〔フクイチ・スーパー核惨事 6年目〕◇ 「多くの疾病が福島だけでなく、日本全国で増え続けていることを、あらゆる徴候が示している(All indications are that incidence of many diseases is increasing not only in Fukushima but also all over Japan.)」 ―― バンクーバー在住、落合栄一郎博士が論文(英語)で警告! ★ 被曝症は、フクシマに局限されたものではなく、オール・ジャパンのものになっているようだ!
★ 要は、他人事ではない!
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★ 落合さんは、日刊「ベリタ」の記事で、「上で述べたように、様々な病気が2011年を境に増えたらしいことはわかったが、それが福島事故と関連しているかどうか、厳密にそうだと云えるだけのデータはまだない。では、こうした現象は、福島事故からの放射性物質の拡散によるとする以外に、何か、別な理由は考えられるだろうか」と問題を提起している。
わたしは被曝食品の全国流通、放射性ガレキなどの焼却による死の灰の全国拡散の問題があるのでは、と疑っている。
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〔2013/2010〕◇ 白血病 : 福島県 213% / 埼玉県 285% / 全国 142%
◇ 心筋梗塞 : 福島県 133% / 東京都 180% / 全国 151%
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〔★は大沼〕 ◎ 「アジア太平洋ジャーナル・ジャパン・フォーカス」論文 : The Human Consequences of the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant Accidents(福島第一原発事故の人間への影響)
(2015年9月21日付)⇒ http://apjjf.org/-Eiichiro-Ochiai/4382
◎ 日刊ベリタ 福島原発事故から5年、健康障害の現状 糖尿病などが増加傾向に
(2016年2月10日付)⇒ http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201602100950093
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◇ 落合栄一郎(おちあい・えいいちろう)さんの略歴
1936年東京生まれ、東京大学工業化学科卒、同大博士課程修了工学博士。東京大学助教を退職し、海外へ。
カナダ、ブリテイッシュコロンビア大学、トロント大学、アメリカ、オハイオ州立大、メリーランド大、ジャニアータ大、スウェーデン、ウメオ大、ドイツ、マーブルク大などで、化学の研究教育に携わり、2005年にジュニアータ大(アメリカ、ペンシルバニア)を退職。
退職後は、カナダ、バンクーバーに戻り、「バンクーバー9条の会」、World Federalistsなどの平和/持続可能性問題の組織に関与。
現在は持続可能性問題、平和問題、経済問題、原発問題、文明の基本的問題などについて、インターネット紙「日刊ベリタ」に寄稿。
Posted by 大沼安史 at 12:08 午後 | Permalink