〔フクイチ・メガ核惨事 7年目の春に〕(民の声新聞)★ 安倍首相、今村復興相、御一行さま、浪江町を電撃訪問 / わずか20分ほどで引き揚げ! / 焼きそば、ホッキ飯などを「食べて応援」パフォーマンス/ ◇ 「関係者」と「記者クラブ」と「SP」でごった返した空虚な空間は、最後まで握手と記念撮影に応じ続けた安倍首相らが車に乗り込むと、嵐が去った後のように…… ★ これが安倍政権の「寄り添う」姿だ!
★ 「自己責任で食べて応援」! 写真は「民の声新聞」から。
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〔★は大沼〕◎ (民の声新聞) 【73カ月目の浪江町はいま】安倍首相は「汚染続く現実」を直視せよ。駆け足の〝パフォーマンス〟に怒り心頭の町民。「線量計持って歩け」「住んでみろ」
(9日付け)⇒ http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-145.html
◇ 筆者(鈴木博喜さん)も実際に線量計を持参して歩いてみたが、浪江駅を挟んで反対側、権現堂字矢沢町付近で0.4μSv/hを超えた。駅舎の近くでは0.5μSv/hに達する個所もあった。駅と町役場の距離はわずか1kmほど。確かに役場周辺の空間線量は低い。だが、わずかな距離を移動しただけでこの数値。町役場から30分ほど歩くと「丈六公園」があるが、線量計は1μSv/hを上回る。環境省が「避難指示解除後も注視する必要のある場所」と言うほど。これが「生活環境は概ね整った」と国が言う浪江町の現実だ。
◇ 帰還困難区域の津島地区から兵庫県に避難中の菅野みずえさん(64)の怒りは激しい。
「何も津島まで行かなくたって、丈六公園から少し行けば帰還困難区域の酒井行政区があります。車であればあっという間に着きます。精度の良いガイガーカウンターを持参して警報音の鳴る場所を歩きなさいよ、と言いたいです。帰れない場所も同時に見ないとフェアじゃ無いですよ」
◇ 樋渡・牛渡行政区から福島県中通りに避難している40代男性は「この国のトップの人たちには失望しているので見たくも無いですね。避難指示解除前の住民懇談会で見切りをつけました。腹を立てるのも嫌だ」と呆れ顔だ。
「すごい事が起きているんです。根拠無く『年20mSvで大丈夫なんだ』と言われているんですからね。国はきれいな事だけを言いたいのでしょう。大本営発表の時代と何も変わって無いじゃないですか。群馬訴訟の判決では国の責任も認めているんです。安倍首相は〝セレモニー〟なんかやってる場合じゃ無いですよ」
Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 | Permalink