« 〔東電原子力大災害〕◇「東京電力福島第1原発で汚染水を処理した後に残る放射性物質トリチウムを含む水について、敷地内で保管するタンクの放射性物質濃度を、東電が今年2月から測定していたことが21日、分かった。「タンクの濃度は調べていない」と繰り返してきた従来の説明と異なり、情報公開に対する姿勢が問われそうだ」―― 1リットル当たりの最大濃度はトリチウムが126万4000ベクレル、ヨウ素129が22.44ベクレル ◎ 河北新報がスクープ報道 | トップページ | 〔東電原子力大災害〕◎ マレーシアのマハティール首相が「反原発」宣言!―― 「フクシマの放射能被曝で、人々は苦しめられている」 「科学は放射能廃棄物および放射能被曝の影響を管理する方法を見つけ出していない」 ◇ マハティール首相は国連総会演説後の記者会見で、日本の「平和憲法」を称賛! ★ マハティールさんは6月に、消費税(6%)をゼロにしたばかり。安倍政権の「亡国路線」とは真逆を行っている。  »

2018-09-24

〔原発は核兵器化可能な原子炉級プルトニウムの製造工場だった!〕◎ 「高浜1号機で、核爆弾に使用可能な原子炉級プルトニウム(Reaktor-BombenPlutonium)を今日(1977年時点)すでに生産」 ―― ◆ オーストリアのジャーナリスト、ロベルト・ユンク氏(1913~94)が、1977年刊の著書、『原子力帝国(Der Atomstaat)』で指摘 ★ 40年も前に! 政府・自民党が進めた原発列島化は、秘密裏の核武装のためだったのか?

 ★ (高浜1号機は手前。下記、毎日新聞の記事より)

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 ★ ユンク氏の指摘は、原書(Rpwoht版)105頁に、邦訳では、出口祐弘訳、アンヴィエル刊(1979年)『原子力帝国』170頁に記述。
 邦訳は3年前に、日本経済評論社より再刊されています。
  ⇒  
http://www.nikkeihyo.co.jp/books/view/2192

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◎ ユンク氏の英語ウィキ ⇒ https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Jungk

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 ★ 高浜1号機は加圧水型原子炉。1974年11月14日に運転を開始した。
  ⇒ 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%B5%9C%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

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 ★ フクイチ4号機、柏崎・刈羽1号機のような、GEが元々、「兵器級プルトニウム」生産用に開発した沸騰水型(原発)原子炉だけでなく、加圧水型原子炉でも、兵器級プルトニウム生産が可能であることは、中国の研究チームが同じ高浜原発の3号機(1985年運転開始)をモデルにしたシミュレーションで明らかにしたことだが、「兵器級」まで純度の高くない、しかし、にもかかわらず核兵器に使える「原子炉級プルトニウム」が、高浜1号機で生産されていた、と(の指摘)は実にショッキングである。

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◎ 関連 ◇ 「泊原発」のような「加圧水型原子炉(PWR)」でも「兵器級プルトニウム(WGPu)」製造可能! / 中国の研究グループが同じくPWRの「高浜原発3号機」をベースにシミュレーション・モデルを構築 ◆ 「4.7 MWd/kgU」以下の「低燃焼(low burnup)」で「WGPu」を生成 ◎「PWR低燃焼核燃WGPu」で重大な核拡散(核武装)の脅威、と警告
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2018/09/u47-mwdkgulow-b.html

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◎ 関連 ◆ 原子炉級プルトニウム( 'reactor-grade' plutonium =RGPu)で核兵器はつくれる〕◇ 再処理工場でなくても、「ホット・セル( hot cells)」と呼ばれる小規模施設でも使用済み核燃料からプルトニウムの分離可能 ◇ 原発原子炉でトリチウムなど核兵器を起爆させたり爆発力を増大させる核物質を生産可能 ◇ 使用済み核燃から(兵器級)高濃縮ウラン(HEU)の抽出可能―― ◎ 「核モニター」のジム・グリーンさんが、原発製核兵器の現実的可能性について警告!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2018/08/reactor-grade-p.html

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◎ 関連 〕◇ 原子力委員会の検討小委で、(原子炉級プルトニウムなど「純度の低いプルトニウムでも軍事転用が可能」と評価! ◇ 「この原子炉級プルトニウムの核拡散リスクを過小評価し、それを根拠に核燃料サイクルの正当性を主張すればするほど、……日本の「非核政策」についての疑念もかえって高まるだろう」―― ◎ 前・内閣府原子力委員会委員長代理で現・長崎大学核兵器廃絶研究センター長の鈴木達治郎さんが「核兵器廃絶日本NGO連絡会」への寄稿、「プルトニウムと核拡散リスク」で明言! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2018/08/post-3e49.html 

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◎ 関連 原子力規制委 全国で初「原則40年」延長固まる
 (2016年5月31日付け)⇒ 
https://mainichi.jp/articles/20160601/k00/00m/040/022000c

Posted by 大沼安史 at 03:41 午後 |

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