〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋に〕◇ 7日午後7時39分、MP(モニタリングポスト)No.3付近に設置してある空気中の放射性物質の量を測る「連続ダストモニタ」で、「高警報」(警報設定値:1立方メートル当たり10ベクレル)が発生! 敷地内MPでの「高警報」、ことし5回目 / 東電「ビスマス214」と説明 ★ カバーを外された「1号機」 爆発飛散した「核燃料」由来か! 「継続は(大災害を超えていく)力なり」というが …… 「mekenekotama」さんの努力に感謝!
◇ 「mekenekotama」さんが、「フクイチ」の「2016年11月第2週の出来事」を報告。
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◇ 東京電力は警報を発生させたのはビスマス214だと説明します。
ビスマス214はウラン238からの生成物でウラン238は天然に存在するので、東京電力は「天然由来」を主張しています。
でもウラン238は核燃料の構成物質です。
福島第一には人工的に大量に集められていますが、事故によってムキ出しになったはずです。
2011年3月12日と14日に福島第一は爆発を起こしました。
この時に粒子状に細かくなった放射性物質だけでなく、ウラン238を含む核燃料も吹き飛ばされたはずです。
一部が福島第一の外に飛び出た可能性も否定できません。
実際に福島第一原発から20km弱離れた福島県楢葉町からは、高濃度の放射性物質に汚染された瓦礫が見つかっています。
原発事故でウラン238が飛び散り、ビスマス214等の放出続け、ダストモニタの警報を発生させたとの説明の方が自然な感じがします。
11月10日に福島第一1号機のカバー解体が完了しました。
これで1号機のウラン238もムキ出しになったはずです。
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★ 「mekenekotama」さんは「フクイチ」の2016年11月第2週の出来事を、以下、8項目にまとめ、報告している。どの報告も重要!
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① 福島第一のダストモニタが警報
② 福島第一で新たな法令違反発覚
③ 福島第一で偽装請負
④ 海側凍土壁・凍結完了!移送量は減らず
⑤ 福島第一のフランジタンクの解体は止まったまま
⑥ 福島第一汚染水の「海洋放出」論議が始まる
⑦ 「風評被害」の打ち切りはダメ
⑧ 原発賠償の追加費用、国民負担に
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〔★は大沼〕 ◎ ◇ めげ猫「タマ」の日記 : トラブルいっぱい福島原発(11月2週)― 福島第一のダストモニタが警報 ―
(12日付き) ⇒ http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-1992.html
Posted by 大沼安史 at 03:44 午後 | Permalink