« 〔フクイチ核惨事 6年目〕◇ ロシア企業「RosRO」、日本の経産省の依頼で、フクイチ放射能汚染水からトリチウムを除去する「トリトン(Triton)」テクノロジーを開発! 15年間稼働、最大3~4億ドル(300~400億円)で除去設備の取り付け可能 3月に日本側に事業の実施計画書を提出! ★ こんな提案がロシアから出ているのに、アベ政権は、安上がりだと言って、トリチウムの無処理・太平洋垂れ流しを画策している! 金がないなら、辺野古をやめて、こっちに回すべきだ! | トップページ | 〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目〕 ◇ FNNが報道 「公明党、参院選公約発表 40年超える原発の運転、事実上容認」 »

2016-06-14

〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目〕★ 「フクイチ・メルトダウン 600トン溶融核燃」で、こんな警告が出ている。 なんと……「地下・増殖炉(Underground Breeder Reactor)化し、荒れ狂っている」可能性! ―― もしかしたら、フクイチ核燃溶融マグマは、あのアフリカ・ガボンの「天然原子炉」のような状態になっているのかも知れない! それにしても「増殖炉」とは……高速中性子線がプルトニウムを増殖させている……?! まさかの仮説だが、実に恐ろしい可能性が提起された!

Screenshot1441

………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 ★ ベルギー出身、米国在住のマイケル・ヴァン・ブレークホーベンさんのブログを読んでいたら、以下の報告にぶつかった。

 ショックだった! Underground Breeder Reactor という見出しの言葉を見て、呆然とした!

 地下にもぐりこんで「アンダーグラウンド・ブリーダー・リアクター」化している可能性(あくまでも)が示唆されていたからだ。

 ブレークホーベンは、この春からの、ヨーロッパでの空中放射能の異常を、風向きパターンで追跡していくと、フクシマにたどり着くことを指摘し、4月の終わり段階で、地球規模の非常事態警報(Planetary Emergency RED ALERT)の警鐘を鳴らしていた。

          *

 ★ ブレークホーベンはブログのディスクレーマーにある通り、とても慎重な方だ。煽り屋ではない。

 データに基づく推論を、わたしたちに提示してくれている。

 ここで、あたらめて、多謝!

          *

 ★ ブレークホーベンさんのブログを見て、わたしが反射的に思い起こしたのは、岩波書店の『図書』(2013年)に出た、「天然原子炉と福島原発事故  地球化学者黒田和夫の遺したもの」(小嶋稔著)という科学エッセイである。 ( ⇒ こちら

 そこには、たとえば、こう書かれている。

          *

 ……過去2年、放射能汚染の議論・報道がマスコミを賑わしている反面、さらに深刻な再臨界の議論が専門家の間ですら皆無に近い。

 しかし、1972年9月フランス原子力庁が発表したガボン協和国(アフリカ)での「オクロ天然原子炉」発見は、再臨界は原子炉内に限らず自然界でも起きる事を証明した。福島第一原発一号炉のメルトダウンしたウラン核燃料が現在どのよりな状態なのかよく分かっていない。

 しかし、メルトダウンの現状は、きわめて厳格なコントロール下で正常運転中の原子炉より、「オクロ天然原子炉」の「火元」になったオクロ・ウラン鉱床の状態に近い可能性も否定出来ない。

 東電原発事故の対応は、現状ではほとんど汚染除去などの対症療法に限られているのは事態の緊急性からやむを得ない面もあるが、より長期的な視点からの再
臨界の議論は、その結果の重大性を考えるとけっして看過されてはならない。

 「オクロ天然原子炉」は、こうした問題の解明に貴重な手掛かりを与えてくれる。 ……

          ◇

 ……1972年フランス原子力庁は、かつてフランスの植民地だった赤道直下のアフリカにあるガボン共和国のオクロ鉱山から産出されたウラン鉱石がきわめて異常な同位体組成を持ち、その同位体組成は現在の原子炉で使用済のウラン燃料の燃えカスと酷似していると発表した。

 さらに原子力庁は、その同位体異常は20年程前に黒田が予言した天然原子炉仮説でほぼ完全に説明出来る、と結論した。

 これを報じたフランスの『ル・モンド』は、フェルミらの原子炉は自然の故知
を真似たにすぎないと、黒田の画期的なアイデアを認めなかったシカゴ学派への皮肉とも取れる論評を載せている。

 フランスの科学者による天然原子炉の発見を賞賛することで、アメリカに押され気味の当時のフランス科学界が一矢を報いた、との思いも透けて見える。

 ともあれ黒田の画期的な予言はこうしてようやく陽の目を見る事になった。……

          *

 ★ 戦後、渡米してアーカンソー大学教授などをつとめた、日本が誇るべき核科学者、黒田和夫氏によって、「フェルミらの原子炉は自然の故知を真似たにすぎない」――すなわち、人類がつくりあげた原子炉と、天然原子炉の類縁!

 そして――、紹介エッセイの著者である小嶋稔氏(地球惑星科学)は、なんと、以下のような言葉で、エッセイを結んでいるのだ。

          *

 黒田の提起した「天然原子炉」は、福島原発事故の今後の処理に科学的側面から大きな教訓を与えてくれる。

  福島第一原発一号炉のメルトダウンした燃料デブリが不幸にしてもう一つの「オクロ天然原子炉」にならない事を願い、黒田の遺訓を活かして、この深刻な問題に一刻も早い対応を訴えたい。

          *

 ★ ガボンの「オクロ天然原子炉」 ( ⇒ ウィキ こちら)は、20億年前、数十万年にわたって、燃え続けた。

Screenshot1442

 「(臨界に達し)30分活動したあと2時間30分休止するサイクルだった」という。

          *

 ★ メルトダウンしたフクイチ核燃マグマ600トンには、3号機のMOXプルトニウムマグマも含まれている可能性がある。

 「天然原子炉では、ウランに富んだ鉱床に地下水が染み込んで、水が中性子減速材として機能することで核分裂反応が起こる」という。(ウィキ)

 フクイチの地下でこれと同じメカニズムが働いている、と見ることができそうだが、それと同時に、水のない核燃マグマの深部で、高速中性子線がプルトニウムにあたり、プルトニウムが増殖する反応が生まれていないとも限らない(この記述……★ 自信なし、です)。

 どんどん増え続けていくプルトニウム?!

 私の暴論(妄論)が当たっていないことを(カスリもしないことを)祈るのみ、である!!! 

          *

 ★ はたしてフクイチ・メルトダウン核燃マグマは、原子炉という人間の工作物から逃れ、福島浜通りの地下という大自然のなかで「天然増殖炉」と化しているのか?

 専門家の皆さんのご意見をうかがいたい!

          *

〔★は大沼〕 ◎ マイケル・ヴァン・ブレークホーベンさんのブログ Allegedly Apparent Blog : Planetary Emergency RED ALERT: Wind Patterns Trace Beginning of Major Radiological Disturbances in Europe to FUKUSHIMA: Plausibility of Still-Fissioning “Underground Breeder Reactor Gone Wild”
 (4月29日)⇒ https://allegedlyapparent.wordpress.com/2016/04/29/planetary-emergency-red-alert-wind-patterns-trace-beginning-of-major-radiological-disturbances-in-europe-to-fukushima-plausibility-of-still-fissioning-underground-breeder-reactor-gone-wild/

Posted by 大沼安史 at 08:53 午前 |