〔フクイチ核惨事の真相 米NRC情報開示文書〕◆ 日本の〔自衛隊〕ヘリコプターが1機(a Japanese helo)、〔トモダチ作戦で洋上に展開し、洋上被曝問題が水兵らの対東電集団訴訟に発展している〕米空母「ロナルド・レーガン」に着艦していたことが明るみに! そして――しかも、同ヘリは「放射能で汚染されていた」ことが、日本時間2011年3月14日午前5時過ぎに発せられた米側メールで判明! ★ 自衛隊ヘリの機体より、プルームを突っ切ったヘリ乗員の被曝が心配だ!
★ 米国の市民団体「エンフォーマブル」が整理・分析したNRCフクシマ情報開示文書の中に、米国東部時間2011年3月13日午後4時3分(日本時間14日午前5時3分)に発せられたNRCの部内周知メールが含まれ、そこに、以下のような事実が書かれていた。
① 空母「ロナルド・レーガン」の0.6ミリレムという(空中)放射線量測定結果は、(フクイチの)2つの原子炉のベントと一致したものだ。
USS Ronald Reagan readings at 0.6 mREM which we belief are consistent with a venting operation for two units.
② 日本のヘリコプターが1機、「ロナルド・レーガン」に着艦した。このヘリは放射能に汚染されていた。
A Japanese helo landed on USS Reagan and was contaminated
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★ わたしはNRCのフクシマ電話会議議事録(3月13日分)のなかで、空母「ロナルド・レーガン」のヘリが、日本の自衛艦の旗艦に着艦。ヘリ・クルー(複数人数)が自衛艦旗艦の甲板に降り立ち、その後、「ロナルド・レーガン」に帰投した際、靴底の放射能汚染が確認された事実を知り、本ブログで報じていたが( ⇒ こちら )、逆に「ロナルド・レーガン」に着艦した、日本の(おそらく)自衛隊のヘリがいて、それが放射能に汚染されていたことは、今回のメールを見るまで知らなかった。
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★ この日本側ヘリは、太平洋沖合に展開したていたはずの海上自衛艦の艦隊から飛び立ったものとみられる。
NRCメールは、「着艦した日本ヘリ1機が放射能に汚染」と書かれているだけで、詳しいことは不明だが、おそらくは前日、13日段階での「ロナルド・レーガン」ヘリの汚染確認を受けて、米側は着艦した日本ヘリの放射能汚染をただちにチェックしたものとみられる。
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★ NRCメールはまた、「ヘリは汚染されていた」と書いているだけで、日本側乗員について何も言及していない。
日本(自衛隊)ヘリがフクイチから放出されたプルームの中を突っ切って飛行していたとしたが、乗員らは高濃度の放射能を浴び、相当な外・内部被曝をしたはずだ。
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★ 日本政府は事故当時の自衛隊の洋上での活動と、海上自衛艦の被爆状況について、情報を開示すべきである。
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〔★は大沼〕 ◎ March 13th, 2011 – FOIA UPDATE from 15:30 telecon – Reactor 3 core believed 50% uncovered in first 2 days
⇒ こちら http://enformable.com/2011/09/march-13th-2011-update-from-1530-telecon-reactor-3-core-believed-50-uncovered-in-first-2-days/
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・ USS Ronald Reagan readings at 0.6 mREM which we belief are consistent with a venting operation for two units. A Japanese helo landed on USS Reagan and was contaminated
Posted by 大沼安史 at 03:41 午後 | Permalink