〔東海アマさん ブログ解説 トリチウム〕◆ (★ 必読です) ≪ 臨界し発熱する核燃料に地下水が接触して猛烈な蒸気が地面の割れ目から噴き出していて、これには膨大なトリチウムが含まれている。≫ ◆ ≪ トリチウムにおける低エネルギー被曝が、実は高エネルギー核種による被曝よりも電離作用が大きく、深刻な事態を引き起こす≫ ◆ ≪それどころか、トリチウムを有機化したOBTという形態だと、桁違いに生物毒性が高まることが発見されたのである。≫ ◆ ≪ 核開発あるかぎり子供たちの未来は残酷の一語である。≫
〔★は大沼〕 ◎ ⇒ こちら
http://blogs.yahoo.co.jp/tokaiama
*
◆ このように、あまりに微弱なベータ線しか出さないトリチウムは、当初から無害安全だと思われたのも当然であった。
だが、真実は逆であった。
エネルギーが低いと生体内で電子(=ベータ線)の親和性が高まり、電離密度が高エネルギー核種の10倍も高くなり、細胞の破壊力が大きくなっていたのだ。(矢ヶ崎克馬琉球大教授)
被曝法則には有名なベルゴニー・トリボンドーの法則と、もう一つペトカウの法則がある。
これは、同じ累積線量を浴びても、短時間で高線量を照射されるのと、長時間で低線量を照射されるのとでは、低線量の方が、はるかに細胞破壊効果が大きいというものである。
トリチウムにおける低エネルギー被曝が、実は高エネルギー核種による被曝よりも電離作用が大きく、深刻な事態を引き起こすという事実は、ペトカウ効果に共通するもので、いずれも長らく原子力産業におけるタブーとして隠蔽されてきた。
現在ですら、これを否定する無知な学者や核産業関係者が多い。NHKを筆頭に、報道も一切されていない。
◆ だが、それどころか、トリチウムを有機化したOBTという形態だと、桁違いに生物毒性が高まることが発見されたのである。
トリチウム水が植物・藻類に吸収されると光合成を経て、有機型トリチウムOBTに変化する。
これは普通のトリチウムとは、まったく挙動が異なり、造血組織や遺伝子に対して激しい毒性を示すようになる。
トリチウム水HTOの生物半減期は十日ほどで、継続摂取がなければ、三ヶ月もあれば体内から消えてしまうが、OBTの場合、生物半減期が40日前後、消えるには一年以上を要する。
トリチウム水が体内に入った場合、内部被曝の危険度はガンマ線より大きい。
セシウムが体内に入った場合の吸収率と似ていて、トリチウムは、ほぼ100%吸収される。皮膚からも吸収されてしまう。
その後、すみやかに体組織に均等に分布し、2%がDNAの構成要素となる。
DNAの水分子になった場合、本来は永久不変の細胞水として機能すべきものが、次々と壊変し、ヘリウムに変わってしまうのだから、DNAにとってはたまったものじゃない。基本的な機能が失われ、遺伝情報が崩壊してしまう。
この結果、ダウン症が起こりやすくなり、ガンや白血病のイニシエーションともなる。
◆ トリチウムは水であって、すべての水に拡散平均化する性質(エントロピー増大)を持っている。
すべての生物の細胞内に情け容赦なく入り込んでDNAを破壊して回るのである。
トリチウムが自然消滅するには、生成から百年を要する。
この間に、どれほど多くの子供たちがダウン症や白血病で残酷な悲劇に見舞われるか想像もつかない。
◆ こんな危険な物質を作り出しながら電気を供給することに何の知性が存在するというのだろう?
そこにあるのは、自分たちが最先端の科学技術を手にしているという、愚かな自己陶酔、優越感だけだ。
他の放射能ばらまき集団と同じで、子供たちの未来を何一つ考えないで、目先の金儲けと権力欲だけに奔走する愚劣きわまりない利己主義者の姿である。
電気を売るとの名目だが、本当はは戦争の技術開発に過ぎない。核融合の研究とは、すなわち水爆開発以外ありえないのである。
原子力を扱うことの意味は、国家という虚構の自己肥大、自己陶酔、自分たちが選ばれた人間であるとの愚かな優越感、他国を圧倒したいと考える優越妄想、他国の脅威という被害妄想であって、人間の愚かさの究極の姿だと知るべきなのだ。
こんなゴミのような低俗な権力者ばかりがのさばり、ウルグアイのムヒカ前大統領のような人間愛に満ちた人を見ることは滅多になくなってしまった。
核開発あるかぎり子供たちの未来は残酷の一語である。
この世界の究極の法則は「因果応報」=与えたものを受け取るという意味であるとすれば、こうした、あまりに愚かな原子力開発は、同時に我々に内在する思想と人間性の反映といえるかもしれない。
◆ ≪ 地下では溶融核燃料が再臨界している。その証拠が、ヨウ素131やテルル129mなど短寿命核種の検出である≫
*
◎ 全文は ⇒ こちら
Posted by 大沼安史 at 10:34 午前 | Permalink