〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目〕◇ 凍らない凍土壁に原子力規制委がイライラを爆発 「壁じゃなくて『すだれ』じゃないか!」/ 凍らない部分の周辺にセメント系の材料を入れるという東電の提案に対しても、規制委側は「さっさとやるしかない」とあきれ果てた様子。約345億円の税金を投じた凍土壁の行方はどうなってしまうのか。
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◇ 凍土壁のリスクは、完全凍結の状態で発生する。予想を上回る遮水効果が発現し、建屋周辺の地下水が急激に低下した場合、建屋内の汚染水と水位が逆転して汚染水が環境中に漏れ出す危険がある。
◇ 東電は計画で、山側を完全凍結して遮水効果が80%以上になった場合、水位逆転の危険を回避するためいったん凍結をやめるとしているが、この「80%」を正確に判断するすべがないというのが現状だ。
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★ 政府と東電は、「電気で凍結する日本の技術力」を国際社会に汚名挽回アピールしたかったから、「凍土遮水壁」に飛びつき、そして結局、失敗した!
汚染水ダダ漏れ。
これでは駿河湾のサメだって、ベクレテしまうわけだ!
いったい、誰が、責任をとるのか?
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〔★は大沼〕 ◎ 産経新聞(ヤフー) 12日付け ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160612-00000518-san-soci
◎ 関連 参考
・ フクイチへの地下水流入を阻み、放射性物質の海洋流出を止めるには……「世界水・気候財団」が、「運河(Canal)」と「内堀(Inner channel)」の併用方式を提案! ◎ 内堀の底に放射性の堆積物を吸収する不浸透性のシートを敷き、「フクイチ死の灰」を回収! ★ なかなか凍らない「凍土遮水壁」よりも格段に安上がりで、ローテクなだけに、確実性のある提案だ。可否の検討を開始すべきではないか!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/05/canalinner-chan.html
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・ 「凍土遮水壁」について、「世界水・気候財団」が「非常にコストがかかり、問題のある(流入地下水)対策」だと批判、警鐘を鳴らす! ◇ 汚染水に含まれる放射性物質、凍結過程で氷から押し出され、高濃度の「塩水」のなかで高レベルに濃縮され(could become highly concentrated in dense brines)、濃密な流れとなって太平洋に漏出の恐れ / フクイチ構内が「沼沢地( swamp)」化する可能性も!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/05/couldbecome-hig.htm
Posted by 大沼安史 at 08:10 午前 | Permalink