〔東電原子力大災害〕◇ トリチウムなど「死の灰汚染水」問題に加え、新たな環境汚染要因が表面化! フクイチ構内に保管しているセメント化濃縮廃液や防護服の焼却灰などを詰め込んだ「低レベル放射性廃棄物ドラム」の腐食、進む / 18万7千本のうち、約8千本で腐食を発見 ―― ◎ まさか、公園や道路に埋めて「リサイクル」しようなどとは考えていまい。密封性の高いコンテナに詰め替えるなど早急な対策が必要ではないか!
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★ 1997年にはドラム缶の底が抜け、中身が漏れる漏洩事故も!
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〔★は大沼〕 ◎ フクナワ : 福島第1の低レベル廃棄物 ドラム缶8千本腐食
(8月19日付け)⇒ http://fukunawa.com/fukui/38737.html
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・ 東電によると、2011年3月の事故前に第1原発の運転中に出た廃液を濃縮しセメントで固めた廃棄物などをドラム缶に詰め、固体廃棄物貯蔵庫と呼ばれる建屋に保管。今年5月末時点で約18万6千本に上り、このうち7692本に腐食が見つかった。また、事故後の廃炉作業で使った防護服を燃やした灰などを入れたドラム缶も960本あり、うち156本に腐食が確認された。内容物の水分などが影響している可能性があるという。
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◎ 関連 フクナワ:◇ 低レベル放射性廃棄物、岡山で敷地内埋設試験 原子力機構、22年度にも ◆ 低レベル廃棄物は今後、全国の原発で廃炉が進むのに伴い大量に発生する見通しだが、処分先は決まっていない。同センターと同様、各原発の敷地内で埋設する流れが加速しそうだ。
(8月19日付け)⇒ http://fukunawa.com/fukui/38722.html
・ 日本原子力研究開発機構が、人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町)にあるウラン粉末で汚染された低レベル放射性廃棄物を巡り、早ければ2022年度にも廃棄物を収めたドラム缶数百本を敷地内に埋設する試験研究を始める方向で検討に入ったことが17日、分かった。安全性の検証が目的だが、事実上の最終処分となる見通し。
・ 低レベル廃棄物の処分例は、全国の商業原発の運転中に出るものを対象にした日本原燃の施設(青森県六ケ所村)と、機構が茨城県東海村で研究炉の解体廃棄物を敷地内に埋めた2例がある。また日本原子力発電が東海原発廃炉で敷地内処分を検討……
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Posted by 大沼安史 at 10:42 午前 | Permalink