〔フクイチ・メガ核惨事 7年目の春に〕◇ 今村復興相の暴言に怒り心頭の被災者たち ◆ 「何かというと県は国の意向に沿うと言い、国は県を支援すると言う。そうしておいて支援打ち切りを無理やり進め、被災者を追い込むのが国のやり方です」/ 「復興庁とは除染や公共工事で予算を回すことしか考えていない役所にしか見えてきません」★ 何が「被災者に寄り添う」だ! 死の灰・焼け太りの「アンダーコントロール」官庁の人件費を、避難者支援にまわすべきだ!
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〔★は大沼〕 ◎ ニフティーニュース dot.(ドット) ⇒ “舌禍”常習だった? 今村復興相の暴言に怒り心頭の被災者たち ジャーナリスト・桐島瞬さん
(5日付け)⇒ https://news.nifty.com/article/domestic/government/12128-2017040500101/
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◇ 福島市から山形市へ避難している藤田亜希子さん(44)は、国の支援打ち切りで4月から山形市内の賃貸住宅に移らざるを得なかった。 シングルマザーで12歳と9歳の娘を抱え、福島市の家のローンを払う二重生活は経済的にも苦しい。
生活費を得るために毎日片道100キロを運転して福島市の職場へ通う。
「原発を推進した国と東電のせいで私たちは避難せざるを得なくなった。それを大臣はまったくわかっていない。自分たちは福島の実情がよく分からないから県の政策を支援する立場といったけど、そんな無責任なことでどうするのか。そもそも『子ども被災者支援法』には国が避難者の支援を講じることと定めてあります。避難は本人の責任などという信じられない発言が出てくる以上、そんな基本的なことすらご存じないのではないでしょうか」
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◇ 福島市から米沢市に妻と二人で避難中の武田徹さん(76)は、国の無責任体質が現れたと怒る。
「県と8度にわたって支援打ち切りをやめるよう交渉しましたが、自主避難者の訴えを聞く耳はありませんでした。何かというと県は国の意向に沿うと言い、国は県を支援すると言う。そうしておいて支援打ち切りを無理やり進め、被災者を追い込むのが国のやり方です」
武田さんは、健康被害が出るような放射能汚染のある福島へは帰れないとの気持ちから、支援が打ち切られた4月以降も抗議のために借り上げ住宅に住み続けている。
だが、借り上げ住宅の運営を任されている会社からは「このまま住み続けるなら不法占拠として損害賠償を請求する」とまで言われているという。
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◇ 自主避難ではないが、浪江町から福島市での避難生活が続く元原発作業員の今野寿美雄氏(52)も今村大臣の発言に頭にきた一人だ。
「今村氏は先月のテレビ番組でも『自主避難者が故郷を捨てるのは簡単』と被災者を逆なでする発言をしたばかり。こういう言葉を聞くと、国の役人にとって自主避難者などどうでもよいと思っていることがわかる。復興庁とは除染や公共工事で予算を回すことしか考えていない役所にしか見えてきません」
Posted by 大沼安史 at 12:56 午前 | Permalink