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2019-01-27

〔フクイチ・メガ核惨事 劣化進む現場〕◆ 2019年の年明け 1月になって ◆ 7日午後3時43分ごろ、フクイチだけ激しく揺れる局地地震 ◆ 16日午前11時すぎ 黒煙が噴出 ◆ 24日深夜には月のような半円状のものが出現 ―― ◇ 9日には3・4号排気筒から足場鉄板落下 21日には下請け作業員が意識不明になり死亡 ★ メルトスルー溶融核燃が地下マグマ化し、フクイチは核地獄と化しているのではないか!

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〔★は大沼〕 ◎ 局地地震 ユーチューブ ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=GQz2ySvNCS0&feature=youtu.be

  ◎ 3・4号機排気筒 足場鉄板落下⇒ https://twitter.com/BOOgandhi/status/1087213617206910977

  ◎ 黒煙噴出 ⇒ https://twitter.com/BOOgandhi/status/1087528199364345857

  ◎ 月のような半円状のものが出現 ユーチューブ ⇒ https://twitter.com/BOOgandhi/status/1087213617206910977

  ◎ 東電発表 ⇒ http://www.tepco.co.jp/press/report/2019/1512386_8985.html

 ・ 1月21日午後、発電所構内で作業していた協力企業の作業員の方が、意識不明の状態となり、ただちに緊急搬送したものの、同日、お亡くなりになられました。ご冥福をお祈り申し上げるとともに、亡くなられた方のご家族へ、お悔やみ申し上げます。

Posted by 大沼安史 at 01:38 午後 | | トラックバック (0)

2019-01-26

[フクイチ・ウオッチング]◆ 荒れています (2019/1)26日午前0時53分ごろから10数分間、TBS/JNNカメラ映像をユーチューブにアップ! 3号機、3・4号機排気筒あたりの噴き出し、発光がとくに激しいようです

◎ ユーチューブ ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=QpcTXpZwFso&feature=youtu.be

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 ツイッターも、のぞいて見てください https://twitter.com/BOOgandhi

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Posted by 大沼安史 at 01:28 午前 | | トラックバック (0)

2019-01-24

〔フクイチ核惨事 劣化する現場〕◇ 4号機CST(腹水貯蔵タンク)の貯蔵水が300m3、「4号機(原子炉)建屋」に流れ込れ込んでいた! 3・11以前、原子炉水などとして使用したトリチウム汚染水(1.2×105Bq/L程度) 気づかずにいたと、東電が発表 !◆ NHKはなぜか(原子炉建屋ではなく)「4号機タービン建屋に流れ込み」と報道 ★ 4号機では「定期点検中」にもかかわらず、原子炉でプルトニウムが密造され、3・11の際、核暴走などを起こしていたとの疑惑がある。CST貯蔵水は実は超高度放射能汚染水では?

 ★ 4号機復水貯蔵タンク(CST)というところに、なぜ(3・11)「震災」前の原子炉水を、8年以上にわたって貯め続けていたのか?

 地震の瞬間まで4号機建屋の炉には原子炉水が送り込まれていたのではないか?

 原子炉内でプルトニウム密造が行なわれていたとしたら、その暴走による「復水」は、とてつもなく放射能に汚染されたものではなかったか?

 だから、8年近くもCSTに保管せざるを得なかったのではないか?

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 ★ その「超高濃度汚染水(?)」は、どこへ消えたのか?

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〔★は大沼〕 ◎ 東電発表 福島第一原子力発電所 4号機復水貯蔵タンクの水位低下について
 (23日付)⇒ 
http://www.tepco.co.jp/decommission/information/newsrelease/reference/pdf/2019/1h/rf_20190123_1.pdf

 ・ 4号機復水貯蔵タンク(CST)の水位*が低下傾向( 80.5%→67.7% )にあることを、2019年1月18日に確認しました。( 2016年11月頃から徐々に低下傾向を示しており、1月18日時点で低下量は約300m3)

   *4号機CSTに保管している水は、震災以前のプラント内で使用した水であり、原子炉水等に存在するトリチウムが1.2×105Bq/L程度(他核種は検出限界値未満)含まれている。

 ・ 低下傾向にあることを確認した経緯は、以下のとおりです。

   • 2019年1月10日にトレンチ等の溜まり水点検を行ったところ、4号機タービン建屋海側にある配管ダクト内に約3m3の溜まり水があることを確認しました。
   (当該配管ダクトについては、2017年11月に約5m3の溜まり水が確認されており、その水については移送済み。)

