〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 「一般人の放射線被ばくの限度は全国どこでも年間1ミリシーベルトであることが法律で決まっています。ところが、原発事故があった福島県では、除染によって強制避難区域の線量が20ミリシーベルトを下回ったから、帰ってきてくださいと言っているんです。おかしくないですか」 ―― 福島県自主避難者の今 森松明希子さんに聞く ★ 「子ども・被災者生活支援法」さえも無視するアベノ政治の非道は、許されることではない!
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★ 森松さんは、こうも語っている。
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超党派の議員で作った「子ども・被災者生活支援法」には、「避難の権利」が盛り込まれています。
何兆円もの除染費用に比べ、わずかな額の自主避難者支援を打ち切ることは、おかしなことです。
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★ 森松さんにインタビューした毎日新聞の記者の湯谷茂樹さんも、こう書いている。
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聞いて一言
福島第1原発事故からまもなく5年8カ月。被ばくを逃れるために生活の地を離れた避難者の姿が見えにくくなっている。森松さんが強調していた「物言えぬ空気」のせいもあるだろう。それとともにメディアが当事者の声を伝え切れていない現実もある。復興庁HPは「子ども被災者支援法」の概要の説明で「支援対象地域での居住・他地域への移動・帰還を自らの意思で行えるよう、いずれを選択しても適切に支援」と記している。全会一致で成立させた議員にも声をあげてもらいたい。
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復興庁HPの「子ども被災者支援法」の概要の説明は以下の通り。
⇒ http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat2/20120627hougaiyou.pdf
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〔★は大沼〕 ◎ 毎日新聞 : そこが聞きたい 福島県自主避難者の今 森松明希子氏
(3日付け)⇒ http://mainichi.jp/articles/20161103/ddn/004/070/042000c
Posted by 大沼安史 at 03:16 午後 | Permalink