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2016-09-30

〔空から歌が聴こえる〕 ♪ Falling In Love Again  / The Henry Girls  ★ アイルランドの3姉妹が歌うこの歌のビデオは、浜辺が出てきて、素敵だな。日本人が忘れた人生の愛よ、もう一度!

 〔★は大沼〕 ◎ ユーチューブ(オフィシャル・ビデオ) ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Cr20xn4KZzI

 ◎ ザ・ヘンリー・ガールズ ウィキ ⇒ https://en.wikipedia.org/wiki/The_Henry_Girls

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Posted by 大沼安史 at 11:53 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の真実〕◆ バスで避難した双葉町民、約100人のうち、9人を抽出して放射能汚染を測定 9人全員が被曝! うち1人は、靴を履いたままで「10万cpm超」! ―― 米NRC(原子力規制委)情報公開メールの中に記録・保存されていた、経産省・保安院の「英文プレスリリース」のなかに明記! ★ 「10万cpm超え」とはカウンターが振り切れたということだ。全員が急性被曝! 5年半後のいま、どのような被曝症状に苦しまれているのだろう?

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 ★ 当時の朝日新聞の報道では、こう報じられている。

          *

保安院によると(中略)残り約100人は、バスで避難した双葉町の住民。抽出した9人の検査で通常値を上回る放射線が検出され、全員が被曝した可能性があるとしている。
  保安院は「直ちに健康に影響を与えるレベルではない」とも説明している
 

          *

 ★ NRC「フクイチ」メールに含まれていた経産省の英文プレスリリースに記載された「About 100 personns」とは、この「残り約100人」を指すのだろう。

 朝日新聞の記者は、経産省の(日本マスコミ向け)記者発表をもとに上記記事を書いたのだろうが、「抽出した9人の検査で通常値を上回る放射線が検出され、全員が被曝した可能性がある」と報じているだけで、英文リリースにあるような、具体的なデータ(上記)は、いっさいない。

 経産省(保安院)がデータを隠蔽して発表した疑いを禁じえない。

          *

 ★ おそろしいのは、抽出した9人全員が全身(外部)被曝しており、うち1人( ★ 印参照)は靴をはいたままの最初の測定では「10万cpm超」――すなわち、測定不能の猛烈な放射能を帯びており、靴を脱いでもらって、ようやく「4万cpm弱」と計測できたことである。

 「10万cpm超」……ということは、数十万cpmに達していた恐れも、当然あるということだ。

 それも呼吸被曝(内部被曝)を除外した数値!

          *

 ★ 戸谷真理子さんのツイッター報告によると、原子力安全委員会受発信文書のなかに、以下のようなものが含まれている。

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 ⇒ 

https://twitter.com/irukatodouro/status/710027352235859968

 ⇒ http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8945337/www.nsr.go.jp/archive/nsc/jikeiretsu_kanri/jikeiretsu_5/01.pdf

          *

 ★ いずれにせよ、NRCメールに「保全」されていた経産省・英文プレスリリースで、双葉町からバスで非難した「約100人」が猛烈な放射能汚染被害を受けていた事実が、ほかならぬ政府機関の公的文書で記録されていたことは、こんごの損賠賠償・補償訴訟などにとって、大きな意味を持つものと思われる。

          *

 ★ フクイチ風下、放射能直撃被曝の全容の解明が急務である。

          *

〔★は大沼〕 ◎ NRC「フクイチ」公開メール (272頁)

⇒ http://pbadupws.nrc.gov/docs/ML1117/ML11175A278

Posted by 大沼安史 at 08:57 午前 |

〔フクイチ6年目 柏崎・刈羽9年目の秋〕◇ 【画像解析の岩田清さんがツイッター速報】 ◆ 東電柏崎・刈羽原発 「中越沖地」震時には、稼働していなかったはずの「1号機」が「動いていた」ことを確認! 「視覚証拠が完全成立しました。兵器用プルトニウム生成を違法内職して居て中越沖地震に遭遇!」 / 「違法内職」、フクイチ4号機で継続して「3・11」に遭遇  ★ 「柏崎・1号機」プルトニウム製造疑惑が、「新潟県知事選」のさなかに急浮上!

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 ★ 岩田清さんのツイッター速報で、「柏崎・刈羽原発1号機」をめぐる重大な疑惑が、表面化した!

 フクイチでも、定期点検中での稼働していないはずの「4号機」の原子炉で、核兵器用とみられるプルトニムの生産が極秘で行われ、「3・11」の大地震に遭遇、4号機でも「水蒸気爆発・核暴走」が起きていた疑いが指摘されているが、東電柏崎・狩羽原発の1号機でも、表向き、「不稼働」中に、プルトニウム生産が行われてていた!

 これが岩田清さんの画像解析の「結論」だ。

 岩田さんは上記のような「解析画像」( ⇒ こちら )を公表しており、そこから「結論」を得るに至る具体的な解析・証明プロセスの公開が待たれている。

          * 

〔★は大沼〕 ◎ 岩田清さん ツイッター速報

   ① どちらにせよ、稼動して居ない筈の1号機が動いて居た事が確認できた!
   ⇒ 
https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/781414534015619072

   ② 中越沖地震で不可能に成った柏崎刈羽1号機の違法内職を福一4号機が代わって遣って3.11地震に遭遇ですね!
   ⇒ 
https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/781448413162254336 
   ③ 視覚証拠が完全成立しました。兵器用プルトニウム生成を違法内職して居て中越沖地震に遭遇!...
   ⇒ 

https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/781448413162254336

Posted by 大沼安史 at 07:38 午前 |

2016-09-29

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の真実〕◇ 「3・11」の際、日本では、「独立行政法人・原子力安全基盤機構(JNES)」により、「EPRNet」と呼ばれる原子力非常事態対応・高速ネットワーク(システム)が構築・確立されていた! ―― 米NRC(原子力規制委員会)の内部メールで判明! ★ 関係政府機関、原発オフサイトセンターをつなぎビデオ会議、そして、あの「SPEEDI」放射能拡散予測も運用! JNESはその後、新設の原子力規制委員会(NRA)に統合された! 

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 ★ 「EPRNet」 ……初耳である。

 これが日本政府の、もしかしたら菅直人首相も、その存在を知らせてもらえなかった「裏司令部(情報センター)」だったかも知れない。

          *

 ★ 「EPRNet」では、SPEEDIの扱いについても協議されたはずだ。

 国会は「第二事故調」を発足させ、「EPRNet」がどのように動いたのか、検証に乗り出すべきだ。

          * 

 ★ 田中委員長の「原子力規制員会」には、「3・11」当時の「EPRNet」の記録が、引き継がれ、残っていることになる。

 山本太郎さん、頼みます。

 事故当時、菅直人・官邸の陰で、「EPRNet」は何をしていたのか?

 全貌をつきとめていただきたい!

          *

 

〔★は大沼〕 ◎ NRC「フクイチ」メール (3頁)⇒ http://pbadupws.nrc.gov/docs/ML1117/ML11175A278.pdf

          *

 ◎ 原子力安全基盤機構 ウィキ ⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E5%AE%89%E5%85%A8%E5%9F%BA%E7%9B%A4%E6%A9%9F%E6%A7%8B

Posted by 大沼安史 at 05:57 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の真実〕◇ 「3・11」の大災害を、なんと「日本の地震・津波ドリル=演習(Japan Earthquake and Tsunami Drill)」と表現(表記) ―― 米NRC(原子力規制委員会の下部機関、NRR(原子炉規制局)の内部メールで明らかに! ★ 「3・11」とは何の「演習」だったのだろうか? それとも、単なるマッチョな呼称?

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 ★ NRCは専門家チームを東京に急派して、東電・日本政府をサポートしてくれた!

 「3・11」については人工地震による陰謀論もあり、「演習」とは誤解を招きかねない表現だ。

 NRCも「3・11」を当初、軽く考えていたから、部内情報集約(TAC)のネーミングを、こんなふうにしたのだろう。

 これが、わたしの暫定的な判断である。

 ※ technical assignment control (TAC)

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〔★は大沼〕 ◎ WordPress.com weblog : BOMBSHELL: U.S. Did a “Japan Earthquake and Tsunami ” DRILL on March 11, 2011!!
 (大ニュース 米国は2011年3月11日に“日本・地震・津波演習”を行なっていた!)
 (2016年6月2日付け)⇒ 
https://flyingcuttlefish.wordpress.com/2016/02/06/bombshell/

          *

 ◎ NRC「フクイチ」メール (284頁)⇒ http://pbadupws.nrc.gov/docs/ML1117/ML11175A278.pdf

 ◎ NRR ウィキ ⇒ https://en.wikipedia.org/wiki/Office_of_Nuclear_Reactor_Regulation

Posted by 大沼安史 at 05:29 午後 |

〔空から歌が聴こえる〕 ♪  When An Old Cricketer Leaves The Crease / Roy Harper  ★ 「チェレンコフの光」よりも、この英国人の歌のほうが、人生の黄昏の真昼の光のほうが、こっちのほうが、くらべものにならないくらい、美しい! この脱原発ブログ、フィールドを去るときが来るまで、続けるぞ!

 ◎ ユーチューブ(音源のみ 音質良) ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Xt1C00e__5c

 ◎ 同 ライブ ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=VDg1tcOia7Q

          *

 ◎ 歌詞 ⇒  http://lyrics.wikia.com/wiki/Roy_Harper:When_An_Old_Cricketer_Leaves_The_Crease

 ◎ ロイ・ハーパーさん ウィキ(日本語)⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/ロイ・ハーパー

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Posted by 大沼安史 at 10:46 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「フクイチ」で、中性子線による「青みがかった緑色(明るいターコイズ・ブルー)」の閃光( NEUTRON RADIATION AT FUKUSHIMA) ―― ★ この画像は 「RadChick」サイトがネットで公開しているものだが、撮影日時など詳細は不明! 「フクイチ」では2011年3月13日からの3日間で、中性子ビームが計13本、観測されている。放射は今なお、続いている?!

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 ★ 「チェレンコフの光」とは、こういう色をしていたのか?

 「フクイチ」では事故当時、中性子線の観測報告が一度、あったきり、それ以来、何も公表されていないが、原子炉の密封が破れ、亀裂・穴だらけになっている以上、今なお、中性子ビームの放出が続いていると見るべきではないか?

          *

〔★は大沼〕 ◎ RadChick Radiation Research & Mitigation(FB)
 (2015年2月27日付け)⇒ 
https://www.facebook.com/RadChick4Cast/photos/a.260707430631238.56456.260610960640885/805303272838315/?type=1&theater

  ※ RadChick Radiation Research & Mitigation については ⇒ https://radchickblog.wordpress.com/about/

          *

 ◎ 緑の道ジャーナル : 13 Neutron Beams Came Out Of Fukushima; Direct Evidence Of Holes In Reactors And Multiple Melt Throughs And Melt Outs
 (Updated Jan. 2016) ⇒ 
http://www.agreenroadjournal.com/2013/07/13-neutron-beams-came-out-of-fukushima.html#!/2013/07/13-neutron-beams-came-out-of-fukushima.html

 ◎ 共同通信(英文電): “Neutron beam observed 13 times at crippled Fukushima nuke plant
 (2011年3月23日付け)⇒ 
http://www.armscontrolwonk.com/files/2011/03/Cause_of_the_high_Cl38_Radioactivity.pdf

          *

 Tokyo Electric Power Co. said Wednesday it has observed a neutron beam, a kind of radioactive ray, 13 times on the premises of the Fukushima Daiichi nuclear plant after it was crippled by the massive March 11 quake-tsunami disaster.

  TEPCO, the operator of the nuclear plant, said the neutron beam measured about 1.5 kilometers southwest of the plant's No. 1 and 2 reactors over three days from March 13 and is equivalent to 0.01 to 0.02 microsieverts per hour and that this is not a dangerous level.

  The utility firm said it will measure uranium and plutonium, which could emit a neutron beam, as well.
In the 1999 criticality accident at a nuclear fuel processing plant run by JCO Co. in Tokaimura, Ibaraki Prefecture, uranium broke apart continually in nuclear fission, causing a massive amount of neutron beams.
In the latest case at the Fukushima Daiichi nuclear plant, such a criticality accident has yet to happen.

But the measured neutron beam may be evidence that uranium and plutonium leaked from the plant's nuclear reactors and spent nuclear fuels have discharged a small amount of neutron beams through nuclear fission.”

==Kyodo News,   http://english.kyodonews.jp/news/2011/03/80539.html

Posted by 大沼安史 at 09:58 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ (時事通信): 「タンク切り替え目標断念 = 廃炉工程表見直しへ ― 福島第1の汚染水・東電」 / 「放射能汚染水を保管するタンクについて、漏れにくい溶接型に今年度早期に切り替えるとした廃炉工程表の目標を事実上断念し、最短で2018年6月になるとの見通しを示した」/ 11万トン以上が「漏れやすい簡易型タンクに」 ★ 目標を「断念」……ではなく、責任を「放棄」――だ!

〔★は大沼〕 ◎ 時事通信 : タンク切り替え目標断念=廃炉工程表見直しへ―福島第1の汚染水・東電
(28日付け)⇒ 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160928-00000115-jij-soci 

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Posted by 大沼安史 at 08:57 午前 |

2016-09-28

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◎ NHK福島放送局が「福島県のニュース」で速報 : 「甲状腺がん 手術後の再発数%」 / 福島市での甲状腺がん国際シンポで鈴木眞一教授が「初めて明らかにしました」 / ★ NHK、なぜか速攻で、ネット公開記事を削除? しかし、「キャッシュ」は残存! ★ NHKの現場記者、必死の思いで「一揆報道」も、上層部の「判断?」で、削除・隠ぺいか?!

〔★は大沼〕 ◎ NHK福島放送局 報道 グーグル・キャッシュ
 ⇒ 
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:5OpgmAKrs-8J:www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053012561.html+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-b

 ◇ ソース・ツイッター 「みえないばくだん」さん
   ⇒ 
https://twitter.com/hopi_domingo/status/780731185156624385
 

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 ★ 手術をすませた、「3・11」当時、18歳未満のこどもたちの「数パーセントが、がんを再発」とは…………。

 なんということだ。

 こうした重大ニュースをNHKはネットに再公表し、公共放送の責務を果たしてほしい。

          *

 ★ キャッシュで保存されたいたNHKの報道によると、甲状腺がんを診断された22.4%(28人)が「首の周りのリンパ節への転移が見られ」、2.4%(3人)には「肺など遠隔部への転移が見られた」という。

 残念なことだ。

          *

 ★ NHK福島放送局のサイトに入ると、「甲状腺がん国際シンポジウム」(09月27日 19時27分)という記事は(削除されずに)ちゃんと残っている。
 ⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055760331.html

 その記事のリードは、以下の通り。

          *

 福島市で開かれた甲状腺がんに関する国際的なシンポジウムで、原発事故後に見つかった子どもの甲状腺がんについて 「放射線が影響した可能性は低く、大規模な検査によって多くのがんが見つかったのではないか」という見解が示され 、今後も、検査のあり方について議論を続けていくことになりました。

          *

 ★ わたしは結果的に削除されたとはいえ、NHKの現場の記者の方々の報道に敬意を表する!

 いまこうして、わたしたちは、キャッシュで、真実の報道を目にすることができるわけだから。

 「3.11」後、必死の形相で「窓を閉めてください」と訴えたという、NHKアナウンサー氏のことを、わたしはいま思い出す。 

 そしてラジオで声を詰まらせ、嗚咽を必死でこらえていたNHKのアナウンサーのことを。

 

 

 ◎ NHK福島放送局 報道 グーグル・キャッシュ
 ⇒ 
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:5OpgmAKrs-8J:www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053012561.html+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-b

 ◎ グーグル 検索 : NHK福島放送局  「甲状腺がん 手術後の再発数%」 ⇒ https://www.google.co.jp/?gfe_rd=cr&ei=8FqLVsyKNKag8weds5vwBg&gws_rd=ssl#q=%EF%BC%AE%EF%BC%A8%EF%BC%AB%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E6%94%BE%E9%80%81%E5%B1%80%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%8C%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%81%8C%E3%82%93+%E6%89%8B%E8%A1%93%E5%BE%8C%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%99%BA%E6%95%B0%EF%BC%85%E3%80%8D%E3%80%80

          *

 一番上の検索結果をクリックすると、ごらんのような結果に!

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        *

 ◇ NHK福島局サイト 残存記事 「甲状腺がん国際シンポジウム」 ⇒ http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055760331.html
 

  (★ 報道史料として、記事本文を保全します)

 福島市で開かれた甲状腺がんに関する国際的なシンポジウムで、原発事故後に見つかった子どもの甲状腺がんについて「放射線が影響した可能性は低く、大規模な検査によって多くのがんが見つかったのではないか」という見解が示され、今後も、検査のあり方について議論を続けていくことになりました。

  福島市では、放射線防護の国際的な専門家などが参加して、甲状腺がんに関するシンポジウムが26日から2日間にわたって行われ、最終日の27日は、甲状腺がんへの対応について提言案を取りまとめるための会合が開かれました。

 このなかでは、福島県が原発事故当時、18歳以下だったおよそ38万人を対象に行っている甲状腺の状態を調べる検査で、がんやがんの疑いと診断された子どもが175人いることについて、「外部被ばくの放射線量がチェルノブイリの事故よりはるかに少なく、放射線が影響した可能性は低い」としたうえで、「大規模な検査を行ったことによって、小さいものも含めた多くのがんが見つかったのではないか」という見解が示されました。

 そして、今後の検査のあり方について議論が行われ、「より慎重に調べるために検査は続けた方がいいが、子どもへの負担を減らすために検査間隔などの変更も検討すべきだ」とか、「住民の不安を解消できるなら、検査には意義がある」などといった意見が出されていました。

27日は、県への提言案はまとまらず、今後も議論を続けていくことになりました。

 09月27日 19時27分

Posted by 大沼安史 at 12:49 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◎ 天木直人さんのツイッター 「ツイート」 7月のリツイート2本(とPRツイート)」を除き、なぜか「全消去」! ★ いったい、何が?

〔★は大沼〕 ◎ 天木直人さんのツイッター 
 ⇒ 
https://twitter.com/amakinaoto?lang=ja

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 ★ 消去された天木さんのツイートの一例(リツイート)

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◎ 参考 「天木直人さんのブログ」⇒ http://天木直人.com/2016/09/28/post-5507/

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Posted by 大沼安史 at 11:15 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕 ◎ (健康になるためのブログ) : 【安倍マリオネット晋三】 安倍総理の演説の原稿がヤバすぎ! 「『表(あらわ)す』にフリガナ」 「『水を飲む』も原稿通り」 パフォーマンス ★ 文科省の「現行学習指導要領・生きる力」 別表 学年別漢字配当表」によると、「表」は、小学校3年生で、学習済み! ★ 日本の総理大臣として不適格ではないか!

〔★は大沼〕 ◎ ⇒ http://健康法.jp/archives/22454

 ◎ 文科省漢字配当表」⇒ http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/koku/001.htm

          *

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 ★ ちなみに「票」は、小学4年生です! 

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 ◆ ツイッターでは、こんな素朴な疑問も!

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Posted by 大沼安史 at 10:27 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕  ◎(「女性自身」): 福島母激怒!県から届いた「甲状腺検査必要ない」の仰天通達【後編】 / 「検査に“不同意”だった子に、あとからがんが見つかって、万が一病状が悪化していたら、誰が責任をとってくれるのでしょうか」

 
 ◎ (22日付け)⇒ http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/disaster/25627

 ◎ 同 前篇 ⇒ http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/disaster/25628 

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Posted by 大沼安史 at 10:01 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 地球温暖化対策「パリ協定」、年内発効へ ◆ 「美しい星 クールアース」のハタを掲げ、「原発再稼働」に狂奔する安倍政権に、目覚まし悲報?! ◇ 原発が放出する「放射性炭素14(Radioactive Carbon 14)」で、「原子力地球温暖化( Nuclear Causes Global Warming)」が進む! 木が枯れ、緑が死ぬ!

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          *

 ★ 原発放出の放射性炭素14は、地球温暖化、気候変動の要因になるだけではなく、森林枯死破壊、真菌類の死滅などを招く環境・生命破壊の元凶でもあるという。

          *

 ★ 原子力発電10億ワットあたり、環境に放出される放射性炭素14は92億5000万ベクレルに達するという。

 日本の原発による年間発電電力量は29億kWh。
  ⇒ 
http://www.fepc.or.jp/enterprise/jigyou/japan/sw_index_02/index.html

 計算しすると、どうなるか?

 (ネガイマシテハ 年間27兆ベクレルに!? う~ん、ちょっと自信がない!)

          *

 ★ いずれにせよ、この放射線炭素14の問題、恥ずかしなから、わたしはこれまで知らなかった!

 調べてみたい。

          *

〔★は大沼〕 ◎ グリーン・ロード・ジャーナル :
Radioactive Carbon 14 From Nuclear Power Plants Causing Deforestation, Fungus Infections, Disease And Death Of Trees, Humans, Animals And Plants Globally, Nuclear Causes Global Warming, Climate Change
 (2016年7月13日付け) ⇒ 
http://www.agreenroadjournal.com/2014/05/carbon-14-emitted-by-nuclear-power.html#!/2014/05/carbon-14-emitted-by-nuclear-power.html

 

 RADIOACTIVE CARBON 14 IS BEING RELEASED BY ALL NUCLEAR REACTORS; HERE IS THE FORMULA FOR HOW MUCH, PER REACTOR

 via Mack May 12, 2014  “Nuclear power plants operating under even standard conditions release annually about 92.5 X 10-to-the-10th-power Bq of radiocarbon (14C) to the environment for generating 1GW of electrical energy.” Multiply approx. 390 GW of annual nuclear energy by 92.5 X 10-to-the-10th-power Bq of radiocarbon and that's how much Carbon14 is released EVERY YEAR, from civilian nuclear reactors.

Posted by 大沼安史 at 09:47 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 地球温暖化対策「パリ協定」、年内発効へ ◆ 安倍政権、「批准案の閣議決定もして」いないありさま / 協定の具体的な規則に関する議論には未批准の国は加われず「蚊帳の外」となりかねない情勢 / EUやインドが手続きを加速させれば日本抜きで協定が発効する可能性が高い! ★ あの「美しい星、クールアース」とかいうモノで、得意の「落とし前」をつけたらいい!

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 ★ 安倍首相は、あの 「拍手パチパチ、よくできました」施政執行演説 で、「地球温暖化」対策について、こう「読み上げて」いた。

 ―― 地域紛争、大量の難民、相次ぐテロ、地球温暖化。世界は多くの困難に直面しています。日本は、積極的平和主義の旗を高く掲げ、国際社会と手を携え、世界の平和と繁栄に貢献する決意であります。

 地球温暖化に日本はなんと「積極的平和主義の旗」でもって戦うのだそうだ。

 安倍政権はどうも「落とし前」をつけるのが大好きな政権のようだが、この環境無策の落とし前はどうつけてくれるのか?

 「パリCOP21 」で掲げた、あの、こっ恥ずかしい 「美しい星への行動 2.0(Actions for Cool Earth: ACE2.0 )」 は、どこに消えたのか?

          * 

20151130185259poopo ★ 昨年暮れ、COP21が開かれたパリの街頭に、「原発湯気立ち男」のポスターが登場した!

 膨大な温排水で海をあたためる原発は、地球湯気立ち要因である!

          *

〔★は大沼〕 ◎ 毎日新聞 : 温暖化対策 パリ協定、年内発効…EU批准合意へ
 (28日付け)⇒ 
http://mainichi.jp/articles/20160928/k00/00m/030/132000c

          *

 ・ 日本、出遅れ鮮明

 「パリ協定」の年内発効がほぼ確実となる中、日本は批准案の閣議決定もしておらず、出遅れている。協定の具体的な規則に関する議論には未批准の国は加われず「蚊帳の外」となりかねない情勢だ。

 政府は批准案を開会中の臨時国会に提出する方針だが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)などが控える中で審議の見通しは立たない。安倍晋三首相が26日行った所信表明演説でも、パリ協定への言及はなかった。EUやインドが手続きを加速させれば日本抜きで協定が発効する可能性が高い。【久野華代記者】

          *

 ・ パリ協定

 2015年12月の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で採択された地球温暖化対策の新たな国際枠組み。締約国が20年以降の温室効果ガスの自主的な削減目標を示し、世界全体で産業革命前と比べた気温の上昇を2度未満に抑えることが目標。法的拘束力があり、今世紀後半には温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す。

Posted by 大沼安史 at 08:45 午前 |

2016-09-27

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕 ◎ 「東日本 土壌ベクレル測定プロジェクト(みんなのデータサイト)」 本日(27日)の更新で、土壌データ数 2393件に! / 最悪は「飯舘村比曽」地区 / マップ化 / チェルノブイリ移住基準との比較も / 英語版でも国際社会に発信  

 ◇ 全国の市民放射能測定室(所)で長期間にわたり積み上げられたデータを、統一形式で登録し、誰にでも分かりやすく手軽に検索表示ができるよう努めている、インターネット上のデータベースです。

          *

 ◎ 「東日本 土壌ベクレル測定プロジェクト(みんなのデータサイト)」 ⇒ http://www.minnanods.net/soil/pref17_colored/map17.html

 ◎ 英語版 ⇒ http://en.minnanods.net/soil/

 ◎ 「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」紹介動画 (ユーチューブ) ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=MaGKNBFxSDI

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Posted by 大沼安史 at 05:07 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 「フクイチ」を取り囲むダムは、事実上のセシウム高濃度貯蔵庫 ―― / グンダーセンさんの「ファアウィンズ」が、国際社会に、英文毎日の報道を周知・拡散 ★ ダムの空撮写真が辛い! / 死の灰を貯めていく、うつくしまの貯水ダム / 安倍政権は、たとえば生物除染で、森林除染にとりかかれ! 飲料・生活水は、給水する各家庭に濾過装置を無償供与せよ!

〔★は大沼〕 ◎ フェアウィンズ・ツイッター ⇒ https://twitter.com/fairewinds/status/780487139024744449

 ◎ 英文毎日 : Anxiety soars as cesium builds up in Fukushima dams(フクシマのダムでのセシウム蓄積につれ、不安も増大)
 (26日付け) ⇒ 
http://mainichi.jp/english/articles/20160926/p2a/00m/0na/011000c

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          *

 ◎ 関連 ◆ ワースト3の 「真野ダム」 (底土表層濃度 キロ約2万7千ベクレル)は、相馬、南相馬市、新地町への水道水の供給源!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/post-4def.html

Posted by 大沼安史 at 04:41 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ フクイチの「4メートル盤(岸壁に面した海抜4mのエリア)」の地下水位が(またも)「想定外」の上昇、/ エリア内井戸から地表に噴出 21日朝にはエリアが、深さ5センチ以上の、汚染水洪水状態に! / バキュームカーで吸い上げるも、23日午前まで、死の灰洪水、断続的に続く! 

 

★ 昨年の秋は、これほどではなかったはずだ! 海側「凍土遮水壁」が地下水をせき止め、洪水を招く結果に! この失敗責任を安倍政権はとるべきだ!

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 ◆ すだれ状態の山側・凍土遮水壁から地下水が怒涛のようにフクイチに流れ込み、それを「完全凍結」の海側・凍土遮水壁でブロックしているわけだから、メルトダウン・チャイナシンドローム化した原子炉下部を水洗いしながら、放射能を濃厚に含んだ死の灰汚染水が、海側・凍土遮水壁手前の「4メートル盤」エリアで地表に噴出、太平洋に流れ込む事態が継起しているわけだ。

 

〔★は大沼〕  ◎ 河北新報 : <福島第1> 地下水位上昇 対応苦慮
 (25日付け)⇒ 
http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160925_63018.html

          *

 ★ この「河北」の記事は、よくまとまった記事だ。
 よって、後世の記録として、以下に史料保存。

          *

  東京電力福島第1原発の汚染水対策で、岸壁に面したエリアの地下水位が想定を超えて上昇し、東電が対応に苦慮している。地下水の流れ込みを防ぐ凍土遮水壁の効果がいまだに表れない上、雨水の浸透を抑える舗装工事も進まず、8月以降の降雨の影響でポンプによるくみ上げが追いつかない状況に陥った。台風シーズンに入っており、東電はポンプ増設などの対策を検討する。

 岸壁に面したエリアは海抜4メートルの「4メートル盤」と呼ばれ、エリア内の井戸の地下水位は20日夜、台風16号接近による降雨で地表面まで上昇。21日朝には地表面を5センチ上回った。東電はバキュームカーでくみ上げを行ったが、23日午前まで断続的に水位が地表面を超える状況が続いた。

 第1原発では、台風接近が相次いだ8月15日~9月19日、500ミリを超す積算雨量を観測。19~23日は計134ミリの降雨があり、水位上昇に備えて仮設のポンプ2台も稼働させていた。

 同原発では昨年秋、鋼鉄製のくいで汚染水の海洋流出を防ぐ海側遮水壁が完成。行き場を失った地下水が地表にあふれ出ないよう、東電は「地下水ドレン」と呼ばれる五つの井戸からくみ上げている。

 今年3月に稼働した凍土遮水壁が効果を発揮すれば、1日300トン前後のくみ上げ量が70トンに減るとみているが、明確な変化は今のところ出ていない。

 4メートル盤に雨がしみこまないよう進めている舗装や屋根の設置などの対策も、建屋周囲などに工事ができていない場所があるという。

 地下水位を観測している井戸には鋼鉄製のふちがついており、直接の地下水流出は確認されていない。港湾内の海水の放射性物質濃度が上昇したが、東電は「排水路からの雨水流入の影響が大きい」と説明している。

Posted by 大沼安史 at 09:50 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ (ずくなしの冷や水) ◆「1号機の覆いが外され 放射性物質が飛んでいます」 / URGENT 南東北で喉の痛みを訴える人が出ています。大気中の放射性の浮遊物が増えていることが確認されています!

 ◆ ホワイトフードの9/25の緊急メールは意味がありました。

 ◆ 3号機から何かが出ていますね。強い放射線で水蒸気がその軌跡部分だけ白くなった?

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◎ (27日付け)⇒ http://inventsolitude.sblo.jp/article/177034055.html

Posted by 大沼安史 at 09:21 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の無責任〕◇ 安倍首相「所信表明演説」 「福島では、中間貯蔵施設の建設、除染など住民の帰還に向けた環境整備、廃炉・汚染水対策を着実に進めながら、未来のエネルギー社会を拓く「先駆けの地」として、新しい産業の集積を一層促進してまいります」……だけ! / 「原発事故」「放射能」「被爆」への言及も、「アンダーコントロール」への言及も、「凍土遮水壁」への言及もなし!

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 ★ パチパチパチ、よく読めました、とでも言ってもらいたいのか?

 それにしても、この檀上の拍手催促は、北朝鮮ではないか!

 恥ずかしい。

          *

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〔★は大沼〕  ◎ 官邸(26日) ⇒ http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement2/20160926shoshinhyomei.html

Posted by 大沼安史 at 09:14 午前 |

2016-09-26

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 竹野内真理さん なおも「音信不通」! ★ 心配だ! 実は(わたしに対する私信メールで)、「電磁波攻撃を受けているかも」とお書きになっていた! 真理さん母子に、あの「K機関」の魔手が及んでいないか、心配だ。

Screenshot2373 ★ 「もんじゅ」総務部長の西村さんの「謀殺」疑惑について、涙ながらに訴える真理さん!

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 ★ アマさん、実は上記のことが、あったんです。

 沖縄に避難した真理さんが、わたしに「電磁波攻撃を受けているかも」とメールして来たのです。

 わたしは、彼女がそう「思い込まないよう」、風邪じゃないの、と返し、そのままになっていたのです。

          *

 ★ 真理さんの安否が心配です。

          *
 

 ◎ 竹野内真理さん ツイッター  ⇒ https://twitter.com/mariscontact

 ◎ ユーチューブ : 原子力村による殺人ーもんじゅ西村事件。なぜ刑事裁判でない?By 竹野内真理
 ⇒ 
https://www.youtube.com/watch?v=EBuRRFdLUOg

          *

 ◎ 本ブログ既報 : 2016-05-27〔「反原発・反プルトニウム」つぶしの闇部隊が存在する!〕◆ 旧動燃(現JAEA)の総務部次長、西村成生さん(1996年1月に謎の死)がのこした「西村ファイル」のなかに、「K機関」と呼ばれる組織に関する文書があった。そこに――〈3月中に本社作戦、〔岡山県〕津山拠点の確保を終了 3月末から4月上旬に県南戦火 津山圏は水面下でゲリラ戦とする〉…… それにしても「県南戦火(ママ)」とは?!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/05/post-2ec8.html 

Posted by 大沼安史 at 07:52 午後 |

〔アベの政治を許さない! 「政府関係者」がヤクザのような暴言を吐く、この「美しい国」!〕◇ 天皇陛下の「生前退位 おきもち表明」に伴う、の風岡典之・宮内庁長官の早期退任(事実上の更迭)で「政府関係者」が「誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語る! ★ 「落とし前をつける」と、すごむ安倍政権は無法者集団なのか? こういう「関係者」こそ、暴言の責任をとって「指を詰めろ」と思う、憂国の任侠筋もいるのではないか!

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 ◇ 宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。

 陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。

          *

〔★は大沼〕  ◎ 時事通信 : 官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満
 (25日付け)⇒ 
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500057&g=pol

          *

 ★ 新長官には山本信一郎次長がに昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。

 時事通信はこの次長人事について、こう解説する。

 ―― 宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ

          *

 ★ 「ブラック警察国家」化する日本! 

 安倍政権は宮内庁=皇室まで警察支配しようというのか?

 そのうち、陛下の健康状態を心配する宮内庁の側近方に対し、「指を詰めろ」などと暴言を吐きだすかもしれない!

Posted by 大沼安史 at 05:29 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋の真実〕◇  2011年3月14日(UCT 08:30 =日本時間・同午後5時半 )、天野事務局長によるIAEA本部内の「IEC(事故・非常事態センター)」視察動画に―― なんと、フクイチ放射能拡散投射予測などを示すさまざまなモニター表示画像が記録されていた! ★ これは日本政府(保安院)からのリアルタイム通報・報告の「画面」ではないのか!

Screenshot2368 ★ 上のモニター画面について、IECの女性職員は、天野局長に対して、これは日本政府からの「オフィシャル・チャンネルで来たものだ」と説明しているようだ。

 そう言われて、天野局長はすこし狼狽したようにも見える。

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★ 日本国民のあずかり知らないとことで、こうしたモニター画面が表示されていた!

 天野事務局長の「IEC」激励・視察は、2011年3月14日のことだが、、IAEA内のこのセンターには、「3・11」直後から、さまざまな画像情報が入っていたはずだ。

 そのなかには、SPEEDI画像も含まれていたのではないか?

 天野局長は日本政府から受けた、あるいはIAEAが独自に取得した画像データをすべて情報公開すべきである。

 「トモダチ作戦」洋上被曝集団訴訟の米水兵らも、情報公開画像によって、被曝被害をさらに証明することができるかも知れない。

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          *

〔★は大沼〕  ◎ IAEA ビデオ : IAEA Director General Briefed on Disaster Response and Nuclear Safety
 ⇒ 
https://www.iaea.org/newscenter/multimedia/videos/iaea-director-general-briefed-disaster-response-and-nuclear-safety

 ◎ 同 ユーチューブ版 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=YqiWVO6FNg0

Posted by 大沼安史 at 04:13 午後 |

〔空中放射線量 異変 / フクイチ・スーパー核惨事〕◇ フクイチ1・2・3・4号機 原子炉建屋からの、ことし7月に放出された死の灰は、毎時、「3.1×10・4乗ベクレル(未満)」 ★ 1時間に3万1千ベクレル ということは1日・74万400ベクレル、7月の31日間で、2306万4千ベクレルが放出されたことになる。ただし、あくまで、原子炉建屋からの……それも東電が出した数字で、第3者機関によるものではない。構内地割れ部分などからの、溶融地下デブリによる放射能水蒸気放出など、第三者機関による実態把握が必要だ!

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 ★ 5年4ヵ月後のことし7月になっても、(東電の発表でも)これだけの放射能が、フクイチ1~4号機の建屋から、環境に放出されている!

 これはおそろしいことだ。

 カバーを取り外した1号機では、いま現在、どのような状態か?

 地下に潜って行方不明となり、地下水と接触して再臨界を断続的に継続しているとみられる膨大な溶融核燃は、地割れ部分などから、どれだけのプルームを放出していることだろう。

 加えて、地下水による死の灰の太平洋流出!

 国際社会が納得できる、第三者機関による客観的な実態調査が継続的に行なわれないと、信用がますます低下し、東京オリンピックの開催にも影響が出かねない。

 東京オリンピック開催に向け、実態把握とアラート態勢の構築は急務である。

          *

 〔★は大沼〕  ◎ 東電 原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2016年7月)
 (8月22日公表 25日ネット掲載)⇒ 
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning/committee/osensuitaisakuteam/2016/08/3-06-04.pdf

Posted by 大沼安史 at 03:11 午後 |

〔空中放射線量 異変〕◇ 「ホワイトフード」が経過説明 ◇ Apple用のアプリ「ガイガーカウンター」で、10分経過ごとに表示された「空間線量」自体は正確な数値! / ただし「(過去)1ヵ月平均」の平均値と比べた「色別の上昇度表示」は、原子力規制庁によるモニタリングポスト「データ不提供」を、「ゼロ(0)」とカウントし「1ヵ月平均値」を出していたことから、「感度のいい」強めのの色表示となった。

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 ★ 同じ「ホワイトフード」の「ただ今の空間線量(Web公開版)」は、原子力規制庁のデータがメンテナンスなどの何らかの理由で提供されないとき空間線量を「月平均」に含めていないことから、Apple用アプリ「ガイガーカウンター」との「色表示」の差が出た、ということのようだ。

 「ホワイトフード」では、

 ―― 実際の数値データが提供されていないだけであり、空間線量が「0」であるということはないため、この数値を除外した月平均で表示をするように改修してみる予定です。また、原子力規制庁からデータ提供されていない時がどのような時かは改めて分析するシステムを構築するかどうか検討してみます

 としている。

          *

 〔★は大沼〕  ◎ ホワイトフード ツイッター ⇒ https://twitter.com/whitefood1

          *

 ◎ ホワイトフード 昨夜の空間線量の速報について
 ⇒ 
https://news.whitefood.co.jp/news/information/7375/

 ◎ ホワイトフード ガイガーカウンター Geiger Counter
 ⇒ 
https://itunes.apple.com/jp/app/gaigakaunta-geiger-counter/id1090864577?mt=8

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 ◎ ホワイトフードの「ただ今の空間線量(Web公開版)」
  ⇒ 
https://news.whitefood.co.jp/radiationmap/

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          *

 ★ 昨夜の「ホワイトフード」の緊急速報は、わたしにとって、目覚まし時計となった。警戒心がなまっていたことを思い知らされた。

 おかげで、東京をはじめ東日本在住の友人・知人の声を久しぶりに聞くことができ、速報の「背景」について直接、連絡することができた。

          *

 ★ 安倍政権(原子力規制庁)は「空中線量」の「変化」を国民向けに直接メール警告してくれそうもないから、わたしたち市民の側が、「ホワイトフード」のシステムをより精密化した、「全国市民モニタリンポスト・ネットワーク(フクイチ線量測定・全国市民監視網)」のようなものと、非常時に「アラート」発信するシステムを構築してゆくのが最も有効な自衛手段であるかもしれない。

Posted by 大沼安史 at 02:40 午後 |

〔空中線量〕 ◇ スイス気象台の予測によると、本日午前10時ごろ、フクイチ発の「プルーム」(地表10m、赤色予測)の先端が東京都心部に到達、午後から夜にかけ、プルーム本端部が首都圏に居座り、明日以上、減衰します。雨にご注意。マスク着用!

 ⇒ http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan/weather-extra-japan-zoom.html

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Posted by 大沼安史 at 08:39 午前 |

〔空中放射線量〕◇ 仙台市太白区・西部地区在住の方より、今朝方、測定で「ふだんの250倍」との連絡がありました。

その方の測定による居住地の測定値は平均で0・04と、かなり低かったが、それが今朝方、250倍の数値にスパイク!

Posted by 大沼安史 at 08:25 午前 |

〔空中放射線量〕◇ 午前6時31分時点で、米「NETC(核非常時追跡センター)」測定画面では異常は出ていません。

 ⇒ http://netc.com/

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Posted by 大沼安史 at 06:38 午前 |

2016-09-25

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ (速報)ホワイトフードが警報 フクイチ周辺で線量スパイク! / 「プルーム」(?)は、明日(月曜)昼前、首都圏に到達! 注意を! 明日午後、東京は雨の予報 雨にはあたらないでください!

〔★は大沼〕 ◎ ホワイトフード ツイッター
       ⇒ 
https://twitter.com/whitefood1/status/779988466159394816

          *

 ◎ スイス気象台 プルーム拡散予測
    ⇒ 
http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan/weather-extra-japan-zoom.html

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◎ ふくいちライブカメラ(1号機側): 画面右側 3号機あたえいから、噴き上げているような気がする。
 ⇒ 
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index2-j.html

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Posted by 大沼安史 at 10:39 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 脱原発ジャーナリストの竹野内真理さんのツイッターが、「7月30日発信」を最後に止まっている! ダイレクト・メールを続けたが、返事がない! 真理さんは沖縄に避難したあと、息子さんをさらわれそうになったことがある。心配だ!

 ★ 竹野内さんは「もんじゅ西村成生さん(★怪死)事件」も追及していた。( ⇒ こちら

 事件に巻き込まれていないことを祈るばかりだ。

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〔★は大沼〕 ◎ 竹野内真理さん ツイッター ⇒ https://twitter.com/mariscontact

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Posted by 大沼安史 at 09:24 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 「フクイチ画像解析」の岩田清さんのサーバー内「柏崎・刈羽原発事故」画像データが何者かによって「改竄」されていた! ―― 新潟県知事選に出馬する泉田知事後継、米山候補を画像解析で支援しようと、データにアクセスして気づき、自身の日米中特許技術で復元! ★ 「柏崎」は地震による重大な放射能漏れ事故だったことが、この「改竄」工作により、ますます確実なものとなった!