   • 当該配管ダクト内に溜まり水があった要因として周辺設備の調査を行っている中で、CST水位が低下傾向にあることを確認しました。

 ・ 4号機CSTは2重構造で、タンクからの配管は4号機建屋のみに繋がっており、2019年1月22日に現場状況を確認した結果、4号機CSTや配管からの漏えいは確認されなかったことから、4号機CSTの水は配管内を通じて建屋内に流入したものと考えています。4号機CSTの水は配管内を通じて建屋内に流入したものと考えています。

          ◇

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 ◎ NHK 福島第一原発 タンクから漏水300トン 2年余気付かず
 (23日付)⇒ 
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190123/k10011788681000.htm

  福島第一原子力発電所で海側にあるタンクにたまっていた放射性物質を含む水が2年余り前から漏れ出していたことがわかりました。水は近くの施設に流入したとみられ、東京電力は、水位のデータはとっていたが数値の変動が小さく気付かなかったとしています。

 東京電力によりますと、今月10日、福島第一原発4号機の海側にある配管などが通るトレンチと呼ばれる地下のトンネルで水たまりが見つかりました。

 東京電力が詳しく調べたところ、近くにある復水貯蔵タンクと呼ばれる設備の水位が、2年余り前の平成28年11月ごろから下がっていて、合わせておよそ300トンが漏れ出していたことがわかったということです。

 タンク内の水には一般の原発から放出する際の基準の2倍にあたる1リットル当たり12万ベクレルのトリチウムが含まれていましたが、トレンチにたまっていた水は基準を下回っていたということです。

 タンクから漏れ出した水は配管を通じて、4号機のタービン建屋という建屋内に流れ込んだと見られ、周辺環境への影響はないということです。

 東京電力によりますと、タンクの水位は、2年余りでおよそ1.7メートル低下していましたが、1日4回の計測では変動が小さく、気が付かなかったとしています。

 東京電力は、タンクから漏れ出した原因を詳しく調べることにしています

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Posted by 大沼安史 at 12:47 午前 | | トラックバック (0)

2019-01-18

〔フクイチ・メガ核惨事〕◎ フクイチは「セメントに水を入れてミルク状にしたものを圧力ポンプを通して地盤の弱い部分に圧入固結するセメント注入工法」による「地下トンネル・コンクリ包みこみ」方式でアンダーコントロールできる! ―― ◎ チェルノブイリの際、ソ連側の求めで地下トンネル工法をアドバイスし、溶融核燃地下水汚染の回避に成功した、わが国が誇る地質工学エンジニア、江口工(たくみ)博士が提言! ◇ 20キロ圏の常磐道と国道6号は通行車両被曝回避で地下トンエル化

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◇ フクイチ地下水汚染は、それによる海洋汚染だけが問題ではない。  

 地下水脈を通じて山側にも、200㌔先にも到達する。

 政府・東電は江口工氏の「地下トンネル・フクイチ・コンクリ包みこみ」提言に、今一度耳を傾けるべきでは!

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〔★は大沼〕 ◎ 江口さんの著書、『地下水放射能汚染と地震』(オークラ出版 2012年4月刊)& ツイッター・スレッド ⇒ https://twitter.com/BOOgandhi/status/1084958199214555138

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 ◇ 東京の江口工氏(写真)のもとへ、モスクワから技術者2人が飛んできたのは、なんとチェルノブイリ事故発生の翌日だったそうです。原発地下からの放射能流出を防ぐ、技術的なアドバイスを求めて来たのだそうです。

 ◇ 「今回の福島原発事故同様、地上は高濃度の放射線量のため、作業するには困難を極める……作業トンネルを掘削し、内部から施工、工法はセメント注入工法を採用するよう(ソ連側に)提案した」(著書『地下水放射能汚染と地震』p67)

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 ◇ 江口工氏はフクイチでも日本政府の関係各省などに呼ばれて提言しています。最初に訊きにきたのは国交省。3月16日時点で同省に、①チェルノブイリ同様、上空からコンクリートを落とし、破損原子炉を覆う②地下トンネルから炉心に向かってセメンテーション、を提言。同書p89

 ◇ 「地上で作業ができない以上、トンネルを掘って、地中から放射能汚染がこれ以上拡散しないように、原子炉を地下からコンクリートで包み込む以外に方法はないのだ」p89

