〔フクイチ核惨事 世界の目〕◆ 米国の作家・エディターのジェフリー・セントクレアさんが「フクシマ隠蔽」工作に警鐘! /「原子力熱狂徒(atomic zealots)によって、フクシマ・メルトダウンは警告譚ではなく、逆に安全性・効率性・永続性を証明するものに変えられている」 ―― 「誰も放射能で死んでいない、病気になってもいない」! ★ 6年目の真実、2016年問題を隠蔽することはできない! 地割れから噴き出すものが偽装のカバーを吹き飛ばすだろう!
★ セントクレアさん(米誌「カウンターパンチ」のエディターで作家)は、「フクイチ隠蔽工作」を、「フクシマ・モナムール(Fukushima Mon Amour)」―― 我が愛のフクシマ(工作)と言おうと呼びかけている。
あるいは、「不安の止め方、核の愛し方」(工作)と呼ぼう、と。
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〔★は大沼〕 ◎ Fukushima Mon Amour
(22日付け)⇒ http://www.counterpunch.org/2016/01/22/fukushima-mon-amour-2/
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★ 東海アマさんへのネット妨害など、たしかに、とくに今年になってからの、フクシマに関する情報封鎖には目にあまるものがある。
相次ぐ、テレビのニュースキャスターの交代劇も、安倍政権下による一連の言論統制の強化のなかで起きたことだ。
原発推進派としてセントクレアさんのいう「フクシマ・モナムール」工作で乗り切るしかないのだろうが、ことしは「2016年問題」が噴き出す年である。
セントクレアさんが言うように、フクイチ核惨事はいまようやく始まったばかり、なのだ。
それ以外、ありえない深刻かつ過酷な事態なのだ。
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★ ことし、一気に噴き出すフクイチ被曝問題!
セントクレアさんの記事についた上記イラストは、フクイチの現状を、悲しくも見事に描きだした風刺画である。
あの映画『7年目の浮気(The Seven Year Itch)』のマリリン・モンローがガスマスクをつけている。
地割れから噴き出しているのは、ニューヨークの都市スチームではなく、フクイチ・メルトダウンからの放射性ガス・蒸気である。
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★ ことしでフクイチ核惨事は6年目を迎えるが、7年目の来年にかけ、被曝問題は最初の山場を迎える。
これ以上の隠蔽はもはや無理。
東電・日本政府・関係自治体は仕切り直しで、被曝対策と石棺化という最重要課題に、それこそ総力を挙げて取り組むべきである。
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・ In brief, the revised story of the Fukushima meltdown goes something like this: the Daiichi facility was struck by an unprecedented event, unlikely to be repeated; the failsafe systems worked; the meltdown was swiftly halted; the spread of radioactive contamination contained and remediated; no lives or illnesses resulted from the crisis. Full-speed ahead!
・ For Reagan and other atomic zealots, the Fukushima meltdown did not represent a cautionary tale, but served as a real time exemplar of the safety, efficiency and durability of nuclear power. Call it Fukushima Mon Amour, or How They Stopped Worrying and Learned to Love the Atom.
Posted by 大沼安史 at 05:33 午後 | Permalink