 ★ 赤の縦線で示した「O」が、「改竄」箇所。岩田さんはこれを、自身の特許技術で復旧(「O処理」が消え、復元)

 岩田さんはこのレベルの「改竄」は、「ネトウヨ」には不可能で、ハイレベルの専門家による工作ではないか、と指摘しているが、その通りだと思う。

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〔★は大沼〕  ◎ 岩田清さん FB報告 ⇒ https://www.facebook.com/kiyoshi.iwata/posts/1136245636460092

 ◎ 同ツイッター報告 ⇒ https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/779608239352578048

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Posted by 大沼安史 at 08:53 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 「今、必要なのは、心の除染」……だと! これは、安倍政権・協賛(?)「アンダーコントロール」キャンペーンの一環なのだろうか? フクイチ被曝地では、水道ダムまで死の灰で汚染し、その水を飲まされている人びとがいるのに……!!!

〔★は大沼〕  ◎ 「健康になるためのブログ」 : 【騒然】「福島安全宣言CM」なるものがヤバすぎると話題に!「福島の放射線はもう安全で、必要なのは心の除染です」
 (2015年11月5日付け) ⇒ こちら

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Posted by 大沼安史 at 08:04 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ (毎日新聞 訂正削除すみ) 「ダム底、高濃度セシウム 原発周辺、10カ所8000ベクレル超」「たまる汚染、募る不安」 / 50キロ圏内の10カ所のダムで指定廃棄物となる基準(1キロ当たり8000ベクレル超)超え ★ 「死の灰沈澱ダム」の水を水道で飲まされ、農業に使い続ける人たちのことを、安倍政権はどう考えているのだろう?

 ★ ワースト3の 「真野ダム」 (底土表層濃度 キロ約2万7千ベクレル)は、相馬、南相馬市、新地町への水道水の供給源!

 ◆ 水源の水がめに死の灰が溜まり続けているのに、環境省は、なんと「除染せず」!  

 ★ 農業(用水)ダムも死の灰貯蔵ダムに!

 ★ プルトニウムもストロンチウム、ウラニウムも沈澱しているのではないか?

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〔★は大沼〕 ◎ 毎日新聞 : 福島第1原発事故 ダム底、高濃度セシウム 原発周辺、10カ所8000ベクレル超
 (25日付け)⇒ 
http://mainichi.jp/articles/20160925/ddm/001/040/178000c

          *

 

 ・ 福島県浪江町の農業用「大柿ダム」で、農林水産省東北農政局が13年12月、総量を独自調査。ダム底の110カ所から抜き取った堆積土の数値をもとに10メートル四方ごとの堆積量を試算。セシウム134と137の総量は推定値で約8兆ベクレル

          *

 ◎ 毎日新聞(関連) : ダム底 高濃度セシウム たまる汚染、募る不安
 (同 朝刊3面)⇒ 
http://mainichi.jp/articles/20160925/ddm/003/040/048000c

 ・ 「ダムが水不足で干上がった場合は周囲に人が近づかないようにすればいい……」と(環境省の)担当者は説明する。

 ・ ダムには年間で平均5センチ前後の土砂がたまるといわれ、セシウムを吸着した土が既に30センチ近く堆積しているダムもあるとみられる。林グループ長は「巨大地震によってダムが決壊した場合や土砂でダムが満杯になった後はどうするのかという問題もある。将来世代にツケを回さないという視点で調査をしたい」と話す。 

          *

◎ 真野ダム(飯舘村大字大倉字松ヶ平地内 相馬地方広域水道企業団)
   ⇒ 
http://suido-soma.or.jp/publics/index/31/

 ・ 生活用水 相馬市、南相馬市鹿島区及び新地町へ生活用水として、1日23,300㎥の水を送ることができます。

Posted by 大沼安史 at 07:43 午前 |

2016-09-24

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋 柏崎・刈羽原発再稼働、絶対反対! 事故が起きれば日本海が、越後平野が、死ぬ!〕★ 「原発の(再)稼働認可は、殺しのライセンス(License to Kill)」を、やるようなもの」―― 米国の市民団体、『NIRS』が警告レポート! ★ カリフォルニアの原発が「温排水・海洋・熱プルーム圏( thermal plume impact zones )」の拡散状況を隠蔽! 日本の原発はこの種のものの公開を義務付けられているのだろうか?

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 ★ 『NIRS( Nuclear Information and Resource Service )』の報告書の副題は――How the nuclear power industry destroys endangered marine wildlife and ocean habitat to save money : 「原子力業界は金のために、海洋生物と海洋生態系をいかに破壊しているか」。

 米国の沿海原発による海洋環境破壊を告発したレポートである。

 東電が狙っている柏崎・刈羽原発も、日本海の臨海原発。

 知事選が行われる新潟の漁業者、新潟県民にはぜひとも知ってもらいたいレポートだ。

          *

 ★ 膨大な内容なので、ほんのサワリの紹介にならざるを得ないが、この報告書をざっと読んで、気になったことをひとつ挙げると、廃炉決定済みのカリフォルニアの、ディアブロ・キャニオン原発で2000年春、電力会社が数十年にわたって海洋環境への(ほんとうの)影響を隠して来たことが発覚した、そうだ。

 隠蔽されていたデータには、原発周辺の海洋生物への影響を撮影した写真記録のほか、「温排水・海洋・熱プルーム圏( thermal plume impact zones )」の拡散状況の赤外線写真も含まれていたそうだ。

 柏崎・刈羽では、あるいは川内・伊方。高浜では、こうした「温排水・海洋・熱プルーム圏」の拡散状況について、しっかり情報公開されているのだろうか?

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 ★ 新潟県知事選では、柏崎・刈羽原発の「想定外」事故で越後平野など陸上部が壊滅的な打撃を受け、日本の死地に追い込む問題だけなく、日本海全域の死滅に追い込むリスクについても、争点にしてもらいたい!

          * 
 

〔★は大沼〕 ◎ NIRS 「ライセンスド・ツー・キル(Licensed to Kill )」報告書 ・ エギュゼプティブ・サマリー
 (2001年2月22日付け)⇒ 
http://www.nirs.org/reactorwatch/licensedtokill/executivesummary.htm 

 ・ In the spring of 2000, Diablo Canyon's operators were discovered to have withheld information from environmental regulators for two decades revealing the true effect of the reactor's hot water discharges into the coastal waters off Diablo Cove and miles beyond. The concealed data included infrared images indicating more extensive thermal plume impact zones than previously admitted and time-series photographs showing the progressive deterioration of biologically important marine habitat in coastal waters around the reactor. The damage was catastrophic to the indigenous marine life community, including the near obliteration of the already threatened black and red abalone populations. The concealed findings also revealed up to a 90 percent destruction of many varieties of sea life as they passed through Diablo Canyon's cooling system. These findings had never been reported to state or federal agencies.

Posted by 大沼安史 at 02:44 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋 柏崎・刈羽原発再稼働、絶対反対!〕★ 原発で地球温暖化! ◎ 沿海原発、地球温暖化で海水温上昇に寄与 / 原子力発電所(原子炉2機)クラスで、環境海水音を11.1度C上回る(華氏で20度)温排水を、なんと連日、47億3000万リットルも海に垂れ流し! ―― 米国の環境専門家が、米原子力委員会の報告をもとに、(あらためて)警告! 

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 ★ 再稼働した、川内原発も伊方原発も高浜原発も、いまや地球暑熱化ともいうべき地球温暖化の元凶のひとつになっている!

 気象異変、極端化の一因は、小泉元首相が「安い・クルーン・安全 全部ウソ」と断言する「原子力(発電)」によることを、残暑がなかなか終わらないいま、わたしたちはもういちど考えるべきだろう。

          *

 ★ 米国の環境専門家のハーベイ・ワッサーマンさんはこうも指摘している。

 「原子炉で燃やして得られるエネルギーのうち、電気になるのは、3分の1で、残る3分の2は環境に放出される」と。

 米国の市民科学者団体「憂慮する科学者同盟」による指摘だ。

          *

 ★ 死の灰で地球環境を汚染し、地球暑熱化も推進する再稼働原発。

 「即時廃炉」――もうこれしか、わたしたちが生き残る道はない。

          *

〔★は大沼〕   ◎ 「プログレッシブ」: How Nuclear Power Causes Global Warming
 (21日付け)⇒ 
http://www.progressive.org/news/2016/09/188947/how-nuclear-power-causes-global-warming

          *

 ・ Every day, large reactors like the two at Diablo Canyon, California, individually dump about 1.25 billion gallons of water into the ocean at temperatures up to 20 degrees Fahrenheit warmer than the natural environment. 

 ・ Every nuclear generating station spews about two-thirds of the energy it burns inside its reactor core into the environment. Only one-third is converted into electricity. Another tenth of that is lost in transmission. According to the Union of Concerned Scientists:

Posted by 大沼安史 at 02:07 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕☆ 首相補佐官も官房副長官も、<SPEEDI(スピーディ)>の存在を、(なんと)ツイッターではじめて知った! 「文科省で止まっていたのだろう」とのことだが、斑目委員長は知っていた! ―― 「3・11」当時、菅直人首相補佐官だった寺田学・衆院議員が証言! その② ★  文科省が首相官邸へ報告していなかった! これは行政組織として責任を問われるべきことだ! 文科省は「棄民犯罪」に手を染めたのか?! 

 ★ この証言はこんご予想される「SPEEDI隠蔽/風下プルーム被曝・全国集団訴訟」で、決定的な証拠となる決定なものである。

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          * 

 ★ 寺田さんは、こう証言している。

 ・  <SPEEDI(スピーディ)

 その存在を、私が最初に知ったのはTwitterだった。福山副長官も同様だったはず。

 「Twitterでスピーディってのがあるって情報、多いですよね?」そんな話を福山副長官とした。
「班目委員長に聞いてみないとな。」

 ・ 総理は福島社民党党首から教えてもらったと言っていた。「スピーディという放射能拡散予想装置?があるらしい」そんな朧げな情報。
  直ちに班目原子力安全委員長に聞く。「スピーディってのがあるらしいが。」

 すると、班目委員長からは、「ありますよ、でも今は役にはたちません。実際にどれぐらい放射性物質が放出量が解らなければ、拡散予想が出来ないんです。だから、いまは使えません。いま原発からどれぐらい放出されたわかりませんもん。」と、一笑にふされた。

 ★ 斑目委員長のこの「発言」は、徹底した検証にふされるべきだ。SPEEDIを運用している文科省所管の「原子力安全技術センター」によれば、SPEEDIは「地震によりテレメータからのデータが得られなくとも緊急時処理は別処理であるため、拡散予測を行うことができる」としている。⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/03/post-85d1.html
 また、AP通信は「放出量が分からない時でも、とりあえず「1ベクレル」を入力、気象条件や現地の地形を勘案し、どのような方向に拡散するか予測マップをつくることができる」と報じている。⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/08/post-4a39.html

 文科省は官邸に知らせず(避難民にも一般国民にはひた隠しにして、その一方で米軍には提供していたことが、東京新聞などによって明るみにでている。 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/01/post-6b00.html 



 ・ 何度も聞いた。私からも、総理からも、福山副長官からも。全て同じ答えだったらしい。

 ・ 日時は、自衛隊ヘリによる放水後だったから、早くても3月17日以降。既に原発が3度も爆発した遥か後のこと。実際は事故当初から、スピーディを所有している文科省の関係団体が使用していたと、後の報道で知る 

 ・ 一号機の爆発の時、官邸はスピーディ情報を隠していたと言われるが、実態は以上の通り。隠す情報すらなかった。なにより、この手の情報が、避難の実務的な陣頭指揮をとる伊藤危機管理監にすら入っていなかった。政治が隠した、のでもなく、役所機構のトップが隠したのでもなく、そもそも官邸に情報が入らなかった。

 ・ 住民の避難に関して、政治側は「避難させるかどうか」の大局を判断し、行政側(主に警察、危機管理センター)は「どのように、どこに避難させるか」の実務的な判断する。その行政側のトップが危機管理監なのだが、伊藤危機管理監にも情報が入っていなかった。文科省で止まっていたのだろう。

          *

〔★は大沼〕  ◎ ハフィントン・ポスト : 「官邸や自分に不利なことも正直に話す」 寺田学・元首相補佐官が語る東日本大震災の15日間【8/8】 
(6日付け)⇒ 
http://www.huffingtonpost.jp/manabu-terata/last_episode_b_11869758.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter 

 ◎ 関連 : 「3・11」当時、菅直人首相補佐官だった寺田学・衆院議員がオフィシャルサイト・ブログで証言! その① ★ 東電はなぜ「4号機」にふれようとしなかったか? 寺田学さんには、さらなる詳細証言を求めたい! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/post-4c87.html

Posted by 大沼安史 at 01:33 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕 ☆ 新潟知事選 医師で弁護士の米山隆一さん(49歳)が正式出馬表明 / 野田・民進党に離党届! / 出馬会見に「は生活の党県連代表の森裕子参院議員をはじめ野党3党の県組織幹部、参院選で森裕子氏を支援した市民団体の代表らが同席」★ 「フクイチ画像解析」の岩田清さんも「柏崎・刈羽原発事故」の原因究明を本格化し、米山さんを応援!

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〔★は大沼〕 ◎ 新潟日報 : 米山氏が知事選立候補を正式表明 泉田路線継承を強調
 (24日付け)⇒ 
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20160923281354.html

          *

 ◎ 岩田清さんツイッター 

 ⇒ https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/696845046734155776/photo/1

 ⇒ https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/779304187515457536

Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 |

2016-09-23

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕【女性自身】◆ 郡山市の母親は激怒した! 「娘は3年前に、県の検査を受けて甲状腺がんと診断された。福島県立医大が混んでいて、再検査に半年待たされているうちに、リンパ節に転移して。もう少し早く検査・手術ができていれば、再発や転移のリスクも減らせたはず……」 ★ それなのに、「検査縮小」工作! 黒幕は政府か原子力ムラか? こんどは「検査しないで原発を応援」せよ、とでも!

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 ◆ 福島県から検査対象者に送られてきた「甲状腺検査のお知らせ」という書類を見せてくれた。そこには、現在行われている3巡目の検査について、こんな文言が書かれていた。

「甲状腺の特性上、治療の必要のない変化も数多く認めることになり、ご心配をおかけすることもあります。そのため、甲状腺の超音波検査による検診は、一般的には行われてきませんでした。(後略)」

 まるで、検査を受けないほうがいいかのような書き方だ。

          *

 ★ 「治療が必要のない変化」が確認されて「不安」になる人はいない。

 「安心」するだけだ!

 このような文書を起案し、決済した役人については、こんごの損害賠償請求訴訟のためにも、情報公開請求で特定しておく必要があるのではないか?

 福島県庁は安倍政権の指示があるというなら、その点、明確化しておいたほうがいい!

 厚労省の誰の「通達」なのか、明確化しておかないと、県庁の責任だけが問われることになる!

          *

〔★は大沼〕 ◎ 【週刊・女性自身】(ヤフーNEWS): 福島母激怒!県から届いた「甲状腺検査必要ない」の仰天通達(前篇)
 (22日付け)⇒ 
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160922-00010006-jisin-soci 

Posted by 大沼安史 at 06:00 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◎ 『福島民友』が報道 : セシウム評価を矮小化 福島第1原発港湾内、最高値を「やや高め」 ★ ガンバレ、福島民友、東電の無責任ぶりを地元紙として徹底的に追及せよ!

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 ◎  東電によると、「1号機取水口」のセシウム137の濃度は1リットル当たり95ベクレルで、それまでの最高値だった2015(平成27)年9月の同82ベクレルを13ベクレル上回った。

 「1~4号機取水口内北側」のセシウム137は同74ベクレルで、13年10月の同73ベクレルを1ベクレル上回った。排水路などから港湾内に雨水が流れ込み、濃度が上昇したとみられる。

          *

〔★は大沼〕 ◎ セシウム評価を矮小化 福島第1原発港湾内、最高値を「やや高め」
 (23日付け)⇒ 
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160923-113823.php

 ・ 東京電力は22日、福島第1原発の港湾内で21日に採取された海水の分析結果について、2地点でセシウム137の濃度が過去最高を更新したことを明らかにした。ただ、分析結果を知らせる報道関係者への一斉メールでは「最近の変動から見るとやや高めの傾向」と評価を矮小(わいしょう)化するような表現で発表していた。

Posted by 大沼安史 at 05:32 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 新潟県知事選 ◎ 民進党の次期衆院選新潟5区の公認候補に内定している、医師でもあり弁護士の米山隆一氏(49)が、「自主投票」を決めた野田・民進党の「自主投票」路線から決別、事実上の「泉田後継」として立候補する意向を固める。共産、社民、生活3党の推薦を受け、無所属で立候補する見通し。

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〔★は大沼〕 ◎ 毎日新聞 : 新潟県知事選 原発慎重3党が候補 民進の衆院選公認内定者 (写真は本人のFBより)
(23日付け)⇒ 
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160923/ddm/041/010/143000c

 ★ 野田幹事長にはぜひ、自民・公明推薦候補を、つきっきりで「応援」してもらいたいものだ!

 しかし……

 野田氏よ、君は、勝ち馬に乗ろうとして、米山さんの応援には絶対、入るな!

 「冷温停止状態」でいなさい!

 君が米山さんの応援に行くと、北海道5区の池田まきさんのときのように、まきさんの「圧勝」に冷却水を浴びせ、「敵に(大量得)票を贈る」ことになる!

Posted by 大沼安史 at 05:15 午後 |

〔フクイチ・〕スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 時事通信が報道 ―― 「地下水位、再び地表に=降雨続き-福島第1」 ◆ 東電は「汚染された地下水が地上にあふれたことはない」と説明! ◆ フクイチ港内、「2カ所の観測点で放射能濃度が2013年以降の最高値を記録」 ★ フクイチ・アウト(オブコントロール)! 東電は現場管理能力も、日本のマスコミの信用も失っている!

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 ◆ 東京電力は23日、福島第1原発の護岸近くで地下水位が再び上昇し、観測用の井戸の水位が一時、地表面から約3センチ上に達したと発表した。原発周辺で降雨が続いた影響とみられる。東電は「汚染された地下水が地上にあふれたことはない」と説明している。

 ◆  原発に隣接する港湾では、2カ所の観測点で放射能濃度が2013年以降の最高値を記録した。放射性物質を含む土砂が雨水により流入したためとみられるという。

          *

〔★は大沼〕 ◎ 時事通信(ニフティーNEWS) : 地下水位、再び地表に=降雨続き-福島第1
 (09月23日 11時56分)⇒ 
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-2016092300368/

Posted by 大沼安史 at 04:56 午後 |

〔フクイチ・〕スーパー核惨事 6年目の秋〕★ フクイチ構内の表層土、5年半経ったいまも、台風による雨で汚染水となって流れ出るほど汚染を継続 ◎ 台風一過の構内の放射能汚染水の蒸発・プルーム化のリスクはないのか? 構内での作業員のみなさんの呼吸被曝を防護するために、米ハンフォード核基地でのよううな「フルマスク・酸素ボンベ・マスク」の装着が必要ではないか!

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 ★ 米国の(かつて、長崎原爆のプルトニウムが原子炉で生産された)ハンフォード核基地では、作業員の労働組合が、汚染水貯蔵タンク周辺だけではく、タンク群を取り囲むフェンスから200フィート(60m)の範囲内での作業に対して、酸素ボンベマスクの装着を求めている。

          *

 ★ 東電は台風16号によるK排水路・排水口での排水汚染を「表層土」の雨による流入であると主張しているが、ならば、構内の表層土はなお深刻なのだから、台風一過の晴天時の水蒸気の蒸発に備え、作業員の呼吸被曝を回避する何らかの対策が必要ではないか?

 〔★は大沼〕 ◎ 米Tri-City Herald : Vapor protections could put new Hanford deadlines at risk
 (20日付け)⇒ 
http://www.tri-cityherald.com/news/local/hanford/article103078222.html

 ・ The Department of Energy requested that its tank farm contractor look at the potential impact of a union demand that supplied air respirators be used not only within the boundaries of Hanford tank farms but in an expanded area of 200 feet beyond tank farm fences.

          *

 ◎ 関連 参考 : 09-23〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 台風による大雨で、フクイチ構内の放射能汚染「表層土」が汚染水となって「K排水路」に流入、そのまま太平洋へ ―― 東電が「説明」 / (しかし、英文朝日は「台風16号の大雨、汚染地下水を地表面に押し上げ」と国際社会に報道) / 20日のK排水路・排水口での汚染、セシウム合計で175Bq/L ベータ線全核種240Bq/Lに到達!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/bqlbql-d2c7.html

Posted by 大沼安史 at 04:46 午後 | | トラックバック (0)

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 台風による大雨で、フクイチ構内の放射能汚染「表層土」が汚染水となって「K排水路」に流入、そのまま太平洋へ ―― 東電が「説明」 / (しかし、英文朝日は「台風16号の大雨、汚染地下水を地表面に押し上げ」と国際社会に報道) / 20日のK排水路・排水口での汚染、セシウム合計で175Bq/L ベータ線全核種240Bq/Lに到達!

★ 表内の放射能検出値についた  について、東電は「降雨による表層土の流入のため上昇したものと考えられる」としている。

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 ◇ 18・19日にも、「高濃度、構内表土・死の灰混入汚染水」を未処理のまま排出! 

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          *

 ★ について、東電は 「降雨による表層土の流入のため上昇したものと考えられる」 としている。

 構内表層土の流入?――東電は構内の「除染」もしていないのか?

 雨まかせの自然除染?

 無策・無責任すぎる。

  「降雨による表層土の流入」――?

 台風による「降雨」に加え、凍り切らない山側の「凍土遮水壁すだれ」を通過して、台風による大雨で勢いを増した地下水が、(朝日新聞の英文国際報道が報じているように)怒涛のごとく「フクイチ」構内に流入、表面に噴き出した分も相当あるのではないか?

          *

 いずれにしろ、台風は毎年、襲ってくるもの!

 あれから5年半――。

 東電は「台風」まで「想定外」としてはならない。

 東電はどうしてもこうも「想定外・無策」を続けているのだろう?

          * 

〔★は大沼〕  ◎ フェアウィンズ・ツイッター ⇒ https://twitter.com/fairewinds/status/779046208866291712

          *

 ◎ 東電 構内排水路サンプリングデータ(21日付け)
 ⇒ 
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2016/images3/drainage_160921-j.pdf

          *

 ◎ 英文朝日 : TEPCO: Possible water leak at Fukushima plant during typhoon
 (21日付け)⇒  
http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201609210047.html

 ・ Tokyo Electric Power Co. said Sept. 21 it will check for radiation contamination in seawater near its crippled Fukushima nuclear plant after heavy rain from Typhoon No. 16 brought tainted groundwater to the surface.

Posted by 大沼安史 at 04:13 午後 |

2016-09-22

〔空から歌が聴こえる〕 ♪ 波 / どんと

 ★ これは辺野古とフクシマの海をつなぐ、連帯の波の歌だ!

 連帯の波が、10年前、37歳で早世した「どんと」さんに、いま、ちゃんと、応えている。

 いま、まさに、こたえきろうとしているではないか!

          *

 〔★は大沼〕 ◎ ユーチューブ ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Sw2aPP1eZJQ 

 ◎ 「どんと」さんプロフィール ⇒ http://www.songstar-donto.com/profile.html

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Posted by 大沼安史 at 04:05 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 泊原発の再稼働を目指す北海道電力が60キロ圏にある札幌市で「住民説明会」 ―― 北電担当者「再稼働しないほうが安全ではないか」との市民の問いかけに「そのとおり」で断言回答! / 札幌市民25人が質問、24人が北電を批判! ★ 日本再生の拠点である北海道を死の灰の被曝地にしてはならない!

 ★ 北海道電力は(3・11の8年前の)2003年、泊原発を視察した、ベラルーシの作家、スベトラーナ・アレクシエービッチさん(2015年ノーベル文学賞受賞)に対し、傲慢にも「日本は全体主義の国ではないから、『チェルノブリイ』のような核惨事は起こらない」と語ったことを――その、わずか8年後には、「フクイチ」という取り返しのつかない大核惨事を引きこしたことを、もうすっかり忘れ去ってしまったのだろか?
 
  (スベトラーナさんが、仏紙「リベラシオン」に語った、泊原発視察の際の北電側の「言明」については、拙著・最新刊、
『世界が見た福島原発災害 5 フクシマ・フォーエバー』 (緑風出版)の「はじめに」参照)

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 ★ 60キロ圏といえば、フクイチと福島市の距離だ!

 プルーム直撃はまぬがれない。

          * 

〔★は大沼〕  ◎ NHK : 再稼働目指す泊原発 札幌で説明会 周辺自治体以外で初
 (18日付け) ⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160918/k10010692031000.html


 
・ また、住民説明会の中では、北海道電力の担当者が「再稼働しないほうが安全ではないか」という参加者の意見に、「そのとおりだと思う」と応えて、懸念に理解を示しながら、「電力の安定供給のため再稼働が必要だ」と訴える場面も見られました。

          *

 ◎ 北海道新聞 : 泊原発札幌説明会議論かみ合わず 3時間半で打ち切り
(19日付け)⇒ 
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/science/science/1-0317728.html

 ・ 北電側が「再稼働しないのが安全だというご意見は、その通りだと思う」と回答すると、会場はひときわ大きな拍手に包まれた。

 ・ 北海道電力が18日に札幌市で開いた、泊原発(後志管内泊村)の安全対策に関する初の説明会。再稼働への理解を求める北電側とは対照的に、参加した道民からは、再稼働を前提にした北電の姿勢に対する反発や、今後も説明会の開催を求める声が強かった。説明会は最後まで平行線をたどったまま、3時間半で打ち切られた。

 「なぜそこまで再稼働にこだわるのか」「道内各地で説明会をすべきだ」。25人が質問し、うち24人が北電の説明や姿勢を批判する立場だった。そのたびに、会場から拍手が起こった。

          *

 ◎ ウィキ : スベトラーナ・アレクシエービッチさん
 ⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81

Posted by 大沼安史 at 03:40 午後 |

〔DEW(指向性エネルギー照射装置)による電磁波照射攻撃(スロー・キル)を許してはならない!〕◇ DEWによる報復照射を受けているNSA(米国家安全保障局)の元言語スペシャリスト、カレン・スチュアートさんがツイッターで被害報告! ◎ 車のエンジンルームに仕掛けたDEWで、愛犬と散歩中のカレンさんを通り過ぎざま、接近して照射! ★ 日本でも「集スト」の車に、同じようなものが仕掛けられているようだ!

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 ★ カレン・スチュアートさんはNSAでの不正を監察に通報・告発したところ、「集スト」(つきまとい)に遭い、それに抗議したところ、電磁波照射攻撃を受けはじめた!

 ついに現れた決定的な生き証人である!

 「不正」をつぶしてしまいたい連中は、いま、必死になっているのだろう。

 カレンさんがツイッターで公開した写真は、フロリダ州タラハシーでのものである。

          *

 ★ 写真はカレン・スチュアートさんと、護身用の愛犬(アナトリアン・シャパード)のマリスカ。

          *

  ★ カレンさんは犯人を「卑怯者!」とツイッターに書いている。

 犯人はおそらく、右のような「操作画面」で狙われ、攻撃されたのだろう?

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 なぜ照射攻撃されたと分かるのか?

 それは「体感」するからだ!

 

 

          *
 

〔★は大沼〕  ◎ カレンさんのツイッター ⇒ https://twitter.com/karen_kams56/status/778715713829675010

          *

 ◎ 関連 09-11〔電磁波拷問・スローキル(Slow Kill)攻撃を許さない!〕◇ NSA(米国家安全保障局)の女性内部告発者が不当解雇後、集スト(集団ストーキング)に遭い、それにも負けずに戦い始めたところ、こんどは「電磁波照射」による「拷問・スローキル(時間をかけた殺害)」被害に遭う! / 被害者、カレン・スチュアートさんがカミングアウトして暴露! / 米国の著名ジャーナリスト、シェール・ジーブさんが詳細インタビューで、被害の全体像を明らかに! ① 照射兵器の名は……「DEWs」!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/slow-kill-1dc2.html

 ◎ 同 その② 09-15〔電磁波拷問・スローキル(Slow Kill)攻撃を許さない!〕◇ 2015年11月になってようやく、電磁波(指向性エネルギー)照射という「人道に対する恐るべき犯罪」に、自らの体験を通して気づく! 照射マンはイラクの戦地で、携帯「DEW」を実射していた元兵士ら / 被害者、元NSAのスペシャリスト、カレン・スチュアートさんがカミングアウトして暴露! / 米国の著名ジャーナリスト、シェール・ジーブさんが詳細インタビューで、被害の全体像を明らかに! ②
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/slow-kill-603f.html

Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 4.電磁波被曝問題 |

2016-09-21

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 「ウラジオストクに日本から放射能汚染者が運ばれる」 / ベータ線核種が汚染源 1平方センチあたり「70個」/ 税関当局が水際に輸入阻止 日本へ送り返し ★ ウラジオには小樽から中古車が輸出されている! 被曝車輸出問題に関する「続報」は「北海道新聞小樽報道部」などの「海回り」記者らに期待!

〔★は大沼〕 ◎ スプートニク (19日付け)⇒ http://jp.sputniknews.com/japan/20160919/2792273.html

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Posted by 大沼安史 at 07:25 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 内堀・福島県知事と県廃炉安全監視協議会を構成する13市町村の首長、東電の広瀬社長を県庁に呼んで、「炉心溶融隠蔽」問題で申し入れ / 終了後の会見で広瀬社長、真相究明のための再調査を行わない考えを改めて示す ★ 再調査はしないと「開き直る」東電 / 「申し入れ」でお茶濁す知事ら ―― 溶融隠蔽による被曝被害などウヤムヤにしてはならない!

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 ★ 福島民報は、内堀知事が(炉心溶融の隠蔽について「県民を裏切る行為で極めて遺憾」と厳しく批判――としているが、真相究明を迫らないで、なにが厳しい批判か?

 これに対し、広瀬社長は終了後の記者会見で

 ・ 問題の真相究明のための再調査を行わない考えを改めて示した。

 ・ 理由については「東電の調査では信頼に足らない(と思われており)、第三者検証委員会に調査を依頼した。私どもの権限でこれ以上調査する考えはない」と述べた

 ――そうだが、ならば福島県庁、あるいは県議会の権限で調査委員会を設け、「溶融隠蔽」の真相、それによる被曝被害状況を確認すべきである。

 しかし、それにしも東電の「福島第二原発で侵入検知器の警報が鳴らないように故意に設定されていた」というのだから、お粗末すぎる。

          *

〔★は大沼〕 ◎ 福島民報 確実な情報公開を 炉心溶融隠し問題、県など東電に要求
 (21日付け)⇒ 
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/09/post_14211.html

Posted by 大沼安史 at 07:16 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◆ 【放射線像】 「カエルの卵」 ―― 浪江町津島でカンテン状の卵を採取 1日でオタマジャクシに変身 ゼラチン質で外部放射線から遮断され、守られていると思いつつ、念のため「オートラジオグラフ」で撮影すると……やはり、おそらくは放射性セシウムによる放射線像がくっきり! ★ 草野心平さんも、草場のかげで泣いていることだろう!

 ★ 下が「オーラジオグラフ」写真。

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………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 ★ 福島出身のカエルの詩人、草野心平さんも泣いていよう。

          *

   全われわれの誕生の。

   全われわれのよろこびの。(「誕生祭」より)

          *

 その全てが「フクイチ死の灰」で汚染されてしまったのだから。

 いまや、

   全われわれの未来を祝し。

 と、カエルたちは歌うわけにはいかない。

………………………………………………………………………………………………………………………………………………

〔★は大沼〕 ◎ 19日付け ⇒ http://www.autoradiograph.org/info/%e6%96%b0%e4%bd%9c54%ef%bc%9a%e3%82%ab%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%81%ae%e5%8d%b5/

          *

 ★ 参考 【東京新聞 ふくしま便り】◇ カエルの詩人が愛した里 帰村4年目・川内村の誇り
 {2015年7月14日付け)⇒ 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/fukushima_report/list/CK2015071402000205.html 

          *

 ◇ 草野新平さん・ウィキ ⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E9%87%8E%E5%BF%83%E5%B9%B3

          *

 ★ 草野心平・作 カエル語の詩「ごひらっふの独白」
  ⇒ 
http://hyogenkotoba.blog.shinobi.jp/%E8%A9%A9%E4%BA%BA/%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%AB%E8%AA%9E%E3%81%AE%E8%A9%A9%E3%80%80%E3%80%8C%E3%81%94%E3%81%B3%E3%82%89%E3%81%A3%E3%81%B5%E3%81%AE%E7%8B%AC%E7%99%BD%E3%80%8D

Posted by 大沼安史 at 02:35 午後 |

2016-09-20

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕 ☆ 『アクティブ・ホープ(Active Hope)を!』 ジョアンナ・メイシーさんが、フクシマを生きる日本のわたしたちに、連帯のビデオ・メッセージ(日本語字幕)

 
  ◎ Joanna Macy からのビデオメッセージ「I need you We need each other」
 ⇒  
https://www.youtube.com/watch?v=hvE8CwAKX6s

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          *

 ◎ アクティブ・ホープのページ ⇒ http://activehope.jp/

          *

 ◎ 参考 小生のコラムです : 2016-01-24〔コラム 机の上の空〕 ★ 絶望から生まれる希望 またはフクシマの勇気
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/01/post-1cf8.html

          *

 ★ さっき、ユーチューブで、Toots Thielemans - Hymne a l'amour (女性ボーカルは1分30秒過ぎ)を聴いていたら、右コラム(欄)に、メイシーさんのメッセージが「あなたへのおすすめ」として表示されていた!

 で、さっそく!

          *

 ★ いまブログにアップしようとしたら、カミナりが。

 雷神さまのおでましか。

Posted by 大沼安史 at 12:17 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 倒壊の恐れのある「フクイチ1・2号機・排気塔(120mの大煙突)」の「ドレインサンプピット」(煙突雨水溜め)の水位60センチに達する(余裕は、あと40センチ) ★ ピットの水を採取し、すさまじい汚染を確認 (beta radiation: 0,000,000 bq/liter / Cesium 134: 8,300,000 bq/liter / Cesium 137: 52,000,000 bq/liter) ★ エントツ内の死の灰は、こんな程度ですまない!

 ★ 台風や大雨で、「蓋のないエントツ」を伝って雨は容赦なく流れ込む! 東電はこの、汚染水はどう処理するつもりだろう? どう処理してきたのだろう?

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3★ エントツの内部には死の灰の煤がこびりついているはずだ。

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 その猛烈さ加減は、ピットにたまった汚染水の比ではなかろう。

 

 東電はこのエントツの上半分を遠隔操作で解体する計画だが、すまざじい粉塵プルームが風下を襲いはしないか心配だ。

 

 こういう、とんでもないモノを抱えた「フクイチ」の近くに住民を帰還させるのは、非人道的なことではないか?

 

          *

〔★は大沼〕  ◎ SimplyInfo : Fukushima Vent Tower 1-2 Water Drain Sampling Results
 (14日付け)⇒ 
http://www.fukuleaks.org/web/?p=15750

 ◎ 東電資料 ⇒ http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2016/images2/handouts_160913_03-j.pdf

Posted by 大沼安史 at 09:26 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「3・11」から5年半経ったいまも、90000人が応急住宅(temporary housing)暮らし! うち4万6000人がプレハブに! ◆ (読売新聞の)ザ・ジャパン・ニュース(英文)が国際社会に告知報道 ★ そして―― 安倍首相、国連サミットで「難民支援に2850億円拠出」を表明!

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 ★ 安倍首相は19日、国連で、「難民・移民の人道支援や受け入れ国への支援として今後3年間で総額約28億ドル(約2850億円)を拠出すると表明」し、「深刻な人道危機の打開に向け、日本が「主導的役割を果たす」と強調した――そうだ。

 被曝地からの難民(避難民)への人道支援や受け入れの方は気にならないのだろうか?

          *

〔★は大沼〕  ◎ The Japan News : 90,000 people still living in temporary housing
(12日付け)⇒ 
http://www.the-japan-news.com/news/article/0003209029

          *

 ◎ 東京新聞 : 難民支援に2850億円拠出 首相、国連サミットで表明
 (20日付け)⇒ 
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016092001000964.html

Posted by 大沼安史 at 08:58 午前 |

◇ 「日本自衛隊、南スーダンで襲撃を受けたか」 ―― イランのニュースサイト「Parstoday」が報道

        〔【誤字ら御容赦】 アホが最高司令官のこの国はもうイナダ!〕

 ◇ 南スーダンの治安筋の話では、日本の自衛隊員は、武装勢力の狙撃兵からの銃撃を受けたとされています。

          *

〔★は大沼〕◎(18日付け) ⇒ http://parstoday.com/ja/news/japan-i16846

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≪関連≫ (朝日新聞)稲田防衛相、南スーダン視察中止 抗マラリア薬副作用か
(15日付け)⇒ 
http://www.asahi.com/articles/ASJ9H42NWJ9HUTFK00C.html

 (健康になるためのブログ) 【(´・ω・`)あっ】稲田防衛大臣“じんましん”で南スーダン視察中止。一方で、自衛隊が南スーダンで襲撃を受けたという情報アリ
 ⇒ http://健康法.jp/archives/22115

          *

 ★ 稲田大臣はマラリア発生地へ行って、現地で指揮をとれないということだ。

 不適任! すみやかに辞任すべきである。

Posted by 大沼安史 at 08:31 午前 |

2016-09-19

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 民進党で野田・新幹事長が決まった翌日、新潟県連が知事選「自主投票」を決定したのだ! ◎ 新潟日報、「民進党県連との共闘を目指してきた野党3党と市民グループは17日、新潟市中央区で開かれた民進党県連の常任幹事会が始まる直前、民進党衆院5区総支部長の米山隆一氏(49)の擁立を提案したが、退けられた」と報道!

 ★ 泉田知事の出馬撤回のあと、こんな流れに! 

 知事選の告示日は29日だ。

          *

 〔★は大沼〕  ◎ 新潟日報 : 新潟県知事選、野党3党の擁立焦点 / 米山氏立候補見送り
 (18日)⇒ 
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20160918280368.html

 ・ 現時点の立候補予定者は自民党と公明党の推薦が決まっている前長岡市長の新人森民夫氏(67)だけ。

          *

 ◎ 参考 佐賀新聞 : 東電原発の優先審査 

   ◇ 原子力規制委員会は、福島第1原発事故を起こした東京電力が運営する柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を優先審査する方針を固めた

  順調に審査が進めば、年度内に合格する見通し で、福島と同じ沸騰水型での第1号となる。ただ、福島の事故が収束したと言えない状況で東電の原発が再稼働の動きを早めることには、地元から疑問の声も上がっている。
 (8月26日付け)⇒ 
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/348883

Posted by 大沼安史 at 05:33 午後 |

〔英インディペンデントが国際社会に告知報道〕◇ 米国のパウエル元国務長官が2015年に友人あてメールで、イスラエルが「200発の核」を保有していることを明らかに! 「DCリークス」が公表!

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 ★ 安倍首相は昨年1月18日、イスラエルを訪問した際、ネタニヤフ首相との会談、「唯一の被爆国として,被爆から70年の本年,日本が核軍縮・不拡散を重視しており,非核兵器国としてイスラエルのNPT加入とCTBT早期批准,並びに中東非大量破壊兵器地帯設置国際会議の早期開催に向けた更なるイスラエル側の努力に期待を表明」した。
 ⇒ 
http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000911.html

 イスラエルが核武装していることがわかったのだから、ネタニヤフ政権に厳重に抗議すべきではないか!

          *

〔★は大沼〕  ◎ インディペンデント Colin Powell leaked emails: Israel has '200 nukes all pointed at Iran', former US secretary of state says
 (17日付け)⇒ 
http://www.independent.co.uk/news/world/americas/colin-powell-leaked-emails-nuclear-weapons-israel-iran-obama-deal-a7311626.html

Posted by 大沼安史 at 04:43 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇【毎日新聞(日野行介記者】 / ★ 住宅除染で庭などに埋設した「放射能汚染土」、埋め替え(1件あたり数十万円)の費用負担を、国(安倍政権)が拒否! 福島市だけで住民から「約500件」もの要望 ◇「原発事故から5年半。事故処理の長期化によるひずみが表れた格好だ」

〔★は大沼〕  ◎ 福島第1原発事故 自治体、汚染土埋め替え対応苦慮 国、費用負担認めず
 (18日付け)⇒ 
http://mainichi.jp/articles/20160918/ddm/041/040/073000c

Posted by 大沼安史 at 04:25 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 支柱に亀裂が入り、倒壊の恐れも指摘されている「1・2号機共通・排気塔」(高さ120m、内径3m)の筒の内部の放射線量を、ドローンで排気口から線量計を投下し、測定へ / 排気塔底部でも毎時3シーベルト 煙突のなかは死の灰の煤で99%致死量といわれる6~7シーベルトを上回っているのでないか?

 ★ 遠隔操作で上半分を解体するというが……。

 とりあえず、ことしの台風シーズンを乗り切って、廃炉放棄にもつながりかねない重大リスクを一刻も早く、取り除いてほしい!

          *

〔★は大沼〕 ◎ 河北新報 : <福島第1>排気筒、ドローンで線量調査
 (19日付け)⇒ 
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160919_63021.html

……………………………………………………………………………………………………

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Posted by 大沼安史 at 03:44 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「4号機」のミステリー!」 / ★ 4号機・原子炉での「秘密」作業を追及していた「ハタ次男」さんが、3年以上も、ツイッター・ブログともなぜか(いまなお)停止! ◎ 同じく「4号機」問題を追及している岩田清さん : 「私以上に深入りしたハタ次男さんが行方不明なのが私には辛い!」 ★ 事件に巻き込まれたのか、それとも電磁波拷問攻撃などで沈黙を余儀なくされているのか?

 ★ 「ハタ次男」さんの行方不明を心配する岩田清さんのツイッター・アピールと、「ハタ次男」さんがブログで報告していた、4号機内の「ミサイル」とも思える謎の物体の写真!

