〔「美しい国」の国有地疑惑!〕≪反戦の家づくり≫ 安倍晋三記念小学校事件を動かしていた「力」 / 何年も何回も省庁をまたぎ、国と府が連携して、とても「お役所仕事」とは思えない敏腕を発揮して、籠池総裁を支え続けたのは なぜなのだろうか。この異様さこそが、今回の安倍晋三記念小学校事件の核心なのだ。
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◇ 私はずっと以前、某設計事務所につとめていた頃、墓地の開発をめぐって右翼のおじさんと一緒に大阪府庁を回らされたことがある。黒塗りのBMWで府庁に乗り付け、毛筆体で数え切れないほど肩書きを並べた名刺を出すと、たしかに丁重に応接室には通してくれるし、お茶も出してくれた。
しかし、現場の職員も必死だ。そこで何か特別扱いをしたことがバレたら、自分の首が飛ぶからだ。とくに、共産党系の組合員の目を非常に気にしていた。
もちろん、私が同行したのはそんなにエラくない右翼だったのだろうけど、強面の肩書きですんなり不正が通るほど、現場は簡単ではないということだ。役人の自己保身が保証されない限り、一見して不正とわかるようなことは、通るわけがない。
逆に言えば、
担当役人の保身を保証するくらいの力
がこの事件には、何年も継続的に働いていたということだ。
この「力」を解明することが、この事件の鍵なのだ。
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Posted by 大沼安史 at 01:39 午前 | Permalink