 ◇ 政府・東電はなぜ、この「地下トンネル・原子炉コンクリート包み込み工法」を採用せず、「凍土遮水壁」にしたのか? この江口氏の工法はチェルノブイリで採用され、放射能の地下拡散を防いだ。江口氏の提案の再検討を。

 ◇ 江口氏の推奨する「セメント注入工法」とは「セメントに水を入れてミルク状にしたものを圧力ポンプを通して地盤の弱い部分に圧入固結するもの」だそうだ。p62

 ◇ 江口氏はまた、20キロ地点でも構わないから調査用の井戸を掘削し、フクイチ周辺の地下水の、水位・流速・放射能の濃度などを把握せよと提言している。地下水脈への汚染が広がるのを防ぐためだ。地下水は「原理的には200㌔の距離は十分移動」する。p119など

 ◇ 江口工氏はフクイチ放置で「地下水が放射能で汚染された場合、地下水くみ上げ農業用水と井戸水が使用不可能になる」と警告。江口氏は311後、福山補佐官、鳩山元首相ら要人とも面会したが、野田「冷温停止状態」宣言、第二次安倍政権の「凍土遮水壁」決定で、氏の提案は葬りされられた。

Posted by 大沼安史 at 03:10 午後 | | トラックバック (0)

2019-01-10

〔フクイチ・核惨事〕◆ NHK福島ローカル ◇ 2号機で原子炉注水ポンプが2台、同時停止 「1分間にわたって溶融核燃の冷却が止まる」★ 東電が「調査中」だと……どうして福島県庁、原子力規制委は「原因」を調べにいかないのか? 問題は「タンク」からの汚染地下水漏水が、どれだけの期間、続き、どれでけの量がまき散らされていたか、だ!

  1号機と2号機の原子炉に注水を行う水源のタンクを変更する操作をしていたところ、2号機側に水を送り込んでいたポンプで圧力が低下する異常が発生――とは、どういうことなのか?

 「貯水タンク」が先の局地地震で破損し、「漏水」が発生した、ということではないのか? 

 汚染地下水は高濃度で放射能に汚染されている。

 それがまき散らされた?

 そうなると、2号機周辺の放射能汚染はかなり深刻なはずだ。

 2号機で何が起きているのか?

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  〔★は大沼〕  ◎ NHK 福島 NEWS WEB 2号機注水止まり1分間冷却停止
 (01月08日 19時48分) ⇒ 
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190108/6050003990.html?fbclid=IwAR2i0t1t62jYZTjLlT28tWVAaVYjfxlMPTst1KxCwicfF2zaKhyiQiu_6Zw

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8日午前、東京電力福島第一原子力発電所の2号機で原子炉への注水を行う2台のポンプが同時に停止しておよそ1分間にわたって、溶け落ちた核燃料の冷却が止まるトラブルがありました。

復旧後の注水量や原子炉の温度などに問題はないということですが、東京電力がポンプが停止した原因を調べています。

東京電力によりますと、8日午前、福島第一原発1号機と2号機の原子炉に注水を行う水源のタンクを変更する操作をしていたところ、2号機側に水を送り込んでいたポンプで圧力が低下する異常が発生しました。

このため、もう1台あるポンプに切り替える操作をしようとしましたが、こんどは圧力が高まる異常が発生し、2台のポンプが同時に停止したということです。

東京電力の社員がすぐにポンプを再起動させましたが、およそ1分間にわたって原子炉に溶け落ちた核燃料を冷却できない状態となりました。

復旧後の原子炉への注水量や核燃料が溶け落ちている底の部分の温度に問題はないということですが、東京電力は、2台のポンプで圧力の異常が発生した詳しい原因を調べています。

Posted by 大沼安史 at 12:05 午後 | | トラックバック (0)

2019-01-06

〔フクイチ・メガ核惨事〕◇ NHK 福島 NEWS WEB  ◆ 安倍政権がモニタリングポスト撤去方針を示した住民説明会が年末に終了 「国は、反対意見が相次いだことから、方針の見直しも含めて検討することにしています」と、NHKがいつもの「判じ物」報道 ★ 「国は」「国は」――「住民」が「主語」にどうしてならないのですか? 