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〔★は大沼〕 ◎ 岩田清さんのツイッター 
 ⇒ 
https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/777066975457517568

          *

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 ◎ 「ハタ次男」さんのツイッター (2013年6月17日付けで止まっている)
 ⇒ 

https://twitter.com/jhatajinan

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◎ ハタ次男さんのブログ「憂いにの果てに」(2013年6月2日付けで止まっている)
 ⇒ 

http://hatajinan.blog61.fc2.com/

          *

 ◆ ハタ次男さんのブログ報告 「憂いの果てに」 : ◎ 福島第一原発4号機ではいったい何が行われていた? ◇ 今年2011年6月10日、福島第一原発4号機4階南側を撮影した写真が公開されたのだが、そのうちの一枚に、ぎょっとするものを見つけた。深緑色の円筒形のそれは、ただの円柱にも見えるが、どうもミサイルの胴体部分にも見えるのである。この、深緑色をした円柱は一体なんなのか。ただの円柱なのか。
 (2011年10月29日付け)⇒ 
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-336.html

 同 ◎ フクイチ4号機ミステリー 消えた548本の謎を解く
 (2011年11月12日付け)⇒ 
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-340.html

Posted by 大沼安史 at 10:08 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「4号核燃料プールは空焚き状態だった!」 / ★ 2011年3月24日の「画像」が「加工」されている! 4日前、20日には「生々しい破壊現場(画像)」だったところが、青や緑色できれいに「お化粧」!  ◎ 名古屋在住の世界的な版画家でもある岩田清さんが、「解析可視化処理技術開発の50年超の開拓者としての自負心」をもとに、「東電の悪行暴露」の天命を遂行!

 ◎ 岩田清さんのツイッター 
 ⇒ 
https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/777283056847564800 
 ⇒ 
https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/777296098234736640

          *

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Posted by 大沼安史 at 09:35 午前 |

2016-09-18

〔再録 : ヒラリーは「TPP賛成」に回れと、電磁波操作による脅迫を受けているのではないか?〕◇ このすこし禿げあがった男の持っているデバイスは、携帯用DEW(指向エネルギー兵器)と呼ばれるものではないか? ★ より鮮明なビデオがあったので、連続写真化!

 ◎ ユーチューブ画像 (11分55秒すぎ)⇒ https://www.youtube.com/watch?v=7JHSNK5f6As

 

 ◎ DEWについては、元NSAのカレン・スチューアートさんの告発を参照
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/slow-kill-603f.html

◎ 関連 : ◇ ヒラリー・クリントンを、またも(日本にしかないはずの)ガラケー携帯のようなデバイスで操る(?)男が現れる! ニューヨークでの「9・11」追悼式に出席したヒラリーが電磁波照射で全身麻痺状態に ★ コックリさん操り人形操作を受けたときも、ガラケー携帯による照射だった!?
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/post-ba6d.html

………………………………………………………………………………………………………………………………………………

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Posted by 大沼安史 at 07:37 午後 4.電磁波被曝問題 | | トラックバック (0)

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 米フロリダ州の肥料工場で、放射性の phosphogypsum(りん石膏)廃液を、巨大シンクホール(直径13・7メートルの穴)に垂れ流し処分 すくなくとも2億1500万ガロンを住民に知らせず投棄 / フロリダの住民、数百万人の飲料水となっている「帯水層」汚染の恐れ! ★ 「フクイチ」もチャイナ・シンドローム化した溶融デブリのシンクホールを通じて、帯水層汚染が始まっているのでは?

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Screenshot2269 ★ 現場はフロリダ西海岸の大都市、タンパの南南西50キロのほどに位置している。

 それにしても、リン鉱石を使った肥料製造プロセスで、放射性のU-238系列核種、Th-232系列核種、K-40が出るとは知らなかった!

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 フロリダ州環境保護省は、肥料会社(「モザイク」社)が、「ただちに対策をとった」としているが、覆水盆にかえらずで、投棄した分はどうしようもないではないか?

          *

 ★ 「フクイチ」が地下で同じような状態になっていないか、心配だ!

          *

 〔★は大沼〕  ◎ ABC放送 Mosaic kept sinkhole secret for three weeks because there was 'no risk to public'
 (16日付け)⇒ 
http://www.abcactionnews.com/news/region-polk/mulberry/mosaic-kept-sinkhole-secret-for-three-weeks-because-there-was-no-risk-to-public

          *

 ◎ NEWSY : A Sinkhole In Florida Is Leaking Radioactive Water Into The Ground
 (17日付け)⇒ 
http://www.newsy.com/videos/florida-sinkhole-leaks-radioactive-water-into-aquifer/

          *

  ◎ ロイター : Florida sinkhole at Mosaic Co fertilizer site leaks radioactive water
 <16日付け)⇒ 
http://www.reuters.com/article/mosaic-sinkhole-idUSL2N1BS0OH

           *
 
 ◎ 放射線医学総合研究所 「リン鉱石」放射能(U-238系列核種、Th-232系列核種、K-40)
    ⇒ 
http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/NORMDB/norm_detail.php?norm=ore&en_normname=%A5%EA%A5%F3%B9%DB#kekka

Posted by 大沼安史 at 06:02 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「東京の食品店でテレビのインタビューを受けた。わたしがフクイチのよる放射能汚染を避け、なるべく西の産地のものを買う、といったら、レポーターはダブーに触れてくれるなと引いた」――これがいまや、日本の「フツー」に! ◎ 東京在住の環境学Phd(博士号)保持の米国人作家が「放射能汚染は日本のニュー・ノーマルになった(Radiation is the new normal)」と世界に告知!

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 ★ リチャード・ウィルコックス(Richard Wilcox)さんが報じた。

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 ウィルコックスさんは、 Fukushima: Dispossession or Denuclearization? (フクシマ すべてをなくすか、原発をなくすか?) という本を、2014年に編んだ人だ。

 ウィルコックスさんは、こうも書いている。

 「食品の大半が25ベクレル/キロ以下というが、個々のはっきりした数値はわらない。そうしたものを毎日、いくつも食べていたら、健康に対する危険は幾何級数的に増大するはずだ」

 Although the majority of food is under 25 bq per kg of contamination, we don’t know the exact amount. If you multiply that small amount by the number of items consumed daily the danger to health grows exponentially over time.

          *

 ★ わたしたちは「ニュー・ノーマル」という異常のなかで、いのちを危険にさらしながら、日常生活(食生活)を送っているわけだ。

 原子力ムラを「食べて応援」――「身を汚染して応援」しているわけである!

          *

〔★は大沼〕  ◎ Radioactive Food And Water The New Normal In Japan
 (14日付け)⇒ 
http://www.activistpost.com/2016/09/radioactive-food-water-new-normal-japan.html

Posted by 大沼安史 at 10:32 午前 |

〔米国、ノースダコタで先住民族がパイプライン建設に抵抗〕◇ 警備犬や唐辛子スプレーを使った排除の現場で取材活動を行った「デモクラシーNOW」のキャスター、エイミー・グッドマンさんに対して逮捕状! 「報道の自由」を侵害 国際社会に懸念広がる 英紙ガーディアンが報道! ★ 高江・辺野古と同じ構図だ!

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 ★ 犬を使っていた女性に、グッドマンさんは現場でこう質問した。

 「犬の鼻と口に血がついている。なぜ、そういうことをしているのか?」

          *

 ★ 米国にもIWJの岩上さんのような、気概のあるジャーナリストたちがいる。

 エイミー・グッドマンさんはその筆頭格だ。

          * 

〔★は大沼〕  ◎ 英紙ガーディアン : North Dakota arrest warrant for Amy Goodman raises fears for press freedom
 (12日付け)⇒ 
https://www.theguardian.com/us-news/2016/sep/12/amy-goodman-arrest-warrant-north-dakota-oil-pipeline-protest

 ◎ デモクラシーNOWの報道 (ユーチューブ)⇒ https://www.youtube.com/watch?v=kuZcx2zEo4k

 ◎ 同 その2(同)⇒ https://www.youtube.com/watch?v=OQnlkFfgQZI

Posted by 大沼安史 at 10:09 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕 ◇ 【毎日新聞】 鎌田實さん 「さあこれからだ」 : 甲状腺検査縮小 隠れる真実 / 「福島県小児科医会には、驚いた。福島県が実施している子どもの甲状腺検査のあり方を縮小することを含め、見直すよう福島県に要望を出したのだ。いったい、どういう考えなのだろうか」

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 ◇ そもそも原発事故発生当時、放射性ヨウ素の汚染状況を調べなかったことが問題である。

 当時の子どもの甲状腺の被ばく量をほとんど測定していない。

 そのため、甲状腺がんと原発事故の因果関係は、ある、ない、の水かけ論のままである。

 このときに各地域で、数人ずつでも甲状腺の被ばく量や、放射性ヨウ素の汚染度を調べておけばよかったのである。

 放射性ヨウ素は半減期が8日と短いため、今ではまったく見つけることができない。

 再び、同じようなことを繰り返してはならない。甲状腺検査まで縮小してしまったら、何が起こっているのか不明になり、事実に蓋(ふた)をしてしまうことになる。

          *

 ◇ (ベラルーシ・ミンスク甲状腺がんセンターの所長である)ジェミチェク医師は「私たちは30年間、甲状腺がん検診を続けてきた。日本でも長期的展望で検査を行うことが大事だ。そうすれば早期治療が可能になり、子どもたちの命は必ず守れる」と強調した。

          *

 ◎ (18日付け)⇒ http://mainichi.jp/articles/20160918/ddm/013/070/026000c

Posted by 大沼安史 at 09:35 午前 |

〔空から歌が聴こえる〕◇ ♪ Going Back to Memphis

 ◎ ユーチューブ My Darling Clementine "Going Back to Memphis"
 ⇒ 
https://www.youtube.com/watch?v=h7buf6kuuEw

 ◎ 歌詞 ⇒ http://mydarlingclementinemusic.co.uk/lyrics/how-do-you-plead-lyrics/going-back-to-memphis/

………………………………………………………………………………………………………………………………………………

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          *

 「My Darling Clementine(愛しのクレメンタイン)」というデュオの歌だ。

 こういうのって、ぼくの好みなので、mp3でゲット!

 例によって、飽きるまでリピートで聴いているが、飽きない。

          *

 (あの西部劇の、その主題歌の)「My Darling Clementine(愛しのクレメンタイン)」、そして「メンフィス」というから、米国のバンドかと思ったら、違った。

 英国バーミンガム出身のデュオだった。

          *

 ユーチューブの動画が凝っている。

 昔のフィルムも使われていて、「SUSHI」なんて看板も出ている。

          *

 わたしたち「反原発・護憲・ジジババ・デュオ」は2人とも仙台の出身。

 電磁波拷問照射に追われ、国内を転々、いっしょに逃げ回っている。

 Going back to Sendaiが出来ない。

 安倍政権下、なんという国になってしまったのだろう。 

Posted by 大沼安史 at 09:05 午前 |

2016-09-17

〔アベの政治を許さない!〕 ◇ ユーチューブ新作 『総統閣下は自衛隊のヘリで民間の重機を運ぶつもりです 』

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 ◎

https://www.youtube.com/watch?v=B6qf-LdOjek

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Posted by 大沼安史 at 01:20 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「4号機核燃プールは空焚き状態だった」 ―― 4号機建屋の屋上防水アスファルト、高熱で溶けて、プールに落下 「空焚き鍋」状態で上記とともに黒煙、上がる! ◎ 岩田清さんが画像解析可視化処理で、決定的な証拠写真を公開! ★ 米NRC「フクイチ議事録」にある「4号機プール 空焚き・爆発・火災」報告が視覚的に裏付けられた! 「第2国会事故調」での解明が必要だ!

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 〔★は大沼〕

 

◎ 岩田清さんツイッター報告

 ⇒ 

https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/776907303714906112

⇒ https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/777028827889348608

 ⇒ https://twitter.com/Kiyoshi_IWATA/status/776957038039490560

          *

1617n ★ わたしが新著、 『世界が見た福島原発災害 5 ─ フクシマ・フォーエバー』 の第2章「4号機の怪」で、米原子力規制委員会(NRC)の「電話会議議事録」をもとに詳述した、「4号機核燃プール」の「空焚き」が、岩田清さんの画像解析特許技術で確認された!

 NRC議事録では「空焚き」に加え、「爆発」「火災」が報告されている!

 4号機では「プール」ばかりか、「定期点検」中で核燃料が装填されていなかったはずの原子炉で「水蒸気爆発・核暴走」が起きた疑惑も指摘されている。

 「フクイチ」は「トリプル(3重)・メルトダウン爆発」ではなかった。

 「カドラプル(4重)・メルトダウン爆発」という、恐るべき大災害だった。

Posted by 大沼安史 at 12:44 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 【民の声新聞】 : 「甲状腺ガン」だけじゃない原発事故の影響 ~「縮小」ではなく幅広い調査こそ必要 / こどもたちの4人に1人(24.7%)が入院治療! / 肺炎」「RSウイルス感染症」「気管支炎」「けいれん」「ロタウイルス感染症」「胃腸炎」「気管支ぜんそく」「川崎病」…… ◇ 福島県立医科大の「妊産婦調査」で判明! ★ 福島のみならず被曝地全域で、全被曝症の調査を実施すべきだ。

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 ★ 「民の声新聞」の鈴木博喜さんは14日、福島市内で開かれた「県民健康調査」の第24回検討委員会の模様を次のように伝えている。

         *

 今年6月30日現在、甲状腺検査で手術を受けたのは計136人。甲状腺検査の「縮小」を地元紙が報じたことや福島県小児科医会が「甲状腺検査が健康不安を生じさせている」などとして検査を見直すよう福島県に要望したことなどを受け、福島県医師会副会長でもある検討委の星北斗座長(星総合病院理事長)は委員から意見を聴取。

 「縮小」には否定的な意見が目立った。

 清水一雄委員は「まだ5年半。これから、しっかりとした検査が必要となる。縮小の議論をするのは妥当ではない」。

 春日文子委員(国立環境研究所特任フェロー)も「5年10年と見て行かないと放射線の影響は判断できない。検討委として痛みを伴いながらも検査の必要性を県民に訴えていくべきだ」と語った。

 清水修二委員(福島大学特任教授)は「『必要ない手術か否か』など分からないと思う」と検査見直しに否定的。双葉郡医師会長の堀川章仁委員も「チェルノブイリ原発事故では5年後から甲状腺ガンが増えたことを踏まえて、今後も継続した調査が必要。他の疾患もある」と語った。

 高村昇委員(長崎大学教授)は「福島とチェルノブイリにおける甲状腺ガンの発症パターンが異なる」と資料を配って説明。

 「一つの参考資料として提示した」と語ったが、チェルノブイリのデータが10年分なのに対し、福島のデータが5年分と単純比較できないことや、「むしろチェルノブイリの傾向からは、原発事故から15年経ってもガンが発症していることになる」などの指摘が委員から続出。

 「甲状腺通信」の中で高村委員が「放射線による被ばくの影響とは判断することはできません」と書いていることに関しても「論理的に矛盾がある。今後長く見て行かないと被曝の影響かどうか分からない、とするべきだ」などと厳しい意見があった。

 星座長は、会合後の会見で「縮小とは一言も言っていない。見直しに着手したということではない。ここで結論を出すわけでは無いが、議論は避けるべきではない」と語ったが、取材陣からは「同意書から『検査を受けることをお勧めします』という文言が削除されたのはなぜか」、「自分に批判的なメディアの取材を拒否するのはおかしい」などと指摘が相次いだが、明確は回答は無かった。

 怒号も飛び交った会見は「会場の都合がある」と県職員が17時で打ち切った。

          *

 ★ どうやら、委員の間からも、星座長らの矮小化路線に対して「内部批判」「反発」が高まっているようだ。

 これ以上の隠蔽・矮小化工作は、星座長自身、無理と判断し、安倍政権に対して、その旨、内々、伝えているのではないか?

 甲状腺癌だけなく被曝症全般について、福島県だけでなく被曝地全域で調査すべきである!

          *
 

〔★は大沼〕 ◎ ⇒ http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-48.html

 ・ 原発事故後、甲状腺ガンの有無を調べている「県民健康調査」の第24回検討委員会が14日午後、福島市内で開かれた。
 
 ・  検討委で報告された資料によると、妊産婦に対するフォローアップ調査は2015年9月から今年5月にかけて福島県立医科大学が実施。2010年8月から2012年4月の間に出産し、2011年度に実施された「妊産婦に関する調査」に回答した7252人に対して調査票を郵送。35.2%にあたる2554人から回答を得た。

 注目すべきは、質問項目(6)の「お子様はこれまでに入院を要した病気にかかったことがありますか?」。

 「はい」と答えたのは24.7%にあたる632人。具体的には106の病名が挙げられたが、「肺炎」が最も多く162。次いで「RSウイルス感染症」101、「気管支炎」60、「けいれん」47、「ロタウイルス感染症」44、「胃腸炎」41、「気管支ぜんそく」41、「川崎病」32、「鼡径ヘルニア」13、「ノロウイルス胃腸炎」12、「アデノウイルス感染症」11、「気管支肺炎」11の順だった(複数回答あり)。

 疾患と放射線との関連について、福島県立医大は言及していない。

Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ ことしも、国道6号の環境美化に取り組む清掃ボランティア活動「みんなでやっぺ!きれいな6国(ろっこく)」 10月15日に実施 「中高生の参加」も呼びかけ! / 昨年の「被曝不安」にこたえ、「事前に活動範囲の放射線量を測定するほか、当日も線量計を持参」

 
 ★ 昨年は大人がマスクを着用し、こどもたちが無着用で清掃奉仕する場面もあった!

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 ★ 万一に備え、参加するこどもたち全員に「N95以上」の「吸引被曝防護マスク」を配布すべきだ。

 ★ こどもたちを「雨」にあてるべきではないと思う。「小雨決行」はやめるべきではないか?

 ★ 当日の「フクイチ」からのプルームも心配だ。

 SPEEDIをみて、決行の是非を判断してほしい。

          *

 ★ 東電社員こそ、社長以下、エネ庁も長官以下、全員そろって、安倍内閣も閣僚有志が、清掃奉仕の汗を流すべきではないか?

 

 ゴルフしている暇があったら、こどもたちの代わりに「ろっこく」ゴミ拾いに出よ!

 ついでに、プルトニウムなど死の灰の除染も行ないたまえ!

          *

〔★は大沼〕  ◎ 福島民友 : 今年も国道6号清掃します! 10月15日、事前に放射線量測定
 <16日付け)⇒ 
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160916-112094.php

 ・ 実行委は成人をはじめ、中高生の参加を呼び掛けている。

 今年は、いわき、広野、楢葉、富岡、浪江、南相馬、相馬、新地8市町の計約50キロで行われる。高校生以下は、いわき、広野、南相馬、相馬、新地5市町で参加し、保護者の承諾を求める。楢葉、富岡、浪江3町での活動は成人に限る。

 昨年の活動を巡っては、被ばくへの不安を指摘する批判が寄せられた。こうした意見を踏まえ、実行委は事前に活動範囲の放射線量を測定するほか、当日も線量計を持参する。

          *

 ◎ 参考(昨年の実施状況) 「愛国者の邪論」ブログ : 浜通りの中高生約200人が参加した清掃活動は避難区域となっている浪江、富岡両町でも行われた!

   ⇒ http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/f5e8a00c8ae8d8ef7babd20db23ed9fd

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 ◎ 昨年のPRポスター(東電も後援予定!)

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Posted by 大沼安史 at 09:01 午前 |

2016-09-16

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇テレ朝 :(安倍政権)“国民負担”8兆円超を検討 原発の廃炉・賠償で / 「電線の使用料金に上乗せする形で、すべての利用者から徴収し、標準家庭では毎月60円から180円の値上げが想定。……今後、さらに費用が足りなくなれば上乗せができる仕組みに」★ 「原発」が「国民経済」を追い詰めていく!

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 ◇ テレ朝によると、「経済産業省内でも国民への付け回し策であり、事実上の東電救済に国民の理解が得られないとの声が上がってい」るそうだ。

 「原発が安いというのは嘘だった」という批判は避けられそうにありません……と、テレ朝。

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 ★ 原子力は「安くてクリーンで安全なエネルギー」と言って、ぼろもうけしていた人びとにコストを引き受けさせるべきだ!

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〔★は大沼〕 ◎ (09/16 11:45) ⇒ http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000083611.html

Posted by 大沼安史 at 04:41 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 現役官僚による「リアル告発小説」、若杉冽著、『原発ホワイトアウト』 ―― 「資源エネルギー庁次長の日村直史は、既に警察への工作を終了していた……」 (銀座7丁目の関東電力の「接待専用の秘密の店」で、「日本電力連盟常務理事の小島巌」は、「伊豆田新崎県知事をなんとかする」件で、日村に言った)「……前回の宿題は、『日本海新報』の報道通りです。検察にも働きかけています」

27139222_1 ★ 上記部分は、同書(講談社文庫版 写真)181~185頁より。

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 ★ 184頁には、こうある。

          *

 「で、警察は動いてくださってますか」
 銀座のその店で「小島は日村に遠慮なく切り出した」。

 おしぼりで顔を拭きながら、日村は吐き捨てるように述べた。
 「それにしても、早く再稼働させて態勢を立て直さなければ、本当に世の中がめちゃめちゃになりますもんね」

          *

 そして、187頁にこうある。

          *

 「とにかく、検察をなんとかしてください。日村次長、法学部なら同窓生も検察にいらっしゃるんでしょ」

 隣で小島が話し続けていたが、日村の視線は瑠子の豊満な胸の谷間に吸い寄せられていた。こうこれ以上、小島と会話を交わしたくはなかった。日村はあいまいな返事でお茶を濁して、この会合の後に続くであろう瑠子との情事に思いを巡らせた。……

          *

 ★ それにしても「伊豆田新崎県知事」…………とは。

  泉田新潟県知事の親戚だろうか?

  『原発ホワイトアウト』は結局、近未来予告小説だったわけ???

  まさか、そんなこと……!

  事実は小説より奇なり、というが。

          *

 「資源エネルギー庁次長の日村直史」氏は、銀座の美人ホステスの胸の谷間に目を奪われているひまがあったら、「フクイチ・プルーム」の死の灰にまみれ、「涙の谷間」となったフクイチ被曝地での掘り返し作業に従事すべきではないか!

 

Posted by 大沼安史 at 03:56 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「311甲状腺がん家族の会」の「9月14日の県民健康調査検討委員会についてのコメント」で、「事故当時十代の患者の親」はこう憤った。「うちの子供は、甲状腺を全摘し、リンパ節にも転移し、現在も治療中です。この先一生病気と共に生きていくのです。国は、検査縮小で、甲状腺ガンの発症率を少なくしようと考えてるのでしょうか?」

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 ★ 「十代の患者本人」はこう訴えている。

 ―― 私は十代の学生です。約三年前に「甲状腺がん」と宣告され 覚悟の上手術を受けました。

 切ってしまえば予後の良い病ですからと軽く扱われ、結果リンパ節にまで転移していました。

 検査「縮小」 になるなんて考えられません。

 なぜリンパ節にまで進行したのか調べて教えてください。

          *

〔★は大沼〕  ◎ 「311甲状腺がん家族の会」
  ⇒ 
http://311kazoku.jimdo.com/

Posted by 大沼安史 at 10:26 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ ベルギー出身、在米のブロッガー、マイケル・ヴァン・ブレークホーベンさんが、チャイナ・シンドローム化した「フクイチ」が全開放出する「死の灰」を封じ込め・抑え込む、「逆・マンハッタン計画(“Reverse Manhattan Project”)」を提唱! ★ 「核開発」の正反対を行く「核封印」の、総がかりの取り組みが必要だ!

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 ★ 「マンハッタン計画」とはもちろん、米国が総力を挙げて取り組んだ(原爆)製造プロジェクトのことだ。

 これとは正反対に、「フクイチ」で進行中の危機を封じ込めるため、「マンハッタン計画」並みの総力戦で、野放し状態の「フクイチ」をおさえこまねばならない…………これがブレークホーベンさんの訴えだ。

 「核開発」ではなく「核鎮圧」の「リバース・マンハッタン・プロジェクト」!

 なぜ、それがいま必要か?

Screenshot2227 それは「フクイチ」で、「600トン(東電責任者の言明)」もの溶融核燃がチャイナ・シンドローム化して行方不明となり、その臨界放出によるとみられる放射性物質が、広く北半球に流れていることが、欧州などで(隠蔽工作漏れで)確認されているからだ。

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 ブレークホーベンさんは「とても悲しい。ほんとうに不運だ。わたしが言って来たことが、どうやら本当のようになってきている( Very sadly, truly unfortunately, it is beginning to look like I might have been right all along… )」と語っているが、これは(ほんとうに悲しく、やりきれないが)、わたしの認識でもある。

 「フクイチ」では、メルトスルーした溶融核燃が「(地下)天然原子炉化」している可能性さえ指摘されているのだ。

1617n (この点については、拙著〔新著〕 『世界が見た福島原発災害 5 フクシマ・フォーエバー』 〔緑風出版〕の第3章「600トンの黙示」を読んでいただければ……)

 こういうモンスター化した「フクイチ」を、わたしたちは、当事国の責務として、なんとしても抑え込まねばならない。

 日本、そして世界の存亡をかけた取り組みを、ブレークホーベンさんは「逆マンハッタン計画」と名付けているが、これはもしかしたら、日本だけでは背負い切れず、(チェルノブイリのドーム建設がそうであるように)全世界的な取り組みになるかもしれない。

 しかし、それがたとえば国連のプロジェクトになろうとなるまいと、日本は事故当時国として、責任ある態度で、総力を注ぎ、「フクイチ死の灰」の「封じ込め」にあたらなければならない。

 面子にこだわってはならない。「凍土遮水壁」がダメなら、「運河」方式など別の地下水対策をとるべきだ。

 放射能汚染水で太平洋を死の海化してはならない。

 トリチウムだって、金さえかければ分離できるのではないか。

 フクイチ全体に超巨大な気密ドームの覆いをかけることも検討すべきではないか!

 わたしたちはいま、ほんとうに、ほんとうの、瀬戸際の正念場を迎えている。

 
          *

〔★は大沼〕 ◎ Allegedly Apparent Blog : Calling for a “Reverse Manhattan Project” to Contain & Pacify the Radiation-Spewing Full-On Still-Fissioning ‘China Syndrome’ Ongoing Nuclear Catastrophe at Fukushima-Daiichi, Japan. 
 (12日付け)⇒ https://allegedlyapparent.wordpress.com/2016/09/12/calling-for-a-reverse-manhattan-project-to-contain-pacify-the-radiation-spewing-full-on-still-fissioning-china-syndrome-ongoing-nuclear-catastrophe-at-fukushima-daiichi-japan/

Posted by 大沼安史 at 09:35 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「周囲に迷惑をかけてしまうので私はやらないほうがいいでしょう。まだ罠があるかもしれない。あれだけ原子力防災を一生懸命言っている知事のところで、ヨウ素剤の備蓄がされていなかった等、本来はあり得ない事態も起きているぐらいです」 ◎ ニフティーNEWS(週刊朝日) : 【独白】泉田裕彦新潟県知事「立候補撤回の真相」

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 ◇ 未来のふるさとをどうつくるか、前向きな選挙にしてほしいです。

 ◇  マスコミは後継者として意中の人の有無ばかりを聞いてきます。後継指名はしません。私が指名したら同じことになる。周囲にも迷惑がかかる。具体的な内容は言えませんが、リスクを予感させるようなこともあったので……。

          *

〔★は大沼〕 ◎ (15日付け)⇒ https://news.nifty.com/article/magazine/12107-20160915-2016091500179/

          *

Screenshot2230 ◎ 関連 リテラ : 新潟県知事“出馬撤回”の真相はやはり再稼働狙う原発ムラの圧力? 新潟日報ではなく官邸が揺さぶり説 
 ⇒ 

http://lite-ra.com/2016/09/post-2561.html

          *

 ★ わたしの父は福島・郡山の出身だが、祖父と祖母は新潟の北蒲原郡の出だ。

 ことし春、またも猛烈な電磁波照射で移転先の山形の住居を放棄しなければならなくなり、再移転の途中、こどものころ、両親に連れられ、いちどだけ出かけたことのある川沿いの村を訪ねた。

 その日は新発田市泊。

 食堂で、泉田さんに対する信頼が土地の人の間で厚いことを知って、うれしかった。

 翌日、柏崎を車で通ったとき、「フレー、フレー泉田、フレー、フレー新潟」と、連れ合いと2人、なんども声を合わせた。

 それにしても越後平野の広いこと、豊かなこと!

 ここで「フクイチ」の二の舞が演じられたら、日本はそこで、終わる!

 越後平野をこんごとも確保できれば、日本は「フクイチ」に耐えていけるかも知れない。

 日本の存亡がかかっている。

Posted by 大沼安史 at 08:33 午前 |

2016-09-15

〔フクイチ・核惨事 6年目の夏〕◇  国内原発11基の鋼材に強度不足の可能性、原子力規制委が判断 ――★ なんと、熊本大地震、鹿児島県知事の要請にもかかわらず、現在「強行再稼働中」の「川内1・2号機」にも使用! 圧力容器と蒸気発生器に使われていた可能性がある! 川内再稼働原発は運転を即時停止すべきだ!

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〔★は大沼〕 ◎ 佐賀新聞(共同通信): 仏原発 日本製鋼材の不純物濃度、基準超え
 (15日)⇒ 
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/356069

 ・ 問題となったのは大型鋳鋼品メーカー「日本鋳鍛鋼」(北九州市)。

 同社は日本国内で、稼働中の九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)や玄海原発2、3、4号機(東松浦郡玄海町)を含む8原発13基の原子炉圧力容器を製造しており、電力各社が現在、調査を続けている。

 規制委の田中俊一委員長は同日、日本鋳鍛鋼など国内の原発に圧力容器の鋼材を供給したメーカーから製造時のデータを集めるよう事務局の原子力規制庁に指示。製造工程に不純物濃度の上昇につながる問題があれば、電力各社に詳しい調査を求めることも検討する。

 ・ 規制委によると、金属中の炭素成分に由来する不純物濃度の基準はフランスで0・22%以下だが、日本鋳鍛鋼が製造した重要設備は0・3%超のものがあった。0・25%以下とする日本の基準も超えていた。

          *

 ◎ FNN 国内原発11基の鋼材に強度不足の可能性、原子力規制委が判断
  (14日付け)⇒ 
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00336258.html

 ・ 国内の原発11基の鋼材に、強度不足の可能性があることがわかった。
 この問題は、フランスの原発の原子炉容器などに使われている鋼材で、強度不足のおそれが指摘され、製造元に、日本国内のメーカーも含まれているもの。

 原子力規制委員会は、国内の原発で、このメーカーの鋼材が使われ、同様に強度不足の可能性があるものが、福井県の高浜原発2号機や愛媛県の伊方原発2号機など、11基あると判断した。

 規制委員会は、電力会社などに対し、鋼材のくわしい製造工程を報告させ、対応を検討する方針。

          *

 ◎ 日経新聞 : 仏原発の日本製鋼材、炭素濃度に偏り 強度不足の恐れ 
 (14日付け)⇒ 
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14HCQ_U6A910C1CR8000/

 ・ 問題の鋼材は日本の8原発13基の原子炉圧力容器にも使われており、規制委は電力各社に対し、製造過程などをメーカーに確認したうえで10月末までに報告するよう求めている。

Posted by 大沼安史 at 05:30 午後 |

〔フクイチ・核惨事 6年目の夏〕◇ 「電離放射線」による癌で、DNAのダメージに、2つの特徴パターンがある! 英国の研究チームが初めて発見! ☆ この「シグネチャー(しるし)」を探ることで、癌が放射線被曝によるものかの判定も可能に ★ フクイチ被曝地の甲状腺癌も被曝によるものかどうか、これで突き止めることができる!

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 ★ 原発事故との因果関係が考えにくい、とばかり言っていないで、日本政府(厚生省)は、この英国チームに特別研究費を支給し、早急に、フクイチ被曝地で発症した癌を検査してもらってはどうか!

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〔★は大沼〕  ◎ ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL) : Study reveals how ionising radiation damages DNA and causes cancer
 (12日付け) ⇒
http://www.ucl.ac.uk/news/news-articles/0916/120916-ionising-radiation-dna-cancer#sthash.tITcxJK0.dpuf

 For the first time, a team including UCL researchers has identified in human cancers two characteristic patterns of DNA damage caused by ionising radiation. These fingerprint patterns may now enable doctors to identify which tumours have been caused by radiation, and investigate if they should be treated differently.

          *

 

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◎ UPI通信 : DNA damage, cancer caused by ionizing radiation identified
  ⇒ 
http://www.upi.com/Health_News/2016/09/13/DNA-damage-cancer-caused-by-ionizing-radiation-identified/5151473765849/

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 ◎ Nature Communications 掲載論文 : Mutational signatures of ionizing radiation in second malignancies
 (12日付け)⇒ 
http://www.nature.com/articles/ncomms12605

Posted by 大沼安史 at 05:12 午後 |

〔アベの政治を許さない!〕◇ 東京新聞・社説 : 「相模原事件 警察の対応を検証せよ」 / 最も気がかりなのは、静観を決め込んだかのような警察の姿勢である。警察庁も有識者チームに参加していながら、なぜ警察は凶行を防げなかったのかという視点での検証は皆無に等しい。

 本来、犯罪抑止の責務は、医療や福祉ではなく、一義的には警察が担っている。とすれば、警察は謙虚に自らの失敗を認め、反省点を洗い出すのが筋ではないか。

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〔★は大沼〕 ◎ (15日付け)⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016091502000140.html

          *

 ★ 植松容疑者はなぜ「殺害予告の手紙を衆院議長あてに出した」か?

 この点が、どうにも気になる。(……「衆院議長」ということでわたしは、組織宗教を否定した作家、芹沢光治良さんの「神シリーズ」のことを、ふと思い出した

 安倍首相あてのものなのに、なぜ、首相官邸に届けなかったのだろう?

 書留で郵送するテもあっただろう。

 自民党本部に届けることもできたはずだ!

 なぜ、衆院議長公邸か?

  一般の人は国会周辺に、衆議院議長公邸があることすら知らない。

  もしもかりに、「ヒトラー思想が降りてきた」という植松容疑者が電磁波(マイクロ波)照射による「脳内音声・神の声送信」でマインドコントロールされていたとしたら、マインドコントロールをしていた者は、植松容疑者を首相官邸など、より耳目を引く場所からは遠ざけ、しかし、議長公邸のような、一般の人の知らない、警備の手薄なところには誘導し、そういう「穴場」に、しっかり犯行予告を届けさせることを重視した者だった――ということになる。

 

 

 

Posted by 大沼安史 at 04:23 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ ユーチューブ新作「総統閣下はゾンビと化した東京電力にお怒りです」★ 怒るだけましだ! アベ首相はヒトラーと違い、東電とともにゾンビと化している……!?

 ◎ ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=0CAeJqjjwsE

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Posted by 大沼安史 at 03:44 午後 |

〔電磁波拷問・スローキル(Slow Kill)攻撃を許さない!〕◇ 2015年11月になってようやく、電磁波(指向性エネルギー)照射という「人道に対する恐るべき犯罪」に、自らの体験を通して気づく! 照射マンはイラクの戦地で、携帯「DEW」を実射していた元兵士ら / 被害者、元NSAのスペシャリスト、カレン・スチュアートさんがカミングアウトして暴露! / 米国の著名ジャーナリスト、シェール・ジーブさんが詳細インタビューで、被害の全体像を明らかに! ②

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★ 写真はカレン・スチュアートさんと、護身用の愛犬(アナトリアン・シャパード)のマリスカ。

 マリスカも電磁波を感じているようだ。

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 ★ カレンさんは、米海軍の「海軍セキュリティー・グループ(NSG= Naval Security Group )」という組織が、NSA(米国家安全保障局)の本拠(メリーランド州フォート・ミード)に「同居」していることにふれ、

  ・ NCGがDEWs(指向性エネルギー兵器)に特化した「沈黙の戦士("Silent Warriors")」と呼ばれていること

 ・ そのNCGのフロリダ州ペンサコラにある基地が、同州タラハシーに住んでいる彼女に対するNSAの「秘密作戦行動」へ、DEWsを貸与しているようだ

 ―― と指摘している。

          *

 ★ 「DEW」はイラクの実戦でも使われていた!

 ということは、カナダ人ジャーナリストが2005年に暴露した、米軍がイラクのファルージャなどで使用した電磁波照射兵器、通称「ポッパー」あるいは「ドーム」といわれるものは、カレンさんのいう「DEW」と同じもの、と言えるかも知れない。
 ( ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/03/post-40ee.html )

          *

 ★ カレンさんはインタビューで、こう警告している。

 こういう恐ろしい兵器が、NSAを相手どって裁判を起こしたカレンさんを「消す」ために使われているとしたら、NSAは自分たちに都合の悪い「指導者」や「政治家」をも始末することができることになる――と。

          *

 ★ 日本で社会問題化する「電磁波照射」にも、米軍などから流出した「DEW」の旧式・中古品などが使われている可能性がある。

 あるいは日本で独自開発したものを、性能確認するために、集ストをかくれみのに人体実射されている恐れもある。

 いずれにせよ、国会などが早急に調査に入る必要がある。

          *

 ・  But I was to find out first hand in November 2015 that it does exist and is a horrific crime against humanity.

 ・ Yet, plenty of recruits in their ranks have experience using the mobile DEWs in Iraq. It is very interesting to me that the Naval Security Group headquartered at Ft. Meade with NSA, is also called the "Silent Warriors" because they specialize in the use of Directed Energy Weapons. I'm sure the Naval Security Group base in Pensacola has many on hand and may have even gotten a request from NSA to borrow a few for their "secret exercise" in Tallahassee.

 〔★は大沼〕  ◎ リニューアメリカ: NSA whistleblower comes out of the shadows into the light(NSAの内部告発者がカミングアウト)
 (2016年3月28日)⇒ 
http://www.renewamerica.com/columns/zieve/160328

          *

 ◎ カレン・スチュアートさんへのインタビュー その① ◇ NSA(米国家安全保障局)の女性内部告発者が不当解雇後、集スト(集団ストーキング)に遭い、それにも負けずに戦い始めたところ、こんどは「電磁波照射」による「拷問・スローキル(時間をかけた殺害)」被害に遭う! / 被害者、カレン・スチュアートさんがカミングアウトして暴露!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/slow-kill-1dc2.html
 

Posted by 大沼安史 at 03:18 午後 4.電磁波被曝問題 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 〔ずくなしの冷や水〕ブログが警告 ◎ 2016/9/14、F1近傍で線量率上昇。窓を閉めましょう。換気も最低限に。外にいる人はマスクを!

〔★は大沼〕◎ F1近傍で線量率上昇中 どうです この底力 底知れぬものがあります
 (14日付け)⇒ 
http://inventsolitude.sblo.jp/article/176872898.html

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Posted by 大沼安史 at 10:35 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ チェルノブイリでは「石棺」でも足らず、年内完成へ向け、「巨大気密カバー」で、4号機事故炉を覆おうとしているのに――フクイチ事故炉1号機では真逆に「カバー」を取り外し! ★ 日本政府・東電は、なぜフクイチ核惨事現場全体を、チェルノブイリのように気密ドームで覆い、密封しようとしないのだろう? 五輪「新国立」の前に、「フクイチ・ドーム」ではないのか?

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 ★ アベ政権は1号機「青天井(天井なし)」で、東京オリンピックの「おもてなし」をするわけだ

          *

〔★は大沼〕  ◎ 毎日新聞 福島第1原発事故 1号機で建屋カバーの壁、撤去作業始まる /福島
 (14日付け)⇒ 
http://mainichi.jp/articles/20160914/ddl/k07/040/103000c

          *

 ◎ 東電広報 ⇒ http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/removal-reactor/index-j.html
          *

 ◎ ワシントン・ポスト This is how scientists are keeping Chernobyl’s radiation contained (これが科学者たちがチェルノブイリの放射能をどうやって閉じ込めているか、だ!)
  (4月25日付け)⇒ 
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2016/04/25/this-is-how-scientists-are-keeping-chernobyls-radiation-contained/?tid=a_inl

Posted by 大沼安史 at 09:34 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ たとえば南相馬市の新田川河岸(立ち入り自由)の土壌は、29,800 Bq/kg for radiocaesium (Cs-134 and 137) / 「(そういう汚染されたところで競技生活を続ける)オリンピック選手はいるだろうか?」――ロス在住のジャーナリスト、ロバート・ハンツカーさんが疑問を提起! 

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 ★ 判断力をますます失っている安倍政権は、東京オリンピックへ向け、フクイチ・アンダーコントロール被曝地での、全種目、長期強化合宿を続け、安全アピールすることも考えているかもしれない。

          *

Hunziker ★ ロバート・ハンツカーさんは小泉元首相の東京・外国特派員協会での発言、「安倍首相はアンダーコントロールしているとウソをついた(“That was a lie,” )」――のインパクトを、以下のように表現している。

 ――「アベ氏の、世界組織(IOC)に対する無責任が声明は、結局、原子力推進派の心臓を短刀を突きたて、小泉元首相はそれをさらにグイと刺し込んだ」

 PM Abe’s irresponsible statement before the world community essentially puts a dagger into the heart of nuclear advocacy and former PM Koizumi deepens the insertion.

          *

 ★ なるほど、東京オリンピックが近づくについて、フクイチの無コントロール状態がますます国際社会の知るところとなり、原子力推進派はますます追いつめられることになるだろう。

 世界の原子力ムラは皮肉なことに、「アベの一刺し」で、ますます窮地に追い込まれたわけだ。

 国際社会の良識ある人びとは、原子力派もふくめ、日本の権力者の近視眼的な虚言癖に怒りを覚えているのではないか?

          *

〔★は大沼〕 ◎ Fukushima Backlash Hits PM Abe (フクシマの逆風 安倍首相を直撃)
 (13日付け)⇒ 
http://www.ukprogressive.co.uk/fukushima-backlash-hits-pm-abe/article55827.html 

          *

 ・ “Riverbank sediment samples taken along the Niida River in Minami Soma, measured as high as 29,800 Bq/kg for radiocaesium (Cs-134 and 137). The Niida samples were taken where there are no restrictions on people living, as were other river samples. At the estuary of the Abukuma River in Miyagi prefecture, which lies more than 90km north of the Fukushima Daiichi plant, levels measured in sediment samples were as high as 6,500 Bq/kg” (Greenpeace).

