950万Bq)もの高濃度放射能水が地下に漏出 台風19号後の水位異常で確認 ★ 3/4号・5/6号・集中排気筒の集水箱には異常が出ていないか? 東電に対処意欲/能力はあるのか? こんな状況で、東京五輪、無理なのでは?
◎ NHK福島 汚染水が集水箱から漏れ出たか (27日付)⇒ こちら https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191127/6050008120.html
◎ NHK全国 福島第一原発 排気筒で汚染した雨水が地中に漏えいか 東京電力(28日付)
⇒ こちら https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191128/k10012193781000.html
・ 上記NHK報道ではいずれも、問題の排気筒が解体作業中の1・2号機排気筒であることを、なぜか報じていません。ほかの排気筒も、同じような状況かも? 要注意です。
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◎ 福島民友 福島第1原発で「高濃度汚染水」漏れか 線量に大きな変動なし
⇒ こちら https://www.minyu-net.com/news/news/FM20191128-437409.php
・ 東京電力は27日、福島第1原発1、2号機共用排気筒内に入った雨水をためる升から、最大で400リットルの高濃度汚染水が漏えいしたとみられると発表した。台風19号の影響でコンクリート製の升に穴が開き、排気筒を通って汚染された雨水が地中に染み込んだ可能性があるという
・ 升は1メートル四方で、雨水が一定の水位までたまるとポンプで自動排水する仕組みだった。台風19号が上陸した10月12日から今月24日にかけ、自動排水をしていないのに急激な水位の低下が計8回確認されたという。
・ 東電によると、升から漏れたとみられる汚染水の
放射性セシウムの濃度は1リットル当たり2150万ベクレル、
ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質濃度は同2800万ベクレル。
東電が原因の調査を進めている。共用排気筒は現在、4段目の解体が行われている
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◆ NHK福島ローカル 記事全文(資料/史料)
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東京電力福島第一原子力発電所で、事故で汚染された排気筒の中に降り、1リットルあたり2000万ベクレル以上という高い濃度の放射性物質を含んだ雨水が、地中に漏れ出たと見られることが分かりました。
東京電力は、環境への影響は確認できていないとしています。
福島第一原発にある高さ120メートルの排気筒は、事故の際、放射性物質を含む気体が放出された影響で、内部が激しく汚染されていて、周囲の地下には、排気筒の中に降った雨水が漏れ出てきた際にためておく、深さ1メートルのコンクリート製の集水箱が設置されています。
たまった雨水は、放射性物質のセシウム137が、1リットルあたりおよそ2000万ベクレル含まれるなど、高濃度の汚染水になっています。
集水箱は、水位が40センチを超えると排水ポンプが自動で起動し、専用のタンクに送る仕組みになっていますが、東京電力によりますと、ポンプが起動していない時にも、水位が下がっていたことがわかったということです。
水位の低下は、台風19号が接近していた先月11日以降、27日までに8回起きていて、東京電力は、コンクリート製の集水箱に穴が空いている可能性があり、高濃度の汚染水が地中に漏れ出たと見られるとしています。
東京電力は、周辺の地下水の放射性物質の濃度には変化が見られず、環境への影響は確認できていないとしていますが、今後、汚染水が漏れ出るのを防ぐ対策を検討するとしています。
Posted by 大沼安史 at 03:12 午後 | Permalink