〔フクイチ核惨事 6年目の岐路〕◆ 「凍土遮水壁1割凍らず 運用から2カ月 特殊な薬剤注入検討」 ―― 地元紙の「福島民報」も報道! ◆「土壌中に石の量が多い場所で地下水の流れが速く、凍りにくくなっている」…… ★ 山側から、阿武隈山地の地下水が、まさに「激流」となって流れ込んでいる!
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★ 関連・既報 2016-05-27 ◆ 凍土遮水壁 「土壌の1割凍らず=遮水壁補助工事を検討」 時事通信が報道! ★ 「陸側(山側)遮水壁」の延長は約1・5キロ。「土壌の1割が凍結していない」とは、ナイアガラのように大量の地下水が押し寄せる、この陸(山)側遮水壁のことだろう。凍結開始2ヵ月が経とうとして今なお、凍っていない……1割ということは延べ「150メートル」も凍土遮水できていないことになる!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/05/post-dae1.html
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★ 民報によると、「凍土遮水壁は運用開始から2カ月近く経過したが、約1割の土壌が凍結していないとみられる」――そうだ。
約1割が凍結していないとみられる……!!!
「みられる」――ということは、キッチリとした確認さえできてない、ということである。
それと。
「東電によると、土壌中に石の量が多い場所で地下水の流れが速く、凍りにくくなっている」
ということは、つまり、凍結していない箇所の「地下水」は「流れが速い」……すなわち「激流」あるいは少なくとも「急流」状態になっているわけだ。
「東電はこうした場所に特殊な薬剤を注入し、地下水の流れを止めるなどの対策を講じる考えだ」そうだが、「地下水の流れを止める」ではなく「止めるなどの」対策、というところも気になる。
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〔★は大沼〕 ◎ 福島日報 凍土遮水壁1割凍らず 運用から2カ月特殊な薬剤注入検討
(27日付け)⇒ http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/05/post_13771.html
Posted by 大沼安史 at 09:12 午前 | Permalink