 ・ In which case, the Japanese people should take heed because PM Abe is pushing hard to reopen nuclear plants and pushing hard to repopulate Fukushima, of course, well ahead of the 2020 Tokyo Olympics since there will be events held in Fukushima Prefecture. After all, how can one expect Olympians to populate Fukushima if Japan’s own citizens do not? But, as of now to a certain extent citizens are pushing back. Maybe they instinctively do not trust their own government’s assurances.

Posted by 大沼安史 at 09:19 午前 |

2016-09-14

〔BBCが国際社会に警告報道〕◇ プルトニウム/ウラニウム溶液をプラッスチックボトルで保管! なんと2000本以上! / 無視されるアラーム 破棄廃棄物から漏洩 設備老朽化 「火災が発生すれば西ヨーロッパ全体が放射能プルームで席巻される」: 英国の「原子力秘密年」、核燃再処理工場群のあるセラフィールドに勤務する上級職員、「ネプチューン」(偽名・海神の意)氏が内部告発! 

 ★ 六ヶ所、もんじゅなどの「悪夢の未来」が、セラフィールドにある。「フクイチ」はすでに「セラフィールド」を超えている!

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 ・ The programme discovered that liquid containing plutonium and uranium has been kept in thousands of plastic bottles for years. The bottles were only intended for temporary storage and some of them are degrading.

 ・ Sellafield has been working to remove them, but there are still more than 2,000 bottles containing plutonium and uranium on the site.

 "If there is a fire there, it could generate a plume of radiological waste that will go across Western Europe," he said.

          *

Screenshot2211 ★ BBCの「パノラマ」取材班は、「ネプチューン」氏の言うことが、「あまりにも」なことなので、最初はついていけなかったという。

 しかし、ちょっと裏取りをしただけで、彼の告発が真実であることが確認された。

 「秘密の世界( secret world)」である「セラフィールド」から、ついに「インサイダー」が匿名で真実を暴露した。

          *

 ★ なぜ、こうしたズサンなことが行われるか?

 これは思うに、結局、コストの問題があるからだ。

 「フクイチ」でも明らかになったように、「原子力」はわたしたちが耐え切れないほど大きな、後始末のツケを回してくるものなのだ。

          *

〔★は大沼〕  ◎ BBC「パノラマ」: Inside Sellafield: Working with a whistle-blower / By Richard Bilton /BBC Panorama
 5 September 2016 ⇒ 
http://www.bbc.com/news/uk-37258874

 ◎ BBC : Sellafield safety concerns uncovered by BBC Panorama
 (同)⇒ 
http://www.bbc.com/news/uk-37255980

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◎ 英紙ガーデアン 確認報道 :Sellafield 'riddled with safety flaws', according to BBC investigation 
 (5日付け)⇒ 
https://www.theguardian.com/environment/2016/sep/05/sellafield-nuclear-plant-riddled-safety-flaws-according-bbc-panorama

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 ◎ セラフィールド(日本語ウィキ)⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

Posted by 大沼安史 at 09:26 午前 |

2016-09-13

〔BBCが国際社会に告知報道!〕◇ 台風直撃の災害現場入りした安倍内閣の政務官が長靴をはかず、オンブされて冠水場所の視察! ★ いさぎよく辞任し、足を洗って出直し、醜態の責任もとらずに居座るような政治家は、「美しい国」の安倍内閣には一人もいないことを世界に示すべきだ! ところで、日本のNHKは(BBCと同じ)「公共放送」として、この問題をどう報じたのだろう?

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〔★は大沼〕  ◎BBC Japanese official criticised for being carried over puddle
 (13日付け)⇒ 
http://www.bbc.com/news/world-asia-37346423?ocid=socialflow_twitter

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 ◎ 本ブログ既報 09-03〔アベノ政治を許さない〕◇ 危機管理の専門家であるはずのお方が――「……誤った政治主導を振りかざして災害現場に平気で介入し、現場対応を混乱させることにもなりかねない」とお書きになっていたこの安倍内閣・復興政務官が「長靴」もはかずに災害地入りし、この醜態! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/post-f948.html

Posted by 大沼安史 at 05:24 午後 |

〔米大統領選〕◇ 【ハフィントン・ポスト】◇ 「バーニー・サンダースを呼び返せ! ヒラリーではトランプに負ける」 ―― ◎ 米国の有力シンジケート・コラムニストのH・A・グッドマンさんが呼びかけ 

 ★ ヒラリーが出馬を撤回すれば、サンダースさんが民主党の候補になり得るそうだ。

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〔★は大沼〕  ◎ ハフポ : Bring Back Bernie Sanders. Clinton Might Actually Lose To Trump.
 (12日付け)⇒ 
http://www.huffingtonpost.com/entry/bring-back-bernie-sanders-clinton-might-actually-lose_us_57d66670e4b0273330ac45d0

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Posted by 大沼安史 at 05:06 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ NHKの福島放送局が「凍土壁完成のめど立たず」と報道 ―― NHKの全国ニュースでは同じコンテンツを「凍土壁 9割以上で凍結 一部で追加工事」と、さも工事が順調に進んでいるかのように、大本営・犬小屋「ポチ」報道!

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 ★ NHK福島放送局としては、これ以上、隠蔽報道を続けていると、受信料の不払い運動につながりかねないと思い、「真実」の報道――「完成のめど立たず」報道に踏み切ったのだろう。

 しかし――「凍結した範囲は9割以上に達したものの、完成のめどはいまだに立たないなど、対応の難しさが浮き彫りになっています」というあたり、まだまだヘッピリ腰だ。

 浮彫になっているのは「対応の難しさ」ではなく「対応の失敗」である。

 福島県民にはしっかり、そう告げるべきだ。

          * 

 ★ 一方、NHKの全国ニュースは、「福島第一原発の凍土壁 9割以上で凍結 一部で追加工事」と、まるで工事が順調に進んでいるような報じ方だ。

 そこに、サラリと、こんな事実が書かれている。

 「地下水の流入量が多い山側は92%で、地下水をせき止めすぎると建屋内の汚染水が漏れ出すリスクがあることから、凍結させる範囲をこれ以上広げることができない状態だということです」

 そんな「リスク」がわかっていながら、どうして凍土遮水壁工事を進めてきたのか?

 なにをかいわんや、である。

          *

〔★は大沼〕  ◎ NHK・福島 : 凍土壁完成のめど立たず
 (13日付け)⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055616051.html?t=1473749724130

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 ◎ NHK・全国 : 福島第一原発の凍土壁 9割以上で凍結 一部で追加工事
 (13日付け)⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160913/k10010683101000.html

 ・ ……一方、地下水の流入量が多い山側は92%で、地下水をせき止めすぎると建屋内の汚染水が漏れ出すリスクがあることから、凍結させる範囲をこれ以上広げることができない状態だということです。

 凍土壁をめぐっては、一部で温度が下がりにくい場所があり、凍結を促す追加工事が行われているうえ、相次いだ台風による雨の影響で、一部の場所で温度の上昇傾向が続いたため、新たな追加工事を余儀なくされるなど東京電力が対応に追われています。

Posted by 大沼安史 at 04:22 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ NHKが福島ローカルで地域限定報道 : 「第一原発1号機カバー撤去開始」★ 1号機からの「放射性物質の拡散を防ごうと、建屋全体を……覆」っていた「カバー」を外す! 使用済み核燃料を5年後にも始めるため! ということは1号機は、こんご5年以上も、まるまる「青天井」状態に!

 ★ 1号機からもなお、放射性物質が大放出されている。

    「カバー」を外したことで、これがもろに大気中に出て行く、ということではないのか?

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★ 4年後の「東京オリンピック」は、1号機・青天井プルームで「おもてなし」ということになるではないか?

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 ★ NHK福島によると、「東京電力は、強い風が吹いても放射性物質が拡散しないよう特殊な薬剤を散布しながら、11月下旬ごろに解体を終え、建屋内の調査などを行」う――そうだ。

 特殊な薬剤は粉塵拡散のものだ。

 水蒸気など放射性プルームはどうやって防ぐのか?

 それを漏らさないための「カバー」だったはずなのに。

          *

 「強い風が吹いても放射性物質が拡散しないよう特殊な薬剤を散布」というが、大雨はどうするのだ!

 放射能汚染水の新たな発生源となるだけではないか?

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 ◎ NHK福島: 第一原発1号機カバー撤去開始
 (13日付け)⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055620781.html

 ・ 東京電力福島第一原子力発電所の1号機で今後の使用済み核燃料の取り出しに向けて、一時中断されていた放射性物質の拡散防止のためのカバーの撤去作業が13日再開されました。

  作業は11月に終わる予定で、東京電力では5年後の平成33年中にも使用済み燃料の取り出しを行いたいとしています。

          *

 ◎ 関連 東電 : 1号機原子炉建屋カバー解体作業
  ⇒ 
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/removal-reactor/index-j.html

          *

 ◎ 東電 【各号機における放出量の推移】
  ⇒ 
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning/committee/osensuitaisakuteam/2016/07/3-06-05.pdf

Posted by 大沼安史 at 03:48 午後 |

2016-09-12

〔ハイテク犯罪 電磁波操作を許さない!〕◇ ヒラリー・クリントンを、またも(日本にしかないはずの)ガラケー携帯のようなデバイスで操る(?)男が現れる! ニューヨークでの「9・11」追悼式に出席したヒラリーが電磁波照射で全身麻痺状態に ★ コックリさん操り人形操作を受けたときも、ガラケー携帯による照射だった!?

〔★は大沼〕  ◎ ユーチューブ : SHOCK VIDEO: Hillary Clinton Collapses Leaving 9/11 Memorial
 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=FVDyciOQCak

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 ★ この男が持っている、ガラケーのようなものが多分、いわゆる「電磁波銃」だ!多分! 

  もしかしたら、電磁波照射による拷問を受け続けている、元NSA職員のカレン・スチュアートさんのいう、携帯式の指向エネルギー兵器の「DEW」とは、これのことかも知れない。

 ( ⇒ こちら

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 ★ 関連 2016-08-13〔米大統領選〕◇ それにしても、穴がいくつか開いた、小型レコーダーのようなものをヒラリーに対して、向け続け、彼女が首を振る異常行動を始めると、かすかにニヤリと笑う、このやや禿げあがった男は何者なのだ? ほかの女性ジャーナリストは映像機能のついたものを持参しているのに、なぜ、この男だけ、おかしなものを持っているのだ? ―― ◎ ヒラリーはなぜ“奇行”を繰り返すのか? ★ 電磁波照射で操作されているのかも知れない!
 ◎ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/post-0863.html

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Posted by 大沼安史 at 09:34 午後 4.電磁波被曝問題 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 『福島民友』が報道!: 「石棺」化した「チェルノブイリ」で、事故後4年以上、経った「1990年代にデブリが再び臨界」! /「フクイチ」でも「リスクは高くないが、臨界が発生する恐れ」 ★ 背筋が寒くなる報道だ! 「チェルノで90年代に再臨界」とは、事故後4~14年で起きていたわけ! 「フクイチ」はすでに6年目、どうなるのだろう? そういう状態で住民帰還を進めていいのだろうか?

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 ★ 「福島民友」は福岡で開かれた「日本原子力学会・秋の大会」2日目の8日、「国際廃炉研究開発機構(IRID)の研究チーム」が発表した≪「臨界」を防ぐシステムについての報告≫を報じ、そのなかで

  ◇ 溶け落ちたデブリを「石棺」で封じ込めたチェルノブイリ原発事故では、1990年代にデブリが再び臨界したことが分かっている。同原発では、臨界時に放出される放射性物質を検出する核反応安全性監視システムを構築している。

 ――との(すくなくとも、わたしにとっては初耳の重大な新)事実を明らかにした。

          *

 ★ 「民友」によると、IRIDの――研究チームは、デブリなどを遠隔操作で取り出す将来の廃炉作業に備え、未然防止策から迅速な検知、臨界状態を速やかに解消する対策を重層的に組み合わせた「臨界管理システム」の構築を目指している。

 構築を目指す――これから取り組むわけだ。

 メルトスルーした溶融核燃(デブリ)がどこにあるか、わかってもいないが、手をこまねいてはいられない、というのだろう。

 IRIDの担当者によると、「第1原発で再びデブリなどで臨界が発生するリスクは高くないが、備えは必要」なのだそうだ。

 「臨界リスクは高くないが」ということは、「リスクはない」ではなく「リスクはある」ということだ。

 チェルノブリでは事故後4年後以降に再臨界が起きているそうだから、「6年目に入ったフクイチ」で起きない保障はない。

 「備えが必要」というなら、住民再避難などの備えの面でも万全であってほしい。

          *

 ★ 「フクイチ」では、すでに地下再臨界が起きているのではないか、との指摘が出ている。

 「民友」の記事を読む限り、どうやらまだ起きていないらしいが、いまの状態が序の口であるとすれば、こんご、どのような事態が待ち受けているのか、不安になる。

          *

〔★は大沼〕 ◎ 『福島民友』:溶融燃料「臨界」防止へ 廃炉研究機構が対策、福岡で原子力学会
(9日付け)⇒ 
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160909-110169.php

Posted by 大沼安史 at 07:38 午前 | | トラックバック (0)

2016-09-11

〔電磁波拷問・スローキル(Slow Kill)攻撃を許さない!〕◇ NSA(米国家安全保障局)の女性内部告発者が不当解雇後、集スト(集団ストーキング)に遭い、それにも負けずに戦い始めたところ、こんどは「電磁波照射」による「拷問・スローキル(時間をかけた殺害)」被害に遭う! / 被害者、カレン・スチュアートさんがカミングアウトして暴露! / 米国の著名ジャーナリスト、シェール・ジーブさんが詳細インタビューで、被害の全体像を明らかに! ① 照射兵器の名は……「DEWs」!

 ★ ついに決定的な証言者が現れた! 

 そして……DEWs。携帯可能な指向性ビーム兵器の存在が明るみに出た。

 日本でも、(民間流出した旧式バージョンを?……あるいはもしかしたら、すでに国産化されたものを)、集スト組織などが使っているのではないか?

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 ★ 写真(上)はカレン・スチュアートさんと、護身用の愛犬(アナトリアン・シャパード)のマリスカ。
 (下)は、ジャーナリスト(シンジケート・コラムニスト)のSher Zieveさん。

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Karens

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〔★は大沼〕  ◎ リニューアメリカ: NSA whistleblower comes out of the shadows into the light(NSAの内部告発者がカミングアウト)
 (2016年3月28日)⇒ 
http://www.renewamerica.com/columns/zieve/160328

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 ★ カレン・スチュアートさんは米空軍士官の家に生まれ、大学卒業後、ロシア語などの専門家として、身元調査をクリアし、1982年、米国最大の諜報機関、NSAに入局、キャリアを積み上げた人だ。

 2003年の米軍の「イラクの自由作戦」の際は、諜報レポートをシリーズで書いた。

 入局から28年後、彼女は自分の書いたレポートが他の職員の昇進に不当に使われたことに抗議し、NSAの監察長官に調査を申し出たことをきっかけにトラブルに見舞われ、2010年に解雇されることになった。
 (この、いきさつは上記リンクのインタビューに詳しい)

          *

 さて、スチュアートさんは、激しい「集スト」(次回以降、報告します)に耐えあと、「電磁波照射攻撃」を受け続ける事態に陥った。

 今回は、攻撃に使われている「DEWs」について、彼女のインタビュー記事をもとに紹介しよう。

 「DEWs」とは、「指向性エネルギー兵器〔Directed Energy Weapons (DEWs)〕の略。

 小型でモーバイル(携帯)なデバイスだそうだ。

          *

 現在、フロリダ州タラハシー在住のカレン・スチュアートさんは、こう証言している。

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 NSAとその手先は、DEWsと呼ばれる小型でモーバイルな「指向性エネルギー兵器」を、わたしと家族に対して、夜間に使いはじめました。この携行兵器は、超音波、ラジオ周波数に変換したマイクロ波、その他、わたし自身、十分理解していない電磁波を照射するものです。

 それはしかし、いまや雇われた兵士、道徳を奪われて隣人らの共謀で、24時間/週7日間、続く絶え間ないものになっています。拷問とスローキルを狙った攻撃です。

 この種の兵器を長い間、使われると、癌や自己免疫の疾病、心臓麻痺、痙攣、脳卒中などを引き起こします。

 これは腐敗した政府にとって、パーフェクトな秘密兵器です。

 いまでは、わたしたちが外出すると、NSAが集めたストーカーたちが犯罪拠点から出てきて、照射可能なときは必ず、「DEWs」で、わたしたちを狙ってきます。

 照射を浴びせれば浴びせるほど、死を早めます。

 照射は、InfraGardというフロリダの民間警備組織が、わたしたちの動向、居場所をメール報告して行われています。

          *

 NSA and its operatives started using small, mobile devices called Directed Energy Weapons (DEWs) against me and my family in the night. These mobile weapons emit multiple types of electrical emanations from ultrasonic, to microwaves modulated to radio frequencies, to other kinds of wave variations I can't say I understand yet. Now, with the help of certain mercenary and morally depraved neighbors, the effort is almost 24/7 now with the intention being torture and slow-kill. These types of weapons over a lengthy time, cause cancer, autoimmune disease, heart attacks, seizures, strokes, etc. It is the perfect stealth murder weapon for a corrupt government. At this point, when we leave the house, a criminal base of stalkers has been enlisted by NSA to follow us and aim the DEWs at us wherever feasible to increase exposure in order to speed up death, with the help of the InfraGard dimwits still texting in my location like good little sheeple.

          *

 ★ カレン・スチュアートさんのカミングアウト証言で、ついに、電磁波拷問の本家、米国で、権力機関の不法行為がついに表ざたになった!

 いよいよ、ついに!

 彼女に対するハラスメントの今後の進展を見守りつつ、証言内容を、こんご数回にわけて報告して行きたい。
 

Posted by 大沼安史 at 06:01 午後 4.電磁波被曝問題 |

〔東京ヒバクリンピック〕◇ 小池百合子知事が、マスゾエ氏が「いいでしょ、このデザイン?」と激賞した「おもてなし東京ボランティア制服」をバッサリ批判 ★ なんだか警察っぽい感じで、気になるんだけど。本番では、機動隊も着るんじゃないかな?

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 ★ ボランティアに「制服」という発想からして、理解できない!

 韓国時代劇の服装に似ているという指摘もあるが、(男子・婦人)「警察官」のユニフォームっぽい。

 東京五輪のときは、全国から警察官を集め、この「制服」を着せて、警備にあたらせるつもりじゃないかな。

 ボランティアの「登録証」ぐらい出して、たとえば「ご自分の浴衣でもいいですよ」というのが、ほんらいの「おもてなし」のあるべき姿ではないか?

 それと、マスコミには、この「制服」の発注に「政治」がからんでいないか、調べてもらいたい。

 裏がある気がする。

 そういえば、こんな川柳があった。

  おもてなし やっぱりそうだ 裏ばかり

          *

 〔★は大沼〕 ◎ FNN : 「小池改革」次のターゲット 舛添氏肝いり「&TOKYO」
  (9日付け)⇒ 
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00335801.html

 ・ 小池知事は「おもてなし何とかという、ユニホームですね。一言でいえば、ばらんばらんで、言ってみれば、お金は使うけど、効果は出てないの典型ではないか」と述べた。
9日の会見の中で、小池知事がやり玉に挙げたのは、観光ボランティアのために作られたユニホーム。
統一感がないという理由で、効果の出ないものの典型と、ばっさりと切り捨てた。

          *

 ◎ ガールズちゃんねる : 【東京五輪】「ダサい」「気持ち悪い」ボランティアのユニフォームについても不満の声が続々
 ⇒ 
http://girlschannel.net/topics/465815/

 ◎ 写真集 ⇒ http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%97%E6%9D%B1%E4%BA%AC&fr=krank_hb_img&ei=UTF-8&rkf=1

Posted by 大沼安史 at 10:30 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 北朝鮮が核実験 NHKが「フクイチ」のときとは真逆に、「SPEEDI」警報を伝える! 「それによりますと、放射性物質が9日の午前9時から24時間連続で放出された場合、上空3000メートルまでの間で放射性ヨウ素やキセノンなどが10日午後6時にかけて東北の西の日本海まで達すると予測しています」 ★ 同じ「死の灰」プルームなのに……。

★ 「フクイチ」のとき、NHKはどうして「SPEEDI」を報じなかったのだ! 誰がそう決めたのだ?

 風下にいた人のことを、君たちは考えなかったのか?

          *

 ★ 発表された「SPEEDI]予測によると、北朝鮮核爆発「セシウム」は、なんと「地表」レベルで、青森県の日本海側に到達する。

上空にはヨウ素プルームも来る!

 万が一に備え、安定ヨウ素剤の服用を呼びかけるべきではなかったか?

 青森県庁はヨウ素剤を配布したか? すべきでなかったか?

 ⇒ https://www.nsr.go.jp/data/000163374.pdf

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〔★は大沼〕  ◎ NHK : “放射性物質が仮に放出の場合” 原子力規制庁が拡散予測
  (9日付け)⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160909/k10010678741000.html

 ・ 北朝鮮が核実験を行ったと発表したことを受けて、原子力規制庁は、仮に大気中に一定の放射性物質が放出された場合の広がりを予測した結果を公表しました。10日夕方の時点で、東北の西の日本海まで広がると予測されていますが、原子力規制庁は一般的に地下の核実験の場合、大気中に放射性物質が放出されることは想定されず、実際に観測されているわけではないことに注意してほしいとしています。

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 ★ 放射性ヨウ素
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 ★ キセノン
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Posted by 大沼安史 at 09:36 午前 |

2016-09-10

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「2020年のTOKYOは、初の放射能汚染オリンンピックに(The first radioactive Olympic games)――」 ◎ 「MutantDaisys」ブログが警告! 

 ★ チェルノブリのあと、ミンスクも、キエフも、オリンピック誘致の手を挙げなかった――のには、それなりの理由があったはず?

 それにしても、いったい、「東京に」と誰が?

 徹底検証が必要だ。

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 ★ 東京オリンピックにはたしかに、「ミュータント・デイジー」が言う通り、史上初の「ヒバクリンピック」という言葉がふさわしい。

 強行(して惨憺たる結果に終わるか)、(いますぐ)返上して、日本の名誉を守るか?

 「東京」ではいま、せめぎ合いが続いているのではないか?

          *

〔★は大沼〕  ◎ ミュータント・デイジー : 2020 Living The Dream
 (2016年5月23日付け)⇒ 
https://mutantdaisys.wordpress.com/2016/05/23/2020-living-the-dream/

Posted by 大沼安史 at 07:36 午後 |

〔北朝鮮 米国、韓国、中国との4ヵ国で朝鮮戦争を正式に終える「平和条約」の締結を求めている!〕◇  「平和条約が結ばれるまで、核実験を継続」―― / ロイター通信はことし1月、こうした北朝鮮の意向を、国際社会に告知報道していた! / ピョンヤンとコンタクトのある情報筋が明らかに! ★ 平和条約交渉も打開の、ひとつの道筋ではないか?

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 ★ この情報筋は北朝鮮が2006年に最初の核実験を行った際、ロイター通信に対して、詳細な情報を提供していた人物だそうだ。

 つまり「信頼できる情報筋」であるわけ。

 だから、ロイターは報じたわけだ。

 北朝鮮の核実験は、平和条約(締結による体制存続保証)が狙いであると。

           *

 ★ この「情報筋」は中国に、北朝鮮の意向を――中国に「平和条約」へ参加してもらいたいとの意向を伝達している、そうだ。

 その後、なんの進展もなく、今回の核実験に。

 安倍首相は来日するプーチンとともに、事態を打開する、仲介役を果たしてもよいのではないか?

          *

〔★は大沼〕 ◎ ロイター : North Korea seeks China help on treaty with U.S., or more tests: source
 {2016年1月11日付け)⇒ http://www.reuters.com/article/us-northkorea-nuclear-usa-idUSKBN0UM0WY20160112

Posted by 大沼安史 at 06:36 午後 |

〔ハイテク犯罪を許さない〕〕◇ スマートメーターとWifiなどによる電磁波の影響で、あと60年、このまま野放しを続ければ、60年後に、米国はいまの人口の8分の1(One-eighth!)に縮小するだろう! 米国は世界のステージから消える! ★ 日本も同じ運命に……! 電磁波は人体にそれほど深刻な影響を与えるものだそうだ! ◎ 英国で「マイクロ波兵器」の開発にあたったバリー・トロワー (Barrie Trower 物理学者) さんが警告!―― その⑩

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 ★ トロワーさんは米国でのインタビューで、上記の警告を行っているが、日本人にも電磁波に対する耐性がない以上、それは日本についても言えることだろう。

 あと60年で、人口が8分の1に!

 これは米政府機関の研究で明らかになった電磁波による未来地獄絵図である。

 日本の政府も、そろそろ電磁波による健康への影響を徹底的に調査すべきだ。

 とくにワイアレス問題は緊急性を要する。

 学校にWifi、などとんでもないことではないか?

          *

 ―― And this person is the only person in the United States who can be asked these questions… the only person, and nobody else is allowed to answer them. Nobody. Everything is funneled through to this one person.

 So you have this one person who is all powerful, is above the judiciary, is above Congress, above everybody because Congress cannot change his safety levels. And this is where I have trouble with this, because with the current states —and this is well established research, because it is your government research— in 60 years time,if nothing changes, three generations of 20 years, you are going to be down to one-eighth of your children’s population. One-eighth! Now how many people walking the streets today are going to be working and paying taxes in 60 years time? Not many. So the United States, if nothing is done, is going to become nonfunctionable on the world stage. You’re not going to be able to run your industries. You’re not going to be able pay your taxes.

 You’re not going to be able to fund your military. The United States on the world stage is going to disappear.

          *

 ―― The Smart Meters can be used with WiFi, with all other things... and again, we’re back to the man at the top. And it’s not until enough people have died that these will be stopped and turned off or made safe. But, sadly, people are going to die. They are going to make an enormous amount of money on the back of this, but it’s not until people such as myself can raise the issue with the people who need to be told, and enough people have died, that we can make this bubble burst. But it’s not going to be quick. It’s like the start of the World War II and people are going to suffer, they’re going to die, and there is nothing we can do to stop that.

          
                *

 〔★は大沼〕 ◎ トロワーさんインタビュー 
 ⇒ 
http://www.stopthecrime.net/Deborah%20Tavares%20Interview%20with%20Barrie%20Trower.pdf

          *

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑨ : ◇ 「電磁波シールド」は簡単なこどだ。ベッドのスプリングが6本あればいい、「電磁波照射被害」では、特定周波数を逆照射する対抗策はある。(◎ 「入って来るものに返せばいい?」(との質問に)、「その通りだ」!/ ただし「一般の人には許されていない」ので、とにかく自分と家族を守り、いま「わたしたちが続けている(電磁波問題での)戦いを見守ってほしい」 
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/4/index.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑧ : ◇ 良心の呵責にあえぐ英国の電磁波照射兵器開発当局者(脳と心臓に対するマイクロ波効果の研究者)が、悩み抜いた末、「内部告発」をあきらめる! 
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-b.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑦ : 「こども」や「妊婦」など{国民を25のカテゴリーに分け、特定周波数の電磁波を照射し、実験を行なっている」 / 〔おそらくは日本を含む〕世界45ヵ国で、ターゲットの国民を、数台の車両でもって、「包み込み(ブランケット)照射」! 
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-f.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑥ : 電磁波兵器、すでに60年の歴史 /  攻撃周波数帯、なんと「3000億バンド!」 / 「暴走列車状態で、制御不可能な状態になっている」「いまや世界は『新・冷戦』といえるような状況」
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-0.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑤ : 電磁波照射によるマインドコントロールで、ターゲットを「3日以内に」暗殺者に仕立てあげることができる! 「★ あの、植松聖・容疑者の場合は、どうだったか? 念には念をいれ、検証すべきではないか?
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-9.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その④ : ほかの家に住む若いカップルが、自分たちの性行為などを自撮りするため、iPadなどのスイッチを押した瞬間、(たとえば)彼女の裸の胸の写真を、監視者がマイクロ波でゲット! ―― 世界45か国で、こうした「盗撮」活動が行われている!
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/ipad-barrie-tro.html#more

 ◎ トロワーさん、インタビュー その③ : 「スマートメーター」で、設置した家の一人ひとりを監視可能に! ベッドに行くのも、トイレに入るのも「見る(watch)」ことができる。ベッドで愛し合うSEX行為も! 声も一言ひとこと、「聞く」ことができる! 150フィート(45m)以内に装置を仕掛け、ターゲットの脳の活動状況・感情、ホルモン・レベルも把握! 
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/watchsex-barrie.html

          *

 ◎ トロワーさん、インタビュー その② : ◇ 米政府は1976年に、低レベルのマイクロ波の継続照射でターゲットを発症させることができることが分かった全疾病――生理学的・神経学的な全てのリストを作成した! そして世界の主要国の政府に、訴訟を回避し、関連業界の利益を守るために箝口令を強いた! 
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-6.html

          *

 ◎ トロワーさん、インタビュー その① : 〕◇ 米国の某スーパー・マーケット(チェーン)がマイクロ波ビームを、買うか買わないか躊躇する客の耳〔蚊牛殻(内耳)〕に照射し、「ほんとうは買いたいんでしょう(‘you really do want to buy this.’)」と決断を促す音声を注入し、9ヵ月間で驚異的な売り上げを達成! 事件になって裁判になっても「マイクロ波は安全」ということで却下!
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/you-really-do-w.html

Posted by 大沼安史 at 05:46 午後 4.電磁波被曝問題 |

〔アベの政治を許さない〕 ◇ デンマーク政府が世界に先駆け、「パナマ文書」データを購入 / 900万クローネ(1億3600万円)也 / 匿名ソースが今夏、売り込み / 税逃れの500~600人を対象に課税へ ★ 巨悪どもから巨額の追加徴税を狙ってのことだが、安倍政権もすこしは見習ってほしいものだ。

 ◎ 参考  日刊ゲンダイ : 配偶者控除廃止 「1兆円大増税」年収別シミュレーション
 ⇒ 
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/188893

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 ★ 「匿名ソース」はデンマークの税務省にデータの一部を示し、その信憑性をデンマーク当局が確認。

 これは900万クローネを払っても損はしない、元は軽くとれると判断した(らしい)。

 デンマークは「数十億(クローネ)」――日本円で数百億円もの税逃れで苦しんでいるそうだ。

 100倍の見返りが期待される。

          *

 ★ 英ガーディアンは、これが「デンマークが最初の購入国になった」との言い方で、こんご、あとに続く国々が出ることをh示唆している。

 ガーディアンによると、デンマークは「右翼リベラル政権」。

 リベラルではないが、安倍政権も追随すべきだ。

 フクシマをパナマで応援することも、できる!

          *

 ★ 政府の徴税当局による、こうした「情報」の購入には先例がある。

 ガーディアンによると、2014年にドイツ政府が「パナマ文書」より小規模なものを、今回と同額で購入、税逃れの疑いのある人びとの強制査察に入ったことがあるそうだ。

          *

〔★は大沼〕  ◎ 英紙ガーディアン : Panama Papers: Denmark buys leaked data to use in tax evasion inquiries
(7日付け)⇒ 
https://www.theguardian.com/news/2016/sep/07/panama-papers-denmark-becomes-first-country-to-buy-leaked-data

Posted by 大沼安史 at 11:13 午前 |

〔北朝鮮が核実験 「核弾頭の小型化に成功〕◇ ウォールストリート・ジャーナル紙が4年前、国際社会に報じていた、安倍首相の早稲田大学での言明――「核の保有は、小型であるかぎり、憲法上、許される」を、極東の3代目ライバル、キム・ジョウンが代行!

 ★ WSJは、安倍晋三氏が2002年5月、早稲田で語った、以下の「明言」を、国際社会の読者に直訳報道していた!

 “The possession of nuclear bombs is constitutional, so long as they are small.”

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 ★ キム・ジョンウンと安倍首相は、どうしてこうもソックリさんなのだろう?

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〔★は大沼〕 ◎ WSJ: Abe’s World View: In His Own Words( アベの世界観 本人の発言で見る)
 (2012年12月18日付け)⇒ 
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2012/12/18/abes-world-view-in-his-own-words/

Posted by 大沼安史 at 09:33 午前 |

2016-09-09

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 「フクイチ」にからみ、米国で「プルーム・ゲート(Plume-Gate )」スキャンダル(フクイチ発の放射能雲〔プルーム〕による北米汚染問題の隠蔽スキャンダル)を追及する動きが出ている! / 「××ゲート」とは、あの「ウォーター・ゲート」事件にちなんだ、権力犯罪疑惑に対する呼称だ! / 「プルーム・ゲート」は日本のわたしたちの問題でもある!

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 ★ いまのところ、米大統領選で、Fワード(Fukushima)、あるいはNワード(Nuclear)は出ていないようだが、トランプ候補あたりが言い出すことも十分考えられる。

 フクイチ放射能プルームによる被曝の影響で、図のような

Screenshot2151犠牲者がこんご出るのではないか、との予測も出ている。

          *

 ★ こんご時間の経過とともに、フクイチ被曝問題が米国内でも広がり、表面化する可能性もある。

 そのときの日本バッシングのすさまじさを思うと……恐ろしくなる。

          *

〔★は大沼〕 ◎ Hatrick Penry : Orlando Massacre vs. Plume-gate
 (6月14日付け)⇒ 
https://hatrickpenry.wordpress.com/2016/06/14/orlando-massacre-vs-plume-gate/

 ◎ 同 Plume-Gate Abstract
 (2014年2月25日付け)⇒ 
https://hatrickpenry.wordpress.com/2014/02/26/plume-gate-abstract/

Posted by 大沼安史 at 06:32 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事〕◇ 日本から輸入した乾燥キノコからキロ24ベクレルのセシウム137を検出 ―― 香港当局(香港政庁・食品環境衛生省・食品安全センター)が8日に発表 / 同センターからの通告で、食品店から自主回収 ★ 日本国内では「100ベクレル基準内・安全食品」とされる乾燥キノコが……。乾燥シイタケだろうか?

〔★は大沼〕  ◎ 7the Space : Japanese dried mushroom sample detected with trace level of radioactivity
 ⇒ http://7thspace.com/headlines/530211/japanese_dried_mushroom_sample_detected_with_trace_level_of_radioactivity.html

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Posted by 大沼安史 at 06:01 午後 | | トラックバック (0)

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 原発作業員・山岸浩さん(享年50)は生前、妻の光子さんに、こう語っていた。「現場が青白く見えるんだ」/ 20分作業して1時間休むべきところを、「実際は作業2時間、休み1時間のサイクルでやらされていた」 / そして「犬小屋のような作業員宿舎の個室で誰にも看取られず死んでいた」★ 「美しい国の福島第一」は、人間の尊厳をも被曝死させるものなのか! ヘラヘラ、ウソをつきまくる、アベノ・アンダーコントロール・ジャパンのこの現実!

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 ★ 浩さんは「未来の子どもたちのために放射能浴びて来るんだ」とも言っていたそうだ。

 そういう使命感をもった人だった。

 それを…………。

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 光子さんは棺の浩さんのそばに、折鶴を添えて送りだした。

 浩さんが大事にしていた「地元の方が作業頑張ってとの思いで折ってくれた鶴」――だった。
  
          *

 ★ わたし(大沼)の知人の夫は事故前のフクイチで、下請け労働者として働き続けた。

 白血病で亡くなった。

 補償は何もなかった。

          *

〔★は大沼〕 ◎ 日刊大衆 : 「私の夫はフクイチに殺された!」急死した原発作業員の妻が“決意の告発”
 (5日号)⇒ 
http://taishu.jp/detail/24184/

          *

 ◇  そんな中、今年6月13日に亡くなったとされる原発作業員・山岸浩さん(享年50)の妻・光子さんが、怒りの声を上げた。「主人は、3畳もない犬小屋のような作業員宿舎の個室で誰にも看取られず死んでいたんです。しかも、具合が悪くなり約1週間前から、その個室で臥せっていたそうです。なぜ、仲間も会社も病院に連れて行ってくれなかったのか。もし気に留めてくれていたら、もっと長生きしていたと思うんです。それが悔しくて、今回お話することを決心しました」

 ◇ 「当初は、建屋外の汚染水タンクをフォークリフトで運ぶ作業をしていたそうです。その後、原子炉建屋の中で、宇宙飛行士が着るような服を着て、かなり放射線量の高い場所の仕事にも携わっていたといいます」

          *

 それほど危険と隣り合わせの仕事なら当然、作業時間にも制限があるはずだが、「そこでは放射線量の関係で20分作業して1時間休むべきところ、実際は作業2時間、休み1時間のサイクルでやらされていると言っていました。“現場が青白く見えるんだ”と電話してきたこともありました」

          *

 ◇ 最後に光子さんは言う。「主人は、地元の方が作業頑張ってとの思いで折ってくれた鶴を大切に保管していました。福島に行くとき、“未来の子どもたちのために放射能浴びて来るんだ”とも言っていました。だから納棺の際、その鶴を入れてあげました。主人なりに誇りを持って作業員をしていたんです。でも、こんな野垂れ死にのような形で……。他にも、同じように亡くなった方はたくさんいると思います。そんな犠牲のもと、事故になれば将来の子どもに責任を負えない放射能が出る原発の再稼動を目指していいのか、もう一度、考えていただきたい」

          *

 ◇ 東京電力が毎年公表しているデータによれば、今年3月末までの1年間の作業員の死傷者数は26人、うち死者は1人に過ぎない。だが、今回の山岸さんのような、作業中でない死はカウントされておらず……。

          *

 ◇ 福島労働局が福島第一原発の廃炉作業に当たる724事業者につき監督指導した最新結果(15年9月末現在)によれば、実に56.5%に当たる409業者で割増賃金の未払い、放射線量の測定をしないなどの違反があったという。

          *

 ◇ 一方、宿舎の住環境についても、地元でこんな話を聞けた。「同じような宿泊所は原発周辺にいくつもあります。事故当初は、いわき市内の旅館を借りるなどしていましたが、山間の遊休地に安い中国製プレハブを建てたほうが安上がりだし、管理もしやすいですからね。今回の話も、1週間も寝込んでいる人を病院に行かせないなんて、第三者の目がないからできること。実態は昔の“タコ部屋”と同じでしょう」(地元事情通)

Posted by 大沼安史 at 09:06 午前 |

2016-09-08

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 【お手上げ・垂れ流し動画】 ◆ 東電は7日、排水路から放射性物質を含む雨水が外洋に流出したと発表。監視カメラの映像も公開。降雨量が多く、別の排水路に移送するポンプの能力を超えた! ―― ★ ポンプの能力、超える?……東電は大型台風の襲来に備え、なぜポンプを増設していなかったのだろう! 

 ★ 東電はお手上げ状態……もはや当事者能力を失っているのではないか?

          *

 〔★は大沼〕 ◎ 毎日新聞映像グループ ⇒ http://mainichi.jp/movie/video/?id=896680575002

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Posted by 大沼安史 at 06:00 午後 |

〔米国「NSA(国家安全保障局)」の全世界監視・諜報網、その活動のひとつ「ゴーストサンダー(幽霊雷」の全容に迫る〕◇ 米国の調査報道メディア「インターセプト」が暴露! 英国中部、「メンウィズ・ヒル」にグローバル拠点 / 2008年までに、日本の「三沢(Misawa)」にも拡大! / ネットの「ターゲット(人物)」を特定し、「暗殺・拉致」を実行 ★ 日本国内でも拉致・暗殺が行なわれているのだろうか? 日本のメディアの追及報道が待たれる!

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 ★ 日本国内でも「反原発」などをネットで訴えていた人が、突然、‘蒸発’する(沈黙する)、異常な事態が続いている。

 「ターゲット」をピンポイントで特定し、「ターゲット・キリング(Targeted Killing)」に至る「ゴーストサンダー」の「異常なほど強力なテクノロジー(the extraordinary power of the technology)」は、日本国民に対しても向けられているのだろうか?

 「ゴーストサンダー」では「電磁波照射テクロノジー」も、当然、システムのなかに統合されているとみられる。

 国会(マスコミ)は自国民保護のため、調査を開始すべきだ。

          *

〔★は大沼〕 ◎ インターセプト: Inside Menwith Hill: The NSA's British Base at the Heart of US Targeted Killing
 (7日付け)⇒ 
http://readersupportednews.org/news-section2/318-66/39005-inside-menwith-hill-the-nsas-british-base-at-the-heart-of-us-targeted-killing

          *

 ・ By 2008, the apparent popularity of GHOSTHUNTER within the intelligence community meant that it was rolled out at other surveillance bases where NSA has a presence, including in Ayios Nikolaos, Cyprus, and Misawa, Japan. The expansion of the capability to the other bases meant that it now had “near-global coverage.”  

 ・ The NSA’s documents describe GHOSTHUNTER as a means “to locate targets when they log onto the internet.” It was first developed in 2006 as “the only capability of its kind” and it enabled “a significant number of capture-kill operations” against alleged terrorists. Only a few specific examples are given, but those cases give a remarkable insight into the extraordinary power of the technology.

Posted by 大沼安史 at 05:22 午後 4.電磁波被曝問題 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 対東電「トモダチ作戦・洋上被曝」集団訴訟 控訴審 口頭弁論、1日に開始 / 「裁判の日本への移管」をまたも求める東電側に対し、被曝水兵ら原告側のボナー弁護士が、米連邦政府が東電が要求する(裁判移管のための)「声明(statement of interest )」発表を拒否していることなどを挙げ、米国での裁判で決着を主張!

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 ★ オバマ政権は安倍政権のような東電のポチではないから、拒否するのは当然だ。

 東電としては日本の裁判所に移管すれば「勝てる」と思っているのだろうが、そうは問屋がおろさない。

 オバマ政権も裁判を日本に丸投げする政治的なリスクを知っている。

 どうやら、東電敗訴決定への流れができたようだ!

 東電は、メルトダウン隠蔽にともなう被曝責任を認め、和解での解決、救済を図るべきだ。

          *

〔★は大沼〕 ◎ CNS : Circuit Grapples With Fate of Suit by Sickened Sailors 
 (2日付け)⇒ 
http://www.courthousenews.com/2016/09/02/circuit-grapples-with-fate-of-suit-by-sickened-sailors.htm

 ・ Radiation from the Fukushima nuclear disaster has sickened thousands of U.S. sailors. Facing calls to boot their $1 billion lawsuit to Japan, the Ninth Circuit is asking why the United States has stayed silent.

