« 〔フクイチ核惨事 6年目の夏〕◇ 【現代ビジネス】◆「今回の訪日で福島の再調査を行いましたが、驚いたことは、すでに除染された地域が再汚染されているという現状です。これは予測していないことでした。除染された地域では、あまり高い放射線数値は出ないだろうと思っていたからです。しかし、結果はその反対だったのです」 ―― アーニー・グンダーセンさんが南相馬のコンビニのフロアマットなどのダストを採取し計測。近く論文で発表! 「人肺が重大な内部被曝を受けていることを証明」 | トップページ | 〔フクイチ核惨事 6周年〕◎ 日本の宗教者、宗教研究者の脱原発・脱化石燃料・環境保護グループ、「宗教・研究者エコイニシアティブ(RSF」が2012年11月から取り組む「宗教太陽光発電所」が、日本国内ばかりか、ついに中国・山東省の仏教寺院(博山正觉寺 600kw)でも開始! ◇ 5月27日現在の総発電容量8812.19kw 年間発電量821万kwh 年間CO24591トン削減! / ホトケさま、カミさまも微笑みなさる、宗派を超えた太陽光エコ発電運動、大躍進! »

2016-06-05

〔フクイチ核惨事 6年目の夏〕◇ 「チェルノブイリ被曝地では国際的に認められた「放射能警告マーク」が至る所に見られるが、フクイチ被曝地には、ない! 除染作業員の放射線防護も、手が抜かれている。まるでフクシマの被曝問題を消そうとしているかのようだ」 ―― 米国の臨床医学者、アンドリュー・マークス・コロンビア大学教授がフクイチ被曝地を現地調査し、国際学術誌「臨床調査ジャーナル(JCI)」に論文を発表!

 

★ 国際的に承認された放射能警告マークとは、以下のようなものだ。

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 フクイチ被曝地では、観光宣伝ポスターはあふれているものの、放射能の存在を一目で知らせる、この危険マークが、汚染土保管場所にさえ、ないというのだ。

 これを、マークス教授は問題視している。

 臨床医学者が指摘! 

 アベのフクイチ被曝地アンダーコントロール政策は、病んでいる、ということか!

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 ★ 飯舘村の近くでは「除染」と日本語で書かれたピンクの旗がはためいたが、「放射能危険マーク」はなかった。

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 ★ これはもちろん、外国からの観光客のためにだけ、つけろ、と言っているのではない。

 そこで住んでいる人のためにも――こどもたちのためにも、例えば通学路や河川敷の遊び場などに設置する必要がある。

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 ★ マークス教授はこうした「放射能警戒マーク」のないフクイチ被曝地に観光などで入った人びとが「膨大な放射能粉塵( enormous amounts of radioactively contaminated dirt)」に触れ、日本国内外に運び出す可能性は「恐ろしいほどだ」と警告している。

 The possibility that individuals could access enormous amounts of radioactively contaminated dirt and transport it to a sensitive area in Japan or elsewhere is frightening.

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 ★ こうした「放射能隠し」はやめて、核惨事という事実をオープンに認めて、立ち向わければならない、そのほうがもっと有益だ――とマークス教授は訴える。

 「被曝隠し」で臭いものに蓋してごまかし続ける、アベ政権の病的な「ホラッチョ・アンダーコントロール」隠蔽作戦は、マークス教授というひとりの臨床医学者の現地調査によって、すくなくとも医学界の一角において、崩れ去った!――と言える。

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 〔★は大沼〕 ◎ JCI (The Journal of Clinical Investigation): The Fukushima nuclear disaster is ongoing(フクシマ核惨事は続いている) by Andrew R. Marks

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(5月23日)⇒ http://www.jci.org/articles/view/88434#B2

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 Images of Chernobyl are replete with the international sign of radioactive contamination (a circle with three broad spokes radiating outward in a yellow sign). In contrast, ongoing decontamination efforts at Fukushima lack international warnings about radioactivity. Decontamination workers at Fukushima appear to be poorly protected against radiation. It is almost as if the effort is to make the Fukushima problem disappear.

  A more useful response would be to openly acknowledge the monumental problems inherent in managing a nuclear plant disaster. Lessons from Chernobyl are the best predictors of what the Fukushima region of Japan is coping with in terms of health and environmental problems following a nuclear catastrophe.

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Posted by 大沼安史 at 11:01 午前 |