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2016-04-04

〔フクイチ核惨事 6年目入り〕◆ 鳥の糞で原発停電で起きたというのなら、どうしてテロリストによる「原発テロ」を防げるのだろう? ―― 米有力外交誌「フォリン・ポリシー(FP)」が警告記事を掲載 / ベルギーではブリュッセル・テロの2日後に、こんどは原発警備員が愛犬もろとも射殺され、セキュリティー・バッヂを奪われたというのに!

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★  「フォリン・アフェアズ」に並ぶ米外交誌、「FP」が電子版に、≪ From Fukushima to Brussels, Nuclear Energy Isn’t Worth the Risks(フクシマからブリュッセルまで、原子力は価値あるリスクでないことがわかった)≫という見出しの警告記事を掲げた。

 こんな風刺画つきで。

 「オバマ」を模したようだが、顔は安倍首相にも似ている。

 「再稼働」とか「核武装」とか、もてあそんでいるうちに命取りになるという警告だ。

 

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 ★ 米国の研究NPO「政策研究所」が発行する「OtherWords」編集主幹のエミリー・シュウワルツ・グレコさんの警告記事。

 グレコさんが言及しているベルギー・テロ(3月22日)2日後(24日)に起きた、原発警備員が殺害された事件は、警備員の自宅バスルームで起きた。愛犬も射殺されていた。

 セキュリティー・バッヂが消えていた。

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 ★ グレコさんによると、昨年末の警察の家宅捜索で、テロ容疑者のアジトから、ベルギーの核科学者を盗撮した数時間分のビデオ映像を押収した。

 この容疑者はベルギーのテロに参加した実行犯2人の兄弟で、科学者宅の茂みのなかから、盗撮していた。

 (ベルギー当局は3・115周年に合わせ、軍を原発の警備に投入するなどテロ対策を強化していたため)テロ犯らはターゲットを変えたとみられる。

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 ★ こうして「原発テロの現実的な脅威」がベルギーにおいて実証されたわけだが、最終的なテロ対策である「脱原発」への動きは米国でも鈍いとグレコさんは警告している。

 たとえば、ニューヨークの北30マイルにある「インディアン・ポイント原発」。

 ここでは変圧器の故障による停電が起き、クオモ知事が原発の閉鎖を求めているが、原発オペレーターの「エンタジー」社は、鳥の糞が命中したのが原因と主張して、運転継続の姿勢を崩していない。

 鳥の糞さえ止まられないのに、どうしてテロリストを止められるのか?

 これがグレコさんの皮肉な問題提起だが、これは日本の再稼働原発、休止原発についても言えることだ。

 「もんじゅ」にも「六ヶ所」にも。

 極端な言い方をすれば、いかに強烈な地震も地震でしかなく、地震に「頭脳」はないが、テロリストたちには「頭脳」が――「策略」がある。

 「原発テロ」には「天災以上」の怖さがあるわけだ。

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 ★ これを防ぐには、アベ政権としても、ベルギーの当局が踏み切ったように、国内の各原発に軍(自衛隊)の武装部隊を配置する必要がある。

 原発とはそういう恐ろしいものであることを――世界最高の安全基準だから安全といえるものではないことを、アベ政権は知るべきである。 

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 〔★は大沼〕 ◎ フォリン・ポリシー From Fukushima to Brussels, Nuclear Energy Isn’t Worth the Risks(フクシマからブリュッセルまで、原子力は価値あるリスクでないことがわかった)
 (3月31日付け)⇒ http://fpif.org/fukushima-brussels-nuclear-energy-isnt-worth-risks/

Posted by 大沼安史 at 01:53 午後 |