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2016-04-13

〔フクイチ核惨事 6年目入り〕【重大ニュース】◇ トリチウム汚染水、放流準備入り ことし後半から段階的に太平洋放出の可能性 タンク貯蔵済み分だけで、3.4ペタ(3400兆)ベクレル ―― AP通信がスクープ報道 / 「彼らは非公式の場では、トリチウムは放出する必要があると言っている」★ 「キュリオン」社が開発した「除去システム」を使わず、安上がりの海洋放流に出るつもりか? 沿岸漁民をはじめ、内外から猛批判・猛反発は必至!

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 ★ フクイチ・トリチウムについては、現在、「除去システム」を開発した米キュリオン社が、経産省の求めで、テキサスの施設で実証試験中だ。

 にもかかわらず、太平洋の段階的に放流する準備をしているとは……。

 APの記事には、フクイチのトリチウム汚染水の量が量なので、その除去には「極度に金がかかる」との記述がある。(APは「トリチウム除去は不可能」とは書いていない点に注意!)

 除去は可能だが、汚染水の量が膨大だから、除去費も膨大になる、というわけだ。

 これに対して、キュリオン社では「経済的な方法を提供」できるとしており、東電が、たとえ「経済的」なものであれ、「除去」費の負担を免れようとしていることも考えられる。

 「キュリオン」の除去技術がある以上、東電が除去費用を負担できないというなら、アベ政権は東京オリンピックを返上し、「新国立」の費用を回すなどしてでも、トリチウム除去に全力を挙げるべきだ。

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 AP通信はまた、米政府・環境保護庁(EPA)のスポークスマンの「いかなるトリチウム被曝も、なんらかの健康被害を提起する。被曝が持続すれば、癌の増加など健康リスクは増大する」との言明を紹介、米国では核施設から出るトリチウムを最小化し、飲み水に入らないようにしていることにも言及している。

 日本の厚生省、環境省も、EPAのように、トリチウム大量放流に反対し、住民の健康保護、環境汚染防止に努めるべきではないか。

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 こんご、延々とトリチウム汚染水がフクイチから太平洋に放流されていくような事態になれば、日本政府に対する国際社会からの批判は高まり、東京五輪のボイコットなども起きかねない。

 原子力規制委員会の田中委員長はペットボトルの半分、青い水をいれて、トリチウムの純量としては、たったのこれだけ(57ミリ・リットル)と記者団に見せたそうだが、たったそれだけなら、除去すればいいだけのことではないか。

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 被曝被害もさることながら、トリチウム太平洋放流開始で、日本の国際社会における名誉ある地位が失われることを恐れる。
 
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 〔★は大沼〕 ◎ AP通信(ニューヨーク・タイムズ掲載) Japan Prepares for Release of Tritium From Fukushima Plant
 (12日付け)⇒ http://www.nytimes.com/aponline/2016/04/12/world/asia/ap-as-japan-nuclear-what-is-tritium.html?smid=li-share&_r=0

 ・ What will be released from Fukushima will be well below the global standard allowed for tritium in the water, say Tanaka and others favoring its release, which is likely to come gradually later this year, not all at once.

 ・ The amount of tritium in the contaminated water stored at Fukushima Dai-ichi is estimated at 3.4 peta becquerels, or 34 with a mind-boggling 14 zeros after it.

 ・ Public distrust is running so high after the Fukushima accident that Tokyo Electric Power Co., or TEPCO, the utility that operates the Fukushima plant and oversees its decommissioning, has mostly kept quiet about the tritium, pending a political decision on releasing the water.

 Privately, they say it will have to be released, but they can't say that outright.

 ・ Ridding water of tritium has been carried out in laboratories. But it's an effort that would be extremely costly at the scale required for the Fukushima plant, which sits on the Pacific coast. Many scientists argue it isn't worth it and say the risks of dumping the tritium-laced water into the sea are minimal.

 ・ "Any exposure to tritium radiation could pose some health risk. This risk increases with prolonged exposure, and health risks include increased occurrence of cancer," said Robert Daguillard, a spokesman for the U.S. Environmental Protection Agency.

 The agency is trying to minimize the tritium from U.S. nuclear facilities that escapes into drinking water.

 ・ To illustrate that point, Shunichi Tanaka, chairman of the Nuclear Regulation Authority, showed reporters a small bottle half-filled with blue water that was the equivalent of 57 milliliters.

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◎ 関連 キュリオン社が「トリチウム除去システム」を開発 

    ⇒ http://kurion.com/jp/technologies/tritium-removal/

Screenshot848 ・ キュリオンのモジュール式トリチウム除去システムは、30年以上の創意工夫の基礎の上に成り立っており、世間の信頼を高め、新規及び実証済技術を用いたトリチウム除去技術で、エネルギー効率を改善するための経済的な方法を原子力事業者に提供致します。

キュリオンは現在、このトリチウム除去技術が有効かつ拡張性に優れた解決策であることを証明するために、日本の経済産業省の実証プロジェクトを実施しています。

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Posted by 大沼安史 at 11:13 午前 |