 ・ Bonner urged the panel not to overthink the absence guidance by the United States on jurisdiction.
     "The fact that the United States government has declined to file a statement of interest despite TEPCo's request and our detailed discussion with them is an indication that they do not feel that there is any tension between the United States government and the Japanese government," Bonner said.
     U.S. District Judge Janis Sammartino is presiding over the case in San Diego.

Posted by 大沼安史 at 10:09 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋に〕◇ 小泉純一郎・元首相が外国特派員協会での会見で、「アベノ・アンダーコントロールはウソ」と明言! ロイター通信などが全世界に一斉告知! / AP通信は、小泉首相が東電を集団訴訟で訴えている「トモダチ作戦・洋上被曝」の米水兵ら「支持」を拡散報道 ★ アベノ「嘘つき」が、ついに国際社会の「常識」となった! こういう首相のいる国は悲しい!

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3
 〔★は大沼〕 ◎ ロイター (英文): Abe's Fukushima 'under control' pledge to secure Olympics was a lie: former PM
 (7日付け)⇒ 
http://www.reuters.com/article/us-japan-nuclear-idUSKCN11D0UF

 ・ "Mr. Abe's 'under control' remark, that was a lie," Koizumi, now 74 and his unruly mane of hair turned white, told a news conference where he repeated his opposition to nuclear power.

 "It is not under control," Koizumi added, citing as an example Tepco's widely questioned efforts to build the world’s biggest "ice wall" to keep groundwater from flowing into the basements of the damaged reactors and getting contaminated.

 "They keep saying they can do it, but they can't," Koizumi said. Experts say handling the nearly million tonnes of radioactive water stored in tanks on the Fukushima site is one of the biggest challenges.

          *

 ◎ ロイター (仏文): Junichiro Koizumi accuse Shinzo Abe de mensonge sur Fukushima
 (7日付け)⇒ 
http://tempsreel.nouvelobs.com/monde/20160907.REU2577/junichiro-koizumi-accuse-shinzo-abe-de-mensonge-sur-fukushima.html

          *

 ◎ 英紙ガーディアン : Former Japan PM accuses Abe of lying over Fukushima pledge
 (7日付け)⇒ 
https://www.theguardian.com/environment/2016/sep/07/former-japan-pm-junichiro-koizumi-accuses-abe-lying-over-fukushima-pledge

 ◎ ワシントンポスト/ブルームバーグ : Former Japan Premier Accuses Abe of ‘a Lie’ on Fukushima Safety
 (7日付き)⇒ 
http://washpost.bloomberg.com/Story?docId=1376-OD4LA86TTDSR01-293Q1S6SSVPGLIUJV5F8T159V1

          *

 ◎ AP(USAツデー): Japan's ex-leader backs sick US sailors who blame radiation
 (7日付け)⇒ 
http://www.usnews.com/news/world/articles/2016-09-07/japans-ex-leader-backs-sick-us-sailors-who-blame-radiation

          ◆

 ◎ 日刊スポーツ: 小泉純一郎氏「うそ」原発巡る安倍首相発言を批判 ◇ 「これは、うそですよ」。小泉純一郎元首相(74)は7日、東京・有楽町日本外国特派員協会で会見した際、安倍晋三首相が20年東京五輪・パラリンピックの招致の際に、東京電力福島第1原発の汚染水を「アンダーコントロール(コントロールされている)」とした発言を、うそだと指摘した。海外メディアの質問に答えた。
 (7日付け)⇒ http://www.nikkansports.com/general/news/nikkan/1706592.html

 ・ 「現在だって、何キロかに渡って土を凍らせて、地下水をコントロールすると言っているが、いまだにできない。『やる、やる、できる、できる』と言って、できない。よくああいうことが言えるなと不思議だ」と、こき下ろした。

          *

 ◎ 朝日新聞: 「汚染水漏れ管理下はウソだ」小泉元首相が安倍首相批判
 (7日付け)⇒ 
http://www.asahi.com/articles/ASJ975QMGJ97UTFK011.html

 ・ 高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)についても、「原子力規制委員会から運営主体を変えろと言われながら、(所管の)文部科学省はまだ、うだうだしている。あきれちゃうね」と批判。「小泉節」をきかせながら、「脱原発」の姿勢を改めて示した。

Posted by 大沼安史 at 09:28 午前 |

2016-09-07

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋に〕◇ 1・2・3号機から放出された「キセノン133」は「1220京ベクレル(12.2E18 becquerels)」 ―― ところが、世界で最も精度が高いとされるECMWF(欧州中期予報センター)の気象再解析モデルで再計算すると、それを「680京レベル」、50%以上も上回る放出量になる。◎ 1~3号機以外のどこかで、「知られざる(隠蔽された)メルトダウン」があったのでは、と、米国のブログが問題を提起! ★ これは「4号機メルトダウン」を裏付ける指摘ではないか?

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 ★ 拙著(新著)、 『世界が見た福島原発災害 5 フクシマ・フォーエバー』 に詳しく書いたように、「フクイチ」では「4号機」の「核燃プール」と「原子炉」で、「知られざる重大事故」が起きていた疑いがある。

 4号機核燃プールでは「空焚き・爆発・火災」が発生。

 同原子炉では、「定期点検」中の炉を利用して、核兵器用のプルトニウム製造が行なわれていた疑いが指摘されている。

 米国のこのブロッガー氏の指摘は、「フクイチ4号機」の破局を裏付けるものではないか?

 (「フクイチ」では「3・11」当時、米国のGE社の40人のチームがいて、うち4人が被曝して本国送りになったことが、米NRC情報公開文書で明らかになってもいる。拙著参照)

          *

 ★ また、この「Bobby's1」ブログには、「フクイチ」から「タリウム208」の放出されたことが、米EPA(環境保護庁)によって確認されているが、この核種は、核燃料の「再処理」、あるいは「高速増殖」プロセスのなかでしか出ないものだそうだ。

 これまた、槌田敦さんのいう「4号機原子炉」でのプルトニウム密造説を補強するものかもしれない。

  And, in addition, there are isotopes like thallium-208 that were measured by the EPA, and in other papers, the existence of which suggest that it came from re-processing or fast breeding, which should not have been happening at Fukushima Daiichi. Where are the missing meltdowns?

          *

 ★ 第二国会事故調を設置して徹底再検証が求められている。

          *
 

 〔★は大沼〕 ◎ 「Bobby's1」ブログ : The mystery of the extra xenon-133.
 (2012年7月9日付け)⇒ 
http://optimalprediction.com/wp/the-mystery-of-the-extra-xenon-133/

Posted by 大沼安史 at 04:15 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 朝日新聞の1面した、通称「サンヤツ」広告に、緑風出版の――小生の新著、『世界が見た福島原発災害 5 フクシマ・フォーエバー』が載りました!

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 ◎ 朝日新聞・サンヤツ ⇒ http://book.asahi.com/sanyatsu/TOP/intro/ADTLM20160907105.html

           *

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 【新刊案内】 : 

『世界が見た福島原発災害 5 ─ フクシマ・フォーエバー』  (大沼安史著 緑風出版 四六判並製/292頁/2000円)

 ◎ 袖文と見出し ⇒ http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1617-0n.html

          *

 〔★ 「緑風出版」は現在、「アマゾン」への出荷は停止中です その理由は  ⇒ http://www.ryokufu.com/article_130902.html

 

 ◎ 出版・書店文化を守ろうとする「緑風出版」を意気に感じ、理解していただける方は、なるべく一般の書店で購入ねがいます。版元への直接購入は ⇒ http://www.ryokufu.com/direct.html

Posted by 大沼安史 at 11:47 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ NHKが拡散報道 ―― 「復興庁 福島県産の米や野菜販売の専用サイト開設へ」 ★ アベ政権はどうして「福島産」を強調するのだろう? 死の灰汚染食材は、「福島」に限らない! 「福島」に限定して――ぜんぶ「なんでもフクシマ」にして、「善意」をふりまきながら、国民に「食べて原子力ムラを応援」を強いる、このやりかたは卑劣だ!

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〔★は大沼〕 ◎ NHK 復興庁 福島県産の米や野菜販売の専用サイト開設へ
 (7日付け)⇒ 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160907/k10010673051000.html

 ・ 復興庁は福島県産の農林水産物への風評被害を払拭(ふっしょく)し、消費の拡大につなげようと、民間の団体に委託して支援のための専用のサイトを8日に立ち上げることになりました。

 サイトでは福島県産の農林水産物を積極的にPRしようと、米や野菜、果物などの生鮮食品をはじめ、酒やジュースといった加工食品など、およそ80品目を販売することにしています。

Posted by 大沼安史 at 09:20 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕★ 東京五輪誘致 アベノ凍土遮水壁、破たん ――【毎日新聞】 地盤力学専門の浅岡顕・名古屋大名誉教授が、「凍土壁は『壁』ではなく、すき間のある『すだれ』のようなものでしかない」「凍土壁の遮水性が低いことは明らか。早急に別の種類の壁を検討すべきだ」と指摘! ★ アベ政権は潔く「失敗(失政)」を認め、国際社会に謝罪するべきだ!

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 ★ 「完全にブロック」とか「アンダーコントロール」とか、アベ首相の国際社会への「公約」もまた、あの「TPP」選挙公約同様、その場しのぎのゴマカシであったことが、バレてしまった!

 アベノペンキ、剥げまくり。

          *

〔★は大沼〕 ◎ 【毎日新聞】 クローズアップ2016/ 福島原発事故5年半 汚染水対策、足踏み
 (7日付け)⇒ 
http://mainichi.jp/articles/20160907/ddm/003/040/044000c

 ・  凍土遮水壁は、20年開催の東京五輪への思惑も絡む。政府は13年9月に、凍土遮水壁などの汚染水対策へ国費を投入することを決定。その4日後に開かれた五輪招致のプレゼンテーションで、安倍晋三首相が「汚染水による影響は第1原発の港湾内の0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」と国際公約し、東京招致を勝ち取った。

 政府は凍土遮水壁の建設費として国費345億円を投入しており、計画が「破綻」すれば国民からの批判を招きかねない。世耕弘成経済産業相は先月の記者会見で「凍結しづらいのは事実だが、凍結は進みつつある」と強調したが、効果は見えないまま。政府と東電は20年までに、建屋内の汚染水処理を終えるとの廃炉工程表も掲げており、凍土遮水壁は「国際公約」の成否も握る。

Posted by 大沼安史 at 09:01 午前 | | トラックバック (0)

2016-09-06

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 新潟・柏崎市での「なくそテ原発」集会の写真が、ネット・メディアで国際社会に拡散! / 新潟の脱原発の人びと、泉田知事の「知事選不出馬」の再考を求める! ★ 幕末の風雲児、長岡藩士、河井継之助も、泉田知事の出馬を願っているのではないか!

〔★は大沼〕 ◎ Fukushima 311 Watchdogs : Groups fear no nuclear debate in Niigata governor’s race(新潟知事選で「原発議論」の素通りを恐れる)
 ⇒ 
https://dunrenard.wordpress.com/2016/09/05/groups-fear-no-nuclear-debate-in-niigata-governors-race/

 ◎ 河井継之助 Wiki ⇒ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E4%BA%95%E7%B6%99%E4%B9%8B%E5%8A%A9

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Posted by 大沼安史 at 06:43 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 2013年9月時点で、フクイチ沖合6キロ圏、海水からストロンチウム90を検出 / ≪8.9 ± 0.4 Bq·m–3≫ / 「3・11」前と比べ、著しく高い(significantly higher )数値 / 阿武隈川による「フクイチ」ストロンチウムの仙台湾放出、≪2.3–8.5 GBq·d–1≫、通常を2~3桁上回るレベル ◎ スペイン・スイス・米・豪の国際チームが学術誌に発表、持続的な監視の必要性を指摘!

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 ★ 国際チームは、(なぜか)限定的な関心しか寄せられていない(has received limited attention)、「フクイチ」の「メジャーな放射性汚染物質」(a major contaminant )である「ストロンチウム90」の検出作業にあたり、2013年9月の時点での、海洋ストロンチウム汚染レベルを確認した。

 仙台湾でも浜辺の海水、および湾内海底下の地下水を採取して検査。

 3年前の秋の時点で、「フクイチ発」のストロンチウム90の仙台湾流入が≪1日あたり2.3~8.5ギガベクレル≫に達しているとして、継続検査の必要性を提起している。

          *

 ★ 福島沖では試験操業でヒラメ漁も再開されている。

 セシウムだけでなく、ストロンチウムの検査も必要ではないか?

 ストロンチウム無検査の魚を「食べて原発を応援」させる無責任な姿勢は許されない。

          *

〔★は大沼〕 ◎ Reassessment of 90Sr, 137Cs, and 134Cs in the Coast off Japan Derived from the Fukushima Dai-ichi Nuclear Accident
(2015年12月2日付け) ⇒ 
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.est.5b03903

          *

◎ 関連 : 【阿修羅】 ≪食べて応援≫ 福島沖のヒラメ漁、今月から再開へ!福島原発周囲では依然として魚介類から放射性物質も・・・
(4日付け)⇒ 
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/417.html

Posted by 大沼安史 at 05:30 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 【テレ朝】 8月27日、高浜原発で「避難」訓練 ◎「原発真横に避難経路… 住民 「真剣に考えているのか」 ★ 天候が悪いので、ヘリも船も出動せず! 住民、原発に向かって陸上を避難! 何のための訓練! アリバイづくりではないか?

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 ★ 美浜原発、「もんじゅ」を見に車で福井を回ったとき、幹線道路をまたぐかたちで、落下式の閉鎖ゲートのようなものがあるのを見て、ぞっとした!

 被曝した車両を「出さない」ためのものか、と思った!

          *

〔★は大沼〕 ◎ テレ朝 原発真横に避難経路…住民「真剣に考えているのか」
 (9月4日付け)⇒ 
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000082747.html
 (2016/09/04 17:36)

 
 ・ 原発から5キロ圏内にあり、約140人が生活する音海地区。半島の根元に原発があり、要支援者の避難にヘリコプターが想定されていましたが、急きょ中止に。合わせてヘリコプター2機とすべての船が使えませんでした。福井県に理由を聞くと。
 福井県:「曇って視界が悪く、波も高かった」

 ・ ところが、陸路を使うと原発に向かって避難することになるのです。
 避難訓練の参加者:「重大事故になったら、(高い)放射線量に向かっていくようなものだ」
 半島を出る道は一本で、陸路で避難した全員が原発のすぐ横を通りました。
 避難訓練の参加者:「原子力発電所を横目で見て避難というのは。放射能はよけて通るにも通れないから」

Posted by 大沼安史 at 09:44 午前 |

〔ヒトラー思想が降りてきて…………〕 ◇ 【読売新聞】が報道 ―― 相模原市の殺傷事件で逮捕された植松聖容疑者)の強制入院措置に関わった医師 強制入院などの判断を行う「精神保健指定医」資格を不正取得の疑い!

〔★は大沼〕 ◎ 「精神指定医」100人不正疑い、「相模原」判断医師も…診療歴偽り取得か 
 (2日付け) ⇒ 
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160902-OYTET50020/

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Posted by 大沼安史 at 08:44 午前 |

2016-09-05

〔フクイチ・スーパー核惨事 6回目の秋〕◇ 【新刊案内】  『世界が見た福島原発災害 5 ─ フクシマ・フォーエバー』  (大沼安史著 緑風出版 四六判並製/292頁/2000円)

◎ 袖文と見出し ⇒ http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1617-0n.html

1617n〔★ 「緑風出版」は現在、「アマゾン」への出荷は停止中です その理由は ⇒ こちら

 ◎ 岩田清さんが、小生の新著を「『良書ですよ!』と紹介します」と推薦してくれました!
 ⇒ https://www.facebook.com/kiyoshi.iwata/posts/1117679348316721

 4号機疑惑の視覚証拠として、岩田さんのFBから「画像解析写真」を2枚、使わせてもらいました!

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 ◎ 袖文と見出し ⇒ http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1617-0n.html

          *

 ◎ 出版・書店文化を守ろうとする「緑風出版」を意気に感じる方は、なるべく一般の書店で購入ねがいます。版元への直接購入は ⇒ http://www.ryokufu.com/direct.html

■ 目次

はじめに

 東京は「超微粒ガラス球プルーム」に襲われていた!
 『ルモンド』が「セシウム・ビー玉、東京へ」と詳報
 杉並のエア・フィルターで確認 トリプル爆発で放出
 「マスク着用」の警告さえ出ていたら……
 「チェルノブイリ」でもなかった「新種の死の灰」
 大熊町の水田でも二〇一二年に確認
 飯舘村にはプール由来のウラニウム超微粒子
 SGD──「海面下地下水放出」
 「チェルノブイリ」を追いかける「フクシマ」
 「移住」できなかったこどもたちに甲状腺障害
 「わたしたちは捨てられ、忘れられているのです」
 この先、一万六〇〇〇人以上の癌発症を予測
 「われわれの原発は最高のお手本です」
 「人間は被曝する準備ができていない」
 「あと二十年から三十年の余生」
 「死んだら、科学になる」

第1章 天網は漏らさず

 「マニュアル」ではなく「法」に違反
 特措法・炉規法に違反
 「東電をウソ発見器に」
 日本で「法の正義」が下った!
 「BBCシャンハイ」号の謎
 インドネシア当局がマラッカ海峡通航を阻止
 豪州向けより一〇〇トンも多い積荷は日本向けのMOX燃料?
 シドニー到着が遅れたわけ
 4号機向けの一六体、届かず……?!
 波風を立てず・こっそり・安上がりに?
 「グリーンピース」が気づかなければ……
 オーストラリアで政変
 米NRC電気技術部、七人のサムライの決起
 非常用交流電源、「不同調」の恐れ
 柏崎刈羽原発でも変圧器火災

第2章 4号機の怪

 3号機を上回るプルームが4号機から出ている!
 プールに「キラっと光って」水はあったと東電社員は言った!
 カメラがとらえていない「水面」が「肉眼では見えた」?
 「プールの壁の崩壊を絶対、間違いなく知っています」
 「はい、東電からの情報です」
 「そうなんだ。彼らはわれわれにビデオを渡そうとしない」
 「わたし自身の職業的キャリアを賭けて言わなくてはならない」
 米政府が日本側の「4号機隠蔽」を追認か?
 核燃料プールで「非常に重大な爆発」
 「空焚き・メルトダウン・爆発」が核燃料プールで
 崩壊したプールにいくら流れ込んでも
 プール核燃料取り出し映像に「ボカシ」疑惑
 爆発に続きプ ール火災
 ヒロシマ原爆五〇〇〇発分
 現場にGE社員が四〇人、 いた!
 「放射能に汚染」は、どこで?
 定検中の4号機で特殊な「核燃料再装填」作業に従事?
 原子炉から水蒸気が噴き上げ
 南カリフォルニアで検出された硫黄35が決め手に
 「GE沸騰水型炉は元々核兵器をつくるためのもの」
 ヒントは核燃料の数合わせにあった!
 「天然ウラン燃料」が二四体
 作業中に大地震、制御棒が脱落して「核暴走」
 「もんじゅ」の失敗で原爆プルトニウムを密造か
 核兵器を愛する日本のタカ派は原発が好き
 米軍が出動しポンプ9機を空輸
 東電の二人はなぜ遺体で発見されたか?
 4号機で「象の足」が……
 「私みたいなのが一〇〇人いたら一年で済みます」

第3章 六〇〇トンの黙示

 豪ABCインタビューで初めて明かす
 ヒロシマ核分裂ウランの六〇万倍
 「大災害でも後始末できるのに……」
 「世界でも最も危険な廃棄物」
 アインシュタイン博士の予言
 「フクシマ・フォーエバー」
 永遠に繰り返されるもの
 トリチウム放流キャンペーン
 ペットボトルのパフォーマンス
 「タンクごと独立した確証を求める」
 「責任者が飲んでみせたらいい」
 処理済み汚染水に高濃度のストロンチウム
 日本のベンチャー企業も画期的な技術開発
 海洋核汚染防止の諸条約に違反
 「沖合海底下処分構想」のアドバルーン
 耳を掩いて鐘を盗む
 「国際環境疫学協会」からの公開状
 中国がIAEAに監視強化を要求
 海洋プルーム、日本海にも回帰
 「凍土遮水壁」着工前の警告
 現場の水流を調べるのが先決
 「運河」「内堀」のローテク構想
 「G7伊勢志摩サミット」で刺された釘
 サミット会場へのプルーム直撃を回避
 「天然原子炉」化の恐れ
 地下増殖炉に?
 小嶋稔・東大名誉教授の警告
 「たいへんショッキングな」報告
 孤高の地球化学者、黒田和夫氏の予言
 「遺訓を活かし、一刻も早い対応を」
 プルトニムが際限なく増殖されていく?
 人類救済の科学

第4章 「未来浄土」へ

 公演告知から消された「フクシマ」
 ドイツ人特派員の告発
 台本要約、『海、静かな海』
 『隅田川』渡りて『苦海浄土』へ
 『不知火』の舞台は「苦海の中心」
 「静かに怒りを燃やす、東北の鬼です」
 時間は被曝しない
 失われた幸せを求めて
 十万年の旅に旅立つ

おわりに

 「『被曝』と書くと診療報酬が支払われない」
 若い女性がカミングアウト

Posted by 大沼安史 at 12:31 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋〕◇ 「事故発生当初から東電の対応は、1号機が深刻になれば1号機、2号機が深刻になれば2号機に、と。小学生の下手なサッカーのように単一的な行動しかしていないように見えた。その後、最も深刻と言われることになる4号機が最初から記載されないことが示すように」―― 「3・11」当時、菅直人首相補佐官だった寺田学・衆院議員がオフィシャルサイト・ブログで証言! その① ★ 東電はなぜ「4号機」にふれようとしなかったか? 寺田学さんには、さらなる詳細証言を求めたい!

 ★ この前段で、寺田さんはこう書いている。
 
          *
 
 ホワイトボードが持ち込まれ、保安院と東電が状況を書き込みつつ随時説明する。東電がホワイトボードに書いたのは1号機から3号機まで。
 総理が問う「それで全部じゃないだろう」。

 東電「はい、まだ4号機もありますが、点検で燃料棒は取り出してますので」。

 総理が苛立ち問う「いいから全部書け」。結果、1号機から6号機まで。加えて福島第二も。
          
 総理「とにかく、パラレルに対応しろ」。
          *
Screenshot2126 ★ 4号機には、米軍が出動している。
 それだけ危機的な状況にあった。(そしておそらく、4号機核燃プールは空焚き・爆発・火災を起こし、原子炉では、核燃がひそかに装填され、核兵器用プルトニウム生産のための作業により、水蒸気爆発=核暴走が起きていた?!)
 なのに……それをなぜ、東電は、菅首相にも隠そうとした(?)か!
 そこに「フクイチ」最大の疑惑(のひとつ)が隠されている!
          *
〔★は大沼〕  ◎ 寺田学さん、オフィシャルサイト ブログ「日々思うこと」: 【5年間の記憶の全て】
 (2016年3月11日記) ⇒ 
http://www.manabu.jp/blog-entry/2016/03/11/433/
 
