〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 『河北新報』がスクープ報道 : ★ 「洗車汚泥」に追い込まれる福島県の自動車整備業界 / 放射能、最大5万7400ベクレル/キロもの猛烈汚染 / ひしゃくで汲み上げ、ドラム缶に保管 / ★ 安倍政権と東電、例によって責任逃れ! 再稼働に狂奔するその面(つら)を、いちど死の灰汚染水で洗って、正気を取り戻し、対策に真剣に取り組め!
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★ 油水分離槽に流れ出た放射能洗車汚水が逆流し、整備工場内い噴き出すようなことも起きている。
昨年の1月のことだそうだ。
まるで「フクイチ」の構内のような、「死の灰・汚染水地獄」だ!
整備工場のみなさんの被曝、あるいは周辺地区への汚染拡大、そしてまた周辺住民のトバッチリ被曝が懸念される。
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★ これはおそらく、福島県にかぎらず、被曝地全域の問題であるだろう。
隣接の宮城県、茨城県の県庁は早急に対策に動いてほしい。
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★ 「洗車汚泥」は、いまだに発生しているようだ。
ということは、被曝地では死の灰ダストをかぶった「被曝車」がいまだに走っていることになる。
死の灰を巻き上げ、運んでいる。(そんなところを子供たちが通学している。清掃ボランティアをしている)
洗っても洗っても、次々に生みだされる放射能汚泥!
福島の自動車整備業界は中間貯蔵施設の設置に動いているそうだが、本来、安倍政権、あるいは東電がやるべきことだ。
「洗車」は、ガソリンスタンドでも、コイン洗車場でも行なわれている。
環境省は早急に「洗車汚染」状況を徹底調査し、対策を打ち出すべきだ!
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◆ 「深夜にふたを開け、ひしゃくで汚泥をくみ上げている。飛散しないかと心配で。社員にはさせられない」と工場主の一人。分離槽の汚泥を移し替えたドラム缶に次々と保管場所をとられ、車検に来た客の車が止められない工場まで出てきた。
◆ 福島労働局に放射線対策を相談すると「1万ベクレルを超える汚泥だと厳重な防護対策が必要」と手作業を問題視された。八方ふさがりの状況だ。
◆ 「被害は顕在化していませんよね」。昨年7月。東電福島復興本社(福島市)での話し合いで飛び出した担当者の発言に、業界側はがくぜんとした。社会問題化しなければ取り合わない-そう言っているように受け止めた業界側は、担当者に食ってかかった。「工場に濃度の高い放射性物質があると知れたら客が来なくなるじゃないか」。以後、東電とは平行線のままだ。
◆ 対応を迫られた整備業界は現在、県内全域の「洗車汚泥」を一括して扱う本格的な中間処理計画を立ち上げ、環境省などと再び協議に入っている。例を見ない民間主導の試みで、県内の用地確保も独自に進行中だ。
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〔★は大沼〕 ◎ 河北新報 : <洗車汚泥>風評被害恐れ公表されず
(6日付け)⇒ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161106_63028.html
Posted by 大沼安史 at 09:39 午前 | Permalink