 ★ まともな報道機関であれば、以下のようなリードの記事を書き、報じるはずです。

 安倍政権が進めようとした被曝地モニタリンポストの撤去計画に対し、福島県民は昨年末で終わった住民説明会で、反対の意志表示をした。この結果、政権は撤去強行に踏み切れず、「方針見直しを含め検討」などと様子見の態度でいる。

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〔★は大沼〕 ◎ NHK 福島 NEWS WEB / モニタリングポスト撤去方針で検討 01月05日 19時19分
 ⇒ 
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190105/6050003962.html

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 原発事故のあとの放射線量を測定するため、県内に設置されたモニタリングポストの大部分を撤去する国の方針をめぐり、住民への説明会が年内に終わりました。

 国は、反対意見が相次いだことから、方針の見直しも含めて検討することにしています。

 国は去年の春、県内の学校や保育所などに設置されたモニタリングポストおよそ3000台のうち、原発周辺の12市町村を除いた地域にあるおよそ2400台を2021年3月までに撤去する方針を示しました。

 この方針に対し、自治体や住民から反対の声が多くあがったため、国は希望があった16の市町村で、去年11月までに住民説明会を開催しました。

 説明会でも、住民からは撤去は時期尚早などと反対する意見が相次ぎ、国はことし3月までに、住民の意見を原子力規制委員会に報告することにしています。

 そのうえで、2021年3月としていた撤去完了の時期を遅らせるなど方針の見直しも含めて、原子力規制委員会と検討を進めることにしています。

 国は来年度、これまでと同じ規模のモニタリングポストを維持できる6億円の予算を計上していて、撤去の時期や対象について議論がどのように進むか、注目されています。

Posted by 大沼安史 at 09:58 午前 | | トラックバック (0)

〔ニッポン原子力帝国〕◇ 「りそな」が「核兵器を開発・製造・所持する企業に対して融資を行わない方針を公表」 ◇ 三菱UFJFGは「個別取引ごとに慎重に判断している」 ★ 日本国内における核兵器の生産を裏付けるものではないか? 「りそな」のこの決定の背後にあるものは何か?  

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〔★は大沼〕 ◎ 毎日新聞(5日付け)りそな「核製造企業への融資禁止」 国内大手銀初の宣言 
 ⇒ 
https://mainichi.jp/articles/20190105/k00/00m/020/164000c?pid=14509

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 昨年11月に公表した「社会的責任投融資に向けた取り組み」と題する文書に盛り込んだ。具体的には、核兵器・化学兵器・生物兵器や対人地雷・クラスター弾などの製造企業▽人身売買や児童労働、強制労働への関与が認められる企業▽環境に重大な負の影響を及ぼすおそれのある開発プロジェクト――などへの融資を行わないと明記。融資先の社会・環境へ配慮した活動を支援するとした。

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 毎日新聞が三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほFG、三井住友トラストHDの大手4行と、日本、第一、明治安田、住友の大手4生保にアンケートを実施したところ、いずれも非人道的兵器への投融資を回避する方針は策定しているものの、対象として核兵器製造企業を明記していなかった。取材に対し、三井住友FGとみずほFGは「核兵器製造を使途とする融資は禁止している」と説明、三菱UFJFGは「個別取引ごとに慎重に判断している」と述べた。

Posted by 大沼安史 at 08:46 午前 | | トラックバック (0)

2019-01-02

〔フクイチ・メガ核惨事〕◇南相馬市小高区での「常磐自動車道拡幅工事」現場へ、除染で出た「死の灰汚染土」を投棄 / 環境省が被曝地再汚染を計画 住民反対も今月中に説明会を強行! 初の公道再汚染を強行か? ★ 安倍政権が「放射能お年玉」! 

 ★ そんなに安全なら、まずは環境省の役人は自宅に持ち帰って、その土で自宅の庭や室内のプランターで野菜でも育て、自分の体で「食べて応援」実証実験を重ねてからにしてくれ!

 安全なら、東京オリンピックの施設工事に、どうして使わないんだ!