★ 寺田学さんの証言・全文は以下の通り。
          *
落選中に書いた「3月11日の記憶」を再掲します。5年前の壮絶な日々を振り返ることが、慰霊と哀悼になることを願って。
311の記憶
寺田 学
これから数回に渡り、3月11日、そして、そこから数日間の記憶について、この場で書いていこうと思います。
以前から、総理補佐官として官邸勤務をしていた当時の事を、備忘録を兼ねて書き記しておきたいと思っておりました。これまで全ての事故調で証言し、多くの取材でも聞かれたことは全てを正直にお話してきましたが、聞かれていない事、記事にならなかったものも多数あります。
重要な部分は既に既報の通りなので目新しいものはありませんが、それでも、政治から離れた今、区切りの意味も込めて、自分なりに覚えている事を全て書いておこうと思います。
【予めご了承ください】
主観的な修正はせず、余分な事であっても備忘録の意義も込めて記憶のまま吐き出し、淡々と書きたいと思います。そこには、私の弱さが、そして当時の官邸の善悪諸々が混在していると思います。それが被災された皆様に失礼になるような記述もあるかもしれません。何卒ご容赦ください。
また、2年以上前の記憶をもとに書き記すため、事実として誤った部分があるかもしれません。それを事実を調べながら書くには、個人的に難しいのでご容赦ください。単なる記憶違いは後ほど訂正します。
また、出来る限り実名で書きます。記憶が定かではない場合等は匿名にします。
カギカッコも記憶のママ、書きます。多少の言葉遣いの違いはあるかもしれません。
以上の事、予めご了承ください。
【1】3月11日
3月11日の朝は早かった。というより、徹夜だった。
朝6時に総理公邸に出向き、いつも通り総理答弁のレクに参加した。
その日は、菅総理の外国人献金絡みの記事が朝日新聞朝刊に載るとの事で、夜を徹して報道からの情報収集、答弁案の調整をしていた。寝ていなかった。朝6時でも空は真っ暗。
種々の打ち合わせが終わり、9時前に国会に移動。委員会が始まり国会内各所を回って議員会館自室に帰る。会館自室でテレビを通して質疑をチェック。
昼休み、修正すべき答弁等、総理と打ち合わせ。山は越えた感じ。
午後、質疑も落ち着き、いよいよ睡魔に教われる。自室の椅子でウトウトしていたら緊急地震速報。
それと共に大きな揺れを感じる。2時46分。
免震構造の会館は大きく揺れた。窓から地上を見ると山王坂の木々が激しく揺れている。秘書室からは秘書の悲鳴に近い声。予算委員会中断。揺れが収まったのを確認して部屋をでる。
補佐官車を会館に呼ぼうと思ったが、それよりは走った方が早いと判断。部屋を出るも、エレベーターが全機停止。12階の最上階から走って地上へ、そして官邸に走る。
官邸5階の総理秘書官室に到着。総理秘書官らと席を共にしている秘書官室で様子を伺う。総理は執務室におらず、危機管理センターへ向かったのか。直ちに秘書官室で総理会見の原稿チェック。
総理、執務室に戻る。私も同時に執務室に入り、総理最初の記者会見の原稿の詰めの打ち合わせ。最初の会見ゆえ、情報は限られているから内容は乏しい。しかし、総理として、一刻も早く会見するべきとの判断。各省から集められた現時点での情報を盛り込んだ原案をもとに議論。記憶にあるのは「各原発は正常に停止しています」との文言。当時、原発に無知であった私は「『停止する』するって良い事?悪い事?」と混乱していたから、記憶に残った。犠牲者、行方不明者等の当たり前の情報の中に、突如「原発」の文字が入っていたのも違和感として記憶に残ったのかもしれない。
いずれ、簡単なA4一枚の会見原稿の完成。総理、会見へ。会見室まで同行。行き帰りのエレベーター内、非常に重い空気。会見から秘書官室に戻る。
テレビからは仙台の津波の映像。黒い津波が田んぼを乗り越えていく生中継。「犠牲者が数名」との報道に、ある秘書官「これは数千のレベルになるのでは」。海江田経産大臣が総理宛に入室するので、秘書官と同席。大臣から「福島第一原発が正常に冷却できていない」旨報告。私は「さっきの会見で『正常に停止』と言ったばかりなのに『冷却?』何だろう」と、事の深刻さを今一つ理解していなかった。しかし、総理の異常な反応に事の重大さには即座に気付いた。総理は何度も大臣に、事務方に聞く。語調は抑えめ。
総理「バッテリーがダメになっても、他のバッテリーがあるだろ。」。
事務方「予備もダメです。全部津波で水没しました」。
総理「何で水没するんだ!?乾かしても使えないのか」。
事務方「一度海水に浸っているので、塩分でダメになっています」。
総理「大変なことだぞ、これは大変なことなんだぞ」。
執拗に質問を繰り返す総理。
以下、余談。
+++++++++++++++++++++
これ以降の数日間、様々な事務方(保安院)が説明者として現れたが、原子力発電所の構造に詳しい人、そして俯瞰的に説明する人は現れなかった。それもあって、総理は一層「何が起きているか」を知ろうと強く追求した。何人目かに、経産省安井部長が来て双方落ち着く。
安井部長は「何が起きているか」「何をすべきか」ということを冷静に広角的に答える方だった。
以後、安井部長の信頼は総理のみならず方々から厚くなった。当時の総理のスケジュールは、非常に突発的だった。震災を受けた対策会議、新たな大問題となった原発対策会議等々、極力形式的なものを排除してきたつもりだったが、特に原発は事が重大になると「会議を開かなくてはならない」的要素があって、何度も会議を開いていたように思う。
加えて、震災の対策会議は事務局がしっかりしていたが、原発の会議は、どこが事務局なのかよくわからなかった。広い意味で経産省(実質保安院)との認識だったが、初めて起きた大事故ゆえ、システマティックな様子はなかった。すべては想定不足、訓練不足だと思う。
++++++++++++++++
以上。
原子力緊急事態宣言に関して、総理は海江田経産大臣からの上申後直ちに、というタイミングでは出さなかった。「なぜ、宣言しなくてはならないのか」「その宣言をだすと、どうなるのか」を理解しようとしていた。
理解の後、緊急事態宣言。この姿勢の善し悪し、その影響は専門家に任せる。この頃、午後7時過ぎ。
正直、この日から数日間の時間感覚はない。
全電源が喪失し冷却出来なくなった福島第一原発を抱えて最初に関与したのが「電源車」の確保。手配は東電、サポートは保安院という形になっていたと思う。官邸総理室としては、その流れをチェック、そして省庁横断的なサポートが必要な場合は官邸から指示をだした。とにかく、福島第一原発に一台でも多く、一刻でも早く電源車を届ける必要があった。全国の発電所の何処に、何台電源車があり、福島第一まで何時間かかるのか、把握していた。陸上を走って向かう場合は、警察に連絡し高速の通行を許可するとともに先導をさせ(実際行われたかはわからない)、自衛隊のヘリによって空輸できないかも検討させた。東電からくるはずの電源車の仕様が防衛省に届いておらず、慌てて秘書官が東電側にせっついたのを記憶している。結局、大きすぎ重過ぎでヘリでは運べなかった。
総理執務室にホワイトボードを設置し、進捗状況を把握。その後、地下の危機管理センターへ。それこそ、危機管理上、構造は申し上げられない。ただ、総理と同時に入室したためか、想定しているセキュリティチェック等は受けずに入った。生物兵器や様々なことを想定した入り口になっていたが、素通りした。
中は騒然。多くの情報が飛びかう。
以後、危機管理センターに総理は陣取る事になる。
細野補佐官と立ったまま打ち合わせ。今後の役割分担について。
細野「俺は電源車やるから、寺田君は避難区域策定をやってくれ」
寺田「いや、電源車は私やります。今やってる総理秘書官とは私の方が付き合い長いので」
細野「分かった。じゃ、俺はここに残るから、寺田君は上行ってくれ」
ものの数秒の立ち話で役割を割り振った。34歳3期目の私にとって、39歳4期目の細野さんがいてくれた事は、強さも弱さも含め有り難かった。
おそらく午後9時過ぎ。秘書官らと共に電源車の進捗チェッックを続ける。逐一あがってくる情報を整理し、地下の危機管理センター小部屋にいる総理に連絡をする。
主のいない総理執務室にホワイトボード。加えて、執務室内のテーブルに地下の小部屋直通の黒電話を設置。その前に座る。秘書官が日本列島の地図を書き、各発電所の持っている電源車の数を記載。
「◎◎発電所電源車◎◎台、◎◎時に発電所出発、◎◎インターチェンジ通過」
我ら総理秘書官チームがチェックしなくとも、どこかでチェックされていたはずだが、それでも進捗をチェックした。その「どこか」が不明確だから。いずれにせよ、総理に最新情報をあげる。他方からと二重報告となっても仕方が無い。
以下余談
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総理秘書官と、総理補佐官は、大きな官邸機構のラインに組み込まれている訳ではない。表向きの会議に陪席はあれど、出席はほぼ無い。唯一無二の上司は総理大臣ただ一人。部下はいない。あくまでも総理の補佐に徹する。
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以上
秘書官チームに、一刻も早くとの焦燥感が募る。
「8時間後までに電源が回復しないと大変な事になる」、
そんな情報はあった。どこで計算されたものか正確に覚えていない。おそらく保安院だと思う。いつを基点に8時間なのかも覚えていない。ただ、とにかく急がなければ「大変なことになる」そんな認識があった。
「大変な事」。口には出さなかったが、それが「メルトダウン」だというのは全員感じていたと思う。ただ、メルトダウンするとどうなるか、具体的には私は想像していない。秘書官らも同様だろう。メルトダウンは、今でこそ不幸な事に一般的な言葉となっているが、事故発生当時、専門家以外の一般の人には馴染みが無い。シーベルトなんて単位を知ってる人も、ごく少数だっただろう。この時は。
電源車到着の一報が届く。何時だったかは忘れた。執務室と秘書官室を結ぶ扉を開けっ放しで作業をしていたので、到着の一報には、秘書官室にいる事務の方も含め喜んだ。
「なんとかなった。。。。。」恐怖感と切迫感からの一時の解放。期限とされた時間内だった気がする。
(実際、電源車は届いたが種々の事情で全く役に立たなかったようだ。これらの事実関係は既存の事故調査報告書に譲る)。
その後、後続の電源車が到着した報せは受ける。ケーブルが足りないとの連絡もあった。そのケーブルを自衛隊のヘリで運ぶ検討をした。それら全てを総理に伝え電源車関係の業務は閉じる。電源車が功を奏している、との連絡はない。(実際、ことは深刻さを増していく)
11日深夜。
岡本政務秘書官から相談を受ける。
「総理から明朝現地に出向きたい、準備せよ。との指示あり」。
私の第一印象は否定的。福山官房副長官に相談。同じく否定的。枝野官房長官に相談。同じく否定的。その旨、総理に進言。総理多少迷っている様子。
「準備だけは進めてくれ」との指示。
現地とは原発事故と、津波被害。現地入りによる人手を最小限にする方法、救助に使われていない機材で、とのこと。移動に使う自衛隊ヘリ「スーパーピューマ」は、飛行中であっても官邸と連絡が常時可能か確認必要。秘書官より「可能」との返答。秘書官チームと具体的な行程案の検討にはいる。事務方から原発と津波の両方の現地を回る行程案届く。詳細行程は保安院と警察、防衛省あたりで作成か。福島第一は重要免震棟へ、津波現場は宮城県上空。「スーパーピューマ」の航続距離等勘案し、福島第一後は自衛隊基地にて、同じく自衛隊ヘリ「チヌーク」に乗り換えて、津波被害の状況を上空から視察する案。その間に「スーパーピューマ」の燃料補給を行う。
総理、福島第一を組み入れた案了承。
実行の最終判断は後ほどに。行程案作成後は「スーパーピューマ」の乗車メンバー調整。小型ヘリゆえに10名前後しか乗車出来ない。人数絞り込み。総理、政務秘書官、警護担当秘書官、警護官、医務官は必須。残り数名。
総理より、広報担当審議官の下村審議官を乗車させる旨の指示。しばらく後に、班目原子力安全委員会委員長の同乗の指示。現地入りの最中、総理として何かしらの判断を下す事があった場合、正式な助言機関の助言を直ちに仰ぐ必要性から、か。
残る調整要素は二つ。総理の補佐として政治家が誰か一人。それと、総理随行の記者をどうするか。政治家の搭乗候補者は、私か福山官房副長官のどちらか以外いない。
福山副長官は「どうする?」と特定の意思は無い様子。
私から「東北で起きた事故なので、東北出身の私が参ります」と提案し、福山副長官了解。
内心、怖かった。でも、任務。総理随行記者の調整が残る。
以下余談
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常時、総理が移動する時には共同通信と時事通信の両社から、若手の記者2名が同行する。どんな時でも。総理が官邸から出発したときは、車列の最後方から車で追ってくる。総理が何処にいくか、誰に会うのかを確認すべく、報道を代表して追っかける役割。総理が朝公邸から出て、夜に公邸の門が閉まるまで、ずっと張り付く。平時に、なぜそこまでするのか彼らに訪ねたら、「つまるところ、いまこの時点で総理が実際生きているか、誰かに殺されないか、直接確認し続ける義務がある」とのこと。生存確認。
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以上
官邸記者クラブに内々「現地入りの可能性あり」と通知。従来であれば、共同通信と時事通信の2名を同行させなければならないが、緊急時であり、乗車定員が限られる為、いずれか一人にして欲しいと伝える。共同通信の津村記者が同行することになる。加えて、記者クラブ内、特にテレビ局側から「代表のカメラマンを一人乗せて欲しい」旨打診あり。定員的に、既に限界。様々交渉の結果、同行する広報担当の下村審議官にカメラを渡し、報道の代わりに現地映像を撮影してもらい、その映像を記者クラブに提出することで折り合う。
現地入りのメンバー確定。行程案、メンバー案、総理了解。総理はこの間、執務室か地下の危機管理センターにいた。
午前3時は過ぎていた。総理現地入りの大方の調整が終わり、少し時間が出来た。これから数日は帰れないと思い、官邸裏にある議員宿舎に着替えをとりに帰る事にした。合わせて、これから出向く現地入りでの万が一に備え、妻に会っておきたかった。宿舎は官邸裏口から出れば、走って数分もかからない。
裏口から出ると、深夜3時過ぎにも関わらず、目の前の大通りが大渋滞。全く車が動かない。電車が止まり、帰宅困難者大量発生の影響。走りながら馴染みの記者に電話をする。すると
「いま緊急地震速報が出てる、場所は新潟!」と興奮した声。
今度は新潟か、、と、日本が壊れるような想像が頭をよぎる。既に宿舎の目の前だったので、急ぎ宿舎自室に入る。テレビの情報を見ながら官邸に電話。直ちに戻る必要は無かったので、急いでシャワーを浴びる。着替えを沢山抱え、妻に、まもなく福島原発に行く事を伝えて官邸に戻る。妻の表情が硬くなったのを記憶している。
【2】重要免震棟へ
3月12日未明。
シャワーを浴び、着替えを持って直ちに官邸へ戻る。福島第一原発の現地入りが決行された場合に備え、防災服に着替える。今思うと極めて無意味な格好。防災服とは、単なる作業着だ。行政の人間は、災害や震災があると反射的に防災服に着替える。今回も現地に入るということで全員防災服に着替えた。しかし、向かうのは原発の事故現場。いまなら当然、全身を覆うタイベックスーツにマスクだろう。でも、そのような用意はない。指導もない。発想すら、ない。
福山副長官が総理のもとへ。
地下の危機管理センターに至急来て欲しいと総理を迎えにきた。現地入りの予定時間が迫っていた事もあり、同行する秘書官らと共に危機管理センターへ降りる。向かう途中、福山副長官が総理に現状を報告。主に2点。
「福島第一原発敷地内の線量が急上昇している」
「予定しているベントが何故か行われない」
まず、線量が急上昇している事に心が構えた。私たちが今から行く場所の線量が急上昇している。具体的数字も、影響もわからないが怖かった。「そこに、行くのか・・・」と弱気になったが、私が判断する事ではないので、余り考えないようにした。
そして、「ベント」が行われない件。正直なところ、私はその当時ベントを詳しく知らなかった。官邸内でベントの実行を決めていた会議のころ、私は現地入りの準備をしていた。
以下参考
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原発の構造を簡単に説明すると、核物質は、とても頑丈な「筒」に入れられている。その筒を、これまたとても頑丈な「フラスコ」で守る。そのフラスコの外側を、もっと大きな四角の「箱」で覆う。
筒を「圧力容器」、フラスコを「格納容器」、箱を「建屋」と呼ぶ。「ベント」とは、筒(圧力容器)の中が水蒸気等でパンパンになった際に、逃がし弁を開けて水蒸気等を外に放出し、圧力容器内の圧力を下げ、筒の爆発を回避する行為だ。もちろん、逃がす水蒸気は核物質と同居していたものなので、放射能物質が外に放出される大変深刻な行為。それでも、筒自体が爆発して核物質が飛び散っていくよりは、被害が少ない。
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以上
危機管理センターに降りる道中、福山副長官が血相を変えて「ベントが、まだ出来ていないんです」と総理に伝える。その様子を聞いていた岡本秘書官が「ベントするの??!!」と困惑。それで初めて、私も深刻さが増していることに気付く。危機管理センター会議室到着。もともと狭い部屋なので最小限のメンバーのみ入室。一瞬中に入っていたが、出発準備の打ち合わせもあるだろうから、部屋を出て秘書官らと会議室前の螺旋階段に連なって待機。中では「何故ベントが出来ないのか」「圧力容器が爆発した場合を想定し、避難区域を拡大すべきか」等、非常に重要な議論していた。総理が危機管理センターに降りたのが午前5時過ぎ。現地入りの官邸出発予定時刻は午前6時。予定通りに出発出来るように、
既に官邸屋上にヘリが待機し暖機運転を開始していた。
秘書官に「出発は、最大何時まで遅らせられる?」と問う。
「ヘリの都合上、十数分で限界」との答え。
時刻は予定時間の午前6時に迫っていた。総理に判断を仰ぐため会議室に入室。
「現地入りの最終判断を。出発は遅らせて十数分」。
総理から「どうすればいい?」と問い。
(どうすれば、って・・・)と内心戸惑う。「報道が待ち構えている中で急遽現地入りを中止すれば、『急遽中止する程、事態は深刻なのか??』と、強い疑念を持つと想います。十分な説明が必要になるでしょう。中止した場合の影響は以上の通り。ただ、全ては現地に行く必要があるかどうかでご判断を」。
会議室のなかでは
「ベントが予定通り実行されない事」への焦燥感と、自らベントの実施を発表しながら、いまだ実行が伴わない東電への不信感が強かった様子。それらを払拭する意味合いが強く、「現地に行く」と総理が判断。
私だけ直ちに部屋を出て秘書官らに「現地入り決行」と伝える。「やっぱり行くんだ・・・・」と気持ちが重い。出発予定時間の6時を過ぎても会議終わらず。再度入室し、時刻を知らせる。会議室から総理が退出し一行と共に危機管理センターを歩いていると、総理が「あ、長官は?」と振返る。同じく会議室から出てきた長官を招き、「万が一連絡が取れなくなった場合は種々の判断は長官に任せる」と、立ったまま一言。
長官「わかりました」。長官から訪ねたのか記憶が曖昧。いずれ万が一の場合の総理代行者が決まる。総理が、玄関ホールで記者団にコメントを発表している際、記者クラブ側からハンディカメラを受け取る。下村審議官に渡す。
屋上に向かい、ヘリに乗り込む。スーパーピューマに乗るのは二度目。皮肉な事に、半年前に静岡で行われた全国防災訓練に向かう時以来。前回は訓練。今回は震災。機内は狭い。ただ、貴賓用ヘリだけあって内装はしっかりしている。総理と班目原子力安全委員会委員長が隣同士で座る。私と岡本秘書官がその向かい。機内はうるさい。耳元で大声で叫んでようやく聞こえる程度。
官邸発。
隣にそびえる議員会館スレスレに上昇、一路福島原発へ。
ここで班目原子力安全委員会委員長のことを少々。
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班目委員長とお会いしたのは事故発生当日夜が最初だと思う。原子力安全委員会は、原発事故が発生した場合、政府に対するアドバイザー機関となる。そのトップが班目委員長。原発事故発生当日の夜、総理と共に班目委員長のレクチャーを受けた。福島第一原発の見取り図をもとに、構造の説明を受けた。私が記憶している会話は以下。
総理「原発が爆発する可能性はないのか」。
班目委員長「ありません」。
総理がしつこく問う。「本当にないのか」。
班目委員長「ありません」。
総理「水素は存在しないのか」
班目委員長「存在しません」。
総理がしつこく問う。「本当にどこにも無いのか」。
班目委員長「ありません。あ、でも、建屋脇の方の・・・・」。
総理「存在するじゃないか!爆発するかもしれないのか??」。
以上のやり取り。
総理が水素の存在をしつこく聞いていたのが印象的だった。いずれにせよ、班目委員長からは「爆発はしない」との意見があったが、何とも頼りない論拠に感じた。
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ヘリが福島原発にむけて飛行する。機内では、総理と班目委員長が何やら話している。機内がうるさくて内容は聞こえない。ずっと窓の下を眺める。ひたすら海岸線を飛行。北上するにつれ徐々に津波の影響を目視できる。津波発生から、最初に迎えた朝の様子は信じがたい光景だった。目を凝らしたら何かが見えるのじゃないかと、身がすくむ。もしかしたら救助を待つ人が、または、既に亡くなった方が水面に浮かんでいるのではないか、そう思うと身体が強ばった。地図は無いから、どこを飛んでいるのかはわからない。ただ北上するに連れて、海岸付近の様子はどんどん悪化する。海岸線沿いに発電所のようなものが見えた。あれが福島第一原発か?そう思うと通り過ぎる。何度目かの時、ヘリの機体が旋回する。グランドのようなところが見える。そこに向け、降下を始めた。徐々に地上の様子がはっきりしてくる。白い布で全身を覆い、ガスマスクを装着した人が立っている。私が初めて見たタイベックスーツ。「え?そんな環境なのか??我々はマスク一つしてないのに」。戸惑った。ただ、そのタイベックススーツを装着した人の隣に、我々と同じような作業着姿の人が二人いた。
着陸。下村審議官が記者クラブから渡されたハンディカメラを構える。私は帽子を被った。ヘリのドアが開き、地上へ。白いタイベックスーツにガスマスク姿の誘導員に導かれ、奥にあるマイクロバスに向かう。マスクをしていないので、息を吸っていいのかわからなかった。急いでマイクロバスに乗り込んだ。天候は曇り。
バスには、総理が1列目、次に班目委員長、私は3列目に乗車。重要免震棟に向けバスは発車。隣は警護担当の桝田秘書官。桝田秘書官が衛星携帯電話を取り出し官邸へ到着の報告を試みる。
「あれ、なんでだろう」。
何故か、衛星携帯電話が使用出来ない。桝田秘書官が焦っている。一般的に何処でも使えるのが衛星携帯電話の強みのはずだが何故か使えない。当然、手持ちの携帯電話は圏外。一番前に座っている総理から怒鳴り声。
「なんでベントできないんだ!」。
隣は東京電力武藤副社長。武藤副社長の声が小さく、答えが聞こえない。総理の怒鳴り声が幾度も響く。桝田秘書官は再度衛星携帯電話を試みるが、またも失敗。同行している共同通信津村記者も記者クラブ宛に到着報告が出来ないようで焦り。「衛星携帯、終わったら借りられないですか?」と頼まれるも「そもそも使えないんだよ、なぜか」と返答。しばらく走ると、多くの自家用車が置かれた駐車場。
そして、重要免震棟の前に到着。バスを降りて入り口のドアに向かう。「早く入れ!!!」と係員からの怒鳴り声。入り口は二重ドア。外に面したドアを閉めないと、内部と通じるドアは開かない。「早く入れ!!」再度怒鳴られる。外側のドアが閉じ、内部に通じる自動ドアが開いた。既に総理が総理として扱われていない。重要免震棟入り口付近には人で溢れていた。肩と肩がぶつかる程の混雑。二重ドアを閉める為、背後から押されるように人混みの中へ。誰が自分たちを誘導しているのか全くわからず、総理一行は混雑する人に紛れてバラバラに。人混みの中の小さな流れを見つけ、それに任せて前に進む。
奥には二列の行列。左の列に総理が並んでいた。右をみると、上半身裸の男性が、汗だくで床に寝そべっていた。息は荒い。列の先頭では、係員が機器を使って入場者の放射能を計っている。「おい、ここらへん高いぞ!」と私の近くで係員が叫ぶ。いよいよ次が私、というところで、左にいた総理が「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ」と列を離脱、誰かに誘導されて階段に向かう。急いで私も後を追う。階段に到達するも、そこも人だらけ。階段の壁には、びっしり人が立っていた。休むところがなく、壁にもたれて休んでいる様子。一様に目が疲れている。目の前に総理大臣がいることを気付くものは殆どいない。気付いても目で追う程度。急いで階段を駆け上がるが人混みで総理を見失う。二階にあがり、誰かの導きで会議室に到着したら総理と津村記者の二人だけがいた。
総理「おい、なんで記者がここにいるんだ!」と怒声。津村記者を退出させる。
会議室は殺風景だった。机と椅子、それ以外の記憶はない。ほどなく、東電武藤副社長と、福島第一原発の吉田所長(故人)が入室。武藤、吉田両名の向かいに、総理、班目委員長、寺田。席上にA4の説明資料。武藤副社長が説明。今までの説明と同じような一般的な情報を述べ続けていた。
総理が怒鳴る。「いいから、なんでベントができないんだ!」
答えたのは吉田所長だったと思う。「現在、電動でベントすることを試みています」。
総理「いつになったら出来るんだ!」
吉田「4時間を予定してます」。
総理「昨晩から、やるやると言っていつまでたっても出来ないじゃないか!」。
4時間とは長過ぎる、と私は思った。私はずぶの素人であったが、今までの説明で既に原発の圧力容器内の圧力が設計された限界圧力を遥かに超えている事は知らされていた。ここ重要免震棟の目の前にある原発はいますぐ爆発してもおかしくない、ということだ。ここら辺まで、総理の口調は怒鳴りに近かった。怒鳴りに近かったが、求めているものは何となく分った。それは、「電動ベント」ではなく人間による「手動のベント」はやらないのか?ということ。遠隔地で行う電動よりも手動は、人間が原発内部に直接入って作業するため非常に危険な行為。総理の口から手動についての言及がある前に、吉田所長から、「手動ベントも考えています。実行するかどうか、1時間後には決めます」。
総理も、ここらへんから口調が変わった。流石に人命に関わることゆえ、総理の心に動揺が見えた。1時間後に「実行する」のではなく、「実行するかどうか決める」ってことは、まだ未定か、と、私は思った。
総理も、「そんな悠長なことじゃなくて、すぐやれないのか」と問う。
吉田所長「内部の放射線量が非常に高いのです」。そして続けた、「決死隊作ってでもやりますから」。
以下、余談
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一連の会話を振返ると、総理は手動ベントを要求したのか、それとも、既に考えていた事を引き出したのか、私にはわからない。総理が重要免震棟まで出向き、現地の責任者と言葉を交わした事による、事故への効果もわからない。ただ、事故発生の昨晩から通じて、初めて東電側から強い言葉を聞いた。今でも考える。総理が直接、「手動ベント」を命令すべきだったのか。(実際のところ、経産大臣が法令に基づき命令しているのだが)「政治が責任をもつから手動でやれ」と、その場で言うべきだったのか。言ったらもっと早く出来たのか。民間企業がコントロールする原発の緊急対応を、国が指導することの難しさ。それを重々理解していたからこそ、吉田所長から先に「手動ベント」に言及してもらった事に、私も総理も安堵感はあったと思う。だけど私は、政治側から言い出さなかったことに、今でも後ろめたさを感じている。
故・吉田所長について
吉田所長に直接お会いしたのはこの時一度だけ。以後は、電話での会話を間接的に聞いたのみ。吉田所長は「どうすれば出来るか」を語る方だった。それまで、電源車の手配や、まさしくベントについても、
東電幹部から発せられるのは、曖昧な「出来ない理由」ばかりだったが、その中において、吉田所長は「どうすれば出来るのか」を語る幹部だった。「決死隊作ってでもやります」。言葉にすると、短いこの一文。そこに込められる迫力というものは、その場にいた者しか解らないかもしれない。いや、本当の意味では、私も総理もわからないだろう。先ほど階下ですれ違った作業員、階段でもたれかかってる作業員ら全ての、生活も、家族も背負った決断になる。吉田所長は、部下を気遣いながら、常に前を向いて命をかけて陣頭指揮にあたられていた。間違いなく第一の吉田所長と、第二の増田所長のお二人がいなかったら今の日本はないと思う。再度お会いしたかった。
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以上
その後も、総理と東電側とのやり取りは続いていた。
肩をトントンと叩かれた。振返ると桝田秘書官。「医務官が、ここは線量が高いので、長居しない方が良い、と」。了解の意味で頷く。しかし、総理に進言しようにも、話の合間がない程のめり込んでいる。再び桝田秘書官から忠告。そんなに線量が高いのか?と戸惑う。まだ滞在20分程。「総理、そろそろお時間です」。なんとか終える。吉田所長は即座に退室。保安院の人間が総理に署名を求める。「ここにサインすればいいのか?」と署名。(内容を私は見ていない。福島第二原発に関することのよう)会議室をでた廊下で、池田経産副大臣に呼び止められる。
「寺田、総理をもっと落ち着かせろ」。
「いつもよりはマシですよ」と答える。でも、本当は、いつもよりマシではなかった。普段、周辺からは「寺田は総理の緩衝役」と言われていたが、この時は役に立たなかった。重要免震棟を出てマイクロバスに乗り込む。東電武藤副社長と池田経産副大臣も同乗。行きと同様、総理が武藤副社長に問う。ただ、声のトーンは随分落ち着いている。
「さっきの件は、ちゃんと報告しろよ」。
以後の具体的なやり取りは覚えていないが、総理は、手動ベントの実行と報告を武藤副社長に話していたと思う。声のトーンは落ち着いていたが、声は大きかった。急いで後ろを振返り、同行している津村記者に話す。
「メモしてんの?」「かなりデリケートな内容だからな」。
津村「デリケートかどうかわからないので、メモはします」。
ヘリが駐機しているグラウンドに到着。早速ヘリに乗り込んだが、中々プロペラが回らない。予定より大幅に早くヘリに戻った為に暖機運転ができていなかった。後で聞いた話だが、当初の予定では、マイクロバスで原発本体周辺を視察することになっていた。数時間後に爆発する原発本体の周りを、だ。誰の意思で中止したのかわからない。外には武藤副社長と池田副大臣。機内から窓を通じて「もうお戻りください」と身振り手振り。しかし伝わらず、待たせてしまう。
総理に「池田副大臣がお待ちになってますよ」と話すと、
「え?」と驚く素振り。今まで池田副大臣が同行していた事すらも、気付いていなかった様子。しばらくして、ようやく飛行。ヘリが海岸線に出るべく原発本体上空を飛ぶ。最も原発本体に近づいた時だった。総理の胸ポケットに付けられていた機械が、ピーピー鳴った。
「なんだ、こりゃ?」と戸惑う総理。
私が受け取り、電源らしいスイッチを押してみる。放射能の線量計。いまでこそ見覚えのあるものだが、
事故発生から半日程度のその時は、見方も使い方も、わからない。下村審議官が、保安院から総理と自身用に借りてきたものらしい。どれ程の放射線量が計測されたか、わからない。ピーピー鳴ったのは、線量が幾らに達したからかもわからない。唯一わかっていることは、その瞬間に強い放射能を浴びていた、ということだけだ。爆発する、数時間前の原発1号機上空だったからか。それでも、私達は動じる事はなかった。何も知らないのだ。そして、ベントのことで頭が一杯で、自分たちが被爆することリスクをその時はすっかり忘れていたと思う。自衛隊の方々が気を使ってくれ、朝食として「にぎり飯」と、「パックのお茶」を出してくれた。真っ白で美味しそうな、おにぎり。食べたかったが、もし飛行中にトイレに行きたくなったら大変と、控えた。総理らは、手づかみで食べていた。今思えば、私達は原発の事故現場に居たにもかかわらず、除染はおろか、手すら洗っていない。
【3】福島原発、爆発
12日朝。
福島第一原発の上空を通過し、北上。そこから以北の惨状たるや、筆舌に尽くしがたいほど。自衛隊基地で給油のためヘリを乗り換え。チヌークで市街地上空飛行。既に朝を迎えているが、外は暗い。雪雲が覆っている為。地上は吹雪。沿岸部で火事。工場のようなところが燃えている。校舎らしき建物の屋上に「水」の文字。机を並べて作られた文字。同乗者に「このシグナルは地上部隊に伝えられるか」確認した記憶あり。自衛隊基地で再度スーパーピューマに乗り換えて官邸へ出発。東京上空は快晴。ビルの合間を抜け、官邸屋上に到着。
屋上から官邸内部に駆け下りる。総理執務室があるフロアに降りたところで、医務官が立派なサーベイメーターを持っていた事に気付く。
「試しに測ってもらえませんか?」と依頼。銀色の棒で体全体を測定。「大丈夫ですね」。知識のないこの時点では、何が大丈夫かわからなかったが、少し安心。
総理秘書官室の自席に戻る。不在だった4時間の出来事を秘書官らから聞く。空腹に気付き、何かを食べようとした時に、ふと「福島原発に行った服装のママでいいのかな」と思った。現地の重要免震棟では、外から来た人間は直ちに防護服を脱いでいたのを思い出す。途端に怖くなる。急いで着ていた防災服と靴を脱いでゴミ袋に入れた。そして同行していた岡本秘書官と桝田秘書官にも「着ていった防災服脱いだ方が良くないかな」と問いかける。二人も驚いた表情で急いで脱いだ。皆、現地では毅然と職務についていたが、自分と同じように、心の奥に恐怖を感じてたんだな、と思う。総理室に入り、総理にも脱いでもらうよう依頼。しかし「いーよ。別に」と断られた。「総理自身が良くても、周りがダメです」と再度依頼。渋々着替えてもらう。防災服を廃棄。
この日から、総理執務室の隣にある総理応接室が、常設の会議室となった。地下の危機管理センターは携帯電話が繋がらない構造の為、やむを得ない判断。集うのは、総理や、長官、副長官、補佐官の官邸政治家、経産大臣、各省職員、保安院、原子力安全委員会、そして東電幹部、職員。この部屋に外部の人間が出入りする事に、秘書官付きの職員からは相当反対された。なんとか秘書官らと説得し、貴重な装飾品を運び出した。この部屋に、随時、現状の原子炉内部の情報を届けてもらい、関係者が一度に情報共有出来るようにした。
「ダウンスケール」この部屋で一番聞いた言葉。東電から報告される原子炉内部の計器について、よく聞いた。ダウンスケールとは、計器の針が一番下に張り付いている状態をいう。正常に計測されても、ダウンスケールになるし、計器が壊れていても、ダウンスケールになる。例えば水位計。原子炉内部の燃料棒が水に浸っているかどうか調べた時に、「ダウンスケールなので」との報告有り。本当に水位が無いのか、実際は水位があるのに計器が壊れてダウンスケールなのか、わからない。徐々にダウンスケールと言われる計器が増えていった。内部の正確な様子がわからなくなる。
午後、「福島原発の上空で煙のようなもの、との情報有り」。地下の危機管理センターから入った情報を
秘書官付の誰かが報告。総理は階下で会議中。秘書官らと「総理にはお伝えしておこう」と決め、総理同行の秘書官宛にメールしてもらう。総理が会議を終え執務室に戻る道中に伝達。執務室では班目委員長らが集まって打ち合わせをしていた。まだ、煙が出ているとの噂レベル。私は秘書官室の自席で作業。
しばらくすると、「4チャン見て下さい!!!!」と、隣の付室から大声。急いで秘書官室のテレビを日本テレビに合わせる。
原発が爆発していた。音は無い。反射的に総理執務室に駆け込んだ。総理が班目委員長や福山副長官らと話し込んでいた。「原発が爆発しています」と慌て気味に報告。テレビのリモコンをとって爆発映像を見せた。班目委員長が「あちゃぁ」と頭をうな垂れる。総理は厳しい表情。前日、班目委員長は「爆発はありえない」と断言していた。しかし目の前には爆発映像。(これは総理、感情的になるかもな)と内心思った。
だが、総理の口調は落ち着いていた。「これは何ですか」と班目委員長に問う。返答は要領をえないものだった。「情報をあげてくれ」総理のこの声は苛立ちが感じられた。爆発なのか違うのか(一時、爆破弁との説すら流れた。ベント成功という意味)。建屋か格納容器か、放射線量は上昇したのかどうか。衝撃的な映像のみが流れ、実態が報告されない時間が過ぎた。
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福島原発の爆発を、官邸はテレビで初めて知ることになった。総理も、地下の危機管理センターの幹部らも。官邸にいた東電の職員すら同様。震災当初から数日、とにかく確たる情報がない状況だった。
テレビ局から聞いた話。この爆発映像は偶然撮れたものらしい。各社、震災前から福島原発宛に無人カメラを設置していたが、震災でどの社のカメラも津波に飲まれ故障した。だが、福島中央テレビ(日テレ系列)のカメラだけが爆発の映像を捉えた。聞けば、中央テレビだけ福島第一原発に向けたカメラを内陸部に設置していたらしい。海岸部は他のテレビ局が既に占めていたために。そしてこれが、爆発の唯一の映像となる。これを福島中央テレビは直ちに放送。だから福島県民は、ほぼリアルタイムで爆発映像を見たと思う。福島中央テレビは、県内放送と平行して全国ネットの日本テレビに映像を送付。爆発映像を受け取った日本テレビ側は、全国放送すべきかどうか判断に迷い、結果、放送されたのは、映像を受け取ってから1時間後。それを、官邸は見た。
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以後、総理応接室に絶えず関係者が集まって状況を確認し続ける。ホワイトボードが持ち込まれ、
保安院と東電が状況を書き込みつつ随時説明する。東電がホワイトボードに書いたのは1号機から3号機まで。
総理が問う「それで全部じゃないだろう」。
東電「はい、まだ4号機もありますが、点検で燃料棒は取り出してますので」。
総理が苛立ち問う「いいから全部書け」。結果、1号機から6号機まで。加えて福島第二も。
総理「とにかく、パラレルに対応しろ」。
事故発生当初から東電の対応は、1号機が深刻になれば1号機、2号機が深刻になれば2号機に、と、
小学生の下手なサッカーのように単一的な行動しかしていないように見えた。その後、最も深刻と言われることになる4号機が最初から記載されないことが示すように。夕方には原子炉への海水注入の打ち合わせが行われていた。私は打ち合わせに参加していない。後に「総理が海水注入を止めた」との報道があったが、それを聞いたときに違和感をもった。
こんなことがあった。事故後かなり早い段階で、総理は東電に「政府で調達して欲しいものをリストにまとめろ」と指示。東電が提出してきたA4紙一枚には、多くの物資と共に「◯◯◯◯◯水」との専門用語が入っていた。
総理が「これは何だ?」と問うと
東電「原子炉を冷やすのに一番適した水です」と返答。
総理「いまは緊急時なんだから、それじゃなくても水だったら何でもいいんだろう?水道水でも、海水でも」。
東電「はい」。
以上のやり取りを聞いていたので、総理が海水注入を止めたと聞いて違和感を持ったのを覚えている。爆発を受け、避難区域の拡大について打ち合わせ。基本的に班目委員長が避難範囲を提案し、避難の実際のオペレーション想定を伊藤危機管理監が行った。昼過ぎの爆発を受け、20キロに拡大。班目委員長はチェルノブイリとの比較を持ち出しながら、20キロで充分との判断。伊藤危機管理監が、その際の避難人口、病院の数、受け入れ患者数等を把握し、避難に要する時間や人手の算出にとりかかる。政治側は、拡大志向が強い反面、班目委員長は他国の事故や国際基準らを持ち出し抑制志向。20キロも充分すぎるとの感覚見え隠れ。伊藤危機管理監は、拡大する事による膨大な作業量を実務的に懸念しながら指示を受ける。
ヨウ素剤の服用に関して覚えている事。総理と班目委員長と会話。
総理「いつのタイミングで住民に飲んでもらえばいいのか」
班目「いや、それは現地の医者が適時判断するでしょう」
総理「現地の医者が判断出来るのか。医学の専門家であって、原発事故の専門家じゃない。そもそも線量の最新情報を医者が全員持っていないだろう」
班目「いや、現地の医者が判断出来ます」
総理「とにかく行政側から服用のタイミングについて指示を出せるようにしてくれ」
夜には総理会見。原稿打ち合わせ。
【4】東電、撤退用意
3月13日(日)大震災発生から2日。
総理執務室の横にある総理応接室を臨時の原発事故対応室として使用。その応接室付近の小部屋数室(普段は総理面会の控え室)を、東電、保安院の関係者控え室として使用。定期的に対策室宛に原子炉の状況が報告される。それを室内のホワイトボードに書き込んでいく。しかし、報告のほとんどがダウンスケール(前述:計器の張りが下限に張り付いている状態)。注水を続けても、水位計が上昇しない。それゆえ対策本部につめている東電の幹部も、保安院の幹部も原子炉の状態が掴めていない。
いま振り返ると恥ずかしい話だが、ことここに至っても、対策本部に集うメンバーの中に、メルトダウンしているという「確信」をもっているものは皆無だったと思う。計器がダウンスケールし、状態がわからない。もちろん可能性は感じていた。だが、それが現実だとしても注水を続け原子炉を冷やし続ける事に変わりはない。東電、保安院から、昨日の水素爆発のような事案が、今後も起きる可能性が説明される。こんなやりとりがあった。
東電より「格納容器の圧力が上昇したら今度はちゃんとベントをします」。
細野補佐官「本当に出来るのか?」
東電「大丈夫です。」
細野補佐官「圧力上昇が予測出来ているなら、今からベント弁を開けておけないのか。昨日のようにイザという時にベント弁が開かない事態は避けたい。ベント弁を今から開いておいて格納容器爆発の最悪事態だけは回避すべきではないか」
東電「大丈夫です。ベント弁は何カ所もあるので、万が一に一つが開かなくても、他のベント弁が開きます」
細野補佐官「どうしても信用出来ない。素人発想で申し訳ないが、今からベント弁を開けておいて、閉じないように『つっかえ棒』でも突っ込んどくぐらいことをすべきでは」
東電「大丈夫です。本当に。」
しつこいやり取りだった。それほど、東電の現場コントロール能力に官邸側は不安を抱いていた。(その不安は現実となる。懸念していた通り、翌日ベント弁が開かず深刻な事態に突入する。)この日から原発の事故対応に加え、計画停電の話が東電から持ち込まれる。
それは突然の話だった。都心に供給していた電気が原発事故で不足している為、震災後初の平日、翌朝の14日月曜日朝から計画停電に入るとのこと。計画停電は枝野官房長官のところで対応していた為、余り記憶にない。唯一の記憶は以下。総理秘書官室の自席の隣の小部屋。秘書官数人に加え、経産省の柳瀬総務課長(現在は安倍総理の秘書官)らと打ち合わせ。
「もうこっちでやってるんで色々首を突っ込まないでほしい」と柳瀬氏。
「何の事?」と私が問う。
「計画停電で色々動いているんですが、政務(政治家)が色々と」。
細かく聞くと、蓮舫大臣が節電担当大臣になったこと等に不満があるようだった。意思決定ラインが複雑になるから、と。確かに海江田経産大臣と新任命の蓮舫大臣と、所管事項にトップが2人になってしまう。私も急な計画停電と、それに伴う人事には驚いてはいたので同調。(この柳瀬課長とは、その後、浜岡原発停止の最終打ち合わせで再会する。その話は別の回に)
夜10時、この小部屋に再び人が集まる。岡田幹事長をはじめ、多くの民主党幹部が官邸へ。総理(党代表)と民主党幹部の会合がセットされていた。総理は階下で会議中だったため、党幹部の方々には秘書官室の小部屋に待機してもらう。前述の自席の隣の小部屋。この小部屋、非常に狭い。大人5人で満杯状態。その為か、待っている幹部の方々が狭さに我慢しかねて部屋を出て秘書官室内に。私は自席で作業をしていたが、脇に輿石参院会長(当時)が現れた。そこで輿石会長が一言。
「いつまで待たせるんだ」。輿石会長の独り言。
「すみません。総理は会議が長引いておりまして」と私は立ち上がってお詫びした。頭を下げながら、震災直後、党の参院会長を待たせる事にどんな不具合があるのか、と私は内心憤る。同じ部屋では、地元の宮城が被災し、自らの家族の消息すらも分からず不安の最中にいた安住国対委員長も待っていた。安住委員長の心中察するに忍びなく。それに引きかえ輿石会長の態度たるや。怒りの言葉が喉元まで出かかるのをすんでのところで堪える。
3月14日
総理は執務室で公明党の山口党首と会談。私は対策本部として使用している総理面会室から隣室の総理秘書官室の机に戻る。しばらくすると、隣の総理秘書官付き室から声があがる。「あぁ!!」
同時に秘書官付の若手が飛び込んできた。「爆発!! 4チャンネルです!!」。
急いでテレビを切り替えると昨日と同様、爆発映像が。総理に伝えようと執務室へ向かう。「現在、政務案件中です」との声がかかる。が、構わず執務室に入る。
「失礼します。総理、爆発です」。
さすがに平穏な声では話せなかった。執務室のテレビを爆発映像に切り替える。大きな噴煙が空高く舞い上がっている。その噴煙の色は、黒い。昨日の一号機爆発とは、明らかに違う。
総理の第一声。「黒いよな、これ。。。。。」
この「黒い」という言葉のさす意味は、昨日の一号機の爆発のような建屋(外側)の爆発ではなく、格納容器(内側)からの爆発ではないか、ということ。まさしくチェルノブイリのような原子炉内部からの大爆発ではないか、と誰もが思った。山口代表との会談は即時中止され、情報収集が命じられる。詳細な情報が届くまでの間、胃が痛くなるような緊張感。本当に原子炉内部からの爆発であれば、その後の日本は、ない。執務室に関係者が飛び込む。原子炉の圧力計などから、最も懸念されていた格納容器の爆発ではなく、一号機と同様、建屋の爆発との一報。安堵。
三号機の爆発は予想されていた。一号機で起きた事は、どの号機でも起こりうる。建屋の中に充満している水素を外部に放出できれば良いのだが、その手段がない。屋根に穴をあけようにも、火花で大爆発が懸念される。なにより、そのような作業をする生身の人間のことを思うと、相当なリスク。東電でも、設計に関わっている東芝でも日立でも次善の手段を考えていたのだが、その矢先の爆発だった。東電の思考速度や行動速度を遥かに超えるスピードで、事故は深刻化している。
ここから、総理応接室に海江田経産大臣や保安院、安全委員会、東電関係者が常駐。次から次へと、原子炉内部の計器数値が報告される。報告内容は刻々と悪化。しかも、電源を失って、冷却が充分でない原子炉数機に対し、東電が供給出来る「冷却水」そのものの量が限られている様子。畳み掛けるように、今度は二号機に深刻な問題発生。圧力容器内の圧力が上昇。このままいけば、最も恐れている圧力容器ごとの大爆発に繋がる危険性も。徐々にその危険性が数字と共に高まっていく。とにかく、容器内の圧力を抜かなければならない。その為には、ベントをしなければならない。だが、ここでまた、ベント弁が開かない事態。昨日、細野補佐官から「ベント出来ないと困るから今からベント弁を開けるべき」と、懸念していたベント弁が、やはり開かない。「ベント弁は一つだけじゃないので大丈夫です」と、あれほど自信満々に説明していた東電関係者が狼狽。どのベント弁も開かないらしい。「二号機の圧力容器は設計圧力を超えてます」と報告あり。息をのむ。設計当初に想定していた限界圧力を遥かに超えているようだ。パンパンの状態。もう、いつ爆発してもおかしくない。そして、圧力が高すぎて冷却水が注入出来ず、核燃料がむき出しになっている可能性ありとの報告を受ける。とうとう、メルトダウンの可能性が明示的に報告され始めた。メルトダウンと、原発の大爆発。その現実味が目の前にある。すべきことは明確。二号機内部の圧力を抜く。そして核燃料を冷却水で冷やす。だが、それが実行されないじれったさ。現場では懸命の作業が行われているのだが、度重なる爆発と、想定の甘さもあって物事がスムーズにいかない。官邸側は、報告を待つ以外ない。
現場の吉田所長から細野補佐官に電話あり。「もうダメかもしれません」との内容。気丈な吉田所長が見せた、唯一の弱音かもしれない。励まし、政府で出来る事を聴取。要望のあった高圧の放水車の調達に取り組む。東電の武藤副社長が後ほど会見を行う旨、発表。それと同時にNHKが「核燃料がむき出しになっている可能性」と報じる。「二号機への注水が出来ていない」とも。
官房長官の様子を伺いに、長官室を訪問。扉を開けると枝野長官と海江田経産大臣が二人で会談中。「失礼しました」と部屋を出ようとしたら、「入っていいよ」と誘われ入室、着座。現在の状況等を私から報告。すると、経産大臣秘書官が「大臣、東電の清水社長からお電話です」と入室。
大臣「いーよ、もう出ない。さっき断ったんだから」と電話取り次ぎを拒否。
たまらず私から「何のお電話だったんですか?」
海江田大臣「なす術ないから、現場から撤退したいって話」。
枝野長官「俺にもきたよ。その電話。もちろん断ったけど」。
初めて聞いた私は驚愕した。現場から東電が撤退したら荒れ狂う原発を誰が押さえ込むのか。
慌てて海江田大臣に「そのような重大なお話なら、お電話に出ないのはお止めください、再度お電話にでて、しっかり断って下さい」と頼み込む。
海江田大臣「そうだな」と言って席を立ち電話を受け取る。
官邸内部の空気も一変していた。「注水不能、核燃料がむき出し」との報道もあり、いよいよ深刻な状況になってきていることは、誰もが知る状態だった。普段は凛々しいSP(警護官)の方々も、さすがにソワソワしているようだった。私達の会話を通じ、何が起きているか把握しようとしているようだった。多くの人が慌ただしく動きまわる。総理応接室で二号機の進捗報告を待つ。
海江田大臣が「さっき、このフロアに松永経産事務次官がいた。彼も、俺に東電の撤退を了承させようとしにきてるのか」。
吉報。内部圧力の低下が報告。総理応接室に集う関係者一同、久しぶりの吉報に安堵。「早く注水を!!」気持ちが焦る。しかし、待てども注水開始の一報が来ない。現場に確認すると、「注水の練習をし過ぎて、注水車のガソリンが切れた」と、初歩的ミスが報告。急いでガソリン補給をしてもらう。政府でもガソリンの緊急搬送の可否を検討。「注水はまだか、注水はまだか」。報告を待つ関係者の苛立ちは高まる。刻一刻と爆発とメルトダウンが近づいていることへの焦り。(後ほど検証すると、すでに事故翌日にはメルトダウンしていたことが明らかになったが、事故当時は、このとき初めてメルトダウンの危険性が報告されていた)。しばらくした後、「注水されました!!!」との現場からの報告。思わず歓喜の声があがる。「良かった。。。。」ソファにへたり込む人も。
テレビでは、遅れに遅れた東電の武藤副社長の記者会見の様子が。武藤副社長から一連の深刻な事態に関する説明。しかし、再度注水が開始されたことは説明されず、記者会見を映すテレビの字幕は「二号機注水できず」のまま。「なぜ、東電は注水再開を発表しないのか」。官邸内では訝しがる声。「注水再開を発表せず、注水不能のまま説明し続けるのは、東電が撤退する前提を作る為か?」そんな懸念まで浮かぶ。
たまらず細野補佐官から吉田所長へ電話。
細野補佐官「注水再開を本店側が発表しない。なぜか?」
吉田所長「え??本当ですか?」と驚いた様子だったという。深刻な状況は続いていたが、二号機の圧力は低下し、注水が再開されたことに、つかの間の安堵。
【5】統合本部設置へ
14日夜。
爆発寸前だった二号機の圧力低下、注水再開で一時の安堵。しかし、根本的に解決には向かっていない。
総理応接室に原子力安全委員会や保安院、東電の関係者を集め、今後の推移を予測、議論。
保安院の安井氏から、
「今回は何とかピンチを切り抜けたが、これから同じような事が起き続ける。そして、いずれ、ベント弁が今度こそ開かなくなる時が来るだろう」。
「どれぐらい持つのか?」
「一、二ヶ月の間に、そんな時が来るかもしれない」。
同席した原子力安全委員会の班目委員長ら数人も同意見。
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原子炉への対応サイクルは以下の通り。
核燃料の温度を下げるべく、冷却水を注ぐ
冷却水を浴びた核燃料から大量の水蒸気が発生する
その水蒸気が圧力容器内を満たし、圧力容器内の圧力が上昇
圧力容器内部の圧力が高いため、外部から冷却水が入らない。
圧力が下げる為にベントを行う。
圧力が下がって、再び冷却水を入れる。
以上の繰り返し。
