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2016-01-20

〔フクイチ核惨事の真相 米NRC情報公開文書で判明〕◆ 4号機核燃プール ―― 2011年3月29日(米東部時間)のNRC(原子力規制委)の「重要度・高(Importance: High)」メールに、「SFP4プール、冷却水が十分に失われたことで、発生した水素ガスによる破局的な爆発で4号機格納容器、損傷の可能性」と明記!

 

Csx0ntwukaelyhj★ 4号機の核燃プールの爆発が、4号機の原子炉(定期点検で炉内に核燃料がなかったはずなのに……)の「核暴走」を引き起こしていた!?

 このNRCメールは、槌田敦さん、岩田清さんが指摘する、4号機炉「核暴走」説を裏付けるものだ! (⇒ こちら  )

 ★ 写真は岩田清さんの画像解析。

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 ★ 東電・日本政府が3・11当時、定期点検中の4号機炉で何をしていたのか?

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 ★ 4号機核燃プールでの水素爆発がここでも確認された! そしてその「破局的な爆発(catastrophic explosion)」が、なんと4号機原子炉の格納容器を損傷した可能性も浮上!

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 ★ 米国の市民団体「エンフォーマブル」が整理・分析したNRCフクシマ情報開示文書の中に、「Importance: High」のメール(ワシントン時間 2011年3月29日午後10時56分発)が含まれ、そこにフクイチの「想定される現状(Assumed status )」が記されていた。

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〔★は大沼〕 ◎ March 29th, 2011 – Status of 3 Units and 4 pools – Realistic Scenarios
 ⇒ こちら

 http://enformable.com/2011/12/march-29th-2011-status-of-3-units-and-4-pools-realistic-scenarios/

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 ★ このうち「4号機核燃プール」は、どうだったか?

 それによると、SFP4の「想定される現状」は、

 ① 構造的な損傷の存在は知られており、プールの全重

量を支えきれない恐れがある。
 Structural damage to pool area is known to exist, and structure may not support a full pool weight load.

 ② 冷却水が十分に失われたことで、発生した水素ガス

による破局的な爆発で4号機格納容器、損傷の可能性あり
 Pool was likely dry enough to have cladding/water reaction which produced enough hydrogen to lead to catastrophic explosion that destroyed secondary containment.

 ――という、とんでもないものだった。

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 ★ プール倒壊の恐れ、プールの水素爆発で格納容器が

損傷の恐れ!

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 ★ 4号機の炉心にあった核燃料(NRCは1331束

としている)は4ヵ月ほど前にプールに移された――とも

「想定される現状」に書かれているが、核物理学者の槌田敦さんや、画像分析の岩田清さんは、4号機の炉で――定期点検中のはずの4号機原子炉で核暴走など異常が発生したと指摘している。

 プールでの水素爆発で、原子炉の格納容器が損傷。

 炉内にひそかに持ち込まれていた核物質が「核暴走」を起こしたのではないか?

 この謎は解かれなければならない。

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 ・ SFP 4: 1331 bundles. Full core offload about 120 days ago. No checker boarding of hotter fuel.

Structural damage to pool area is known to exist, and structure may not support a full pool weight load.

Pool leakage likely, requiring addition of water periodically. Pool was likely dry enough to have cladding/water reaction which produced enough hydrogen to lead to catastrophic explosion that destroyed secondary containment.

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 ◎参考  〔フクイチ核惨事 4号機原子炉から蒸気が噴き上げる〕◆ 「3・11」の際、「定期点検中」で、核燃料がないはずだった4号機の原子炉から「激しく湯気立って居る」のを、岩田清さんが画像解析で確認! ★ これは槌田敦さんが指摘する「〔定検中なのになぜか核燃料が装荷されていた――おまけに、蓋が開いていた〕「4号機原子炉内の核暴走」を裏付ける、決定的な証拠ではないか!
 ⇒ こちら

 http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/11/post-3c5d.html

 ★ 熱物理学者の槌田敦さんは、共著著、『福島原発多重人災 東電の責任を問う』(日本評論社)のなかで、こう指摘している。96~97頁)

 ・ ……3月15日の4号機の爆発では、蓋が開いた原子炉内部での核暴走の結果としての水蒸気爆発と考えられる。

Posted by 大沼安史 at 07:36 午後 |