« 〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋に〕◇ 台湾の政権党、「民進党」が主導権を握る13都市・郡が、「フクイチ被曝地」から「核災食品」の輸入禁止見直し問題で、共同声明 ① 福島県の食品の全面輸入禁止は継続 ② 群馬・千葉・茨城・栃木の4県産の茶・水、粉ミルク、飲料製品も輸入禁止を継続 ③ 4県産のその他食品は、産地・放射能検査証明のあるものだけ輸入を許可 ④ 日本・米国で販売禁止のものは、すべて輸入禁止を継続――の4原則を示す! | トップページ | 〔フクイチ・スーパー核惨事〕◇ 時事通信が報道 : 「3号機使用済み燃料プールからの核燃料取り出しに向けた作業が遅れ、目標としていた2018年1月の取り出し開始が困難となっていることが18日、東電への取材で分かった」 ★ 「フクイチ核地獄・廃炉作業」立ち往生! メルトスルーしたとされる原子炉の「行方不明」核燃と違って、「プール」核燃は、いま、目の前にある(はずの)ものだ! それさえも、取りだせない! 「フクイチ廃炉ストーリー」、崩壊! »

2016-11-18

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋に〕◇ 「フクイチ・SFP(使用済み核燃プール)」の怪 ◆ 「3号機」プールに「残されている使用済み核燃料の『取り出し』に必要なカバーの設置作業が、(当初より9か月遅れながら)来年1月にも始まる見通しに」 △ しかし、「1号機」ではプールから使用済み燃料を「取り出す」ために「カバー取り外し」…… 一方は「取り付け」、他方は「取り外し」 ★ しかも、その3号機カバー取り付けは「完了する時期のめども立って」いない、ありさま! 「フクイチ核地獄・隠蔽劇」、ついに立ち往生?

 ★ 3号機は円形ドーム型の特別カバーが、小名浜で組み立てられ、用意されている。

 1号機は、それもなし!

 「1号機SFP」はやはり、空焚きで“消えた”のか?

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 ★ 3号機のSFPも、1号機SFPに負けず劣らず、ダメージを被っているはずだ。

 円形ドームで目隠しして取り出し作業する、ということは、プールの底に溶融核燃が一部、まだ残留している、ということかもしれない。

 まともな燃料棒の呈をなしていないから、カバーで目隠しし、真実を隠そうとしているのではないか?

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 ★ NHKは例によって、この3号機プールの「燃料をつり上げたり移動させたりする装置を取り付けたあと、装置全体を覆うカバーが設置されますが、完了する時期のめどは立っておらず、来年度中に開始予定としている核燃料取り出しの工程に影響する可能性があります」――と、理解に苦しむ表現で「報道」(?)している。

 カバーを設置する作業を来年1月にも始めるそうだが、それも「見通し」で、「完了する時期のめども立って」いないというのだから、いい加減なものだ。

 「東京電力は『取り出し作業への影響を精査している。スケジュールありきではなく安全最優先で進めたい』としています」――だそうだが、スケジュールを決めたのは、東電ではなかったのか!

 「キノコ雲核爆発」を起こした3号機の現場は猛烈な核地獄で、作業に手をつけられない、というのが正直なところではないか?

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〔★は大沼〕  ◎ NHK : 福島第一原発3号機 核燃料取り出し準備遅れ
 (11月18日 15時01分)⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161118/k10010774031000.html

◎ 関連 東電 : 3号機燃料取り出しに向けた作業
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http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/removal3/index-j.html

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 ★ NHKはせっかくの報道記録をしばらくすると抹消してしまうので(アメリカのテレビ局は違う)、歴史の記録として、NHKの記事を、以下、再録しておく。

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 事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所3号機に残されている使用済み核燃料の取り出しに必要なカバーの設置作業が、当初の計画より9か月遅れて来年1月にも始まる見通しになりました。作業員の被ばくを防ぐ対策に時間がかかったためで、来年度中に開始予定としている核燃料取り出しの工程に影響する可能性があります。

 福島第一原発3号機の使用済み燃料プールには今も未使用のものを含め556体の核燃料が残されていて東京電力は、取り出しに向けたがれきの撤去や作業員の被ばくを防ぐ除染などの準備を進めてきました。

 18日の原子力規制委員会の会合で東京電力は、こうした準備を来月上旬までに終えたうえで、来年1月にも、核燃料を取り出すためのカバーの設置を始める見通しを示しました。

 この作業は、ことし4月に始める予定でしたが除染や放射線を遮る鉛の板の設置に時間がかかったことなどから、当初のスケジュールより9か月遅れることになります。

 東京電力によりますと半年ほどかけて、燃料をつり上げたり移動させたりする装置を取り付けたあと、装置全体を覆うカバーが設置されますが、完了する時期のめどは立っておらず、来年度中に開始予定としている核燃料取り出しの工程に影響する可能性があります。

 東京電力は「取り出し作業への影響を精査している。スケジュールありきではなく安全最優先で進めたい」としています。

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 ★ 以下は、プール(どこに?)から核燃を取り出すためにカバーを外された「1号機」の空撮写真!

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Posted by 大沼安史 at 04:24 午後 |