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2016-11-04

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 「だから、国際社会(the world community)は、フクシマ原子力惨事について、明確な理解を得ることも、その真実を知ることも、文字通り、不可能にさせられているのだ!」 ―― ロス在住のジャーナリスト、ロバート・ハンツカーさんが、日本のマスコミの責任放棄を厳しく批判!

  「脱ポチ宣言」をして「フクイチ調査報道」に取り組み、つぶされた朝日新聞・特別報道部の栄光と悲惨をケース・スタディーし、米国のジャーナリズム学・権威誌に発表したニューヨーク・タイムズ前東京支局長、M・ファクラーさんの詳細レポートが、海外の反響を呼んでいる!

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〔★は大沼〕 ◎ Fukushima Cover Up(フクシマ隠ぺい) by Robert Hunziker
(10月31日付け)⇒ 
http://www.counterpunch.org/2016/10/31/fukushima-cover-up/

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☆ ハンツカーさんも、ファクラーさんの真相暴露には、さすがに驚いたようだ。

 日本のジャーナリズムが柱のひとつである「朝日新聞」までが、安倍政権に屈服して、自らにサルグルワをはめ、調査報道で真実を暴き出した記者に懲罰を加えている。

 これでは国際社会は、フクイチの真実を知りようもないではないか!

 こうハンツカーさんは批判しているのだ。

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 ★ ハンツカーさんは、米国の有力誌、『カウンターパンチ』への長文コラムのなかで、「フクイチ・スーパー核惨事」(これは、わたし大沼の表現)について、こう述べている。

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 フクシマは国家的・全世界的な非常事態である。その最悪事態の真相は、誰もが最悪事態が起こり続けていることを知っている
こと実は知っているがゆえに、機密として徹底して封印され続けて来た。それは現在進行中のもので、なおうごめいている。致命的なものでもある。それは人びとを殺してきたのだ。それは今度、数十年にわたって、さらに多くの人を殺し、傷つけることだろう。

 Fukushima is a national/worldwide emergency that is the worst kept secret ever because everybody knows it is happening; it is current; it is alive; it is deadly; it has killed and will kill many more as well as maim countless people over many decades.

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 ★ ハンツカーさんは隠蔽を続け、東京オリンピックの一部競技を福島で開催しようとする安倍政権を、こう批判している。

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 彼らは狂人なのか? 最後のどん詰まりで突進しようとしている。狂っている。アウトオブ・コントロール状態だ。

 Are they nuts, going off the deep end, gone mad, out of control?

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 ★ こういうときだからこそ、真実のジャーナリスムが求められるのに、日本では朝日新聞のフクイチ調査報道が葬り去られた。

 だから、「世界最悪の大災害の前に、信頼できる情報もなく、世界は沈黙の底に沈んでいる(The world is dead silent on credible information about the world’s biggest disaster!)」と、ハンツカーさんは嘆く。

 「ディズニーランドの広報紙」のような、「偽物ジャーナリズム( faux journalism)」が横行する、安倍政権下の日本!

 日本の心あるジャーナリストよ、この国を「アベノ亡国」から救い出すために、立ち上がれ!

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◎ 関連 11-02 「脱ポチ宣言」―― 2011年10月、朝日新聞の調査報道チーム「特別報道部」がスタートしたとき、ドアにこんな勇ましい決意表明が張り出された。「フクイチ」の真相に迫る「プロメテウスの罠」、連載開始。そして、2014年5月の、吉田調書をめぐる、あの「朝日」の屈服 / 「特報」に残った記者たちは「フクシマ」報道を禁じられた! ★ ファクラー・前ニューヨーク・タイムズ東京支局長が『コロンビア・ジャーナリズム・レビュー』で、「沈む『朝日』」の一部始終を詳細レポート!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/11/post-c992.html

Posted by 大沼安史 at 11:48 午前 |