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2018-08-13

〔原子炉級プルトニウム軍事利用問題〕◇ 原子力委員会の検討小委で、(原子炉級プルトニウムなど「純度の低いプルトニウムでも軍事転用が可能」と評価! ◇ 「この原子炉級プルトニウムの核拡散リスクを過小評価し、それを根拠に核燃料サイクルの正当性を主張すればするほど、……日本の「非核政策」についての疑念もかえって高まるだろう」―― ◎ 前・内閣府原子力委員会委員長代理で現・長崎大学核兵器廃絶研究センター長の鈴木達治郎さんが「核兵器廃絶日本NGO連絡会」への寄稿、「プルトニウムと核拡散リスク」で明言! 

  安倍政権による原発再稼働で、核兵器化可能な「原子炉級プルトニウム」の「死の山」はますます積み上がるばかりだ!


 安倍首相がヒロシマ、ナガサキで、被爆者たちの訴えに応えず、「核兵器禁止条約」に背を向けたのは、「原子炉級プルトニウム」による核武装を狙っているからではないか!?

 核保有国と非保有国の『橋渡し』とは、原子炉級プルトニウムという死の灰で橋を築いて、核武装国へ、とっとと渡りたい、ということではないのか!?

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〔★は大沼〕  ◎ [寄稿] 「プルトニウムと核拡散リスク」(鈴木達治郎さん)
 (2015年8月3日付け)⇒ 
https://nuclearabolitionjpn.wordpress.com/2015/08/03/plutonium_proliferation_risk_tatsusuzuki/

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  筆者(鈴木達治郎さん)は、原子力委員会委員長代理を務めていた際、この問題を明確にする必要を感じ、原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会にて、議論の結果、「純度の低いプルトニウムでも軍事転用が可能」という記述が評価の「まとめ」に含まれた。これがこの問題では、政府文書として最も明確に記されたものと思われる。

  今後も、この原子炉級プルトニウムの核拡散リスクを過小評価し、それを根拠に核燃料サイクルの正当性を主張すればするほど、日本の原子力政策、核不拡散政策への信頼感は失われ、ひいては日本の「非核政策」についての疑念もかえって高まるだろう。

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 ★ わたしたち(少なくともわたし)は、「原子炉級プルトニウム」について「核兵器利用に適さない(すぐには利用できない)」との政府の宣伝に、どうやら騙されていたのだ。

 *

 鈴木達治郎さんは、

 ・ たとえ爆発能力が落ちた場合でも、初期の原爆(広島・長崎型)に近い爆発力(1~数キロトン)以上の威力を発揮することができるため、核爆発装置としての脅威は十分に大きい。

 ・ これらの科学的知見については、学術的論文が多く公表されており、それらに加え、過去の核兵器関連公開文書に基づき、米国政府の公式文書にも明確にその事実が記されている。筆者も東京大学客員助教授時代に、同鈴木篤之教授(元原子力安全委員長)、Jungmin Kang博士(当時東大助手)と共著で、原子炉級プルトニウムの爆発力について科学的検証を行った論文を執筆しており、自らもその理論的裏付けを行った。

 ――と寄稿論文で指摘している。

 結局、(「兵器級プルトニウム」まで純度を高めなくとも)「通常の原子力発電所からの使用済燃料から回収される、Pu239の比率が約50~60%程度の純度が低い「原子炉級プルトニウム」であっても、軍履利用な可能であるわけだ。

          *

 ★ 鈴木達治郎さんは、論文を以下のように締め括っている。

 政府をはじめ、専門家は「原子炉級プルトニウムの核拡散リスク」を正当に評価し、きちんと国民や国際社会に説明する義務がある。曖昧な対応をとることは、核拡散リスクを高め、政策への信頼性を失うことを認識すべきである。

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Screenshot13175 ★ この論文の存在を知ったのは、朝日新聞の青木美希記者の『地図から消される街』(講談社現代新書)で紹介されていたからだ。(136頁~ )

 多謝!

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 ◎ 本ブログ既報 2018-08-12 ◇ 「LWR(軽水炉)で8ヵ月ほど燃やした核燃料は、その90%が兵器級のプルトニウム239になる。ウラニウム燃料・トンあたり、2キログラムのPu239。150キロのPu239で、核爆弾を約30発、製造可」―― ◎ 米国の「核不拡散教育センター」の専門家チームが、フクイチ核惨事の7年前に警告! ★ フクイチ4号機で密造疑惑が指摘されているように、定期点検中などに原発の原子炉(軽水炉)を使えば、兵器級プルトニウムは製造可能なわけか!? 
 ⇒ 
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Posted by 大沼安史 at 06:59 午前 |

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