〔フクイチ核惨事 5周年〕◇ 小野明フクイチ所長 外国メディア取材団に対して、3・11後の事故対応に「混乱」があったことを認める! 「次に大地震・津波に襲われても、前のような混乱状態に陥らない」と明言! ★ 津波対策をおそろかにしていた東電の当時の指導部は、事故対応の過失についても責任を背負わなければならない!


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★ 小野所長の画像は、AFPビデオより。
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〔★は大沼〕 ★ 今月10日、フクイチの事故現場を、外国メディアの記者団一行が現地取材に訪れた。東電が「フクイチ5周年」を前に、現場を公開したのだ。
小野明所長が記者団の質問に答えた。生気のない、その苦渋の表情 がすべてを物語っていた。
( AFPビデオ ⇒ http://videos.lexpress.fr/actualite/monde/video-fukushima-un-seisme-majeur-reste-un-risque_1762621.html )
小野所長は、その際、「最大のリスクは何か」と問われ、こう答えていた。
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もし、新たに大地震の直撃を受け、津波に再び襲われれば、その時がわれわれにとって最も緊張する局面になるだろう。しかし、われわれは以前と同じような混乱した状態には陥らないだろう(we will not fall into similar confusion like before. )。
◎ 英紙デイリー・メール掲載・AFP電 ⇒ http://www.dailymail.co.uk/wires/afp/article-3440480/Fukushima-plant-boss-says-disaster-wont-threaten-clean-up.html
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これは重要な証言である。
フクイチの現職所長が、3・11当時の東電(日本政府)の対応を、confusion と言い切ったわけだから。
「コンヒュージョン」とは言うまでもなく、混乱・困惑の意味である。
フクイチの事故対応は、たしかに混乱の極み、混乱状態(AFP仏文電では la même situation de confusion )にあったのだ。
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この小野所長の言明は、原子炉事故分析の専門家、田辺文也さん の、当時、東電(そして保安院)が、フクイチ原子炉の事故「手順書」をないがしろにして、勝手な対応をした結果、回避できた2・3号機の炉心溶融を招いてしまったとの指摘を考え合わせるとき、重大な――いや、重大すぎる意味合いを帯びてくる。
◎ 参照 本ブログ(14日付け)〔フクイチ核惨事の真相 田辺文也さんが事故を分析し、東電の重大な操作手順ミスを指摘〕◆ 「もし手順書がないがしろにされず、適切に参照されていたならば」……2・3号機、炉心溶融回避の可能性 フクイチ事故は1号機からの放射能放出にとどまり(10分の1で済み)、「未だ10万人以上の人が避難を余儀なくされる事態にはならなかった」/ ★ 「急性ベント病」 ともいうべき思い込みが、破局的な惨事を招いていた!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2016/02/post-6252.html
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★ フクイチ5周年――。
日本のメディアも、外国メディアのように、ストレートな質問をして、真実を引き出す努力をしてほしい!
真実は解明されねばならないし、責任は追及されねばならない!
Posted by 大沼安史 at 05:03 午後 | Permalink

















