〔フクイチ・メガ核惨事〕◇《民の声新聞》「「今日は、私と同じく子どもを被曝から避けるために避難をして頑張ってきた友人が、自らの命を絶ってしまった。その彼女の想いを胸に述べさせていただきます」――原発被曝リスクからわが子を守ろうと福島県郡山市から神奈川県川崎市に避難したる松本徳子さんは、25日、衆院「東日本大震災復興特別委」で、友の自死を語り、「彼女の事を『無かった事』にはしたくないんです」と訴えた。
◎ 《民の声新聞》 【自主避難者から住まいを奪うな】「避難先で自死した友の想い胸に」。松本徳子さんが衆議院の特別委で救済求める。「子ども被災者支援法の理念実現を」
(26日付け)⇒ http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-163.html
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松本さんに与えられた時間は15分。思いの丈をぶつけるように語った。
「口を揃えて『避難者に寄り添って』など、全て嘘でした」
「現在の政権を握っているトップは、私たちの苦しみなど何とも思っていないということです」
「2020年のオリンピックには福島第一の事故は収束、避難者をゼロにする事が今の政権の目標なのでしょう」
原発事故によって放射性物質がばら撒かれた。被曝リスクが確実に存在する土地からの避難の合理性がなぜ認められないのか。
国の一方的な線引きで、あたかも勝手に避難した〝自主避難者〟と分類され、挙げ句に「自立せよ」と住まいを奪われた。
松本さんは、福島県が住宅無償提供を今年3月末で打ち切ると打ち出してから、一貫して白紙撤回と当事者との協議を求めてきた。
福島県庁に、内堀雅雄知事宛ての直訴状を持参した事もあった。寒風が肌に刺さる中での抗議行動も行った。
しかし、全て無視された。内堀知事は最後まで避難者と会って話し合おうとはしなかった。
「国内難民となった私たちのような人間の中には、住宅提供を打ち切られた事によって今まで頑張ってきた力も心身ともに疲れ果て、自らの命を絶つ事で子どもたちを守る道を選びました。私の知る『彼女』は、ただ、子どもたちと静かに生活する事だけが願いでした。この事は決して忘れてはいけないと思っています」
Posted by 大沼安史 at 11:50 午前 | Permalink