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2016-04-09

〔フクイチ核惨事 6年目入り 原発再稼働、許すまじ!〕◇ 原発5キロ圏内で(とくに5歳未満のこどもたちに(とくに)白血病が多発! 胎児被曝が顕在化 原発の排気塔との距離と密接な関連 ―― 英国の環境放射能問題の専門家、イアン・フェアリー博士が警告! ★ フクイチ被曝地のこどもたちの白血病が心配だ。甲状腺癌だけではなく。/ 川内など原発の再稼働は、この点ひとつ見ても、ただちに中止すべきことだ!

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 ★ 写真は、ドイツの「KiKK」研究より。

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 ★ フェアリー博士によると、原発周辺の発症状況を調べた60以上の研究例のほとんど(70%)が、白血病の増加を示している。
 The core issue is that, world-wide, over 60 epidemiological studies have examined cancer incidences in children near nuclear power plants (NPPs): most (>70%) indicate leukemia increases

 もっとも知られた調査研究は2008年に発表された、ドイツ「KiKK研究」で、これにより、2009年のはじめ以降、問題への関心が強まった

 「KiKK」とは、Kinderkrebs um Kernkraftwerke(原発周辺の小児癌)の略。

 この研究はドイツ政府によって行われたもので、ドイツの全原発の5キロ圏に住む5歳未満のこどもたちの白血病が実に120%も増加(すべての癌では60%)していることが分かった。
 In early 2009, the debate was partly rekindled by the renowned KiKK study (Kaatsch et al, 2008) commissioned by the German Government which found a 60% increase in total cancers and 120% increase in leukemias among children under 5 yrs old living within 5 km of all German NPPs

 これをきっかけにフランスやスイス、英国で、同じような調査が行われ、いずれも小児白血病の増加がみられた(サンプル数が少なかったため、ドイツのように、統計的に有意の結果とはならず)。

 こうなると、日本の原発周辺5キロ圏でも同じような事態が生まれている可能性が強いが、フェアリー博士の指摘でもうひとつ注目すべきは、「KiKK」研究から、小児癌、小児白血病の発生・増加と「原発の排気塔」からの近接距離の間に密接な関連があることが確認されていることだ。(英文の太字強調は、フェアリー博士)
 My explanation does involve radiation. It stems from KiKK’s prinicipal finding that the increased incidences of infant and child leukemias were closely associated with proximity to the NPP chimneys.

 この博士の指摘から、フクイチ核惨事を経験したわたしたちが注意しなければならないのは、原発排気塔から放出されたプルームが、近隣の風下地域のこどもたちを襲い、白血病の発症を引き起こす可能性が高い、という事実である。

 原発の平常運転の排気プルームでも、120%の増加――ということは、フクイチ核惨事の爆発メルトダウン・プルームでは、その比でなく、とてつもない白血病リスクがばらまかれたことになる。

 日本政府はフクイチ風下被曝地帯の小児白血病調査を至急、徹底して行うべきではないか。

 それともうひとつ、なんとしても気になるのは、フクイチ瓦礫の焼却処分地、あるいは核廃棄物など放射能を帯びた廃棄物の焼却処分地での、「放射能・煙害」問題である。

 周辺で、小児白血病など小児癌が多発していないか、不安になる。

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 博士が「KiKK」研究からひき出した警告で、もうひと気になるは、ドイツの原発周辺で見られたこどもの「固形癌」の大半が「胎児性」のものであることだ。小児白血病病も、そういうことで起きたことになる、と博士は指摘している。(太字強調は博士)
 It also stems from KiKK’s observation that the increased solid cancers were mostly “embryonal”, ie babies were born either with solid cancers or with pre-cancerous tissues which, after birth, developed into full-blown tumours: this actually happens with leukemia as well.

 この警告がなにを意味するかは、言うまでもなかろう。

 胎内被曝。

 国家政策として原発を推進してきた日本政府は、かつてのドイツ政府にならって、以前稼働していた全原発、および「六ヶ所」など全核施設周辺での小児癌・小児白血病の発生状況を、過去にさかのぼって調査し、医療費支援などに乗り出す責任がある。

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 〔★は大沼〕 

◎ Childhood Leukemias Near Nuclear Power

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(2014年7月25日)⇒ http://www.ianfairlie.org/news/childhood-leukemias-near-nuclear-power-stations-new-article/

Posted by 大沼安史 at 09:10 午前 |