〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目 年の終わりに〕 ≪ANNが報道≫ ◎ 経産省「原子力安全・保安院」耐震安全審査室の小林勝・室長が2010年ごろ、貞観(じょうがん)地震のリスクを検討し、新たな津波対策を提案したところ、これに対し、保安院の複数の幹部から「余計なことを言うな」「あまり関わるとクビになるよ」と言われたと証言!★ 大津波対策を真剣に考えれば、ディーゼル発電機の高台移転は「3・11」前に可能だったろう! 提案をにぎり潰した保安院の幹部らは「A級戦犯」ということなる! 責任は追及されねばならない!
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★ 小林室長は、2011年3月に東京電力の担当者に対し、新たな津波対策の必要性を伝えた。
しかし、東電の担当者は「2012年秋の土木学会の評価の見直しを待ちたい」と答えた。
それに対し小林室長は「それでは遅い」と話しましたが、その4日後に東日本大震災が起きた。
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★ わたしの調べたところでは、、公表された小林室長への事情聴取調書には、いわゆる「海(苔)弁(当)」状態ながら、こうある。
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調書によれば、「野口課長」という人物が、なんと小林室長に「保安院と原子力安全委員会の上層部が手を握っているのだから、余計なことをするな」という趣旨のことを言っていた!
ここに出て来る、保安院の幹部、原子力安全委の上層部の人間は、「A級戦犯」として追及されるべきではないか!
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〔★は大沼〕 ◎ ANN : 津波対策「あまり関わるとクビになるよ」調書を公開
(2014年4月26日付け)⇒ http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000041457.html
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政府は、福島第一原発の事故調査委員会の調書127人分を公開しました。震災前に当時の規制当局の原子力安全・保安院で、巨大津波対策を検討しようとしたところ、複数の幹部にとがめられたとする証言があったことが分かりました。
新たに公開された調書によりますと、2010年ごろ、当時、保安院・耐震安全審査室の小林室長が、過去に福島で起きた巨大な貞観(じょうがん)地震のリスクを検討し、新たな津波対策を提案しました。
これに対し、保安院の複数の幹部から、「余計なことを言うな」「あまり関わるとクビになるよ」と言われたと証言していることが分かりました。
室長は、2011年3月に東京電力の担当者に対し、新たな津波対策の必要性を伝えましたが、担当者は「2012年秋の土木学会の評価の見直しを待ちたい」と答えたということです。
室長は「それでは遅い」と話しましたが、その4日後に東日本大震災が起きました。これで合わせて202人の調書が公開されましたが、震災当時の東京電力の会長や社長などの調書は公開されていません。
Posted by 大沼安史 at 05:00 午後 | Permalink