〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑫ 〕◆ 米NSA 1950年代から、日本で活動! / 最初は東京・港区の「ハーディ・バラック」に秘密基地 / 2007年までに、カバー(偽装)作戦は最早、不要と、東京の米国大使館に入居 / 同年10月の内部文書で「日本政府が対NSA関係で次のステップへ」と明記!
★ 日本でNSAの活動が「公然化」したのは、このころ、2007年の頃からか!
関係内部文書は、
⇒ https://theintercept.com/document/2017/04/24/nsa-liaison-in-tokyo-opens-new-office/
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According to the agency’s documents, its relationship with Japan dates back to the 1950s. NSA’s presence in the country was for many years managed out of a “cover office” in the Minato area of downtown Tokyo, within a U.S. military compound called the Hardy Barracks. From there, NSA maintained close relations with a Japanese surveillance agency that it refers to as Japan’s Directorate for Signals Intelligence, or SIGINT.
At first, the NSA appears to have kept a low profile in Japan, concealing details about its presence and operating undercover. But as its relationship with the country developed, that changed. By 2007, the agency had determined that “cover operations are no longer required” and it relocated its main office in Japan to a space within the U.S. Embassy in Tokyo. “NSA’s partnership with Japan continues to grow in importance,” the agency noted in a classified October 2007 report, adding that it planned to take the country “to the next level as an intelligence partner with the U.S.”
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〔★は大沼〕 ◎ インターセンプト Japan Made Secret Deals With the NSA That Expanded Global Surveillance
(24日付け)⇒ https://theintercept.com/2017/04/24/japans-secret-deals-with-the-nsa-that-expand-global-surveillance/
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◎ 関連 〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ① 〕 ◆ 米国家安全保障局(NSA)、日本政府と一方で連携し、利用しながら、他方、自国利益を優先! ◎ 2007年5月、アラスカのアンカレジのホテルで開かれた国際捕鯨委員会総会で暗躍! NSAと連携するニュージーランド諜報機関が、日本の代表団を盗聴
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-4ff3.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ② 〕 ◆ 2010年7月には、裁判所の令状を得て、ワシントン、ニューヨークの日本政府当局者、日銀職員への監視調査活動を始める!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-14f8.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ③ 〕 ◆ 日本政府、数年間にわたって、NSAの、高周波シグナルを傍受して、解析結果を共有する「CROSSHAIR(クロスヘア=照準十字線)」に参加 しかし、2009年になって、突然、参加を拒否
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-177c.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ④ 〕 ◆ 米国家安全保障局(NSA)の在日最高幹部が、2008年11月の内部文書で、< 日本の諜報機関は、「シギント(SIGINT、通信・電磁波・信号などを傍受する諜報活動)を最高のものとみなしている。古臭い、冷戦時代の活動モード。10年間のNSA状態だ > と、時代遅れぶりを指摘
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/sigint-7bde.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑤ 〕 ◆ 2013年4月のNSA文書によると、NSAは日本の(時代遅れの)「シギント」諜報部門に対して、最強近くのスパイツール、大規模監視システム「XKEYSCORE」を供与するとともに、日本の諜報員の訓練も始めた!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-ffbe.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑥ 〕 ◆ 2013年段階でなって、NSA、日本の諜報機関の関係が「健全」なものになったと言明 / 日本の「シギント」だけでなく、なんと、日本の「警察庁」ともパートナー関係に / 日本側、北朝鮮のミサイル情報で、NSAの依存
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-abaa.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑦〕 ◆ 米NSAの諜報基地は、沖縄の米海兵隊・「キャンプ・ハンセン」駐屯地内に / 2000年代初期、約5億ドルをかけ、ジャングル訓練場を切り拓き、アンテナ群を含む、最新鋭の諜報施設を建設 / 沖縄県民の目から隔絶 / ハワイから遠隔操作 / これをなんと、日本側が全額を負担!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-677e.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑧ 〕 ◆ 米NSA、2004年に、横田基地内に、フットボール競技場サイズの、諜報用アンテナ製作・修理施設を開設! 660万ドルの建設費の大半を、ここでもなんと、日本政府が負担! / それどころか、日本政府、設計者など専門家7人分の給与、計(年)37万5000ドルを負担
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-e696.html#more
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑨ 〕◆ 米NSA 三沢基地に、「クオンタム・インサート(量子挿入)」攻撃システムを配備 / ターゲットのネット・ブラウズ習慣を把握し、スパイ・ウイルスを仕込んだサイトなどに誘導 / ターゲットから情報を収集! 罠を仕掛けて待ち受け
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-3bd6.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑩ 〕◆ 米NSA 三沢基地に、「APPARION(幽霊)」、「GHOSTHUNTER(幽霊ハンター)」プログラムを配備 / なんと中東、北アフリカのターゲットの位置情報をピンポイント把握 / 「GHOSTHUNTER」情報は殺人攻撃に利用! / アフガン、パキスタン、さらにはインドネシアのテロ容疑者追跡にも威力を発揮
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-f5f1.html
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〔米・メディア ≪インターセプト≫が、スノーデン文書の日本関係分を暴露報道 ⑪ 〕◆ 米NSA 2009年3月時点で、三沢基地から、「ターゲットの16機の人工衛星の8000シグナルを解析」 / 当時のNSA長官「全面収集」指示で、三沢のNSAが「自動スキャン・プロセス・テクノロジー」を開発!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2017/04/post-6161.html
Posted by 大沼安史 at 12:52 午後 | Permalink