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「これの循環が続くなか、ある時、本当にベント弁が開かなくなったらどうするか」。
「殺人的な線量となった場合、または爆発した場合、以後の対応は」等々。
一同、重い重い将来の現実を目の当たりにする。そして、その瞬間は、遅かれ早かれいずれ訪れるとの予測。「それと」と、保安院の安井氏が話す。
「東電が現場から撤退するとかしないとか話がありましたが、私たち(技術者・役人)が判断するのは、あくまでも原発の構造と今後の推移です。東電が撤退するしないは、政治側で決めて下さい」。
「わかってます」政務の誰かが答えた。
さきほど東電からあった撤退の申し出を断る事は当然として、それでも今後起こりうる深刻な事態に対して、政治的にどう判断するか、それが迫られていた。判断というよりも、決断。いわば「現場で働いている方の命が極めて危険な状態になることを承知の上で、原発事故を収束させる為に働いてもらうこと」が迫られる。大勢の国民生活を守る為に、少数の国民に犠牲を強いることに他ならない。
「現在の状況を踏まえ、総理にご判断頂くべきだ」と福山副長官。
「ならば」と、全関係者を招いて会議を開く事とした。判断は一つしか無い。が、それが余りにも重い。総理にその最後の決断をしてもらわねばならない。日々徹夜で対応に追われている私たちは、心のどこかで「いつかは爆発してダメになるのか。。。」そんな不安を抱えていた。それほど、疲労が心を弱めていた。その後、この会議は「御前会議」と呼ばれるようになった。臨時の原発対応室となっていた総理応接室を片付ける。テーブルの上は原子炉の状態を示すデータ書類が山積み、タバコの吸い殻、ウーロン茶の缶、食べ物で散乱していた。すべて綺麗にした。綺麗になった机の上に、緩い缶コーヒーとウーロン茶を並べた。臨時の椅子を増やす。
海江田大臣が突如「みんなと写真とってなかったな、撮ろうか」と提案。
一同戸惑う。綺麗になった総理応接室で、その場にいた班目委員長らと並んで写真を撮る。「なんでこんな時に。。。。気でも触れたのかな」と不安になった。関係する大臣らに招集をかける。御前会議が開かれるまでの間、数人で総理執務室で総理を囲む。総理、長官、福山副長官、細野補佐官、伊藤内閣危機管理監、そして私。東電から撤退の申し出があったことを総理に報告。
総理から「撤退するって、それじゃあ原発はどうするんだ」と一喝。
「自分たちでコントロール出来ないから、他国に処理をお願いするなんてことになったら、日本はもう国としての体をなしてない」。
現場の吉田所長に電話する。
総理から「撤退との話があるが、まだ出来るか?」
吉田所長「まだ出来ます」。
続々と御前会議招集メンバーが総理応接室に集まってきた。会議定刻。総理、正副官房長官、総理補佐官、経産大臣、防災担当大臣、危機管理監、原子力安全委員長、保安院幹部ら十数人。
官房長官から説明「現状、原発の状況が相当深刻な状態にある。それに加え、東電から現場を撤退したいとの申し出もあった。官邸側として撤退は認めていないものの、これから一層事態が深刻化した場合、どのような判断をとるか決めていきたい」。
普段饒舌な長官だが、珍しく導入が下手な気がした。なかば撤退を将来的に認めるかのような導入だった。一瞬の沈黙の後、総理が強い口調で発言。
「撤退なんてあり得ないんだ!撤退を認めたらこの国はどうなるんだ!」
「そうだろう!」と原子力安全委員長を指差した。「どうなんだ!」
明らかに威圧的な聞き方だった。
委員長「撤退はありません」。
総理「お前はどうなんだ!」と今度は委員長代理に。
代理「ありません」。
総理「お前は!」と保安院安井氏に指は移った。
安井氏「ありません」
先刻、安井氏から言われた言葉を思い出した。
「東電が現場から撤退するとかしないとか話がありましたが、私たち(技術者・役人)が判断するのは、あくまでも原発の構造と今後の推移であって、東電が撤退するしないは、政治側で決めて下さい。」
まさしく、それを強要している場面だった。隣の細野補佐官に小声で話す。
「これはまずいんじゃないですか。政治で決める事でしょう」。
細野「この雰囲気じゃ、、、、何も言えない。。。」
総理の意見に反対ではなかったが、先刻の安井氏からの真っ当な意見に基づいて口を挟んだ。
「総理の勢いに構わず、技術的なご意見で結構です」。
一瞬、戸惑いが見られたが、総理の勢い変わらず。結局、聞かれた全員が「撤退はありえない」との答え。
総理から「そうだろう」と満足した様子。
続けて「今から東電に行って、政府と東電の統合対策本部を作る」。
一つの方向性が決められた。撤退の意思を持つ東電に直接に乗り込んで抑え、統合本部結成により滞っている情報共有含め諸問題を改善したいとの意図。それに際して、一点疑問が浮かんだ。(例え撤退が阻止されたとしても、今後、原発の線量が一層高くなり、作業員が自発的に逃避する事態になったら、どのような権限で、それを食い止めるのか。そもそも、総理が民間企業に深刻な命令を下すことは出来るのか)。そこで、
「統合本部を作って撤退を食い止めるとして、その権限の法的根拠はどこにあるのでしょうか」と発言した。
すると、長官から「そんな法律云々は、いま関係ないんだよ!!」と怒鳴られる。(むしろあなたが考える立場だろう。。)と悔しくなる。
「東電の清水社長を官邸に呼べ」。
その指示をもって、いわゆる御前会議は終了。長官ら一部が、総理執務室に移動。その場で改めて総理から
「これで東電が投げ出したら、全ての原発がダメになる。福島第一だけじゃなく、第二も、それ以外の原発も。それは東日本全部がダメになるってことだ。」
「そうなったら国の体をなしてない。そんな日本だったら、他国から管理される結末になる」
「東電に統合本部を作る、統合本部の本部長は私、事務局長は細野君」。
一通り、総理の想いと指示を受け止める。
再び、私から「統合本部の法的根拠と指示権限をはっきりさせたほうがいいのではないでしょうか」と問いかける。
再度、官房長官から「だから、いまそんなことをはいいんだよ!!」と怒鳴られる。
よく怒鳴られる日。それでも、社長でもない総理が、東電社員に指示を下すことができるのか、法的に整理はしとくのは当然と思った。向かいに座る滝野官房副長官の後ろにまわり、耳元で「長官はあぁ言われましたが、副長官のところで早急に検討しておいて下さい」とお願いした。東電の撤退要請を受け、政府と東電の統合本部を作る事を決定。清水東電社長を官邸に呼ぶ。東電の清水社長が到着したとの一報。「私が迎えに行ってきます」と立ち上がった。
総理執務室を出ると、扉の前には既に清水社長と従者2人。
「社長お一人で入られますか?それとも全員で入られますか?」
清水社長「私一人で参ります」。
清水社長と共に総理執務室に入室。総理の斜め前に座ってもらう。
総理から「まず、撤退はありえない」。
すると、意外なほどあっさりと「はい。。。」と清水社長が答えた。
撤退要請の電話を受けていた長官や経産大臣は意外な表情。関係者一同も首をかしげた。
総理から「これから政府と東電の統合対策本部を作る。本部長は私。事務局長に細野君。直ちに東電に行くから、準備するように。どれぐらい準備に必要か?」
これには清水社長も驚いた様子だった。清水社長「二時間ぐらいあれば。。。。」
総理「そんな悠長な時間はない!!」
清水社長「・・・・・・・」
総理「一時間で用意して下さい。細野君を同行させます」
清水社長「はい。。。」
短い会議が終了。席を立ちかけた清水社長に私から一問。
「統合本部設置に東電は同意したという事でいいですね?」
清水社長「はい。結構です。」
今後の為に、双方の同意である事を確認しておきたかった。総理が命令を直接下す立場になる以上、しっかり同意してもらいたいと。清水社長が帰った後、急いで準備に取りかかる。秘書官室に戻り「集合して下さい」と秘書官達に声を張り上げた。
「これから政府と東電の統合本部が設置されます。それに伴い、まもなく総理が東電へ向かいます。以下二点、作業お願いします。一点目、統合本部の法的位置づけを詰めてください。二点目、総理出発時に玄関でぶら下がり取材を行います。その段取りと、その際の発言案を用意してください。 以上」
直ちに各秘書官が作業に取りかかる。本当に優秀なスタッフ。
岡本政務秘書官から呼び止められる。「総理からいま呼ばれまして『東電の職員が逃げ出し始め、原子炉が最悪の事態になったら、もう一度私が現地に再度行く可能性がある、準備せよ』と。どうしましょう?」重い相談を持ちかけられる。聞いた私も、問いかけた岡本秘書官も、現実化したときのことを想像してゾッとした。作業員が逃げ出すような現場に行くってことは、間違いなく死ぬじゃないか。メルトダウンだらけの原発事故現場に行くのか。。。。。しかも決死隊の一人として。
「とりあえず、輸送ヘリのスーパービューマの状況確認だけしておきましょう」と返答。
防衛省出身の秘書官にヘリの運航状況のチェックを命じる。それと共に岡本秘書官に「東電までの道中、総理と同乗させてくれ」と頼む。東電に着く前に、熱くなっている総理にクールダウンしてもらおうと思った。東電行きの準備は進められているが、突然の訪問ゆえ、官邸側の準備も大わらわだった。通常の総理専用車が点検にまわっていて使えない。急遽予備の専用車を用意。運転手も深夜だったので就寝中。急いで起きて準備してもらう。警察も東電までのルート確認、警備、事前チェックにてんてこ舞い。連日の徹夜でシャツにサンダルというスタイルだった私も、久しぶりにジャケットとネクタイをしめ、革靴を履く。準備が整い、総理執務室を出る。階下のエントランスホールで記者たちへの取材。簡単に済ませて車に乗り込む。久しぶりに私も総理車に同乗。車中、総理は意外なほど落ち着いていた。官邸から東電は驚く程近い。信号が青なら5分程度。
急いで総理にご進言。「先刻、岡本秘書官にご指示あった原発行きのヘリは現在手配確認中です」
総理「うん」
「一点、僭越ながらお話ししたいのですが」
総理「いいよ」
「ご指示の通り、事態が一層深刻化した場合に、総理が再度福島原発入りできるよう準備はしておきます。ただ、いざ決死の覚悟で超高線量の現地に行く事は、同行する私も含め、多くの秘書官、警備の警護官には相当の心の準備が必要になると思います。12日の現地入りでさえ、表には出しませんが多くの同行者は心の底で恐怖感を持っておりました。今後、総理ご自身が再度現地入りを決行される場合は、そのような想いの多くの若手が含まれる事をご留意ください。高線量被爆で死ぬ可能性が必至の場合は、総理お一人で向かって頂くことになりかねません」。
決断に従う立場の私が、このような進言をすることに躊躇はあったが、私以外に総理に伝えられるものはいなかったから、全く余計なことではあったが、総理にお伝えした。自分の弱さが如実にでた瞬間だった。やはり、まだ死にたくない、将来子供を授かりたいとの想いが、いざ死の覚悟を迫られた時に出てきたのだと思う。それと、進言出来ない秘書官や若い警護官の気持ちを代弁したいとの想いもあった。
総理は「そうか〜、 やっぱり怖いかな〜」と意外とケロっとしていた。
そして「俺はもう歳だからな。余り怖くないんだよ。若い人にはやっぱり恐怖感あるかもな」と、少し微笑みながら話していた。
官邸に清水東電社長を呼び、政府と東電の統合本部を設置する事が決まる。官邸から五分の東電本店へ急行。急遽決まった総理東電行きにもかかわらず、東電本店玄関口には多くのマスコミが。ライトとフラッシュの中、車は地下駐車場へ。そこから本店内の対策本部へ早足で進む。
対策本部に到着。馬蹄形のテーブルに社長をはじめ東電幹部。その向かいの長テーブルに総理らが座る。私は総理の斜め後ろ、福山副長官の後ろに座る。東電の職員が「広報班」等書かれたビブス(メッシュのランニング)を着て走り回っている。廊下では談笑している人もいた。
細野補佐官から「総理からお話があります」と仕切り。
ここで総理が話した内容に関しては、既報の通り。私の記憶の断片は以下。
「撤退は許されない」
「撤退したら、日本はどうなるのか。東日本は終わりだ」
「自国の原発事故を、自ら放棄する事は、国として成り立たない。そんな国は他国に侵略される。」
「撤退しても、東電は潰れる。だからやるしかないんだ」。
「60歳以上の職員は全員現地に行く覚悟でやれ。俺も行く」。
このような内容を怒鳴るように話していた。車では落ち着いていたのに、結局、幹部を前に激高してしまったようだった。話も繰り返されるようになり、長めに。後ろを振り向くと、各現場とオンラインで繋がっているテレビシステムがあり、その画面の中で各現場は作業を停めて総理の話を聞いていた。(これじゃ作業の妨げになる)そう思って前に座っている福山副長官にメモを渡す。
「長過ぎます。話を止めることは出来ませんか」。
副長官の表情は困難を示していた。総理と、怒鳴り演説を聞く幹部、職員、作業員との温度差は深刻だった。総理の話が終わり、総理が振り返る。
「俺に誰が説明するんだ!!??」と叫ぶ。
「こんなデカい部屋じゃ何も決められない!!」。
異様な雰囲気。東電幹部、職員が唖然とする。対策本部の大部屋の廊下向かいの小部屋に移る。ここの壁にも現場とオンラインで繋がったテレビ会議システム。福島第一原発の内部が手に取るようにわかる。ボタン一つで、吉田所長と話が出来る。(官邸にいた今まではなんだったんだ。。。。こんなシステムがあるのなら、さっきの注水開始だって本店が知らないわけないじゃないか)
小部屋には、政府側は総理、経産大臣、福山副長官、細野補佐官、班目委員長、保安院安井氏、そして、総理秘書官ら数名。東電側は勝俣会長、武藤副社長、後ほど東芝らメーカーの人も加わっていた。清水社長はウロウロ。勝俣会長に、初めて会う。非常に小柄だが、清水社長とは比べ物にならない存在感。周りの対応も清水社長とは違うようだった。
政府用に小部屋をもう一つ用意してもらった。そこは電波の通りが悪く、官邸残留組との連絡が滞る。政府首脳が乗り込んだこともあって、至極居心地が悪い。総理のいる小部屋では勝俣会長と武藤副社長による現状説明と、今後の予測が話されていた。しばらくすると段々人が減っていく。総理がうたた寝をし始めた。さすがにみっともないので突いて起きてもらう。(もう体力的にも限界か。大きな判断が続き疲れているのだろう)。怒り気味の人が話しかけてきた。
「寺田さん、酷いじゃないですか。官邸に置いてくのは!!」
突然怒られる。誰だろ?と戸惑ったが、官邸に清水社長と一緒に来た従者の方。清水社長が一人で総理執務室に入室したもんで、小部屋で待機してもらっていたのだ。清水社長は、その従者を小部屋に迎えに行く事無く、細野補佐官と東電本店に戻ってしまっていたようだ。(置いてったのは清水社長だろ)
【6】首都圏に放射性物質
15日早朝、東電本店。
しばらくすると、総理がいる小部屋には数人のみ。総理と向かい合って座るのは、勝俣会長。総理がおもむろに落ち着いた声で勝俣会長に一言。
「絶対に撤退は無い。何が何でもやってくれ」。
その総理の言葉に対する勝俣会長の返答は、返答の持つ意味の重さを微塵も感じさせない程あっさりとしていた。
「はい。子会社にやらせます」。
総理の隣で聞いていて、思わず身をのけぞった。適不適を論ずるつもりは無い。シビア過ぎて、怖かった。
再び小部屋に人が集まり始める。従前のメンバーと吉田所長との会話が続く。その途中、急に現場側が騒がしくなったのをモニターを通じて知る。
吉田所長「すみません、ちょっと中断します!!」
かまわず話しかける武藤副社長や総理。
吉田所長「いや、いまちょっと緊急事態です!!!!」
鬼気迫る声が響く。
吉田所長「爆発音があり!!  おい! 作業員の退避云々・・・・!!」
現場では壮絶なやり取りがはじまる。2号機で爆発か、そう東電本店内でも大わらわになる。(とうとう、か。)と一層重い気持ちになる。
吉田所長「現場から退避させます!許可お願いします!」
小部屋を抜け、向かいの対策本部をのぞいてみる。社長以下、各本部長が馬蹄形の机に並んでテレビ会議システムの大きなモニターと向き合っている。
東電幹部「はい!、じゃ、退避の文章案、総務部長読んでみて!」
モニターには退避にかかる案文が映し出されていた。「ここは直した方が良い」等々の会話があった。最後に清水社長が「これでいいね」と幹部に問いかける。(この緊急事態に文章作成????)と、その四角四面な対応を理解するのに時間がかかった。悠長さに驚く。その文章は直ちに向かいの小部屋の勝俣会長と総理に届けられる。統合対策本部長となった総理の決裁を仰ぐ。
勝俣会長「よろしいですか?」
総理「・・・・・注水の人間は残してくれ。。。注水の作業員を除いての退避は認める。」(さっきまでうたた寝してたのに、凄い決断をするんだな)と、内心驚く。
国のトップが国民の一部に対し決死の作業を命じた。多くの国民を守る為に、一部の人間に犠牲になってもらう、そんな決断だった。震えた。
勝俣会長「わかりました」。
爆発は予想以上に深刻だった。テレビ会議システムを通し、リアルタイムで情報が入ってくる。原子炉内の圧力の低下、飛躍的にあがる放射線量。種々の機器の故障。統合本部を結成した矢先に敗北的に深刻な状況が続く。胃が握りつぶされるような重圧がのしかかる。(もう、日本は終わるのか。。。。)
東電内にもうけた政府控え室で数人と打ち合わせ。総理をいつまでも東電に留まらせるわけにはいかない、との判断。閣議の日程があるので、それを機に官邸に戻る事に。誰が東電に留まるか、打ち合わせ。
海江田経産大臣と、統合本部の事務局長となった細野補佐官が残る事に。総理と福山副長官には官邸に戻ってもらう。自分はどうしようか悩んだが、残る事にした。これから居心地の悪い東電に留まり、
ここから長丁場な戦いに挑む経産大臣と細野補佐官に申し訳ない。官邸に戻る際に福山副長官から「東電に飲まれるなよ」と一喝。その言葉は少し不快だった。
総理と副長官らが官邸に戻る。東電内の政府控え室に経産大臣、細野補佐官、私の三人がぽつんと残る。「置いてかれましたね」と、ぽつり呟く。急遽決まった東電との統合本部、東電乗り込み。勢いでここまできたものの、ここから実質的な立ち上げとなる。連日続く事故対応等に精神肉体共に限界に来ている三人だったが、もう一度気持ちを振り絞る。
「やるしかないよな」と細野補佐官。
しばらくすると、総理から電話。
総理「お前何処にいるんだ?」
「東電です」。
総理「いいからお前は戻ってこい」。
申し訳ない気持ちで東電を出ることに。くる時は総理車同乗だったので、自分の公用車がない。地下でタクシーを捕まえ、官邸の裏まで運んでもらう。この日の空はとても青かった。秘書官室の自席に戻ると、事務職員の女性2人がマスクをしていた。昨日までしてなかった。異常な雰囲気を感じ、自発的にマスクをしたのか。
統合本部の設置は、官邸に劇的な変化をもたらした。いままで滞りがちな情報が瞬時に官邸に届けられる。自席に定期的に配られる、原子炉の状況を記すペーパーの枚数も増えた。だが、そこに記されている現状は決して喜べるものではない。
昼過ぎだったと思う。携帯が鳴る。東電に常駐している細野補佐官からメール。そこには一言。
「渋谷の線量、通常の100倍」。
定期的に配られるようになった原発周辺の線量数値も、見た事もないような数字に跳ね上がっていた。
言葉が出なかった。何かが始まってしまったのか。どうなるのか。もう、東京はダメなのか。その後、テレビで自宅の窓を閉めるよう専門家の見解が示されたり、首都圏の水の汚染による、幼児への摂取自粛が報じられるようになった。いよいよ原発の影響が首都圏でも如実にあらわになってきた。「もうダメなのではないか」と言う雰囲気が醸成されている感じがした。
友人から「産まれたばかりの赤ちゃんがいるが、避難した方がいいか教えてほしい。絶対他人には言わないから」
「家の購入の期限が明後日に迫ってる。東京はもうダメなのか?契約はやめた方がいいか」
そんなメールが続々と寄せられた。現状の状況は東電の統合本部から送られてくるから解るが、それを分析する知識は私にない。今後の予測は、今まで数日の通り、誰も予測出来ていない。東電も、専門家も。答えられないメールが沢山たまる。
報道から「官邸の移転を検討しているとの話、本当か?」との問い合わせ。
少なくとも総理室にはそのような情報はない。「俺は知らない。誰かが個人的に考えているかも」と返答。
「天皇陛下が京都に移られたとの情報はあるが」との問いには「そのようなことはない」。
外交環境も深刻さを増していた。
「オバマ大統領が相当悩んでいるらしい。もしかしたらアメリカ人全員の日本からの退避が近々決定されるかもしれない」。そんな話が秘書官室で語られた。アメリカ人全員の退避決定は、在留外国人全般に大きな影響を及ぼす。オバマ大統領の懸念は2点と言われていた。
一つは、四号機燃料プールの状態。
もう一つは、日本政府の決死の覚悟。
今まで余り話題となっていなかった四号機だが、その状態は他の原発とは決定的に違う。震災発生当時、四号機は定期点検中で、発電に使われる核燃料棒は格納容器から取り出され、一時的に使用済み燃料プールに移動されていた。もっとも危険な物体が、幾重にも重ねられた格納装置から取り出されプールに浸かっているだけ。無防備な状態で、四号機は震災は迎えた。すなわち「四号機プール」は、その蓄えられた水が無くなった瞬間、剥き出しの燃料棒が青空の下にさらされる事になる。たとえ水に浸かっていたとしても、その水は、燃料棒の持つ熱によって徐々に無くなっていく。命綱とも言える注水は、いまは震災によって止まっている。この身の毛もよだつ危険性は、最近になって東電から指摘された。その四号機プールの現状に関し、日米で分析が違っていた。
アメリカ側は無人偵察機グローバルホークを幾度となく原発上空に飛ばし、四号機プール周辺の温度を測定、独自に四号機プールの状態を把握分析していた。米国は、既に四号機プールは崩壊し、燃料棒が地上に転げ落ちているとの判断。
一方日本側は、自衛隊による温度測定等で状態を把握。分析は、燃料棒はかろうじて水の中にある、との判断。
この分析の違いからか、ルース米国大使の日本側への不信感は高い、と聞いた。官邸側と相当大喧嘩したとの話。アメリカ側の緊張も相当なもの。いずれ原発への注水は刻一刻を争っていた。知りうる限りの情報をこれからもアメリカ側に提供。そして、危機的状態にある四号機プール含め、原発に少しでも水を入れる手段の検討。
一つの結論が出される。北澤防衛大臣と、折木統合幕僚長が総理執務室に。自衛隊のヘリで、原発に空中から水を注入する作戦が検討される。非常に単発的な行為ではあるが、一滴でもプールの水量を増やす事が必要とされた。少しでも時間稼ぎが出来るのであれば、もっと持続的な注水方法を用意することができる。
強い強い難色を示す防衛省側。この自衛隊ヘリ注水作戦は、相当議論があったようだった。そもそも、そのような行為は自衛隊の行為とは想定されていなかったし、なにより、ヘリから真下のプールに注水した瞬間に、大きな水蒸気爆発が起きる可能性がある。大きな水素爆発は、決死の作業をしている自衛隊員の命を危険にさらす。その上、ヘリが原子炉の上に墜落でもしたら、一層の深刻事態を招く。深い議論の末、実行されることになった。大きな判断だった。北澤大臣と、折木統合幕僚長の決断力と統率力に感服。翌日の16日、決行とのこと。具体的なことは知らないが、総理や大臣の指示ではなく、統合幕僚長による行動という整理に。法的な問題で総理や大臣が指示することは出来ないとのこと。
【7】反転攻勢
3月16日。
自衛隊ヘリによる福島原発3号機、4号機燃料プールへの注水、決行。皆、祈るような気持ち。一滴でも燃料プールの水量を増やし、時間稼ぎをしたい。合わせて、国民と米国に向けて前進する姿勢を示したい。自衛隊のヘリには特殊な金属を床に敷き、放射線被爆を最小限にする工夫。それでも自衛隊員が普段以上の大量被爆になることは確実。そして、空中放水による水蒸気爆発の危険性が拭いきれない。自衛隊員の生命と、東日本全体が危険にさらされる。防衛省や危機管理センターでは自衛隊機から報告がダイレクトに届くだろうが、テレビでも生中継が行われていたので秘書官室で見守ることに。総理には、作戦の決行が防衛省から告げられる。総理も同じように執務室で作戦の成功を祈る。NHKの望遠レンズで捉えられたヘリは、かなりぼやけている。それでも、基地を出発し福島原発に向かう姿は頼もしかった。かたずを飲んで見つめる。秘書官室全員が立ちながらテレビを見つめ、そのままの姿で電話応答などの業務をこなしていた。
しばらくすると、福島原発近辺に到着。海で海水をすくい、いよいよ燃料プールへ。しかし、放水が始まらない。ぼやけた画面ではあるが、それでも放水が実行された気配がない。室内に不穏な空気が漂った頃、担当秘書官の電話が鳴る。秘書官が「作戦中止」と呟く。想定より放射線量が遥かに高かった為。
全員、うな垂れた。ようやく見えた前進が遠のいたようだった。
「すみません。。。」防衛省出身の秘書官が一番落ち込んでいた。他の秘書官らと皆でねぎらう。
作戦中止の詳細が総理に報告され、翌日、再実行と決定。決行時間は、既に予定されているオバマ大統領との電話会談の直前。オバマ大統領が懸念している2点、
・燃料プールの水位改善、
・日本政府の必死の覚悟、
この二つを背負った決死の作業は、自衛隊の一機のヘリに託された。自衛隊の実行如何が、様々なものを左右する状況となる。
17日朝。
早朝より緊張が高まる。秘書官室では前日と同じように、皆総立ちでテレビを見つめる。「頼むぞ!!!」そんな声が漏れていた。前日と同じように基地を出発。海で海水をすくい、燃料プールへ。昨日の実行部隊の報告によると、現場の線量は相当高く、隊員の健康が気にかかる。ただ、それ以上に、もう後がない環境だということも、官邸で画面を見つめる人間の総意だった。ヘリが燃料プール付近に到着。昨日と同じ光景。なんとか放水を実行してほしい。固唾を飲んで見守る中、ヘリがいよいよ燃料プール上空へ。そして、次の瞬間、望遠レンズで捉えられた、ぼやけたヘリから水が落下。
「よし!!!」
3号機、4号機の頭上を通過しながら、水が放水された。これでどれぐらい燃料プールの水位を上昇させたかは判断出来ない。それでも、物事が前進して行く大きな一歩に感じた。暴走する原発に比べれば遥かにひ弱い人間が、決死の覚悟でようやく一矢報いた瞬間。
「やったなぁ!!」と秘書官室で歓声。
「良かった。。」と安堵する防衛省出身の秘書官。
秘書官室内にある、リアルタイムで株価を示すボードをみると、株価が急激に上昇していった。偶然か必然か、自衛隊の決死の行動直後に株価が上昇している。「とうとう自衛隊は株価まで影響を与えるようになったな。」そんな冗談がもれるほど、秘書官室は一時の喜びに浸る。
その後直ちに、外務大臣や北米局長が総理執務室へ。早速オバマ大統領との電話会談が始まる。私は秘書官室で待機。会談終了、外務省出身の秘書官が執務室から出てきた。秘書官は笑顔。会談は良好との報告。大きな懸念は払拭されたようだ。一同安堵。
翌18日。
震災以降、ひたすら買い続けられた「円」。一時、1ドル70円台の超円高となっていた。大震災に見舞われた日本に対し、投機的な動きがあることが原因。人の命がどうであれ、金儲けは続いている現実に悲しくなる。だが、この日は潮目が変わる。朝から官邸内も慌ただしい。以前から極秘裏に調整していたG7による協調為替介入を実行する日。予定通り、協調為替介入開始。介入直後から、猛烈な円安に反転。「よし!」財務省出身の秘書官が声を上げる。つられて私も「行け!行けぇ!!」秘書官室でインジケータを皆で見つめて叫ぶ。その日、円は70円台から一気に80円台に戻した。
原発の注水作業は続く。自衛隊のみならず、東京消防庁まで参加して必死の注水を試みる。テレビでは東京消防庁の勇姿ばかりが放映されていたが、警察も悪戦苦闘の中、相当の努力をしてくれていた。過激デモを鎮圧する用?の放水車まで投入しての懸命の作業。もともとこの放水車は頭上ではなく、前面への放水を目的としているので、効果の程は疑問視されていたが、総理の強い意向で投入。案の定、高さが足りず、3号機、4号機への注水は出来なかった。その失敗報告を総理にした際、警察出身の秘書官が強い口調で咎められた。もともと不向きと伝えていたのにもかかわらず、総理の強い意向で実行されたのだが。報告を終え、総理執務室から退出した際に皆で警察出身の秘書官を慰める。「総理ご自身が無駄骨承知って言ってたのになぁ!」。
いずれ、政府の持ちうるもの全てをかけて、震災と向き合っていた。それは、各省出身の秘書官らの奮闘にも現れていた。東電との統合本部の設置、自衛隊の放水、オバマ大統領との会談、G7による協調為替介入、各省管轄のありとあらゆるものによる放水作業。
数日間のこれらの出来事を経て、ようやく一方的な守勢から、攻勢に転換。原発の具体的な対応は、15日に設置した東電との統合本部に任せている。官邸側は細野補佐官らから報告を聞き、必要な指示をだす。情報共有も連携も大きく前進した。東電に設置された統合本部が中心となって事故対応にあたるので、官邸にいる私は、この時期を機に原発事故対応から一線をひいた。
【8】最悪のシナリオ等
最終回です。
駄文に関わらずお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。
恣意的な事故調報告や、関係者の自己弁護的な自筆本に違和感を覚え、当時34歳だった自分の弱虫さを含め、記憶を淡々と書くスタイルにしました。記憶ゆえ、不正確な部分もあるかもしれませんが、この記憶全体がもつ多少の公共性に免じて、お許し頂ければ幸いです。
今回は、今までの時系列で記す形から、記憶していることをオムニバスに記す形になっています。もともと私の備忘録的な連載ですので、本当に些細な事も記載します。呑気な書き込みがあるかもしれませんが趣旨をご理解ください。
<SPEEDI スピーディ>
その存在を、私が最初に知ったのはTwitterだった。福山副長官も同様だったはず。
「Twitterでスピーディってのがあるって情報、多いですよね?」そんな話を福山副長官とした。
「班目委員長に聞いてみないとな。」
総理は福島社民党党首から教えてもらったと言っていた。「スピーディという放射能拡散予想装置?があるらしい」そんな朧げな情報。
直ちに班目原子力安全委員長に聞く。「スピーディってのがあるらしいが。」
すると、班目委員長からは、「ありますよ、でも今は役にはたちません。実際にどれぐらい放射性物質が放出量が解らなければ、拡散予想が出来ないんです。だから、いまは使えません。いま原発からどれぐらい放出されたわかりませんもん。」と、一笑にふされた。
何度も聞いた。私からも、総理からも、福山副長官からも。全て同じ答えだったらしい。
日時は、自衛隊ヘリによる放水後だったから、早くても3月17日以降。既に原発が3度も爆発した遥か後のこと。実際は事故当初から、スピーディを所有している文科省の関係団体が使用していたと、後の報道で知る。一号機の爆発の時、官邸はスピーディ情報を隠していたと言われるが、実態は以上の通り。隠す情報すらなかった。なにより、この手の情報が、避難の実務的な陣頭指揮をとる伊藤危機管理監にすら入っていなかった。政治が隠した、のでもなく、役所機構のトップが隠したのでもなく、そもそも官邸に情報が入らなかった。
住民の避難に関して、政治側は「避難させるかどうか」の大局を判断し、行政側(主に警察、危機管理センター)は「どのように、どこに避難させるか」の実務的な判断する。その行政側のトップが危機管理監なのだが、伊藤危機管理監にも情報が入っていなかった。文科省で止まっていたのだろう。そもそも、文科省が所管している事自体、おかしい。官邸にあげるべき情報か否かの判断すら出来なかったのだろうか。これも縦割り行政、縄張り行政の悪弊。
<最悪のシナリオ>
「最悪のシナリオ」と呼ばれたシュミレーションがあった。総理から近藤原子力委員会委員長に作成を依頼したもの。総理への報告時に同席。確か3月25日前後。
福島原発の全てがメルトダウンし、人間が近づけない状態になり、その放射能汚染が他の原発の地域までに及び、連鎖的に事故が起こる等々、全てが最悪の方向に進んだ場合の、最大の被害の想定。まさしく最悪のシナリオ。
極々短時間での説明。パワポ資料で数枚だった。総理、枝野長官、福山副長官、細野補佐官ぐらいのメンバーで、近藤委員長の説明を受けた。
記憶に残っているのは「避難が必要となる地域」
福島原発から半径250kmは避難が必要となるシュミレーションだった。避難するということは、このケースにおいて戻る事を想定していない。移住を必要とする地域、と言っていい。資料には福島原発から半径250kmの同心円。我がふるさと、秋田県は避難地域に含まれていた。「あぁ、秋田が無くなるのか」事実が飲み込めなかった。そして東京も避難地域だった。横浜まで含まれていた。「首都移転」が必要になる、と真っ先に思った。そして、誰も口には出さなかったが、皇居が避難地域に含まれる事の重大さに打ちのめされていた。
それ以外にも、東日本に住む方全員の移動。西日本の土地は高騰し、食料も不足、失業者大量発生etc。考えるのもおぞましい状況があった。資料は細野補佐官の指導のもと、回収された。
<放水機器 キリン>
注水が充分ではない福島原発燃料プールに対し、継続的に注水する仕組みを探っていた。水が無くなったら、核燃料が外気に剥き出しになるからだ。燃料プールは原子炉の上部に設置されているのだが、通常の注水ルートは爆発で破壊されているので、原子炉の頭上から水を注ぐ必要がある。自衛隊のヘリで注水を試みたいが、一過性で継続的に実行出来ない。相当難儀している。何か方法はないものか。。。
そう悩んでいた時に、公明党の議員からの提案があった。高層ビル用のコンクリートポンプ車を使ったらどうか、というもの。ドイツ製で、日本に存在しない機械であったが、偶然、外国に輸出する途中、横須賀の港にあるとのこと。急いで現物を確認し、政府で買い取る段取りが進む。福山副長官の部屋には模型。首が長いので「キリン」と名付けた。
その後、キリンは目を見張る程の成果をあげた。今まで地上から放水して、はるか頭上にある燃料プールに注水していたが、キリンなら、プール目の前までアームが伸びる。あれだけ苦労したプールへの注水が、一気に進む。キリンに救われた。本当に、キリンがあの危機を救った。
<与謝野大臣>
3月20日過ぎ、与謝野大臣に呼ばれた。
「総理に助言があるから、ちょっと寺田君来てくれ」と。官邸にこもりっきりだったので、久しぶりの外出だった記憶がある。
内閣府四号館の与謝野大臣室に行くと、秘書官の嶋田さんと大臣が部屋で執務をされていた。
与謝野大臣から「どうだい?様子は?」と聞かれる。
私からは「最悪です。本能的に、原発なんて人間の扱えるものじゃないと思いました」。
与謝野大臣「そうか、あの福島の原発、当時私が絡んでたんだよね。。。」
すっかり忘れていた。嶋田秘書官が心配そうな顔で私の発言を聞いていた意味がようやく解る。与謝野大臣から一冊の本を預かる。後藤新平について書かれた本。関東大震災の復興に携わった偉人について書かれた本。
「これに習い、復興院を創るよう総理にお伝えください」
与謝野大臣からの伝言を預かり、官邸に戻る。総理に伝えたところ非常に感謝していた。
<20ミリシーベルト問題>
3月の月末あたり。
小佐古教授が、党所属議員の推挙で内閣府参与になった。私は初対面。総理も初対面。大衆被爆の専門ということで、助言を受ける事に。
その小佐古教授はテレビで、一般公衆の線量限度を「一ミリシーベルト以下にすべき」と泣きながら会見をした人。当時、国は20ミリシーベルトを基準と決定していた。
ここでの記憶を数点。
まず、小佐古教授。官邸で避難地域の拡大が議論されていた時に、「そんなに拡大しなくていい」と
一番反対していたのが小佐古教授だった。班目委員長らが拡大必要という路線で議論し、総理に報告に来た時に、参与として小佐古教授が同席していた。まさしく、参与としてセカンドオピニオンを述べる為に。班目委員長が避難地域拡大の必要性を訴えた時に、小佐古教授は猛烈に、そして感情的に反対していた。(私は別件で隣室の秘書官室で仕事をしていたところ、会議に同席していた秘書官から「寺田補佐官、何とかしてください、、、」と急遽呼ばれて途中から参加した)
「拡大は必要ない!そんなメンバーで短時間で決めたのなら尚更だ!」
私が入室した時に、小佐古教授は既に感情的だった。誤解を恐れずに言うと、学術的な意見相違以外に、小佐古教授の班目委員長に対する個人的な嫌悪感が混じっているように見えた。学会にも主流、非主流があるのかどうか解らないが、原子力安全委員長という、政府のトップアドバイザーとなっている班目委員長への複雑な想いがあるように見えてならなかった。
班目委員長も引き下がらず、総理を前に学者2人が大げんか。官房長官らも呆れる程の口喧嘩だった。総理としては、いくら参与の意見とはいえ、正式な助言機関の長たる班目委員長の意見を尊重したい。しかし、対立は収まらない。そのとき、私が呼ばれて執務室に入った。
私から「ここではおやめください。一旦お二人とも別室に移って頂いて直接協議して下さい。申し訳ありませんが、福山副長官、仕切りお願いしても宜しいでしょうか」と整理。
大げんかは終了。その小佐古教授、これほど避難地域の拡大に反対していた人が、数日後、テレビの前で国の20ミリシーベルト基準を批判し涙を流していた。何がなんだかわからなかった。この20ミリシーベルト問題、一度福山副長官に聞いた。何とか出来ないか、と。
すると「いやぁ、したいんだけど、知事が相当嫌がってるんだ。人口が減る、福島が無くなるからと言って。地元の了解なしに政府が決めても実効性が乏しいんだ」。
<補佐官の退任>
3月25日、総理執務室で主要メンバー打ち合わせ。
統合本部に詰めている細野補佐官から、
「今後の余震に備え、ボロボロの建屋の修復、強化が必要。その担当として馬淵さん(党広報委員長)を使いたい。だが、岡田幹事長が『そのような業務をするなら政府の役職が必要』と難色を示している。困った」と総理に相談。
やおら総理が「議員要覧もってきて」と秘書官に頼む。
総理が副大臣・政務官一覧を眺めながら「馬淵君は以前副大臣やってたから、副大臣で処遇しないとな。どの役職ならいいのかな」と、馬淵さんの為に解任する副大臣を選び始めた。「国交副大臣か、内閣府でしょうね」。そんな話が出る。その議論を聞いて心配になる。(全副大臣が一丸となって震災対応に取り組んでいる時に、いきなり解任される副大臣がいたら、全体の士気が下がるかもしれないな)
そこで総理に「いきなり解任されるのはご本人にとっても、役所にとっても不具合が大きいと思います。僭越ですが、私の補佐官ポストが必要であれば、退きますのでご遠慮なくご指示ください」と述べた。しばし議論が続く。
仙谷副長官「それがいいかもな」。
福山副長官「いやいや、それは良くない。なんなら寺田君に建屋修復をやってもらえばいい」。
仙谷副長官「年齢やら、過去の経験やら考えたら馬淵君だよ」。
総理「寺田君に官邸を今離れられるのはダメだ」。
沈黙。
寺田「幸いなことに秘書官の方々とは肩書きを超えて仕事をさせて貰っています。お許しを頂ければ退任後もしばらくは官邸に通って業務致しますので、大きな変化はないと思います」。
総理「ちょっと考えさせてくれ」
打ち合わせ散会。隣の秘書官室自席に戻る。しばらく待つと「総理がお呼びです」と声がかかる。
総理「すまんが、宜しく頼む」。
良かったような、寂しいような気分。かっこ付け過ぎたか、と少し後悔。いずれ補佐官の退任が決まった。直ちに秘書官の皆さんに報告。
「突然ですが、馬淵さんと交代で補佐官を退任します」。
突然の決定だったので秘書官全員が驚いていた。「冗談を(笑)」と最初は信じてくれなかったが、事情を詳細に説明したら信じてくれた。「絶対毎日来て下さい」と言ってくれた。総理の指示で、私の机はそのまま。秘書官に続き、秘書官付きの各人、長官室、副長官室、補佐官室、広報官室、そして階下の記者クラブ、番記者のみんなに報告と挨拶。翌日、退任。
その日から、行政上不適当だが、一議員の身分で官邸に幾度も足を運び、総理秘書官室に待機する時期が続いた。(この事は、今でも不適当と自覚している。震災緊急時の特別な行為だった)
<自衛隊員からの情報、 書籍化>
官邸には色々な情報が届く。
その中に、自衛隊の須藤東北方面総監部政策補佐官のレポートがあった。防衛省出身の秘書官が機転をきかせ、他の秘書官と私に配ってくれていた。内容は、須藤政策補佐官が被災地を実際に回りながら気がついたことのメモ。非常に具体的で、かつ、人間的な喜怒哀楽が織り込まれ、情報源として重宝するのみならず、読み物として興味深かった。「これ、貴重な話ばかりだから、本にしたほうがいいよ」と、秘書官に言っていたら本当に本になった。
以下、参考。
http://www.amazon.co.jp/自衛隊救援活動日誌-東北地方太平洋地震の現場…/…/459406437X
<浜岡原発の停止>
最悪の事態が落ち着いてきた3月下旬ぐらいから、「他の原発は大丈夫か?」との疑問が、政府内や報道でも語られるようになってきた。その中で象徴的な原発が「浜岡原発」だった。立地している場所への疑念に加え、福島原発と同じように津波の直撃を受けかねない原発だからだ。
総理には「いずれ浜岡をはじめ、他の原発の取り扱いが議論になりますから準備されたほうが良いと思います。個人的には浜岡のような危険度の高い原発らを停止させるべきと思います」と進言していた。
その後、私は補佐官を退任。以後も官邸に足を運び、広報的な分野等では変わらず働いていたが、政府の人間ではなくなった以上、深刻な打ち合わせには参加を控えていた。
その時は突然だった。5月のGWの狭間。
たまたま官邸に足を運び、いつもの秘書官室自席で打ち合わせをしていたら、秘書官から「後で浜岡原発の停止に関わる打ち合わせがあるようです。今日、いきなり浜岡原発停止を発表するみたいなんです。補佐官(退任してもそう呼ばれていた)も出席したほうがいいかもしれません。」
総理秘書官も当日知ったようだった。もちろん、経産出身の秘書官も。
丁度、福山副長官が秘書官室にきた。
そこで私から「停止の結論は賛成ですが、いきなり今日発表ってのはあまりにも準備不足じゃないですか???」
福山副長官「そうか、そう思うかぁ。だよなぁ」と、今の方向性に確信は持っていない様子。
その後、続々と関係者が総理執務室に集まりだした。総理執務室には、官邸側は総理、枝野長官、仙谷、福山、瀧野副長官、細野補佐官、総理秘書官全員、経産省から海江田経産大臣、松永事務次官、柳瀬総務課長(現安倍総理秘書官)、そして、私。
私は既に補佐官ではなくなっているので、隅の椅子に座る。話の切り出しは誰だったか覚えていない。
総理の最終決済の会議なので、既に長官までは了解を取っていた様子。長官、海江田大臣が主導する形で「浜岡原発の停止を要請、本日発表」という流れが出来ていた。長官は「まさか運転中のもの含め全て停止とまでは誰も思っていないだろう」と、若干誇らしげであった。総理も元々浜岡原発の停止を考えていたようなので、賛同する方向。大体の話が煮詰まってきた頃に、福山副長官がおもむろに「どう思う?寺田君」とふってきた。補佐官退任後ゆえ発言を控えていたが、折角の機会なので想いを話した。
「結論として浜岡原発を停止させるのは賛成しますが、いきなり今日、浜岡だけ要請するのは時期尚早だと思います。国民と問題意識を共有し、浜岡以外の原発も含めた上で基準やルールを作って停止させるべきだと思います。唐突に過ぎて、単発で終わるのは絶対に良くないと思います」。
いきなりの異論で、かなり場の空気が悪くなった。しかし、そこに仙谷副長官が同調。
「賛成。半年ぐらいかけて議論するべきだ。もっと多面的な要因もある」。
私から再度、
「半年とまでは私は言いませんが、国民の理解を高めてからのほうがいいと思います。その為に新聞社にリークしてでも、政府が他の原発の停止を考えていることを国民に知ってもらって、そこで基準つくって浜岡を停止させるべきです」と述べた。
すると枝野長官から雷のように
「そんな呑気にやってたら、浜岡停止自体が潰されるんだよ!!!」と怒鳴られた。
すかさず、経産省の柳瀬総務課長が枝野長官を擁護する発言をした。その発言内容は覚えていないが、この手のものを極力避けていた経産省が、浜岡停止に積極的なことに驚いた。柳瀬課長が、上司である松永次官と私をチョロチョロ見ながら話しているのも、気味が悪い。邪推すれば、浜岡を生け贄にして、他の原発の停止を避けようとしているのか。何度か柳瀬課長が発言を繰り返し、元の既定路線に戻る。補佐官だったら粘ったが、いまや私は会議に参加している事自体が異常な立場だったので控えた。
「本日発表、会見は海江田大臣ではなく総理」と決まる。
海江田大臣が会見する予定だったが、会議の中で「重大なことゆえ総理がすべき」となった。経産省事務方は、海江田大臣に会見をさせたがっていたようだが。総理本人は、会見を自分がすることは余り乗り気じゃない様子。
「発言内容整えておいて」とだけ発言。
会議が散会。執務室から出ると、秘書官の一人が私の肩を叩いてくれた。
「補佐官の言っていることは間違ってません」。
その直後、総理会見で浜岡原発の停止要請が発表された。原発事故とは直接関係ない事をこれまた備忘録を兼ねて書き記します。
<菅総理への提言>
2011年の6月を過ぎて総理にお願いしていたこと。
それは「原発を争点に解散総選挙をしてほしい」ということ。
それまでの過酷な事故対応で、「原発とは縁を切るべき」と痛感していた。日本は原発に頼らないエネルギー供給を達成すべきだ、と。実現するには国民の意思表示が絶対必要であり、それを決めるのは選挙が一番良いと考えた。国民投票じゃなく、選挙がいい。各候補者の意思表示をしっかりさせたほうがいい。だが、解散のお願いと共に、総理に失礼極まるお願いもした。解散と共に引退をしてほしい、と。失礼なお願いであるとは承知していたが、菅総理の延命の為の解散、などと争点がぼけないように、解散をしたのち、即時引退を表明してほしいとお願いした。解散した総理が、その総選挙に出ない、というのは奇天烈だが、まだ事故の記憶と恐怖感が国民に残っているうちに、国民の意思表示を求めたかった。総理は解散しても続くが、党代表は辞任。新しい党の代表は、解散後に代表選挙で選び戦う。鳩山氏には、総理経験者ということで、菅総理と共に引退をお願いし、小沢氏のような不信任案で欠席した方々への公認をせず、混沌としてた党内を世代交代と共に整理一新することも願っていた。
原発への国民の意思表示。
民主党内の世代交代と整理一新。
地元選出議員の震災対応の評価。
震災後半年も経たない中での選挙に、「そんな場合か!!」との声があることも承知していたが、不信任だなんだで政界自体が混沌としていたこともあり、一からで直した方が結局は震災復興は進む、と思っていた。
当然、総理の反応は厳しかった。解散という重い決断の上に、引退まで。だが、失礼を承知で訴えに訴えた。総理が以前所属していた社民連の党史冊子を引っ張りだし、「ほら!以前から仰ってたじゃないですか!」と迫ったり、妻に手紙を書いてもらって説得の一助にしたり、ありとあらゆることをした。
総理が「解散しても、小沢さんは無所属でも勝ってくるよ」と言うので、個人的に小沢氏の選挙区の調査をかけた。結果は、民主党公認候補が出た場合、無所属の小沢氏は落選。その資料と共に再度説得もした。総理の任期が閉じる最後の最後まで、お願いし続けた。でも、この通り、叶わなかった。
もし現実に行われていたら、どうなっていたのか。少なくとも、政治も原発政策も今のようにはなっていない。
<当時の食事>
ここで当時の食生活をまとめて書いておく。
震災発生からの数日間は、秘書官付室に備蓄していた大量のカップラーメン。
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「秘書官付」とは、秘書官の秘書。
各秘書官の出身省庁から若手(私と同じ年代)が秘書官「付」として派遣される。国会答弁を徹夜で作成する、官邸内でもっとも過酷な立場。その為に、夜食を大量備蓄をしていた。備蓄がなくなりそうになった時に、彼らからオーダーをとって再度備蓄する。
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官邸の食堂は当然閉まっているし、外で食べる時間もなかった。毎日毎食カップラーメンだけを食べた。総理だけは、簡単な食事が作られて運ばれていた。16日以降は、官邸裏の「はしご」でダンダン麺か、CoCo壱番屋でカレー。妻に頼んで色々差し入れを運んでもらったり、色々な方から差し入れを頂戴した。秘書官室、付室、長官室、副長官室、補佐官室の職員全員分を用意したので大量な数。疲労と共に、食事に飽きていた時だから細やかな楽しみだった。
以下、覚えている分だけ備忘録。
「コージーコーナー」のシュークリームとエクレア。
「麻布十番浪花家総本店」のたい焼き。
「クリスピークリーム」のドーナッツ。
「麻布十番富ちゃん」のお稲荷さんとスープ。
「麻布十番萬力屋の主人」からドーナッツ。
「鳩山事務所芳賀さん」からケーキ。
「総理夫人」からカットフルーツを毎日。
<秘書官への御礼>
官邸時代、各総理秘書官には本当にお世話になった。役所の年次ならペーペーの33歳の若造をいつも支え、時々頼ってくれた。菅直人という特別なタイプの下で働いたからこそ、一体感も持てたし、私のような存在に役割があったのかもしれない。その後もお付き合いのある皆さんだが、改めてこの場で一人一人に感謝の言葉を申し上げたい。
岡本政務秘書官(政務):忠誠心と機密性では群を抜いていた岡本秘書官。スケジュールを一手に預かるからこそ、相当な重圧だったはず。震災直後、公邸に帰らない総理の為に、自身も机に突っ伏して幾晩も過ごしていた姿を思い出します。一緒に爆発直前の福島原発に行きましたね。あの戦慄は忘れられません。あなたが受け入れてくれたからこそ、私も仕事が出来たんだと思います。また、どこかで。
山崎秘書官(厚労省):
事務秘書官のとりまとめ役。官僚なのか政治家なのか解らぬほど、縦横無尽にご活躍されてました。父と子?ほど離れた年齢差があるにも関わらず共に仕事ができたことが何よりの喜びです。山崎秘書官からは官僚機構の特性、付き合い方を教わり、大きな自信を付ける事ができました。また、こことは関係ない色々な企みも本当にいい想い出です。
以下、机の並び順で。
羽深秘書官(財務省):予算編成やら何やら、日々重責を担われていた羽深秘書官。震災時の為替介入開始で「よし!!」という快活なかけ声、忘れられません。サッカーもお好きで、本気でナデシコ決勝に行こうとしてましたね(笑)ザッケローニ監督をみると瓜二つの羽深秘書官を思い出します。
貞森秘書官(経産省):国際派の貞森秘書官。着任早々の総理決裁が上手く行かず、二人で色々相談したのが昨日のようです。原発事故という巨大な問題の渦中で、官邸と経産省に挟まれ大変だったと思います。前任の新原秘書官とはうってかわって整理整頓された机が、隣に座っていたものとして印象的でした(笑)
新原秘書官(経産省):一番真面目で、一番シャイな方だった新原秘書官。報道対応窓口ということで、
今はなき「ぶら下がり」対応で毎日大変でしたね。いつもお洒落なスーツとタイと靴が羨ましかったです。秘書官時のみならず、秘書官後のエネ庁新エネ部長での活躍も目を見張るものがありました。
桝田秘書官(警察庁):一番寡黙に仕事に専念されていた桝田秘書官。そんな桝田秘書官ですら、福島第一原発で少々不安なお顔をされていたのが、私自身の恐怖心を一層高めました。総理の突然の行動に警備担当として四苦八苦されたと思います。それでも大事無く終えられたのは桝田秘書官の陰ながらの努力の成果と思い、尊敬しておりました。
前田秘書官(防衛省):防衛省初の総理秘書官ということで最初は戸惑われることが多かったかもしれません。それでも前田秘書官独特の人の良さが、馴染みを早くしたのだろうと思います。前田秘書官がいなければ、震災・原発対応で様々なことがもっと滞っていたと思います。岡本秘書官に次ぐヘビースモーカーでしたね。お体の為に、そろそろご検討を(笑)
山之内秘書官(外務省):一番総理に対し、もの言う秘書官だったと思います。各国の政治とトップを見ているからこそ導かれる「国のトップのあるべき姿」について、よくよく教えて頂きました。あれほど記者クラブからの反対の強かった、毎日の総理ぶら下がりを廃止することが出来たのも、陰ながら応援してくれた山之内秘書官のお陰です。ご趣味のロックつながりで、どこかでお会いするかもしれませんね。
そして、付き室の皆さん:ズッキーズが、如何に大変か隣の部屋から眺めておりました。あの痒くなるベットを改装出来なかったのが悔やまれてなりません。同じ年代として、もっとお付き合いしたかったのですが、任期中色々ありすぎて叶いませんでした。また、どこかで。
総理執務室、そして長官室の事務の皆様:Kさん、Nさん、大変お世話になりました。礼節を何気なく教えて頂いたと思っております。震災時、サンダル履きでウロウロしてたのをNさんに笑われたのは恥じながらもいい想い出です。退任時、Kさんに泣いて頂いたのは今でも忘れられません。本当にありがとうございました。
311の記憶は以上です。
あれから4年、大きな震災、事故の割にあまり変わらぬ日本に不安を感じます。再び国政に戻った身として、この記憶から導きだされる教訓と共に、着実に前進して参りたいと思います。
最後までお読み頂き本当にありがとうございました。
 

