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2017-01-11

〔フクイチ・スーパー核惨事 7年目 年のはじめに〕◇ 早野龍五・東大教授 : ≪ 科学者がいま、福島の若い世代に伝えたいこと 「福島に生まれたことを後悔する必要はどこにもない」≫ / (そして――高校生の「フクイチ見学」):「……大事なのは、ドアを叩き続けることでした。ドアは叩き続ければいつかは開く、ということを示したかった」「ドアはもう開いたんです」★「フクイチへの高校生見学のドア」は開いたそうだが、「フクイチ」はまだ「チェルノブイリ」のように「2重・気密・石棺化」されず、「青天井」で「開いた」ままだ!

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 ★ 「福島で生まれたことを後悔する必要はどこにもない」――

 どの時代に、どこに、どう生まれるかは、自分で決定できる問題ではない。

 したがって、それは(自分の行為の結果として)「後悔する・しない」の問題ではない。

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 福島の高校生諸君たちに必要なことは、自分が生まれ落ちた福島が、東電の福島第一原発・連続爆発・メルトダウン大災害の被曝地と化した事実と向き合い、大災害を引き起こした責任者らに、自分のしでかしたことを「後悔するよう」求めることだ。心から悔いあらため、罪を認めるよう求めることだ。

 加害者をきびしく批判し、「反省・謝罪・賠償」をするよう求めることだ!

 ふるさとを元に戻せ、と要求することだ!

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 ★ 「福島で生まれたことを後悔する必要はどこにもない」――「食べて応援」コピーライターが書いたようなこのセリフ(キャッチ)は、第2次大戦中のヒトラー支配地で「処理」された、ユダヤ人や障がい者たちに、「ナチス・ドイツに生まれたことを後悔する必要はない」と言っているようなものではないか?

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 ★ 早野氏は2015年6月、福島高校で講演したとき、「目を閉じて、周りを見ないで手をあげてください」と生徒たちに質問したそうだ。

 「家で福島産の食材を買うかどうかです」

 「買わないという家は1割〜2割くらいだったかな。次は外部被曝線量が高くて不安かどうか。これは少なかった。5%いるかいないか」

 「自分の子供を産めるか不安か、と聞くと10%くらい手が上がったんです」

          *

 ★ 「無記名の事前アンケート」のほうがよかったような気がする。

 「1~2割」とか、「10%くらい」とか、おおざっぱな数字じゃなく。

 目をつぶって挙手する……福高の生徒たちは、教師や早野氏自身から「見られている」ことを意識して挙手しなければならなかった……。

 それにしても、この「アンケート結果」の「正確性」は、どのように担保されたのか?

 そしてまた……「内部被曝に対する不安」は聞いたのだろうか?

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 そして何より、福島高校はたとえば小出裕章さんのような方を、セカンド・オピニオン・レクチャラーとして、講演に呼んでいるのだろうか?

 ( ↑ 「僕が合図をしたら、目を閉じて、しっかり目を閉じて……」 ★ なんだか、催眠術師っぽくって、違和感がする)

          ◇ 

 
 ◇ 【福島高校を訪ねて】

 2015年6月、僕は講演をしにいきました。そこで、生徒たちにいくつか質問をしたんですね。福島高校は、県内でも屈指の進学校で、理系教育だって充実している。

 目を閉じて、周りを見ないで手をあげてください、と僕は呼びかけました。最初に聞いたのは、家で福島産の食材を買うかどうかです。買わないという家は1割〜2割くらいだったかな。次は外部被曝線量が高くて不安かどうか。これは少なかった。5%いるかいないか。

 自分の子供を産めるか不安か、と聞くと10%くらい手が上がったんです。1割は事故から4年たっても、まだ不安だっていうんです。これだけ理系教育も充実している福島高校で、1割は不安だと手をあげる。潜在的にはもっと多いかもしれないし、他の高校だったら、比率はもっと高いかもしれない。

 子供を産めるかどうか、生徒から聞かれたらですか? 答えは躊躇なくイエスです。問題なく産める、と即答しますよ。そんな不安をいまでももたせていること自体が罪深いことですから。

          *

 ◇ 【福島高校の高校生たちの「フクイチ現場見学」について】

 ・ 絶対に確認しておかないといけないのは、廃炉をブラックボックスにしてはいけないということです。

 次に、誰が廃炉を最後まで担うのかということ。それは僕たちの世代ではないし、現役の東京電力の幹部でもないということです。

 見届けるのは、いまの高校生たちの世代です。僕になにができるのかを考えたとき、一番大事なのは、彼らが自分たちの言葉で福島を語れるようになることです。それには、廃炉も含まれます。

 ・ 今後、もし他の高校から申請があったらどうするのか。県内の高校から依頼があったらどうするのか、東電は答える義務がある。廃炉作業は壁の向こう側の話にしてはいけないのです。

          *

〔★は大沼〕 ◎ BuzzFeed News :◇(前篇) 科学者がいま、福島の若い世代に伝えたいこと 「福島に生まれたことを後悔する必要はどこにもない」
 (9日付け)⇒ 
https://www.buzzfeed.com/satoruishido/hayano-san-01?utm_term=.ixZNwB6gL#.yrkEMk9vV

