〔フクイチ核惨事の真相 米NRC(原子力規制委)情報公開文書で判明〕◆ フクイチ放射能大気放出規模(ソースターム) (1)2号機原子炉の核燃料の25%が大気放出 (2)3号機核燃プールの核燃の50%が大気放出 (3)4号機核燃プールの核燃の100%が大気放出 ―― NRCが「3・18」時点で、米政府機関の「大気放出勧告センター(NARAC=National Atmospheric Release Advisory Center)」が上記、ソースターム情報を得ていたことを確認!
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★ NARACがソースターム情報をどこから得ていたか、開示文書には書かれていないが、米軍・米エネルギー省レベルからの、偵察衛星なを駆使したトップシークレットの情報ではないかと見られる。
これがNRCの2011年3月18日午後9時24分(日本時間17日午前10時24分)時点での発信メールに記載されていた意味は大きい。
フクイチの核溶融・爆発プロセスが進行し、すでに、ほぼ1週間の時間が過ぎた段階での「ソースターム情報」が、そこに明記されたいたわけだから。
このなかで特に衝撃的なのは、(3)4号機核燃プールの100%が大気放出――である。
100%ということは、核燃プールの核燃が全部、溶融し大気放出されていた、ということになるわけだ。
となると、東電の4号機の核燃プール内核燃の「移送処理」は「やらせ」のカモフラージュ作業ということになる!
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このソースタームをもとに計算をし直すと、フクイチの環境放出量は、チェルノブイリなど比較にならない、とんでもないものになるのではないか?
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〔★は大沼〕 ◎ ワシントン・ブログ Declassified U.S. Government Report Prepared a Week After Fukushima Accident: “100% of The Total Spent Fuel Was Released to the Atmosphere from Unit 4”
(2015年12月10日付け) ⇒ http://www.washingtonsblog.com/2015/12/declassified-u-s-government-report-week-fukushima-accident-100-total-spent-fuel-released-atmosphere-unit-4.html
・ The source term provided to NARAC was: (1) 25% of the total fuel in unit 2 released to the atmosphere, (2) 50% of the total spent fuel from unit 3 was released to the atmosphere, and (3) 100% of the total spent fuel was released to the atmosphere from unit 4.
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◎ 米NRC 情報公開文書
(pdf文書 7頁を参照) ⇒ http://pbadupws.nrc.gov/docs/ML1212/ML12122A949.pdf
Posted by 大沼安史 at 06:45 午後 | Permalink