〔フクイチ核惨事 5周年〕◇ 米国のNRC(原子力規制委)の7人のエンジニアが米国内のほぼ全ての原発の改善を求め、NRCに訴え! 電気のショートなどで「冷却システム」無能化の恐れ 修理しなければ廃炉に! ★ 日本の原発は米国式だから、川内・高浜など「再稼働原発」も同じような「設計上の欠陥( design flaw)」を抱えている可能性がある! 日本のメディアは確認を! 国会も動け!
★ 米NRCの「7人の侍」が、職業倫理を賭けて、アピール(請願)した!
偉い!
日本のNRC(原子力規制委)のエンジニアたちも、見習ってほしいものだ。
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ロイター電によると、2012年のはじめ(フクイチ核惨事の翌年)、イリノイ州の原発で「電圧のアンバランス化」で原子炉が自動停止し、発電停止が1週間続いた。
In early 2012 an unbalanced voltage event forced Exelon Corp's Byron 2 reactor in Illinois to shut down automatically.
電気用語で「欠相(オープン・フェーズ)」と呼ばれる状態を引き起こす設計上の欠陥が指摘されたが、NRCは原発オペレーターに対して警告を発しただけで、強制的な是正措置を命じることはなかった。
7人のエンジニアたちは、これではいずれ惨事が起きかねないとして、NRCに強制措置をとるよう求めたもの。
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米国のほとんど全ての原発がこうした「爆弾」を抱えているということは、川内も高浜も同じ状況にある、ということである。
日本のNRC(原子力員会)に、日本の国民を原発事故から守る気が少しでもあれば、ただちに「7人のエンジニア」から事情を聴取するなど、川内、高浜の運転を一時停止して、対策に乗り出すべきだ。
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〔★は大沼〕 ◎ ロイター U.S. NRC engineers urge fix for nuclear power stations
(1日付け)⇒ http://www.reuters.com/article/usa-nuclear-regulator-idUSL2N1692BF?mkt_tok=3RkMMJWWfF9wsRoguanJe%2B%2FhmjTEU5z17OwpUKSylMI%2F0ER3fOvrPUfGjI4FRMFlMq%2BTFAwTG5toziV8R7DNLM1wy8YQWhPh
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◎ 米サウスカロライナ州のオコネー原発で変圧器火災事故も、NRC「7人のサムライ」たちの問題提起と関連するものかも知れない。同原発1号機から、同原発のスイッチ機器に電気を送るための変圧器だそうだ。「消火に成功」――大事故に至らなくてよかった。これは、日本への警告でもあるのではないか? Fire contained at Oconee Nuclear Station, officials say
◎ 地元TV局 ⇒ http://www.wyff4.com/news/fire-at-oconee-nuclear-station/38371590
◎ スプートニク日本語版 ⇒ http://jp.sputniknews.com/incidents/20160307/1738245.html
Posted by 大沼安史 at 05:45 午後 | Permalink