« 〔フクイチ核惨事 6年目〕 ◇ 【毎日新聞】 ◇ 茨城・千葉のお母さん9人の母乳のうち4人から放射性ヨウ素を検出 (2011年の3・11後) / 最高は千葉県柏市のお母さんの母乳で、リットル36.3ベクレル ―― 東京の小児科医、黒部信一さんが呼びか人のひとりとなって設立された「母乳調査・母子支援ネットワーク」が検査 ★ 6年目にして初めて知る人も多いことだろう!恐ろしいことだ。 | トップページ | 〔フクシマ核惨事 6年目〕◇ 「CLIP2」という名の遺伝子、甲状腺癌患者の細胞ゲノムでのみ変異――を確認! / 独・ヘルムホルツ・ミュンヘン研究センターのヤン・カイザー博士の研究チームが、こどものころ、チェルノブイリ放射能で被曝したウクライナの甲状腺癌患者、100人以上に対する検査・研究で突き止める! ★ 甲状腺癌のマーカーとして、フクイチ被曝地での検診、早期発見・発症予防に利用せよ! »

2016-06-07

〔フクイチ核惨事 6年目〕◇ 福島県 小児甲状腺癌 前回(今年2月)から、「確定」が14人、「疑い」が27人、増える / 当時5歳児1人が甲状腺癌か、その疑い ―― 検討委が「放射能の影響が考えにくい」根拠としてきた≪ チェルノブイリのように5歳以下で甲状腺癌は出ていない ≫……崩れる! しかし、星座長「5歳の人が1人出たからといって評価を変えるということではない」 ただし、「福島県民の不安の増大」は認める! ★ 検討委は、政府の「隠蔽」命令に抗する赤ひげ集団として立ち上がれ!

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 ◇ 県内全ての子どもが対象の甲状腺検査を巡り、2014年4月に始まった2巡目の検査でがんと確定したのは、前回会議(今年2月)での報告から14人増えて30人となった。がんの疑いは27人。(スポニチ)

 ◇ 約30万人が受診した1巡目の検査も合わせ、これまでにがんと確定したのは計131人、疑いは計41人。(スポニチ)

 ◇ 2巡目の検査を受けた約26万7000人のうち、がんや「がんの疑い」と診断された人数は前回報告(昨年12月末時点)から6人増えて57人となり、このうち53人が1巡目の先行検査で問題ないと診断されていた。(福島民友)

 ◇ 確定と疑いの計57人は、事故から約3年までの1巡目の検査でほとんどが「問題ない」と診断されていた。委員会後の記者会見で、星北斗座長(福島県医師会副会長)は「原発事故の影響とは考えにくい」と従来の見解を繰り返しながらも「人数が増えて県民の不安が増していることも間違いない。さらに詳細な調査をしたい」とした。(スポニチ)

 ◇ But Hoshi said: “Concerns have been growing among Fukushima residents with the increase in the number of cancer patients. We’d like to further conduct an in-depth study.”
 (しかし、星座長は「(甲状腺)癌患者数が増えたことで福島県民の不安が増大し続けている。精密な調査研究を行いたい)(サウス・チャイナ・モーニングポスト紙〔SCMP〕掲載、英文共同電)

 ◇ 検査を実施する福島県立医大などによると、57人は事故当時5~18歳の男女で、腫瘍の大きさは5・3~35・6ミリ。このうち、事故から4カ月間の外部被ばく線量が推計できたのは31人で、最大値が2・1ミリシーベルト、11人が1ミリシーベルト未満だった。

 ◇ 東京電力福島第1原発事故の影響を調べる福島県の「県民健康調査」検討委員会は6日、当時5歳の1人が甲状腺がんかその疑いがあると明らかにした。甲状腺がん発生で放射線の影響は考えにくいとする理由の一つだった「5歳以下の診断例がない」状況が変わる可能性があるが、同委は「(影響が考えにくいとする)論拠を変える必要はない。これからどれくらい出るか検証する」としている。 (毎日新聞)

 ◇ 福島県によると、放射線への感受性は大人より子どもの方が高く、チェルノブイリ事故では、当時5歳以下でも甲状腺がんが多発していたという。

 健康調査は県が2011年6月から実施。甲状腺検査は事故時18歳以下だった約37万人を対象に15年4月まで1巡目を実施し、14年4月からは2巡目に入っている。これまで5歳以下の診断例がないことなどから、検討委が1巡目の結果に基づき作成した今年3月の中間まとめで、甲状腺がんの発生について、放射線の影響は「考えにくい」としていた。 (毎日新聞)

 ◇ チェルノブイリでは、事故当時5歳以下の多くの子どもたちが甲状腺がんになった。県民健康調査検討委員会ではこれまで、その年齢層の子どもから甲状腺がんが見つかっていないことなどを理由に「原発事故との因果関係は考えにくい」とされてきた。「『5歳以下がいないから』という表現をどう変えるのか」という質問に対し、検討委員会の星北斗座長は「当時5歳以下からの発症は非常に少ないと言い換える必要があるのかもしれないが、5歳の人が1人出たからといって評価を変えるということではない」と改めて明言した。(テレ朝「報ステ」)

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〔★は大沼〕 ◎ スポニチ 原発事故の影響は…2巡目のがん確定30人に 福島 子どもの甲状腺検査
 (6日) ⇒ http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/06/06/kiji/K20160606012734560.html

 ◎ 福島民友 「甲状腺がん」計30人に 福島県民健康調査、新たに14人診断
 (7日) ⇒ http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160607-082155.php

  ◎ SCMP Thirty children diagnosed with thyroid cancer in Fukushima nuclear crisis survey (フクシマ核危機調査で子どもたち30人が〔新たに〕甲状腺癌と診断)
 (6日) ⇒ http://www.scmp.com/news/asia/east-asia/article/1967509/thirty-children-diagnosed-thyroid-cancer-fukushima-nuclear

 ◎ 毎日新聞 当時5歳が甲状腺がんの疑い
 (6日) ⇒ http://mainichi.jp/articles/20160607/k00/00m/040/092000c

 ◎ テレ朝「報ステ」甲状腺がん、当時5歳児で初めて確認
 (6日) ⇒ http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000076456.html?r=rss2

 ・ 原発事故の後、福島県の検査で子どもの甲状腺がんが多く見つかっている問題で、事故当時5歳の男の子に甲状腺がん、または、がんの疑いがあることがわかった。

 検査時点の男の子の年齢は9歳。

 事故当時、どの地域にいたのかなど、詳しいことは明らかにされていない。

 チェルノブイリでは、事故当時5歳以下の多くの子どもたちが甲状腺がんになった。

 県民健康調査検討委員会ではこれまで、その年齢層の子どもから甲状腺がんがんが見つかっていないことなどを理由に「原発事故との因果関係は考えにくい」とされてきた。……

Posted by 大沼安史 at 11:49 午前 |