〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目〕◇ 停電発生、高圧電源盤の異常を告げる警報で、電源盤が機能停止 停電 凍土遮水壁の一部、セシウム除去装置(全部)などがストップ 「原因調査難航」 ★ NRC(米原子力規制委員会)の7人の電気エンジニアが連名で、米国のほぼ全ての原発に電気・変圧系統に「設計上の欠陥」があるとして、組織内部での意見具申ではどうにもならないとして、米国市民としてNRCに改善求める請願書を出している! 高浜4号機でも同じようなことがあった! 日本でも原発の電気系統の総点検が必要では!
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◇ 毎日新聞 停電発生の原因調査難航 復旧は29日以降
・ ……28日午前3時40分ごろ、同原発の監視室で高圧電源盤の異常を知らせる警報が鳴り、電源盤の機能が停止。停電によりそこから電気を供給していた機器がストップした。何らかの原因で電源盤を含む電気系統に過剰な負荷がかかり、故障した可能性があるという。
・ このため、汚染水からセシウムなどを取り除く装置2台のうち1台が停止。ただ、運転を続けているもう1台だけでも必要な汚染水処理は可能という。このほか、建屋周辺に造る「凍土遮水壁」の冷凍機もストップ。停電当時は30台のうち22台が稼働中で10台が止まった。東電は「全体の冷凍機能に影響はない」としている。凍土壁は3月の運用開始以来、初のトラブルとなった。
(28日付け)⇒ http://mainichi.jp/articles/20160629/k00/00m/040/082000c
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◇ 同 停電発生の原因調査難航 復旧は29日以降
・ ……28日、一部で停電が発生し、汚染水浄化装置などが止まった。東電は原因調査を進めているが難航。完全復旧は29日以降になる見通しだ。原子炉を冷却するための注水は続いており……
(29日朝刊)⇒ http://mainichi.jp/articles/20160629/ddm/041/040/061000c
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◇ 東電プレスリリース 本日(6月28日)発生した電源設備における警報の発生ならびにセシウム吸着装置の停止についての続報
⇒ http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/1301202_8708.html
現在、以下の設備が停止していることを確認しました。
・セシウム吸着装置
・陸側遮水壁 冷凍機・供給ポンプ・冷却塔の一部
・中性子線モニタ(西門設置)
・構内各休憩所および信号機の一部
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★ 関連 本ブログ既報 2016-03-07〔フクイチ核惨事 5周年〕◇ 米国のNRC(原子力規制委)の7人のエンジニアが米国内のほぼ全ての原発の改善を求め、NRCに訴え! 電気のショートなどで「冷却システム」無能化の恐れ 修理しなければ廃炉に! ★ 日本の原発は米国式だから、川内・高浜など「再稼働原発」も同じような「設計上の欠陥( design flaw)」を抱えている可能性がある! 日本のメディアは確認を! 国会も動け!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/03/design-flaw-d9f.html
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◎ NHK 福島第一原発の停電 機器の復旧進むも原因不明
(29日 12時48分)⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160629/k10010576411000.html
・ 1号機から4号機までの建屋の周辺の地盤を凍らせる凍土壁の冷却装置のほぼ半数が停止
・ これまでに汚染水の処理装置は復旧し、30台あるうちの8台で一時、行っていた凍土壁の冷却も徐々に復旧して、29日午前10時現在、15台が稼働しているということで、東京電力は凍結に問題はないとしています。
・ 停電は構内の電気設備に過大な電流が流れたため発生したとみられていますが、詳しい原因は分かっておらず……
Posted by 大沼安史 at 03:15 午後 | Permalink