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2016-04-30

〔チェルノブイリ30年 フクシマ6年目〕◇ チェルノブイリの南西53キロにあるザリシャニ村(350人)は、「移住」を認められなかった「放射線管理区域」(第4区分 ゾーン4)にある。そこに住むビクトリアさん一家の長男(8歳)は甲状腺が腫れている。生まれたばかりの1歳にある女の赤ちゃんも、同じだ。母親のビクトリアさんは言った。「わたしたちはここで汚染されたものを食べないと生きていけないのです」

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★ 30年後の悲劇は…………「移住」が認められなかった「第4区域(ゾーン4)」で起きていた!

 これは「フクイチ核惨事」下にある、わたしたちにとって他山の石、重大な教訓になることではないか!

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 ★ これは「キロ100ベクレルまで安全」と言われて食べている、わたしたちの現実であり、未来図ではないか?

 チェルノブイリの周辺にも、線量が低いからと、「移住」できなかった人たちがいるのだ。

 あれから30年経ったのに、いまなお、甲状腺の異常に苦しんでいるこどもたちがいる!

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 ★ ザイシャニ村は、「第4区分(Zone 4)」に指定された。

 ひとつ上の第3区分は「移住権利対象区域」(第2は「義務的移住区域」、大は、「強制避難区域」 ⇒ こちらを参照  )

 第4区分は、「不必要な被ばくを避けなければならない。新たな工場建設禁止。農地作付制限あり」の「放射線管理区域」だ。

 ビクトリアさん一家は、(移住できずに)ここで暮らしている。

 (母親のビクトリアさんは、チェルノブイリで爆発事故が起きたとき、生まれて間もなかったのではないか? 彼女の息子さん、娘さん――ということはヒバク2世=第2世代で甲状腺障害が出ていることだ!)

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 ★ ウクライナ政府は昨年、この「第4区分」地域での「学校給食費」支給を停止した。(自前のお弁当を持って来なければならない)
 Last year, the Ukrainian government, which is propped up by billions of dollars in loans from the United States, the European Union and the World Bank, cut off paying for school lunches in Zone 4.

 その3年前、2012年には、セシウム137の消滅を促進する家畜用のフェロシン(プルシャ・ブルー)という薬剤購入費の支給を打ち切っていた。

 「第4区分」の放射能対策費が次々に削減されている……これがウクライナの現状だ。

 フクイチ被曝地の半世紀後の姿を見ているようで、怖い。

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 ★ 第4区分に住むこどもたちには、心肺能力が低下が見られるという。
 
 また、なんと81%のこどもたちに、心血管系の不全が見られるそうだ。

 甲状腺の異常だけではないのである。

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 ★ APの記者は、ナデーズダさんというおばあちゃんにも取材している。

 10歳のお孫さんの男の子を病院に連れて行ったら、進行した洞性不整脈を診断されたそうだ。

 ナデーズダさんは言った。

 「わたしたちは捨てられ、忘れらているのです」

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 ★ 日本でも新たなる「安心神話」の強制のなかで、同じような悲劇が起きようとしているではないか?

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 〔★は大沼〕 ◎ AP通信(ニューヨーク・ポスト紙掲載): People are still eating food contaminated by Chernobyl(人びとはいまなお、チェルノブリの放射能に汚染されたものを食べている)
 (22日付け) ⇒ http://nypost.com/2016/04/22/people-are-still-eating-food-contaminated-by-chernobyl/ 

Posted by 大沼安史 at 10:53 午前 |