 ◇ (後編) 「いずれ自分の言葉で福島を語らなければならない」 高校生に、科学者が託した思い
 (10日付け)⇒ 
https://www.buzzfeed.com/satoruishido/hayano-san-02?
utm_term=.hglJG9j75#.uh1j5Nv0o

          ◇

 ◇ (前篇より)

 福島高校で実際に体験したことをお話します。2015年6月、僕は講演をしにいきました。そこで、生徒たちにいくつか質問をしたんですね。福島高校は、県内でも屈指の進学校で、理系教育だって充実している。

 目を閉じて、周りを見ないで手をあげてください、と僕は呼びかけました。最初に聞いたのは、家で福島産の食材を買うかどうかです。買わないという家は1割〜2割くらいだったかな。次は外部被曝線量が高くて不安かどうか。これは少なかった。5%いるかいないか。

 自分の子供を産めるか不安か、と聞くと10%くらい手が上がったんです。1割は事故から4年たっても、まだ不安だっていうんです。これだけ理系教育も充実している福島高校で、1割は不安だと手をあげる。潜在的にはもっと多いかもしれないし、他の高校だったら、比率はもっと高いかもしれない。

 子供を産めるかどうか、生徒から聞かれたらですか? 答えは躊躇なくイエスです。問題なく産める、と即答しますよ。そんな不安をいまでももたせていること自体が罪深いことですから。

 僕は科学者として、データを集め、それを公表してきました。とにかく大事にしてきたのは、いま福島に生まれたことを後悔する必要はどこにもないということです。

 福島で実際に人々が生活している地域より自然放射線の量が多い地域なんていくらでもあります。福島は、外部被曝も内部被曝も日本の他の地域、世界各国と比べてもまったく問題ない。

 いま、福島県で流通しているものをどれだけ食べても、他の地域と比べて問題になるような内部被曝はありえません。

 これはデータをみて、自信を持って言えることです。なのに、これだけ不安だという生徒が残っている。

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 ◇ (後編より)

 さてここで、僕がなぜ、福島第一原発に福島高校の生徒たちを連れて行ったのかという話もしておきましょう(※日経新聞によると、生徒たちの被曝量は全員が0.01ミリシーベルト以下)。

 絶対に確認しておかないといけないのは、廃炉をブラックボックスにしてはいけないということです。

 次に、誰が廃炉を最後まで担うのかということ。それは僕たちの世代ではないし、現役の東京電力の幹部でもないということです。

 見届けるのは、いまの高校生たちの世代です。僕になにができるのかを考えたとき、一番大事なのは、彼らが自分たちの言葉で福島を語れるようになることです。それには、廃炉も含まれます。

 もちろん、なにをどうやっても連れて行くことに批判が出ることは想定していました。まず、メディアも連れて行ったことですね。

 メディアを連れて行くことは、絶対に必要だったと思っています。それは、いまも変わりません。仮にひっそりと行ったらどうなるか。いずれ、表にでて今度は「なぜこっそりと行ったのか」「ブラックボックスだ」と福島高校や生徒も含めて批判されることが目に見えています。

 当然ながら、こうした動きは必ず表にでます。そのリスクと比較して、メディアを同行させたほうがいい、というのが僕の判断です。クローズドよりも、オープンにしておいたほうがいいということです。

 福島高校の生徒たちは、遅かれ早かれ、自分の言葉で福島を説明しなければいけなくなる。それならば、ここで勉強しておくことは決して無駄にはならない。

 東電の意見を代弁する存在ではなく、彼らは自分の言葉で語らないといけない。メディアをいれたときに一番気をつけたのは、彼らが東電を「代弁」しているかのように切り取られることでした。

 不本意な取り上げられ方もなかったとはいいません。しかし、それがあったとしてもなお、僕はメディアとともに行ってよかったと思います。

 地元の人にも簡単には認められない廃炉の現場に高校生が入れたのは、僕が東大教授だからだとか、ツイッター上で影響力があるからだ、ともいわれました。

 それはあるでしょう。だからこそ、そこで大事なのは、ドアを叩き続けることでした。ドアは叩き続ければいつかは開く、ということを示したかった。

 「ともすれば、東電はすぐに閉じようとする。見えなくなることのデメリットのほうが大きい」

 見学を認めるか、認めないかは東電の一存です。そもそも、手続きやルールだってどこまで明確に定まっているのかどうか、わからないままなんです。

 だから、僕は東電のドアを叩いたんだと思っています。ドアはもう開いたんです。

 今後、もし他の高校から申請があったらどうするのか。県内の高校から依頼があったらどうするのか、東電は答える義務がある。廃炉作業は壁の向こう側の話にしてはいけないのです。

 ともすれば、東電はすぐに閉じようとする。見えなくなることのデメリットのほうが大きい、ということは何度でも強調したいと思います。

Posted by 大沼安史 at 02:44 午後 |