Posted by 大沼安史 at 12:21 午後 |

〔ハイテク犯罪を許さない〕   ◇ 電磁波でもって電磁波を制す! 米国でジャミング対抗装置を販売! ◎ さまざまな「対抗装置」の紹介に加え、メーカーのHPには、電磁波を照射する側の照射装置、「TortureWare(拷問ウエア)」の操作画面の写真も! ★ 日本でも、攻撃装置の通信販売は行われている。防御装置を求める社会的ニーズに応え、日本でもそのうち、電磁波相殺装置が売り出されるのではないか?

  〔★は大沼〕 ◎ ⇒ http://www.quwave.com/defender.html?utm_source=Bing&utm_medium=CPC&utm_campaign=QuWave_Phrase

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  「電磁波拷問ウエア」 の操作画面   

  この画面をみると、脳内音声送信、催眠、感情操作、記憶削除、憎悪煽情、電気ショックなどができる、ようだ。

 なんとも恐ろしいことではある! 宗教カルトが、「フォーユー」とわめきながら、「伝言」「清浄波」とかいって、「自殺しろ」などと、リピート送信しているのも、こうした装置を入手しているからか!

          *

 ここにある「Limb move」とは、ターゲットの「手足を動かす」ことのようだ。

 より高価なバージョンのものを使えば、ターゲットの視覚・聴覚を「盗視・盗聴」できるらしい。

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 ★ 米国で売り出されている対応装置

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Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 4.電磁波被曝問題 |

〔ハイテク犯罪を許さない〕〕◇ 「電磁波シールド」は簡単なこどだ。ベッドのスプリングが6本あればいい、「電磁波照射被害」では、特定周波数を逆照射する対抗策はある。(◎ 「入って来るものに返せばいい?」(との質問に)、「その通りだ」!/ ただし「一般の人には許されていない」ので、とにかく自分と家族を守り、いま「わたしたちが続けている(電磁波問題での)戦いを見守ってほしい」  ◎ 英国で「マイクロ波兵器」の開発にあたったバリー・トロワー (Barrie Trower 物理学者) さんが明らかに!―― その⑨

 

Barrietrower320x280 ★ バリー・トロワーさんはいま世界の電磁波権力というべきものと「戦争」を続けていることを明らかにしている。

 The War!

 勝利の日が、一日もはやく来ることを祈ろう!

 

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 ★ 電磁波シールドはかんたんなことだと、トロワーさんは言っている。

 ただし、これは、Wifiなどの電磁波防御策のことで、現在世界の10各国で、業界に対して改善策を求める動きが活発化しているそうだ。

 日本ではどうなっているのだろうか?

 総務省の電波官僚のみなさんには、国民の立場に立って、がんばっていただきたい!

          *

 ★ 日本でも社会問題化している、宗教カルトや工作員・ハイテク暴力団などによるとみられる「電磁波による(集ストなど)照射攻撃」には、(電波法による規制はあっても)「電磁波をもって電磁波を制する」対抗策はあるようだ。

 米国ではすでに「OuWave」という商品名のものが販売されている(この点については別稿
 ⇒ 
http://www.quwave.com/defender.html?utm_source=Bing&utm_medium=CPC&utm_campaign=QuWave_Phrase

          *

 ◇ この点に関するインタビューアーぼデボラ・タヴァールさんと、バリー・トロワーさんの質疑 :

 Barrie Trower: Well, their scientists are working on this now, and shielding is actually quite easy. So that really isn’t a problem. I’ve spoken to some of the scientists. You can virtually make the shielding from half a dozen old bed springs. It’s not that complicated.

 Deborah Tavares: So that would be more of an individual, house to house, shielding?

 Barrie Trower: Yes, yes. But the ten countries are now actively going against the industry. They’re still using
all the equipment, but they’re making it a lot safer and they’re protecting their children.

 Deborah Tavares: Are there instructions somewhere for people to create this shielding if they find they are
being targeted?

 Barrie Trower: No, and if there were you would need quite a lot of expertise, and you wouldn’t be allowed to
do it because it means transmitting certain waves and you wouldn’t be allowed to do that.

 Deborah Tavares: So it would be basically sending waves out against the incoming.

 Barrie Trower: Right.

 Deborah Tavares: Ok. That was actually one of the questions that I had for the general population, to get that information.

  Barrie Trower: As hard as it sounds, for the general population —and I hate to be bitterly truthful here, but I haven’t come all this way to lie— the only thing that you can do is protect yourself, protect your family, and wait out the war. And that’s it.
 

          *

 〔★は大沼〕 ◎ トロワーさんインタビュー 
 ⇒ 
http://www.stopthecrime.net/Deborah%20Tavares%20Interview%20with%20Barrie%20Trower.pdf

          *

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑧ : 〕〕◇ 良心の呵責にあえぐ英国の電磁波照射兵器開発当局者(脳と心臓に対するマイクロ波効果の研究者)が、悩み抜いた末、「内部告発」をあきらめる! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-b.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑦ : 「こども」や「妊婦」など{国民を25のカテゴリーに分け、特定周波数の電磁波を照射し、実験を行なっている」 / 〔おそらくは日本を含む〕世界45ヵ国で、ターゲットの国民を、数台の車両でもって、「包み込み(ブランケット)照射」! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-f.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑥ : 電磁波兵器、すでに60年の歴史 /  攻撃周波数帯、なんと「3000億バンド!」 / 「暴走列車状態で、制御不可能な状態になっている」「いまや世界は『新・冷戦』といえるような状況」
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-0.html

 ◎ トロワーさん、インタビュー その⑤ : 電磁波照射によるマインドコントロールで、ターゲットを「3日以内に」暗殺者に仕立てあげることができる! 「★ あの、植松聖・容疑者の場合は、どうだったか? 念には念をいれ、検証すべきではないか?
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-9.html
 

 ◎ トロワーさん、インタビュー その④ : ほかの家に住む若いカップルが、自分たちの性行為などを自撮りするため、iPadなどのスイッチを押した瞬間、(たとえば)彼女の裸の胸の写真を、監視者がマイクロ波でゲット! ―― 世界45か国で、こうした「盗撮」活動が行われている!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/ipad-barrie-tro.html#more

 ◎ トロワーさん、インタビュー その③ : 「スマートメーター」で、設置した家の一人ひとりを監視可能に! ベッドに行くのも、トイレに入るのも「見る(watch)」ことができる。ベッドで愛し合うSEX行為も! 声も一言ひとこと、「聞く」ことができる! 150フィート(45m)以内に装置を仕掛け、ターゲットの脳の活動状況・感情、ホルモン・レベルも把握! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/watchsex-barrie.html

          *

 ◎ トロワーさん、インタビュー その② : ◇ 米政府は1976年に、低レベルのマイクロ波の継続照射でターゲットを発症させることができることが分かった全疾病――生理学的・神経学的な全てのリストを作成した! そして世界の主要国の政府に、訴訟を回避し、関連業界の利益を守るために箝口令を強いた! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/barrie-trower-6.html

          *

 ◎ トロワーさん、インタビュー その① : 〕◇ 米国の某スーパー・マーケット(チェーン)がマイクロ波ビームを、買うか買わないか躊躇する客の耳〔蚊牛殻(内耳)〕に照射し、「ほんとうは買いたいんでしょう(‘you really do want to buy this.’)」と決断を促す音声を注入し、9ヵ月間で驚異的な売り上げを達成! 事件になって裁判になっても「マイクロ波は安全」ということで却下!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/08/you-really-do-w.html

Posted by 大沼安史 at 11:22 午前 4.電磁波被曝問題 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6回目の秋へ〕◇ 【再掲】 〔川内再稼働原発 広瀬隆さんが緊急警報!〕◆ 再稼働した川内原発の「蒸気発生器」は……米サンオノフレ原発の「廃炉」を決めた三菱重工製の「欠陥製品」だった! ―― 「その三菱重工製の欠陥製品を使って、8月11日から動かし始めたのが、鹿児島県の川内原発1号機なのです」★ サンオノフレの「蒸気発生器」でも、日本製鋼材の脆弱性問題で突っ込まれていた! 日本の全原発の緊急総点検が必要だ!

 ★ 写真はサンオノフレ原発に設置される「蒸気発生器」 (三菱重工の広報資料より ⇒ http://www.mhi-global.com/news/story/0902241286.html

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 ★ このサンオノフレ原発の「蒸気発生器」問題を、今回、急浮上したフランス規制当局の日本製鋼材の追及と重ね合わせて考えると――米仏の関係筋が「日本に巨額な付け回しをしている」、そんな感じがしないでもない。

 それならそれで、日本の原子力規制員会は、川内原発の再稼働をただちに止め、「蒸気発生器」および「圧力容器」の問題箇所を徹底点検し、「炭素偏在」現象が起きていないことを証明すればいい。

 しかし、フランスと米国の当局者、当事者がそろって問題点を指摘していることを軽視してはならない。

 要は安全が第一だ。

 日本の規制委はただちに徹底検証に乗り出すべきだ。

          *

〔★は大沼〕 ◎ 2015-08-29〔川内再稼働原発 広瀬隆さんが緊急警報!〕◆ 再稼働した川内原発の「蒸気発生器」 米サンオノフレ原発の「廃炉」を決めた三菱重工製の「欠陥製品」だった! ―― 「その三菱重工製の欠陥製品を使って、8月11日から動かし始めたのが、鹿児島県の川内原発1号機なのです」/ 「意味わかりますか…………川内原発の大事故は、秒読みです」!!!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/08/11-ec7e.html

          *

 ◎ 2015-08-30〔川内再稼働原発 蒸気発生器問題〕◆ (川内と同じ三菱重工製の蒸気発生器を使っていた米サンオノフレ原発)「NRC(米原子力規制委員会)が突然、神戸にある三菱重工の製造工場に抜き打ちで調査。その結果、定められた手順で安全検査を行っていないことを突き止めました」――そして結局、「廃炉」―― 堀潤さん(元NHKキャスター)が広瀬隆さんとの対談で明らかに
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/08/post-09e2.html

          *

 ◎ 2015-07-29〔原発事故 製造者責任〕◆ 米カリフォルニア州のサンオノフレ原発で起きた放射性物質漏洩事故で、電力会社の「南加・エジソン」社、事故原因となった蒸気発生器を製造した三菱重工に75億7000万ドル(9300億円)の損害賠償を請求 / ブルームバーグが重工の株価下落を報道 ★ アベノ検察が「不正会計」を目こぼしするらしい「東芝」に続き……三菱重工としてはサンオノフレが日本の原発だったら、よかったのに、とホゾを噛んだことだろう!?
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/07/post-926a.html

          ☆

 ◇ 関連 2016-09-04〔フクシマ・スーパー核惨事 6回目の秋へ〕 ◇ 日本(JCFC社)製の原発用鋼材に「予想外の脆弱さ」 ◎ 「圧力容器」ばかりか「蒸気発生器」の基部にも使用されていた! / 鋼材の炭素が集中するゾーンがあり、脆弱なものに / 仏原子力安全機関(ASN)が6月23日時点で公表! ★ 再稼働中の川内1・2号機の圧力容器にはこの鋼材が使用されているそうだが、蒸気発生器はどうなのだろう? それにしても、この問題を放置し、川内再稼働を停止して調査する責務を怠った日本の原子力規制委の責任は重い! 
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/post-cef4.html

 

 
 

Posted by 大沼安史 at 10:03 午前 |

2016-09-04

〔フクシマ・スーパー核惨事 6回目の秋へ〕 ◇ 日本(JCFC社)製の原発用鋼材に「予想外の脆弱さ」 ◎ 「圧力容器」ばかりか「蒸気発生器」の基部にも使用されていた! / 鋼材の炭素が集中するゾーンがあり、脆弱なものに / 仏原子力安全機関(ASN)が6月23日時点で公表! ★ 再稼働中の川内1・2号機の圧力容器にはこの鋼材が使用されているそうだが、蒸気発生器はどうなのだろう? それにしても、この問題を放置し、川内再稼働を停止して調査する責務を怠った日本の原子力規制委の責任は重い! 

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★ 脆弱な鋼材の使用疑惑が出ている仏原発の、上が蒸気発生器、下が圧力容器

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 ★ JCFC製の鋼材は、伊方原発や高浜原発の再稼働原発の蒸気発生器でも使用されているのではないか?

 再稼働を停止し、強度不足の有無を点検すべきだ!

          *

 ★ 仏原子力安全機関(ASN)のプレスリリースは、圧力容器に使われた鋼材の「同様の異常( une anomalie similaire à celle de la cuve de l’EPR de Flamanville)」が、蒸気発生器(に使われた鋼材)でもあり得るとして調査を命じた、とある。

 つまり、フランスの規制当局は、このプレスリリース発表時点(6月23日)以前において、圧力容器の鋼材問題を把握していたことになる。

 フランス・フラマンヴィル原子炉の圧力容器に使われていた鋼材問題で、アレヴァ社がフランスの鉄鋼メーカー、「クレゾ(Creusot)」社の工場に調査に入ると発表したのは、昨年――2015年4月22日のこと。⇒ http://www.usinenouvelle.com/article/areva-va-faire-examiner-son-usine-du-creusot-ou-a-ete-produite-la-cuve-du-reacteur-de-flamanville.N326069

 フラマンヴィル原発の鋼材は「クレゾ」製のものと、日本の「JCFC(日本鋳鍛鋼)」社製の2つだけだから、この昨年春の時点で、JCFCについても調査が始まっていた、とも考えられる。

 いずれにせよ問題は、日本の規制委がこの問題を、いつの時点で知り、なぜこれまで、規制委として川内原発などへの立ち入り調査を始めなかったか、ということだ。

 国会で追及すべき問題だろう。

          *

 日本の規制委が、あの「熊本地震」前の時点で、この事実を知り、何食わぬ顔をしていたとしたら、国民に対する重大な背信行為である。

 国会での追及、マスコミの調査報道に期待する。

          *
 

 〔★は大沼〕  ◎ フランスASN : Certains générateurs de vapeur de réacteurs d’EDF pourraient présenter une anomalie similaire à celle de la cuve de l’EPR de Flamanville
 (2016年6月23日付け)⇒ 
http://www.asn.fr/Informer/Actualites/Anomalies-potentielles-sur-les-generateurs-de-vapeur

 ・ Ces analyses ont été effectuées à la demande de l’ASN pour recenser les équipements des réacteurs en exploitation qui pourraient être affectés par une anomalie similaire à celle de la cuve de l’EPR de Flamanville.

 ・ L’ASN a demandé à EDF de justifier la résistance mécanique de ces fonds primaires qui ont été fabriqués par Creusot Forge ou par une forge située au Japon (JCFC). 

          *

 ◎ 【阿修羅】 ≪酷すぎ≫国内8原発13基に強度不足が浮上!圧力容器などの重要設備、川内原発や高浜原発等など! ◎ 読者コメント 「強度不足の疑いがある原子炉圧力容器」
 (3日付け)⇒ 
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/414.html

 ・ 今回フランス原子力庁が、問題にしたのは、(圧力水型原子炉の)蒸気発生器の底の部分だ。(★の間の言葉に注意!)

 圧力容器の底の問題は、それより以前に分かっていた。

 ★ Certains générateurs de vapeur★ de réacteurs d’EDF pourraient présenter une anomalie similaire à celle de la cuve de l’EPR de Flamanville

 http://www.asn.fr/Informer/Actualites/Anomalies-potentielles-sur-les-generateurs-de-vapeur

 http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/354.html#c10

 日本のマスコミは、虚偽を報道している。

 証拠として、フィガロ紙の記事を引用する。

 L'Autorité de sûreté nucléaire (ASN) a demandé à EDF de mener des investigations complémentaires sur ★les générateurs de vapeur★ équipant 18 réacteurs nucléaires, potentiellement affectés par une anomalie similaire à celle de la cuve de l'EPR de Flamanville (Manche), selon un document publié jeudi.

 http://www.lefigaro.fr/flash-eco/2016/06/23/97002-20160623FILWWW00303-nucleaire-edf-prie-d-approfondir-ses-investigations-sur-des-equipements-potentiellement-defecteux.php

 何故、日本のマスコミが総がかりで、原子力規制委員会と共謀して、虚偽の報道をするのか?

 それは、蒸気発生器を点検するには、今稼働している川内原発や稼働間近い伊方原発を止めなければならないからだ。

この虚偽報道は、その意味で犯罪的だ。

          *

 ◎ 関連参考 ◇ 再稼働した川内原発1・2号機を含む国内13機の原発原子炉に、仏規制当局が昨年、フランス・フラマンヴィル原発で発見した「予想以上に脆弱な鋼材( weaker-than-expected steel)」をつくった日本のメーカー製のものが――「日本鋳鍛鋼」製のものが使われていると判明! / 「ブルームバーグ」が警告報道! ★ 「圧力容器」の鋼材だそうだ。川内再稼働継続は許されない!
 ⇒ 
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/09/weaker-than-exp.html

Posted by 大沼安史 at 01:16 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6回目の秋〕◇【cmk2wl】ツイッター報告 / 6月6日、逗子市の下水(脱水汚泥)から、放射性ヨウ素131、1200ベクレル/kg を検出! 1週間後の13日には910同、さらに1週間後の20日には310同 / 5月23日には260ベクレル/kg、4月25日にも49同! ★ フクイチの「地下臨界」が大規模化している?! 「巨大機密ドーム」で覆い、プルーム大気放出を止めなければならない!

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 ★ 逗子市下水道終末処理場(逗子市浄水管理センター)のヨウ素131のデータを見ると、ことし6月は異常なスパイク(急上昇)を示している。

 欧州などでの空中線量スパイクと、時差はあるにせよ、同期化しているようにも思える。

 「フクイチ」は大規模な「地下天然原子炉」と化し、プルームを断続的に大量放出し、それがジェット気流で北半球を周回する「地球核惨事」の様相を深めているようだ。

          *

 ★ ◎ cmk2wl ⇒ https://twitter.com/cmk2wl/status/772029239348506624

 ◎ 逗子市 : 下水道終末処理場における汚泥等の放射性物質の測定結果について
 ⇒ 
http://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/gesui/housya.html

Posted by 大沼安史 at 10:34 午前 |

2016-09-03

〔フクイチ・スーパー核惨事 6回目の秋へ〕◇ 再稼働した川内原発1・2号機を含む国内13機の原発原子炉に、仏規制当局が昨年、フランス・フラマンヴィル原発で発見した「予想以上に脆弱な鋼材( weaker-than-expected steel)」をつくった日本のメーカー製のものが――「日本鋳鍛鋼」製のものが使われていると判明! / 「ブルームバーグ」が警告報道! ★ 「圧力容器」の鋼材だそうだ。川内再稼働継続は許されない!

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 ★ 日本の原子力規制委員会は、問題の原子炉を持つ九電など国内6つの電力会社に「強度に問題がないかなど」それぞれ調査させ、10月末までの報告させるという。

 報告させる? はあ? 

 どうして規制委は、フランス規制当局のように自分で調べないのだろう。

 なんのための「規制」委なのか?

          *

 それと――規制委事務局の原子力規制庁の担当者は「フランスでも実際に強度不足が確認されたわけではなく、あくまで念のための調査だ」と述べた…………そうだ。

 しかし、ブルームバーグ報道では、フランスの規制当局は昨年、フラマンヴィル原発の圧力容器に「予想より脆弱な鋼材」が使われていることを「発見」している、としている。

 つまり、仏当局は「強度不足を確認」しているわけだ。

 この違いは何なのだ?

          *

 ブルームバーグによると、フラマンヴィル原発の鋼材は「日本鋳鍛鋼」製であると、「先月」、フランス側に通告している。

 調べがついたその時点で、どうして川内原発の再稼働を中止して、原子炉をとめ、強度確認に動かなかったか?

          *

〔★は大沼〕 ◎ ブルームバーグ : Steel in Troubled French Nuclear Reactor Used in Japanese Plants (トラブルを起こしたフランスの原発の鉄鋼は、日本の原発でも使用されている)
 (2日付け)⇒ 
http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-09-02/steel-in-troubled-french-nuclear-reactor-used-in-japanese-plants

 ・ Six utilities used steel from Japan Casting & Forging Corp., they all said in separate statements on Friday. The steelmaker was identified by Japanese authorities last month as supplying steel to the Flamanville nuclear plant, developed by Electricite de France SA and Areva SA, where the French safety authority last year found weaker-than-expected steel.

 ◎ 中日新聞 : 国内原発13基で強度調査へ 仏で問題のメーカー製造
 (2日付け)⇒ 
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016090201002209.html

          *

 ◎ 日経新聞 : 強度不足疑いのメーカー製鋼材、8原発13基で使用
 (2日付け)⇒ 
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG02H9E_S6A900C1CR8000/

 ・ フランスの原子力発電所で強度不足の疑いがある鋼材が使われていた問題で、関西電力や九州電力など6社は2日、全国8原発13基の原子炉圧力容器に、同じメーカー製の鋼材が使われていたと原子力規制委員会に報告した。……

 ・ ……問題の鋼材をつくった日本鋳鍛鋼(北九州市)製の鋼材が使われていたのは、東京電力福島第2原発2、4号機、北陸電力志賀1号機(石川県)、関電高浜2号機(福井県)、同大飯1、2号機(同)、日本原子力発電敦賀2号機(同)、四国電力伊方2号機(愛媛県)、九電玄海2、3、4号機(佐賀県)、現在稼働している同川内1、2号機(鹿児島県)の圧力容器。

          *

 ◎ 毎日新聞 : <原発>国内8カ所13基調査へ 圧力容器に強度不足の疑い
  (2日付け)⇒ 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160902-00000115-mai-soci

 ・ 電力6社は2日、フランスの原発で強度不足の疑いがある原子炉圧力容器などの重要設備を製造したメーカーが、稼働中の九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)を含む国内8原発13基の圧力容器を製造していたと原子力規制委員会に報告した。

 ・ この問題を巡っては、フランスの規制当局が6月、同国内で運転中の原発18基の重要設備に強度不足の疑いがあり、調査を進めていると発表。設備は「日本鋳鍛鋼」(北九州市)と同国の「クルゾ・フォルジュ」が製造していた。日本の6社8原発の圧力容器はいずれも日本鋳鍛鋼が製造していた。
 
          *

 ◎ 日本鋳鍛鋼HP ⇒ http://www.jcf.co.jp/outline.html

Posted by 大沼安史 at 04:56 午後 |

〔アベノ政治を許さない〕◇ 「イエメン戦争」で2015年、非人道兵器の「クラスター爆弾」により、104人が死亡! おもちゃのような見せかけ、明るい色 ―― こどもたちが多数、犠牲に ★ アベ政権は、こういう兵器でもサウジに「協力」しようというのか? 日本は「死の商人」に絶対なってはいけない!

 〔★は大沼〕 ◎ ロイター Most people killed by cluster bombs died in Syria, Yemen and Ukraine
 (1日付け)⇒ 
http://news.trust.org/item/20160901080148-lwl92

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Posted by 大沼安史 at 09:11 午前 |

〔アベノ政治を許さない〕◇ 「イエメン戦争」を続けるサウジの国防相(皇太子)が来日して、「兵器国産」に安倍政権の協力を要請 / 稲田防衛大臣が、満面の笑みを浮かべ、うれしそうに握手!★ サウジ軍がイエメンの病院を空爆したのは、平和開始の記念日「8月15日」のことだった! 稲田大臣よ、この「国境なき医師団」の抗議声明を見よ!

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◎ NIFTYニュース(TBS): サウジアラビア国防相、防衛装備分野での関係強化呼びかけ
 (3日付け)⇒ 

https://news.nifty.com/article/domestic/government/12198-67405/

◎ サウジ主導の有志連合軍がイエメンの病院を爆撃 少なくとも11人が死亡、19日が負傷 /「国境なき医師団」が8月15日の病院空爆に対して、抗議声明
 ⇒ 
http://www.doctorswithoutborders.org/article/yemen-airstrike-msf-supported-hospital-kills-least-11-wounds-least-19

 ・ MSF calls on all parties, and particularly the Saudi-led coalition responsible for the attack, to guarantee that such attacks do not happen again.

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Posted by 大沼安史 at 08:57 午前 |

〔アベノ政治を許さない〕◇ 危機管理の専門家であるはずのお方が――「……誤った政治主導を振りかざして災害現場に平気で介入し、現場対応を混乱させることにもなりかねない」とお書きになっていたこの安倍内閣・復興政務官が「長靴」もはかずに災害地入りし、この醜態! 

 

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◎ 批判ツイッター ⇒ https://twitter.com/desler/status/771567795137937408

 ◎ 参考 「理念・政策メッセージ」⇒ http://www.mutai-shunsuke.jp/policy194.html

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Posted by 大沼安史 at 08:35 午前 |

2016-09-02

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋へ〕◇ 凍土遮水壁、台風10号による「大雨」で溶ける ―― 2ヵ所で! ★ 凍結していないところもあるから、数か所で決壊したことになる! その溶けた場所から、フクイチの猛烈な放射能汚染水は太平洋に流れ込んだはずだ! 「アイス・ウォール」とともに「アンダーコントロール」も決壊! 安倍政権はこの責任をどう取り、国際社会いどう釈明するのか!

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〔★は大沼〕 ◎ 朝日新聞デジタル : 福島第一、地下水が急上昇 大雨続き凍土壁2カ所溶ける
 (2日付け)⇒ 
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9161JHJ91ULBJ00L.html?rm=448

 ◇ 凍土壁の上流にある原子炉建屋には、高濃度汚染水がたまっている。東電は、建屋近くを通って汚染された地下水が、凍土壁の穴を抜けて下流に流れ込んだとみており、凍土壁が機能していない状況を認めた。

          *

 ★ いくらなんでも、台風の大雨を「想定外」とは言えない。

 「凍土遮水壁」は、政治主導で強引に進められたという。

 「アンダー・コントロール」していないのだから、安倍首相は引責退陣すべきである!

          *

 ★ この問題を報じるNHKの「大本営報道」が、ふるっている!

 見出しは 「台風による大雨で凍土壁の一部で温度上昇」

 書き出し(リード)は、こんな具合だ。

          *

 一連の台風に伴う大雨で、東京電力・福島第一原子力発電所では、汚染水対策の柱として地盤を凍結させる「凍土壁」の一部で、温度が上昇して0度を超えていることがわかり、東京電力は、急きょ追加の工事を行って凍結を促すことになりました。

          *

 温度が上昇して0度を超えている……というこは、「溶けている」わけだが、NHKは「一部の氷が溶けた可能性もあると見られます」と、粘りとしぶとさを発揮し、国民になかなか真実を告げようとしないのは、さずが「アベのポチ犬アッチイケー」、面目躍如たるものがある。

          * 

   ◎ NHK : 台風による大雨で凍土壁の一部で温度上昇

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 (2日付け)⇒ 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160902/k10010665181000.html

 ・ ……台風が相次いで通過した先月半ば以降、一部で温度の上昇傾向が続き、4号機の南側では、それまでのマイナス5度から1日までに最高で1.8度に上がり、3号機の東側でもマイナス1.5度から1.4度に上がったということです。
これらの場所は、一連の台風が接近する前からほかと比較して温度が高い状態となっていて、台風による雨の影響で地下水の流れが増えた結果、一部の氷が溶けた可能性もあると見られます。

 このため東京電力は、急きょ、これらの2か所に地盤を固める薬剤を注入し、水の流れを抑えて凍結を促す追加工事を行うことを決めました。

Posted by 大沼安史 at 04:45 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 『新潟日報』は東電の広告は紙面に掲載しても、泉田・県政からの「反論」は載せなかった〕 【関連】 ★ 泉田知事の申し入れを「正当な記事へ圧力」と書いたことで、『新潟日報』は、ジャーナリズムではなく、「プロパンダ機関」であることを、自ら曝け出した!

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 ★ 『新潟日報』の服部編集局長は、「泉田裕彦知事が知事選から撤退する理由として本社の報道を挙げたことは、報道機関に対する圧力にも等しく、許しがたい行為と言うほかはありません」と書いた。

 「批判」を「圧力」とうけとめる(あるいは、すりかえる)、この反応はどこで培ったものだろう。

 服部局長は、自分が指揮をとる組織のことを「報道機関」と言っている。

 知事の批判を批判として受け止めず、知事の反論を紙面に載せもせず、したがって反論に対する再批判報道もしないで、「報道機関」を自ら名乗るとは、笑止千万である。

 服部局長はよほど「圧力」に“敏感”のような人らしいが、「新聞人の責務」というものに不感症であってもらっては困る。

          * 

 ★ たまたま、米国の哲学者、ジェイソン・スタンレーさんの『How Propaganda Works』という新著を読んでいたら、こういう定義が出ていた。(55頁)

 Vehcle of Propaganda: An institution that represents itself as defined by a certain political ideal, yet whose practice tends to undermine the realization of that ideal.

「プロパガンダ機関」: ある政治的な理想によって定義されるものとして自らを示している組織。しかし、その実践はその理想の実現を足元から掘り崩しがちである。

          *

 ★ 『新潟日報』も、人権や自由を守る、権力に屈しない、といった編集綱領を一応、掲げているのだろう。

 しかし、そうした建前を、日々の実践(報道)が、突き崩している……。

 新聞がこういう「プロパガンダ機関」に変質するのは、『新潟日報』に限らない。あの「フクイチから、逃げ出しませんでした」“謝罪報道”の朝日新聞もそうである。

 (ちなみに、ジェイソン教授は、アメリカの「学校」も、プロパンダ機関に堕していると指摘している。日本の学校は、どうなのだろう?……)

          *

 ★ 東電の広告は載せるが、地元の知事の反論は載せない。

 『新潟日報』は、「新聞」であるばかりか「地元紙」でもなくなったようだ。

          *

 ◎ 参考 ハフィントン・ポスト
 ⇒ 
https://job.rikunabi.com/2017/company/top/r925500059/

Posted by 大沼安史 at 10:48 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 『新潟日報』は東電の広告は紙面に掲載しても、泉田・県政からの「反論」は載せなかった〕 【関連】  泉田知事がツイッターで事情説明

 ◎ ⇒ https://twitter.com/IzumidaHirohiko

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Posted by 大沼安史 at 09:48 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 『新潟日報』は東電の広告は紙面に掲載しても、泉田・県政からの「反論」は載せなかった〕【関連★】泉田知事は岩上さんのインタビュー(2013/9/7)の最後に、「ここまで言ったら危ないかも」と呟いた。そして「消されたり、自殺したり。でも、僕は自殺しませんから。遺書が残っていても、自殺ではない。もし僕が自殺なんてことになったら、絶対に違うので調べてください」と!

 ◎ ブログ「晴耕雨読」「泉田知事、インタビューのあと、「ここまで言ったら危ないかも」と呟いた。:岩上安身氏」  原子力・核問題
 (2013年9月13日)⇒ 
http://sun.ap.teacup.com/souun/11984.html

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Posted by 大沼安史 at 08:50 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 『新潟日報』は東電の広告は紙面に掲載しても、泉田・県政からの「反論」は載せなかった〕【関連★?】 新潟の「市民団体」、『対レイシスト行動集団(しばき隊)』の構成員、ハンドルネーム「壇宿六」氏が、公害病として有名な新潟水俣病弁護団長の高島章弁護士にツイッター上で「うるせーな、ハゲ!はよ、弁護士の仕事やめろ。プロのハゲとして生きろ。ネトウヨ弁護士。クソ馬鹿ハゲ野郎!」などと暴言。「高島弁護士が明らかにしたところでは、壇宿六氏は実は新潟県の県紙・新潟日報の上越支局長の要職にある人物」

 

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〔★は大沼〕  ◎ ガジェット通信 : 「しばき隊」構成員(実は新潟日報上越支局長)が新潟水俣病弁護団長に暴言→身元を割られ謝罪文を書かされる
 (2015年11月24日付け)⇒ http://getnews.jp/archives/1266166

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Posted by 大沼安史 at 08:34 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 『新潟日報』は東電の広告は紙面に掲載しても、泉田・県政からの「反論」は載せなかった〕◇ 岩上さんが泉田知事「出馬とりやめ」会見での、知事と『日報』記者とのやりとりを公開報道 / 岩上さん「新潟日報は、なぜ県からの回答を紙面に載せなかったのか、答えていない。言論機関として、これは不誠実な対応であろう」★ 「新潟日報」購読を打ち切る人も出ていると聞くが、これでは仕方がない。

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 ◇ 「なぜ回答を紙面に載せないのか」という泉田知事の問いに、「私ら記者は答えられない」と逃げを打ちながら、社を代表するように「抗議する」と言う記者。知事と記者の応酬は公然と行われたのだから、この記者の「上司」は、なぜ県からの回答を紙面に載せなかったのか、県民、国民に向かって説明する義務がある。

          *

〔★は大沼〕 ◎ IWJ : 泉田新潟県知事「『説明しろ』と言った以上、県からの回答を握りつぶさないでいただきたい」と注文!新潟日報は「事実を書いている。圧力には屈せない」と反論も説明責任は果たさず!白熱した記者会見詳報!
 (31日付け)⇒ 
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/328935

  ⇒ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/328935#idx-3

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泉田知事「まず、訂正を求めている。内容についてもあくまでも『適正な報道を』と言っているわけで、(自らの主張に)自信があるなら、県の申し入れを書いたうえで、『我々はこう判断した』と紙面上で訴えたらよろしいのでは。言論には言論で、というのが民主主義の鉄則だと思う」

新潟日報「だからそういう県の要望、申し入れを踏まえて、その翌日なり、翌々日なりに記事として出している。それが回答」

泉田知事「こういう県の申し入れがあった、というのが出ていない。それから読者の投稿欄に対する回答はなぜ載せないのか」

新潟日報「それは会社として、私ら記者の決めることではない。今、私がここでは答えられない」

泉田知事「では、会社として回答をいただけるか」

新潟日報「先日あったでしょう」

泉田知事「だから『総合的に(判断)』ではなくて、なぜ説明責任を果たせと書いておいて、その部分について回答しないのか」

新潟日報「それはやめましょう、ここでは。わかりました。あとで文書なりでください。時間がもったいない、それは」

泉田知事「どうしてそこはもったいないのか。大事なところだと思う」

新潟日報「私が答えられないのに、今それを言われてもしようがないではないか」

泉田知事「上司に報告していただけるか」

新潟日報「先日うちの局長が知事に述べたとおりです」

泉田知事「だからなぜ回答を載せないのか。自らの編集で説明責任を果たせという投稿を載せておいて、県が回答をすると今度はそれを掲載しない。この判断が、なぜ『総合的な判断』なのか。ここを回答いただきたい」

新潟日報「それは伝える」

Posted by 大沼安史 at 07:59 午前 |

2016-09-01

〔ツイッター 「乗っ取り・なりすまし」は許されない〕 ◇ フォロワーに対する権利侵害事件として訴えることは可能だと思い、以下に「証拠」を確保・保全!

 〔★は大沼〕  ◎ 「北濱幹也」さんのツイッター ⇒ https://twitter.com/kitahamamikiya

【最近のツッター】

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【過去ツイッター】

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Posted by 大沼安史 at 07:03 午後 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の秋へ〕◇ 英国のマンチェスターの南、ピーク・ディストリクトの土壌から、「核廃棄物」を食べ、エネルギーに変える単細胞バクテリアをマンチャスター大学のジョナサン・ロイド教授らのグループが発見! / 水と接触したウランなど核廃棄物の水溶性を高めて汚染を拡大する「ISA( isosaccharinic acid )」を、無酸素状態でも「呼吸」し「捕食・解体」! 

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 ★ フクイチ被曝地で行なわれている「除染」は「移染」でしかない。
 
 安倍政権は「生物除染」にも全力で取り組み、被曝地の汚染低減に努めなければならない。

 日本のロンドン大使館の科学アタッシュは、ロイド教授のところへ早速赴き、教えを乞い、協力を求めるべきだ!

 ★ この日本を死の灰まみれのまま、終わらせてなるものか!

          *

〔★は大沼〕 ◎ サイエンス・デイリー : Nuclear waste eaters: Scientists discover hazardous waste-eating bacteria
 (2014年9月9日付け)⇒ 
https://www.sciencedaily.com/releases/2014/09/140909093659.htm

Posted by 大沼安史 at 09:25 午前 |

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目の夏〕◇ 「トモダチ作戦」での洋上被曝を訴える、米空母「ロナルド・レーガン」の元水兵らの対東電集団訴訟 控訴審の口頭弁論(Oral arguments)、1日、カリフォルニア・パサディナの第9巡回連邦裁判所に開始 (大統領選のある)11月以降に判決の見通し(弁護団)/ ◎ 米民主党で大統領候補に名乗り出たことのあるジョン・エドワーズ元上院議員が原告の水兵らの支援を表明! 米軍紙『星条旗』が報道

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 ★ 小泉純一郎元首相についで、ジョン・エドワーズ元上院議員が「洋上被曝」の米水兵、海兵隊員、空軍兵士の支援を表明した。

          *

 この問題は、11月の米大統領選でも取り上げられる可能性がある。

 トランプ候補が言及することも考えられる。トランプ氏のことだから、東電(あるいは日本政府)に対して、賠償金と医療補償を「請求」することも、あり得る。

 東電は責任を認め、原告団に謝罪し、被曝水兵らの訴えに応えるべきではないか?

          *

〔★は大沼〕 ◎ 『星条旗紙』 : Former senator pledges to support vets in Fukushima lawsuit
 (31日付け)⇒ 
http://www.stripes.com/news/former-senator-pledges-to-support-vets-in-fukushima-lawsuit-1.426394

 ・ The lawsuit against TEPCO and several other co-defendants, including General Electric, EBASCO, Toshiba Corp. and Hitachi, is scheduled to proceed to trial pending appeals. Oral arguments in the appeals case are due to begin Thursday in the the 9th Circuit Federal Court in Pasadena, Calif. The plaintiffs’ lawyers don’t expect a ruling before November.

Posted by 大沼安史 at 08:40 午前 |