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〔★は大沼〕 ◎ (NHK 福島 NEWS WEB)除染土再生利用を高速道で計画
 (1日付)⇒ 
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190101/6050003942.html

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 南相馬市小高区で行われる常磐自動車道の拡幅工事で、環境省が除染で出た土を再生利用する実証事業を計画していることがわかりました。住民からは反発も出ていますが、環境省は今月中の住民説明会の開催を検討しています。

 関係者によりますと、再生利用される除染で出た土は、1キログラムあたり平均770ベクレルほどの土壌の一部で、再生利用の基準の8000ベクレルを下回るとされています。

環境省はこれを南相馬市小高区で行われる常磐自動車道の拡幅工事のうち、一部の工区で使う計画だということです。

除染で出た土の再生利用の実証事業は、これまで南相馬市の除染廃棄物の仮置き場で行われましたが、実際の工事が対象になったことはありません。

 環境省は先月、計画の内容を市議会や行政区長などに説明したということで、今月中の住民説明会の開催を検討しています。
しかし住民の一部からは再生利用することだけでなく、説明会を開くことにも反発の声が上がっていて、実施の日程は決まっていません。

 除染で出た廃棄物は、双葉町と大熊町に整備が進む中間貯蔵施設に保管されたあと、2045年までに福島県外に搬出され、最終処分されることになっています。

 環境省は最終処分する量を減らすため、公共工事などでの再生利用の拡大を目指しています。

Posted by 大沼安史 at 12:21 午前 | | トラックバック (0)

2019-01-01

〔フクイチ・メガ核惨事〕 ◇(NHK 福島 NEWS WEB) 浪江町で初日の出を迎える / 「午前7時ごろ、高台の北東側にあり、津波で大きな被害を受けた請戸小学校のそばから太陽が上がると、町民たちは手を合わせるなどして家族の幸せや町の復興を願っていました」

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 ★ NHKは「多くの住民が集まりました」と報じているが、これを「多くの住民」とは普通、言わない。

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★ NHKは「多くの人が」参加したと報じた。

 ニュース原稿としては、欠陥原稿である。

 せめて「約〇〇人」と書くべきだ。

 歴史を書いている、との自覚がほしい。

 国策宣伝放送でないのなら!

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〔★は大沼〕 ◎ NHK 福島 NEWS WEB (1月1日付)⇒ https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190101/6050003940.html

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 (全文) おととし原発事故による避難指示の一部が解除された福島県浪江町で町民が沿岸部の高台まで歩いて初日の出を見る催しが行われ、参加した人たちが町の復興などを願いました。

 この催しは震災と原発事故の後中断していましたが、去年から再開されていて、1日は午前5時から浪江町の役場に、地元に帰還している人や避難生活を続けている人など多くの住民が集まりました。

 住民たちは準備運動をした後、およそ3キロメートル離れた沿岸部の高台まで昔の思い出などを話しながら歩いて向かいました。

 そして、午前7時ごろ、高台の北東側にあり、津波で大きな被害を受けた請戸小学校のそばから太陽が上がると、町民たちは手を合わせるなどして家族の幸せや町の復興を願っていました。

 去年、避難先から浪江町に帰還した70代の女性は、「この請戸地区では、私の友人が津波で亡くなっているので、その人たちの分も精一杯生きていきたいと思います」と話していました。

 また、避難先の二本松市から子どもと一緒に訪れた男性は「初日の出に向かって浪江町の復興も願いました。去年は子どもが小学生になるなど嬉しい出来事もあったので、ことしも家族が幸せな一年になって欲しいです」と話していました。

 浪江町で暮らす住民は、去年11月末現在、震災前の人口のおよそ4%にあたる870人にとどまっています。
 

Posted by 大沼安史 at 11:53 午後 | | トラックバック (0)

〔フクイチ・メガ核惨事〕◎ 経団連の中西宏明会長が年頭の記者会見で、原発を「無理やりつくるということは、この民主国家ではない」と発言 ★ 中西会長は、沸騰水型の原発をつくる日立製作所の会長 原子力ムラの一画から、元日早々、暴走する「安倍政権・経産省」への批判が飛び出す

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〔★は大沼〕◎ テレ朝 「原発 国民反対ではつくれない」 経団連会長
 (2019年1月1日付)⇒ 
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190101-00000015-ann-bus_all

 ◇ 今後の原発政策について、国民の反対が強いのに民間企業がつくることはできないとして、理解を進めるために一般公開の議論をすべきだという考えを示す 

 ◆ 「お客様が利益を上げられてない商売でベンダー(提供企業)が利益を上げるのは難しい。どうするか真剣に一般公開の討論をするべきだと思う。全員が反対するものをエネルギー業者やベンダーが無理やりつくるということは、この民主国家ではない」

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 (全文) 経団連の中西宏明会長は年頭にあたり会見し、今後の原発政策について、国民の反対が強いのに民間企業がつくることはできないとして、理解を進めるために一般公開の議論をすべきだという考えを示しました。

