« 〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑤ 〕 ◆ 2013年4月のNSA文書によると、NSAは日本の(時代遅れの)「シギント」諜報部門に対して、最強近くのスパイツール、大規模監視システム「XKEYSCORE」を供与するとともに、日本の諜報員の訓練も始めた! ◎ 日本の専門家は、「インターセプト」に「憲法違反」になるうる、と指摘 ★ 第2次安倍政権で、NSAとの連携強化が始まった?! | トップページ | 〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑦〕 ◆ 米NSAの諜報基地は、沖縄の米海兵隊・「キャンプ・ハンセン」駐屯地内に / 2000年代初期、約5億ドルをかけ、ジャングル訓練場を切り拓き、アンテナ群を含む、最新鋭の諜報施設を建設 / 沖縄県民の目から隔絶 / ハワイから遠隔操作 / これをなんと、日本側が全額を負担! ◎ 日本政府の前当局者、日本国民に知らせず、国民の米諜報施設に注ぎ込んだことを批判 ★ 国会で追及されるべきことだ! »

2017-04-25

〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑥ 〕 ◆ 2013年段階でなって、NSA、日本の諜報機関の関係が「健全」なものになったと言明 / 日本の「シギント」だけでなく、なんと、日本の「警察庁」ともパートナー関係に / 日本側、北朝鮮のミサイル情報で、NSAの依存 / その前年、2012年9月、ハッカーのソフトを情報を日本側が初提供 / サイバー・セキュリティーでも関係強化

 ★ 日本の「警察庁」がNSAとパートナー関係になっていたとは、さすがに驚きである。

 日本は野田政権の時代から、NSAとの関係づくりに動き、やはり第2次安倍政権になって「健全な関係」を築くに至ったわけだ。 

………………………………………………………………………………………

 As recently as 2013, the NSA claimed to maintain “robust” working relations with its Japanese counterparts. The agency has two surveillance partners in Japan: the Directorate for SIGINT, and the Japanese National Police Agency. Japan has collaborated closely with the NSA on monitoring the communications of neighboring countries, and it also appears to rely heavily on U.S.-provided intelligence about North Korean missile launches. As of February 2013, the NSA was increasingly collaborating with its Japanese counterparts on cybersecurity issues. And in September 2012, Japan began sharing information with the NSA that could be used to identify particular kinds of malicious software being used by hackers. This was the first time the country had shared this kind of data and the NSA viewed it as highly valuable, potentially leading to the prevention or detection of hacking attacks on “critical U.S. corporate information systems.”

………………………………………………………………………………………

〔★は大沼〕 ◎ インターセンプト Japan Made Secret Deals With the NSA That Expanded Global Surveillance
 (24日付け)⇒ https://theintercept.com/2017/04/24/japans-secret-deals-with-the-nsa-that-expand-global-surveillance/

Screenshot6187_5

          *

◎ 関連 〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ① 〕 ◆ 米国家安全保障局(NSA)、日本政府と一方で連携し、利用しながら、他方、自国利益を優先! ◎ 2007年5月、アラスカのアンカレジのホテルで開かれた国際捕鯨委員会総会で暗躍! NSAと連携するニュージーランド諜報機関が、日本の代表団を盗聴 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-4ff3.html

          *

 〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ② 〕 ◆  2010年7月には、裁判所の令状を得て、ワシントン、ニューヨークの日本政府当局者、日銀職員への監視調査活動を始める!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-14f8.html

          *

 〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ③ 〕 ◆ 日本政府、数年間にわたって、NSAの、高周波シグナルを傍受して、解析結果を共有する「CROSSHAIR(クロスヘア=照準十字線)」に参加 しかし、2009年になって、突然、参加を拒否 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-177c.html

          *

〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ④ 〕 ◆ 米国家安全保障局(NSA)の在日最高幹部が、2008年11月の内部文書で、< 日本の諜報機関は、「シギント(SIGINT、通信・電磁波・信号などを傍受する諜報活動)を最高のものとみなしている。古臭い、冷戦時代の活動モード。10年間のNSA状態だ > と、時代遅れぶりを指摘 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/sigint-7bde.html

          *
〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑤ 〕 ◆ 2013年4月のNSA文書によると、NSAは日本の(時代遅れの)「シギント」諜報部門に対して、最強近くのスパイツール、大規模監視システム「XKEYSCORE」を供与するとともに、日本の諜報員の訓練も始めた!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-ffbe.html

Posted by 大沼安史 at 11:30 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑥ 〕 ◆ 2013年段階でなって、NSA、日本の諜報機関の関係が「健全」なものになったと言明 / 日本の「シギント」だけでなく、なんと、日本の「警察庁」ともパートナー関係に / 日本側、北朝鮮のミサイル情報で、NSAの依存 / その前年、2012年9月、ハッカーのソフトを情報を日本側が初提供 / サイバー・セキュリティーでも関係強化: