〔フクイチ核惨事の真相 米NRC(原子力規制委)情報公開文書で判明〕◆ 3号機MOX炉大爆発 ―― 放射能プルームは、こう流れた! 放射性ヨウ素の拡散も予想されていた! ◎ 日本では隠蔽された「SPEEDI・フクイチ放射能拡散予測」が米市民団体が米国の市民団体「エンフォーマブル」がNRCの情報公開で入手し、ネットで公開!
★ 4号機キノコ雲爆発が起きたのは、2011年3月14日午前11時1分。
◎ 同日午前11時放出、同11~12時の「大気中濃度(ヨウ素)(地上高)」のSPEEDI拡散予測は以下の通り。(鮮明なものは、下記リンクをクリック)
3号機爆発時点では風向きは(幸いなことに)海へ。
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◎ その状態は(ほんとうに幸運なことに)同日夜8時過ぎまで続くが、午後9時放出、同9~10時の「大気中濃度(ヨウ素)(地上高)」のSPEEDI拡散予測は、フクイチからのプルームが浜通りを南下しはじめる姿をとらえている。
( 下段に続く ↓ )
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◎ 左は、同じ午後9時放出 10~11時の拡散予測。
◎ そして、午後10時放出 11~12時の拡散予測。この拡散予測は「狭域図」なので、プルームは、いわき方向から、茨城方面へむかったことが想定されるが、どこまで、どの範囲に拡散・到達したかは明らかではない。
◎ フクイチ・ヨウ素プルームは翌日朝まで、太平洋岸を南下し続けるが、「15日午前6時放出 6~7時の〔2号機を起点とした〕拡散予測図となると、真南から南南西へ、つまり内陸よりに方向を変えるようになる。
(14日までの予測図は3号機起点のものだが、15日以降の分は2号機を起点としたものに変わっている。これはフクイチ核惨事の次の焦点が2号機に移ったためとみられる)
◎ 15日の午前中、フクイチ・ヨウ素プルームはじりじり時計回り(西より)に方向に変えてゆく。
これは、正午放出、午後1~2時の拡散予測。
◎ そして午後1時放出 午後2~3時の姿。
◎ 午後2時放出 午後3~4時の姿。
◎ 午後4時放出 午後5~6時には。
◎ 午後6時放出 午後7~8時には。
◎ 午後7時放出 午後8~9時には。
◎ しばらく、北北西に流れたあと、午後11時放出 午後12~よく16日午前1時には。
――となって、15日の予測を終えている。
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★ わたしは、この米国で情報公開されたこのSPEEDI予測図は、こんご被曝被害の損害賠償――あるいは政府の意図的なSPEEDI隠ぺいによる無用な被曝被害を立証するにあたって、きわめて重要な資料ではないか、と考えている。
関係各位はどうか、下記の「エンフォーマブル」の公開資料にあたって、その目でたしかめていただきたい。
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〔★は大沼〕 ◎ Fukushima SPEEDI Data(最下段参照)⇒ こちらhttp://enformable.com/fukushima-radiation-data/
◎ 3月14日 SPEEDI予測 ⇒ こちら
http://ja.scribd.com/doc/86582918/SPEEDI-Images-March-14
◎ 同 15日 同 ⇒ こちら
http://ja.scribd.com/doc/86583163/SPEEDI-Images-March-15
Posted by 大沼安史 at 08:04 午後 | Permalink