 経団連・中西宏明会長:「お客様が利益を上げられてない商売でベンダー(提供企業)が利益を上げるのは難しい。どうするか真剣に一般公開の討論をするべきだと思う。全員が反対するものをエネルギー業者やベンダーが無理やりつくるということは、この民主国家ではない」

 中西会長は沸騰水型の原発をつくる日立製作所の会長で、震災後8年経っても再稼働していません。こうしたことから、原発を存続させるためには国民的議論が必要だという考えを示したといえます。
 

Posted by 大沼安史 at 11:22 午後 | | トラックバック (0)

〔フクイチ核惨事 放射能地獄が日本を食い尽くす〕◇ 水処理世界最大手、仏「ヴェオリア」の最高経営責任者(CEO)がトリチウム分離など放射能処理事業を日本で始める計画を明らかに ―― これに併せて「日本の水道料金を安くできる」とも言明 ◇ 「放射能廃棄物処理」と「民営化水道事業」をセットでビジネス化 

★ 「ヴェオリア」はトリチウム分離処理技術を持つ「キュリオン」を傘下に収めている 

安倍政権から「水道利権を回すから、フクイチ汚染水トリチウム処理代、値引いてくれ」とでも言われているのでは!? 

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 ★ 英語インタビュー記事で、「ヴェオリア」のフレロCEOは、傘下に収めた米企業「キュリオン」が放射能汚染水からトリチウムを除去するテクノロジーを、日本に提供できるだとうと述べている。

 (これに対して、日経の日本語記事には、「キュリオン」について言及はあるが、「トリチウム」のトの字も出ていない。なぜだろう?)

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  安倍政権が「水道民営化」を強行したのも、東電のフクイチ汚染水トリチウム除去費のかなりの部分を、ヴェオリアに引き渡した水道民営化利権へ「付け回し」し、負担を低く抑えて、東電を救済するつもりではないか!?

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〔★は大沼〕  ◎ 日経新聞 仏ヴェオリア、日本で低レベル放射性廃棄物処理 
 (2016年4月16日付)⇒ 
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM15H7E_V10C16A4MM8000/

 ・ 水処理世界最大手、仏ヴェオリアのアントワーヌ・フレロ最高経営責任者(CEO)は日本経済新聞記者と会い、放射線量が低いごみの処理事業を日本で始める計画を明らかにした。多くの原子力発電所が廃炉になるため需要は旺盛だと判断した。フレロ氏は「日本の水道料金を安くできる」とも語り、自治体との契約獲得に意欲を示した。

 ・ ヴェオリアは2月に原子力関連廃棄物処理の米キュリオンの買収を決めた。フレロ氏は「ヴェオリアのノウハウと合わせ日本の電力会社に受け入れられるコストでサービスを提供したい」とした。廃炉や高レベル廃棄物の処理は手がけない。

 11年3月に事故を起こした東京電力・福島第1原発周辺の土壌汚染に触れ「ヴェオリアとキュリオンは土壌を除染し、居住できる環境を整えられる」と指摘した。日本の自治体に働きかける意向を示した。

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 ◎ 英文記事  Veolia sees market growth for nuclear waste cleanup: CEO
 (2016年4月16日付)⇒ 
https://asia.nikkei.com/Business/Veolia-sees-market-growth-for-nuclear-waste-cleanup-CEO

          *

 Q: Why did you acquire Kurion?

 A: Kurion is currently the only company capable of concentrating and capturing low-level radioactive waste at an acceptable cost. Its skills also fit very well with those of Veolia. We are expanding Kurion's market -- processing low-level and very low-level radioactive waste -- to the market for cleaning up large equipment that has been radioactively contaminated.

     With the acquisition of Kurion, Veolia is the only group offering a comprehensive range of skills and technologies to clean up radioactively contaminated equipment and process low-level and very low-level radioactive nuclear waste.

          *

 Q: How are you planning to move into the Japanese market?

 A: Kurion is already well-known in the Japanese radioactive-waste processing market. Veolia is also known in Japan, to a lesser extent, because of its involvement in the wake of the Fukushima accident a few years ago. As a result, we already operate in Japan, and we will continue to roll out our range of services and technologies. For example, Kurion will offer a novel technology to capture tritium, in addition to its technologies for capturing other radioactive elements.

Posted by 大沼安史 at 11:07 午前 | | トラックバック (0)