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2016-04-06

〔元外務官僚の原田武夫さん 安倍晋三総理大臣への公開書簡〕 ◇ もう手遅れです。程なくして貴職の「自民党」の同僚議員たちが対露経済利権を口実に実に醜悪な金銭スキャンダルに大勢巻き込まれていることが露呈します。……東京地検特捜部が程なくして動き始めるはずです。……もはや天誅しかないとの御決断が下されたのです。

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 ◇ 政治感覚だけは敏感に、と育てられた貴職はそれでもなお今の座に止まろうと、「衆参同日選」などという愚の骨頂を演じてまでして、これに抗おうとするはずです。

 しかしもはや事態は「民意」、あるいは「人智を越えない世界」のレヴェルではないのです。

 「人智を越える世界」での出来事が今、喫緊であるというのに、それが邪魔することはこの国の総理大臣たるもの、一切為してはならないことなのです。

 ところがその理を貴職は土足で踏みにじろうとした。そのを、これから受けなくてはなりません。

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 ◇ 繰り返しになりますが、「凍土壁」などという笑止な手段しか結局のところ、貴職の頼りになるはずの「経済産業省利権グループ」が打ち出せなくなっている件の「東京電力福島第一原子力発電所のトリチウム汚染水問題」も然り。

 実はあの時、昨年(2015年)1月2日に40分ほど相対峙させて頂いた瞬間に不肖・私が貴職に申し上げたことをこなされていれば、こんなことになるはずもなかったのです。

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 ◇ 己の既得利権を守ろうと、それらしい論理を振りかざしては貴職を丸め込み、包括的な承認を得ようとする君側の奸に日々翻弄されているようでは、全くもって話にならないのです。

 そのことが正に露呈したのが、先に行われた国際金融経済分析会合に招かれたポール・クルーグマンNY大学教授による、議事録全文のリークという大スキャンダルでありました。

 当然のことですが、これはポール・クルーグマン教授の趣味や嗜好でなされるべきことではありません。

 そうではなくて、同人をその立場にあらしめている米欧勢の統治エリートたちがすさまじい不満と不信を貴職と我が国に対して抱いているということの露骨な表現が、今回のリークの背景にあることを今すぐ理解しなければならないのです。

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 ◇ 2012年12月、貴職が第2次政権を樹立させた直後の翌2013年4月に、米欧勢の名だたる銀行セクターのリーダーたちが我が国へプレイヴェート・ジェットで続々と飛来したことについては、貴職も報告を受けていると思います。

 その際、彼らは「アベノミクス」と言われつつも、実のところ金融通でも何でもない貴職には面会を求めず、麻生太郎財務大臣、黒田東彦日本銀行総裁、そして我が国3メガバンクの頭取たちと次々に面会したのでした。

 その時の彼らの関心はただ一つ。「日本は一体何をしたいのか」ということだったのです。

 それもそのはずでしょう、何ら事前通告することなく、為替の切り下げを強行したのですから。

 しかしこれに対して、面会を受けた我が国の全ての者たちによる答えは全くもって不明確なものでした。

 それもそのはず、彼らは貴職以上に、「なぜこんなことを始めるのか」について説明を受けて来なかったからです。

 我が国においては震源地が不明確なまま、「気」で政策が形成され、実施されていくことがしばしばあります。

 「アベノミクス」は正にその典型であり、ともあれ株高の中で政権浮揚の気配を敏感に感じ取った貴職はあたかも自らがこれを企画立案したかのような顔をして、これを推し進めようとしたのでした。

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 ◇ そして決定的となった貴職のある外国訪問が行われたのです。昨年(2015年)6月に実施された公式賓客としてのウクライナ訪問です。これでプーチン大統領は決意したのです。「安倍の率いるニッポンは敵国である」と。

 まさかと思われるかもしれません。

 しかし先般、プーチン大統領という「高度に政治的なレヴェル」で発言するのではなく、あえて「国防大臣」という軍実務レヴェルで北方四島における海軍基地建設を表明したのは、そうしたロシア勢の決然たる姿勢の表れだったのです。

 森喜朗・元総理大臣がロシア勢から「もう来なくてよい」と通告されたのも全てこれと連関しています。

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 ◇ しかし、問題は本当の意味での米欧勢の統治エリートの残虐さを知らない、ナイーヴな「経済産業省利権グループ」たちにのみ貴職が、これまでのファミリーとしての御縁とはいえ、頼りきってしまったこと。ここにあるのです。

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 ◇ 貴職の傍では、「次の総理」が既に米国勢からの声をかけられたのか、密かな笑みを見せ始めています

 悲劇の時が訪れる前に、御自らの御決断を下されることを、この場を借りて進言させて頂きます。

 それがこれまでどういうわけか、節目である度にお目見えする機会を賜ってきた私が貴職のために今申し上げるべきことだと強く信じるからです。

 あためて天を見つめ直されて下さい。そうすれば自ずから答えは出て来るはずです。

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 ◎ 安倍晋三総理大臣への公開書簡・第二信。 (連載「パックス・ジャポニカへの道」)
 (3日付け)⇒ http://haradatakeo.com/?p=62456

Posted by 大沼安史 at 10:52 午前 |